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特開2024-141047採用管理方法、採用管理プログラム及び採用管理システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024141047
(43)【公開日】2024-10-10
(54)【発明の名称】採用管理方法、採用管理プログラム及び採用管理システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/1053 20230101AFI20241003BHJP
【FI】
G06Q10/1053
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023052485
(22)【出願日】2023-03-29
(71)【出願人】
【識別番号】521312260
【氏名又は名称】アルサーガパートナーズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】230116539
【弁護士】
【氏名又は名称】恩田 俊明
(72)【発明者】
【氏名】加藤 僚浩
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA08
5L049AA08
(57)【要約】
【課題】求職者の個性に着目した柔軟な評価を可能とするべく、抽象的な判断枠組みに依存することなく、いわゆる「ゼロ次面接」などの面接の自動化を可能にするとともに、大量の求人募集などの採用業務の管理業務の負担を軽減する。
【課題を解決するための手段】求職者の管理する端末である求職者端末に対し、予め設けられた所定の質問を出力するとともに、前記質問に対する回答を動画にて受け付け、前記受け付けた動画に含まれる音声を読取ると、前記音声認識処理の結果を前記所定の質問と紐づけて所定の管理権限を有する端末にて表示可能とする。
【選択図】図2

【特許請求の範囲】
【請求項1】
求職者の管理する端末である求職者端末に対し、予め設けられた所定の質問を出力する 質問出力ステップと、
前記質問に対する回答を動画にて受け付ける動画回答受付ステップと、
前記受け付けた動画に含まれる音声を読取る音声認識ステップと、
前記音声認識処理の結果を前記所定の質問と紐づけて所定の管理権限を有する端末にて表示可能とする表示可能化ステップと、
をコンピュータにて実行する採用管理方法。
【請求項2】
動画回答受付ステップは、動画に加えて他のデータの出力をも受け付けるデータ提供受付サブステップをさらに有し、
表示可能化ステップは、前記他のデータに関する処理結果をも表示可能とする受付データ表示サブステップをさらに有する請求項1に記載の採用管理方法。
【請求項3】
表示可能化ステップにて表示された情報に対するコメントの入力を受け付けるコメント受付ステップと、
前記受け付けたコメントを、当該コメントの入力元の管理権限を有するユーザと紐づけて表示可能とするコメント表示ステップと、
をさらに有する請求項1に記載の採用管理方法。
【請求項4】
前記音声認識処理の結果と、コメント受付ステップにて受け付けたコメントとを、前記求職者と紐づけて各情報の取得日時と関連付けて表示可能に保持する記録ステップをさらに有する請求項3に記載の採用管理方法。
【請求項5】
求職者の管理する端末である求職者端末に対し、予め設けられた所定の質問を出力する 質問出力ステップと、
前記質問に対する回答を動画にて受け付ける動画回答受付ステップと、
前記受け付けた動画に含まれる音声を読取る音声認識ステップと、
前記音声認識処理の結果を前記所定の質問と紐づけて所定の管理権限を有する端末にて表示可能とする表示可能化ステップと、
をコンピュータにて実行可能とする採用管理プログラム。
【請求項6】
求職者の管理する端末である求職者端末に対し、予め設けられた所定の質問を出力する質問出力部と、
前記質問に対する回答を動画にて受け付ける動画回答受付部と、
前記受け付けた動画に含まれる音声を読取る音声認識部と、
前記音声認識処理の結果を前記所定の質問と紐づけて所定の管理権限を有する端末にて表示可能とする表示可能化部と、
を備える採用管理システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オンラインで行われる採用業務の管理方法などに関する。
【背景技術】
【0002】
近時、事業者における採用活動も多様化しており、例えば求人をおこなう事業者と求職者とがオンライン上でコミュニケーションを取ることで採用面接に替えるような運用も行われている。
【0003】
そのような背景事情のもと、近時、かかるオンライン上の採用活動を好適に管理するための種々の仕組みに関する技術が知られるようになってきた。例えば、特許文献1には、オンライン上で行われる採用面接業務や採用評価を自動化するための種々の技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2020-086984
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ただ、これらの従来技術では、所定項目に予め紐づけられたスコアを用いた評価を行うというものであるがゆえ、求職者の個性に着目した柔軟な評価が困難なほか、判断のために用いる情報も抽象的なものであって、実質的な面接に使うことが難しかった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上のような課題を解決すべく、本発明は、求職者の管理する端末である求職者端末に対し、予め設けられた所定の質問を出力する質問出力ステップと、前記質問に対する回答を動画にて受け付ける動画回答受付ステップと、前記受け付けた動画に含まれる音声を読取る音声認識ステップと、前記音声認識処理の結果を前記所定の質問と紐づけて所定の管理権限を有する端末にて表示可能とする表示可能化ステップと、をコンピュータにて実行する採用管理方法などを提案する。
【0007】
また上記発明に関連して、動画回答受付ステップにて、動画に加えて他のデータの出力をも受け付けるデータ提供受付サブステップをさらに有し、表示可能化ステップにて、前記他のデータに関する処理結果をも表示可能とする受付データ表示サブステップをさらに有する採用管理方法なども提案する。
【0008】
また上記各発明に関連して、表示可能化ステップにて表示された情報に対するコメントの入力を受け付けるコメント受付ステップと、前記受け付けたコメントを、当該コメントの入力元の管理権限を有するユーザと紐づけて表示可能とするコメント表示ステップと、をさらに有する採用管理方法なども提案する。
【0009】
また上記発明に関連して、前記音声認識処理の結果と、コメント受付ステップにて受け付けたコメントとを、前記求職者と紐づけて各情報の取得日時と関連付けて表示可能に保持する記録ステップをさらに有する採用管理方法なども提案する。
【0010】
また、これらの発明をプログラムやシステムにて実現する場合についても提案する。
【発明の効果】
【0011】
主に以上のような構成をとる本発明によって、いわば「ゼロ次面接」などの面接の自動化が可能になり、大量の求人募集などの採用業務の管理業務の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の概略図
図2】本発明の採用管理システムを用いてオンライン上で行われる面接において求職者端末の表示画面の一例を示す図
図3】実施形態1の採用管理システムの機能ブロックの一例を示す図
図4】受け付けた動画の再生時間を記録する一例を示す図
図5】実施形態1の採用管理システムの機能的な各構成をまとめて一のハードウェアとして実現した際の構成の一例を示す概略図
図6】実施形態1の採用管理システムにおける処理の流れの一例を示す図
図7】実施形態2の採用管理システムの機能ブロックの一例を示す図
図8】実施形態2の採用管理システムにおける処理の流れの一例を示す図
図9】実施形態3の採用管理システムの機能ブロックの一例を示す図
図10】実施形態3の採用管理システムにおける処理の流れの一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0013】
まず図1を示す。同図は、本発明の概要を示す図である。同図に示されているように、本発明は主に、オンラインを通じて接続された事業者の管理する端末である事業者端末0121、0122と、求職者の管理する端末である求職者端末0111、0112との間で情報の送受信を行うととも、それらの各端末との間で一又は複数のサーバ0101、0102が情報を送受信することで実現可能な求人管理に関する発明である。事業者端末は、事業者のうち特定の面接担当権限を有する者の管理する端末などであることが考えられるが、後述するように、必ずしも特定の端末である必要は必ずしもなく、前記サーバにて管理される事業者IDなどを用いて適宜の端末でログイン処理がなされた端末を事業者端末として扱うことが可能であり、求職者端末についても同様である。
【0014】
続いて図2を示す。同図は、本発明の採用管理システムを用いてオンライン上で行われる面接において求職者端末の表示画面の一例を示す図である。同図に示されているように、求職者は、サーバから出力表示される質問(例えば「弊社のプロダクトのどんな所に関心がありますか?」など)に対し、求職者端末に備え付けられたカメラやマイクを通じて動画にて回答をし、当該回答を出力する。サーバでは、当該回答動画に含まれる音声を抽出して読み取るとともに、その結果を所定の管理権限を有する事業者端末にて表示可能となるよう処理を行う。求職者端末上では、質問への回答が続いている間、当該情報の送受信がオンライン上で行われている面接であることを意味する表示(図2で示した例の場合であれば、画面左上に「面接中」の文字や、面接を想起させるアイコンを表示させている)を出力したりする場合も考えられ、当該表示を行うことにより、求職者に対し面接に真摯に対応させる意識づけをさせることも可能である。
【0015】
以下、本発明の各実施形態について図面とともに説明する。まず実施形態と請求項の相互の関係は、以下のとおりである。まず、実施形態1は主に請求項1、5、6などに対応する。実施形態2は主に請求項2などに対応する。実施形態3は主に請求項3、4などに対応する。ただし、各実施形態にて説明する技術的特徴は、他の実施形態にて説明する技術的特徴と組み合わせて用いられることも可能である。
【0016】
なお、本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではなく、技術常識に従って特許請求の範囲の各請求項に記載の技術的思想を有し、その要旨を逸脱しない範囲内において、様々な態様で実施し得る。具体的には、本発明は、いわゆるゼロ次面接の機会においてその効用を最大限に発揮するものではあるものの、複数段階にて行われる採用面接のいずれの機会にて用いられることをも排除されるものではなく、同様の効用を提供可能である。
【0017】
<<実施形態1>>
<概要>
図3は、本実施形態の採用管理システムの機能ブロックの一例を示す図である。同図において示されているように、本実施形態の「採用管理システム」0300は、「質問出力部」0301と、「動画回答受付部」0302と、「音声認識部」0303と、「表示可能化部」0304と、を有する。
【0018】
なお、以下で詳しく説明する採用管理システムは、その機能の一又は複数の機能を複数の装置にて実現するようにも構成され得るものであって、その機能ブロックは、いずれもハードウェア又はソフトウェアとして実現され得る。コンピュータを用いるものを例にすれば、CPUやメインメモリ、GPU、TPU、画像メモリ、バス、二次記憶装置(ハードディスクや不揮発性メモリ)、タッチパネル、タッチパネルをタッチするための電子ペンなどの各種入力デバイス、スピーカ、ディスプレイその他各種出力デバイス、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部、またその外部周辺装置用のインタフェース、通信用インタフェースなどが挙げられる。
【0019】
そしてメインメモリ上に展開したプログラムに従った演算処理によって、入力デバイスやその他インタフェースなどから入力されメモリやハードウェア上に保持されているデータなどが加工、蓄積されたり、前記各ハードウェアやソフトウェアを制御するための命令が作成されたりする。ここで、上記プログラムは、モジュール化された複数のプログラムとして実現されてもよいし、2以上のプログラムをクラウドコンピューティングその他の方法により組み合わせて一のプログラムとして実現されても良い。
【0020】
<機能的構成>
「質問出力部」0301は、求職者の管理する端末である求職者端末に対し、予め設けられた所定の質問を出力するように構成されている。ここでいう予め設けられた所定の質問とは、事業者側にて適宜設定可能であって、それら設定された質問が、当該事業者と紐づけて予め保持されている。求人対象となる職種や職務内容などに関する質問であることはもちろん、労働環境や労働条件などの条件面に関する質問である場合もありうる。
【0021】
具体的には、図2を用いて示した例のように、「弊社のプロダクトのどんな所に関心がありますか?」などのような、事業者の事業内容に関する質問のほか、「これまでのあなたの実績でアピールしたいことを教えてください」などのような、自己アピールを求める質問なども考えられる。
【0022】
また、質問出力部は、複数の質問を出力するようにも構成可能であり、この場合には、当該複数の質問の出力順番を予め定めておくようなことも考えられる。たとえば、予め事業者から、聞きたい複数の質問事項を質問すべき順番とともに受付けておき、当該順番を出力順とするような処理である。そのほかにも、前記質問への回答(詳しくは後述する。)に応じて次に出力する質問を選択するような制御を行うような処理があってもよい。例えば、回答内容に一定のキーワードが含まれていると判断される場合には、予め当該キーワードと関連すると設定されている質問を出力対象として選択するといった処理がありうる。また、回答時間が所定の閾値を超過する又は下回る場合に、当該超過又は不足に対応した質問を出力対象として選択するといった処理もありうる。当該構成を採用すれば、例えばあまり回答時間が長いような場合に「今の点を要約して回答して下さい」といった質問を出力したり、短いような場合に「今の点で何か補足することはありませんか?」といった質問を出力したりすることで回答から得られる情報の精度を向上させ、採用面接としての実効性を高めることが可能になる。
【0023】
なお、前記所定の質問を出力するにあたっては、当該質問を文字表示する場合のほか、音声にて出力したり、当該音声を発声しているようにキャラクタを表示出力したりするような構成も考えられる。例えば図2を用いた例の場合、求人者端末の表示画面右上には、質問を発話しているような動きをするキャラクタを表示させている。このような構成を採用することにより、求人者が当該キャラクタと対話をしているような外観を作出することができ、求人者にとって質問に対する回答をしやすい環境を提供することが可能となる。
【0024】
「動画回答受付部」0302は、前記質問に対する回答を動画にて受け付けるように構成されている。図2を用いて説明したように、求職者が質問に対し、カメラやマイクを用いて回答することで、当該回答を通じて得られた画像や音声が動画としてここでの受付の対象となる。回答の様子はリアルタイムで受け付けることもできるが、いったん録画処理をしたうえで動画データとして受け付けることが望ましい。当該構成を採用することで、事業者側のヒトが当該質疑ないし面接に立ち会うことなく、面接を実行し、後に当該面接内容を確認することができる。
【0025】
なお、受け付けた動画は、当該動画のうち所定の質問や回答の再生時間をそれぞれ紐づけて記録することが望ましい。ここで図4を示す。同図は、受け付けた動画の再生時間を記録する一例を示す図である。同図うち「面接ID」には、個々の面接を識別するために設定されるIDが記録され、当該面接において行われた質問と当該質問への回答の開始時間がそれぞれ対になって記録されている。例えば、最初から2番目に行われた質問の開始時間は「01.08.05」、つまり動画再生開始から1分8秒5経過した時点であり、当該質問への回答の開始時間は「01.08.19」、つまり同概査正解しから1分8秒19経過した時点である。このように、再生時間を記録しておき、当該動画を視聴するユーザの選択指示に応じ、所定の再生時間に動画をスキップすることが可能となり、事業者において、特に気になる質問事項への回答内容や回答の様子をピンポイントで把握しやすくなる。
【0026】
なお、ここまでは図4を用いて一の動画データのうち複数の時点にスキップして再生可能な構成について説明したが、それ以外にも例えば、一の質問と回答の組み合わせごとに一の動画データを作成して、一の面接に対し複数の動画データを紐づけて取得受付するような構成があってももちろんよい。
【0027】
ちなみに、本発明は、求職者端末を通じて質問に回答する求職者の様子を撮像して動画にて取得することに技術的特徴を有する。本発明ではヒトが面接官として立ち会わないことを主眼とするため、面接相手である求職者の性格や雰囲気を把握するためにも、求職者の外観や回答する際の姿勢等の視覚化が極めて重要になる。すなわち、動画を取得するにあたり、求職者により当該動画撮影が技術的に難しくされているような場合(例えば、面接実施中の一定時間以上、カメラを遮蔽するなどして全く求職者の容姿が撮影されていないと認識されるような場合など)には、動画取得を中断し、求職者に対し、動画撮影に協力するようなアラートを発出するなどの機能があってもよい。
【0028】
「音声認識部」0303は、前記受け付けた動画に含まれる音声を読取るように構成されている。具体的には、取得した動画データから音声データを抽出して文字起こし処理ないしテキスト化処理を行うことが考えられる。ここでのテキスト化処理は、Whisperなど既存のライブラリを用いてサーバ上で直接行うような場合もあれば、API連携などを通じて外部サーバに対し当該音声データを送信して処理を行い、当該処理結果であるテキストデータを受信することで間接的に処理を行う場合も含まれうる。このようにして音声データをテキスト化することにより、面接結果や概要を議事録のように可視化したり、検索処理を容易化したりすることが可能になる。
【0029】
ここでさらに、動画に含まれる音声の認識処理に関し、当該音声をテキスト化処理するにあたり、当該音声をすべてテキスト化するのではなく、あるいはすべてテキスト化するのと同時に、当該音声の概要を要約してテキスト化する要約処理を行うことも考えられる。具体的には、テキスト化された情報の全部又は一部の内容を、所定のプログラムを用いることで直接又は間接的に自然言語処理を通じて分析し、特に重要と判定された語句あるいは文章を抽出して要約文たるテキストを生成するような処理を行うことが考えられる。当該構成を採用することで、上記面接結果の可視化ないし検索処理の容易化をより向上させることができる。
【0030】
「表示可能化部」0304は、前記音声認識処理の結果を前記所定の質問と紐づけて所定の管理権限を有する端末にて表示可能とするように構成されている。ここでいう端末はいわゆる事業者側の端末であるが、例えば、事業者内にて当該求職者のステータスに応じた採用権限を有する者の管理する端末であることが考えられる。そして表示可能とされる前記音声認識処理の結果とは、上述したテキスト化された情報や要約された情報などが考えられる。これらの情報が、当該端末からの操作に応じて表示可能に管理されることにより、権限者が実際に面接に立ち会うことなく、求職者の面接内容を容易に把握することが可能となる。
【0031】
<具体的な構成>
ここで図5を示す。同図は本実施形態の採用管理システムの機能的な各構成をまとめて一のハードウェアとして実現した際の構成の一例を示す概略図である。各装置はいずれも、それぞれ各種演算処理を実行するための「CPU」0501と、「記憶装置(記憶媒体)」0502と、「メインメモリ」0503と、「入出力インタフェース」0504、「ネットワークインタフェース」0505と、を備え、入出力インタフェースを介して、例えば「ディスプレイ」0506などの外部周辺装置と情報の送受信を行う。
【0032】
また、本実施形態の採用管理システムは、ネットワークインタフェースを介して複数の求職者端末0507や事業者端末0508と情報の送受信を行う。このネットワークインタフェースの具体的な態様は無線通信を念頭に置き、通信の方法は端末間で直接的に又は間接的になされるかを問わない。よって特定の端末との間だけでなく、例えば、採用管理システムを構成する複数の装置と紐づけられた外部サーバ0509を介して情報の送受信を行ういわゆるクラウドコンピューティングの形式を採用することも可能である。
【0033】
記憶装置には以下で説明するような各種プログラムが格納されており、CPUはこれら各種プログラムをメインメモリのワーク領域内に読み出して展開、実行する。なお、これらの構成は、「システムバス」0599などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う(以上の構成の基本的な構成は、以下で説明する他の装置のいずれについても同様である。
【0034】
(質問出力部の具体的な構成)
質問出力部は、コンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、具体的には、CPUが記憶装置から「質問出力プログラム」0510をメインメモリに読み出して実行し、予め設けられた所定の質問を抽出し、求職者の管理する端末である求職者端末に対し、当該質問を出力する。
【0035】
(動画回答受付部の具体的な構成)
動画回答受付部は、コンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、具体的には、CPUが記憶装置から「動画回答受付プログラム」0520をメインメモリに読み出して実行し、質問出力プログラムの実行により出力された質問への回答を取得し、メインメモリの所定のアドレスに格納する。
【0036】
(音声認識部の具体的な構成)
音声認識部は、コンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、具体的には、前記動画回答受付プログラムの実行に伴い、CPUが記憶装置から「音声認識プログラム」0530をメインメモリに読み出して実行し、前記受け付けた動画に含まれる音声データの認識処理を行う。
【0037】
(表示可能化部の具体的な構成)
表示可能化部は、コンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、具体的には、前記音声認識処理に伴い、CPUが記憶装置から「表示可能化プログラム」0540をメインメモリに読み出して実行し、前記音声認識処理の結果を前記所定の質問と紐づける処理を行うとともに、所定の管理権限を有する端末にて表示可能とする。
【0038】
<処理の流れ>
図6は、本実施形態の採用管理システムにおける処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは以下のステップからなる。最初にステップS0601では、求職者の管理する端末である求職者端末との間でネットワークを介して所定のトランザクションが開始可能となっているかどうかを確認する。開始可能との判断結果である場合には、ステップS0602として、当該求職者端末に対し、予め設けられた所定の質問を出力する(質問出力ステップ)。そしてその後ステップS0603にて、前記質問に対する回答が前記求職者端末から動画で出力されたかどうかを判断し、ここで出力されたと判断される場合には、ステップS0604にて、当該動画を受け付ける(動画回答受付ステップ)。
【0039】
その後、ステップS0605で、前記受け付けた動画に含まれる音声データを読み取る(音声認識ステップ)とともに、ステップS0606で、前記音声認識処理の結果を、前記所定の質問と紐づけて所定の管理権限を有する端末にて表示可能とするための処理を行う(表示可能化ステップ)。以後は、ステップS0607にて当該管理権限を有する端末からの表示要求を受け付けると、ステップS0608にて当該表示可能化された画像の出力処理をおこなう。
【0040】
<効果>
以上の構成を採用する採用管理システムを利用することにより、「ゼロ次面接」などの面接の自動化が可能になり、大量の求人募集などの採用業務の管理業務の負担を軽減することができる。
【0041】
<<実施形態2>>
<概要>
本実施形態の採用管理システムは、基本的には実施形態1に記載の採用管理システムの技術的特徴と同様であるが、動画で回答を受付ける際に、動画に加えて他のデータの出力をも受け付けるとともに、音声認識処理の結果とともに前記他のデータに関する処理結果をも表示可能とする点において更なる特徴を有している。
【0042】
<機能的構成>
図7は、本実施形態の採用管理システムの機能ブロックの一例を示す図である。同図において示されているように、本実施形態の「採用管理システム」0700は、「質問出力部」0701と、「動画回答受付部」0702と、「音声認識部」0703と、「表示可能化部」0704と、を有し、動画回答受付部は「データ提供受付手段」0712を、表示可能化部は「受付データ表示手段」0714をそれぞれさらに有する。基本的な構成は、実施形態1の図3を用いて説明した採用管理システムと共通するため、以下では相違点である「データ提供受付手段」0712と「受付データ表示手段」0714の機能について説明する。
【0043】
「データ提供受付手段」0712は、動画回答受付部にて、動画に加えて他のデータの出力をも受け付けるように構成されている。ここでいう他のデータとは、求職者端末から出力される動画、画像、音声、テキストその他の形式のデータを指し、より具体的には、求職者の過去の業務における成果物や面接のために事業者に対して提供するために作製された試作物などといった求職者により作出された各種のデータであることが考えられる。
【0044】
具体的なデータ出力受付の態様としては、前記所定の質問として、あるいはそれらの質問とは別途のコメントとして、データ出力を促すメッセージを求人者端末に出力し、当該出力に応じて、求職者が所定の機能を用いてアップロードした他のデータを受け付けるような構成が考えられる。なお、受け付けるデータの種別や数は特に制限を設ける必要はなく適宜設計可能である。特に所定の質問に対応してデータを受け付ける構成を採用することにより、事業者側として、求職者による成果物や試作物等を所定の質問と紐づけて取得でき、オンラインにて行う自動面接の効用を最大化活用することができる。
【0045】
「受付データ表示手段」0714は、表示可能化部にて、前記他のデータに関する処理結果をも表示可能とするように構成されている。単純に前記他のデータそのものを表示可能とするのみならず、当該データが作製された日時、当該データ取得に際して求職者に出力した質問、データサイズなどをともに表示可能とする事が考えられる。当該構成を採用することにより、事業者側の担当者が直にやり取りをしたことのない求職者であっても、その技能や経歴を、具体的な質問などとの関係で把握することが容易になる。
【0046】
<具体的な構成>
本実施形態の採用管理システムのハードウェア構成は、基本的には、図5を用いて説明した実施形態1の採用管理システムにおけるハードウェア構成と同様である。そこで以下については、これまで説明していない「データ提供受付手段」及び「受付データ表示手段」の具体的な処理について説明する。
【0047】
(データ提供受付手段の具体的な構成)
データ提供受付手段は、具体的にはコンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、動画回答受付プログラムの実行に際しCPUが記憶装置から「データ提供受付サブプログラム」をメインメモリに読み出して実行し、動画に加えて他のデータのもともに取得し、当該動画と関連付けたうえでメインメモリの所定のアドレスに格納する。
【0048】
(受付データ表示手段の具体的な構成)
受付データ表示手段は、具体的にはコンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、表示可能化プログラムの実行に際し、CPUが記憶装置から「受付データ表示サブプログラム」をメインメモリに読み出して実行し、前記音声認識結果に加え、前記他のデータに関する処理結果をともに所定の管理権限を有する端末にて表示可能とする。
【0049】
<処理の流れ>
図8は、本実施形態の採用管理システムにおける処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは以下のステップからなる。最初にステップS0801では、求職者の管理する端末である求職者端末との間でネットワークを介して所定のトランザクションが開始可能となっているかどうかを確認する。開始可能との判断結果である場合には、ステップS0802として、当該求職者端末に対し、予め設けられた所定の質問を出力する(質問出力ステップ)。そしてその後ステップS0803にて、前記質問に対する回答が前記求職者端末から動画で出力されたかどうかを判断し、ここで出力されたと判断される場合には、ステップS0804にて、当該動画と、他のデータの出力を受け付ける処理を行う(動画・データ提供受付ステップ)。
【0050】
その後、ステップS0805で、前記受け付けた動画に含まれる音声データを読み取る(音声認識ステップ)とともに、ステップS0806で、前記音声認識処理の結果と、前記データ提供受付サブステップを通じて取得したデータに関する処理結果を、前記所定の質問と紐づけて所定の管理権限を有する端末にて表示可能とするための処理を行う(受付データ等表示可能化ステップ)。
【0051】
以後は、ステップS0807にて当該管理権限を有する端末からの表示要求を受け付けると、ステップS0808にて当該画像の出力処理をおこなう。
【0052】
<効果>
本実施形態の採用管理システムを用いることにより、実施形態1の採用管理システムを用いる場合に比べて、直に会わずとも、事業者における求職者の採用可否判断が容易となる。
【0053】
<<実施形態3>>
<概要>
本実施形態の採用管理システムは、基本的には実施形態1に記載の採用管理システムの技術的特徴と同様であるが、表示可能化部の処理対象となった情報に対するコメントの入力を受け付け、前記受け付けたコメントを、当該コメントの入力元の管理権限を有するユーザと紐づけて表示可能とする点において更なる特徴を有している。
【0054】
<機能的構成>
図9は、本実施形態の採用管理システムの機能ブロックの一例を示す図である。同図において示されているように、本実施形態の「採用管理システム」0900は、「質問出力部」0901と、「動画回答受付部」0902と、「音声認識部」0903と、「表示可能化部」0904と、「コメント受付部」0905と、「コメント表示部」0906と、を有する。基本的な構成は、実施形態1の図3を用いて説明した採用管理システムと共通するため、以下では相違点である「コメント受付部」0905と「コメント表示部」0906の機能について説明する。
【0055】
「コメント受付部」0905は、表示可能化部にて表示された情報に対するコメントの入力を受け付けるように構成されている。例えば、特定の質問への回答に対するコメントであったり、実施形態2にて説明した成果物等のデータに対するコメントであったりすることが考えられる。
【0056】
なお、上記コメントは、本発明の目的である採用管理に資するためのものである必要があり、逆に言えば当該目的に資するものであれば、テキスト情報の入力のみがここでいう「コメント」に該当するわけではない。例えば、当該求職者の採用をポジティブ/ネガティブと評価することなど採用管理と関連する意味内容を想起させるスタンプであったり、音声データを受けるようなことがあったりしてもよい。
【0057】
「コメント表示部」0906は、前記受け付けたコメントを、当該コメントの入力元の管理権限を有するユーザと紐づけて表示可能とするように構成されている。これはすなわち、誰が当該コメントを入力したかを視認可能とすることを意味しているところ、かかる機能を備えることにより、事業者側における複数のユーザ間で、求職者の採用可否検討に関するコミュニケーションを行うことが容易になる。すなわち事業者は、一の求職者の面接結果を動画データを始めとする各データにより把握することができるところ、本構成を採用することにより、事業者側の複数人が、それぞれの評価をシームレスに視認することができ、それらを踏まえて採用可否判断ができるようになる。
【0058】
なおここで、前記音声認識処理の結果と、コメント受付ステップにて受け付けたコメントとを、前記求職者と紐づけて各情報の取得日時と関連付けて表示可能に保持する記録部のような構成を設けることも考えられる。この場合、特定の質問への回答と、当該回答に対する採用権者のコメントとを紐づけて保持することができるようになるため、オンライン面接が長時間に渡って行われた場合や、求職者の質疑応答の数が多くなった場合、採用権者によるコメント数が多くなったような場合などには、コメントと当該コメントが関連する回答との関連性が把握しやすくなる。
【0059】
<具体的な構成>
本実施形態の採用管理システムのハードウェア構成は、基本的には、図5を用いて説明した実施形態1の採用管理システムにおけるハードウェア構成と同様である。そこで以下については、これまで説明していない「コメント受付部」及び「コメント表示部」の具体的な処理について説明する。
【0060】
(コメント受付部の具体的な構成)
コメント受付部は、具体的にはコンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、CPUが記憶装置から「コメント受付プログラム」をメインメモリに読み出して実行し、前記所定の管理権限を有する端末から、表示可能化プログラムの実行を通じて表示された情報に対するコメントの入力を受け付け、メインメモリの所定のアドレスに格納する。
【0061】
ここでは、前記音声認識処理の結果と、コメント受付プログラムの実行により受け付けたコメントとを、前記求職者と紐づけて各情報の取得日時と関連付けて表示可能に記録する(記録ステップ)ことも考えられ、以後管理権限を有する端末又は求職者端末からの要求に応じ、当該要求に紐づけられる権限に応じた情報を表示出力することが可能となる。
【0062】
(コメント表示部の具体的な構成)
コメント表示部は、具体的にはコンピュータプログラムとコンピュータハードウェアにより構成され、CPUが記憶装置から「コメント表示プログラム」をメインメモリに読み出して実行し、前記コメント受付プログラムの実行により受け付けたコメントを、当該コメントの入力元の管理権限を有するユーザと紐づけて表示可能とする。
【0063】
<処理の流れ>
図10は、本実施形態の採用管理システムにおける処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは以下のステップからなる。まず、ステップS1001ないしステップS1008の処理は、いずれも図6を用いて説明した採用管理システムにおける処理の流れと同様である。
【0064】
そしてステップS1009にて、表示可能化ステップにて表示された情報に対しコメントの入力要求があると判断されれば、ステップS1010にて当該コメントを受け付け(コメント受付ステップ)、ステップS1011として、前記受け付けたコメントを、当該コメントの入力元の管理権限を有するユーザと紐づけて表示可能とする(コメント表示ステップ)。なおこのあと、前記音声認識処理の結果と、コメント受付ステップにて受け付けたコメントとを、前記求職者と紐づけて各情報の取得日時と関連付けて表示するような処理を行うことなども考えられるが、そのタイミングは適宜設定可能である。
【0065】
<効果>
本実施形態の採用管理システムを用いることにより、実施形態1の採用管理システムを用いる場合に比べて、自動面接の結果を踏まえた採用権者間のコミュニケーション等を通じた採用判断が容易となる。
【符号の説明】
【0066】
0300・・・採用管理システム、0301・・・質問出力部、0302・・・動画回答受付部、0303・・・音声認識部、0304・・・表示可能化部

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2024-04-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
求職者の管理する端末である求職者端末に対し、オンライン上で行われている面接であることを意味する表示とともに予め設けられた所定の質問を出力する質問出力ステップと、
前記質問に対する回答を求職者の外観や回答する際の姿勢が撮影された動画にて受け付ける動画回答受付ステップと、
前記受け付けた動画に含まれる音声を読取る音声認識ステップと、
前記音声認識ステップの結果を前記所定の質問と紐づけて所定の管理権限を有する端末にて表示可能とする表示可能化ステップと、
をコンピュータにて実行する採用管理方法。
【請求項2】
動画回答受付ステップは、動画に加えて他のデータの出力をも受け付けるデータ提供受付サブステップをさらに有し、
表示可能化ステップは、前記他のデータに関する処理結果をも表示可能とする受付データ表示サブステップをさらに有する請求項1に記載の採用管理方法。
【請求項3】
表示可能化ステップにて表示された情報に対するコメントの入力を受け付けるコメント受付ステップと、
前記受け付けたコメントを、当該コメントの入力元の管理権限を有するユーザと紐づけて表示可能とするコメント表示ステップと、
をさらに有する請求項1に記載の採用管理方法。
【請求項4】
前記音声認識ステップの結果と、コメント受付ステップにて受け付けたコメントとを、前記求職者と紐づけて各情報の取得日時と関連付けて表示可能に保持する記録ステップをさらに有する請求項3に記載の採用管理方法。
【請求項5】
求職者の管理する端末である求職者端末に対し、オンライン上で行われている面接であることを意味する表示とともに予め設けられた所定の質問を出力する質問出力ステップと、
前記質問に対する回答を求職者の外観や回答する際の姿勢が撮影された動画にて受け付ける動画回答受付ステップと、
前記受け付けた動画に含まれる音声を読取る音声認識ステップと、
前記音声認識ステップの結果を前記所定の質問と紐づけて所定の管理権限を有する端末にて表示可能とする表示可能化ステップと、
をコンピュータにて実行可能とする採用管理プログラム。
【請求項6】
求職者の管理する端末である求職者端末に対し、オンライン上で行われている面接であることを意味する表示とともに予め設けられた所定の質問を出力する質問出力部と、
前記質問に対する回答を求職者の外観や回答する際の姿勢が撮影された動画にて受け付ける動画回答受付部と、
前記受け付けた動画に含まれる音声を読取る音声認識部と、
前記音声認識部での処理の結果を前記所定の質問と紐づけて所定の管理権限を有する端末にて表示可能とする表示可能化部と、
を備える採用管理システム
【手続補正書】
【提出日】2024-06-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
求職者の管理する端末である求職者端末との間でネットワークを介して所定のトランザクションが開始可能となっている場合に、当該求職者端末に対し、オンライン上で行われヒトが面接官として立ち会わない自動面接であることを意味する表示とともに予め設けられた所定の質問を出力する質問出力ステップと、
前記質問に対する回答を求職者の外観や回答する際の姿勢が撮影された動画にて受け付ける動画回答受付ステップと、
前記受け付けた動画に含まれる音声を読取る音声認識ステップと、
前記音声認識ステップの結果を前記所定の質問と紐づけて所定の管理権限を有する端末にて表示可能とする表示可能化ステップと、
をコンピュータにて実行する採用管理方法。
【請求項2】
動画回答受付ステップは、動画に加えて他のデータの出力をも受け付けるデータ提供受付サブステップをさらに有し、
表示可能化ステップは、前記他のデータに関する処理結果をも表示可能とする受付データ表示サブステップをさらに有する請求項1に記載の採用管理方法。
【請求項3】
表示可能化ステップにて表示された情報に対するコメントの入力を受け付けるコメント受付ステップと、
前記受け付けたコメントを、当該コメントの入力元の管理権限を有するユーザと紐づけて表示可能とするコメント表示ステップと、
をさらに有する請求項1に記載の採用管理方法。
【請求項4】
前記音声認識ステップの結果と、コメント受付ステップにて受け付けたコメントとを、前記求職者と紐づけて各情報の取得日時と関連付けて表示可能に保持する記録ステップをさらに有する請求項3に記載の採用管理方法。
【請求項5】
求職者の管理する端末である求職者端末との間でネットワークを介して所定のトランザクションが開始可能となっている場合に、当該求職者端末に対し、オンライン上で行われヒトが面接官として立ち会わない自動面接であることを意味する表示とともに予め設けられた所定の質問を出力する質問出力ステップと、
前記質問に対する回答を求職者の外観や回答する際の姿勢が撮影された動画にて受け付ける動画回答受付ステップと、
前記受け付けた動画に含まれる音声を読取る音声認識ステップと、
前記音声認識ステップの結果を前記所定の質問と紐づけて所定の管理権限を有する端末にて表示可能とする表示可能化ステップと、
をコンピュータにて実行可能とする採用管理プログラム。
【請求項6】
求職者の管理する端末である求職者端末との間でネットワークを介して所定のトランザクションが開始可能となっている場合に、当該求職者端末に対し、オンライン上で行われヒトが面接官として立ち会わない自動面接であることを意味する表示とともに予め設けられた所定の質問を出力する質問出力部と、
前記質問に対する回答を求職者の外観や回答する際の姿勢が撮影された動画にて受け付ける動画回答受付部と、
前記受け付けた動画に含まれる音声を読取る音声認識部と、
前記音声認識部での処理の結果を前記所定の質問と紐づけて所定の管理権限を有する端末にて表示可能とする表示可能化部と、
を備える採用管理システム