(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024144070
(43)【公開日】2024-10-11
(54)【発明の名称】ゲームプログラム及びゲームシステム
(51)【国際特許分類】
A63F 13/537 20140101AFI20241003BHJP
A63F 13/35 20140101ALI20241003BHJP
A63F 13/426 20140101ALI20241003BHJP
A63F 13/53 20140101ALI20241003BHJP
A63F 13/79 20140101ALI20241003BHJP
G06F 3/04847 20220101ALI20241003BHJP
【FI】
A63F13/537
A63F13/35
A63F13/426
A63F13/53
A63F13/79
G06F3/04847
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023206536
(22)【出願日】2023-12-06
(31)【優先権主張番号】P 2023056521
(32)【優先日】2023-03-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
【新規性喪失の例外の表示】新規性喪失の例外適用申請有り
(71)【出願人】
【識別番号】308033283
【氏名又は名称】株式会社スクウェア・エニックス
(74)【代理人】
【識別番号】100209886
【弁理士】
【氏名又は名称】金森 寛
(72)【発明者】
【氏名】前廣 和豊
(72)【発明者】
【氏名】青野 百花
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA76
5E555BA20
5E555BB05
5E555BB06
5E555BB20
5E555BC07
5E555BC17
5E555CA13
5E555CB12
5E555CB40
5E555CC05
5E555EA03
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】
ゲームの進行状況を確認可能な、新たなユーザインタフェースを用いたゲームプログラムを提供する。
【解決手段】
ゲームの進行に伴って更新されていく人物相関図や世界情勢図等コンテンツを表示するゲームで、ゲーム内時間を表すスライダの位置を指定することでゲーム内時間を変更し、変更後のコンテンツを表示する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲームの進行を制御する機能をサーバ装置に実現させるためのゲームプログラムであって、
前記ゲームの画面は、ユーザからのスライド操作を受付可能なユーザインタフェースを含むものであり、
前記サーバ装置に、
コンテンツが表示可能となるゲーム内時間と関連付けてコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段、
前記ユーザインタフェースに対するユーザの操作により指定された位置に対応するコンテンツを表示するコンテンツ表示手段
を実現させるゲームプログラム。
【請求項2】
前記サーバ装置をさらに、
ゲームの進行状況に応じて、前記ユーザインタフェースの表示態様を変更する表示態様変更手段
として実現させる、請求項1に記載のゲームプログラム。
【請求項3】
前記表示態様変更手段が、前記ユーザインタフェースにおいて、ゲームの進行状況に応じてユーザが操作可能になった部分を視認可能に表示態様を変更する、請求項2に記載のゲームプログラム。
【請求項4】
前記ゲームプログラムが前記サーバ装置にさらに、
表示するコンテンツのモードの切り替え指示を受け付けるモード切替受付手段
として機能させ、
前記コンテンツ表示手段が、受け付けたモードに応じたコンテンツを表示する、請求項1又は2に記載のゲームプログラム。
【請求項5】
通信ネットワークを介して通信可能な、サーバ装置と、クライアント端末装置とを備え、ユーザの操作に応じてゲームの進行を制御するゲームシステムであって、
前記ゲームの画面は、ユーザからのスライド操作を受付可能なユーザインタフェースを含むものであり、
コンテンツが表示可能となるゲーム内時間と関連付けてコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記ユーザインタフェースに対するユーザの操作により指定された位置に対応するコンテンツを表示するコンテンツ表示手段と
を備えるゲームシステム。
【請求項6】
ゲームの進行を制御する機能をコンピュータ装置に実現させるためのゲームプログラムであって、
前記ゲームの画面は、ユーザからのスライド操作を受付可能なユーザインタフェースを含むものであり、
前記コンピュータ装置に、
コンテンツが表示可能となるゲーム内時間と関連付けてコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段、
前記ユーザインタフェースに対するユーザの操作により指定された位置に対応するコンテンツを表示するコンテンツ表示手段
を実現させるゲームプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲームプログラム及びゲームシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ゲームを進行させ、履歴を確認するために、ログを表示したり、リプレイを表示したりするゲームがあった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の情報表示は、単にテキストを表示したり、プレイ内容を再現したりするものであり、ゲームの面白みを感じるものではなかった。
【0004】
本発明の少なくとも1つの実施の形態の目的は、ゲームの進行状況を確認可能な、新たなユーザインタフェースを用いたゲームプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
非限定的な観点によると、本発明に係るゲームプログラムは、ゲームの進行を制御する機能をサーバ装置に実現させるためのゲームプログラムであって、前記ゲームの画面は、ユーザからのスライド操作を受付可能なユーザインタフェースを含むものであり、前記サーバ装置に、コンテンツが表示可能となるゲーム内時間と関連付けてコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段、前記ユーザインタフェースに対するユーザの操作により指定された位置に対応するコンテンツを表示するコンテンツ表示手段を実現させるゲームプログラムである。
【0006】
非限定的な観点によると、本発明に係るゲームシステムは、通信ネットワークを介して通信可能な、サーバ装置と、クライアント端末装置とを備え、ユーザの操作に応じてゲームの進行を制御するゲームシステムであって、前記ゲームの画面は、ユーザからのスライド操作を受付可能なユーザインタフェースを含むものであり、コンテンツが表示可能となるゲーム内時間と関連付けてコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、前記ユーザインタフェースに対するユーザの操作により指定された位置に対応するコンテンツを表示するコンテンツ表示手段とを備えるゲームシステムである。
【0007】
非限定的な観点によると、本発明に係るゲームプログラムは、ゲームの進行を制御する機能をコンピュータ装置に実現させるためのゲームプログラムであって、前記ゲームの画面は、ユーザからのスライド操作を受付可能なユーザインタフェースを含むものであり、前記コンピュータ装置に、コンテンツが表示可能となるゲーム内時間と関連付けてコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段、前記ユーザインタフェースに対するユーザの操作により指定された位置に対応するコンテンツを表示するコンテンツ表示手段を実現させるゲームプログラムである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の各実施形態により1または2以上の不足が解決される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、システムの構成を示すブロック図である。
【
図2】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、システムの構成を示すブロック図である。
【
図3】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、実行処理に関するフローチャートである。
【
図4】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンテンツ表示画面を説明する図である。
【
図5】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンテンツマスタテーブルを説明する図である。
【
図6A】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、スライダを移動させたときのコンテンツ表示画面の違いを説明する図である。
【
図6B】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、スライダを移動させたときのコンテンツ表示画面の違いを説明する図である。
【
図6C】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、スライダを移動させたときのコンテンツ表示画面の違いを説明する図である。
【
図7】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、スライドバーの表示態様の変更について説明する図である。
【
図8】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンテンツ表示画面を説明する図である。
【
図9】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、システムの構成を示すブロック図である。
【
図10】本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、各モードのコンテンツ表示画面を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。以下、効果に関する記載は、本発明の実施の形態の効果の一側面であり、ここに記載するものに限定されない。また、以下で説明するフローチャートを構成する各処理の順序は、処理内容に矛盾や不整合が生じない範囲で順不同である。
【0011】
[第一の実施の形態]
本発明の第一の実施の形態の概要について説明をする。以下では、第一の実施の形態として、通信ネットワークを介して通信可能な、サーバ装置と、クライアント端末装置とを備え、ユーザの操作に応じてゲームの進行を制御するゲームシステム(以下、システムともいう)を例示して説明する。
【0012】
図1は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、システムの構成を示すブロック図である。図示するように、システムは、複数のユーザ(ユーザA、B・・・)によって操作される複数のクライアント端末3(クライアント端末3a、3b・・・、以下、端末装置ともいう)と、通信ネットワーク2と、サーバ装置1とから構成される。端末装置3は、通信ネットワーク2を介してサーバ装置1と接続されている。なお、端末装置3とサーバ装置1とは常時接続していなくてもよく、必要に応じて、接続が可能であればよい。
【0013】
サーバ装置1は、制御部、RAM、ストレージ部及び通信インタフェースを少なくとも備え、それぞれ内部バスにより接続されている。制御部は内部タイマーを備え得る。また、通信インタフェースにより、外部のサーバと同期し得る。これにより現実の時刻を取得し得る。
【0014】
端末装置3は、一例として、制御部、RAM、ストレージ部、サウンド処理部、グラフィックス処理部、通信インタフェース、インタフェース部を備え、それぞれ内部バスにより接続されている。グラフィックス処理部は表示部に接続されている。表示部は、表示画面と、表示部に対する、プレイヤによる接触により入力を受け付けるタッチ入力部とを有し得る。
【0015】
タッチ入力部は、例えば、タッチパネルに用いられる抵抗膜方式、静電容量方式、超音波表面弾性波方式、光学方式、又は、電磁誘導方式等、いずれかの方式を用いて接触した位置を検知できるものであってもよく、プレイヤのタッチ操作により操作を認識できれば方式は問わない。タッチ入力部の上面を指やスタイラス等により押圧や移動等の操作をした場合に、指等の位置を検知可能なデバイスである。
【0016】
インタフェース部には外部メモリ(例えば、SDカード等)が接続され得る。外部メモリから読み込まれたデータはRAMにロードされ、制御部により演算処理が実行される。
【0017】
通信インタフェースは無線又は有線により通信ネットワークに接続が可能であり、通信ネットワークを介してデータを受信することが可能である。通信インタフェースを介して受信したデータは、外部メモリから読み込まれたデータと同様に、RAMにロードされ、制御部により演算処理が行われる。
【0018】
端末装置3は、近接センサ、赤外線センサ、ジャイロセンサ、又は、加速度センサ等のセンサを備えるものであってもよい。また、端末装置3は、レンズを有し、レンズを介して撮像する撮像部を備えるものであってもよい。さらに、端末装置3は、身体に装着可能(ウェアラブル)な端末装置であってもよい。
【0019】
[ゲーム概要]
次に、本発明の第一の実施の形態において想定されるゲームの概要を説明する。第一の実施の形態では、一例として、ゲーム内で表示されるコンテンツが、ゲーム内時間と関連付けて記憶されるゲームを挙げる。より具体的には、プレイヤ(ユーザ)のプレイ結果にしたがって、複数の国や勢力同士の戦いや、軍による侵攻、制圧、領土争いが行われるゲームである。
【0020】
[機能説明]
システム4が備える機能について説明する。
図2は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、システムの構成を示すブロック図である。
【0021】
システム4は、ゲーム進行部201、コンテンツ記憶部202、操作受付部203、表示態様変更部204、コンテンツ表示部205、項目選択受付部206、詳細情報表示部207、及び項目一覧表示部208を含み得る。
【0022】
ゲーム進行部201は、ビデオゲームを進行する機能を有する。コンテンツ記憶部202は、コンテンツが表示可能となるゲーム内時間と関連付けてコンテンツを記憶する機能を有する。
【0023】
操作受付部203は、ユーザの操作を受け付ける機能を有する。操作受付部203は、操作の種類を判別して受け付けることが好ましい。操作の種類とは、例えば、ボタンの押下操作、画面のタッチ操作、マウスのドラッグ操作、タッチ画面のスライド操作等をいう。
【0024】
表示態様変更部204は、ゲームの進行状況に応じて、ユーザインタフェースの表示態様を変更する機能を有する。ユーザインタフェースに関しては後述する。
【0025】
コンテンツ表示部205は、操作受付部203により受け付けた、ユーザインタフェースに対するユーザの操作により、指定された位置に対応するコンテンツを表示する機能を有する。
【0026】
項目選択受付部206は、操作受付部203により受け付けたユーザの操作により、コンテンツ表示部205により表示されたコンテンツに含まれる項目への選択を受け付ける機能を有する。
【0027】
詳細情報表示部207は、項目選択受付部206により選択された項目の詳細情報を表示する機能を有する。
【0028】
項目一覧表示部208は、コンテンツ表示部205により表示されたコンテンツに含まれる、選択可能な項目を一覧にして表示する機能を有する。
【0029】
[実行処理フロー]
次に、システムにおける実行処理について説明する。
図3は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、実行処理に関するフローチャートである。
【0030】
最初に、システム4は、コンテンツ表示画面の初期表示を行う(ステップS1)。コンテンツ表示画面は、ゲームプログラム実行中に、ユーザの操作に基づいて、コンテンツ表示メニューを選択した場合に表示されるようにしてもよい。また、ステップS1において、主人公キャラクタを選択済みの項目として設定してもよい。
【0031】
[コンテンツ表示画面]
表示されるコンテンツ表示画面について説明する。
図4は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンテンツ表示画面を説明する図である。コンテンツ表示画面500は、一例として、ゲーム進行画面とは異なる、ゲーム内に登場するキャラクタの相関図であってもよい。以下、キャラクタ相関図について説明するが、これに限定されない。
【0032】
コンテンツ表示画面500には、一例として、主人公であるキャラクタ502aに関する人物相関図が表示され得る。コンテンツ表示画面500には、主人公キャラクタ502aが属するグループ510が視認可能に表示され得る。また、グループ510に属する他のキャラクタ502b、502c、及び502dが表示され得る。
【0033】
さらに、他のキャラクタ502b、502c、及び502dと主人公キャラクタ502aとの関係を表す記号504a及び504bが表示され得る。記号504aは敵対関係、504bは友好関係を表し得る。記号504は、ユーザに選択された項目を中心にした関係に基づいて表示され得る。
【0034】
記号504は、当該ゲーム内時間において予め定められたものであってもよいし、ユーザのプレイ内容に応じて時々刻々と変化するパラメータに基づいて決定されるものであってもよい。
【0035】
コンテンツ表示画面500には、主人公キャラクタ502aが属するグループとは異なる、主人公キャラクタ502aと関係するグループ511が表示され得る。また、グループ511に属する他のキャラクタ503a、503b、及び503cが表示され得る。記号504は、すべてのキャラクタに対して表示してもよく、主人公キャラクタ502aの属するグループ内だけ表示するようにしてもよい。
【0036】
コンテンツ表示画面500には、ゲーム内時間を表す(スライド)バー501が表示され得る。バー501の左端が過去、右端が現在を表し得る。バー501の右端は未来の時間であってもよい。
【0037】
バー501の右端が未来のゲーム内時間である場合に、ゲームの進行状況が到達していない内容については非表示にする等の処理を施すようにしてもよい。
【0038】
ユーザからの操作に基づいて、スライダ505の位置を変更し得る。スライダ505はバー501に沿って移動し得る。コンテンツ表示画面500に表示されるコンテンツは、スライダ505の位置に対応するコンテンツを表示し得る。
図3に示す例では、ゲーム内時間の860年から873年の間に相当するコンテンツを表示していることを表す。
【0039】
スライダ505は、ユーザの指定する位置にスライド可能としてもよい。ゲームの進行に応じた区切りを設けてもよく、スライダ505が区切りに停止するように制御してもよい。
【0040】
コンテンツ表示画面500に表示されるキャラクタ502や503は選択可能な項目であってもよい。初期設定では主人公キャラクタ502aが選択されているが、ユーザの操作にしたがって他の項目を選択し得るようにしてもよい。さらに、コンテンツ表示画面500には、項目一覧を表示するための項目一覧表示ボタン521を表示してもよい。
図4に示したように、選択されたキャラクタは画面の中心付近に表示されるように表示を制御するようにしてもよい。また、別の相関図を表示するために切り替えが可能であってもよい。
【0041】
選択された項目の詳細情報を表示するボタンを表示してもよい。図中のように、選択した項目の近辺に「詳しく見る」のように詳細情報を表示するための項目を表示し得る。
【0042】
ステップS1において初期表示する場合、例えば、スライダ505の位置をゲームの進行状況に対応する位置に設定するようにシステム4が制御してもよい。
【0043】
図3のフローチャートに戻る。システム4は、ユーザからの操作を受け付ける(ステップS2)。受け付ける操作は、例えば、表示されたコンテンツに含まれる項目の選択、スライダの移動、詳細情報表示ボタンの押下、項目一覧表示ボタンの押下等である。
【0044】
受け付けた操作が「詳細表示」を指示する操作である場合には、システム4は、コンテンツ表示画面において選択されている項目の詳細情報を表示する(ステップS11)。その後、システム4は、ユーザからの操作を受け付ける(ステップS2)まで待機する。
【0045】
受け付けた操作が「スライダの移動」を指示する操作である場合には、システム4は、移動後のスライダの位置に対応するコンテンツを読込み(ステップS21)、コンテンツを表示する(ステップS22)。その後、システム4は、ユーザからの操作を受け付ける(ステップS2)まで待機する。コンテンツの読み込みは、一例として、コンテンツマスタテーブルを用いてもよい。
【0046】
[コンテンツマスタテーブル]
図5は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンテンツマスタテーブルを説明する図である。コンテンツマスタテーブル600は、コンテンツ番号601に関連付けて、コンテンツの発生する開始年602、コンテンツの終了する終了年603、コンテンツ名604、及びゲームの進行状況が当該コンテンツまで到達済みであるか否かを表すゲーム進行605を記憶し得る。
【0047】
システム4は、初期表示において指定されたゲーム内時間、又は、ユーザがスライダにより指定したゲーム内時間が開始年602及び終了年603の間に含まれるコンテンツ番号601の内容をコンテンツ表示画面に表示する。
【0048】
コンテンツ表示画面にコンテンツを表示する場合に、キャラクタをコンテンツ表示画面のどの位置に配置するか決定するためのキャラクタ配置マスタテーブル650を用いてもよい。
図5に示したコンテンツマスタテーブル600とキャラクタ配置マスタテーブル650とは、コンテンツ番号601とコンテンツ番号651をキーとして結合し得る。
【0049】
キャラクタ配置マスタテーブル650は、コンテンツ番号651に関連付けて、キャラクタID652及び所属グループ653を記憶し得る。所属グループ653は、
図4において示したグループ510や511を示す情報である。所属グループ653に含まれるように、キャラクタを配置し得る。
【0050】
上述した方法は一例であり、説明した内容に限定されないことに留意する。例えば、開始年602及び終了年603として記載したが、より細かい月日時間の単位で設定してもよい。また、スライダ505の位置座標をコンテンツマスタテーブル600に記憶するようにしてもよい。さらに、別途項目の表示条件を設定するマスタデータテーブルを用意してもよい。
【0051】
加えて、キャラクタ配置マスタテーブル650には、所属グループ653だけ指定するのではなく、コンテンツ画面上に配置する位置座標を記憶するようにしてもよい。
【0052】
後述する別例である世界情勢の地図表示においても、
図5のマスタデータテーブルのデータ構造は、矛盾のない範囲で採用し得る。すなわち、キャラクタ配置マスタテーブルという名称で記載したが、キャラクタに限らず、都市やイベントが発生する土地、その他コンテンツを構成する要素について選択可能な項目として記憶するようにしてもよい。
【0053】
[スライダ移動時のコンテンツ表示の違い]
ユーザがスライダを移動させた場合にコンテンツ表示の違いについて説明する。
図6A~Cは、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、スライダを移動させたときのコンテンツ表示画面の違いを説明する図である。
【0054】
図6Aは、
図4と同じであり、
図3に示す例では、ゲーム内時間の860年から873年の間に相当するコンテンツを表示している。
【0055】
図6Bは、ゲーム内時間の873年から878年の間に相当するコンテンツを表示している。
図6Aにはなかった、グループ512が登場したり、主人公キャラクタ502aとキャラクタ502bとの関係を示す記号504aがバツ印からハート印になっていたりする。これは、ゲームの進行に応じて変化した内容である。
【0056】
図6Cは、ゲーム内時間の878年以降に相当するコンテンツを表示している。
図6A及び
図6Bに存在したグループ511が消滅し、新たにグループ513が追加されている。このように、ゲームの進行状況に応じて表示されるコンテンツは変更され得る。ユーザは、新たに追加された項目506(キャラクタ506a~506f)を選択可能であり、システム4は、それぞれの項目の詳細情報を表示する、または、それぞれの項目から見た関係性を記号504として表示する。
【0057】
図3のフローチャートのステップS2において受け付けた操作が「項目一覧表示」を指示する操作である場合には、システム4は、項目一覧を表示し(ステップS31)、ユーザから項目の選択を受け付ける(ステップS32)。このとき、システム4は、選択された項目をコンテンツ表示画面の中央付近に位置するように表示するよう制御してもよい。その後、システム4は、ユーザからの操作を受け付ける(ステップS2)まで待機する。
【0058】
項目一覧については図示しないが、一般的なリスト形式で表示されてもよいし、選択可能な項目のアイコンを付けて視覚的にわかりやすい形式で表示されてもよい。
【0059】
[表示態様変更]
図4等に示したスライドバー501は、ゲームの進行状況に応じて、表示態様を変更し得る。
図7は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、スライドバーの表示態様の変更について説明する図である。
【0060】
図7(A)は、
図4、
図6等に示したバー501である。一方
図7(B)は、
図7(A)よりもゲームを進行させた状況で表示され得るバー501の一例である。システム4の表示態様変更部204により、ゲーム内時間が883年を経過した分がバーの右側に追加され得る。追加された部分は、視認可能に区別されることが好ましい。視認可能にする例として、色を変更する、点滅させる効果を付す、追加されるアニメーションを付す等が挙げられる。
【0061】
上記の例では、バー501をゲーム内時間で区別して表示したが、本発明の実施の形態はこれに限定されない。例えば、スライダ505をスライドさせるごとに、ゲーム内で過去進行した内容にしたがって、表示させるコンテンツを徐々に変更していくように設計してもよい。
【0062】
上記の例では、人物の相関図について述べたが、本発明の実施の形態はこれに限定されない。例えば、ゲーム内の国家の勢力図の盛衰を表すようにしてもよく、所属する軍隊の行軍状況を示す図を表すようにしてもよい。
【0063】
図8は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンテンツ表示画面を説明する図である。コンテンツ画面500には、スライダ505が所定の位置における、3つの団体の勢力図及びコンテンツ内に含まれる複数の都市や船、軍隊の位置が表示され得る。例として、勢力は509a、509b、及び509cが存在し、ゲームの進行状況上不明な勢力509cに関しては、領域を点線で表示したり、明示されるまで線を表示しない等、区別可能な表現を用いてもよい。
【0064】
図8の時間帯において、主人公キャラクタ502aは、港町507aから貿易都市507bへ移動したことが矢印508により示され得る。このように、人や軍隊等の移動を地図上で表示してもよい。項目一覧表示ボタン521を押下した場合には、人物相関図の表示と同様に、コンテンツに含まれる、ユーザにより選択可能な項目の一覧が表示され得る。
【0065】
上記の例では、コンテンツ表示画面500の一例として、主人公であるキャラクタ502aに関する人物相関図が表示され得るものとして説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、主人公ではないキャラクタ同士の人物相関図が表示されてもよい。表示し得る人物相関図に複数のモードがあり、ユーザの操作によりモードを切り替え可能としてもよい。
【0066】
上記の例では、項目の詳細情報を表示可能であると述べたが、本発明の実施の形態はこれに限定されない。例えば、ユーザのプレイ内容でほとんど情報を得られなかった場合等には、詳細情報を表示しないように制御してもよい。
【0067】
上記の例では、スライダ505をユーザの任意の位置に指定可能として説明したが、本発明の実施の形態はこれに限定されない。例えば、コンテンツ表示が可能な箇所のみスライダが止まるように制御してもよい。
【0068】
上記の例では、サーバ装置を用いたが、本発明の実施の形態はこれに限定されない。例えば、サーバ装置のストレージの代わりに、ブロックチェーン技術に用いられる、分散台帳を用いてもよい。
【0069】
上記の例では、システムにおいて処理を実行させたが、これに限定されない。例えば、サーバ装置又はクライアント装置が処理を実行するように、適宜設計を変更することを妨げない。
【0070】
上記の例では、ゲームプログラムを挙げたが、これに限定されない。例えば、メタバースのサービスに展開するプログラムに組み込むことや、AR、VR等に適用してもよい。
【0071】
第一の実施の形態の一側面として、ゲームの進行状況を確認可能な、新たなユーザインタフェースを用いたゲームプログラムを提供できる。
【0072】
第一の実施の形態において、「クライアント端末」とは、例えば、据置型ゲーム機、携帯型ゲーム機、ウェアラブル型端末、デスクトップ型又はノート型パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、又は、PDA等をいい、表示画面にタッチパネルセンサを備えるスマートフォン等の携帯型端末であってもよい。「サーバ装置」とは、例えば、端末装置からの要求に応じて処理を実行する装置をいう。
【0073】
「コンテンツ」とは、例えば、プログラムによって実現される内容であって、より具体的には、ゲームプログラムに含まれるイベント、画像、動画、音声等をいう。
【0074】
[第二の実施の形態]
本発明の第二の実施の形態では、表示部を有するコンピュータ装置において実行するゲームプログラムについて説明する。第二の実施の形態におけるプログラムの構成は、
図2に示すシステムが有する機能の構成を示すブロック図を必要な範囲で採用することができる。
【0075】
本発明の第二の実施の形態におけるプログラムは、第一の実施の形態に述べたシステムに関する機能をコンピュータ装置において実現可能なプログラムであってもよい。
【0076】
第二の実施の形態において、「コンピュータ装置」とは、例えば、据置型ゲーム機、携帯型ゲーム機、ウェアラブル型端末、デスクトップ型又はノート型パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、又は、PDA等をいい、表示画面にタッチパネルセンサを備えるスマートフォン等の携帯型端末であってもよい。
【0077】
[第三の実施の形態]
以下では、第三の実施の形態として、通信ネットワークを介して通信可能な、サーバ装置と、クライアント端末装置とを備え、ユーザの操作に応じてゲームの進行を制御するゲームシステム(以下、システムともいう)を例示して説明する。システムの構成は、
図1に示した内容を必要な範囲で採用することができる。サーバ装置1及び端末装置3の構成は、第一の実施の形態に示した内容を必要な範囲で採用することができる。
【0078】
[ゲーム概要]
本発明の第三の実施の形態において想定されるゲームは、一例として、ゲーム内で表示されるコンテンツが、ゲーム内時間と関連付けて記憶されるゲームを挙げる。より具体的には、プレイヤ(ユーザ)のプレイ結果にしたがって、複数の国や勢力同士の戦いや、軍による侵攻、制圧、領土争いが行われるゲームである。第三の実施の形態ではさらに、ユーザの操作に応じて、ゲーム内で表示されるコンテンツの切り替えが可能であってもよい。
【0079】
[機能説明]
システム4が備える機能について説明する。
図9は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、システムの構成を示すブロック図である。
【0080】
システム4は、ゲーム進行部301、コンテンツ記憶部302、操作受付部303、表示態様変更部304、コンテンツ表示部305、項目選択受付部306、詳細情報表示部307、項目一覧表示部308、及びモード切替受付部309を含み得る。
【0081】
ゲーム進行部301は、ビデオゲームを進行する機能を有する。コンテンツ記憶部302は、コンテンツが表示可能となるゲーム内時間と関連付けてコンテンツを記憶する機能を有する。
【0082】
操作受付部303は、ユーザの操作を受け付ける機能を有する。操作受付部303は、操作の種類を判別して受け付けることが好ましい。操作の種類とは、例えば、ボタンの押下操作、画面のタッチ操作、マウスのドラッグ操作、タッチ画面のスライド操作等をいう。
【0083】
表示態様変更部304は、ゲームの進行状況に応じて、ユーザインタフェースの表示態様を変更する機能を有する。コンテンツ表示部305は、操作受付部303により受け付けた、ユーザインタフェースに対するユーザの操作により、指定された位置に対応するコンテンツを表示する機能を有する。
【0084】
項目選択受付部306は、操作受付部303により受け付けたユーザの操作により、コンテンツ表示部305により表示されたコンテンツに含まれる項目への選択を受け付ける機能を有する。
【0085】
詳細情報表示部307は、項目選択受付部306により選択された項目の詳細情報を表示する機能を有する。項目一覧表示部308は、コンテンツ表示部305により表示されたコンテンツに含まれる、選択可能な項目を一覧にして表示する機能を有する。
【0086】
モード切替受付部309は、モードを切り替えるための操作をユーザから受け付ける機能を有する。モードの切り替えは後述する。
【0087】
[実行処理]
システム4における実行処理は、
図3に示した実行処理に関するフローチャートの内容を必要な範囲で採用することができる。
【0088】
[コンテンツ表示画面]
表示されるコンテンツ表示画面に関しては、
図4に示したコンテンツ表示画面の内容を必要な範囲で採用することができる。
【0089】
コンテンツ表示画面500には、ゲーム内時間を表す(スライド)バー501が表示され得る。バー501の左端が過去、右端が現在を表し得る。バー501の右端は未来の時間であってもよい。バー501の右端が未来のゲーム内時間である場合に、ゲームの進行状況が到達していない内容については非表示にする等の処理を施すようにしてもよい。
【0090】
バー501は、複数存在してもよい。例えば、それぞれのバーがコンテンツに含まれるクエストのような、個別のストーリーに対応するものであってもよい。それぞれのストーリーの時系列は独立しており、同一バー501の中で時系列が閉じていることが好ましい。いずれかのバー501をスライドすることで、クエストの進行状況を表すようにしてもよい。
【0091】
ユーザからの操作に基づいて、スライダ505の位置を変更し得る。スライダ505はバー501に沿って移動し得る。コンテンツ表示画面500に表示されるコンテンツは、スライダ505の位置に対応するコンテンツを表示し得る。
図3に示す例では、ゲーム内時間の860年から873年の間に相当するコンテンツを表示していることを表す。
【0092】
スライダ505は、ユーザの指定する位置にスライド可能としてもよい。ゲームの進行に応じた区切りを設けてもよく、スライダ505が区切りに停止するように制御してもよい。
図6Aから
図6Cに示した内容に基づいて、ユーザがスライダを移動させた場合にコンテンツ表示が遷移してもよい。また、ユーザのゲームの進行状況に応じて、スライダ505の位置を変化させるように制御させてもよい。スライドバーの表示態様は、
図7に示した内容を必要な範囲で採用し、態様を変更することができる。
【0093】
[モード切替]
第三の実施の形態では、ユーザからの所定の操作に基づいて、モードを切り替え可能に設計してもよい。モードは、一例として、所定のゲーム内時間における人間関係をゲーム進行の状況から客観視する第一モード(客観モード)と、ユーザに選択されたキャラクタがその瞬間に感じていた思いを表現する第二モード(主観モード)とを切り替えるものを挙げる。
【0094】
コンテンツ表示部305には、操作受付部303により受け付けた、ユーザインタフェースに対するユーザの操作により、指定された位置に対応する、モードに基づいたコンテンツを表示する。
【0095】
第二モード(主観モード)は、選択したキャラクタ目線の「関係性」を表示することを目的とする。
図10は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンテンツ表示画面を説明する図である。コンテンツ表示画面700には、一例として、キャラクタを表す項目701(以下、キャラクタともいう)に関する人物相関図が表示され得る。キャラクタ701は、ユーザの操作により選択された項目である。
【0096】
コンテンツ表示画面500には、選択された項目であるキャラクタ701と、他のキャラクタを表す項目702及び703(以下、他のキャラクタともいう)が表示され得る。以下、第一モード(客観モード)と第二モード(主観モード)とを具体的に説明する。
【0097】
図10(A)は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、第一モード(客観モード)のコンテンツ表示画面を説明する図である。客観モードでは、コンテンツ表示画面700には、キャラクタ701と他のキャラクタ702及び703との関係を表すテキスト(図中「助ける」)が表示され得る。キャラクタ701からキャラクタ702へ伸びる矢印は、行為の主体がキャラクタ701で、行為を受ける対象がキャラクタ702であることを示すものである。
【0098】
客観モードでは、キャラクタ701が「兵長」であり、キャラクタ701がキャラクタ702を助けたという、ゲームのシナリオを客観的に解説する情報が表示され得る。ゲームをプレイしたユーザであれば、思い返すことが可能な情報が提供される。
【0099】
図10(B)は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、第二モード(主観モード)のコンテンツ表示画面を説明する図である。コンテンツ表示画面700には、第二モードであることを認識させるための表示704が表示され得る。
【0100】
図10(A)及び
図10(B)には、ゲーム内時間を表す(スライド)バーが図示されていないが、それぞれ同一のゲーム内時間における状況であるものとする。
【0101】
主観モードでは、客観モードでは表示されなかった、キャラクタ701の考え、感情、心情を表示し得る。例えば、とあるゲーム内時間におけるキャラクタ701は、「ここで死ねない」と考えていたとする。また、キャラクタ702に対し、「どうしてここに?」と疑問を抱いていたことを示すことができる。さらに、客観モードでは特に関係性が表示されていなかったキャラクタ703に対して、「守りたかった」という気持ちがあったことがわかるようになる。
【0102】
このように、客観モードでは、時間経過(物語の進行)で見えてくる関係性を表現することができる。一方、主観モードでは、選択するキャラクタを変えることにより見える、物語の進行で描かれた関係性に加えて、物語の進行では表現しきれなかった関係性をも表すことができる。
【0103】
上記の例では、第一モードと第二モードとの切り替えを説明したが、これに限定されない。モードは複数存在してよく、所定の条件を満たす度にモードが追加されるように設計してもよい。
【0104】
上記の例では、モードを切り替える条件を記載しなかったが、これに限定されない。例えば、1度ゲームをクリアした記録がある場合、つまりユーザがゲームを2回目以降プレイしなおす場合に、モードを切り替え可能としてもよい。このとき、プレイしているコンテンツの状況のみ進行度を巻き戻すようにしてもよく、他のコンテンツの状況はクリアしている状況で全て確認可能としてもよい。また、コンテンツに含まれる所定のクエストで出会ったキャラクタの情報のみを巻き戻すように制御してもよい。
【0105】
上記の例では、項目を選択してモードの切り替えを行うことを説明したが、これに限定されない。項目を選択せずにモードを切り替えすることができるようにしてもよく、ユーザの操作によりモードの切り替えができ、効果を奏すれば実装の態様は問わない。
【0106】
上記の例では、コンテンツ表示画面の一例として、人物相関図が表示され得るものとして説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、主人公ではないキャラクタ同士の人物相関図が表示されてもよい。
【0107】
上記の例では、スライダをユーザの任意の位置に指定可能として説明したが、本発明の実施の形態はこれに限定されない。例えば、コンテンツ表示が可能な箇所のみスライダが止まるように制御してもよい。
【0108】
上記の例では、サーバ装置を用いたが、本発明の実施の形態はこれに限定されない。例えば、サーバ装置のストレージの代わりに、ブロックチェーン技術に用いられる、分散台帳を用いてもよい。
【0109】
上記の例では、システムにおいて処理を実行させたが、これに限定されない。例えば、サーバ装置又はクライアント装置が処理を実行するように、適宜設計を変更することを妨げない。
【0110】
上記の例では、ゲームプログラムを挙げたが、これに限定されない。例えば、メタバースのサービスに展開するプログラムに組み込むことや、AR、VR等に適用してもよい。
【0111】
第三の実施の形態の一側面として、ゲームの進行状況を確認可能な、新たなユーザインタフェースを用いたゲームプログラムを提供できる。
【0112】
第三の実施の形態において、「クライアント端末」、「サーバ装置」、「コンテンツ」は、それぞれ第一の実施の形態に示した内容を必要な範囲で採用することができる。
【0113】
以上、望ましい実施形態を通じて本発明を詳しく説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明の範囲において多様に実施することができる。
【産業上の利用可能性】
【0114】
本発明の実施形態の一つによれば、ゲームの進行状況を確認可能な、新たなユーザインタフェースを提供することを可能にするのに有用である。
【符号の説明】
【0115】
1 :サーバ装置
2 :通信ネットワーク
3 :クライアント端末
4 :システム
600 :コンテンツマスタテーブル
650 :キャラクタ配置マスタテーブル