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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024143425
(43)【公開日】2024-10-11
(54)【発明の名称】冷蔵庫
(51)【国際特許分類】
   F25D 25/00 20060101AFI20241003BHJP
【FI】
F25D25/00 J
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023056095
(22)【出願日】2023-03-30
(71)【出願人】
【識別番号】307036856
【氏名又は名称】アクア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100160794
【弁理士】
【氏名又は名称】星野 寛明
(74)【代理人】
【識別番号】100135356
【弁理士】
【氏名又は名称】若林 邦彦
(74)【代理人】
【識別番号】100169694
【弁理士】
【氏名又は名称】荻野 彰広
(72)【発明者】
【氏名】徐 暁ハン
(72)【発明者】
【氏名】望月 修
(72)【発明者】
【氏名】木部 宏
(72)【発明者】
【氏名】入福 守宏
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 喜憲
(57)【要約】
【課題】ウォーターサーバのタンクとして用いることが可能なタンクを備える冷蔵庫を提供すること。
【解決手段】冷蔵庫内に配置され、ウォーターサーバを構成するタンク30と、タンク30内の水を導入して浄水するとともに、浄水した水をタンク30内へ戻して循環させる浄水装置50と、を備え、タンク30は、浄水装置50に対して着脱可能に設けられ、タンク30の一の側壁には、ディスペンサ32が設けられ、一の側壁に対向する他の側壁には、把手313が設けられている冷蔵庫である。タンク30の一の側壁には、注ぎ口311が設けられている。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷蔵庫内に配置され、ウォーターサーバを構成するタンクと、
前記タンク内の水を導入して浄水するとともに、浄水した水を前記タンク内へ戻して循環させる浄水装置と、を備え、
前記タンクは、前記浄水装置に対して着脱可能に設けられ、
前記タンクの一の側壁には、ディスペンサが設けられ、前記一の側壁に対向する他の側壁には、把手が設けられている冷蔵庫。
【請求項2】
前記タンクの一の側壁には、注ぎ口が設けられている請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記タンクは、
前記タンクの前記側壁、及び、底壁を構成するタンク本体と、
前記タンクの上壁を構成する蓋部と、を備え、
前記蓋部には、前記タンク本体の内部を区画する区画壁が設けられている請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記区画壁の下端縁は、前記底壁から所定の距離で離間し、
前記所定の距離は、前記ディスペンサの近傍の前記区画壁の部分において、前記区画壁の他の部分よりも長い請求項3に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記タンクの上壁の前記他の側壁寄りの位置には、前記タンク内の水を導入して浄水するとともに、浄水した水を前記タンク内へ戻して循環させる循環流路を構成する管部材を接続する接続用管部が配置されている請求項1~請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、冷蔵庫に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、自動製氷用の給水タンクとして浄水ポットが配置された冷蔵庫が知られている(例えば、特許文献1参照)。浄水ポット内には、洗浄装置が収納される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006-10206号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の従来の浄水ポットは、注ぎ口を有しているものの、ウォーターサーバとして用いることはできず、浄水ポットを冷蔵庫から取り外して浄水ポット内の水を注ぎ口から注いでいたため、使い勝手の向上が望まれていた。
【0005】
本開示は、ウォーターサーバのタンクとして用いることが可能なタンクを備える冷蔵庫を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本開示は、冷蔵庫内に配置され、ウォーターサーバを構成するタンクと、前記タンク内の水を導入して浄水するとともに、浄水した水を前記タンク内へ戻して循環させる浄水装置と、を備え、前記タンクは、前記浄水装置に対して着脱可能に設けられ、前記タンクの一の側壁には、ディスペンサが設けられ、前記一の側壁に対向する他の側壁には、把手が設けられている冷蔵庫に関する。
【0007】
(1)の冷蔵庫によれば、浄水装置に接続された状態のタンクにおいて、把手が見えない状態とすることが可能となり、意匠性を高めることが可能となる。
【0008】
(2)前記タンクの一の側壁には、注ぎ口が設けられている(1)に記載の冷蔵庫。
【0009】
(2)の冷蔵庫によれば、タンクを浄水装置から取り外して、把手を把持して傾けて、注ぎ口から吐水することができる。
【0010】
(3)前記タンクは、前記タンクの前記側壁、及び、底壁を構成するタンク本体と、前記タンクの上壁を構成する蓋部と、を備え、前記蓋部には、前記タンク本体の内部を区画する区画壁が設けられている(1)又は(2)に記載の冷蔵庫。
【0011】
(3)の冷蔵庫によれば、タンク本体の内部において、浄水装置により浄水されたばかりの水が、タンク本体の内部においてショートカットして、浄水装置に導入されることを抑えることが可能となる。
【0012】
(4)前記区画壁の下端縁は、前記底壁から所定の距離で離間し、前記所定の距離は、前記ディスペンサの近傍の前記区画壁の部分において、前記区画壁の他の部分よりも長い(3)に記載の冷蔵庫。
【0013】
(4)の冷蔵庫によれば、タンク本体の内部に突出するディスペンサの部分が、区画壁に干渉しないように逃がすことが可能となる。
【0014】
(5)前記タンクの上壁の前記他の側壁寄りの位置には、前記タンク内の水を導入して浄水するとともに、浄水した水を前記タンク内へ戻して循環させる循環流路を構成する管部材を接続する接続用管部が配置されている(1)~(4)のいずれかに記載の冷蔵庫。
【0015】
(5)の冷蔵庫によれば、把手を把持してタンクを傾けて、タンクの内部の水を注ぎ口311から吐水する際に、接続用管部がタンクにおいて一番高い位置に配置され、接続用管部が上方向を向いて開口した状態となる。このため、接続用管部に残留していた水が、接続用管部の開口から滴下することを防止することができる。
【発明の効果】
【0016】
本開示によれば、ウォーターサーバのタンクとして用いることが可能なタンクを備える冷蔵庫を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本開示の第1実施形態による冷蔵庫を示す正面図である。
図2】本開示の第1実施形態による冷蔵庫に給水タンクが収納されている様子を示す斜視図である。
図3】本開示の第1実施形態による冷蔵庫の給水タンク、浄水装置、及び、製氷皿を示す斜視図である。
図4】本開示の第1実施形態による冷蔵庫の給水タンクを示す後方斜視図である。
図5】本開示の第1実施形態による冷蔵庫の給水タンクのタンク本体から蓋部を取り外そうとしている様子を示す後方斜視図である。
図6】本開示の第1実施形態による冷蔵庫の給水タンクの蓋部から上部カバーを取り外した様子を示す平面図である。
図7】本開示の第1実施形態による冷蔵庫の給水タンクの蓋部を示す底面図である。
図8】本開示の第1実施形態による冷蔵庫の給水タンクの区画壁を説明する図である。
図9】本開示の第1実施形態による冷蔵庫の循環流路において浄水をしているときの水の流れを示す図である。
図10】本開示の第1実施形態による冷蔵庫の循環流路において残留水を流して浄水をした後に、循環流路から水を排出させている様子を示す図である。
図11】本開示の第1実施形態による冷蔵庫の供給流路において製氷皿へ水を供給しているときの水の流れを示す図である。
図12】本開示の第1実施形態による冷蔵庫の供給流路において製氷皿へ水を供給した後に、水を逆流させている様子を示す図である。
図13】本開示の第2実施形態による冷蔵庫に給水タンクが収納されている様子を示す斜視図である。
図14】本開示の第2実施形態による冷蔵庫の給水タンク、浄水装置、及び、製氷皿を示す斜視図である。
図15】本開示の第2実施形態による冷蔵庫の給水タンクを示す後方斜視図である。
図16】本開示の第2実施形態による冷蔵庫の給水タンクのタンク本体から蓋部を取り外そうとしている様子を示す後方斜視図である。
図17】本開示の第2実施形態による冷蔵庫の給水タンクの蓋部から上部カバーを取り外した様子を示す平面図である。
図18】本開示の第2実施形態による冷蔵庫の給水タンクの蓋部を示す底面図である。
図19】本開示の第2実施形態による冷蔵庫の給水タンクの区画壁を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本開示の第1実施形態の冷蔵庫について、図面を参照しながら説明する。以下の説明においては、冷蔵庫1の幅方向の図1に示す左方向を左方向(L)と定義し、その反対方向を右方向(R)と定義する。また、冷蔵庫1の奥行方向(図1に示す紙面の表から裏へ向かう方向)を後方向(Rr)と定義し、その反対方向を前方向(Fr)と定義する。また、冷蔵庫1の高さ方向の図1に示す上方向を上方向(Up)と定義し、その反対方向を下方向(Dw)と定義する。
【0019】
図1に示すように、冷蔵庫1は、断熱箱体11と、上段左断熱扉12と、上段右断熱扉13と、下段左断熱扉14と、下段右断熱扉15と、を備える。冷蔵庫1は、上段左断熱扉12及び上段右断熱扉13によって開閉可能とされた上段部と、下段左断熱扉14及び下段右断熱扉15によって開閉可能とされた下段部と、の2段に区画された構造とされている。
【0020】
上段左断熱扉12、下段左断熱扉14は、それぞれ断熱箱体11の左側面の前端部の上部、下部に位置する軸心を中心として、中央から左側へ開くように回転可能とされた回転式の扉である。上段右断熱扉13、下段右断熱扉15は、それぞれ断熱箱体11の右側面の前端部の上部、下部に位置する軸心を中心として、中央から右側へ開くように回転可能とされた回転式の扉である。
【0021】
断熱箱体11は、例えば鋼板が用いられたフレームを有して構成されている。冷蔵庫1の断熱箱体11の最下部後方には図示しない圧縮機が収納された機械室が設けられており、冷蔵庫1の背面側を構成する断熱箱体11の部分には、図示しない蒸発器が収納された冷却室が形成されている。蒸発器および圧縮機は、図示しない膨張手段および凝縮器と冷媒配管を経由して接続されて、蒸気圧縮冷凍サイクルを構成する。冷却室の上部には送風機が配設されており、送風機は、蒸発器が冷却した冷却室の内部の冷気を、冷蔵庫1の上段部、下段部に送風する。蒸発器の下方には、蒸発器の着霜を融解するための図示しない除霜ヒータが配設されている。
【0022】
図2に示すように、冷蔵庫1の上段部の内部は、複数の棚部材21が配置されている。棚部材21は、冷蔵庫1の上段部の内部の空間を上下方向に区画する。また、冷蔵庫1の上段部の下部には、チルド容器22と給水タンク30とが横並びに配置されている。チルド容器22の内部の空間は、冷蔵庫1の内部の空間であってチルド容器22の外部の空間よりも低い温度に保つことが可能である。チルド容器22の内部の空間には、肉、魚等の生鮮食料品が収納される。給水タンク30には、製氷皿70(図3等参照)に供給される水が貯留される。給水タンク30内の水は、浄水装置50を構成するポンプ52(図3等参照)により吸い上げられて、製氷皿70へ供給される。
【0023】
次に、給水タンク30の構成の詳細について説明する。以下、冷蔵庫1に収納されている状態の給水タンク30における前方向(図3における左下方向)を前方向(Fr)と定義し、その反対方向を後方向(Rr)と定義し、左方向(図3における左上方向)を左方向(L)と定義し、その反対方向を右方向(R)と定義して説明する。
【0024】
給水タンク30は、図3等に示すように、タンク本体31と、蓋部41とを有しており、棚部材21上に前後方向に延びるように形成されたガイドレール211にタンク本体31がガイドされることにより、棚部材21に対して前後方向へ移動可能である。タンク本体31は、給水タンク30の前後左右の側壁と、底壁とを構成しており、上方向へ開口する直方体形状を有している。当該開口は、蓋部41により塞がれて、タンク本体31と蓋部41とにより囲まれる空間に、製氷皿70へ供給される水が貯留される。
【0025】
給水タンク30の前部には、一対の把持用凹部312が形成されている。一対の把持用凹部312は、給水タンク30の前部の左右の下部の角部を切欠いた形状を有している。一対の把持用凹部312を指で摘まみ、給水タンク30を前方向へ引くことにより、給水タンク30は浄水装置50から取り外される。
逆に、取り外された給水タンク30を後方向へ挿入してゆくことにより、給水タンク30は浄水装置50に接続される。即ち、給水タンク30は、冷蔵庫1の浄水装置50に対して着脱可能に構成されている。
【0026】
タンク本体31の一の側壁である前側の側壁には、注ぎ口311とディスペンサ32とが設けられている。注ぎ口311は、前側の側壁の上端部において前側へ向かって先細りの三角錐形状を有している。タンク本体31の前部を下にし、且つ、タンク本体31の後部を上にしてタンク本体31を傾斜させることにより、注ぎ口311からタンク本体31の内部の水を吐出可能である。
【0027】
ディスペンサ32は、図3に示すように、前側の側壁の下端部において前側へ向かって突出し、更に下方向へのびる吐水部322と、当該突出した部分の上部に取り付けられたレバー321とを備えている。レバー321を操作することにより、吐水部322からタンク本体31の内部の水を吐出可能である。
【0028】
図4に示すように、タンク本体31の他の側壁である後側の側壁には、一対の把手313が設けられている。把手313は、それぞれコの字形状を有しており、把手313は、蝶の羽のように動作可能に、把手313の両端部は、タンク本体31の後側の側壁に、上下方向へ指向する軸心を中心として、回転可能に支持されている。これにより、図4に示す収納状態から、タンク本体31を把持可能な図5に示す状態とすることが可能である。図5に示す状態の把手313を把持すると同時に、前述の把持用凹部312を指で摘まむことにより、バランスをとりタンク本体31を運びやすくすることが可能である。
【0029】
図4に示すように、蓋部41は、給水タンク30の上壁を構成しており、長方形の板形部411と、下側に開口する直方体形状の上部カバー412と、を有している。上部カバー412は、板形部411の幅方向における中央位置において、長方形の板形部411の一方の短辺から他方の短辺に至るまで延びており、板形部411の上面の一部、管接続部413(図6等参照)、及び、管部材423、424を覆うようにして、板形部411に固定されている。
【0030】
管接続部413は、把手313が設けられているタンク本体31の側壁寄りの位置に相当する蓋部41の部分、具体的には、蓋部41の後端部に固定されている。管接続部413には、管部材を接続するための接続用管部421、422が固定されて支持されている。接続用管部422には、上部カバー412の内部に位置している管部材424の一端部が接続されている。管部材424は、板形部411を貫通孔415において貫通し、管部材424の他端部は、タンク本体31の内部のディスペンサ32の近傍の位置であって、タンク本体31の内部の底面と、タンク本体31の満水位置と、の中間の、後述の区画壁417に沿わせた位置に配置されている。これにより、管部材424の他端部からタンク本体31の内部へ流入する浄水が、タンク本体31の内部の底面やタンク本体31の内部の水面に直接落下することを抑え、騒音低減が図られる。接続用管部421には、上部カバー412の内部に位置している管部材423の一端部が接続されている。管部材423は、板形部411を貫通孔416において貫通し、管部材423の他端部は、タンク本体31の内部のディスペンサ32から離れた位置であって、タンク本体31の底壁から離間した底壁の近傍の位置に配置されている。これにより、タンク本体31内に少量の水が残っていても、管部材423の他端部からタンク本体31の水を吸い上げて、浄水することができる。
【0031】
図7に示すように、管部材423の他端部と、管部材424の他端部とは、区画壁417によって区画されたタンク本体31内部の異なる室に、それぞれ配置されている。区画壁417は、板形部411と一体成形されて設けられるか、又は、別部品として板形部411に固定されて設けられており、図7に示すように、底面視でS字に屈曲し、流入側の室Iと流出側の室Oとに区画する。図5図7図8に示すように、上下方向における区画壁417の長さは、屈曲している部分よりも前側の部分4172が、後側の部分4171よりも短くなっている。これにより、区画壁417の下端縁は、タンク本体31の底壁から所定の距離で離間しているが、この所定の距離は、ディスペンサ32の近傍の区画壁417の部分4172における距離N2の方が、区画壁417の他の部分4171における距離N1よりも長く構成されている。
【0032】
次に、浄水装置50の構成の詳細について説明する。図3に示すように、浄水装置50は、ポンプ52と、フィルター53と、三方弁54と、三方弁55と、第1管部材L1と、第2管部材L2と、第3管部材L3と、第4管部材L4と、第5管部材L5(図9等参照)と、を備えており、これらは、カバー51(図2参照)によって覆われている。カバー51は、図示しない開閉可能な扉を有しており、扉を開いてフィルター53を交換可能である。
【0033】
第1管部材L1の一端側の部分は、管部材423と、接続用管部421(図6参照)とにより構成されている。第1管部材L1の他端部は、ポンプ52に接続されている。前述のように、管部材423の他端部は、タンク本体31の内部に配置されており、給水タンク30の水は、第1管部材L1を構成する管部材423を通って浄水装置50へ流入する。第1管部材L1の一端部と他端部との中間の部分には、三方弁54が設けられて、第5管部材L5(図9等参照)が分岐している。三方弁54において分岐した第5管部材L5の端部においては、浄水装置50の外部からの空気を導入可能である。なお、図3においては、説明の便宜上、第5管部材L5の図示を省略している。
【0034】
第2管部材L2の一端部は、流動装置としてのポンプ52に接続されている。第2管部材L2の他端部は、浄水部材としてのフィルター53に接続されている。フィルター53は、活性炭やろ過膜などが組み合わせされて構成されている。ろ過膜は、例えば、中空糸膜や、不織布や、イオン交換膜等により構成される。第2管部材L2の一端部と他端部との中間の部分には、三方弁55が設けられて、第4管部材L4が分岐している。
【0035】
第3管部材L3の一端部は、フィルター53に接続されている。第3管部材L3の他端側の部分は、接続用管部422、管部材424(図6参照)により構成されている。第3管部材L3の一端部寄りの部分には、図9等に示すように、紫外線LED殺菌モジュール56が設けられている。紫外線LED殺菌モジュール56に対向する第3管部材L3の部分は、石英ガラス管により構成されている。紫外線LED殺菌モジュール56の深紫外LEDから照射される紫外線は、第3管部材L3の一部を構成する石英ガラス管を透過して、第3管部材L3の内部を流れる水を殺菌する。紫外線LED殺菌モジュール56は、このように第3管部材L3の外部に設けられていてもよいし、これに代えて、第3管部材L3の内部に設けられていてもよい。フィルター53を通過して浄水され、紫外線LED殺菌モジュール56により殺菌(除菌)された水が、第3管部材L3を構成する管部材424を通って給水タンク30に流入する。これにより、浄水における殺菌(除菌)効果を高めることができる。三方弁55において分岐した第4管部材L4の端部は、製氷皿70に向けて開口し水を供給する。
【0036】
ポンプ52、三方弁54、及び、三方弁55は、図示しない制御装置に電気的に接続されており、制御装置により制御されることにより、それぞれ駆動するように構成されている。第1管部材L1、第2管部材L2、及び、第4管部材L4は、給水タンク30から製氷皿70へ水を供給する供給流路を構成する。また、第2管部材L2、及び、第3管部材L3は、供給流路の分岐点である三方弁55において分岐して給水タンク30に水を循環させる循環流路を構成する。従って、フィルター53は、循環流路に設けられており、また、ポンプ52は、供給流路の分岐点である三方弁55と給水タンク30との間に設けられている。
【0037】
循環流路により給水タンク30に貯留している水を循環させて浄水する際には、先ず、三方弁54を、第5管部材L5が第1管部材L1に対して連通しておらず遮断された状態とする。また、三方弁55を、第4管部材L4が第2管部材L2に対して連通しておらず遮断された状態とする。
【0038】
次に、ポンプ52を駆動させることにより、図9において矢印で示すように、給水タンク30内の水を第1管部材L1に導入し、第2管部材L2へ流通させ、フィルター53を通して浄水する。そして、浄水した水を、第3管部材L3へ流通させて、給水タンク30内へ戻して循環させる。そして、ポンプ52の駆動を停止する。
【0039】
これにより、給水タンク30に貯留している水を、フィルター53を通して浄水することができる。この浄水は、予め設定された時間間隔で繰り返し行われる。浄水され給水タンク30に貯留している水は、ディスペンサ32から吐水して飲用等様々な用途に利用可能である。即ち、冷蔵庫1をウォーターサーバとして用いることが可能であり、給水タンク30は、ウォーターサーバを構成する。
【0040】
その後、三方弁54を、第5管部材L5が第1管部材L1に対して連通している状態とし、三方弁54と給水タンク30とを遮断する。次に、循環流路により給水タンク30に貯留している水を浄水して循環させた水の流れと同じ流れとなるように、ポンプ52を再び駆動させることにより、図10において矢印で示すように、第5管部材L5に空気を導入して、第1管部材L1、第2管部材L2、及び、第3管部材L3に残留している水を、これらの管部材を通して給水タンク30へ戻す。これにより、第1管部材L1、第2管部材L2、及び、第3管部材L3に残留している水において、菌の繁殖が抑えられる。
【0041】
供給流路により給水タンク30に貯留している水を製氷皿へ供給する際には、先ず、三方弁54を、第5管部材L5が第1管部材L1に対して連通しておらず遮断された状態とする。また、三方弁55を、第4管部材L4が第2管部材L2に対して連通し、ポンプ52からフィルター53へ連通していない遮断された状態とする。
【0042】
次に、ポンプ52を駆動させることにより、図11において矢印で示すように、給水タンク30内の水を第1管部材L1に導入し、第2管部材L2から第4管部材L4へ流通させ、製氷皿70へ供給する。その後、供給流路により給水タンク30に貯留している水を製氷皿70へ供給した水の流れとは逆の流れとなるように、ポンプ52を逆に駆動させることにより、図12において矢印で示すように、空気を第4管部材L4の製氷皿70側の端部から導入して、第4管部材L4、第2管部材L2、及び、第1管部材L1に残留している水を、これらの管部材を通して給水タンク30へ戻す。これにより、第4管部材L4に残留している水が凍ることが抑えられる。
【0043】
前述した浄水装置50による浄水(給水タンク30内の水の浄化)は、例えば、冷蔵庫の1の使用頻度の少ない夜間の時間帯に、1回/日程度の頻度で、1回の浄水が20分程度で実施される。また、製氷皿70へ給水される水については、給水される前のタイミングで、1回の浄水を1分程度で実施する。浄水を行う頻度は、この頻度に限定されず、浄水効果を確保しつつ、電気代の抑制や騒音の低減を図ることが考慮されればよい。
【0044】
また、1回の浄水において、浄水装置50を通過する水の総量は、給水タンク30の内容積よりも多く設定される。例えば、浄水装置50を通過する水の総量は、給水タンク30の満水時の水の量の2倍程度等とされるが、この量に限定されない。加えて、区画壁417が設けられていること、及び、管部材423の他端部の位置関係、管部材424の他端部の位置関係による水の循環効率向上効果により、基本的に給水タンク30内の水は、すべて浄水装置50を一度通過して浄化され殺菌される。したがって、1回の浄水の後に、給水タンク30の水が、室I、室Oのいずれにあっても、浄化されて給水タンク30に保存される。なお、浄水中や製氷へ給水中の給水タンク30の冷蔵庫1からの取り外しや、給水タンク30に水を入れた直後の浄水中にはディスペンサ32から吐水を行わないように、冷蔵庫1のユーザーへ警告ランプ等で警告を行うようにしてもよい。
【0045】
上記構成の本実施形態に係る冷蔵庫1によれば、以下のような効果を得ることができる。
冷蔵庫1は、給水タンク30に対して着脱可能に設けられ、給水タンク30内の水を導入して浄水するとともに、浄水した水を給水タンク30内へ戻して循環させる浄水装置50を備える。これにより、給水タンク30内の水を、複数回浄水装置を通過させて、水質浄化能力を高めることが可能となる。この結果、冷蔵庫1をウォーターサーバとして利用する際に、十分に浄水された水を吐水することが可能となる。
【0046】
また、給水タンク30は、浄水装置50に対して着脱可能であり、このため、浄水装置50は、給水タンク30の外部に配置され、特許文献1としての特開2006-10206号公報に記載されているように、浄水ポット内に浄水装置が収納されることを回避でき、給水タンク30の内部の容積の一部を浄水装置50が占有することを回避することができる。このため、給水タンク30の外形寸法を大きくせずに、給水タンク30の容量をより大きく確保することが可能となる。
【0047】
また、浄水装置50は、給水タンク30から製氷皿70へ水を供給する供給流路と、供給流路の分岐点としての三方弁55において分岐して給水タンク30に水を循環させる循環流路と、循環流路に設けられた浄水部材としてのフィルター53と、を備える。これにより、供給流路において残留している水を給水タンク30に戻す際に、循環流路に設けられたフィルター53を通さずに、水は給水タンク30に戻されるため、フィルター53に吸着された不純物が、戻される水に含まれることを回避することが可能となる。
【0048】
また、供給流路の分岐点と給水タンク30との間には、供給流路において水を流動させる流動装置としてのポンプ52が設けられている。これにより、供給流路において残留している水を給水タンク30に戻す際に、循環流路に設けられたフィルター53を通さずに水を給水タンク30に戻す構成を容易に実現することが可能となる。
【0049】
また、給水タンク30は、ウォーターサーバを構成する。これにより自動製氷用の給水タンク30を有する冷蔵庫1を、水質がより高められた水を供給可能なウォーターサーバやウォーターディスペンサーとしても利用することが可能となり、また、給水タンク30を冷蔵庫1から取り外して食卓等へ持って行き、ポットとして利用することも可能となる。
【0050】
また、給水タンク30の一の側壁としてのタンク本体31の前側の側壁には、ディスペンサ32が設けられ、一の側壁に対向する他の側壁としてのタンク本体31の後側の側壁には、把手313が設けられている。これにより、浄水装置50に接続された状態の給水タンク30において、把手313を見えない状態とすることが可能となり、意匠性を高めることが可能となる。また、把手313を、蝶の羽のように動作可能に構成することで、図4に示す収納状態のときに、把手313を収納するスペースの省スペース化を図ることができる。
【0051】
また、タンク本体31の前側の側壁には、注ぎ口311が設けられている。これにより、給水タンク30を浄水装置50から取り外して、把手313を把持して傾けて、注ぎ口311から吐水することができる。
【0052】
また、蓋部41には、タンク本体31の内部を区画する区画壁417が設けられている。これにより、蓋部41をタンク本体31から取り外す際に、区画壁417を蓋部41と共に取り外すことが可能となり、タンク本体31の清掃を容易とすることができる。また、タンク本体31の内部において、浄水装置50により浄水されたばかりの水が、タンク本体31の内部においてショートカットして、浄水装置50に導入されることを抑えることが可能となる。
【0053】
即ち、区画壁417によりタンク本体31の内部が流入側の室Iと流出側の室Oとに区画されているため、第3管部材L3を構成する管部材424を通って給水タンク30に流入してきたばかりの、浄水され殺菌された水が、そのまますぐに、管部材423に流入して浄水装置50へ流れることを抑えることが可能となる。
【0054】
また、区画壁417の下端縁は、タンク本体31の底壁から所定の距離で離間し、所定の距離は、ディスペンサ32の近傍の区画壁の部分4172において、区画壁の他の部分4171よりも長い。これにより、タンク本体31の内部に突出するディスペンサ32の部分が、区画壁417に干渉しないように逃がすことが可能となる。また、ディスペンサ32の吐水口の近傍において、区画壁417が水の流れの妨げになることを抑えることができる。また、浄水装置50による浄水時に、区画壁の部分4172の部分においても、区画壁の他の部分4171の部分と同様に、水の流れ路線の一つを構成することができる。また、蓋部41をタンク本体31に取り付ける際に、蓋部41の前後をタンク本体31の前後に一致させる必要があるが、この際に、前後取付間違いを抑制する目印とすることができ、誤って蓋部41をタンク本体31に取り付けることを防止することができる。また、ディスペンサ32の近傍において、浄水装置50により浄水された水が、室Iから室Oへと主として流入する位置において、ディスペンサ32から吐水を行うことが可能となる。
【0055】
また、タンク本体31の後壁に相当する蓋部41の後端部の位置には、管接続部413が配置されている。これにより、把手313を把持して給水タンク30を傾けて、注ぎ口311を下側とし、把手313を上側として給水タンク30の内部の水を注ぎ口311から吐水する際に、管接続部413が給水タンク30において一番高い位置に配置され、接続用管部421、422が上方向を向いて開口した状態となる。このため、接続用管部421、422、管部材423、424に残留していたわずかな水が、接続用管部421、422の開口から滴下することを防止することができる。
【0056】
次に、本開示の第2実施形態の冷蔵庫1Aについて、図面を参照しながら説明する。第2実施形態の冷蔵庫1Aにおいては、給水タンク30Aの構成が、第1実施形態の給水タンク30の構成とは異なる。これに伴い、カバー51Aにより外郭が構成される浄水装置50Aの構成が、第1実施形態のカバー51により外郭が構成される浄水装置50の構成とは異なる。これ以外の構成は、第1実施形態の構成と同様であり、同様の符号を付して説明を省略する。
【0057】
図13図14に示すように、給水タンク30Aのタンク本体31Aの一の側壁である前側の側壁には、ディスペンサ32Aと、把手313Aと、が設けられている。ディスペンサ32Aは、タンク本体31Aの前側の側壁の下端部において前側へ向かって突出し、更に下方向へのびる吐水部322Aと、当該突出した部分の前端部に取り付けられたレバー321Aとを備えている。レバー321Aを操作することにより、吐水部322Aからタンク本体31Aの内部の水を吐出可能である。把手313Aは、コの字形状を有しており、タンク本体31Aの前側の側壁の上端部において前側へ向かって突出して固定されて設けられている。
【0058】
タンク本体31Aの他の側壁である後側の側壁には、図15に示すように、注ぎ口311Aが設けられている。注ぎ口311Aは、後側の側壁の上端部において後側へ向かって先細りの三角錐形状を有している。タンク本体31Aの前部を上にしてタンク本体31Aの後部を下にしてタンク本体31Aを傾斜させることにより、注ぎ口311Aからタンク本体31Aの内部の水を吐出可能である。
【0059】
図15に示すように、蓋部41Aは、給水タンク30Aの上壁を構成しており、長方形の板形部411Aと、下側に開口する直方体形状の上部カバー412Aと、を有している。上部カバー412Aは、板形部411Aの後部の左側の部分(図15における手前の角部及びその近傍の部分)以外の部分、管接続部413A(図17参照)、及び、管部材423A、424A(図17参照)を覆うようにして、板形部411Aに固定されている。
【0060】
管接続部413Aは、図17に示すように、把手313Aが設けられているタンク本体31Aの側壁寄りの位置に相当する蓋部41Aの部分、具体的には、蓋部41Aの中央よりも前側の部分の左側に固定されている。
【0061】
管接続部413Aには、管部材を接続するための接続用管部421A、422Aが固定されて支持されている。第1管部材L1Aの一端側の部分は、接続用管部421Aと、上部カバー412Aの内部に位置している管部材423Aとにより構成されている。第1管部材L1Aの他端部は、ポンプ52に接続されている。第3管部材L3Aの一端側の部分は、接続用管部422Aと、上部カバー412Aの内部に位置している管部材424Aとにより構成されている。接続用管部421A、422Aには、それぞれ管部材423Aの一端部、管部材424Aの一端部が接続される。管部材423Aは、板形部411Aを貫通孔416Aにおいて貫通し、管部材423Aの他端部は、タンク本体31Aのディスペンサ32Aから離れた位置であって、タンク本体31Aの底壁から離間した底壁の近傍の位置に配置されている。管部材424Aは、板形部411Aを貫通孔415Aにおいて貫通し、管部材424Aの他端部は、タンク本体31Aのディスペンサ32Aの近傍の位置であって、タンク本体31Aの内部の底面と、タンク本体31Aの満水位置と、の中間の、後述の区画壁417Aに沿わせた位置に配置されている。接続用管部421A、422Aに接続される第1管部材L1A、第3管部材L3Aについては、長さが長くされるため、これらを補強柱により支持する構成としてもよい。
【0062】
管部材423Aの他端部の位置と、管部材424Aの他端部の位置とは、区画壁417Aによって区画されたタンク本体31A内部の異なる室に、それぞれ配置されている。区画壁417Aは、板形部411Aと一体成形されて設けられるか、又は、別部品として板形部411Aに固定されて設けられており、図18に示すように、底面視でS字に屈曲し、流入側の室Iと流出側の室Oとに区画する。図16図18図19に示すように、上下方向における区画壁417Aの長さは、屈曲している部分よりも前側の部分4172Aが、後側の部分4171よりも短くなっている。これにより、区画壁417Aの下端縁は、タンク本体31Aの底壁から所定の距離で離間しているが、この所定の距離は、ディスペンサ32Aの近傍の区画壁417Aの部分4172Aにおける距離N2の方が、区画壁417Aの他の部分4171Aにおける距離N1よりも長く構成されている。
【0063】
上記構成の本実施形態に係る冷蔵庫1Aによれば、給水タンク30Aの一の側壁には、ディスペンサ32Aと把手313Aとが設けられている。これにより、冷蔵庫1Aの、上段左断熱扉12を開いて、手前側に位置している把手313Aを把持することにより、片手で容易に給水タンク30Aを冷蔵庫1Aの浄水装置50Aから取り外すことができ、そのまま把手313Aを把持したまま給水タンク30Aを食卓等へ運んで行き、把手313Aを上側に位置させ、注ぎ口311Aを下側に位置させて傾けることにより、注ぎ口311Aからタンク本体31Aの内部の水を吐水する、という一連の動作を片手で行うことが可能となる。また、第1実施形態のような把持用凹部312が形成されていないため、タンク本体31Aの容積を大きく確保することが可能となる。
【0064】
また、タンク本体31Aの前壁寄りの位置に相当する蓋部41Aの位置に、管接続部413Aが配置されている。これにより、管接続部413Aから注ぎ口311Aを離れた位置とすることが可能となる。これにより、管接続部413Aから注ぎ口311Aまでの距離が長く確保される。この結果、把手313Aを把持して把手313Aを上側に位置させ、注ぎ口311Aを下側に位置させて傾けることにより、注ぎ口311Aからタンク本体31Aの内部の水を吐水する際に、接続用管部421A、422Aに残留していたわずかな水が板形部411A上に出てきた場合でも、距離が長く確保された管接続部413Aから注ぎ口311Aまでの間の板形部411A上で留まるか、又は、板形部411Aの周縁を一周して上側にわずかに突出している周縁の部分において留まり、この水が、注ぎ口311Aから吐水されるタンク本体31Aの内部の水に合流することを抑えることが可能となる。
【0065】
本開示は、上述した実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された技術的範囲において変形が可能である。
例えば、循環流路、供給流路の構成は、本実施形態の構成に限定されない。具体的には、例えば、本実施形態においては、浄水部材としてフィルター53が用いられたが、これに限定されない。また、流動装置としてポンプ52が用いられたが、これに限定されない。また、タンクの構成は、本実施形態における給水タンク30、30Aの構成に限定されない。
【符号の説明】
【0066】
1、1A…冷蔵庫 30、30A…給水タンク(タンク) 31、31A…タンク本体 32、32A…ディスペンサ 41、41A…蓋部 50、50A…浄水装置 52…ポンプ(流動装置) 53…フィルター(浄水部材) 55、55A…三方弁(分岐点) 70…製氷皿 311、311A…注ぎ口 313、313A…把手 417、417A…区画壁 421、421A、422、422A…接続用管部 4171、4171A…部分 4172、4172A…部分 L1…第1管部材(供給流路、循環流路) L2…第2管部材(供給流路、循環流路) L3…第3管部材(循環流路) L4…第4管部材(供給流路)
図1
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