(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024143823
(43)【公開日】2024-10-11
(54)【発明の名称】UI部品作成装置、UI部品作成方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 8/38 20180101AFI20241003BHJP
G06F 3/0484 20220101ALI20241003BHJP
【FI】
G06F8/38
G06F3/0484
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023056723
(22)【出願日】2023-03-30
(71)【出願人】
【識別番号】000102717
【氏名又は名称】NTTテクノクロス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】小井沼 和哉
(72)【発明者】
【氏名】川本 裕一郎
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 健太
(72)【発明者】
【氏名】岡田 仁之
【テーマコード(参考)】
5B376
5E555
【Fターム(参考)】
5B376BC21
5B376BC43
5B376FA16
5E555AA76
5E555AA79
5E555BA02
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5E555BC18
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5E555CB02
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5E555CC05
5E555DB02
5E555DB20
5E555DB21
5E555DB25
5E555DB49
5E555DB53
5E555DC09
5E555DC25
5E555DC33
5E555DC35
5E555DC45
5E555DD06
5E555EA07
5E555FA00
(57)【要約】 (修正有)
【課題】Webページ上に重畳表示されるUI部品の作成を支援するUI部品作成装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】作成者端末、利用者端末及び業務システム3がネットワークを介して通信可能に接続される業務支援システムにおいて、UI上に重畳表示されるUI部品を表す拡張UI部品を作成するためのUI部品作成者端末は、UIを定義する第1の定義情報に基づいて、UI部品の種類毎にUI部品の表示態様を特定する特定部124と、拡張UI部品の種類を指定するためのユーザ操作に応じて、指定された種類のUI部品の表示態様と同一又は類似する表示態様の拡張UI部品を作成対象として画面上に表示する表示制御部121と、拡張UI部品を作成するためのユーザ操作に応じて、UIの識別情報と、拡張UI部品を定義する第2の定義情報とを対応付けた情報を作成する作成部125と、を有する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
UI上に重畳表示されるUI部品を表す拡張UI部品を作成するためのUI部品作成装置であって、
前記UIを定義する第1の定義情報に基づいて、前記UI部品の種類毎に、前記UI部品の表示態様を特定する特定部と、
前記拡張UI部品の種類を指定するためのユーザ操作に応じて、前記指定された種類のUI部品の表示態様と同一又は類似する表示態様の拡張UI部品を作成対象として画面上に表示する表示制御部と、
前記拡張UI部品を作成するためのユーザ操作に応じて、前記UIの識別情報と、前記拡張UI部品を定義する第2の定義情報とを対応付けた情報を作成する作成部と、
を有するUI部品作成装置。
【請求項2】
前記第1の定義情報は、前記UIを定義するHTML情報であり、
前記特定部は、
前記HTML情報に含まれるフォームタグを解析することで、前記UI部品の種類毎に、前記UI部品の表示態様を特定する、請求項1に記載のUI部品作成装置。
【請求項3】
前記表示態様には、前記UI部品の色、高さ及び幅、前記UI部品にテキストが設定可能な場合には前記テキストのフォント種類、が含まれる、請求項1又は2に記載のUI部品作成装置。
【請求項4】
UI上に重畳表示されるUI部品を表す拡張UI部品を作成するためのコンピュータが、
前記UIを定義する第1の定義情報に基づいて、前記UI部品の種類毎に、前記UI部品の表示態様を特定する特定手順と、
前記拡張UI部品の種類を指定するためのユーザ操作に応じて、前記指定された種類のUI部品の表示態様と同一又は類似する表示態様の拡張UI部品を作成対象として画面上に表示する表示制御手順と、
前記拡張UI部品を作成するためのユーザ操作に応じて、前記UIの識別情報と、前記拡張UI部品を定義する第2の定義情報とを対応付けた情報を作成する作成手順と、
を実行するUI部品作成方法。
【請求項5】
UI上に重畳表示されるUI部品を表す拡張UI部品を作成するためのコンピュータに、
前記UIを定義する第1の定義情報に基づいて、前記UI部品の種類毎に、前記UI部品の表示態様を特定する特定手順と、
前記拡張UI部品の種類を指定するためのユーザ操作に応じて、前記指定された種類のUI部品の表示態様と同一又は類似する表示態様の拡張UI部品を作成対象として画面上に表示する表示制御手順と、
前記拡張UI部品を作成するためのユーザ操作に応じて、前記UIの識別情報と、前記拡張UI部品を定義する第2の定義情報とを対応付けた情報を作成する作成手順と、
を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、UI部品作成装置、UI部品作成方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
Webサーバから提供されるWebページ上に付箋やボタン等といったUI(ユーザインタフェース)部品を重畳表示させる技術が従来から知られている(非特許文献1)。この非特許文献1では、編集ツールと呼ばれるプログラムを利用して、対象のWebページに重畳表示させたいUI部品を作成することができる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】BizFront/SmartUI | NTTテクノクロス,インターネット<URL:https://www.ntt-tx.co.jp/products/bizfront/sui/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、対象のWebページに重畳表示させたいUI部品の表示態様を確認したい場合、上記の非特許文献1に記載されている技術では、編集ツールを一度閉じた後にWebブラウザで対象のWebページを開く必要がある。
【0005】
本開示は、上記の点に鑑みてなされたもので、Webページ上に重畳表示されるUI部品の作成を支援できる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様によるUI部品作成装置は、UI上に重畳表示されるUI部品を表す拡張UI部品を作成するためのUI部品作成装置であって、前記UIを定義する第1の定義情報に基づいて、前記UI部品の種類毎に、前記UI部品の表示態様を特定する特定部と、前記拡張UI部品の種類を指定するためのユーザ操作に応じて、前記指定された種類のUI部品の表示態様と同一又は類似する表示態様の拡張UI部品を作成対象として画面上に表示する表示制御部と、前記拡張UI部品を作成するためのユーザ操作に応じて、前記UIの識別情報と、前記拡張UI部品を定義する第2の定義情報とを対応付けた情報を作成する作成部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
Webページ上に重畳表示されるUI部品の作成を支援できる技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本実施形態に係る業務支援システムの全体構成の一例を示す図である。
【
図2】本実施形態に係る作成者端末の機能構成の一例を示す図である。
【
図3】本実施形態に係る利用者端末の機能構成の一例を示す図である。
【
図4】本実施形態に係る拡張UI作成処理の一例を示すフローチャートである。
【
図5】拡張UI作成画面の一例を示す図(その1)である。
【
図6】Webページ選択画面の一例を示す図である。
【
図8】拡張UI作成画面の一例を示す図(その2)である。
【
図9】プルダウンリストに関する拡張UI部品作成欄の一例を示す図である。
【
図10】本実施形態に係る拡張UI表示処理の一例を示すフローチャートである。
【
図11】拡張UIが重畳表示されたWebページ画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態について説明する。以下では、Webサーバとして何等かの業務に関するWebページを提供する業務システムを想定し、そのWebページにおける入力等を支援するためのUI部品を重畳表示させることが可能な業務支援システム1について説明する。ただし、業務システムは一例であって、Webページを提供するWebサーバであれば業務システムに限られるものではない。
【0010】
なお、以下では、Webページ上に重畳表示されるUI部品のことを「拡張UI部品」ともいい、またこれらの拡張UI部品によって実現されるUI(例えば、1つ以上の拡張UI部品が配置され、Webページ上に重畳表示されるレイヤ)のことを「拡張UI」ともいう。以下では、一例として、拡張UI部品としては、HTML(HyperText Markup Language)情報で定義されるフォーム部品(例えば、ボタン、テキストボックス、パスワードボックス、ラジオボタン、チェックボックス、プルダウンリスト(又は、プルダウンメニュー、ドロップダウンリスト、ドロップダウンメニュー等と呼ばれることもある。)、リストボックス、テキストエリア等)を想定する。ただし、拡張UI部品はHTML情報で定義されるフォーム部品に限定されるものではない。
【0011】
<全体構成例>
本実施形態に係る業務支援システム1の全体構成例を
図1に示す。
図1に示すように、本実施形態に係る業務支援システム1には、作成者端末10と、利用者端末20と、業務システム30とが含まれる。また、作成者端末10、利用者端末20及び業務システム30は、例えば、社内LAN(Local Area Network)等を含むネットワーク40を介して通信可能に接続される。
【0012】
作成者端末10は、拡張UIを作成する者(以下、作成者ともいう。)が利用する各種端末である。作成者端末10には、業務システム30から提供されるWebページを表示可能なWebブラウザ110と、拡張UIを作成するための編集ツール120とがインストールされている。なお、作成者端末10としては、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)、タブレット端末、スマートフォン等を利用することができる。
【0013】
利用者端末20は、業務システム30から提供されたWebページ上で何等かの業務を行う者(以下、利用者ともいう。)が利用する各種端末である。利用者端末20には、業務システム30から提供されるWebページを表示可能なWebブラウザ210と、Webブラウザ210によって表示されたWebページ上に拡張UIを重畳表示させる表示ツール220とがインストールされている。なお、利用者端末20としては、例えば、PC、タブレット端末、スマートフォン等を利用することができる。
【0014】
業務システム30は、Webサーバとして機能を有し、何等かの業務(例えば、経費精算や報告書作成等)に関する各種Webページを作成者端末10及び利用者端末20に提供する。業務システム30としては、例えば、汎用サーバ等を利用することができる。
【0015】
なお、
図1に示す業務支援システム1の全体構成は一例であって、これに限られるものではない。例えば、
図1に示す業務支援システム1では、作成者端末10、利用者端末20及び業務システム30がいずれも1台のみ図示されているが、作成者端末10、利用者端末20及び業務システム30はそれぞれ複数台存在してもよい。
【0016】
<機能構成例>
≪作成者端末10≫
本実施形態に係る作成者端末10の機能構成例を
図2に示す。
図2に示すように、本実施形態に係る作成者端末10は、表示制御部121と、入力受付部122と、画面取得部123と、表示態様特定部124と、ルールファイル作成部125とを有する。これら各部は、例えば、作成者端末10にインストールされた編集ツール120が、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサに実行させる処理により実現される。また、本実施形態に係る作成者端末10は、記憶部126を有する。記憶部126は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等の記憶装置により実現される。
【0017】
表示制御部121は、拡張UIを作成するための各種画面(後述する拡張UI作成画面、Webページ選択画面等)をディスプレイ等の表示装置上に表示する。
【0018】
入力受付部122は、表示制御部121によって表示された各種画面上での各種入力操作(例えば、マウス等のポインティングデバイスによる各種操作、キーボードによる各種操作、タッチパネルによる各種操作等)を受け付ける。
【0019】
画面取得部123は、Webブラウザ110によって表示されているWebページの画面情報を取得する。ここで、画面情報には、WebページのURL(Uniform Resource Locator)と、当該Webページを画面キャプチャしたキャプチャ画像(より正確には、当該Webブラウザ110によって表示されている当該Webページの画面を画面キャプチャしたキャプチャ画像)と、当該WebページのHTML情報等の画面定義情報とが含まれる。
【0020】
表示態様特定部124は、画面取得部123によって取得された画面情報に含まれる画面定義情報を用いて、当該WebページのUI部品(例えば、ボタン、テキストボックス、パスワードボックス、ラジオボタン、チェックボックス、プルダウンリスト、リストボックス、テキストエリア等といったフォーム部品)の表示態様を特定する。ここで、表示態様とは、UI部品の色、大きさ(高さ及び幅)、UI部品で利用されているフォント種類等といった見た目のことである。ただし、これ以外にも、表示態様は、例えば、装飾やデザイン等といった様々な見た目を表すものであってもよい。
【0021】
ルールファイル作成部125は、表示制御部121によって表示された拡張UI作成画面上で拡張UIが作成された場合、その拡張UIをWebページ上に重畳表示させるための条件が定義されたルールファイルを作成する。ここで、ルールファイルには、例えば、拡張UIを重畳させるWebページ(以下、対象Webページともいう。)のURLと、当該拡張UIの定義する情報(以下、拡張UI定義情報ともいう。)とが含まれる。また、拡張UI定義情報には、例えば、拡張UIに含まれる各拡張UI部品をそれぞれ定義するHTML情報と、拡張UI上における各拡張UI部品それぞれの表示位置(表示座標)とが含まれる。なお、ルールファイルには、複数のURLと、これら複数のURLの各々に対応する複数の拡張UI定義情報とが含まれていてもよい。
【0022】
また、ルールファイル作成部は、ルールファイルを各利用者端末20に配布する。このとき、ルールファイルの配布方法は特定の方法に限定されるものではなく、任意の方法で配布すればよい。例えば、ルールファイル作成部は、ネットワーク40を介して各利用者端末20にルールファイルを送信してもよいし、各利用者端末20がアクセス可能なファイルサーバ等にルールファイルを保存してもよいし、各利用者に配布されるUSBメモリ等といった外部記録媒体に保存してもよい。
【0023】
記憶部126は、拡張UIを作成するために必要な情報(例えば、対象WebページのURL、キャプチャ画像、画面定義情報等)を記憶したり、ルールファイルを記憶したりする。
【0024】
≪利用者端末20≫
本実施形態に係る利用者端末20の機能構成例を
図3に示す。
図3に示すように、本実施形態に係る利用者端末20は、URL取得部221と、拡張UI定義情報取得部222と、表示制御部223と、入力受付部224とを有する。これら各部は、例えば、利用者端末20にインストールされた表示ツール220が、CPU等のプロセッサに実行させる処理により実現される。また、本実施形態に係る利用者端末20は、記憶部225を有する。記憶部225は、HDD、SSD、フラッシュメモリ等の記憶装置により実現される。
【0025】
URL取得部221は、Webブラウザ210によって表示されるWebページのURLを取得する。
【0026】
拡張UI定義情報取得部222は、記憶部225に記憶されているルールファイルを参照して、URL取得部221によって取得されたURLが対象WebページのURLであるか否かを判定する。そして、拡張UI定義情報取得部222は、当該URLが対象WebページのURLであると判定した場合、当該URLに対応付けられている拡張UI定義情報をルールファイルから取得する。
【0027】
表示制御部223は、拡張UI定義情報取得部222によって取得された拡張UI定義情報を用いて、Webブラウザ210によって表示されているWebページ上に拡張UIを重畳表示させる。すなわち、表示制御部223は、例えば、当該拡張UI定義情報に含まれる各拡張UI部品のHTML情報をレンダリングし、その拡張UI部品に対応する表示位置に表示させる。このとき、表示制御部223は、例えば、操作及び表示を透過する透過レイヤを当該Webページ上に設定した上でその透過レイヤ上に拡張UI部品を配置してもよいし、各拡張UI部品の各々を含む範囲の各透過レイヤを当該Webページ上にそれぞれ設定した上でそれら各透過レイヤ上に各拡張UI部品をそれぞれ配置してもよい。
【0028】
入力受付部224は、表示制御部223によって表示された拡張UIでの各種入力操作(例えば、マウス等のポインティングデバイスによる各種操作、キーボードによる各種操作、タッチパネルによる各種操作等)を受け付ける。
【0029】
記憶部225は、Webブラウザ210によって表示されているWebページ上に拡張UIを重畳表示させるために必要な情報(例えば、作成者端末10から配布されたルールファイル等)を記憶する。
【0030】
<拡張UI作成処理の例>
以下、本実施形態に係る拡張UI作成処理の一例について、
図4を参照しながら説明する。以下では、作成者によって編集ツール120が起動されたものとする。また、Webブラウザ110によって1つ以上のWebページが表示されているものとする。
【0031】
まず、表示制御部121は、拡張UI作成画面を表示する(ステップS101)。例えば、表示制御部121は、
図5に示す拡張UI作成画面1000を表示する。
【0032】
図5に示す拡張UI作成画面1000には、「画面の追加」ボタン1010と、キャプチャ画像表示欄1020と、「部品の追加」ボタン1030と、拡張UI一覧1040と、「テスト実行」ボタン1050と、「保存」ボタン1060とが含まれる。
【0033】
「画面の追加」ボタン1010は、後述するWebページ選択画面を表示するためのボタンである。キャプチャ画像表示欄1020は、後述するWebページ選択画面で選択された対象Webページのキャプチャ画像が表示される表示欄である。「部品の追加」ボタン1030は、キャプチャ画像表示欄1020上に後述する拡張UI部品作成欄を配置するためのボタンである。拡張UI一覧1040は、キャプチャ画像表示欄1020に配置されている拡張UI部品作成欄で作成された拡張UI部品の名称や種類等の一覧を表示する表示欄である。「テスト実行」ボタン1050は、キャプチャ画像表示欄1020に配置されている拡張UI部品作成欄で作成された拡張UI部品の表示テストを実行するためのボタンである。「保存」ボタン1060は、Webページ選択画面で選択された対象WebページのURLと、各拡張UI部品作成欄で作成された拡張UI部品を当該対象Webページに表示させるための拡張UI定義情報とをルールファイルに保存するためのボタンである。
【0034】
以下では、
図5に示す拡張UI作成画面1000上で作成者によって「画面の追加」ボタン1010が押下されたものとして説明を続ける。
【0035】
入力受付部122は、「画面の追加」ボタン1010の押下操作(つまり、Webページ選択画面の表示操作)を受け付ける(ステップS102)。
【0036】
画面取得部123は、入力受付部122によってWebページ選択画面の表示操作が受け付けられると、Webブラウザ110によって表示されているWebページのURLと、当該Webページを画面キャプチャしたキャプチャ画像とを取得する(ステップS103)。このとき、例えば、当該Webブラウザ110がタブブラウザであり、複数のタブの各々にWebページが表示されている場合、画面取得部123は、各タブにそれぞれ表示されている各WebページのURLとキャプチャ画像を取得する。また、例えば、作成者端末10上で複数のWebブラウザ110が起動している場合、画面取得部123は、複数のWebブラウザ110の各々に関して、当該Webブラウザ110によって表示されているWebページのURLとキャプチャ画像とを取得する。
【0037】
なお、上記のステップS103ではWebページのURLとキャプチャ画像のみが取得されるものとしたが、これは一例であって、例えば、上記のステップS103でWebページの画面情報(つまり、URL、キャプチャ画像、画面定義情報等)が取得されてもよい。
【0038】
次に、表示制御部121は、Webページ選択画面を表示する(ステップS104)。例えば、表示制御部121は、
図6に示すWebページ選択画面2000を表示する。
【0039】
図6に示すWebページ選択画面2000には、Webブラウザ選択欄2010と、Webページ画面選択欄2020と、「選択した画面を追加」ボタン2030と、「閉じる」ボタン2040とが含まれる。
【0040】
Webブラウザ選択欄2010は、作成者端末10上で複数のWebブラウザ110が起動している場合に対象Webページの選択対象となるWebブラウザ110を選択するための選択欄である。
図6に示す例では、「Webブラウザ1」が選択されている場合を表している。Webページ画面選択欄2020は、Webブラウザ110の各タブに表示されているWebページの中から対象WebページとするWebページを選択するための選択欄である。
図6に示す例では、2行目のWebページ(報告書作成ページ)が選択されている場合を表している。
【0041】
ここで、Webページ画面選択欄2020には、Webブラウザ110の各タブに表示されているWebページのWebページ名やURLの他に、上記のステップS103で取得されたキャプチャ画像(を縮小した画像)が表示される。例えば、Webページ画面選択欄2020の1行目には、当該Webブラウザ110の1つ目のタブに表示されているWebページのWebページ名「経費精算ページ」と、当該WebページのURL「https://www.hogehoge.co.jp/ex/」と、当該Webページのキャプチャ画像(を縮小した画像)2021とが表示されている。同様に、Webページ画面選択欄2020の2行目には、当該Webブラウザ110の2つ目のタブに表示されているWebページのWebページ名「報告書作成ページ」と、当該WebページのURL「https://www.hogehoge.co.jp/report/」と、当該Webページのキャプチャ画像(を縮小した画像)2022とが表示されている。
【0042】
このように、Webページ画面選択欄2020には、選択対象となる各Webページのキャプチャ画像が表示される。これにより、例えば、Webページ名やURLのみが表示される場合と比較して、作成者は、自身が選択したい所望のWebページを視覚的に容易に特定することが可能となる。すなわち、対象のWebページに重畳表示されるUI部品を作成するために複数のWebページの中から対象のWebページを選択する場合に、上記の非特許文献1に記載されている技術のようにWebページ名やURLから対象のWebページを選択する必要がないため、所望のWebページを視覚的に容易に特定及び選択することが可能となる。
【0043】
「選択した画面を追加」ボタン2030は、Webページ画面選択欄2020で選択れているWebページを対象Webページとして、拡張UI作成画面1000に戻るためのボタンである。「閉じる」ボタン2040は、Webページ選択画面2000を閉じるためのボタンである。なお、「×」ボタン2050でもWebページ選択画面2000を閉じることができる。また、「ページ情報を取得」ボタン2060は、Webブラウザ110によって表示されているWebページのURLやキャプチャ画像等を取得し直してWebブラウザ選択欄2010を更新するためのボタンである。
【0044】
以下では、
図6に示すWebページ選択画面2000のWebページ画面選択欄2020で2行目のWebページ(Webページ名「報告書作成ページ」、URL「https://www.hogehoge.co.jp/report/」)が選択された上で、作成者によって「選択した画面を追加」ボタン2030が押下されたものとして説明を続ける。また、Webブラウザ110によって表示されている当該Webページ(Webページ名「報告書作成ページ」)の画面は、例えば、
図7に示すWebページ画面3000であるものとする。
図7に示すWebページ画面3000には、報告書の記載項目の1つである「件名」を入力するための「件名」入力欄3010と、報告書の記載項目の1つである「実施目的」を入力するための「実施目的」入力欄3020と、報告書の記載項目の1つである「実施内容」を入力するための「実施内容」入力欄3030と、報告書を提出するためのボタンである「送信」ボタン3040と、報告書の提出を中止するためのボタンである「中止」ボタン3050とが含まれている。
【0045】
入力受付部122は、「選択した画面を追加」ボタン2030の押下操作(つまり、対象Webページの選択操作)を受け付ける(ステップS105)。
【0046】
次に、画面取得部123は、上記のステップS105で受け付けた選択操作によって選択された対象Webページの画面定義情報(例えば、HTML情報等)を取得する(ステップS106)。なお、例えば、上記のステップS103で対象Webページの画面定義情報を含む画面情報が取得された場合、本ステップは実行されなくてもよい。
【0047】
次に、表示態様特定部124は、上記のステップS106で取得された画面定義情報を解析し、UI部品の種類毎に、そのUI部品の表示態様を特定する(ステップS107)。すなわち、表示態様特定部124は、UI部品の種類毎に、対象Webページに含まれる各UI部品の表示態様を特定する。
【0048】
ここで、表示態様特定部124は、例えば、HTML情報である画面定義情報に定義されているフォームタグを解析し、フォーム部品の種類(例えば、ボタン、テキストボックス、パスワードボックス、ラジオボタン、チェックボックス、プルダウンリスト、リストボックス、テキストエリア等)毎に、各フォーム部品の表示態様を特定する。これは、例えば、フォームタグに定義されているinputタグやtextareaタグ、selectタグ等を解析し、フォーム部品の背景色、文字のフォント、文字色等といった表示態様を特定すればよい。
【0049】
なお、例えば、対象Webページの画面定義情報に定義されていない種類のフォーム部品に関しては、表示態様特定部124は、その種類に応じて予め設定されたデフォルトの表示態様を特定してもよいし、その種類に類似する種類のUI部品の表示態様を特定してもよい。ここで、互いに類似する種類のUI部品の例としては、例えば、プルダウンリストとリストボックス等が挙げられる。また、他の例としては、例えば、ラジオボタンとチェックボックス等が挙げられる。ただし、例えば、互いに類似するUI部品が予め設定されていてもよい。
【0050】
次に、表示制御部121は、拡張UI作成画面を表示すると共に、対象Webページのキャプチャ画像を当該拡張UI作成画面上に表示する(ステップS108)。例えば、表示制御部121は、
図8に示す拡張UI作成画面1000を表示する。
【0051】
図8に示す拡張UI作成画面1000のキャプチャ画像表示欄1020には、対象Webページのキャプチャ画像1021が表示されている。また、当該キャプチャ画像1021上には、当該対象Webページに対する拡張UIの表示位置を決定するための座標平面(例えば、xy座標平面)が設定されている。作成者は、例えば、「部品の追加」ボタン1030を押下することで、拡張UI部品作成欄を当該キャプチャ画像1021上に配置することができる。また、この拡張UI部品作成欄は、例えば、ドラッグアンドドロップ操作等により、当該キャプチャ画像1021上の任意の位置に移動させることができる。これにより、作成者は、キャプチャ画像1021が表す対象Webページ上の任意の位置(表示位置、表示座標)に拡張UI部品を配置することが可能となる。
図8に示す例では、拡張UI部品作成欄1110と、拡張UI部品作成欄1120とがキャプチャ画像1021上に配置されている場合を表している。
【0052】
ここで、拡張UI部品作成欄1110には編集ボタン1111が含まれており、作成者は当該編集ボタン1111を押下することにより、その拡張UI部品作成欄1110で作成する拡張UI部品の種類、名称(識別情報)、当該種類の拡張UI部品に対してテキストや画像等(以下、テキスト等という。)を設定可能な場合にはテキスト等を設定することができる。
図8に示す例では、拡張UI部品作成欄1110で作成する拡張UI部品の種類としてボタンを表す「Button」、名称として「ボタン1」が設定されており、それぞれ種類表示欄1112、名称表示欄1113に表示されている。また、拡張UI部品作成欄1110には、ボタンを表し、かつ、テキストとして「雛形選択」が設定された拡張UI部品1114が表示されている。このとき、拡張UI部品1114は、その種類に応じて、上記のステップS107で特定された表示態様で表示される。すなわち、
図8に示す例では、
図7に示すWebページ画面3000の「送信」ボタン3040や「中止」ボタン3050と同様の表示態様で拡張UI部品1114が表示される。これにより、作成者は、実際に拡張UIを対象Webページ上に重畳表示したときと同様の表示態様(同一又は類似する表示態様)で拡張UI部品を作成することが可能となる。なお、キャプチャ画像1021上に設定された座標平面における拡張UI部品1114の表示座標が対象Webページにおける表示位置となる。
【0053】
同様に、拡張UI部品作成欄1120には編集ボタン1121が含まれており、作成者は当該編集ボタン1121を押下することにより、その拡張UI部品作成欄1120で作成する拡張UI部品の種類、名称(識別情報)、当該種類の拡張UI部品に対してテキスト等を設定可能な場合にはテキスト等を設定することができる。
図8に示す例では、拡張UI部品作成欄1120で作成する拡張UI部品の種類としてテキストボックスを表す「Text」、名称として「テキスト1」が設定されており、それぞれ種類表示欄1122、名称表示欄1123に表示されている。また、拡張UI部品作成欄1120には、テキストボックスを表し、かつ、テキストとして「実施内容は必ず入力して下さい。」が設定された拡張UI部品1124が表示されている。このとき、拡張UI部品1124は、その種類に応じて、上記のステップS107で特定された表示態様で表示される。これにより、作成者は、実際に拡張UIを対象Webページ上に重畳表示したときと同様の表示態様(同一又は類似する表示態様)で拡張UI部品を作成することが可能となる。なお、キャプチャ画像1021上に設定された座標平面における拡張UI部品1124の表示座標が対象Webページにおける表示位置となる。
【0054】
このように、作成者は、対象Webページのキャプチャ画像上に様々な拡張UI部品を配置することで拡張UIを作成することができる。また、このとき、拡張UI部品は、その種類に応じて、対象Webページと同様の表示態様で表示される。このため、例えば、編集ツール120を一度閉じた後にWebブラウザ110で対象Webページを開くことなく、作成者は、対象Webページに重畳表示される拡張UI部品の表示態様を確認することが可能となる。
【0055】
ここで、
図8に示す拡張UI作成画面1000には、作成者によって選択された拡張UI部品作成欄で作成される拡張UIに対してより詳細な設定を行うことが可能な詳細設定欄1070が含まれる。この詳細設定欄1070では、例えば、拡張UI部品の表示態様(見た目、外観)や配置方法を変更したり、拡張UI部品に対して動作設定を行ったりすることができる。これにより、例えば、拡張UI部品の表示対象をより詳細に設定したり、動的に動作する拡張UI部品を配置したりすることが可能となる。
【0056】
なお、
図8に示す例では、一例として、拡張UI部品の種類として「ボタン」が設定された拡張UI部品作成欄と、「テキストボックス」が設定された拡張UI部品作成欄とを表しているが、拡張UI部品作成欄では、任意の種類(例えば、ボタン、テキストボックス、パスワードボックス、ラジオボタン、チェックボックス、プルダウンリスト、リストボックス、テキストエリア等)を設定することが可能である。例えば、一例として、拡張UI部品の種類として「プルダウンリスト」が設定された拡張UI部品作成欄1130を
図9に示す。
図9に示す拡張UI部品作成欄1130には、編集ボタン1131と、プルダウンリストを表す種類「List」が表示された種類表示欄1132と、その名称「プルダウンリスト1」が表示された名称表示欄1133と、テキスト「選択項目1」が設定された拡張UI部品1134とが含まれている。
【0057】
以下では、
図8に示す拡張UI作成画面1000で拡張UI部品作成欄1110及び1120により拡張UI部品をそれぞれ作成した上で、作成者によって「保存」ボタン1060が押下されたものとして説明を続ける。
【0058】
入力受付部122は、「保存」ボタン1060の押下操作(つまり、拡張UIの作成操作)を受け付ける(ステップS109)。
【0059】
ルールファイル作成部125は、入力受付部122によって拡張UIの作成操作が受け付けられると、ルールファイルを作成し、記憶部126に保存する(ステップS110)。すなわち、ルールファイル作成部125は、対象WebページのURLと、拡張UI部品作成欄1110及び1120によりそれぞれ作成された各拡張UI部品で構成される拡張UIの拡張UI定義情報とを対応付けたルールファイルを作成し、このルールファイルを記憶部126に保存する。これにより、対象WebページのURLと、各拡張UI部品のHTML情報及び表示位置が含まれる拡張UI定義情報とが対応付けられたルールファイル(つまり、(URL,拡張UI定義情報)と表されるルールファイル)が作成及び保存される。
【0060】
ただし、例えば、ルールファイルが既に記憶部126に存在する場合、ルールファイル作成部125は、このルールファイルに対して、対象WebページのURLと、各拡張UI定義情報とを対応付けた情報(URL,拡張UI定義情報)を追加してもよい。
【0061】
<拡張UI表示処理の例>
以下、本実施形態に係る拡張UI表示処理の一例について、
図10を参照しながら説明する。この拡張UI表示処理は、例えば、Webブラウザ210によって或るURLにアクセスし、そのURLのWebページの表示が開始された場合に実行される。なお、以下では、利用者端末20の記憶部225には、作成者端末10から配布されたルールファイルが保存されているものとする。
【0062】
URL取得部221は、当該Webブラウザ210によって表示されるWebページのURLを取得する(ステップS201)。
【0063】
次に、拡張UI定義情報取得部222は、記憶部225に記憶されているルールファイルを参照して、上記のステップS201で取得されたURLが対象WebページのURLであるか否かを判定する(ステップS202)。すなわち、拡張UI定義情報取得部222は、上記のステップS201で取得されたURLがルールファイルに含まれているか否かを判定する。
【0064】
上記のステップS202で当該URLが対象WebページのURLであると判定されなかった場合(ステップS202でNO)、利用者端末20は、拡張UI表示処理を終了する。この場合、Webブラウザ210によって表示されるWebページには、拡張UIは重畳表示されない。
【0065】
一方で、上記のステップS202で当該URLが対象WebページのURLであると判定された場合(ステップS202でYES)、拡張UI定義情報取得部222は、当該URLに対応付けられている拡張UI定義情報を当該ルールファイルから取得する(ステップS203)。
【0066】
そして、表示制御部223は、上記のステップS203で取得された拡張UI定義情報を用いて、Webブラウザ210によって表示されているWebページ上に拡張UIを重畳表示させる(ステップS204)。すなわち、表示制御部223は、例えば、当該拡張UI定義情報に含まれる各拡張UI部品のHTML情報をレンダリングし、そのHTML情報に対応する表示位置に、レンダリングされた拡張UI部品を重畳表示させる。これにより、対象Webページ上に拡張UIが重畳表示される。例えば、一例として、
図7に示すWebページ画面3000上に、
図8に示す拡張UI作成画面1000で作成された拡張UIを重畳表示させた場合のWebページ画面3000を
図11に示す。
図8に示すWebページ画面3000では、拡張UI部品作成欄1110で作成された拡張UI部品4010と、拡張UI部品作成欄1120で作成された拡張UI部品4020とが重畳表示されている。これにより、業務システム30から提供されたWebページ上で何等かの業務を行う際に、それらの拡張UI部品によって利用者の業務を支援することが可能となる。例えば、拡張UI部品によって誤入力を注意喚起したり、入力例を提示したり、雛形を利用可能にしたりすることで、利用者の業務を支援することができる。
【0067】
<変形例>
上記の実施形態では、Webページの画面定義情報はHTML情報であるものとしたが、CSS(Cascading Style Sheets)等のスタイルシート情報を取得可能な場合には、HTML情報に加えて、スタイルシート情報も画面定義情報としてもよい。これにより、WebページのUI部品の表示態様がスタイルシートで指定されている場合であっても、拡張UI作成画面上で拡張UIを作成する際に、拡張UI部品の表示態様を当該WebページのUI部品と同様にすることが可能となる。
【0068】
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る作成者端末10では、Webページ上に重畳表示される拡張UIを構成する拡張UI部品を作成する際に、当該拡張UI部品の表示態様を当該Webページと同様の表示態様で作成することができる。このため、例えば、Webブラウザ110を立ち上げることなく、拡張UIの表示態様を確認することが可能となり、拡張UIの作成を効率的に行うことが可能となる。
【0069】
また、本実施形態に係る作成者端末10では、拡張UIが重畳表示されるWebページを一覧から選択する際に、それらのWebページのキャプチャ画像(を縮小した画像)も同時に表示される。このため、例えば、Webページの名称やURLのみが表示される場合と比較して、作成者は、所望のWebページを容易に選択することが可能となる。
【0070】
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から逸脱することなく、種々の変形や変更、既知の技術との組み合わせ等が可能である。
【0071】
以上の実施形態に関し、更に以下の付記項を開示する。
(付記項1)
UI上に重畳表示されるUI部品を表す拡張UI部品を作成するためのUI部品作成装置であって、
ブラウザによって表示されている複数のUIの各々のキャプチャ画像を取得する取得部と、
前記拡張UI部品を重畳表示するUIの候補として、前記複数のUIの各々のキャプチャ画像を画面上に選択可能に表示する表示制御部と、
前記候補を選択するユーザ操作に応じて、前記候補として選択されたUIの識別情報と、前記UI上に重畳表示される拡張UI部品を定義する定義情報とを対応付けた情報を作成する作成部と、
を有するUI部品作成装置。
(付記項2)
前記表示制御部は、
前記拡張UI部品を重畳表示するUIの候補として、前記複数のUIの各々の識別情報と、前記複数のUIの各々の名称と、前記複数のUIの各々のキャプチャ画像とを前記画面上に選択可能に表示する、付記項1に記載のUI部品作成装置。
(付記項3)
前記表示制御部は、
前記ブラウザによって表示されている複数のUIの各々のキャプチャ画像を前記取得部によって再取得するための操作部品を前記画面上に表示する、付記項1又は2に記載のUI部品作成装置。
(付記項4)
UI上に重畳表示されるUI部品を表す拡張UI部品を作成するためのコンピュータが、
ブラウザによって表示されている複数のUIの各々のキャプチャ画像を取得する取得手順と、
前記拡張UI部品を重畳表示するUIの候補として、前記複数のUIの各々のキャプチャ画像を画面上に選択可能に表示する表示制御手順と、
前記候補を選択するユーザ操作に応じて、前記候補として選択されたUIの識別情報と、前記UI上に重畳表示される拡張UI部品を定義する定義情報とを対応付けた情報を作成する作成手順と、
を実行するUI部品作成方法。
(付記項5)
UI上に重畳表示されるUI部品を表す拡張UI部品を作成するためのコンピュータに、
ブラウザによって表示されている複数のUIの各々のキャプチャ画像を取得する取得手順と、
前記拡張UI部品を重畳表示するUIの候補として、前記複数のUIの各々のキャプチャ画像を画面上に選択可能に表示する表示制御手順と、
前記候補を選択するユーザ操作に応じて、前記候補として選択されたUIの識別情報と、前記UI上に重畳表示される拡張UI部品を定義する定義情報とを対応付けた情報を作成する作成手順と、
を実行させるプログラム。
【符号の説明】
【0072】
1 業務支援システム
10 作成者端末
20 利用者端末
30 業務システム
40 ネットワーク
110 Webブラウザ
120 編集ツール
121 表示制御部
122 入力受付部
123 画面取得部
124 表示態様特定部
125 ルールファイル作成部
126 記憶部
210 Webブラウザ
220 表示ツール
221 URL取得部
222 拡張UI定義情報取得部
223 表示制御部
224 入力受付部
225 記憶部