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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024014596
(43)【公開日】2024-02-01
(54)【発明の名称】枕
(51)【国際特許分類】
   A47G 9/10 20060101AFI20240125BHJP
【FI】
A47G9/10 U
A47G9/10 B
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022117546
(22)【出願日】2022-07-22
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-01-10
(71)【出願人】
【識別番号】522280777
【氏名又は名称】手塚 順子
(74)【代理人】
【識別番号】100134533
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 夏香
(74)【代理人】
【識別番号】100186451
【弁理士】
【氏名又は名称】梅森 嘉匡
(72)【発明者】
【氏名】手塚 順子
【テーマコード(参考)】
3B102
【Fターム(参考)】
3B102AA04
3B102AB07
(57)【要約】
【課題】ストレッチ、各種トレーニング等に用いることが可能で、かつ、睡眠時にも使用できる枕を提供する。
【解決手段】枕1は、複数の発泡樹脂製部材により構成される枕本体2と、枕本体2の内部に嵌め込まれた複数の球体3と、枕本体2と球体3とを収容するカバー4と、を有する。枕1は、側断面視で上面側が半円状に形成され下面側が三角形状又は台形状に形成される。枕本体2は、端部成形ユニット21a、21bと、中間部成形ユニット22と、端部成形ユニット21a、21b及び中間部成形ユニット22に巻き付けられる成形シート23と、を有する。端部成形ユニット21a、21bは、いずれも中間部成形ユニット22よりも硬質であり、球体3が、枕本体2の中央から左右両端に向かって対称となる位置に配置してある。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の発泡樹脂製部材により構成される枕本体と、
前記枕本体の内部に嵌め込まれた複数の球体と、
前記枕本体と前記球体とを収容するカバーと、を有し、
側断面視で上面側が半円状に、下面側が三角形状若しくは台形状に、形成してあり、
前記枕本体が、
前記枕本体の左右両端側のそれぞれに配置される一対の端部成形ユニットと、
前記一対の端部成形ユニットの間に配置される中間部成形ユニットと、
前記一対の端部成形ユニット及び前記中間部成形ユニットに巻き付けられる成形シートと、を有し、
前記端部成形ユニットが、前記中間部成形ユニットよりも硬質であり、
前記球体が、前記枕本体の中央から左右両端に向かって対称となる位置に配置してあることを特徴とする枕。
【請求項2】
前記端部成形ユニットが、高反発性のチップウレタンフォームであり、
前記中間部成形ユニットが、軟質ウレタンフォームであり、
前記成形シートが、低反発弾性ウレタンフォームであることを特徴とする請求項1記載の枕。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ストレッチやトレーニング等に用いることが可能な枕に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ストレッチやトレーニング用の枕として様々な用具が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1に開示される技術は、凸部を備え垂直方向に伸びる2つの押圧手段を有する整体治療用補助具であり、凸部は使用者の仙骨の左右方向幅に相当する幅に配置され、使用者が下方向に自重をかけることによって臀部を押圧することにより、臀部深層筋を押圧することを目的とした器具である(同文献1の段落0015参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2022-054359号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
平らな布団の上に仰向けの姿勢で寝ると、腰が浮いた状態となって布団との間に隙間ができ、背中や臀部に体重が集中してしまうため、当該部位を痛める原因となる。また、横向きの姿勢での睡眠は、側頭部や肩や腰で上半身を支えるような姿勢となるため、肩の高さの分だけ首に負担がかかり、また、内臓下垂を引き起こしてしまう。前述の用具を用いると、仰向けの姿勢で使用したときに適当な高さの枕であったとしても、横向きの姿勢に転じて使用したときには肩幅と枕の高さのズレにより首に負担がかかってしまう。さらに、睡眠時には寝返りがしにくく、体に負担がかかる。
【0006】
本発明の第1の目的は、ストレッチ、各種トレーニング等に用いることが可能で、かつ、睡眠時にも使用できる枕を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様は、上記目的を達成するため、
複数の発泡樹脂製部材により構成される枕本体と、
前記枕本体の内部に嵌め込まれた複数の球体と、
前記枕本体と前記球体とを収容するカバーと、を有し、
側断面視で上面側が半円状に、下面側が三角形状若しくは台形状に、形成してあり、
前記枕本体が、
前記枕本体の左右両端側のそれぞれに配置される一対の端部成形ユニットと、
前記一対の端部成形ユニットの間に配置される中間部成形ユニットと、
前記一対の端部成形ユニット及び前記中間部成形ユニットに巻き付けられる成形シートと、を有し、
前記端部成形ユニットが、前記中間部成形ユニットよりも硬質であり、
前記球体が、前記枕本体の中央から左右両端に向かって対称となる位置に配置してあることを特徴とする。
【0008】
前記枕は、好ましくは、
前記端部成形ユニットが、高反発性のチップウレタンフォームであり、
前記中間部成形ユニットが、軟質ウレタンフォームであり、
前記成形シートが、低反発弾性ウレタンフォームである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ストレッチ、各種トレーニング等に用いることが可能で、かつ、睡眠時にも使用できる枕を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施例1に係る枕の斜視図である。
図2図1に示すA-A線断面図である。
図3図2に示すB-B線断面図である。
図4図2に示すC-C線断面図である。
図5】実施例2に係る枕の断面図である。
図6】実施例3に係る枕の斜視図である。
図7】実施例4に係る枕の断面図である。
図8】本発明の使用例(仰向けポーズ1-6)及びストレッチされる筋肉を示す図である。
図9】本発明の使用例(仰向けポーズ7-12)及びストレッチされる筋肉を示す図である。
図10】本発明の使用例(横向きポーズ1-4)及びストレッチされる筋肉を示す図である。
図11】本発明の使用例(うつ伏せポーズ1-6)及びストレッチされる筋肉を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明について、実施例を用いて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0012】
図1は、実施例1に係る枕1の斜視図である。図2は、図1に示すA-A線断面図である。図3は、図2に示すB-B線断面図である。図4は、図2に示すC-C線断面図である。枕1は、略扇形の左側面11及び右側面12、矩形状の下面13及び背面14、アーチ状に湾曲する上面15、並びに、略扇形の断面を備えている。枕1は、上面15の湾曲部分に頭や体の一部を載せた状態で、側面視で扇の要に当たる部分、即ち、下面13と背面14との連設部分である角部を支点として前後に揺動可能な形態であり、これにより後述する種々のストレッチ(例えば仰向けポーズ1参照)を実施することができる。本実施例では、下面13と背面14とのなす角(扇の要に当たる部分の中心角α)が約120°であるが、90°以上170°以下であればこれに限られない。
【0013】
枕1は、複数の発泡樹脂製部材により構成される枕本体2と、枕本体2の内部に嵌め込まれる複数(本実施例では2個)の球体3と、枕本体2と球体3とを収容するカバー4と、を有する。枕1は、側断面視で上面側が半円状に形成され下面側が三角形状に形成されることにより、略扇形の断面を有する。枕本体2は、枕本体2の左右両端側のそれぞれに配置される一対の端部成形ユニット21a、21b、一対の端部成形ユニット21a、21bの間に配置される中間部成形ユニット22、及び、一対の端部成形ユニット21a、21b及び中間部成形ユニット22に巻き付けられる成形シート23、により構成される。カバー4には開閉手段としてのファスナー5が設けられ、その内部に枕本体2及び球体3を収容可能であるが、開閉手段はこれに限られず面ファスナーやボタン式であっても良い。成形シート23は、厚さが約1cmの矩形状のシートであり、これを巻き付けることによりユニットのまとまりが良くなり、クッション性が高まる。なお、成形シートの厚さはこれに限られず、他の厚さであっても良い。
【0014】
端部成形ユニット21a、21bは、いずれも中間部成形ユニット22よりも硬質の素材で成形される。端部成形ユニット21a、21bは、高反発性のチップウレタンフォーム製であり、中間部成形ユニット22は、軟質ウレタンフォーム製であり、成形シート23は、低反発弾性ウレタンフォーム製である。端部成形ユニット21の硬さは50ニュートン(以下「N」)以上360N以内であることが好ましい。中間部成形ユニット22の硬さは10N以上100N以内であることが好ましい。成形シート23の硬さは10N以上75N以内であることが好ましい。なお、発泡樹脂製部材としては、連続気泡フォームが好ましく、例えばウレタンフォームがより好ましいがこれに限定されない。端部成形ユニット21a、21bは、チップウレタンフォームに限らず、半硬質ウレタンフォームでも良く、中間部成形ユニット22よりも硬質の素材であれば軟質性の発泡樹脂製部材であっても良い。
【0015】
端部成形ユニット21a、21bは、いずれも側断面視で半円状の湾曲側成形体211と、湾曲側成形体211の底面側に組付けられる三角形状の土台側成形体212と、により構成される。同様に、中間部成形ユニット22は、側断面視で半円状の湾曲側成形体221と、湾曲側成形体221の底面側に組付けられる三角形状の土台側成形体222と、により構成される。このように、端部成形ユニット21a、21b及び中間部成形ユニット22のそれぞれは、湾曲側成形体211、221と土台側成形体212、222とをカバー4の内部に収容して側面視略扇形となるように相互に組み付けることにより構成されているが、これに限らず、例えば、断面略扇形の成形体を一体として形成するようにしても良い。本実施例は、首用枕に好ましく、幅寸法が約40cm、高さが約10cmであるが、これに限定されない。
【0016】
球体3は、発泡樹脂製部材とは異なる素材により製作され、例えば、エラストマー樹脂により形成されるゴムボールを用いることができるが、これに限らず、枕本体2に用いられる発泡樹脂製部材よりも硬い素材で製作されるものであれば、他のウレタン素材やコルク製であっても良い。球体3は卵形であっても良い。本実施例では、かかる球体3を枕本体2の内部に嵌め込むため、湾曲側成形体221には球体3の上部が嵌め込まれる半球状の陥没部が形成され、土台側成形体222には球体3の下部が嵌め込まれる半球状の陥没部が形成されている。球体3は、枕本体2の中央から左右両端に向かって対称となる位置に配置され、最も中央に近い球体3のペアは、中央から3~9cmである位置にあることが好ましい。
【0017】
就寝時には、下面13又は背面14を地面側に設置し、湾曲する上面15に頭又は腰を置いて使用する。枕1の中間部に配置される中間部成形ユニット22は、端部成形ユニット21a、21bよりも柔らかい素材で成形されることから、仰向け状態では本実施例を頭部又はウエスト(胴)部にあてがうことにより、頭部や胴部が枕1に沈み込み易く、横向き状態においては、頭部や脇腹を端部成形ユニット21a、21bに載せることにより、頭部や胴部の沈み込みが抑制される。かかる作用を有することから、例えば、仰向け状態のとき首や腰に負担のかからない適度な沈み込み量をもつ柔軟性のある素材で中間部成形ユニット22を成形し、横向きに転じたとき首や腰に負担のかからない高さに枕を成形することにより、首に負担がなく、また、内臓下垂を引き起こしにくい枕として使用できる。また、仰向け状態において、体重を分散して支持することができ、特定の部位を痛めにくい。中間部成形ユニット22に埋め込まれた球体3は、特定の筋肉や経絡を押圧する手段として適宜利用可能である。本実施例によれば、睡眠時に使用しても過度な負担を体に与えずに良質な睡眠を得ることができ、使用形態に応じて身体の特定の筋肉や経絡を対象とするストレッチや筋膜リリース、自重トレーニング等を実践することができる。
【0018】
図5は、実施例2に係る枕6の断面図である。枕6は、幅寸法が約1mの長尺の枕であり、腰用枕に好ましく、湾曲側成形体611には球体3の上部が嵌め込まれる半球状の陥没部が形成され、土台側成形体612には球体3の下部が嵌め込まれる半球状の陥没部が形成され、中間部成形ユニット62に4個、端部成形ユニット61a、61bに各1個の球体3が嵌め込まれている他は、枕1と同様の構成及び作用を有するので同一の符号を付して説明を省略する。図6は、実施例3に係る枕7の斜視図であり、側断面視で上面側が半円状に形成され、下面側が台形状に形成されている。下面側を台形状とすることにより、例えば、膝裏などにも挟み込みやすい。
【0019】
図7は、実施例4に係る枕8の断面図である。図7(A)に示すように、端部成形ユニット21a、21bより軟質の中間部成形ユニット82が、左端側分割体82aと右端側分割体82bの2つの分割体により構成され、図7(B)に示すように、左端側分割体82a及び右端側分割体82bが端部側に配置されるように入れ替えることができ、中腹部が硬く端部が柔らかい枕としても使用できる。他は、枕1と同様の構成及び作用を有する。左端側分割体82aは、側断面視半円状の湾曲側成形体821aと側断面視三角形状の土台側成形体822aとにより構成される。右端側分割体82bは、側断面視半円状の湾曲側成形体821bと側断面視三角形状の土台側成形体822bとにより構成される。
【0020】
図8は、本発明の使用例(仰向けポーズ1-6)及びストレッチされる筋肉を示す図である。図9は、本発明の使用例(仰向けポーズ7-12)及びストレッチされる筋肉を示す図である。図10は、本発明の使用例(横向きポーズ1-4)及びストレッチされる筋肉を示す図である。図11は、本発明の使用例(うつ伏せポーズ1-6)及びストレッチされる筋肉を示す図である。なお、各図に示した以外の向き・位置で使用しても良い。実施例1ないし4に係る枕1、6、7、8は、いずれも、睡眠時に使用しても過度な負担を体に与えず、自重でストレッチ効果を得つつ、良質な睡眠を得ることができ、図8ないし図11に示すように、使用形態に応じて身体の特定の筋肉や経絡を対象とするストレッチや筋膜リリース、自重トレーニング等を実践することも可能な枕である。
【0021】
本発明は、上記実施の形態に限定されず、その発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。枕の各種寸法や硬さや素材は、使用者の年齢や体格、好み、用例や症例等に応じて適宜選択される。また、球体は、枕本体の中央から左右両端に向かって対称となる位置に配置してありさえすれば、例えば、上記実施例とは異なり、湾曲側成形体側にのみ、又は、土台側成形体側にのみ嵌め込むようにしても良いし、端部成形ユニットにのみ嵌め込まれるようにしても良い。
【符号の説明】
【0022】
1 枕
2 枕本体
21 端部成形ユニット
22 中間部成形ユニット
23 成形シート
3 球体
4 カバー
5 ファスナー
6 枕(実施例2)
7 枕(実施例3)
8 枕(実施例4)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2022-11-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項1】
複数の発泡樹脂製部材により構成される枕本体と、
前記枕本体の内部に嵌め込まれた複数の球体と、
前記枕本体と前記球体とを収容するカバーと、を有し、
略扇形の左側面及び右側面、矩形状の下面及び背面、アーチ状に湾曲する上面、並びに、略扇形の断面を備え、側面視で略扇形の要に当たる部分である角部を支点として揺動可能な枕であり、
前記枕本体が、
前記枕本体の左右両端側のそれぞれに配置される一対の端部成形ユニットと、
前記一対の端部成形ユニットの間に配置される中間部成形ユニットと、
前記一対の端部成形ユニット及び前記中間部成形ユニットに巻き付けられる成形シートと、を有し、
前記端部成形ユニットが、前記中間部成形ユニットよりも硬質であり、
前記球体が、
前記角部を最下点として前記枕を垂直に立てた状態で前記角部の真上に位置し、
前記枕本体の中央から左右両端に向かって対称となる位置に配置してあることを特徴とする枕。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
本発明の第1の態様は、上記目的を達成するため、
複数の発泡樹脂製部材により構成される枕本体と、
前記枕本体の内部に嵌め込まれた複数の球体と、
前記枕本体と前記球体とを収容するカバーと、を有し、
略扇形の左側面及び右側面、矩形状の下面及び背面、アーチ状に湾曲する上面、並びに、略扇形の断面を備え、側面視で略扇形の要に当たる部分である角部を支点として揺動可能な枕であり、
前記枕本体が、
前記枕本体の左右両端側のそれぞれに配置される一対の端部成形ユニットと、
前記一対の端部成形ユニットの間に配置される中間部成形ユニットと、
前記一対の端部成形ユニット及び前記中間部成形ユニットに巻き付けられる成形シートと、を有し、
前記端部成形ユニットが、前記中間部成形ユニットよりも硬質であり、
前記球体が、
前記角部を最下点として前記枕を垂直に立てた状態で前記角部の真上に位置し、
前記枕本体の中央から左右両端に向かって対称となる位置に配置してあることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
図1】実施例1に係る枕の斜視図である。
図2図1に示すA-A線断面図である。
図3図2に示すB-B線断面図である。
図4図2に示すC-C線断面図である。
図5】実施例2に係る枕の断面図である。
図6参考例1に係る枕の斜視図である。
図7】実施例4に係る枕の断面図である。
図8】本発明の使用例(仰向けポーズ1-6)及びストレッチされる筋肉を示す図である。
図9】本発明の使用例(仰向けポーズ7-12)及びストレッチされる筋肉を示す図である。
図10】本発明の使用例(横向きポーズ1-4)及びストレッチされる筋肉を示す図である。
図11】本発明の使用例(うつ伏せポーズ1-6)及びストレッチされる筋肉を示す図である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
図5は、実施例2に係る枕6の断面図である。枕6は、幅寸法が約1mの長尺の枕であり、腰用枕に好ましく、湾曲側成形体611には球体3の上部が嵌め込まれる半球状の陥没部が形成され、土台側成形体612には球体3の下部が嵌め込まれる半球状の陥没部が形成され、中間部成形ユニット62に4個、端部成形ユニット61a、61bに各1個の球体3が嵌め込まれている他は、枕1と同様の構成及び作用を有するので同一の符号を付して説明を省略する。図6は、参考例1に係る枕7の斜視図であり、側断面視で上面側が半円状に形成され、下面側が台形状に形成されている。下面側を台形状とすることにより、例えば、膝裏などにも挟み込みやすい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0022】
1 枕
2 枕本体
21 端部成形ユニット
22 中間部成形ユニット
23 成形シート
3 球体
4 カバー
5 ファスナー
6 枕(実施例2)
7 枕(参考例1
8 枕(実施例4)
【手続補正書】
【提出日】2022-11-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項1】
複数の発泡樹脂製部材により構成される枕本体と、
前記枕本体の内部に嵌め込まれた複数の球体と、
前記枕本体と前記球体とを収容するカバーと、を有し、
略扇形の左側面及び右側面、矩形状の下面及び背面、アーチ状に湾曲する上面、並びに、略扇形の断面を備え、側面視で略扇形の要に当たる部分である角部を支点として揺動可能な枕であり、
前記枕本体が、
前記枕本体の左右両端側のそれぞれに配置される一対の端部成形ユニットと、
前記一対の端部成形ユニットの間に配置される中間部成形ユニットと、
前記一対の端部成形ユニット及び前記中間部成形ユニットに巻き付けられる成形シートと、を有し、
前記端部成形ユニットが、前記中間部成形ユニットよりも硬質であり、
前記球体が、
側断面視で、前記下面と前記背面とのなす角の二等分線上にあり、かつ、
前記枕本体の中央から左右両端に向かって対称となる位置に配置してあることを特徴とする枕。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
本発明の第1の態様は、上記目的を達成するため、
複数の発泡樹脂製部材により構成される枕本体と、
前記枕本体の内部に嵌め込まれた複数の球体と、
前記枕本体と前記球体とを収容するカバーと、を有し、
略扇形の左側面及び右側面、矩形状の下面及び背面、アーチ状に湾曲する上面、並びに、略扇形の断面を備え、側面視で略扇形の要に当たる部分である角部を支点として揺動可能な枕であり、
前記枕本体が、
前記枕本体の左右両端側のそれぞれに配置される一対の端部成形ユニットと、
前記一対の端部成形ユニットの間に配置される中間部成形ユニットと、
前記一対の端部成形ユニット及び前記中間部成形ユニットに巻き付けられる成形シートと、を有し、
前記端部成形ユニットが、前記中間部成形ユニットよりも硬質であり、
前記球体が、
側断面視で、前記下面と前記背面とのなす角の二等分線上にあり、かつ、
前記枕本体の中央から左右両端に向かって対称となる位置に配置してあることを特徴とする。