(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024145651
(43)【公開日】2024-10-15
(54)【発明の名称】車両に搭載された電子機器の配置構造
(51)【国際特許分類】
B60K 11/06 20060101AFI20241004BHJP
B60K 1/00 20060101ALI20241004BHJP
B60R 5/04 20060101ALI20241004BHJP
【FI】
B60K11/06
B60K1/00
B60R5/04 T
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023058096
(22)【出願日】2023-03-31
(71)【出願人】
【識別番号】000003997
【氏名又は名称】日産自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100111235
【弁理士】
【氏名又は名称】原 裕子
(74)【代理人】
【識別番号】100170575
【弁理士】
【氏名又は名称】森 太士
(72)【発明者】
【氏名】小林 卓磨
(72)【発明者】
【氏名】中島 尚志
(72)【発明者】
【氏名】吉田 一揮
【テーマコード(参考)】
3D022
3D038
3D235
【Fターム(参考)】
3D022BA05
3D022BA12
3D022BB01
3D022BC09
3D022BC18
3D038AA09
3D038AB01
3D038AC02
3D235AA02
3D235BB21
3D235CC13
3D235FF43
3D235HH02
3D235HH07
3D235HH16
(57)【要約】
【課題】車両に搭載された電子機器からの廃熱を有効に活用する。
【解決手段】電子機器の配置構造は、車両1に搭載された当該電子機器12と、当該電子機器12を冷却するための送風ファン14と、車両1に設けられた収納ボックス31と、を備える。さらに、送風ファン14により送風され電子機器12を冷却した空気を、収納ボックス31内へ導入するためのダクト21を備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載された電子機器と、
前記電子機器を冷却するための送風ファンと、
前記車両に設けられた収納ボックスと、
前記送風ファンにより送風され前記電子機器を冷却した空気を、前記収納ボックス内へ導入するためのダクトと、を備えた電子機器の配置構造。
【請求項2】
前記収納ボックスは、ラゲッジボードの下方へ設置された、発泡体より成るラゲッジアンダートレイである、請求項1に記載の電子機器の配置構造。
【請求項3】
前記収納ボックスは、前記車両の後部に設けられた荷室に設置されている、請求項1又は2に記載の電子機器の配置構造。
【請求項4】
前記収納ボックスは、前記ダクトが接続される開口部を有し、
前記開口部は、前記収納ボックスの側壁の下端部または底壁に設けられている、請求項1又は2に記載の電子機器の配置構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載された電子機器の配置構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、荷室に設置された電子機器を冷却した空気を車外へ排出する構造を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、発熱した電子機器を冷却した空気を車外へ排出する場合、電子機器からの廃熱を活用することができない。
【0005】
本発明の目的は、車両に搭載された電子機器からの廃熱を有効に活用することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る電子機器の配置構造は、車両に搭載された当該電子機器と、当該電子機器を冷却するための送風ファンと、車両に設けられた収納ボックスと、を備える。さらに、送風ファンにより送風され電子機器を冷却した空気を、収納ボックス内へ導入するためのダクトを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、車両に搭載された電子機器からの廃熱を有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】実施形態に係る電子機器の配置構造を備えた車両を、ダクトを通る鉛直面で切った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、実施形態に係る車両に搭載された電子機器の配置構造について説明する。各図において、車両前方をFR、車両後方をRR、車両右方をRH、車両左方をLH、車両上方をUP、車両下方をDNで示す。以下の説明における、前方、後方、右方、左方、上方、下方という用語は、特に断わりのない限り、車両を基準とした方向を意味する。また、
図3~5では、サイドパネル7、後部シートR、ラゲッジボード32の図示を省略している。なお、以下の説明では同一の機能を有する要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0010】
図1に示すように、本実施形態に係る電子機器の配置構造は、インバータユニット11と、ダクト21と、収納ボックス31と、を有している。
【0011】
図1に示した例では、インバータユニット11は、上下方向においてフロアパネル6と後部シートRとの間に設置されている。インバータユニット11は、電子機器であるインバータ12を内蔵している。インバータ12は、高電圧バッテリBの直流電力を交流電力に変換する、例えば、消費電力1500WのDC-ACインバータである。変換後の交流電力の電圧は、例えば、日本では100V、北米では120V、欧州や中国などでは220~240Vである。ユーザは、得られた交流電力を利用して、例えば、電気ポッド、炊飯器等の家電製品を稼働することができる。また、当該交流電力は、災害時等における非常用、緊急用の電力として利用することができる。このようなシーンでは、高電圧バッテリBを充電できない状況が想定されるため、当該交流電力をできるだけ有効に使用することが望ましい。インバータ12は、電力変換のためのスイッチングにより発熱するため、冷却する必要がある。
【0012】
図2及び
図3に示した例では、インバータユニット11は、箱形のケース13を有している。ケース13の内部には、インバータ12と、送風ファン14と、が収容されている。ケース13の下面には、ケース13の内部と外部とを連通する吸気口15が設けられている。ケース13の後側側面の下部には、ダクト21と接続する排気口16が設けられている。なお、図示されたケース13は、直方体状の形状を有するが、ケース13の形状は、特に限定されず、内部にインバータ12と送風ファン14とを収容でき、かつ、吸気口15及び排気口16を設けることができる形状から任意に選択することができる。
【0013】
送風ファン14は、ケース13の内部に収容され、インバータ12の下方に配置されている。送風ファン14は、羽根車と、羽根車を回転させるモータと、を備える。送風ファン14は、羽根車の回転により吸気口15から外部の空気を吸引し、吸引した空気をインバータ12に送風してインバータ12を冷却する。モータは、ハーネス接続部17を通して供給される電気により駆動する。なお、インバータ12は、インバータ12が発する熱を空気中に放出させるための冷却フィンを備えていてもよい。冷却フィンは、送風ファン14から送風される空気により、冷却される。冷却フィンの形状及び配置は、特に限定されない。冷却フィンは、例えば、インバータ12の底面における送風ファン14を囲む領域に突設されてもよい。
【0014】
吸気口15は、ケース13の下面の略中央に設けられた、円形の開口である。吸気口15は、インバータ12を冷却するための空気を、ケース13の外部からケース13の内部へと取り込む。吸気口15の形状及び配置は、図示したものに限定されない。吸気口15は、複数の円孔やスロット等から構成されてもよい。
【0015】
排気口16は、ケース13の後側側面の下部に設けられた、矩形状の開口である。排気口16は、送風ファン14により送風されインバータ12を冷却した空気を、ケース13の外部に排気する。排気口16は、後述するダクト21のダクト接続口22に接続されている。排気口16の形状及び配置は、図示したものに限定されない。排気口16は、複数の円孔やスロット等から構成されてもよい。
【0016】
図示した例では、ケース13の左側面に、2つのハーネス接続部17が設けられている。ハーネス接続部17には、高電圧バッテリBから延びるハーネス(不図示)が接続される。
【0017】
ダクト21は、
図2~5に示すように、インバータユニット11と収納ボックス31との間に配置され、排気口16と収納ボックス31の開口部34とを接続している。ダクト21は、ダクト接続口22と、ダクト排気口23と、を有している。ダクト21は、前側のダクト接続口22と後側のダクト排気口23とが連通した、断面略矩形状の筒体である。ダクト21の材料は、特に限定されず、金属や樹脂(繊維強化樹脂を含む)であってもよい。
【0018】
ダクト接続口22は、
図5に示すように、下面延出部22aと、上面延出部22bと、を有している。下面延出部22aは、ダクト接続口22の下壁の前縁から前方に延出している。上面延出部22bは、ダクト接続口22の上壁の前縁から上方に延出している。ダクト接続口22の下壁から上面延出部22bの上端までの上下方向寸法は、排気口16の上下方向寸法よりも大きい。ダクト接続口22をケース13の排気口16に接続する際は、下面延出部22aを排気口16内部に挿入しつつ、ケース13の排気口16の外側に上面延出部22bを突き当てる。これにより、排気口16とダクト接続口22とを適正な位置で当接させて接続することができ、排気口16とダクト接続口22との間での排気の漏出を抑制することができる。ダクト21の断面形状および断面積、並びにダクト接続口22と排気口16との接続部の構成は、図示したものに限定されない。接続部は、例えば、ダクト接続口22と排気口16との間に樹脂製パッキン等のシール部材を配置して、気密性をさらに高めてもよい。
【0019】
ダクト排気口23は、収納ボックス31の開口部34に挿入されて固定されている。ダクト排気口23を開口部34に接続する際は、ダクト排気口23を開口部34内部に挿入することで、ダクト排気口23の外周面と開口部34の内周面とを当接させて接続する。これにより、ダクト排気口23と開口部34との間での排気の漏出を抑制することができる。本実施形態のダクト21の前後方向中央部から後側の部分は、
図2に示すように、ダクト排気口23に向かうに従って上側に位置するように傾斜し、ダクト排気口23が最も高い位置に位置するよう形成されている。なお、ダクト21のルート形状は、図示したものに限定されず、例えば、ダクト21の前後方向中央部とダクト排気口23との間に、最も高い位置に位置する部分(以下、最高部と称する)を設けてもよい。即ち、最高部から前方及び後方に向かうに従って下側に位置するように傾斜してもよい。この場合、収納ボックス31側からみたときに、開口部34の奥のダクト21が上り傾斜となるため、収納ボックス31内部の液体や物体が開口部34を介してダクト21内部へと侵入することを抑制することができる。
【0020】
収納ボックス31は、ラゲッジボックスとも称され、
図1~
図5に示すように、荷室3の下部に設置されている。荷室3は、ラゲッジルームとも称され、車両1の後部に設けられ、後部シートRの後方に形成された空間である。収納ボックス31は、前後方向において後部シートRとリアエンドパネル8との間に配置され、左右方向において両側のサイドパネル7の間に配置されている。収納ボックス31は、箱状のラゲッジアンダートレイ33で構成されている。
【0021】
ラゲッジアンダートレイ33は、荷室3においてフロアパネル6の上方に配置されている。ラゲッジアンダートレイ33は、上方に開口した有底箱型容器であり、その上方には、板状のラゲッジボード32が配置されている。ラゲッジボード32は、ラゲッジアンダートレイ33の後述する側壁36の上端に載置され、ラゲッジアンダートレイ33の開口を上方から覆っている。ユーザはラゲッジボード32を開閉することにより、物体をラゲッジアンダートレイ33内部に容易に出し入れすることができる。ラゲッジボード32は樹脂製であり、ラゲッジボード32とラゲッジアンダートレイ33とにより、閉じた収納空間が形成される。
【0022】
ラゲッジアンダートレイ33は、平板状の底壁35と、底壁35の周縁部から上方に延びる側壁36とを備えている。前側の側壁36の下端部には、ダクト排気口23が接続される開口部34が設けられている。開口部34は、底壁35に設けられていてもよい。ラゲッジアンダートレイ33は、発泡体で構成されている。発泡体は、特に限定されず、公知の発泡体を用いることができる。発泡体は発泡プラスチックであってもよく、例えば、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン等であってもよい。発泡体の発泡径、密度、独立気泡率等は、特に限定されない。また、ダクト排気口23と開口部34との接続部の構成は、図示したものに限定されない。例えば、ダクト排気口23と開口部34との間に樹脂製パッキン等のシール部材を配置して、ダクト排気口23と開口部34との気密性をさらに高めてもよい。なお、ラゲッジアンダートレイ33の形状は、特に限定されず、開口部34を設けることができる形状から任意に選択することができる。
【0023】
図3に例示するジャンクションボックス18は、電源供給、分配、電圧の切り替え等を行う。ジャンクションボックス18は、後部シートRの下方、インバータユニット11より前方、かつ、後部シートRのシートレールSRの間に配置されている。また、ジャンクションボックス18は、カバー4とブラケット5との間に収容される。
【0024】
カバー4は、
図5及び
図6に示すように、インバータユニット11と、ダクト21の一部と、ジャンクションボックス18と、を上方から覆った状態で、ブラケット5に固定されている。即ち、カバー4とブラケット5との間に、インバータユニット11と、ダクト21の一部と、ジャンクションボックス18と、が収容されている。当該ダクト21の一部は、ダクト接続口22の排気口16への突き当て部分を含む。これにより、カバー4及びブラケット5は、車両後突時の衝突荷重からインバータユニット11やジャンクションボックス18等を保護する。さらに、カバー4及びブラケット5は、後部シートRの下方、かつ、シートレールSRの間に配置されている。ブラケット5は、フロアパネル6にボルトBTにより固定され、シートレールSRは、ホルダーHを介してフロアパネル6に固定されている。シートレールSR間の領域は、フロアパネル6において相対的に強い剛性を有するため、車両後突時の衝突荷重から、カバー4とブラケット5との間に収容された機器を保護することができる。
【0025】
カバー4は、図示した例では、高張力鋼板をプレス成形することで形成されており、上面部4aと、上面部4aの前側の側面である前面部4bと、前面部4bの下縁から前方に一体に延出する第1延出部4cと、を有する。さらに、カバー4は、上面部4aの後縁から後方に一体に延出する第1後方部4eと、第1後方部4eの下縁から左右方向に延出する第2延出部4dと、第1後方部4eの後縁の中央部分から後方に一体に延出する第2後方部4fと、を有する。第1延出部4c、第2延出部4dは、カバー4をブラケット5にボルトBTで固定するためのボルト孔を有する。なお、カバー4の材料は、特に限定されず、例えば、鋼以外の金属や樹脂(繊維強化樹脂を含む)等であってもよい。
【0026】
ブラケット5は、図示した例では、高張力鋼板をプレス成形することで形成されており、矩形板状の板状部5aと、ボルト孔を有するブラケット延出部5bと、を有する。板状部5aは、前後方向及び左右方向に広がる面を有し、略中央部に開口5cを有する。開口5cは、インバータ12を冷却するための空気をブラケット5の下方から取り入れて、上述の吸気口15に導くための開口である。ブラケット延出部5bは、板状部5aの四隅から下方及び左右方向に一体に延出している。ブラケット5は、ブラケット延出部5bのボルト孔にボルトBTを挿通して締結することで、フロアパネル6に固定される。なお、ブラケット5の材料は、特に限定されず、例えば、鋼以外の金属や樹脂(繊維強化樹脂を含む)等であってもよい。また、開口5cの形状は円形に限定されず、任意の形状を取り得る。
【0027】
フロアパネル6は、車室2の床面及び荷室3の底面を形成する鋼製のパネルである。フロアパネル6の材料は、特に限定されず、例えば、鋼以外の金属や樹脂(繊維強化樹脂を含む)等であってもよい。
【0028】
次に、
図2を参照して、本実施形態に係る電子機器の配置構造における空気の流れを説明する。送風ファン14の駆動により、ブラケット5の下方から開口5cを介して空気が取り込まれ、取り込まれた空気は、吸気口15を介してケース13の内部に取り込まれる。取り込まれた空気は、インバータ12に当てられてインバータ12と熱交換する。これにより、インバータ12は冷却され、空気は昇温して排気口16から排気される。排気された空気はダクト21へと導入され、ダクト21を通り、開口部34を介して収納ボックス31へと送風される。収納ボックス31内へ流入した空気は、収納ボックス31の内部で対流し、収納ボックス31自体、及び収納ボックス31内の空気を温める。これにより、収納ボックス31内に収納された物体を温めることができる。また、開口部34はラゲッジアンダートレイ33の側壁36の下端部に設置されているため、収納ボックス31内の空気を下側から温めるとともに、収納ボックス31内で空気を対流循環させて、収納された物体を効率良く温めることができる。さらに、ラゲッジアンダートレイ33は発泡体より構成されているため、収納ボックス31内部の熱が外部へ放散しにくい。収納ボックス31内の空気は、収納ボックス31の隙間、例えばラゲッジボード32とラゲッジアンダートレイ33の側壁36の上端との隙間から徐々に収納ボックス31外の荷室3に漏出するが、漏出空気は荷室3内ですぐに拡散する。このため、荷室3より前方の車室2が温められることが抑制される。
【0029】
本実施形態の電子機器の配置構造は、車両1に搭載された電子機器であるインバータ12と、インバータ12を冷却するための送風ファン14と、車両1に設けられた収納ボックス31と、を備えている。さらに、送風ファン14により送風されインバータ12を冷却した空気を、収納ボックス31内へ導入するためのダクト21を備えている。この配置構造によれば、インバータ12の廃熱で収納ボックス31内を温めることができるため、廃熱の有効利用が可能となる。
【0030】
本実施形態の収納ボックス31は、ラゲッジボード32の下方へ設置された、発泡体より成るラゲッジアンダートレイ33で構成されている。このため、ラゲッジアンダートレイ33内部の保温性が高く、より短時間でラゲッジアンダートレイ33内部の空気を温めることができ、さらに、温めたラゲッジアンダートレイ33内部の空気をより長時間保温することができる。これにより、インバータ12の廃熱をより一層有効に利用することが可能になる。
【0031】
本実施形態の収納ボックス31は、車両1の後部に設けられた荷室3に設置されている。これにより、収納ボックス31から漏出する空気が車室2内に拡散することが抑制されるため、荷室3より前方の車室2が過度に温められることを抑制することができる。
【0032】
本実施形態の収納ボックス31には、ダクト21が接続される開口部34が設けられており、開口部34は、収納ボックス31の底壁35または側壁36の下端部に設けられている。これにより、収納ボックス31内の空気を対流循環させることができ、収納ボックス31内部を効率良く温めることができる。
【0033】
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0034】
上記実施形態では、電子機器としてインバータを例にとって説明したが、電子機器がDCDCコンバータ等であった場合でも、本発明を適用できることは勿論である。
【符号の説明】
【0035】
1 車両
3 荷室
12 電子機器(インバータ)
14 送風ファン
21 ダクト
31 収納ボックス
32 ラゲッジボード
33 ラゲッジアンダートレイ
34 開口部
35 底壁
36 側壁