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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024014196
(43)【公開日】2024-02-01
(54)【発明の名称】排気構造
(51)【国際特許分類】
   D06F 58/02 20060101AFI20240125BHJP
   F23J 13/00 20060101ALI20240125BHJP
   F16L 5/00 20060101ALI20240125BHJP
【FI】
D06F58/02 J
F23J13/00 A
F16L5/00 T
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022116841
(22)【出願日】2022-07-22
(71)【出願人】
【識別番号】000115854
【氏名又は名称】リンナイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001117
【氏名又は名称】弁理士法人ぱてな
(72)【発明者】
【氏名】田中 駿
【テーマコード(参考)】
3B166
3K070
【Fターム(参考)】
3B166AA24
3B166AB24
3B166AB29
3B166AC21
3B166BA50
3B166BA72
3B166BA83
3B166BA88
3B166CA02
3B166CA03
3B166CA04
3B166CA05
3B166CA06
3B166CA11
3B166CB11
3B166CC05
3B166EA03
3B166EA12
3B166EA15
3B166EC02
3B166EC18
3B166EC44
3B166EE07
3B166GA02
3B166GA07
3B166GA12
3B166JM03
3K070AA03
3K070AA12
(57)【要約】
【課題】加熱装置の設置作業及び保守作業を容易化できるとともに屋外に排気を好適に排出可能であり、かつ、高い美観を発揮可能な排気構造を提供する。
【解決手段】本発明の排気構造1は、第1排気部3と第2排気部5と接続体7とを備えている。第1排気部3は立壁20に設けられており、屋内100と屋外101とを連通している。第2排気部5は加熱装置10に設けられており、加熱装置10の内部で生じた排気を第1排気部3に向けて排出する。接続体7は第1方向に延びる剛体の筒状をなしており、第1排気部3と第2排気部5とを接続している。接続体7は、第1筒部71と第2筒部73とを有している。第1筒部71は第1排気部3に設けられて第2排気部5に向かって延びている。第2筒部73は、第2排気部5に設けられて第1筒部71に向かって延びており、第1筒部71と接続しつつ、第1筒部71に対して第1方向に直線状に相対移動可能である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
高さ方向に延びて屋内と屋外とを隔てる立壁に設けられ、前記屋内と前記屋外とを連通する第1排気部と、
前記屋内に設置されて前記立壁に対して前記高さ方向と交差する第1方向に位置する加熱装置に設けられ、前記加熱装置の内部で生じた排気を前記第1排気部に向けて排出する第2排気部と、
前記第1方向に延びる剛体の筒状をなし、前記第1排気部と前記第2排気部との間に位置して前記第1排気部と前記第2排気部とを接続する接続体と、を備えた排気構造であって、
前記接続体は、前記第1排気部に設けられて前記第2排気部に向かって延びる第1筒部と、
前記第2排気部に設けられて前記第1筒部に向かって延び、第1筒部と接続しつつ、前記第1筒部に対して前記第1方向に直線状に相対移動可能な第2筒部と、を有していることを特徴とする排気構造。
【請求項2】
前記接続体は、前記第1筒部と前記第2筒部とからなり、
前記第2筒部は、前記第1筒部の内部を摺動可能に前記第1筒部に挿通されている請求項1記載の排気構造。
【請求項3】
前記接続体は、前記第1排気部及び前記第2排気部と別体をなし、
前記第1排気部と前記第1筒部とは、前記第1方向で接続され、
前記第2排気部と前記第2筒部とは、前記第1方向で接続され、
前記第1排気部と前記第1筒部との間に生じる摩擦力、及び、前記第2排気部と前記第2筒部との間に生じる摩擦力は、前記第1筒部と前記第2筒部との間に生じる摩擦力よりも大きい請求項2記載の排気構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は排気構造に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1の図7図10に従来の排気構造が開示されている。この排気構造は、第1排気部と、第2排気部と、接続体とを備えている。第1排気部は、建物の立壁に設けられており、高さ方向で建物の天井よりも上方となる位置で屋外に配置されている。第1排気部は、屋内と屋外、より具体的には、建物の天井裏と屋外とを連通している。
【0003】
第2排気部は加熱装置に設けられている。加熱装置は建物の屋内に設置されている。第2排気部は加熱装置の内部と外部とを連通している。なお、同文献において、加熱装置は具体的には全自動洗濯乾燥機であり、衣類の洗濯と乾燥とを行う。
【0004】
接続体は第1排気部と第2排気部との間に位置しており、天井裏を経由しつつ第1排気部と第2排気部とを接続している。具体的には、接続体は一端が第2排気部に接続しており、第2排気部、すなわち加熱装置から天井に向かって上方に延びている。そして、接続体は、天井裏を第1排気部に向かって延びており、他端で第1排気部と接続している。また、同文献には、接続体を柔軟性及び伸縮性を有する排湿ホースで形成する点が開示されている。
【0005】
この排気構造では、加熱装置が衣類の乾燥を行った際に生じた排気が第1排気部によって加熱装置の内部から加熱装置の外部、つまり接続体に排出される。そして、この排気は、接続体の内部を第1排気部に向かって流通し、第1排気部から屋外に排出される。こうして、この排気構造では、加熱装置で生じた排気が屋内に排出されることを防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002-336591号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上記従来の排気構造では、接続体によって第1排気部と第2排気部とが接続された状態では、加熱装置を移動させることが不可能となるため、加熱装置の設置作業や保守作業を容易に行い難い問題がある。この点、柔軟性及び伸縮性を有する接続体を用いれば、接続体によって第1排気部と第2排気部とが接続された状態であっても、接続体の柔軟性及び伸縮性を利用することで加熱装置を移動させることが可能となると考えられる。
【0008】
しかしながら、接続体が柔軟性及び伸縮性を有している場合、自重や経年劣化によって接続体に撓みが生じ易くなる。これにより、接続体の内部を排気が流通し難くなり、屋外に排気を好適に排出できなくなるおそれがある。また、接続体に撓みが生じることで、接続体や接続体と接続された加熱装置を含め、排気構造の美観も低下してしまう。
【0009】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、加熱装置の設置作業及び保守作業を容易化できるとともに屋外に排気を好適に排出可能であり、かつ、高い美観を発揮可能な排気構造を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の排気構造は、高さ方向に延びて屋内と屋外とを隔てる立壁に設けられ、前記屋内と前記屋外とを連通する第1排気部と、
前記屋内に設置されて前記立壁に対して前記高さ方向と交差する第1方向に位置する加熱装置に設けられ、前記加熱装置の内部で生じた排気を前記第1排気部に向けて排出する第2排気部と、
前記第1方向に延びる剛体の筒状をなし、前記第1排気部と前記第2排気部との間に位置して前記第1排気部と前記第2排気部とを接続する接続体と、を備えた排気構造であって、
前記接続体は、前記第1排気部に設けられて前記第2排気部に向かって延びる第1筒部と、
前記第2排気部に設けられて前記第1筒部に向かって延び、第1筒部と接続しつつ、前記第1筒部に対して前記第1方向に直線状に相対移動可能な第2筒部と、を有していることを特徴とする。
【0011】
本発明の排気構造では、接続体によって第1排気部と第2排気部とが接続されている。そして、接続体は、第1筒部と第2筒部とを有しており、第1筒部に対して第2筒部が第1方向に直線状に相対移動する。これにより、接続体は第1方向に伸縮可能である。ここで、接続体は剛体であるため、この排気構造では、接続体を第1方向に伸縮させるに当たって接続体に撓みが生じ難く、接続体を第1方向に伸縮させ易い。
【0012】
これらのため、この排気構造では、接続体によって第1排気部と第2排気部とが接続された状態であっても、接続体を第1方向に伸縮させることで加熱装置を第1方向に移動させることができ、加熱装置の設置作業や保守作業を行い易い。すなわち、この排気構造では、加熱装置の設置作業時や保守作業時には、接続体を第1方向に伸張させることによって立壁から加熱装置を第1方向に遠ざけることができ、立壁と加熱装置との間に作業者が作業を行うためのスペースを確保し易くなる。一方、加熱装置の設置作業や保守作業の終了後には、接続体を前後方向に縮小させることによって立壁に対して加熱装置を第1方向に接近させることができる。
【0013】
また、接続体が剛体であり、接続体に撓みが生じ難いことから、この排気構造では、排気が接続体の内部を好適に流通できる。また、接続体に撓みが生じ難いことから、接続体や接続体と接続された加熱装置の美観も高くできる。また、上述のように、この排気構造では、接続体を第1方向に縮小させることにより、屋内で接続体が目立ち難くなるとともに、立壁に対して加熱装置が接近することで、加熱装置と立壁との間の間隔を小さくすることができる。
【0014】
したがって、本発明の排気構造は、加熱装置の設置作業及び保守作業を容易化できるとともに屋外に排気を好適に排出可能であり、かつ、高い美観を発揮する。
【0015】
本発明の排気構造において、接続体は、第1筒部と第2筒部とからなり得る。そして、第2筒部は、第1筒部の内部を摺動可能に第1筒部に挿通されていることが好ましい。この場合には、接続体の構成を簡素化できるため、接続体を第1方向により容易に伸縮させることができる。また、接続体の構成を簡素化することにより、この排気構造では製造コストを低廉化できる。
【0016】
また、この場合、接続体は、第1排気部及び第2排気部と別体をなし得る。さらに、第1排気部と第1筒部とは、第1方向で接続され得る。また、第2排気部と第2筒部とは、第1方向で接続され得る。そして、第1排気部と第1筒部との間に生じる摩擦力、及び、第2排気部と第2筒部との間に生じる摩擦力は、第1筒部と第2筒部との間に生じる摩擦力よりも大きいことが好ましい。
【0017】
これにより、接続体を第1方向に伸張させる際に、第1排気部から第1筒部が外れたり、第2排気部から第2筒部が外れたりし難くなる。このため、この排気構造では、加熱装置の設置作業及び保守作業をより容易化できる。
【発明の効果】
【0018】
本発明の排気構造は、加熱装置の設置作業及び保守作業を容易化できるとともに屋外に排気を好適に排出可能であり、かつ、高い美観を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は、実施例の排気構造を採用した加熱装置の作動時を示す側面図である。
図2図2は、実施例の排気構造に係り、接続体が第1方向に縮小した状態を示す要部拡大断面図である。
図3図3は、実施例の排気構造に係り、接続体が第1方向に伸張した状態を示す要部拡大断面図である。
図4図4は、実施例の排気構造を採用した加熱装置の設置作業時及び保守作業時を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0021】
図1に示すように、実施例の排気構造1は、乾燥機10に採用されている。乾燥機10は、本発明における「加熱装置」の一例である。排気構造1は、第1排気部3と、第2排気部5と、接続体7とを備えている。
【0022】
本実施例では、図1に示す実線矢印によって乾燥機10の上下方向及び前後方向を規定している。そして、図2以降では、図1に対応して乾燥機10の上下方向及び前後方向を規定している。上下方向と前後方向とは互いに直交している。上下方向は本発明における「高さ方向」に相当しており、前後方向は本発明における「第1方向」に相当している。
【0023】
乾燥機10は、建物Hの屋内100に設置されている。ここで、建物Hは、立壁20を有している他、床面100aを有している。立壁20は上下方向に略垂直に延びており、建物Hの屋内100と、建物Hの屋外101とを隔てている。床面100aは屋内100に敷設されている。そして、乾燥機10は、床面100a上に載置されることにより、屋内100において、立壁20の前方に位置している。つまり、屋内100において、乾燥機10は立壁20の前方に位置しつつ、立壁20と前後方向で隣接している。なお、建物Hとしては、例えば住宅の他、複数の乾燥機10が設置されたコインランドリー等の店舗等が挙げられる。また、乾燥機10の構成についての詳細は後述する。
【0024】
図2及び図3に示すように、立壁20は、内壁21と外壁22とを有している。内壁21と外壁22とは、前後方向、すなわち立壁20の厚さ方向で離隔して配置されている。そして、内壁21は屋内100に面しており、外壁22は屋外101に面している。また、内壁21と外壁22との間には、壁内空間23が形成されている。壁内空間23には、図示しない断熱材が設けられている。
【0025】
また、内壁21には、第1取付孔21aが形成されている。第1取付孔21aは、内壁21を前後方向に貫通する円柱状に形成されている。一方、外壁22には、第2取付孔22aが形成されている。第2取付孔22aは、外壁22を前後方向に貫通する円柱状に形成されている。これらの第1取付孔21aと第2取付孔22aとは同径をなしており、後述する接続体7の第1筒部71よりも大径に形成されている。また、第1取付孔21aと第2取付孔22aとは同軸をなしており、壁内空間23を通じて互いに連通している。つまり、第1取付孔21aと第2取付孔22aとは、互いに連通することによって立壁20を前後方向に貫通している。これにより、第1取付孔21aと第2取付孔22aとは、壁内空間23を通じて屋内100と屋外101とを連通している。なお、立壁20は、他の構成であっても良い。
【0026】
第1排気部3は、第1排気部本体31と第1接続部33とからなる。第1排気部本体31は、基部31aと、通気部31bと、カバー部31cとを有している。基部31aは、第2取付孔22aよりも大径をなす円筒状に形成されている。通気部31bは、基部31aの後端で基部31aと接続しており、屋外101に向かって開口している。基部31a及び通気部31bは、内部を排気が流通可能となっている。カバー部31cは、基部31aから後方に向かって略半球状に突出しつつ通気部31bを上方から覆っている。これにより、カバー部31cは、排気が通気部31bを屋外101に向かって流通することを許容しつつ、通気部31bを通じて、立壁20内、ひいては屋内100に雨水や埃等が侵入することを防止している。なお、排気については後述する。
【0027】
第1接続部33は、第1排気部本体31と一体で形成されている。第1接続部33は、基部31aと接続しており、基部31aから前方に向かって円筒状に延びている。ここで、第1接続部33は、基部31a及び第2取付孔22aよりも小径に形成されている。
【0028】
第1排気部3は、第2取付孔22a内に第1接続部33を進入させつつ、外壁22に対して、第1排気部本体31の基部31aが屋外101側から固定されている。こうして、第1排気部3は、外壁22、ひいては立壁20に取り付けられている。これにより、第1排気部3では、第1排気部本体31が屋外101に位置する一方、第1接続部33が第2取付孔22a内及び壁内空間23内に位置している。そして、第1排気部3は、第1接続部33が第1筒部71と接続することにより、第1筒部71を通じて屋内100と屋外101と連通している。なお、第1筒部71の詳細の他、第1接続部33と第1筒部71との接続についての詳細は後述する。また、第1排気部3は他の構成であっても良い。
【0029】
図1及び図4に示すように、乾燥機10は筐体11を有している他、ドラム13及び加熱空気供給部15を有している。筐体11は、上下方向、前後方向及び幅方向に延びる略矩形の箱状に形成されている。これにより、筐体11は、上面11a、前面11b、後面11c、下面11d及び一対の側面11eを有している。
【0030】
上面11aは、筐体11の上部を構成している。上面11aの後部には、開口部111が形成されている。開口部111は、上面11aを上下方向に貫通しており、筐体11の内部と筐体11の外部とを連通している。前面11bは、筐体11の前部を構成している。前面11bには、開閉扉17が設けられている。
【0031】
後面11cは、筐体11の後部を構成している。これにより、後面11cは、乾燥機10が屋内100に設置されることにより、立壁20と前後方向で対向している。下面11dは、筐体11の底部を構成している。図示を省略するものの、下面11dには、筐体11の内部に空気を流通させるための給気孔が設けられている。一対の側面11eは、それぞれ筐体11の側部を構成している。なお、図1等では、一対の側面11eのうちの一方のみを図示している。また、開口部111を後面11cや側面11eに形成しても良い。
【0032】
ドラム13は、筐体11の内部に設けられており、筐体11の内部で回転可能となっている。ドラム13は前方が開口する有底の筒状に形成されており、使用者(図示略)が開閉扉17から投入した洗濯物C1を収容可能となっている。なお、洗濯物C1としては、例えば衣類の他、毛布やカーペット等が挙げられる。
【0033】
加熱空気供給部15は、筐体11の内部に設けられており、ドラム13の下方に配置されている。詳細な図示を省略するものの、加熱空気供給部15は、ガス供給弁装置、ガス噴射ノズル、ガスバーナ及び給気ダクトによって構成されている。加熱空気供給部15は、給気孔から筐体11内に流通した空気をガスバーナで加熱するとともに、ガスバーナで加熱された高温の空気をドラム13内に供給する。より具体的には、加熱空気供給部15では、ガス供給弁装置が図示しないガス供給源からガス噴射ノズルに燃料ガスを供給する。そして、噴射ノズルがガスバーナに向けて燃料ガスを噴射することにより、燃料ガスがガスバーナの周辺の空気と共にガスバーナで燃焼される。こうして、ガスバーナで加熱された高温の空気が給気ダクトによってドラム13内に供給される(図1の二点鎖線矢印参照。)。
【0034】
乾燥機10では、加熱空気供給部15によってドラム13に供給された高温の空気によって、ドラム13内に収容された洗濯物C1の乾燥が行われる。また、図示を省略するものの、筐体11の内部には、洗濯物C1の乾燥に用いた空気をドラム13内から排出するファンの他、ドラム13及びファンを回転駆動させる電動モータと、加熱空気供給部15及び電動モータの作動制御を行う制御部等とが設けられている。
【0035】
第2排気部5は、第2排気部本体51と第2接続部53とからなる。第2排気部本体51及び第2接続部53は内部を排気が流通可能となっている。第2排気部本体51は、上面11aの後部に固定されており、開口部111と連通している。第2接続部53は、第2排気部本体51と一体で形成されている。第2接続部53は、第2排気部本体51から後方に向かって円筒状に延びている。
【0036】
このように、第2排気部5は、乾燥機10において筐体11の上部後方に設けられており、開口部111を通じて筐体11の内部と連通している。そして、第2排気部5は、乾燥機10が屋内100に設置されて立壁20の前方に位置することにより、筐体11から立壁20、ひいては第1排気部3に向かって後方に延びている。なお、第2排気部5は、開口部111が形成された位置に応じて、筐体11の後面11cや側面11eに設けられても良い。また、第2排気部5は、他の構成であっても良い。
【0037】
図2及び図3に示すように、接続体7は、第1排気部3及び第2排気部5とは別体をなしている。接続体7は、第1筒部71と第2筒部73とからなる。第1筒部71及び第2筒部73は、ステンレス等の金属によって形成されている。これにより、第1筒部71及び第2筒部73、ひいては接続体7は剛体をなしている。このため、第1筒部71及び第2筒部73は、一定の剛性を有しており、自重や経年劣化による撓みが生じ難くなっている。なお、第1筒部71及び第2筒部73は、例えばポリプロピレンやABS樹脂等の硬質の樹脂によって形成されることで剛体をなしていても良い。
【0038】
第1筒部71及び第2筒部73は、それぞれ長手方向、つまり軸方向が乾燥機10の前後方向と平行に延びる略円筒状に形成されている。第1筒部71は、第1接続部位71aと、第1延在部位71bと、第1テーパ部位71cとを有している。第1接続部位71aは、第1筒部71の後方部分を構成している。第1接続部位71aは、第1筒部71において最も大径に形成されている。より具体的には、第1接続部位71aの内径は、第1接続部33の外径とほぼ同径に形成されている。また、第1接続部位71aの外径は、第1取付孔21a及び第2取付孔22aよりも小径に形成されている。
【0039】
第1延在部位71bは、第1接続部位71aよりも前方に位置している。これにより、第1延在部位71bは、第1筒部71の前方部分を構成している。第1延在部位71bは、第1接続部位71aよりも小径に形成されている。第1テーパ部位71cは、第1接続部位71aと第1延在部位71bとの間に位置している。第1テーパ部位71cは、後端で第1接続部位71aと接続している。そして、第1テーパ部位71cは、第1延在部位71bに向かうにつれて縮径しつつ、前端で第1延在部位71bと接続している。
【0040】
第2筒部73は、第2接続部位73aと、第2延在部位73bと、第2テーパ部位73cとを有している。第2接続部位73aは、第2筒部73の前方部分を構成している。第2接続部位73aは、第2筒部73において最も大径に形成されている。より具体的には、第2接続部位73aの内径は、第2接続部53の外径とほぼ同径に形成されている。また、第2接続部位73aの外径は、第1接続部位71aの外径とほぼ同径に形成されている。つまり、第2接続部位73aの外径についても、第1取付孔21a及び第2取付孔22aよりも小径に形成されている。なお、第2接続部位73aの外径は、第1取付孔21a及び第2取付孔22aよりも大径に形成されていても良い。また、第1延在部位71bと第1接続部位71aとを同径に形成することにより、第1テーパ部位71cを省略しても良い。
【0041】
第2延在部位73bは、第2接続部位73aよりも後方に位置している。これにより、第2延在部位73bは、第2筒部73の後方部分を構成している。第2延在部位73bは、第2接続部位73aよりも小径に形成されている。また、第2延在部位73bは、第1筒部71の第1延在部位71bよりも小径に形成されている。第2テーパ部位73cは、第2接続部位73aと第2延在部位73bとの間に配置されている。第2テーパ部位73cは、前端で第2接続部位73aと接続している。そして、第2テーパ部位73cは、第2延在部位73bに向かうにつれて縮径しつつ、後端で第2延在部位73bと接続している。
【0042】
接続体7では、第1筒部71を第1取付孔21a及び第2取付孔22aに挿通している。この際、第1筒部71では、第1接続部位71a側、つまり、後方部分から順に第1取付孔21a内に進入させている。そして、第1接続部位71aを第2取付孔22aに進入させることにより、第1筒部71は立壁20内に配置されつつ、立壁20に固定されている。また、第1筒部71は、立壁20に固定された状態において、第1接続部位71aの内部に第1排気部3の第1接続部33を進入させている。これにより、第1接続部位71aと第1接続部33とが接続され、第1筒部71と第1排気部3とが接続されている。つまり、第1筒部71と第1排気部3とは、第1筒部71の軸方向、すなわち前後方向で接続されている。ここで、第1接続部33の外周面と第1接続部位71aの内周面との間には、シーリング材(図示略)が充填されている。こうして、シーリング材は、第1接続部33の外周面と第1接続部位71aの内周面との間の気密性を保ちつつ第1接続部33と第1筒部71とを強固に接続している。また、第1筒部71では、第1延在部位71bの後方部分が第1取付孔21a内に位置している。こうして、第1排気部3に接続された第1筒部71は、立壁20内を第2排気部5に向かって延びている。より具体的には、第1排気部3に接続された第1筒部71は、壁内空間23内を第1排気部3から第2排気部5に向かって前方に延びている。なお、第1筒部71が第1排気部3に接続された状態で第1延在部位71bの後方部分が第1取付孔21aから屋内100内に突出していても良い。また、予め第1筒部71と第1排気部3とを接続した状態で第1筒部71を立壁20に挿通することにより、第1排気部3を外壁22に固定しても良い。
【0043】
一方、接続体7において、第2筒部73は、第2接続部位73a及び第2テーパ部位73cを屋内100に位置させつつ、第2延在部位73bを第1取付孔21aから第1延在部位71b内に進入させている。これにより、接続体7では、第1筒部71と第2筒部73とが接続されている。また、第2筒部73では、第2接続部位73aの内部に第2排気部5の第2接続部53を進入させている。これにより、第2接続部位73aと第2接続部53とが接続され、第2筒部73と第2排気部5とが接続されている。つまり、第2筒部73と第2排気部5とは、第2筒部73の軸方向、すなわち前後方向で接続されている。この際、第2接続部位73aの内周面と第2接続部53の外周面との間には、Oリング等を介在させている。これにより、第2接続部位73a内周面と第2接続部53の外周面との間の気密性も確保されている。こうして、第2排気部5に接続された第2筒部73は、第1筒部71に向かって後方に延びている。なお、予め第2接続部位73aと第2接続部53とを接続した状態で第2延在部位73bを第1取付孔21aから第1延在部位71b内に進入させても良い。
【0044】
こうして、接続体7は、第1排気部3と第2排気部5とを前後方向で接続している。ここで、接続体7において、第2延在部位73bは、第1延在部位71bよりも小径に形成されている。このため、第1筒部71と第2筒部73とが接続された状態において、第2延在部位73bは第1延在部位71b内に固定されることはなく、第1延在部位71b内を前後方向に摺動可能となっている。この結果、接続体7では、第1筒部71と第2筒部73とが接続された状態で第2筒部73が第1筒部71に対して前後方向に相対移動することにより、図2に示す最小長さL1から図3に示す最大長さL2の間で前後方向に伸縮可能となっている。
【0045】
また、このように、第2延在部位73bが第1延在部位71b内を前後方向に摺動する際、接続体7では、第1延在部位71bと第2延在部位73bとの間、より具体的には、第1延在部位71bの内周面と第2延在部位73bの外周面との間には、摩擦力が生じている。つまり、第1延在部位71bと第2延在部位73bとの間に生じる摩擦力は、第2延在部位73bが第1延在部位71b内を摺動し得る程度の大きさとなっている。
【0046】
これに対し、接続体7において、第1筒部71の第1接続部位71aの内周面と、第1接続部33の外周面との間には、シーリング材が充填されている。これにより、第1接続部位71aと第1接続部33とは強固に接続されており、第1接続部位71aと第1接続部33との間、より具体的には、第1接続部位71aの内周面と第1接続部33の外周面との間には、第1延在部位71bと第2延在部位73bとの間に生じる摩擦力よりも大きな摩擦力が生じている。また、接続体7において、第2接続部位73aの内径は、第2接続部53の外径とほぼ同径に形成されているとともに、第2接続部位73aの内周面と第2接続部53との間にOリング等を介在させている。これにより、第2接続部位73aと第2接続部53とについても強固に接続されている。この結果、第2接続部位73aと第2接続部53との間、より具体的には、第2接続部位73aの内周面と第2接続部53の外周面との間についても、第1延在部位71bと第2延在部位73bとの間に生じる摩擦力よりも大きな摩擦力が生じている。なお、第2接続部位73aの内周面と第2接続部53の外周面とを接着しても良い。
【0047】
以上のように構成されたこの排気構造1では、接続体7が第1排気部3と第2排気部5とを接続することにより、第1排気部3と第2排気部5とが連通する。こうして、排気構造1は、乾燥機10の筐体11の内部を屋外101に連通させている。そして、乾燥機10が作動することにより、加熱空気供給部15からドラム13に高温の空気が給気され、この高温の空気によって、ドラム13内の洗濯物C1の乾燥が行われる。このように洗濯物C1の乾燥に用いられた高温の空気は、加熱空気供給部15において空気を加熱する際に生じた燃料ガスと共に、排気として筐体11の内部から第2排気部5を経て、接続体7の内部、つまり、乾燥機10の外部に排出される(図1及び図2の二点鎖線矢印参照。)。
【0048】
そして、この排気は、接続体7の内部を第1排気部3に向かって流通し、第1排気部3の第1接続部33から第1排気部本体31の通気部31bを経て屋外101に排出される。このように、この排気構造1では、接続体7が第1排気部3と第2排気部5とを接続することにより、乾燥機10の作動時に生じた排気を屋外101に排出しつつ、乾燥機10の作動時に生じた排気が屋内100に漏れることを防止している。
【0049】
ここで、この排気構造1において、接続体7は第1筒部71と第2筒部73とで構成されている。また、第2筒部73の第2延在部位73bが第1筒部71の第1延在部位71b内を前後方向に摺動することが可能となっている。これにより、接続体7は前後方向に伸縮可能となっている。具体的には、第2延在部位73bが第1延在部位71b内を後方に向かって摺動すれば、接続体7の前後方向の長さが短くなる。そして、図2に示すように、第2延在部位73bが第1延在部位71b内を最も後方まで摺動すれば、第2テーパ部位73cが第1延在部位71bの後端に当接する。これにより、第1延在部位71b内での第2延在部位73bの後方への摺動が規制される。この結果、接続体7前後方向の長さは、最小長さL1となる。
【0050】
一方、接続体7の前後方向の長さが最小長さL1の状態において、第2延在部位73bが第1延在部位71b内を前方に向かって摺動すれば、接続体7の前後方向の長さが最小長さL1よりも長くなる。そして、第2延在部位73bが第1延在部位71b内を最も前方まで摺動すれば、接続体7の前後方向の長さは、図3に示す最大長さL2となる。なお、最大長さL2となった際に第1延在部位71b内での第2延在部位73bの前方への摺動を規制するための規制部材を設けても良い。
【0051】
このように、排気構造1では、第1延在部位71b内で第2延在部位73bを前後方向に摺動させるだけで、接続体7を前後方向に容易に伸縮させることが可能となっている。また、第1筒部71と第2筒部73とは、ともに剛体であることから、自重による撓みの他、第2延在部位73bが第1延在部位71b内を摺動する際にも撓みが生じ難くなっている。この点においても、この排気構造1では、接続体7を前後方向に伸縮させ易くなっている。
【0052】
そして、接続体7が前後方向に伸縮可能となっていることから、この排気構造1では、接続体7によって第1排気部3と第2排気部5とが接続された状態であっても、上述のように接続体7を前後方向に伸縮させることによって、屋内100で乾燥機10を前後方向に移動させることが可能となっている。これにより、この排気構造1では、屋内100での乾燥機10と立壁20の内壁21との前後方向の間隔を図1及び図2に示す最小間隔W1から、図3及び4に示す最大間隔W2まで変化させることが可能となっている。この結果、この排気構造1では、乾燥機10の設置作業や保守作業を行い易くなっている。
【0053】
すなわち、この排気構造1では、乾燥機10の設置作業時や保守作業時には、図3及び図4に示すように、接続体7の前後方向の長さを最大長さL2とすれば、その分、乾燥機10が内壁21から前方に遠ざかることから、乾燥機10と内壁21との前後方向の間隔を最大間隔W2とすることができる。これにより、乾燥機10と内壁21との間に作業者が作業を行うためのスペースを好適に確保できる。一方、乾燥機10の設置作業や保守作業の終了後には、図1及び図2に示すように、接続体7の前後方向の長さを最小長さL1とすれば、その分、乾燥機10が内壁21に接近することから、乾燥機10と内壁21との前後方向の間隔を最小間隔W1とすることができる。
【0054】
つまり、乾燥機10の設置作業時や保守作業時以外の通常時には、接続体7の前後方向の長さを最小長さL1とし、乾燥機10と内壁21との前後方向の間隔を最小間隔W1とした状態で、上述のように乾燥機10を作動させて洗濯物C1の乾燥を行う。なお、図3及び図4に示すように、接続体7の前後方向の長さを最大長さL2とし、乾燥機10と内壁21との前後方向の間隔を最大間隔W2とした状態で、乾燥機10を作動させても良い。この場合であっても、この排気構造1では、接続体7において第1筒部71と第2筒部73とが接続した状態を維持しているため、乾燥機10の作動時に生じた排気を屋外101に排出することができる。
【0055】
また、上述のように、第1筒部71と第2筒部73が剛体であり撓みが生じ難くなっていることから、この排気構造1では、第1筒部71と第2筒部73に対し、撓みに起因した排気の流通抵抗が生じ難い。このため、排気は、第1筒部71の内部及び第2筒部73内部を好適に流通可能となっており、排気を屋外101に好適に排出可能となっている。
【0056】
さらに、第1筒部71及び第2筒部73に撓みが生じ難くことから、接続体7や接続体7と接続された乾燥機10の美観も高くできる。また、第2筒部73では、第2接続部位73a及び第2テーパ部位73cは屋内100に位置するものの、接続体7を前後方向に縮小させることにより、第2延在部位73bは第1延在部位71b内、ひいては立壁20内に深く進入する。そして、接続体7が最小長さL1であるときには、第2延在部位73bのほぼ全体が立壁20内に進入した状態となる。これらのため、この排気構造1では、屋内100で接続体7が目立ち難くなっている。
【0057】
また、接続体7を最小長さL1とし、乾燥機10と内壁21との間隔を最小間隔W1とすることにより、通常時には、立壁20に対して乾燥機10を可及的に接近させることができるため、乾燥機10と内壁21との間に不必要な間隔も生じ難くなっている。
【0058】
したがって、実施例の排気構造1は、乾燥機10の設置作業及び保守作業を容易化できるとともに屋外101に排気を好適に排出可能であり、かつ、高い美観を発揮する。
【0059】
特に、この排気構造1では、接続体7は第1筒部71と第2筒部73とで構成されており、第2延在部位73bが第1延在部位71b内を前後方向に摺動するだけで接続体7を前後方向に伸縮させることが可能となっている。これにより、接続体7の構成を簡素化できるため、この排気構造1では製造コストの低廉化も実現している。
【0060】
また、第1筒部71は立壁20の内部に配置されている。このため、第1筒部71は屋内100に露出することがない。この点においても、排気構造1では美観が高くなっている。
【0061】
さらに、この排気構造1では、第2延在部位73bよりも第1延在部位71bを大径に形成することにより、第2延在部位73bが第1延在部位71b内を摺動可能となっている。これにより、第1延在部位71bよりも第2延在部位73bを大径に形成し、第2延在部位73bが第1延在部位71bの外周面を摺動する構成に比べて、第1取付孔21aと接続体7との隙間を小さくできる。これにより、この排気構造1では、屋内100の気密性も好適に確保することが可能となっている。また、第1取付孔21aと接続体7との隙間を小さくすることにより、この点においても、この排気構造1では美観が高くなっている。
【0062】
また、この排気構造1では、第1接続部位71aと第1接続部33とが接続された状態において第1接続部位71aと第1接続部33との間に生じる摩擦力と、第2接続部位73aと第2接続部53とが接続された状態において第2接続部位73aと第2接続部53との間に生じる摩擦力とは、ともに、第2延在部位73bが第1延在部位71b内を摺動する際に第1延在部位71bと第2延在部位73bとの間に生じる摩擦力よりも大きくなっている。このため、この排気構造1では、接続体7を前後方向に伸張させる際に、第1排気部3から第1筒部71が外れたり、第2排気部5から第2筒部73が外れたりし難くなっている。この点においても、この排気構造では、乾燥機10の設置作業及び保守作業を容易化することが可能となっている。
【0063】
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
【0064】
例えば、接続体7は、第1筒部71及び第2筒部73の他に、第1筒部71と第2筒部73との間に設けられた1つ又は複数の筒部を有するとともに、これらの各筒部が相互に前後方向に摺動することによって前後方向に伸縮する構成としても良い。
【0065】
また、第1接続部位71aを第1接続部33の内部に進入させることにより、第1筒部71と第1排気部3とが接続されても良い。同様に、第2接続部位73aを第2接続部53の内部に進入させることにより、第2筒部73と第2排気部5とが接続されても良い。
【0066】
また、第1延在部位71bよりも第2延在部位73bを大径に形成し、第2延在部位73bが第1延在部位71bの外周面を摺動することによって、接続体7が前後方向に伸縮する構成としても良い。
【0067】
また、第1筒部71が立壁20の内部に配置された状態において、第1取付孔21aと第1延在部位71bとの隙間を塞ぐカバー部材を内壁21に設けても良い。
【0068】
また、第1排気部3と第1筒部71とを一体で形成したり、第2排気部5と第2筒部73とを一体で形成したりしても良い。この場合、第1排気部は本発明における第1筒部を一体で有することになり、第2排気部は本発明における第2筒部を一体で有することになる。そして、本発明における接続体は、これらの第1筒部及び第2筒部によって構成されることになる。
【0069】
また、乾燥機10において、加熱空気供給部15は、電気式のヒータによって空気を加熱しても良い。
【0070】
また、実施例では、乾燥機10を本発明における「加熱装置」としている。しかし、これに限らず、洗濯物C1の洗濯と乾燥とを行う洗濯乾燥機を本発明における「加熱装置」としても良い。また、燃焼ガスによって水の加熱を行う給湯器を本発明における「加熱装置」としても良い。
【0071】
また、実施例では、前後方向を本発明における「第1方向」としている。しかし、これに限らず、前後方向及び上下方向に直交又は交差する乾燥機10の幅方向を本発明における「第1方向」としても良い。
【産業上の利用可能性】
【0072】
本発明は、乾燥機、洗濯乾燥機及び給湯器等に利用可能である。
【符号の説明】
【0073】
1…排気構造
3…第1排気部
5…第2排気部
7…接続体
10…乾燥機(加熱装置)
20…立壁
71…第1筒部
73…第2筒部
100…屋内
101…屋外
図1
図2
図3
図4