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  • 特開-接続具用取付方法及び接続具 図1
  • 特開-接続具用取付方法及び接続具 図2
  • 特開-接続具用取付方法及び接続具 図3
  • 特開-接続具用取付方法及び接続具 図4
  • 特開-接続具用取付方法及び接続具 図5
  • 特開-接続具用取付方法及び接続具 図6
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024142551
(43)【公開日】2024-10-11
(54)【発明の名称】接続具用取付方法及び接続具
(51)【国際特許分類】
   F16L 19/03 20060101AFI20241003BHJP
   F16L 19/025 20060101ALI20241003BHJP
   F16L 33/00 20060101ALI20241003BHJP
【FI】
F16L19/03
F16L19/025
F16L33/00 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023054720
(22)【出願日】2023-03-30
(71)【出願人】
【識別番号】000151025
【氏名又は名称】株式会社タブチ
(74)【代理人】
【識別番号】110002734
【氏名又は名称】弁理士法人藤本パートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】川田 裕太郎
【テーマコード(参考)】
3H014
3H017
【Fターム(参考)】
3H014CA04
3H014DA01
3H014DA06
3H017CA06
3H017CA07
(57)【要約】
【課題】管に接続具を取り付ける取付作業を迅速に行える接続具用取付方法及び接続具を提供する。
【解決手段】接続具Hは、管1が挿入可能な管挿入部21及び他機器が連結可能な連結部22を備えた接続本体部2と、管1に外嵌される抜止部材5と、接続本体部2からの管1の抜けを防止するための締付部材6と、を備え、抜止部材5は、リング形状に構成される抜止本体部52と、周方向で隣り合う円弧部に跨って取り付けられ、かつ、リング形状が開いたり閉じたりすることができるように周方向で隣り合う円弧部同士を連結する円弧連結部53と、を備え、抜止部材5を管1に取り付ける抜止取付工程を含み、抜止取付工程は、円弧連結部を起点として隣り合う円弧部を開いてリング形状を開いた状態で管1に取り付ける工程である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
管に接続具を取り付ける接続具用取付方法であって、
前記接続具は、軸方向一端部に管が挿入可能な管挿入部を備えるとともに、軸方向他端部に他機器が連結可能な連結部を備えた接続本体部と、前記管挿入部に挿入された前記管に外嵌される抜止部材と、前記管挿入部に螺合することによって前記管の外面に前記抜止部材を押し付けて前記接続本体部からの前記管の抜けを防止するための締付部材と、を備え、
前記抜止部材は、複数の円弧部でリング形状に構成される抜止本体部と、周方向で隣り合う前記円弧部に跨って取り付けられ、かつ、前記リング形状が開いたり閉じたりすることができるように前記周方向で隣り合う円弧部同士を連結する円弧連結部と、を備え、
前記抜止部材を前記管に取り付ける抜止取付工程を含み、
前記抜止取付工程は、前記円弧連結部を起点として前記隣り合う円弧部を開いて前記リング形状を開いた状態で前記管に取り付ける工程であることを特徴とする接続具用取付方法。
【請求項2】
軸方向一端部に管が挿入可能な管挿入部を備えるとともに、軸方向他端部に他機器が連結可能な連結部を備えた接続本体部と、前記管挿入部に挿入された前記管に外嵌される抜止部材と、前記管挿入部に螺合することによって前記管の外面に前記抜止部材を押し付けて前記接続本体部からの前記管の抜けを防止するための締付部材と、を備え、
前記抜止部材は、複数の円弧部でリング形状に構成される抜止本体部と、周方向で隣り合う前記円弧部に跨って取り付けられ、かつ、前記リング形状が開いたり閉じたりすることができるように前記周方向で隣り合う円弧部同士を連結する円弧連結部と、を備えていることを特徴とする接続具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管に接続具を取り付ける接続具用取付方法及び接続具に関する。
【背景技術】
【0002】
上記接続具としては、特許文献1に示す管継手が公知である。この管継手は、軸方向一端部に管を挿入するための管挿入部が形成され、軸方向他端部に他の管を外嵌して螺合するための雄ねじ部が形成された胴と、管に外嵌される環状のリングと、前記管挿入部に外嵌して螺合することによって管の外面に前記リングを径方向外側から押し付けて前記胴からの前記管の抜けを防止するための袋ナットと、前記管の先端に押し込まれて管の先端をテーパー状に拡径した状態に保持するためのインコアと、を備えている。
【0003】
前記管に管継手を取り付けるためには、まず袋ナット及びリングを管の先端から挿入する。尚、管の先端には、予めインコアを圧入しておく。次に、胴の管挿入部に管の先端を挿入してから袋ナットを胴に螺合することにより、リングを管の外面に押し付けて管への管継手の取り付けを完了する。
【0004】
ところで、リングを管に容易に挿入できるようにするためには、リングの内径を管の外径よりも大きくする必要がある。そのため、リングの挿入後において管の外面とリングの内面との間に隙間が発生するため、管に対するリングの軸方向の位置が不測にずれてしまう。そのため、リングの管に対する位置を正規の位置に再度セットし直してから、袋ナットを胴に螺合しなければならず、管に管継手を取り付ける取付作業が手間のかかる面倒な作業になっており、改善の余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2023-37441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、管に接続具を取り付ける取付作業を迅速に行える接続具用取付方法及び接続具を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の接続具用取付方法は、前述の課題解決のために、管に接続具を取り付ける接続具用取付方法であって、前記接続具は、軸方向一端部に管が挿入可能な管挿入部を備えるとともに、軸方向他端部に他機器が連結可能な連結部を備えた接続本体部と、前記管挿入部に挿入された前記管に外嵌される抜止部材と、前記管挿入部に螺合することによって前記管の外面に前記抜止部材を押し付けて前記接続本体部からの前記管の抜けを防止するための締付部材と、を備え、前記抜止部材は、複数の円弧部でリング形状に構成される抜止本体部と、周方向で隣り合う前記円弧部に跨って取り付けられ、かつ、前記リング形状が開いたり閉じたりすることができるように前記周方向で隣り合う円弧部同士を連結する円弧連結部と、を備え、前記抜止部材を前記管に取り付ける抜止取付工程を含み、前記抜止取付工程は、前記円弧連結部を起点として前記隣り合う円弧部を開いて前記リング形状を開いた状態で前記管に取り付ける工程であることを特徴としている。
【0008】
本発明によれば、抜止部材を管に取り付ける場合には、円弧連結部を起点として隣り合う円弧部を離間させてリング形状を開いた状態にする。これにより、抜止部材の開口を管の外径よりも広げることができるので、管へ抜止部材を容易に外嵌させることができる。
【0009】
又、本発明の接続具は、軸方向一端部に管が挿入可能な管挿入部を備えるとともに、軸方向他端部に他機器が連結可能な連結部を備えた接続本体部と、前記管挿入部に挿入された前記管に外嵌される抜止部材と、前記管挿入部に螺合することによって前記管の外面に前記抜止部材を押し付けて前記接続本体部からの前記管の抜けを防止するための締付部材と、を備え、前記抜止部材は、複数の円弧部でリング形状に構成される抜止本体部と、周方向で隣り合う前記円弧部に跨って取り付けられ、かつ、前記リング形状が開いたり閉じたりすることができるように前記周方向で隣り合う円弧部同士を連結する円弧連結部と、を備えていることを特徴としている。
【0010】
また、本発明によれば、抜止部材を管に取り付ける場合には、閉じているリング形状を開くことにより、抜止部材の開口を広げることができるので、管へ抜止部材を容易に外嵌することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、リング形状を開いて抜止部材の開口を管の外径よりも広げることによって、管に接続具を取り付ける取付作業を迅速に行える接続具用取付方法及び接続具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】管に接続した本発明の接続具の一部断面にした側面図である。
図2】同接続具の分解平面図である。
図3】抜止部材を示し、(a)は縦断側面図、(b)は正面図である。
図4】抜止部材を管に装着する直前の状態を示す概略正面図である。
図5】締付部材と2つのシール部材と抜止部材を管に装着した状態を示す一部断面にした側面図である。
図6】2つのシール部材と抜止部材を装着した管を接続本体部に挿入した状態の一部断面にした側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1に、ステンレス製(他の金属製や合成樹脂製でもよい)のフレキシブル管1(以下において単に管1と称する)が取り付けられた(接続された)本発明の接続具H(管同士を接続する場合には、管継手ともいう)を示している。管1は、径方向外側に円弧状に突出する環状の凸部1Aと、径方向内側に円弧状に凹んだ環状の凹部1Bとが軸方向に交互に存在する波型形状の管に構成されている。
【0014】
接続具Hは、図2にも示すように、接続本体部2と、2個のシール部材3,4と、抜止部材5と、締付部材6と、を備えている。
【0015】
接続本体部2は、金属で構成され、軸方向一端部(図1の左側部)に管1が挿入可能な内径を有する円筒状の管挿入部21を備えるとともに、軸方向他端部(図1の右側部)に他機器(管も含む)が連結可能な円筒状の連結部22を備えている。
【0016】
管挿入部21と連結部22との間には、径方向外側に突出し、工具を係止可能な六角形状の外面23Aを有する鍔部23が形成されている。管挿入部21の管挿入側端部の内面は、管挿入側端ほど外側に位置するテーパー面21Tに形成されている。また、管挿入部21の外面には、締付部材6の雌ねじ部6Bに螺合する雄ねじ部21Bが形成されている。管挿入部21の内面21Cよりも連結部22の内面22Cが径方向内側に突出しており、連結部22の管挿入部側端が管挿入部21に挿入された管1の先端が当接して管1の挿入位置を規制する段部22Aが形成されている。また、連結部22の外面には、他機器類(他の配管も含む)を螺合可能な雄ねじ部22Bが形成されている。
【0017】
2個のシール部材3,4は、管1の軸方向で隣り合う2つの凹部1B,1Bに入り込む(係止する)弾性部材からなる断面形状が円形で環状のOリングから構成されている。
【0018】
抜止部材5は、図3(a),(b)にも示すように、金属製(略同等の強度を有するものであれば、合成樹脂製でもよい)で複数(この実施形態では2つ)の円弧部51,51が周方向で繋がることでリング形状に構成される抜止本体部52と、周方向で隣り合う2つの円弧部51,51に跨って取り付けられ、かつ、リング形状が開いたり閉じたりすることができるように周方向で隣り合う円弧部51,51同士を連結する円弧連結部53と、を備えている。
【0019】
抜止本体部52は、周方向1箇所が切り欠かれた切欠き部52Kを有する略C字状の不連続リングから構成されている。2つの円弧部51,51は、抜止本体部52の周方向において切欠き部52Kと径方向で対向する位置に径方向外側に凹む溝部52Aが形成されて薄肉になった薄肉部52Bにより2つの円弧部51,51が繋がってリング形状に構成されている。前記溝部52Aを形成して薄肉部52Bを備えることによって、2つの円弧部51,51を互いに離間する方向へ広げ易くなる。そして、薄肉部52Bを折り曲げることで円弧連結部53を起点として2つの円弧部51,51の開口(切欠き部52K)を広げることで、リング形状を開くことができる。このとき、繋がっている部分である薄肉部52Bで塑性変形する。そして、薄肉部52Bが塑性変形領域を超えて変形したときに、薄肉部52Bが折れて千切れることで2つの円弧部51,51が分断されることがある(図4の2点鎖線で示すように薄肉部52Bが折れて千切れた状態を示している)。このように2つの円弧部51,51が分断された場合でも、円弧連結部53により2つの円弧部51,51同士の連結を維持することができるので、抜止部材5を管1に迅速に取り付けることができる。この実施形態では、抜止本体部52を一体形成により構成しているが、2つの円弧部51,51をそれぞれ別体形成し、それら2つの円弧部51,51の一端部同士を連結してリング状に一体化された抜止本体部52であってもよい。尚、2つの円弧部51,51を一体化する手段としては、溶着、接着、係止等を用いることができる。
【0020】
抜止本体部52の内面には、管1の軸心方向で隣り合う凹部1B,1Bに嵌り込む2つの凸部52C,52C及び該凸部52C,52C間に前記隣り合う凹部1B,1B間の凸部1Aが嵌り込む凹部52Dを備えている(図3(b)参照)。したがって、抜止部材5を管1に嵌めることによって、抜止本体部52の凸部52C,52Cの間で管1の凸部1Aを挟むことで抜止部材5を管1に仮止めすることができる。
【0021】
また、抜止本体部52の外面の軸方向他端部(図3(b)の右側部)には、端部側ほど内径側に位置するテーパー面52Tが形成され、抜止本体部52の外面の軸方向一端部(図3(b)の左側部)には、テーパー面52Tよりも少し外径側に突出し、かつ、軸方向に沿うフラットなシール貼り付け面52Eを備えている。抜止本体部52のテーパー面52Tに、管挿入部21のテーパー面21Tが当接することによって、抜止部材5が管1の外面に押し付けられて固定される(図1参照)。
【0022】
円弧連結部53は、表裏両面のうちの一方の面に粘着剤が塗布された厚みが1mm以下の薄板状で合成樹脂製の粘着テープからなり、薄肉部52Bを挟んで2つの円弧部51,51の外面のうちの所定範囲のシール貼り付け面52Eに貼り付けられることで、2つの円弧部51,51を連結する。円弧連結部53をシール貼り付け面52Eに貼り付けることにより、締付部材6で締め付ける時に、抜止部材5のテーパー面52Tが接続本体部2のテーパー面21Tで締め付けられるので、円弧連結部53が前記締付を邪魔することがない。また、円弧連結部53を粘着テープから構成しているので、2つの円弧部51,51を開く時の抵抗が小さく、スムーズに開くことができる。尚、シール貼り付け面52Eの周方向の範囲は、抜止部材5の直径等に応じて変更可能である。
【0023】
締付部材6は、金属製の袋ナットから構成され、軸方向他端部(図1の右側端部)の内面に接続本体部2の雄ねじ部21Bが螺合する雌ねじ部6Bが形成され、軸方向一端側(図1の左側)に前記雌ねじ部6Bよりも径方向内側に突出する段部6Dが形成されている。締付部材6を接続本体部2に螺合して締め付ける際に、前記段部6Dが抜止部材5の軸方向他端面5Aに当接して抜止部材5を接続本体部2側へ押すことによって、抜止部材5が管1の外面に食い込むようになっている。締付部材6の外面6Aは、工具が係止可能な六角形状に構成されている。
【0024】
また、本発明は、管1に接続具Hを取り付ける接続具用取付方法を備えている。接続具用取付方法は、抜止部材5を管1に取り付ける抜止取付工程を含み、前記抜止取付工程は、円弧連結部53を起点として隣り合う円弧部51,51を開いてリング形状を開いた状態で管1に取り付ける工程である。つまり、抜止部材5の薄肉部52Bを折り曲げることによって、隣り合う円弧部51,51を離間させてリング形状を開いた状態で管1に軸心方向と直交する方向(上方)から被せることによって、抜止部材5の凸部52Cと凸部52Cの間で管1の凸部1Aを挟んで仮固定することができる。
【0025】
前記のように構成された接続具Hを管1に接続する手順について説明する。
【0026】
まず、接続具H及び管1を用意する。尚、管1は、被覆部材7で被覆されているため、接続具Hに挿入する部分の被覆部材7を予め剥離して除去しておく(図1図5図6参照)。次に、管1に締付部材6を挿入してから、2つのシール部材3,4を管1の凹部1B,1Bに嵌め込む。次に、抜止部材5を図4に示すように、薄肉部52Bで外側に折り曲げて2つの円弧部51,51を広げる。これにより、円弧部51,51の開口(切欠き部52K)を管1の外径よりも広げることができる。この広げた状態で、管1に軸方向と直交する上方から抜止部材5を被せることによって、円弧部51,51が閉じる。これにより、抜止部材5の凸部52C,52Cが管1の凸部1Aを挟み込んで仮固定できる。尚、シール部材3,4を管1の凹部1B,1Bに嵌め込む前に、抜止部材5を管1に仮固定してもよい。前記円弧部51,51の開口(切欠き部52K)を管1の外径よりも広げた時に、薄肉部52Bに塑性変形領域を超える変形力が加わってしまい、薄肉部52Bが千切れたとしても、円弧連結部53で2つの円弧部51,51が連結された状態を維持しているので、2つの円弧部51,51がバラバラにならない。そのため、2つの円弧部51,51が連結された抜止部材5を管1に容易に外嵌して仮止めすることができる。
【0027】
次に、締付部材6と、2つのシール部材3,4と、抜止部材5とが装着された管1(図5参照)を接続本体部2の管挿入部21に挿入する(図6参照、図6では締付部材6を省略している)。管1の挿入は、管1の先端が接続本体部2の段部22A(図1参照)に当接するまで挿入する。続いて、締付部材6を接続本体部2の管挿入部21まで移動させてから、手で締付部材6を回転させることで締付部材6の雌ねじ部6Bを接続本体部2の雄ねじ部21Bに螺合させる。螺合後は、工具を締付部材6の六角形状の外面6Aに係止して締付部材6を回転させて締付部材6を接続本体部2側へ更に移動させる。この移動により抜止部材5が管1の外面に押し付けられて管1の抜け止めが行われる。前記締付部材6の回転は、締付部材6の一端(図1の右端)6Cが接続本体部2の鍔部23の他端面(図1の左端面)23Dに当接するまで行う(図1参照)。この作業により、接続具Hを管1に接続する作業が終了する。
【0028】
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0029】
上記実施形態では、2つのシール部材3,4を用いたが、1つ又は3つ以上の任意の個数のシール部材を用いてもよい。
【0030】
また、上記実施形態では、管1として環状の波型形状のものを示したが、螺旋状の波型形状であってもよい。また、波型形状の管1ではなく、凹凸の無いフラットな管であってもよい。
【0031】
また、上記実施形態では、薄肉部52Bを折り曲げた時に薄肉部52Bが千切れた場合を示したが、折り曲げるだけで千切れていない場合、つまり2つの円弧部51,51が繋がっている場合でもよい。
【0032】
また、上記実施形態では、2つの円弧部51,51を設けたが、3つ以上の任意の個数の円弧部を設けてもよい。
【0033】
本発明の円弧連結部53としては、粘着テープの他、セロテープ(登録商標)、ビニールテープ、マスキングテープ、布テープ、不織布テープ等を含む各種の可撓性を有するテープが好ましい。
【符号の説明】
【0034】
1…フレキシブル管(管)、1A…凸部、1B…凹部、2…接続本体部、3,4…シール部材、5…抜止部材、5A…他端面、6…締付部材、6A…外面、6B…雌ねじ部、6C…一端、6D…段部、7…被覆部材、21…管挿入部、21B…雄ねじ部、21C…内面、21T…テーパー面、22…連結部、22A…段部、22B…雄ねじ部、22C…内面、23…鍔部、23A…外面、23D…他端面、51…円弧部、52…抜止本体部、52T…テーパー面、52A…溝部、52B…薄肉部、52C…凸部、52D…凹部、52E…シール貼り付け面、52K…切欠き部、52T…テーパー面、53…円弧連結部、H…接続具
図1
図2
図3
図4
図5
図6