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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024142617
(43)【公開日】2024-10-11
(54)【発明の名称】吸引器
(51)【国際特許分類】
   A61M 1/00 20060101AFI20241003BHJP
【FI】
A61M1/00 130
A61M1/00 150
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023054836
(22)【出願日】2023-03-30
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-10-30
(71)【出願人】
【識別番号】000144371
【氏名又は名称】株式会社三幸製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100166589
【弁理士】
【氏名又は名称】植村 貴昭
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 隆寿
(72)【発明者】
【氏名】多田 博昭
(72)【発明者】
【氏名】高橋 誠司
【テーマコード(参考)】
4C077
【Fターム(参考)】
4C077AA15
4C077DD01
4C077DD11
4C077DD12
(57)【要約】
【課題】静音性の高い吸引器を提供すること
【解決手段】吸引器1は、電動式の吸引器1であって、液体又は粒状物質を収容するための吸引ポット3と、吸引ポット3と接続されて吸引ポット内の空気を吸引するために電動で駆動するモータ41を有する吸引ポンプユニット4を備える吸引器本体2と、を有し、吸引ポンプユニット4は、上下方向の長さを3等分した場合にその3等分の中央位置で筐体(前筐体12、内部筐体14)に固定されている。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電動式の吸引器であって、
液体又は粒状物質を収容するための吸引ポットと、
前記吸引ポットと接続されて吸引ポット内の空気を吸引するために電動で駆動するモータを有する吸引ポンプユニットを備える吸引器本体と、を有し、
前記吸引ポンプユニットは、上下方向の長さを3等分した場合にその3等分の中央位置で筐体に固定されている
吸引器。
【請求項2】
前記吸引ポンプユニットは、上下方向の長さを3等分した場合にその3等分の中央位置で筐体に固定するための複数の固定用リブを有し、
前記リブは、筐体と弾性体を介して固定されている
請求項1に記載の吸引器。
【請求項3】
前記リブに前記弾性体が嵌めこまれ、
前記筐体は前後方向のから前記弾性体をはめ込むようにして保持される
請求項2に記載の吸引器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば電動ポンプのような電気的動力源を有する吸引用ポンプを内蔵した電動式の吸引器に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電動式吸引器が提案されている。
そのような所謂コンパクト型または携帯型の電動式吸引器は、病院内で医師や看護師等の手で患者に吸引を行うことも勿論あるが、医療関係者ではない一般的なユーザーが、患者自身または家族等のために、そのユーザー自身の手で吸引を行う場合も多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3203434号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、静音性の高い吸引器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の観点における吸引器は、電動式の吸引器であって、液体又は粒状物質を収容するための吸引ポットと、前記吸引ポットと接続されて吸引ポット内の空気を吸引するために電動で駆動するモータを有する吸引ポンプユニットを備える吸引器本体と、を有し、前記吸引ポンプユニットは、上下方向の長さを3等分した場合にその3等分の中央位置で筐体に固定されている。
【0006】
好適には、前記吸引ポンプユニットは、上下方向の長さを3等分した場合にその3等分の中央位置で筐体に固定するための複数の固定用リブを有し、前記リブは、筐体と弾性体を介して固定されている。
【0007】
好適には、前記リブに前記弾性体が嵌めこまれ、前記筐体は前後方向のから前記弾性体をはめ込むようにして保持される。
【発明の効果】
【0008】
本発明における吸引器によって、静音性の高い吸引器を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施形態に係る吸引器の全体的な外観を、その前面方向から見た斜視図として示す説明図である。
図2】吸引器の全体的な外観を、その後面方向から見た斜視図として示す説明図である。
図3】吸引器の吸引器本体2を分解した前方向からの説明図である。
図4】吸引器の吸引器本体2を分解した後方向からの説明図である。
図5図3及び図4に表された吸引ポンプユニットの説明図である。
図6図5の第2固定用リブ部分の拡大図である。
図7】リブダンパの説明図である。
図8】リブダンパの断面の説明図である。
図9】運転モードの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第1の実施形態>
図1は、本発明の一実施形態に係る吸引器1の全体的な外観を、その前面方向から見た斜視図として示す説明図である。
【0011】
吸引器1は、大きく分けると吸引器本体2と吸引ポット3とを有している。
吸引器1は、携帯(持ち運び)可能な大きさ・重さで製造されている。そのため、吸引器本体2には持ち運び等のための取手が取り付けられている。
吸引器本体2の内部には、吸引ポンプユニット4が備え付けられている(図3参照)。
吸引ポット3は、被吸引者からの痰など(液体又は粒状物質の物質である、例えば、痰、鼻水などが一例としてあげられるがこれに限らない)をためるための機能を有している。
この吸引ポット3は、その取扱いの容易さのためにボトル取手31が設けられる。
また、吸引ポット3には、吸引ポンプユニット4に痰などが流入しないようにフィルタ部32が設けられる。
この吸引ポット3には複数の大きさ(円筒の直径が異なる等)のバージョンがあってよい。
この吸引ポット3は、ボトル固定具33により吸引器本体2に対して固定されている。
吸引器本体2は、外部電源(AC電源・DC電源)により駆動させる。
外部電源用コンセント23は、コード等が挿入されて、家庭用電源などと電気的に接続される。
なお、外部電源がない状態でも駆動させることができるように内部にバッテリを有していてもよい。この場合、バッテリは外部電源と接続されているときに、充電されるのが一般的である。
吸引器本体2の運転は、図1の吸引器本体2に設けられている複数のボタン・表示部22(ダイヤル等)によって、駆動の有無の表示、駆動のオン・オフ、駆動のモード等の表示、駆動モード等を選択できるようにすることが好適である。
吸引ポット3には、吸引用のホースが接続される吸引端子34が設けられている。
この吸引端子34に吸引用のホースを接続して、このホースの反対側の端部の吸引口により痰などが、患者の喉などから吸引される。
【0012】
図2は、吸引器1の全体的な外観を、その後面方向から見た斜視図として示す説明図である。
【0013】
図2のように、吸引ポット3は、ポット固定具33によって、後面方向からも保持されている。
また、前述のバッテリ用のバッテリ蓋25が吸引器本体2の裏面に設けられている。
図2のように、吸引器本体2の裏面側には、吸引ポンプユニット4から排気をするための吐出口24が設けられている。
【0014】
図3は、吸引器1の吸引器本体2を分解した前方向からの説明図である。
【0015】
吸引器本体2は、図3のように、前筐体12、後筐体13、内部筐体14、吸引ポンプユニット4を有している。
【0016】
図4は、吸引器1の吸引器本体2を分解した後方向からの説明図である。
【0017】
吸引ポンプユニット4は、前方向に左右方向に水平に並ぶ2つの第1固定用リブ4a、第2固定用リブ4bを有している(以下、図3も同時に参照されたい。なお、第2固定用リブ4bは配置の関係から隠れている)。
吸引ポンプユニット4は、後方向に左右方向に水平に並ぶ2つの第3固定用リブ4c、第4固定用リブ4dを有している。
なお、第1固定用リブ4aと第3固定用リブ4cとは、上下方向・左右方向においては同一の位置に位置し、前後方向において第1固定用リブ4aの方が前方向の位置に位置している。
同様に、第2固定用リブ4bと第4固定用リブ4dとは、上下方向・左右方向においては同一の位置に位置し、前後方向において第2固定用リブ4bの方が前方向の位置に位置している。
【0018】
前筐体12には、第1固定用リブ4a、第2固定用リブ4bにそれぞれ対応する位置に、第1固定用凹部12a、第2固定用凹部12bが形成されている。
内部筐体14には、第3固定用リブ4c、第4固定用リブ4dにそれぞれ対応する位置に、第3固定用凹部14c、第4固定用凹部14dが形成されている。
【0019】
第1固定用リブ4a、第2固定用リブ4b、第3固定用リブ4c及び第4固定用リブ4dには、防振用のゴム部材(図示せず)が外側に覆うように取り付けられる。
第1固定用リブ4a、第2固定用リブ4b、第3固定用リブ4c及び第4固定用リブ4dは、前述のゴム部材を介して、それぞれ対応する第1固定用凹部12a、第2固定用凹部12b、第3固定用凹部14c及び第4固定用凹部14dに嵌め込まれる。
これにより、吸引ポンプユニット4は吸引器1内の所定の位置に保持されている。
【0020】
図5は、図3及び図4に表された吸引ポンプユニット4の説明図である。
【0021】
図5のように、吸引ポンプユニット4は、シリンダヘッド44、逆止弁部150、クランクケーシング部160、モータ41を有している。
シリンダヘッド44は、吸気側端子141、この吸気側端子141と連通する吸気流路142、吐出側端子143、この吐出側端子143と連通する吐出流路144、シリンダヘッド板部146とを有している。
【0022】
また、吸引ポンプユニット4は、2気筒のピストンポンプ40である。
より具体的には、第1ピストンポンプ40aと、第2ピストンポンプ40bとを有している。
一つのシリンダヘッド44が、第1ピストンポンプ40aと第2ピストンポンプ40bの2つのピストンポンプ40のシリンダヘッドを兼ねている。
クランクケーシング部160は、第1ピストンポンプ40a側の第1クランクケーシング162a、及び、第2ピストンポンプ40b側の第2クランクケーシング162bを有している。
また、クランクケーシング部160は、第1固定用リブ4a及び第2固定用リブ4bも有している(反対側にもそれぞれ第3固定用リブ4c及び第4固定用リブ4dを有している。図6も参照のこと)。
さらに、クランクケーシング部160は、第1ピストンポンプ40a側の第1接続部161a、及び、第2ピストンポンプ40b側の第2接続部161bを有している。
このシリンダヘッド44(より詳細には、シリンダヘッド板部146)と、第1接続部161aとの間に、第1逆止弁部150aが挟み込まれてボルト151で固定されている。
このシリンダヘッド44(より詳細には、シリンダヘッド板部146)と、第2接続部161bとの間に、第2逆止弁部150bが挟み込まれてボルト151で固定されている。
なお、図5のように、第1モータ軸41aには第1偏心部材が固定されている。
【0023】
図6は、図5の第2固定用リブ4b部分の拡大図である。
【0024】
図6のように、第2固定用リブ4bは、吸引ポンプユニット4の側方から水平方向に張り出している。
より詳細には、図6中左右方向に幅の狭い第2固定用リブ連結部411bと、左右方向に幅が広い第2固定用リブ張出部412bとを有している。
【0025】
図7は、リブダンパ500の説明図である。
【0026】
リブダンパは、略直方体の形状を有している。
また、リブダンパ500は、図7のように十字に見える開口部501が形成されている。
この開口部501に、第2固定用リブ4bが挿入されることになる。
【0027】
図8は、リブダンパ500の断面の説明図である。
【0028】
図8(b)のように、リブダンパ500は、第2固定用リブ4bが挿入される側とは反対側に行くに従い上下方向の幅が小さくなるように形成されている。
図8(c)のように、リブダンパ500は、第2固定用リブ4bが挿入される側とは反対側に行くに従い、左右方向の幅が小さくなるように形成されている。
また、リブダンパ500は、開口部501の表面側に、突起502形成されている。
この突起502が、図6で表される第2固定用リブ張出部41の形状との間で係合することにより、リブダンパ500が固定される。
なお、以上では、第2固定用リブ4bについて説明したが、第1固定用リブ4a、第3固定用リブ4c及び第4固定用リブ4dについても同様である(図3図4も参照のこと)。
リブダンパ500は、ゴム(弾性体・エラストマー)等の振動を吸収する素材で形成されている。
【0029】
そして、リブダンパ500が取り付けられた状態で、図3のように、内部筐体14の第3固定用凹部14c(第3固定用リブ4cとリブダンパ500を介して)及び第4固定用凹部14d(第4固定用リブ4dとリブダンパ500を介して)内に嵌めこまれるようにして、固定される。
同様に、リブダンパ500が取り付けられた状態で、図4のように、前筐体12の第1固定用凹部12a(第1固定用リブ4aとリブダンパ500を介して)及び第2固定用凹部12b(第2固定用リブ4bとリブダンパ500を介して)内に嵌めこまれるようにして、固定される。
【0030】
ここで、図5のように、第1固定用リブ4a、第2固定用リブ4b、第3固定用リブ4c及び第4固定用リブ4dは、吸引ポンプユニット4の中心付近に形成されている。
言い換えると、第1固定用リブ4a、第2固定用リブ4b、第3固定用リブ4c及び第4固定用リブ4dは、吸引ポンプユニット4の重心付近に形成されている。
中心付近、及び、重心付近では、特定が難しいため、吸引ポンプユニット4の上下方向について3等分した場合に、中央の範囲に形成されていると言い換えることができる。
このように、第1固定用リブ4a、第2固定用リブ4b、第3固定用リブ4c及び第4固定用リブ4dが吸引ポンプユニット4の上下方向について3等分した場合に、中央位置(重心付近)に形成されていることから、振動を抑制することが可能となる。
そして、振動を抑制することができるということは、静音化を図ることができることも意味する。
【0031】
また、吸引ポンプユニット4は、第1固定用リブ4a、第2固定用リブ4b、第3固定用リブ4c及び第4固定用リブ4dが吸引ポンプユニット4を介してのみ保持(挟持、把持)されていることから、同じく振動を抑制することができることも意味している。
さらに、第1固定用リブ4a、第2固定用リブ4b、第3固定用リブ4c及び第4固定用リブ4dが吸引ポンプユニット4は、それぞれリブダンパ500を介して保持されることから、リブダンパ500の抑振作用により振動を抑制することも可能となっている。
【0032】
図9は、運転モードの説明図(停止モード、運転モード(通常運転モード・サイレントモード)の移行)である。
【0033】
図9のように、吸引器1は、通常運転モードM03、サイレントモードM02、停止モードM01を有している。
従来であれば、低騒音にするために回転数の低下をしてしまうと流量が低下して性能の大幅な低下してしまっていた。
しかし、本実施形態では上述のような様々な工夫をしたことにより、回転数の低下(サイレントモード、1300rpmよりも少ない回転数)としても、一定の性能を維持することが可能となった。
それにより、従来の製品ではサイレントモードM02というモード自体がなかったものが、このようなサイレントモードを設けることが可能となった。
【0034】
<実施形態の構成及び効果>
吸引器1は、電動式の吸引器1であって、液体又は粒状物質を収容するための吸引ポット3と、吸引ポット3と接続されて吸引ポット内の空気を吸引するために電動で駆動するモータ41を有する吸引ポンプユニット4を備える吸引器本体2と、を有し、吸引ポンプユニット4は、上下方向の長さを3等分した場合にその3等分の中央位置で筐体(前筐体12、内部筐体14)に固定されている。
このような構成を有することから、静音性の高い吸引器を提供することができる。
【0035】
吸引ポンプユニット4は、上下方向の長さを3等分した場合にその3等分の中央位置で筐体に固定するための複数の固定用リブ(第1固定用リブ4a、第2固定用リブ4b、第3固定用リブ4c及び第4固定用リブ4d)を有し、リブは、筐体と弾性体(リブダンパ500)を介して固定されている。
このような構成を有することから、複数個所で支えることが可能となり、振動を抑制して静音性を高めることができる。
【0036】
リブ第1固定用リブ4a、第2固定用リブ4b、第3固定用リブ4c及び第4固定用リブ4d)に前記弾性体(リブダンパ500)が嵌めこまれ、筐体(前筐体12、内部筐体14)は前後方向のから弾性体(リブダンパ500)をはめ込むようにして保持される。
このような構成を有することから、静音性の高い吸引器を提供することができる。
【0037】
本発明の液体又は粒状物質とは、例えば、痰、鼻水などが一例としてあげられるがこれに限らない。
また、本発明の吸引器は、可搬式である必要はなく、固定式であってもよいことも言うまでもない。
本発明の、構造、材料、各部材の連結、などは、本発明の要旨を変更しない範囲で、様々に変更可能である。
材質も、金属、プラスチック、FRP等を自由に選択することが可能である。
例えば、2つ以上の部材を1つにすることも可能であるし、逆に、1つの部材を2つ以上の別の部材から構成して接続することも可能である。
また、上記実施形態は、あくまでも、現在のところの最良の形態の1つにすぎない。
【符号の説明】
【0038】
1 吸引器
2 吸引器本体
3 吸引ポット
4 吸引ポンプユニット
4a 第1固定用リブ
4b 第2固定用リブ
4c 第3固定用リブ
4d 第4固定用リブ
12 前筐体
12 筐体前筐体
12a 第1固定用凹部
12b 第2固定用凹部
13 筐体
14 内部筐体
14c 第3固定用凹部
14d 第4固定用凹部
22 表示部
23 外部電源用コンセント
24 吐出口
25 バッテリ蓋
31 ボトル取手
32 フィルタ部
33 ボトル固定具
33 ポット固定具
34 吸引端子
40 ピストンポンプ
40a 第1ピストンポンプ
40b 第2ピストンポンプ
41 モータ
41a 第1モータ軸
44 シリンダヘッド
141 吸気側端子
142 吸気流路
143 吐出側端子
144 吐出流路
146 シリンダヘッド板部
150 逆止弁部
150a 第1逆止弁部
150b 第2逆止弁部
151 ボルト
160 クランクケーシング部
161a 第1接続部
161b 第2接続部
162a 第1クランクケーシング
162b 第2クランクケーシング
411b 第2固定用リブ連結部
412b 第2固定用リブ張出部
500 リブダンパ
501 開口部
502 突起
M01 停止モード
M02 サイレントモード
M03 通常運転モード

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2023-07-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電動式の吸引器であって、
液体又は粒状物質を収容するための吸引ポットと、
前記吸引ポットと接続されて吸引ポット内の空気を吸引するために電動で駆動するモータを有する吸引ポンプユニットを備える吸引器本体と、を有し、
前記吸引ポンプユニットは、前記吸引ポンプユニットの上下方向の長さを3等分した場合にその3等分の中央位置でのみ筐体に固定されている
吸引器。
【請求項2】
前記吸引ポンプユニットは、上下方向の長さを3等分した場合にその3等分の中央位置で筐体に固定するための複数の固定用リブを有し、
前記固定用リブは、筐体と弾性体を介して固定されている
請求項1に記載の吸引器。
【請求項3】
前記リブに前記弾性体が嵌めこまれ、
前記筐体が前後方向から前記弾性体を前記筐体にはめ込むことにより、前記弾性体が筐体に保持される
請求項2に記載の吸引器。