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▶ 花輪 洋一の特許一覧

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  • 特開-平面映像の回転による立体映像 図1
  • 特開-平面映像の回転による立体映像 図2
  • 特開-平面映像の回転による立体映像 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024143943
(43)【公開日】2024-10-11
(54)【発明の名称】平面映像の回転による立体映像
(51)【国際特許分類】
   H04N 13/393 20180101AFI20241003BHJP
   G09F 13/30 20060101ALI20241003BHJP
【FI】
H04N13/393
G09F13/30
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023066739
(22)【出願日】2023-03-30
(71)【出願人】
【識別番号】599114232
【氏名又は名称】花輪 洋一
(72)【発明者】
【氏名】花輪 洋一
【テーマコード(参考)】
5C096
【Fターム(参考)】
5C096AA11
5C096AA27
5C096BA04
5C096BC12
5C096CA06
5C096CC06
5C096CC11
5C096CC13
5C096CC23
5C096DC04
5C096FA04
(57)【要約】      (修正有)
【課題】回転する台の端に逆の方向に回転する平面映像を載せた、平面映像の回転による立体映像を提供する。
【解決手段】常に同じ方向を向いて回転する平面映像板(3)で容易に実現できる立体映像であって、底面部(1)の上で回転する回転台(2)の上に逆の方向に同じ角度だけ回転する平面映像板(3)を載せると、平面映像板(3)は常に同じ方向を向く。輝点(4)を表示して、鑑賞方向(5)のあたりから見ると立体的に見える。輝点(4)を多数増やし、人間の目の残像効果が十分有効なうちに回転させ、立体映像を表示させる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
底面部(1)の上で回転する回転台(2)の端に、逆の方向に同じ角度だけ回転する平面映像板(3)を載せると、平面映像板(3)は常に同じ方向を向く。
今、輝点(4)を幾つか空間的にずらして平面映像板(3)上に表示すれば立体的に見える。この輝点(4)を多数表示し、人間の目の残像効果が十分なうちに回転する立体映像。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、回転する台の端に逆の方向に回転する平面映像を載せた、平面映像の回転による立体映像に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、立体映像は二つあり、一つは視差を利用したものであり、もう一つはホログラフィ-によるものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これらは次のような欠点があった。
視差を利用する場合、裸眼で複数の人間が見るのは極めて難しく、ホログラフィ―は厖大なメモリ-を必要とする。
本発明は以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するため手段】
【0004】
底面部(1)の上で回転する回転台(2)の上に逆の方向に同じ角度だけ回転する平面映像板(3)を載せると、平面映像板(3)は常に同じ方向を向く。
ここで、図1のような輝点(4)を表示して、鑑賞方向(5)のあたりから見ると立体的に見える。輝点(5)を多数増やし、人間の目の残像効果が十分有効なうちに回転させれば、立体映像を表示させることができる。
本発明は、以上の構成よりなる立体映像である。
【発明の効果】
【0005】
本発明をTVゲ-ムのディスプレイとして使用すれば、臨場感がずっと優れた立体映像のゲ-ムが得られる。コンピュ-タ-を使用した医療機器や3Dプリンタ-のモニタ-としても従来のものより遥かに使い易いものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】 斜視図で本発明の原理
図2】 斜視図で本発明の構造
図3】 平面図で本発明の幾何学的構成
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明を実施するための形態について説明する。
平面映像板(3)は、テレビやパソコンの液晶や、LEDをマトリックス状に並べたもの等である。
装置が作動を始めると回転台(2)と平面映像板(3)が回り始める。ここで、平面映像板(3)が回転台(2)の逆の方向へ同じ大きさの角度だけ回ると、平面映像板(3)は常に同じ方向を向く。図3を参照してそれを説明する
円(7)は平面映像板回転軸(6)が回転して描くものである。初期状態として、平面映像板(3)が円(7)の接線となっている状態を考える。もし平面映像板(3)が独自の回転をしないで回転台(2)のみが回転すると、平面映像板(3)は円(7)上で常に接線のままとなる。
平面映像板(3)を回転台(2)の反対方向に同じ角度だけ回転させると、
【数1】
となるように制御できる。
円と接線と三角形の性質により、
【数2】
となる。したがって、平面映像板(3)とx軸は直角でy軸とは平行となる。
ここで、x軸とy軸とは別にz軸を考えると、x軸とy軸に対して垂直な方向に設定できるので、yz平面はx軸とは垂直とする。したがって、時間を少しずつ変化させ、すなわちx軸のある点でyz平面すなわち平面映像板(3)に映像を表示させ、次にほんの少しだけ離れた別のx軸のある点で映像を表示し、これを続けて人間の残像効果が十分なうちに回転させれば、立体映像を表示させることができる。そのためにはxyzの立体的な映像のメモリ-が必要であるが、それはゲ-ム等で既に存在している。
【符号の説明】
【0008】
1 底面部
2 回転台
3 平面映像板
4 輝点
5 鑑賞方向
6 平面映像板回転軸
7 平面映像板回転軸(6)の描く円
8 平面映像板回転軸(6)の個所の接線
9 原点からの線(11)とx軸との間の角度θ
10 平面映像板(3)と接線(8)との間の角度
11 原点と平面映像板回転軸(6)を通る線
12 x軸と平面映像板(3)との間の角度φ
図1
図2
図3