IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 中谷 進の特許一覧

特開2024-144943ポイントカード、ポイントカードサービス環境の形成方法、ポイント提供システム法並びにポイントサービスの提供方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024144943
(43)【公開日】2024-10-15
(54)【発明の名称】ポイントカード、ポイントカードサービス環境の形成方法、ポイント提供システム法並びにポイントサービスの提供方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0207 20230101AFI20241004BHJP
【FI】
G06Q30/0207
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023057132
(22)【出願日】2023-03-31
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-08-28
(71)【出願人】
【識別番号】000212599
【氏名又は名称】中谷 進
(72)【発明者】
【氏名】中谷 進
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB07
5L049BB07
(57)【要約】      (修正有)
【課題】目印数式ポイントカードにおいて、店舗側が指定する買物日(以下「指定買物日」という。)に顧客が買物をすることを促すポイントカードを提供する。
【解決手段】買物証明目印付け箇所群部4aの買物証明目印付け箇所a1、…、a4、a5、…、a54に買物金額に応じた押印などの通常買物証明目印を、間を置かずに次々に付けて行く(押印して行く)目印付け形態である目印数式ポイントカードであって、通常買物証明目印の付け数とは別に、指定買物日に買物をしたことでプラス買物証明目印が付けられる買物証明目印プラスの日(第1の買物証明目印プラスの日b1~第8の買物証明目印プラスの日b8)が表示される形態を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
買物金額が所定の金額条件を満たしたことを証明する買物証明目印である通常買物証明目印を付ける箇所(部位、部分を含む)である買物証明目印付け箇所が配列または配置され、前記買物証明目印付け箇所に前記通常買物証明目印を付けて行くポイントカードであって、
買物をした日が特別に指定された日にちであることで、前記買物をした日の買物金額に応じた前記通常買物証明目印の付け数とは別に、プラス付けされる買物証明目印であるプラス買物証明目印が付けられる前記特別に指定された日にちである買物証明目印プラスの日が、複数日表示された買物証明目印プラスの日表示部(例えば、買物証明目印プラスの日表示部(3a)、(3b)、(3d)、(3e)、(3f))と、
前記プラス買物証明目印を付けて行くためのプラス買物証明目印付け箇所と、を備え、
前記通常買物証明目印(例えば、通常買物証明目印(10))は、例えば、スタンプや印鑑や印章などの印影による印し、印刷による印し、シールの貼つけによる印しなどであり、
前記プラス買物証明目印(例えば、プラス買物証明目印(11)、(11b)、(11c))は、例えば、スタンプや印鑑や印章などの印影による印し、印刷による印し、シールの貼つけによる印しなどである、ことを特徴とするポイントカード(例えば、通常目印+指定日目印式カード(17a)、(17d)、(17e)、(17f)、(17g)、(17h)、(17i)、(17j))。
【請求項2】
前記通常買物証明目印の付け数と前記プラス買物証明目印の付け数との合計数である買物証明目印合計数を記入するための買物証明目印合計数記入部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のポイントカード。
【請求項3】
前記買物証明目印付け箇所は前記プラス買物証明目印付け箇所を含むものであって、前記買物証明目印付け箇所に前記通常買物証明目印と前記プラス買物証明目印とを付けて行く形態であることを特徴とする請求項1、2のいずれか1項に記載のポイントカード。
【請求項4】
前記買物証明目印プラスの日表示部が前記記プラス買物証明目印付け箇所であり、または、前記買物証明目印プラスの日表示部の隣り(上隣り、下隣り、横隣りがある)に前記前記記プラス買物証明目印付け箇所が設けられた形態であることを特徴とする請求項1、2のいずれか1項に記載のポイントカード。
【請求項5】
前記買物証明目印プラスの日表示部の日付表示が、前記買物証明目印プラスの日の日にちのみが日付表示された形態であることを特徴とする請求項1に記載のポイントカード。
【請求項6】
前記通常買物証明目印の付け数と前記プラス買物証明目印の付け数の合計の数うち、交換価値ポイント数に至らなかった買物証明目印の全部の数または一部の数からなる翌月繰越買物証明目印数が記入される翌月繰越目印数記入欄が設けられ、
前記交換価値ポイント数は(例えば、買物証明目印数、該買物証明目印数とは異なる数字のポイント数、金額など)、価値あるもの(例えば、金額が表示された買物券、値引券、商品券、金額が表示されたサービス券、旅行券、イベント鑑賞券、景品、商品そのものなど)との交換権利が発生するポイント数である、ことを特徴とする請求項1に記載のポイントカード。
【請求項7】
買物金額が所定の金額条件を満たしたことを証明する買物証明目印を付ける箇所である買物証明目印付け箇所を配列または配置した買物証明目印付け箇所群部を有し、価値あるものに交換されるポイント数である交換価値ポイント数が、前記買物証明目印付け箇所に付けられた前記買物証明目印の数や列の成立数によって確定する、第1のポイントカードと第2のポイントカードを有するポイントカードであって、
前記第1のポイントカードは、前記買物証明目印を付ける箇所(部位、部分を含む)である第1の買物証明目印付け箇所を配列または配置した第1の買物証明目印付け箇所群部を有し、かつ、前記交換価値ポイント数確定形態が第1の交換価値ポイント数確定形態であり、
前記第2のポイントカードは、前記買物証明目印を付ける箇所(部位、部分を含む)である第2の買物証明目印付け箇所を配列または配置した第2の買物証明目印付け箇所群部を有し、かつ、前記交換価値ポイント数確定形態が第2の交換価値ポイント数確定形態であり、
前記第1の買物証明目印付け箇所群部と前記第2の買物証明目印付け箇所群部は異なる形態であり、
前記第1の交換価値ポイント数確定形態と前記第2の交換価値ポイント数確定形態は異なる形態であり、
前記買物証明目印は、例えば、スタンプや印鑑や印章などの印影による印し、印刷による印し、シールの貼つけによる印しなどであり、
前記価値あるものは、例えば、金額が表示された買物券、値引券、商品券、サービス券、旅行券、イベント鑑賞券、景品、商品そのものなどであり、
ポイントカードを使用する顧客が前記第1のポイントカードと前記第2のポイントカードにいずれか一方を選択して使用する形態である、ことを特徴とするポイントカード。
【請求項8】
前記第1のポイントカードは、請求項1に記載のポイントカードであり、
前記第2のポイントカードは、第2の買物証明目印付け箇所群部が、2横列×2縦列以上のマトリックス形態(前記買物証明目印によるビンゴが形成される形態)に配列または配置された形態であり、前記買物証明目印付け箇所の全部又は一部に前記買物証明目印が付けられる日にちである指定買物日の日付が表示された形態であり、前記指定買物日に買物をすると該指定買物日の日付が表示されている前記買物証明目印付け箇所に前記買物証明目印が付けられる形態(例えば、指定日目印ビンゴ式カード(17b)、(17c))である、ことを特徴とする請求項7に記載のポイントカード。
【請求項9】
前記第1のポイントカードと前記第2のポイントカードの配置形態あるいは提示形態は以下の(ア)~(ウ)のいずれかの形態であることを特徴とする請求項7、8のいずれか1項に記載のポイントカード。
(ア)1枚の台紙の表面に第1のポイントカードが表示され、該台紙の裏面に第2のポイントカードが表示され、顧客がいずれか一方のポイントカードを選択して使用できる配置形態あるいは提示形態
(イ)1枚の台紙の表面あるいは裏面の同一面に第1のポイントカード及び第2のポイントカードが表示され、顧客がいずれか一方のポイントカードを選択して使用できる配置形態あるいは提示形態
(ウ)第1の台紙に前記第1のポイントカードが表示され、前記第1の台紙とは別体の台紙である第2の台紙に前記第2のポイントカードが表示され、前記第1の台紙と前記第2の台紙は分離形態あるは綴じ形態とされていて、顧客がいずれか一方のポイントカードを選択して使用できる配置形態あるいは提示形態
【請求項10】
買物金額が所定の金額条件を満たしたことを証明する買物証明目印を付ける箇所(部位、部分を含む)である買物証明目印付け箇所を配列または配置した買物証明目印付け箇所群部を有し、かつ、価値あるものに交換されるポイント数である交換価値ポイントが、前記買物証明目印付け箇所に付けられた前記買物証明目印の数や列の成立数によって確定する交換価値ポイント数確定形態のポイントカードによるポイントカードサービス環境の形成方法であって、
第1のポイントカードと第2のポイントカードの両方を顧客に提示するステップと、
前記顧客が、前記第1のポイントカード、前記第2のポイントカードのいずれか一方を選択するステップと、
前記第1のポイントカードを使用する第1の顧客層と前記第2のポイントカードを使用する第2の顧客層が混在したポイントサービス環境ないし買物環境を形成するステップと、を有し、
前記第1のポイントカードは、前記買物証明目印を付ける箇所である第1の買物証明目印付け箇所を配列または配置した第1の買物証明目印付け箇所群部を有し、前記交換価値ポイント数確定形態が第1の交換価値ポイント数確定形態であり、
前記第2のポイントカードは、前記買物証明目印を付ける箇所である第2の買物証明目印付け箇所を配列または配置した第2の買物証明目印付け箇所群部(前記第1の買物証明目印付け箇所とは異なる形態)を有し、前記交換価値ポイント数確定形態が第2の交換価値ポイント数確定形態(前記第1の交換価値ポイント数確定形態とは異なる形態)であり、
前記買物証明目印は、例えば、スタンプや印鑑や印章などの印影による印し、印刷による印し、シールの貼つけによる印しなどであり、
前記価値あるものは、例えば、金額が表示された買物券、値引券、金額が表示された商品券、サービス券、旅行券、イベント鑑賞券、景品、商品そのものなどである、ことを特徴とするポイントカードサービス環境の形成方法。
【請求項11】
前記第1のポイントカードは、請求項1に記載のポイントカードであり、
前記第2のポイントカードは、第2の買物証明目印付け箇所群部が、2横列×2縦列以上のマトリックス形態(前記買物証明目印による列の成立であるビンゴが形成される形態)に配列または配置された形態であり、前記第2の買物証明目印付け箇所の全部又は一部に前記買物証明目印が付けられる日にちである指定買物日の日付が表示された形態であり、前記指定買物日に買物をすると該指定買物日の日付が表示されている前記第2の買物証明目印付け箇所に前記買物証明目印が付けられる形態(例えば、指定日目印ビンゴ式カード(17b)、(17c))である、ことを特徴とする請求項10記載のポイントカードサービス環境の形成方法。
【請求項12】
所定の買物金額に対して付与されるポイントである通常ポイントを付与する通常ポイント付与部(74)と、
店舗側が定めた指定期間(例えば、1ヶ月期間)内に指定した複数の指定買物日が記憶されている指定買物日記憶部(75)と、
前記指定買物日に買物をしたという条件を満たした場合に、前記通常ポイントとは別に付与されるポイントであるプラスポイントを付与するプラスポイント付与部(76)と、
前記通常ポイントの数と前記プラスポイントの数との合計であるポイント合計数を算出するポイント合計算出部(79)と、を有することを特徴とするポイント提供システム。
【請求項13】
(ア)前記通常ポイントの会計毎の付与数の情報である会計毎通常ポイント数情報(74d)、
(イ)前記プラスポイントの会計毎の付与数の情報である会計毎プラスポイント数情報(76d)、
(ウ)前記通常ポイントの会計毎の付与数の合計数と前記プラスポイントの会計毎の付与数の合計数の合計の情報であるポイント合計数情報(79d)、
(エ)前記指定買物日の情報である指定買物日情報(75d)、
前記(ア)~(エ)の情報を含む情報を、買物会計毎に顧客の通信端末などの表示装置に送信して表示させる、または、表示可能にするデータ送信部を設け、
前記顧客の通信端末などの表示装置は、例えば、スマートホン、タブレット、パソコン)、印刷装置(例えば、レジシートプリンター、転写プリント装置、カードプリント装置などである、ことを特徴とする請求項12記載のポイント提供システム。
【請求項14】
所定の買物金額に対して付与されるポイントである通常ポイントを付与するステップと、
店舗側が定めた指定期間(例えば、1ヶ月期間)内に指定した指定買物日において、買物をしたという条件を満たした場合に、前記通常ポイントとは別に付与されるポイントであるプラスポイントを付与するステップと、
前記通常ポイントの合計数と前記プラスポイントの合計数との合計を算出するステップと、を有し、
前記通常ポイントは、例えば、通常買物証明目印(10)、通常買物証明電子目印(10b)であり、
前記プラスポイントは、例えば、プラス買物証明目印(11)、(11b)、(11c)、プラス買物証明電子目印(11d)であり、
前記指定買物日が前記指定期間内に複数日設定されている、ことを特徴とするポイントサービスの提供方法。
【請求項15】
所定の買物金額に対して付与されるポイントである通常ポイントを付与するステップと、
前記通常ポイントの会計毎の付与数の情報である会計毎通常ポイント数情報(74d)に基づいて前記通常ポイントの会計毎の付与数の合計の情報である通常ポイント合計数情報(77d)を通常ポイント数記憶部(77)に記憶するステップと、
店舗側が定めた指定期間(例えば、1ヶ月期間)内に指定した指定買物日において、買物をしたという条件を満たした場合に、前記通常ポイントとは別に付与されるポイントであるプラスポイントを付与するステップと、
前記プラスポイントの会計毎の付与数の情報である会計毎プラスポイント数情報(76d)に基づいて前記プラスポイントの会計毎の付与数の合計の情報であるプラスポイント合計数情報(78d)を算出するステップと、
前記通常ポイント合計数情報(77d)の通常ポイント合計数と前記プラスポイント合計数情報(78d)のプラスポイント合計数の合計の情報であるポイント合計数情報(79d)を算出するステップと、
(ア)前記指定買物日の全部の情報又は一部の情報である指定買物日情報(75d)、(イ)前記通常ポイント合計数情報(77d)、(ウ)前記プラスポイント数情報(78d)、(エ)前記ポイント合計数情報(79d)、表示装置に送信する表示情報を前記(ア)~(エ)の全部の情報あるいは一部の情報に基づいて生成するステップと、
前記ポイント合計数情報(79d)に基づいて、価値あるものとの交換権利が発生するポイント数である交換価値ポイント数の情報である交換価値ポイント数情報(93da)を作成するステップと、を有し、
前記通常ポイントは、例えば、通常買物証明電子目印(10b))などであり、
前記プラスポイントは、例えば、プラス買物証明電子目印(11d))などであり、
前記表示装置に送信する表示情報は、例えば、画面に表示する通信端末表示情報(81d)、レシートに印刷表示するレシート表示情報(67d)などであり、
前記価値あるものとは、例えば、金額が表示された買物券、値引券、金額が表示された商品券、サービス券、旅行券、イベント鑑賞券、景品、商品そのものなどであり、
前記指定買物日が前記指定期間内に複数日設定されている、ことを特徴とするポイントサービスの提供方法。
【請求項16】
顧客が操作する電子端末のディスプレイに、第1のポイントサービスと第2のポイントサービスの選択画面を表示するステップと、
前記電子端末を操作して、顧客が前記第1のポイントサービス、前記第2のポイントサービスのいずれか一方を選択するステップと、を有し、
前記第1のポイントサービスの交換価値ポイント数である第1の交換価値ポイント数を確定する形態である交換価値ポイント数確定形態が第1の交換価値ポイント数確定形態であり、
前記第2のポイントサービスの交換価値ポイント数である第2の交換価値ポイント数を確定する形態である交換価値ポイント数確定形態が第2の交換価値ポイント数確定形態であり、
前記第1の交換価値ポイント数確定形態(例えば、押印(電子押印を含む)の数に基づいて交換価値ポイント数を確定する形態)と前記第2の交換価値ポイント数確定形態(例えば、マトリックス形態の配列欄への押印(電子押印を含)のビンゴの成立数よって交換価値ポイント数を確定する形態)は異なる交換価値ポイント数確定形態であり、
前記交換価値ポイント数は、価値あるもの(例えば、金額が表示された買物券、値引券、商品券、サービス券、旅行券、イベント鑑賞券、景品、商品そのものなど)との交換権利が発生するポイント数であり、
前記第1のポイントカードを使用する第1の顧客層と前記第2のポイントカードを使用する第2の顧客層が混在したポイントサービス環境ないし買物環境を形成する、ことを特徴とするポイントカードサービス環境の形成方法。
【請求項17】
前記第1のポイントサービスは、
買物金額に応じて付与されるポイントある通常ポイント(例えば、通常買物証明電子目印(10b))が付与され、店舗側が指定した買物日である指定買物日に買物をしたことで前記通常ポイントとは別に付与されるポイントであるプラスポイント(例えば、プラス買物証明電子目印(11d))が付与され、前記通常ポイントの合計数に前記プラスポイントの合計数を加えた数であるポイント合計数に基づいて前記第第1の交換価値ポイント数が確定する形態であり、
前記第2のポイントサービスは、店舗側が指定した買物日である指定買物日に買物をするとポイントが付与される、前記指定買物日の日付が表示されたポイント付け箇所が、2横列×2縦列以上のマトリックス形態で配列されたポイント付け箇所群部が設けられ、前記指定買物日に買物をすると該指定買物日の日付が表示された前記ポイント付け箇所にポイント(例えば、電子押印)が付与され、前記ポイント付け箇所に付与され前記ポイント(例えば、電子押印)の列の成立であるビンゴ成立数に基づいて前記第2の交換価値ポイント数が確定する形態である、ことを特徴とする請求項16記載のポイントカードサービス環境の形成方法。
【請求項18】
前記第1のポイントサービスは、請求項15のポイントサービスの提供方法に記載のポイントサービスであることを特徴とする請求項16、17のいずれか1項に記載のポイントサービスの提供方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に買物金額が所定の金額条件を満たしたことを証明する目印(例えば、スタンプ印などの押印)である買物証明目印を所定箇所に付けて行き、その付け数や列成立数などに基づいてサービス券等と交換されるポイントである交換価値ポイントが決定されるポイントカードに関し、また、ポイントカードサービス環境の形成方法並びにポイントサービスの提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来において以下のようなポイントカードの技術が知られている。
[先行技術1]
3横列×3縦列のマトリックス形態の配列(先行技術では2横列×2縦列以上の配列形態)とされた、スタンプなどの確認印(買物証明目印)が押印される9個の買物証明目印付け箇所からなる第1の買物証明目印付け箇所群部と第2の買物証明目印付け箇所群部が設けられ、各買物証明目印付け箇所には押印がされる日にちである押印付与日(指定買物日)が表示されていて、押印付与日に来店し所定の金額以上の買物をすると該押印付与日の日付の表示のある買物証明目印付け箇所(欄)にスタンプ印を押印する形態のもので、縦列(3本)、横列(3本)、斜め列(2本)のビンゴ成立数(列の成立数)によって商品券やサービス券(以下「サービス券」ともいう。)を獲得(交換する権利が発生)するポイント数である交換価値ポイント数が決められていて、かかる交換価値ポイント数に応じたサービス券の獲得権利(=交換権利)が発生(確定・決定)し、交換価値ポイント数字と同金額数字のサービス券等の提供がされるポイントカードが知られている(例えば、特許文献1)。
先行技術1のポイントカードは、指定来店日(指定買物日)に所定金額以上の買物をするとポイントカードのビンゴ欄(買物証明目印付け箇所群部)の該指定買物日の欄(各買物証明目印付け箇所)にスタンプ印を一個押印するいうものである(以下「指定日目印ビンゴ式カード」ともいう)。
【0003】
先行技術1のポイントカードの「ビンゴ成立数(列の成立数)」は本発明における「ポイント数」に相当し、かつ、成立ビンゴ数に与えられたポイント数が商品券やサービス券(以下「サービス券」ともいう。)と交換される(提供される)ポイントであるので、該成立ビンゴ数に与えられたポイント数が「交換価値ポイント」に相当する。
【0004】
[先行技術2]
スタンプ印を押印するスタンプ欄が適当数配列され、所定の金額以上(例えば、所定の金額は1000円以上とし、1000円~1999円でスタンプ印を1個押印、2000円~2999円でスタンプ印を2個押印、3000円~3999円でスタンプ印を3個押印・・・)の買物をするごとに配列されたスタンプ押印欄(買物証明目印付け箇所)に、間をおかず次次に横列方向にスタンプ印を押印して行き、スタンプの押印数によって交換価値ポイント数が決定され、該交換価値ポイント数に応じたサービス券の提供がされるポイントカードが知られている(例えば、非特許文献1の「スタンプラリー」カード(登録商標))。
以下、先行技術2(非特許文献1)の「スタンプラリー」カード」の形態を「目印数式ポイントカード」ともいう。
先行技術2の目印数式ポイントカードは、押印数によって交換価値ポイント数を決める、というだけの単純なものである。
交換価値ポイント数の数字がサービス券の金額数字と同数字であるのもの、交換価値ポイント数に0.5円、2円や3円などの1円以外の数字を掛け算した数字をサービス券の金額としているもの、交換価値ポイント数の数字とサービス券の金額数字が適当に異なるもの決めているものなどがある。
【0005】
先行技術2の目印数式ポイントカードにおける押印数(買物証明目印数)とポイント(交換価値ポイント)の還元設定ないし関係設定は以下のようである。
押印数 交換価値ポイント数 交換サービス券
6 40 40円
12 100 100円
18 180 180円
24 300 300円
30 500 500円
【0006】
[先行技術3]
当月は前記先行技術1の指定日目印ビンゴ式カードのみを顧客に提供し、翌月は前記先行技術2の目印数式ポイントカードのみを顧客に提供する提供形態、すなわち、指定日目印ビンゴ式カードのみの提供月と目印数式ポイントカードのみの提供月を交互に行う、ポイントカードの提供方法が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特許5435440号公報
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】JA南アルプス市のサイト「ビンゴ・スタンプラリーでポイントが貯まる」(https://www.ja-minami-alps-city.or.jp/acoop/minori_card/)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
<1>[先行技術1(特許文献1の技術)]について
第1の買物証明目印付け箇所群部と第2の買物証明目印付け箇所群部の買物証明目印付け箇所の合計は18個あり、これらすべてに異なる日を表示した場合は18個の日数となり、オールビンゴ(18ビンゴ)を獲得するためには、1ヶ月に全ての指定日の18日数店舗に買物に行かなければならない、各買物証明目印付け箇所群部の中央欄をFREEとした場合のオールビンゴ(16ビンゴ)を獲得するためには指定日の16日数買物に行かなければならない、スタンプ印の押印を2個付与される日にちを設ける等の工夫をした場合でも指定日の内の12日数~15日数買物をしなければオールビンゴを達成できない。
また、押印がされる条件が指定された指定買物日に所定金額以上(例えば1000円以上)の買物をした場合にのみ買物証明目印付け箇所に1個のみ押印される(1万円の買物をしても1個の押印しか付けられない)ものである。
以上のような先行技術1(指定日目印ビンゴ式カード)は、顧客の買物スタイル(1回の買物金額が少額であるがこまめに店舗に買物に行く顧客、来店数が多く1回の買物金額が高額である顧客、来店数が少ないが1ヶ月の買物が高額である顧客など)によって、お得感、優越感、公平感、使用感等が大きく異なるものである。
(1)例えば、刺身などの新鮮な生鮮食料品を購入するために頻繁に来店して比較的少額での買物をする店舗が近い一人暮らしの顧客や少人数家族の顧客にとっては、使いやすいポイントカードであると言える。例えば、12日数買物をすればオールビンゴとなる指定日目印ビンゴ式カードで、1000円以上(1000円を含む)~2000円以下(2000円を含まない)の買物を12日数行った場合、その合計金額は12000円~24000円となる。
(2)例えば、一回の買物で大量の商品を購入する大人数家族の顧客、来店数は少ないがまとめ買いにより一か月の買物金額が高額になる顧客にとっては、店舗の1ヶ月の売上に大いに貢献している優良顧客であるにも関わらずお得感が薄い、不公平感がある、面白くなく不愉快な感情を抱かせてしまう恐れがあるものである。例えば、一週間に1回の買物で平均10000円の買物を行う顧客の場合、12日数買物をすればオールビンゴとなる指定日目印ビンゴ式カードの場合、月40000円の買物をしているのに、オールビンゴにならない半分くらいしかビンゴとならないということになり、買物金額が多いのに(売上に貢献している優良顧客であるのに)半分しかビンゴが成立しない(交換価値ポイントが少ない)という、損をしているような感覚にもなる、なにより、最も大切にしなければならない優良顧客に、面白くない感情を募らせ、不愉快な感情をいだかせてしまう危険が大であるものである。
したがって、[先行技術1]の指定日目印ビンゴ式カードは、一回の買物で大量の商品を購入する大人数家族で一か月の購入額が大きい優良顧客、来店数は少ないが一回の買物でまとめ買いをして一か月の購入金額が大きい優良顧客等にとっては、オールビンゴを獲得することが困難な形態であり、不公平感、不愉快感を与えてしまう危険が大きいという欠点を有するものである。
(3)後記パレートの法則(2:8の法則)でみるなら、来店数は少ないが1ヶ月の購入金額が大きい優良顧客に不快感、不公平感を与え、かかる優良顧客へのサービスの相対的低下を招き、それによる優良顧客の店舗に対する感情やイメージの低下を招き、かかる優良顧客の店舗側が来店し買物をして欲しい日に来店を促すことができない、逆に来店の意欲を弱めしまうことで店舗の売り上げの7割~8割に貢献している2~3割の優良顧客の少なくない部分の、店舗への愛着心などを薄めて行く可能性があるものである。
【0010】
[指定日目印ビンゴ式カードの目的・作用効果]
特許文献1の指定日目印ビンゴ式カードを優良顧客に提供する意義(目的・作用効果)は、例えば、以下のようである。
(1)店舗へ来店する顧客数の少ない日(例えば、月曜日、火曜日)にスタンプ押印日(指定買物日)を設定することで、スタンプ印の押印が欲しいと願う優良顧客の来店買物を促し、その日の顧客数を増やすことが期待できるないし減りを少なくすることが期待できるとともに、指定買物日に競合店舗への優良顧客が行くことを少なくでき、優良顧客の店舗への好感度を維持できるないし上げることが期待できるという作用効果を奏する。
(2)競合店舗の大売出しなどのイベント日とスタンプ押印日を重ねることにより、競合店舗のイベントへの優良顧客が行くのを止めさせる、あるいは該イベントにはいったがスタンプ押印の欲しさに店舗で少額の買物をする等の購買行動を促すことができる、という作用効果を奏する。
(3)スタンプ押印日(指定買物日)には、例えば、刺身など1~数商品(少商品)を特別に安価にした特売品などを設定し、それをカレンダーに記載するのがよく、それは優良顧客にとってお買い得感とビンゴ成立によるポイント獲得期待感を与え、より効果的な販売戦略ないし戦術が可能にできる。
【0011】
<2>[先行技術2(非特許文献1)の目印数式ポイントカード]について
非特許文献1の目印数式ポイントカードは、買物日の買物金額を定めた所定金額で割った数のスタンプ押印を単に行なって行くものであるので、例えば、大人数家族の顧客などの1か月の買物金額の多い顧客にとって、お得感、優越感、特別感が得られるものであるが、次に述べるような問題を有するものである。
(1)店舗側が顧客に来店して買物をして欲しい日に来店を促すことができない。
(2)高額な買物はせず1ヶ月の買物総金額が例えば1万円~2万5千円程度ではあるが、頻繁に店舗に来店して買物をしてくれる、店舗の近隣に住みあるいは通勤等で毎日店舗前を通る一人暮らしや少人数家族の優良顧客にとっては、お得感が小さく優越感や特別感(特別扱い感)が小さい、むしろ不公平感、不愉快感を与え店舗に対する愛着感を薄めて行く危険が大きいという問題を有するものであった。
【0012】
<3>[先行技術3(非特許文献1)]について
非特許文献1においては、目印数式ポイントカードと前記指定日目印ビンゴ式カードを1ヶ月毎交互に顧客に提供するサービス形態であるので、目印数式ポイントカードのみが提供・使用されている月は該目印数式ポイントカード前記<2>で述べた問題を有し、指定日目印ビンゴ式カードのみが提供・使用されている月は該指定日目印ビンゴ式カードの前記<1>で述べた問題を有するものである。
指定日目印ビンゴ式カードのみが実施されている月は、顧客を店舗側の望む買物をして欲しい日(指定買物日)に来るように促すことができる、これに対して、目印数式ポイントカードのみが実施されている月は、店舗側が顧客に来店して欲しい日を促すことができないものである。
また、店舗側からすると、指定日目印ビンゴ式カードのみを実施している月においては顧客に指定買物日での買物を促すことができるが、目印数式ポイントカードのみが実施されている翌月では店舗側が買物をして欲しい日に買物を促すことができないものである。
また、顧客からすると、指定日目印ビンゴ式カードのみを実施している月においては、該指定日目印ビンゴ式カードの使用にお得感を感じない顧客はポイントカードを使用しない可能性や途中で放棄してしまう可能性があるので、それは顧客サービスの点でも、顧客に買物をして欲しい日に買物をするように促するという点でも、問題を有するものである。
【0013】
[パレートの法則(2:8の法則)]
パレートの法則(2:8の法則)と呼ばれる法則がある。
これは、例えば、スーパーマーケットなどの小売店舗に適用した場合、顧客全体の2割である優良顧客が売上の8割をあげているという法則であり、それは、全ての顧客を平等に扱うのではなく、2割の優良顧客を優遇的に差別化することで8割の売上が維持でき、高い費用対効果を実現可能にするものである。
実際に調査をしてみると、2割~3割の顧客(店舗で頻繁に買物をする顧客などの優良顧客)によって売り上げの7割~8割を占めているという調査結果が、多くの店舗で得られる。
指定日目印ビンゴ式カードも目印数式ポイントカードもかかる優良顧客に対するポイント還元サービスとして行われていることが多い。顧客全体の2割~3割の優良顧客に非優良顧客(大売出しなどのイベント時だけに来る顧客など)とは異なる格別な優遇的サービスを提供することで、優良顧客の特別扱いされている感、大切にされている優越感、お得感などを実感してもらうことで、8割の売り上げを維持し続けることの一方策・一助となる。例えば、非特許文献1のインタネットサイトにおいては、指定日目印ビンゴ式カード及び目印数式ポイントカードの利用者条件は登録会員のみに限定されている。登録会員の多くは、店舗の近隣に住んでいて店舗に頻繁(こまめ)に来店する、店舗が通勤などの通り道沿いであるため頻繁に買物をすることが多い優良顧客であることが圧倒的に多いと推察される。
【0014】
[先行技術1,2の発明の問題点]
以上述べて来たことから、先行技術1(指定日目印ビンゴ式カード),先行技術2(目印数式ポイントカード)の発明は、指定買物日に来店して買物をしてくれる顧客を多くするということにおいて、先行技術1の発明は頻繁に来店することが容易な優良顧客(以下「来店頻繁顧客」ないし「来店頻繁顧客層」ともいう。)の指定買物日での来店買物を多くすることができるが、頻繁に来店することが出来難いが高額の買物をする優良顧客(以下「高額買物優良顧客」ないし「高額買物優良顧客層」ともいう。)の指定買物日での来店買物を多くすることが出来難い、という問題を有するものである。
【0015】
[本発明の目的]
本発明は以上のような従来技術の問題点に鑑み、次のような課題を解決することを目的としている。
(1)店側が指定する買物日である指定買物日に顧客が買物をすることを促すポイントカード、ポイントカードの提供方法、ポイント提供システム、イントカードサービス環境の形成方法並びにポイントサービスの提供方法を提供することを目的としている。
(2)来店頻繁優良顧客、高額買物優良顧客のいずれの顧客もポイントが獲得し易く、かつ、いずれの顧客にも店舗側が指定する指定買物日に買物をすることを促すことができる、ポイントカード、ポイントカードサービス環境の形成方法、ポイント提供システム並びにポイントサービスの提供方法を提供することを目的としている。
(3)第1のポイントサービスを使用する第1の顧客層と、前記第1のポイントサービスとは異なる交換価値ポイント数確定形態の第2のポイントサービスを使用する第2の顧客層が混在するポイントサービス環境ないし買物環境を形成するポイントカード、ポイントカードサービス環境の形成方法、ポイント提供システム並びにポイントサービスの提供方法を提供することを目的としている。(交換価値ポイント数は、価値あるもの(例えば、買物金額が表示された買物券、値引券、商品券、サービス券、旅行券、イベント鑑賞券、商品そのものなど)との交換権利が発生するポイント数であり、交換価値ポイント数確定形態はその確定形態(例えば、押印数に連動したポイント数(交換価値ポイント数)でサービス券の金額が確定、ビンゴ成立数(列の成立数)に連動したポイント数(交換価値ポイント)でサービス券の金額が確定など)のことである。)
【課題を解決するための手段】
【0016】
前記発明の目的を達成するために、本発明は以下に述べるような構成となっている。
[発明1]
買物金額が所定の金額条件を満たしたことを証明する買物証明目印である通常買物証明目印を付ける箇所(部位、部分を含む)である買物証明目印付け箇所が配列または配置され、前記買物証明目印付け箇所に前記通常買物証明目印を付けて行くポイントカードであって、
買物をした日が特別に指定された日にちであることで、前記買物をした日の買物金額に応じた前記通常買物証明目印の付け数とは別に、プラス付けされる買物証明目印であるプラス買物証明目印が付けられる前記特別に指定された日にちである買物証明目印プラスの日が、複数日表示された買物証明目印プラスの日表示部(例えば、買物証明目印プラスの日表示部(3a)、(3b)、(3d)、(3e)、(3f))と、
前記プラス買物証明目印を付けて行くためのプラス買物証明目印付け箇所と、を備え、
前記通常買物証明目印は、例えば、スタンプや印鑑や印章などの印影による印し、印刷による印し、シールの貼つけによる印しなどであり、
前記プラス買物証明目印は、例えば、スタンプや印鑑や印章などの印影による印し、印刷による印し、シールの貼つけによる印しなどである、ことを特徴とするポイントカード(例えば、通常目印+指定日目印式カード(17a)、(17d)、(17e)、(17f)、(17g)、(17h)、(17i)、(17j))である。
*(定義)「買物をした日が特別に指定された日にち(指定買物日)であることで、・・・プラス付けされる買物証明目印であるプラス買物証明目印」とは、買物金額にかかわらずプラス買物証明目印が付けられる(例えば、押印される)形態、又は、所定の金額以上の買物をした場合にプラス買物証明目印が付けられる形態である。
【0017】
[発明2]
前記通常買物証明目印の付け数と前記プラス買物証明目印の付け数との合計数である買物証明目印合計数を記入するための買物証明目印合計数記入部を設けたことを特徴とする前記発明1に記載のポイントカードである。
【0018】
[発明3]
前記買物証明目印付け箇所は前記プラス買物証明目印付け箇所を含むものであって、前記買物証明目印付け箇所に前記通常買物証明目印と前記プラス買物証明目印とを付けて行く形態であることを特徴とする前記発明1、2のいずれか1の発明に記載のポイントカードである。
【0019】
[発明4]
前記買物証明目印プラスの日表示部が前記記プラス買物証明目印付け箇所であり、または、前記買物証明目印プラスの日表示部の隣り(上隣り、下隣り、横隣りがある)に前記前記記プラス買物証明目印付け箇所が設けられた形態であることを特徴とする前記発明1、2のいずれか1に記載のポイントカードである。
【0020】
[発明5]
前記買物証明目印プラスの日表示部の日付表示が、前記買物証明目印プラスの日の日にちのみが日付表示された形態であることを特徴とする前記発明1に記載のポイントカードである。
【0021】
[発明6]
前記通常買物証明目印の付け数と前記プラス買物証明目印の付け数の合計の数うち、交換価値ポイント数に至らなかった買物証明目印の全部の数または一部の数からなる翌月繰越買物証明目印数が記入される翌月繰越目印数記入欄が設けられ、
前記交換価値ポイント数は(例えば、買物証明目印数、該買物証明目印数とは異なる数字のポイント数、金額など)、価値あるもの(例えば、金額が表示された買物券、値引券、商品券、金額が表示されたサービス券、旅行券、イベント鑑賞券、景品、商品そのものなど)との交換権利が発生するポイント数である、ことを特徴とする前記発明1に記載のポイントカードである。
【0022】
[発明7]
買物金額が所定の金額条件を満たしたことを証明する買物証明目印を付ける箇所である買物証明目印付け箇所を配列または配置した買物証明目印付け箇所群部を有し、価値あるものに交換されるポイント数である交換価値ポイント数が、前記買物証明目印付け箇所に付けられた前記買物証明目印の数や列の成立数によって確定する、第1のポイントカードと第2のポイントカードを有するポイントカードであって、
前記第1のポイントカードは、前記買物証明目印を付ける箇所(部位、部分を含む)である第1の買物証明目印付け箇所を配列または配置した第1の買物証明目印付け箇所群部を有し、かつ、前記交換価値ポイント数確定形態が第1の交換価値ポイント数確定形態であり、
前記第2のポイントカードは、前記買物証明目印を付ける箇所(部位、部分を含む)である第2の買物証明目印付け箇所を配列または配置した第2の買物証明目印付け箇所群部を有し、かつ、前記交換価値ポイント数確定形態が第2の交換価値ポイント数確定形態であり、
前記第1の買物証明目印付け箇所群部と前記第2の買物証明目印付け箇所群部は異なる形態であり、
前記第1の交換価値ポイント数確定形態と前記第2の交換価値ポイント数確定形態は異なる形態であり、
前記買物証明目印は、例えば、スタンプや印鑑や印章などの印影による印し、印刷による印し、シールの貼つけによる印しなどであり、
前記価値あるものは、例えば、金額が表示された買物券、値引券、商品券、サービス券、旅行券、イベント鑑賞券、景品、商品そのものなどであり、
ポイントカードを使用する顧客が前記第1のポイントカードと前記第2のポイントカードにいずれか一方を選択して使用する形態である、ことを特徴とするポイントカードである。
【0023】
[発明8]
前記第1のポイントカードは、請求項1に記載のポイントカード(例えば、通常目印+指定日目印式カード(17a))であり、
前記第2のポイントカードは、第2の買物証明目印付け箇所群部が、2横列×2縦列以上のマトリックス形態(前記買物証明目印によるビンゴが形成される形態)に配列または配置された形態であり、前記買物証明目印付け箇所の全部又は一部に前記買物証明目印が付けられる日にちである指定買物日の日付が表示された形態であり、前記指定買物日に買物をすると該指定買物日の日付が表示されている前記買物証明目印付け箇所に前記買物証明目印が付けられる形態(例えば、指定日目印ビンゴ式カード(17b)、(17c))である、ことを特徴とする発明7に記載のポイントカードである。
【0024】
[発明9]
前記第1のポイントカードと前記第2のポイントカードの配置形態あるいは提示形態は以下の(ア)~(ウ)のいずれかの形態であることを特徴とする請求項7、8のいずれか1項に記載のポイントカード。
(ア)1枚の台紙の表面に第1のポイントカードが表示され、該台紙の裏面に第2のポイントカードが表示され、顧客がいずれか一方のポイントカードを選択して使用できる配置形態あるいは提示形態
(イ)1枚の台紙の表面あるいは裏面の同一面に第1のポイントカード及び第2のポイントカードが表示され、顧客がいずれか一方のポイントカードを選択して使用できる配置形態あるいは提示形態
(ウ)第1の台紙に前記第1のポイントカードが表示され、前記第1の台紙とは別体の台紙である第2の台紙に前記第2のポイントカードが表示され、前記第1の台紙と前記第2の台紙は分離形態あるは綴じ形態とされていて、顧客がいずれか一方のポイントカードを選択して使用できる配置形態あるいは提示形態
【0025】
[発明10]
買物金額が所定の金額条件を満たしたことを証明する買物証明目印を付ける箇所(部位、部分を含む)である買物証明目印付け箇所を配列または配置した買物証明目印付け箇所群部を有し、かつ、価値あるものに交換されるポイント数である交換価値ポイントが、前記買物証明目印付け箇所に付けられた前記買物証明目印の数や列の成立数によって確定する交換価値ポイント数確定形態のポイントカードによるポイントカードサービス環境の形成方法であって、
第1のポイントカードと第2のポイントカードの両方を顧客に提示するステップと、
前記顧客が、前記第1のポイントカード、前記第2のポイントカードのいずれか一方を選択するステップと、
前記第1のポイントカードを使用する第1の顧客層と前記第2のポイントカードを使用する第2の顧客層が混在したポイントサービス環境ないし買物環境を形成するステップと、を有し、
前記第1のポイントカードは、前記買物証明目印を付ける箇所である第1の買物証明目印付け箇所を配列または配置した第1の買物証明目印付け箇所群部を有し、前記交換価値ポイント数確定形態が第1の交換価値ポイント数確定形態であり、
前記第2のポイントカードは、前記買物証明目印を付ける箇所である第2の買物証明目印付け箇所を配列または配置した第2の買物証明目印付け箇所群部(前記第1の買物証明目印付け箇所とは異なる形態)を有し、前記交換価値ポイント数確定形態が第2の交換価値ポイント数確定形態(前記第1の交換価値ポイント数確定形態とは異なる形態)であり、
前記買物証明目印は、例えば、スタンプや印鑑や印章などの印影による印し、印刷による印し、シールの貼つけによる印しなどであり、
前記価値あるものは、例えば、金額が表示された買物券、値引券、金額が表示された商品券、サービス券、旅行券、イベント鑑賞券、景品、商品そのものなどである、ことを特徴とするポイントカードサービス環境の形成方法である。
【0026】
[発明11]
前記第1のポイントカードは、請求項1に記載のポイントカードであり、
前記第2のポイントカードは、第2の買物証明目印付け箇所群部が、2横列×2縦列以上のマトリックス形態(前記買物証明目印による列の成立であるビンゴが形成される形態)に配列または配置された形態であり、前記第2の買物証明目印付け箇所の全部又は一部に前記買物証明目印が付けられる日にちである指定買物日の日付が表示された形態であり、前記指定買物日に買物をすると該指定買物日の日付が表示されている前記第2の買物証明目印付け箇所に前記買物証明目印が付けられる形態(例えば、指定日目印ビンゴ式カード(17b)、(17c))である、ことを特徴とする前記発明10に記載のポイントカードサービス環境の形成方法である。
【0027】
[発明12]
所定の買物金額に対して付与されるポイントである通常ポイントを付与する通常ポイント付与部(74)と、
店舗側が定めた指定期間(例えば、1ヶ月期間)内に指定した複数の指定買物日が記憶されている指定買物日記憶部(75)と、
前記指定買物日に買物(所定金額以上の買物)をしたという条件を満たした場合に、前記通常ポイントとは別に付与されるポイントであるプラスポイントを付与するプラスポイント付与部(76)と、
前記通常ポイントの数と前記プラスポイントの数との合計であるポイント合計数を算出するポイント合計算出部(79)と、を有することを特徴とするポイント提供システムである。
*(定義)「前記指定買物日に買物をしたという条件を満たした場合に、」とは、金額にかかわらずプラスポイントが付与される形態、又は、所定の金額以上の買物をした場合にプラスポイントが付与される形態である。
【0028】
[発明13]
(ア)前記通常ポイントの会計毎の付与数の情報である会計毎通常ポイント数情報(74d)、
(イ)前記プラスポイントの会計毎の付与数の情報である会計毎プラスポイント数情報(76d)、
(ウ)前記通常ポイントの会計毎の付与数の合計数と前記プラスポイントの会計毎の付与数の合計数の合計の情報であるポイント合計数情報(79d)、
(エ)前記指定買物日の情報である指定買物日情報(75d)、
前記(ア)~(エ)の情報を含む情報を、買物会計毎に顧客の通信端末などの表示装置に送信して表示させる、または、表示可能にするデータ送信部を設け、
前記顧客の通信端末などの表示装置は、例えば、スマートホン、タブレット、パソコン)、印刷装置(例えば、レジシートプリンター、転写プリント装置、カードプリント装置などである、ことを特徴とする発明12に記載のポイント提供システムである。
指定買物日情報(75d)は、指定買物日の全情報、該指定買物日の一部の情報でよく、少なくとも次の指定買物日に関する情報が含まれているものである。
【0029】
[発明14]
所定の買物金額に対して付与されるポイントである通常ポイントを付与するステップと、
店舗側が定めた指定期間(例えば、1ヶ月期間)内に指定した指定買物日において、買物をしたという条件を満たした場合に、前記通常ポイントとは別に付与されるポイントであるプラスポイントを付与するステップと、
前記通常ポイントの合計数と前記プラスポイントの合計数との合計を算出するステップと、を有し、
前記通常ポイントは、例えば、通常買物証明目印(10)、通常買物証明電子目印(10b)であり、
前記プラスポイントは、例えば、プラス買物証明目印(11)、(11b)、(11c)、プラス買物証明電子目印(11d)であり、
前記指定買物日が前記指定期間内に複数日設定されている、ことを特徴とするポイントサービスの提供方法である。
*(定義)「・・・指定買物日において、買物をしたという条件を満たした場合に、・・・プラス買物証明電子目印(11d))を付与する」形態は、買物金額の如何にかかわらず付与される形態、又は、所定の買物金額以上の買物をした場合に付与される形態、がある。
【0030】
[発明15]
所定の買物金額に対して付与されるポイントである通常ポイントを付与するステップと、
前記通常ポイントの会計毎の付与数の情報である会計毎通常ポイント数情報(74d)に基づいて前記通常ポイントの会計毎の付与数の合計の情報である通常ポイント合計数情報(77d)を通常ポイント数記憶部(77)に記憶するステップと、
店舗側が定めた指定期間(例えば、1ヶ月期間)内に指定した指定買物日において、買物をしたという条件を満たした場合に、前記通常ポイントとは別に付与されるポイントであるプラスポイントを付与するステップと、
前記プラスポイントの会計毎の付与数の情報である会計毎プラスポイント数情報(76d)に基づいて前記プラスポイントの会計毎の付与数の合計の情報であるプラスポイント合計数情報(78d)を算出するステップと、
前記通常ポイント合計数情報(77d)の通常ポイント合計数と前記プラスポイント合計数情報(78d)のプラスポイント合計数の合計の情報であるポイント合計数情報(79d)を算出するステップと、
(ア)前記指定買物日の全部の情報又は一部の情報である指定買物日情報(75d)、
(イ)前記通常ポイント合計数情報(77d)、
(ウ)前記プラスポイント数情報(78d)、
(エ)前記ポイント合計数情報(79d)、
表示装置に送信する表示情報を、前記(ア)~(エ)の全部の情報あるいは一部の情報に基づいて生成するステップと、
前記ポイント合計数情報(79d)に基づいて、価値あるものとの交換権利が発生するポイント数である交換価値ポイント数の情報である交換価値ポイント数情報(93da)を作成するステップと、を有し、
前記通常ポイントは、例えば、通常買物証明電子目印(10b))などであり、
前記プラスポイントは、例えば、プラス買物証明電子目印(11d))などであり、
前記表示装置に送信する表示情報は、例えば、画面に表示する通信端末表示情報(81d)、レシートに印刷表示するレシート表示情報(67d)などであり、
前記価値あるものとは、例えば、金額が表示された買物券、値引券、金額が表示された商品券、サービス券、旅行券、イベント鑑賞券、景品、商品そのものなどであり、
前記指定買物日が前記指定期間内に複数日設定されている、ことを特徴とするポイントサービスの提供方法である。
*(定義)「・・・指定買物日において、買物をしたという条件を満たした場合に、・・・プラスポイント(例えば、プラス買物証明電子目印(11d))を付与する」形態は、買物金額の如何にかかわらず付与される形態、又は、所定の買物金額以上の買物をした場合に付与される形態、がある。
【0031】
[発明16]
顧客が操作する電子端末のディスプレイに、第1のポイントサービスと第2のポイントサービスの選択画面を表示するステップと、
前記電子端末を操作して、顧客が前記第1のポイントサービス、前記第2のポイントサービスのいずれか一方を選択するステップと、を有し、
前記第1のポイントサービスの交換価値ポイント数である第1の交換価値ポイント数を確定する形態である交換価値ポイント数確定形態が第1の交換価値ポイント数確定形態であり、
前記第2のポイントサービスの交換価値ポイント数である第2の交換価値ポイント数を確定する形態である交換価値ポイント数確定形態が第2の交換価値ポイント数確定形態であり、
前記第1の交換価値ポイント数確定形態(例えば、押印(電子押印を含む)の数に基づいて交換価値ポイント数を確定する形態)と前記第2の交換価値ポイント数確定形態(例えば、マトリックス形態の配列欄への押印(電子押印を含)のビンゴの成立数よって交換価値ポイント数を確定する形態)は異なる交換価値ポイント数確定形態であり、
前記交換価値ポイント数は、価値あるもの(例えば、金額が表示された買物券、値引券、商品券、サービス券、旅行券、イベント鑑賞券、景品、商品そのものなど)との交換権利が発生するポイント数であり、
前記第1のポイントカードを使用する第1の顧客層と前記第2のポイントカードを使用する第2の顧客層が混在したポイントサービス環境ないし買物環境を形成する、ことを特徴とするポイントカードサービス環境の形成方法である。
【0032】
[発明17]
前記第1のポイントサービスは、
買物金額に応じて付与されるポイントある通常ポイント(例えば、通常買物証明電子目印(10b))が付与され、店舗側が指定した買物日である指定買物日に買物をしたことで前記通常ポイントとは別に付与されるポイントであるプラスポイント(例えば、プラス買物証明電子目印(11d))が付与され、前記通常ポイントの合計数に前記プラスポイントの合計数を加えた数であるポイント合計数に基づいて前記第第1の交換価値ポイント数が確定する形態であり、
前記第2のポイントサービスは、店舗側が指定した買物日である指定買物日に買物をするとポイントが付与される、前記指定買物日の日付が表示されたポイント付け箇所が、2横列×2縦列以上のマトリックス形態で配列されたポイント付け箇所群部が設けられ、前記指定買物日に買物をすると該指定買物日の日付が表示された前記ポイント付け箇所にポイント(例えば、電子押印)が付与され、前記ポイント付け箇所に付与され前記ポイント(例えば、電子押印)の列の成立であるビンゴ成立数に基づいて前記第2の交換価値ポイント数が確定する形態である、ことを特徴とする発明16記載のポイントサービスの提供方法である。
【0033】
[発明18]
前記第1のポイントサービスは、請求項15のポイントサービスの提供方法に記載のポイントサービスであることを特徴とする発明16、17のいずれか1に記載のポイントサービスの提供方法である。
【発明の効果】
【0034】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
[発明1の効果]
(1)[ア]来店頻繁優良顧客(例えば、店舗近隣に住み時間が自由な高齢者など)は、買物証明目印プラスの日(指定買物日)に来店して買物をすることが容易であるので、買物証明目印プラスの日(指定買物日)の買物でプラス買物証明目印を多く獲得してポイントを稼ぎ増やすことが容易であり、よって、来店頻繁優良顧客の買物証明目印プラスの日(指定買物日)での買物行動の確率を高め、
[イ]他方、高額買物優良顧客は、いつ買物をしても買物金額に応じた通常買物証明目印が得られるので、買物証明目印プラスの日での買物によるプラス買物証明目印が得られなくても、強い不公平感を感じ難いとともに、一部の買物証明目印プラスの日で買物をすることでプラス買物証明目印が得られるのでお得感があり、一部の買物証明目印プラスの日(指定買物日)での買物行動が期待でき、よって高額買物優良顧客の買物証明目印プラスの日での買物硬度を増やせるという作用効果を奏する。
[ウ]よって、全体として買物証明目印プラスの日(指定買物日)に来店して買物をする優良顧客(来店頻繁優良顧客+高額買物優良顧客)を多くすることができるという、作用効果を奏する。
(2)買物証明目印プラスの日(指定買物日)には、通常買物証明目印(10)とは別にプラス買物証明目印が追加されるというお得感から、顧客が買物をする日(例えば、来店しての買物日や注文配達による買物日など)を、買物証明目印プラスの日(指定買物日)にしようとする動機、欲求や意志などを促し強め誘う作用効果を奏し、他方、店舗側にとっては、買物をしてほしい日(指定買物日)に顧客が買物をするように促すことができる。
これにより、例えば、買物証明目印プラスの日が競合店の特売日と重なる場合においても、競合店に行かずに通常目印+指定日目印式カードを発行している店舗で買物をする顧客が生まれる可能性を強め、また、競合店の特売日で買物をするが、通常目印+指定日目印式カードの発行店でも買物(例えば、競合店の特売品以外のものは通常目印+指定日目印式カード発行店で購入するなど)をする顧客が生まれる可能性を強める、など買物証明目印プラスの日に買物をする顧客の発生を促すという作用効果を奏する。
(3)一回の買物でまとめ買い的に大量に購入し一定期間内(例えば、約1ヶ月期間内)の購入金額が高額の高額買物優良顧客(例えば、冷凍品や日持ちの良い食品などをまとめて購入する顧客、人数の多い家族構成の顧客、食い盛りの子供や青年のいる家族構成の顧客、社員食堂を営む顧客、寮の食堂を営む顧客、飲食店を営む顧客など)にとって、その月の買物金額に応じた通常買物証明目印(10)が獲得でき、かつ、買物証明目印プラスの日に買物をすれば通常買物証明目印(10)の押印とは別にプラス買物証明目印を得られるので、お得感や好感度が維持され、例えば、後述する指定日目印ビンゴ式カード(17b)、(17c)の使用顧客との混在した2種類ポイントカード混在サービス環境であっても、不公平感や不愉快感を起こさせないないしそれらが緩和されるので、前記2種類ポイントカード混在サービス環境において高額買物優良顧客の店舗への好感度、来店頻度や売上貢献度、それらを維持するのに役立つ、それらを高めるのに役立つ又はそれらが低下を小さくするのに役立つ、という作用効果を奏する。
【0035】
[発明2の効果]
発明1と同様な効果を奏する。
【0036】
[発明3の効果]
発明1又は2と同様な効果を奏する。
【0037】
[発明4の効果]
発明1又は2と同様な効果を奏する。
【0038】
[発明5の効果]
発明1と同様な効果を奏するとともに、買物証明目印プラスの日表示部(3a)、(3b)、~(3f)の日付表示が、買物証明目印プラスの日(指定買物日)の日にちのみが日付表示された形態であるので、買物証明目印プラスの日が記された一定期間内(例えば、約1ヶ月期間内)の全ての日付が表示されたカレンダー形態のものより小面積とできるので、その分カードを小さいものにでき、また、顧客が買物証明目印プラスの日がいつかを一目で視認できるという作用効果を奏する。
【0039】
[発明6の効果]
発明1と同様な効果を奏するとともに、ポイント獲得に至らなかった(貢献しなかった)買物証明目印の全部の数または一部の数の買物証明目印(通常買物証明目印+プラス買物証明目印)を、翌月のポイントカードに繰越し付けることを実現することになるので、顧客の交換価値ポイント数の獲得に貢献しなかった買物証明目印を捨てる感や損感などを緩和するないし解消することに貢献できるという作用効果を奏する。
また、翌月のポイントカードに先月の繰越した買物証明目印の数だけ又は一部の数だけ通常買物証明目印が付けられているので、翌月も買物証明目印(通常買物証明目印+プラス買物証明目印)を獲得しようという動機づけ、プラス買物証明目印(11)、(11b)、(11c)を付けられる日に買物に行こうという動機づけ、を促すという作用効果を奏する。
【0040】
[発明7の効果]
交換価値ポイント数が買物証明目印の付け数に応じて確定する第1の交換価値ポイント数確定形態の第1のポイントカードを使用しやすい第1の顧客層と、第1の交換価値ポイント数確定形態とは異なる交換価値ポイント数確定形態である第2の交換価値ポイント数確定形態の第2のポイントカードを使用しやすい第2の顧客層を、同一店舗内及び同一期間内において形成できるので、ポイントカードを使用する顧客層及び顧客数を増やすことを可能にするとともに、1つのポイントカードの提供のみで生じる異なる買物スタイルの顧客層の相違によって生じる不快感、不愉快感、損感などが生じ難い、歪が生じ難いポイントサービス環境ないし買物環境を形成可能にするという作用効果を奏する。
【0041】
[発明8の効果]
発明7と同様な作用効果を奏するとともに、次に述べるような作用効果を奏する。
第1のポイントカードの具体例が実施例1の通常目印+指定日目印式カード(17a)が相当し、第2のポイントカードの具体例が実施例1の指定日目印ビンゴ式カード(17b)が相当するので、ここでは、通常目印+指定日目印式カード(17a)と指定日目印ビンゴ式カード(17b)によって、その作用効果を説明する。
(1)通常目印+指定日目印式カード(17a)と指定日目印ビンゴ式カード(17b)の提供(配布)は、専ら特売日に来るだけの顧客に代表される店舗の売り上げの2割~3割を形成している7割~8割の顧客である特売日来店顧客に代表される、店舗の売上や利益に貢献度の低い顧客である売上低貢献度顧客と、店舗の売り上げの7割~8割を形成している2割~3割の優良顧客(会員登録制が在る場合はその多くの登録会員)とを差別化したポイントサービス環境ないし買物環境を形成するのが効果的であるので、この環境における作用効果を説明する。
すなわち、通常目印+指定日目印式カード(17a)、指定日目印ビンゴ式カード(17b)のいずれのポイントカードも、売上低貢献度顧客にとっては高いポイントを獲得することが難しいものであるので、売上低貢献度顧客(7割~8割)にとってお得感が無く魅力の無いものであり、他方、優良顧客(2割~3割)にとっては最高ポイントや多くのポイントを獲得しやすいものであるので、優良顧客層にとっては、お得感のある魅力的なものできるという作用効果を奏する。
(2)そして、優良顧客は、買物証明目印の付与形態(付与方法)の異なる2種類のポイントカードの内から、自分の買物スタイルに合った方のポイントカードを選択できるので、ポイント獲得の満足感が得られ、またポイントカードが1つである場合(選択枝の無い場合)の不平等感、不愉快感、損感等が生じ難くでき、買物スタイルの異なる2種類の優良顧客層のいずれにおいても、優良顧客であることの特別感、満足感ないし優越感を強めたり高めたり不公平感を弱めたりすることに貢献できる、という作用効果を奏する。
(3)異なる買物スタイルの顧客にその買物スタイルでも最高ポイントないし多くのポイントを達成することが可能な二種類の買物日促しポイントカードを提供することにより、買物日促しポイントカードを使用する顧客、特に優良顧客を増やすことを可能にするという作用効果を奏する。
(4)異なる買物スタイルの2種類の顧客層のそれぞれに対して、ポイントを獲得しやすい店舗側が買物をして欲しい日(指定買物日)に買物をするように促す二種類のポイントカードを使用することになるので、一種類のポイントカードのポイントサービス環境ないし買物環境よりも、買物をして欲しい日(指定買物日)に買物をする顧客数(特に優良顧客)を増やすことが可能になる、という作用効果を奏する。
【0042】
[第1のポイントカードと第2のポイントカードが混在するポイントサービス環境を形成するポイントカードサービス形態の技術的思想]
第1のポイントカードと、該第1のポイントカードとは買物証明目印付け箇所の形態が異なる(例えば、買物証明目印(押印など)付け形態が、並び順ないし通し番号順に押印して行く形態、この形態と異なる指定買物日の日付部分に押印して行く形態)の第2のポイントカードが顧客に提供され、顧客はいずれか一方のポイントカードを選択しポイントカードのサービスを利用するサービス形態を実現するものであるので、同一店舗内で第1のポイントカードを使用する第1の顧客層と第2のポイントカードを使用する第2の顧客層とが混在するポイントサービス環境を実現することを技術的思想としているものである。
例えば、本実施例1及び以下に述べる実施例に示す、通常目印+指定日目印式カード(17a)をはじめとする通常目印+指定日目印式カード等が第1のポイントカードに相当し、指定日目印ビンゴ式カード(17b)をはじめとする指定日目印ビンゴ式カード等が第2のポイントカードに相当する。
顧客は、種類の異なる二つ以上のポイントカードから、自分の買物スタイルで多くポイントを獲得できやすいポイントカードを選択でき、また、ポイントカードを使用する顧客数を増やすことが出来、すなわち、ポイントカードを楽しむ顧客数を増やすことができ、結果店舗の顧客好感度をあげる、店舗に対する愛着度の低下を招かない、愛着度を高めるないし愛着度の低下を小さくできるという作用効果を奏する。
また、買物スタイルの異なる2種類の顧客層に対して、ポイントカードに店舗側が買物をして欲しい日(指定買物日)を促す仕組みや形態を組み込んでいるので、店舗側が買物をして欲しい日(指定買物日)に買物をする顧客を増やすことが出来るという作用効果を奏する。
【0043】
[発明9の効果]
発明7又は発明8と同様な作用効果を奏する。
【0044】
[発明10の効果]
交換価値ポイント数が買物証明目印の付け数に応じて確定する第1の交換価値ポイント数確定形態の第1のポイントカードを使用しやすい第1の顧客層と、第1の交換価値ポイント数確定形態とは異なる交換価値ポイント数確定形態である第2の交換価値ポイント数確定形態の第2のポイントカードを使用しやすい第2の顧客層を形成できるので、ポイントカードを使用する顧客層が増えるのでポイントカードを使用する顧客数を増やすことになり、1つのポイントカードの提供のみで生じる顧客層の買物スタイルの相違によって生じる不快感、不愉快感、損感などが生じ難い、歪が生じ難いポイントサービス環境ないし買物環境を形成するという作用効果を奏する。
【0045】
[発明11の効果]
発明10と同様な効果を奏するとともに、第1のポイントカードと第2のポイントカードのいずれにも指定買物日が設定され、第1のポイントカードの指定買物日に買物をすると通常の買物証明目印とは別にプラス買物証明目印が付けられるものであり、第1のポイントカードの指定買物日に買物をすると該指定買物日の日付が表示された買物証明目印付け箇所に買物証明目印が付けられる形態であるので、第1の顧客層、第2の顧客層のいずれに対しても店舗側が設定した指定買物日での買物を促すことが実現されるという作用効果を奏する。
【0046】
[発明12の効果]
指定買物日に買物をすると、所定の買物金額に対して付与されるポイントである通常ポイントの付与とは別に、プラスポイントが付与されるようにしたポイント提供システムであるので、次のような作用効果を奏する。
(1)指定買物日に通常ポイントとは別にプラスポイントが付与されるというお得感から、顧客は買物をする日(例えば、来店しての買物日や注文配達による買物日など)を指定買物日にしようとする動機を促し強め誘う作用効果を奏し、他方、ポイント提供システムを提供している店舗(以下「ポイント提供店舗」ともいう。)の側にとっては、買物をして欲しい日である指定買物日に顧客がポイント提供店舗で買物をするように促し誘うことができる。
これにより、例えば、指定買物日が競合店の特売日と重なる場合において、競合店に行かずにポイント提供店舗で買物をしてくれる顧客が出る可能性を強める、また、競合店の特売日で特売品の買物はするが、ポイント提供店舗でも買物(例えば、競合店の特売品以外のものないしその一部をポイント提供店舗で購入するなど)をする顧客が生まれる可能性を強める、などポイント提供店舗で指定買物日に買物をする顧客の発生を促すという作用効果を奏する。
(2)一回の買物でまとめ買い的に大量に購入し一定期間内(例えば、約1ヶ月期間内)の購入金額が高額買物優良顧客(例えば、冷凍品や日持ちの良い食品などをまとめて購入する顧客、人数の多い家族構成の顧客、食い盛りの子供や青年のいる家族構成の顧客、社員食堂を営む顧客、寮の食堂を営む顧客、飲食店を営む顧客など)にとって、その月の買物金額に応じたポイント数が獲得でき、かつ、指定買物日に買物をすれば通常ポイントとは別にプラスポイントを得られるので、お得感や好感度が増し高額買物優良顧客の店舗への好感度、指定買物日での来店買物を増やし、それらを維持するのに役立つ、それらを高めるのに役立つ又はそれらの低下を小さくするのに役立つ、という作用効果を奏する。
【0047】
[発明13の効果]
発明12と同様な作用効果を奏するとともに、買物会計毎に、通常ポイントの数情報である会計毎通常ポイント数情報(74d)、プラスポイントの数情報である会計毎プラスポイント数情報(76d)、ポイント合計数の情報であるポイント合計数情報(79d)、指定買物日情報(75d)を、顧客は、該顧客の通信端末の画面表示、会計レシートなどの印刷表示で確認することができ、次の指定買物日を確認させて動機づけや意識付けを可能にするという作用効果を奏する。
【0048】
[発明14の効果]
発明12と同様な作用効果を奏する。
【0049】
[発明15の効果]
発明12と同様な作用効果を奏する。
【0050】
[発明16の効果]
第1の交換価値ポイント数確定形態の第1のポイントカードを使用する第1の顧客層と第1の交換価値ポイント数確定形態の第2のポイントカードを使用する第2の顧客層が混在したポイントサービス環境ないし買物環境を形成するので、一方のみのポイントカードによるポイントサービス環境ないし買物環境での不公平感を解消ないし緩和するという作用効果を奏する。
【0051】
[発明17の効果]
発明16と同様な作用効果を奏するとともに、両方のポイントカードに複数の指定買物日が設定されているので、指定買物日に買物をする顧客を増やすことが期待できるという作用効果を奏する。
【0052】
[発明18の効果]
発明16、17のいずれかと同様な作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0053】
図1】本発明の実施例1のポイントカードの表面図。
図2図1に示すポイントカードの使用状態例を示す図。
図3】本発明の実施例1の翌月ポイントカードの表面図。
図4】本発明の実施例1の当月ポイントカードの裏面図。
図5】本発明の実施例2の翌月ポイントカードの表面図。
図6】本発明の実施例3の翌月ポイントカードの表面図。
図7】本発明の実施例4のポイントカードの表面図及びその使用状態例を示す図。
図8】本発明の実施例5のポイントカードの表面図。
図9】本発明の実施例6のポイントカードの表面図。
図10】本発明の実施例7のポイントカードの表面図。
図11】本発明の実施例8のポイントカードの表面図。
図12】本発明の実施例9の通常目印+指定日目印式カードの買物証明目印付け箇所群部の例を示す図。
図13】本発明の実施例10の買物証明目印付け箇所群部の表面図。
図14】本発明の実施例11の買物証明目印付け箇所群部の表面図。
図15】本発明の実施例12の買物証明目印付け箇所群部の2例の表面図。
図16】本発明の実施例13のフローチャート図。
図17】本発明の実施例14のブロック図
図18】本発明の実施例14の通信端末の表示画面。
図19】本発明の実施例14の通信端末の異なる表示画面。
図20】本発明の実施例14の通信端末の異なる表示画面。
図21】本発明の実施例14の通信端末の異なる表示画面。
図22】本発明の実施例14のフローチャート図。
図23】本発明の実施例15のブロック図。
図24】本発明の実施例15のフローチャート図。
図25】本発明の実施例15の第2のポイント提供システムのブロック図
図26】本発明の実施例15の選択画面図。
図27】本発明の実施例15の第1のサービス確定画面図。
図28】本発明の実施例15の第1のサービス提供画面図。
図29】本発明の実施例15の第2のサービス確定画面図。
図30】本発明の実施例15の第2のサービス提供画面図。
図31】本発明の実施例15の第2のサービス提供画面の使用状況図。
図32】本発明の実施例15の処理の流れを示すフローチャート図。
図33】本発明の実施例16のポイントカードの表面図。
【発明を実施するための形態】
【0054】
以下、本発明を実施するための最良の形態である実施例について説明する。但し、本発明をこれら実施例のみに限定する趣旨のものではない。また、後述する実施例の説明に当って、前述した実施例の同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【実施例0055】
図1図4に示す本発明の実施例において、
ポイントカード1aは、台紙2の表面2aの通常目印+指定日目印式カード17a(第1のポイントカード)を印刷により設け、該台紙2の裏面2bに指定日目印ビンゴ式カード17b(第2のポイントカード)を印刷により設けた形態となっている。
【0056】
[通常目印+指定日目印式カード17a]
通常目印+指定日目印式カード17aは、買物証明目印付け箇所a1~a54、買物証明目印プラスの日表示部3a(指定買物日表示部)、買物証明目印プラスの日表示部3b(指定買物日表示部)、買物証明目印付け箇所群部4a、交換価値ポイント表示部5a、交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6a(交換価値ポイント獲得ポイント数表示部)と、確定記入部7aと、ルール説明部37aが印刷により表示された形態となっていて、上部に「スタンプplus+カード」とカードの名称8を表示している。
カードの名称は、「スタンプ+plusカード」、「+plusスタンプカード」、「plusスタンプカード」、「+スタンプカード」、「プラススタンプカード」、「スタンププラスカード」などもよい。
【0057】
[買物証明目印付け箇所a1~a54]
買物証明目印付け箇所a1~a54は、買物金額が所定の金額条件(例えば、千円以上、500円以上など)を満たしたことを証明する買物証明目印である通常買物証明目印10(通常ポイント)(例えば、スタンプや印鑑や印章などの印影による印し、印刷(インク印刷、加熱印刷、熱転写印刷、リライトカードの表示等)による印し、シールの貼つけによる印しなどを1つ付ける箇所(部位、部分を含む)である。
「買物金額が所定の金額条件を満たし」とは、例えば、1000円以上(1000円を含む)を所定の金額条件とし、買物日の買物金額が1000円超えるごとに通常買物証明目印10を1個(例えば、押印を1個)付ける。具体的には、買物日の買物金額が1000円~1999円の場合は通常買物証明目印10を1個つけ、2000円~2999円の場合は通常買物証明目印10を2個つけ、3000円~3999円の場合は通常買物証明目印10を3個つけ、・・・n000円~n999円の場合は通常買物証明目印10をn個つける、というようである。本実施例1ではこのようにしているが、所定の金額条件は1000円に限定するものではなく、例えば、500円以上(500円を含む)、1500円以上や2000円以上等でもよい。
【0058】
[買物証明目印プラスの日表示部3a、3b]
買物証明目印プラスの日表示部3a、3bは、買物をした日の買物金額に応じた通常買物証明目印10の買物証明目印付け箇所a1~a54への付け数とは別に、前記買物をした日が特別に指定された日にち(指定買物日)であることでプラス付けされる買物証明目印であるプラス買物証明目印11(プラスポイント)(例えば、当日の日付の入った形態のもの、文字のもの、絵のもの、模様のものなどのスタンプや印鑑や印章などの印影による印し、印刷による印し、シールの貼つけによる印しなど)が付けられる、前記特別に指定された日にちである買物証明目印プラスの日(指定買物日)が複数日(本実施例1では、第1の買物証明目印プラスの日b1~第8の買物証明目印プラスの日b8)が表示された形態である。
本実施例1では略1ヶ月間(月の初日、月の末日、月の初日~数日、月の末日を含む前数日が除かれた形態も含む)を期間として以下の8日間を買物証明目印プラスの日としている。
第1の買物証明目印プラスの日b1(第1の指定買物日)(1日(金))
第2の買物証明目印プラスの日b2(第2の指定買物日)(4日(月))
第3の買物証明目印プラスの日b3(第3の指定買物日)(11日(月))
第4の買物証明目印プラスの日b4(第4の指定買物日)(14日(木))
第5の買物証明目印プラスの日b5(第5の指定買物日)(18日(月))
第6の買物証明目印プラスの日b6(第6の指定買物日)(22日(金))
第7の買物証明目印プラスの日b7(第7の指定買物日)(25日(月))
第8の買物証明目印プラスの日b8(第8の指定買物日)(28日(木))
プラス買物証明目印11が通常買物証明目印10と同じ形態の目印でもよく、また、異なる形態(異なる色彩を含む)の目印でもよいが、異なる印とするのがよい。
また、本実施例1では、買物証明目印プラスの日表示部3a、3bを設けているが、いずれか一方のみの買物証明目印プラスの日表示部(指定買物日表示部)を設けた形態とするのでもよい。
*買物証明目印プラスの日(指定買物日)は店舗側が設定した指定買物日である。
*(定義)「前記買物をした日が特別に指定された日にち(指定買物日)であることでプラス付けされる買物証明目印であるプラス買物証明目印11・・・が付けられる、」とは、指定買物日に買物金額にかかわらずプラス買物証明目印11が付けられる(例えば、押印される)形態、又は、指定買物日に所定の金額以上の買物をした場合にプラス買物証明目印11が付けられる形態である。
【0059】
プラス買物証明目印11の押印数を、買物証明目印プラスの日(指定買物日)の買物金額に応じて押印数を多くして行くという形態もよい。
例えば、金額にかかわらず買物をすれば一個押印、2000円~4999円で2個押印、4999円~8000円で3個押印、1万円以上で4個押印としこれを押印の上限とするなどである。
【0060】
[買物証明目印プラスの日表示部3a(指定買物日表示部)]
買物証明目印プラスの日表示部3aは、第1の買物証明目印プラスの日b1~第8の買物証明目印プラスの日b8が縦列の欄に表示された形態である。そして、第1の買物証明目印プラスの日b1~第8の買物証明目印プラスの日b8が縦列の欄のそれぞれの右横隣位置(左横隣位置でもよい)には、プラス買物証明目印11を付ける欄(ここでは、押印をする欄)からなる箇所(部位、部分を含む)であるプラス買物証明目印付け箇所c1~c8が設けられている。
例えば、第1の買物証明目印プラスの日b1に1000円以上(1000円を含む)の買物をした場合に、プラス買物証明目印付け箇所c1のみに1個だけプラス買物証明目印11が付けられる(例えば、押印される)。
プラス買物証明目印付け箇所c8の下部にはプラス買物証明目印11の付け数の合計数を記入するプラス買物証明目印合計数記入部13aが設けられている。
【0061】
第1の買物証明目印プラスの日b1~第8の買物証明目印プラスの日b8を横並び配列形態又は配置形態とし、プラス買物証明目印付け箇所c1~c8を第1の買物証明目印プラスの日b1~第8の買物証明目印プラスの日b8の上隣位置または下隣位置に配置した形態とするのもよい。
また、プラス買物証明目印付け箇所c1~c8を設けないで、第1の買物証明目印プラスの日b1~第8の買物証明目印プラスの日b8のみ(日付のみ)とし、あるいは、第1の買物証明目印プラスの日b1~第8の買物証明目印プラスの日b8とプラス買物証明目印合計数記入部12のみとして、プラス買物証明目印11を第1の買物証明目印プラスの日b1~第8の買物証明目印プラスの日b8の欄あるいは日付の上に押印等で付けるようにするのもよい。
【0062】
[買物証明目印プラスの日表示部3b(指定買物日表示部)]
買物証明目印プラスの日表示部3bは、店舗における1ヶ月間の特売日等のイベントを表示した当該月の全日にち表示のカレンダーである。
買物証明目印プラスの日表示部3bにおいて、「★ST+」の表示の日が買物証明目印プラスの日であることを示しており、この日に来店して所定金額以上(ここでは1000円以上(1000円を含む))の買物をすると、買物金額に応じた数の通常買物証明目印10の付けられるとともに、該通常買物証明目印10の付け数以外に(付け数とは別に)プラス買物証明目印11が1個付けられる。
「★ST+」以外に「スタンプplus+」、「スタンプ+」などの記載とするのもよい。
【0063】
買物証明目印プラスの日を、例えば、「毎週月曜日は+plusスタンプの日」、「毎週月曜日はスタンプ+plusの日」、「毎週月曜日は+スタンプの日」、「毎週月曜日はスタンプ+の日」、「毎週月、火曜日はプラス+スタンプの日」、「毎週月、火曜日はスタンプ+プラスの日」などの表示をした形態とするのもよい。
【0064】
買物証明目印プラスの日は月によって異なる場合が多いし、買物証明目印プラスの日数も月によって異なることが生じることもあり、その月の販売戦略(競合店舗の特売日等を顧慮するなど)に沿った日にち数や日にち配置に工夫するのがよい。
また、買物証明目印プラスの日(指定買物日)は1ヶ月の設定数(指定数)は6日以上(6日を含む)とするのがよい。
また、買物証明目印プラスの日(指定買物日)は1ヶ月の設定数(指定数)は5日以上(5日を含む)とするのがよい。
また、買物証明目印プラスの日(指定買物日)は1ヶ月の設定数(指定数)は4日以上(4日を含む)とするのがよい。
また、買物証明目印プラスの日(指定買物日)は1ヶ月の設定数(指定数)は3日以上(3日を含む)とするのがよい。
【0065】
買物証明目印プラスの日のプラス買物証明目印11の付け数を2個または2個以上などの複数個とするのもよい。
また、買物証明目印プラスの日のうちの一部の日を、例えば、2個または2個以上のプラス買物証明目印11を付けるようにするのもよい。その場合、そのことを視認し易くするために、例えば、「スタンププラスの日11日(月)は+plusスタンプを2個押印」などの表示をするのがよい。
【0066】
買物証明目印プラスの日表示部3bには、4日、11日、14日、18日、22日、25日、28日、31日に「★BG」の文字が表示されているが、これは、裏面2bの指定日目印ビンゴ式カード17bに対応した箇所である。
買物証明目印プラスの日表示部3bにおいては、「★BG」が表示されていない形態とし、通常目印+指定日目印式カード17aの専用とするのもよい。
また、買物証明目印プラスの日表示部3bを設けず、買物証明目印プラスの日表示部3aのみとするのもよい。
また、プラス買物証明目印付け箇所(ここではc1~c8)を設けない形態として、プラス買物証明目印11を買物証明目印プラスの日(ここではb1~b8)の日付の上や該日付の表示欄に付けるようにするのもよい。
【0067】
[買物証明目印付け箇所群部4a]
買物証明目印付け箇所群部4aは、通常買物証明目印10または通常買物証明目印10とプラス買物証明目印11を、間をおかずに次次に横列方向に付けて行くための、1~54の通し番号が付された54個の欄である買物証明目印付け箇所a1~a54が欄を6個ずつ横列並びの縦列9行に配列した形態または配置した形態としている。
買物証明目印は通し番号順に付けて行く。
買物証明目印付け箇所群部4aを有するポイントカード1aは目印数式ポイントカードである。
【0068】
異なる配列形態又は配置形態とするのもよい。
例えば、買物証明目印付け箇所a1~a54が欄を6個ずつ縦列並びの横列9行に配列または配置された配列形態又は配置形態とし(買物証明目印付け箇所a1が左端最上部とし、買物証明目印付け箇所a2が該a1の下蘭と、買物証明目印付け箇所a6が左端最下部とする形態とし、左側から2列目(縦列)の最上部を買物証明目印付け箇所a7とし、該2列目の再下部欄を買物証明目印付け箇所a12とした配列形態又は配置形態。)交換価値ポイント表示部5aも横並びの形態で買物証明目印付け箇所群部4aの下方に配置する形態もよい。
この形態では、買物証明目印は左側から縦列欄で付けて行く。
【0069】
[交換価値ポイント/交換価値ポイント数]
交換価値ポイント数は、価値あるもの(例えば、金額が表示された買物券、値引券、金額が表示された商品券、金額が表示されたサービス券、旅行券、イベント鑑賞券、景品、商品そのものなど(以下これらを統括して「サービス券等」ともいう。)と交換する権利が発生する(「確定する」、「獲得する」、「決定する」、「生じる」を含む)ポイント/ポイント数である。
交換価値ポイント数の数字がサービス券の金額数字と同数字であるのもの、交換価値ポイント数に0.5円、2円や3円などの1円以外の数字を掛け算した数字がサービス券の金額となるもの、交換価値ポイント数の数字とサービス券の金額数字が異なるもの(法則性のある者、法則性のないものを含む)など、いろいろな価値決定方法がある。
【0070】
[交換価値ポイント表示部5a]
交換価値ポイント表示部5aは、
第1の交換価値ポイント数d1(例えば、買物証明目印数、該買物証明目印数とは異なるポイント数や金額など)が表示され、前段の交換価値ポイント数である前記第1の交換価値ポイント数d1よりも大きい第2の交換価値ポイント数d2(例えば、買物証明目印数、該買物証明目印数とは異なるポイント数や金額など)が表示され・・・前段の交換価値ポイント数よりも大きい第8の交換価値ポイント数d8が表示されている。
本実施例1では、第1の交換価値ポイント数d1~第8の交換価値ポイント数d8のポイント数は以下のように設定されている。
<<交換価値ポイントとポイント獲得証明目印数の関連表>>
交換価値ポイント数 ポイント獲得証明目印の数
第1の交換価値ポイント数d1=20・・・・ 6目印(第1のポイント獲得証明目印の数)
第2の交換価値ポイント数d2=70・・・・12目印(第2のポイント獲得証明目印の数)
第3の交換価値ポイント数d3=130・・・18目印(第3のポイント獲得証明目印の数)
第4の交換価値ポイント数d4=220・・・24目印(第4のポイント獲得証明目印の数)
第5の交換価値ポイント数d5=330・・・30目印(第5のポイント獲得証明目印の数)
第6の交換価値ポイント数d6=480・・・36目印(第6のポイント獲得証明目印の数)
第7の交換価値ポイント数d7=700・・・42目印(第7のポイント獲得証明目印の数)
第8の交換価値ポイント数d8=1000・・48目印(第8のポイント獲得証明目印の数)
買物証明目印数が多くなればなるほど交換価値ポイント1ポイントの価値がアップするようにしている。
ここでは、交換価値ポイント1ポイントは1円とし、交換価値ポイント数が1000ポイントの場合には、ポイントカード1aと1000円のサービス券等と交換される、あるいはポイントカード1aに「サービス券交換済」などの押印等がされる。
【0071】
交換価値ポイント表示部(ここでは交換価値ポイント表示部5a)の交換価値ポイントの表示は、例えば数字が「10」である場合は「10」、「10ポイント」、「10円」、「¥10」など、例えば商品である場合は「マグロ中トロ100g」、「和牛200g」など、多様な価値の表示形態がある。
【0072】
[交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6a]
交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6a(交換価値ポイント獲得ポイント数表示部、交換価値ポイント獲得スタンプ数表示部)は、第1の交換価値ポイント数d1(20ポイント)~第8の交換価値ポイント数d8(1000ポイント)の各々を獲得するための買物証明目印の数(通常買物証明目印10の付け数を表示する、あるいは通常買物証明目印10の付け数にプラス買物証明目印11の付け数を足したもの(プラスしたもの))を表示したものである。
本実施例1では、買物証明目印付け箇所群部4aの6列目の各数字からなる部分が交換価値交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6a(交換価値ポイント獲得ポイント数表示部)となっている。
交換価値ポイント数とポイント獲得証明目印の数の関係は、前記「<<交換価値ポイントとポイント獲得証明目印数の関連表>>」に示しているように、
第1の交換価値ポイント数d1(20ポイント)を獲得するための第1のポイント獲得証明目印の数は6目印、
第2の交換価値ポイント数d2(70ポイント)を獲得するための第2のポイント獲得証明目印の数は12目印、
第3の交換価値ポイント数d3(130ポイント)を獲得するための第3のポイント獲得証明目印の数は18目印、
第4の交換価値ポイント数d4(220ポイント)を獲得するための第4のポイント獲得証明目印の数は24目印、
第5の交換価値ポイント数d5(330ポイント)を獲得するための第5のポイント獲得証明目印の数は30目印、
第6の交換価値ポイント数d6(480ポイント)を獲得するための第6のポイント獲得証明目印の数は36目印、
第7の交換価値ポイント数d7(700ポイント)を獲得するための第7のポイント獲得証明目印の数は42目印、
第8の交換価値ポイント数d1(1000ポイント)を獲得するための第1のポイント獲得証明目印の数は48目印、
である。
【0073】
第1の交換価値ポイント数d1を獲得する第1のポイント獲得証明目印の数、前記第2の交換価値ポイント数d2を獲得する第2のポイント獲得証明目印の数・・・第nの交換価値ポイント数dnを獲得する第nの買物証明目印の数が、通常買物証明目印10の付け数とプラス買物証明目印の付け数11の合計数である旨が、ポイント獲得ルール表示部22に表示され、また、買物証明目印付け箇所群部4aの最右縦列欄の交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6aに目印付け数の到達数字で表示されてる。
【0074】
[確定記入部7a]
確定記入部7aは、通常買物証明目印10の付け数を記入する通常買物証明目印合計数記入部12と、プラス買物証明目印11の付け数を記入するプラス買物証明目印付け数記入部13bと、通常買物証明目印10の付け数とプラス買物証明目印11の付け数とを足した数である買物証明目印合計数を記入するための買物証明目印合計数記入部14と、翌月繰越押印数記入部15(翌月繰越スタンプ数記入部、翌月繰越ポイント数記入部、翌月繰越買物証明目印数記入部)と、確定したポイント数である確定ポイント数記入部16と、を有する形態となっている。
ここでは、確定記入部7aは店舗側が記入する箇所、すなわち顧客の記入は禁止箇所としているが、顧客が全部の箇所を又は一部の箇所を記入する形態にするのもよい。
【0075】
また、確定記入部7aは、第1の交換価値ポイント数d1を獲得する第1のポイント獲得証明目印の数、前記第2の交換価値ポイント数d2を獲得する第2のポイント獲得証明目印の数・・・第nの交換価値ポイント数dnを獲得する第nの買物証明目印の数が、通常買物証明目印の付け数とプラス買物証明目印の付け数の合計数である旨を表示したポイント獲得ルール表示部でもある。
【0076】
プラス買物証明目印11も買物証明目印付け箇所群部4aの買物証明目印付け箇所に押印をする(付ける)使用形態とする場合には、通常買物証明目印合計数記入部12、プラス買物証明目印付け数記入部13b、プラス買物証明目印合計数記入部13a、プラス買物証明目印付け箇所c1~c2は、必ずしも必要ではなく、これらを設けない形態するのもよい。
【0077】
[翌月繰越押印数記入部15]
翌月繰越押印数記入部15(翌月繰越スタンプ数記入部、翌月繰越ポイント数記入部、翌月繰越買物証明目印数記入部)は、通常買物証明目印10の付け数とプラス買物証明目印11の付け数の合計数のうち、交換価値ポイント数に至らなかった買物証明目印の全部の数または一部の数からなる翌月繰越買物証明目印数を記入する箇所(ここでは、四角枠欄)である。
翌月繰越押印数記入部15に記入された翌月繰越買物証明目印数だけ、翌月のポイントカード1aの買物証明目印付け箇所群部4aに通常買物証明目印10が買物証明目印付け箇所a1から通し番号順に押印して(付けて)顧客に渡される。
交換価値ポイント数に至らなかった買物証明目印の全部の数または一部の数からなる翌月繰越買物証明目印数が、翌月のポイントカード1aに繰り越されるので、優良顧客の「翌月もポイントカード1aを利用する」という動機づけを促すものであり、それは、翌月も店舗側が買物をして欲しい日である指定買物日に買いものをする優良顧客の維持に貢献することが期待できるという作用効果を奏する。
【0078】
[ルール説明部37a]
ルール説明部37aには以下のような趣旨を記載している。
(1)「[水曜市]の日はスタンプの無い日(スタンプ押印は行わない日)です。」というように、買物をしても通常買物証明目印10の押印が行われない日である証明目印押印無し日を表示した証明目印押印無し日表示部19を設けている。
(2)「最大ポイント数は1000ポイントです。通常スタンプの最大数は54スタンプです。」というように、最大ポイント数と通常買物証明目印10の押印の最大付け数である最大付与数を表示した最大付与数表示部20を設けている。
(3)「1ポイントを1円としたお買物券(1000ポイントでは1000円)を発行します。」というように、交換価値ポイント数によって与えられる獲得サービスが表示された獲得サービス表示部21が設けられている。
(4)「ポイント獲得ルール[お買物スタンプと+plusスタンプの合計押印数によって交換価値ポイント数が確定します]1行の全ての欄を埋めるスタンプで右端欄のポイント獲得権利が発生します。例えば、合計押印数44の場合、交換価値ポイント数は42スタンプの700ポイント(お買物券700円)となります。No43、44(44から42を引いた2個の買物証明目印)のスタンプは翌月繰り越しのスタンプNo1,2となります(繰り越し最大押印数は6スタンプまで)。」というように、ポイント獲得および繰越買物証明目印のルールについての説明を表示したポイント獲得ルール表示部22が設けられている。
(5)「サービス券交換日(お買物券のお渡し日)及び翌月カードのお渡しは、当月の末日、翌月1日、2日、3日の4日間です。」というように、交換価値ポイント数に応じたサービス券が渡される日にちであるサービス券渡し日が表示されたサービス券渡し日表示部23が設けられている。
(6)買物証明目印プラスの日表示部3bに表示されている「★ST+」の表示が、買物証明目印プラスの日(スタンププラスの日)であることを説明した買物証明目印プラスの日説明部24(スタンププラスの日説明部)が設けられている。
(7)買物証明目印プラスの日表示部3bに表示されている「★BG」の表示が、ビンゴの日(買物証明目印が押印される日)であることを説明したビンゴの日目印説明部25が設けられている。
(8)顧客の氏名、電話番号を顧客が記入する顧客記入欄26が設けられ、バーコード27が設けられている。
(9)「登録会員のみ配布」と表示された、ポイントカード1aを使用することのできる使用顧客条件表示部28が設けられている。
登録会員とは店舗の求めに応じて住所、氏名、電話番号等を登録してある会員のことであり、その多くは頻繁に買物をする、一か月の買物金額が高額であるなどの店舗の売り上げの7割~8割に大きく貢献している優良顧客である。
【0079】
[通常目印+指定日目印式カード17aの使用例]
主に図2を参照して通常目印+指定日目印式カード17aの使用例について説明する。
買物日(顧客が買物をした日)の買物金額が1000円~1999円(消費税抜き金額)のときは通常買物証明目印10(ここでは例えば、☆形目印のゴムスタンプ印を使用)を買物証明目印付け箇所群部4aの番号1の欄(買物証明目印付け箇所a1)に1個押印し、3000円~3999円のときは通常買物証明目印10を買物証明目印付け箇所群部4aの番号1~3の欄(買物証明目印付け箇所a1~a3)に1個ずつ合計3個を押印する。そして、買物日が買物証明目印プラスの日表示部3a、3bに表示された第1の買物証明目印プラスの日b1~第8の買物証明目印プラスの日b4であるときは、該当する買物証明目印プラスの日(例えば、1日(金)=第1の買物証明目印プラスの日b1)の買物証明目印プラスの日表示部3aのプラス買物証明目印付け箇所(例えば、プラス買物証明目印付け箇所c1)に1個のプラス買物証明目印11(ここでは、通常買物証明目印10と同じ☆形目印のゴムスタンプ印を押印されているが、異なった目印でもよい。)を付ける。
【0080】
図2の例示においては、通常買物証明目印10が38個付けられ、プラス買物証明目印11b(プラスポイント)(ここでは、丸印しに+印しが入ったゴム印スタンプの押印を使用しているが、これに限定するものではない。例えば、通常買物証明目印10と同じ形状ではあるが色が異なる目印などでもよいし、通常買物証明目印10と同じものでもよいが、異なる方が分かり易いのでこのましい。)が6個付けられている。
サービス券渡し日表示部23に表示された、サービス券交換日(お買物券のお渡し日)の当月の末日~翌月3日の4日間の間に、例えば、店舗に来店して係員(店舗側)にポイントカード1aを提出する。
係員(店舗側)は、
[A]提出されたポイントカード1aのプラス買物証明目印付け数記入部13aにプラス買物証明目印11の付け数(合計数)を記入(ここでは合計数6)し、
[B]買物証明目印付け箇所群部4aの通常買物証明目印10の最後の目印に続けて、6個のプラス買物証明目印11bを押印し、
[C]通常買物証明目印合計数記入部12に通常買物証明目印10の付け数である38を記入し、
[D]プラス買物証明目印付け数記入部13bにプラス買物証明目印11の付け数である6を記入し、
[E]買物証明目印合計数記入部14に、通常買物証明目印10の付け数である38とプラス買物証明目印11の付け数である6の合計数44を記入し、
[F]確定ポイント数記入部16に確定ポイント数700を記入し、
[G]翌月繰越押印数記入部15に、翌月繰越数([通常買物証明目印10の付け数である38とプラス買物証明目印11の付け数である6の合計数44]-「700ポイント(第7の交換価値ポイント数d7)の獲得買物証明目印数である42(買物証明目印付け箇所a42)」(44-42)=2を記入する。
[H]係員は、700円のお買物券1枚と、翌月繰越数の2個の通常買物証明目印10からなる繰越買物証明目印29を買物証明目印付け箇所a1、a2の2箇所に押印した(押印済みとした)翌月(図3参照:ここでは2月)のポイントカードを顧客に提供する。
繰越買物証明目印29は、通常買物証明目印10とは異なる形態(色彩を含む)とするのもよい。
【0081】
また、買物証明目印付け箇所群部に通常買物証明目印とプラス買物証明目印を押印する押印形態を採用する使用形態では、買物証明目印付け箇所群部は、第1の交換価値ポイント数d1を獲得する第1のポイント獲得証明目印の数、前記第2の交換価値ポイント数d2を獲得する第2のポイント獲得証明目印の数・・・第nの交換価値ポイント数dnを獲得する第nの買物証明目印の数が、通常買物証明目印の付け数とプラス買物証明目印の付け数の合計数である旨を表示したポイント獲得ルール表示部でもある。
【0082】
ポイントの還元方法は、サービス券等との交換、登録会員カードへの電子ポイントにしての移行、加算や蓄積など多様な形態がある。
【0083】
[通常目印+指定日目印式カード17aの作用効果]
買物証明目印付け箇所群部4aの縦列並びにあるいは横列並び(本実施例1では横並び)に配列または配置された買物証明目印付け箇所(本実施例1では買物証明目印付け箇所a1~a54)に、買物金額に応じた買物証明目印(通常買物証明目印10または通常買物証明目印10と前記プラス買物証明目印11)を、間をおかずに次次に縦列方向又は横列方向(本実施例1では横列方向)に付けて行くポイントカードにおいて、
買物をした日の買物金額に応じた通常買物証明目印10の買物証明目印付け箇所a1~a54への付け数とは別に、前記買物をした日が特別に指定された日にち(指定買物日)であることでプラス付けされる買物証明目印であるプラス買物証明目印11が付けられる、前記特別に指定された日にち(指定買物日)である買物証明目印プラスの日(指定買物日)が複数日(本実施例1では、第1の買物証明目印プラスの日b1~第8の買物証明目印プラスの日b4)表示された形態であるので、次のような作用効果を奏する。
(1)[ア]来店頻繁優良顧客(例えば、店舗近隣に住み時間が自由な高齢者など)は、指定買物日に来店して買物をすることが容易であるので、指定買物日の買物でプラス押印(プラス買物証明目印11を多く獲得してポイントを稼ぎ増やすことが容易であり、よって、来店頻繁優良顧客の指定買物日での買物行動の確率を高め、[イ]他方、高額買物優良顧客は、いつ買物をしても買物金額に応じた通常買物証明目印が得られるので、指定買物日での買物によるプラス押印が得られなくても、強い不公平感を感じ難いとともに、一部の指定買物日に来店し買物をすることが期待できる。
よって、全体として指定買物日に来店して買物をする優良顧客を多くすることが実現されるという、作用効果を奏する。
(2)通常目印+指定日目印式カード17aの技術的思想は、一回の買物金額の少ないが来店頻度を多くできる来店頻繁優良顧客層が指定買物日の多くに来店することで多くのポイントを獲得でき、他方、一回の買物金額が高額で頻繁な来店が出来難い高額買物優良顧客層が買物金額に応じたポイントを確実に獲得できかつ指定買物日で買物をすれば追加のプラスポイントをポイント数を増やすことが出来、よって、いずれの顧客層も不公平感や損感を抱くことなくポイントカードサービスを使用でき、高額買物優良顧客層の指定買物日での買物行動を多くすることができる。
(3)買物証明目印プラスの日(指定買物日)に通常買物証明目印10とは別にプラス買物証明目印11が追加されるというお得感から、顧客が買物をする日(例えば、来店しての買物日や注文配達による買物日など)を、買物証明目印プラスの日(指定買物日)にしようとする動機づけを促し強め誘う作用効果を奏し、他方、店舗側にとっては、買物をしてほしい日(指定買物日)に顧客が買物をするように促し誘うことができる。
これにより、例えば、指定買物日が競合店の特売日と重なる場合は、顧客は競合店に行かずに通常目印+指定日目印式カード17aを発行している店舗で買物をする、または、競合店の特売品の買物はするが、特売品以外のものは通常目印+指定日目印式カード17aの発行店舗で所定の金額を上回る買物をする、などの優良顧客行動を促すことが期待できる。
(4)一回の買物でまとめ買い的に大量に購入し1ヶ月の購入金額が高額の高額買物優良顧客(例えば、冷凍品や日持ちの良い食品などをまとめて購入する顧客、人数の多い家族構成の顧客、食い盛りの子供や青年のいる家族構成の顧客、社員食堂を営む顧客、寮の食堂を営む顧客、飲食店を営む顧客など)にとって、その月の買物金額に応じた押印数及びポイントが獲得でき、かつ、指定買物日に買物をすれば通常買物証明目印10の押印以外にプラス押印を得られるので、お得感や好感度が増し、後述する指定日目印ビンゴ式カード17bの使用顧客との混在環境であっても不公平感や不愉快感を起こさせないので、こうした優良顧客の売上貢献度を維持するのに役立つ、貢献度を上げるのに役立つ、ないし貢献度の低下を小さくすることに役立つ。
【0084】
通常目印+指定日目印式カード17aは、買物証明目印付け箇所群部4aの買物証明目印付け箇所a1、a2~a54に買物金額に応じた押印などの通常買物証明目印10を、間をおかずに次次に付けて行く(押印して行く)目印付け形態である目印数式ポイントカードにおいて、通常買物証明目印10の付け数とは別に、指定買物日に買物をしたことでプラス買物証明目印11が付けられる買物証明目印プラスの日(第1の買物証明目印プラスの日b1~第8の買物証明目印プラスの日b8)が表示された形態である。
【0085】
[指定日目印ビンゴ式カード17b]
ポイントカード1は、図4に示す、台紙2の裏面2bに指定日目印ビンゴ式カード17bを印刷により設けた形態となっていて、上部に「ビンゴカード」とカードの名称9を表示している。
指定日目印ビンゴ式カード17bは、
買物証明目印付け箇所群部33aと、
カレンダー34a(指定買物日表示部(買物証明目印プラスの日表示部3b)と同じ形態である)と、
ビンゴ数と交換価値ポイント数の関係を説明するビンゴポイント説明部35aと、記入部36と、ルール説明部37bと、を備えた形態となっている。
【0086】
買物証明目印付け箇所群部33aは、3横列×3縦列のマトリックス形態(ビンゴが成立が形成される形態)に配列または配置された買物証明目印付け箇所f1~f9からなっていて、該買物証明目印付け箇所f1~f9には主に店舗側が顧客に買物をして欲しい日にち(指定買物日)が表示され、その日にちの配置表示は次のようにされている。
買物証明目印付け箇所f1は4日(月)
買物証明目印付け箇所f2は28日(月)
買物証明目印付け箇所f3は25日(月)
買物証明目印付け箇所f4は28日(木)
買物証明目印付け箇所f5はFREE(中央欄であって買物をする以前に予め押印済とされている)
買物証明目印付け箇所f6は22日(金)
買物証明目印付け箇所f7は11日(月)
買物証明目印付け箇所f8は1日(金)
買物証明目印付け箇所f9は14日(木)
【0087】
買物証明目印付け箇所f1~f9の日にちに顧客が所定の金額(ここでは1000円以上(1000円は含まれる))の買物をした場合に、買物した日が表示されている買物証明目印付け箇所に買物証明目印としてスタンプ印が押印される(買物証明目印が付与される、付けられる)。
【0088】
[カレンダー34a(指定買物日表示部)]
カレンダー34aには、店舗のその月のイベント全般が表示されるとともに、買物証明目印付け箇所f1~f9の該当日にちであるビンゴ押印日に「★BG」の文字が表示されていて、顧客が「★BG」の文字が表示されている日が買物証明目印付け箇所群部33aの買物証明目印付け箇所に押印がされる日(例えば「ビンゴの日」と呼ぶ)であることが認識できるようになっている。
「★BG」が表示された日であるビンゴ押印日(指定買物日)は以下のようにしている。
第1のビンゴ押印日e1(第1の指定買物日)(1日(金))
第2のビンゴ押印日e2(第2の指定買物日)(4日(月))
第3のビンゴ押印日e3(第3の指定買物日)(11日(月))
第4のビンゴ押印日e4(第4の指定買物日)(14日(木))
第5のビンゴ押印日e5(第5の指定買物日)(18日(月))
第6のビンゴ押印日e6(第6の指定買物日)(22日(金))
第7のビンゴ押印日e7(第7の指定買物日)(25日(月))
第8のビンゴ押印日e8(第8の指定買物日)(28日(木))
*ビンゴ押印日は店舗側が設定した指定買物日である。
【0089】
[お助けビンゴの日38]
カレンダー34aの31日に表示された「★お助けビンゴの日」は、お助けビンゴの日38であって、この日に所定金額以上(例えば、1000円以上(1000円含む))の買物をした場合、押印の無い買物証明目印付け箇所に1個または複数個(本実施例1では1個)の押印のサービスを行う。
そのことを、お助けビンゴの日説明部39で「31日はお助けビンゴの日(押印の無い箇所に1個押印サービス)」と、31日に所定金額以上(1000円以上)買物をした場合には、(買物ができなかったために買物証明目印付け箇所群部33aの押印がされていない買物証明目印付け箇所f1~f9のいずれかの一箇所(複数個所とすることもある)に押印のサービスをする、という旨を表示している。
【0090】
本実施例1では、「★BG」の表示は「★ST+」が表示された日と基本的に同じ日にちに設定している。すなわち、買物証明目印プラスの日(指定買物日)の多くと買物証明目印付け箇所の日の多くとを略同じ日にちに設定している。
割合的には、5割以上が同じとするのがよく、好ましくは6割以上が同じとするのがよく、より好ましくは7割以上が同じとするのがよく、さらに好ましくは8割以上が同じとするのがよい。
また、1日が異なる日にちである、2日間が異なる日にちである、3日間が異なる日にちである、4日間が異なる日にちである、1日~2日間が異なる日にちである、1日~3日間が異なる日にちである、1日~4日間が異なる日にちである、2日間~3日間が異なる日にちである、又は、2日間~4日間が異なる日にちであるようにするのもよい。
このようにすることにより、店舗側が顧客に買物(例えば、直接来店しての買物、注文配達による買物など)をしてほしい日(指定買物日)の、来店を促し増やすという作用効果を奏する。
【0091】
カレンダー34aに「★ST+」の表示を設けない形態とし、買物証明目印付け箇所群部33aを設けたビンゴカード専用のカレンダーとするのもよい。
【0092】
[ビンゴの成立(列の成立)とビンゴポイント説明部35a」
買物証明目印付け箇所群部33aのビンゴの成立は縦軸3列、横軸3列、斜め軸2列の合計8列であり、つまり、8列全てでビンゴが成立(8列成立)するとオールビンゴとなる。
よって、交換価値ポイント数確定形態は、買物証明目印付け箇所群部33aに付けられた買物証明目印(例えば、通常買物証明目印10)が形成するビンゴの成立数によって規定の交換価値ポイント数が確定する。
[ビンゴポイント説明部35a]
ビンゴポイント説明部35aにおいて、ビンゴ成立数(列の成立数)と交換価値ポイント数の関係を以下のように説明している。
ビンゴ数 交換価値ポイント数
1ビンゴで 30ポイント
2ビンゴで 60ポイント
3ビンゴで 100ポイント
4ビンゴで 150ポイント
5ビンゴで 200ポイント
6ビンゴで 300ポイント
7ビンゴで 400ポイント
8ビンゴで 500ポイント
例えば、1ポイントは1円とされ500ポイントは500円のサービス券等と交換される。
【0093】
買物証明目印付け箇所へ表示する日にちは月によって異なるし、並べかたも日にちの配置も同じにする必要はなく、その月の販売戦略に沿った配置に工夫するのがよい。
また、複数の買物証明目印付け箇所に同じ日(同じ指定買物日)が表示された形態とし、該当日に買物をした場合には、複数の買物証明目印付け箇所に押印を行なうようにするのもよい。
また、一箇所の買物証明目印付け箇所に異なる複数の日付(指定買物日)が表示された指定買物日表示形態とし、いずれかの日付(指定買物日)に買物をすれば当該買物証明目印付け箇所に買物証明目印が押印されるルール形態とするのもよく、いずれかの日付に買物をすればよいので顧客は買物予定が立てやすく、指定買物日での買物をする確率があげることが期待できる。
【0094】
買物証明目印付け箇所f1~f9の中央欄である買物証明目印付け箇所f5(FREE欄)は日にち以外の表示であるFREEが表示されていて、買物をする以前に予め押印がされている(押印済み)欄としている。
FREE欄は、中央の買物証明目印付け箇所に限らないし、中央欄に日付を表記し中央欄以外の欄をFREE欄するのもよいし、一つの買物証明目印付け箇所群部に複数設けた形態のものものもよい。
FREE欄はなにも表示されていない空白欄に押印をした該欄を押印済欄にした形態のものもよい。
【0095】
買物証明目印付け箇所群部33aは、2横列×2縦列以上(例えば、3横列×3縦列、4横列×4縦列、5横列×5縦列など)のマトリックス形態(ビンゴが成立が形成される形態)の配列または配置であればよく、買物証明目印付け箇所の形状は四角形、円形、多角形、何らかの模様形でよく、買物証明目印付け箇所群部を二つ以上設けた形態とするのもよい。
枠欄を設けないで、日付のみと日付以外の表示物(例えば、「FREE」などの文字、絵などの模様)2横列×2縦列以上(例えば、3横列×3縦列、4横列×4縦列、5横列×5縦列など)のマトリックス形態に配列した形態とするのもよい。
【0096】
[記入部36]
記入部36は、有効期間に達したカードに記入(ここでは、店舗側が記入する対応)する箇所であって、ビンゴ数記入欄41、ポイント数記入欄42、係員押印欄43を備えた形態としている。
顧客が記入する使用とするのもよい。この場合、係員がチェックを行い記入に間違いなければ係印を押印するような使用とするのもよい。
【0097】
[ルール説明部37b]
ルール説明部37bには以下のような表示がされている。
(1)本カードを使用されますと、お会計の際にレジにて該当当日欄にスタンプを押印させていただきます。
(2)揃ったビンゴの列数に応じてボーナスポイントを差し上げます。
(3)サービス券交換日(お買物券のお渡し日)及び翌月カードのお渡しは、当月の末日、翌月1日、2日、3日の4日間です。
(4)お客様1名につき本カード1枚限り有効です。
(5)本カードの再発行や、2枚まとめることは出来ません。
(6)発行店のみ有効です。
【0098】
[通常目印+指定日目印式カードと指定日目印ビンゴ式カードの配置形態あるいは提示形態]
本実施例1においては、台紙2の表面に通常目印+指定日目印式カード17a(スタンプplus+カード)を表示した形態、台紙2の裏面に指定日目印ビンゴ式カード17b(ビンゴカード)を表示した形態、すなわち、1枚の台紙に通常目印+指定日目印式カード17aと指定日目印ビンゴ式カード17bを表示した表示形態で、顧客がいずれか一方のポイントカードを選択して使用できる配置形態あるいは提示形態としている。
【0099】
配置形態あるいは提示形態は上記形態に限定されず、第1のポンとカード(例えば、通常目印+指定日目印式カード17a)と第2のポイントカード(例えば、指定日目印ビンゴ式カード17b)のいずれか一方のポイントカードを、顧客が選択して使用できる配置形態あるいは提示形態は、
(1)1枚の台紙の表面に第1のポイントカードが表示され、該台紙の裏面に第2のポイントカードが表示され、顧客がいずれか一方のポイントカードを選択して使用できる配置形態あるいは提示形態、
(2)1枚の台紙の表面あるいは裏面の同一面に第1のポイントカード及び第2のポイントカードが表示され、顧客がいずれか一方のポイントカードを選択して使用できる配置形態あるいは提示形態、
(3)第1の台紙に前記第1のポイントカードが表示され、前記第1の台紙とは別体の台紙である第2の台紙に前記第2のポイントカードが表示され、前記第1の台紙と前記第2の台紙を分離形態であるは綴じ形態で、顧客がいずれか一方のポイントカードを選択して使用できる配置形態あるいは提示形態、などがある。
【0100】
通常目印+指定日目印式カード17aの面に設ける買物証明目印プラスの日表示部は、買物証明目印プラスの日表示部3a及び買物証明目印プラスの日表示部3bとし、かつ、買物証明目印プラスの日表示部3bには第1のビンゴ押印日e1~第8のビンゴ押印日e8(「★BG」の表示)を設けない形態とするのもよい。
また表示は、買物証明目印プラスの日表示部3a、買物証明目印プラスの日表示部3bのいずれか一方のみを表示とする形態もよい。
【0101】
指定日目印ビンゴ式カード17bの面に設ける買物証明目印プラスの日表示部3bは、第1の買物証明目印プラスの日b1~第8の買物証明目印プラスの日b8(「★ST」の表示)を設けない形態とするのもよい。
【0102】
店舗側は顧客に対して、通常目印+指定日目印式カード17aと指定日目印ビンゴ式カード17bの両方を提示する。
顧客はいずれか一方を選択する。
店舗側は選択しなかった方を回収する、切り離して回収する、太い油性ペンなどで斜線や×線を引く、又は、ワッペン等のマスク貼り紙をする、などして使用不可能にする処置を行って、顧客に該顧客が選択した方を提供する(渡す)。
【0103】
[通常目印+指定日目印式カード17aを持つ顧客と指定日目印ビンゴ式カード17bを持つ顧客の混在した指定買物日促し環境]
本実施例1のポイントカード1は、通常目印+指定日目印式カード17aを持つ顧客(+plusスタンプカード持ち顧客)と、指定日目印ビンゴ式カード17bを持つ顧客(ビンゴカード持ち顧客)が混在していて、+plusスタンプカード持ち顧客とビンゴカード持ち顧客のいずれにも指定買物日に買物をするように促す指定買物日促し環境を形成するところに特徴がある。
【0104】
通常目印+指定日目印式カード17aを使用する顧客は、まとめ買いや1回の買物が高額な傾向の高額買物優良顧客や、来店数が少ないが1回の買物金額が高額で一か月の買物金額が高額な高額買物優良顧客に向いている。
指定日目印ビンゴ式カード17bを使用する顧客は、買物日が多く1回の買物金額が比較的に少額な傾向の来店頻繁優良顧客に向いている。
【0105】
通常目印+指定日目印式カード17aと指定日目印ビンゴ式カード17bの提供(配布)は、会員登録している登録会員に限定するのがよい。こうすることで、登録会員であることによる特別のメリットや優遇されているという優越感や特別感を感じてもらうことができ、登録会員に店舗側が促す特定日に買物をすることを促し、また、顧客の登録会員になろうとする動機づけを強める。
登録会員になる顧客は、店舗が居住地に近い距離に位置していたり、帰宅道路線近傍に位置していたり、店舗に特別な好感を持っているファンであったりして、店舗をよく利用する顧客であり、この登録会員の顧客が店舗の売り上げに大きく貢献している、店舗の売り上げと存続を支えているといっても過言ではないものである。
実際に調査をしてみると、2割~3割の顧客(店舗で頻繁に買物をする優良顧客)によって売り上げの7割~8割を占めているという調査結果が得られる。
これは、パレートの法則(2:8の法則)と呼ばれる、顧客全体の2割である優良顧客が売上の8割をあげているという法則に概ね合致する、それは、顧客の2割から3割を占めている有力の店舗での買物維持が売り上げを維持するうえで極めて重要であることを意味している。
【0106】
[異なる2種類のカード使用顧客層が混在した買物日促し環境の作用効果]
(1)通常目印+指定日目印式カード17aと指定日目印ビンゴ式カード17bの提供(配布)は、特売日に来るだけの顧客に代表される店舗の売り上げの2割~3割を形成している7割~8割の売上低貢献度顧客と、店舗の売り上げの7割~8割を形成している2割~3割の優良顧客(会員登録制が在る場合はその多くの登録会員)とを差別化したポイントサービス環境ないし買物環境を形成する、効果的な方法である。
すなわち、通常目印+指定日目印式カード17a、指定日目印ビンゴ式カード17bのいずれのポイントカードも、売上低貢献度顧客(7割~8割の顧客)にとっては高いポイントを獲得することが難しいものであるので、売上低貢献度顧客にとってお得感が無く魅力の無いものであり、他方、獲得2割~3割の優良顧客にとっては最高ポイントや多くのポイントを獲得しやすいものであるのでお得感のある魅力的なものできるという作用効果を奏する。
(2)そして、優良顧客は、買物証明目印の付与形態(付与方法)の異なる2種類のポイントカードの内から、自分の買物スタイルに合った方のポイントカードを選択できるので、ポイント獲得の満足感が得られ、またポイントカードが1つである場合(選択枝の無い場合)の不平等感や不愉快感が生じ難くでき、優良顧客であることの特別感、満足感ないし優越感を強めたり高めたりすることができるという作用効果を奏する。
(3)異なる買物スタイルの顧客にその買物スタイルでも最高ポイントを達成することが可能な、あるいは多くのポイントを達成することが可能な二種類の買物日促しポイントカードを提供することにより、買物日促しポイントカードを使用する顧客、特に優良顧客を増やすことを可能にするという作用効果を奏する。
(4)異なる買物スタイルの2種類の顧客層に対して、それぞれがポイントを獲得しやすい異なる種類の店舗側が買物をして欲しい日に買物をするように促すポイントカードを使用することになるので、一種類のポイントカードのポイントサービス環境ないし買物環境よりも買物をして欲しい日に買物をする顧客数(特に優良顧客)を増やすことが可能になる、という作用効果を奏する。
【0107】
[第1のポイントカードと第2のポイントカードが混在するポイントサービス環境を形成するポイントカードサービス形態の技術的思想]
第1のポイントカードと、該第1のポイントカードとは買物証明目印付け箇所の形態又は買物証明目印付け箇所群の形態が異なる(例えば、買物証明目印(押印など)付け形態が、並び順ないし通し番号順に押印して行く形態、これ形態と異なる指定買物日の日付部分に押印して行く形態)の第2のポイントカードが顧客に提供され、顧客はいずれか一方のポイントカードを選択しポイントカードのサービスを利用するサービス形態を実現するものであるので、同一店舗内で第1のポイントカードを利用する第1の顧客層と第2のポイントカードを利用する第2の顧客層とが混在するポイントサービス環境を実現することを技術的思想としているものである。
例えば、本実施例1及び以下に述べる実施例に示す、通常目印+指定日目印式カード17aをはじめとする通常目印+指定日目印式カード等が第1のポイントカードに相当するとするなら、指定日目印ビンゴ式カード17bをはじめとする指定日目印ビンゴ式カード等が第2のポイントカードに相当する。
顧客は、種類の異なる二つ以上のポイントカードから、自分の買物スタイルで多く交換価値ポイントを獲得しやすいポイントカードを選択でき、また、ポイントカードを使用する顧客数を増やすことが出来る。すなわち、ポイントカードを楽しむ顧客数を増やすことができ、結果店舗の顧客好感度をあげるという作用効果を奏する。
また、ポイントカードに店舗側が買物をして欲しい日を促す仕組みや形態を、両方のポイントカードが有するものであるので、店舗側が買物をして欲しい日(指定買物日)に買物をする顧客を増やすことが期待できるという作用効果を奏する。
【0108】
図3に示す形態について]
図3において、確定記入部を確定記入部7cとしている。
確定記入部7cの図1の確定記入部7aと主に異なる点は、確定記入部7cへの記入を「顧客様記入欄」と表記した顧客が記入する欄としたこと、プラス買物証明目印付け数記入部13aを無くして、買物証明目印プラスの日表示部3aの下方にプラス買物証明目印付け数記入部13bが位置するようにし、かつ、買物証明目印プラスの日表示部3aとプラス買物証明目印付け数記入部13bを直線で連絡するようにした点にある。
確定記入部を確定記入部7cの記入が正しければ店舗側が係印を押印する係印の押印欄18を設けている。
このように、まとめ作業を顧客の記入申告形態とすることにより、顧客の思いや意識を高めることができ、また店舗側の煩雑な負担やコストを軽減できる。
【0109】
本実施例1のポイントカード1aは、通常目印+指定日目印式カード17aと指定日目印ビンゴ式カード17bを設けた形態としているが、指定日目印ビンゴ式カード17bを設けない形態、すなわち、通常目印+指定日目印式カード17aのみとするのもよい。
また、指定日目印ビンゴ式カード17bとは異なる形態のポイントカード(例えば、買物日に指定された商品を購入した場合に押印される形態など)と通常目印+指定日目印式カード17aを設けた形態とし、顧客がいずれか一方のポイントカードを選択使用する形態のポイントカードとするのもよい。
【0110】
[付記1の発明]
買物金額が所定の金額条件を満たしたことを証明する買物証明目印である通常買物証明目印(例えば、スタンプや印鑑や印章などの印影による印し、印刷による印し、シールの貼つけによる印しなど)を付ける箇所(部位、部分を含む)である買物証明目印付け箇所が配列または配置され、前記買物証明目印付け箇所に間をおかずに次次に前記通常買物証明目印を付けて行く(例えば、押印して行く)ポイントカードであって、
買物をした日が特別に指定された日にち(指定買物日)であることで、前記買物をした日の買物金額に応じた前記通常買物証明目印の付け数とは別に、プラス付けされる買物証明目印であるプラス買物証明目印(例えば、スタンプや印鑑や印章などの印影による印し、印刷による印し、シールの貼つけによる印しなど)が付けられる前記特別に指定された日にちである買物証明目印プラスの日(指定買物日)が、複数日(第1の買物証明目印プラスの日・・・第nの買物証明目印プラスの日)表示された買物証明目印プラスの日表示部(指定買物日表示部)と、
前記通常買物証明目印または前記通常買物証明目印と前記プラス買物証明目印を、縦列方向に又は横列方向に付けて行くための、前記買物証明目印付け箇所が縦列並びにあるいは横列並びに配列または配置された買物証明目印付け箇所群部と、
第1の交換価値ポイント数(例えば、買物証明目印数、該買物証明目印数とは異なるポイント数や金額など)が表示され、前段の交換価値ポイント数である前記第1の交換価値ポイント数よりも大きい第2の交換価値ポイント数(例えば、買物証明目印数、該買物証明目印数とは異なるポイント数や金額など)が表示され・・・前段の交換価値ポイント数の数字よりも大きい数字の第nの交換価値ポイント数が表示された交換価値ポイント表示部と、
前記第1の交換価値ポイント数を獲得する(獲得するための)前記第1のポイント獲得証明目印の数(第1のポイント獲得証明目印数)、前記第2の交換価値ポイント数を獲得する(獲得するための)前記第2のポイント獲得証明目印の数(第1のポイント獲得証明目印数)・・・前記第nの交換価値ポイント数を獲得する(獲得するための)第nのポイント獲得証明目印の数(第nのポイント獲得証明目印の数)が表示された交換価値ポイント獲得証明目印数表示部と、
前記第1のポイント獲得証明目印の数、前記第2のポイント獲得証明目印の数・・・前記第nのポイント獲得証明目印の数が、前記通常買物証明目印の付け数と前記プラス買物証明目印の付け数の合計数である旨を表示したポイント獲得ルール表示部と、を備え、
前記交換価値ポイント数は、価値あるもの(例えば、買物金額が表示された買物券、値引券、商品券、サービス券、旅行券、イベント鑑賞券、商品そのものなど)との交換権利が発生するポイント数(○○○円などの金額表示を含む)である、ことを特徴とするポイントカードである。
*(定義)「買物をした日が特別に指定された日にち(指定買物日)であることで、・・・プラス付けされる買物証明目印であるプラス買物証明目印」とは、買物金額にかかわらずプラス買物証明目印が付けられる(例えば、押印される)形態、又は、所定の金額以上の買物をした場合にプラス買物証明目印が付けられる形態などである。
[付記1の発明の作用効果]
買物金額が所定の金額条件を満たしたことを証明する買物証明目印である通常買物証明目印(10)(例えば、スタンプや印鑑や印章などの印影による印し、印刷による印し、シールの貼つけによる印しなど)を付ける箇所(部位、部分を含む)である買物証明目印付け箇所が配列または配置され、前記買物証明目印付け箇所に間をおかずに次次に前記通常買物証明目印(10)を付けて行くポイントカードであって、
買物をした日の買物金額に応じた前記通常買物証明目印(10)の付け数とは別に、前記買物をした日が特別に指定された日にち(指定買物日)であることでプラス付けされる買物証明目印であるプラス買物証明目印(11)、(11b)、(11c)(例えば、スタンプや印鑑や印章などの印影による印し、印刷による印し、シールの貼つけによる印しなど)が付けられる、前記特別に指定された日にち(指定買物日)である買物証明目印プラスの日(指定買物日)が複数日(第1の買物証明目印プラスの日・・・第nの買物証明目印プラスの日)表示された買物証明目印プラスの日表示部(3a)、(3b)、~(3f)と、
前記第1の交換価値ポイント数を獲得する前記第1のポイント獲得証明目印の数、前記第2の交換価値ポイント数を獲得する前記第2のポイント獲得証明目印の数・・・前記第nの交換価値ポイント数を獲得する第nの買物証明目印の数が、前記通常買物証明目印の付け数と前記プラス買物証明目印の付け数の合計の数である旨を表示したポイント獲得ルール表示部(22)と、
という形態を発明特定事項としているものであるので以下に述べるような作用効果を奏する。
(1)[ア]来店頻繁優良顧客(例えば、店舗近隣に住み時間が自由な高齢者など)は、指定買物日に来店して買物をすることが容易であるので、指定買物日の買物でプラス押印(プラス買物証明目印(11)、(11b)、(11c))を多く獲得してポイントを稼ぎ増やすことが容易であり、よって、来店頻繁優良顧客の指定買物日での買物行動の確率を高め、[イ]他方、高額買物優良顧客は、いつ買物をしても買物金額に応じた通常買物証明目印が得られるので、指定買物日での買物によるプラス押印が得られなくても、強い不公平感を感じ難いとともに、一部の指定買物日に来店し買物をすることが期待できる。
よって、全体として指定買物日に来店して買物をする優良顧客を多くすることが実現されるという、作用効果を奏する。
(2)技術的思想は、一回の買物金額の少ないが来店頻度を多くできる来店頻繁優良顧客層が指定買物日の多くに来店することで多くのポイントを獲得でき、他方、一回の買物金額が高額で頻繁な来店が出来難い高額買物優良顧客層が買物金額に応じたポイントを確実に獲得できかつ指定買物日で買物をすれば追加のプラスポイントをポイント数を増やすことが出来、よって、いずれの顧客層も不公平感や損感を抱くことなくポイントカードサービスを使用でき、高額買物優良顧客層の指定買物日での買物行動を多くすることができる。
(3)買物証明目印プラスの日(指定買物日)に通常買物証明目印(10)とは別にプラス買物証明目印(11)、(11b)、(11c)が追加されるというお得感から、顧客が買物をする日(例えば、来店しての買物日や注文配達による買物日など)を、買物証明目印プラスの日(指定買物日)にしようとする動機、欲求や意志などを促し強め誘う作用効果を奏し、他方、店舗側にとっては、買物をしてほしい日(指定買物日)に顧客が買物をするように促すことができる。
これにより、例えば、指定買物日が競合店の特売日と重なる場合において、競合店に行かずに通常目印+指定日目印式カードを発行している店舗で買物をしてくれる顧客が出る可能性を強める、また、競合店の特売日で買物をするが、通常目印+指定日目印式カードの発行店でも買物(例えば、競合店の特売品以外のものは通常目印+指定日目印式カード発行店で購入するなど)をする顧客が生まれる可能性を強める、など指定買物日に買物をする顧客の発生を促すという作用効果を奏する。
(4)一回の買物でまとめ買い的に大量に購入し一定期間内(例えば、約1ヶ月期間内)の購入金額が高額の優良顧客(例えば、冷凍品や日持ちの良い食品などをまとめて購入する顧客、人数の多い家族構成の顧客、食い盛りの子供や青年のいる家族構成の顧客、社員食堂を営む顧客、寮の食堂を営む顧客、飲食店を営む顧客など)にとって、その月の買物金額に応じた押印数(=ポイント数)が獲得でき、かつ、指定買物日に買物をすれば通常買物証明目印(10)の押印とは別にプラス押印(プラス買物証明目印(11)、(11b)、(11c))を得られるので、お得感や好感度が増し、後述する指定日目印ビンゴ式カード(17b)、(17c)の使用顧客との混在環境であっても不公平感や不愉快感を起こさせないので、こうした優良顧客の店舗への好感度、来店頻度や売上貢献度、それらを維持するのに役立つ、それらを高めるのに役立つ又はそれらが低下を小さくするのに役立つ、という作用効果を奏する。
【実施例0111】
図5に示す本発明の実施例2において前記実施例1と主に異なる点は、指定日目印ビンゴ式カード17bをポイントカード17cに変えたポイントカード1bを形成した点にある。
ポイントカード17cの通常目印+指定日目印式カード17aと主に異なる点は、
買物証明目印付け箇所群部33aの右隣に買物証明目印付け箇所群部33aと同じマトリックス形態で該買物証明目印付け箇所群部33aの買物証明目印付け箇所f1~f9に表示された日にちとは異なる日にちが表示された買物証明目印付け箇所群部33bを設け、
買物証明目印付け箇所群部33bの買物証明目印付け箇所を買物証明目印付け箇所f10~f18とし、
買物証明目印付け箇所群部33bの買物証明目印付け箇所f10に7日(木)を表示し、買物証明目印付け箇所f12に16日(月)を表示し、買物証明目印付け箇所f16に21日(木)を表示し、買物証明目印付け箇所f18に9日(土)を表示し、買物証明目印付け箇所f11、f13、f14、f15、f17にFREE表示をし、
ビンゴポイント説明部をビンゴポイント説明部35bとして、全部ビンゴ成立数(オールビンゴ、全列成立の数)を16ビンゴとし、ビンゴ数とポイント数の関係を以下のようにした、点にある。
1ビンゴで30ポイント
2ビンゴで60ポイント
3ビンゴで100ポイント
4ビンゴで150ポイント
5ビンゴで160ポイント
6ビンゴで220ポイント
7ビンゴで300ポイント
8ビンゴで400ポイント
9ビンゴで510ポイント
10ビンゴで650ポイント
11ビンゴで770ポイント
12ビンゴで900ポイント
13ビンゴで1000ポイント
14ビンゴで1200ポイント
15ビンゴで1350ポイント
16ビンゴで1500ポイント
買物証明目印付け箇所f10~f18の全部に日にちを表示する形態もよいし、一部に日にちを表示するもよいが、買物証明目印付け箇所群部33aの買物証明目印付け箇所に表示された日にちとは異なる日にちを表示する形態とする。
【0112】
[通常目印+指定日目印式カード(17a)の交換価値ポイント数確定形態]
前記実施例1の通常目印+指定日目印式カード(17a)の交換価値ポイント数確定形態は、買物証明目印付け箇所群部(4a)の買物証明目印付け箇所(a1)、(a2)~(a54)に、買物金額に応じた数の通常買物証明目印(10)または通常買物証明目印(10)とプラス買物証明目印(11)を、間をおかずに次次に付けて行く目印付け形態であり、かつ、通常買物証明目印(10)の数(買物証明目印付け箇所群部(4a)に付けられた数)とプラス買物証明目印(11)の数(買物証明目印付け箇所群部(4a)に付けられた数又は他の箇所に付けられた数)の合計数によって交換価値ポイント数が確定する交換価値ポイント数確定形態である。
括弧の符号は理解し易くするためのものであって、交換価値ポイント数確定形態の技術的思想をそれのみに限定するものではない。
他の実施例の通常目印+指定日目印式カード(17d)、(17e)~、(17j)の交換価値ポイント数確定形態の技術的思想も同様である。
【0113】
[指定日目印ビンゴ式カード(17b)の交換価値ポイント数確定形態]
前記実施例1の指定日目印ビンゴ式カード(17b)の交換価値ポイント数確定形態は、店舗側が顧客に買物をして欲しい日にち8指定買物日)が表示された買物証明目印付け箇所(f1)、(f2)~、(f9)をマトリックス形態(ビンゴの成立が形成される形態)に配列または配置された買物証明目印付け箇所群部(33a)が表示され、指定買物日に来店買物をすると該指定買物日の日付が表示された買物証明目印付け箇所(f1)、(f2)~、(f9)のいずれか)に買物証明目印が付けられ(ここでは押印)、買物証明目印付け箇所群部(33a)上の買物証明目印の列によって成立したビンゴの成立数によって交換価値ポイント数が確定する交換価値ポイント数確定形態である。
括弧の符号は理解し易くするためのものであって、交換価値ポイント数確定形態の技術的思想をそれのみに限定しないものである。
本実施例2の指定日目印ビンゴ式カード17cの交換価値ポイント数確定形態の技術的思想も同様である。
【0114】
第1の交換価値ポイント数確定形態の第1のポイントカードと、確定ポイント形態が前記第1の交換価値ポイント数確定形態とは異なる第2のポイントカードの具体例として、通常目印+指定日目印式カード(17a)(第1の交換価値ポイント数確定形態の第1のポイントカード)と指定日目印ビンゴ式カード(17b)(第2の交換価値ポイント数確定形態の第2のポイントカード)であり、その技術的思想は、第1の交換価値ポイント数確定形態と第2の交換価値ポイント数確定形態が異なる形態である点にある。
【実施例0115】
図6に示す本発明の実施例3において前記実施例1と主に異なる点は、通常目印+指定日目印式カードを通常目印+指定日目印式カード17dとしたポイントカード1cを形成した点にある。
通常目印+指定日目印式カード17dの通常目印+指定日目印式カード17a(実施例1)との主に異なる点は、
買物証明目印プラスの日表示部3b(カレンダー)を設けない形態とし、よって買物証明目印プラスの日表示部は買物証明目印プラスの日表示部3aのみとし、
買物証明目印付け箇所群部を、横列5箇所(ここでは5欄)、縦列11箇所(ここでは11欄)、買物証明目印付け箇所の総数を55箇所(ここでは55欄)形態の買物証明目印付け箇所群部4bとし、
交換価値ポイント獲得証明目印数表示部を、獲得証明目印数5個、10個、15個、20個、25個、30個、35個、40個、45個、50個とした交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6bとし、
交換価値ポイント表示部を、20円(獲得証明目印数5個)、50円(獲得証明目印数10個)、80円(獲得証明目印数15個)、130円(獲得証明目印数20個)、210円(獲得証明目印数25個)、330円(獲得証明目印数30個)、500円(獲得証明目印数35個)、730円(獲得証明目印数40個)、1030円(獲得証明目印数45個)、1500円(獲得証明目印数50)とした交換価値ポイント表示部5bとし、
買物証明目印プラスの日説明部24(指定買物日説明部)とビンゴの日目印説明部25を設けない形態とし、
ルール説明部を、
「(1)[水曜市]の日はスタンプの無い日(スタンプ押印は行わない日)です。
(2)お買い物券最高金額は1500円です。通常スタンプの最大数は55スタンプです。
(3)円獲得ルール
[お買物スタンプと+plusスタンプの合計押印数によって獲得お買い物券金額が確定します]
1行の全ての欄を埋めるスタンプで右端欄のお買い物券獲得権利が発生します。
例えば、合計スタンプ数が44の場合、獲得お買い物券金額は40スタンプの730円となります。
No41、42、43、44の4スタンプは翌月繰り越しのスタンプNo1、2、3、4となります(繰り越し最大スタンプ数は5スタンプまでです)。
(4)サービス券交換日(お買い物券のお渡し日)及び翌月のカードのお渡しは、当月の末日、翌月1日、2日、3日の4日です。」という表記からなるルール説明部37a-2とし、
確定記入部を、確定ポイント数記入部16に記入する交換価値ポイント表示部5bの確定ポイント数(ここでは「○○円」)を獲得している交換価値ポイント獲得証明目印数表示6bの獲得証明目印数を記入する交換価値ポイント獲得証明目印数記入部40を設けた確定記入部7a-2とし(買物証明目印合計数から交換価値ポイント獲得証明目印数を引いて翌月繰越押印数記入部15に記入する翌月繰越押印数を算出し易くした)た、点にある。
買物証明目印付け箇所群部4bを有するポイントカード1cは通常目印+指定日目印式カードである。
【実施例0116】
図7に示す本発明の実施例4において前記実施例1と主に異なる点は、通常目印+指定日目印式カードを通常目印+指定日目印式カード17eとしたポイントカード1dを形成した点にある。
通常目印+指定日目印式カード17eの通常目印+指定日目印式カード17a(実施例1)との主に異なる点は、
買物証明目印プラスの日表示部3b(カレンダー)を設けない形態とし、
買物証明目印プラスの日表示部を、プラス買物証明目印付け箇所c1~c8及びプラス買物証明目印付け数記入部13aを設けない形態である買物証明目印プラスの日表示部3d(指定買物日表示部)とし、
買物証明目印付け箇所群部を、横列5箇所(ここでは5欄)、縦列11箇所(ここでは11欄)、買物証明目印付け箇所の総数を55箇所(ここでは55欄)形態の買物証明目印付け箇所群部4cとし、
交換価値ポイント獲得証明目印数表示部を、獲得証明目印数を5個、10個、15個、20個、25個、30個、35個、40個、45個、50個とした交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6cとし、
交換価値ポイント表示部を、50ポイント(獲得証明目印数5個)、100ポイント(獲得証明目印数10個)、200ポイント(獲得証明目印数15個)、350ポイント(獲得証明目印数20個)、600ポイント(獲得証明目印数25個)、900ポイント(獲得証明目印数30個)、1300ポイント(獲得証明目印数35個)、1800ポイント(獲得証明目印数40個)、2400ポイント(獲得証明目印数45個)、3000ポイント(獲得証明目印数50)とした交換価値ポイント表示部5cとし、
買物証明目印プラスの日説明部24、ビンゴの日目印説明部25を設けない形態とし、点にある。
買物証明目印付け箇所群部4cを有するポイントカード1dは通常目印+指定日目印式カードである。
【0117】
図7を参照して使用状態例を説明する。
買物証明目印付け箇所群部4cの買物証明目印付け箇所に買物金額に応じた通常買物証明目印10を押印して行き、買物証明目印プラスの日(指定買物日)に所定以上の金額の買物をした場合は、押印された通常買物証明目印10に続く買物証明目印付け箇所にプラス買物証明目印11bを押印し、かつ、買物証明目印プラスの日表示部3d(指定買物日表示部)の該当する日付にないし該日付の近傍に箇所にプラス買物証明目印11bを押印する、押印形態としている。
【実施例0118】
図8に示す本発明の実施例5において前記実施例1と主に異なる点は、通常目印+指定日目印式カードを通常目印+指定日目印式カード17fとしたポイントカード1eを形成した点にある。
通常目印+指定日目印式カード17fの通常目印+指定日目印式カード17a(実施例1)との主に異なる点は、
買物証明目印プラスの日表示部3b(カレンダー)を設けない形態とし、
買物証明目印プラスの日表示部を、プラス買物証明目印付け数記入部13aの下方に通常買物証明目印10の付け数(合計数)を記入する通常買物証明目印合計数記入部12bを設け、通常買物証明目印10の付け数(合計数)とプラス買物証明目印11の付け数とを足した数である買物証明目印合計数を記入するための買物証明目印合計数記入部14bを設け、プラス買物証明目印付け箇所列Caの右隣にプラス買物証明目印付け箇所列Cbを設けた形態の買物証明目印プラスの日表示部3e(指定買物日表示部)とし、
買物証明目印プラスの日説明部24、ビンゴの日目印説明部25を設けない形態とし、
買物証明目印付け箇所群部を、横列10箇所(ここでは10欄)、縦列6箇所(ここでは6欄)、買物証明目印付け箇所の総数を60箇所(ここでは60欄)形態の買物証明目印付け箇所群部4dとし、
交換価値ポイント獲得証明目印数表示部を、買物証明目印数を10個、20個、30個、40個、50個とした交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6dとし、
交換価値ポイント表示部を、100ポイント(交換価値ポイント獲得ポイント数10個)、350ポイント(交換価値ポイント獲得ポイント数20個)、900ポイント(交換価値ポイント獲得ポイント数30個)、1800ポイント(交換価値ポイント獲得ポイント数400個)、3000ポイント(交換価値ポイント獲得ポイント数50個)と表示した交換価値ポイント表示部5dとし、
ルール説明部を、サービス券渡し日表示部23につづいて、「スタンプPlua+の日は、+スタンプ欄に1000円以上お買物(消費税除く)で、スタンプを当日1つのみプラスします。」と買物証明目印プラスの日に買物をすると通常買物証明目印10以外にプラス買物証明目印11がプラス押印される旨を表示した買物証明目印プラスの日説明部30(指定買物日説明部)を設け、続けて、「1000円を超えるごとに1スタンプを押印します。例えば、3800円のお買物では3スタンプを押印します。」と通常買物証明目印10の押印ルールを説明した通常買物証明目印押印ルール説明部31を設けた形態のルール説明部37cと、した点にある。
買物証明目印付け箇所群部4dを有するポイントカード1eは通常目印+指定日目印式カードである。
【0119】
[買物証明目印プラスの日表示部3e]
買物証明目印プラスの日表示部3eは、
買物証明目印プラスの日(指定買物日)の4日(月)、18日(月)、25日(月)をプラス買物証明目印11が2個付けられる「+スタンプ2個の日」とし、それ以外の日日(1日(月)、11日(月)、)14日(木)、22日(金)、28日(木))を「+スタンプ1個の日」とし、
プラス買物証明目印付け箇所列Cbの1日(月)、11日(月)、)14日(木)、22日(金)、28日(木)のプラス買物証明目印11を付ける箇所であるプラス買物証明目印付け箇所は×印を設けてプラス買物証明目印11を付けることが出来ない箇所であることを示し、
プラス買物証明目印付け箇所列Cbの4日(月)、18日(月)、25日(月)に対応するプラス買物証明目印付け箇所は空欄とし、
プラス買物証明目印付け箇所Caのプラス買物証明目印付け箇所は全て空欄とし、
「+スタンプ2個の日」に買物をしたときは、その買物証明目印プラスの日の横のプラス買物証明目印付け箇所列Caとプラス買物証明目印付け箇所列Cbのプラス買物証明目印付け箇所にそれぞれ1個ずつ計2個のプラス買物証明目印11が付けられるようにしている。
上記形態は一例であって、買物証明目印プラスの日(指定買物日)に買物をした場合にプラス買物証明目印11が3個付けられるないしそれ以上が押印される日が一部にある、あるいは、全指定買物日が3個付ないしそれ以上押印される形態。プラス買物証明目印11を1個付けられる日、2個付けられる日、3個付けられる日ないしそれ以上付けられる日など、多様な形態がある。
【実施例0120】
図9に示す本発明の実施例6において前記実施例5と主に異なる点は、
交換価値ポイント表示部5dと交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6dの配置箇所を、買物証明目印付け箇所群部4dから離れた位置に並べて配置した、点にある。
買物証明目印付け箇所群部4dを有するポイントカード1fは目印累積式ポイントカードである。
【実施例0121】
図10に示す本発明の実施例7において前記実施例1と主に異なる点は、通常目印+指定日目印式カードを通常目印+指定日目印式カード17hとしたポイントカード1gを形成した点にある。
【0122】
[通常目印+指定日目印式カード17h]
通常目印+指定日目印式カード17hは、円形態の買物証明目印付け箇所ab1~ab55、買物証明目印プラスの日表示部3f(指定買物日表示部)、買物証明目印付け箇所群部4e、交換価値ポイント表示部5e、交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6e、確定記入部7aと、ルール説明部37cが印刷により表示された形態となっている。
【0123】
[買物証明目印付け箇所ab1~ab55]
買物証明目印付け箇所ab1~ab55は、買物金額が所定の金額条件を満たしたことを証明する買物証明目印である通常買物証明目印10を1個付ける箇所(部位、部分を含む)で、ここでは円形態で1~55の通し番号が表示されている。
買物証明目印付け箇所ab1~ab55は、通常買物証明目印10または通常買物証明目印10と前記プラス買物証明目印11を、間をおかずに次次に横列方向に付けて行くためのものである。
【0124】
[買物証明目印付け箇所群部4e]
買物証明目印付け箇所群部4eは、買物証明目印付け箇所ab1~ab55を1行目と2行目を20個横並び、3行目を15個横列並びの配列形態又は配置形態としたものである。
買物証明目印は通し番号順に向けて付けて行く。
買物証明目印付け箇所群部4eを有するポイントカード1gは通常目印+指定日目印式カードである。
【0125】
[交換価値ポイント表示部5e]
交換価値ポイント表示部5eは、第1の交換価値ポイント数5e1、第2の交換価値ポイント数5e2、
第3の交換価値ポイント数5e3、第4の交換価値ポイント数5e4、第5の交換価値ポイント数5e5からなっていて、
第1の交換価値ポイント数5e1は交換価値ポイント数100ポイントを表示し、
第2の交換価値ポイント数5e2は交換価値ポイント数350ポイントを表示し、
第3の交換価値ポイント数5e3は交換価値ポイント数900ポイントを表示し、
第4の交換価値ポイント数5e4は交換価値ポイント数1800ポイントを表示し、
第5の交換価値ポイント数5e5は交換価値ポイント数3000ポイントを表示し、
た形態となっている。
【0126】
[交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6e]
交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6eは、買物証明目印付け箇所群部4eの、
買物証明目印10個を示す買物証明目印付け箇所ab10、
買物証明目印20個を示す買物証明目印付け箇所ab20、
買物証明目印30個を示す買物証明目印付け箇所ab30、
買物証明目印40個を示す買物証明目印付け箇所ab40、
買物証明目印50個を示す買物証明目印付け箇所ab50、
とからなっている。
【0127】
[交換価値ポイント表示部5eと交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6eの関連付け]
交換価値ポイント表示部5eと交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6eの関連付け表示形態は、
買物証明目印付け箇所ab10の上部に、該買物証明目印付け箇所ab10から吹出し形態で設けられた吹出し枠に「100ポイント」を表示した形態で第1の交換価値ポイント数5e1が設けられ、
買物証明目印付け箇所ab20の上部に、該買物証明目印付け箇所ab20から吹出し形態で設けられた吹出し枠に「350ポイント」を表示した形態で第2の交換価値ポイント数5e2が設けられ、
買物証明目印付け箇所ab30の上部に、該買物証明目印付け箇所ab30から吹出し形態で設けられた吹出し枠に「900ポイント」を表示した形態で第3の交換価値ポイント数5e3が設けられ、
買物証明目印付け箇所ab40の上部に、該買物証明目印付け箇所ab40から吹出し形態で設けられた吹出し枠に「1800ポイント」を表示した形態で第4の交換価値ポイント数5e4が設けられ、
買物証明目印付け箇所ab50の上部に、該買物証明目印付け箇所ab50から吹出し形態で設けられた吹出し枠に「3000ポイント」を表示した形態で第5の交換価値ポイント数5e5が設けられ、
以上のような形態となっている。
【0128】
[買物証明目印プラスの日表示部3f]
買物証明目印プラスの日表示部3fは、第1の買物証明目印プラスの日b1~第8の買物証明目印プラスの日b8がその日にちを表示した欄を横並びに配列または配置した形態である。
買物をした日のプラス買物証明目印11の押印は第1の買物証明目印プラスの日b1~第8の買物証明目印プラスの日b8の日付の上などに押印するのがよい。
【0129】
[集計部45]
買物証明目印付け箇所のab55の右横には通常買物証明目印10の付け数を記入する通常買物証明目印数記入部46が設けられ、買物証明目印プラスの日表示部3fの右横にはプラス買物証明目印11の付け数を記入するプラス買物証明目印数記入部47が設けられ、その右横には通常買物証明目印10の付け数とプラス買物証明目印11の付け数の合計数を記入する買物証明目印合計数記入部48が設けられている。
【0130】
プラス買物証明目印11を買物証明目印付け箇所群部4e欄に押印するのであれば、カード使用終了後に通常買物証明目印10の押印に続ける形態で押印するのがよい(図2参照)。
【実施例0131】
図11に示す本発明の実施例8において前記実施例7と主に異なる点は、通常目印+指定日目印式カードを通常目印+指定日目印式カード17iとしたポイントカード1hを形成した点にある。
【0132】
[通常目印+指定日目印式カード17i]
通常目印+指定日目印式カード17iは、枠無し(視認できる枠無し/欄無し)の買物証明目印付け箇所ac1~ac5、買物証明目印プラスの日表示部3f、買物証明目印付け箇所群部4f、交換価値ポイント表示部5f、交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6f、確定記入部7aと、ルール説明部37cが印刷により表示された形態となっている。
【0133】
[買物証明目印付け箇所ac1~ac55]
買物証明目印付け箇所ac1~ac55は、買物金額が所定の金額条件を満たしたことを証明する買物証明目印である通常買物証明目印10を1個付ける箇所(部位、部分を含む)で、ここでは1~55の通し番号のみが表示されている。
【0134】
[買物証明目印付け箇所群部4f]
買物証明目印付け箇所群部4fは、買物証明目印付け箇所ac1~ac55を1行目と2行目を20個横並び、3行目を15個横列並びの配列形態又は配置形態としたものである。
買物証明目印は通し番号順に向けて付けて行く。
【0135】
[交換価値ポイント表示部5f]
交換価値ポイント表示部5fは、第1の交換価値ポイント数5f1、第2の交換価値ポイント数5f2、
第3の交換価値ポイント数5f3、第4の交換価値ポイント数5f4、第5の交換価値ポイント数5f5からなっていて、
第1の交換価値ポイント数5f1は交換価値ポイント数100ポイントを表示し、
第2の交換価値ポイント数5f2は交換価値ポイント数350ポイントを表示し、
第3の交換価値ポイント数5f3は交換価値ポイント数900ポイントを表示し、
第4の交換価値ポイント数5f4は交換価値ポイント数1800ポイントを表示し、
第5の交換価値ポイント数5f5は交換価値ポイント数3000ポイントを表示し、
た形態となっている。
【0136】
[交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6f]
交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6fは、買物証明目印付け箇所群部4fの、
買物証明目印10個を示す買物証明目印付け箇所ac10、
買物証明目印20個を示す買物証明目印付け箇所ac20、
買物証明目印30個を示す買物証明目印付け箇所ac30、
買物証明目印40個を示す買物証明目印付け箇所ac40、
買物証明目印50個を示す買物証明目印付け箇所ac50、
とからなっている。
【0137】
[交換価値ポイント表示部5fと交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6fの関連付け]
交換価値ポイント表示部5fと交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6fの関連付け表示形態は、
買物証明目印付け箇所ac10の上部で買物証明目印付け箇所の配列線上又は配置線上に、大きな丸枠形態で内に「100ポイント」を表示した形態で第1の交換価値ポイント数5f1が設けられ、
買物証明目印付け箇所ac20の上部で買物証明目印付け箇所の配列線上又は配置線上に、大きな丸枠形態で内に「350ポイント」を表示した形態で第2の交換価値ポイント数5f2が設けられ、
買物証明目印付け箇所ac30の上部で買物証明目印付け箇所の配列線上又は配置線上に、大きな丸枠形態で内に「900ポイント」を表示した形態で第3の交換価値ポイント数5f3が設けられ、
買物証明目印付け箇所ac40の上部で買物証明目印付け箇所の配列線上又は配置線上に、大きな丸枠形態で内に「1800ポイント」を表示した形態で第4の交換価値ポイント数5f4が設けられ、
買物証明目印付け箇所ac50の上部で買物証明目印付け箇所の配列線上又は配置線上に、大きな丸枠形態で内に「3000ポイント」を表示した形態で第5の交換価値ポイント数5f5が設けられ、
以上のような形態となっている。
通常買物証明目印10は買物証明目印付け箇所群部4fの買物証明目印付け箇所ac1から通し番号順に間をおかずに押印して行く。
買物証明目印付け箇所群部4fを有するポイントカード1hは通常目印+指定日目印式カードである。
【実施例0138】
図12に示す本発明の実施例9において前記実施例5と主に異なる点は、買物証明目印付け箇所群部を買物証明目印付け箇所群部4gとした点にある。
買物証明目印付け箇所群部4gは、四角形の枠・欄形態の買物証明目印付け箇所配に通し番号を付しない空白形態とし、買物証明目印付け箇所群部4gの上部に通し番号である横列番号50を表示し、買物証明目印付け箇所群部4gの左側に通し番号である縦列番頭51を表示した形態とし、下部に同じ桝欄からなり各桝欄に買物証明目印プラスの日の日付が表示された買物証明目印プラスの日表示部3bを配置した形態としている。
買物証明目印プラスの日表示部3bは、日付が表示された各桝欄がプラス買物証明目印付け箇所であり、日付(指定買物日)の上にプラス買物証明目印11を押印する。
買物証明目印付け箇所群部4gを有するポイントカードは通常目印+指定日目印式カードである。
【実施例0139】
図13に示す本発明の実施例10において前記実施例8と主に異なる点は、買物証明目印付け箇所群部を買物証明目印付け箇所群部4hとした点にある。
買物証明目印付け箇所群部4hは、
1行目に1~20の通し番号である番号g1~g20が横並びに配置され、2行目に21~40の通し番号である番号g21~g40が横並びに配置され、3行目に41~55の通し番号である番号g41~g55が横並びに配置された通し番号部Gが設けられ、
番号g1~g55の下に円枠形態の買物証明目印付け箇所ad1~ad55が設けられ、
買物証明目印付け箇所ad1~ad9、買物証明目印付け箇所ad11~ad19、買物証明目印付け箇所ad21~ad29、買物証明目印付け箇所ad31~ad39、買物証明目印付け箇所ad41~ad49、買物証明目印付け箇所ad51~ad55は空白円であり、
買物証明目印付け箇所ad10は大きな円枠形態で内に「100ポイント」と表示され、
買物証明目印付け箇所ad20は大きな円枠形態で内に「350ポイント」と表示され、
買物証明目印付け箇所ad30は大きな円枠形態で内に「900ポイント」と表示され、
買物証明目印付け箇所ad40は大きな円枠形態で内に「1800ポイント」と表示され、
買物証明目印付け箇所ad50は大きな円枠形態で内に「3000ポイント」と表示され、
買物証明目印付け箇所ad10、買物証明目印付け箇所ad20、買物証明目印付け箇所ad30、買物証明目印付け箇所ad40、買物証明目印付け箇所ad50とで交換価値ポイント表示部5fを形成している。
物証明目印付け箇所ad1~ad55に通常買物証明目印10または通常買物証明目印10と前記プラス買物証明目印11を、間をおかずに次次に横列方向に付けて行く。
買物証明目印付け箇所群部4hを有するポイントカードは通常目印+指定日目印式カードである。
【実施例0140】
図14に示す本発明の実施例11において前記実施例1と主に異なる点は、通常目印+指定日目印式カードを通常目印+指定日目印式カード17jとしたポイントカード1iを形成した点にある。
通常目印+指定日目印式カード17jは、
前記実施例1の通常目印+指定日目印式カード17aにおける買物証明目印プラスの日表示部3aを設けていない形態とし、
買物証明目印プラスの日表示部3aの下側に、プラス買物証明目印の付け数の合計数を記入するプラス買物証明目印付け数記入部13cを設けた形態とし、
買物証明目印プラスの日表示部3b(カレンダー)の買物証明目印プラスの日(「★ST+」が表示されている日)に、ハート形状のプラス買物証明目印11c(プラスポイント)を表示日にちの上に押印するようにし、プラス買物証明目印付け数記入部13cにプラス買物証明目印の付け合計数を顧客又は店側が記入するようにしたものである。
【0141】
買物証明目印プラスの日表示部3b(カレンダー)の買物証明目印プラスの日(「★ST+」が表示されている日)の日にち表示(日付箇所・日付部位)欄(1、4、11、14、18、22、25、28の数字欄)は買物証明目印付け箇所cb1~cb8である。
【0142】
また、確定記入部を、買物証明目印合計数記入部14、確定ポイント数記入部16、翌月繰越押印数記入部15とからなる確定記入部7bとしている。
【0143】
[使用状況例]
買物証明目印付け箇所cb2、cb3、cb4、cb6、cb7、cb8の6箇所にハート形状のプラス買物証明目印11cが押印されてる。
買物証明目印付け箇所群部4aの買物証明目印付け箇所a1~a43に通常買物証明目印10が押印されている。
カードの使用完了後に、買物証明目印付け箇所a44~a49の6箇所にプラス買物証明目印11cを押印している。
通常買物証明目印10の押印数とプラス買物証明目印11cの押印数の合計数である49が買物証明目印合計数記入部14に記入され、ポイント獲得買物証明目印数は49目印の手前の48目印であるので、48目印の交換価値ポイント数は1000ポイントであり、該1000ポイントの1000が買物証明目印合計数記入部16に記入している。
押印数の合計数である49目印からポイント獲得買物証明目印数は48目印を差引いた1目印数が、翌月繰越押印数(翌月繰越ポイント数、翌月繰越買物証明目印数)として翌月繰越押印数記入部15に(49-48=1)と記入している。
買物証明目印付け箇所群部4aを有するポイントカード1iは通常目印+指定日目印式カードである。
【実施例0144】
図15に示す本発明の実施例12は実施例1~実施例11で示した買物証明目印付け箇所群部とは異なる形態の買物証明目印付け箇所群部4i、4jを示している。
[買物証明目印付け箇所群部4i]
(a)図に示す買物証明目印付け箇所群部4iは、
1行目の列に3個の四角形に1~3の通し番号を表示した形態の買物証明目印付け箇所を3個配列または配置し、
2行目の列に4個の四角形に4~7の通し番号を表示した形態の買物証明目印付け箇所を4個配列または配置し、
3行目の列に5個の四角形に8~12の通し番号を表示した形態の買物証明目印付け箇所を5個配列または配置し、
4行目の列に6個の四角形に13~18の通し番号を表示した形態の買物証明目印付け箇所を6個配列または配置し、
5行目の列に7個の四角形に19~25の通し番号を表示した形態の買物証明目印付け箇所を7個配列または配置し、
6行目の列に8個の四角形に26~33の通し番号を表示した形態の買物証明目印付け箇所を8個配列または配置し、
7行目の列に9個の四角形に34~42の通し番号を表示した形態の買物証明目印付け箇所を9個配列または配置し、
8行目の列に10個の四角形に43~51の通し番号を表示した形態の買物証明目印付け箇所を10個配列または配置し、た形態である。
買物証明目印付け箇所群部4iを有するポイントカードは通常目印+指定日目印式カードである。
【0145】
買物証明目印付け箇所群部4iの右側縦列の数字(3、7、12、18、25、33、42、51)は交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6hを形成している。
交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6hの右隣に右側縦列の数字(3、7、12、18、25、33、42、51)が獲得する交換価値ポイント数(5ポイント、10ポイント、300ポイント、500ポイント、900ポイント、1400ポイント、2000ポイント、3000ポイント)を表示した交換価値ポイント表示部5gが設けられている。
【0146】
[買物証明目印付け箇所群部4j]
(b)図に示す買物証明目印付け箇所群部4jの形態は、
1行目の列に10個の四角形に1~10の通し番号を表示した形態の買物証明目印付け箇所を10個配列または配置し、
2行目の列に9個の四角形に11~19の通し番号を表示した形態の買物証明目印付け箇所を9個配列または配置し、
3行目の列に8個の四角形に20~27の通し番号を表示した形態の買物証明目印付け箇所を8個配列または配置し、
4行目の列に7個の四角形に28~34の通し番号を表示した形態の買物証明目印付け箇所を7個配列または配置し、
5行目の列に6個の四角形に35~40の通し番号を表示した形態の買物証明目印付け箇所を6個配列または配置し、
6行目の列に5個の四角形に41~45の通し番号を表示した形態の買物証明目印付け箇所を5個配列または配置し、
7行目の列に5個の四角形に46~50の通し番号を表示した形態の買物証明目印付け箇所を5個配列または配置した、形態である。
買物証明目印付け箇所群部4jを有するポイントカードは通常目印+指定日目印式カードである。
【0147】
買物証明目印付け箇所群部4iの右側縦列の数字(10、19、27、34、40、45、50)は交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6iを形成している。
交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6iの右隣に右側縦列の数字(10、19、27、34、40、45、50)が獲得する交換価値ポイント数(200ポイント、500ポイント、800ポイント、1000ポイント、1500ポイント、2000ポイント、3000ポイント)を表示した交換価値ポイント表示部5hが設けられている。
【実施例0148】
図16に示す本発明の実施例13は、実施例1~12のポイントカードが実現するポイントカードの提供方法53であり、それは以下のようなステップを含む構成となっている。
買物金額が所定の金額条件を満たしたことを証明する買物証明目印(例えば、スタンプや印鑑や印章などの印影による印し、印刷による印し、シールの貼つけによる印しなど)を付ける箇所である買物証明目印付け箇所を配列または配置した買物証明目印付け箇所群部を有し、価値あるもの(例えば、金額が表示された買物券、値引券、商品券、金額が表示されたサービス券、旅行券、イベント鑑賞券、景品、商品そのものなど)と交換されるポイント数である交換価値ポイント数が定められ、前記買物金額に応じた数の前記買物証明目印が前記買物証明目印付け箇所に付けられて行く形態のポイントカード(例えば、実施例1のポイントカード1a)の提供方法であって、
ポイントカードは、
前記買物証明目印を付ける箇所(部位、部分を含む)である第1の買物証明目印付け箇所(例えば、買物証明目印付け箇所a1~a54)を配列または配置した第1の買物証明目印付け箇所群部(例えば、物証明目印付け箇所群部4a)を有し、買物をした日の買物金額に応じた買物証明目印(例えば、通常買物証明目印10)の付け数とは別に、前記買物をした日が特別に指定された日にちであることでプラス付けされる買物証明目印であるプラス買物証明目印(例えば、プラス買物証明目印11)が付けられる、前記特別に指定された日にちである買物証明目印プラスの日(指定買物日)が複数日(例えば、買物証明目印プラスの日b1~b8)表示された買物証明目印プラスの日表示部(例えば、買物証明目印プラスの日表示部3a)が設けられ、前記交換価値ポイント数確定形態が第1の交換価値ポイント数確定形態(例えば、交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6a(交換価値ポイント獲得ポイント数表示部)に示される買物証明目印(ポイント)の数と交換価値ポイント表示部5aに示される交換価値ポイント数の関係)である、台紙2の表面(カードの表面2a)に表示された第1のポイントカード(例えば、通常目印+指定日目印式カード17a)と、
前記買物証明目印を付ける箇所(部位、部分を含む)である第2の買物証明目印付け箇所(例えば、買物証明目印付け箇所f1~f9)を3横列×3縦列マトリックス形態(前記買物証明目印によるビンゴが形成される形態)に配列または配置した第2の買物証明目印付け箇所群部(例えば、買物証明目印付け箇所群部33a)を有し、前記交換価値ポイント数確定形態が第2の交換価値ポイント数確定形態(例えば、買物証明目印付け箇所群部33aに付けられた買物証明目印(ポイント)(例えば、通常買物証明目印10(通常ポイント))が形成するビンゴの成立数によって規定のポイント数が確定する)である第2のポイントカード(例えば、指定日目印ビンゴ式カード17b)と、であり、
<step1>
前記第1のポイントカードと前記第2のポイントカードの両方を店舗側が顧客に提示するステップと、
<step2>
前記顧客が前記第1のポイントカード、前記第2のポイントカードのいずれか一方を選択するステップと、を有し、
前記第1のポイントカードを使用する第1の顧客層と前記第2のポイントカードを使用する第2の顧客層が混在したポイントサービス環境ないし買物環境を形成するポイントカードの提供方法である。
【0149】
または、
買物金額が所定の金額条件を満たしたことを証明する買物証明目印(例えば、スタンプや印鑑や印章などの印影による印し、印刷による印し、シールの貼つけによる印しなど)を付ける箇所である買物証明目印付け箇所を配列または配置した買物証明目印付け箇所群部を有し、価値あるもの(例えば、金額が表示された買物券、値引券、金額が表示された商品券、金額が表示されたサービス券、旅行券、イベント鑑賞券、景品、商品そのものなど)と交換されるポイント数である交換価値ポイント数が定められ、前記買物金額に応じた数の前記買物証明目印が前記買物証明目印付け箇所に付けられて行く形態のポイントカード(例えば、実施例1のポイントカード1a)の提供方法であって、
ポイントカードは、
前記買物証明目印を付ける箇所(部位、部分を含む)である第1の買物証明目印付け箇所(例えば、買物証明目印付け箇所a1~a54)を配列または配置した第1の買物証明目印付け箇所群部(例えば、物証明目印付け箇所群部4a)を有し、買物をした日の買物金額に応じた買物証明目印(例えば、通常買物証明目印10)の付け数とは別に、前記買物をした日が特別に指定された日にちであることでプラス付けされる買物証明目印であるプラス買物証明目印(例えば、プラス買物証明目印11)が付けられる、前記特別に指定された日にちである買物証明目印プラスの日(指定買物日)が複数日(例えば、買物証明目印プラスの日b1~b8)表示された買物証明目印プラスの日表示部(例えば、買物証明目印プラスの日表示部3a)が設けられ、前記交換価値ポイント数確定形態が第1の交換価値ポイント数確定形態(例えば、交換価値ポイント獲得証明目印数表示部6a(交換価値ポイント獲得ポイント数表示部)に示される買物証明目印(ポイント)の数と交換価値ポイント表示部5aに示される交換価値ポイント数の関係)である、台紙2の表面(カードの表面2a)に表示された第1のポイントカード(例えば、通常目印+指定日目印式カード17a)と、
前記買物証明目印を付ける箇所(部位、部分を含む)である第2の買物証明目印付け箇所(例えば、買物証明目印付け箇所f1~f9)を3横列×3縦列マトリックス形態(前記買物証明目印によるビンゴが形成される形態)に配列または配置した第2の買物証明目印付け箇所群部(例えば、買物証明目印付け箇所群部33a)を有し、前記交換価値ポイント数確定形態が第2の交換価値ポイント数確定形態(例えば、買物証明目印付け箇所群部33aに付けられた買物証明目印(ポイント)(例えば、通常買物証明目印10(通常ポイント))が形成するビンゴの成立数によって規定のポイント数が確定する)である第2のポイントカード(例えば、指定日目印ビンゴ式カード17b)と、であり、
<step1>
前記第1のポイントカードと前記第2のポイントカードの両方を店舗側が顧客に提示するステップと、
<step2>
前記顧客が前記第1のポイントカード、前記第2のポイントカードのいずれか一方を選択するステップと、
<step3>
前記第1のポイントカードを使用する第1の顧客層と前記第2のポイントカードを使用する第2の顧客層が混在したポイントサービス環境ないし買物環境を形成するステップと、
<step4>
第1の顧客各々の第1のポイントカード55の第1の交換価値ポイント数の確定と、第2の顧客各々の第2のポイントカード56の第2の交換価値ポイント数の確定とを行うステップと、
を有するポイントカードの提供方法である。
【実施例0150】
図17~22に示す本発明の実施例14はポイント提供システム63であり、また図22はポイント提供システム63が実現するポイントサービスの提供方法100であり、次に述べるような構成となっている。
【0151】
[ポイント提供システム63の構成]
ポイント提供システム63は前記実施例4の通常目印+指定日目印式カード17eが実現するポイントカードサービスを電子処理システムによって実現するようにしたものである。
[構成]
顧客特定情報72dが記憶されている顧客特定情報登録部72と、
顧客識別情報媒体64から顧客識別情報64dを読取る顧客識別情報読取装置65と、
顧客識別情報64dと顧客特定情報72dを照合し顧客を特定する顧客特定部73と、
所定の買物金額に対して付与されるポイントである通常ポイント(通常ポイント数情報74b)を付与する通常ポイント付与部74と、
通常買物証明電子目印10b(通常ポイント)の達成に至らなかった金額である通常ポイント未達成金額(ここでは、1円~999円)の情報である通常ポイント未達成金額情報88d、及び、前記通常ポイント未達成金額が所定金額に到達したときに通常ポイント付与部74にポイント付与指示88inを伝えるポイント未達成金額作成部88と、
店舗側が定めた指定期間(例えば、1ヶ月期間)内に指定した複数の指定買物日が記憶されている指定買物日記憶部75と、
前記指定買物日に顧客が買物をしたという条件を満たした場合に、通常ポイントとは別に付与されるポイントであるプラスポイント(会計毎プラスポイント数情報76d)を付与するプラスポイント付与部76と、
通常ポイント付与部74が会計毎に付与した前記通常ポイントの数である会計毎通常ポイント数情報74dと、その合計数情報である通常ポイント合計数情報77dを算出して記憶する、又は、いずれか一方を記憶する通常ポイント数記憶部77と、
プラスポイント付与部76が会計毎に付与した前記プラスポイントの数である会計毎プラスポイント数情報76dと、その合計数情報であるプラスポイント合計数情報78dを算出して記憶するプラスポイント数記憶部78と、
通常ポイント合計数情報77dとプラスポイント合計数情報78dに基づいて前記通常ポイントの合計数と前記プラスポイントの合計数の合計であるポイント合計数(ポイント合計数情報79d)を算出するポイント合計算出部79と、
前記ポイント合計数の情報であるポイント合計数情報79dを記憶するポイント合計数記憶部80と、
顧客のスマートホンなどの顧客通信端末である表示装置81と、
顧客識別情報読取装置65、レシート印刷装置からなる表示装置67、情報送信部68と、を備えた金銭登録器(レジスター)からなる金銭登録部71と、
ポイントと該ポイントで獲得されるサービス券等の金額の情報であるポイント/金額情報82dが登録されているポイント/金額登録部82と、
翌月に繰越すポイント数(翌月繰越電子スタンプ数、翌月繰越電子買物証明目印数)を出しその情報である繰越ポイント数情報87d(翌月繰越電子スタンプ数情報、翌月繰越電子買物証明目印数情報)を出力する繰越ポイント数出力部87と、
繰越ポイント数情報87dを記憶する繰越ポイント数記憶部86と、
ポイント合計数情報79d(ポイント合計数:例えば、図19では32ポイント)で獲得される交換価値ポイント数(例えば、図19では28ポイント)の情報である交換価値ポイント数情報93da、獲得されるサービス券の金額情報(例えば、図19では900円)であるサービス券金額情報93dbと、を求め記憶し出力するサービス券情報/交換価値ポイント情報出力部93と、
表示装置81の画面に表示させる情報(データ)である通信端末表示情報81dを生成する通信端末表示情報生成部83a、表示装置67でレシートに印刷表示させる情報(データ)であるレシート表示情報67dを生成するレシート表示情報生成部83bとを備え、又は、いずれか一方の表示情報生成部を備えた表示情報生成部83と、
表示装置67及び表示装置81に又はいずれか一方の表示装置に、通常ポイント合計数情報77d、プラスポイント合計数情報78d、ポイント合計数情報79d、指定買物日の情報(全部の情報、一部の情報ないし少なくても次の指定買物日の情報)である指定買物日情報75d、ポイント未達成金額情報88dを送信しするデータ送信部84と、
顧客ごとの、顧客特定情報登録部72、通常ポイント数記憶部77、プラスポイント数記憶部78、ポイント合計数記憶部80と、を有する顧客情報記憶部70と、
を備え、
顧客が特定されたらあるいは特定されていたら、顧客特定部73は前記通常ポイントと前記プラスポイントを付与するポイント付与指示73iを顧客情報記憶部70に対して行い、顧客情報記憶部70は金銭登録部71(会計部)が取得した買物金額情報/日にち情報71dを通常ポイント付与部74、プラスポイント付与部76及び指定買物日記憶部75に伝え、通常ポイント付与部74は買物金額に応じた通常ポイント数の情報である会計毎通常ポイント数情報74dを通常ポイント数記憶部77に記憶(保存・格納)させ、指定買物日記憶部75は買物をした日が指定買物日であるか無いかをプラスポイント付与部76に伝え、プラスポイント付与部76は買物日が指定買物日であるときは規定の数のプラスポイント数の情報である会計毎プラスポイント数情報76dをプラスポイント数記憶部78に記憶(保存)させ、
表示情報生成部83は、指定買物日情報75d(指定買物日表示部75di)、通常ポイント合計数情報77d、プラスポイント合計数情報78d、ポイント合計数情報79d、ポイント/金額情報82d、繰越ポイント数情報87d、交換価値ポイント数情報93da、サービス券金額情報93db、以上の情報の全部あるいは情報の一部に基づいて、表示装置に送信する表示情報(例えば、表示装置81に表示(画面表示)する通信端末表示情報81d、表示装置67に表示するレシート表示情報67d)を生成し、
以上のような構成のポイント提供システムである。
【0152】
顧客の通信端末は、例えば、スマートホン、タブレット、パソコンを上げることができる。
印刷装置は、例えば、レジスター、レジシートプリンター、転写プリント装置、カードプリント装置を上げることができる。
また、顧客識別情報媒体64には、スマートホンなどの携帯通信端末、カード、顧客の顔(顔認証)、顧客の指紋(指紋認証)などの生体認証、などがあげられる。
【0153】
[ポイント提供システム63における顧客通信端末画面表示形態例]
図18~21において、通信端末表示情報81dがスマートホン(表示装置81)の画面(ディスプレイ)に表示された表示形態例を示している。ここでは、レシート表示情報67dも通信端末表示情報81dと同様な情報表示形態例としているが、異なる表示形態とするのもよい。
図18の表示形態]
ポイント数が1~55の通し番号で表され、該通し番号が横5列×縦11列形態で配列された通し番号配列部90が設けられ、通し番号配列部90の右横に該通し番号配列部90の最右縦列の数字で示された交換価値ポイント獲得ポイント数92によって獲得されるサービス券金額で示された交換価値ポイントが縦列で表示され交換価値ポイント配列部91が設けられていて、交換価値ポイント獲得ポイント数92の数字と交換価値ポイント配列部91の表示金額がポイント/金額情報82dであり、
通し番号配列部90の下方に指定買物日表示部75diが表示され、
指定買物日表示部75diの下方に繰越ポイント数情報87dが表示(「繰越スタンプ数情報」と表示するのもよい)され、
通し番号配列部90の通し番号に買物金額に応じた電子スタンプ形態の通常買物証明電子目印10b(通常ポイント(「通常スタンプ」とするのもよい))と、プラス買物証明電子目印11d(プラスポイント(「プラススタンプ」とするのもよい))が番号順に間をあけずに付けられ(電子押印(「電子スタンプ」とするのもよい))て行くようにされ、
指定買物日表示部75diの日付においては、買物をしなかった日付には二重字消線が引かれ、買物をした日にはプラス買物証明電子目印11dを付けるようにされ、
通常買物証明電子目印10bの付け数が通常ポイント合計数情報77dであり、
通し番号配列部90においけるプラス買物証明電子目印11dの付け数と、指定買物日表示部75diにおけるプラス買物証明電子目印11dの付け数が、それぞれプラスポイント合計数情報78dであり、
通し番号配列部90における通常買物証明電子目印10bの付け数とプラス買物証明電子目印11dの付け数の合計付け数がポイント合計数情報79dであり、また、通常買物証明電子目印10b又はプラス買物証明電子目印11dが付与された最後の通し番号(図18では32番)がポイント合計数情報79dでもある。
*(定義)プラス買物証明電子目印11dが付けられる形態には、、買物金額にかかわらずプラス買物証明電子目印11dが付けられる形態、又は、所定の金額以上の買物をした場合にプラス買物証明電子目印11dが付けられる形態がある。
指定買物日表示部75diの表題表示を「プラススタンプの日」とするのもよい。
ポイント合計数情報79dの表記を、例えば、「スタンプ合計数 32スタンプ」というようにするのもよい。
繰越ポイント数情報87dの表記を、例えば、「繰越スタンプ数 2スタンプ」というように表記するのもよい。
図19の表示形態]
図18に示す表示形態に以下の表示を加えた点にある。
(a) 通常ポイント数 28ポイント
(b) プラスポイント数 4ポイント
(c) ポイント合計数 32ポイント
(d) 交換価値ポイント数 28ポイント
(e) 獲得サービス券 900円
(f) 繰越ポイント数 2ポイント
(g) ポイント未達成金額 540円
前記(a)の表示は通常ポイント合計数情報77d、
前記(b)の表示はプラスポイント合計数情報78d、
前記(c)の表示はポイント合計数情報9d、
前記(d)の表示は交換価値ポイント数情報93da、
前記(e)の表示はサービス券金額情報93db、
前記(f)の表示は繰越ポイント数情報87d、
前記(g)の表示はポイント未達成金額情報88d、である。
<<「ポイント」表記を「スタンプ」表記にした表記形態>>
通常ポイント合計数情報77dの表記を、例えば、「通常スタンプ数 28スタンプ」というようにするのもよい。
プラスポイント合計数情報78dの表記を、例えば、「プラススタンプ数 4スタンプ」というようにするのもよい。
ポイント合計数情報9dの表記を、例えば、「スタンプ合計数 32スタンプ」というようにするのもよい。
繰越ポイント数情報87dの表記を、例えば、「繰越スタンプ数 2スタンプ」というようにするのもよい。
ポイント未達成金額情報88dの表記を、例えば、「スタンプ未達成金額 540円」というようにするのもよい。
このような表記とするのが、顧客には分かり易い。
「スタンプ数」、「通常ポイント数」、「プラスポイント数」「ポイント合計数」は買物証明目印数である。
図20の表示形態]
図19に示す表示形態において、通し番号配列部90における通常買物証明電子目印10bとプラス買物証明電子目印11dを付け行く目印付け表示形態を、通常買物証明電子目印10b群(通常ポイント合計数情報77d)の後にプラス買物証明電子目印11d(プラスポイント合計数情報78d)が常に表示されて行くようにした点にある。
この表示形態により、通常買物証明電子目印10bとプラス買物証明電子目印11dの合計であるポイント合計数(買物証明目印の合計数)が買物証明目印群の表示を見て一目で視認することができ、また、通常買物証明電子目印10bとプラス買物証明電子目印11dの数も買物証明目印群の表示を見て一目で視認するこができる。
図21の表示形態]
第1の画面94と第2の画面95を切り替え表示ができるようにし、
第1の画面94は、図19に示す表示形態において、通し番号配列部90及びポイント/金額情報82dが無い表示形態であり、
第2の画面95は、図18に示す表示形態において、通常買物証明電子目印を買物をした日の日付の表示された通常買物証明電子目印10c(通常ポイント)とし、プラス買物証明電子目印を日付が表示された部位と該部位の外側に位置させた+文字が入った円形部位とからなる形態のプラス買物証明電子目印11e(プラスポイント)とし、
第1の画面94には第2の画面95を表示するための第2の画面を表示するポイント表画面表示ボタン96が設けられ、第2の画面95には第1の画面に戻るための前画面戻りボタン97が設けられ、以上の構成を有する画面表示形態となっている。
*(定義)プラス買物証明電子目印11eが付けられる形態には、買物金額にかかわらずプラス買物証明電子目印11eが付けられる形態、又は、所定の金額以上の買物をした場合にプラス買物証明電子目印11eが付けられる形態がある。
【0154】
[ポイントサービスの提供方法100(図22参照)]
図22に示すように、ポイント提供システム63(図17参照)は以下のような処理工程(step(ステップ)9を有するポイントサービスの提供方法100を実現している。
<step1>
顧客識別情報読取装置65で顧客識別情報媒体64から顧客識別情報64dを読取るステップ、
<step2>
顧客特定部73が、顧客識別情報64dと、顧客特定情報登録部72に予め記憶(登録・格納)されている顧客特定情報72dとを、照合し顧客を特定するステップ、
<step3>
顧客の特定がされたら顧客特定部73が、通常ポイント(例えば、通常買物証明電子目印(10b))とプラスポイント(例えば、プラス買物証明電子目印(11d))を付与するポイント付与指示73iを顧客情報記憶部70に対して行うステップ、
<step4>
顧客情報記憶部70が、金銭登録部71が取得した買物金額情報/日にち情報71dを通常ポイント付与部74、プラスポイント付与部76及び指定買物日記憶部75に伝えるステップ、
<step5>
買物金額情報/日にち情報71dにもとづいて通常ポイントを付与し、ポイント付与指示88inにもとづいて通常ポイントを付与し、指定買物日情報75dにもとづいてプラスポイントを付与するステップ、
<step6>
通常ポイント付与部74が会計毎に付与した前記通常ポイントの数(会計毎通常ポイントの付与数)の情報である会計毎通常ポイント数情報74dと、その合計の情報である通常ポイント合計数情報77d(通常ポイント合計数)を算出して通常ポイント数記憶部77に記憶する、または、会計毎通常ポイント数情報74d、通常ポイント合計数情報77dのいずれか一方を記憶するステップ、
<step7>
プラスポイント付与部76が会計毎に付与した前記プラスポイントの数(会計毎プラスポイントの付与数)の情報である会計毎プラスポイント数情報76dと、その合計の情報であるプラスポイント合計数情報78d(プラスポイント合計数)を算出してプラスポイント数記憶部78に記憶する、または、会計毎プラスポイント数情報76d、プラスポイント合計数情報78dのいずれか一方を記憶するステップ、
<step8>
ポイント合計算出部79において、通常ポイント合計数情報77dとプラスポイント合計数情報78dに基づいて、通常ポイント合計数とプラスポイント合計数の合計の情報であるポイント合計数情報79d(ポイント合計数)を算出するステップ、
<step9>
ポイント合計数情報79dをポイント合計数記憶部80に記憶するステップ、
<step10>
繰越ポイント数出力部87において、翌月に繰越すポイント数を確定しその情報である繰越ポイント数情報87dを出力するステップ、
<step11>
繰越ポイント数情報87dを繰越ポイント数記憶部86に記憶するステップ、
<step12>
サービス券情報/交換価値ポイント情報出力部93において、ポイント合計数情報79dにおいて最も高額のサービス券を獲得する交換価値ポイント数の情報である交換価値ポイント数情報93daと獲得されるサービス券の金額情報であるサービス券金額情報93dbを求め出力するステップ、
<step13>
通信端末表示情報生成部83aにおいて、表示装置81に画面表示させる情報(データ)である通信端末表示情報81dを生成し、レシート表示情報生成部83bにおいて、表示装置67でレシートに印刷表示させる情報(データ)であるレシート表示情報67dを生成する、又はいずれか一方の表示情報を生成するステップ、
<step14>
データ送信部84において、表示装置67、表示装置81に通常ポイント合計数情報77d、プラスポイント合計数情報78d、ポイント合計数情報79d、指定買物日の情報(全部の情報、一部の情報ないし少なくても次の指定買物日の情報)である指定買物日情報75dを送信して、指定買物日表示部75diを表示させるまたは表示可能にするステップと、を有し、
表示情報生成部83は、指定買物日情報75d、通常ポイント合計数情報77d、プラスポイント合計数情報78d、ポイント合計数情報79d、ポイント/金額情報82d、繰越ポイント数情報87d、交換価値ポイント数情報93da、サービス券金額情報93db、以上の情報の全部あるいは情報の一部に基づいて、表示装置に送信する表示情報(例えば、表示装置81に表示(画面表示)する通信端末表示情報81d及び表示装置67に表示するレシート表示情報67d、又は、いずれか一方の表示情報)を生成するものであり、
前記指定買物日が前記指定期間内に複数日設定されているポイントサービスの提供方法。
【0155】
[実現されるポイントサービスの提供方法]
また、技術思想的には以下のようなステップを有するポイントサービスの提供方法である。
所定の買物金額に対して付与されるポイントである通常ポイント(例えば、通常買物証明目印(10)、通常買物証明電子目印(10b))を付与するステップと、
店舗側が定めた指定期間(例えば、1ヶ月期間)内に指定した指定買物日において、買物をしたという条件を満たした場合に、前記通常ポイントとは別に付与されるポイントであるプラスポイント(例えば、プラス買物証明目印(11)、(11b)、(11c)、プラス買物証明電子目印(11d))を付与するステップと、
前記通常ポイントの合計数と前記プラスポイントの合計数の合計を算出するステップと、を有し、
前記指定買物日が前記指定期間内に複数日設定されている、ことを特徴とするポイントサービスの提供方法。
*指定買物日の指定期間内の複数日設定は、3日、4日、5日、6日、7日、8日、3日以上(3日を含む)、4日以上(4日を含む)、5日以上(5日を含む)、6日以上(6日を含む)、7日以上(7日を含む)、8日以上(8日を含む)、3日~4日、3日~5日、3日~6日、4日~6日、4日~7日、4日~8日、4日~10日、又は、4日~12日がよい。
【0156】
[実現されるポイントサービスの提供方法]
また、以下のようなステップを有するポイントサービスの提供方法とするのもよい。
所定の買物金額に対して付与されるポイントである通常ポイント(例えば、通常買物証明電子目印(10b))を付与するステップと、
前記通常ポイントの付与数の情報である会計毎通常ポイント数情報(74d)を通常ポイント数記憶部(77)に記憶するステップと、
店舗側が定めた指定期間(例えば、1ヶ月期間)内に指定した指定買物日において、買物をしたという条件を満たした場合に、前記通常ポイントとは別に付与されるポイントであるプラスポイント(例えば、プラス買物証明電子目印(11d))を付与するステップと、
前記プラスポイントの付与数の情報である会計毎プラスポイント数情報(76d)をプラスポイント数記憶部(78)に記憶するステップと、
前記通常ポイントの付与数の合計数情報である通常ポイント合計数情報(77d)と前記プラスポイントの付与数の合計数情報であるプラスポイント数情報(78)に基づいてポイント合計数の情報であるポイント合計数情報(79d)を算出するステップと、
前記ポイント合計数情報(79d)をポイント合計数記憶部(80)に記憶するステップと、
前記指定買物日の情報である指定買物日情報(75d)、前記通常ポイント合計数情報(77d)、前記プラスポイント数情報(78d)、前記ポイント合計数情報(79d)の全部の情報あるいは一部の情報に基づいて、表示装置に送信する表示情報(例えば:画面に表示する通信端末表示情報(81d)、レシートに印刷表示するレシート表示情報(67d)を生成するステップと、を有し、
前記指定買物日が前記指定期間内に複数日設定されているポイントサービスの提供方法。
【実施例0157】
図23~32図に示す本発明の実施例15において、サービスポイント提供システム110は、第1のポイント提供システム111と第2のポイント提供システム130を統合した形態であって、サービスポイント提供システム110が実現するポイントサービス110aは、第1のポイント提供システム111が実現する第1のポイントサービス111aと第2のポイント提供システム130が実現する第2のポイントサービス130aの両方を、顧客が操作する電子端末である表示装置81のディスプレイに表示して、顧客自身がいずれか一方のポイントサービスを選択して使用する、というものである。
【0158】
[サービスポイント提供システム110(図23参照)]
サービスポイント提供システム110は、
顧客が操作する電子端末装置(例えば、スマートホン)である表示装置81の接続120を確認したら、表示装置81のディスプレイに選択画面113((例えば、図26の画面表示)(第1のポイントサービス111a、第2のポイントサービス130aが表示された画面))の情報を送信する選択画面送信部116と、
顧客が、表示装置81のディスプレイに表示されている選択画面113を操作して、第1のポイントサービス111a、第2のポイントサービス130aのいずれか一方を顧客自身が選択121(図27参考)したことを受付・確認する選択受付部117と、
選択受付部117の指示に基づいて、第1のポイントサービス111a、第2のポイントサービス130aのいずれか一方を使用可能状態である開放状態とし、かつ、他方を使用不可能であるロック状態にする指示をサービス提供部119に行うサービス確定部118と、
サービス確定部118の指示に基づいて、第1のポイント提供システム111、第2のポイント提供システム130のいずれか一方を開放状態にし、かつ、他方をロック状態にし、第1のポイント提供システム111が開放状態の場合は開始時及び会計毎に表示装置81に通信端末表示情報81d(例えば、図28の画面表示)を送信し、第2のポイント提供システム130が開放状態の場合は開始時及び会計毎に表示装置81に通信端末表示情報148d(例えば、図30の画面表示)を送信するサービス提供部119と、を有するサービスポイント提供システムである。
【0159】
[サービスポイント提供システム110の処理動作]
サービスポイント提供システム110の処理動作は以下のようである。
<step1>
顧客は、顧客が操作する電子端末装置(例えば、スマートホン)である表示装置81を操作してサービスポイント提供システム110に接続120する。
<step2>
接続120を確認した選択画面送信部116は表示装置81に選択画面113(例えば、図26の画面表示)を送信し、表示装置81のディスプレイに選択画面113(第1のポイントサービス111a、第2のポイントサービス130aが表示された画面)を表示する。
<step3>
顧客が、表示装置81のディスプレイに選択画面113を操作して、第1のポイントサービス111a、第2のポイントサービス130aのいずれか一方を顧客自身が選択121し、それを顧客自身が確定し(例えば、図27の画面表示)サービスポイント提供システム110に伝える。
<step4>
選択121を受付・確認した選択受付部117が、
(1)第1のポイントサービス111aの選択指示を受けた場合は、第1のサービス選択指示122yesをサービス確定部118の第1のポイントサービス111aに対して行い、かつ、第2のサービス非選択指示123noをサービス確定部118の第2のポイントサービス130aに対して指示を行う、
(2)第2のポイントサービス130aの選択指示を受けた場合は、第2のサービス選択指示123yesをサービス確定部118の第2のポイントサービス130aに対して行い、かつ、第1のサービス非選択指示122noをサービス確定部118の第1のポイントサービス111aに対して指示を行う、
前記(1)、(2)のいずれ一方の処置を行う、
<step5>
サービス確定部118が、
(A)step4において(1)の処置指示があった場合は、サービス提供部119に対して第1のポイント提供システム111を使用できる開放状態124opにする指示を行い、かつ、第2のポイント提供システム130を使用できないロック状態125rkにする指示を行う、
(B)step4において(2)の処置指示があった場合は、サービス提供部119に対して第2のポイント提供システム130を使用できる開放状態125opにする指示を行い、かつ、第1のポイント提供システム111を使用できないロック状態124rkにする指示を行う、
前記(A)、(B)のいずれか一方の処置を行う、
<step6>
(イ)step5において(A)の処置指示があった場合は、第1のポイント提供システム111が開始時及び会計毎に表示装置81に通信端末表示情報81d(例えば、図28の画面表示)を送る、
(ロ)step5において(B)の処置指示があった場合は、第1のポイント提供システム111は表示装置81に開始時及び会計毎に通信端末表示情報148d(例えば、図30の画面表示)を送る、
前記(イ)、(ロ)のいずれか一方の処置を行う、
【0160】
[ポイントサービス110aが実現するポイントサービスの提供方法110b(図24参照)]
ポイントサービス110aが実現するポイントサービスの提供方法110bは以下のようである。
<step1>
顧客が操作する表示装置81のディスプレイに、第1のポイントサービス111aと第2のポイントサービス130aの選択画面113を表示するステップと、
<step2>
前記表示装置81を操作して、顧客が第1のポイントサービス111a、第2のポイントサービス130aのいずれか一方を選択するステップと、
<step3>
第1のポイントサービス111aを使用する第1の顧客層と第2のポイントサービス130aを使用する第2の顧客層が混在したポイントサービス環境ないし買物環境を形成するステップと、
<step4>
第1のポイントサービス111aの交換価値ポイント数である第1の交換価値ポイント数と、第2のポイントサービス130aの交換価値ポイント数である第2の交換価値ポイント数とを確定するステップと、を有し、
前記交換価値ポイント数は、価値あるもの(例えば、金額が表示された買物券、値引券、金額が表示された商品券、金額が表示されたサービス券、旅行券、イベント鑑賞券、景品、商品そのものなど)との交換権利が発生するポイント数であり、
第1のポイントサービス111aの交換価値ポイント数である第1の交換価値ポイント数を確定する形態である交換価値ポイント数確定形態が第1の交換価値ポイント数確定形態114であり、
第2のポイントサービス130aの交換価値ポイント数である第2の交換価値ポイント数を確定する形態である交換価値ポイント数確定形態が第2の交換価値ポイント数確定形態131であり、
前記第1の交換価値ポイント数確定形態(例えば、電子押印の数に基づいて交換価値ポイント数を確定する形態)と第2の交換価値ポイント数確定形態(例えば、マトリックス形態の配列欄に押印された電子押印のビンゴの成立数よって交換価値ポイント数を確定する形態)は異なる交換価値ポイント数確定形態である、
ことを特徴とするポイントサービスの提供方法である。
【0161】
[第1のポイント提供システム111(=ポイント提供システム63)]
第1のポイント提供システム111は実施例14のポイント提供システム63(図17参照)と同様であり、また、第1のポイント提供システム111の処理の流れは実施例14のポイントサービスの提供方法100が示す処理動作(図22参照)と同様である。
したがって、第1のポイントサービス111とその処理動作については詳細な説明を省略する。
【0162】
[第2のポイント提供システム130(図25参照)]
第2のポイント提供システム130は前記実施例1の指定日目印ビンゴ式カード17bが実現するポイントカードサービスを電子処理システムによって実現しているものである。
[構成]
個々の顧客を特定する顧客特定情報72dが予め登録されている顧客特定情報登録部72と、
顧客識別情報読取装置65で顧客識別情報媒体64から読み取った顧客識別情報64dと顧客特定情報72dとを照合し、顧客が特定されたらあるいは特定されていたら、買物証明目印140a(ポイント)を付与する買物証明目印付与指示138inを買物証明目印付与部140に対して行う顧客特定部138と、
店舗側が定めた指定期間(例えば、1ヶ月期間)内に指定した複数の指定買物日133aの情報である指定買物日情報133adが記憶されている指定買物日記憶部133と、
3横列×3縦列のマトリックス形態(ビンゴが成立が形成される形態)に買物証明目印付け箇所f1~f9(図30参照)が配列または配置された形態の日付無し買物証明目印付け箇所群部情報135dが、予め格納されている日付無し買物証明目印付け箇所群格納部135(日付無しビンゴ欄格納部)と、
店舗側のパソコン139に、日付無し買物証明目印付け箇所群部情報135ad(日付無し買物証明目印付け箇所群部135a)と買物証明目印情報133ad(指定買物日133a)を呼込み表示して、オペレータが指定買物日を買物証明目印付け箇所f1~f9に表示(記入、コピーペーストなどで)して作成した日付入買物証明目印付け箇所群部134a(日付入ビンゴ欄(図30参照))の情報である日付入買物証明目印付け箇所群部情報134ad(日付入ビンゴ欄(図30参照))を格納する日付入買物証明目印付け箇所群格納部134と、
指定買物日に所定金額の買物をした場合に買物証明目印140a(ポイント)を、日付入買物証明目印付け箇所群部134a(図30,31参照)に付与した更新目印付け箇所群情報140d(更新ビンゴ情報)を作成し保存する買物証明目印付与部140と、
更新目印付け箇所群情報140dにおいて、成立したビンゴにビンゴ成立線141を引いて線引更新情報142d(線引更新ビンゴ欄情報)を作成するとともに、列の成立数であるビンゴ成立数144(図31参照)の情報であるビンゴ成立数情報144dを取得するビンゴ線引/ビンゴ成立数取得部142と、
線引更新情報142d及びビンゴ成立数情報144dを格納するビンゴ情報格納部145と、
顧客識別情報読取装置65、レシート印刷装置からなる表示装置67、情報送信部68と、を有する金銭登録器(レジスター)からなる金銭登録部71と、
ポイントと該ポイントで獲得されるサービス券等の金額の情報であるポイント/金額情報146dが登録されているポイント/金額登録部146と、
ポイント合計数情報である成立ビンゴ数情報144d(例えば、図31ではビンゴ成立数144の4ビンゴ(4ポイント))で獲得される交換価値ポイント数147a(交換価値ポイント数情報147ad(例えば、図31では150ポイント))で獲得されるサービス券の金額147b(サービス券情報/交換価値ポイント数情報147bd(例えば、図31では150円))を取得するサービス券情報/交換価値ポイント情報作成出力部147と、
顧客が操作する通信端末表示装置である表示装置81に画面表示させる情報(データ)である通信端末表示情報148dを生成する通信端末表示情報生成部149a、及び、表示装置67でレシートに印刷表示させる情報(データ)であるレシート表示情報151dを生成するレシート表示情報生成部149bを有する、又は、いずれか一方の表示情報生成部を有する表示情報生成部149と、
表示装置81に通信端末表示情報148dを送信し、表示装置67にレシート表示情報151d送信するデータ送信部150と、
顧客ごとの、買物証明目印付与部140、ビンゴ線引/ビンゴ成立数取得部142、ビンゴ情報格納部145と、を有する顧客情報記憶部137と、
を備え、
顧客が特定されたらあるいは特定されていたら、顧客特定部138は物証明目印付与指示138inを買物証明目印付与部140に対して行い、指定買物日記憶部133は指定買物日情報133adと金銭登録部71(会計部)が取得した買物金額情報/日にち情報71dを買物証明目印付与部140に伝え、
買物証明目印付与部140は、日付入買物証明目印付け箇所群部情報134ad、指定買物日情報133ad及び買物金額情報/日にち情報71dに基づいて更新目印付け箇所群情報140ad(例えば、図31の買物証明目印140aの情報)を作成し、
ビンゴ線引/ビンゴ成立数取得部142は、更新目印付け箇所群情報140adに基づいて線引更新情報142d(線引更新ビンゴ欄情報)を作成し、
ビンゴ情報格納部145は、線引更新情報142d(線引更新ビンゴ欄情報)及びビンゴ成立数情報144dを作成し、
サービス券情報/交換価値ポイント情報作成出力部147は、ビンゴ成立数情報144d及びポイント/金額情報146dに基づいてサービス券情報/交換価値ポイント数情報147bdを作成・記憶し、
表示情報生成部149は、指定買物日情報133ad、線引更新情報142d、ポイント/金額情報146d、交換価値ポイント数147a、交換価値ポイント数情報147ad、以上の情報の全部あるいは情報の一部に基づいて、表示装置に送信する表示情報(例えば、表示装置81に表示(画面表示)する通信端末表示情報148d、表示装置67に表示するレシート表示情報151d)を生成する、
ポイント提供システムを構成している。
【0163】
表示情報生成部149は、指定買物日情報133adに基づいて、指定買物日133aの全部又は一部からなる指定買物日表示部133diを作成し表示装置81に表示させ(図30参照)、表示装置67に表示(レシート表示)させ、又はいずれか一方に表示させる。
ビンゴ線引/ビンゴ成立数取得部142は、ビンゴ線引部とビンゴ成立数取得部とを分けた構成とし、ビンゴ線引情報を記憶する記憶部、ビンゴ成立数を記憶する記憶部をそれぞれ設けた構成も、その技術的範疇に含むものである。
【0164】
日付入買物証明目印付け箇所群部は、複数例えば、
2横列×2縦列のマトリックス形態のものが2つ、
3横列×3縦列のマトリックス形態のものが2つ、
2横列×2縦列のマトリックス形態のものが1つと3横列×3縦列のマトリックス形態のものが1つ、
などのものもよい。
【0165】
[日付入買物証明目印付け箇所群部134aの各買物指定買物日(日付)]
日付入買物証明目印付け箇所群部134aの買物証明目印付け箇所f1~f4、f6~f9に表示された日付は、
第1の指定買物日133a1(4日)、
第2の指定買物日133a2(18日)、
第3の指定買物日133a3(25日)、
第4の指定買物日133a4(28日)、
第5の指定買物日133a5(22日)、
第6の指定買物日133a6(11日)、
第7の指定買物日133a7(1日)、
第8の指定買物日133a8(14日)、である(図30参照)。
【0166】
[日付入買物証明目印付け箇所群部134aの自動作成]
日付入買物証明目印付け箇所群部134aの作成は、買物証明目印情報133ad呼込む操作ないし買物証明目印情報133adを作成ないし確定した場合に自動的に買物証明目印付け箇所f1~f9に配置されて、自動作成されるようにするのがよい。
その場合、買物証明目印付け箇所f1~f9には日にち数字の小さい順に自動「配置されるように、例えば、買物証明目印付け箇所f1は3番目に小さい日にち数字、買物証明目印付け箇所f7は1番目に小さい日にち数字、買物証明目印付け箇所f5は日にち数字配置無し、というように各々の買物証明目印付け箇所に設定をしておくなどの方法がある。
【0167】
[選択画面113(図26参照)]
表示装置81のディスプレイに表示された選択画面113(図26参照)は、
上方には、第1のポイントサービス111aを選択する第1のサービス選択ボタン155が表示され、該第1のサービス選択ボタン155の左横に第1のポイントサービス111aの第1のサービスのイメージ画155aと、「plusスタンプラリー」という第1のサービスの名称155bが表示され、
下方には、第2のポイントサービス130aを選択する第2のサービス選択ボタン156が表示され、該第2のサービス選択ボタン156の左横に第2のポイントサービス130aの第2のサービスのイメージ画156aと、「ビンゴスタンプ」という第2のサービスの名称156bとが表示された形態となっている。
【0168】
[顧客の選択・確定操作<1>(図26、27、28参照)]
選択画面113において第1のサービス選択ボタン155をタップ(指で一瞬叩くように触れて離す動作)する(図26参照)と第1のサービスの選択を確定するための第1のサービス確定画面158a(図27参照)が表示され、第1のサービス確定画面158aに表示されている確定ボタン159をタップすると第1のポイントサービス111aの選択が確定し、第1のサービス提供画面165(図28参照)が表示される。第1のサービス提供画面165は開始時表示である。
注意事項表記部160には、「この選択でよろしければ確定ボタンをタップしてください*確定ボタンをタップすると以後の変更はできません」との表記されている。
また、確定ボタン159をタップする前に選択画面に戻るボタン161をタップすると、選択画面113が表示され、選択し直しが可能となっている。
確定ボタン159をタップしたら、「本当にplusスタンプラリーを選択してよろしいですか? OKならOKボタンを、選択しなおすならNOボタンをタップしてください。」との表記と、OKボタン、NOボタンを有する再確認画面(図示せず)が表示されるようにするのもよい。該再確認画面でNOボタンをタップしたら選択画面113が表示され選択し直しが可能するのがよい。
【0169】
[第1のサービス提供画面165(図28図19参照)]
第1のサービス提供画面165は第1のポイントサービス111aの実際の提供サービス画面であり、買い物の会計ごとにそのポイント数字、電子押印などが付与されて行く。図28のサービス提供画面165は実施例14の図19の表示画面形態と基本的に同様であり、会計が0回の最初の画面であり、よって、翌月繰越ポイント数情報87d(翌月に繰越す通常買物証明電子目印10bの数の情報)である2個の通常買物証明電子目印10bが通し番号配列部90の番号1、2に押印された形態でサービス開始となっている。
例えば、2月20日の時点では、図19に示すような28個の通常買物証明電子目印10bの押印、4個のプラス買物証明電子目印11dの押印となり、各々のポイント数字も増えたサービス提供画面165(図19に示す画面)が表示されることになる。
終了ボタン162をタップするとサービス提供画面165は閉じる。
【0170】
[顧客の選択・確定操作<2>(図26、29、30参照)]
選択画面113において第2のサービス選択ボタン156をタップ(指で一瞬叩くように触れて離す動作)する(図26参照)と第2のサービスの選択を確定するための第2のサービス確定画面167a(図29参照)が表示され、第2のサービス確定画面167aに表示されている確定ボタン168をタップすると第2のポイントサービス130aの選択が確定し、第2のサービス提供画面169(図30参照)が表示される。
注意事項表記部160には、「この選択でよろしければ確定ボタンをタップしてください*確定ボタンをタップすると以後の変更はできません」との表記されている。
また、確定ボタン168をタップする前に選択画面に戻るボタン170をタップすると、選択画面113が表示され、選択し直しが可能となっている。
確定ボタン168をタップしたら、「本当にビンゴスタンプを選択してよろしいですか? OKならOKボタンを、選択しなおすならNOボタンをタップしてください。」との表記と、OKボタン、NOボタンを有する再確認画面(図示せず)が表示されるようにするのもよい。該再確認画面でNOボタンをタップしたら選択画面113が表示され選択し直しが可能するのがよい。
【0171】
[第2のサービス提供画面169(図30図31参照)]
第2のサービス提供画面169は第2のポイントサービス130aの実際の提供サービス画面であり、指定買物日133a(表示は、指定買物日表示部133di)の指定買物日の買物の会計ごとに日付入買物証明目印付け箇所群部134a(日付入ビンゴ欄)に買物証明目印140aが電子押印表示され、ビンゴ成立箇所にはビンゴ成立線141が線引表示され(図31参照)、ビンゴ成立数144が線引きされ、交換価値ポイント数147aで獲得されるサービス券の金額147bが表示されている。
図30のサービス提供画面169は会計が0回の最初の画面であり、例えば、2月25日の時点では、図31に示すような4本のビンゴ成立線141(第1のビンゴ成立線141-1~第4のビンゴ成立線141-4)、7個の買物証明目印140aの押印表示、ビンゴ成立数144(ここでは:4ビンゴ)、交換価値ポイント数147a(ここでは:150円)が表示されることになる。
指定買物日133a(表示は、指定買物日表示部133di)の買物指定買物日のうち過ぎた指定買物日には字消し線が引かれ、買物をした指定買物日には買物証明目印140aが電子押印表示している。
終了ボタン163をタップするとサービス提供画面165は閉じる。
【0172】
[第2のポイント提供システム130の処理の流れ(図32参照)]
第2のポイント提供システム130の処理は以下のようなステップ構成を備えたポイントサービスの提供方法180(図32参照)を実現する。
<step1>
日付無し買物証明目印付け箇所群部情報135ad(日付無し買物証明目印付け箇所群部135a)と買物証明目印情報133ad(指定買物日133a)に基づいて、日付入買物証明目印付け箇所群部134a(日付入ビンゴ欄(図30参照))の情報である日付入買物証明目印付け箇所群部情報134ad(日付入ビンゴ欄(図30参照))を作成し日付入買物証明目印付け箇所群格納部134に格納しておくステップ、
<step2>
顧客識別情報読取装置65で顧客識別情報媒体64から顧客識別情報64dを読取るステップ、
<step3>
顧客特定部138が、顧客識別情報64dと顧客特定情報登録部72に予め記憶(登録)されている顧客特定情報72dとを照合して顧客を特定するステップ、
<step4>
顧客の特定がされたら顧客特定部138がポイント付与指示138inを買物証明目印付与部140に伝えるステップ、
<step5>
指定買物日記憶部133が、指定買物日情報133ad及び金銭登録部71(会計部)が取得した買物金額情報/日にち情報71dを買物証明目印付与部140に伝えるステップ、
<step6>
日付入買物証明目印付け箇所群格納部134が日付入買物証明目印付け箇所群部情報134adを買物証明目印付与部140に伝えるステップ、
<step7>
買物証明目印付与部140が、日付入買物証明目印付け箇所群部情報134ad、指定買物日情報133ad及び買物金額情報/日にち情報71dに基づいて更新目印付け箇所群情報140ad(例えば、図31の買物証明目印140aの情報)を作成するステップ、
<step8>
ビンゴ線引/ビンゴ成立数取得部142が、更新目印付け箇所群情報140adに基づいて線引更新情報142d(線引更新ビンゴ欄情報)及びビンゴ成立数情報144dを作成・求めてビンゴ情報格納部145に格納するステップ、
<step9>
サービス券情報/交換価値ポイント情報作成出力部147が、ビンゴ成立数情報144d及びポイント/金額情報146dに基づいてサービス券情報/交換価値ポイント数情報147bdを作成し記憶するステップ、
<step10>
線引更新情報142d(線引更新ビンゴ欄情報)、ビンゴ成立数情報144d、ポイント/金額情報146d、交換価値ポイント数情報147ad、サービス券情報/交換価値ポイント数情報147bd及び指定買物日情報133ad(以下「各種表示元情報」ともいう。)を表示情報生成部149に送信するステップ、
<step11>
通信端末表示情報生成部149aにおいて前記各種表示元情報に基づいて通信端末表示情報148dを作成し、レシート表示情報生成部149bにおいて前記各種表示元情報に基づいてレシート表示情報151dを作成する、又は、いずれか一方の表示情報を作成するステップ、
<step12>
データ送信部150が、(1)表示装置81に通信端末表示情報148dを送信して該表示装置81に表示させる又は表示可能とする、(2)表示装置67にレシート表示情報151dを送信して該表示装置67がレシートに印刷表示する、前記(1)、(2)の両方の表示情報の送信・表示を行う又はいずれか一方の表示情報を送信・表示行うステップ、
とを有するポイントサービスの提供方法である。
【実施例0173】
図33に示す本発明の実施例16のポイントカード1jは次に述べるような構成となっている。
台紙2の表面に、実施例3における買物証明目印付け箇所群部4bと、買物証明目印プラスの日表示部3aと、実施例1における買物証明目印付け箇所群部33aとを設けた構成となっている。
【産業上の利用可能性】
【0174】
本発明は、スーパーマーケット、百貨店、ホームセンター、ドラックストアーなどの店舗において顧客にポイントを還元するサービスで利用される。
【符号の説明】
【0175】
a1~a54:買物証明目印付け箇所、
ab1~ab55:買物証明目印付け箇所、
ac1~ac55:買物証明目印付け箇所、
ad1~ad55:買物証明目印付け箇所、

b1:第1の買物証明目印プラスの日(第1の指定買物日)、
b2:第2買物証明目印プラスの日(第2の指定買物日)、
b3:第3の買物証明目印プラスの日(第3の指定買物日)、
b4:第4の買物証明目印プラスの日(第4の指定買物日)、
b5:第5の買物証明目印プラスの日(第5の指定買物日)、
b6:第6の買物証明目印プラスの日(第6の指定買物日)、
b7:第7の買物証明目印プラスの日(第7の指定買物日)、
b8:第8の買物証明目印プラスの日(第8の指定買物日)、

c1~c8:プラス買物証明目印付け箇所、
cb1~cb8:プラス買物証明目印付け箇所、
Ca、Cb:プラス買物証明目印付け箇所列、

d1:第1の交換価値ポイント数、
d2:第2の交換価値ポイント数、
d3:第3の交換価値ポイント数、
d4:第4の交換価値ポイント数、
d5:第5の交換価値ポイント数、
d6:第6の交換価値ポイント数、
d7:第7の交換価値ポイント数、
d8:第8の交換価値ポイント数、

e1:第1のビンゴ押印日(第1の指定買物日)、
e2:第2のビンゴ押印日(第2の指定買物日)、
e3:第3のビンゴ押印日(第3の指定買物日)、
e4:第4のビンゴ押印日(第4の指定買物日)、
e5:第5のビンゴ押印日(第5の指定買物日)、
e6:第6のビンゴ押印日(第6の指定買物日)、
e7:第7のビンゴ押印日(第7の指定買物日)、
e8:第8のビンゴ押印日(第8の指定買物日)、
e9:第9のビンゴ押印日(第9の指定買物日)、
e10:第10のビンゴ押印日(第10の指定買物日)、
e11:第11のビンゴ押印日(第11の指定買物日)、
e12:第12のビンゴ押印日(第12の指定買物日)、

f1~f9:買物証明目印付け箇所、
f10~f18:買物証明目印付け箇所、
G:通し番号部、
g1~g55:番号、

1a:ポイントカード、
1b:ポイントカード、
1c:ポイントカード、
1d:ポイントカード、
1e:ポイントカード、
1f:ポイントカード、
1g:ポイントカード、
1h:ポイントカード、
1i:ポイントカード、
1j:ポイントカード、

2:台紙、
2a:表面、
2b:裏面、

3a:買物証明目印プラスの日表示部(指定買物日表示部)、
3b:買物証明目印プラスの日表示部(指定買物日表示部)、
3d:買物証明目印プラスの日表示部(指定買物日表示部)、
3e:買物証明目印プラスの日表示部(指定買物日表示部)、
3f:買物証明目印プラスの日表示部(指定買物日表示部)、

4a:買物証明目印付け箇所群部、
4b:買物証明目印付け箇所群部、
4c:買物証明目印付け箇所群部、
4d:買物証明目印付け箇所群部、
4e:買物証明目印付け箇所群部、
4f:買物証明目印付け箇所群部、
4g:買物証明目印付け箇所群部、
4h:買物証明目印付け箇所群部、
4i:買物証明目印付け箇所群部、
4j:買物証明目印付け箇所群部、

5a:交換価値ポイント表示部、
5b:交換価値ポイント表示部、
5c:交換価値ポイント表示部、
5d:交換価値ポイント表示部、
5e:交換価値ポイント表示部、
5e1:第1の交換価値ポイント数、
5e2:第2の交換価値ポイント数、
5e3:第3の交換価値ポイント数、
5e4:第4の交換価値ポイント数、
5e5:第5の交換価値ポイント数、
5f:交換価値ポイント表示部、
5g:交換価値ポイント表示部、
5h:交換価値ポイント表示部、

6a:交換価値ポイント獲得証明目印数表示部(交換価値ポイント獲得ポイント数表示部)、
6b:交換価値ポイント獲得証明目印数表示部(交換価値ポイント獲得ポイント数表示部)、
6c:交換価値ポイント獲得証明目印数表示部(交換価値ポイント獲得ポイント数表示部)、
6d:交換価値ポイント獲得証明目印数表示部(交換価値ポイント獲得ポイント数表示部)、
6e:交換価値ポイント獲得証明目印数表示部(交換価値ポイント獲得ポイント数表示部)、
6f:交換価値ポイント獲得証明目印数表示部(交換価値ポイント獲得ポイント数表示部)、
6g:交換価値ポイント獲得証明目印数表示部(交換価値ポイント獲得ポイント数表示部)、
6h:交換価値ポイント獲得証明目印数表示部(交換価値ポイント獲得ポイント数表示部)、
6i:交換価値ポイント獲得証明目印数表示部(交換価値ポイント獲得ポイント数表示部)、

7a:確定記入部、
7a-2:確定記入部、
7b:確定記入部、
7c:確定記入部、
8:カードの名称、
9:カードの名称、
10:通常買物証明目印(通常ポイント)、
10b:通常買物証明電子目印(通常ポイント)、
10c:通常買物証明電子目印(通常ポイント)、

11:プラス買物証明目印(プラスポイント)、
11b:プラス買物証明目印(プラスポイント)、
11c:プラス買物証明目印(プラスポイント)、
11d:プラス買物証明電子目印(プラスポイント)、
11e:プラス買物証明電子目印(プラスポイント)、

12:通常買物証明目印合計数記入部、
12b:通常買物証明目印合計数記入部、
13a:プラス買物証明目印付け数記入部、
13b:プラス買物証明目印付け数記入部、
13c:プラス買物証明目印付け数記入部、
14:買物証明目印合計数記入部、
14b:買物証明目印合計数記入部、
15:翌月繰越押印数記入部(翌月繰越スタンプ数記入部、翌月繰越ポイント数記入部、翌月繰越買物証明目印数記入部)、
16:確定ポイント数記入部、
17a:通常目印+指定日目印式カード、
17b:指定日目印ビンゴ式カード、
17c:指定日目印ビンゴ式カード、
17d:通常目印+指定日目印式カード、
17e:通常目印+指定日目印式カード、
17f:通常目印+指定日目印式カード、
17g:通常目印+指定日目印式カード、
17h:通常目印+指定日目印式カード、
17i:通常目印+指定日目印式カード、
17j:通常目印+指定日目印式カード、

18:係印の押印欄、
19:証明目印押印無し日表示部、
20:最大付与数表示部、
21:獲得サービス表示部、
22:ポイント獲得ルール表示部、
23:サービス券渡し日表示部、
24:買物証明目印プラスの日説明部(指定買物日説明部)、
25:ビンゴの日目印説明部、
26:顧客記入欄、
27:バーコード、
28:使用顧客条件表示部、
29:繰越買物証明目印、
30:買物証明目印プラスの日説明部(指定買物日説明部)、
31:通常買物証明目印押印ルール説明部、
33a:買物証明目印付け箇所群部、
33b:買物証明目印付け箇所群部、
34a:カレンダー(指定買物日表示部)、
35a:ビンゴポイント説明部、
35b:ビンゴポイント説明部、
36:記入部、
37a:ルール説明部、
37b:ルール説明部、
37c:ルール説明部、
38:お助けビンゴの日、
39:ビンゴの日説明部、
40:交換価値ポイント獲得証明目印数記入部、
41:ビンゴ数記入欄、
42:ポイント数記入欄、
43:係員押印欄、
45:集計部、
46:通常買物証明目印数記入部、
47:プラス買物証明目印数記入部、
48:買物証明目印合計数記入部、
50:横列番号、
51:縦列番号、
53:ポイントカードの提供方法、
55:第1のポイントカード、
56:第2のポイントカード、
63:ポイント提供システム、
64:顧客識別情報媒体、
64d:顧客識別情報、
65:顧客識別情報読取装置、
67:表示装置、
67d:レシート表示情報、
68:情報送信部、
70:顧客情報記憶部、
71:金銭登録部、
71d:買物金額情報/日にち情報、
72:顧客特定情報登録部、
72d:顧客特定情報、
73:顧客特定部、
73i:ポイント付与指示、
74:通常ポイント付与部、
74d:会計毎通常ポイント数情報、
75:指定買物日記憶部、
75d:指定買物日情報、
75di:指定買物日表示部(買物証明目印プラスの日表示部)、
76:プラスポイント付与部、
76d:会計毎プラスポイント数情報、
77:通常ポイント数記憶部、
77d:通常ポイント合計数情報、
78:プラスポイント数記憶部、
78d:プラスポイント合計数情報、
79:ポイント合計算出部、
79d:ポイント合計数情報、
80:ポイント合計数記憶部、
81:表示装置、
81d:通信端末表示情報、
82:ポイント/金額登録部、
82d:ポイント/金額情報、
83:表示情報生成部、
83a:通信端末表示情報生成部、
83b:レシート表示情報生成部、
84:データ送信部、
86:繰越ポイント数記憶部、
87:繰越ポイント数出力部、
87d:繰越ポイント数情報、
88:ポイント未達成金額作成部、
88in:ポイント付与指示、
88d:ポイント未達成金額情報、
90:通し番号配列部、
91:交換価値ポイント配列部、
92:交換価値ポイント獲得ポイント数、
93:サービス券情報/交換価値ポイント情報出力部、
93da:交換価値ポイント数情報、
93db:サービス券金額情報、
94:第1の画面、
95:第2の画面、
96:ポイント表画面表示ボタン、
97:前画面戻りボタン、
100:ポイントサービスの提供方法、
110:サービスポイント提供システム、
110a:ポイントサービス、
110b:ポイントサービスの提供方法、
111:第1のポイント提供システム(ポイント提供システム63)、
111a:第1のポイントサービス、
113:選択画面、
113a:選択確定指示画面、
114:第1の交換価値ポイント数確定形態、
116:選択画面送信部、
117:選択受付部、
118:サービス確定部、
119:サービス提供部、
120:接続、
121:選択、
122yes:第1のサービス選択指示、
122no:第1のサービス非選択指示、
123yes:第2のサービス選択指示、
123no:第2のサービス非選択指示、
124op:開放状態、
124rk:ロック状態、
125op:開放状態、
125rk:ロック状態、
130:第2のポイント提供システム、
130a:第2のポイントサービス、
131:第2の交換価値ポイント数確定形態、

133:指定買物日記憶部、
133a:指定買物日、
133a1:第1の指定買物日、
133a2:第2の指定買物日、
133a3:第3の指定買物日、
133a4:第4の指定買物日、
133a5:第5の指定買物日、
133a6:第6の指定買物日、
133a7:第7の指定買物日、
133a8:第8の指定買物日、
133ad:指定買物日情報、
133di:指定買物日表示部、

134:日付入買物証明目印付け箇所群格納部、
134a:日付入買物証明目印付け箇所群部、
134ad:日付入買物証明目印付け箇所群部情報、
135:日付無し買物証明目印付け箇所群格納部、
135a:日付無し買物証明目印付け箇所群、
135ad:日付無し買物証明目印付け箇所群部情報、
137:顧客情報記憶部、
138:顧客特定部、
138in:物証明目印付与指示、
139:パソコン、

140:買物証明目印付与部、
140a:買物証明目印、
140ad:買物証明目印情報、
140d:更新目印付け箇所群情報、

141:ビンゴ成立線、
141-1:第1のビンゴ成立線、
141-2:第2のビンゴ成立線、
141-3:第3のビンゴ成立線、
141-4:第4のビンゴ成立線、

142:ビンゴ線引/ビンゴ成立数取得部、
142d:線引更新情報(線引更新ビンゴ欄情報)、
144:ビンゴ成立数、
144d:ビンゴ成立数情報、
145:ビンゴ情報格納部、
146:ポイント/金額登録部、
146d:ポイント/金額情報、

147:サービス券情報/交換価値ポイント情報作成出力部、
147a:交換価値ポイント数、
147ad:交換価値ポイント数情報、
147b:サービス券金額情報、
147bd:サービス券情報/交換価値ポイント数情報、

148d:通信端末表示情報、
149:表示情報生成部、
149a:通信端末表示情報生成部、
149b:レシート表示情報生成部、
150:データ送信部、
151d:レシート表示情報、
155:第1のサービス選択ボタン、
155a:第1のサービスのイメージ画、
155b:第1のサービスの名称、
156:第2のサービス選択ボタン、
156a:第2のサービスのイメージ画、
156b:第2のサービスの名称、
158a:第1のサービス確定画面、
158b:第1のサービス確定画面、
159:確定ボタン、
160:注意事項表記部、
161:戻るボタン、
162:終了ボタン、
163:終了ボタン、
165:第1のサービス提供画面、
167a:第2のサービス確定画面、
168:確定ボタン、
169:第2のサービス提供画面、
170:選択画面に戻るボタン、
180:ポイントサービスの提供方法。


図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
【手続補正書】
【提出日】2023-10-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
買物金額が所定の金額条件を満たしたことを証明する買物証明目印である通常買物証明目印を付ける箇所(部位、部分を含む)である買物証明目印付け箇所が配列または配置され、前記買物証明目印付け箇所に前記通常買物証明目印を付けて行くポイントカードであって、
買物をした日が特別に指定された日にちであることで、前記買物をした日の買物金額に応じた前記通常買物証明目印の付け数とは別に、プラス付けされる買物証明目印であるプラス買物証明目印が付けられる前記特別に指定された日にちである買物証明目印プラスの日が、複数日表示された買物証明目印プラスの日表示部(例えば、買物証明目印プラスの日表示部(3a)、(3b)、(3d)、(3e)、(3f))と、
前記プラス買物証明目印を付けて行くためのプラス買物証明目印付け箇所と、を備え、
前記プラス買物証明目印付け箇所が設けられている場所は、前記買物証明目印付け箇所が設けられている場所とは別の場所であり、
前記通常買物証明目印(例えば、通常買物証明目印(10))は、例えば、スタンプや印鑑や印章などの印影による印し、印刷による印し、シールの貼つけによる印しなどであり、
前記プラス買物証明目印(例えば、プラス買物証明目印(11)、(11b)、(11c))は、例えば、スタンプや印鑑や印章などの印影による印し、印刷による印し、シールの貼つけによる印しなどである、ことを特徴とするポイントカード(例えば、通常目印+指定日目印式カード(17a)、(17d)、(17e)、(17f)、(17g)、(17h)、(17i)、(17j))。
【請求項2】
前記プラス買物証明目印の付け数を記入するプラス買物証明目印付け数記入部(例えば、(13a)、(13b)、(13c))を設けたことを特徴とする請求項1に記載のポイントカード。
【請求項3】
前記通常買物証明目印の付け数を記入する通常買物証明目印合計数記入部(12)、(12b)を設け、
前記プラス買物証明目印の付け数を記入するプラス買物証明目印付け数記入部(例えば、(13a)、(13b)、(13c))を設け、
前記通常買物証明目印の付け数と前記プラス買物証明目印の付け数との合計数である買物証明目印合計数を記入するための買物証明目印合計数記入部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のポイントカード。
【請求項4】
前記買物証明目印プラスの日表示部の前記買物証明目印プラスの日の日付が表示された箇所前記プラス買物証明目印付け箇所であり、または、前記買物証明目印プラスの日表示部の前記買物証明目印プラスの日の日付が表示された箇所の隣り(上隣り、下隣り、横隣りがある)に前記プラス買物証明目印付け箇所が設けられた形態であることを特徴とする請求項1、2、3のいずれか1項に記載のポイントカード。
【請求項5】
前記プラス買物証明目印付け箇所は、1箇所の目印付け箇所に前記プラス買物証明目印を1つのみ付ける箇所である、ことを特徴とする請求項1、2、3のいずれか1項に記載のポイントカード。
【請求項6】
前記買物証明目印プラスの日の買物でプラス付けされる前記プラス買物証明目印の付け数は、前記通常買物証明目印を付ける箇所に付ける前記通常買物証明目印の付け数を倍増(例えば、押印2倍、押印3倍、スタンプ2倍デー、スタンプ3倍デー)した付け数にするという趣旨の表示や表記を設けた形態を除く形態である、ことを特徴とする請求項1、2、3のいずれか1項に記載のポイントカード。
【手続補正書】
【提出日】2024-04-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
買物金額が所定の金額条件を満たしたことを証明する買物証明目印である通常買物証明目印を付ける箇所(部位、部分を含む)である買物証明目印付け箇所が配列または配置され、前記買物証明目印付け箇所に前記通常買物証明目印を付けて行くポイントカードであって、
買物をした日が特別に指定された日にちであることで、前記買物をした日の買物金額に応じた前記通常買物証明目印の付け数とは別に、プラス付けされる買物証明目印であるプラス買物証明目印が付けられる前記特別に指定された日にちである買物証明目印プラスの日が、複数日表示された買物証明目印プラスの日表示部(例えば、買物証明目印プラスの日表示部(3a)、(3b)、(3d)、(3e)、(3f))と、
前記プラス買物証明目印を付けて行くためのプラス買物証明目印付け箇所と、を備え、
前記プラス買物証明目印付け箇所が設けられている場所は、前記買物証明目印付け箇所が設けられている場所とは別の場所であり、
前記通常買物証明目印(例えば、通常買物証明目印(10))は、例えば、スタンプや印鑑や印章などの印影による印し、印刷による印し、シールの貼つけによる印しなどであり、
前記プラス買物証明目印(例えば、プラス買物証明目印(11)、(11b)、(11c))は、例えば、スタンプや印鑑や印章などの印影による印し、印刷による印し、シールの貼つけによる印しなどである、ことを特徴とするポイントカード(例えば、通常目印+指定日目印式カード(17a)、(17d)、(17e)、(17f)、(17g)、(17h)、(17i)、(17j))。
【請求項2】
前記プラス買物証明目印の付け数を記入するプラス買物証明目印付け数記入部(例えば、(13a)、(13b)、(13c))を設けたことを特徴とする請求項1に記載のポイントカード。
【請求項3】
前記通常買物証明目印の付け数を記入する通常買物証明目印合計数記入部(12)、(12b)を設け、
前記プラス買物証明目印の付け数を記入するプラス買物証明目印付け数記入部(例えば、(13a)、(13b)、(13c))を設け、
前記通常買物証明目印の付け数と前記プラス買物証明目印の付け数との合計数である買物証明目印合計数を記入するための買物証明目印合計数記入部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のポイントカード。
【請求項4】
前記買物証明目印プラスの日表示部の前記買物証明目印プラスの日の日付が表示された箇所が前記プラス買物証明目印付け箇所であり、または、前記買物証明目印プラスの日表示部の前記買物証明目印プラスの日の日付が表示された箇所の隣り(上隣り、下隣り、横隣りがある)に前記プラス買物証明目印付け箇所が設けられた形態であることを特徴とする請求項1、2、3のいずれか1項に記載のポイントカード。
【請求項5】
前記プラス買物証明目印付け箇所は、1箇所の目印付け箇所に前記プラス買物証明目印を1つのみ付ける箇所である、ことを特徴とする請求項1、2、3のいずれか1項に記載のポイントカード。