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  • 特開-積層セラミックコンデンサ 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024143711
(43)【公開日】2024-10-11
(54)【発明の名称】積層セラミックコンデンサ
(51)【国際特許分類】
   H01G 4/30 20060101AFI20241003BHJP
【FI】
H01G4/30 201L
H01G4/30 512
H01G4/30 515
H01G4/30 201K
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023056513
(22)【出願日】2023-03-30
(71)【出願人】
【識別番号】000006231
【氏名又は名称】株式会社村田製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100145713
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 竜太
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【弁理士】
【氏名又は名称】芝 哲央
(72)【発明者】
【氏名】岩▲崎▼ 好洋
(72)【発明者】
【氏名】早川 達也
【テーマコード(参考)】
5E001
5E082
【Fターム(参考)】
5E001AB03
5E082AA01
5E082AB03
5E082EE01
5E082FF05
5E082FG26
5E082GG10
(57)【要約】
【課題】小型化を図りながら、大容量化と信頼性を両立させることができる積層セラミックコンデンサを提供すること。
【解決手段】誘電体層14と内部電極層15が積層する積層方向Zにおいて複数の前記内部電極層15同士が前記誘電体層14を介して対向する有効部16を含む積層体2と、該積層体2の表面に配置され前記内部電極層15と接続する一対の外部電極3と、備えた積層セラミックコンデンサであって、前記有効部16を前記積層方向Zに3等分して3つの領域に分けたとき、前記有効部16の中間領域16bにある誘電体層14を構成する結晶粒子の粒子径D50は、他の2つの領域にある誘電体層14を構成する結晶粒子の粒子径D50より大きい積層セラミックコンデンサ1。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
誘電体層と内部電極層が積層する積層方向において複数の前記内部電極層同士が前記誘電体層を介して対向する有効部を含む積層体と、該積層体の表面に配置され前記内部電極層と接続する一対の外部電極と、備えた積層セラミックコンデンサであって、
前記有効部を前記積層方向に3等分して3つの領域に分けたとき、
前記有効部の中間領域にある誘電体層を構成する結晶粒子の粒子径D50は、他の2つの領域にある誘電体層を構成する結晶粒子の粒子径D50より大きい積層セラミックコンデンサ。
【請求項2】
前記中間領域にある誘電体層を構成する結晶粒子の粒子径D50は、前記他の2つの領域にある誘電体層を構成する結晶粒子の粒子径D50の2倍以上20倍以下である、請求項1記載の積層セラミックコンデンサ。
【請求項3】
前記中間領域にある誘電体層は、前記積層方向にみて誘電体層の1層を形成する結晶粒子の数が1つである領域を含む、請求項1又は2記載の積層セラミックコンデンサ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層セラミックコンデンサに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、携帯電話機、携帯音楽プレーヤーなどの電子機器等に広く用いられる積層セラミックコンデンサは、セラミック材料からなる複数の誘電体層と複数の内部電極層とを積層し静電容量を形成する内層部と、該内層部の積層方向の両側に配置される外層部と、前記内層部の幅方向の両側に配置されるサイドマージン部と、を備える。そして、近年の電子機器等の高性能化および小型化にともない、積層セラミックコンデンサにおいても大容量化および小型化が求められている。
【0003】
積層セラミックコンデンサの大容量化においては、高誘電率の誘電体層を得るための方法の1つとして、セラミック粒子(結晶粒子)を粒成長させる方法がある(例えば、特許文献1)。
【0004】
一方、積層セラミックコンデンサの小型化の要求に対し、誘電体層および内部電極層を薄層化させた積層セラミックコンデンサにおいては、粒成長させた際に、誘電体層が部分的に薄くなり、絶縁性や耐湿性が低下し、信頼性が低下するという問題がある。
【0005】
このため、小型化を図りながら、大容量化と信頼性を両立させることができる積層セラミックコンデンサが求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2014-210685号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明らは、小型化を図りながら、大容量化と信頼性を両立させることができる積層セラミックコンデンサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、積層セラミックコンデンサを構成する有効部を積層方向に3等分して3つの領域に分けたとき、中間領域にある誘電体層の結晶粒子の粒子径を、他の2つの領域にある誘電体層の結晶粒子の粒子径より大きくすることにより、積層セラミックコンデンサを小型化した場合にも、大容量化と信頼性を両立させることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は、誘電体層と内部電極層が積層する積層方向において複数の前記内部電極層同士が前記誘電体層を介して対向する有効部を含む積層体と、該積層体の表面に配置され前記内部電極層と接続する一対の外部電極と、備えた積層セラミックコンデンサであって、
前記有効部を前記積層方向に3等分して3つの領域に分けたとき、
前記有効部の中間領域にある誘電体層を構成する結晶粒子の粒子径D50は、他の2つの領域にある誘電体層を構成する結晶粒子の粒子径D50より大きい積層セラミックコンデンサである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、小型化を図りながら、大容量化と信頼性を両立させることができる積層セラミックコンデンサを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】積層セラミックコンデンサ1の外観を示す図である。
図2図1に示すII-II線に沿った積層セラミックコンデンサ1の断面図である。
図3図1に示すIII-III線に沿った積層セラミックコンデンサ1の断面図である。
図4図2に示すA、B部分を拡大した図である((a)A部分の拡大図、(b)B部分の拡大図)。
図5】積層セラミックコンデンサ1の製造工程を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態として積層セラミックコンデンサ1について説明するが、本発明がこれに限定されることはない。また、図面は、発明の内容を説明するため、模式的に簡略化して描画している場合があり、描画された構成要素又は構成要素間の寸法の比率が、明細書に記載されたそれらの寸法の比率と一致していない場合がある。また、明細書に記載されている構成要素が、図面において省略されている場合や、個数を省略して描画されている場合などがある。
【0013】
図1は、積層セラミックコンデンサ1の概略斜視図である。図2は、積層セラミックコンデンサ1の図1におけるII-II線に沿った断面図である。図3は、積層セラミックコンデンサ1の図1におけるIII-III線に沿った断面図である。図4は、図2に示す、A部分およびB部分を拡大した状態図である。なお、図2に示す断面はXZ断面とも称され、図3に示す断面はYZ断面とも称される。
【0014】
積層セラミックコンデンサ1は、略直方体形状で、積層体2及び積層体2の両端に設けられた一対の外部電極3を備える。また、積層体2は、誘電体層14と内部電極層15を積層した内層部11を含む。
【0015】
以下の説明において、積層セラミックコンデンサ1の向きを表わす用語として、積層セラミックコンデンサ1において、一対の外部電極3が設けられている方向を長さ方向Xとする。誘電体層14と内部電極層15とが積層されている方向を積層方向Zとする。長さ方向X及び積層方向Zのいずれにも交差する方向を幅方向Yとする。なお、実施形態においては、幅方向Yは長さ方向X及び積層方向Zのいずれにも直交している。
【0016】
(積層体2の外表面)
また、積層体2の6つの外表面のうち、積層方向Zに相対する一対の外表面を第1主面2a1と第2主面2a2とし、幅方向Yに相対する一対の外表面を第1側面2b1と第2側面2b2とし、長さ方向Xに相対する一対の外表面を第1端面2c1と第2端面2c2とする。なお、第1主面2a1と第2主面2a2とを特に区別して説明する必要のない場合、まとめて主面2aとし、第1側面2b1と第2側面2b2とを特に区別して説明する必要のない場合、まとめて側面2bとし、第1端面2c1と第2端面2c2とを特に区別して説明する必要のない場合、まとめて端面2cとして説明する。
【0017】
積層体2は、角部を含む稜線部R1に丸みがつけられていることが好ましい。稜線部R1は、積層体2の2面、すなわち主面2aと側面2b、主面2aと端面2c、又は、側面2bと端面2cが交わる部分である。
【0018】
(積層体2)
積層体2は、静電容量を形成する内層部11と、内層部11の積層方向Zの両側に配置される外層部12と、内層部11の幅方向Yの両側に配置されるサイドギャップ部13と、を備える。
【0019】
(内層部11)
内層部11は、積層方向Zに沿って交互に積層された誘電体層14と内部電極層15とを含む。また、内層部11は、後述する内部電極層15の第1対向部152aと第2対向部152bが誘電体層14を介して対向する有効部16と、後述する内部電極層15の第1引き出し部151aが誘電体層14を介して対向する第1エンドギャップ部17aと、内部電極層15の第2引き出し部151bが誘電体層14を介して対向する第2エンドギャップ部17bと、を含む。
【0020】
(誘電体層14)
誘電体層14は、セラミック材料で製造されている。セラミック材料としては、例えば、BaTiOを主成分とする誘電体セラミックが用いられる。
【0021】
(内部電極層15)
内部電極層15は、複数の第1内部電極層15aと、複数の第2内部電極層15bとを備える。第1内部電極層15aと第2内部電極層15bとは、交互に配置されている。第1内部電極層15aは、第2内部電極層15bと対向する第1対向部152aと、第1対向部152aから第1端面2c1側に引き出された第1引き出し部151aとを備える。第1引き出し部151aの端部は、第1端面2c1に露出し、後述の第1外部電極3aに電気的に接続されている。第2内部電極層15bは、第1内部電極層15aと対向する第2対向部152bと、第2対向部152bから第2端面2c2に引き出された第2引き出し部151bとを備える。第2引き出し部151bの端部は、後述の第2外部電極3bに電気的に接続されている。第1内部電極層15aの第1対向部152aと、第2内部電極層15bの第2対向部152bとに電荷が蓄積される。
【0022】
内部電極層15は、例えばニッケル(Ni)、銅(Cu)、銀(Ag)、パラジウム(Pd)、銀-パラジウム(Ag-Pd)合金、金(Au)等に代表される金属材料により形成されることが好ましい。
【0023】
(外層部12)
外層部12は、内層部11を積層方向Zから挟み込むように配置され、積層セラミックコンデンサ1の第1主面2a1を形成する第1外層部12aと、積層セラミックコンデンサ1の第2主面2a2を形成する第2外層部12bと、を備える。
外層部12は、内層部11の誘電体層14と同じ材料で形成することができる。
【0024】
(サイドギャップ部13)
サイドギャップ部13は、内層部11を幅方向Yから挟み込むように配置され、積層セラミックコンデンサ1の第1側面2b1を形成する第1サイドギャップ部13aと、積層セラミックコンデンサ1の第2側面2b2を形成する第2サイドギャップ部13bと、を備える。サイドギャップ部13は、誘電体層14と同じの材料で形成することができる。
【0025】
(粒子径D50の測定)
粒子径D50は、例えば、以下の方法により測定することができる。積層セラミックコンデンサ1を、第1側面2b1が露出するように垂直に立て、積層セラミックコンデンサ1の周りを樹脂で固める。その後、研磨機で積層セラミックコンデンサ1を略中央の高さまで研磨する。得られた断面の走査型電子顕微鏡(SEM)写真を倍率10000倍で撮影し、画像処理ソフトを用いて結晶粒子のD50を求める。
なお、D50は、結晶粒子の面積円相当径の累積分布において個数基準でそれぞれ累積50%となる面積円相当径である。
また、SEM写真では、所定の閾値によりSEM写真を二値化して結晶粒子のみを抽出し、それらの粒子径(面積円相当径)を評価することができる。
【0026】
有効部16を積層方向Zに3等分し、上方から上部領域16a、中間領域16b、及び下部領域16cの3つの領域に分けたとき、中間領域16bにある誘電体層14を構成する結晶粒子20の粒子径D50は、他の2つの領域、すなわち上部領域16aあるいは下部領域16cにある誘電体層14を構成する結晶粒子20の粒子径D50より大きい。図4(a)は、図2に示す、有効部16の上部領域16aのA部分を拡大した状態を示し、図4(b)は、図2に示す、有効部16の中間領域16bのB部分を拡大した状態を示す。図4は、有効部16の上部領域16aのA部分と中間領域16bのB部分を対比して示すものであるが、有効部16の下部領域16cは、上部領域16aと実施的に同じ状態であることを確認することができる。
【0027】
中間領域16bにおける誘電体層14の結晶粒子20を他の2つの領域の誘電体層14の結晶粒子20より大きくすることにより、積層セラミックコンデンサを小型化した場合にも、大容量化と信頼性を両立させることが可能となる。
【0028】
中間領域16bにある誘電体層14を構成する結晶粒子20の粒子径D50は、他の2つの領域にある誘電体層14を構成する結晶粒子の粒子径D50の2倍以上20倍以下であることが好ましい。中間領域16bにある誘電体層14を構成する結晶粒子20の粒子径D50を他の2つの領域にある誘電体層14を構成する結晶粒子の粒子径D50の2倍以上20倍以下とした場合、積層セラミックコンデンサを小型化した場合にも、大容量を維持することができるとともに、絶縁性と耐湿性を保持し、信頼性を維持することができる。
【0029】
中間領域16bにある誘電体層14は、積層方向Zにみて誘電体層14の1層を形成する結晶粒子20の数が1つである領域20aを含む。図4(b)に示すように、中間領域16bにある誘電体層14の領域20aでは、誘電体層14の1層を形成する結晶粒子が積層方向Zにみて1つである。中間領域16bに、このような領域20aを備えることにより、積層セラミックコンデンサ1を小型化した場合にも、大容量を維持することが可能となる。
【0030】
(外部電極3)
外部電極3は、第1端面2c1に設けられた第1外部電極3aと、第2端面2c2に設けられた第2外部電極3bとを備える。外部電極3は、端面2cだけでなく、端面2cに続く主面2a及び側面2bの一部も覆っている。
【0031】
上述のように、第1内部電極層15aの第1引き出し部151aの端部は第1端面2c1に露出し、第1外部電極3aに電気的に接続されている。また、第2内部電極層15bの第2引き出し部151bの端部は第2端面2c2に露出し、第2外部電極3bに電気的に接続されている。これにより、第1外部電極3aと第2外部電極3bとの間は、複数のコンデンサ要素が電気的に並列に接続された構造となっている。
【0032】
また、外部電極3は、例えば下地電極層30とめっき層31を含む。なお、外部電極3が、このような層状構造であることは、必ずしも必要でない。
【0033】
下地電極層30は、例えば、銅(Cu)を含む導電性ペーストを塗布、焼き付けることにより形成される。また、下地電極層30はガラスを含んでもよい。
【0034】
めっき層31は、下地電極層30の表面に配置されたニッケル(Ni)めっき層31aと、その表面に配置された錫(Sn)めっき層31bとを含む。なお、めっき層31の構成は、これに限定されるものではない。
【0035】
(積層セラミックコンデンサ1の製造方法)
積層セラミックコンデンサ1の製造方法について、図5を用いて説明する。
【0036】
セラミックス粉末、バインダ及び溶剤を含むセラミックスラリーをキャリアフィルムの表面においてダイコータ、グラビアコータ、マイクログラビアコータ等を用いてシート状に成形して誘電体層14となる積層用セラミックグリーンシート101を作成する。次いで、積層用セラミックグリーンシート101に導電体ペーストをスクリーン印刷、インクジェット印刷、グラビア印刷等によって帯状に印刷し、積層用セラミックグリーンシート101の表面に内部電極層15となる導電パターン102を印刷して素材シート103を作成する。
【0037】
続いて、図5(a)に示すように、導電パターン102が同一の方向を向き且つ導電パターン102が隣り合う素材シート103間において長さ方向において半ピッチずつずれた状態になるように、複数の素材シート103を積み重ねる。さらに、複数枚積層された素材シート103の両側にそれぞれ、外層部12となる外層部用セラミックグリーンシート112を積み重ねる。
【0038】
積み重ねた複数の素材シート103と外層部用セラミックグリーンシート112とを熱圧着し、図5(b)に示すマザーブロック110を作成する。
【0039】
次いで、マザーブロック110を、図5(b)に示す切断線x及び切断線xと交差する切断線yに沿って切断し、図5(c)に示す積層体2を複数製造する。
【0040】
上記工程によれば、外層部12とサイドギャップ部13は、積層体2の形成と同時に形成することができるが、マザーブロック部材から切り出すことにより、まず、内部電極層15の幅方向Yの端部が両側面に露出した内層部11を形成し、つぎに、露出した内部電極層15の端部を覆うように、内層部11の両側面にサイドギャップ部13を貼り付け、積層体2を形成してもよい。このとき、貼り付けるサイドギャップ部13は、誘電体層14と同様の誘電体セラミック材料を用いることができる。また、サイドギャップ部13は、セラミックペーストを内層部11の両側面に塗布することにより形成してもよい。
【0041】
続いて、積層体2の端面2cに、銅(Cu)を含む導電性ペーストを塗布、焼き付けることにより下地電極層30を形成する。下地電極層30は、積層体2両側の端面2cのみならず、積層体2の主面2a側及び側面2b側まで延びて、主面2aの端面2c側の一部も覆うように形成する。
【0042】
次いで、下地電極層30の表面にニッケル(Ni)めっき層31aと、その表面に配置される錫(Sn)めっき層31bとを形成し、図5(d)に示す積層セラミックコンデンサ1を製造する。
【0043】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
【符号の説明】
【0044】
1 積層セラミックコンデンサ
2 積層体
2a 主面
2b 側面
2c 端面
3 外部電極
11 内層部
12 外層部
13 サイドギャップ部
14 誘電体層
15 内部電極層
16 有効部
16a 上部領域
16b 中間領域
16c 下部領域
17 エンドギャップ部
20 結晶粒子
20a 領域
30 下地電極層
31 めっき層
図1
図2
図3
図4
図5