(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024139538
(43)【公開日】2024-10-09
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0241 20230101AFI20241002BHJP
G06Q 50/26 20240101ALI20241002BHJP
【FI】
G06Q30/0241 444
G06Q50/26
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023050523
(22)【出願日】2023-03-27
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】松村 裕二
(72)【発明者】
【氏名】平湯 太郎
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L030BB08
5L049BB08
5L049CC35
5L050CC35
(57)【要約】
【課題】利用者の利便性を高めることができる情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを提供すること。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、生成部と、提供部とを備える。生成部は、基準となる物品である基準物品の情報と、基準物品と各々類似する物品である複数の類似物品の情報とを含む物品カタログ情報を生成する。提供部は、生成部によって生成された物品カタログ情報を提供する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基準となる物品である基準物品の情報と、前記基準物品と各々類似する物品である複数の類似物品の情報とを含む物品カタログ情報を生成する生成部と、
前記生成部によって生成された前記物品カタログ情報を提供する提供部と、を備える
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
検索クエリを受け付ける受付部と、
前記受付部によって受け付けられた前記検索クエリに応じた複数の物品を検索する検索部と、を備え、
前記提供部は、
前記検索部によって検索された前記複数の物品の情報と、前記複数の物品のうち1以上の物品を前記基準物品とする前記物品カタログ情報を取得するためのカタログ取得情報とを含む検索結果を提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記複数の類似物品の各々は、
前記基準物品と一般名称の物品名が共通する物品である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記複数の類似物品の各々は、
前記基準物品と一般名称の物品名が共通する物品であってさらに前記基準物品と属性が共通する物品である
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記複数の類似物品の各々は、
前記基準物品と一般名称の物品名が共通する物品であってさらに前記基準物品と提供根拠が共通する物品である
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記提供根拠の種類は、
物品の販売による利益である第1提供根拠とふるさと納税に対する返礼である第2提供根拠とを含む
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記基準物品および前記複数の類似物品の各々は、
前記物品カタログ情報が提供される利用者が住所を有する地方公共団体以外の地方公共団体によって提供されるふるさと納税の返礼品である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記検索部は、
ふるさと納税の返礼品として地方公共団体から提供される1以上の物品と、電子商取引サイトで取引される1以上の物品とを含む2以上の物品を前記複数の物品として検索する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記検索部は、
ふるさと納税の返礼品として地方公共団体から提供される2以上の物品を前記複数の物品として検索する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項10】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
基準となる物品である基準物品の情報と、前記基準物品と各々類似する物品である複数の類似物品の情報とを含む物品カタログ情報を生成する生成工程と、
前記生成工程によって生成された前記物品カタログ情報を提供する提供工程と、を含む
ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項11】
基準となる物品である基準物品の情報と、前記基準物品と各々類似する物品である複数の類似物品の情報とを含む物品カタログ情報を生成する生成手順と、
前記生成手順によって生成された前記物品カタログ情報を提供する提供手順と、をコンピュータに実行させる
ことを特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インターネットなどの通信ネットワークを使用して商品などの物品の取引を行うサイトがある。かかるサイトでは、利用者の端末装置へ複数の物品の情報を含むコンテンツを配信して表示させる。利用者は、端末装置に表示されるコンテンツに含まれる複数の物品の中から所望の物品を選択し、決済処理を行うことにより、物品を購入することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の技術では、例えば、コンテンツに情報が含まれる複数の物品のうちのある物品に興味がある場合において、その物品と類似する物品を利用者が把握することが容易でない場合があり、利用者の利便性の観点から課題がある。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者の利便性を高めることができる情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る情報処理装置は、生成部と、提供部とを備える。生成部は、基準となる物品である基準物品の情報と、基準物品と各々類似する物品である複数の類似物品の情報とを含む物品カタログ情報を生成する。提供部は、生成部によって生成された物品カタログ情報を提供する。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、利用者の利便性を高めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、実施形態に係る利用者情報記憶部に記憶される利用者情報テーブルの一例を示す図である。
【
図5】
図5は、実施形態に係る情報処理装置の提供部によって利用者に提供されるトップコンテンツの一例を示す図である。
【
図6】
図6は、実施形態に係る情報処理装置の提供部によって利用者に提供される検索結果の一例を示す図である。
【
図7】
図7は、実施形態に係る情報処理装置の提供部によって利用者に提供される物品カタログ情報の一例を示す図である。
【
図8】
図8は、実施形態に係る情報処理装置の処理部による情報処理の一例を示すフローチャートである。
【
図9】
図9は、実施形態に係る情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
〔1.情報処理の一例〕
まず、
図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。
図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図であり、情報処理装置1によって実行される。
【0011】
図1に示す情報処理装置1は、利用者Uの端末装置2と連携し、オンラインで各種の情報を利用者Uに提供する情報処理装置であり、例えば、1以上のサーバまたはクラウドシステムなどにより実現される。なお、
図1に示す例では、1つの端末装置2が示されているが、情報処理装置1は、複数の端末装置2の各々と連携し、オンラインで各種のサービスを各端末装置2の利用者Uに提供する。
【0012】
情報処理装置1によって利用者Uに提供されるサービスは、例えば、電子商取引(例えば、電子商店街など)サービスおよびふるさと納税サービスであるが、かかる例に限定されない。例えば、情報処理装置1によって提供されるサービスは、さらに、ウェブ検索やコンテンツ配信などのサービスを含んでいてもよい。
【0013】
情報処理装置1は、電子商店街の各ストアによって商品として販売される各物品の情報やふるさと納税の返礼品として地方公共団体から提供される物品の情報などを含む物品情報を有しており、かかる物品情報に基づいて、複数の物品の情報を含む物品カタログ情報を端末装置2の利用者Uに提供する。
【0014】
情報処理装置1は、端末装置2からアクセスがあると、トップページのコンテンツであるトップページコンテンツを端末装置2に表示させる(ステップS1)。例えば、情報処理装置1は、トップページコンテンツを端末装置2に送信することによって、トップページコンテンツを端末装置2に表示させる。
【0015】
トップページコンテンツには、物品を検索するための検索キーワードを入力するための検索枠と、検索枠に入力された検索キーワードを含む検索クエリを送信するための検索ボタンとが含まれる。利用者Uは、端末装置2を操作することによって、検索枠に検索キーワードを入力し、検索ボタンをクリックまたはタップする。これにより、端末装置2から検索キーワードを含む検索クエリが情報処理装置1に送信される。
【0016】
情報処理装置1は、端末装置2から送信される検索クエリを受け付けると(ステップS2)、受け付けた検索クエリに含まれる検索キーワードに対応する複数の物品の情報を上述した物品情報に含まれる複数の物品の情報の中から検索する(ステップS3)。
【0017】
例えば、情報処理装置1は、キーワード「牛肉」を含む検索クエリを受け付けると、キーワード「牛肉」に対応する複数の物品の情報を検索する。また、情報処理装置1は、キーワード「米」を含む検索クエリを受け付けると、キーワード「米」に対応する複数の物品の情報を検索する。キーワード「牛肉」に対応する物品は、「牛肉」であり、キーワード「米」に対応する物品は、「米」である。
【0018】
情報処理装置1は、例えば、検索キーワードに対応する複数の物品の情報として、ふるさと納税の返礼品として地方公共団体から提供される1以上の物品と、電子商取引サイト(例えば、電子商店街)で取引される1以上の物品とを含む複数の物品を検索する。
【0019】
つづいて、情報処理装置1は、ステップS3の処理で検索した複数の物品の情報を含む物品検索結果を端末装置2に表示させる(ステップS4)。例えば、情報処理装置1は、物品検索結果を端末装置2に送信することによって、物品検索結果を端末装置2に表示させる。
【0020】
端末装置2に表示される検索結果には、例えば、検索された複数の物品の情報と、これら複数の物品のうち1以上の物品を基準物品とする物品カタログ情報を取得するためのカタログ取得情報とが含まれる。基準物品は、例えば、ふるさと納税の返礼品であるが、ストアが販売する商品であってもよい。物品カタログ情報は、基準物品の情報と、基準物品と各々類似する物品である複数の類似物品の情報とを含む。
【0021】
各類似物品は、基準物品と一般名称の物品名が共通する物品である。例えば、基準物品が「肉」である場合、各類似物品は、「肉」である。また、基準物品が「肉」のうち「和牛肉」であると特定される場合、各類似物品は、「牛肉」である。
【0022】
また、各類似物品は、基準物品と一般名称の物品名が共通する物品であってさらに基準物品と属性が共通する物品であってもよい。物品の属性は、例えば、物品が「牛肉」であれば、品種(例えば、和牛、アンガス牛など)、肉質(例えば、A5ランク、A4ランク、A3ランクなど)、部位(例えば、ロース、カルビ、モモなど)、調理用途(例えば、しゃぶしゃぶ用、すきやき用、焼き肉用など)、重さ(例えば、500g、1kgなど)などである。
【0023】
また、物品の属性は、基準物品が「米」であれば、種類(例えば、白米、玄米、無洗米など)、産地(例えば、秋田産、福岡産など)、品種(例えば、こしひかり、あきたこまち、ひとめぼれなど)、重さ(例えば、5kg、10kgなど)などである。
【0024】
また、各類似物品は、基準物品と一般名称の物品名が共通する物品であってさらに基準物品と提供根拠が共通する物品であってもよい。提供根拠の種類は、物品の販売による利益である第1提供根拠とふるさと納税に対する返礼である第2提供根拠とを含む。
【0025】
例えば、基準物品がふるさと納税の返礼品である場合、各類似物品は、基準物品と一般名称の物品名が共通する物品であってさらにふるさと納税の返礼品である。各類似物品は、ふるさと納税の返礼品である場合、さらに、ふるさと納税を取り扱うサイトが同じ返礼品であってもよい。
【0026】
また、各類似物品は、基準物品と一般名称の物品名が共通する物品であってさらに基準物品と属性と提供根拠とが共通する物品であってもよく、さらに、属性と提供根拠とが利用者Uの属性によって異なっていてもよい。
【0027】
なお、ステップS3の処理で検索に用いられる検索キーワードが「ふるさと納税 牛肉」などのように「ふるさと納税」の文字列が含まれる場合、ステップS3の処理で検索される各物品の情報は、ふるさと納税の返礼品であって一般名称が「牛肉」である返礼品の情報である。
【0028】
ステップS4の処理で端末装置2に表示される検索結果において、カタログ取得情報は、基準物品の情報に対応する位置に配置される。物品カタログ情報を
図1に示す例では、カタログ取得情報は、基準物品の情報の下方の位置に配置される。
【0029】
カタログ取得情報には、物品カタログ情報を特定するための情報が含まれており、利用者Uは、端末装置2を操作してカタログ取得情報をクリックまたはタップすることによって選択すると、端末装置2からカタログ送信要求が情報処理装置1に送信される。かかるカタログ送信要求には、物品カタログ情報を特定するための情報が含まれている。
【0030】
情報処理装置1は、端末装置2から送信されるカタログ送信要求を受け付けると(ステップS5)、受け付けたカタログ送信要求で特定される物品カタログ情報を生成し(ステップS6)、生成した物品カタログ情報を利用者Uに提供する(ステップS7)。物品カタログ情報の利用者Uへの提供は、物品カタログ情報を送信して端末装置2に表示させることによって行われる。
【0031】
物品カタログ情報には、上述したように、基準物品の情報と複数の類似物品の情報とを含む複数の物品の情報が含まれている。そのため、利用者Uは、利用者Uが注目した基準物品に各々類似する物品である複数の類似物品を容易に把握することができ、情報処理装置1は、利用者Uの利便性を高めることができる。
【0032】
情報処理装置1は、物品カタログ情報を特定するための情報に基づいて、物品カタログ情報を特定する。カタログ送信要求には、例えば、物品カタログ情報を特定するための情報として、基準物品を特定する情報が含まれている。
【0033】
情報処理装置1は、基準物品を特定する情報に基づいて、基準物品を特定し、特定した基準物品と各々類似する物品である複数の類似物品の情報を上述した物品情報に含まれる複数の物品の情報の中から検索する。
【0034】
そして、情報処理装置1は、検索した複数の類似物品の情報と基準物品の情報とを含む物品カタログ情報を生成する。その後、情報処理装置1は、生成した物品カタログ情報を端末装置2に送信することによって、検索した複数の類似物品の情報と基準物品の情報とを含む物品カタログ情報を端末装置2に表示させる。
【0035】
また、物品カタログ情報を特定するための情報は、物品カタログ情報の識別情報である物品カタログ識別情報であってもよい。物品カタログ識別情報には、例えば、情報処理装置1において、物品カタログ情報に含まれる各物品の情報を特定する情報が関連付けられている。
【0036】
この場合、情報処理装置1は、カタログ識別情報に関連付けられている各物品の情報を特定する情報を用いて、複数の類似物品の情報と基準物品の情報とを上述した物品情報に含まれる複数の物品の情報の中から取得し、取得した複数の類似物品の情報と基準物品の情報とを含む物品カタログ情報を生成する。
【0037】
情報処理装置1は、例えば、基準物品および複数の類似物品の各々がふるさと納税の返礼品である場合、基準物品および複数の類似物品の各々を、物品カタログ情報が提供される利用者Uが住所を有する地方公共団体以外の地方公共団体によって提供される物品とすることができる。これにより、情報処理装置1は、利用者Uが得ることができない返礼品が物品カタログ情報に含まれることを回避することができる。
【0038】
また、情報処理装置1は、利用者Uが過去に住所を有していた地方公共団体によって提供される物品を他の地方公共団体よりも上位の位置になるように、物品カタログ情報を生成することもできる。上位の位置とは、例えば、物品カタログ情報において複数の物品の情報が行列状に配置される場合、上の行ほど上位の位置になり、同じ行でも左の位置ほど上位の位置になる。
【0039】
なお、情報処理装置1は、物品カタログ情報に含まれる各物品の情報を特定する情報が物品カタログ識別情報に関連付けられている場合、利用者Uが住所を有する地方公共団体から提供される返礼品を物品カタログ情報に含める物品から除外することができる。これにより、情報処理装置1は、利用者Uが得ることができない返礼品が物品カタログ情報に含まれることを回避することができる。
【0040】
また、情報処理装置1は、利用者Uの属性に応じた異なる類似基準で複数の類似物品の情報を取得し、取得した複数の類似物品の情報に基づいて、物品カタログ情報を生成することもできる。類似基準は、例えば、物品の属性および提供根拠のうちの1以上を含む。
【0041】
例えば、類似基準が物品の属性である場合において、物品が「牛肉」である場合、利用者Uの属性が年齢「10代」であれば、「重さ」を類似基準とし、「重さ」が基準物品の「重さ」以上の物品が類似物品となり、利用者Uの属性が年齢「50代」以上であれば、「肉質」を類似基準とし、「肉質」が基準物品の「肉質」以上の物品が類似物品となる。
【0042】
このように、情報処理装置1は、基準となる物品である基準物品の情報と、基準物品と各々類似する物品である複数の類似物品の情報とを含む物品カタログ情報を生成し、生成した物品カタログ情報を利用者Uに提供する。そのため、利用者Uは、利用者Uが注目した基準物品に各々類似する物品である複数の類似物品を容易に把握することができ、情報処理装置1は、利用者Uの利便性を高めることができる。
【0043】
また、情報処理装置1は、検索クエリに応じた複数の物品を検索し、検索した複数の物品の情報と、これら複数の物品のうち1以上の物品を基準物品とする物品カタログ情報を取得するためのカタログ取得情報とを含む検索結果を利用者Uに提供する。そのため、利用者Uは、検索した複数の物品のうち利用者Uが注目した基準物品に各々類似する物品である複数の類似物品を容易に把握することができ、情報処理装置1は、利用者Uの利便性を高めることができる。
【0044】
なお、上述した例では、情報処理装置1が物品カタログ情報を生成して端末装置2に表示させるが、物品カタログ情報は、端末装置2主体の処理により表示されてもよい。例えば、情報処理装置1は、API(Application Programming Interface)などのインターフェイスを介して端末装置2から入力された情報に基づき、複数の情報を端末装置2に提供し、端末装置2が情報処理装置1から提供された複数の情報に基づいて物品カタログ情報を生成して表示させるものであってもよい。この場合、端末装置2は、情報処理装置1と共に情報処理装置として機能する。
【0045】
以下、このような処理を行う情報処理装置1および端末装置2を含む情報処理システムの構成などについて、詳細に説明する。
【0046】
〔2.情報処理システムの構成〕
図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。
図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム100は、情報処理装置1と、複数の端末装置2とを含む。
【0047】
複数の端末装置2は、互いに異なる利用者Uによって用いられる。端末装置2は、例えば、ノートPC(Personal Computer)、デスクトップPC、スマートフォン、タブレットPC、ウェアラブルデバイスである。ウェアラブルデバイスは、例えば、スマートグラス、またはスマートウォッチなどであるが、かかる例に限定されない。利用者Uは、情報処理装置1などから提供されるサービスを利用する利用者である。
【0048】
情報処理装置1および端末装置2の各々は、ネットワークNを介して、有線または無線により互いに通信可能に接続される。なお、
図2に示す情報処理システム100には、情報処理装置1などが複数含まれてもよい。
【0049】
ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)およびLTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation:第5世代移動通信システム)などの移動体通信網などを含む。
【0050】
端末装置2は、移動体通信網、Bluetooth(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)などの近距離無線通信を介してネットワークNに接続し、情報処理装置1と通信することができる。
【0051】
〔3.情報処理装置1の構成〕
図3は、実施形態に係る情報処理装置1の構成の一例を示す図である。
図3に示すように、情報処理装置1は、通信部10と、記憶部11と、処理部12とを有する。
【0052】
〔3.1.通信部10〕
通信部10は、例えば、通信モジュールやNIC(Network Interface Card)などによって実現される。そして、通信部10は、ネットワークNと有線または無線で接続され、他の各種装置との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部10は、端末装置2との間でネットワークNを介して情報の送受信を行う。
【0053】
〔3.2.記憶部11〕
記憶部11は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。記憶部11は、利用者情報記憶部20と、物品情報記憶部21とを有する。
【0054】
〔3.2.1.利用者情報記憶部20〕
利用者情報記憶部20は、利用者Uに関する各種の情報を記憶する。
図4は、実施形態に係る利用者情報記憶部20に記憶される利用者情報テーブルの一例を示す図である。
【0055】
図4に示す例では、利用者情報記憶部20に記憶される利用者情報テーブルは、「利用者ID(Identifier)」、「属性情報」、「履歴情報」、および「設定情報」といった項目の情報を含む。「利用者ID」は、利用者Uを識別する識別子であり、利用者U毎に付される情報である。
【0056】
「属性情報」は、「利用者ID」に対応付けられた利用者Uの属性を示す属性情報である。利用者Uの属性は、例えば、デモグラフィック属性、サイコグラフィック属性などである。デモグラフィック属性は、人口統計学的属性であり、例えば、年齢、性別、職業、居住地、年収、家族構成などの複数の属性項目を含む。
【0057】
サイコグラフィック属性は、心理学的属性であり、例えば、ライフスタイル、価値観、興味関心などに関する複数の属性項目を含む。例えば、サイコグラフィック属性における複数の属性項目の各々は、車、服、旅行、ゲーム、キャンプ、バイク、電車、家電、またはパソコンなどといった利用者Uの興味関心を有する対象である。
【0058】
「履歴情報」は、情報処理装置1が提供するオンラインサービスを介して利用者Uの物品取得履歴の情報である物品取得履歴情報、情報処理装置1が提供するオンラインサービスにおける利用者Uの検索履歴の情報である検索履歴情報、情報処理装置1が提供するオンラインサービスにおける利用者Uの閲覧履歴の情報である閲覧履歴情報などを含む。
【0059】
物品取得履歴情報には、利用者Uが取得した物品を特定する情報、物品の取得日時の情報、物品の取得に要した費用の情報、物品の取得先の情報などが含まれる。「取得」には購入による取得と、ふるさと納税による取得とが含まれる。なお、物品購入履歴情報には、情報処理装置1が提供するオンラインサービス以外のオンラインサービスでの利用者Uの物品購入履歴の情報が含まれてもよく、実店舗での利用者Uの物品購入履歴の情報が含まれてもよい。
【0060】
検索履歴情報は、例えば、検索履歴の情報であり、例えば、利用者Uが入力した検索キーワード、利用者Uが検索した日時の情報、検索した利用者Uの利用者IDなどの情報が含まれる。閲覧履歴情報は、利用者Uによる物品の閲覧履歴の情報であり、利用者Uが閲覧した物品を特定する情報、利用者Uが閲覧した日時の情報などの情報が含まれる。
【0061】
「設定情報」は、「利用者ID」に対応付けられた利用者Uの設定情報である。なお、利用者情報記憶部20に記憶される情報は、上述した情報に限定されず、利用者Uに関する種々の情報を含んでいてもよい。
【0062】
〔3.2.2.物品情報記憶部21〕
物品情報記憶部21は、各物品の情報を含む物品情報を記憶する。例えば、物品情報記憶部21には、物品ID、物品の名称(一般名称を含む)の情報、物品の説明(例えば、物品の属性の説明)の情報、物品の画像の情報、などの情報が含まれる。また、物品の情報には、物品の識別コードの情報などが含まれる場合もある。
【0063】
物品情報記憶部21に情報が含まれる物品は、例えば、電子商店街のストアによって販売される商品およびふるさと納税の返礼品などである。ふるさと納税の返礼品は、例えば、複数の地方公共団体の各々へのふるさと納税を仲介するサイトであるふるさと納税仲介サイトで取り扱われる地方公共団体からの返礼品である。
【0064】
物品情報記憶部21に情報が含まれる物品には、複数のふるさと納税仲介サイトで取り扱われる地方公共団体からの返礼品が含まれるが、1つのふるさと納税仲介サイトで取り扱われる地方公共団体からの返礼品だけが含まれてもよい。
【0065】
〔3.3.処理部12〕
処理部12は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)などによって、端末装置2内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。
【0066】
処理部12は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により一部または全部が実現されてもよい。
【0067】
図3に示すように、処理部12は、取得部30と、受付部31と、検索部32と、生成部33と、提供部34とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、処理部12の内部構成は、
図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0068】
〔3.3.1.取得部30〕
取得部30は、外部の情報処理装置や端末装置2などから通信部10を介して種々の情報を取得し、取得した情報を記憶部11に記憶させる。
【0069】
例えば、取得部30は、外部の情報処理装置または端末装置2などから通信部10を介して利用者Uの情報である利用者情報を取得し、取得した利用者情報を利用者情報記憶部20の利用者情報テーブルに追加する。
【0070】
また、取得部30は、記憶部11から各種の情報を取得する。例えば、取得部30は、利用者Uの情報である利用者情報を利用者情報記憶部20などから取得する。取得部30によって取得される利用者情報は、例えば、上述した属性情報、履歴情報、および設定情報のうちの少なくとも1つ以上の情報の一部または全部を含む。
【0071】
また、取得部30は、物品に関する情報を物品情報記憶部21などから取得する。取得部30によって取得される物品に関する情報は、物品の名称の情報、物品の説明の情報、物品の画像の情報のうちの少なくとも1つ以上の情報の一部または全部を含む。
【0072】
〔3.3.2.受付部31〕
受付部31は、通信部10を介して端末装置2から各種の要求や情報などを受け付ける。例えば、受付部31は、端末装置2からのアクセスを受け付ける。例えば、受付部31は、トップコンテンツのアドレスを含むアクセスを端末装置2から受け付ける。
【0073】
また、受付部31は、端末装置2からのカタログ送信要求を受け付ける。また、受付部31は、端末装置2から物品情報要求を受け付ける。物品情報要求は、例えば、端末装置2に表示された物品の情報が、利用者Uによる端末装置2の操作によって、選択された場合に、端末装置2から送信される。かかる物品情報要求には、利用者Uが選択した物品の情報を特定する情報が含まれる。
【0074】
〔3.3.3.検索部32〕
検索部32は、受付部31によって検索クエリが受け付けられた場合に、受付部31によって受け付けられた検索クエリに応じた複数の物品の情報を物品情報記憶部21に記憶された複数の物品の情報の中から検索する。
【0075】
例えば、検索部32は、キーワード「牛肉」を含む検索クエリが受付部31によって受け付けられた場合、キーワード「牛肉」に対応する複数の物品の情報を物品情報記憶部21に記憶された複数の物品の情報の中から検索する。キーワード「牛肉」に対応する物品は、「牛肉」である。
【0076】
また、検索部32は、キーワード「米」を含む検索クエリが受付部31によって受け付けられた場合、キーワード「米」に対応する複数の物品の情報を物品情報記憶部21に記憶された複数の物品の情報の中から検索する。キーワード「米」に対応する物品は、「米」である。
【0077】
検索部32は、例えば、受付部31によって検索クエリが受け付けられた場合、提供根拠が異なる複数の物品の情報を検索する。例えば、検索部32は、検索キーワードに対応する複数の物品の情報として、ふるさと納税の返礼品として地方公共団体から提供される1以上の物品と、電子商取引サイト(例えば、電子商店街)で取引される1以上の物品とを含む複数の物品を検索する。
【0078】
また、検索部32は、例えば、受付部31によって検索クエリが受け付けられた場合、検索キーワードに対応する複数の物品の情報として、ふるさと納税の返礼品として地方公共団体から提供される2以上の物品を検索することもできる。
【0079】
例えば、検索部32は、受付部31によって受け付けられた検索クエリに含まれる検索キーワードに「ふるさと納税 牛肉」などのように「ふるさと納税」の文字列が含まれる場合、検索キーワードに対応する複数の物品の情報として、ふるさと納税の返礼品として地方公共団体から提供される2以上の物品を検索する。
【0080】
また、検索部32は、例えば、受付部31によってカタログ送信要求が受け付けられた場合、カタログ送信要求に含まれる基準物品を特定する情報に基づいて、基準物品を特定し、特定した基準物品と各々類似する物品である複数の類似物品の情報を物品情報記憶部21に記憶された複数の物品の情報の中から検索する。
【0081】
各類似物品は、基準物品と一般名称の物品名が共通する物品である。例えば、基準物品が「肉」である場合、各類似物品は、「肉」である。また、基準物品が「肉」のうち「和牛肉」であると特定される場合、各類似物品は、「牛肉」である。
【0082】
また、各類似物品は、基準物品と一般名称の物品名が共通する物品であってさらに基準物品と属性が共通する物品であってもよい。物品の属性は、例えば、物品が「牛肉」であれば、品種(例えば、和牛、アンガス牛など)、肉質(例えば、A5ランク、A4ランク、A3ランクなど)、部位(例えば、ロース、カルビ、モモなど)、調理用途(例えば、しゃぶしゃぶ用、すきやき用、焼き肉用など)、重さ(例えば、500g、1kgなど)などである。
【0083】
検索部32は、例えば、基準物品が「牛肉」であり、基準物品の属性が「和牛」、「カルビ」、「焼き肉用」である場合、属性が「和牛」、「カルビ」、「焼き肉用」である物品を類似物品として検索する。
【0084】
また、物品の属性は、基準物品が「米」であれば、種類(例えば、白米、玄米、無洗米など)、産地(例えば、秋田産、福岡産など)、品種(例えば、こしひかり、あきたこまち、ひとめぼれなど)、重さ(例えば、5kg、10kgなど)などである。
【0085】
検索部32は、例えば、基準物品が「米」であり、基準物品の属性が「白米」、「こしひかり」、「10kg」である場合、属性が「白米」、「こしひかり」、「10kg」である物品を類似物品として検索する。
【0086】
類似物品の属性として検索対象となる属性は、上述した例に限定されず、例えば、利用者Uの属性に応じて異なる属性とすることもできる。例えば、検索部32は、受付部31によってカタログ送信要求が受け付けられた場合、検索クエリの送信元の利用者Uの属性に応じた異なる類似基準で複数の類似物品の情報を検索することもできる。類似基準は、例えば、物品の属性および提供根拠のうちの1以上を含む。
【0087】
例えば、類似基準が物品の属性である場合において物品が「牛肉」である場合、利用者Uの属性が年齢「10代」であれば、「重さ」類似基準とし、「重さ」が基準物品の「重さ」以上の物品が類似物品となり、利用者Uの属性が年齢「50代」以上であれば、「肉質」を類似基準とし、「肉質」が基準物品の「肉質」以上の物品が類似物品となる。
【0088】
また、各類似物品は、基準物品と一般名称の物品名が共通する物品であってさらに基準物品と提供根拠が共通する物品であってもよい。提供根拠の種類は、物品の販売による利益である第1提供根拠とふるさと納税に対する返礼である第2提供根拠とを含む。
【0089】
例えば、基準物品がふるさと納税の返礼品である場合、各類似物品は、基準物品と一般名称の物品名が共通する物品であってさらにふるさと納税の返礼品である。各類似物品は、ふるさと納税の返礼品である場合、さらに、ふるさと納税を取り扱うサイトが同じ返礼品であってもよい。
【0090】
また、各類似物品は、基準物品と一般名称の物品名が共通する物品であってさらに基準物品と属性と提供根拠とが共通する物品であってもよく、さらに、属性と提供根拠とが利用者Uの属性によって異なっていてもよい。
【0091】
検索部32は、受付部31によって検索クエリやカタログ送信要求が受け付けられた場合、例えば、ふるさと納税の返礼品として閲覧される割合である返礼品閲覧割合が高い物品ほど多くの返礼品を検索することもできる。返礼品閲覧割合は、物品の総閲覧数に対する返礼品の閲覧数の割合であり、返礼品毎に算出される。返礼品の閲覧数は、検索結果や物品カタログ情報に含まれる返礼品の情報であって利用者Uに選択された返礼品の数である。
【0092】
例えば、物品「牛肉」の返礼品閲覧割合は、検索キーワードが「牛肉」である場合の検索結果に含まれる複数の物品の情報のうち選択された物品の総数に対する選択された返礼品の総数の比である。また、物品「牛肉」の返礼品閲覧割合は、検索キーワードが「牛肉」である場合の検索結果とその検索結果に含まれる物品カタログ情報とに含まれる複数の物品の情報のうち選択された物品の総数に対する選択された返礼品の総数の比であってもよい。
【0093】
返礼品閲覧割合は、利用者Uの属性毎に算出されてもよい。利用者Uの属性は、例えば、1以上の属性項目(年齢、性別、職業、年収、家族構成など)から構成され、利用者Uの属性毎とは、例えば、年齢、性別、職業などの組み合わせ毎などである。
【0094】
検索部32は、検索クエリの送信元の利用者Uの属性に対応する返礼品閲覧割合に応じた返礼品と商品の割合で、検索キーワードに応じた返礼品の情報と商品の情報とを検索する。例えば、返礼品閲覧割合が30%であるとする。この場合、検索部32によって検索される複数の物品の情報は、返礼品の情報が30%で、商品の情報が70%である。
【0095】
検索部32は、例えば、検索キーワードに応じた返礼品として、検索クエリの送信元の利用者Uが住所を有する地方公共団体以外の地方公共団体によって提供される返礼品を検索し、検索クエリの送信元の利用者Uが住所を有する地方公共団体によって提供される返礼品を検索対象から除外することができる。
【0096】
〔3.3.4.生成部33〕
生成部33は、受付部31によってカタログ送信要求が受け付けられた場合、基準となる物品である基準物品の情報と、基準物品と各々類似する物品である複数の類似物品の情報とを含む物品カタログ情報を生成する。例えば、生成部33は、検索部32によって検索された複数の類似物品の情報と、基準物品の情報とを含む物品カタログ情報を生成する。
【0097】
物品カタログ情報に情報が含まれる各類似物品は、上述したように、基準物品と一般名称の物品名が共通する物品であってさらに基準物品と属性が共通する物品または基準物品と一般名称の物品名が共通する物品であってさらに基準物品と提供根拠が共通する物品である。提供根拠の種類は、上述したように、物品の販売による利益である第1提供根拠とふるさと納税に対する返礼である第2提供根拠とを含む。なお、各類似物品は、基準物品と一般名称の物品名が共通する物品であって属性や提供根拠の共通性を問わない物品であってもよい。
【0098】
ここで、類似基準に提供根拠を含み且つ基準物品がふるさと納税の返礼品であるとする。この場合、各類似物品は、ふるさと納税の返礼品である。また、検索部32によって検索キーワードに応じた返礼品として、検索クエリの送信元の利用者Uが住所を有する地方公共団体以外の地方公共団体によって提供される返礼品が検索されたとする。この場合、基準物品および複数の類似物品の各々は、物品カタログ情報が提供される利用者Uが住所を有する地方公共団体以外の地方公共団体によって提供されるふるさと納税の返礼品である。
【0099】
また、生成部33は、物品カタログ情報を特定するための情報が、物品カタログ情報の識別情報である物品カタログ識別情報である場合、カタログ識別情報に関連付けられている各物品の情報を特定する情報を用いて、複数の類似物品の情報と基準物品の情報とを物品情報記憶部21に記憶された複数の物品の情報の中から取得し、取得した複数の類似物品の情報と基準物品の情報とを含む物品カタログ情報を生成する。
【0100】
また、生成部33は、利用者Uが過去に住所を有していた地方公共団体によって提供される物品を他の地方公共団体よりも上位の位置になるように、物品カタログ情報を生成することもできる。上位の位置とは、例えば、物品カタログ情報において複数の物品の情報が行列状に配置される場合、上の行ほど上位の位置になり、同じ行でも左の位置ほど上位の位置になる。
【0101】
〔3.3.5.提供部34〕
提供部34は、種々の情報を利用者Uに提供する。提供部34は、種々の情報を端末装置2に送信して端末装置2に表示させることで、種々の情報を利用者Uに提供する。
【0102】
例えば、提供部34は、受付部31によって端末装置2からのアクセスが受け付けられた場合、トップページのコンテンツであるトップページコンテンツをアクセス元の端末装置2に送信する。これにより、端末装置2においてトップページコンテンツが表示される。
【0103】
また、提供部34は、受付部31によって検索クエリが受け付けられた場合、検索クエリに応じて検索部32によって検索された複数の物品の情報を含む検索結果を検索クエリの送信元の端末装置2に送信する。これにより、端末装置2において検索クエリに応じた検索結果が表示される。
【0104】
例えば、提供部34は、検索部32によって検索された複数の物品の情報と、複数の物品のうち1以上の物品を基準物品とする物品カタログ情報60を取得するためのカタログ取得情報52とを含む検索結果50を提供する。
【0105】
検索部32によって検索される複数の物品の情報として、ふるさと納税の返礼品として地方公共団体から提供される1以上の物品の情報と、電子商取引サイト(例えば、電子商店街)で取引される1以上の物品とを含む複数の物品の情報とを含む。
【0106】
また、基準物品は、例えば、ふるさと納税の返礼品であるが、ストアが販売する商品であってもよい。物品カタログ情報は、基準物品の情報と、基準物品と各々類似する物品である複数の類似物品の情報とを含む。
【0107】
また、提供部34は、受付部31によってカタログ送信要求が受け付けられた場合、カタログ送信要求に応じて生成部33によって生成された物品カタログ情報をカタログ送信要求元の端末装置2に送信する。これにより、端末装置2において物品カタログ情報が表示される。
【0108】
図5は、実施形態に係る情報処理装置1の提供部34によって利用者Uに提供されるトップコンテンツの一例を示す図である。
図5に示すトップコンテンツ40には、物品を検索するための検索キーワードを入力するための検索枠41と、検索枠41に入力された検索キーワードを含む検索クエリを送信するための検索ボタン42とが含まれる。
【0109】
利用者Uは、端末装置2を操作することによって、検索枠41に検索キーワードを入力し、検索ボタン42をクリックまたはタップすることで、端末装置2から検索キーワードを含む検索クエリが情報処理装置1に送信される。
【0110】
図6は、実施形態に係る情報処理装置1の提供部34によって利用者Uに提供される検索結果の一例を示す図である。
図6に示すように、提供部34によって利用者Uに提供される検索結果50には、検索クエリに含まれる検索キーワードに応じた複数の物品の情報51a,51b,51c,51d,51e,51fと、カタログ取得情報52a,52bが含まれる。
【0111】
図6に示す検索結果50は、検索クエリに含まれる検索キーワードが「牛肉」である場合の検索結果であり、かかる検索結果50に含まれる複数の物品の情報51a,51b,51c,51d,51e,51fの各々は、一般名称が「牛肉」である物品の情報である。
【0112】
図6に示す物品の情報51a,51b,51c,51d,51e,51fの各々は、物品の画像の情報と、物品の説明(例えば、物品の名称や属性など)の情報が含まれている。以下において、物品の情報51a,51b,51c,51d,51e,51fの各々を個別に区別せずに示す場合、物品の情報51と記載する場合がある。
【0113】
カタログ取得情報52a,52bは、対応する物品を基準物品とする物品カタログ情報を取得するための情報であり、基準物品となる物品の情報51に対応する位置に配置される。
図6に示す例では、カタログ取得情報52a,52bは、利用者Uによって操作されるボタンを含むが、かかる例に限定されない。
【0114】
図6に示す例では、カタログ取得情報52aは、物品の情報51cの下方の位置に配置されており、物品の情報51cに対応する物品を基準物品とする物品カタログ情報を取得するための情報である。
【0115】
また、カタログ取得情報52bは、物品の情報51eの下方の位置に配置されており、物品の情報51eに対応する物品を基準物品とする物品カタログ情報を取得するための情報である。以下において、カタログ取得情報52a,52bの各々を個別に区別せずに示す場合、カタログ取得情報52と記載する場合がある。
【0116】
利用者Uは、端末装置2を操作(例えば、クリックまたはタップ)することによって、物品の情報51を選択することができる。端末装置2は、物品の情報51が利用者Uによって選択された場合、選択された物品の情報51で示される物品を特定する情報を含む物品情報要求を情報処理装置1に送信する。
【0117】
提供部34は、端末装置2から送信された物品情報要求が受付部31によって受け付けられた場合、物品情報要求で特定される物品を取得するための決済処理を行うための決済処理用コンテンツ(例えば、物品が返礼品である場合は納税決済ページ、物品が商品である場合は購入決済ページ)を物品情報要求元の端末装置2に送信する。
【0118】
端末装置2は、情報処理装置1から送信される決済処理用コンテンツを表示し、利用者Uによる端末装置2の決済操作がある場合に、決済要求を情報処理装置1に送信する。情報処理装置1は、端末装置2からの決済要求が受付部31によって受け付けられた場合に、決済要求で特定される物品に関する決済処理を行う。
【0119】
なお、提供部34は、端末装置2から送信された物品情報要求が受付部31によって受け付けられた場合、決済処理用コンテンツに代えて、物品情報要求で特定される物品の詳細情報を含む物品コンテンツを端末装置2に送信することもできる。この場合、端末装置2は、情報処理装置1から送信される物品コンテンツを表示し、利用者Uによる端末装置2の特定の操作がある場合に、決済処理用コンテンツを端末装置2に送信する。
【0120】
また、利用者Uは、端末装置2を操作(例えば、クリックまたはタップ)することによって、カタログ取得情報52を選択することができる。端末装置2は、カタログ取得情報52が利用者Uによって選択された場合、選択されたカタログ取得情報52に対応するカタログ送信要求を情報処理装置1に送信する。
【0121】
提供部34は、端末装置2から送信されたカタログ送信要求が受付部31によって受け付けられた場合、カタログ送信要求で特定される物品カタログ情報をカタログ送信要求元の端末装置2に送信する。
【0122】
図7は、実施形態に係る情報処理装置1の提供部34によって利用者Uに提供される物品カタログ情報の一例を示す図である。
図7に示すように、提供部34によって利用者Uに提供される物品カタログ情報60には、基準物品の情報61と、類似物品の情報62a,62b,62c,62d,62eが含まれる。以下において、類似物品の情報62a,62b,62c,62d,62eの各々を個別に区別せずに示す場合、類似物品の情報62と記載する場合がある。
【0123】
利用者Uは、端末装置2を操作(例えば、クリックまたはタップ)することによって、基準物品の情報61を選択することができる。端末装置2は、基準物品の情報61が利用者Uによって選択された場合、選択された基準物品の情報61で示される基準物品を特定する情報を含む物品情報要求を情報処理装置1に送信する。これにより、物品の情報51の場合と同様に、端末装置2には、基準物品の情報61で示される物品の決済処理用コンテンツまたは物品コンテンツが表示される。
【0124】
同様に、利用者Uは、端末装置2を操作(例えば、クリックまたはタップ)することによって、類似物品の情報62を選択することができる。端末装置2は、類似物品の情報62が利用者Uによって選択された場合、選択された類似物品の情報62で示される類似物品を特定する情報を含む物品情報要求を情報処理装置1に送信する。これにより、物品の情報51の場合と同様に、端末装置2には、類似物品の情報62で示される類似物品の決済処理用コンテンツまたは物品コンテンツが表示される。
【0125】
なお、
図7に示す物品カタログ情報60では、基準物品の情報61が最上位に配置されており、これにより、利用者Uが注目した物品と、その物品に類似する物品とを互いに区別して把握することができる。なお、提供部34は、基準物品の情報61を類似物品の情報62に比べて強調表示(例えば、枠を太くする、枠の色を変えるなど)することもできる。
【0126】
〔4.処理手順〕
次に、実施形態に係る情報処理装置1の処理部12による情報処理の手順について説明する。
図8は、実施形態に係る情報処理装置1の処理部12による情報処理の一例を示すフローチャートである。
【0127】
図8に示すように、情報処理装置1の処理部12は、検索クエリを受け付けたか否かを判定する(ステップS10)。処理部12は、検索クエリを受け付けたと判定した場合(ステップS10:Yes)、検索クエリに応じた複数の物品の情報を検索し(ステップS11)、かかる検索結果50を検索クエリ元の利用者Uに提供する(ステップS12)。
【0128】
処理部12は、ステップS12の処理が終了した場合、または検索クエリを受け付けていないと判定した場合(ステップS10:No)、物品情報要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS13)。処理部12は、物品情報要求を受け付けたと判定した場合(ステップS13:Yes)、決済処理用コンテンツまたは物品コンテンツを物品情報要求元の利用者Uに提供する(ステップS14)。
【0129】
処理部12は、ステップS14の処理が終了した場合、または物品情報要求を受け付けていないと判定した場合(ステップS13:No)、カタログ送信要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS15)。
【0130】
処理部12は、カタログ送信要求を受け付けたと判定した場合(ステップS15:Yes)、カタログ送信要求に応じた複数の類似物品の情報を検索し(ステップS16)、基準物品の情報と複数の類似物品の情報とを含む物品カタログ情報60を生成する(ステップS17)。そして、処理部12は、ステップS17の処理で生成した物品カタログ情報60をカタログ送信要求元の利用者Uに提供する(ステップS18)。
【0131】
処理部12は、ステップS18の処理が終了した場合、またはカタログ送信要求を受け付けていないと判定した場合(ステップS15:No)、動作終了タイミングになったか否かを判定する(ステップS19)。処理部12は、例えば、情報処理装置1の電源がオフにされた場合などに動作終了タイミングになったと判定する。
【0132】
処理部12は、動作終了タイミングになっていないと判定した場合(ステップS19:No)、処理をステップS10へ移行し、動作終了タイミングになったと判定した場合(ステップS19:Yes)、
図8に示す処理を終了する。
【0133】
〔5.変形例〕
提供部34から提供される物品カタログ情報は、例えば、基準物品の情報61と、複数の類似物品の情報62と、構成ファイル(例えば、HTML(HyperText Markup Language)ファイル)とを含みが、かかる例に限定されない。
【0134】
例えば、APIなどのインターフェイスを介して端末装置2から入力された情報に基づき、基準物品の情報61と複数の類似物品の情報62とを物品カタログ情報として端末装置2に提供することもできる。この場合、端末装置2は、例えばインストールされている専用のアプリケーションによって基準物品の情報61と複数の類似物品の情報62とを予め定められた形式で配列して表示する。
【0135】
また、上述した類似基準は、利用者Uの属性に代えてまたは加えて、利用者Uの履歴情報に応じた類似基準であってもよい。
【0136】
また、検索部32は、利用者Uの履歴情報に基づいて、利用者Uが検索する頻度が高い地域を特定し、利用者Uが検索する頻度が高い地域の地方公共団体が提供する返礼品を優先して類似物品とすることもできる。
【0137】
また、利用者Uの履歴情報に利用者Uの行動履歴(例えば、過去の位置情報)に基づいて、利用者Uが過去に訪問したことがある地域を特定し、利用者Uが過去に訪問したことがある地域の地方公共団体が提供する返礼品をそうではない地域の地方公共団体が提供する返礼品よりも優先して類似物品とすることもできる。
【0138】
〔6.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る情報処理装置1は、例えば
図9に示すような構成のコンピュータ80によって実現される。
図9は、実施形態に係る情報処理装置1の機能を実現するコンピュータ80の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ80は、CPU81、RAM82、ROM(Read Only Memory)83、HDD(Hard Disk Drive)84、通信インターフェイス(I/F)85、入出力インターフェイス(I/F)86、およびメディアインターフェイス(I/F)87を有する。
【0139】
CPU81は、ROM83またはHDD84に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM83は、コンピュータ80の起動時にCPU81によって実行されるブートプログラム、およびコンピュータ80のハードウェアに依存するプログラムなどを記憶する。
【0140】
HDD84は、CPU81によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータなどを記憶する。通信インターフェイス85は、ネットワークN(
図2参照)を介して他の機器からデータを受信してCPU81へ送り、CPU81が生成したデータを、ネットワークNを介して他の機器へ送信する。
【0141】
CPU81は、入出力インターフェイス86を介して、ディスプレイおよびプリンタなどの出力装置、および、キーボードまたはマウスなどの入力装置を制御する。CPU81は、入出力インターフェイス86を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU81は、入出力インターフェイス86を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
【0142】
メディアインターフェイス87は、記録媒体88に記憶されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM82を介してCPU81に提供する。CPU81は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス87を介して記録媒体88からRAM82上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体88は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)などの光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)などの光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリなどである。
【0143】
例えば、コンピュータ80が実施形態に係る情報処理装置1として機能する場合、コンピュータ80のCPU81は、RAM82上にロードされたプログラムを実行することにより、処理部12の機能を実現する。また、HDD84には、記憶部11内のデータが記憶される。コンピュータ80のCPU81は、これらのプログラムを記録媒体88から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0144】
〔7.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0145】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0146】
例えば、上述した情報処理装置1は、端末装置とサーバコンピュータとで実現してもよく、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットホームなどをAPIやネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
【0147】
また、上述してきた実施形態および変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0148】
〔8.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置1は、生成部33と、提供部34とを備える。生成部33は、基準となる物品である基準物品の情報61と、基準物品と各々類似する物品である複数の類似物品の情報62とを含む物品カタログ情報60を生成する。提供部34は、生成部33によって生成された物品カタログ情報60を提供する。そのため、利用者Uは、利用者Uが注目した基準物品に各々類似する物品である複数の類似物品を容易に把握することができ、情報処理装置1は、利用者Uの利便性を高めることができる。
【0149】
また、情報処理装置1は、検索クエリを受け付ける受付部31と、受付部31によって受け付けられた検索クエリに応じた複数の物品を検索する検索部32と、を備え、提供部34は、検索部32によって検索された複数の物品の情報51と、複数の物品のうち1以上の物品を基準物品とする物品カタログ情報60を取得するためのカタログ取得情報52とを含む検索結果50を提供する。そのため、利用者Uは、検索した複数の物品のうち利用者Uが注目した基準物品に各々類似する物品である複数の類似物品を容易に把握することができ、情報処理装置1は、利用者Uの利便性を高めることができる。
【0150】
また、複数の類似物品の各々は、基準物品と一般名称の物品名が共通する物品である。これにより、情報処理装置1は、利用者Uの利便性をさらに高めることができる。
【0151】
また、複数の類似物品の各々は、基準物品と一般名称の物品名が共通する物品であってさらに基準物品と属性が共通する物品である。これにより、情報処理装置1は、利用者Uの利便性をさらに高めることができる。
【0152】
また、複数の類似物品の各々は、基準物品と一般名称の物品名が共通する物品であってさらに基準物品と提供根拠が共通する物品である。これにより、情報処理装置1は、利用者Uの利便性をさらに高めることができる。
【0153】
また、提供根拠の種類は、物品の販売による利益である第1提供根拠とふるさと納税に対する返礼である第2提供根拠とを含む。これにより、情報処理装置1は、利用者Uの利便性をさらに高めることができる。
【0154】
また、基準物品および複数の類似物品の各々は、基準物品の提供根拠が第2提供根拠である場合、ふるさと納税の返礼品として地方公共団体から提供される物品である。これにより、情報処理装置1は、利用者Uの利便性をさらに高めることができる。
【0155】
また、基準物品および複数の類似物品の各々は、物品カタログ情報60が提供される利用者Uが住所を有する地方公共団体以外の地方公共団体によって提供される物品である。これにより、情報処理装置1は、利用者Uの利便性をさらに高めることができる。
【0156】
また、検索部32は、ふるさと納税の返礼品として地方公共団体から提供される1以上の物品と、電子商取引サイトで取引される1以上の物品とを含む2以上の物品を複数の物品として検索する。これにより、情報処理装置1は、利用者Uの利便性をさらに高めることができる。
【0157】
また、検索部32は、ふるさと納税の返礼品として地方公共団体から提供される2以上の物品を複数の物品として検索する。これにより、情報処理装置1は、利用者Uの利便性をさらに高めることができる。
【0158】
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0159】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0160】
1 情報処理装置
2 端末装置
10 通信部
11 記憶部
12 処理部
20 利用者情報記憶部
21 物品情報記憶部
30 取得部
31 受付部
32 検索部
33 生成部
34 提供部
100 情報処理システム
N ネットワーク