(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024142197
(43)【公開日】2024-10-10
(54)【発明の名称】遅延時間制御回路
(51)【国際特許分類】
H02M 7/48 20070101AFI20241003BHJP
【FI】
H02M7/48 M
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023054258
(22)【出願日】2023-03-29
(71)【出願人】
【識別番号】320012037
【氏名又は名称】ラピステクノロジー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】二瓶 乃亮
【テーマコード(参考)】
5H770
【Fターム(参考)】
5H770EA01
5H770FA01
5H770FA11
5H770GA02
(57)【要約】
【課題】予め定められた電圧閾値以下の場合にPWM信号の出力を停止させることができる遅延時間制御回路を提供することを目的とする。
【解決手段】遅延時間制御回路は、PWM信号を出力回路に出力する信号出力回路に対して、当該信号出力回路が出力中のPWM信号に係る周期が終了してから予め定められた遅延時間の経過後にPWM信号の出力を停止する指示である遅延信号を出力する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
PWM信号を出力回路に出力する信号出力回路に対して、当該信号出力回路が出力中の前記PWM信号に係る周期が終了してから予め定められた遅延時間の経過後に前記PWM信号の出力を停止する指示である遅延信号を出力する、
遅延時間制御回路。
【請求項2】
前記予め定められた遅延時間は変更可能である、請求項1に記載の遅延時間制御回路。
【請求項3】
前記予め定められた遅延時間は、予め定められた電圧閾値と、前記周期が終了する際に前記出力回路が出力する出力電圧とに基づいて定められている、請求項1又は2に記載の遅延時間制御回路。
【請求項4】
遅延信号を出力する遅延時間制御回路と、
PWM信号を出力回路に出力する信号出力回路であって、前記遅延時間制御回路から前記遅延信号を受け付けると、当該遅延信号を受け付けた際に出力していた前記PWM信号に係る周期が終了してから予め定められた遅延時間が経過するまで前記PWM信号の出力を継続し、当該遅延信号を受け付けた際に出力していた前記PWM信号に係る周期が終了してから前記予め定められた遅延時間の経過後に、前記PWM信号の出力を停止する信号出力回路と、
を備える、制御回路。
【請求項5】
前記信号出力回路が出力中の前記PWM信号に係る周期が終了してから前記PWM信号の出力を停止する指示である周期停止信号を前記遅延時間制御回路へ出力する周期停止回路をさらに備え、
前記遅延時間制御回路は前記周期停止信号の受信に基づいて、前記遅延信号を前記信号出力回路に出力する、
請求項4に記載の制御回路。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、遅延時間制御回路に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、他のインバータ装置と同期させたタイミング位相を所定値だけ遅らせる位相遅延手段と、遅延されたタイミング位相に応じたタイミングで、インバータ回路を停止させる停止信号を出力する停止信号出力手段と、を備える停止回路が開示されている。そして、制御回路においては、停止回路から停止信号を入力されると、PWM(Pulse Width Modulation)信号の生成を停止する。制御回路からのPWM信号の入力が停止することで、インバータ回路の電力変換動作は停止する。特許文献1に開示された停止回路によれば、他のインバータ回路とは異なるタイミングでインバータ回路を停止させるので、インバータ回路の停止が及ぼす電力系統へ及ぼす影響を軽減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
出力回路が出力する出力電圧をPWM信号で制御する制御回路は、PWM信号の出力が停止する際の出力電圧を一定にするため、出力中のPWM信号に係る周期が終了するまでPWM信号の出力を継続し、当該周期が終了するとPWM信号の出力を停止する。しかし、出力回路を構成する部品の特性の差異によって、上記周期が終了する際の出力電圧が予め定められた電圧閾値(以下、単に「電圧閾値」という。)より高い場合にPWM信号の出力が停止してしまう場合があるという課題があった。
【0005】
本開示は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、電圧閾値以下の場合にPWM信号の出力を停止させることができる遅延時間制御回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係る遅延時間制御回路は、PWM信号を出力回路に出力する信号出力回路に対して、当該信号出力回路が出力中の前記PWM信号に係る周期が終了してから予め定められた遅延時間の経過後に前記PWM信号の出力を停止する指示である遅延信号を出力する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、電圧閾値以下の場合にPWM信号の出力を停止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】従来技術に係る電源システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図2】PWM信号に係る周期が終了する際の出力電圧の説明に供する模式図である。
【
図3】第1のPWM信号に係る周期が終了する際の出力電圧の説明に供する模式図である。
【
図4】本開示の実施形態に係る電源システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図5】第2のPWM信号に係る周期の終了後に遅延時間が経過する際の出力電圧の説明に供する模式図である。
【
図6】本開示の実施形態に係る制御回路における制御処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一または等価な構成要素および部分には同一の参照符号を付与している。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
【0010】
まず、本開示の実施形態を説明する前に、従来技術に係る電源システム100について説明する。
【0011】
図1に従来技術に係る電源システム100の概略構成を示す。
図1に示すように、従来技術に係る電源システム100は、制御回路10、外部命令装置20、出力回路30、及び電源40を備える。
【0012】
外部命令装置20は、生成した命令信号を制御回路10に出力する。
【0013】
出力回路30は、電源40に直流電圧を出力する。以下では、出力回路30が出力する直流電圧を出力電圧という。
【0014】
制御回路10は、出力電圧をPWM信号で制御する回路であり、例えばマイクロコンピュータ等によって実現される。
図1に示すように、制御回路10は、内部命令回路11、スタート回路12、ストップ回路13、周期停止回路14、及び信号出力回路15を備える。
【0015】
内部命令回路11は、スタート回路12、ストップ回路13、及び周期停止回路14のうち少なくとも1つに対して、命令信号を出力する回路である。
【0016】
スタート回路12は、信号出力回路15を起動する指示である起動信号を出力する回路である。
【0017】
ストップ回路13は、PWM信号の出力を停止する指示である停止信号を出力する回路である。
【0018】
周期停止回路14は、信号出力回路15が出力中のPWM信号に係る周期が終了してからPWM信号の出力を停止する指示である周期停止信号を出力する回路である。
【0019】
信号出力回路15は、PWM信号を出力回路30に出力する回路である。具体的に、信号出力回路15は、キャリア信号と指令信号とに基づいて、三角波比較法によりPWM信号を生成する。例えば、信号出力回路15は、指令信号がキャリア信号より大きい場合にハイレベルとなり、指令信号がキャリア信号以下の場合にローレベルとなるパルス信号を、PWM信号として生成する。なお、信号出力回路15は、三角波比較法によりPWM信号を生成する場合に限定されず、例えば、ヒステリシス方式でPWM信号を生成するようにしてもよい。そして、信号出力回路15は、生成したPWM信号を出力回路30に出力する。
【0020】
次に、従来技術に係る制御回路10の機能構成を説明する。
【0021】
内部命令回路11は、スタート回路12、ストップ回路13、及び周期停止回路14のうち少なくとも1つに対して、命令信号を出力する。
【0022】
スタート回路12は、内部命令回路11又は外部命令装置20から命令信号を受け付けると、信号出力回路15に対して起動信号を出力する。
【0023】
ストップ回路13は、内部命令回路11又は外部命令装置20から命令信号を受け付けると、信号出力回路15に対して停止信号を出力する。
【0024】
周期停止回路14は、内部命令回路11又は外部命令装置20から命令信号を受け付けると、信号出力回路15に対して周期停止信号を出力する。
【0025】
信号出力回路15は、スタート回路12から起動信号を受け付けると、PWM信号を生成する。そして、信号出力回路15は、生成したPWM信号の出力回路30への出力を開始する。
【0026】
また、信号出力回路15は、ストップ回路13から停止信号を受け付けると、PWM信号の生成を停止する。そして、信号出力回路15は、PWM信号の出力回路30への出力を停止する。
【0027】
また、信号出力回路15は、周期停止回路14から周期停止信号を受け付けると、周期停止信号を受け付けた際に出力していたPWM信号に係る周期が終了するまでPWM信号の出力を継続する。以下では、信号出力回路15が周期停止信号を受け付けた際に出力していたPWM信号に係る周期を第1のPWM周期という。そして、第1のPWM周期が終了すると、信号出力回路15はPWM信号の出力回路30への出力を停止する。
【0028】
信号出力回路15が停止信号を受け付けてPWM信号の出力を停止すると、出力回路30は、PWM信号の出力が停止する際の出力電圧を一定にできない。そこで、一般的には、PWM信号の出力が停止する際の出力回路30の出力電圧を一定にするため、信号出力回路15は第1のPWM周期が終了すると、PWM信号の出力を停止する。
【0029】
図2の上段においてPWM信号を、
図2の下段において対応する出力電圧の一例を示す。
図2の下段において一点鎖線で示すように、PWM信号に係る周期が終了する際の出力電圧は、どの周期においても一定となる。
【0030】
しかし、出力回路30を構成する部品の特性の差異によって、第1のPWM周期が終了する際の出力電圧が電圧閾値以下ではない場合がある。電圧閾値は、ユーザによって予め定められている。したがって、出力電圧が電圧閾値より高い場合に信号出力回路15がPWM信号の出力を停止する場合がある。
【0031】
図3の上段においてPWM信号を、
図3の下段において対応する出力電圧の一例を示す。
図3に示すように、丸印で示された第1のPWM周期が終了する際の出力回路30の出力電圧は、一点鎖線で示された電圧閾値より高い。
【0032】
この問題を解決するため、出力電圧が電圧閾値より高い場合は周期停止回路14が周期停止信号を出力しない方法がある。そして、信号出力回路15が1周期分のPWM信号を出力した後、予め定められた待ち時間が経過した後に内部命令回路11が信号出力回路15のPWM信号の出力を停止させる方法がある。しかし、この方法では、待ち時間の間に制御回路10は処理を中止しなくてはならないため効率が低下するという問題がある。この問題を解決するため、待ち時間の間に制御回路10が別の処理を行う方法がある。しかし、当該別の処理の時間を調整する必要があり、制御回路10に対する命令が複雑になってしまう。
【0033】
また、制御回路10の外部に予め定められた遅延時間を生成する遅延時間生成回路を設ける方法もある。そして、遅延時間生成回路に停止信号を出力させることで、信号出力回路15に遅延時間経過後にPWM信号の出力を停止させる。しかし、この方法では、回路の規模が増えてしまう。また、遅延時間を調整する度に、出力回路30を構成する部品を入れ替えなくてはならない。
【0034】
次に、本開示の実施形態に係る電源システム100について説明する。なお、以下では、従来技術と異なる点のみを説明する。
【0035】
図4に示すように、本開示の実施形態に係る制御回路10は、周期停止回路14と信号出力回路15との間に、遅延時間制御回路16を備える点が従来技術と異なる。
【0036】
遅延時間制御回路16は、信号出力回路15が出力中のPWM信号に係る周期が終了してから予め定められた遅延時間(以下、単に「遅延時間」という。)の経過後にPWM信号の出力を停止する指示である遅延信号を、信号出力回路15に対して出力する回路である。
【0037】
次に、本開示の実施形態に係る制御回路10の機能構成を説明する。
【0038】
周期停止回路14は、内部命令回路11又は外部命令装置20から命令信号を受け付けると、遅延時間制御回路16に対して周期停止信号を出力する点が従来技術と異なる。
【0039】
遅延時間制御回路16は、周期停止回路14から周期停止信号を受け付けると、信号出力回路15に対して遅延信号を出力する。
【0040】
信号出力回路15は、遅延時間制御回路16から遅延信号を受け付けると、当該遅延信号を受け付けた際に出力していたPWM信号に係る周期が終了してから遅延時間が経過するまでPWM信号の出力を継続する。以下では、信号出力回路15が遅延信号を受け付けた際に出力していたPWM信号に係る周期を第2のPWM周期という。そして、第2のPWM周期が終了してから遅延時間の経過後に、信号出力回路15は、PWM信号の出力回路30への出力を停止する。これにより、他の回路に影響を出さずに、信号出力回路15のPWM信号の出力の停止を遅延させることができる。例えば、周期停止回路14が信号出力回路15とそれ以外の回路との停止に使われる場合、本開示の実施形態であれば、信号出力回路15のPWM信号の出力の停止に関してのみ遅延させることができ、それ以外の回路は影響なく動作させることができる。
【0041】
なお、遅延時間は遅延時間制御回路16のSFR(Special-Function Register)をユーザが書換えることにより変更可能である。したがって、遅延時間制御回路16を組み込む製品又は用途等に応じて容易に遅延時間を変更できる。また、遅延時間を0に設定すれば、信号出力回路15に対して、第2のPWM周期の終了直後にPWM信号の出力回路30への出力を停止させることができる。
【0042】
また、遅延時間制御回路16が、電圧閾値とPWM信号に係る周期が終了する際の出力電圧とに基づいて遅延時間を定めてもよい。具体的に、遅延時間制御回路16は、電圧閾値とPWM信号に係る周期が終了する際の出力電圧との差分を、単位時間あたりの出力電圧の変動量で除算して算出した値以上の値を遅延時間として定めてもよい。また、遅延時間制御回路16以外の装置が、電圧閾値とPWM信号に係る周期が終了する際の出力電圧とに基づいて遅延時間を定めてもよい。
【0043】
図5の上段においてPWM信号を、
図5の下段において対応する出力電圧の一例を示す。
図5に示すように、第2のPWM周期の終了後に遅延時間が経過していれば、丸印で示された出力電圧は電圧閾値以下となる。したがって、第2のPWM周期が終了する際の出力電圧が電圧閾値より高い場合でも、出力電圧が電圧閾値以下になってからPWM信号の出力を停止できる。
【0044】
次に、
図6を参照して、本開示の実施形態に係る制御回路10における制御処理の流れについて説明する。
【0045】
図6のステップS100において、スタート回路12は、内部命令回路11又は外部命令装置20から命令信号を受け付けるまで待機する。スタート回路12は、命令信号を受け付けると(ステップS100:YES)、ステップS102に移行する。
【0046】
ステップS102において、スタート回路12は、信号出力回路15に対して起動信号を出力する。
【0047】
ステップS104において、信号出力回路15は、生成したPWM信号の出力回路30への出力を開始する。
【0048】
ステップS106において、周期停止回路14は、内部命令回路11又は外部命令装置20から命令信号を受け付けるまで待機する。周期停止回路14は、命令信号を受け付けると(ステップS106:YES)、ステップS108に移行する。
【0049】
ステップS108において、周期停止回路14は、遅延時間制御回路16に対して周期停止信号を出力する。
【0050】
ステップS110において、遅延時間制御回路16は、信号出力回路15に対して遅延信号を出力する。
【0051】
ステップS112において、信号出力回路15は、第2のPWM周期が終了するまで待機する。信号出力回路15は、第2のPWM周期が終了すると(ステップS112:YES)、ステップS114に移行する。
【0052】
ステップS114において、信号出力回路15は、遅延時間が経過するまで待機する。信号出力回路15は、遅延時間が経過すると(ステップS114:YES)、ステップS116に移行する。
【0053】
ステップS116において、信号出力回路15は、PWM信号の出力回路30への出力を停止する。そして、本制御処理は終了する。
【0054】
このように、本開示の実施形態に係る遅延時間制御回路16は、周期停止回路14から周期停止信号を受け付けると、信号出力回路15に対して遅延信号を出力する。これにより、信号出力回路15は電圧閾値以下の場合にPWM信号の出力を停止させることができる。
【0055】
なお、遅延時間制御回路16が信号出力回路15に対して遅延信号を出力するのは、周期停止回路14から周期停止信号を受け付けた場合に限定されない。例えば、遅延時間制御回路16は、内部命令回路11又は外部命令装置20から命令信号を受け付けた場合に、信号出力回路15に対して遅延信号を出力してもよい。
【0056】
また、制御回路10、内部命令回路11、スタート回路12、ストップ回路13、周期停止回路14、及び信号出力回路15に代えて、ソフトウェアによる制御を行うためにCPU(Central Processing Unit:プロセッサ)を適用してもよい。
【0057】
また、本開示の実施形態で説明した電源システム100の構成は一例であり、実施形態の主旨を逸脱しない範囲内においてその構成を変更してもよいことは言うまでもない。
【0058】
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
【0059】
(付記項1)
PWM信号を出力回路に出力する信号出力回路に対して、当該信号出力回路が出力中の前記PWM信号に係る周期が終了してから予め定められた遅延時間の経過後に前記PWM信号の出力を停止する指示である遅延信号を出力する、
遅延時間制御回路。
【0060】
(付記項2)
前記予め定められた遅延時間は変更可能である、付記項1に記載の遅延時間制御回路。
【0061】
(付記項3)
前記予め定められた遅延時間は、予め定められた電圧閾値と、前記周期が終了する際に前記出力回路が出力する出力電圧とに基づいて定められている、付記項1又は付記項2に記載の遅延時間制御回路。
【0062】
(付記項4)
遅延信号を出力する遅延時間制御回路と、
PWM信号を出力回路に出力する信号出力回路であって、前記遅延時間制御回路から前記遅延信号を受け付けると、当該遅延信号を受け付けた際に出力していた前記PWM信号に係る周期が終了してから予め定められた遅延時間が経過するまで前記PWM信号の出力を継続し、当該遅延信号を受け付けた際に出力していた前記PWM信号に係る周期が終了してから前記予め定められた遅延時間の経過後に、前記PWM信号の出力を停止する信号出力回路と、
を備える、制御回路。
【0063】
(付記項5)
前記信号出力回路が出力中の前記PWM信号に係る周期が終了してから前記PWM信号の出力を停止する指示である周期停止信号を前記遅延時間制御回路へ出力する周期停止回路をさらに備え、
前記遅延時間制御回路は前記周期停止信号の受信に基づいて、前記遅延信号を前記信号出力回路に出力する、
付記項4に記載の制御回路。
【符号の説明】
【0064】
10 制御回路
11 内部命令回路
12 スタート回路
13 ストップ回路
14 周期停止回路
15 信号出力回路
16 遅延時間制御回路
20 外部命令装置
30 出力回路
40 電源