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特開2024-141456バッテリセルおよびバッテリモジュール
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  • 特開-バッテリセルおよびバッテリモジュール 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024141456
(43)【公開日】2024-10-10
(54)【発明の名称】バッテリセルおよびバッテリモジュール
(51)【国際特許分類】
   H01M 50/477 20210101AFI20241003BHJP
   H01M 50/105 20210101ALI20241003BHJP
   H01M 50/548 20210101ALI20241003BHJP
   H01M 50/474 20210101ALI20241003BHJP
   H01M 50/178 20210101ALI20241003BHJP
【FI】
H01M50/477
H01M50/105
H01M50/548 301
H01M50/474
H01M50/178
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023053125
(22)【出願日】2023-03-29
(71)【出願人】
【識別番号】000005326
【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106002
【弁理士】
【氏名又は名称】正林 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100120891
【弁理士】
【氏名又は名称】林 一好
(74)【代理人】
【識別番号】100160794
【弁理士】
【氏名又は名称】星野 寛明
(72)【発明者】
【氏名】岡 啓一郎
(72)【発明者】
【氏名】田村 健博
【テーマコード(参考)】
5H011
5H021
5H043
【Fターム(参考)】
5H011AA01
5H011CC10
5H011FF02
5H011KK01
5H021AA02
5H021CC10
5H021HH10
5H043AA01
5H043AA02
5H043BA17
5H043BA19
5H043BA20
5H043CA08
5H043CA13
5H043DA08
(57)【要約】
【課題】信頼性を向上させることが可能なバッテリセルを提供する。
【解決手段】バッテリセル11aは、複数の正極および複数の負極が電解質を介して積層されている電極積層体21と、電極積層体21を包装するラミネートフィルム22と、電極積層体21およびラミネートフィルム22の間の電極積層体21の積層方向の両側に配置されている第1フレーム部材25Aおよび第2フレーム部材25Bと、を備える。第1フレーム部材25Aおよび第2フレーム部材25Bは、それぞれ、電極積層体21の積層方向の表面を被覆し、互いに対向する対向部Oと、対向部Oから電極積層体21の積層方向に延在する延在部Rと、を有する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の正極および複数の負極が電解質を介して積層されている電極積層体と、
前記電極積層体を包装する包装材と、
前記電極積層体および前記包装材の間の前記電極積層体の積層方向の両側に配置されている第1フレーム部材および第2フレーム部材と、を備え、
前記第1フレーム部材および第2フレーム部材は、それぞれ、前記電極積層体の前記第1フレーム部材および第2フレーム部材と対向する側の表面を被覆し、互いに対向する対向部と、前記対向部から前記電極積層体の積層方向に延在する延在部と、を有する、バッテリセル。
【請求項2】
前記包装材から突出している正極タブリードおよび負極タブリードをさらに備え、
前記延在部は、前記包装材の前記正極タブリードまたは前記負極タブリードが突出していない側の面に沿って延在する、請求項1に記載のバッテリセル。
【請求項3】
前記延在部は、前記包装材の前記正極タブリードおよび前記負極タブリードが突出している側の面の一部に沿って延在する、請求項2に記載のバッテリセル。
【請求項4】
前記第1フレーム部材および前記第2フレーム部材は、前記電極積層体よりも、前記正極タブリードおよび前記負極タブリードが突出している方向の長さが大きい、請求項2に記載のバッテリセル。
【請求項5】
前記包装材は、前記正極タブリードおよび前記負極タブリードが突出している側の外周部に封止部が形成されており、
前記正極タブリードが突出している側の外周部に形成されている封止部は、前記電極積層体の積層方向から前記正極タブリードの周辺部の前記包装材を封止した後、前記電極積層体の積層方向および前記正極タブリードが突出している方向に対して垂直な方向から前記包装材の残部を封止して形成されており、
前記負極タブリードが突出している側の外周部に形成されている封止部は、前記電極積層体の積層方向から前記負極タブリードの周辺部の前記包装材を封止した後、前記電極積層体の積層方向および前記負極タブリードが突出している方向に対して垂直な方向から前記包装材の残部を封止して形成されている、請求項2に記載のバッテリセル。
【請求項6】
前記第1フレーム部材および第2フレーム部材は、それぞれ、互いに対向する前記延在部を有する、請求項1に記載のバッテリセル。
【請求項7】
前記互いに対向する延在部は、所定の間隔を隔てて配置されている、請求項6に記載のバッテリセル。
【請求項8】
前記包装材は、ラミネートフィルムである、請求項1に記載のバッテリセル。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか一項に記載のバッテリセルが積層されている、バッテリモジュール。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリセルおよびバッテリモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、多くの人々が手頃で信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献するバッテリセルの研究開発が実施されている。
【0003】
バッテリセルは、例えば、複数の正極および複数の負極が電解質を介して積層されている電極積層体と、電極積層体を包装する包装材と、を備える。
【0004】
特許文献1には、正極層と、電解質層と、負極層と、がこの順に少なくとも積層された電池積層体と、電池積層体を収容する外装体と、を備える電池セルが記載されている。このとき、外装体は、1枚のフィルムが折り返されて形成された折り返し部と、互いに対向するフィルムの端部同士が接合された接合部と、を備える。また、電池積層体は、積層方向の断面が略C字形状である支持体に収容されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】国際公開第2019/188825号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の電池セルは、電池積層体の充放電に伴い、電池積層体が膨張収縮すると、積層方向の断面が略C字形状である支持体の対向部の間隔が変化して破損する虞がある。その結果、電池セルの信頼性が低下する。
【0007】
本発明は、信頼性を向上させることが可能なバッテリセルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)複数の正極および複数の負極が電解質を介して積層されている電極積層体と、前記電極積層体を包装する包装材と、前記電極積層体および前記包装材の間の前記電極積層体の積層方向の両側に配置されている第1フレーム部材および第2フレーム部材と、を備え、前記第1フレーム部材および第2フレーム部材は、それぞれ、前記電極積層体の積層方向の表面を被覆し、互いに対向する対向部と、前記対向部から前記電極積層体の積層方向に延在する延在部と、を有する、バッテリセル。
【0009】
(2)前記包装材から突出している正極タブリードおよび負極タブリードをさらに備え、前記延在部は、前記包装材の前記正極タブリードまたは前記負極タブリードが突出していない側の面に沿って延在する、(1)に記載のバッテリセル。
【0010】
(3)前記延在部は、前記包装材の前記正極タブリードおよび前記負極タブリードが突出している側の面の一部に沿って延在する、(2)に記載のバッテリセル。
【0011】
(4)前記第1フレーム部材および前記第2フレーム部材は、前記電極積層体よりも、前記正極タブリードおよび前記負極タブリードが突出している方向の長さが大きい、(2)または(3)に記載のバッテリセル。
【0012】
(5)前記包装材は、前記正極タブリードおよび前記負極タブリードが突出している側の外周部に封止部が形成されており、前記正極タブリードが突出している側の外周部に形成されている封止部は、前記電極積層体の積層方向から前記正極タブリードの周辺部の前記包装材を封止した後、前記電極積層体の積層方向および前記正極タブリードが突出している方向に対して垂直な方向から前記包装材の残部を封止して形成されており、前記負極タブリードが突出している側の外周部に形成されている封止部は、前記電極積層体の積層方向から前記負極タブリードの周辺部の前記包装材を封止した後、前記電極積層体の積層方向および前記負極タブリードが突出している方向に対して垂直な方向から前記包装材の残部を封止して形成されている、(2)から(4)のいずれか一項に記載のバッテリセル。
【0013】
(6)前記第1フレーム部材および第2フレーム部材は、それぞれ、互いに対向する前記延在部を有する、(1)から(5)のいずれか一項に記載のバッテリセル。
【0014】
(7)前記互いに対向する延在部は、所定の間隔を隔てて配置されている、(6)に記載のバッテリセル。
【0015】
(8)前記包装材は、ラミネートフィルムである、(1)から(7)のいずれか一項に記載のバッテリセル。
【0016】
(9)(1)から(8)のいずれか一項に記載のバッテリセルが積層されている、バッテリモジュール。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、信頼性を向上させることが可能なバッテリセルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本実施形態のバッテリモジュールの一例を示す断面図である。
図2図1のバッテリセルを示す斜視図である。
図3図2のA-A線における断面図である。
図4図2のB-B線における断面図である。
図5図2のバッテリセルの変形例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0020】
図1に、本実施形態のバッテリモジュールの一例を示す。
【0021】
バッテリモジュール10は、複数のバッテリセル11aが積層されているバッテリセル積層体11と、バッテリセル積層体11の積層方向の両端に設けられている一対の板状部材としての、エンドプレート12と、一対のエンドプレート12の間にバッテリセル積層体11を拘束する拘束部材としての、バインドバー13と、を備える。ここで、バインドバー13は、図中、上部および下部の2箇所に設置されている。バッテリモジュール10は、複数のバッテリセル11aの間、および、バッテリセル11aとエンドプレート12との間に、クッション材14が配置されている。
【0022】
バッテリセル11aは、図2図4に示すように、電極積層体21が、包装材としての、ラミネートフィルム22で包装されているとともに、ラミネートフィルム22から逆方向に突出している正極タブリード23Aおよび負極タブリード23Bを有する。なお、図2では、ラミネートフィルム22の記載を省略している。ここで、電極積層体21は、複数の正極および複数の負極が電解質を介して積層されている。電解質としては、例えば、電解液、固体電解質が挙げられ、電解液は、セパレータに保持される。正極タブリード23Aは、正極タブ24Aを介して、複数の正極と接続されている。一方、負極タブリード23Bは、負極タブ24Bを介して、複数の負極と接続されている。
【0023】
バッテリセル11aは、電極積層体21およびラミネートフィルム22の間に、電極積層体21の積層方向の両側に配置されている第1フレーム部材25Aおよび第2フレーム部材25Bを備える。ここで、第1フレーム部材25Aおよび第2フレーム部材25Bは、それぞれ、電極積層体21の積層方向の表面を被覆し、互いに対向する対向部Oと、対向部Oの両端部から電極積層体21の積層方向に延在し、互いに対向する延在部Rと、を有する。このとき、第1フレーム部材25Aおよび第2フレーム部材25Bを断面視すると、略C字状である。このため、電極積層体21の充放電に伴い、電極積層体21が膨張収縮しても、第1フレーム部材25Aおよび第2フレーム部材25Bの対向部Oの間隔を調整することができるため、バッテリセル11aの信頼性が向上する。また、電極積層体21の充放電に伴い、電極積層体21が膨張収縮しても、電極積層体21の積層方向の上下面の損傷が抑制される。
【0024】
第1フレーム部材25Aおよび第2フレーム部材25Bは、電極積層体21よりも、正極タブリード23Aおよび負極タブリード23Bが突出している方向の長さが大きい。このため、ラミネート加工時に、ラミネートフィルム22が収縮しても、電極積層体21の正極タブリード23Aおよび負極タブリード23Bが突出している側の側面の損傷が抑制される。
【0025】
バッテリモジュール10は、電極積層体21の積層方向に対して、クッション材14の両側に対向部Oが配置されている。このため、クッション材14の面圧の均一性が向上する。
【0026】
第1フレーム部材25Aおよび第2フレーム部材25Bは、それぞれ、互いに対向する延在部Rを有する。このため、バッテリセル11aの放熱性および均熱性が向上する。
【0027】
なお、延在部Rは、互いに対向するように延在していなくてもよく、例えば、対向部Oの一方の端部から電極積層体21の積層方向に延在していてもよい。また、延在部Rは、対向部Oの端部以外の位置から延在していてもよい。
【0028】
第1フレーム部材25Aおよび第2フレーム部材25Bの延在部Rは、ラミネートフィルム22の正極タブリード23Aまたは負極タブリード23Bが突出していない側の面に沿って延在する。このため、ラミネート加工時に、ラミネートフィルム22が収縮しても、電極積層体21の正極タブリード23Aまたは負極タブリード23Bが突出していない側の側面の損傷が抑制される。
【0029】
なお、第1フレーム部材25Aおよび第2フレーム部材25Bの延在部Rは、ラミネートフィルム22の正極タブリード23Aおよび負極タブリード23Bが突出している側の面の一部に沿って延在してもよい(図5参照)。これにより、ラミネート加工時に、ラミネートフィルム22が収縮しても、電極積層体21の正極タブリード23Aおよび負極タブリード23Bが突出している側の側面の損傷が抑制される。
【0030】
第1フレーム部材25Aおよび第2フレーム部材25Bの互いに対向する延在部Rは、所定の間隔を隔てて配置されている。これにより、電極積層体21の充放電に伴い、電極積層体21が膨張収縮した場合に、第1フレーム部材25Aおよび第2フレーム部材25Bの対向部Oの間隔を調整しやすくなる。
【0031】
第1フレーム部材25Aおよび第2フレーム部材25Bの互いに対向する延在部RのSOC0%における間隔は、特に限定されないが、例えば、0.5mm以上4mm以下である。
【0032】
第1フレーム部材25Aおよび第2フレーム部材25Bを構成する材料としては、剛性が高い材料であれば、特に限定されないが、例えば、ステンレス鋼、アルミニウムが挙げられる。
【0033】
第1フレーム部材25Aおよび第2フレーム部材25Bのヤング率は、特に限定されないが、例えば、70GPa以上210GPa以下である。
【0034】
ラミネートフィルム22は、図3に示すように、正極タブリード23Aまたは負極タブリード23Bが突出していない側の外周部の一方に封止部22aが形成されており、正極タブリード23Aまたは負極タブリード23Bが突出していない側の外周部の他方に折り部22bが形成されている。また、ラミネートフィルム22は、正極タブリード23Aおよび負極タブリード23Bが突出している側の外周部に封止部が形成されている。
【0035】
このとき、ラミネートフィルム22の折り部22bが形成されている外周部は、ラミネートフィルム22の封止部22aが形成されている外周部よりも、電極積層体21との距離が小さい。このため、バッテリモジュール10のエネルギー密度を考慮して、ラミネートフィルム22の封止部22aが形成されている外周部を折り返しても、第1フレーム部材25Aおよび第2フレーム部材25Bが配置されているため、電極積層体21の損傷が抑制される。
【0036】
また、正極タブリード23A(または負極タブリード23B)が突出している側の外周部に形成されている封止部を形成する際に、電極積層体21の積層方向(図3中、上下方向)から正極タブリード23A(または負極タブリード23B)の周辺部のラミネートフィルム22を封止した後、電極積層体21の積層方向および正極タブリード23A(または負極タブリード23B)が突出している方向に対して垂直な方向(図3中、左右方向)からラミネートフィルム22の残部を封止する。このため、バッテリセル11aの生産性が改善する。
【0037】
なお、ラミネートフィルム22は、正極タブリード23Aまたは負極タブリード23Bが突出していない側の外周部の両方に封止部が形成されていてもよい。また、例えば、チューブ状のラミネートフィルムを使用することにより、正極タブリード23Aまたは負極タブリード23Bが突出していない側の外周部の両方に封止部が形成されていなくてもよい。
【0038】
クッション材14としては、バッテリセル11aの膨張収縮を吸収することが可能であれば、特に限定されないが、例えば、発泡体が挙げられる。
【0039】
発泡体を構成する材料としては、特に限定されないが、例えば、ポリウレタン、シリコーン樹脂、エチレンプロピレンゴム、スチレン樹脂、オレフィン樹脂、ポリアミド、ポリエステルが挙げられる。
【0040】
発泡体の厚さは、特に限定されないが、例えば、1mm以上2mm以下である。
【0041】
ラミネートフィルム22は、例えば、金属層の表面に樹脂層が形成されている。金属層を構成する金属としては、例えば、アルミニウムが挙げられる。樹脂層を構成する樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリフッ化ビニル、ポリ塩化ビニリデンが挙げられる。
【0042】
バッテリセル11aとしては、特に限定されないが、例えば、全固体リチウムイオン電池セル、全固体リチウム金属電池セル等の固体電池セル、リチウム金属電池セル等の非水電解液電池セルが挙げられる。これらの中でも、固体電池セルが好ましい。
【0043】
以下、バッテリセル11aが全固体リチウム金属電池セルである場合について説明する。
【0044】
全固体リチウム金属電池セルは、例えば、正極集電体と、正極合材層と、固体電解質層と、リチウム金属層と、負極集電体と、が順次積層されている。
【0045】
正極集電体としては、特に限定されないが、例えば、アルミニウム箔等が挙げられる。
【0046】
正極合材層は、正極活物質を含み、固体電解質、導電助剤、結着剤等をさらに含んでいてもよい。
【0047】
正極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵および放出することが可能であれば、特に限定されないが、例えば、LiCoO、Li(Ni5/10Co2/10Mn3/10)O2、Li(Ni6/10Co2/10Mn2/10)O2、Li(Ni8/10Co1/10Mn1/10)O2、Li(Ni0.8Co0.15Al0.05)O2、Li(Ni1/6Co4/6Mn1/6)O2、Li(Ni1/3Co1/3Mn1/3)O2、LiCoO、LiMn、LiNiO、LiFePO、硫化リチウム、硫黄等が挙げられる。
【0048】
固体電解質層を構成する固体電解質としては、リチウムイオンを伝導することが可能な材料であれば、特に限定されないが、例えば、酸化物系電解質、硫化物系電解質等が挙げられる。
【0049】
負極集電体としては、特に限定されないが、例えば、銅箔等が挙げられる。
【0050】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されず、本発明の趣旨の範囲内で、上記の実施形態を適宜変更してもよい。
【符号の説明】
【0051】
10 バッテリモジュール
11 バッテリセル積層体
11a バッテリセル
12 エンドプレート
13 バインドバー
14 クッション材
21 電極積層体
22 ラミネートフィルム
22a 封止部
22b 折り部
23A 正極タブリード
23B 負極タブリード
24A 正極タブ
24B 負極タブ
25A 第1フレーム部材
25B 第2フレーム部材
O 対向部
R 延在部
図1
図2
図3
図4
図5