(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024140354
(43)【公開日】2024-10-10
(54)【発明の名称】ソースドライバ、表示コントローラ及び表示装置
(51)【国際特許分類】
G09G 3/36 20060101AFI20241003BHJP
G09G 3/20 20060101ALI20241003BHJP
【FI】
G09G3/36
G09G3/20 633B
G09G3/20 633P
G09G3/20 612K
G09G3/20 612L
G09G3/20 622S
G09G3/20 623R
G09G3/20 623F
G09G3/20 641C
G09G3/20 642J
G09G3/20 633E
G09G3/20 633H
G09G3/20 633G
G09G3/20 631T
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023051454
(22)【出願日】2023-03-28
(71)【出願人】
【識別番号】320012037
【氏名又は名称】ラピステクノロジー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001025
【氏名又は名称】弁理士法人レクスト国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】門田 大輔
【テーマコード(参考)】
5C006
5C080
【Fターム(参考)】
5C006AA16
5C006AA22
5C006AF13
5C006AF24
5C006AF25
5C006AF42
5C006AF44
5C006AF46
5C006AF51
5C006AF53
5C006AF72
5C006AF73
5C006AF78
5C006AF83
5C006BB16
5C006BC03
5C006BC12
5C006BC14
5C006BC16
5C006BF01
5C006BF14
5C006BF16
5C006BF22
5C006BF24
5C006BF25
5C006FA16
5C006FA42
5C006FA43
5C006FA51
5C080AA10
5C080BB05
5C080CC03
5C080DD23
5C080DD27
5C080EE29
5C080FF11
5C080GG12
5C080JJ02
5C080JJ04
(57)【要約】
【課題】
入力端子数を削減しかつチップサイズの小型化を図ることができるソースドライバを提供する。
【解決手段】
表示コントローラから供給される複数のシリアルデータ信号及び第1のクロック信号を順次受信し、複数のシリアルデータ信号から画像データとフレーム制御信号とを取得し、取得した画像データ及びフレーム制御信号と、第1のクロック信号に基づいた第2のクロック信号とを出力するインターフェース部と、インターフェース部から出力されたフレーム制御信号に基づいてインターフェース部から出力中の画像データのうちの所定の区間において切替信号を生成する切替信号生成部と、切替信号に応じて第2のクロック信号を書込イネーブル信号として出力しかつ画像データの一部を画像データ制御及びタイミング制御用の設定データとして出力する選択部と、書込イネーブル信号に応じて設定データを保存するレジスタとを含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像データと、前記画像データの垂直同期及び水平同期タイミングに関するフレーム制御信号と、を示しかつ画像データ制御及びタイミング制御用の設定データを前記画像データの所定の区間に含む複数のシリアルデータ信号が、前記複数のシリアルデータ信号の同期タイミングを示す第1のクロック信号と共に外部から供給されるソースドライバであって、
前記複数のシリアルデータ信号及び前記第1のクロック信号を順次受信し、受信した前記複数のシリアルデータ信号から前記画像データと前記フレーム制御信号とを取得し、取得した前記画像データ及び前記フレーム制御信号と、前記第1のクロック信号に基づいた第2のクロック信号とを出力するインターフェース部と、
前記インターフェース部から出力された前記フレーム制御信号に基づいて前記インターフェース部から出力中の前記画像データのうちの前記所定の区間において切替信号を生成する切替信号生成部と、
前記切替信号に応じて前記第2のクロック信号を書込イネーブル信号として出力しかつ前記画像データの一部を前記設定データとして出力する選択部と、
前記書込イネーブル信号に応じて前記設定データを保存するレジスタと、
前記インターフェース部から出力された前記フレーム制御信号及び前記第2のクロック信号と前記レジスタに保持された前記設定データとに基づいてソースタイミング信号を生成するタイミング制御部と、
前記インターフェース部から出力された前記画像データ及び前記第2のクロック信号と前記レジスタに保持された前記設定データとに基づいて表示パネルの複数のデータ線分の表示データを生成する画像データ制御部と、
前記表示データに対応して前記複数のデータ線分の階調電圧を有する駆動信号を前記ソースタイミング信号に同期して生成し、当該駆動信号を前記表示パネルの複数のデータ線に出力するソース駆動部と、を含むことを特徴とするソースドライバ。
【請求項2】
前記複数のシリアルデータ信号は前記画像データの1画素分の赤色成分データ、緑色成分データ、青色成分データ、及び前記フレーム制御信号からなるデータパケットを前記第1のクロック信号の1サイクル期間毎に有する信号であり、
前記所定の区間に対応する前記データパケット内の前記赤色成分データが前記設定データに置き換えられていることを特徴とする請求項1記載のソースドライバ。
【請求項3】
前記複数のシリアルデータ信号は前記画像データの1画素分の赤色成分データ、緑色成分データ、青色成分データ、及び前記フレーム制御信号からなるデータパケットを前記第1のクロック信号の1サイクル期間毎に有する信号であり、
前記所定の区間に対応する前記データパケット内の前記赤色成分データ、前記緑色成分データ、及び前記青色成分データの各々の一部が前記設定データに置き換えられていることを特徴とする請求項1記載のソースドライバ。
【請求項4】
前記フレーム制御信号は前記画像データの垂直同期データ、水平同期データ及びデータイネーブルを示すことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1記載のソースドライバ。
【請求項5】
前記複数のシリアルデータ信号及び前記第1のクロック信号はLVDS(Low Voltage Differential Signal)形式の通信信号であること特徴とする請求項1記載のソースドライバ。
【請求項6】
前記切替信号生成部は前記垂直同期データが所定の論理値を示す回数をカウントするカウンタを有し、前記カウンタのカウント値が所定値に達したときを前記所定の区間とすることを特徴とする請求項4記載のソースドライバ。
【請求項7】
前記所定の区間は前記画像データのうちの映像が前記表示パネルに表示がされない表示無効区間であることを特徴とする請求項1記載のソースドライバ。
【請求項8】
画像データをソースドライバに供給するために複数のシリアルデータ信号に変換する表示コントローラであって、
前記画像データを受け入れる画像データ入力部と、
前記画像データの垂直同期及び水平同期タイミングに関するフレーム制御信号を生成するフレーム制御信号生成部と、
前記ソースドライバにおける画像データ制御及びタイミング制御用の設定データを前記画像データの同じ形式の画像形式化設定データに変換するデータ形式変換部と、
前記フレーム制御信号に基づいて前記画像データの所定の区間を特定して前記所定の区間において切替信号を生成する切替信号生成部と、
前記画像データと前記フレーム制御信号とに基づいて前記複数のシリアルデータ信号と前記複数のシリアルデータ信号の同期タイミングを示す第1のクロック信号とを順次生成し、前記切替信号の生成期間には前記画像データに代えて前記画像形式化設定データと前記フレーム制御信号とに基づいて前記複数のシリアルデータ信号及び前記第1のクロック信号を順次生成するシリアルデータ信号生成部と、を含むことを特徴とする表示コントローラ。
【請求項9】
複数のデータ線及び複数のゲート線と、前記複数のデータ線及び複数のゲート線の交差部の各々にマトリクス状に設けられた表示セルと、を有する表示パネルと、
入力された画像データを、前記画像データの垂直同期及び水平同期タイミングに関するフレーム制御信号と共に示しかつ画像データ制御及びタイミング制御用の設定データを前記画像データの所定の区間に含む複数のシリアルデータ信号に変換し、前記複数のシリアルデータ信号を前記複数のシリアルデータ信号の同期タイミングを示す第1のクロック信号と共に出力する表示コントローラと、
前記複数のゲート線に接続され、前記複数のゲート線を所定の順番で選択し、当該選択したゲート線にゲート信号を供給するゲートドライバと、
前記表示コントローラから出力される前記複数のシリアルデータ信号と前記第1のクロック信号とが供給されるソースドライバと、を備える表示装置であって、
前記ソースドライバは、
前記複数のシリアルデータ信号及び前記第1のクロック信号を順次受信し、受信した前記複数のシリアルデータ信号から前記画像データと前記フレーム制御信号とを取得し、取得した前記画像データ及び前記フレーム制御信号と、前記第1のクロック信号に基づいた第2のクロック信号とを出力するインターフェース部と、
前記インターフェース部から出力された前記フレーム制御信号に基づいて前記インターフェース部から出力中の前記画像データのうちの前記所定の区間において切替信号を生成する切替信号生成部と、
前記切替信号に応じて前記第2のクロック信号を書込イネーブル信号として出力しかつ前記画像データの少なくとも一部を前記設定データとして出力する選択部と、
前記書込イネーブル信号に応じて前記設定データを保存するレジスタと、
前記インターフェース部から出力された前記フレーム制御信号及び前記第2のクロック信号と前記レジスタに保持された前記設定データとに基づいてソースタイミング信号を生成するタイミング制御部と、
前記インターフェース部から出力された前記画像データ及び前記第2のクロック信号と前記レジスタに保持された前記設定データとに基づいて前記複数のデータ線分の表示データを生成する画像データ制御部と、
前記表示データに対応して前記複数のデータ線分の階調電圧を有する駆動信号を前記ソースタイミング信号に同期して生成し、当該駆動信号を前記複数のデータ線に出力するソース駆動部と、
を含むことを特徴とする表示装置。
【請求項10】
前記タイミング制御部は、前記インターフェース部から出力された前記フレーム制御信号及び前記レジスタに保持された前記設定データに基づいてゲートタイミング信号を生成し、
前記ゲートドライバは、前記ゲートタイミング信号に基づいて前記選択したゲート線に前記ゲート信号を供給することを特徴とする請求項9記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示パネルのデータ線に駆動信号を供給するソースドライバ、そのソースドライバにシリアル信号化した画像データを供給する表示コントローラ、及びソースドライバを有する表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
表示装置では、通常、外部装置から送信される画像データ及び設定データを受信し、設定データに示された情報に従って画像データをソースドライバにおいて処理して画像データが示す画像を表示パネルに表示することが行われる。
【0003】
特許文献1には、外部の処理装置から送信される設定データとしてコマンドを受信するコマンドインターフェース部と、外部の処理装置から送信される画像データを表示コントローラを介して受信する表示インターフェース部とをソースドライバ内に備えた表示装置が開示されている。その表示装置では、表示インターフェース部は表示コントローラとの間の通信を行っている。その通信方式としては、例えばLVDS(Low Voltage Differential Signal)方式、RGBシリアル方式等が採用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のようなLVDS方式等の通信方式を用いる表示装置では、上述したように受信回路としてのコマンドインターフェース部と表示インターフェース部とが個別に設けられ、例えば、ソースドライバ内部のレジスタへのコマンド等の設定データの書き込みの系統と、画像データの書き込みの系統とが各々形成され、ソースドライバの設定データ及び画像データの入力端子も各系統で個別に用意されていた。
【0006】
よって、従来のソースドライバの構成では、フォーマットの違いやアクセスのタイミングが同時になる可能性から、特許文献1に開示されたように、これら設定データ及び画像データ各々でインターフェース部が設けられることとなり、単一のインターフェース部で共用することは困難であった。その結果、従来のソースドライバでは、動作設定に必要な入力端子の数が増加してコストが増加すると共にチップサイズが大きくなるという課題があった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、入力端子数を削減しかつチップサイズの小型化を図ることができるソースドライバ、表示コントローラ、及び表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のソースドライバは、画像データと、前記画像データの垂直同期及び水平同期タイミングに関するフレーム制御信号と、を示しかつ画像データ制御及びタイミング制御用の設定データを前記画像データの所定の区間に含む複数のシリアルデータ信号が、前記複数のシリアルデータ信号の同期タイミングを示す第1のクロック信号と共に外部から供給されるソースドライバであって、前記複数のシリアルデータ信号及び前記第1のクロック信号を順次受信し、受信した前記複数のシリアルデータ信号から前記画像データと前記フレーム制御信号とを取得し、取得した前記画像データ及び前記フレーム制御信号と、前記第1のクロック信号に基づいた第2のクロック信号とを出力するインターフェース部と、前記インターフェース部から出力された前記フレーム制御信号に基づいて前記インターフェース部から出力中の前記画像データのうちの前記所定の区間において切替信号を生成する切替信号生成部と、前記切替信号に応じて前記第2のクロック信号を書込イネーブル信号として出力しかつ前記画像データの一部を前記設定データとして出力する選択部と、前記書込イネーブル信号に応じて前記設定データを保存するレジスタと、前記インターフェース部から出力された前記フレーム制御信号及び前記第2のクロック信号と前記レジスタに保持された前記設定データとに基づいてソースタイミング信号を生成するタイミング制御部と、前記インターフェース部から出力された前記画像データ及び前記第2のクロック信号と前記レジスタに保持された前記設定データとに基づいて表示パネルの複数のデータ線分の表示データを生成する画像データ制御部と、前記表示データに対応して前記複数のデータ線分の階調電圧を有する駆動信号を前記ソースタイミング信号に同期して生成し、当該駆動信号を前記表示パネルの複数のデータ線に出力するソース駆動部と、を含むことを特徴としている。
【0009】
本発明の表示コントローラは、画像データをソースドライバに供給するために複数のシリアルデータ信号に変換する表示コントローラであって、前記画像データを受け入れる画像データ入力部と、前記画像データの垂直同期及び水平同期タイミングに関するフレーム制御信号を生成するフレーム制御信号生成部と、前記ソースドライバにおける画像データ制御及びタイミング制御用の設定データを前記画像データの同じ形式の画像形式化設定データに変換するデータ形式変換部と、前記フレーム制御信号に基づいて前記画像データの所定の区間を特定して前記所定の区間において切替信号を生成する切替信号生成部と、
前記画像データと前記フレーム制御信号とに基づいて前記複数のシリアルデータ信号と前記複数のシリアルデータ信号の同期タイミングを示す第1のクロック信号とを順次生成し、前記切替信号の生成期間には前記画像データに代えて前記画像形式化設定データと前記フレーム制御信号とに基づいて前記複数のシリアルデータ信号及び前記第1のクロック信号を順次生成するシリアルデータ信号生成部と、を含むことを特徴としている。
【0010】
本発明の表示装置は、複数のデータ線及び複数のゲート線と、前記複数のデータ線及び複数のゲート線の交差部の各々にマトリクス状に設けられた表示セルと、を有する表示パネルと、入力された画像データを、前記画像データの垂直同期及び水平同期タイミングに関するフレーム制御信号と共に示しかつ画像データ制御及びタイミング制御用の設定データを前記画像データの所定の区間に含む複数のシリアルデータ信号に変換し、前記複数のシリアルデータ信号を前記複数のシリアルデータ信号の同期タイミングを示す第1のクロック信号と共に出力する表示コントローラと、前記複数のゲート線に接続され、前記複数のゲート線を所定の順番で選択し、当該選択したゲート線にゲート信号を供給するゲートドライバと、前記表示コントローラから出力される前記複数のシリアルデータ信号と前記第1のクロック信号とが供給されるソースドライバと、を備える表示装置であって、前記ソースドライバは、前記複数のシリアルデータ信号及び前記第1のクロック信号を順次受信し、受信した前記複数のシリアルデータ信号から前記画像データと前記フレーム制御信号とを取得し、取得した前記画像データ及び前記フレーム制御信号と、前記第1のクロック信号に基づいた第2のクロック信号とを出力するインターフェース部と、前記インターフェース部から出力された前記フレーム制御信号に基づいて前記インターフェース部から出力中の前記画像データのうちの前記所定の区間において切替信号を生成する切替信号生成部と、前記切替信号に応じて前記第2のクロック信号を書込イネーブル信号として出力しかつ前記画像データの少なくとも一部を前記設定データとして出力する選択部と、前記書込イネーブル信号に応じて前記設定データを保存するレジスタと、前記インターフェース部から出力された前記フレーム制御信号及び前記第2のクロック信号と前記レジスタに保持された前記設定データとに基づいてソースタイミング信号を生成するタイミング制御部と、前記インターフェース部から出力された前記画像データ及び前記第2のクロック信号と前記レジスタに保持された前記設定データとに基づいて前記複数のデータ線分の表示データを生成する画像データ制御部と、前記表示データに対応して前記複数のデータ線分の階調電圧を有する駆動信号を前記ソースタイミング信号に同期して生成し、当該駆動信号を前記複数のデータ線に出力するソース駆動部と、を含むことを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
本発明のソースドライバ、表示コントローラ、及び表示装置によれば、ソースドライバに供給されるシリアルデータ信号の所定の区間に対応する部分のデータが設定データに置き換えられているので、設定データを別のラインを介してソースドライバに供給する必要がない。これにより、ソースドライバに設定データ専用の入力端子及びインターフェース部を設けなくて済むので、ソースドライバの入力端子数を削減しかつチップサイズの小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の実施例1の表示装置の構成を示すブロック図である。
【
図2】
図1の表示装置中の表示コントローラの動作を示すフローチャートである。
【
図3】
図1の表示装置の動作を示すタイミングチャートである。
【
図4】
図1の表示装置のVSカウントに関連する動作を示すタイミングチャートである。
【
図5】本発明の実施例2の表示装置の構成を示すブロック図である。
【
図6】
図5の表示装置中の表示コントローラの動作を示すフローチャートである。
【
図7】
図5の表示装置の動作を示すタイミングチャートである。
【
図8】
図5の表示装置のVSカウントに関連する動作を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【実施例0014】
図1は本発明の実施例1の表示装置の構成を示している。
図1において、この表示装置は、表示パネル10、表示コントローラ11と、ソースドライバ12及びゲートドライバ13を有している。
【0015】
表示パネル10は、例えば液晶表示パネルからなり、2次元画面の水平方向に伸張するm個(mは2以上の自然数)のゲート線GL1~GLmと、2次元画面の垂直方向に伸張するn個(nは2以上の偶数)のソース線DL1~DLnとを有する。ゲート線GL1~GLm及びソース線DL1~DLnによる各交差部には、赤色、緑色又は青色の表示を行う表示セル(破線にて囲まれた領域)が形成されている。
【0016】
表示コントローラ11は、外部から画像データVDを入力し、また、ソースドライバ12内の後述するレジスタ26に書き込むべき設定データSDを入力する。設定データSDはソースドライバ12内の画像データ制御及びタイミング制御に用いる表示装置特有のデータであって、例えば、表示パネル10のゲート線GL1~GLmの数とソース線DL1~DLnの数を示す。
【0017】
表示コントローラ11は、画像データVDに基づいて画素毎に垂直同期データVS、水平同期データHS及びデータイネーブルDEからなるフレーム制御信号を生成し、それらデータに基づいてLVDS(Low Voltage Differential Signal)形式の出力信号、すなわち低電圧差動信号を出力する。垂直同期データVS、水平同期データHS及びデータイネーブルDEの各々は1ビットデータである。例えば、垂直同期データVSは垂直同期パルスの発生に相当する時点で論理0を示し、それ以外では論理1を示すデータである。水平同期データHSは垂直同期パルスの発生に相当する時点で論理0を示し、それ以外では論理1を示すデータである。また、データイネーブルDEは画像データVDの有効時に論理0、無効時に論理1となるデータである。LVDS形式の出力信号はクロックLVCLK(第1のクロック信号)と、4つのシリアルデータ信号LVD0~LVD3とからなる5つのシリアル信号である。表示コントローラ11はクロックLVCLKの1周期(1LVCLKサイクル)当たり1画素分のシリアルデータ信号LVD0~LVD3をデータパケットとして出力する。
【0018】
ソースドライバ12は、LVDS-IF(Low Voltage Differential Signal-Interface)22、フレーム制御部23、選択部24、25、レジスタ26、画像データ制御部27、タイミング制御部28、及びソース駆動部29からなる。
【0019】
LVDS-IF22は、表示コントローラ11に接続されるインターフェース部であり、表示コントローラ11の出力信号であるクロックLVCLK及びシリアルデータ信号LVD0~LVD3を受け入れる。LVDS-IF22は、受け入れたクロックLVCLK及びシリアルデータ信号LVD0~LVD3に基づいてクロックPCLK(第2のクロック信号)、R(赤色)成分データR[7:0]、G(緑色)成分データG[7:0]、B(青色)成分データB[7:0]及びフレーム制御信号VS/HS/DEを生成する。R成分データR[7:0]、G成分データG[7:0]、B成分データB[7:0]は1画素の各色の輝度を示す8ビットデータであり、クロックPCLKに同期して生成される。フレーム制御信号VS/HS/DEは上述した垂直同期データVS、水平同期データHS及びデータイネーブルDEからなり、クロックPCLKに同期して生成される。なお、R成分データR[7:0]については後述するように設定データSD[7:0]を表す場合がある。
【0020】
フレーム制御部23は、切替信号生成部に相当する部分であって、カウンタ(図示せず)を有している。フレーム制御部23は、LVDS-IF22のフレーム制御信号VS/HS/DEの出力端に接続されている。また、フレーム制御部23は、LVDS-IF22からフレーム制御信号VS/HS/DEを受け入れ、そのうちの垂直同期データVSをカウントし、そのVSカウント値が表示無効区間(所定の区間)に対応する値0になったときに高(H)レベルのセレクト信号DSEL(切替信号)を生成する。フレーム制御部23は、VSカウント値が0以外の値であるときには低(L)レベルのセレクト信号DSELを生成する。表示無効区間は画像データVDのうちの映像が表示パネル10に表示されない期間である。
【0021】
選択部24、25の各々は2入力で1出力の選択回路であり、フレーム制御部23から出力されるセレクト信号DSELのレベルに応じて選択動作を行う。選択部24の2入力の一方の“0”端には固定の0を示す1ビット信号が供給され、他方の“1”端はLVDS-IF22のクロックPCLKの出力端に接続されている。選択部25の2入力の一方の“0”端には固定の0を示す8ビット信号が供給され、他方の“1”端はLVDS-IF22のR成分データR[7:0]の出力端に接続されている。選択部24、25各々はセレクト信号DSELが低レベルであるとき一方の“0”端の信号を出力し、セレクト信号DSELが高レベルであるとき他方の“1”端の信号を出力する。選択部24はセレクト信号DSELが高レベルであるときクロックPCLKを書込イネーブル信号WENとして出力する。選択部25はセレクト信号DSELが高レベルであるときR成分データR[7:0]を設定データSD[7:0]として出力する。
【0022】
レジスタ26は選択部24、25の各々の出力端に接続されている。レジスタ26は選択部24からの書込イネーブル信号WENに応じて選択部25の出力8ビットデータである設定データSD[7:0]を受け入れ、その設定データを保存する。設定データは表示装置特有の情報を示すデータである。設定データとしては、例えば、表示パネル10の水平走査ライン数m及び垂直走査ライン数n、走査タイミング情報等の仕様情報や表示パネル10の輝度等の制御情報が含まれる。
【0023】
画像データ制御部27はLVDS-IF22のクロックPCLK及びR、G、B成分データR[7:0]、G[7:0]、B[7:0]の各出力端に接続されている。また、画像データ制御部27はレジスタ26に接続され、レジスタ26に保存された画像データ制御用の設定データとして、例えば、表示パネル10についての仕様情報を取得する。表示パネル10についての仕様情報としては水平走査ライン数m及び垂直走査ライン数nのデータが含まれる。クロックPCLKに応じてLVDS-IF22から1水平走査ライン毎にn画素分のR、G、B成分データR[7:0]、G[7:0]、B[7:0]を表示データとして得ると、その表示データをソース駆動部29に供給する。その表示データの供給は1フレームでは水平走査ライン数mだけ繰り返され、その動作がフレーム毎に繰り返される。
【0024】
タイミング制御部28は、LVDS-IF22のクロックPCLK及びフレーム制御信号VS/HS/DEの各出力端に接続されている。また、タイミング制御部28はレジスタ26に接続され、レジスタ26に保存されたタイミング制御用の設定データとして、例えば、表示パネル10についての仕様情報を取得する。タイミング制御部28は、表示パネル10の仕様情報に対応するようにクロックPCLK及びフレーム制御信号VS/HS/DEに基づいてソース駆動部29に対してソースタイミング信号、ゲートドライバ13に対してゲートタイミング信号を供給する。
【0025】
ソース駆動部29は、画像データ制御部27からR、G、B成分データR[7:0]、G[7:0]、B[7:0]の表示データを1水平走査ライン分(n個)ずつ取り込み、各表示データを、輝度レベルに対応したアナログ電圧値を有する画素駆動信号に変換する。そして、ソース駆動部29は、生成したn個の画素駆動信号を、ソースタイミング信号に応じて表示パネル10のソース線DL1~DLnに各々供給する。
【0026】
ゲートドライバ13は、タイミング制御部28から供給されたゲートタイミング信号に応じて、ゲート線を選択する少なくとも1つのパルスを含むゲート選択信号を順に生成し、表示パネル10のゲート線GL1~GLmの各々に供給する。
【0027】
次に、かかる構成の実施例1の表示装置において、先ず、表示コントローラ11の動作を
図2のフローチャートを用いて説明する。表示コントローラ11では、外部から画像データVDが入力され(ステップS11)、同様に外部から設定データSDが入力される(ステップS12)。設定データSDは画像データの形式に変換される(ステップS13)。ステップS13の実行によりデータ形式変換部が形成される。ステップS13では、設定データSDは8ビット毎に例えば、1LVCLKサイクルのR成分データR[7:0]に書き換えられる。すなわち、8ビットの設定データSD[7:0]の1ビット単位SD[0]~SD[7]がR成分データR[7:0]の1ビット単位R[0]~R[7]と置き換えられる。これにより画像形式化設定データが生成される。
【0028】
一方、画像データVDに基づいて垂直同期データVS、水平同期データHS及びデータイネーブルDEからなるフレーム制御信号が生成される(ステップS14)。垂直同期データVSはカウントされる(ステップS15)。垂直同期データVSのカウント値をVSカウント値とすると、そのVSカウント値は所定値に達すると、表示無効区間であるとして0にリセットされる。ステップS15の実行により切替信号生成部が形成され、VSカウント値は所定値に達したとき切替信号が生成される。
【0029】
VSカウント値が1以上であるときに画像データが選択され、その画像データが順番に読み出される一方、VSカウント値が0であるときには切替信号に応じてステップS13で生成された画像形式化設定データが選択され、その画像形式化設定データが順番に読み出される(ステップS16)。ステップS16で読み出されたデータはLVDS形式に変換され(ステップS17)、その変換結果、得られたクロックLVCLKと4つのシリアルデータ信号LVD0~LVD3とがソースドライバ12のLVDS-IF22に伝送される(ステップS18)。ステップS17、S18の実行によりシリアルデータ信号生成部が形成される。
【0030】
ステップS18において伝送されるLVDS形式の出力信号LVCLK、LVD0~LVD3については、
図3に示すように、クロックLVCLKによって定まる1LVCLKサイクル毎に1画素分のデータパケットが出力される。1画素分のデータパケットは、4×7ビットからなり、それには垂直同期データVS、水平同期データHS及びデータイネーブルDEの他に、R成分データR[7:0]の1ビット単位R[0]~R[7]、G成分データG[7:0]の1ビット単位G[0]~G[7]、及びB成分データB[7:0]の1ビット単位B[0]~B[7]が含まれる。表示無効区間の1画素分のデータパケットではR成分データR[7:0]の1ビット単位R[0]~R[7]が設定データSD[7:0]の1ビット単位SD[0]~SD[7]を表すことが可能となる。
【0031】
このように表示コントローラ11から出力されるLVDS形式の出力信号LVCLK、LVD0~LVD3は、LVDS-IF22に供給される。LVDS-IF22では、
図3に示すように、データパケット毎にクロックPCLKが生成されると共にフレーム制御信号VS/HS/DE、R成分データR[7:0]、G成分データG[7:0]、B成分データB[7:0]が出力される。すなわち、1画素分のデータパケット内から垂直同期データVS、水平同期データHS及びデータイネーブルDEが各々取り出され、それらを含む例えば、8ビットからなるフレーム制御信号VS/HS/DEが生成される。また、1画素分のデータパケット内から1ビット単位R[0]~R[7]、G[0]~G[7]及びB[0]~B[7]が各々取り出され、それらが8ビットのR成分データR[7:0]、G成分データG[7:0]及びB成分データB[7:0]と各々される。クロックPCLK、R成分データR[7:0]、G成分データG[7:0]、及びB成分データB[7:0]は画像データ制御部27に供給される。また、クロックPCLKはタイミング制御部28にも供給される。フレーム制御信号VS/HS/DEはフレーム制御部23及びタイミング制御部28に供給される。
【0032】
フレーム制御部23ではフレーム制御信号VS/HS/DEのうちの垂直同期データVSがカウントされる。例えば、
図4に示すように、垂直同期データVSは垂直同期パルスに対応する時点で論理0を表し、それ以外では論理1を表す。LVDS-IF22から供給されたフレーム制御信号VS/HS/DEのうちの垂直同期データVSが論理0を表す毎にVSカウント値が進む。VSカウント値が値0になったときにフレーム制御部23によって高レベルのセレクト信号DSELが生成される。高レベルのセレクト信号DSELが生成されている間は表示無効区間である。
図4に示すように、セレクト信号DSELが高レベルである表示無効区間は次に論理0を表す垂直同期データVSを含むフレーム制御信号VS/HS/DEが供給されるまでである。
【0033】
また、
図3に示すように、高レベルのセレクト信号DSELが選択部24、25に供給されると、選択部24ではLVDS-IF22から供給されるクロックPCLKが選択され、クロックPCLKが書込イネーブル信号WENとして出力される。選択部25ではLVDS-IF22から供給されるR成分データR[7:0]が選択され、選択部25からはR成分データR[7:0]が設定データSD[7:0]として出力される。
【0034】
その結果、書込イネーブル信号WEN及び設定データSD[7:0]がレジスタ26に供給されるので、書込イネーブル信号WENによって設定データSD[7:0]がレジスタ26に書き込まれる。レジスタ26に設定データSD[7:0]が順次書き込まれることによりレジスタ26には上述した表示パルメ14の仕様情報や制御情報が保存される。
【0035】
レジスタ26に保存された設定データの仕様情報や制御情報は画像データ制御部27及びタイミング制御部28において読み出される。画像データ制御部27では、例えば、表示パルメ14の仕様情報に応じてLVDS-IF22から1水平走査ライン毎にn画素分のR、G、B成分データR[7:0]、G[7:0]、B[7:0]が表示データとして取得され、その表示データがソース駆動部29に供給される。また、画像データ制御部27では、例えば、レジスタ26に設定データSD[7:0]が新たに書き込まれると、その設定データSD[7:0]が読み出し、その設定データSD[7:0]に対する処理が行われる。例えば、レジスタ26に表示パルメ14の輝度に関する制御情報が新たに書き込まれたならば、その情報が画像データ制御部27において読み出され、R、G、B成分データR[7:0]、G[7:0]、B[7:0]の各々のデータ値の制御が行われる。
【0036】
タイミング制御部28では、レジスタ26から読み出された表示パネル10の仕様情報に対応するようにクロックPCLK及びフレーム制御信号VS/HS/DEに基づいてソース駆動部29に対してソースタイミング信号が供給され、またゲートドライバ13に対してゲートタイミング信号が供給される。
【0037】
このように実施例1によれば、表示コントローラ11からソースドライバ12のLVDS-IF22に供給されるシリアルデータ信号LVD0~LVD3内の表示無効区間に対応して位置するR成分データR[7:0]が設定データSD[7:0]に置き換えられるので、設定データSDを別のラインを介してソースドライバ12に供給する必要がない。よって、ソースドライバ12に設定データSD専用の入力端子やインターフェース部を設けなくて済むので、ソースドライバ12の入力端子数を削減しかつチップサイズの小型化を図ることができる。
【0038】
実施例1においては、表示無効区間のR成分データR[7:0]が設定データSD[7:0]とされているが、G成分データG[7:0]又はB成分データB[7:0]を設定データSD[7:0]としても良く、R、G、B成分データR[7:0]、G[7:0]、B[7:0]の全てを設定データSD[7:0]としても良い。
【0039】
また、実施例1において、表示無効区間はVSカウントによる1フレームに亘る期間であるが、それに限らず、1フレーム中の一部の期間であっても良い。例えば、フレーム制御部23において水平同期データHSに基づいて1フレーム内の水平走査数をカウントすることにより表示パネル10に表示されない1フレーム中の一部の表示無効区間を特定しても良い。
データ管理部30は、LVDS-IF22のR、G、B成分データR[7:0]、G[7:0]、B[7:0]の各出力端に接続されている。また、データ管理部30には、フレーム制御部23からセレクト信号DSELが供給される。データ管理部30は、低レベルのセレクト信号DSELが供給されているときには、LVDS-IF22からのR、G、B成分データR[7:0]、G[7:0]、B[7:0]をそのまま画像データ制御部27に供給する。高レベルのセレクト信号DSELが供給されているときには、LVDS-IF22からのR、G、B成分データR[7:0]、G[7:0]、B[7:0]のうちからR、G、B成分データR[2:0]、G[2:0]、B[1:0]を抜き出して8ビットデータRGBM[7:0]とし、その8ビットデータRGBM[7:0]を選択部25に供給する。R[2:0]はR成分データR[7:0]のうちの1ビット単位R[0]~R[2]であり、G[2:0]はG成分データG[7:0]の1ビット単位G[0]~G[2]であり、B[1:0]はB成分データB[7:0]の1ビット単位B[0]、B[1]である。
実施例2のソースドライバ12では、選択部25の“1”端はLVDS-IF22のR成分データR[7:0]の出力端に代えて、データ管理部30に接続されている。すなわち、選択部25の“1”端にはデータ管理部30から8ビットデータRGBM[7:0]が供給される。選択部25はセレクト信号DSELが高レベルであるとき8ビットデータRGBM[7:0]を設定データSD[7:0]として出力する。
一方、画像データVDに基づいて垂直同期データVS、水平同期データHS及びデータイネーブルDEからなるフレーム制御信号が生成される(ステップS24)。垂直同期データVSはカウントされる(ステップS25)。垂直同期データVSのカウント値をVSカウント値とすると、そのVSカウント値は所定値に達すると、0にリセットされる。
VSカウント値が1以外であるときにステップS21から画像データが選択され、その画像データが順番に読み出される一方、VSカウント値が1であるときにはステップS23で一部が設定データSDで置き換えられた画像形式化設定データが選択され、その置き換えられた画像形式化設定データが順番に読み出される(ステップS26)。VSカウント値=1であるときは画像データVDが特定の表示区間(所定の区間)にあるときである。ステップS26で読み出された画像データはLVDS形式に変換され(ステップS27)、変換により得られたクロックLVCLKと4つのシリアルデータ信号LVD0~LVD3が伝送される(ステップS28)。
高レベルのセレクト信号DSELがデータ管理部30に供給されると、データ管理部30では、LVDS-IF22からのR、G、B成分データR[7:0]、G[7:0]、B[7:0]のうちからR、G、B成分データR[2:0]、G[2:0]、B[1:0]が抜き出され、その抜き出した8ビットは8ビットデータRGBM[7:0]とされる。その8ビットデータRGBM[7:0]は選択部25に供給される。
その結果、書込イネーブル信号WEN及び設定データSD[7:0]がレジスタ26に供給されるので、書込イネーブル信号WENによって設定データSD[7:0]がレジスタ26に書き込まれる。レジスタ26に設定データSD[7:0]が順次書き込まれることによりレジスタ26には上述した表示パルメ14の仕様情報や制御情報が保存される。
実施例2の画像データ制御部27及びタイミング制御部28の各々ではレジスタ26に保存された仕様情報や制御情報が利用されることは実施例1と同じであるので、ここでの更なる説明は省略される。
このように実施例2によれば、表示コントローラ11からソースドライバ12のLVDS-IF22に供給されるシリアルデータ信号LVD0~LVD3内の特定の表示区間に対応して位置するR、G、B成分データR[7:0]、G[7:0]、B[7:0]の一部のデータR[2:0]、G[2:0]、B[1:0]が設定データSD[7:0]に置き換えられるので、設定データSDを別のラインを介してソースドライバ12に供給する必要がない。よって、ソースドライバ12に設定データSD専用の入力端子やインターフェース部を設けなくて済むので、ソースドライバ12の入力端子数を削減しかつチップサイズの小型化を図ることができる。
なお、実施例2においては、シリアルデータ信号LVD0~LVD3内の特定の表示区間に設定データが置き換えられているが、特定の表示区間が実施例1と同様に表示無効区間であっても良い。
また、実施例2において設定データSDが置き換えられるシリアルデータ信号LVD0~LVD3内のR、G、B成分データの位置はR[2:0]、G[2:0]、B[1:0]に限定されない。設定データSDをR[7:0]、G[7:0]、B[7:0]の他の部分的な位置に置き換えても良い。