(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024145282
(43)【公開日】2024-10-15
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G08B 25/00 20060101AFI20241004BHJP
G08B 21/18 20060101ALI20241004BHJP
G08B 25/08 20060101ALI20241004BHJP
H04M 1/72421 20210101ALI20241004BHJP
H04M 11/04 20060101ALI20241004BHJP
H04N 7/18 20060101ALI20241004BHJP
【FI】
G08B25/00 510M
G08B21/18
G08B25/08 A
H04M1/72421
H04M11/04
H04N7/18 D
H04N7/18 U
H04N7/18 K
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023057570
(22)【出願日】2023-03-31
(71)【出願人】
【識別番号】390010054
【氏名又は名称】コイト電工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100134832
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 文雄
(74)【代理人】
【識別番号】100165308
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100115048
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 康弘
(72)【発明者】
【氏名】小平 恭宏
【テーマコード(参考)】
5C054
5C086
5C087
5K127
5K201
【Fターム(参考)】
5C054CA04
5C054CC02
5C054GB02
5C054GB05
5C054GB06
5C054HA27
5C086AA26
5C086AA60
5C086BA22
5C086CA28
5C086CB27
5C086DA08
5C086DA33
5C086FA06
5C086FA18
5C087AA02
5C087AA03
5C087AA25
5C087AA37
5C087BB20
5C087BB73
5C087DD05
5C087DD13
5C087EE05
5C087EE14
5C087FF01
5C087FF02
5C087FF04
5C087GG02
5C087GG08
5C087GG17
5C087GG66
5C087GG67
5C087GG83
5K127AA26
5K127BA10
5K127CB19
5K127GB07
5K127GD03
5K127GD07
5K127GD17
5K127HA11
5K127JA14
5K127JA49
5K127KA04
5K127KA11
5K201AA07
5K201BA03
5K201CA04
5K201CC04
5K201DC05
5K201EC06
5K201ED04
(57)【要約】 (修正有)
【課題】車両内での痴漢行為の発生を抑制する情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよび記憶媒体を提供する。
【解決手段】車載器において、制御部は、車両の内部が撮影された画像を取得する画像取得処理部と、前記画像に所定の人物が写っているか否かを確認する人物確認処理部と、前記画像に所定の人物が写っている画像を記憶する第1の記憶処理部と、前記車両の位置情報を取得する車両位置情報取得部と、を有し、前記画像に所定の人物が写っていることが確認された場合に、注意を促す情報を含む注意情報を、前記車両の位置から所定の距離内に存在する装置に送信する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の内部が撮影された画像を取得する画像取得処理部と、
前記画像に、所定の人物が写っているのか否かを確認する人物確認処理部と、
前記画像に前記所定の人物が写っている画像を記憶する第1の記憶処理部と、を有する、情報処理装置。
【請求項2】
前記画像に所定の人物が写っていることが確認されたならば、注意を促す情報を含む注意情報を他の装置に送信する注意情報送信処理部をさらに有する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記注意情報は、前記所定の人物が写っていることが確認された画像を含む、請求項2の記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記車両の位置情報を取得する車両位置情報取得部をさらに有し、
前記他の装置は、前記注意情報を、前記車両の位置から所定の距離内に存在する装置に送信する、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
携帯端末から第1の指示を受けたならば、所定のイベントが発生したことを前記車両の内部に通知する通知処理部をさらに有する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記通知処理部は、前記車両の内部に設置された表示装置に前記画像を表示することで、前記所定のイベントが発生したことを通知する、請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記表示装置に表示される画像は、写っている人物が特定できないように加工されている、請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記携帯端末から第1の指示を前記携帯端末から受けたならば、前記画像を記憶する第2の記憶処理部さらに有する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記第1の指示とは異なる第2の指示を前記携帯端末から受けたならば、前記画像を記憶する第3の記憶処理部をさらに有する、請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記所定の人物は、過去に痴漢行為を行ったことを確認されたことがある人物を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記所定の人物は、過去に痴漢行為をされたことを確認されたことがある人物を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項12】
鉄道車両の内部が撮影された画像を取得する画像取得処理部と、
携帯端末から第1の指示を受けたならば、前記鉄道車両の内部に設置された表示装置に前記画像を表示することで、所定のイベントが発生したことを前記鉄道車両の内部に通知する通知処理部と、を有する、情報処理装置。
【請求項13】
コンピュータにより実行される情報処理方法であって、
車両の内部が撮影された画像を取得する画像取得処理工程と、
前記画像に、所定の人物が写っているのか否かを確認する人物確認処理工程と、
前記画像に前記所定の人物が写っている画像を記憶する第1の記憶処理工程と、を有する、情報処理方法。
【請求項14】
コンピュータにより実行される情報処理方法であって、
鉄道車両の内部が撮影された画像を取得する画像取得処理工程と、
携帯端末から第1の指示を受けたならば、前記鉄道車両の内部に設置された表示装置に前記画像を表示することで、所定のイベントが発生したことを前記鉄道車両の内部に通知する通知処理工程と、を有する、情報処理方法。
【請求項15】
請求項13または14に記載の情報処理方法を、コンピュータに実行させる情報処理プログラム。
【請求項16】
請求項15に記載の情報処理プログラムを記憶しているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
鉄道やバスなどの車両内での痴漢行為を防止するための技術が開発されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に開示された車両用異常事態報知装置は、車内に設置された押ボタンや携帯電話機などから痴漢行為などの異常事態の発生が通知されたときに、スピーカや警告灯、表示パネルを用いて、異常事態の発生を周囲の人々に報知する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された車両用異常事態報知装置は、押ボタンや携帯電話機などからの異常事態の発生が通知されない限り、つまり、痴漢行為の被害者等が押しボタンを押すことや、携帯電話機を操作することをしない限り、異常事態の発生を報知しない。痴漢行為の被害者のなかには、被害を受けている間に、押しボタンを押すことや、携帯電話機を操作することができない者も多い。このため、特許文献1に開示された技術では、このような被害者への痴漢行為の発生を抑制することはできない。
【0005】
そこで、本発明は、車両内での痴漢行為の発生を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明における情報処理装置は、車両の内部が撮影された画像を取得する画像取得処理部と、前記画像に、所定の人物が写っているのか否かを確認する人物確認処理部と、前記画像に前記所定の人物が写っている画像を記憶する第1の記憶処理部と、を有する。前記所定の人物は、過去に痴漢行為を行ったことを確認されたことがある人物を含むようにすると良い。前記所定の人物は、過去に痴漢行為をされたことを確認されたことがある人物を含むようにしても良い。
【0007】
前記画像に所定の人物が写っていることが確認されたならば、注意を促す情報を含む注意情報を他の装置に送信する注意情報送信処理部をさらに有するようにしても良い。
【0008】
前記注意情報は、前記所定の人物が写っていることが確認された画像を含むようにしても良い。
【0009】
前記車両の位置情報を取得する車両位置情報取得部をさらに有し、前記他の装置は、前記注意情報を、前記車両の位置から所定の距離内に存在する装置に送信するようにしても良い。
【0010】
携帯端末から第1の指示を受けたならば、所定のイベントが発生したことを前記車両の内部に通知する通知処理部をさらに有するようにしても良い。
【0011】
前記通知処理部は、前記車両の内部に設置された表示装置に前記画像を表示することで、前記所定のイベントが発生したことを通知するようにしても良い。
【0012】
前記表示装置に表示される画像は、写っている人物が特定できないように加工されているようにすると良い。
【0013】
前記携帯端末から第1の指示を前記携帯端末から受けたならば、前記画像を記憶する第2の記憶処理部さらに有するようにしても良い。
【0014】
前記第1の指示とは異なる第2の指示を前記携帯端末から受けたならば、前記画像を記憶する第3の記憶処理部をさらに有するようにしても良い。
【0015】
本発明における情報処理装置は、鉄道車両の内部が撮影された画像を取得する画像取得処理部と、携帯端末から第1の指示を受けたならば、前記鉄道車両の内部に設置された表示装置に前記画像を表示することで、所定のイベントが発生したことを前記鉄道車両の内部に通知する通知処理部と、を有する。
【0016】
本発明の情報処理方法は、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、車両の内部が撮影された画像を取得する画像取得処理工程と、前記画像に、所定の人物が写っているのか否かを確認する人物確認処理工程と、前記画像に前記所定の人物が写っている画像を記憶する第1の記憶処理工程と、を有する。
【0017】
本発明の情報処理方法は、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、鉄道車両の内部が撮影された画像を取得する画像取得処理工程と、携帯端末から第1の指示を受けたならば、前記鉄道車両の内部に設置された表示装置に前記画像を表示することで、所定のイベントが発生したことを前記鉄道車両の内部に通知する通知処理工程と、を有する。
【0018】
本発明における情報処理プログラムは、上記情報処理方法を、コンピュータに実行させる。
【0019】
本発明における記録媒体は、上記情報処理プログラムを記憶しているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。
【発明の効果】
【0020】
本発明により、車両内での痴漢行為の発生を抑制することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明の一実施形態に係る車載器100を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
<車載器100>
図1は、本発明の一実施形態に係る車載器100を示す図である。車載器100は、鉄道やバスなどの車両に設置された機器であり、例えば、車内表示器や車内灯である。
【0023】
車載器100は、制御部110と、通信部120と、記憶部130と、を有する。制御部110は、情報を処理するための情報処理装置であり、例えば、コンピュータにより構成される。記憶部130は、ハードディスクドライブや、ソリッドステートドライブ、メモリなどの情報を記憶するための記憶装置である。通信部120は、他の装置と情報の送受信を行うための通信装置である。
【0024】
図2は、制御部110を示す図である。制御部110は、画像取得処理部111と、人物確認処理部112と、第1の記憶処理部113と、を有する。
【0025】
画像取得処理部111は、車載器100が設置された車両の内部が撮影された画像を、当該画像を撮影したカメラから取得する。当該カメラは、車載器100が備えるようにしても良いし、車載器100とは別個の装置であるようにしても良い。当該カメラが車載器100とは別個の装置である場合、当該カメラは、鉄道車両の内部に設置され、画像取得処理部111は、通信部120による通信を用いて、当該カメラから、当該カメラにより撮影された画像を取得する。このとき、当該カメラは、例えば、他の車載器(例えば、車内表示器や室内灯)に搭載される。
【0026】
人物確認処理部112は、画像取得処理部111により取得された画像に、所定の人物が写っているのか否かを確認する。所定の人物は、事前に登録された人物であり、例えば、過去に痴漢行為を行ったことを確認されたことがある人物(痴漢行為の加害者)や、過去に痴漢行為をされたことを確認されたことがある人物(痴漢行為の被害者)を含む。
【0027】
人物確認処理部112は、例えば、既存の顔認証技術を用いて、画像に所定の人物が写っているのか否かを確認する。このとき、例えば、記憶部130が上記の所定の人物の画像や特徴点を事前に記憶するようにし、人物確認処理部112は、この記憶部130に記憶された情報に基づいて、画像に所定の人物が写っているのか否かを確認するようにすると良い。
【0028】
第1の記憶処理部113は、画像取得処理部111により取得された画像のうち、所定の人物が写っている画像を記憶部113に記憶する。このとき、第1の記憶処理部113は、所定の人物が写っている画像を、当該所定の人物に紐付けて記憶するようにすると良い。
【0029】
痴漢行為の加害者は、痴漢行為を繰り返し行うことがあり、痴漢行為の被害者は、痴漢行為を繰り返し受けることがある。よって、本実施形態では、車載器100の痴漢行為が行われている可能性がある時間の車両内の画像を記憶することが可能である。このため、本実施形態では、車載器100は、痴漢行為が行われた際の証拠画像として使用することができる可能性がある画像を記憶することが可能であり、結果、本実施形態では、車両内での痴漢行為の発生を抑制することが可能である。
【0030】
制御部110は、注意情報送信処理部114をさらに有するようにしても良い。注意情報送信処理部114は、画像取得処理部111により取得された画像に所定の人物が写っていることが確認されたならば、注意を促す情報を含む注意情報を他の装置に送信する。他の装置は、例えば、車両に関連した施設(例えば、車両の運転席や、車両の車掌室、駅事務所)に設置された装置や、警察に関連した施設(警察署や鉄道警察隊の分駐所)に設置された装置である。このようにすることで、車両の運転手や車掌、駅員、警察官などに、痴漢行為の発生に関する注意を促すことが可能になる。
【0031】
また、注意情報は、注意を促す情報に加え、所定の人物が写っていることが確認された画像を含むようにすると良い。このようにすることで、車両の運転手や車掌、駅員、警察官が、画像を確認し、痴漢行為が発生したのか否かの確認を行うことが可能になる。
【0032】
また、このとき、制御部110は、車両の位置情報を取得する車両位置情報取得部115をさらに有するようにしても良い。そして、注意情報送信処理部114は、注意情報を、車両の位置から所定の距離内に存在する装置に送信するようにしても良い。このようにすることで、車両の近くに存在する駅員や警察官に、痴漢行為の発生に関する注意を促すことが可能になる。
【0033】
<携帯端末PTとの連携>
車載器100は、車両に乗車する人物が使用する携帯端末PTと連携するようにしても良い。このとき、車載器100は、表示部140と、音声出力部150と、をさらに有すうようにし、制御部110は、通知処理部115をさらに有するようにすると良い。
【0034】
表示部140は、ディスプレイなどの情報を表示するための表示装置である。音声出力部150は、スピーカなどの情報に関する音声を出力するための音声出力装置である。
【0035】
通知処理部115は、携帯端末PTから第1の指示を受けたならば、所定のイベント(例えば、痴漢行為を含む)が発生したことを車両の内部に通知する。このとき、通知処理部115は、所定のイベントが発生したことを、表示部140による表示により通知するようにしても良いし、音声出力部150による音声出力により通知するようにしても良い。
【0036】
このようにすることで、携帯端末PTの使用者が、所定のイベントが発生したときに携帯端末PTを操作し、第1の指示を車載器100に送ることで、車内の他の乗客に、所定のイベントが発生したことを通知することが可能になる。
【0037】
例えば、通知処理部115は、画像取得処理部111により取得された画像を、表示部140に表示することで、所定のイベントが発生したことを通知するようにすると良い。このようにすることで、痴漢行為が発生した場合に、車内の様子が録画されていることを痴漢行為を行っている者に通知することが可能になり。結果、痴漢行為を行っている者に、痴漢行為の継続を止めさせることが可能になる。
【0038】
このとき、表示部140に表示される画像は、写っている人物が特定できないように加工されている画像であるようにすると良い。表示部140に表示される画像は、例えば、モザイク加工がされた画像であるようにすると良い。このようにすることで、車内の乗客のプライバシーを保ちつつ、車内の様子が録画されていることを痴漢行為を行っている者に通知することが可能になる。
【0039】
また、このとき、注意情報送信処理部114は、携帯端末PTから第1の指示を受けたときも、上述したように注意情報の送信を行うようにすると良い。
【0040】
また、制御部110は、第2の記憶処理部116をさらに有するようにしても良い。第2の記憶処理部116は、携帯端末PTから第1の指示を受けたならば、画像取得処理部111により取得された画像を、記憶部130に記憶する。このようにすることで、携帯端末PTの使用者が、所定のイベントが発生したときに携帯端末PTを操作し、第1の指示を車載器100に送ることで、所定のイベントが写っている可能性がある画像を記録することが可能になる。
【0041】
このとき、第2の記憶部処理部116は、携帯端末PTから第1の指示を受けたならば、当該第1の指示を受けた時点の前後に撮影された画像を記憶するようにすると良い。例えば、第2の記憶部処理部116は、携帯端末PTから第1の指示を受けたならば、当該第1の指示を受けた時点より第1の時間だけ前の時刻から第2の時間だけ後の時刻までの間に撮影された画像を記憶するようにすると良い。また、このとき、第2の記憶処理部116は、第1の指示を受けた時点の前後に撮影された画像を、当該第1の指示を出した携帯端末PTや当該携帯端末PTの使用者に紐付けて記憶するようにすると良い。
【0042】
また、制御部110は、第3の記憶処理部117をさらに有するようにしても良い。第3の記憶処理部117は、第1の指示とは異なる第2の指示を受けたならば、画像取得処理部111により取得された画像を、記憶部130に記憶する。このようにすることで、携帯端末PTの使用者が、所定のイベントが発生していないときであっても、携帯端末PTを操作し、第2の指示を車載器100に送ることで、車内の他の乗客に、車内の画像を記録することが可能になる。結果、携帯端末PTの使用者が、所定のイベントが発生したときに携帯端末PTを操作することができなかったとしても、所定のイベントが写っている可能性がある画像を記録することが可能になる。
【0043】
このとき、第3の記憶部処理部117は、携帯端末PTから第2の指示を受けたならば、当該第2の指示を受けた時点の前後に撮影された画像を記憶するようにすると良い。例えば、第3の記憶部処理部117は、携帯端末PTから第2の指示を受けたならば、当該第2の指示を受けた時点より第1の時間だけ前の時刻から第2の時間だけ後の時刻までの間に撮影された前記画像を記憶するようにすると良い。また、このとき、第3の記憶処理部117は、第2の指示を受けた時点の前後に撮影された画像を、当該第2の指示を出した携帯端末PTや当該携帯端末PTの使用者に紐付けて記憶するようにすると良い。
【0044】
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に記載した本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更が可能である。
【符号の説明】
【0045】
100 情報処理装置
110 制御部
111 画像取得処理部
112 人物確認処理部
113 第1の記憶処理部
114 注意情報送信処理部
115 通知処理部
116 第2の記憶処理部
117 第3の記憶処理部
120 記憶部
130 通信部
140 表示部
150 音声出力部