(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024014610
(43)【公開日】2024-02-01
(54)【発明の名称】有効ソーラーシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
H02S 40/22 20140101AFI20240125BHJP
F24S 23/77 20180101ALI20240125BHJP
【FI】
H02S40/22
F24S23/77
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022117574
(22)【出願日】2022-07-22
(71)【出願人】
【識別番号】712007348
【氏名又は名称】株式会社ドクター中松創研
(72)【発明者】
【氏名】中松 義郎
【テーマコード(参考)】
5F151
5F251
【Fターム(参考)】
5F151JA13
5F151JA23
5F151JA28
5F251JA13
5F251JA23
5F251JA28
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ソーラーパネルの発電量を増し、活用範囲を拡大する。ソーラーの有効利用によりソーラー発電効率化。
【解決手段】
図2は本発明第1実施形態の説明図である。ソーラーパネル1とソーラーパネル11を互いに表裏を反対方向に合わせて設けて13としたものであり、ソーラーパネル1の裏側に裏返しにソーラーパネル11を設けたものである。太陽7が西の方(図で右から左)に移動すると太陽光も5から51に移動する。5の位置では太陽はソーラーパネル1を照射して発電する。図では3枚だけ描いてあるが、実際は多数枚である。太陽が51の位置に移動すると太陽光51がソーラーパネル1の表面から反射し、ソーラーパネル1の内側のパネル11に照射するような角度や位置とする。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソーラーパネルの反射光を活用する事を特徴とするソーラーシステム。
【請求項2】
表と裏からの光で発電するソーラーシステム。
【請求項3】
ソーラーパネルの反射光で植物や野菜等の農作物を育てたり、人間が活動し得る事を特徴とするソーラーシステム。
【請求項4】
ソーラーパネル架台とコンデンサ、バッテリ等の蓄電機能を兼用させる事を特徴とするソーラーシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ソーラーシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
政府はカーボンゼロを目指しているが、現発電に代わる現在ソーラーシステムは各所に使われているが適地が少なく日照効果が良い土地が少なく、又、ソーラーパネルもあまり効率が良くない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ソーラーシステムの効率をさらに上げる必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するため、本発明は太陽エネルギの効率を上げさせる。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、ソーラーパネルの効率を上げ、同じ面積で2倍以上の効率、電力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図6】(A)は、本発明第5実施形態の説明図 (B)は、本発明第6実施形態の説明図 (C)は、本発明第7実施形態の説明図
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、公知のソーラーシステムでAは平面状に、Bは例えば30度の角度をつけたソーラーパネル1を設けたもので、2は地面、3は架台である。
【0008】
[第1実施形態]
図2は本発明第1実施形態の説明図である。ソーラーパネル1とソーラーパネル11を互いに表裏を反対方向に合わせて設けて13としたものであり、ソーラーパネル1の裏側に裏返しにソーラーパネル11を設けたものである。
【0009】
太陽7が西の方(図で右から左)に移動すると太陽光も5から51に移動する。5の位置では太陽はソーラーパネル1を照射して発電する。図では3枚だけ描いてあるが、実際は多数枚である。
【0010】
太陽が51の位置に移動すると太陽光51がソーラーパネル1の表面から反射し、ソーラーパネル1の内側のパネル11に照射するような角度や位置とする。
【0011】
[第2実施形態]
図3は本発明第2実施形態を示す。
図2の第1実施形態は、表ソーラーパネル1の全部の裏に、裏ソーラーパネル11を設けたが、
図3の第2実施例は裏ソーラーパネル12を裏ソーラーパネルの光入口端(図では左)から1/3~1/2などソーラーパネル1の裏の部分的に裏ソーラーパネルを設けたものである。このようにする事により、コストダウンと軽量化が達成できる。
【0012】
[第3実施形態]
図4は本発明第3実施形態を示す。
ソーラーパネル15は表面のみならず裏面に光が当たっても発電出来る表裏発電ソーラーパネル15を使用し、太陽7が西(図で左)に移動しても
図3と同様に発電出来る。
【0013】
[第4実施形態]
図5は本発明第4実施形態を示し、1と11の2枚のソーラーパネルの間にゴムやアルミパイプ等の水導管10を設け、電気と温水の両方を得るものである。水ではなく他の媒体でもよい。裏側に太陽エネルギが届くのは前述と同様である。
20は温熱パイプ、21はメータ、211、212、213は各種メータである。
【0014】
[第5実施形態]
図6(A)は本発明第5実施形態である。ソーラーパネルを図に示す如く、上下2段とし、太陽は上パネル15と下パネル17の表面図から発電するのみならず、(1)→(2)→(3)→(4)のルートで、((2)は上ソーラーパネル15の裏面を照らし、更に裏面から反射して(3)(4)で下ソーラーパネル17の裏面を照らし発電する。(
図6中の「
」等は、明細書内は(1)等と表記)
【0015】
[第6実施形態]
図6(B)は本発明第6実施形態を示す。人100の高さが入る高さの支柱9にソーラーパネル15を設けたもので(1)(2)(3)の如くソーラーパネルの表と裏の両面から発電し、さらに人間空間を明るく反射光が入る。
【0016】
[第7実施形態]
図6(C)は本発明第7実施形態を示す。
二重反射型ソーラーパネル方式は前記同様であるが、野菜101を植えるようにした実施形態であり、発電と採光(1)→(2)→(3)が出来、ビニールハウスより良い。
【0017】
[
図8実施形態]
図7は本発明実施形態の説明図である。
傾斜したソーラーパネル1の傾斜を支え、且つ、発電能力を持つ縦ソーラーパネル18を設け、太陽が沈む西陽5を傾斜ソーラーパネル1の表面で反射させ縦ソーラーパネル18に照射させて発電させるので2倍の発電力となる。
【0018】
[第9実施形態]
図8は本発明第9実施形態の説明図である。傾斜したソーラーパネル1を支持又は発電するソーラーパネル18と前記傾斜パネル1の内側に水パイプ19を設け、太陽熱で温水を創ると同時に植物や野菜等農作物101を地面2で育成する事により植物や農作物も電気、熱エネルギに加えて有効に生産することが出来る本発明実施例である。
【0019】
[第10実施形態]
図9は本発明第10実施形態の説明図である。
西陽5が傾斜ソーラーパネル1の表面で反射し、次に裏ソーラーパネル11で発電且つ表面で反射し、次に水平ソーラーパネル19を照射して発電するので、2~3倍の発電量を生む。
【0020】
[第11実施形態]
図10は本発明第11実施形態の説明図である。
従来北側屋根はソーラー発電が出来なかった。本発明は北側屋根発電も可能にするものである。
図10に示すごとく、北側屋根に反射板9を設ける。又、北側屋根に北側ソーラーパネル11を設ける。反射板9で西陽51になっても9で反射し11で発電出来る。
【0021】
[第12実施形態]
図10に於いて反射板9をソーラーパネルとして、その表面のガラス板を反射板とするのが本発明第12実施例である。
【0022】
[第13実施形態]
図11は本発明第13実施例である。例えば透明体91で反射板9を支え、且つ太陽熱の直射と9、11、91で形成される三角密閉体で蓄熱し、温度を上げ、水パイプ10を北側ソーラーパネル11や南側ソーラーパネル1の下に設ける事により発電と温水を得られる。
【0023】
[第14実施形態]
図12は本発明第14実施形態である。ソーラーパネル1をチューブ状の垂直3と傾斜4の支持奥の中に、バッテリー8を設け、発電した余分の電力を蓄え、電力不足の時に放出する。
【0024】
[第15実施形態]
図12に対し8をバッテリではなくコンデンサとしたのが、本発明第15実施形態である。
【0025】
[第16実施形態]
図13は本発明第16実施形態を示す。ソーラーパネル1を架台3で支え、ソーラーパネルの間のすきま6を例えばビニールシート6を張り、全体をビニールハウスとして野菜101を育て且つ発電出来るので、その電気の一部をビニールハウスで活用できる。
逆にビニールハウスの外側にソーラーパネルや発電シートを設けても本発明に含まれるものである。
【産業上の利用可能性】
【0026】
画期的な増強エネルギソーラーパネル方式により産業上の利用可能性が極めて高い。
【符号の説明】
【0027】
1 ソーラーパネル
11 北側ソーラーパネル
101植物や野菜等の農作物
2 地面
3 垂直ソーラーパネル架台
4 傾めソーラー架台
5 太陽光
51 西陽
6 ビニールシート
7 太陽
8 コンデンサやバッテリ
9 北側屋根反射板
90 住宅
91 北側屋根反射板支持兼密閉板
10 水パイプ
11 裏ソーラーパネル
12 部分的ソーラーパネル
13 表裏合わせソーラーパネル
14 表裏ハーフ合わせソーラーパネル
15 表裏発電一体ソーラーパネル
16 表裏発電熱ソーラーパネル
17 下段傾斜ソーラーパネル
18 支持兼垂直ソーラーパネル
19 水平ソーラーパネル
20 温熱パイプ
21 メータ
211電力計
212温度計
213発電計
【手続補正書】
【提出日】2023-02-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】追加
【補正の内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】
[第11実施形態]
図10は本発明第11実施形態の説明図である。
従来北側屋根はソーラー発電が出来なかった。本発明は北側屋根発電も可能にするものである。
図10に示すごとく、北側屋根に反射板9を設ける。又、北側屋根に北側ソーラーパネル11を設ける。反射板9で西陽51になっても9で反射し11で発電出来る。
さらに、図14の如く、反射板9に冷却用水パイプを設けてもよい。
【手続補正書】
【提出日】2023-03-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】手続補正書
【補正対象項目名】手続補正3
【補正方法】追加
【補正の内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
【
図6】(A)は、本発明第5実施形態の説明図 (B)は、本発明第6実施形態の説明図 (C)は、本発明第7実施形態の説明図
【
図14】
は、本発明第11実施形態の他形態説明図