(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024144213
(43)【公開日】2024-10-11
(54)【発明の名称】繊維を含む容器の口部開口部に装着され、クラウンキャップによって口部開口部を閉鎖するためのクラウンキャップ、繊維を含む容器本体と、クラウンキャップと、を有する容器、繊維を含む容器本体、繊維を含む容器本体にクラウンキャップを取り付ける方法、ならびに繊維を含む容器本体にクラウンキャップを取り付けるための装置
(51)【国際特許分類】
B65D 41/00 20060101AFI20241003BHJP
【FI】
B65D41/00 BRQ
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024039752
(22)【出願日】2024-03-14
(31)【優先権主張番号】10 2023 107 926.3
(32)【優先日】2023-03-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(71)【出願人】
【識別番号】506040652
【氏名又は名称】クロネス アクティェンゲゼルシャフト
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【弁理士】
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】ラップ, ウルリッヒ
(72)【発明者】
【氏名】ウェイン, バーバラ
【テーマコード(参考)】
3E084
【Fターム(参考)】
3E084AA02
3E084AA04
3E084AA12
3E084AA34
3E084AA35
3E084AA37
3E084AB01
3E084BA01
3E084CA01
3E084CC01
3E084CC07
3E084CC08
3E084DA01
3E084DB13
3E084DC07
3E084DC08
3E084FC09
3E084GA08
3E084GB12
3E084GB19
3E084LD01
(57)【要約】 (修正有)
【課題】本発明は、繊維を含む容器本体の口部開口部に装着され、クラウンキャップによって口部開口部を閉鎖するための、クラウンキャップに関する。
【解決手段】本発明は口部開口部を有し繊維を含む容器本体と、クラウンキャップと、を有する容器であって、閉鎖位置において、クラウンキャップが、口部開口部に装着され、容器本体を閉鎖する。加えて、クラウンキャップで閉鎖され得る口部開口部を有する、繊維を含む容器本体であり、繊維を含む容器本体にクラウンキャップを取り付ける方法であって、容器本体を保持することと、クラウンキャップを口部開口部に装着することと、を含む方法、ならびに繊維を含む容器本体にクラウンキャップを取り付けるための装置に関する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クラウンキャップであって、繊維を含む容器本体(6)の口部開口部(7)に装着され、前記クラウンキャップ(1)によって前記口部開口部(7)を閉鎖するための、クラウンキャップ。
【請求項2】
前記クラウンキャップ(1)が、金属を含む、請求項1に記載のクラウンキャップ。
【請求項3】
前記クラウンキャップ(1)が、繊維を含む材料を含む、請求項1または2に記載のクラウンキャップ。
【請求項4】
前記クラウンキャップ(1)が、例えば繊維含有パルプを使用して、3D印刷によって製造された、請求項3に記載のクラウンキャップ。
【請求項5】
シーリング材料のコーティング(4)が、前記容器本体(6)の口部領域(9)の表面と接触することとなる前記クラウンキャップ(1)の少なくとも表面(5)上に設けられており、例えば、前記コーティング(4)が、食品安全性および/または生分解性および/または堆肥化可能性および/または耐液体性を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載のクラウンキャップ。
【請求項6】
口部開口部(7)を有し繊維を含む容器本体(6)と、請求項1~5のいずれか一項に記載のクラウンキャップ(1)と、を有する容器であって、閉鎖位置において、前記クラウンキャップ(1)が、前記口部開口部(7)に取り付けられ、前記容器本体(6)を閉鎖する、容器。
【請求項7】
前記容器本体(6)が、保持用のクランプ(10)によって保持され得る口部領域(9)を備える、請求項6に記載の容器。
【請求項8】
前記口部領域(9)が、リム(8)を備える、請求項7または8に記載の容器。
【請求項9】
前記クラウンキャップ(1)の寸法および前記口部開口部(7)の寸法が、前記クラウンキャップ(1)が閉鎖するために繊維を含む前記容器本体(6)の前記口部開口部(7)に取り付け可能であり、かつ前記口部開口部(7)が前記クラウンキャップ(1)によって閉鎖されるように設計されている、請求項6~8のいずれか一項に記載の容器。
【請求項10】
請求項1~5のいずれか一項に記載のクラウンキャップ(1)で閉鎖され得る口部開口部(7)を有する、繊維を含む容器本体(6)。
【請求項11】
前記容器本体(6)が、保持用のクランプ(10)によって保持され得る口部領域(9)をさらに備え、例えば、前記口部領域(9)が、リム(8)を備える、請求項10に記載の容器本体。
【請求項12】
請求項10または11に記載の繊維を含む容器本体(6)に請求項1~5のいずれか一項に記載のクラウンキャップ(1)を取り付ける方法であって、前記方法が、
前記容器本体(6)を保持するステップと、
前記クラウンキャップ(1)を前記口部開口部(7)に装着するステップと、
を含む、方法。
【請求項13】
前記保持するステップが、前記容器本体(6)の口部領域(9)を保持する工程を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記装着するステップが、
前記クラウンキャップ(1)を前記口部開口部(7)の上に配置する工程と、前記容器本体(6)の外側から前記口部開口部(7)に向かう方向に、前記容器本体(6)の長手方向軸線に実質的に平行な力を加える工程と、
を含む、請求項12または13に記載の方法。
【請求項15】
前記装着するステップが、
前記容器本体(6)の長手方向軸線に向かって実質的に半径方向に力を加えることによって、前記クラウンキャップ(1)を前記口部開口部(7)上に圧着する工程、
を含む、請求項12または13に記載の方法。
【請求項16】
前記装着するステップが、
装着中に前記クラウンキャップ(1)を加熱することによって、前記クラウンキャップ(1)の材料を乾燥および/または固化させる工程、
をさらに含む、請求項12~15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
請求項10または11に記載の繊維を含む容器本体(6)に、請求項1~5のいずれか一項に記載のクラウンキャップ(1)を取り付けるための装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、独立請求項による、繊維を含む容器の口部開口部に装着され、クラウンキャップ(王冠)によって口部開口部を閉鎖するためのクラウンキャップ、口部開口部を有し繊維を含む容器本体と、クラウンキャップと、を有する容器、繊維を含む容器本体、繊維を含む容器本体にクラウンキャップを取り付ける方法、ならびに繊維を含む容器本体にクラウンキャップを取り付けるための装置に関する。
【0002】
[先行技術]
例えば、ねじキャップを用いて繊維を含有する容器を閉鎖することが知られている。これに関連して、プラスチックが、閉鎖体および/または容器のねじ領域に少なくとも部分的に設けられ得る。材料をリサイクルし、または材料もしくは容器全体を生分解することは、問題を伴うことがある。
【0003】
[目的]
本発明の目的は、繊維を含む容器本体の口部開口部に装着され、クラウンキャップによって口部開口部を閉鎖するためのクラウンキャップ、口部開口部を有し繊維を含む容器本体と、クラウンキャップと、を有する容器、繊維を含む容器本体、繊維を含む容器本体にクラウンキャップを取り付ける方法、ならびに繊維を含む容器本体にクラウンキャップを取り付けるための装置を提供することであり、これにより、繊維を含む容器本体の代替的な閉鎖、ならびに容器本体の生分解および/または堆肥化が可能になり得る。
【0004】
[達成]
この目的は、独立請求項に記載の、繊維を含む容器本体の口部開口部に装着され、クラウンキャップによって口部開口部を閉鎖するためのクラウンキャップ、口部開口部を有し繊維を含む容器本体と、クラウンキャップと、を有する容器、繊維を含む容器本体、繊維を含む容器本体にクラウンキャップを取り付ける方法、ならびに繊維を含む容器本体にクラウンキャップを取り付けるための装置によって達成される。さらなる実施形態は、従属請求項に開示されている。
【0005】
本発明によるクラウンキャップは、繊維を含む容器本体の口部開口部に装着され、クラウンキャップによって口部開口部を閉鎖するためのものである。
【0006】
クラウンキャップを口部開口部に装着することにより、例えばねじ閉鎖体によって閉鎖可能なねじ山を容器本体に設けることなく、容器本体を確実に閉鎖できる。また、閉鎖体および/または容器本体のねじ領域に少なくとも部分的にプラスチックを設けることを避けることができる。容器本体のリサイクルおよび/または容器本体の生分解を可能にすることができる。
【0007】
クラウンキャップは、金属を含み得る。例えば、金属は、口部開口部および/または口部領域および/または容器本体に変形などの損傷を引き起こすことのない力で、クラウンキャップが繊維を含む容器本体の口部開口部に装着される程度に十分柔らかいものとすることができる。
【0008】
代替的または追加的に、クラウンキャップは、繊維を含む材料を含み得る。
【0009】
繊維は、リグニン、バナナの葉、および/またはワイルドキニーネ(wild quinine)を含み得る。繊維は、例えば、セルロース繊維、針葉樹、葉のある木本植物および/またはプラタナスおよび/または草、アシ、および/または竹などの繊維を含み得る。繊維は、絹糸、スパイダーシルク、藻類、天然繊維(カッププラント繊維(cup-plantfibers)、麻、トウモロコシ、綿など)、バナナの皮、オレンジの皮、草、わら、ジャガイモでんぷん、または加工された牛ふんを含み得る。人工的に成長させたプロセスに由来するセルロース繊維を提供することも可能である。繊維を含む流体塊の基本材料としての木材が充分に得られない状態(materialbottlenecks of wood)である場合、これらの代替材料は、基本材料に完全にまたは部分的に置き換わり得る。
【0010】
繊維は、非木材材料、例えば綿、麻、および/または織物繊維の繊維混合物を含み得る。
【0011】
例えば、繊維はビスコース繊維を含み得る。ビスコース繊維は、再生セルロースからなる人工繊維であり、ここではビスコース繊維は、出発基剤として、多段階プロセスで処理された100%のセルロースを有する。ビスコース繊維は、平坦もしくはケーブル形状の構造、トリローバル形状、またはダブルトリローバル構造を含み得る。繊維は、平坦もしくは中空構造、または波形のもしくは粗い外面を含み得る。
【0012】
また、様々な種類の繊維が組み合わせて使用され得る。例えば、異なる外面および/もしくは形状および/もしくは中空構造および/もしくは平坦構造を有する繊維、ならびに/または異なる材料の繊維を組み合わせてもよい。
【0013】
繊維は天然由来であるため、それらは生分解性を有し得る。加えて、それらは持続可能かつ再生可能であり得る。
【0014】
繊維はパルプに使用され得る。パルプは、例えば添加剤を含む水と繊維との混合物であってもよく、またはその混合物を含んでもよい。
【0015】
容器は、ボトルまたは缶であり得る。
【0016】
繊維含有パルプを使用した繊維を含む容器本体の成形は、製造される容器本体の外側輪郭のネガ型を表すことができる金型内で、または射出成形法によって行うことができる。
【0017】
繊維を含む容器本体の成形に使用される繊維含有パルプ、およびクラウンキャップの成形に使用される繊維含有パルプは、同じであっても異なっていてもよい。
【0018】
クラウンキャップは、例えば繊維含有パルプを使用して、3D印刷によって製造することができる。
【0019】
シーリング材料のコーティングは、少なくとも、容器の口部領域の表面と接触することとなるクラウンキャップの表面上に設けることができる。例えば、コーティングは、食品安全性および/または生分解性および/または堆肥化可能性および/または耐液体性を有し得る。
【0020】
コーティングは、容器本体の口部領域の表面と接触することとなるクラウンキャップの少なくとも1つの表面の間の密封を確実にすることができる。加えて、コーティングは、例えばクラウンキャップが繊維を含有する場合、吸収された製品による軟化からクラウンキャップを保護することができ、製品をクラウンキャップによる味の変化から保護することができ、かつ/または閉鎖位置におけるクラウンキャップの密封性をサポートおよび/もしくは確保することができる。
【0021】
口部開口部を有し繊維を含む容器本体と、上述または後述のクラウンキャップと、を有する容器であって、閉鎖位置において、クラウンキャップが、口部開口部に装着され、容器本体を閉鎖する、容器が提供される。
【0022】
容器本体は、保持用のクランプによって保持され得る口部領域を備え得る。口部領域は、クラウンキャップが繊維を含む容器本体の口部開口部に装着されるときの安定化を確実にするために、クランプによって保持され得る。
【0023】
口部開口部は、リムを備え得る。閉鎖位置において、クラウンキャップは、リムの周りを少なくとも部分的に把持し得る。
【0024】
クラウンキャップの寸法および口部開口部の寸法は、クラウンキャップが閉鎖するために繊維を含む容器本体の口部開口部に装着可能であり、かつ口部開口部がクラウンキャップによって閉鎖され得るように設計され得る。
【0025】
上述またはさらなる後述のクラウンキャップで閉鎖され得る口部開口部を有する、繊維を含む容器本体が提供される。
【0026】
容器本体は、保持用のクランプによって保持され得る口部領域をさらに備え得る。例えば、口部領域はリムを備え得る。
【0027】
上述またはさらなる後述の繊維を含む容器本体に、上述またはさらなる後述のクラウンキャップを取り付ける方法は、容器本体を保持することと、クラウンキャップを口部開口部に装着することと、を含む。
【0028】
保持することは、容器本体の口部領域を保持することを含み得る。
【0029】
装着することは、クラウンキャップを口部開口部の上に配置することと、容器本体の外側から口部開口部に向かって容器本体の長手方向軸線に実質的に平行な力を加えることと、を含み得る。
【0030】
装着することは、容器本体の長手方向軸線に向かって実質的に半径方向に力を加えることによって、クラウンキャップを口部開口部上に圧着することを含み得る。
【0031】
クラウンキャップを口部開口部に装着することにより、クラウンキャップは、口部領域に固定されているが取り外し可能な接続を形成することができ、これにより、容器本体が閉鎖され得る。
【0032】
クラウンキャップは、閉鎖位置から、容器本体と離れた開放位置に移動させることができる。一般に、クラウンキャップは繰り返し使用される閉鎖体ではない。クラウンキャップは、通常は再び口部開口部上に配置され得るが、その後、もはや閉鎖機能は有しない。
【0033】
装着することは、装着中にクラウンキャップを加熱することによって、クラウンキャップの材料を乾燥および/または固化させることをさらに含み得る。これは、例えば、クラウンキャップが繊維を含む場合に役立ち得る。
【0034】
上述またはさらなる後述の繊維を含む容器本体に上述またはさらなる後述のクラウンキャップを取り付けるための装置が提供される。
【0035】
添付の図面は、よりよく理解および例示するために、例として、本発明の態様および/または例示的な実施形態を示している。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【
図1】繊維を含む容器本体の口部開口部に装着され、クラウンキャップによって口部開口部を閉鎖するためのクラウンキャップの斜視図である。
【
図2】クラウンキャップと、繊維を含む容器本体の口部領域と、を通る断面図である。
【
図3】口部領域の口部開口部に装着されたクラウンキャップを通る断面図である。
【0037】
[図面の詳細な説明]
図1は、クラウンキャップ1の斜視図を示しており、クラウンキャップ1は、繊維を含む容器本体の口部開口部に装着され、クラウンキャップ1によって口部開口部を閉鎖するためのものである。この図示は、クラウンキャップ1の上面3および第1の襞2を示している。第1の襞2は、クラウンキャップがまだ口部開口部に装着されていないときの状態を示す。
【0038】
クラウンキャップ1は、例えば、変形などの損傷を口部開口部および/または口部領域および/または容器本体に引き起こすことのない力で、繊維を含む容器本体の口部開口部にクラウンキャップ1を装着するのに十分な柔らかさの金属を含み得る。
【0039】
クラウンキャップ1はさらに、または代替的に、繊維を含む材料を含み得る。繊維含有パルプを使用してクラウンキャップ1を製造することができ、ここでは3D印刷を用いてクラウンキャップ1を形成することができる。
【0040】
図2は、クラウンキャップ1、および繊維を含む容器本体6の口部領域9を通る断面図を示している。クラウンキャップ1は、内面5上にコーティング4を備える。コーティング4は、シーリング材料からなることができ、コーティング4は、食品安全性および/または生分解性および/または堆肥化可能性および/または耐液体性を有し得る。コーティング4は、容器本体6の口部領域9の表面と接触することとなるクラウンキャップ1の少なくとも1つの表面の間のシールを確実にすることができる。加えて、コーティング4は、例えばクラウンキャップが繊維を含有する場合、吸収された製品による軟化からクラウンキャップを保護することができ、クラウンキャップによって製品の味が変化してしまうことを防ぐことができ、かつ/または閉鎖位置におけるクラウンキャップの密封性をサポートおよび/もしくは確保することができる。
【0041】
繊維を含む容器本体6の口部領域9は、容器本体6の口部開口部を取り囲み、リム8および補強部11を有する。口部領域9は、クラウンキャップ1が繊維を含む容器本体6の口部開口部7に装着されるときの安定化を確実にするために、クランプ10によって保持される。
【0042】
図3は、繊維を含む容器本体6の口部領域9の口部開口部7に装着されたクラウンキャップ1を通り、かつ口部領域9を通る断面図を示している。図は、クラウンキャップの閉鎖位置に対応する。クラウンキャップ1を口部開口部7に装着することにより、クラウンキャップ1は、口部領域9に固定されているが取り外し可能な接続を形成する第2の襞12を有し、その結果、容器本体6が閉鎖される。第2の襞12は、クラウンキャップ1が口部開口部7に装着されたときの状態を示している。
【0043】
クラウンキャップ1を口部開口部7に装着することは、クラウンキャップ1を口部開口部7の上に配置することと、容器本体6の外側から口部開口部7に向かう方向に、容器本体6の長手方向軸線に実質的に平行な力を加えることと、を含み得る。
【0044】
または、クラウンキャップ1を口部開口部7に装着することは、容器本体6の長手方向軸線に向かって実質的に半径方向に力を加えることによって、クラウンキャップ1を口部開口部7上に圧着することを含み得る。
【0045】
クラウンキャップ1が繊維を含む場合、装着することは、装着中にクラウンキャップ1を加熱することによって、クラウンキャップ1の材料を乾燥および/または固化させることをさらに含み得る。
【0046】
クラウンキャップ1は、閉鎖位置から、容器本体6と離れた開放位置に移動させることができる。一般に、クラウンキャップは繰り返し使用される閉鎖体ではない。クラウンキャップは、通常は再び口部開口部7上に配置され得るが、その後、もはや密封機能は有しない。
【符号の説明】
【0047】
1…クラウンキャップ、2…第1の襞、3…上面、4…コーティング、5…内面、6…容器本体、7…口部開口部、8…リム、9…口部領域、10…クランプ、11…補強部、12…第2の襞。
【手続補正書】
【提出日】2024-05-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クラウンキャップであって、繊維を含む容器本体(6)の口部開口部(7)に装着され、前記クラウンキャップ(1)によって前記口部開口部(7)を閉鎖するための、クラウンキャップ。
【請求項2】
前記クラウンキャップ(1)が、金属を含む、かつ/または繊維を含む材料を含む、請求項1に記載のクラウンキャップ。
【請求項3】
前記クラウンキャップ(1)が、繊維を含む前記材料を含み、例えば繊維含有パルプを使用して、3D印刷によって製造された、請求項2に記載のクラウンキャップ。
【請求項4】
シーリング材料のコーティング(4)が、前記容器本体(6)の口部領域(9)の表面と接触することとなる前記クラウンキャップ(1)の少なくとも表面(5)上に設けられており、例えば、前記コーティング(4)が、食品安全性および/または生分解性および/または堆肥化可能性および/または耐液体性を有する、請求項1に記載のクラウンキャップ。
【請求項5】
口部開口部(7)を有し繊維を含む容器本体(6)と、請求項1~4のいずれか一項に記載のクラウンキャップ(1)と、を有する容器であって、閉鎖位置において、前記クラウンキャップ(1)が、前記口部開口部(7)に取り付けられ、前記容器本体(6)を閉鎖する、容器。
【請求項6】
前記容器本体(6)が、保持用のクランプ(10)によって保持され得る口部領域(9)を備える、請求項5に記載の容器。
【請求項7】
前記口部領域(9)が、リム(8)を備える、請求項6に記載の容器。
【請求項8】
前記クラウンキャップ(1)の寸法および前記口部開口部(7)の寸法が、前記クラウンキャップ(1)が閉鎖するために繊維を含む前記容器本体(6)の前記口部開口部(7)に取り付け可能であり、かつ前記口部開口部(7)が前記クラウンキャップ(1)によって閉鎖されるように設計されている、請求項5に記載の容器。
【請求項9】
請求項1~4のいずれか一項に記載のクラウンキャップ(1)で閉鎖され得る口部開口部(7)を有する、繊維を含む容器本体(6)。
【請求項10】
前記容器本体(6)が、保持用のクランプ(10)によって保持され得る口部領域(9)をさらに備え、例えば、前記口部領域(9)が、リム(8)を備える、請求項9に記載の容器本体。
【請求項11】
請求項1~4のいずれか一項に記載のクラウンキャップ(1)で閉鎖され得る口部開口部(7)を有する、繊維を含む容器本体(6)に、前記クラウンキャップ(1)を取り付ける方法であって、前記方法が、
前記容器本体(6)を保持するステップと、
前記クラウンキャップ(1)を前記口部開口部(7)に装着するステップと、
を含む、方法。
【請求項12】
前記保持するステップが、前記容器本体(6)の口部領域(9)を保持する工程を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記装着するステップが、
前記クラウンキャップ(1)を前記口部開口部(7)の上に配置する工程と、前記容器本体(6)の外側から前記口部開口部(7)に向かう方向に、前記容器本体(6)の長手方向軸線に実質的に平行な力を加える工程と、
を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記装着するステップが、
前記容器本体(6)の長手方向軸線に向かって実質的に半径方向に力を加えることによって、前記クラウンキャップ(1)を前記口部開口部(7)上に圧着する工程、
を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記装着するステップが、
装着中に前記クラウンキャップ(1)を加熱することによって、前記クラウンキャップ(1)の材料を乾燥および/または固化させる工程、
をさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
請求項1~4のいずれか一項に記載のクラウンキャップ(1)で閉鎖され得る口部開口部(7)を有する、繊維を含む容器本体(6)に、前記クラウンキャップ(1)を取り付けるための装置。
【外国語明細書】