(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024143582
(43)【公開日】2024-10-11
(54)【発明の名称】測定システム、及び、中間モジュール
(51)【国際特許分類】
G08C 17/00 20060101AFI20241003BHJP
G08C 19/00 20060101ALI20241003BHJP
【FI】
G08C17/00 Z
G08C19/00 J
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023056339
(22)【出願日】2023-03-30
(71)【出願人】
【識別番号】000006507
【氏名又は名称】横河電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100169823
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 雄郎
(74)【代理人】
【識別番号】230128026
【弁護士】
【氏名又は名称】駒木 寛隆
(72)【発明者】
【氏名】須藤 謙二
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼山 枝都子
(72)【発明者】
【氏名】神谷 光弘
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 崇之
【テーマコード(参考)】
2F073
【Fターム(参考)】
2F073AA01
2F073AA02
2F073AA04
2F073AA11
2F073AA12
2F073AA19
2F073AA25
2F073AA40
2F073AB01
2F073AB04
2F073AB05
2F073AB12
2F073BB01
2F073BC01
2F073BC02
2F073CC03
2F073CD11
2F073DD01
2F073EE11
2F073FF01
2F073FG01
2F073FG02
2F073GG01
2F073GG05
(57)【要約】
【課題】最適な測定ポイントでの測定と、通信環境が良好なポイントからの無線通信とを容易に両立させる。
【解決手段】測定システム(1)は、物理量を測定する測定部(11)を備える測定モジュール(10)と、測定モジュール(10)と機械的及び電気的に結合することで測定モジュール(10)と連携動作が可能になる、第1通信方式により無線通信を行う第1通信部(22,23)を備える第1中間モジュール(20)と、第1中間モジュール(20)と第1通信方式により無線通信を行う第2通信部(31,32)を備える第2中間モジュール(30)と、第2中間モジュール(30)と機械的及び電気的に結合することで第2中間モジュール(30)と連携動作が可能になる、ゲートウェイとの通信が可能な第2通信方式により無線通信を行う第3通信部(42,43)を備える通信モジュール(40)と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物理量を測定する測定部を備える測定モジュールと、
前記測定モジュールと機械的及び電気的に結合することで前記測定モジュールと連携動作が可能になる、第1通信方式により無線通信を行う第1通信部を備える第1中間モジュールと、
前記第1中間モジュールと前記第1通信方式により無線通信を行う第2通信部を備える第2中間モジュールと、
前記第2中間モジュールと機械的及び電気的に結合することで前記第2中間モジュールと連携動作が可能になる、ゲートウェイとの通信が可能な第2通信方式により無線通信を行う第3通信部を備える通信モジュールと、
を備える、測定システム。
【請求項2】
前記第1中間モジュール又は前記測定モジュールは、前記第1中間モジュール及び前記測定モジュールに対して電力を供給するバッテリを備える、請求項1に記載の測定システム。
【請求項3】
前記第2中間モジュール又は前記通信モジュールは、前記第2中間モジュール及び前記通信モジュールに対して電力を供給するバッテリを備える、請求項1に記載の測定システム。
【請求項4】
前記第1中間モジュールは、前記測定モジュールに電気的に結合することで前記測定モジュールと連携動作が可能になる表示部を更に備える、請求項1に記載の測定システム。
【請求項5】
前記第2中間モジュールは、前記通信モジュールに電気的に結合することで前記通信モジュールと連携動作が可能になる表示部を更に備える、請求項1に記載の測定システム。
【請求項6】
前記通信モジュールと前記測定モジュールとは、互いに機械的及び電気的に結合することで連携可能になる、請求項1から5のいずれか一項に記載の測定システム。
【請求項7】
物理量を測定する測定部を備える測定モジュールと機械的及び電気的に結合することで前記測定モジュールと連携動作をすることが可能になり、
ゲートウェイとの通信が可能な第2通信方式により無線通信を行う第3通信部を備える通信モジュールと機械的及び電気的に結合することで前記通信モジュールと連携動作をすることが可能になる他の中間モジュールと、第1通信方式により無線通信を行う第1通信部を備える、
中間モジュール。
【請求項8】
当該中間モジュール及び前記測定モジュールに対して電力を供給するバッテリを更に備える、請求項7に記載の中間モジュール。
【請求項9】
ゲートウェイとの通信が可能な第2通信方式により無線通信を行う第3通信部を備える通信モジュールと機械的及び電気的に結合することで前記通信モジュールと連携動作が可能になる、第1通信方式により無線通信を行う第2通信部を備える中間モジュール。
【請求項10】
当該中間モジュール及び前記通信モジュールに対して電力を供給するバッテリを備える、請求項9に記載の中間モジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、測定システム、及び、中間モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信可能な測定器を形成するための測定器モジュール構造が知られている。特許文献1には、無線通信モジュールとセンサモジュールとからなるとともに互いに機械的且つ電気的に直接接続されることで互いに固定され且つ連携動作可能になる2つのモジュールを有する、測定器モジュール構造が記載されている。特許文献2には、無線通信モジュール及びセンサモジュールに加えて、これら2つのモジュールの間に機械的且つ電気的に接続されることで2つのモジュールを互いに固定し且つ連携動作可能にする中間モジュールを有する、測定器モジュール構造が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-72068号公報
【特許文献2】特開2022-149548号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の構成は、最適な測定ポイントでの測定と、通信環境が良好なポイントからの無線通信とを容易に両立させるという点で改善の余地があった。
【0005】
そこで、本開示は、最適な測定ポイントでの測定と、通信環境が良好なポイントからの無線通信とを容易に両立させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
幾つかの実施形態に係る測定システムは、
(1)物理量を測定する測定部を備える測定モジュールと、
前記測定モジュールと機械的及び電気的に結合することで前記測定モジュールと連携動作が可能になる、第1通信方式により無線通信を行う第1通信部を備える第1中間モジュールと、
前記第1中間モジュールと前記第1通信方式により無線通信を行う第2通信部を備える第2中間モジュールと、
前記第2中間モジュールと機械的及び電気的に結合することで前記第2中間モジュールと連携動作が可能になる、ゲートウェイとの通信が可能な第2通信方式により無線通信を行う第3通信部を備える通信モジュールと、
を備える。
【0007】
このように、測定システムにおいて、測定モジュール及び通信モジュールは、第1中間モジュール及び第2中間モジュールを用いて第1通信方式により互いに無線通信を行うため、測定モジュールを測定に適したポイントに設置するとともに、通信モジュールをゲートウェイとの通信に適したポイントに設置できる。ここで、測定モジュール及び通信モジュールそのものが第1通信方式を行うための構成を有していなくても、第1中間モジュール及び第2中間モジュールを取り付けるだけで、互いに第1通信方式による無線通信が可能となる。したがって、最適な測定ポイントでの測定と、通信環境が良好なポイントからの無線通信とを容易に両立させることが可能である。
【0008】
一実施形態において、
(2)(1)の測定システムにおいて、
前記第1中間モジュール又は前記測定モジュールは、前記第1中間モジュール及び前記測定モジュールに対して電力を供給するバッテリを備えてもよい。
【0009】
このように、第1中間モジュール又は測定モジュールにバッテリを備えた構成とすることで、第1中間モジュール又は測定モジュールを交換するだけで測定モジュールの動作に必要な電力を供給するバッテリを交換することができる。さらに測定対象から測定モジュールの取り外しが困難である場合、第1中間モジュールにバッテリを備えた構成とすることで、測定モジュールを取り付けたまま第1中間モジュールを交換することで容易にバッテリを交換することが可能となる。
【0010】
一実施形態において、
(3)(1)又は(2)の測定システムにおいて、
前記第2中間モジュール又は前記通信モジュールは、前記第2中間モジュール及び前記通信モジュールに対して電力を供給するバッテリを備えてもよい。
【0011】
このように、第2中間モジュール又は通信モジュールにバッテリを備えた構成とすることで、第2中間モジュール又は通信モジュールを交換するだけで、通信モジュールの動作に必要な電力を供給するバッテリを交換することができる。
【0012】
一実施形態において、
(4)(1)から(3)のいずれかの測定システムにおいて、
前記第1中間モジュールは、前記測定モジュールに電気的に結合することで前記測定モジュールと連携動作が可能になる表示部を更に備えてもよい。
【0013】
このように、第1中間モジュールは表示部を有するため、測定モジュール及び第1中間モジュールの状態、並びに、測定モジュールが測定した測定値等の情報を表示することができる。
【0014】
一実施形態において、
(5)(1)から(4)のいずれかの測定システムにおいて、
前記第2中間モジュールは、前記通信モジュールに電気的に結合することで前記通信モジュールと連携動作が可能になる表示部を更に備えてもよい。
【0015】
このように、第2中間モジュールは表示部を有するため、通信モジュール及び第2中間モジュールの状態、並びに、通信の状態等の情報を表示することができる。
【0016】
一実施形態において、
(6)(1)から(5)のいずれかの測定システムにおいて、
前記通信モジュールと前記測定モジュールとは、互いに機械的及び電気的に結合することで連携可能になってもよい。
【0017】
このように、第1中間モジュールを既存の測定モジュールに取り付け、第2中間モジュールを既存の通信モジュールに取り付けるだけで、第1中間モジュール及び第2中間モジュールを用いて第1通信方式により互いに無線通信を行うため、測定モジュールを測定に適したポイントに設置するとともに、通信モジュールをゲートウェイとの通信に適したポイントに設置することができる。
【0018】
幾つかの実施形態に係る中間モジュールは、
(7)物理量を測定する測定部を備える測定モジュールと機械的及び電気的に結合することで前記測定モジュールと連携動作をすることが可能になり、
ゲートウェイとの通信が可能な第2通信方式により無線通信を行う第3通信部を備える通信モジュールと機械的及び電気的に結合することで前記通信モジュールと連携動作をすることが可能になる他の中間モジュールと、第1通信方式により無線通信を行う第1通信部を備える。
【0019】
このように、(7)の中間モジュールを測定モジュールに取り付けるだけで、その測定モジュールが測定した物理量の測定値を、測定モジュールから離れた通信モジュール等の他の装置へ第1通信方式により送信することができる。したがって、測定モジュールを測定に適したポイントに設置するとともに、通信モジュールをゲートウェイとの通信に適したポイントに設置できる。ここで、測定モジュールそのものが第1通信方式を行うための構成を有していなくても、(7)の中間モジュールを取り付けるだけで第1通信方式による無線通信が可能となる。よって、最適な測定ポイントでの測定と、通信環境が良好なポイントからの無線通信とを容易に両立させることが可能である。
【0020】
一実施形態において、
(8)(7)の中間モジュールにおいて、
当該中間モジュール及び前記測定モジュールに対して電力を供給するバッテリを更に備えてもよい。
【0021】
このように、第1中間モジュールにバッテリを備えた構成とすることで、測定モジュールを測定対象に取り付けたまま第1中間モジュールを交換して、測定モジュールの動作に必要な電力を供給するバッテリを交換することができる。
【0022】
幾つかの実施形態に係る中間モジュールは、
(9)ゲートウェイとの通信が可能な第2通信方式により無線通信を行う第3通信部を備える通信モジュールと機械的及び電気的に結合することで前記通信モジュールと連携動作が可能になる、第1通信方式により無線通信を行う第2通信部を備える。
【0023】
このように、(9)の中間モジュールを通信モジュールに取り付けるだけで、通信モジュールから離れた測定モジュールから物理量の測定値を第1通信方式により取得し、その測定値を第2通信方式により他の装置へ送信することができる。したがって、測定モジュールを測定に適したポイントに設置するとともに、通信モジュールをゲートウェイとの通信に適したポイントに設置できる。ここで、通信モジュールそのものが第1通信方式を行うための構成を有していなくても、(9)の中間モジュールを取り付けるだけで第1通信方式による無線通信が可能となる。よって、最適な測定ポイントでの測定と、通信環境が良好なポイントからの無線通信とを容易に両立させることが可能である。
【0024】
一実施形態において、
(10)(9)の中間モジュールにおいて、
当該中間モジュール及び前記通信モジュールに対して電力を供給するバッテリを備えてもよい。
【0025】
このように、第2中間モジュールにバッテリを備えた構成とすることで、第2中間モジュールを交換するだけで、通信モジュールの動作に必要な電力を供給するバッテリを交換することができる。
【発明の効果】
【0026】
本開示の一実施形態によれば、最適な測定ポイントでの測定と、通信環境が良好なポイントからの無線通信とを容易に両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】一実施形態に係る測定システム及びゲートウェイの構成例を示す図である。
【
図2】
図1の測定システムの内部構成例を示すブロック図である。
【
図3】
図1の測定システムの内部構成例を示すブロック図である。
【
図4】
図1の測定システムの内部構成例を示すブロック図である。
【
図5】
図1の測定システムの内部構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
<比較例>
比較例として、特許文献1には、無線通信モジュールとセンサモジュールとからなるとともに互いに機械的且つ電気的に直接接続されることで互いに固定され且つ連携動作可能になる2つのモジュールを有する、測定器モジュール構造が記載されている。無線通信モジュール(第2モジュール)は、ゲートウェイとの通信機能を有するプリント基板と電源としてのバッテリを有する。センサモジュール(第1モジュール)は、測定対象の物理的パラメータを測定するセンサを有する。無線通信モジュールとセンサモジュールを接続して測定対象物に取り付けることで、測定器は、物理的パラメータの測定値を無線通信することができる。特許文献2には、無線通信モジュールとセンサモジュールとの間に機械的且つ電気的に接続されることで2つのモジュールを互いに固定し且つ連携動作可能にする中間モジュールを挿入して機能を拡張することが記載されている。
【0029】
このような比較例に係る構成は、最適な測定ポイントでの測定と、通信環境が良好なポイントからの無線通信とを容易に両立させるという点で改善の余地があった。具体的には、測定に最適なポイントがゲートウェイとの通信が可能な位置であるとは限らない。そのような場合、比較例の構成においては、測定に最適なポイントではなくゲートウェイとの通信可能な位置に測定ポイントを変更する必要があり、最適なポイントでの測定ができない。
【0030】
そこで、本開示は、最適な測定ポイントでの測定と無線通信環境が良好なポイントへの設置の両立を実現することを目的とする。
【0031】
<実施形態>
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照して説明する。各図面中、同一の構成又は機能を有する部分には、同一の符号を付している。本実施形態の説明において、同一の部分については、重複する説明を適宜省略又は簡略化する場合がある。
【0032】
(測定システム)
図1は、一実施形態に係る測定システム1及びゲートウェイ50の構成例を示す図である。測定システム1は、例えば、工業プラント、資源プラント、発電プラント、又は上下水道に関するプラント等の各種プラント内に配置された設備に設置される無線通信型のフィールドセンサ(フィールド機器)である。測定システム1は、測定対象の物理量を測定し、その測定結果等の情報を、ゲートウェイ50を介して外部の装置へ送信する。
【0033】
測定システム1は、測定モジュール10、第1中間モジュール20、第2中間モジュール30、及び、通信モジュール40を備える。
【0034】
測定モジュール10は、測定対象の物理量を測定する測定部11(
図2参照)を備える。本実施形態において、測定モジュール10は、測定対象物である配管80内の圧力を測定するが、測定モジュール10が測定する物理量は圧力に限られない。測定モジュール10は、第1中間モジュール20と機械的及び電気的に結合することで第1中間モジュール20と連携動作が可能になる。
【0035】
第1中間モジュール20は、第2中間モジュール30と、第1通信方式により無線通信を行う。本実施形態において、第1中間モジュール20は、第1通信方式としてBluetooth(登録商標)により通信を行うが、第1通信方式はBluetooth(登録商標)に限られない。第1中間モジュール20は、測定モジュール10と機械的及び電気的に結合することで測定モジュール10と連携動作が可能になる。
【0036】
第2中間モジュール30は、第1中間モジュール20と、例えばBluetooth(登録商標)等の第1通信方式により無線通信を行う。第2中間モジュール30は、通信モジュール40と機械的及び電気的に結合することで通信モジュール40と連携動作が可能になる。
【0037】
通信モジュール40は、ゲートウェイ50と、ゲートウェイ50との通信が可能な第2通信方式により無線通信を行う。本実施形態において、通信モジュール40は、第2通信方式としてLoRaにより通信を行うが、第2通信方式はLoRaに限られない。通信モジュール40は、第2中間モジュール30と機械的及び電気的に結合することで第2中間モジュール30と連携動作が可能になる。
【0038】
以上のような構成において、測定モジュール10及び第1中間モジュール20は、互いに結合された状態で、測定対象物である配管80上に設置される。第2中間モジュール30及び通信モジュール40は、互いに結合された状態で、第1中間モジュール20との第1通信方式による無線通信の通信圏内であり、かつ、第2通信方式による通信に適した場所に設置される。このような状態において、第1中間モジュール20は、測定モジュール10が測定した物理量の測定値を、第2中間モジュール30へ第1通信方式により送信する。通信モジュール40は、第2中間モジュール30が受信した物理量の測定値を、第2通信方式によりゲートウェイ50へ送信する。ゲートウェイ50は、例えば、イントラネット、移動体通信網、又は、インターネット等を含む任意のネットワークを介して、プラントの管理者等が使用するPC(Personal Computer)等のコンピュータへ、物理量の測定値を送信する。
【0039】
このように、本実施形態においては、測定モジュール10と通信モジュール40とを分離して設置することができる。そのため、測定モジュール10を物理量の測定に適した測定ポイントに設置することができるとともに、通信モジュール40を第2通信方式に適したポイントに設置することができる。例えば、測定システム1の設置対象が、パイプがジャングルのように入り組んで配置された環境であっても、測定モジュール10及び通信モジュール40をそれぞれ適切なポイントに設置することができる。
【0040】
また、測定モジュール10と通信モジュール40とを離れた場所に設置することができるため、測定モジュール10近傍の振動及び熱等の影響が通信モジュール40に及ぶことを防ぐことができる。例えば、通信モジュール40及び第2中間モジュール30を振動がない環境に設置することで、通信モジュール40及び第2中間モジュール30における電池接点の信頼性を維持することができる。また、測定モジュール10が、高温、高所、又は、有毒ガス等が存在する場所に設置されていたとしても、ユーザは、通信モジュール40又は第2中間モジュール30のバッテリを容易かつ安全に交換することができる。
【0041】
さらに、測定対象物に対して設置する必要があるのは、測定モジュール10及び第1中間モジュール20を結合したもののみであるため、測定対象に取り付ける物の大きさ及び重量は小さくなる。そのため、測定システム1によれば、設置場所の自由度及び耐振動特性も向上する。例えば、スペース、熱、及び、湿度等の条件が厳しく通信モジュール40を設置することができないような測定対象においても、測定モジュール10を設置することができる。また、例えば、近距離無線通信が可能な距離範囲で大気中のガス分布等をドローンに搭載した測定モジュール10で調べる場合、測定モジュール10の重量を軽減できる。その結果、ドローンの飛行時間を長くすることが可能にできるとともに、測定データをリアルタイムで確認することが可能となる。
【0042】
また、測定モジュール10及び通信モジュール40の間の通信を第1中間モジュール20及び第2中間モジュール30を介した無線通信とすることで、有線ケーブルを用いた構成よりも、設置の自由度を向上させることができる。例えば、測定モジュール10と通信モジュール40をケーブルで接続するには、ケーブル接続のための部品構成が必要となるだけでなく、測定対象が動く(回転運動など)場合、測定モジュール10と通信モジュール40をケーブル接続することができない。
【0043】
(測定モジュール)
図2は、
図1の測定システム1aの内部構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、測定モジュール10は、測定部11を備える。測定モジュール10は、第1中間モジュール20と機械的及び電気的に結合可能な嵌合部を有してもよい。
【0044】
測定部11は、測定対象の物理量を測定するセンサである。本実施形態において、測定部11は、配管80の圧力を測定するが、測定部11が測定する物理量は圧力に限られない。例えば、測定部11は、例えば、温度、振動、流量、湿度、速度、加速度、及び、回転数等の任意の物理量を測定してもよい。
【0045】
(第1中間モジュール)
図2に示すように、第1中間モジュール20は、RF(Radio Frequency)回路22、及び、RFアンテナ23を備える。第1中間モジュール20は、測定モジュール10と機械的及び電気的に結合可能な嵌合部を有してもよい。
【0046】
RF回路22は、第2中間モジュール30との間で、第1通信方式による無線通信を行うための信号処理を行う電気回路である。RFアンテナ23は、第1通信方式による無線通信を行うために電波を送受信するアンテナである。RF回路22及びRFアンテナ23は、第1通信方式により無線通信を行う第1通信部を構成しうる。第1通信方式は、例えば、通信距離が数10m以内程度の短距離無線通信方式としてもよい。本実施形態において、RF回路22及びRFアンテナ23は、第1通信方式としてBluetooth(登録商標)により通信を行うが、第1通信方式はBluetooth(登録商標)に限られない。例えば、第1通信方式は、RFID(Radio Frequency IDentification)、IrDA(Infrared Data Association、赤外線通信)、又は、超音波通信としてもよい。
【0047】
測定モジュール10及び第1中間モジュール20は、例えば、ボード・トゥ・ボード型接続構造により互いに結合してもよい。したがって、測定モジュール10を第1中間モジュール20に容易に接続することができる。機械的及び電気的に結合した場合に結合部分が浸水しないような防水構造を有してもよい。
【0048】
(第2中間モジュール)
図2に示すように、第2中間モジュール30は、RF回路31、及び、RFアンテナ32を備える。第2中間モジュール30は、通信モジュール40と機械的及び電気的に結合可能な嵌合部を有してもよい。
【0049】
RF回路31は、第1中間モジュール20との間で、第1通信方式による無線通信を行うための信号処理を行う電気回路である。RFアンテナ32は、第1通信方式による無線通信を行うために電波を送受信するアンテナである。RF回路31及びRFアンテナ32は、第1通信方式により無線通信を行う第2通信部を構成しうる。第1通信方式の例は、前述のとおりである。
【0050】
(通信モジュール)
図2に示すように、通信モジュール40は、RF回路42、及び、RFアンテナ43を備える。通信モジュール40は、第2中間モジュール30と機械的及び電気的に結合可能な嵌合部を有してもよい。
【0051】
RF回路42は、ゲートウェイ50との間で、第2通信方式による無線通信を行うための信号処理を行う電気回路である。RFアンテナ43は、第2通信方式による無線通信を行うために電波を送受信するアンテナである。RF回路42及びRFアンテナ43は、第2通信方式により無線通信を行う第3通信部を構成しうる。第2通信方式は、例えば、通信距離が数km程度の長距離無線通信方式としてもよい。本実施形態において、RF回路42及びRFアンテナ43は、第2通信方式としてLoRaにより通信を行うが、第2通信方式はLoRaに限られない。例えば、第2通信方式は、LoRaWAN、ISA100、無線LAN(Local Area Network)、又は、セルラ通信としてもよい。
【0052】
第2中間モジュール30及び通信モジュール40は、例えば、ボード・トゥ・ボード型接続構造により互いに結合してもよい。したがって、通信モジュール40を第2中間モジュール30に容易に接続することができる。なお、通信モジュール40及び第2中間モジュール30は、機械的及び電気的に結合した場合に結合部分が浸水しないような防水構造を有してもよい。
【0053】
図2は、測定モジュール10、第1中間モジュール20、第2中間モジュール30、及び、通信モジュール40がいずれも最小限の構成を備えた例を示しているが、各モジュールは、
図2に示したもの以外の構成要素を更に備えてもよい。例えば、各モジュールは、装置の動作を制御する制御部、表示部、及び、バッテリを備えてもよい。
【0054】
例えば、
図3の測定システム1bにおいて、測定モジュール10は、測定部11に加えて、バッテリ12を備えている。バッテリ12は、測定モジュール10、及び、第1中間モジュール20が結合された場合は第1中間モジュール20に対して電力を供給する。バッテリ12は、例えば、リチウム電池であるが、別の方式の電池でもよい。バッテリ駆動とすることで、測定モジュール10、及び、第1中間モジュール20を単純な構造で実現することができる。測定システム1bにおいて、測定モジュール10は、バッテリ12により駆動するが、商用電源から電力の供給を受けてもよい。
【0055】
また、測定システム1bにおいて、第1中間モジュール20は、RF回路22及びRFアンテナ23に加えて、制御部21及び表示部24を備える。制御部21は、1つ以上のプロセッサを含む。一実施形態において「プロセッサ」は、汎用のプロセッサ、又は特定の処理に特化した専用のプロセッサであるが、これらに限定されない。制御部21は、第1中間モジュール20を構成する各構成部と通信可能に接続され、第1中間モジュール20全体の動作を制御する。さらに、測定モジュール10及び第1中間モジュール20が機械的及び電気的に結合した場合、制御部21は、測定モジュール10の各構成部とも通信可能に接続され、測定モジュール10全体の動作を制御してもよい。
【0056】
表示部24は、測定モジュール10又は第1中間モジュール20の情報を表示する。表示部24は、測定モジュール10に電気的に結合することで測定モジュール10と連携動作が可能になる。例えば、表示部24は、測定モジュール10及び第1中間モジュール20の状態、並びに、測定モジュール10が測定した測定値等の情報を表示してもよい。表示部24は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイとしてもよい。
【0057】
図3の例において、第1中間モジュール20は、測定モジュール10と結合した場合に、測定モジュール10から電力の供給を受け、制御部21の制御に基づき動作するが、このような構成に限られない。例えば、第1中間モジュール20は、バッテリを備えてもよい。あるいは、第1中間モジュール20ではなく測定モジュール10が、又は、第1中間モジュール20及び測定モジュール10の両方が、各構成要素の動作を制御する制御部(プロセッサ)を備えてもよい。また、第1中間モジュール20ではなく測定モジュール10が、又は、第1中間モジュール20及び測定モジュール10の両方が表示部を備えてもよい。第1中間モジュール20がバッテリを備えた構成については、
図4及び
図5を参照して後述する。
【0058】
また、測定システム1bにおいて、第2中間モジュール30は、RF回路31及びRFアンテナ32に加えて、表示部33を備える。表示部33は、通信モジュール40又は第2中間モジュール30の情報を表示する。表示部33は、通信モジュール40に電気的に結合することで通信モジュール40と連携動作が可能になる。例えば、表示部33は、通信モジュール40及び第2中間モジュール30の状態、並びに、第2中間モジュール30が測定した測定値等の情報を表示してもよい。表示部33は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイとしてもよい。
【0059】
また、測定システム1bにおいて、通信モジュール40は、RF回路42及びRFアンテナ43に加えて、制御部41及びバッテリ44を備える。制御部41は、1つ以上のプロセッサを含む。一実施形態において「プロセッサ」は、汎用のプロセッサ、又は特定の処理に特化した専用のプロセッサであるが、これらに限定されない。制御部41は、通信モジュール40を構成する各構成部と通信可能に接続され、通信モジュール40全体の動作を制御する。さらに、通信モジュール40及び第2中間モジュール30が機械的及び電気的に結合した場合、制御部41は、第2中間モジュール30の各構成部とも通信可能に接続され、第2中間モジュール30全体の動作を制御してもよい。
【0060】
バッテリ44は、通信モジュール40、及び、第2中間モジュール30が結合された場合は第2中間モジュール30に対して電力を供給する。バッテリ44は、例えば、リチウム電池であるが、別の方式の電池でもよい。バッテリ駆動とすることで、通信モジュール40、及び、第2中間モジュール30を単純な構造で実現することができる。本実施形態において、通信モジュール40は、バッテリ44により駆動するが、商用電源から電力の供給を受けてもよい。
【0061】
図3の例において、第2中間モジュール30は、通信モジュール40と結合した場合に、通信モジュール40から電力の供給を受け、通信モジュール40の制御部41の制御に基づき動作するが、このような構成に限られない。例えば、第2中間モジュール30は、バッテリを備えてもよい。通信モジュール40ではなく第2中間モジュール30が、又は、通信モジュール40及び第2中間モジュール30の両方が、各構成要素の動作を制御する制御部(プロセッサ)を備えてもよい。また、第2中間モジュール30ではなく通信モジュール40が、又は、第2中間モジュール30及び通信モジュール40の両方が表示部を備えてもよい。第2中間モジュール30がバッテリを備えた構成については、
図4を参照して後述する。
【0062】
図4及び
図5は、
図3の測定システム1bにおいて、バッテリの配置を変形した測定システム1c,1dの内部構成例を示すブロック図である。以下、
図4及び
図5の測定システム1c,1dについて、
図2,
図3の測定システム1a,1bと共通する構成については説明を省略し、測定システム1a,1bと異なる構成を中心に説明する。
【0063】
図4の測定システム1cにおいては、第1中間モジュール20、及び、第2中間モジュール30がバッテリ25,34を備え、測定モジュール10及び通信モジュール40はバッテリを備えていない。このような構成において、第1中間モジュール20が測定モジュール10と結合すると、第1中間モジュール20のバッテリ25は、第1中間モジュール20及び測定モジュール10の各構成要素に電力を供給する。電力の供給と共に、第1中間モジュール20の制御部21は、測定部11を制御して、測定対象の物理量の測定を開始する。制御部21は、測定された物理量の測定値を、第1中間モジュール20のRF回路22及びRFアンテナ23から第2中間モジュール30へ送信する。
【0064】
一方、第2中間モジュール30が通信モジュール40と結合すると、第2中間モジュール30のバッテリ34は、第2中間モジュール30及び通信モジュール40の各構成要素に電力を供給する。電力の供給に応じて、通信モジュール40の制御部41は、RF回路31及びRFアンテナ32により第1中間モジュール20から物理量の測定値を受信したり、RF回路42及びRFアンテナ43を介して受信した測定値をゲートウェイ50へ送信したりする。
【0065】
図4のように、バッテリ25,34を第1中間モジュール20及び第2中間モジュール30に設けることで、バッテリ25,34を使い切った場合に、第1中間モジュール20及び第2中間モジュール30を交換するだけで測定モジュール10及び通信モジュール40の動作に必要なバッテリを更新することができる。測定モジュール10は、プラント内において測定対象の物理量を測定できるような場所に設置されるため、測定モジュール10の交換は手間がかかることが多い。そのような場合であっても、第1中間モジュール20にバッテリ25を設けることで、バッテリ25の交換を容易に行うことができる。なお、
図5の測定システム1dのように、測定モジュール10と第1中間モジュール20の間では第1中間モジュール20にバッテリ25を設け、第2中間モジュール30と通信モジュール40の間では通信モジュール40にバッテリ44を設けるようにしてもよい。また、測定モジュール10、第1中間モジュール20、第2中間モジュール30、及び、通信モジュール40の3つ以上がバッテリを備えるようにしてもよい。
【0066】
測定モジュール10、及び、通信モジュール40は、直接、互いに機械的及び電気的に結合することで連携動作することが可能な2つのモジュールであってもよい。このような構成であれば、無線通信可能な測定器の機能を中間モジュールによって拡張することができる。
【0067】
なお、
図1~
図5では、第1中間モジュール20が結合された測定モジュール10は、第2中間モジュール30が結合された通信モジュール40へ物理量の測定値を送信するが、測定モジュール10は、複数の機器に物理量の測定値を送信してもよい。例えば、測定モジュール10に結合された第1中間モジュール20は、それぞれ第2中間モジュール30が結合された複数の通信モジュール40へ物理量の測定値を送信してもよい。このように、第1中間モジュール20が複数の機器へ物理量の測定値を送信してマルチポイント接続を行うことで、データ通信を冗長化し、通信の信頼性を高めることが可能である。
【0068】
第1中間モジュール20は、測定モジュール10が結合された構成を支持部(プラントの配管など)に固定するための取り付け構造を有してもよい。同様に、第2中間モジュール30は、通信モジュール40が結合された構成を支持部に固定するための取り付け構造を有してもよい。したがって、第1中間モジュール20又は第2中間モジュール30を介して測定モジュール10又は通信モジュール40を支持部に固定することができるので、支持部からの振動、熱などの外乱を抑制し、測定機能と無線通信機能を良好に維持することができる。また、取り付け構造は、U字ボルト、ボルト、ベルト又は磁石を有してもよい。このような構成によれば、測定モジュール10又は通信モジュール40を支持部に容易に固定することができる。
【0069】
第1中間モジュール20及び第2中間モジュール30は、GPS(Global Positioning System)受信機を有してもよい。このような構成によれば、測定モジュール10及び通信モジュール40の位置を特定する機能を追加することができる。
【0070】
以上のように、本開示に係る構成は、通信モジュール40と測定モジュール10を有するフィールド機器において通信モジュール40と測定モジュール10間のデータ通信を無線通信により行う。したがって、最適な無線通信環境への設置と最適な測定ポイントへの設置の両立を実現するとともに設置制約の緩和を実現することができる。
【0071】
詳細には、測定システム1は、測定モジュール10、第1中間モジュール20、第2中間モジュール30、及び、通信モジュール40を備える。測定モジュール10は、物理量を測定する測定部11を備える。第1中間モジュール20は、測定モジュール10と機械的及び電気的に結合することで測定モジュール10と連携動作が可能になる。第1中間モジュール20は、第1通信方式により無線通信を行うRF回路22及びRFアンテナ23を備える。第2中間モジュール30は、第1中間モジュール20と第1通信方式により無線通信を行うRF回路31及びRFアンテナ32を備える。通信モジュール40は、第2中間モジュール30と機械的及び電気的に結合することで第2中間モジュール30と連携動作が可能になる。通信モジュール40は、ゲートウェイ50との通信が可能な第2通信方式により無線通信を行うRF回路42及びRFアンテナ43を備える。
【0072】
このように、測定モジュール10及び通信モジュール40は、第1中間モジュール20及び第2中間モジュール30を用いて第1通信方式により互いに無線通信を行う。そのため、測定モジュール10を測定に適したポイントに設置するとともに、通信モジュール40をゲートウェイ50との通信に適したポイントに設置できる。ここで、測定モジュール10及び通信モジュール40そのものが第1通信方式を行うための構成を有していなくても、第1中間モジュール20及び第2中間モジュール30を取り付けるだけで、互いに第1通信方式による無線通信が可能となる。したがって、最適な測定ポイントでの測定と、通信環境が良好なポイントからの無線通信とを容易に両立させることが可能である。
【0073】
なお、第1中間モジュール20は、第1中間モジュール20及び測定モジュール10に対して電力を供給するバッテリ25を備えてもよい。このように、第1中間モジュール20にバッテリ25を備えた構成とすることで、測定モジュール10を測定対象に取り付けたまま第1中間モジュール20を交換して、測定モジュール10の動作に必要な電力を供給するバッテリを交換することができる。
【0074】
また、第2中間モジュール30は、第2中間モジュール30及び通信モジュール40に対して電力を供給するバッテリ34を備えてもよい。このように、第2中間モジュール30にバッテリ34を備えた構成とすることで、第2中間モジュール30を交換するだけで、通信モジュール40の動作に必要な電力を供給するバッテリを交換することができる。
【0075】
また、第1中間モジュール20は、測定モジュール10に電気的に結合することで測定モジュール10と連携動作が可能になる表示部24を更に備えてもよい。このような構成とすることで、測定モジュール10及び第1中間モジュール20の状態、並びに、測定モジュール10が測定した測定値等の情報を表示することができる。
【0076】
また、第2中間モジュール30は、通信モジュール40に電気的に結合することで通信モジュール40と連携動作が可能になる表示部33を更に備えてもよい。このような構成とすることで、通信モジュール40及び第2中間モジュール30の状態、並びに、通信の状態等の情報を表示することができる。
【0077】
本開示は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、ブロック図に記載の複数のブロックは統合されてもよいし、又は1つのブロックは分割されてもよい。その他、本開示の趣旨を逸脱しない範囲での変更が可能である。
【符号の説明】
【0078】
1 測定システム
10 測定モジュール
11 測定部
12 バッテリ
20 第1中間モジュール
21 制御部
22 RF回路
23 RFアンテナ
24 表示部
25 バッテリ
30 第2中間モジュール
31 RF回路
32 RFアンテナ
33 表示部
34 バッテリ
40 通信モジュール
41 制御部
42 RF回路
43 RFアンテナ
44 バッテリ
50 ゲートウェイ
80 配管