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特開2024-144300コネクタハウジングアセンブリ、コネクタ、およびコネクタアセンブリ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024144300
(43)【公開日】2024-10-11
(54)【発明の名称】コネクタハウジングアセンブリ、コネクタ、およびコネクタアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/42 20060101AFI20241003BHJP
   H01R 13/56 20060101ALI20241003BHJP
【FI】
H01R13/42 F
H01R13/56
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024048975
(22)【出願日】2024-03-26
(31)【優先権主張番号】202310322638.6
(32)【優先日】2023-03-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】521523202
【氏名又は名称】タイコ エレクトロニクス (スーヂョウ) リミテッド
(71)【出願人】
【識別番号】508079120
【氏名又は名称】タイコ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110004347
【氏名又は名称】弁理士法人大場国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】タァオ トムソン ドォン
(72)【発明者】
【氏名】ヂュイン ヅォン
(72)【発明者】
【氏名】フゥアイハァン ジャスティン リィー
【テーマコード(参考)】
5E021
5E087
【Fターム(参考)】
5E021FA04
5E021FA16
5E021FC02
5E021FC29
5E021GA04
5E021GA05
5E087EE02
5E087FF06
5E087FF13
5E087GG26
5E087GG32
5E087MM05
5E087RR04
5E087RR25
(57)【要約】      (修正有)
【課題】体積を小さくすることができるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタハウジングアセンブリは、長手方向スロット110の列が形成された前部ハウジング部11、および後部収容チャンバ120が形成された後部ハウジング部12を含むハウジング1と、前部ハウジング部の上部に装着された前部カバー部20、および後部収容チャンバ120の上部開口部に装着された後部カバー部220を含む上部カバー2とを備える。前部カバー部は、横方向スロット111に挿入されたロック部21をは、端子31を長手方向スロットにロックするために使用され、後部カバー部は、後部収容チャンバにおいてケーブル32が端子31に接続された状態を維持するために使用され、端子をハウジングにロックする二次ロック構造と、ケーブルクランプ構造とを一体化する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コネクタハウジングアセンブリであって、
長手方向スロット(110)の列が形成された前部ハウジング部(11)、および後部収容チャンバ(120)が形成された後部ハウジング部(12)を含むハウジング(1)と、
前記前部ハウジング部(11)の上部に装着された前部カバー部(20)、および前記後部収容チャンバ(120)の上部開口部に装着された後部カバー部(220)を含む上部カバー(2)と
を備え、
前記長手方向スロット(110)の列に連通する横方向スロット(111)が、前記前部ハウジング部(11)の上部に形成されており、前記前部カバー部(20)は、前記横方向スロット(111)に挿入されたロック部(21)を有し、
前記長手方向スロット(110)の列は、端子(31)の列を収容するために使用され、前記ロック部(21)は、前記端子(31)を前記長手方向スロット(110)にロックするために使用され、前記後部カバー部(220)は、前記後部収容チャンバ(120)においてケーブル(32)が前記端子(31)に接続された状態を維持するために使用される、コネクタハウジングアセンブリ。
【請求項2】
前記前部カバー部(20)は上部プレート部(210)を含み、前記ロック部(21)は前記上部プレート部(210)の底面から突出し、
受入凹部(10)が前記前部ハウジング部(11)の上部に形成されており、前記上部プレート部(210)は前記受入凹部(10)に装着されている、請求項1に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項3】
前記ロック部(21)は、リブ付プレートの形状であり、前記ハウジング(1)の横方向(X)および高さ方向(Z)に沿って延びる、請求項2に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項4】
切欠き(21a)の列が前記ロック部(21)に形成されており、前記切欠き(21a)の列はそれぞれ、前記端子(31)の列のタング部(31c)を妨げないように、前記端子(31)の列の前記タング部(31c)に対応している、請求項3に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項5】
前記ロック部(21)は、前記横方向スロット(111)を通って前記長手方向スロット(110)の列に入り、前記端子(31)の列の停止面(31a)に当接して前記端子(31)が前記長手方向スロット(110)から引き出されることを防ぐために使用される、請求項1に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項6】
ロックスロット(112)の列が、前記前部ハウジング部(11)の上部に形成され、前記長手方向スロット(110)の列に連通しており、前記ロックスロット(112)は、前記端子(31)のロック弾性シート(31b)に係合して前記端子(31)を前記長手方向スロット(110)にロックするために使用される、請求項1に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項7】
上部位置決めスロット(221)の列が、前記後部カバー部(220)の底面に形成されており、前記端子(31)の列に接続されたケーブル(32)の列の上部をそれぞれ位置付けるために使用される、請求項1に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項8】
前記後部カバー部(220)は、隣接する上部位置決めスロット(221)同士を分離する上部仕切りリブ(221a)を有し、前記上部仕切りリブ(221a)は、隣接するケーブル(32)の外側絶縁層(322)にそれぞれ圧着された隣接する端子(31)の第1の圧着部分(312)同士を電気的に分離して隣接する端子(31)同士を電気的に分離するために使用される、請求項7に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項9】
前記後部ハウジング部(12)は、前記後部収容チャンバ(120)を画定するための底壁(12b)と一対の側壁(12a)とを含み、下部位置決めスロット(121)の列が、前記後部ハウジング部(12)の前記底壁(12b)の内面に形成されており、
前記下部位置決めスロット(121)の列は、前記上部位置決めスロット(221)の列に対応し、前記端子(31)の列に接続された前記ケーブル(32)の列の下部を位置付けるために使用される、請求項7に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項10】
前記後部ハウジング部(12)は、隣接する2つの下部位置決めスロット(121)同士を分離する下部仕切りリブ(121a)を有し、前記下部仕切りリブ(121a)は、隣接するケーブル(32)の外側絶縁層(322)にそれぞれ圧着された隣接する2つの端子(31)の第1の圧着部分(312)同士を電気的に分離して隣接する端子(31)同士を電気的に分離するために使用される、請求項9に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項11】
前記上部カバー(2)は、前記ハウジング(1)に対してプレロック位置と最終ロック位置との間で移動可能であり、
前記上部カバー(2)が前記プレロック位置へ移動すると、前記ロック部(21)は、前記端子(31)に干渉しない位置にあり、前記端子(31)を前記長手方向スロット(110)から引き出すことができ、
前記上部カバー(2)が前記最終ロック位置へ移動すると、前記ロック部(21)は、前記端子(31)が前記長手方向スロット(110)から引き出されることを防ぐブロック位置にある、請求項1に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項12】
前記上部カバー(2)は、前記後部カバー部(220)の両側にそれぞれ接続された一対の弾性バックル(22)をさらに含み、
垂直スロット(122)が、前記後部ハウジング部(12)の前記一対の側壁(12a)のそれぞれに形成されており、突出部(122a)が、前記垂直スロット(122)の内壁面に形成されており、
前記弾性バックル(22)は、前記垂直スロット(122)に挿入され、前記垂直スロット(122)の前記突出部(122a)に係合して、前記上部カバー(2)を前記プレロック位置または前記最終ロック位置にロックする、請求項11に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項13】
前記弾性バックル(22)は、
弾性アーム(22a)と、
前記弾性アーム(22a)に形成されたプレロック突起(22c)と、
前記弾性アーム(22a)に形成され、かつ前記プレロック突起(22c)から前記ハウジング(1)の長手方向(Y)および高さ方向(Z)に離間した最終ロック突起(22b)と
を含み、
前記上部カバー(2)が前記プレロック位置へ移動すると、前記プレロック突起(22c)は、前記突出部(122a)に係合して、前記上部カバー(2)を前記プレロック位置にロックし、
前記上部カバー(2)が前記最終ロック位置へ移動すると、前記最終ロック突起(22b)は、前記突出部(122a)に係合して、前記上部カバー(2)を前記最終ロック位置にロックする、請求項12に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項14】
弾性ロックバックル(23)が、前記上部カバー(2)の前記前部カバー部(20)に形成されており、前記弾性ロックバックル(23)は、相手側コネクタの相手側ハウジングをロックして前記コネクタを前記相手側コネクタにロックするために使用される、請求項1に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項15】
コネクタであって、
請求項1から14のいずれか一項に記載の前記コネクタハウジングアセンブリと、
ケーブルアセンブリ(3)の列と
を備え、
前記ケーブルアセンブリ(3)のそれぞれが、ケーブル(32)と、前記ケーブル(32)に圧着された端子(31)とを含み、
前記ケーブルアセンブリ(3)の列の前記端子(31)は、前記コネクタハウジングアセンブリの前記長手方向スロット(110)の列にそれぞれ挿入され、
前記ケーブルアセンブリ(3)の列の前記ケーブル(32)は、前記コネクタハウジングアセンブリの前記後部カバー部(220)と前記後部ハウジング部(12)との間にクランプおよび位置決めされている、コネクタ。
【請求項16】
前記端子(31)は、
相手側コネクタの相手側端子に接続するために使用される嵌合部分(311)と、
前記ケーブル(32)の外側絶縁層(322)に圧着された第1の圧着部分(312)と、
前記嵌合部分(311)と前記第1の圧着部分(312)との間に接続され、かつ前記ケーブル(32)の導体(321)に圧着された第2の圧着部分(313)と
を含み、
前記ケーブル(32)の一端部および前記端子(31)の前記第1の圧着部分(312)は、前記後部ハウジング部(12)の前記後部収容チャンバ(120)に収容され、前記後部カバー部(220)と前記後部ハウジング部(12)との間にクランプおよび位置決めされており、
前記端子(31)の前記嵌合部分(311)および前記第2の圧着部分(313)は、前記コネクタハウジングアセンブリの前記前部ハウジング部(11)の前記長手方向スロット(110)に挿入されている、請求項15に記載のコネクタ。
【請求項17】
前記ケーブル(32)の一端部および前記端子(31)の前記第1の圧着部分(312)は、前記後部カバー部(220)の前記上部位置決めスロット(221)および前記後部ハウジング部(12)の前記下部位置決めスロット(121)に位置決めされており、
前記端子(31)の列のうちの隣接する2つの端子(31)の前記第1の圧着部分(312)は、前記後部カバー部(220)の前記上部仕切りリブ(221a)および前記後部ハウジング部(12)の前記下部仕切りリブ(121a)によって、互いに電気的に絶縁されている、請求項16に記載のコネクタ。
【請求項18】
前記端子(31)は、前記嵌合部分(311)に接続されたロック弾性シート(31b)をさらに含み、前記ロック弾性シート(31b)は、前記前部ハウジング部(11)のロックスロット(112)に係合して、前記端子(31)を前記長手方向スロット(110)にロックする、請求項16に記載のコネクタ。
【請求項19】
前記端子(31)の前記嵌合部分(311)は、停止面(31a)として機能する後端面を有し、前記上部カバー(2)の前記ロック部(21)は、前記嵌合部分(311)の前記停止面(31a)に当接して前記端子(31)が前記長手方向スロット(110)から引き出されることを防ぐように構成されている、請求項16に記載のコネクタ。
【請求項20】
コネクタアセンブリであって、
請求項15から19のいずれか一項に記載の前記コネクタと、
前記コネクタに嵌合する相手側コネクタと
を備える、コネクタアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、開示全体が参照により本明細書に組み込まれている、2023年3月29日に中国国家知識産権局に出願された中国特許出願第CN202310322638.6号の優先権を主張する。
【0002】
本発明は、コネクタハウジングアセンブリ、コネクタハウジングアセンブリを備えるコネクタ、およびコネクタを備えるコネクタアセンブリに関する。
【背景技術】
【0003】
従来技術において、コネクタは、一般的に、ハウジング、端子、ケーブル、エンドキャップ、および二次ロックを備える。端子スロットがハウジングに形成され、端子は、ケーブルの一端部に圧着され、端子スロットに挿入されている。エンドカバーが、ハウジングの一端部に装着され、ケーブルをハウジングに固定する。端子スロットに連通する二次ロックスロットが、ハウジングに形成されている。二次ロックは、二次ロックスロットに挿入され、端子を端子スロットにロックして、端子がハウジングから引き出されることを防ぐ。
【0004】
従来技術において、エンドキャップと二次ロックとは、2つの別個の独立した部品であるため、コネクタの総体積が大きくなりすぎ、コネクタの小型化につながらない。加えて、従来技術において、隣接する端子の圧着部分間の電気的接触を防ぐために、別個のケーブルクリップも必要であるため、コネクタの体積がさらに大きくなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の欠点のうちの少なくとも1つの局面を克服または軽減するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様によれば、コネクタハウジングアセンブリが提供される。コネクタハウジングアセンブリは、長手方向スロットの列が形成された前部ハウジング部、および後部収容チャンバが形成された後部ハウジング部を含むハウジングと、前部ハウジング部の上部に装着された前部カバー部、および後部収容チャンバの上部開口部に装着された後部カバー部を含む上部カバーとを備える。長手方向スロットの列に連通する横方向スロットが、前部ハウジング部の上部に形成されており、前部カバー部は、横方向スロットに挿入されたロック部を有し、長手方向スロットの列は、端子の列を収容するために使用され、ロック部は、端子を長手方向スロットにロックするために使用され、後部カバー部は、後部収容チャンバにおいてケーブルが端子に接続された状態を維持するために使用される。
【0007】
本発明の例示的な実施形態によれば、前部カバー部は上部プレート部を含み、ロック部は上部プレート部の底面から突出し、受入凹部が前部ハウジング部の上部に形成されており、上部プレート部は受入凹部に装着されている。
【0008】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、ロック部は、リブ付プレートの形状であり、ハウジングの横方向および高さ方向に沿って延びる。
【0009】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、切欠きの列がロック部に形成されており、切欠きの列はそれぞれ、端子の列のタング部を妨げないように、端子の列のタング部に対応している。
【0010】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、ロック部は、横方向スロットを通って長手方向スロットの列に入り、端子の列の停止面に当接して端子が長手方向スロットから引き出されることを防ぐために使用される。
【0011】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、ロックスロットの列が、前部ハウジング部の上部に形成され、長手方向スロットの列に連通しており、ロックスロットは、端子のロック弾性シートに係合して端子を長手方向スロットにロックするために使用される。
【0012】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、上部位置決めスロットの列が、後部カバー部の底面に形成されており、端子の列に接続されたケーブルの列の上部をそれぞれ位置付けるために使用される。
【0013】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、後部カバー部は、隣接する上部位置決めスロット同士を分離する上部仕切りリブを有し、上部仕切りリブは、隣接するケーブルの外側絶縁層にそれぞれ圧着された隣接する端子の第1の圧着部分同士を電気的に分離して隣接する端子同士を電気的に分離するために使用される。
【0014】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、後部ハウジング部は、後部収容チャンバを画定するための底壁と一対の側壁とを含み、下部位置決めスロットの列が、後部ハウジング部の底壁の内面に形成されており、下部位置決めスロットの列は、上部位置決めスロットの列に対応し、端子の列に接続されたケーブルの列の下部を位置付けるために使用される。
【0015】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、後部ハウジング部は、隣接する2つの下部位置決めスロット同士を分離する下部仕切りリブを有し、下部仕切りリブは、隣接するケーブルの外側絶縁層にそれぞれ圧着された隣接する2つの端子の第1の圧着部分同士を電気的に分離して隣接する端子同士を電気的に分離するために使用される。
【0016】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、上部カバーは、ハウジングに対してプレロック位置(pre lock position)と最終ロック位置との間で移動可能であり、上部カバーがプレロック位置へ移動すると、ロック部は、端子に干渉しない位置にあり(干渉しない位置に位置し)、端子を長手方向スロットから引き出すことができ、上部カバーが最終ロック位置へ移動すると、ロック部は、端子が長手方向スロットから引き出されることを防ぐブロック位置にある(ブロック位置に位置する)。
【0017】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、上部カバーは、後部カバー部の両側にそれぞれ接続された一対の弾性バックルをさらに含み、垂直スロットが、後部ハウジング部の一対の側壁のそれぞれに形成されており、突出部が、垂直スロットの内壁面に形成されており、弾性バックルは、垂直スロットに挿入され、垂直スロットの突出部に係合して、上部カバーをプレロック位置または最終ロック位置にロックする。
【0018】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、弾性バックルは、弾性アームと、弾性アームに形成されたプレロック突起と、弾性アームに形成され、かつプレロック突起からハウジングの長手方向および高さ方向に離間した最終ロック突起とを含む。上部カバーがプレロック位置へ移動すると、プレロック突起は、突出部に係合して、上部カバーをプレロック位置にロックし、上部カバーが最終ロック位置へ移動すると、最終ロック突起は、突出部に係合して、上部カバーを最終ロック位置にロックする。
【0019】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、弾性ロックバックルが、上部カバーの前部カバー部に形成されており、弾性ロックバックルは、相手側コネクタの相手側ハウジングをロックしてコネクタを相手側コネクタにロックするために使用される。
【0020】
本発明の別の態様によれば、コネクタが提供される。コネクタは、上記のコネクタハウジングアセンブリと、ケーブルアセンブリの列とを備え、ケーブルアセンブリのそれぞれが、ケーブルと、ケーブルに圧着された端子とを含む。ケーブルアセンブリの列の端子は、コネクタハウジングアセンブリの長手方向スロットの列にそれぞれ挿入され、ケーブルアセンブリの列のケーブルは、コネクタハウジングアセンブリの後部カバー部と後部ハウジング部との間にクランプおよび位置決めされている。
【0021】
本発明の例示的な実施形態によれば、端子は、相手側コネクタの相手側端子に接続するために使用される嵌合部分と、ケーブルの外側絶縁層に圧着された第1の圧着部分と、嵌合部分と第1の圧着部分との間に接続され、かつケーブルの導体に圧着された第2の圧着部分とを含む。ケーブルの一端部および端子の第1の圧着部分は、後部ハウジング部の後部収容チャンバに収容され、後部カバー部と後部ハウジング部との間にクランプおよび位置決めされており、端子の嵌合部分および第2の圧着部分は、コネクタハウジングアセンブリの前部ハウジング部の長手方向スロットに挿入されている。
【0022】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、ケーブルの一端部および端子の第1の圧着部分は、後部カバー部の上部位置決めスロットおよび後部ハウジング部の下部位置決めスロットに位置決めされており、端子の列のうちの隣接する2つの端子の第1の圧着部分は、後部カバー部の上部仕切りリブおよび後部ハウジング部の下部仕切りリブによって、互いに電気的に絶縁されている。
【0023】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、端子は、嵌合部分に接続されたロック弾性シートをさらに含み、ロック弾性シートは、前部ハウジング部のロックスロットに係合して、端子を長手方向スロットにロックする。
【0024】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、端子の嵌合部分は、停止面として機能する後端面を有し、上部カバーのロック部は、嵌合部分の停止面に当接して端子が長手方向スロットから引き出されることを防ぐように構成されている。
【0025】
本発明の別の態様によれば、コネクタアセンブリが提供される。コネクタアセンブリは、上記のコネクタと、コネクタに嵌合する相手側コネクタとを備える。
【0026】
本発明の上記の例示的な実施形態において、コネクタの上部カバーは、端子をハウジングにロックする二次ロック構造と、ケーブルをハウジングに固定するケーブルクランプ構造とを一体化する。したがって、本発明により、コネクタの体積を小さくすることができる。
【0027】
添付図面を参照しながら例示的な実施形態を詳細に説明することにより、本発明の上記その他の特徴がより明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本発明の例示的な実施形態によるコネクタの説明斜視図である。
図2】後側から見たときの、本発明の例示的な実施形態によるコネクタの説明分解図である。
図3】前側から見たときの、本発明の例示的な実施形態によるコネクタの説明分解図である。
図4】本発明の例示的な実施形態によるコネクタのケーブルアセンブリの説明斜視図である。
図5】本発明の例示的な実施形態によるコネクタの上部カバーの説明斜視図である。
図6】本発明の例示的な実施形態によるコネクタハウジングの説明斜視図である。
図7】本発明の例示的な実施形態によるコネクタの長手方向断面図である。
図8】本発明の例示的な実施形態による、コネクタの上部カバーおよびケーブルアセンブリの列の説明斜視図である。
図9】1つのケーブルアセンブリのみを示す、本発明の例示的な実施形態によるコネクタの説明分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下で、添付図面を参照しながら、本開示の例示的な実施形態について詳細に説明する。図中、同一の参照数字は同一の要素を指す。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化することができ、本明細書に記載される実施形態に限定されるものと解釈すべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全なものになるように、かつ当業者に本開示の概念を十分に伝えるように提供される。
【0030】
以下の詳細な説明では、説明の目的で、開示する実施形態の徹底的な理解をもたらすために、多数の具体的な詳細を記載する。しかしながら、これらの具体的な詳細がなくても1つまたは複数の実施形態を実施することができることが明らかであろう。他の例では、図面を簡略化するために、周知の構造およびデバイスは概略的に示す。
【0031】
本発明の一般的な概念によれば、コネクタハウジングアセンブリが提供される。コネクタハウジングアセンブリは、長手方向スロットの列が形成された前部ハウジング部、および後部収容チャンバが形成された後部ハウジング部を含むハウジングと、前部ハウジング部の上部に装着された前部カバー部、および後部収容チャンバの上部開口部に装着された後部カバー部を含む上部カバーとを備える。長手方向スロットの列に連通する横方向スロットが、前部ハウジング部の上部に形成されており、前部カバー部は、横方向スロットに挿入されたロック部を有し、長手方向スロットの列は、端子の列を収容するために使用され、ロック部は、端子を長手方向スロットにロックするために使用され、後部カバー部は、後部収容チャンバにおいてケーブルが端子に接続された状態を維持するため使用される。
【0032】
本発明の別の一般的な概念によれば、コネクタが提供される。コネクタは、上記のコネクタハウジングアセンブリと、ケーブルアセンブリの列とを備え、ケーブルアセンブリのそれぞれが、ケーブルと、ケーブルに圧着された端子とを含む。ケーブルアセンブリの列の端子は、コネクタハウジングアセンブリの長手方向スロットの列にそれぞれ挿入され、ケーブルアセンブリの列のケーブルは、コネクタハウジングアセンブリの後部カバー部と後部ハウジング部との間にクランプおよび位置決めされている。
【0033】
本発明の別の一般的な概念によれば、コネクタアセンブリが提供される。コネクタアセンブリは、上記のコネクタと、コネクタに嵌合する相手側コネクタとを備える。
【0034】
図1は、本発明の例示的な実施形態によるコネクタの説明斜視図である。図2は、後側から見たときの、本発明の例示的な実施形態によるコネクタの説明分解図である。図3は、前側から見たときの、本発明の例示的な実施形態によるコネクタの説明分解図である。
【0035】
図1図3に示すように、本発明の例示的な実施形態において、コネクタハウジングアセンブリが開示されている。コネクタハウジングアセンブリは、ハウジング1と、上部カバー2とを主に備える。ハウジング1は、長手方向スロット110の列が形成された前部ハウジング部11と、後部収容チャンバ120が形成された後部ハウジング部12とを含む。上部カバー2は、前部ハウジング部11の上部に装着された前部カバー部20と、後部収容チャンバ120の上部開口部に装着された後部カバー部220とを含む。
【0036】
図4は、本発明の例示的な実施形態によるコネクタのケーブルアセンブリ3の説明斜視図である。図5は、本発明の例示的な実施形態によるコネクタの上部カバー2の説明斜視図である。図6は、本発明の例示的な実施形態によるコネクタのハウジング1の説明斜視図である。図7は、本発明の例示的な実施形態によるコネクタの長手方向断面図である。
【0037】
図1図7に示すように、図示の実施形態において、長手方向スロット110の列に連通する横方向スロット111が、前部ハウジング部11の上部に形成されている。前部カバー部20は、横方向スロット111に挿入されたロック部(二次ロックとも称する)21を有する。長手方向スロット110の列は、端子31の列を収容するために使用される。ロック部21は、端子31を長手方向スロット110にロックして端子31が長手方向スロット110から引き出されることを防ぐために使用される。後部カバー220は、後部収容チャンバ120においてケーブル32が端子31に接続された状態を維持するために使用される。図示の実施形態において、ケーブル32は、後部カバー部220と後部ハウジング部12との間にクランプおよび固定されている。
【0038】
図8は、本発明の例示的な実施形態による、コネクタの上部カバー2およびケーブルアセンブリ3の列の説明斜視図である。図9は、1つのケーブルアセンブリ3のみを示す、本発明の例示的な実施形態によるコネクタの説明分解図である。
【0039】
図1図9に示すように、図示の実施形態において、前部カバー部20は上部プレート部210を含み、ロック部21は、上部プレート部210の底面に突出して形成されている。受入凹部10が前部ハウジング部11の上部に形成され、上部プレート部210は受入凹部10に装着されている。図示の実施形態において、ロック部21は、リブ付プレートの形状であり、ハウジング1の横方向Xおよび高さ方向Zに沿って延びる。
【0040】
図1図9に示すように、図示の実施形態において、切欠き21aの列が、上部カバー2のロック部21に形成されている。切欠き21aの列はそれぞれ、端子31の列のタング部31cを妨げないように、端子31の列のタング部31cに対応している。
【0041】
図1図9に示すように、図示の実施形態において、ロック部21は、横方向スロット111を通って長手方向スロット110の列に入り、同時に端子31の列の停止面31aに当接して端子31が長手方向スロット110から引き出されることを防ぐために使用される。
【0042】
図1図9に示すように、図示の実施形態において、長手方向スロット110の列にそれぞれ連通するロックスロット112の列も、前部ハウジング部11の上部に形成されている。ロックスロット112は、端子31のロック弾性シート(一次ロックとも称する)31bに係合して端子31を長手方向スロット110にロックするために使用される。本発明において、ロック弾性シート(一次ロック)31bおよびロック部(二次ロック)21によって、端子31をハウジング1に確実にロックすることができる。
【0043】
図1図9に示すように、図示の実施形態において、上部位置決めスロット221の列が、後部カバー部220の底面に形成されている。上部位置決めスロット221の列は、端子31の列に接続されたケーブル32の列の上部をそれぞれ位置付けるために使用される。図示の実施形態において、後部カバー部220は、隣接する上部位置決めスロット221同士を分離する上部仕切りリブ221aを有する。上部仕切りリブ221aは、隣接するケーブル32の外側絶縁層322にそれぞれ圧着された隣接する2つの端子31の第1の圧着部分312同士を互いに電気的に分離して隣接する端子31同士を電気的に分離するために使用される。
【0044】
図1図9に示すように、図示の実施形態において、後部ハウジング部12は、後部収容チャンバ120を画定するための底壁12bと一対の側壁12aとを含む。下部位置決めスロット121の列が、後部ハウジング部12の底壁12bの内面に形成されている。下部位置決めスロット121の列は、上部位置決めスロット221の列に対応し、端子31の列に接続されたケーブル32の列の下部を位置付けるために使用される。
【0045】
図1図9に示すように、図示の実施形態において、後部ハウジング部12は、隣接する2つの下部位置決めスロット121同士を分離する下部仕切りリブ121aを有する。下部仕切りリブ121aは、隣接するケーブル32の外側絶縁層322にそれぞれ圧着された第1の圧着部分312同士を電気的に分離して隣接する端子31同士を電気的に分離するために使用される。
【0046】
図1図9に示すように、図示の実施形態において、第1の圧着部分312における隣接する端子31間の距離は最小である。したがって、隣接する端子31は、第1の圧着部分312で最も接触しやすい。本発明において、ケーブル32の列は、後部カバー部220と後部ハウジング部12との間にクランプおよび位置決めされ、したがって、隣接する端子31同士は離間し、隣接する端子31間の電気的接触を効果的に避ける。
【0047】
図1図9に示すように、図示の実施形態において、上部カバー2を、ハウジング1に対してプレロック位置と最終ロック位置との間で移動させることができる。上部カバー2がプレロック位置へ移動すると、ロック部21は、端子31に干渉しない位置になって、端子31を長手方向スロット110から引き出すことができる。上部カバー2が最終ロック位置へ移動すると、ロック部21は、端子31が長手方向スロット110から引き出されることを防ぐブロック位置になる。
【0048】
図1図9に示すように、図示の実施形態において、上部カバー2は、後部カバー部220の両側にそれぞれ接続された一対の弾性バックル22をさらに含む。一対の垂直スロット122が、後部ハウジング部12の側壁12aにそれぞれ形成され、突出部122aが、垂直スロット122の内壁面に形成されている。弾性バックル22は、垂直スロット122に入り、垂直スロット122の突出部122aに係合して、上部カバー2をプレロック位置または最終ロック位置にロックする。
【0049】
図1図9に示すように、図示の実施形態において、弾性バックル22は、弾性アーム22aと、最終ロック突起22bと、プレロック突起22cとを含む。プレロック突起22cは弾性アーム22aに形成されている。最終ロック突起22bは、弾性アーム22aに形成され、プレロック突起22cからハウジング1の長手方向Yおよび高さ方向Zに離れている。
【0050】
図1図9に示すように、図示の実施形態において、上部カバー2がプレロック位置へ移動すると、プレロック突起22cは、突出部122aに係合して、上部カバー2をプレロック位置にロックする。上部カバー2が最終ロック位置へ移動すると、最終ロック突起22bは、突出部122aに係合して、上部カバー2を最終ロック位置にロックする。
【0051】
図1図9に示すように、図示の実施形態において、弾性ロックバックル23が、上部カバー2の前部カバー部20に形成され、弾性ロックバックル23は、相手側コネクタ(図示せず)の相手側ハウジング(図示せず)をロックしてコネクタを相手側コネクタにロックするために使用される。
【0052】
図1図9に示すように、本発明の別の例示的な実施形態によれば、コネクタが開示されている。コネクタは、上記のコネクタハウジングアセンブリと、ケーブルアセンブリ3の列とを主に備える。各ケーブルアセンブリ3は、ケーブル32と、ケーブル32に圧着された端子31とを含む。ケーブルアセンブリ3の列の端子31は、コネクタハウジングアセンブリのハウジング1の長手方向スロット110の列にそれぞれ挿入されている。ケーブルアセンブリ3の列のケーブル32は、コネクタハウジングアセンブリの後部カバー部220と後部ハウジング部12との間にクランプおよび位置決めされている。
【0053】
図1図9に示すように、図示の実施形態において、端子31は、嵌合部分311と、第1の圧着部分312と、第2の圧着部分313とを含む。端子31の嵌合部分311は、相手側コネクタの相手側端子(図示せず)に接続するために使用される。端子31の第1の圧着部分312は、ケーブル32の一端部で外側絶縁層(すなわち、ケーブルの外側被覆層)322に圧着されている。端子31の第2の圧着部分313は、端子31の嵌合部分311と第1の圧着部分312との間に接続されている。端子31の第2の圧着部分313は、ケーブル32の導体321に圧着されて、ケーブル32の導体321に電気的に接続される。
【0054】
図1図9に示すように、図示の実施形態において、ケーブル32の一端部および端子31の第1の圧着部分312は、ハウジング1の後部ハウジング部12の後部収容チャンバ120に収容され、後部カバー部220と後部ハウジング部12との間にクランプおよび位置決めされている。端子31の嵌合部分311および第2の圧着部分313は、ハウジング1の前部ハウジング部11の長手方向スロット110に挿入されている。
【0055】
図1図9に示すように、図示の実施形態において、ケーブル32の一端部および端子31の第1の圧着部分312は、後部カバー部220の上部位置決めスロット221および後部ハウジング部12の下部位置決めスロット121に位置決めされている。端子31の列のうちの2つの隣接する端子31の第1の圧着部分312同士は、後部カバー部220の上部仕切りリブ221aおよび後部ハウジング部12の下部仕切りリブ121aによって電気的に分離されて、隣接する端子31の第1の圧着部分312同士が互いに電気的に接触することを防ぐ。
【0056】
図1図9に示すように、図示の実施形態において、端子31は、嵌合部分311に接続されたロック弾性シート(または一次ロック)31bをさらに含む。ロック弾性シート31bは、前部ハウジング部11のロックスロット112に係合して、端子31を長手方向スロット110にロックする。
【0057】
図1図9に示すように、図示の実施形態において、端子31の嵌合部分311は、停止面31aとして機能する後端面を有し、上部カバー2のロック部21は、嵌合部分311の停止面31aに当接して端子31が長手方向スロット110から引き出されることを防ぐように構成されている。
【0058】
図1図9に示すように、本発明の別の例示的な実施形態において、コネクタアセンブリも開示されている。コネクタアセンブリは、上記のコネクタと、相手側コネクタとを備える。相手側コネクタはコネクタに嵌合する。
【0059】
上記の実施形態は例示的なものであり、限定的なものではないことを、当業者には理解されたい。例えば、当業者であれば、構成上または原理上矛盾することなく、上記の実施形態に多くの修正を加えることができ、異なる実施形態に記載する様々な特徴を互いに自由に組み合わせることができる。
【0060】
いくつかの例示的な実施形態について図示し説明したが、本開示の原理および趣旨から逸脱することなく、これらの実施形態に様々な変更または修正を加えることができることが、当業者には理解されよう。本開示の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物において定義される。
【0061】
本明細書で使用されるとき、単数形で記載され「a」または「an」という単語が前に付く要素は、前記要素またはステップの複数形を除外することが明示的に述べられていない限り、これらを除外しないものとして理解すべきである。さらに、本発明の「一実施形態」への言及は、記載された特徴を同じく組み込む追加の実施形態の存在を除外するものとして解釈されることを意図していない。さらに、そうではないと明示的に述べられていない限り、特定の特性を有する1つの要素もしくは複数の要素を「備える」または「有する」実施形態は、その特性を有していない追加のそのような要素を含むことができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【外国語明細書】