(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024144023
(43)【公開日】2024-10-11
(54)【発明の名称】カード決済アプリケーションの決済広告システム及び決済広告方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0251 20230101AFI20241003BHJP
【FI】
G06Q30/0251
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023171187
(22)【出願日】2023-10-02
(31)【優先権主張番号】10-2023-0041819
(32)【優先日】2023-03-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】523372765
【氏名又は名称】パク ヒヨン
(74)【代理人】
【識別番号】110003801
【氏名又は名称】KEY弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】パク ヒヨン
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB08
5L049BB08
(57)【要約】 (修正有)
【課題】低廉に広告効果を享受することができ、広告の負担を縮小する、カード決済アプリケーションの決済広告システム及び決済広告方法を提供する。
【解決手段】決済広告システムにおいて、広告管理プラットフォームサーバ3は、広告主端末2を用いて直接広告を制作及び発行して、決済者端末1でカード決済アプリケーション31を用いて決済取引を完了した場合に、決済者端末1の画面へ決済領収書に加えて前記発行した広告を出力させる又はカード決済アプリケーション31と連動したカードに、広告主の広告でデザインされたデジタルカードスキンを、決済者端末1に選択的に適用して当該カードで決済を進行させると、当該加盟店の広告が決済者端末1の画面に露出される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カード決済アプリケーションの決済広告システムにおいて、
前記カード決済アプリケーションの決済広告システムは、
オンラインまたはオフラインでカードによって物品を購入しようとする決済者端末(1)と、オフラインまたはオンラインで物品を広告及び販売しようとする広告主端末(2)と、前記広告主端末(2)から決済が承認されると、これを認識し、決済者端末(1)に広告を出力させる広告管理プラットフォームサーバ(3)と、前記広告主端末(2)からカード承認要求の承認可否を決定して承認応答を前記広告主端末に通報する銀行/カード会社サーバ(4)と、を含み、
前記広告管理プラットフォームサーバ(3)のプラットフォーム(30)は、前記決済者端末(1)、広告主端末(2)、銀行/カード会社サーバ(4)をネットワーク上で接続し、
前記広告管理プラットフォームサーバ(3)のプラットフォーム(30)は、カード決済を行うカード決済アプリケーション(31)と、広告の制作及び発行を行う広告総合アプリケーション(32)と、前記決済者端末(1)で決済取引が完了すると、決済承認を認識し、前記広告総合アプリケーション(32)で生成された広告を出力する広告出力アプリケーション(33)と、を含み、
前記カード決済アプリケーション(31)は、カード決済要求と承認を送信及び受信する通信部(311)と、登録されたデジタルカードスキンを確認するスキン確認部(312)と、を含み、
前記広告総合アプリケーション(32)は、広告を直接制作する広告自己入力部(321a)と、広告を外注業者に依頼する広告外注入力部(321b)と、広告に音声を追加する音声入力部(321c)と、を有する広告入力部(321)と、広告期間、広告放映時間、及び広告露出頻度を設定し、広告を発行する広告制御部(322)と、前記制作された広告、または広告の制作に関連するツールを保存する保存部(323)と、を含み、
前記広告出力アプリケーション(33)は、決済時に前記カード決済アプリケーション(31)のカード決済完了を認識するカード決済認識部(331)と、前記カード決済認識部(331)から送出された信号を受け、決済領収書に広告を付着させる広告付着部(332)と、送信された決済領収書と広告を出力する広告出力部(333)と、を含むことを特徴とする、カード決済アプリケーションの決済広告システム。
【請求項2】
前記広告自己入力部(321a)は、広告に使用するイメージを入力する広告イメージ部(3211)と、広告に使用するテキスト及びステッカーを入力する広告テキスト部(3212)と、を含み、
前記広告外注入力部(321b)は、前記外注業者が広告の制作に参考する内容を入力する要求部(3213)を含むことを特徴とする、請求項1に記載のカード決済アプリケーションの決済広告システム。
【請求項3】
カード決済アプリケーションの決済広告方法において、
前記カード決済アプリケーションの決済広告方法は、
広告総合アプリケーションを用いて広告が生成されるように広告主端末によって広告管理プラットフォームサーバに広告要求を申請する段階と、
前記広告要求の申請を受けた広告管理プラットフォームサーバから、要求した広告主端末に前記広告総合アプリケーションを伝達する段階と、
前記広告総合アプリケーションをインストールした広告主端末で広告入力部を介して広告を制作及び保存する段階と、
前記制作された広告の広告期間、広告放映時間、及び広告露出頻度を広告制御部を介して設定して入力し、広告を発行する段階と、
このように発行された広告を広告管理プラットフォームサーバにアップロードする段階と、
決済者端末のカード決済アプリケーションに連動したカードが広告主及び販売者のPOS機器に挿入される段階と、
前記カード決済アプリケーションの画面に表示され、決済するために署名する段階と、
前記広告主及び販売者のPOS機器の画面に署名が表示されて決済が完了する段階と、
前記カード決済アプリケーションの画面と、広告主及び販売者のPOS機器の画面に決済領収書と共に広告が付加されるように出力される段階と、を含むことを特徴とする、カード決済アプリケーションの決済広告方法。
【請求項4】
前記広告総合アプリケーションをインストールした広告主端末が、前記広告総合アプリケーションの広告自己入力部を介して広告を制作する段階の代わりに、広告外注入力部によって広告を外注業者に依頼する段階、又は過去に制作した広告イメージをテンプレートとして活用して広告を制作する段階が可能であることを特徴とする、請求項3に記載のカード決済アプリケーションの決済広告方法。
【請求項5】
前記決済者端末は、決済者端末のフォロワーに決済領収書と共に出力された広告を共有するフォロワー共有機能を含むことを特徴とする、請求項3又は4に記載のカード決済アプリケーションの決済広告方法。
【請求項6】
広告自己入力部を介して広告を制作する段階は、広告イメージ部を介して、広告に使用する動的なイメージを含むイメージを入力し、広告テキスト部を介して、広告に使用するテキスト及びステッカーを入力し、
広告外注入力部を介して広告を制作する段階は、要求部を介して、外注業者が広告の制作に参考するイメージとテキストを入力することを特徴とする、請求項3又は4に記載のカード決済アプリケーションの決済広告方法。
【請求項7】
前記広告を制作する段階は、領収書広告とバナー広告の中から選択して進行が可能であることを特徴とする、請求項3に記載のカード決済アプリケーションの決済広告方法。
【請求項8】
バナー広告は、領収書広告制作過程と同一であるが、音声入力部を介して広告主の肉声を録音するか、或いはTTS又はボイスウェアで広告コメントを入力させるか、或いは広告総合アプリケーションに登録された音声サンプルを用いて制作する音声広告機能を追加したことを特徴とする、請求項7に記載のカード決済アプリケーションの決済広告方法。
【請求項9】
前記広告主及び販売者のPOS機器を介した直接カード決済ではなく、PC、モバイル機器などでインターネットを介して進行するオンラインカード決済の場合にも、同一の過程で決済者端末に電子領収書と領収書広告を出力することを特徴とする、請求項3に記載のカード決済アプリケーションの決済広告方法。
【請求項10】
カード決済アプリケーションの決済広告方法において、
前記カード決済アプリケーションの決済広告方法は、
広告主端末から広告管理プラットフォームサーバに、デジタルカードスキンと放映されるカード広告を要求する段階と、
前記広告管理プラットフォームサーバに、外部で制作されたデジタルカードスキンとカード広告が保存される段階と、
前記広告管理プラットフォームサーバから前記デジタルカードスキンを決済者端末のカード決済アプリケーションにダウンロードする段階と、
前記カード決済アプリケーションを介してデジタルカードスキンをカード決済アプリケーションと連動したカードに選択的に適用する段階と、
前記デジタルカードスキンを適用したカードを用いてカード決済アプリケーションで決済が行われる段階と、
前記デジタルカードスキンの広告主広告映像及びイメージ、音声からなるカード広告が決済者端末の画面へ広告出力アプリケーションを介して出力される段階と、を含むことを特徴とする、カード決済アプリケーションの決済広告方法。
【請求項11】
前記デジタルカードスキンを適用してカード広告を出力した決済者端末に、既存カードの固定された使用特典とは別に、前記デジタルカードスキンを適用したカードの使用に対する広告主の特典を与えることを特徴とする、請求項10に記載のカード決済アプリケーションの決済広告方法。
【請求項12】
前記決済者端末のカード決済アプリケーションと連動した一つのカードでデジタルカードスキンのみ変更可能であることを特徴とする、請求項10に記載のカード決済アプリケーションの決済広告方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カード決済アプリケーションの決済広告システム及び決済広告方法に関し、より詳細には、広告主端末を用いて直接広告を制作及び発行(Publish)し、決済者端末でカード決済アプリケーションを用いて決済取引を完了すると、決済者端末の画面へ決済領収書に加えて前記発行した広告が出力されるか、或いはカード決済アプリケーションと連動したカードに、広告主の広告でデザインされたデジタルカードスキンを決済者端末に選択適用して、当該カードで決済を進行すると、当該広告が決済者端末の画面に露出される、カード決済アプリケーションの決済広告システム及び決済広告方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、モバイルによる決済取引環境で決済取引を補助或いは進行するフィンテックアプリケーションの利用者と利用頻度が決済の利便性により増えている。カード決済取引にもこれを補助してセキュリティ性と利便性を高める決済アプリケーションが登場しており、その活用度が次第に高まる見通しである。
【0003】
このような決済アプリケーションは、決済取引を進行するのがその主要機能であるが、領収書とカードが現物ではなくデジタル機器の画面を介して確認することができる電子的形態に変化している状況に合わせて、バナー、通知ウィンドウ、または電子領収書に広告を配置して収益を生み出し、アプリケーション利用者に広告を露出する広告媒体の機能を追加的に行うのに肯定的な環境となりつつある。
【0004】
これに対する先行技術は、決済者端末に電子領収書が発行され、電子領収書にアプリケーション提供の広告が掲示されるか、或いはモバイル端末のホーム画面又は待機画面に広告を露出し、端末利用者に特典を与える特徴があったが、当該広告の形態・構成・目的・生成原理などを明確に提示することができず、広告主が広告を制作するときに高い費用をかけなければならないという問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国公開特許第10-2021-0132387号公報
【特許文献2】韓国登録特許第10-1583115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、上述した従来の問題点を解決するためのもので、広告主端末で制作及び発行した広告をカード決済アプリケーションを用いて決済取引完了した決済者端末の画面へ決済領収書に加えて出力して低廉に広告効果を享受することができ、決済者端末を用いて、広告主の広告でデザインされたデジタルカードスキンをカード決済アプリケーションと連動したカードに選択的に適用して当該カードで決済を進行すると、当該広告が決済者端末の画面に露出されて広告の負担を縮小する、カード決済アプリケーションの決済広告システム及び決済広告方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明が解決しようとする課題を達成するために、本発明の一特徴によれば、広告主端末で制作及び発行した広告を、カード決済アプリケーションを用いて決済取引完了した決済者端末の画面へ決済領収書に加えて出力する、カード決済アプリケーションの決済広告システム及び決済広告方法を提供する。
【0008】
第1実施形態において、広告主端末で広告総合アプリケーションを介して広告を制作する方法は、広告管理プラットフォームサーバから広告総合アプリケーションをダウンロードする段階と、領収書広告とバナー広告の中から選択する段階と、前記広告総合アプリケーションにおいて、広告に使用するイメージ及び音声を広告入力部を介して入力するとともに、入力した広告を保存部を介して保存する段階と、広告制御部を介して広告期間及び広告露出頻度を設定し、設定した広告を発行して広告管理プラットフォームサーバにアップロードする段階と、を含んでなる。
【0009】
第1実施形態において、広告総合アプリケーションにおいて広告画像を入力する方法は、広告総合アプリケーションの広告外注入力部に登録された広告制作者を選択して広告依頼を要求する段階をさらに含んでもよい。
【0010】
前記広告総合アプリケーションで生成される広告音声は、バナー広告を制作するときに使用するもので、事前に用意された音声ファイルをアップロードして用いるか、広告総合アプリケーションの音声入力部を介して広告主の肉声を録音するか、或いは広告総合アプリケーションに含まれている音声サンプルを用いて決済広告システムに含めることが可能である。
【0011】
前記音声入力方法は、音声入力部を介して追って領収書広告に拡張適用する可能性がある。
【0012】
第1実施形態において、前記広告イメージ、広告映像、広告音声及び広告期間、広告露出頻度は、広告主端末に設置された広告総合アプリケーションにおいて常時、変更・管理が可能である。
【0013】
第1実施形態において、広告出力アプリケーションにおけるカード決済アプリケーションの決済広告方法は、決済者端末のカード決済アプリケーションに連動したカードと販売者のPOS(Point of sales)機器で決済取引が進行及び完了する段階と、決済者端末の画面及びPOS機器の画面へ、取引結果が記録された決済領収書が出力される段階と、前記決済領収書に広告が付加されて出力する段階と、を含んでなる。
【0014】
第1実施形態において、前記カード決済アプリケーションの決済広告方法は、直接カード決済ではなく、PC、モバイル機器などにおいてインターネットを介して進行するオンラインカード決済の場合にも、同様に適用して、広告管理プラットフォームサーバの広告出力アプリケーションを介して決済領収書と領収書広告を出力することが可能である。
【0015】
第1実施形態において、前記カード決済アプリケーションの決済広告方法は、決済者のフォロワーに出力された領収書広告を共有するフォロワー共有機能を含む。
【0016】
本発明の他の特徴によれば、決済者端末を用いてカード決済アプリケーションと連動したカードに、広告主の広告でデザインされたデジタルカードスキンを選択適用して当該カードで決済を進行すると、当該広告が決済者端末の画面に露出される、カード決済アプリケーションの決済広告システム及び決済広告方法を提供する。
【0017】
第2実施形態において、カード決済アプリケーションにおける決済広告方法は、デジタルカードスキン広告主側から広告管理プラットフォームサーバへデジタルカードスキンを要求する段階と、広告管理プラットフォームサーバでカード決済アプリケーションに広告主のデジタルカードスキンと連動放映されるカード広告を登録する段階と、決済者端末のカード決済アプリケーションと連動したカードに、前記登録されたデジタルカードスキンを設定する段階と、カードスキンを設定したカードで決済を行う段階と、映像からなるカード広告が決済者端末の画面に出力される段階と、を含んでなる。
【0018】
第2実施形態において、デジタルカードスキンとカード広告は、広告主の要求により広告管理プラットフォームサーバで外部制作を依頼した後、プラットフォームのカード決済アプリケーションに前記デジタルカードスキンを保存し、広告出力アプリケーションに前記カード広告を保存する方式で行われる。
【0019】
第2実施形態において、カード決済アプリケーションにおける決済広告方法のデジタルカードスキンのカード広告は、広告を出力した決済者端末に広告主がポイント追加などの指定した特典を与えることが可能である。
【発明の効果】
【0020】
本発明によるカード決済アプリケーションの決済広告システム及び決済広告方法によれば、広告主端末で広告総合アプリケーションを介して広告の制作、発行及び管理を簡単に行うことができるので、広告の制作が安価且つ便利に行われ、広告の制作及び管理の時空間的限界を解消してリアルタイムにて広告を発行することができるため、容易に広告主の広告を露出することが可能である。
【0021】
また、本発明によるカード決済アプリケーションの決済広告システム及び決済広告方法によれば、決済者のフォロワーにさらに広告を共有して信頼関係を利用した広範な広報が可能である。
【0022】
また、本発明によるカード決済アプリケーションの決済広告システム及び決済広告方法によれば、決済者端末でデジタルカードスキンを選択適用した後、当該カードで決済するたびに、広告主は決済者のデータベースを収集し、決済者は広告主が指定した特典を受けるので、決済者端末に露出される決済者の広告に対する拒否感を減らし、広告主は忠誠会員層を確認及び確保することができる利益連携が可能である。
【0023】
さらに、本発明によるカード決済アプリケーションの決済広告システム及び決済広告方法によれば、デジタルカードスキンを適用したカードを保有している決済者端末では、カード決済アプリケーションのホーム画面又は連動したカードを確認することができるカードリスト画面を介して当該広告主の広告が常時露出されるため、追加的な接触度及び認知度の上昇効果の期待が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】本発明のカード決済アプリケーションの決済広告システムの構成を示すブロック図及びプラットフォームネットワークのブロック図である。
【
図2】本発明の第1実施形態によるカード決済アプリケーションの決済広告方法によって発行された決済領収書(電子領収書)の例示図、及び領収書広告の共有機能を説明する例示図である。
【
図3】本発明の第1実施形態によるカード決済アプリケーションの決済広告方法による領収書広告制作過程のフローチャートである。
【
図4】本発明の第1実施形態によるカード決済アプリケーションの決済広告方法に従って制作された領収書広告発行及び管理過程のフローチャートである。
【
図5】本発明の第1実施形態によるカード決済アプリケーションの決済広告方法による領収書広告出力過程のフローチャートである。
【
図6】本発明のカード決済アプリケーションの決済広告方法のバナー広告音声入力機能のフローチャートである。
【
図7】本発明の第2実施形態によるカード決済アプリケーションの決済広告方法のカード広告の例示図である。
【
図8】本発明の第2実施形態によるカード決済アプリケーションの決済広告方法のカード広告出力過程のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施し得るように詳細に説明する。しかし、本発明に関する説明は、構造的または機能的説明のための実施形態に過ぎないので、本発明の権利範囲は、本明細書に記載された実施形態によって制限されるものと解釈されてはならない。また、図面符号に関係なく、同一または類似の構成要素には同一の参照番号を付し、これについての重複説明は省略する。
【0026】
本発明で使用される技術的用語は、特定の実施形態を説明するために使用されたものであり、本発明の技術思想を限定しようとする意図ではないことに留意すべきである。また、本発明で使用される技術的用語は、本発明において特に別の意味で定義されない限り、本発明の技術が属する分野における通常の知識を有する者によって一般的に理解される意味で解釈されるべきであり、過度に包括的な意味で、或いは過度に縮小された意味で解釈されてはならない。また、本発明で使用される技術的用語が、本発明の技術思想を正確に表現できない誤った技術的用語である場合には、本発明の技術が属する分野で通常の知識を有する者が正しく理解できる技術的用語に置き換えられて理解されるべきである。また、本発明で使用される一般的な用語は、辞典に定義されているところによって、或いは前後の文脈に従って解釈されるべきであり、過度に縮小された意味で解釈されてはならない。なお、本発明の技術を説明するにあたり、関連する公知の技術に対する具体的な説明が本発明の技術要旨を不明確にするおそれがあると判断される場合、その詳細な説明を省略する。
【0027】
本発明の第1実施形態によるカード決済アプリケーションの決済広告システムは、
図1に示すように、オンラインまたはオフラインでカードによって商品を購入しようとする決済者端末1と、オフラインまたはオンラインで物品を広告及び販売しようとし、カード承認要求を行う広告主端末2と、前記広告主端末から決済が承認されると、これを認識し、決済者端末に広告を出力させ、デジタルカードスキン関連事項を管掌する広告管理プラットフォームサーバ3と、前記広告主端末から前記カード承認要求の承認可否を決定し、承認応答を前記広告主端末に通報する銀行/カード会社サーバ4と、を含む。
【0028】
前記決済者端末には、カード決済アプリケーション31がインストールされている。
【0029】
前記広告主端末には、カード決済アプリケーション31と広告総合アプリケーション32がインストールされている。
【0030】
前記広告主端末は、広告主端末のみを意味するものではなく、広い意味で商品の販売を希望する販売者端末や、加盟店広報を希望する加盟店主端末などを含む広義の意味でも使用できる。
【0031】
前記銀行/カード会社サーバ4は、前記広告主端末から前記カード承認要求の承認可否を決定して承認応答を前記広告主端末に通報するカード決済アプリケーション31がインストールされている。
【0032】
前記広告管理プラットフォームサーバ3のプラットフォーム30は、
図1に示すように、前記決済者端末1、広告主端末2、銀行/カード会社サーバ4をネットワーク上で接続し、デジタルカードスキンの選択適用及びカード決済を行うカード決済アプリケーション31と、領収書広告またはバナー広告を制作及び発行する広告総合アプリケーション32と、前記決済者端末で決済取引が完了すると、決済承認を認識し、前記広告総合アプリケーションで生成された領収書広告を出力する広告出力アプリケーション33と、を含む。
【0033】
前記カード決済アプリケーション31は、オフラインまたはネットワーク上でカード決済要求と承認を送信及び受信する通信部311と、広告管理プラットフォームサーバ3に登録したデジタルカードスキンを確認するスキン確認部312と、を含む。
【0034】
前記広告総合アプリケーション32は、広告主端末で領収書広告を直接制作する広告自己入力部321aと、領収書広告を外注業者に依頼する広告外注入力部321bと、バナー広告に音声を追加する音声入力部321cと、を有する広告入力部321;広告期間、広告放映時間、及び広告露出頻度を設定し、前記制作及び保存された広告を発行する広告制御部322;及び前記制作された広告、または広告の制作に関連する材料を保存する保存部323と、を含む。
【0035】
前記材料は、広告に使用された映像、イメージ、テキスト、ステッカー、音声ファイル、デザインなどを含むことができる。
【0036】
前記広告自己入力部321aは、広告に使用するイメージを入力する広告イメージ部3211と、広告に使用するテキスト及びステッカーを入力する広告テキスト部3212と、を含み、前記広告外注入力部321bは、前記広告制作外注業者が広告制作に参考する内容を入力する要求部3213を含む。
【0037】
前記広告出力アプリケーション33は、決済時に前記カード決済アプリケーション31のカード決済完了を認識するカード決済認識部331と、前記カード決済認識部331から送り出された信号を受け取り、取引結果が記録された決済領収書に領収書広告を付着させる広告付着部332と、送信された決済領収書と広告を出力する広告出力部333と、を含む。
【0038】
前記広告出力アプリケーション33は、前記カード決済アプリケーション31で決済者が決済取引を完了すると、決済領収書の生成前後に広告を出力することができるようになる。前記決済領収書の形態は、決済者端末の画面上に出力される電子領収書を基本とする。
【0039】
前記広告出力アプリケーション33の広告出力は、前記広告総合アプリケーション32の広告自己入力部321aで生成された領収書広告であってもよく、広告外注入力部321bが広告を外部の外注業者に依頼して制作された領収書広告であってもよく、外部の広告主から要求を受けて制作されて広告管理プラットフォームサーバに登録されたカード広告であってもよい。
【0040】
前記広告総合アプリケーションは、カード決済アプリケーションとの連動機能、イメージ又は映像及び広告の露出頻度と広告期間の保存機能、広告制作者の登録を受けて掲示して広告主とマッチングさせる機能、潜在的購入者との相互コミュニケーションが可能なソーシャルネットワークサービス(以下、SNSという)機能を含んで構成される。
【0041】
前記広告出力アプリケーションは、携帯端末、中央サーバ、POS機器、カード会社、カード決済アプリケーション、広告総合アプリケーション、SNSとの連動機能、及びカード情報保存機能を含んで構成される。
【0042】
本発明の一特徴によれば、広告総合アプリケーションを介して広告主端末にイメージ、テキスト及び音声のみで簡単に広告を制作及び発行し、広告出力アプリケーションを介して決済者端末の表示画面及び販売者のPOS機器の画面で決済領収書に広告イメージと広告テキストを出力するカード決済アプリケーションの決済広告方法を提供する。
【0043】
第1実施形態において、カード決済アプリケーションの決済広告方法は、決済者端末のカード決済アプリケーションに連動したカードと販売者のPOS機器で決済取引が進行及び完了する段階と、決済者端末の画面と販売者のPOS機器の画面へ、取引結果が記録された決済領収書が出力される段階と、前記決済領収書に領収書広告が付加されるように出力される段階と、を含んでなる。
【0044】
第1実施形態において、前記領収書広告方法は、決済者端末のフォロワーにフォロワー共有アイコン120をクリックして出力された広告を共有するフォロワー共有機能を含む。
【0045】
第1実施形態において、前記領収書広告方法は、決済領収書よりも領収書広告を先に出力して広告効果をさらに高めることも可能である。
【0046】
第1実施形態において、前記カード決済アプリケーションの決済広告方法は、直接カード決済ではなく、PC、モバイル機器などでインターネットを介して進行するオンラインカード決済の場合にも、同様の適用が可能であり、広告管理プラットフォームサーバの広告出力アプリケーションを介して決済領収書と領収書広告を出力する方式で行われることができる。
【0047】
本発明の他の特徴によれば、決済者端末を用いて、カード決済アプリケーションと連動したカードに、広告主の広告でデザインされたデジタルカードスキンを選択適用して当該カードで決済を進行すると、当該広告が決済者端末の画面に露出される、カード決済アプリケーションの決済広告システム及び決済広告方法を提供する。
【0048】
第2実施形態において、カード決済アプリケーションにおける決済広告方法は、デジタルカードスキン広告主側から広告管理プラットフォームサーバへデジタルカードスキンを要求する段階と、広告管理プラットフォームサーバでカード決済アプリケーションに前記デジタルカードスキンと連動放映されるカード広告を登録する段階と、決済者端末のカード決済アプリケーションと連動したカードに前記登録されたデジタルカードスキンを設定する段階と、前記デジタルカードスキンを設定したカードで決済を行う段階と、前記映像またはイメージからなるカード広告が、決済者端末の表示画面及び広告主のPOS画面に出力される段階と、を含んでなる。
【0049】
第2実施形態において、決済者端末のカード決済アプリケーションと連動したカードに所望の加盟店のデジタルカードスキンを設定すると、前記広告管理プラットフォームサーバの広告出力アプリケーションにデジタルカードスキンの広告主に対する映像及びイメージからなるカード広告が保存され、前記カードスキンを適用したカードを使用するたびに広告の出力を準備する段階をさらに含む。
【0050】
第2実施形態において、前記カードスキンを適用してカード広告を出力した決済者端末に、前記外部広告主が積立ポイントなどの指定した特典を与えることが可能である。
【0051】
第2実施形態において、前記カード決済アプリケーションの決済広告方法は、直接カード決済ではなく、PC、モバイル機器などでインターネットを介して進行するオンラインカード決済の場合にも、同様の適用が可能であり、広告管理プラットフォームサーバの広告出力アプリケーションを介してカード広告を出力する方式で行われることができる。
【0052】
本発明の第1実施形態によるカード決済アプリケーションの決済広告方法の領収書広告110は、
図2に示すように、決済者端末のカード決済アプリケーション画面へ出力される決済領収書100の電子領収書の下端に領収書広告110が出力されてもよく、或いは他の適切な位置に含まれて出力されてもよい。
【0053】
前記カード決済アプリケーション31と連動する広告総合アプリケーション32では、入力された広告が制作され、このような広告の制作は、
図3に示すように行われる。広告主端末2では、広告管理プラットフォームサーバ3に広告総合アプリケーション32の伝達を要求する。そして、広告主端末2からダウンロードした広告総合アプリケーションで広告の制作が行われ、ホーム画面の「Create Ads」ボタンa1を押し、領収書広告制作ボタンa2を押して広告自己入力部321aと広告外注入力部321bを選択した後、広告イメージとテキストを入力させる段階を行い、広告制御部322を介して、前記制作された広告を発行し、広告期間及び露出頻度を設定する段階を行う。
【0054】
前記広告管理プラットフォームサーバ3からダウンロードした広告総合アプリケーション32において、広告に使用するイメージとテキストを入力する段階で、2つの方法によって広告が入力できる。
【0055】
第1の方法は、広告自己入力部321aを介して広告を広告主が直接制作する段階であって、広告主が広告に使用するイメージ、テキスト、及び音声を用いて簡単に領収書広告とバナー広告を制作する段階であり、制作された領収書広告を発行する段階では、前記広告の一日広告露出最大量と期間を設定し、最終的に生成された領収書広告は、広告主が希望するイメージとテキストで構成され、広告期間と広告露出頻度が設定され、設定された状態で決済領収書100に付加されて出力される。「Do it Yourself!」ボタンa4を押して広告自己入力部321aに接続して広告イメージ部3211を介したイメージ追加と、「Add Text」ボタンa7で接続して広告テキスト部3212を介したテキストとステッカーを図面の如く書き込むことができ、テンプレート利用ボタンa5で過去に制作した広告イメージをテンプレートとして活用して広告を制作する方式を用いることもできる。
【0056】
第2の方法にて、広告外注入力部321bを介して要求部3213に、登録された広告制作者を選択して広告依頼を要求する方法に置き換えることができ、これは、広告主が直接広告を制作する方法ではなく、広告総合アプリケーションに登録されている広告制作者に広告外注を依頼する方法である。広告制作者は、予め登録され、「Make a Request」ボタンa6を押して広告外注入力部321bに接続すると、前記登録された広告制作者が羅列されて、広告主は、所望の広告制作者に、広告制作に参考する内容を入力した後、広告依頼を任せることが可能であり、依頼を受けた広告制作者は、適切に広告を制作して広告総合アプリケーションにアップロードさせることが可能である。広告制作の進行過程も、広告総合アプリケーションを介して確認することができる。
【0057】
前記広告の制作は、音声広告を含むバナー広告を制作することもできる。バナー広告は、
図3及び
図6に示すように、広告音声の入力は、音声入力部321cを介して入力させ、前記音声入力部321cは、準備された音声ファイルが入力されて音声ファイルをアップロードして用いるか、或いは広告主の肉声を録音するか或いはTTS又はボイスウェアなどのプログラムを用いて広告コメントを入力するか、或いは広告総合アプリケーションに含まれている音声サンプルを用いて音声をバナー広告に含めることが可能である。
【0058】
このような広告主が音声を録音する方法は、バナー広告制作ボタンa3を介して領収書広告の制作と同様のイメージ及びテキスト入力過程を経て、「Voice AD」タブb1を押し、「Self-recording」ボタンb2を押すと、「10秒間店舗を広告することができます」というページが開き、録音開始ボタンb3を押すことにより、バナー広告に使用する音声広告を録音し、音声アイコンb4を押して決済者端末で広告音声を聞くことができるようになる。
【0059】
前記音声広告の活用は、バナー広告だけでなく、領収書広告制作にも十分に拡大適用される可能性を持っている。
【0060】
前記広告主は、広告依頼者、全ての加盟店の加盟店主、又は広告を依頼する者のいずれでもよい。広告総合アプリケーションの広告制御部322を介して、
図4に示すように、前記制作及び保存した広告を発行及び管理して、広告主が希望するとおりに広告期間と露出頻度を含む設定を変更することが可能である。
【0061】
前記領収書広告を発行(Publish)する方法は、「Ad Settingsタブa9」を介して広告発行ページに接続し、前記制作及び保存した領収書広告を選択して発行ボタンa11を押し、広告露出数の設定をして発行完了する。
【0062】
前記広告管理方法は、「Manager」タブa10を介して、前記発行した広告に対する広告露出管理ページに接続し、一日最大広告露出量変更ボタンa12を押して所望の露出量を設定することができる。
【0063】
前記発行された領収書広告は、広告管理プラットフォームサーバにアップロードされ、決済完了後に広告として出力できるように保存される。
【0064】
上述した方法で発行した領収書広告110は、決済者端末のカード決済アプリケーションで決済取引が完了すると、カード決済アプリケーションの画面に出力される決済領収書100に含まれて出力される。領収書広告110を出力する方法は、
図5に示すように行われる。これは、決済者端末のカード決済アプリケーションに連動したカードが販売者のPOS機器に挿入される段階(S20)と、決済取引の内容が決済者端末の画面に表示され、決済するために署名する段階(S21)と、販売者のPOS機器の画面に署名が表示され、決済が完了する段階(S22)と、カード決済アプリケーションの表示画面と、販売者のPOS機器の表示画面に取引結果が記録された決済領収書100が出力されながら、領収書広告が決済者端末に出力される段階(S23)と、を含む。
【0065】
上述したカード決済アプリケーションの画面とPOS機器の画面へ、取引結果が記録された決済領収書100と領収書広告110が出力される段階(S23)では、決済領収書とともに領収書広告が出力され、決済者は、当該広告を視聴して確認することが可能である。図面上では、決済領収書の下端に領収書広告が位置するが、これは、理解を助けるための例示に過ぎず、領収書広告の位置が必ず決済領収書の下端に位置する必要はなく、領収書広告は、入力方式に応じて静的なイメージとテキストだけでなく、動的なイメージ及び映像として出力できる。
【0066】
上述したように行われる領収書広告出力方法は、決済領収書よりも領収書広告を先に出力して広告効果をさらに高めることも可能である。また、オフライン上の販売者のPOS機器の画面に出力された領収書広告を他の顧客も視聴することができるように、より大きな表示画面を持つ機器に画面共有をして追加的な広告効果を得ることもできる。
【0067】
前記カード決済アプリケーションの決済広告方法は、直接カード決済ではなく、PC、モバイル機器などでインターネットを介して進行するオンラインカード決済の場合にも、同様に適用して、広告管理プラットフォームサーバの広告出力アプリケーションを介して決済領収書と領収書広告を出力することが可能である。
【0068】
前記決済領収書は、共有機能を含むことが可能であるが、これは、カード決済アプリケーションをSNS機能付きアプリケーションと連動して決済者のフォロワーに領収書広告を共有することである。
図2に示すように、決済領収書の内部にフォロワー共有アイコン120を押して共有機能を実行することにより、事前にカード決済アプリケーションと連動したSNS上の決済者のフォロワーに当該領収書広告を共有するのである。
【0069】
このとき、決済領収書全体が共有されるのではなく、広告イメージとテキストのみを含む領収書広告のみが共有される。このようなフォロワー共有を促進するために、フォロワー共有機能を実行した者に所定のリワードを提供することを追加することもできる。
【0070】
本発明の第2実施形態に係るカード決済アプリケーションの決済広告方法のカード広告210は、
図7に示すように、決済者端末のカード決済アプリケーションの画面に出力される。
【0071】
このようなカード広告210は、広告主側から広告管理プラットフォームサーバへ広告主のデジタルカードスキンとカード広告を要求することにより、制作されたデジタルカードスキンとカード広告が前記広告管理プラットフォームサーバに保存されており、デジタルカードスキンを適用したカードで決済すると、広告出力部333で出力させてカード広告210が決済者端末の画面上に出力される。
【0072】
前記デジタルカードスキンとカード広告は、広告主の要求により広告管理プラットフォームサーバで制作してカード決済アプリケーションにアップロードする方式で行われる。
【0073】
図7について説明すると、前記カード広告210は、スマートフォンやスマートウォッチなどの電子機器がスマートカード及び他の電子機器と近距離無線通信を行うことができるNFC(Near Field Communication)の範囲でデジタルカードスキン「Heineken」を適用したカードを用いて決済を実行すると、前記加盟店「Heineken」の広告映像及び音声が決済者端末の画面上に出力される。
【0074】
第2実施形態において、カード決済アプリケーションにおける決済広告方法は、デジタルカードスキン広告主側から広告管理プラットフォームサーバへデジタルカードスキンを要求する段階と、広告管理プラットフォームサーバでカード決済アプリケーションにデジタルカードスキンと連動放映されるカード広告を登録する段階と、決済者端末のカード決済アプリケーションと連動したカードに前記登録されたデジタルカードスキンを設定する段階と、前記デジタルカードスキンを設定したカードで決済を行う段階と、広告映像又は広告イメージからなるカード広告が決済者端末の画面に出力される段階と、を含んでなる。
【0075】
前記カード決済アプリケーションと連動したカードに所望のデジタルカードスキンを設定する方法は、カードリスト画面を介してカード決済アプリケーションに連動した決済カードを選択し、当該カードで選択可能な広告主のデジタルカードスキン200を見て、決済者の希望する広告主のデジタルカードスキンを選択して適用する。
【0076】
上述したカード広告210を出力する方法は、より詳細に説明すると、
図8に示すように、カード決済アプリケーションに接続してホーム画面の下端右側に形成された「Credit card」タブc1を押すと、カードリスト画面が表示され、前記カードリスト画面の下端右側に「Theme」タブc2を押すと、デジタルカードスキン設定画面が表示され、前記デジタルカードスキン設定画面からデジタルカードスキンを適用すべきカードを選択した後、広告管理プラットフォームサーバからダウンロードすることができる多数のデジタルカードスキンリスト(Other Themes)から1つのデジタルカードスキンを選択してダウンロードし(S30)、前記「Other Themes」において前記カード決済アプリケーションに既にダウンロードして直ちに利用可能なデジタルカードスキンリスト(My Themes)へ位置が移動した前記デジタルカードスキンを前記カードに適用し(S31)、前記デジタルカードスキンが適用された前記カードが前記カードリストとホーム画面に表示され(S32)、前記カードでモバイル決済を行うと、
図7に示すように、カード広告210が決済者端末の表示画面上に露出される。
【0077】
前記デジタルカードスキンを選択適用する段階で、
図8に示すように、ポップアップウィンドウを介して既存のカード会社が提供するカード使用特典とは別に、広告主が提供するデジタルカードスキン使用及びカード広告視聴特典を確認することができる。
【0078】
このような過程は、S32までは最初にのみ行い、以後には、カード決済アプリケーションにおいて前記カードでモバイル決済を行うと、前記カード広告が決済者端末の画面上に露出される。
【0079】
前記デジタルカードスキンが適用されたカードを選択すると、カード決済アプリケーションでこれを認識し、前記決済が行われると、カード決済アプリケーションに連動した広告出力アプリケーション33の広告出力部333で前記カード広告210が決済者端末の画面上に露出する。
【0080】
前記デジタルカードスキンを適用したカードは、カード決済アプリケーションのホーム画面または連動したカードを確認することができるカードリスト画面を介して決済者端末で常時露出されるので広告効果をさらに得ることができる。
【0081】
前記デジタルカードスキンを適用したカードによる決済は、カード広告連動放映と同時に、広告主は決済者のデータベースを収集して忠誠会員層を確認及び確保することが可能である。
【0082】
前記決済後、デジタルカードスキンの広告映像及びイメージ、音声からなるカード広告が決済者端末の画面に出力されると、選択したデジタルカードスキンの広告主に対するカード広告210は、前記領収書広告110や、スマートフォン上に出力されるその他の広告とは異なり、決済者端末表示画面の全領域を活用してダイナミックな広告を出力する。
【0083】
上述したように、カード広告は、デジタルカードスキンを適用したカードで決済を行って出力する。このとき、デジタルカードスキンに該当する加盟店の広告主がカード広告を視聴した決済者に、既存のカードの固定された使用特典とは別に、事前に指定した割引及びポイント追加などの特典を与えることが可能である。例えば、特定カフェ加盟店のデジタルカードスキンを設定したカードで決済を行い、当該カフェ加盟店のカード広告を視聴する場合、当該カフェ加盟店のマイレージが貯まったり割引特典を受けたりするように設定することが可能である。
【0084】
一つのカードで別のデジタルカードスキンの使用特典を受けようとすると、デジタルカードスキンの選択適用段階を簡単に経ることで可能である。
【0085】
上述したように行われるカード決済アプリケーションの決済広告システム及び決済広告方法は、広告主端末で広告総合アプリケーションを介して広告の制作、発行及び管理を簡単に行うことができるので、広告の制作が安くかつ便利に行われ、広告の制作及び管理の時空間的限界を解消してリアルタイム広告を発行することができるため、容易に広告主の広告を露出するという効果がある。
【0086】
上述のように行われるカード決済アプリケーションの決済広告システム及び決済広告方法は、決済者のフォロワーにさらに広告を共有して信頼関係による広範囲な広報を行うことができるという利点がある。
【0087】
上述のように行われるカード決済アプリケーションの決済広告システム及び決済広告方法は、決済者端末でデジタルカードスキンを選択適用した後、当該カードで決済するたびに、広告主は決済者のデータベースを収集し、決済者は広告主が指定した特典を受けるので、決済者端末に露出される決済者の広告に対する拒否感を減らし、広告主は忠誠会員層を確認及び確保することができる利益連携が可能であるため、より効果的な広告効果を発生させることができる。
【0088】
上述のように行われるカード決済アプリケーションの決済広告システム及び決済広告方法は、デジタルカードスキンを適用したカードを保有している決済者端末ではカード決済アプリケーションのホーム画面、又は連動したカードを確認することができるカードリスト画面を介して当該広告主の広告が常時露出されるため、追加的な接触度及び認知度の上昇効果の期待が可能である。
【0089】
以上、本発明の実施形態は、上述した装置及び/又は運用方法によってのみ実現されるものではなく、本発明の実施形態の構成に対応する機能を実現するためのプログラム、そのプログラムが記録された記録媒体などを介して実現されてもよい。このような実現は、前述した実施形態の記載から、本発明の属する技術分野の専門家であれば容易に実現することができる。以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲は、これに限定されるものではなく、以下の請求の範囲で定義している本発明の基本概念を利用した当業者の種々の変形及び改良形態も本発明の権利範囲に属する。
【符号の説明】
【0090】
1 決済者端末
2 広告主端末
3 広告管理プラットフォームサーバ
30 プラットフォーム
100 決済領収書
110 領収書広告
120 フォロワー共有アイコン
200 デジタルカードスキン
210 カード広告