(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024139282
(43)【公開日】2024-10-09
(54)【発明の名称】半導体装置および半導体装置の製造方法
(51)【国際特許分類】
H01L 21/338 20060101AFI20241002BHJP
H01L 21/28 20060101ALI20241002BHJP
H01L 21/768 20060101ALI20241002BHJP
H01L 21/3205 20060101ALI20241002BHJP
【FI】
H01L29/80 U
H01L29/80 H
H01L21/28 301R
H01L21/28 301B
H01L21/90 B
H01L21/88 J
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023050154
(22)【出願日】2023-03-27
(71)【出願人】
【識別番号】000154325
【氏名又は名称】住友電工デバイス・イノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】堤 優也
【テーマコード(参考)】
4M104
5F033
5F102
【Fターム(参考)】
4M104AA04
4M104AA07
4M104BB02
4M104BB09
4M104BB14
4M104BB17
4M104CC01
4M104DD08
4M104DD34
4M104DD52
4M104DD68
4M104EE06
4M104EE17
4M104FF02
4M104FF17
4M104GG12
4M104HH20
5F033GG02
5F033HH08
5F033HH13
5F033HH18
5F033HH21
5F033JJ13
5F033KK07
5F033MM30
5F033NN32
5F033PP15
5F033PP27
5F033VV04
5F102GB02
5F102GC01
5F102GD01
5F102GJ02
5F102GL04
5F102GM04
5F102GQ01
5F102GR04
5F102GR07
5F102GT01
5F102GV06
5F102GV08
5F102HC01
5F102HC02
5F102HC11
5F102HC15
5F102HC19
5F102HC30
(57)【要約】
【課題】小型化できる半導体装置および半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置は、基板と、前記基板の上に設けられた第1窒化物半導体層と、前記第1窒化物半導体層の上に設けられた第1金属層と、前記第1金属層の上に設けられた第2金属層と、前記第2金属層の上に設けられた第3金属層と、を有し、前記基板、前記第1窒化物半導体層および前記第1金属層に、前記基板、前記第1窒化物半導体層および前記第1金属層を貫通し、前記第2金属層が露出する貫通孔が形成されており、前記第1金属層は、前記第1窒化物半導体層にオーミック接触し、反応性ガスを用いたエッチングに対する前記第2金属層の耐性は、前記反応性ガスを用いたエッチングに対する前記第1金属層の耐性よりも高く、前記第3金属層の抵抗率は、前記第1金属層の抵抗率および前記第2金属層の抵抗率よりも低く、前記貫通孔の内側に設けられ、前記第2金属層に直接接触する第4金属層を有する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、
前記基板の上に設けられた第1窒化物半導体層と、
前記第1窒化物半導体層の上に設けられた第1金属層と、
前記第1金属層の上に設けられた第2金属層と、
前記第2金属層の上に設けられた第3金属層と、
を有し、
前記基板、前記第1窒化物半導体層および前記第1金属層に、前記基板、前記第1窒化物半導体層および前記第1金属層を貫通し、前記第2金属層が露出する貫通孔が形成されており、
前記第1金属層は、前記第1窒化物半導体層にオーミック接触し、
反応性ガスを用いたエッチングに対する前記第2金属層の耐性は、前記反応性ガスを用いたエッチングに対する前記第1金属層の耐性よりも高く、
前記第3金属層の抵抗率は、前記第1金属層の抵抗率および前記第2金属層の抵抗率よりも低く、
前記貫通孔の内側に設けられ、前記第2金属層に直接接触する第4金属層を有する、半導体装置。
【請求項2】
前記反応性ガスは塩素またはフッ素を含む、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記基板は炭化珪素基板である、請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1窒化物半導体層は、
前記第1金属層に対向する面に凹部が形成された第2窒化物半導体層と、
前記凹部内に設けられ、前記第2窒化物半導体層よりもキャリアの密度が高い第3窒化物半導体層と、
を有し、
前記第1金属層は、前記第3窒化物半導体層にオーミック接触する、請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第2金属層は、前記貫通孔に露出するニッケル層を有する、請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記ニッケル層は電解ニッケルめっき層であり、
前記第1金属層と前記電解ニッケルめっき層との間に設けられためっき下地層を有する、請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記ニッケル層は無電解ニッケルめっき層であり、
前記第1金属層と前記無電解ニッケルめっき層との間に設けられた触媒層と、
前記第1金属層と前記触媒層との間に設けられ、前記第1金属層および前記触媒層に直接接触する密着層と、
を有する、請求項5に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1金属層は、前記第1窒化物半導体層に直接接触するチタン層、タンタル層、金層またはアルミニウム層を有する、請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第2金属層は、前記貫通孔に露出する無電解ニッケルめっき層を有し、
前記第1金属層は、
前記第3窒化物半導体層と前記無電解ニッケルめっき層との間に設けられた触媒層と、
前記第3窒化物半導体層と前記触媒層との間に設けられ、前記第3窒化物半導体層および前記触媒層に直接接触する密着層を有する、請求項4に記載の半導体装置。
【請求項10】
炭化珪素基板と、
前記炭化珪素基板の上に設けられた第1窒化物半導体層と、
前記第1窒化物半導体層の上に設けられたチタン層、タンタル層、金層またはアルミニウム層を有する第1金属層と、
前記第1金属層の上に設けられたニッケルめっき層と、
前記ニッケルめっき層の上に設けられた第1金層と、
を有し、
前記第1窒化物半導体層は、
前記第1金属層に対向する面に凹部が形成された第2窒化物半導体層と、
前記凹部内に設けられ、前記第2窒化物半導体層よりもキャリアの密度が高い第3窒化物半導体層と、
を有し、
前記炭化珪素基板、前記第1窒化物半導体層および前記第1金属層に、前記炭化珪素基板、前記第1窒化物半導体層および前記第1金属層を貫通し、前記ニッケルめっき層が露出する貫通孔が形成されており、
前記第1金属層は、前記第3窒化物半導体層にオーミック接触し、
前記貫通孔の内側に設けられ、前記ニッケルめっき層に直接接触する第2金層を有する、半導体装置。
【請求項11】
基板の上に第1窒化物半導体層を形成する工程と、
前記第1窒化物半導体層の上に、前記第1窒化物半導体層にオーミック接触する第1金属層を形成する工程と、
前記第1金属層の上に、前記第1金属層よりも反応性ガスを用いたエッチングに対する耐性が高い第2金属層を形成する工程と、
前記第2金属層の上に、前記第1金属層および前記第2金属層よりも抵抗率が低い第3金属層を形成する工程と、
前記反応性ガスを用いたエッチングにより、前記基板、前記第1窒化物半導体層および前記第1金属層に、前記基板、前記第1窒化物半導体層および前記第1金属層を貫通し、前記第2金属層が露出する貫通孔を形成する工程と、
前記貫通孔の内側に、前記第2金属層に直接接触する第4金属層を形成する工程と、
を有する、半導体装置の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
基板の上に半導体層が形成され、半導体層の上に金属層がエッチングストッパとして形成され、基板および半導体層にエッチングストッパに達する貫通孔が形成され、基板の下面に貫通孔を通じてエッチングストッパに接続された裏面電極が形成された半導体装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-145546号公報
【特許文献2】特開2020-17647号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の半導体装置においては、エッチングストッパとして形成される金属層と半導体層とをオーミック接触させることができないため、オーミック接触を確保するための金属層が設けられている。このため、貫通孔が多いほど、半導体装置の小型化がより困難になっている。
【0005】
本開示は、小型化できる半導体装置および半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の半導体装置は、基板と、前記基板の上に設けられた第1窒化物半導体層と、前記第1窒化物半導体層の上に設けられた第1金属層と、前記第1金属層の上に設けられた第2金属層と、前記第2金属層の上に設けられた第3金属層と、を有し、前記基板、前記第1窒化物半導体層および前記第1金属層に、前記基板、前記第1窒化物半導体層および前記第1金属層を貫通し、前記第2金属層が露出する貫通孔が形成されており、前記第1金属層は、前記第1窒化物半導体層にオーミック接触し、反応性ガスを用いたエッチングに対する前記第2金属層の耐性は、前記反応性ガスを用いたエッチングに対する前記第1金属層の耐性よりも高く、前記第3金属層の抵抗率は、前記第1金属層の抵抗率および前記第2金属層の抵抗率よりも低く、前記貫通孔の内側に設けられ、前記第2金属層に直接接触する第4金属層を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、半導体装置を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、第1実施形態に係る半導体装置におけるゲート電極、ソース配線およびドレイン配線のレイアウトを示す図である。
【
図2】
図2は、第1実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
【
図3】
図3は、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その1)である。
【
図4】
図4は、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その2)である。
【
図5】
図5は、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その3)である。
【
図6】
図6は、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その4)である。
【
図7】
図7は、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その5)である。
【
図8】
図8は、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その6)である。
【
図9】
図9は、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その7)である。
【
図10】
図10は、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その8)である。
【
図11】
図11は、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その9)である。
【
図12】
図12は、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その10)である。
【
図13】
図13は、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その11)である。
【
図14】
図14は、参考例に係る半導体装置を示す断面図である。
【
図15】
図15は、第2実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
【
図16】
図16は、第3実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
【
図17】
図17は、第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その1)である。
【
図18】
図18は、第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その2)である。
【
図19】
図19は、第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その3)である。
【
図20】
図20は、第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その4)である。
【
図21】
図21は、第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その5)である。
【
図22】
図22は、第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その6)である。
【
図23】
図23は、第4実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
【
図24】
図24は、第5実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
【
図25】
図25は、第5実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その1)である。
【
図26】
図26は、第5実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その2)である。
【
図27】
図27は、第5実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その3)である。
【
図28】
図28は、第6実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
【
図29】
図29は、第6実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その1)である。
【
図30】
図30は、第6実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その2)である。
【
図31】
図31は、第6実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その3)である。
【
図32】
図32は、第6実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その4)である。
【
図33】
図33は、第6実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その5)である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
〔1〕 本開示の一態様に係る半導体装置は、基板と、前記基板の上に設けられた第1窒化物半導体層と、前記第1窒化物半導体層の上に設けられた第1金属層と、前記第1金属層の上に設けられた第2金属層と、前記第2金属層の上に設けられた第3金属層と、を有し、前記基板、前記第1窒化物半導体層および前記第1金属層に、前記基板、前記第1窒化物半導体層および前記第1金属層を貫通し、前記第2金属層が露出する貫通孔が形成されており、前記第1金属層は、前記第1窒化物半導体層にオーミック接触し、反応性ガスを用いたエッチングに対する前記第2金属層の耐性は、前記反応性ガスを用いたエッチングに対する前記第1金属層の耐性よりも高く、前記第3金属層の抵抗率は、前記第1金属層の抵抗率および前記第2金属層の抵抗率よりも低く、前記貫通孔の内側に設けられ、前記第2金属層に直接接触する第4金属層を有する。
【0011】
第1金属層と第3金属層との間に第2金属層が設けられ、反応性ガスを用いたエッチングに対する第2金属層の耐性が、当該反応性ガスを用いたエッチングに対する第1金属層の耐性よりも高い。このため、貫通孔の形成の際に第2金属層をエッチングストッパとして用いることができる。従って、平面視で、第2金属層用の領域を第1金属層用の領域から離して設ける必要がなく、第2金属層用の領域を第1金属層用の領域から離して設けた構成と比較して、小型化できる。
【0012】
〔2〕 〔1〕において、前記反応性ガスは塩素またはフッ素を含んでもよい。反応性ガスが塩素を含む場合、第1窒化物半導体層をエッチングしやすく、反応性ガスがフッ素を含む場合、基板および第1窒化物半導体層をエッチングしやすい。
【0013】
〔3〕 〔1〕または〔2〕において、前記基板は炭化珪素基板であってもよい。この場合、第1窒化物半導体層に良好な結晶性を得やすい。
【0014】
〔4〕 〔1〕から〔3〕のいずれかにおいて、前記第1窒化物半導体層は、前記第1金属層に対向する面に凹部が形成された第2窒化物半導体層と、前記凹部内に設けられ、前記第2窒化物半導体層よりもキャリアの密度が高い第3窒化物半導体層と、を有し、前記第1金属層は、前記第3窒化物半導体層にオーミック接触してもよい。この場合、第1金属層と第1窒化物半導体層との間の接触抵抗を低減できる。
【0015】
〔5〕 〔1〕から〔4〕のいずれかにおいて、前記第2金属層は、前記貫通孔に露出するニッケル層を有してもよい。塩素またはフッ素を含む反応性ガスを用いたエッチングに対して優れた耐性を得やすい。
【0016】
〔6〕 〔5〕において、前記ニッケル層は電解ニッケルめっき層であり、前記第1金属層と前記電解ニッケルめっき層との間に設けられためっき下地層を有してもよい。この場合、めっき下地層を給電経路として用いた電解めっきにより第2金属層を厚く形成しやすい。
【0017】
〔7〕 〔5〕において、前記ニッケル層は無電解ニッケルめっき層であり、前記第1金属層と前記無電解ニッケルめっき層との間に設けられた触媒層と、前記第1金属層と前記触媒層との間に設けられ、前記第1金属層および前記触媒層に直接接触する密着層と、を有してもよい。この場合、無電解めっきにより第2金属層を厚く形成しやすい。
【0018】
〔8〕 〔1〕から〔7〕のいずれかにおいて、前記第1金属層は、前記第1窒化物半導体層に直接接触するチタン層、タンタル層、金層またはアルミニウム層を有してもよい。この場合、第1金属層を第1窒化物半導体層にオーミック接触させやすい。
【0019】
〔9〕 〔4〕において、前記第2金属層は、前記貫通孔に露出する無電解ニッケルめっき層を有し、前記第1金属層は、前記第3窒化物半導体層と前記無電解ニッケルめっき層との間に設けられた触媒層と、前記第3窒化物半導体層と前記触媒層との間に設けられ、前記第3窒化物半導体層および前記触媒層に直接接触する密着層を有してもよい。この場合、第1金属層を用いて無電解めっきにより第2金属層を厚く形成できる。
【0020】
〔10〕 本開示の他の一態様に係る半導体装置は、炭化珪素基板と、前記炭化珪素基板の上に設けられた第1窒化物半導体層と、前記第1窒化物半導体層の上に設けられたチタン層、タンタル層、金層またはアルミニウム層を有する第1金属層と、前記第1金属層の上に設けられたニッケルめっき層と、前記ニッケルめっき層の上に設けられた第1金層と、を有し、前記第1窒化物半導体層は、前記第1金属層に対向する面に凹部が形成された第2窒化物半導体層と、前記凹部内に設けられ、前記第2窒化物半導体層よりもキャリアの密度が高い第3窒化物半導体層と、を有し、前記炭化珪素基板、前記第1窒化物半導体層および前記第1金属層に、前記炭化珪素基板、前記第1窒化物半導体層および前記第1金属層を貫通し、前記ニッケルめっき層が露出する貫通孔が形成されており、前記第1金属層は、前記第3窒化物半導体層にオーミック接触し、前記貫通孔の内側に設けられ、前記ニッケルめっき層に直接接触する第2金層を有する。
【0021】
貫通孔の形成の際にニッケルめっき層をエッチングストッパとして用いることができる。従って、平面視で、ニッケルめっき層用の領域を第1金属層用の領域から離して設ける必要がなく、ニッケルめっき層用の領域を第1金属層用の領域から離して設けた構成と比較して、小型化できる。
【0022】
〔11〕 本開示の更に他の一態様に係る半導体装置の製造方法は、基板の上に第1窒化物半導体層を形成する工程と、前記第1窒化物半導体層の上に、前記第1窒化物半導体層にオーミック接触する第1金属層を形成する工程と、前記第1金属層の上に、前記第1金属層よりも反応性ガスを用いたエッチングに対する耐性が高い第2金属層を形成する工程と、前記第2金属層の上に、前記第1金属層および前記第2金属層よりも抵抗率が低い第3金属層を形成する工程と、前記反応性ガスを用いたエッチングにより、前記基板、前記第1窒化物半導体層および前記第1金属層に、前記基板、前記第1窒化物半導体層および前記第1金属層を貫通し、前記第2金属層が露出する貫通孔を形成する工程と、前記貫通孔の内側に、前記第2金属層に直接接触する第4金属層を形成する工程と、を有する。
【0023】
貫通孔の形成の際に第2金属層をエッチングストッパとして用いることができる。従って、平面視で、第2金属層用の領域を第1金属層用の領域から離して設ける必要がなく、第2金属層用の領域を第1金属層用の領域から離して設ける構成と比較して、小型化できる。
【0024】
[本開示の実施形態の詳細]
以下、本開示の実施形態について詳細に説明するが、本開示はこれらに限定されるものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省くことがある。また、以下の説明では、XYZ直交座標系を用いるが、当該座標系は、説明のために定めるものであって、半導体装置の姿勢について限定するものではない。また、任意の点からみて、+Z側を上方、上側または上ということがあり、-Z側を下方、下側または下ということがある。
【0025】
(第1実施形態)
第1実施形態について説明する。第1実施形態はGaN系高電子移動度トランジスタ(high electron mobility transistor:HEMT)を含む半導体装置に関する。
【0026】
[半導体装置の構成]
第1実施形態に係る半導体装置の構成について説明する。
図1は、第1実施形態に係る半導体装置におけるゲート電極、ソース配線およびドレイン配線のレイアウトを示す図である。
図2は、第1実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
図2は、
図1中のII-II線に沿った断面図に相当する。
【0027】
図1および
図2に示すように、第1実施形態に係る半導体装置1は、主として、基板10と、半導体層21と、ゲート電極30と、ソース電極131Sと、ドレイン電極131Dと、エッチングストッパ133Sと、エッチングストッパ133Dと、ソース配線134Sと、ドレイン配線134Dと、裏面電極12とを有する。半導体層21は、半導体層22と、半導体層23Sと、半導体層23Dとを有する。半導体層21は第1窒化物半導体層の一例である。
【0028】
基板10は、例えば炭化珪素(SiC)基板である。半導体層22は基板10の上に設けられている。半導体層22は、例えばガリウム(Ga)を含む窒化物半導体層である。窒化物半導体層は、電子走行層(チャネル層)および電子供給層(バリア層)等の高電子移動度トランジスタの一部を構成する。半導体層22は第2窒化物半導体層の一例である。
【0029】
半導体層22の上面22Aに複数の凹部25Sおよび複数の凹部25Dが形成されている。凹部25Sおよび25DはY軸方向に平行に延び、X軸方向に交互に設けられている。例えば、凹部25Sおよび25Dは電子走行層(チャネル層)に達する。凹部25Sおよび25Dの底面が電子走行層にあってもよい。
【0030】
半導体装置1は絶縁膜41を有する。絶縁膜41は半導体層22の上面22Aを覆う。例えば、絶縁膜41は窒化シリコン(SiN)膜等の窒化膜である。絶縁膜41に、複数の開口部41Sと、複数の開口部41Dとが形成されている。開口部41Sおよび41DはY軸方向に平行に延びる。開口部41Sは凹部25Sに連なり、開口部41Dは凹部25Dに連なる。
【0031】
半導体層23Sは凹部25Sに設けられ、半導体層23Dは凹部25Dに設けられている。半導体層23Sの一部が開口部41Sの内側にあってもよく、半導体層23Dの一部が開口部41Dの内側にあってもよい。例えば、半導体層23Sおよび23Dは、導電型がn型の窒化ガリウム(GaN)層である。半導体層23Sおよび23Dは再成長層である。半導体層23Sおよび23Dにおけるキャリアの密度は、半導体層22におけるキャリアの密度よりも高い。半導体層23Sおよび23Dは、例えば1.0×1018cm-3以上の濃度でn型の不純物原子を含有する。半導体層23Sおよび半導体層23Dは、例えば縮退半導体層である。n型の不純物は、例えばシリコン(Si)またはゲルマニウム(Ge)である。半導体層23Sは第3窒化物半導体層の一例である。
【0032】
ソース電極131Sおよびドレイン電極131DはY軸方向に平行に延びる。ソース電極131Sは、平面視で開口部41Sの内側で半導体層23Sの上に設けられている。ソース電極131Sは、例えば、半導体層23Sに直接接触するアルミニウム(Al)層を有する。ドレイン電極131Dは、平面視で開口部41Dの内側で半導体層23Dの上に設けられている。ドレイン電極131Dは、例えば、半導体層23Dに直接接触するAl層を有する。ソース電極131Sは半導体層23Sにオーミック接触し、ドレイン電極131Dは半導体層23Dにオーミック接触する。ソース電極131Sは第1金属層の一例である。半導体層22の上面22Aはソース電極131Sおよびドレイン電極131Dに対向する。
【0033】
半導体装置1は絶縁膜42を有する。絶縁膜42は、絶縁膜41、半導体層23S、半導体層23D、ソース電極131Sおよびドレイン電極131Dを覆う。例えば、絶縁膜42はSiN膜等の窒化膜である。絶縁膜41および42の積層体に複数の開口部40Gが形成されている。開口部40GはY軸方向に平行に延びる。開口部40Gは、X軸方向で隣り合う開口部41Sと開口部41Dとの間に設けられている。
【0034】
ゲート電極30はY軸方向に平行に延びる。ゲート電極30は、開口部40Gを覆い、開口部40Gを通じて半導体層21にショットキー接触している。ゲート電極30は、例えば、上方に向かって順に積層されたニッケル(Ni)層および金(Au)層を有する。
図1に示すように、複数のゲート電極30がゲート共通接続部31に接続されている。
【0035】
半導体装置1は絶縁膜43を有する。絶縁膜43は、ゲート電極30および絶縁膜42を覆う。例えば、絶縁膜43はSiN膜等の窒化膜である。絶縁膜42および43の積層体に、複数の開口部40Sと、複数の開口部40Dとが形成されている。開口部40Sおよび40DはY軸方向に平行に延びる。開口部40Sはソース電極131Sに達し、開口部40Dはドレイン電極131Dに達する。
【0036】
半導体装置1はめっき下地層132Sおよび132Dを有する。めっき下地層132Sおよび132DはY軸方向に平行に延びる。めっき下地層132Sは、開口部40Sの底面および内壁面と、絶縁膜43の上面の一部とを覆う。めっき下地層132Dは、開口部40Dの底面および内壁面と、絶縁膜43の上面の一部とを覆う。めっき下地層132Sおよび132Dは、例えば、上方に向かって順に積層されたチタン(Ti)層およびAu層を有する。
【0037】
エッチングストッパ133Sおよび133DはY軸方向に平行に延びる。エッチングストッパ133Sはめっき下地層132Sの上に設けられている。エッチングストッパ133Dはめっき下地層132Dの上に設けられている。エッチングストッパ133Sおよび133Dは、電解Niめっき層等の電解めっき層である。反応性ガスを用いたエッチングに対するエッチングストッパ133Sの耐性は、当該反応性ガスを用いたエッチングに対するソース電極131Sの耐性よりも高い。つまり、エッチングストッパ133Sは、反応性ガスを用いたエッチングに対してソース電極131Sよりも高い耐性を有する。塩素(Cl)を含む反応性ガスを用いたエッチングに対するエッチングストッパ133Sの耐性は、Cl含む反応性ガスを用いたエッチングに対するソース電極131Sの耐性よりも高くてもよい。また、フッ素(F)を含む反応性ガスを用いたエッチングに対するエッチングストッパ133Sの耐性は、Fを含む反応性ガスを用いたエッチングに対するソース電極131Sの耐性よりも高くてもよい。エッチングストッパ133Sは第2金属層の一例である。
【0038】
ソース配線134Sおよびドレイン配線134DはY軸方向に平行に延びる。ソース配線134Sはソース電極131Sの上方にある。ソース配線134Sはエッチングストッパ133Sの上に設けられている。ソース配線134Sはエッチングストッパ133Sおよびめっき下地層132Sを介してソース電極131Sに電気的に接続されている。ドレイン配線134Dはドレイン電極131Dの上方にある。ドレイン配線134Dはエッチングストッパ133Dの上に設けられている。ドレイン配線134Dはエッチングストッパ133Dおよびめっき下地層132Dを介してドレイン電極131Dに電気的に接続されている。ソース配線134Sおよびドレイン配線134Dは、例えばAu層を含む。ソース配線134Sの抵抗率は、ソース電極131Sの抵抗率およびエッチングストッパ133Sの抵抗率よりも低い。
図1に示すように、複数のドレイン配線134Dがドレインパッド32に接続されていてもよく、複数のソース配線134Sが互いに接続されていてもよい。ソース配線134Sは第3金属層の一例である。
【0039】
半導体装置1は絶縁膜44を有する。絶縁膜44は、ソース配線134S、ドレイン配線134D、エッチングストッパ133S、エッチングストッパ133D、めっき下地層132S、めっき下地層132Dおよび絶縁膜43を覆う。例えば、絶縁膜44はSiN膜等の窒化膜である。
【0040】
図示を省略するが、ゲート共通接続部31に達する開口部が絶縁膜43に形成され、絶縁膜43の上に、この開口部を通じてゲート共通接続部31に接するゲートパッドが形成されている。また、絶縁膜44に、ゲートパッドに達する開口部と、ドレインパッド32に達する開口部とが形成されている。
【0041】
基板10、半導体層21、ソース電極131Sおよびめっき下地層132Sに、基板10、半導体層21、ソース電極131Sおよびめっき下地層132Sを貫通する貫通孔11が形成されている。貫通孔11はエッチングストッパ133Sに達する。エッチングストッパ133Sが貫通孔11に露出する。ソース電極131Sの各々に対して、少なくとも一つの貫通孔11が形成されていてもよい。ソース電極131Sの各々に対して、複数の貫通孔11が形成されていてもよい。
【0042】
裏面電極12は、エッチングストッパ133Sの下面と、貫通孔11の内壁面と、基板10の下面とに形成されている。裏面電極12は、エッチングストッパ133Sに接するとともに、基板10の下面および貫通孔11の内壁面を覆う。裏面電極12は、貫通孔11の内側に設けられ、エッチングストッパ133Sに直接接触する。例えば、裏面電極12はAu層から構成される。裏面電極12は、例えば、シード層およびめっき層を有する。裏面電極12は第4金属層の一例である。
【0043】
[半導体装置の製造方法]
次に、第1実施形態に係る半導体装置1の製造方法について説明する。
図3から
図13は、第1実施形態に係る半導体装置1の製造方法を示す断面図である。
【0044】
まず、
図3に示すように、例えば有機金属気相成長(metal organic chemical vapor deposition:MOCVD)法により、基板10の上に半導体層22を形成する。次に、半導体層22の上に絶縁膜41を形成する。絶縁膜41は、例えばプラズマCVD法により形成できる。次に、絶縁膜41に開口部41Sおよび41Dを形成する。開口部41Sおよび41Dの形成では、例えばレジストパターンをマスクとして用いた絶縁膜41の反応性イオンエッチング(reactive ion etching:RIE)を行う。絶縁膜41のRIEの際には、例えばFを含む反応性ガスが用いられる。
【0045】
次に、
図4に示すように、半導体層22の上面22Aに凹部25Sおよび25Dを形成する。凹部25Sおよび25Dの形成では、開口部41Sおよび41Dの形成に用いたレジストパターンをマスクとして用いた半導体層22のRIEを行う。半導体層22のRIEの際には、例えばClを含む反応性ガスが用いられる。次に、凹部25Sに半導体層23Sを形成し、凹部25Dに半導体層23Dを形成する。半導体層23Sおよび23Dの形成では、例えば、成長マスクを用いたMOCVD法、分子線エピタキシ(molecular beam epitaxy:MBE)法またはスパッタ法による半導体層の結晶成長を行い、その後に成長マスクを除去する。半導体層23Sおよび23Dは、いわゆる再成長層である。
【0046】
次に、
図5に示すように、半導体層23Sの上にソース電極131Sを形成し、半導体層23Dの上にドレイン電極131Dを形成する。ソース電極131Sおよびドレイン電極131Dの形成では、例えば、成長マスクを用いた蒸着法によるAl層の成長を行い、その後に成長マスクを除去する。つまり、ソース電極131Sおよびドレイン電極131Dは、例えば蒸着およびリフトオフにより形成できる。
【0047】
次に、
図6に示すように、絶縁膜41、半導体層23S、半導体層23D、ソース電極131Sおよびドレイン電極131Dを覆う絶縁膜42を形成する。絶縁膜42は、例えばプラズマCVD法により形成できる。次に、絶縁膜41および42の積層体に開口部40Gを形成する。開口部40Gの形成では、例えばレジストパターンをマスクとして用いたRIEを行う。絶縁膜41および42のエッチングには、例えばFを含む反応性ガスが用いられる。次に、絶縁膜42の上にゲート電極30を形成する。ゲート電極30の形成では、例えば、成長マスクを用いた蒸着法によるNi層およびAu層の成長を行い、その後に成長マスクを除去する。つまり、ゲート電極30は、例えば蒸着およびリフトオフにより形成できる。ゲート電極30は、開口部40Gを通じて半導体層21にショットキー接触する。
【0048】
次に、
図7に示すように、ゲート電極30および絶縁膜42を覆う絶縁膜43を形成する。絶縁膜43は、例えばプラズマCVD法により形成できる。次に、絶縁膜42および43の積層体に開口部40Sおよび40Dを形成する。開口部40Sおよび40Dの形成では、例えばレジストパターンをマスクとして用いたRIEを行う。絶縁膜42および43のエッチングには、例えばFを含む反応性ガスが用いられる。
【0049】
次に、
図8に示すように、レジストパターン101を絶縁膜43の上に形成する。レジストパターン101は、平面視でめっき下地層132Sを形成する領域よりも若干広い開口部101Sと、平面視でめっき下地層132Dを形成する領域よりも若干広い開口部101Dとを有する。次に、上側の全面に、めっき下地層132Sおよび132Dとなる金属層132を形成する。金属層132は、例えばスパッタ法により形成できる。
【0050】
次に、
図9に示すように、レジストパターン102を金属層132の上に形成する。レジストパターン102は、エッチングストッパ133Sおよびソース配線134Sが形成される開口部102Sと、エッチングストッパ133Dおよびドレイン配線134Dが形成される開口部102Dとを有する。
【0051】
次に、
図10に示すように、開口部102Sの内側において金属層132の上にエッチングストッパ133Sおよびソース配線134Sを形成し、開口部102Dの内側において金属層132の上にエッチングストッパ133Dおよびドレイン配線134Dを形成する。例えば、エッチングストッパ133Sおよび133DはNi層を含み、ソース配線134Sおよびドレイン配線134DはAu層を含む。エッチングストッパ133S、エッチングストッパ133D、ソース配線134Sおよびドレイン配線134Dの形成では、例えば金属層132を給電経路として用いた電解めっきを行う。
【0052】
次に、
図11に示すように、レジストパターン102を除去する。次に、金属層132のソース配線134Sおよびドレイン配線134Dのいずれにも覆われていない部分をエッチングにより除去する。この結果、金属層132からめっき下地層132Sおよび132Dが形成される。
【0053】
次に、
図12に示すように、レジストパターン101を除去する。次に、ソース配線134S、ドレイン配線134D、エッチングストッパ133S、エッチングストッパ133D、めっき下地層132S、めっき下地層132Dおよび絶縁膜43を覆う絶縁膜44を形成する。絶縁膜44は、例えばプラズマCVD法により形成できる。
【0054】
次に、
図13に示すように、基板10、半導体層21、ソース電極131Sおよびめっき下地層132Sに、基板10、半導体層21、ソース電極131Sおよびめっき下地層132Sを貫通する貫通孔11を形成する。貫通孔11はエッチングストッパ133Sに達するように形成する。エッチングストッパ133Sが貫通孔11に露出する。貫通孔11の形成では、基板10のエッチングを行った後、半導体層21、ソース電極131Sおよびめっき下地層132Sのエッチングを行う。基板10のエッチングの際には、例えばFを含む反応性ガスが用いられる。半導体層21、ソース電極131Sおよびめっき下地層132Sのエッチングの際には、例えばClまたはFを含む反応性ガスが用いられる。エッチングストッパ133S、例えばNi層は、Clを含む反応性ガスを用いたエッチングおよびFを含む反応性ガスを用いたエッチングに対して高い耐性を有する。Fを含む反応性ガスを用いて、基板10、半導体層21、ソース電極131Sおよびめっき下地層132Sを連続的にエッチングしてもよい。貫通孔11の形成の後、裏面電極12を形成する。裏面電極12は、エッチングストッパ133Sに接するともに、基板10の下面および貫通孔11の内壁面を覆う。
【0055】
このようにして、第1実施形態に係る半導体装置1を製造できる。
【0056】
第1実施形態に係る半導体装置1においては、ソース電極131Sとソース配線134Sとの間にエッチングストッパ133Sが設けられているため、平面視で、エッチングストッパ133S用の領域をソース電極131S用の領域から離して設ける必要がない。従って、平面視で、エッチングストッパ133S用の領域をソース電極131S用の領域から離して設けた構成と比較して、小型化が可能である。
【0057】
小型化のみを考慮すれば、エッチングストッパ133Sを半導体層21にオーミック接触するように構成することも考えられるが、この場合には、エッチングストッパ133Sに十分な厚さを確保することが困難となる。ここで、参考例について説明する。
図14は、参考例に係る半導体装置を示す断面図である。
【0058】
図14に示すように、参考例に係る半導体装置1Xでは、ソース電極131Sに代えてエッチングストッパ133SXが設けられ、ドレイン電極131Dに代えてエッチングストッパ133DXが設けられている。エッチングストッパ133SXは半導体層23Sの上に設けられ、半導体層23Sにオーミック接触する。エッチングストッパ133DXは半導体層23Dの上に設けられ、半導体層23Dにオーミック接触する。エッチングストッパ133SXおよび133DXは、蒸着およびリフトオフにより形成されたNi層である。めっき下地層132Sはエッチングストッパ133SXの上面に接触しており、ソース配線134Sがめっき下地層132Sに直接接触する。めっき下地層132Dはエッチングストッパ133DXの上面に接触しており、ドレイン配線134Dがめっき下地層132Dに直接接触する。
【0059】
参考例の他の構成は第1実施形態と同じである。
【0060】
エッチングストッパ133SXおよび133DXの形成に際しては、Ni層の蒸着が行われる。しかしながら、蒸着により厚いNi層を形成することは困難である。例えば、めっきによれば厚さが500nm程度のNi層を容易に形成できるが、蒸着により容易に形成できるNi層の厚さは100nm程度である。このため、ClまたはFを含む反応性ガスを用いたエッチングに対して良好な耐性をNiが有しているものの、貫通孔11の形成の際に貫通孔11がエッチングストッパ133SXをも貫通するおそれがある。貫通孔11の形成の際のエッチングレートを下げれば貫通孔11によるエッチングストッパ133SXの貫通を避けやすくなるが、この場合は、リードタイムが長くなり、生産性が低下する。なお、
図14では、便宜上、エッチングストッパ133SXおよび133DXを厚く図示している。
【0061】
また、エッチングストッパ133SXおよび133DXをめっきにより形成することも考えられるが、めっきによりエッチングストッパ133SXおよび133DXを形成した場合には、蒸着によりエッチングストッパ133SXおよび133DXを形成した場合よりも寸法精度が低くなる。半導体層23Sにオーミック接触する金属層とゲート電極30との間の距離はHEMTの特性に大きく影響する。このため、エッチングストッパ133SXの寸法精度の低下は信頼性の低下および特性のばらつきの増大につながり得る。
【0062】
一方、本実施形態では、ソース電極131Sおよびドレイン電極131Dを蒸着およびリフトオフにより形成でき、エッチングストッパ133Sを電解めっき法により形成できる。従って、ソース電極131Sおよびドレイン電極131Dに高い寸法精度を確保しながら、エッチングストッパ133Sを厚く形成し、貫通孔11によるエッチングストッパ133Sの貫通を防止できる。このため、小型化を実現しやすい。
【0063】
半導体層21が半導体層23Sを有し、ソース電極131Sが半導体層23Sにオーミック接触することで、ソース電極131Sと半導体層21との間の接触抵抗を低減できる。また、半導体層21が半導体層23Dを有し、ドレイン電極131Dが半導体層23Dにオーミック接触することで、ドレイン電極131Dと半導体層21との間の接触抵抗を低減できる。
【0064】
エッチングストッパ133Sが、貫通孔11に露出するNi層を有することで、貫通孔11の形成の際のエッチングに対して優れた耐性を得やすい。また、めっき下地層132Sを給電経路として用いた電解めっきによりエッチングストッパ133Sとして電解Niめっき層を厚く形成しやすい。
【0065】
反応性ガスが塩素を含む場合、半導体層21をエッチングしやすく、反応性ガスがフッ素を含む場合、基板10および半導体層21をエッチングしやすい。基板10が炭化珪素基板であることで、半導体層21に良好な結晶性を得やすい。
【0066】
ソース電極131Sが、半導体層21に直接接触するチタン層、タンタル層、金層またはアルミニウム層を有することで、ソース電極131Sを半導体層21にオーミック接触させやすい。また、ドレイン電極131Dが、半導体層21に直接接触するアルミニウム層を有することで、ドレイン電極131Dを半導体層21にオーミック接触させやすい。
【0067】
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、主として、半導体層21の構成の点で第1実施形態と相違する。
図15は、第2実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
【0068】
図15に示すように、第2実施形態に係る半導体装置2では、半導体層22に凹部25Sおよび25Dが形成されておらず、半導体層21は半導体層22を有するが、半導体層23Sおよび23Dを有しない。
【0069】
第2実施形態の他の構成は第1実施形態と同じである。
【0070】
第2実施形態によっても、ソース電極131Sに高い寸法精度を確保しながら、エッチングストッパ133Sを厚く形成し、貫通孔11によるエッチングストッパ133Sの貫通を防止できる。このため、小型化を実現しやすい。
【0071】
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、主として、エッチングストッパの構成の点で第1実施形態と相違する。
【0072】
[半導体装置の構成]
第3実施形態に係る半導体装置の構成について説明する。
図16は、第3実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
【0073】
図16に示すように、第3実施形態に係る半導体装置3は、めっき下地層132Sに代えて密着層235Sおよび触媒層236Sを有し、めっき下地層132Dに代えて密着層235Dおよび触媒層236Dを有する。密着層235Sは、開口部40Sの底面および内壁面と、絶縁膜43の上面の一部とを覆い、触媒層236Sは密着層235Sの上に設けられている。密着層235Dは、開口部40Dの底面および内壁面と、絶縁膜43の上面の一部とを覆い、触媒層236Dは密着層235Dの上に設けられている。密着層235Sがソース電極131Sに直接接触し、密着層235Dがドレイン電極131Dに直接接触する。密着層235Sと触媒層236Sとは互いに直接接触し、密着層235Dと触媒層236Dとは互いに直接接触する。例えば、密着層235Sおよび235DはTi層であり、触媒層236Sおよび236Dはパラジウム(Pd)層である。密着層235Sは触媒層236Sをソース電極131Sに密着させ、密着層235Dは触媒層236Dをドレイン電極131Dに密着させる。
【0074】
また、半導体装置3では、エッチングストッパ133Sおよび133Dが無電解Niめっき層等の無電解めっき層である。平面視で、密着層235Sおよび触媒層236Sがソース配線134Sおよびエッチングストッパ133Sからはみ出していてもよく、密着層235Dおよび触媒層236Dがドレイン配線134Dおよびエッチングストッパ133Dからはみ出していてもよい。
【0075】
絶縁膜44は、ソース配線134S、ドレイン配線134D、エッチングストッパ133S、エッチングストッパ133D、触媒層236S、触媒層236D、密着層235S、密着層235Dおよび絶縁膜43を覆う。
【0076】
貫通孔11は、基板10、半導体層21、ソース電極131S、密着層235Sおよび触媒層236Sに形成されている。貫通孔11は、基板10、半導体層21、ソース電極131S、密着層235Sおよび触媒層236Sを貫通する。
【0077】
第3実施形態の他の構成は第1実施形態と同じである。
【0078】
[半導体装置の製造方法]
次に、第3実施形態に係る半導体装置3の製造方法について説明する。
図17から
図22は、第3実施形態に係る半導体装置3の製造方法を示す断面図である。
【0079】
まず、第1実施形態と同じく、開口部40Sおよび40Dの形成までの処理を行う(
図7参照)。次に、
図17に示すように、密着層235Sおよび触媒層236Sの積層体と、密着層235Dおよび触媒層236Dの積層体とを形成する。密着層235Sおよび触媒層236Sの積層体と、密着層235Dおよび触媒層236Dの積層体との形成では、例えば、成長マスクを用いた蒸着法によるTi層およびPd層の成長を行い、その後に成長マスクを除去する。つまり、密着層235Sおよび触媒層236Sの積層体と、密着層235Dおよび触媒層236Dの積層体とは、例えば蒸着およびリフトオフにより形成できる。
【0080】
次に、
図18に示すように、レジストパターン102を絶縁膜43、触媒層236Sおよび触媒層236Dの上に形成する。レジストパターン102は、開口部102Sおよび102Dを有する。
【0081】
次に、
図19に示すように、触媒層236Sの上にエッチングストッパ133Sを形成し、触媒層236Dの上にエッチングストッパ133Dを形成する。エッチングストッパ133Sおよび133Dは、例えば、自己触媒型無電解めっきにより形成できる。例えば、エッチングストッパ133Sおよび133Dは、リン(P)を含有するNi層を含む。
【0082】
次に、
図20に示すように、エッチングストッパ133Sの上にソース配線134Sを形成し、エッチングストッパ133Dの上にドレイン配線134Dを形成する。ソース配線134Sおよびドレイン配線134Dの形成では、例えば、Auの置換型無電解めっきによりエッチングストッパ133Sおよび133Dの表面をAuにより修飾し、その後、自己触媒型無電解めっきによりAu層を形成する。
【0083】
次に、
図21に示すように、レジストパターン102を除去する。次に、ソース配線134S、ドレイン配線134D、エッチングストッパ133S、エッチングストッパ133D、触媒層236S、触媒層236D、密着層235S、密着層235Dおよび絶縁膜43を覆う絶縁膜44を形成する。
【0084】
次に、
図22に示すように、基板10、半導体層21、ソース電極131S、密着層235Sおよび触媒層236Sに、基板10、半導体層21、ソース電極131S、密着層235Sおよび触媒層236Sを貫通する貫通孔11を形成する。貫通孔11はエッチングストッパ133Sに達するように形成する。エッチングストッパ133Sが貫通孔11に露出する。貫通孔11の形成では、基板10のエッチングを行った後、半導体層21、ソース電極131S、密着層235Sおよび触媒層236Sのエッチングを行う。基板10のエッチングの際には、例えばFを含む反応性ガスが用いられる。半導体層21、ソース電極131S、密着層235Sおよび触媒層236Sのエッチングの際には、例えばClまたはFを含む反応性ガスが用いられる。Fを含む反応性ガスを用いて、基板10、半導体層21、ソース電極131S、密着層235Sおよび触媒層236Sを連続的にエッチングしてもよい。貫通孔11の形成の後、裏面電極12を形成する。裏面電極12は、エッチングストッパ133Sに接するともに、基板10の下面および貫通孔11の内壁面を覆う。
【0085】
このようにして、第3実施形態に係る半導体装置3を製造できる。
【0086】
第3実施形態によっても、第1実施形態と同じ効果が得られる。また、触媒層236Sを用いた無電解めっきによりエッチングストッパ133Sとして無電解Niめっき層を厚く形成しやすい。
【0087】
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態は、主として、半導体層21の構成の点で第3実施形態と相違する。
図23は、第4実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
【0088】
図23に示すように、第4実施形態に係る半導体装置4では、半導体層22に凹部25Sおよび25Dが形成されておらず、半導体層21は半導体層22を有するが、半導体層23Sおよび23Dを有しない。
【0089】
第4実施形態の他の構成は第3実施形態と同じである。
【0090】
第4実施形態によっても、ソース電極131Sに高い寸法精度を確保しながら、エッチングストッパ133Sを厚く形成し、貫通孔11によるエッチングストッパ133Sの貫通を防止できる。このため、小型化を実現しやすい。
【0091】
(第5実施形態)
次に、第5実施形態について説明する。第5実施形態は、主として、ソース電極及びドレイン電極の構成の点で第3実施形態と相違する。
【0092】
[半導体装置の構成]
第5実施形態に係る半導体装置の構成について説明する。
図24は、第5実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
【0093】
図24に示すように、第5実施形態に係る半導体装置5は、ソース電極131Sおよびドレイン電極131Dを有しない。絶縁膜42は、絶縁膜41、半導体層23Sおよび半導体層23Dを覆う。開口部40Sが半導体層23Sに達し、開口部40Dが半導体層23Dに達する。密着層235Sが半導体層23Sに直接接触し、密着層235Dが半導体層23Dに直接接触する。密着層235Sは触媒層236Sを半導体層23Sに密着させ、密着層235Dは触媒層236Dを半導体層23Dに密着させる。密着層235Sおよび触媒層236Sは半導体層23Sにオーミック接触し、密着層235Dおよび触媒層236Dは半導体層23Dにオーミック接触する。第5実施形態では、密着層235Sおよび触媒層236Sの積層体が第1金属層の一例である。
【0094】
第5実施形態の他の構成は第3実施形態と同じである。
【0095】
[半導体装置の製造方法]
次に、第5実施形態に係る半導体装置5の製造方法について説明する。
図25から
図27は、第5実施形態に係る半導体装置5の製造方法を示す断面図である。
【0096】
まず、第1実施形態と同じく、半導体層23Sおよび23Dの形成までの処理を行う(
図4参照)。次に、
図25に示すように、絶縁膜41、半導体層23Sおよび半導体層23Dを覆う絶縁膜42を形成する。次に、絶縁膜41および42の積層体に開口部40Gを形成する。次に、絶縁膜42の上にゲート電極30を形成する。ゲート電極30は、開口部40Gを通じて半導体層21にショットキー接触する。次に、ゲート電極30および絶縁膜42を覆う絶縁膜43を形成する。次に、絶縁膜42および43の積層体に開口部40Sおよび40Dを形成する。次に、第3実施形態と同じく、密着層235Sおよび触媒層236Sの積層体と、密着層235Dおよび触媒層236Dの積層体とを形成する。
【0097】
次に、
図26に示すように、レジストパターン102(図示せず)を用いて、触媒層236Sの上にエッチングストッパ133Sおよびソース配線134Sの積層体を形成し、触媒層236Dの上にエッチングストッパ133Dおよびドレイン配線134Dの積層体を形成する。
【0098】
次に、
図27に示すように、第3実施形態と同じく、絶縁膜44と、貫通孔11と、裏面電極12とを形成する。
【0099】
このようにして、第5実施形態に係る半導体装置5を製造できる。
【0100】
第5実施形態では、密着層235Sおよび触媒層236Sの積層体に高い寸法精度を確保しながら、エッチングストッパ133Sを厚く形成し、貫通孔11によるエッチングストッパ133Sの貫通を防止できる。このため、小型化を実現しやすい。また、更に、ソース電極131Sおよびドレイン電極131Dが不要であるため、リードタイムを短縮し、生産性を向上できる。更に、薄型化も可能となる。
【0101】
(第6実施形態)
次に、第6実施形態について説明する。第6実施形態は、主として、ソース電極及びドレイン電極の構成の点で第3実施形態と相違する。
【0102】
[半導体装置の構成]
第6実施形態に係る半導体装置の構成について説明する。
図28は、第6実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
【0103】
図28に示すように、第6実施形態に係る半導体装置6は、ソース電極131Sおよびドレイン電極131Dを有しない。密着層235Sが半導体層23Sに直接接触し、密着層235Dが半導体層23Dに直接接触する。密着層235Sおよび触媒層236Sの積層体は、平面視で開口部41Sの内側で半導体層23Sの上に設けられている。密着層235Dおよび触媒層236Dの積層体は、平面視で開口部41Dの内側で半導体層23Dの上に設けられている。触媒層236Sの上にエッチングストッパ133Sおよびソース配線134Sが設けられており、触媒層236Dの上にエッチングストッパ133Dおよびドレイン配線134Dが設けられている。密着層235Sは触媒層236Sを半導体層23Sに密着させ、密着層235Dは触媒層236Dを半導体層23Dに密着させる。開口部40Sおよび40Dは形成されていない。密着層235Sおよび触媒層236Sは半導体層23Sにオーミック接触し、密着層235Dおよび触媒層236Dは半導体層23Dにオーミック接触する。第6実施形態では、密着層235Sおよび触媒層236Sの積層体が第1金属層の一例である。
【0104】
絶縁膜42は、絶縁膜41、半導体層23S、半導体層23D、密着層235S、密着層235D、触媒層236S、触媒層236D、エッチングストッパ133S、エッチングストッパ133D、ソース配線134Sおよびドレイン配線134Dを覆う。絶縁膜43は、ゲート電極30および絶縁膜42を覆う。絶縁膜44は絶縁膜43を覆う。
【0105】
図示を省略するが、ドレインパッド32に達する開口部が絶縁膜42、43および44に形成されている。
【0106】
第6実施形態の他の構成は第3実施形態と同じである。
【0107】
[半導体装置の製造方法]
次に、第6実施形態に係る半導体装置6の製造方法について説明する。
図29から
図33は、第6実施形態に係る半導体装置6の製造方法を示す断面図である。
【0108】
まず、第1実施形態と同じく、半導体層23Sおよび23Dの形成までの処理を行う(
図4参照)。次に、
図29に示すように、半導体層23Sの上に密着層235Sおよび触媒層236Sの積層体を形成し、半導体層23Dの上に密着層235Dおよび触媒層236Dの積層体を形成する。
【0109】
次に、
図30に示すように、レジストパターン102(図示せず)を用いて、触媒層236Sの上にエッチングストッパ133Sおよびソース配線134Sの積層体を形成し、触媒層236Dの上にエッチングストッパ133Dおよびドレイン配線134Dの積層体を形成する。
【0110】
次に、
図31に示すように、絶縁膜41、半導体層23S、半導体層23D、密着層235S、密着層235D、触媒層236S、触媒層236D、エッチングストッパ133S、エッチングストッパ133D、ソース配線134Sおよびドレイン配線134Dを覆う絶縁膜42を形成する。次に、絶縁膜41および42の積層体に開口部40Gを形成する。次に、絶縁膜42の上にゲート電極30を形成する。ゲート電極30は、開口部40Gを通じて半導体層21にショットキー接触する。
【0111】
次に、
図32に示すように、ゲート電極30および絶縁膜42を覆う絶縁膜43を形成する。次に、絶縁膜43を覆う絶縁膜44を形成する。
【0112】
次に、
図33に示すように、貫通孔11と、裏面電極12とを形成する。
【0113】
このようにして、第6実施形態に係る半導体装置6を製造できる。
【0114】
第6実施形態では、密着層235Sおよび触媒層236Sの積層体に高い寸法精度を確保しながら、エッチングストッパ133Sを厚く形成し、貫通孔11によるエッチングストッパ133Sの貫通を防止できる。このため、小型化を実現しやすい。また、ソース電極131Sおよびドレイン電極131Dが不要であり、開口部40Sおよび40Dの形成も不要であるため、リードタイムを短縮し、生産性を向上できる。更に、薄型化も可能となる。
【0115】
半導体層21の構成は特に限定されない。例えば、電子供給層が電子走行層の上方にあってもよく、電子走行層が電子供給層の上方にあってもよい。
【0116】
以上、実施形態について詳述したが、本開示は特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形および変更が可能である。
【符号の説明】
【0117】
1、1X、2、3、4、5、6:半導体装置
10:基板
11:貫通孔
12:裏面電極
21、22、23D、23S:半導体層
22A:上面
25D、25S:凹部
30:ゲート電極
31:ゲート共通接続部
32:ドレインパッド
40D、40G、40S、41D、41S:開口部
41、42、43、44:絶縁膜
101、102:レジストパターン
101D、101S、102D、102S:開口部
131D:ドレイン電極
131S:ソース電極
132:金属層
132D、132S:めっき下地層
133D、133DX、133S、133SX:エッチングストッパ
134D:ドレイン配線
134S:ソース配線
235D、235S:密着層
236D、236S:触媒層