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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024140231
(43)【公開日】2024-10-10
(54)【発明の名称】販売システム、及び管理システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20230101AFI20241003BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20241003BHJP
   G06Q 30/0207 20230101ALI20241003BHJP
   G16Y 10/45 20200101ALI20241003BHJP
   G16Y 20/10 20200101ALI20241003BHJP
   G16Y 20/20 20200101ALI20241003BHJP
   G16Y 40/20 20200101ALI20241003BHJP
   G16Y 40/30 20200101ALI20241003BHJP
【FI】
G06Q30/06
G06Q50/10
G06Q30/0207 374
G16Y10/45
G16Y20/10
G16Y20/20
G16Y40/20
G16Y40/30
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023051269
(22)【出願日】2023-03-28
(71)【出願人】
【識別番号】000005234
【氏名又は名称】富士電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003177
【氏名又は名称】弁理士法人旺知国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】井上 壮太
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L030BB07
5L030BB72
5L049BB07
5L049BB72
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】本部、及び複数の店舗によって、合理的な商品の値引き販売を実施可能にする。
【解決手段】販売システム1は、複数の店舗4のそれぞれにおける商品の値引き販売を管理する管理システム3と、複数の店舗4のそれぞれに設けられた店舗コンピュータ50と、を備え、管理システム3は、複数の店舗4に対する本部2に属する本部コンピュータ2Aから入力を受け付け、当該入力に基づいて、複数の店舗4のそれぞれにおける商品の値引き販売の実施に関する設定のデータである設定データD1を記録する制御を実行する本部設定制御部830と、本部設定制御部830によって記録された設定データD1に対する入力を、複数の店舗4のそれぞれの店舗コンピュータ50から受け付け、店舗コンピュータ50のそれぞれの入力を設定データD1に反映する制御を実行する店舗設定制御部832と、を備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の店舗のそれぞれにおける商品の値引き販売を管理する管理システムと、
前記複数の店舗のそれぞれに設けられた店舗コンピュータと、
を備えた販売システムにおいて、
前記管理システムは、
前記複数の店舗に対する本部に属する本部コンピュータから入力を受け付け、当該入力に基づいて、前記複数の店舗のそれぞれにおける前記商品の値引き販売の実施に関する設定のデータである設定データを記録する制御を実行する本部設定制御部と、
前記本部設定制御部によって記録された前記設定データに対する入力を、前記複数の店舗のそれぞれの前記店舗コンピュータから受け付け、前記店舗コンピュータのそれぞれの入力を前記設定データに反映する制御を実行する店舗設定制御部と、
を備える販売システム。
【請求項2】
前記商品を購入する購入者が使用する購入者端末を備え、
前記管理システムは、
前記複数の店舗のそれぞれにおいて実施される商品の値引き販売に関するデータであり、前記設定データから得られる値引き販売データを、前記購入者端末にネットワークを通じて配信する制御を実行する配信制御部、
を備える請求項1に記載の販売システム。
【請求項3】
前記複数の店舗のそれぞれに設けられ、位置情報を示す信号を発信する位置情報発信装置を備え、
前記購入者端末に配信される前記値引き販売データは、前記複数の店舗のそれぞれの位置情報を含み、
前記購入者端末は、
前記位置情報発信装置が発信する信号を受信する受信装置と、
前記受信装置によって受信された信号が示す前記位置情報と、前記値引き販売データに含まれる前記複数の店舗のそれぞれの位置情報とに基づいて、前記購入者が入店している店舗が前記商品の値引き販売を実施しているか否かを判定する値引き実施判定部と、
を備える請求項2に記載の販売システム。
【請求項4】
前記購入者端末は、
撮影装置と、
前記撮影装置による撮影像を表示する表示装置と、
前記撮影装置を用いた前記購入者の撮影動作によって撮影される商品が値引き対象の商品であるか否かを前記値引き販売データに基づいて判定する値引き商品判定部と、
前記値引き商品判定部によって値引き対象の商品であると判定された前記商品の値引きに関する情報を含む第1情報を、前記商品の撮影像の前記表示装置における表示に重畳する制御を実行する表示制御部と、
を備える請求項3に記載の販売システム。
【請求項5】
前記購入者端末は、
前記表示装置に表示された前記第1情報に対応するクーポンを、前記購入者の操作に応じて取得する制御を実行するクーポン取得制御部
を備える請求項4に記載の販売システム。
【請求項6】
複数の店舗のそれぞれにおける商品の値引き販売を管理する管理システムにおいて、
前記複数の店舗に対する本部に属する本部コンピュータから入力を受け付け、当該入力に基づいて、前記複数の店舗のそれぞれにおける前記商品の値引き販売の実施に関する設定のデータである設定データを記録する制御を実行する本部設定制御部と、
前記本部設定制御部によって記録された前記設定データに対する入力を、前記複数の店舗のそれぞれに設けられた店舗コンピュータから受け付け、前記店舗コンピュータのそれぞれの入力を前記設定データに反映する制御を実行する店舗設定制御部と、
を備える管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、販売システム、及び管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
商品を販売する多くの店舗において、値下げ対象の商品に、価格の値下げを表示するシールを店員が貼り付ける作業が行われている。
特許文献1には、顧客が、商品に付されている光学式コードを携帯端末によって撮影し、当該光学式コードが表すインストアコードで示される商品の価格を携帯端末がストアコンピュータから取得し、当該携帯端末が商品の価格を表示することにより、顧客が価格を知ることができるシステムが示されている。
特許文献2には、顧客が、所望の商品のプライスカードを携帯端末で読み取り、その商品のクーポン予約情報を携帯端末から店舗端末に送信し、店舗端末がクーポン予約情報に対応するクーポン対象情報、及びクーポン表示用データを携帯端末に送信することにより、顧客が携帯端末で所望の商品のクーポンを取得できるシステムが示されている。
【0003】
特許文献1、及び特許文献2の技術によれば、クーポンなどによって商品の値引きが行われている場合でも、携帯端末を通じて、その商品の実際の価格を知ることがきる。また、店舗においては、店員がシールを貼る作業を行う必要がなく労働力も削減できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2020-123306号公報
【特許文献2】特開2006-227901号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
コンビニエンスストア、スーパーマーケット、及びドラッグストアなどの多くの小売業において、店舗が本部との間で締結したフランチャイズ契約に基づいて販売を行う、フランチャイズチェーンと称される販売形態が広まっている。フランチャイズチェーンにおいて、店舗は、既に確立されているブランドの商品、及びサービスを使用して営業できる。
しかしながら、特許文献1、及び特許文献2は、フランチャイズチェーンの観点について開示するものではない。
【0006】
本開示は、本部、及び複数の店舗によって、合理的な商品の値引き販売を実施することができる販売システム、及び管理システムを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の1つの態様に係る販売システムは、複数の店舗のそれぞれにおける商品の値引き販売を管理する管理システムと、前記複数の店舗のそれぞれに設けられた店舗コンピュータと、を備えた販売システムにおいて、前記管理システムは、前記複数の店舗に対する本部に属する本部コンピュータから入力を受け付け、当該入力に基づいて、前記複数の店舗のそれぞれにおける前記商品の値引き販売の実施に関する設定のデータである設定データを記録する制御を実行する本部設定制御部と、前記本部設定制御部によって記録された前記設定データに対する入力を、前記複数の店舗のそれぞれの前記店舗コンピュータから受け付け、前記店舗コンピュータのそれぞれの入力を前記設定データに反映する制御を実行する店舗設定制御部と、を備える。
【0008】
本開示の1つの態様に係る管理システムは、複数の店舗のそれぞれにおける商品の値引き販売を管理する管理システムにおいて、前記複数の店舗に対する本部に属する本部コンピュータから入力を受け付け、当該入力に基づいて、前記複数の店舗のそれぞれにおける前記商品の値引き販売の実施に関する設定のデータである設定データを記録する制御を実行する本部設定制御部と、前記本部設定制御部によって記録された前記設定データに対する入力を、前記複数の店舗のそれぞれに設けられた店舗コンピュータから受け付け、前記店舗コンピュータのそれぞれの入力を前記設定データに反映する制御を実行する店舗設定制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示の1つの態様によれば、本部、及び複数の店舗によって、合理的な商品の値引き販売を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本開示の実施形態に係る販売システムの構成の一例を示す図である。
図2】管理サーバの電気的構成の一例を示す図である。
図3】設定データの一例を示す図である。
図4】購入者端末の電気的構成の一例を示す図である。
図5】管理サーバの動作の一例を示すフローチャートである。
図6】購入者端末の動作の一例を示すフローチャートである。
図7】表示装置における第2メッセージの表示形態の一例を示す図である。
図8】第1情報のAR表示による表示形態の一例を示す図である。
図9】表示装置におけるクーポンの表示形態の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら本開示に係る好適な形態を説明する。なお、図面において、各部の寸法、及び縮尺が実際と適宜に異なる場合があり、理解を容易にするために模式的に示している部分を含む場合がある。また、以下の説明において、本開示を限定する旨の特段の記載が無い限り、本開示の範囲は以下の説明に記載された形態に限られない。本開示の範囲は当該形態の均等の範囲を含む。
【0012】
1.実施形態
図1は、本開示の実施形態に係る販売システム1の構成の一例を示す図である。
販売システム1は、フランチャイズチェーンにおける複数の店舗4に設けられる店舗システム5と、複数の店舗4と対となる本部2によって運営される管理システム3と、いずれかの店舗4で商品を購入する購入者Uが使用する購入者端末6と、を備え、各店舗システム5及び購入者端末6と、管理システム3とが互いにインターネット等のネットワークAを介して通信する。
【0013】
管理システム3は、複数の店舗4のそれぞれにおける商品の値引き販売を管理するシステムであり、商品の値引き販売の実施に関する設定のデータである設定データD1を設定する機能を備える。設定データD1の詳細については後に図3を参照して説明する。複数の店舗システム5は、それぞれ、管理システム3によって設定された設定データD1において、自身の店舗4についての設定を変更する機能を備える。また、購入者端末6は、複数の店舗4のそれぞれにおいて実施される商品の値引き販売に関するデータである値引き販売データD2を管理システム3からネットワークAを通じてプッシュ配信により予め取得し、購入者Uがいずれかの店舗4を訪れた場合、その店舗4において商品の値引きを受けるためのクーポンBを値引き販売データD2に基づいて取得する機能を備える。なお、図1には購入者端末6が1台のみ示されているが、販売システム1において、1以上の購入者Uが、それぞれ購入者端末6を備えてもよい。
【0014】
販売システム1によれば、本部2は、管理システム3によって複数の店舗4のそれぞれにおける商品の値引き販売を設定できるため、商品のブランド戦略などに応じて商品の値引き販売の実施を管理できる。また、各店舗4のオーナー、及びスタッフ(以下、「オーナー等」と称する)は、来客状況、及び、商品の売れ行き等のその店舗4の状況に応じて、その店舗4における商品の値引き販売の設定を変更でき、自身の店舗4における収益の効率化を図ることができる。したがって、商品の値引き販売について本部2の意向と店舗4の意向とが設定データD1に反映され、当該設定データD1に基づいて合理的な商品の値引き販売を実施できる。
【0015】
また、販売システム1において、購入者端末6は、上述した特許文献1、及び特許文献2のように、店舗システム5に設けられた後述の店舗コンピュータ50と通信してクーポンBの利用に要するデータを取得するのではなく、管理システム3からプッシュ配信を通じて取得する。したがって、各店舗システム5の後述の店舗コンピュータ50が購入者端末6と直接的に通信することがないため、各店舗4において、購入者端末6によって店舗コンピュータ50のセキュリティが侵されることがない。また、管理システム3は、プッシュ配信によって、クーポンBの利用に要するデータを購入者端末6に配信するため、プル配信に比べて管理システム3のセキュリティが高められる。
【0016】
以下、販売システム1の各部の構成について詳述する。
【0017】
[管理システム3]
管理システム3は、管理サーバ8を備える。
図2は、管理サーバ8の電気的構成の一例を示す図である。
管理サーバ8は、第1通信装置81と、第1記憶装置82と、第1制御装置83と、を備え、それぞれがバス84に接続されるサーバコンピュータである。
第1通信装置81は、ネットワークAにアクセスし、このネットワークAを介して店舗システム5、及び、購入者端末6のそれぞれとの間で通信するハードウェアであり、送信回路、及び受信回路を備える。
第1記憶装置82は、第1制御装置83が読み取り可能な記録媒体である。第1記憶装置82は、例えば、不揮発性メモリーと揮発性メモリーとを含む。不揮発性メモリーは、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)である。揮発性メモリーは、例えば、RAM(Random Access Memory)である。第1制御装置83は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの1つ以上のプロセッサーを含む。第1制御装置83の機能の一部は、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の回路によって構成されてもよい。
【0018】
第1記憶装置82は、第1プログラムPR1と、上述の設定データD1と、を記憶する。第1プログラムPR1は、複数の店舗4のそれぞれにおける商品の値引き販売の実施の管理のための各種の機能を管理サーバ8に実現させるプログラムである。第1制御装置83が実現する機能については後述する。
【0019】
図3は、設定データD1の一例を示す図である。
本実施形態の設定データD1は、図3に示すように、店舗情報D1Aと、対象商品情報D1Bと、値引き販売情報D1Cと、実施可否情報D1Dと、を含む。
店舗情報D1Aは、店舗4に関する情報であり、例えば、店舗名、及び店舗4の位置情報を含む。当該位置情報は、店舗4に設置された後述のビーコン端末52が発信する位置情報に対応する。
対象商品情報D1Bは、店舗4における値引き販売の対象となる商品の情報を含み、例えば、商品名、及びバーコード情報などを含む。バーコードは、商品を特定する情報を含むコードの一例であり、工場出荷時などに商品のパッケージに予め付されたコードである。日本国内において、バーコードには、例えばJAN(Japanese Article Number)コード、又は、当該JANコードが示す情報に加え、製造年月日、及び賞味期限などの情報も含む「GS1-128」と称されるコードが用いられる。
値引き販売情報D1Cは、対象の商品ごとの値引き販売に関する情報であり、例えば、値引き販売を開始する値引き販売開始時刻、その値引き販売を終了する値引き終了時刻、値引き額、及び、値引き販売を許容する対象商品の最大数量などの情報を含む。本実施形態では、値引き販売開始時刻から値引き販売終了時刻の間であり、かつ、値引き販売された数量が最大数量に達するまで、購入者Uは、その商品について、値引き額に相当する値引きを受けるためのクーポンBを、購入者端末6を使って取得し、また、そのクーポンBを利用可能となる。
実施可否情報D1Dは、店舗情報D1Aによって示される店舗4において、対象の商品の値引き販売が実施されるか否かを示す情報である。本実施形態では、店舗4のオーナー等の意向に応じて実施可否情報D1Dが設定される。
【0020】
なお、図3は、あくまでも一例であり、設定データD1は、図3に示す情報の他にも、商品の値引き販売の実施に係る適宜の情報を含んでよい。
【0021】
前掲図1に示すように、管理システム3とオンラインによって接続された本部コンピュータ2Aが本部2に設けられる。そして、本部2のスタッフなどが、本部コンピュータ2Aを操作することにより上記設定データD1の設定が行われる。
【0022】
[店舗システム5]
店舗システム5は、図1に示すように、店舗コンピュータ50と、ビーコン端末52と、を備える。
店舗コンピュータ50は、店舗4に設けられるコンピュータであり、店舗4の事務室等に設置される。ビーコン端末52は、本開示における「位置情報発信装置」の一例である。ビーコン端末52は、店舗4の商品陳列エリアに設置され、購入者端末6に対して自身の位置情報を発信する装置であり、有線、又は無線を通じて信号を送受可能に店舗コンピュータ50に接続される。本実施形態のビーコン端末52は、例えば、BLE(Bluetooth Low Energy)ビーコンが用いられる。「Bluetooth」は登録商標である。
【0023】
店舗コンピュータ50は、第2通信装置501と、第2記憶装置502と、第2制御装置503と、入力装置504と、を備え、それぞれがバス505に接続される。第2通信装置501は、ネットワークAにアクセスし、このネットワークAを介して管理システム3との間で通信するハードウェアであり、送信回路、及び受信回路を備える。第2記憶装置502は、第2制御装置503が読み取り可能な記録媒体である。第2記憶装置502は、例えば、不揮発性メモリーと揮発性メモリーとを含む。不揮発性メモリーは、例えば、ROM、EPROM、又はEEPROMである。揮発性メモリーは、例えば、RAMである。第2制御装置503は、例えばCPUなどの1つ以上のプロセッサーを含む。第2制御装置503の機能の一部は、FPGA等の回路によって構成されてもよい。入力装置504は、オーナー等の操作を受け付ける装置である。
【0024】
また、第2記憶装置502には、店舗毎設定データD3が記憶される。店舗毎設定データD3は、上述の設定データD1から、自身が設置された店舗4についての設定が抽出されたものである。
【0025】
[購入者端末6]
図4は、購入者端末6の電気的構成の一例を示す図である。
購入者端末6は、同図に示すように、第3通信装置61と、第3記憶装置62と、第3制御装置63と、ビーコン受信装置64と、表示装置65と、入力装置66と、撮影装置67と、を備え、それぞれがバス68に接続された携帯型の電子機器である。購入者端末6には、マートフォン、ウェアラブルコンピュータ、ノート型、及びタブレット型のパーソナルコンピュータなどの適宜の携帯型の電子機器が用いられる。
【0026】
第3通信装置61は、ネットワークAにアクセスし、ネットワークAを介して管理システム3から情報の配信を受けるための通信を行うハードウェアであり、送信回路、及び受信回路を備える。第3記憶装置62は、第3制御装置63が読み取り可能な記録媒体である。第3記憶装置62は、例えば、不揮発性メモリーと揮発性メモリーとを含む。不揮発性メモリーは、例えば、ROM、EPROM、又はEEPROMである。揮発性メモリーは、例えば、RAMである。第3制御装置63は、例えばCPUなどの1つ以上のプロセッサーを含む。ビーコン受信装置64は、店舗4に設置されたビーコン端末52から発信された信号を受信する装置であり、本実施形態では、Bluetooth規格にしたがって信号を送受する送受信機が用いられる。表示装置65は各種情報を表示するものであり、クーポンB、撮影像C、及び第1情報Eの表示などに用いられる。撮影像C、及び第1情報Eについては図8を参照して後に説明する。入力装置66は、購入者Uの操作を受け付ける装置である。撮影装置67は、購入者Uが店舗4において商品を撮影するために用いられる。
【0027】
第3記憶装置62には、第3プログラムPR3と、上述の値引き販売データD2と、が記憶される。第3プログラムPR3は、購入者Uが店舗4においてクーポンBを取得可能にするための各種の機能を購入者端末6に実現するためのアプリケーションプログラムである。第3プログラムPR3によって実現される機能については後述する。
【0028】
[管理サーバ8の機能的構成]
次いで、本実施形態の管理サーバ8の第1制御装置83が実現する機能部について詳述する。
第1制御装置83は、第1プログラムPR1を実行することにより、前掲図2に示すように、本部設定制御部830、店舗設定制御部832、実行通知制御部834、及び配信制御部836として機能する。
【0029】
本部設定制御部830は、本部2に属する上記本部コンピュータ2Aから設定データD1の入力を受け付け、当該入力に基づいて設定データD1を第1記憶装置82に記録する制御する実行する機能部である。本部2のスタッフなどが、各店舗4において販売されている商品、及び、商品の販売戦略などを統合的に判断して設定データD1を本部コンピュータ2Aから入力することにより、本部2の意向に沿った商品の値引き販売の実施の設定が各店舗4について設定される。
【0030】
店舗設定制御部832は、本部設定制御部830によって記録された設定データD1に対する入力を、各店舗4の店舗コンピュータ50から受け付け、各店舗コンピュータ50のそれぞれの入力を設定データD1に反映する制御を実行する機能部である。各店舗4のオーナー等が店舗コンピュータ50を操作して、自身の意向に応じた商品の値引き販売の実施に係る設定を入力することにより、当該意向を設定データD1に反映することができる。本実施形態では、店舗4のオーナー等が設定、及び変更可能な情報は実施可否情報D1Dである。店舗4のオーナー等は、その店舗4について、そのときの来客状況、及び、商品の売れ行き等のその店舗4の状況に応じて、値引き販売の実施可否を商品ごとに判断し、その決定を店舗コンピュータ50に入力する。この入力により、店舗4のオーナー等の判断に応じて、各商品の値引き販売の実施の可否が決定される。
【0031】
実行通知制御部834は、設定データD1に基づく値引き販売の実行を各店舗4の店舗コンピュータ50に通知する制御を実行する機能部である。本実施形態において、実行通知制御部834は、その通知の際、設定データD1の中から通知対象の店舗4についてのデータを抽出し、抽出後のデータを上述した店舗毎設定データD3として各店舗4に送信する。
【0032】
配信制御部836は、値引き販売データD2を購入者端末6にプッシュ配信する機能部である。値引き販売データD2は、設定データD1の中から、店舗4によって実施可否が「可」と設定された情報が抽出されたデータである。すなわち、各店舗4において値引き販売が実施される全ての商品についてのデータが購入者端末6に予め配信される。
【0033】
なお、店舗設定制御部832は、設定データD1に対する入力を店舗コンピュータ50から受け付けた場合、店舗コンピュータ50によって入力された情報(変更の内容)が本部2のスタッフなどによって承認されたことを条件に、その情報を設定データD1に反映するようにしてもよい。また、店舗設定制御部832は、実施可否情報D1Dに限らず、値引き販売情報D1Cなどの他の情報の変更を店舗コンピュータ50から受け付けてもよい。
【0034】
[購入者端末6の機能的構成]
次いで、本実施形態の購入者端末6の第3制御装置63が実現する機能部について詳述する。
第3制御装置63は、アプリケーションプログラムである第3プログラムPR3を実行することにより、前掲図4に示すように、配信受信制御部630、ビーコン受信制御部631、値引き実施判定部632、撮影案内部633、値引き商品判定部634、表示制御部635、及びクーポン取得制御部636として機能する。
【0035】
配信受信制御部630は、管理サーバ8による値引き販売データD2のプッシュ配信を受信する制御を実行する機能部である。
ビーコン受信制御部631は、購入者Uが入店した店舗4に設置されているビーコン端末52の信号をビーコン受信装置64によって受信し、当該信号が示す位置情報を取得する制御を実行する機能部である。
値引き実施判定部632は、ビーコン端末52の信号が示す位置情報と、値引き販売データD2に含まれる各店舗4のそれぞれの位置情報とに基づいて、購入者Uが入店している店舗4において値引き販売が実施されているか否かを判定する機能部である。
撮影案内部633は、撮影装置67による商品の撮影によって、クーポンBが取得可能か否かを確かめることができる旨を、購入者Uに案内する制御を実行する機能部である。
値引き商品判定部634は、撮影装置67の撮影によって取得された撮影像Cに写っている商品が値引き販売の対象か否かを、値引き販売データD2に基づいて判定する機能部である。
表示制御部635は、撮影像Cに写っている商品が値引き販売の対象である場合に、当該商品の値引きに関する情報を含む第1情報Eを、表示装置65に表示されている撮影像Cの商品に対応付けて重畳表示する制御、換言すれば、第1情報EをAR(Augmented Reality)表示する制御を実行する機能部である。
クーポン取得制御部636は、表示装置65に表示された第1情報Eに対応するクーポンBを、購入者Uの操作に応じて取得する制御を実行する機能部である。
【0036】
[販売システム1の動作]
図5は、管理サーバ8の動作の一例を示すフローチャートである。
管理サーバ8において、本部設定制御部830が、設定データD1の入力を本部コンピュータ2Aから受け付け、当該入力に基づき設定データD1を第1記憶装置82に記録する(ステップSa1)。次いで、店舗設定制御部832が、設定データD1の上記実施可否情報D1Dに対する入力を各店舗4の店舗コンピュータ50から受け付け、入力に基づく情報を実施可否情報D1Dに反映する(ステップSa2)。ステップSa1の処理により、本部2の意向に沿った設定データD1が設定される。また、それに続くステップSa2の処理により、本部2によって設定された設定データD1に、各店舗4の意向が反映される。
【0037】
次に、実行通知制御部834は、設定データD1に基づく値引き販売の実行を各店舗4の店舗コンピュータ50に通知する。また、この通知の際、実行通知制御部834は、店舗毎設定データD3を各店舗4に送信する(ステップSa3)。次いで、配信制御部836が、値引き販売データD2を購入者端末6にプッシュ配信する(ステップSa4)。
ステップSa3の処理により、各店舗4の店舗コンピュータ50に対し、その店舗4で実施される値引き販売の設定データD1に相当する店舗毎設定データD3が配信される。また、ステップSa4の処理により、購入者端末6に対して、各店舗4で実施される値引き販売の全てのデータが予めプッシュ配信される。
【0038】
その後、購入者Uが値引き販売を実施中のいずれかの店舗4に入店した後、購入者UがクーポンBの利用を所望する場合には、購入者端末6を操作して第3プログラムPR3を起動する。
【0039】
図6は、購入者端末6の動作の一例を示すフローチャートである。
購入者端末6において、第3プログラムPR3が起動された後(ステップSb1)、先ず、ビーコン受信制御部631は、店舗4のビーコン端末52から発信された信号をビーコン受信装置64で受信し、当該信号が示す位置情報を取得する(ステップSb2)。次いで、値引き実施判定部632は、ビーコン端末52が示す位置情報と、値引き販売データD2とに基づいて、購入者Uが入店している店舗4が値引き販売を実施しているか否かを判定する(ステップSb3)。具体的には、値引き実施判定部632は、値引き販売データD2に含まれる各店舗4の位置情報のいずれかが、ビーコン端末52の信号が示す位置情報と一致する場合に、購入者Uが入店している店舗4が値引き販売を実施していると判定する。
【0040】
購入者Uが入店している店舗4が値引き販売を実施していない場合(ステップSb3:No)、値引き実施判定部632は、値引き販売が行われていない旨、換言すれば、利用可能なクーポンBが存在しない旨を購入者Uに通知する第1メッセージを表示装置65に表示する制御を実行する(ステップSb4)。その後、本処理が終了される。
【0041】
一方、購入者Uが入店している店舗4が値引き販売を実施している場合(ステップSb3:Yes)、撮影案内部633は、撮影装置67を起動しつつ、第2メッセージM2を表示装置65に表示する制御を実行する(ステップSb5)。
【0042】
図7は、表示装置65における第2メッセージM2の表示形態の一例を示す図である。
本実施形態において、表示装置65には、撮影装置67が撮影中の撮影像Cと、第2メッセージM2とが表示される。第2メッセージM2には、撮影装置67による商品の撮影によって、商品の値引きの情報を確かめることができる旨を、購入者Uに案内するメッセージである。購入者Uは、所望の商品の値引きについて知りたい場合、その商品に撮影装置67をかざして撮影するという撮影操作を実行する。
【0043】
図6に戻り、値引き商品判定部634は、撮影装置67の撮影によって撮影されている商品が値引き販売の対象か否かを、値引き販売データD2に基づいて判定する(ステップSb6)。具体的には、値引き商品判定部634は、撮影像Cに写っている商品のバーコードを画像認識し、当該バーコードの情報が、値引き販売データD2の対象商品情報D1Bに含まれているか否かに基づいて、その商品が値引き販売の対象か否かを判定する。
その商品が値引き販売の対象でない場合(ステップSb6:No)、値引き商品判定部634は、その商品は値引き対象でない旨、換言すれば、その商品に利用可能なクーポンBが存在しない旨を購入者Uに通知する第3メッセージを表示装置65に表示する制御を実行する(ステップSb7)。その後、本処理が終了される。一方、その商品が値引き販売の対象であった場合(ステップSb6:Yes)、表示制御部635は、撮影像Cに写っている商品の値引きに関する情報を値引き販売データD2から取得し、当該情報を含む第1情報Eを、その商品に対応付けて重畳表示することにより、第1情報EをAR表示する制御を実行する(ステップSb8)。
【0044】
図8は、第1情報EのAR表示による表示形態の一例を示す図である。
同図に示すように、表示装置65には、撮影像Cの商品に対応付けて第1情報EがAR表示されるため、購入者Uは、第1情報Eの表示により、商品の値引きの情報を知ることができる。また、購入者Uは、所望の商品に撮影装置67をかざして撮影する撮影動作だけで簡単に第1情報Eを知ることができる。なお、撮影像Cの中に複数の商品が写っている場合には、複数の商品のうち、値引き対象の商品のそれぞれに第1情報EがAR表示される。
【0045】
また、表示装置65には、第1情報Eに対応付けてクーポン発行ボタンE1が表示されており、購入者Uは、商品の値引きを受ける場合には、クーポン発行ボタンE1を操作する。
図6に戻り、クーポン取得制御部636は、クーポン発行ボタンE1の操作によってクーポンBの発行が購入者Uによって指示された場合(ステップSb9:Yes)、第1情報Eに対応するクーポンBを取得する制御を実行する(ステップSb10)。具体的には、クーポン取得制御部636は、値引き販売データD2の中の第1情報Eに対応する情報に基づいてクーポンBを生成し、当該クーポンBを表示装置65に表示する。また、クーポン取得制御部636は、クーポンBを発行した旨を、店舗4のビーコン端末52を通じて店舗コンピュータ50に送信する。この送信により、店舗コンピュータ50は、クーポンBの発行数を管理できる。
【0046】
図9は、表示装置65におけるクーポンBの表示形態の一例を示す図である。
表示装置65には、購入者Uに対して発行されたクーポンBが表示されており、購入者Uは、商品の精算時に当該クーポンBを店舗4のスタッフに見せることにより、その商品について値引きを受けることができる。本実施形態では、購入者端末6の撮影装置67によって撮影された商品の撮影像C1がクーポンBに対応付けて表示されており、店員は、商品の撮影像C1により、清算対象の商品とクーポンBとの対応を確認することができ、不正なクーポンBの利用を防止できる。
【0047】
なお、商品の清算時に購入者UがクーポンBを利用するための具体的手法は適宜であり、クーポンBを店舗4のスタッフに提示する手法に限らない。例えば、光学式読取装置などに読み取らせる手法など周知、又は公知の適宜の手法が用いられる。
【0048】
以上説明したように、本実施形態の販売システム1は、複数の店舗4のそれぞれにおける商品の値引き販売を管理する管理サーバ8と、複数の店舗4のそれぞれに設けられた店舗コンピュータ50と、を備える。また、管理サーバ8は、複数の店舗4に対応する本部2に属する本部コンピュータ2Aからの入力を受け付け、当該入力に基づいて、複数の店舗4のそれぞれにおける商品の値引き販売に関する設定のデータである設定データD1を記録する本部設定制御部830と、本部設定制御部830によって記録された設定データD1に対する入力を、複数の店舗4のそれぞれの店舗コンピュータ50から受け付け、それぞれの入力に基づく情報を、設定データD1に反映する店舗設定制御部832と、を備える。
この構成によれば、本部2、及び複数の店舗4のそれぞれの意向が反映された設定データD1が得られる。この設定データD1に基づいて、各店舗4における商品の値引き販売が実施されることにより、合理的な商品の値引き販売が実施される。
【0049】
本実施形態の販売システム1は、商品を購入する購入者Uが使用する購入者端末6を備え、管理システム3は、複数の店舗4のそれぞれにおいて実施される商品の値引き販売に関するデータであり、設定データD1から得られる値引き販売データD2を、購入者端末6にネットワークAを通じて配信する制御を実行する配信制御部836を備える。
この構成によれば、購入者端末6が値引き販売に関するデータを取得するために、店舗4の店舗コンピュータ50と通信することがないため、購入者端末6によって店舗コンピュータ50のセキュリティが侵されることがない。
【0050】
本実施形態の販売システム1は、複数の店舗4のそれぞれに設けられ、位置情報を示す信号を発信するビーコン端末52を備え、購入者端末6に配信される値引き販売データD2は、複数の店舗4のそれぞれの位置情報を含む。また、購入者端末6は、ビーコン端末52が発信する信号を受信するビーコン受信装置64と、このビーコン受信装置64によって受信された信号が示す位置情報と、値引き販売データD2に含まれる複数の店舗4のそれぞれの位置情報とに基づいて、購入者Uが入店している店舗4が商品の値引き販売を実施しているか否かを判定する値引き実施判定部632と、を備える。
この構成によれば、購入者端末6は、ビーコン端末52の位置情報を用いるため、例えばGNSS(Global Navigation Satellite System)信号が届き難い地下等でも位置情報を取得することができ、また、購入者Uが入店している店舗4を正確に特定できる。
【0051】
本実施形態の販売システム1において、購入者端末6は、撮影装置67と、撮影装置67による撮影像Cを表示する表示装置65と、撮影装置67を用いた購入者Uの撮影動作によって撮影される商品が値引き対象の商品であるか否かを値引き販売データD2に基づいて判定する値引き商品判定部634と、商品の値引きに関する情報を含む第1情報Eを、商品の撮影像Cの表示装置65における表示に重畳する制御を実行する表示制御部635と、を備える。
この構成によれば、値引きシールなどが商品に貼り付けられていなくとも、購入者Uは、商品の撮影動作を行うだけで、第1情報Eの重畳表示により簡単に値引きについての情報を知ることができる。また、店舗4のスタッフによる値引きシールの貼り付け作業が不要となる。
【0052】
本実施形態の販売システム1において、購入者端末6は、表示装置65に表示された第1情報Eに対応するクーポンBを、購入者Uの操作に応じて取得する制御を実行するクーポン取得制御部636を備える。
この構成によれば、購入者Uは、購入者端末6を操作することにより、簡単にクーポンBを取得することができる。
【0053】
2.変形例
以上に例示した実施形態に付加される変形の形態を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の形態を、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合してもよい。
【0054】
(1)上述した実施形態において、販売システム1は、各店舗4に設けられたPOS(Point Of Sales)を含んでもよい。この場合において、管理システム3は、対象商品情報D1BなどをPOSシステムから取得してもよい。また、管理システム3、及び店舗コンピュータ50は、清算時に利用されたクーポンBに係る情報をPOSシステムから取得してもよい。
【0055】
(2)上述した実施形態において、購入者端末6は、例えばWi-Fi(登録商標)、及び携帯通電話などの基地局が発する電波、或いは、GNSS信号に基づいて、購入者Uが居る場所の位置情報を取得してもよい。
【0056】
(3)上述の実施形態において、管理サーバ8の第1制御装置83が実現する各機能部は、物理的又は論理的に分離した1台以上のコンピュータの組み合わせによって実現されてもよい。この場合において、1台以上のコンピュータの少なくとも1つがサーバコンピュータであってもよい。また、第1制御装置83に各機能部を実現させる第1プログラムPR1は、1以上の機能部ごとに複数のプログラムに分離されてもよい。
【符号の説明】
【0057】
1…販売システム、2…本部、2A…本部コンピュータ、3…管理システム、4…店舗、6…購入者端末、8…管理サーバ、50…店舗コンピュータ、52…ビーコン端末、64…ビーコン受信装置、65…表示装置、67…撮影装置、630…配信受信制御部、631…ビーコン受信制御部、632…値引き実施判定部、634…値引き商品判定部、635…表示制御部、636…クーポン取得制御部、830…本部設定制御部、832…店舗設定制御部、836…配信制御部、B…クーポン、C…撮影像、D1…設定データ、D2…値引き販売データ、D3…店舗毎設定データ、E…第1情報、U…購入者。
図1
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