(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024142647
(43)【公開日】2024-10-11
(54)【発明の名称】工事資材の受発注納品管理コンピュータシステム及び管理方法、並びにプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/08 20120101AFI20241003BHJP
【FI】
G06Q50/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023054884
(22)【出願日】2023-03-30
(71)【出願人】
【識別番号】591029921
【氏名又は名称】フジモリ産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003340
【氏名又は名称】弁理士法人湧泉特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】齊藤 賢吾
(72)【発明者】
【氏名】坂根 一聡
(72)【発明者】
【氏名】小椋 孝太
(72)【発明者】
【氏名】小野 将太郎
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC07
5L050CC07
(57)【要約】 (修正有)
【課題】土木や建築工事に用いられる各工事資材の発注状況、納品予定、実際の納品状況等の受発注納品情報を一元的に管理する。
【解決手段】方法は、受発注納品管理コンピュータシステムが、発注する工事資材の資材特定情報、発注数量及び納品希望日時等の発注情報を発注処理端末から受け付け、発注情報の受け付け情報を受注処理端末へ通知し、発注された工事資材の納品予定情報を出荷処理端末から受け付け、納品確認情報を入荷処理端末から受け付け、受発注納品情報ならびにカレンダー情報を情報閲覧端末に提供し、発注情報の受け付けに応じてカレンダー情報における納品希望日時に該当する日時欄に納品希望表示を付し、納品予定情報の受け付けに応じてカレンダー情報における納品予定日時に該当する日時欄に納品予定表示を付す。納品確認情報の受け付けに応じて、カレンダー情報における納品確認日時に該当する日時欄に納品確認表示を付す。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
土木工事用又は建設工事用の工事資材の受発注及び納品を管理する管理コンピュータシステムであって、
発注する工事資材を特定する資材特定情報、並びに前記工事資材の発注数量及び納品希望日時を含む発注情報を、発注処理端末から受け付ける発注情報受付部と、
前記発注情報の受け付け情報を受注処理端末へ通知する受注通知部と、
前記発注された工事資材の納品予定日時を含む納品予定情報を出荷処理端末から受け付ける納品予定情報受付部と、
前記工事資材の納品確認日時を含む納品確認情報を入荷処理端末から受け付ける納品情報受付部と、
前記発注情報、納品予定情報及び納品確認情報からなる受発注納品情報のうち少なくとも発注情報ならびにカレンダー情報を情報閲覧端末に提供する情報提供部と、
を備え、前記情報提供部が、
前記発注情報の受け付けに応じて、前記カレンダー情報における前記納品希望日時に該当する日時欄に納品希望表示を付し、
前記納品予定情報の受け付けに応じて、前記カレンダー情報における前記納品予定日時に該当する日時欄に納品予定表示を付し、
前記納品確認情報の受け付けに応じて、前記カレンダー情報における前記納品確認日時に該当する日時欄に納品確認表示を付すことを特徴とする工事資材の受発注納品管理コンピュータシステム。
【請求項2】
前記納品希望表示と前記納品予定表示と前記納品確認表示とが、互いに異なる色のハイライト表示である請求項1に記載の受発注納品管理コンピュータシステム。
【請求項3】
前記納品希望表示及び前記納品予定表示及び前記納品確認表示が、前記受発注納品情報の提供を前記情報提供部に要求する受発注納品情報要求ボタンを含む請求項1又は2に記載の受発注納品管理コンピュータシステム。
【請求項4】
土木工事用又は建設工事用の工事資材の受発注及び納品をコンピュータによって管理する管理方法であって、
発注する工事資材を特定する資材特定情報、並びに前記工事資材の発注数量及び納品希望日時を含む発注情報を、前記コンピュータが発注処理端末から受け付ける工程と、
前記発注情報の受け付け情報を、前記コンピュータが受注処理端末へ通知する工程と、
前記発注された工事資材の納品予定日時を含む納品予定情報を、前記コンピュータが出荷処理端末から受け付ける工程と、
前記工事資材の納品確認日時を含む納品確認情報を、前記コンピュータが入荷処理端末から受け付ける工程と、
前記発注情報、納品予定情報及び納品確認情報からなる受発注納品情報のうち少なくとも発注情報ならびにカレンダー情報を、前記コンピュータが情報閲覧端末に提供する工程と、
前記コンピュータが、前記発注情報の受け付けに応じて、前記カレンダー情報における前記納品希望日時に該当する日時欄に納品希望表示を付す工程と、
前記コンピュータが、前記納品予定情報の受け付けに応じて、前記カレンダー情報における前記納品予定日時に該当する日時欄に納品予定表示を付す工程と、
前記コンピュータが、前記納品確認情報の受け付けに応じて、前記カレンダー情報における前記納品確認日時に該当する日時欄に納品確認表示を付す工程と
を備えたことを特徴とする工事資材の受発注納品管理方法。
【請求項5】
土木工事用又は建設工事用の工事資材の受発注及び納品をコンピュータによって管理するためのプログラムであって、
発注する工事資材を特定する資材特定情報、並びに前記工事資材の発注数量及び納品希望日時を含む発注情報を発注処理端末から受け付ける処理と、
前記発注情報の受け付け情報を受注処理端末へ通知する処理と、
前記発注された工事資材の納品予定日時を含む納品予定情報を出荷処理端末から受け付ける処理と、
前記工事資材の納品確認日時を含む納品確認情報を入荷処理端末から受け付ける処理と、
前記発注情報、納品予定情報及び納品確認情報からなる受発注納品情報のうち少なくとも発注情報ならびにカレンダー情報を情報閲覧端末に提供する処理と、
前記発注情報の受け付けに応じて、前記カレンダー情報における前記納品希望日時に該当する日時欄に納品希望表示を付す処理と、
前記納品予定情報の受け付けに応じて、前記カレンダー情報における前記納品予定日時に該当する日時欄に納品予定表示を付す処理と、
前記納品確認情報の受け付けに応じて、前記カレンダー情報における前記納品確認日時に該当する日時欄に納品確認表示を付す処理と
を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トンネル、橋梁、道路等の土木工事やビル等の建設工事に用いられる工事資材を管理するシステム及び管理方法、並びにプログラムに関し、特に、工事資材の受発注及び納品をコンピュータで管理するシステム等に関する。
【背景技術】
【0002】
土木工事や建設工事に用いられる工事資材は、通常、発注側及び出荷側等の各担当者が個別に発注管理、出荷管理等を行なっていた。
特許文献1には、地山の地質分布等に応じた必要資材の種類及び数量をコンピュータに記憶させておき、トンネル掘進の進捗度から、使用された資材の種類及び数量を算出して、該当する資材の在庫数量を推定する在庫管理支援システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、工事現場における施工担当者が、工事資材の発注の有無や納品予定を確認したい場合、発注担当者や出荷担当者に個別に電話や電子メールで問い合わせる必要があり煩雑であった。また、土木、建築の工事においては多種類の工事資材が必要であり、各工事資材が工事の進捗に合わせて適時に発注、出荷、納品されることが望ましいが、個別の担当者が各工事資材の発注状況、納品予定、実際の納品状況等を総合的に把握することは困難であった。一部の工事資材が揃わずに工事スケジュールに影響が出ることもあった。
本発明は、かかる事情に鑑み、土木工事や建築工事に用いられる各工事資材の発注状況、納品予定、実際の納品状況等の受発注納品情報を一元的に管理して、各担当者が受発注及び納品の状況を容易に把握できるシステム等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するため、本発明に係るシステムは、土木工事用又は建設工事用の工事資材の受発注及び納品を管理する管理コンピュータシステムであって、
発注する工事資材を特定する資材特定情報、並びに前記工事資材の発注数量及び納品希望日時を含む発注情報を、発注処理端末から受け付ける発注情報受付部と、
前記発注情報の受け付け情報を受注処理端末へ通知する受注通知部と、
前記発注された工事資材の納品予定日時を含む納品予定情報を出荷処理端末から受け付ける納品予定情報受付部と、
前記工事資材の納品確認日時を含む納品確認情報を入荷処理端末から受け付ける納品情報受付部と、
前記発注情報、納品予定情報及び納品確認情報からなる受発注納品情報のうち少なくとも発注情報ならびにカレンダー情報を情報閲覧端末に提供する情報提供部と、
を備え、前記情報提供部が、
前記発注情報の受け付けに応じて、前記カレンダー情報における前記納品希望日時に該当する日時欄に納品希望表示を付し、
前記納品予定情報の受け付けに応じて、前記カレンダー情報における前記納品予定日時に該当する日時欄に納品予定表示を付し、
前記納品確認情報の受け付けに応じて、前記カレンダー情報における前記納品確認日時に該当する日時欄に納品確認表示を付すことを特徴とする。
【0006】
好ましくは、前記納品希望表示と前記納品予定表示と前記納品確認表示とが、互いに異なる色のハイライト表示である。
【0007】
好ましくは、前記納品希望表示及び前記納品予定表示及び前記納品確認表示が、前記受発注納品情報の提供を前記情報提供部に要求する受発注納品情報要求ボタンを含む。
【0008】
本発明方法は、土木工事用又は建設工事用の工事資材の受発注及び納品をコンピュータによって管理する管理方法であって、
発注する工事資材を特定する資材特定情報、並びに前記工事資材の発注数量及び納品希望日時を含む発注情報を、前記コンピュータが発注処理端末から受け付ける工程と、
前記発注情報の受け付け情報を、前記コンピュータが受注処理端末へ通知する工程と、
前記発注された工事資材の納品予定日時を含む納品予定情報を、前記コンピュータが出荷処理端末から受け付ける工程と、
前記工事資材の納品確認日時を含む納品確認情報を、前記コンピュータが入荷処理端末から受け付ける工程と、
前記発注情報、納品予定情報及び納品確認情報からなる受発注納品情報のうち少なくとも発注情報ならびにカレンダー情報を、前記コンピュータが情報閲覧端末に提供する工程と、
前記コンピュータが、前記発注情報の受け付けに応じて、前記カレンダー情報における前記納品希望日時に該当する日時欄に納品希望表示を付す工程と、
前記コンピュータが、前記納品予定情報の受け付けに応じて、前記カレンダー情報における前記納品予定日時に該当する日時欄に納品予定表示を付す工程と、
前記コンピュータが、前記納品確認情報の受け付けに応じて、前記カレンダー情報における前記納品確認日時に該当する日時欄に納品確認表示を付す工程と
を備えたことを特徴とする。
【0009】
本発明に係るプログラムは、土木工事用又は建設工事用の工事資材の受発注及び納品をコンピュータによって管理するためのプログラムであって、
発注する工事資材を特定する資材特定情報、並びに前記工事資材の発注数量及び納品希望日時を含む発注情報を発注処理端末から受け付ける処理と、
前記発注情報の受け付け情報を受注処理端末へ通知する処理と、
前記発注された工事資材の納品予定日時を含む納品予定情報を出荷処理端末から受け付ける処理と、
前記工事資材の納品確認日時を含む納品確認情報を入荷処理端末から受け付ける処理と、
前記発注情報、納品予定情報及び納品確認情報からなる受発注納品情報のうち少なくとも発注情報ならびにカレンダー情報を情報閲覧端末に提供する処理と、
前記発注情報の受け付けに応じて、前記カレンダー情報における前記納品希望日時に該当する日時欄に納品希望表示を付す処理と、
前記納品予定情報の受け付けに応じて、前記カレンダー情報における前記納品予定日時に該当する日時欄に納品予定表示を付す処理と、
前記納品確認情報の受け付けに応じて、前記カレンダー情報における前記納品確認日時に該当する日時欄に納品確認表示を付す処理と
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、土木工事や建築工事に用いられる各工事資材の発注状況、納品予定、実際の納品状況等の受発注納品情報を一元的に管理でき、各担当者が受発注及び納品の状況を容易に把握できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態に係る工事資材の受発注納品処理システムの概要を示す構成図である。
【
図2】
図2は、前記受発注納品処理システムの受発注納品管理コンピュータシステムの記憶部の構造を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、前記受発注納品処理システムの受発注納品管理コンピュータシステムを機能面から見た構成を示すブロック図である。
【
図4】
図4は、前記受発注納品管理コンピュータシステムによる発注画面の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、前記受発注納品管理コンピュータシステムによる受発注納品情報画面の一例を示す図である。
【
図6】
図6は、前記受発注納品管理コンピュータシステムによるカレンダーの画面表示例を示す図であり、
図6(a)は発注段階、
図6(b)は納品予定段階、
図6(c)は納品済段階をそれぞれ示す。
【
図7】
図7は、前記受発注納品処理システムにおける工事資材の受発注処理のフローチャートである。
【
図8】
図8は、前記受発注納品処理システムにおける受注後情報閲覧処理のフローチャートである。
【
図9】
図9は、前記受発注納品処理システムにおける納品予定入力処理のフローチャートである。
【
図10】
図10は、前記受発注納品処理システムにおける納品前情報閲覧処理のフローチャートである。
【
図11】
図11は、前記受発注納品処理システムにおける納品確認入力処理のフローチャートである。
【
図12】
図12は、前記受発注納品処理システムにおける納品後情報閲覧処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の一実施形態を図面にしたがって説明する。
図1は、工事資材の受発注納品処理システム1の概要を示したものである。この実施形態における工事は、例えば山岳トンネルTの構築工事であり、工事資材2としては、例えば、ロックボルト、補強工法用長尺ボルト、支保工用のH型鋼その他の鋼材、覆工用のセメント、充填材用の有機化学品等が挙げられる。工事資材2は、工場等の出荷場所Fから出荷されて、山岳トンネルT等の施工現場G(納品場所)に納品される。
【0013】
受発注納品処理システム1は、発注処理端末3と、受注処理端末4と、出荷処理端末5と、入荷処理端末6と、情報閲覧端末7と、受発注納品管理コンピュータシステム10を備えている。端末3~6は、例えば、デスクトップパソコン、スマートフォン、タブレット等のパーソナルコンピュータ(PC)によって構成されている。
【0014】
詳しくは、発注処理端末3は、発注担当者Aが必要な工事資材2の発注情報を入力(発注処理)等するのに用いられる。発注情報は、資材特定情報、発注数量、納品希望日時等を含む。資材特定情報は、工事資材2を特定する情報であり、工事資材2の品名、型番、製造番号等を含む。
受注処理端末4は、受注担当者Bが発注情報の受領、確認、生産及び出荷の手配等の受注処理等を行なうのに用いられる。
出荷処理端末5は、出荷担当者Cが納品予定日時を含む納品予定情報の入力処理等を行なうのに用いられる。
入荷処理端末6は、入荷担当者Dが実際に納品された工事資材2の納品確認日時を含む納品確認情報の入力処理等を行なうのに用いられる。
情報閲覧端末7は、情報閲覧者Eが工事資材2の発注情報、納品予定情報、納品確認情報等を閲覧するのに用いられる。
【0015】
発注担当者Aと入荷担当者Dとが同一人であってもよい。発注処理端末3と入荷処理端末6とが同一端末であってもよい。
受注担当者Bと出荷担当者Cとが同一人であってもよい。受注処理端末4と出荷処理端末5とが同一端末であってもよい。
情報閲覧者Eは、発注、受注、出荷、入荷の各担当者A~Dと同一でもよく、担当者A~Dとは別の例えば工事管理者でもよい。各担当者A~Dの端末4~6は、情報閲覧端末7を兼ね得る。
【0016】
各端末3~7は、インターネット等の公衆通信回線9を介して受発注納品管理コンピュータシステム10と通信可能に接続されている。公衆通信回線9に代えて専用の通信回線を用いてもよい。各担当者A~D及び情報閲覧者Eには認証コードが交付されており、該認証コードを端末3~7に入力することによって受発注納品管理コンピュータシステム10とアクセスできる。各端末3~7には、受発注納品管理コンピュータシステム10が提供する管理情報を閲覧したり、管理情報を編集(新規入力、更新、削除等を含む)したりするための閲覧編集ソフトウェアが格納されている。管理情報には、工事資材2の受発注情報、納品予定情報、納品確認情報が含まれる。閲覧編集ソフトウェアとして汎用のブラウザを用いてもよく、受発注納品管理システム1の専用の閲覧編集ソフトウェアを用いてもよい。
【0017】
図1に示すように、受発注納品管理コンピュータシステム10は、クラウドコンピュータによって構成されているが、これに限らず、物理サーバによって構成されていてもよい。受発注納品管理コンピュータシステム10は、CPU11、記憶部12、及び通信部13を含む。
図2に示すように、記憶部12には、管理プログラム12pが格納されるとともに、管理情報蓄積領域12aが設けられている。
【0018】
管理プログラム12pによって、受発注納品管理コンピュータシステム10が、工事資材2の発注、受注及び納品を管理する処理を実行する。
図3に示すように、前記管理処理を実行時の受発注納品管理コンピュータシステム10は、発注情報受付部21、受注通知部22、納品予定情報受付部23、納品確認情報受付部24、情報提供部25等として機能する。
【0019】
図2に示すように、管理情報蓄積領域12aには、管理情報12dとして、受発注納品情報14と、カレンダー情報15が蓄積されている。受発注納品情報14は、端末4~6から入力された受発注納品に関する情報すなわち発注情報14a(受注情報)、納品予定情報14b、納品確認情報14cを含む。
【0020】
図1及び
図4に示すように、発注情報14aは、発注処理端末3の発注画面30によって入力される。
図4に例示するように、好ましくは、発注画面30は、工事資材欄32、在庫数量表示欄33、発注数量入力欄34、納品希望日時入力欄35等を含む一覧表31になっている。工事資材欄32には、トンネル施工に用いられる工事資材2の資材特定情報が列記されている。在庫数量表示欄33には、対応する工事資材2の現在の在庫数量が表示されている。好ましくは、受発注納品管理コンピュータシステム10は、在庫管理支援システム(特許文献1等参照)と連繋されており、当該在庫管理支援システムから現在の在庫数量の情報が入手される。
【0021】
図5に示すように、発注情報14aを含む受発注納品情報14は、各端末3~7に受発注納品情報画面として表示可能である。受発注納品情報画面40は、発注された工事資材2を示す工事資材特定表示41、発注(受注)数量表示入力欄42、納品希望日時表示入力欄43、納品予定日時表示入力欄44、納品確認日時表示入力欄45等を含む。
【0022】
図6に示すように、カレンダー情報15は、カレンダー50を情報閲覧端末7,3~6に画面表示させるための情報であり、プログラム12pの一つを構成する汎用又は専用のカレンダー作成アプリケーション12q(
図2)によって作成されている。なお、カレンダー作成アプリケーションは情報閲覧端末7,3~6に搭載されていてもよく、受発注納品管理コンピュータシステム10のカレンダー情報15は、情報閲覧端末7,3~6のカレンダー作成アプリケーションを起動させて編集等するための情報であってもよい。
【0023】
さらに、
図2に示すように、カレンダー情報15には付加情報16が付加されている。付加情報16は、納品希望表示情報16aと、納品予定表示情報16bと、納品確認表示情報16cを含む。納品希望表示情報16aは、画面表示されたカレンダー50の納品希望日時に該当する日時欄に納品希望表示51(
図6(a))を付すための情報であり、発注情報14aと紐付けられている。納品希望表示51は、対応する発注情報14a等の受発注納品情報14の提供を情報提供部25に要求する受発注納品情報要求ボタンを兼ねている。
【0024】
納品予定表示情報16bは、画面表示されたカレンダー50の納品予定日時に該当する日時欄に納品予定表示52(
図6(b))を付すための情報であり、納品予定情報14bと紐付けられている。納品予定表示52は、対応する発注情報14a、納品予定情報14b等の受発注納品情報14の提供を情報提供部25に要求する受発注納品情報要求ボタンを兼ねている。
【0025】
納品確認表示情報16cは、画面表示されたカレンダー50の納品確認日時に該当する日時欄に納品確認表示53(
図6(c))を付すための情報であり、納品確認情報14cと紐付けられている。納品確認表示53は、対応する発注情報14a、納品確認情報14c等の受発注納品情報14の提供を情報提供部25に要求する受発注納品情報要求ボタンを兼ねている。
【0026】
好ましくは、納品希望表示51(
図6(a))と納品予定表示52(同図(b))と納品確認表示53(同図(c))とは、互いに異なる色のハイライト表示になっている。各表示51~53には、発注された工事資材に関する付記事項が付されていてもよい。付記事項としては、トンネル補助工等の工事種類名、工事資材名等が挙げられる。
【0027】
図7~
図12のフローチャートにて示すように、受発注納品処理システム1においては、次のようにして工事資材2の受発注納品の情報処理及び管理が行なわれる。
図7に示すように、発注時の際は、発注担当者Aが、発注処理端末3によって受発注納品管理コンピュータシステム10とアクセスして(ステップ100~101)、管理プログラム12pによる発注画面30(
図4)を開く(ステップ102)。表示された発注画面30上で発注情報の入力を行なう(ステップ103)。例えば、現在在庫数量欄33等を参照して、発注すべき工事資材2を選択し、その工事資材2の発注数量入力欄34に発注数量を入力するとともに、納品希望日時入力欄35に納品希望日時を入力する。入力した発注情報を送信する(ステップ104)。
【0028】
受発注納品管理コンピュータシステム10(発注情報受付部21)においては、発注処理端末3から送信された発注情報を受け付けて(ステップ110)、記憶部12の管理情報蓄積領域12aに発注情報14aとして記憶させる(ステップ111)。
また、受発注納品管理コンピュータシステム10(情報提供部25)は、発注情報の受け付けに応じて、カレンダー情報15に納品希望表示情報16aを付加する(ステップ112)。
【0029】
さらに、受発注納品管理コンピュータシステム10(受注通知部22)は、発注情報を受け付け旨の受け付け情報を受注処理端末4へ電子メール等で自動通知する(ステップ113)。
受注処理端末4によってその通知を受信することで(ステップ120)、受注担当者Bは発注(受注)があったことを知ることができる。
【0030】
受注内容の詳細を確認する際は、受注担当者Bは、受注処理端末4によって受発注納品管理コンピュータシステム10とアクセスして(ステップ121~122)、管理プログラム12pの受注管理画面4d(
図1)を開き(ステップ123)、該受注管理画面4d(
図1)上で受発注納品管理コンピュータシステム10に受注情報閲覧要求を出す(ステップ124)。
【0031】
受発注納品管理コンピュータシステム10(受注通知部22)は、その受注情報閲覧要求を受信して(ステップ125)、記憶部12の発注情報14aを読み出し(ステップ126)、該発注情報14aを受注情報として受注処理端末4に送信する(ステップ127)。これを受注処理端末4が受信する(ステップ128)。これによって、受注処理端末4に受注情報画面すなわち受発注段階の受発注納品情報画面40が表示される(ステップ129)。詳しくは、発注情報14a中の資材特定情報、発注数量(受注数量)、納品希望日時等が表示される。受注情報画面として、発注画面30と同様の一覧表31が画面表示されるようにしてもよい。このとき、受注処理端末4は、情報閲覧端末を構成する。
【0032】
図8のフローチャートに示すように、また、受注担当者Bは、受注処理端末4(情報閲覧端末)の受注管理画面4d(
図1)上で受発注納品管理コンピュータシステム10へカレンダー閲覧要求を出すことができる(ステップ130)。
受発注納品管理コンピュータシステム10は、そのカレンダー閲覧要求を受信して(ステップ131)、記憶部12のカレンダー情報15を読み出す(ステップ132)。読み出したカレンダー情報15には、付加情報16として納品希望表示情報16aが含まれている。受発注納品管理コンピュータシステム10(情報提供部25)は、そのカレンダー情報15を受注処理端末4へ送信する(ステップ133)。
【0033】
該カレンダー情報15を受注処理端末4が受信する(ステップ134)。これによって、
図6(a)に示すように、受注処理端末4(情報閲覧端末)には、カレンダー情報15に基づく受発注段階のカレンダー50Aが画面表示される(ステップ135)。カレンダー50Aにおける納品希望日時に該当する日時欄には、納品希望表示51が付される。納品希望表示51は、好ましくはハイライト表示される。これによって、受注担当者Bは、納品希望日を一目で確認できる。
【0034】
受注担当者Bが、受注処理端末4のカレンダー画面上で納品希望表示51(受発注納品情報要求ボタン)をクリックないしはタッチすると、受注処理端末4から受発注納品管理コンピュータシステム10へ受注情報閲覧要求が送信される(ステップ136)。これに応じて、受発注納品管理コンピュータシステム10が、受注情報閲覧要求の受信(ステップ137)、対応する発注(受注)情報14aの読み出し(ステップ138)、送信(ステップ139)の処理を順次実行する。これを受信処理端末4が受信することで(ステップ140)、受発注段階の受発注情報14が、受発注納品情報画面40(
図5)として、受注処理端末4(情報閲覧端末)に表示される(ステップ141)。これに基づいて、受注担当者Bは、受注した工事資材2の生産の手配や出荷の手配を的確に行なうことができる。
【0035】
好ましくは、受注処理端末4以外の端末3,5~7によっても、ステップ120~136と同様にして、受注担当者B以外の担当者A及び情報閲覧者Eが、受発注段階の受発注納品情報14及びカレンダー情報15を閲覧できる。
【0036】
図9のフローチャートに示すように、出荷担当者Cは、出荷処理端末5によって受発注納品管理コンピュータシステム10とアクセスして(ステップ200~201)、管理プログラム12pによる納品予定入力画面5d(
図1)を開く(ステップ202)。該納品予定入力画面5d上で、受発注された工事資材2の納品予定情報の入力処理を行なう(ステップ203)。好ましくは、納品予定入力画面5dは、受発注納品情報画面40(
図5)と実質的に同じであり、納品予定日時表示入力欄44(
図5)に納品予定日時を入力する。入力した納品予定情報を受発注納品管理コンピュータシステム10へ送信する(ステップ204)
【0037】
受発注納品管理コンピュータシステム10(納品予定情報受付部23)においては、出荷処理端末5からの納品予定情報を受け付けて(ステップ205)、記憶部12の管理情報蓄積領域12aに納品予定情報14bとして記憶させる(ステップ206)。
また、受発注納品管理コンピュータシステム10(情報提供部25)は、納品予定情報の受け付けに応じて、カレンダー情報15に納品予定表示情報16bを付加する(ステップ207)。納品希望表示情報16aを納品予定表示情報16bに変更ないしは上書きしてもよい。
【0038】
図10のフローチャートに示すように、納品予定段階(未納品段階)において、情報閲覧者E(又は担当者A~D)が受発注納品状況を閲覧するときは、情報閲覧端末7(又は処理端末3~6)によって受発注納品管理コンピュータシステム10とアクセスして(ステップ210~211)、管理プログラム12pによる情報閲覧画面7d(
図1)を開く(ステップ212)。例えば、該情報閲覧画面7d上で受発注納品管理コンピュータシステム10へカレンダー閲覧要求を出す(ステップ213)。
【0039】
受発注納品管理コンピュータシステム10(情報提供部25)は、そのカレンダー閲覧要求を受信して(ステップ214)、記憶部12のカレンダー情報15を読み出す(ステップ215)。読み出したカレンダー情報15には、付加情報16として納品予定表示情報16bが含まれている。受発注納品管理コンピュータシステム10(情報提供部25)は、そのカレンダー情報15を情報閲覧端末7へ送信する(ステップ216)。
【0040】
該カレンダー情報15を情報閲覧端末7が受信する(ステップ217)。これによって、
図6(b)に示すように、情報閲覧端末7には、カレンダー情報15に基づく納品予定段階のカレンダー50Bが画面表示される(ステップ218)。カレンダー50Bにおける納品予定日時に該当する日時欄には、納品予定表示52が付される。納品希望表示51(
図6(a))に代えて、納品予定表示52が表示されてもよく、納品希望表示51及び納品予定表示52の両方が表示されてもよい。好ましくは、納品予定表示52は、納品希望表示51とは異なる色でハイライト表示される。これによって、情報閲覧者Eは、納品予定日を一目で確認できる。しかも、納品希望日であるのか納品予定日であるのかを容易に判別できる。ひいては、発注済かつ納品予定未入力であるか納品予定入力済であるかを容易に判別できる。
【0041】
情報閲覧者Eが、情報閲覧端末7のカレンダー画面上で納品予定表示52(受発注納品情報要求ボタン)をクリックないしはタッチすると(ステップ219)、受発注納品管理コンピュータシステム10へ受発注納品情報閲覧要求が送信される(ステップ220)。
受発注納品管理コンピュータシステム10(情報提供部25)が、その受発注納品情報閲覧要求を受信して(ステップ221)、記憶部12の発注情報14a、納品予定情報14b等の受発注納品情報14を読み出す(ステップ222)。読み出した受発注納品情報14を情報閲覧端末7に送信する(ステップ223)。
【0042】
送信された受発注納品情報14を情報閲覧端末7が受信する(ステップ224)。これによって、受発注ないしは納品予定の工事資材2の資材特定情報、納品予定数量又は受発注数量、納品予定日時等が情報閲覧端末7に画面表示される(ステップ225)。これによって、情報閲覧者Eは、工事資材2の納品予定等、未納品段階の受発注納品状況の詳細を確認できる。
【0043】
図1に示すように、工事資材2が出荷場所Fから出荷されて、納品場所Gに納品されたときは、入荷担当者Dが納品確認の入力処理を行なう。
詳しくは、
図11のフローチャートに示すように、入荷担当者Dは、入荷処理端末6によって受発注納品管理コンピュータシステム10とアクセスして(ステップ230~231)、管理プログラム12pによる納品確認入力画面6d(
図1)を開く(ステップ232)。好ましくは、納品確認入力画面6dは、受発注納品情報画面40(
図5)と実質的に同じであり、該画面6d上で、納品された工事資材2の納品確認日時を含む納品確認情報の入力処理を行なう(ステップ233)。入力した納品確認情報を受発注納品管理コンピュータシステム10へ送信する(ステップ234)
【0044】
受発注納品管理コンピュータシステム10(納品確認情報受付部24)においては、入荷処理端末6からの納品確認情報を受け付けて(ステップ235)、記憶部12の管理情報蓄積領域12aに納品確認情報14cとして記憶させる(ステップ236)。
また、受発注納品管理コンピュータシステム10(情報提供部25)は、納品確認情報の受け付けに応じて、カレンダー情報15に納品確認表示情報16cを付加する(ステップ237)。登録済の表示情報16a,16bを納品確認表示情報16cに変更ないしは上書きしてもよい。
【0045】
図12のフローチャートに示すように、納品済の段階において、情報閲覧者E(又は担当者A~D)が受発注納品状況を確認するときは、情報閲覧端末7(又は処理端末3~6)によって受発注納品管理コンピュータシステム10とアクセスして(ステップ300~301)、情報閲覧画面7d(
図1)を開く(ステップ302)。例えば、該情報閲覧画面7d上で受発注納品管理コンピュータシステム10へカレンダー閲覧要求を出す(ステップ303)。
【0046】
受発注納品管理コンピュータシステム10(情報提供部25)は、そのカレンダー閲覧要求を受信して(ステップ304)、記憶部12のカレンダー情報15を読み出す(ステップ305)。読み出したカレンダー情報15には、付加情報16として納品確認表示情報16cが含まれている。受発注納品管理コンピュータシステム10(情報提供部25)は、そのカレンダー情報15を情報閲覧端末7へ送信する(ステップ306)。
【0047】
該カレンダー情報15を情報閲覧端末7が受信する(ステップ307)。これによって、
図6(c)に示すように、情報閲覧端末7には、納品確認後のカレンダー情報15に基づくカレンダー50Cが画面表示される(ステップ308)。カレンダー50Cにおける納品確認日時に該当する日時欄には、納品確認表示53が付される。好ましくは、納品希望表示51(
図6(a))及び納品予定表示52(
図6(b))に代えて、納品確認表示53が表示される。納品確認表示53と併せて、納品希望表示51及び納品予定表示52が表示されるようにしてもよい。好ましくは、納品確認表示53は、納品希望表示51及び納品予定表示52とは異なる色でハイライト表示される。これによって、情報閲覧者Eは、納品確認の有無すなわち実際の納品の有無を一目で確認できる。しかも、納品確認日であるのか、納品希望日又は納品予定日であるのかを容易に判別できる。ひいては、納品済か否かを容易に判別できる。
【0048】
情報閲覧者Eが、情報閲覧端末7のカレンダー画面上で納品確認表示53(受発注納品情報要求ボタン)をクリックないしはタッチすると(ステップ309)、受発注納品管理コンピュータシステム10へ受発注納品情報閲覧要求が送信される(ステップ310)。
受発注納品管理コンピュータシステム10(情報提供部25)が、その受発注納品情報閲覧要求を受信して(ステップ311)、記憶部12の発注情報14a、納品確認情報14c等の受発注納品情報14を読み出す(ステップ312)。読み出した受発注納品情報14を情報閲覧端末7に送信する(ステップ313)。
【0049】
送信された受発注納品情報14を情報閲覧端末7が受信する(ステップ314)。これによって、情報閲覧端末7には、最新の受発注納品情報14に基づく受発注納品情報画面40(
図5)が表示される(ステップ315)。詳しくは、納品済の工事資材2の資材特定情報、納品済数量、納品確認日時等が画面表示される。発注された工事資材2のうち一部だけが納品済の場合には、未納品の工事資材と納品済の工事資材とが区分けされて画面表示され、未納品の工事資材については納品予定日時が表示され、納品済の工事資材には納品確認日時が表示される。
これによって、情報閲覧者Eは、工事資材2の納品状況の詳細を容易に確認できる。
【0050】
このように、受発注納品処理システム1によれば、各工事資材2の発注、納品予定、実際の納品状況等の受発注納品情報を受発注納品管理コンピュータシステム10によって一元的に管理でき、各担当者A~Dや情報閲覧者Eが受発注、納品の状況を容易に把握することができる。
【0051】
本発明は、前記実施形態に限定されず、種々の改変をなすことができる。
たとえば、本発明は、トンネル工事に限らず、橋梁、道路等の他の各種の土木工事の工事資材や、ビル建設等の建築工事の工事資材などの受発注納品管理に適用できる。
受発注納品管理コンピュータシステム10の情報提供部25が、カレンダー情報15に納品希望表示51、納品予定表示52、納品確認表示53等を付す処理は、それぞれ発注情報入力、納品予定情報入力、納品確認情報入力があった時に実行されるのに限らず、情報閲覧端末7から閲覧要求があった時に実行されるようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明は、コンピュータによる例えばトンネル施工などの土木工事用の工事資材の受発注納品管理に適用可能である。
【符号の説明】
【0053】
1 受発注納品処理システム
2 工事資材
3 発注処理端末
4 受注処理端末
4d 受注管理画面
5 出荷処理端末
5d 納品予定入力画面
6 入荷処理端末
6d 納品確認入力画面
7 情報閲覧端末
7d 情報閲覧画面
10 受発注納品管理コンピュータシステム(コンピュータ)
11 CPU
12 記憶部
12a 管理情報蓄積領域
12c カレンダー情報記憶領域
12d 管理情報
12p 管理プログラム
12q カレンダー作成アプリケーション
13 通信部
14 受発注納品情報
14a 発注情報
14b 納品予定情報
14c 納品確認情報
15 カレンダー情報
16 付加情報
16a 納品希望表示情報
16b 納品予定表示情報
16c 納品確認表示情報
21 発注情報受付部
22 受注通知部
23 納品予定情報受付部
24 納品確認情報受付部
25 情報提供部
30 発注画面
31 工事資材一覧表
32 工事資材欄
33 在庫数量表示欄
34 発注数量入力欄
35 納品希望日時入力欄
40 受発注納品情報画面
41 工事資材特定表示
42 発注数量表示/入力欄4
43 納品希望日時表示/入力欄
44 納品予定日時表示/入力欄
45 納品確認日時表示/入力欄
50 カレンダー
50A 受発注段階のカレンダー
50B 納品予定段階のカレンダー
50C 納品済段階のカレンダー
51 納品希望表示(受発注納品情報要求ボタン)
52 納品予定表示(受発注納品情報要求ボタン)
53 納品確認表示(受発注納品情報要求ボタン)