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特開2024-142482火災感知システム及びその動作管理方法
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  • 特開-火災感知システム及びその動作管理方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024142482
(43)【公開日】2024-10-11
(54)【発明の名称】火災感知システム及びその動作管理方法
(51)【国際特許分類】
   G08B 17/00 20060101AFI20241003BHJP
【FI】
G08B17/00 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023054633
(22)【出願日】2023-03-30
(71)【出願人】
【識別番号】000233826
【氏名又は名称】能美防災株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002169
【氏名又は名称】彩雲弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】水谷 顕治
【テーマコード(参考)】
5G405
【Fターム(参考)】
5G405AA01
5G405AA06
5G405AB01
5G405AB02
5G405BA01
5G405CA09
5G405CA17
5G405CA18
5G405CA47
5G405CA60
(57)【要約】
【課題】火災検知フレームに火災感知器が、分散処理がされるべき動作を行ったとしても、より誤検知を防止できる火災感知システムを提供する。
【解決手段】受信機2と複数の火災感知器3とを備え、受信機2と火災感知器3とが通信可能に設けられ、各火災感知器3には、識別子iが割り振られている火災感知システム1において、受信機2を、各火災感知器3の何れかの識別子iが組み込まれたコマンドCを、火災感知器3に対して順次伝送可能に設け、火災感知器3を、コマンドCを受信可能且つコマンドCに対して応答可能に設け、自身に割り振られた識別子iを組み込まれたコマンドCを受信した際に、各火災感知器3で分散処理がされるべき動作を行う様にする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信機と複数の火災感知器とを備え、該受信機と該火災感知器とが回線を介して通信可能に設けられ、各火災感知器には、識別子が割り振られている火災感知システムであって、
該受信機は、各火災感知器の何れかの識別子が組み込まれたコマンドを、該火災感知器に対して順次送信可能に設けられ、
該火災感知器は、該コマンドを受信可能且つ該コマンドに対して応答可能に設けられ、自身に割り振られた該識別子を組み込まれた該コマンドを受信した際に、各火災感知器で分散処理がされるべき動作を行うことが可能となっていることを特徴とする火災感知システム。
【請求項2】
前記識別子は、前記火災感知器の識別番号であり、
前記受信機は、該識別番号をカウントするカウンタ部を有し、該カウンタ部に記録された該識別番号を前記コマンドに組み込んで順次送信可能に設けられ、
該カウンタ部は、前記受信機が、一の該識別番号が組み込まれた前記コマンドを送信した後に、該識別番号を、次の識別番号にカウントアップ及び/又はカウントダウン可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の火災感知システム。
【請求項3】
回線を流れる電流値が閾値を超えた場合に、火災判定を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の火災感知システム。
【請求項4】
前記分散処理がされるべき動作は、一定数以上の前記火災感知器が同時にその動作をすると、前記回線に流れる電流量が、前記閾値を超えてしまう動作であることを特徴とする請求項3に記載の火災感知システム。
【請求項5】
受信機と、識別子が割り振られた複数の火災感知器と、を備える火災感知システムにおける該火災感知器の動作管理方法であって、
該受信機から、各火災感知器の何れかの識別子が組み込まれたコマンドを、該火災感知器に対して順次送信する送信工程と、
該火災感知器が、該コマンドを受信する受信工程と、
該火災感知器が、該コマンドに組み込まれた該識別子と、自身に割り振られた該識別子とを比較する識別工程と、
該火災感知器が、該コマンドに組み込まれた該識別子と、自身に割り振られた該識別子とが一致した際に、各火災感知器で分散処理がされるべき動作を行う動作工程と、
を含むことを特徴とする動作管理方法。
【請求項6】
前記送信工程において、組み込まれる前記識別子を変えた前記コマンドを、一定間隔で順次送信することを特徴とする請求項5に記載の動作管理方法。
【請求項7】
回線を流れる電流値が閾値を超えた場合に、火災判定を行い、
前記分散処理がされるべき動作は、一定数以上の前記火災感知器が同時にその動作をすると、該回線に流れる電流量が、該閾値を超えてしまう動作であることを特徴とする請求項5又は6に記載の動作管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、火災感知システム及びその動作管理方法に関し、より詳細には、受信機と、識別子が割り振られた複数の火災感知器と、を備える火災感知システム及びその動作管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動火災報知設備の受信機としてP型受信機を備え、自動試験機能を有する火災感知器が接続された火災感知システムがある(特許文献1を参照)。P型受信機は、回線に流れる電流量によって、火災か、正常か、を判断しており、該回線に流れる電流の量が閾値より多いと火災と判定し、逆に、閾値より少ないと正常と判断する様になっている。
【0003】
一方、この様な火災感知システムの処理は、火災検知の処理を行う火災検知フレームと、それ以外の処理を行う伝送フレームに分かれており、各火災感知器は、火災検知フレームで、自動試験を行い、その結果を、伝送フレームにおいて、受信機からの伝送コマンドを受信した際に、該受信機に返送する様になっている。
【0004】
火災感知器は、回線よりその動作に必要な電流を得ており、そのため、各火災感知器が制限なしに電流を消費すると、回線に流れる電流量が閾値以上に増加してしまい誤検知に繋がってしまうため、各火災感知器が同時に消費できる電流の総量を、該閾値を超えない様に制限する必要がある。故に、一定数以上の火災感知器が、同時にその動作をしてしまうと、回線に流れる電流量が閾値をこえるおそれのある動作、例えば、自動試験等、については、各火災感知器の動作や処理のタイミングをずらし、分散処理を行う必要がある。
【0005】
もう少し言及すると、火災感知器はある動作や処理に必要な電流を回線より得ており、ある一定以上の台数の火災感知器が同時に消費できる電流に制限がある。この制限を超えると回線に流れる電流量が閾値以上に増加してしまい誤検知に繋がってしまうため、制限以上の電流消費が必要な場合は各火災感知器で動作または処理タイミングをずらす必要がある。
【0006】
そのため、各火災感知器に、クロック機能を持たせ、該クロック機能によって、各火災感知器が分散処理を行うべき動作を行うタイミングをずらし、分散処理を行っている。即ち、分散処理を行うべき動作を行うタイミングは、火災感知器側で決定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2022-7784号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来の火災感知システムにおいては、火災感知器のクロック機能は、同期しているわけではなく、如何しても徐々にズレが生じてしまうものであるため、そのズレ具合によっては、想定以上の台数の火災感知器が分散処理を行うべき動作を開始してしまい、それによって、誤検知が起こる可能性があるという問題があった。
【0009】
一見して、火災検知を行わない伝送フレームで、火災感知器が分散処理を行うべき動作を行う様にすれば、この課題が解決する様にもみえるが、伝送フレームにおける火災感知器と受信機間の伝送には、回線の電圧レベルを利用するものもあり、回線の電流をより多く消費する様にすることは、電圧レベルが崩れる要因となり、火災感知器と受信機間の伝送に影響を与えかねないため、分散処理を行うべき動作を行う余裕がなく、伝送フレームに分散処理を行うべき動作の時間を設けることは現実的ではない。
【0010】
そこで、本発明では、火災検知フレームに火災感知器が、分散処理がされるべき動作を行ったとしても、より誤検知を防止できる火災感知システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、受信機と複数の火災感知器とを備え、該受信機と該火災感知器とが通信可能に設けられ、各火災感知器には、識別子が割り振られている火災感知システムであって、該受信機は、各火災感知器の何れかの識別子が組み込まれたコマンドを、該火災感知器に対して順次伝送可能に設けられ、該火災感知器は、該コマンドを受信可能且つ該コマンドに対して応答可能に設けられ、自身に割り振られた該識別子を組み込まれた該コマンドを受信した際に、各火災感知器で分散処理がされるべき動作を行うことが可能となっていることを特徴とする火災感知システムである。
【0012】
又、本発明は、受信機と、識別子が割り振られた複数の火災感知器と、を備える火災感知システムにおける該火災感知器の動作管理方法であって、該受信機から、各火災感知器の何れかの識別子が組み込まれたコマンドを、該火災感知器に対して順次送信する送信工程と、該火災感知器が、該コマンドを受信する受信工程と、該火災感知器が、該コマンドに組み込まれた該識別子と、自身に割り振られた該識別子とを比較する識別工程と、該火災感知器が、該コマンドに組み込まれた該識別子と、自身に割り振られた該識別子とが一致した際に、各火災感知器で分散処理がされるべき動作を行う動作工程と、を含むことを特徴とする動作管理方法である。
【0013】
尚、本発明は、前記識別子を、前記火災感知器の識別番号とし、前記受信機には、該識別番号をカウントするカウンタ部を有し、該カウンタ部に記録された該識別番号を前記コマンドに組み込んで順次伝送可能に設け、該カウンタ部を、前記受信機が、一の該識別番号が組み込まれた前記コマンドを伝送した後に、該識別番号を、次の識別番号にカウントアップ及び/又はカウントダウン可能に設けることが可能である。
【0014】
更に、本発明は、回線を流れる電流値が閾値を超えた場合に、火災判定を行うものとすることが可能である。又、本発明は、前記分散処理がされるべき動作を、一定数以上の前記火災感知器が同時にその動作をすると、前記回線に流れる電流量が、前記閾値を超えてしまう動作とすることが可能である。又、本発明は、前記伝送工程において、組み込まれる前記識別子を変えた前記コマンドを、一定間隔で順次伝送することが可能である。
【発明の効果】
【0015】
本発明は、火災感知器を、自身に割り振られた該識別子を組み込まれた該コマンドを受信した際に、各火災感知器で分散処理がされるべき動作を行うこととなっているため、火災検知フレームに火災感知器が、分散処理がされるべき動作を行ったとしても、より誤検知を防止できる火災感知システムを提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施形態における火災感知システムの略図である。
図2】本発明の実施形態における動作管理方法のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の実施形態を図1及び図2に基づき説明する。先ず、本実施形態の火災感知システム1の構成について説明する。火災感知システム1は、受信機2と、複数の火災感知器3と、を備えており、それらが、回線4によって、通信可能に接続されている。本実施形態において、火災感知システム1は、自動火災報知設備の一部を構成している。尚、受信機2と火災感知器3との通信は、回線4の電圧のHI/LOWの変化とその時間を利用して行うことが可能である。
【0018】
火災感知器3は、受信機2と通信可能に設けられており、各火災感知器3を区別するために識別子iが割り振られている。本実施形態において、火災感知器3は、火災を検知するための感知手段5と、受信機2と通信可能に設けられた通信手段6(以下、通信手段9との区別を明確とするために感知器側通信手段6という)と、識別子iが記録された記憶部7と、を有している。感知手段5は、例えば、各種センサ類、例えば、煙センサや熱センサ等、である。尚、火災感知器3の基本的な構成については、公知の火災感知器と同様の構成を適宜採用可能である。
【0019】
又、火災感知器3は、後述する識別コマンドCを受信可能且つ識別コマンドCに対して応答可能に設けられており、自身に割り振られた識別子iが組み込まれたコマンドを受信した際に、各火災感知器3で分散処理がされるべき動作(以下、分散処理動作という)、即ち、一定数以上の火災感知器3が同時にその動作をすると、回線4を流れる電流量が、後述する閾値を超えてしまい誤検知に繋がる動作、例えば、自動試験等、を行うことが可能となっている。
【0020】
本実施形態において、火災感知器3は、自動試験機能を有しており、後述する火災検知フレームで、自己の故障や異常等を試験して、その結果を、後述の伝送フレームで受信機2へと送信するものとなっている。本実施形態において、火災感知器3は、火災を検知すると、回線4を短絡され、それによって、回線4に流れる電流量を増加することで、火災が発生したことを、受信機2が検知する様になっている。
【0021】
本実施形態において、識別子iは、識別番号、即ち、各火災感知器3を区別する様に順番で付した数字及び/又は符号(アルファベットや記号等)からなる識別子、例えば、各火災感知器3に設定されたアドレス、となっており、カウントアップ及び/又はカウントダウンが可能となっている。
【0022】
尚、識別子iは、前記アドレスに限定されるものではなく、複数の火災感知器3を区別することが可能であれば、様々な識別子を適宜採用可能である。又、該アドレスとは別に設定することも可能である。例えば、感知器側通信手段6に割り振られた識別子やユニークID等でもよい。
【0023】
受信機2は、P型受信機として構成されており、回線4に流れる電流量が閾値よりも高い場合に火災と判断し、回線4に流れる電流の量が閾値よりも低い場合、正常と判断するものとなっている。又、受信機2は、火災感知器3に対して、各火災感知器3の何れかの識別子iが組み込まれたコマンドC(以下、識別コマンドCともいう)を、送信可能に設けられている。
【0024】
本実施形態において、受信機2は、火災判定を行い、受信機2の動作を制御する制御部8と、火災感知器1と通信可能に設けられた通信手段9(以下、通信手段6との区別を明確とするために受信機側通信手段9という)と、カウンタ部10と、を有している。尚、受信機2の基本的な構成については、公知の火災報知設備の受信機と同様の構成を適宜採用可能である。
【0025】
又、受信機2は、カウンタ部10に記録された前記識別番号を、識別コマンドCに組み込んで順次送信可能となっている。カウンタ部10は、受信機2が、一の識別コマンドCを送信した後に、前記識別番号を、次の識別番号にカウントアップ及び/又はカウントダウン可能に設けられている。
【0026】
そして、受信機2は、基本的には、火災を検知する火災検知フレームで動作するが、定期的に伝送フレームへと動作が移行する様になっており、該伝送フレームの間は、火災の検知をしない様になっている。
【0027】
前記火災検知フレームにおいて、受信機2は、回線4に流れる電流量を監視しており、該電流量が閾値を超えた場合に火災と判断する。又、受信機2は、火災感知器3に対して、識別コマンドCを送信し、自身の識別子iと同じ識別子iが組み込まれたコマンドCを受信した火災感知器3は、前記分散処理動作を行う。
【0028】
前記伝送フレームにおいて、受信機2は、火災感知器3へと伝送信号を送信し、遠隔で火災試験を行ったり、該伝送信号に応答する形で、火災感知器3より、前記自動試験の結果(故障や異常の有無等)の返答を受信したりする様になっている。
【0029】
次に、本実施形態の火災感知システム1における火災感知器3の動作管理方法について説明する。
【0030】
(1)受信機2は、前記火災検知フレームにおいて、各火災感知器3の何れかの識別子iが組み込まれたコマンドCを、火災感知器3に対して順次送信する(送信工程)。尚、受信機2は、該送信工程と並行して、回線4に流れる電流量を監視し、火災の有無を検知している。
【0031】
本実施形態においては、前記送信工程は、カウンタ部10に記録された各火災感知器3の何れかの前記識別番号が組み込まれたコマンドCを、火災感知器3に対して、一定間隔で、順次送信するものとなっており、該コマンドの送信と同時又はその後に、受信機2は、カウンタ部10の記録された該識別番号をカウントダウン及び/又はカウントアップする。
【0032】
(2)火災感知器3は、受信機2より送信された識別コマンドCを、感知器側通信手段6を通じて受信する(受信工程)。そして、火災感知器3は、該コマンドに組み込まれた識別子iと、自身に割り当てられた識別子iとを比較する(識別工程)。
【0033】
(3)火災感知器3は、識別コマンドCに組み込まれた識別子iと、自身に割り当てられた識別子iとが一致したと認識した際には、前記分散処理動作を行う(動作工程)。
【0034】
(4)識別コマンドCに組み込まれる識別子iを別の識別子iに代え、上記工程(1)乃至(3)を繰り返す。
【0035】
(5)その後、受信機2は、定期的に前記伝送フレームへと移行し、該伝送フレームへと移行した受信機2は、火災感知器3に対して、伝送信号を送信し、その応答として前記自動試験の結果を受信する。
【0036】
上記動作管理を、具体例を挙げて説明すると、例えば、受信機2より、ある識別番号「i1」が組み込まれた識別コマンドCが送信されたとすると、識別コマンドCを受信した識別番号「i1」が割り振られた火災感知器3Aが、前記分散処理動作を行う。カウンタ部10は、識別番号をカウントアップ又はカウントダウンし、次の識別番号「i2」を記憶する。火災感知器3Aの該分散処理動作が完了した後に、受信機2より、識別番号「i2」が組み込まれた識別コマンドCが送信され、同様に識別番号「i2」が割り振られた火災感知器3Bが、該分散処理動作を行う。これが、順次繰り返えされる。
【0037】
尚、識別コマンドCに組み入れられる識別子iは、単数に限られるものではなく、複数の火災感知器3が並行して分散処理動作をしても回線4の電流量が前記閾値を超えない範囲であれば、複数の識別子iを組み入れることも可能である。
【0038】
従って、本実施形態の火災感知システム1においては、識別コマンドCに組み込まれた識別子iが割り振られている火災感知器3のみが前記分散処理動作を行うこととなり、該分散処理動作を、受信機2側が管理することが可能であるため、誤検知をより防止することが可能となっている。
【0039】
本発明を、上記実施形態に基づき説明したが、本発明は。上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である。
【0040】
(A)火災感知器3に、外部デバイス(図示せず)を接続させてもよい。該外部デバイスの動作させる場合、火災感知器3は、比較的高い電流量を必要とするため、この動作は、前記分散処理動作の一つであるため、上記実施形態と同様に誤検知を防止しつつ、該外部デバイスを動作させることが可能となる。
【0041】
(B)上記実施形態においては、受信機2にカウンタ部10を設けたが、受信機2に、各火災感知器3の識別子iを記録しておき、該記録より、コマンドCに組み込む識別子iを選択する様にしてもよい。
【符号の説明】
【0042】
1 火災感知システム 2 受信機 3 火災感知器 4 回線
5 感知手段 6 感知器側通信手段 7 記録部 8 制御部
9 受信機側通信手段 10 カウンタ部 C 識別コマンド i 識別子
図1
図2