(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024141533
(43)【公開日】2024-10-10
(54)【発明の名称】化粧シートおよび化粧シートの製造方法
(51)【国際特許分類】
B32B 27/00 20060101AFI20241003BHJP
B32B 27/36 20060101ALI20241003BHJP
【FI】
B32B27/00 E
B32B27/36
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023053245
(22)【出願日】2023-03-29
(71)【出願人】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】TOPPANホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100139686
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 史朗
(74)【代理人】
【識別番号】100169764
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 雄一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100147267
【弁理士】
【氏名又は名称】大槻 真紀子
(72)【発明者】
【氏名】齊藤 裕輝
【テーマコード(参考)】
4F100
【Fターム(参考)】
4F100AK07B
4F100AK42A
4F100AK51C
4F100AK51D
4F100AR00E
4F100BA02
4F100BA05
4F100BA07
4F100BA10A
4F100BA10B
4F100BA10D
4F100EJ65E
4F100GB07
4F100GB81
4F100HB31C
4F100JB16B
4F100JN01B
4F100YY00A
(57)【要約】
【課題】加熱による皺の発生を抑制する化粧シートおよび化粧シートの製造方法を提供する。
【解決手段】化粧シート10は、原反層1と、前記原反層1の上側UPに設けられた透明熱可塑性樹脂層3と、を備え、前記原反層1の厚みと前記透明熱可塑性樹脂層3の厚みとの合計値が150μm以上である。化粧シート10の製造方法は、原反層1の上側UPに、前記原反層1の厚みと透明熱可塑性樹脂層3の厚みとの合計値が150μm以上になるように前記透明熱可塑性樹脂層3を積層する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
原反層と、
前記原反層の上側に設けられた透明熱可塑性樹脂層と、
を備え、
前記原反層の厚みと前記透明熱可塑性樹脂層の厚みとの合計値が150μm以上である、
化粧シート。
【請求項2】
前記原反層は、ポリブチレンテレフタレートを含む、
請求項1に記載の化粧シート。
【請求項3】
前記原反層の前記厚みは、50μm以上70μm以下である、
請求項2に記載の化粧シート。
【請求項4】
前記原反層の前記上側に設けられた絵柄印刷層と、
前記透明熱可塑性樹脂層の前記上側に設けられたトップコート層と、
前記原反層の下側に設けられたプライマ層と、
をさらに備える、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の化粧シート。
【請求項5】
巾方向における降伏点荷重が、
60℃のとき、18.0N/inch以上であり、
80℃のとき、15.0N/inch以上である、
請求項4に記載の化粧シート。
【請求項6】
原反層の上側に、前記原反層の厚みと透明熱可塑性樹脂層の厚みとの合計値が150μm以上になるように前記透明熱可塑性樹脂層を積層する、
化粧シートの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧シートおよび化粧シートの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
床材等の住宅用建材や家具の表面材として用いられる化粧シートがある。また、化粧シートに木質基材に貼り付けた化粧板がある。化粧シートが木質基材に貼り付けられる場合、木質基材によっては揮発性有機物(テルペン類)が放散されるものがあり、特に淡色印刷用原反に絵柄が印刷された化粧シートについては、化粧シートに拡散されたテルペン(β-カリオフィレン)によって淡色印刷用原反の変色が懸念される。β-カリオフィレンは、木質基材となる熱処理された圧縮木材から放出される揮発性有機化合物の一種である。
【0003】
テルペンによる印刷用原反の変色を防ぐ手段として、印刷用原反として一般的に使用されるオレフィン系樹脂(ポリエチレンやポリプロピレン)ではなく、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂を含む印刷用原反を使用することが知られている(例えば、特許文献1)。ポリブチレンテレフタレート樹脂が木質基材から放散されたβ-カリオフィレンに対するバリア層として機能し、β-カリオフィレンが化粧シートに拡散されるのを抑制する。
【0004】
また、化粧シートを木質基材に貼り付けてなる化粧板には、耐久性が求められる。特に、床材に用いられる化粧板は、すり傷、へこみ傷、椅子のキャスターによる傷が付くのを抑制することを目的として、表面に紫外線硬化型樹脂を塗工するUV塗装が施されることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、印刷用原反にポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂を含む化粧シートは、表面にUV塗装が施される際に加わる熱によって皺が発生し、意匠性が低下する虞がある。
【0007】
上記事情を踏まえ、本発明は、加熱による皺の発生を抑制する化粧シートおよび化粧シートの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の化粧シートは、原反層と、前記原反層の上側に設けられた透明熱可塑性樹脂層と、を備え、前記原反層の厚みと前記透明熱可塑性樹脂層の厚みとの合計値が150μm以上である。
【0009】
上記化粧シートでは、前記原反層は、ポリブチレンテレフタレートを含んでいてもよい。
【0010】
上記化粧シートでは、前記原反層の前記厚みは、50μm以上70μm以下であってもよい。
【0011】
上記化粧シートでは、前記原反層の前記上側に設けられた絵柄印刷層と、前記透明熱可塑性樹脂層の前記上側に設けられたトップコート層と、前記原反層の下側に設けられたプライマ層と、をさらに備えていてもよい。
【0012】
上記化粧シートでは、巾方向における降伏点荷重が、60℃のとき、18.0N/inch以上であり、80℃のとき、15.0N/inch以上であってもよい。
【0013】
本発明の化粧シートの製造方法は、原反層の上側に、前記原反層の厚みと透明熱可塑性樹脂層の厚みとの合計値が150μm以上になるように前記透明熱可塑性樹脂層を積層する。
【発明の効果】
【0014】
本発明の化粧シートおよび化粧シートの製造方法によれば、加熱による皺の発生を抑制する化粧シートおよび化粧シートの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本実施形態に係る化粧シートを模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
【0017】
図1は、本実施形態に係る化粧シート10を模式的に示す断面図である。
本実施形態では、
図1に示すように、化粧シート10の厚さ方向を「上下方向V」、化粧シート10のトップコート層4が設けられた側を上下方向Vにおける「上側UP」、上側UPと反対側を上下方向Vにおける「下側LO」と定義する。また、化粧シート10における板面方向を「巾方向C」と定義する。
【0018】
化粧シート10は、原反層1と、絵柄印刷層2と、透明熱可塑性樹脂層3と、トップコート層4と、プライマ層5と、を備える。
【0019】
原反層1は、後述するプライマ層5の上側UPに設けられた層である。原反層1として、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂を採用できる。化粧シート10の下側LOに木質基材を貼り付ける場合、原反層1としてポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂を採用することで、木質基材から放散されるβ-カリオフィレンによって化粧シート10が変色するのを抑制できる。
【0020】
原反層1の上下方向Vにおける厚みは、50μm以上70μm以下が望ましい。原反層1の厚みを50μm以上にすることで、原反層1は、木質基材から放散されるβ-カリオフィレンに対するバリア層としての機能を十分に有することができる。また、原反層1の厚みを70μm以下とすることで、化粧シート10は、印刷や巻取りに対する十分な加工性を有することができる。
【0021】
原反層1は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂を主成分としていればよく、酸化チタン等の顔料を含んでもよい。例えば、原反層1に酸化チタンを添加し、白色に着色することで、化粧シート10の下側LOに木質基材を貼り付ける場合、木質基材の色や木目等が化粧シート10の表面(上側UPの面)に透過するのを抑制できる。
【0022】
絵柄印刷層2は、原反層1の上側UPに設けられた層である。絵柄印刷層2は、例えば、木目、石目又は砂目等の絵柄の印刷を原反層1の上側UPに施すことで形成されている。絵柄印刷層2の印刷方法としては、例えば、グラビア印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷又はインクジェット印刷等の公知の印刷方法を採用できる。絵柄印刷層2には、採用する印刷方法に適した公知の印刷インキを採用できる。
【0023】
透明熱可塑性樹脂層3は、絵柄印刷層2の上側UPに設けられた層である。透明熱可塑性樹脂層3として、ポリプロピレン(PP)樹脂等のポリオレフィン系樹脂を採用できる。透明熱可塑性樹脂層3には、絵柄印刷層2の絵柄を透視できる程度に透明又は半透明な材質を採用するのが望ましい。化粧シート10において、原反層1の厚みと、透明熱可塑性樹脂層3の厚みとの合計値は、150μm以上である。例えば、原反層1の厚みが50μmのとき、透明熱可塑性樹脂層3の厚みは100μm以上である。
【0024】
透明熱可塑性樹脂層3を積層する方法として、例えば、グラビア印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷又はインクジェット印刷等の公知の印刷方法を採用できる。また、透明熱可塑性樹脂層3は、公知のコーティング装置を用いて積層されてもよい。
【0025】
化粧シート10が絵柄を有する必要が無い場合、化粧シート10は、絵柄印刷層2を備えなくてもよい。その場合、透明熱可塑性樹脂層3は、原反層1の上側UPに設けられる。
【0026】
トップコート層4は、透明熱可塑性樹脂層3の上側UPに設けられた層である。トップコート層4として、ウレタン樹脂等を採用できる。トップコート層4には、透明熱可塑性樹脂層3を通して絵柄印刷層2の絵柄を透視できる程度に透明又は半透明な材質を採用するのが望ましい。トップコート層4を積層する方法として、例えば、グラビア印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷又はインクジェット印刷等の公知の印刷方法を採用できる。また、トップコート層4は、公知のコーティング装置を用いて積層されてもよい。
【0027】
プライマ層5は、原反層1の下側LOに設けられた層である。プライマ層5として、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂又はアクリル系樹脂等を採用できる。プライマ層5を積層する方法として、グラビア印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷又はインクジェット印刷等の公知の印刷方法や、公知のコーティング装置を用いた形成方法を採用できる。また、プライマ層5は、溶融押出成形法で形成されてもよい。
【0028】
プライマ層5は、化粧シート10の下側LOに木質基材を貼り付ける場合、化粧シート10の原反層1と、木質基材との密着性を向上させる目的で設けられた層である。プライマ層5を設けなくても化粧シート10と木質基材とが十分な密着性を有する場合、化粧シート10は、プライマ層5を備えなくてもよい。
【0029】
次に、化粧シート製造システムにより化粧シート10を製造する化粧シート10の製造方法について説明する。ここで、化粧シート製造システムとは、本実施形態に係る化粧シート10の製造を実行するシステムである。
【0030】
まず、化粧シート製造システムは、絵柄印刷工程を実施する。絵柄印刷工程において、原反層1の上側UPに絵柄を印刷して、絵柄印刷層2を形成する。
【0031】
次に、化粧シート製造システムは、プライマ層積層工程を実施する。プライマ層積層工程において、原反層1の下側LOにプライマ層5を積層する。
【0032】
次に、化粧シート製造システムは、熱可塑性樹脂層積層工程を実施する。熱可塑性樹脂層積層工程において、絵柄印刷層2の上側UPに透明熱可塑性樹脂層3を積層する。
【0033】
ここで、熱可塑性樹脂層積層工程において、原反層1の厚みと、透明熱可塑性樹脂層3の厚みとの合計値が150μm以上になるように透明熱可塑性樹脂層3を積層する。
【0034】
次に、化粧シート製造システムは、トップコート層積層工程を実施する。トップコート層積層工程において、透明熱可塑性樹脂層3の上側UPにトップコート層4を積層して、化粧シート10の製造を完了する。
【0035】
床材等に用いられる化粧シート10は、化粧シート10の表面にUV塗装が施される場合がある。本実施形態において、化粧シート10の表面とは、トップコート層4の上側UPの面4sである。また、ここで、UV塗装とは、紫外線硬化型樹脂を塗装した後、塗装した紫外線硬化型樹脂に紫外線照射を施して硬化させた塗装を指す。表面にUV塗装を施すことで、化粧シート10の表面における耐傷性を向上させることができる。
【0036】
また、化粧シート10の下側LOに木質基材を貼り付けることで、化粧板が形成される。化粧シート10の表面にUV塗装を施し、下側LOに木質基材を貼り付けることで、床材等に用いられる耐傷性に優れた化粧板が形成される。
【0037】
化粧シート10は、原反層1にポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂を含むため、化粧シート10の下側LOに木質基材を貼り付けてなる化粧板において、木質基材から放散されるβ-カリオフィレンによる変色を抑制できる。
【0038】
また、化粧シート10の表面にUV塗装を施す際、化粧シート10の表面には、溶融した紫外線硬化型樹脂が積層される。このとき、一般的に60~80℃の溶融した紫外線硬化型樹脂が化粧シート10の表面に積層される。化粧シート10は、紫外線硬化型樹脂によって加熱されるが、化粧シート10において、原反層1の厚みと透明熱可塑性樹脂層3の厚みとの合計値が150μm以上であるため、化粧シート10の表面に皺が発生しない。
【0039】
また、化粧シート10は、巾方向Cにおける降伏点荷重が、60℃のとき、18.0N/inch以上であり、80℃のとき、15.0N/inch以上であるのが望ましい。ここで、60℃および80℃は、化粧シート10の雰囲気温度を示す。化粧シート10の巾方向Cにおける降伏点荷重を、60℃のとき18.0N/inch以上、かつ、80℃のとき15.0N/inch以上にすることで、化粧シート10が加熱されたとき、化粧シート10に皺が発生するのを抑制できる。
【0040】
本実施形態の化粧シート10および化粧シート10の製造方法によれば、原反層1の厚みと、原反層1の上側UPに設けられた透明熱可塑性樹脂層3の厚みとの合計値は150μm以上である。
その結果、加熱による皺の発生を抑制する化粧シート10および化粧シート10の製造方法を提供できる。
【0041】
以上、本発明の一実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、上述の一実施形態および以下で示す変形例において示した構成要素は適宜に組み合わせて構成することが可能である。
【0042】
(変形例1)
上記実施形態において、透明熱可塑性樹脂層3は、ポリプロピレン樹脂等のオレフィン系樹脂であるが、透明熱可塑性樹脂層の態様はこれに限定されない。透明熱可塑性樹脂層には、紫外線硬化型樹脂や熱硬化性樹脂を採用してもよい。
【0043】
以下実施例により、本発明を詳細に説明する。本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0044】
(実施例1)
原反層1として、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂を主成分とする厚み50μmのシートを準備した。原反層1の上側UPにグラビア印刷によってウレタンインキを印刷し、絵柄印刷層2を形成した。また、原反層1の下側LOにプライマコートを塗工し、プライマ層5を形成した。
【0045】
次に、絵柄印刷層2の上側UPにポリプロピレン樹脂を積層し、厚み100μmの透明熱可塑性樹脂層3を形成した。また、透明熱可塑性樹脂層3の上側UPに、トップコート層4としてウレタン樹脂を約6μmの厚さになるように塗布し、実施例1の化粧シート10を得た。実施例1における原反層1の厚みと透明熱可塑性樹脂層3の厚みとの合計値は、150μmである。
【0046】
(実施例2)
原反層1の厚みを70μmとし、透明熱可塑性樹脂層3の厚みを80μmとした以外は実施例1と同様の方法により、実施例2の化粧シート10を得た。実施例2において、原反層1の厚みと透明熱可塑性樹脂層3の厚みとの合計値は、150μmである。
【0047】
(比較例1)
原反層の厚みを60μmとし、透明熱可塑性樹脂層の厚みを80μmとした以外は実施例1と同様の方法により、比較例1の化粧シートを得た。比較例1において、原反層の厚みと透明熱可塑性樹脂層の厚みとの合計値は、140μmである。
【0048】
(比較例2)
透明熱可塑性樹脂層の厚みを80μmとした以外は実施例1と同様の方法により、比較例2の化粧シートを得た。比較例2において、原反層の厚みと透明熱可塑性樹脂層の厚みとの合計値は、130μmである。
【0049】
(実験1)
実施例1-2および比較例1-2の化粧シートにおいて、降伏点荷重の測定を実施した。降伏点荷重の測定では、JIS K 6732に準拠した引張試験を実施し、引張試験機で化粧シートを引っ張る引張り速度は50mm/minとした。また、恒温槽内で実施し、雰囲気温度が60℃のときと80℃のときにおける降伏点荷重を測定した。
【0050】
(実験2)
実施例1-2および比較例1-2の化粧シートにおいて、UV塗装時における皺の発生有無を確認した。評価基準は、UV塗装後の化粧シートにおいて、化粧シートの表面における皺の発生有無を2段階で評価し、〇を合格とした。
〇(Good):皺の発生無し。
×(Poor):皺の発生有り。
【0051】
(実験結果)
実験1-2の結果を表1に示す。表1において、シート総厚みは、化粧シートにおける原反層の厚みと透明熱可塑性樹脂層の厚みとの合計値を示す。
シート総厚みが150μm以上である実施例1-2は、実験2において良好な結果であった。また、シート総厚みが150μm未満である比較例1-2は、実験2において不合格であった。
【0052】
【符号の説明】
【0053】
10 化粧シート
1 原反層
2 絵柄印刷層
3 透明熱可塑性樹脂層
4 トップコート層
4s トップコート層の上側の面
5 プライマ層
V 上下方向
UP 上側
LO 下側
C 巾方向