(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024144789
(43)【公開日】2024-10-15
(54)【発明の名称】車載器、事故未然防止方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G08G 1/16 20060101AFI20241004BHJP
G08G 1/00 20060101ALI20241004BHJP
【FI】
G08G1/16 F
G08G1/00 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023056900
(22)【出願日】2023-03-31
(71)【出願人】
【識別番号】322003857
【氏名又は名称】パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】加藤 信太
【テーマコード(参考)】
5H181
【Fターム(参考)】
5H181AA01
5H181BB04
5H181BB13
5H181CC04
5H181FF05
5H181FF10
5H181LL08
5H181LL20
5H181MB02
5H181MB12
(57)【要約】
【課題】車両の事故が起きた際のエビデンスを取得することができる車載器、事故未然防止方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】本開示に係る車載器は、生体情報取得部と、車両データ取得部と、データ送信部と、を備える。生体情報取得部は、車両の運転者の生体情報を取得する。車両データ取得部は、生体情報取得部により取得した生体情報に基づいて、車両に関する車両データを取得する。データ送信部は、車両データ取得部により取得した車両データを外部の管理システムに送信する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の運転者の生体情報を取得する生体情報取得部と、
前記生体情報取得部により取得した前記生体情報に基づいて、前記車両に関する車両データを取得する車両データ取得部と、
前記車両データ取得部により取得した前記車両データを外部の管理システムに送信するデータ送信部と、
を備える、車載器。
【請求項2】
前記車両データ取得部は、前記生体情報を前記管理システムに送信し、当該管理システムから前記車両データの提供が要求された場合に、前記車両データを取得する、請求項1に記載の車載器。
【請求項3】
前記車両データ取得部は、前記生体情報に基づいて前記運転者が異常か否かを判定し、前記運転者が異常と判定した場合に、前記車両データを取得する、請求項1に記載の車載器。
【請求項4】
前記車両データ取得部は、前記車両の運転中の前記生体情報の変化量が閾値を超えた場合に、前記運転者が異常と判定する、請求項3に記載の車載器。
【請求項5】
前記データ送信部は、前記管理システムから、前記運転者の休憩、運転交代、または運転中止が指示された場合に、前記運転者に対して、休憩、運転交代、または運転中止を通知する、請求項1から4のいずれか一つに記載の車載器。
【請求項6】
前記生体情報は、前記運転者の血圧、心拍、血中酸素濃度、および発汗量の少なくとも1つを含む、請求項1から4のいずれか一つに記載の車載器。
【請求項7】
前記車両データは、前記車両の位置情報、車速、舵角、および前記車両の走行中に前記運転者を撮像した画像データの少なくとも1つを含む、請求項1から4のいずれか一つに記載の車載器。
【請求項8】
車載器で実行される事故未然防止方法であって、
生体情報取得部が、車両の運転者の生体情報を取得する工程と、
車両データ取得部が、前記生体情報取得部により取得した前記生体情報に基づいて、前記車両に関する車両データを取得する工程と、
データ送信部が、前記車両データ取得部により取得した前記車両データを外部の管理システムに送信する工程と、
を含む、事故未然防止方法。
【請求項9】
コンピュータを、
車両の運転者の生体情報を取得する生体情報取得部と、
前記生体情報取得部により取得した前記生体情報に基づいて、前記車両に関する車両データを取得する車両データ取得部と、
前記車両データ取得部により取得した前記車両データを外部の管理システムに送信するデータ送信部と、
して機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、車載器、事故未然防止方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
運転前のドライバの血圧、心拍、血中酸素濃度、発汗量等の生体情報の定期検査を行い、その定期検査の結果と、運転中のドライバの生体情報の検査結果と、を比較して、ドライバの運転中の急変を察知する技術が開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016-084604号公報
【特許文献2】特開2019-077228号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ドライバの健康状況以外の要因、例えば、飛び出し等、ドライバの健康状況以外の要因によっても、運転中のドライバの生体情報が変化する場合があるため、上記の技術では、なぜ運転中にドライバの急変が起きたかを原因究明することが困難である。
【0005】
本開示は、車両の事故が起きた際のエビデンスを取得することができる車載器、事故未然防止方法、およびプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る車載器は、生体情報取得部と、車両データ取得部と、データ送信部と、を備える。生体情報取得部は、車両の運転者の生体情報を取得する。車両データ取得部は、生体情報取得部により取得した生体情報に基づいて、車両に関する車両データを取得する。データ送信部は、車両データ取得部により取得した車両データを外部の管理システムに送信する。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る車載器、事故未然防止方法、およびプログラムによれば、車両の事故が起きた際のエビデンスを取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、本実施形態にかかる車載器が適用された運転支援システムの概略的な構成の一例を示す図である。
【
図2】
図2は、本実施形態にかかる運転支援システムの機能構成の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、本実施形態にかかる運転支援システムにおける運転者に対する休憩等の指示処理の流れの一例を説明するための図である。
【
図4】
図4は、本実施形態にかかる運転支援システムにおける運転者に対する休憩等の指示処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図5】
図5は、本実施形態にかかる運転支援システムにおける運転者に対する休憩等の指示処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本開示に係る車載器、事故未然防止方法、およびプログラムの実施形態について説明する。
【0010】
まず、
図1を用いて、本実施形態にかかる運転支援システム100の構成の一例について説明する。
図1は、本実施形態にかかる車載器が適用された運転支援システムの概略的な構成の一例を示す図である。
【0011】
図1に示すように、運転支援システム100は、管理者端末1、ウェアラブルデバイス2、および車載器3を有する。管理者端末1と車載器3とは、インターネット等のネットワークを介して互いに通信可能に接続されている。または、車載器3は、スマートフォン(スマホ)等のモバイル端末を介したモバイル通信により、ネットワークを介して、管理者端末1と通信可能に接続されていても良い。また、ウェアラブルデバイス2と車載器3とは、車両内のWiFi(登録商標)またはBluetooth(登録商標)等の無線通信により互いに通信可能に接続されていても良い。
【0012】
管理者端末1は、PC(Personal Computer)、タブレット、スマホ等であり、車両の運行管理用のアプリケーション(運行管理用アプリ)を実行することにより、車両の運行を管理する管理会社の端末である。ここで、管理会社は、バス、トラック、タクシー、電車、飛行機等の移動体の運転者を抱える事業態の会社であっても良い。
【0013】
ウェアラブルデバイス2は、FitBIT(登録商標)、AppleWatch(登録商標)等、生体情報を計測可能なデバイスであっても良い。ここで、生体情報は、運転者の血圧、心拍、血中酸素濃度、発汗量等の少なくとも1つを含む。
【0014】
車載器3は、IVI(In-Vehicle Infotainment)、CDC(Cockpit Domain Controller)等であり、データ処理部301、データ管理部302、GPS(Global Positioning System)303、ナビゲーション(Navi)304、ドラレコ305、車両走行情報取得部306、データ蓄積部307等を有する。
【0015】
GPS303は、車両の位置情報を計測する。ナビゲーション304は、車両が走行する位置を含む地図情報を取得する。ドラレコ305は、車両の運転者を撮像するカメラ等の撮像部を有する。車両走行情報取得部306は、車両の車速、舵角、ブレーキ等の車両走行情報を取得する。
【0016】
データ管理部302は、GPS303により計測される位置情報、ナビゲーション304により取得される地図情報、ドラレコ305により撮像される画像データ、車両走行情報取得部306により取得される車両走行情報等をデータ蓄積部307に保存する。
【0017】
データ処理部301は、データ蓄積部307に記憶される位置情報、地図情報、車両走行情報、画像データ等の各種データの送信等の各種処理を実行する。
【0018】
次に、
図2を用いて、本実施形態にかかる運転支援システム100の機能構成の一例について説明する。
図2は、本実施形態にかかる運転支援システムの機能構成の一例を示す図である。
【0019】
まず、ウェアラブルデバイス2の機能構成の一例について説明する。ウェアラブルデバイス2は、
図2に示すように、通信部201、表示部202、およびセンサ部203を有する。
【0020】
センサ部203は、ウェアラブルデバイス2を装着する運転者の血圧、心拍、血中酸素濃度、発汗量等の生体情報を測定する。
【0021】
通信部201は、車内のWiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の無線通信により、車載器3と通信を行う。具体的には、通信部201は、センサ部203により測定される生体情報を車載器3に送信する。また、通信部201は、車載器3から、運転者の休憩、運転交代、運転中止等の指示を受信する。
【0022】
表示部202は、通信部201により受信した休憩または運転交代等の指示等の各種情報を表示する。
【0023】
次に、車載器3の機能構成の一例について説明する。車載器3は、
図2に示すように、データ処理部301、データ管理部302、GPS303、ナビゲーション304、ドラレコ305、車両走行情報取得部306、データ蓄積部307、通信部308、および表示部309を有する。
【0024】
表示部309は、運転者の休憩、運転交代、運転中止等の各種情報を表示する。
【0025】
通信部308は、ウェアラブルデバイス2から、無線通信により、生体情報を受信(取得)する生体情報取得部の一例である。また、通信部308は、取得した生体情報に基づいて、車両の車両データを取得する車両データ取得部の一例である。また、通信部308は、取得した車両データを管理者端末1等の外部の管理システムに送信するデータ送信部の一例である。これにより、車両の事故が発生した際の運転者の生体情報および車両データを管理者端末1が取得できるので、車両の事故が起きた際に、当該事故が運転者が気付いていないバイタルの異常によるものか否かのエビデンスを取得することができる。
【0026】
ここで、車両データは、車両に関するデータである。例えば、車両データは、GPS303により計測される位置情報、ナビゲーション304により取得される地図情報、ドラレコ305により撮像される画像データ、車両走行情報取得部306により取得される車両走行情報を含む。
【0027】
本実施形態では、通信部308は、取得した生体情報を管理者端末1等の外部の管理システムに送信する。そして、通信部308は、管理者端末1等の外部装置において、生体情報に基づいて運転者が異常と判定されて、管理者端末1から車両データの提供が要求された場合に、車両データを取得する。その際、通信部308は、運転者が異常と判定された生体情報に付された時刻等の日時、すなわち、運転者が異常と判定された生体情報が測定された時刻の車両データを取得しても良い。本実施形態では、通信部308は、データ管理部302を介して、データ蓄積部307から、車両データを取得する。
【0028】
本実施形態では、管理者端末1において、生体情報に基づいて運転者が異常か否かを判断しているが、これに限定するものではなく、通信部308が、取得した生体情報に基づいて、運転者が異常か否かを判定し、運転者が異常と判定した場合に、車両データを取得しても良い。その際、通信部308は、車両の運転中の生体情報の変化量が閾値を超えた場合に、運転者が異常と判定しても良い。また、本実施形態では、通信部308は、運転者が異常と判定された生体情報が測定された時刻の車両データのみを取得しているが、運転者が異常と判定された場合、データ管理部302を介して、データ蓄積部307に記憶される全ての車両データを取得しても良い。
【0029】
また、通信部308は、管理者端末1から、運転者の休憩、運転交代、運転中止等が指示された場合に、運転者に対して、休憩、運転交代、運転中止等を通知する。本実施形態では、通信部308は、ウェアラブルデバイス2に対して、運転者の休憩、運転交代、運転中止等の指示を送信して、ウェアラブルデバイス2の表示部202に対して、休憩または運転交代の指示を示すメッセージを表示しても良い。または、通信部308は、表示部309に対して、休憩、運転交代、運転中止等の指示を示すメッセージを表示しても良い。
【0030】
次に、管理者端末1の機能構成の一例について説明する。管理者端末1は、
図2に示すように、通信部101、表示部102、およびアプリ管理部103を有する。
【0031】
通信部101は、車載器3と通信を行う。具体的には、通信部101は、車載器3から、生体情報および車両データを受信する。また、通信部101は、アプリ管理部103により運転者が異常と判定された場合に、車載器3に対して、車両データの提供を要求する。また、通信部101は、アプリ管理部103により運転者の休憩等が必要と判断された場合に、車載器3に対して、運転者の休憩、運転交代、運転中止等を指示する。
【0032】
表示部102は、生体情報に基づく運転者が異常か否かの判定結果等の各種情報を表示する。
【0033】
アプリ管理部103は、運行管理用アプリ等により実現される。アプリ管理部103は、通信部101により車載器3から受信する生体情報に基づいて、運転者が異常か否かを判定する。本実施形態では、アプリ管理部103は、車両の運転中の生体情報の変化量が閾値を超えた場合に、運転者が異常と判定しても良い。また、アプリ管理部103は、通信部101により車載器3から受信する車両データに基づいて、運転者の休憩等が必要か否かを判断する。
【0034】
具体的には、アプリ管理部103は、運転者の生体情報に基づいて運転者が異常と判定され、かつ車両データが正常である場合、すなわち、車両の運行状況が正常である場合、運転者の休憩等が必要であると判断する。これにより、運転者本人が気付いていないバイタルの異常が発生していることを検知できるので、運転者のバイタルの異常による車両の事故を未然に防止することができる。
【0035】
次に、
図3および
図4を用いて、本実施形態にかかる運転支援システム100における運転者に対する休憩等の指示処理の流れの一例について説明する。
図3は、本実施形態にかかる運転支援システムにおける運転者に対する休憩等の指示処理の流れの一例を説明するための図である。
図4は、本実施形態にかかる運転支援システムにおける運転者に対する休憩等の指示処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0036】
車両の運転中、ウェアラブルデバイス2のセンサ部203は、運転者の生体情報(バイタルデータ)を自動的に計測する(ステップS401)。車載器3の通信部308は、ウェアラブルデバイス2から、生体情報を受信し、受信した生体情報を管理者端末1に送信する(ステップS402)。
【0037】
管理者端末1のアプリ管理部103は、車載器3から受信する生体情報に基づいて、運転者が異常か否かを判定する。具体的には、アプリ管理部103は、運転者の生体情報の変化量が閾値を超えた場合に、運転者が異常と判定する。そして、運転者に異常がある場合、管理者端末1の通信部101は、車載器3に対して、車両データの提供を要求する(ステップS403)。
【0038】
車載器3の通信部308は、管理者端末1から車両データの提供が要求されると(ステップS403)、運転者に異常があると判定された生体情報が測定された時刻の車両データを取得して、管理者端末1に送信する(ステップS404)。管理者端末1のアプリ管理部103は、車載器3から受信した車両データに基づいて、運転者の休憩等が必要か否かを判断する。そして、運転者の休憩等が必要と判断した場合、通信部101は、車載器3に対して、運転者の休憩等を指示する(ステップS405)。
【0039】
次に、
図5を用いて、本実施形態にかかる運転支援システム100における運転者に対する休憩等の指示処理の流れの一例について説明する。
図5は、本実施形態にかかる運転支援システムにおける運転者に対する休憩等の指示処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
【0040】
車両の運転中、ウェアラブルデバイス2の通信部201は、センサ部203により測定される血圧、心拍、発汗量等の生体情報を車載器3に送信する(ステップS501)。車載器3の通信部308は、ウェアラブルデバイス2から、生体情報を受信する。また、車載器3の通信部308は、受信した生体情報を、定期的に、管理者端末1に送信する(ステップS502)。
【0041】
管理者端末1の通信部101は、車載器3から、生体情報を受信する。管理者端末1のアプリ管理部103は、受信した生体情報と、定常時の生体情報と、を比較して、生体情報に急激な変化があるか否か、すなわち、生体情報の変化量が閾値以上であるか否かを検出する(ステップS503)。そして、生体情報に急激な変化がある場合、すなわち、生体情報の変化量が閾値以上である場合、管理者端末1のアプリ管理部103は、運転者に異常があると判定する(ステップS504)。次に、管理者端末1の通信部101は、運転者に異常があると判定された場合、車載器3に対して、車両データの提供を要求する(ステップS505)。
【0042】
車載器3の通信部308は、管理者端末1から車両データの提供が要求されると、運転者に異常があると判定された生体情報が測定された時刻の車両の位置情報、車両走行情報、走行中の画像データ等の車両データを取得する(ステップS506)。次いで、車載器3の通信部308は、取得した車両データを管理者端末1に送信する(ステップS507)。
【0043】
管理者端末1の通信部101は、車載器3から、車両データを受信する。管理者端末1のアプリ管理部103は、車両データに基づいて、車両の運行状況を確認する(ステップS508)。そして、運転者が異常と判定されかつ車両データが正常である場合、管理者端末1のアプリ管理部103は、運転者本人が気付いていないバイタルの異常が発生していると判断して、運転者の休憩等が必要であることを車載器3に通知する(ステップS509)。
【0044】
車載器3の通信部308は、管理者端末1から、運転者の休憩等が指示された場合に、運転者に対して、休憩等を通知する(ステップS510)。
【0045】
このように、本実施形態にかかる運転支援システム100によれば、車両の事故が発生した際の運転者の生体情報および車両データを管理者端末1が取得できるので、車両の事故が起きた際に、当該事故が運転者が気付いていないバイタルの異常によるものか否かのエビデンスを取得することができる。
【0046】
本実施形態の運転支援システム100で実行されるプログラムは、ROM(Read Only Memory)等に予め組み込まれて提供される。本実施形態の運転支援システム100で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
【0047】
さらに、本実施形態の運転支援システム100で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の運転支援システム100で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0048】
また、本実施形態では、車載器3において、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサの一例が、RAM(Random Access Memory)等を作業領域として、ROM等に記憶される各種プログラムを実行することにより、データ処理部301、データ管理部302、通信部308により実現している。
【0049】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0050】
1 管理者端末
2 ウェアラブルデバイス
3 車載器
101,201,308 通信部
102,202,309 表示部
103 アプリ管理部
203 センサ部
301 データ処理部
302 データ管理部
303 GPS
304 ナビゲーション
305 ドラレコ
306 車両走行情報取得部
307 データ蓄積部