(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024139980
(43)【公開日】2024-10-10
(54)【発明の名称】差圧計
(51)【国際特許分類】
G01L 13/00 20060101AFI20241003BHJP
H01L 29/84 20060101ALI20241003BHJP
【FI】
G01L13/00 A
H01L29/84 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023050950
(22)【出願日】2023-03-28
(71)【出願人】
【識別番号】000006666
【氏名又は名称】アズビル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】東條 博史
【テーマコード(参考)】
2F055
4M112
【Fターム(参考)】
2F055BB05
2F055CC02
2F055DD05
2F055EE13
2F055FF04
2F055GG15
2F055GG22
2F055GG33
4M112AA02
4M112BA01
4M112CA01
4M112CA03
4M112CA04
4M112CA08
4M112CA12
4M112DA02
4M112DA18
4M112EA02
4M112EA13
4M112FA06
(57)【要約】
【課題】平面視で長方形のセンサチップに組み込まれた差圧計の出力のドリフトを抑制する。
【解決手段】第1領域141において未接合領域112を設け、ガラス板102の第1接合領域111と第2領域142との間の第1領域141に溝を設け、第1接合領域111を、第1領域141において、第1半導体層103とガラス板102との間で、第1圧力室105を囲い平面視で第1圧力室105の周方向に均一な幅とする。
【選択図】
図1B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体から構成された基体と、
前記基体の上に接合された耐熱ガラスからなり、平面視の形状が長方形とされ、平面視長方形の長辺方向の一端側の第1領域と平面視長方形の長辺方向の他端側の第2領域とを備えるガラス板と、
前記ガラス板の上面に配置され、前記第1領域に平面視の形状が正方形とされた第1圧力室を備える第1半導体層と、
前記第1半導体層の上に配置され、前記第1領域において、平面視で前記第1圧力室が形成された領域を含み、平面視の形状が前記第1圧力室より広い正方形の第2圧力室を備える第2半導体層と、
前記第1圧力室と前記第2圧力室との間を隔てる状態に形成されたダイアフラムと、
前記ダイアフラムの周端部近傍に設けられ、前記ダイアフラムの歪みを測定する歪計測部と、
前記第1領域において、前記ガラス板および前記基体を貫通して形成され、前記第1圧力室と連通する第1導圧路と、
前記第2領域において、前記第1半導体層、前記ガラス板、および前記基体を貫通して形成され、前記第2圧力室と連通する第2導圧路と、
前記第1領域において、前記第1半導体層と前記ガラス板との間で、前記第1圧力室を囲い平面視で前記第1圧力室の周方向に均一な幅とされ、前記第1半導体層と前記ガラス板とを接合する第1接合領域と、
前記第1領域において、前記第1接合領域の周囲で、前記第1領域の前記ガラス板の平面視長方形の長辺方向の一端側の短辺の側、および前記ガラス板の平面視長方形の2つの長辺の側に至る未接合領域と、
前記第2領域において、前記第1半導体層と前記ガラス板と接合する第2接合領域と、
前記ガラス板の前記第1接合領域と前記第2領域との間の前記第1領域に、平面視長方形の短辺方向に延在して形成された溝と
を備える差圧計。
【請求項2】
請求項1記載の差圧計において、
前記溝は、前記ガラス板の平面視長方形の一方の長辺から他方の長辺にかけて形成されている差圧計。
【請求項3】
請求項1または2記載の差圧計において、
前記基体、前記第1半導体層、および前記第2半導体層はシリコンから構成され、
前記ガラス板はテンパックスガラスから構成されている
差圧計。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、差圧計に関する。
【背景技術】
【0002】
工業用の差圧計は、小型化や耐食性などの要望により、センサチップ本体をシリコンなどの半導体やサファイアなどから構成している。例えば、ピエゾ抵抗素子などによる歪計測部が形成された半導体(シリコン)の膜から構成されたダイアフラムの一方の面および他方の面の各々に、第1圧力室および第2圧力室を設けた差圧計がある(特許文献1)。この差圧計では、第1圧力室および第2圧力室の2方向から受ける圧力の差を測定している。第1圧力室、第2圧力室、およびこれらの圧力室の各々に接続する圧力伝達のための導管には、オイルなどの圧力伝達物質が充填され、圧力は、圧力伝達物質を介してダイアフラムに作用する。
【0003】
この種の圧力計で用いられるダイアフラムは、可動領域の平面視の形状を円形または四角形とする構成が代表的であるが、四角形の方が円形より出力の線形性が高いことから、正方形とすることが多い。このように正方形としたダイアフラムや各圧力室につながる導管を組み込んだセンサチップは、平面視の形状が長方形となる。
【0004】
一方で、上述したダイアフラムおよび圧力室が形成されたセンサチップは、パッケージに収容されて用いられている。センサチップを半導体から構成する場合、主に金属から構成されるパッケージとの間を電気的に分離するために、耐熱ガラスによるガラス板を挟んでパッケージに固定している。平面視長方形のセンサチップに設けるガラス板も、平面視の形状は長方形となる。
【0005】
このような構成においては、耐熱性ガラスの上にセンサチップの一部となる第1半導体層を形成し、第1半導体層に一方の圧力室(第1圧力室)を形成し、この第1圧力室の上にダイアフラムを配置している。例えば、上述した第1半導体層に形成した凹部により第1圧力室を構成することで、凹部の部分の薄くされた第1半導体層の部分をダイアフラムとすることができる。この第1圧力室の平面視の形状によりダイアフラムの形状が規定され、第1圧力室の平面視の形状を正方形とすることでダイアフラムの可動領域が正方形となる。
【0006】
ところで、耐熱性ガラスは、クリープ、応力緩和などの粘弾性を持つ。耐熱性ガラスは半導体材料と接合されているため、線膨張係数差による熱応力が発生している。このため、ガラス板に接合されている第1半導体層のガラス板との間に形成されている第1圧力室にも熱応力が伝わっている、よって、平面視で正方形の各辺には上述した粘弾性により、応力の(経時)変化が発生する。平面視長方形のガラス板に対し、第1圧力室は平面視正方形としているため、正方形の各辺での応力は一様ではなく変化量は辺毎に異なる。ダイアフラムの変位を測定するための歪計測部は、正方形とされているダイアフラムの各辺の周縁部に配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述したように、正方形としたダイアフラムの各辺に加わる応力が辺毎に変わっていると、各々の歪計測部の測定値が異なることになり、正確な測定を阻害することになる。例えば、歪計測部としてピエゾ抵抗素子を用い、4つのピエゾ抵抗素子によりブリッジ回路を構成し、このブリッジ回路に一定の電流が流れている、もしくは一定の電圧が印加されている状態においてダイアフラムに変位が発生すると、発生した変位による各ピエゾ抵抗素子の抵抗値の変化を、電圧の変化として出力することができる。このような構成において、上述したように接合しているガラス板の粘弾性影響が辺毎に変わると、各ピエゾ抵抗素子に異なる抵抗値の変化を引き起こし、
図2に示す4つのR(ピエゾ抵抗素子)の粘弾性による経時変化分ΔR1,ΔR2,ΔR3,ΔR4が異なることになり、上述した電圧出力が経時変化する、すなわち、センサ出力Voutがドリフトすることになる。なお、
図2において、Rは初期状態の抵抗値、ΔRpは圧力印加による抵抗値の変化、ΔR1~ΔR4は粘弾性による経時変化分の抵抗値変化を示す。
【0009】
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、平面視で長方形のセンサチップに組み込まれた差圧計の出力のドリフト抑制を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る差圧計は、半導体から構成された基体と、基体の上に接合された耐熱ガラスからなり、平面視の形状が長方形とされ、平面視長方形の長辺方向の一端側の第1領域と平面視長方形の長辺方向の他端側の第2領域とを備えるガラス板と、ガラス板の上面に配置され、第1領域に平面視の形状が正方形とされた第1圧力室を備える第1半導体層と、第1半導体層の上に配置され、第1領域において、平面視で第1圧力室が形成された領域を含み、平面視の形状が第1圧力室より広い正方形の第2圧力室を備える第2半導体層と、第1圧力室と第2圧力室との間を隔てる状態に形成されたダイアフラムと、ダイアフラムの周端部近傍に設けられ、ダイアフラムの歪みを測定する歪計測部と、第1領域において、ガラス板および基体を貫通して形成され、第1圧力室と連通する第1導圧路と、第2領域において、第1半導体層、ガラス板、および基体を貫通して形成され、第2圧力室と連通する第2導圧路と、第1領域において、第1半導体層とガラス板との間で、第1圧力室を囲い平面視で第1圧力室の周方向に均一な幅とされ、第1半導体層とガラス板とを接合する第1接合領域と、第1領域において、第1接合領域の周囲で、第1領域のガラス板の平面視長方形の長辺方向の一端側の短辺の側、およびガラス板の平面視長方形の2つの長辺の側に至る未接合領域と、第2領域において、第1半導体層とガラス板と接合する第2接合領域と、ガラス板の第1接合領域と第2領域との間の第1領域に、平面視長方形の短辺方向に延在して形成された溝とを備える。
【0011】
上記差圧計の一構成例において、溝は、ガラス板の平面視長方形の一方の長辺から他方の長辺にかけて形成されている。
【0012】
上記差圧計の一構成例において、基体、第1半導体層、および第2半導体層はシリコンから構成され、ガラス板はテンパックスガラスから構成されている。
【発明の効果】
【0013】
以上説明したように、本発明によれば、第1領域において未接合領域を設け、ガラス板の第1接合領域と第2領域との間の第1領域に溝を設けたので、平面視で長方形のセンサチップに組み込まれた差圧計の出力のドリフトが抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1A】
図1Aは、本発明の実施の形態に係る差圧計の構成を示す断面図である。
【
図1B】
図1Bは、本発明の実施の形態に係る差圧計の一部構成を示す平面図である。
【
図1C】
図1Cは、本発明の実施の形態に係る差圧計の一部構成を示す平面図である。
【
図2】
図2は、ガラス板の粘弾性影響によるセンサ出力Voutのドリフトを説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態に係る差圧計について
図1A、
図1B、
図1Cを参照して説明する。この差圧計は、基体101、ガラス板102、第1半導体層103、第2半導体層104を備える。基体101、ガラス板102、第1半導体層103、第2半導体層104は、これらの順に積層されている。
【0016】
基体101は、半導体から構成されている。基体101は、例えば、シリコンから構成することができる。ガラス板102は、平面視の形状が長方形とされ、平面視長方形の長辺方向の一端側の第1領域141と平面視長方形の長辺方向の他端側の第2領域142とを備える。ガラス板102は、基体101の上に接合して配置されている。また、ガラス板102は、テンパックスガラスなどの耐熱ガラスから構成されている。
【0017】
第1半導体層103は、ガラス板102の上面に配置され、第1領域141に平面視の形状が正方形とされた第1圧力室105を備える。第1圧力室105は、第1半導体層103に形成された凹部であり、この凹部は、ガラス板102の側に開口している。第1半導体層103は、例えばシリコンから構成することができる。
【0018】
第2半導体層104は、第1半導体層103の上に配置(接合)されている。また、第2半導体層104は、平面視の形状が、第1圧力室105より広い正方形の第2圧力室106を備える。第2圧力室106は、第1領域141において、平面視で第1圧力室105が形成された領域を含んで形成されている。第2圧力室106は、第2半導体層104に形成された凹部であり、この凹部は、第1半導体層103の側に開口している。第2半導体層104は、例えばシリコンから構成することができる。
【0019】
上述した第1圧力室105と第2圧力室106との間には、これらを隔てる状態に形成されたダイアフラム107が配置されている。ダイアフラム107は、第1圧力室105を形成することで薄くされた第1半導体層103の部分から構成することができる。ダイアフラム107の平面視の形状は、第1圧力室105の平面視の形状により規定され、正方形となる。
【0020】
また、この差圧計は、ダイアフラム107の周端部近傍に、ダイアフラム107の歪みを測定する第1歪計測部108a、第2歪計測部108b、第3歪計測部108c、第4歪計測部108dを備える。第1歪計測部108a、第2歪計測部108b、第3歪計測部108c、第4歪計測部108dにより、ダイアフラム107の歪みを計測する。第1歪計測部108a、第2歪計測部108b、第3歪計測部108c、第4歪計測部108dの各々は、例えば、複数のピエゾ抵抗素子から構成することができる。
【0021】
また、第1歪計測部108a、第2歪計測部108b、第3歪計測部108c、第4歪計測部108dは、ブリッジ回路を構成している。このブリッジ回路は、一定の電流が流れている、もしくは一定の電圧が印加されている状態においてダイアフラム107に応力が発生したとき、発生した応力による各ピエゾ抵抗素子の抵抗値の変化を電圧の変化として出力する差圧検出部として機能する。このブリッジ回路の各ノードは、ダイアフラム107の図示しない領域の面に形成された配線パターンを介し、図示しない電極に接続されている。
【0022】
また、この差圧計は、第1導圧路109、第2導圧路110、第1接合領域111、未接合領域112、第2接合領域113、および溝114を備える。
【0023】
第1導圧路109は、第1領域141において、ガラス板102および基体101を貫通して形成され、第1圧力室105と連通する。第2導圧路110は、第2領域142において、第1半導体層103、ガラス板102、および基体101を貫通して形成され、第2圧力室106と連通する。
【0024】
第1接合領域111は、第1半導体層103とガラス板102とを接合する。第1接合領域111は、第1領域141において、第1半導体層103とガラス板102との間で、第1圧力室105を囲い平面視で第1圧力室105の周方向に均一な幅とされている。第2接合領域113は、第2領域142において、第1半導体層103とガラス板102と接合している。
【0025】
未接合領域112は、第1領域141において、第1接合領域111の周囲に設けられている。また、未接合領域112は、第1領域141のガラス板102の平面視長方形の長辺方向の一端側の短辺の側、およびガラス板102の平面視長方形の2つの長辺の側に至る箇所に設けられている。未接合領域112は、例えば、対応する領域の第1半導体層103の接合面を、エッチング処理により数μm薄くすることで形成することができる。また、未接合領域112は、例えば、対応する領域のガラス板102の接合面を、エッチング処理により数μm薄くすることで形成することができる。
【0026】
溝114は、ガラス板102の第1接合領域111と第2領域142との間の第1領域141に、平面視長方形の短辺方向に延在して形成されている。溝114は、ガラス板102の平面視長方形の一方の長辺から他方の長辺にかけて形成することができる。また、溝114は、ガラス板102を貫通して形成することができる。
【0027】
平面視の形状が正方形とされているダイアフラムの各辺に、例えば、ピエゾ抵抗素子による歪計測部を配置し、ダイアフラムを挾んで2つの第1圧力室,第2圧力室を設ける構成において、2つの圧力室に連通する2つの導圧路を同一の側に取り出す構成では、センサチップの平面視の形状が長方形となる。
【0028】
上述した差圧センサにおいて、ガラス板102と第1半導体層103とをこれらの全域で接合すると、ダイアフラム107の平面視の形状を規定する第1圧力室105の周囲の接合領域は、周方向に均一な幅とならない。また、接合領域のガラス板102端部までの距離が、例えば、第1歪計測部108aと、第2歪計測部108bとで異なるものとなる。
【0029】
耐熱ガラスから構成されているガラス板102は、クリープ、応力緩和に代表される粘弾性を持つため、第1半導体層103との接合時の強制変位や、線膨張係数差による熱応力が経時変化する。この強制変位や熱応力が、各歪計測部に与える影響は、各歪計測部のガラス板102端部までの距離によって変化する。平面視正方形のガラス板に対し、第1圧力室は平面視正方形の場合、これらの距離が均一とすることで変化量は各辺で均一となる、一方、これらの距離が均一ではない場合、第1歪計測部108a、第2歪計測部108b、第3歪計測部108c、第4歪計測部108dが受ける影響が、歪計測部毎に異なり、4つの歪計測部毎で構成するブリッジ回路の出力が経時変化することになる、特に平面視長方形のガラス板の場合、経時変化が顕著になる。この経時変化は、差圧計の出力のドリフトと検知されることになるため、差圧計の安定性を低下させることになる。
【0030】
これに対し、実施の形態によれば、未接合領域112および溝114を設けることで、第1領域141において、第1圧力室105を囲う第1接合領域111を、周方向に均一な幅としている。また、溝114を未接合領域112より深くする、もしくは、基台まで掘り込み第一領域と第二領域を分割することで、平面視長方形のガラス板の場合でも上述したようなガラス板102による強制変位や熱応力などの影響が、第1歪計測部108a、第2歪計測部108b、第3歪計測部108c、第4歪計測部108dに対して均一となる。この結果、4つの歪計測部毎で構成するブリッジ回路の出力の経時変化が抑制され、差圧計の安定性が確保できるようになる。
【0031】
また、溝114を設けることで、第2導圧路110が配置される第2領域142では、第2導圧路110の部分以外の全域を第2接合領域113とすることができ、ガラス板102と第1半導体層103との境界において、第2導圧路110を封止することができる。
【0032】
以上に説明したように、本発明によれば、第1領域において未接合領域を設け、ガラス板の第1接合領域と第2領域との間の第1領域に溝を設けたので、平面視で長方形のセンサチップに組み込まれた差圧計の出力のドリフトが抑制できるようになる。
【0033】
なお、本発明は以上に説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で、当分野において通常の知識を有する者により、多くの変形および組み合わせが実施可能であることは明白である。
【符号の説明】
【0034】
101…基体、102…ガラス板、103…第1半導体層、104…第2半導体層、105…第1圧力室、106…第2圧力室、107…ダイアフラム、108a…第1歪計測部、108b…第2歪計測部、108c…第3歪計測部、108d…第4歪計測部、109…第1導圧路、110…第2導圧路、111…第1接合領域、112…未接合領域、113…第2接合領域、114…溝、141…第1領域、142…第2領域。