(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024146255
(43)【公開日】2024-10-15
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びシステム
(51)【国際特許分類】
G08B 27/00 20060101AFI20241004BHJP
G06F 3/14 20060101ALI20241004BHJP
G08B 21/10 20060101ALI20241004BHJP
【FI】
G08B27/00 C
G06F3/14 360
G06F3/14 320
G08B21/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023059046
(22)【出願日】2023-03-31
(71)【出願人】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(71)【出願人】
【識別番号】598076591
【氏名又は名称】東芝インフラシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】岩脇 健人
【テーマコード(参考)】
5B069
5C086
5C087
【Fターム(参考)】
5B069AA18
5B069AA19
5B069BA04
5B069CA15
5B069CA18
5B069CA19
5C086AA11
5C086AA13
5C086DA08
5C086FA02
5C086FA18
5C087AA02
5C087AA03
5C087AA25
5C087AA32
5C087AA44
5C087BB20
5C087BB73
5C087DD02
5C087EE05
5C087EE14
5C087FF01
5C087FF02
5C087FF16
5C087FF23
5C087GG08
5C087GG66
5C087GG67
5C087GG68
5C087GG82
(57)【要約】
【課題】災害速報を受信した場合に作業員に適切な対応を示すことができる情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びシステムを提供する。
【解決手段】実施形態によれば、情報処理装置は、第1のインターフェースと、第2のインターフェースと、プロセッサと、を備える。第1のインターフェースは、警報システムに接続する。第2のインターフェースは、作業員が使用する端末に接続する。プロセッサは、監視対象装置に関する設定を入力するパネルを含む表示画面を前記端末に表示し、前記第1のインターフェースを通じて災害に関する災害速報を前記警報システムから受信すると、前記パネルを拡大し前記災害速報に関する情報を前記表示画面に表示する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
警報システムに接続する第1のインターフェースと、
作業員が使用する端末に接続する第2のインターフェースと、
監視対象装置に関する設定を入力するパネルを含む表示画面を前記端末に表示し、
前記第1のインターフェースを通じて災害に関する災害速報を前記警報システムから受信すると、前記パネルを拡大し前記災害速報に関する情報を前記表示画面に表示する、
プロセッサと、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記プロセッサは、前記作業員が行う安全確認に関する安全指示を前記表示画面に表示する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記作業員の位置を示す位置情報を取得し、
前記位置情報に基づいて前記作業員の避難経路を前記表示画面に表示する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記災害は、地震であり、
前記プロセッサは、前記地震の予測震度、主要動到着時刻、又は、現在時刻から前記主要動到着時刻までの猶予時間の何れかを前記表示画面に表示する、
請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記災害速報が、最大震度が所定の値以上である地震の発生が予測されることを示す警報である場合、前記プロセッサは、前記表示画面の背景色を変更する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記災害速報が前記警報である場合、前記プロセッサは、警報音を出力していることを示す情報を前記表示画面に表示する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、前記第1のインターフェースを通じて前記災害速報がキャンセルされたことを示すキャンセル報を受信すると、前記パネルを元の大きさに戻し前記災害速報に関する情報を前記表示画面から削除する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、前記端末を通じて所定の解除操作を入力すると、前記パネルを元の大きさに戻し前記災害速報に関する情報を前記表示画面から削除する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、管理者である作業員の前記端末を通じて前記所定の解除操作を入力する、
請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
プロセッサによって実行される情報処理方法であって、
監視対象装置に関する設定を入力するパネルを含む表示画面を作業員が使用する端末に表示し、
災害に関する災害速報を警報システムから受信すると、前記パネルを拡大し前記災害速報に関する情報を前記表示画面に表示する、
情報処理方法。
【請求項11】
プロセッサによって実行されるプログラムであって、
前記プロセッサに、
監視対象装置に関する設定を入力するパネルを含む表示画面を作業員が使用する端末に表示する機能と、
災害に関する災害速報を警報システムから受信すると、前記パネルを拡大し前記災害速報に関する情報を前記表示画面に表示する機能と、
を実現させるプログラム。
【請求項12】
情報処理装置と端末とを備えるシステムであって、
前記情報処理装置は、
警報システムに接続する第1のインターフェースと、
作業員が使用する端末に接続する第2のインターフェースと、
監視対象装置に関する設定を入力するパネルを含む表示画面を前記端末に表示し、
前記第1のインターフェースを通じて災害に関する災害速報を前記警報システムから受信すると、前記パネルを拡大し前記災害速報に関する情報を前記表示画面に表示する、
プロセッサと、
を備え、
前記端末は、
前記情報処理装置に接続する第3のインターフェースと、
前記表示画面を作業員に表示するモニタと、
を備える、
システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
プラントなどにおいて、緊急地震速報などの災害速報を用いてプラント機器の操作指示を適切に行うシステムが提供されている。
【0003】
しかしながら、そのようなシステムは、災害時における作業員の安全に関する情報を提供するものではない。また、災害時では、作業員は、災害への不安などで通常時とは異なった心理状態になり、適切な操作を行えない可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の課題を解決するため、災害速報を受信した場合に作業員に適切な対応を示すことができる情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態によれば、情報処理装置は、第1のインターフェースと、第2のインターフェースと、プロセッサと、を備える。第1のインターフェースは、警報システムに接続する。第2のインターフェースは、作業員が使用する端末に接続する。プロセッサは、監視対象装置に関する設定を入力するパネルを含む表示画面を前記端末に表示し、前記第1のインターフェースを通じて災害に関する災害速報を前記警報システムから受信すると、前記パネルを拡大し前記災害速報に関する情報を前記表示画面に表示する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】
図1は、実施形態に係る監視システムの構成例を示すブロック図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係るサーバの構成例を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係る固定端末の構成例を示すブロック図である。
【
図4】
図4は、実施形態に係る携帯端末の構成例を示すブロック図である。
【
図5】
図5は、実施形態に係る通常モードにおける表示画面の例を示す図である。
【
図6】
図6は、実施形態に係る通常モードにおける表示画面の例を示す図である。
【
図7】
図7は、実施形態に係る注意モードにおける非管理者の表示画面の例を示す図である。
【
図8】
図8は、実施形態に係る注意モードにおける非管理者の表示画面の例を示す図である。
【
図9】
図9は、実施形態に係る注意モードにおける非管理者の表示画面の例を示す図である。
【
図10】
図10は、実施形態に係る注意モードにおける管理者の表示画面の例を示す図である。
【
図11】
図11は、実施形態に係る警戒モードにおける非管理者の表示画面の例を示す図である。
【
図12】
図12は、実施形態に係る警戒モードにおける管理者の表示画面の例を示す図である。
【
図13】
図13は、実施形態に係るサーバの動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
実施形態に係る監視システムは、作業員の操作などに従って所定の装置(監視対象装置)を監視する。監視システムは、監視対象装置に関する情報を作業員が使用する端末に表示する。監視システムは、端末を通じて入力された操作などに基づいて監視対象装置を監視する。
【0009】
たとえば、監視システムは、プラントなどで用いられる。監視システムは、プラントに関するプラント装置を監視する。
【0010】
図1は、実施形態に係る監視システム1の構成例を示す。
図1が示すように、監視システム1は、警報システム2、サーバ10、固定端末20(20a及び20b)及び携帯端末30などを備える。サーバ10は、警報システム2、固定端末20及び携帯端末30に通信可能に接続する。
【0011】
警報システム2は、災害に関する速報をサーバ10に送信する。ここでは、警報システムは、地震に関する緊急地震速報をサーバ10に送信する。警報システムは、速報として、警報、予報及びキャンセル報をサーバ10に送信する。
【0012】
警報(災害速報)は、最大震度が所定の値(たとえば、5弱)以上である地震の発生が予想されることを示す。警報は、地震の発生時刻、震源地、震央地名、地震の規模(マグニチュードなど)、予測震度及び揺れの到着時刻の予測値(主要動到着予想時刻)などを示す。
【0013】
予報(災害速報)は、地震の発生が予想されることを示す。予報は、地震の発生時刻、震源地、震央地名、地震の規模(マグニチュードなど)、予測震度及び揺れの到着時刻の予測値(主要動到着予想時刻)などを示す。
キャンセル報は、警報及び予報がキャンセルされたことを示す。
【0014】
サーバ10(情報処理装置)は、監視システム1全体を制御する。サーバ10は、監視対象装置に関する情報を固定端末20又は携帯端末30に表示する。また、サーバ10は、固定端末20又は携帯端末30に入力された操作に従って監視対象装置を制御する。サーバ10については、後に詳述する。
【0015】
固定端末20は、作業員が使用する端末である。固定端末20は、所定の位置に固定される。固定端末20は、サーバ10からの制御に従って種々の情報を表示する。また、固定端末20は、入力された操作を示す信号をサーバ10に送信する。ここでは、監視システム1は、固定端末20a及び20bを備える。固定端末20については、後に詳述する。
【0016】
携帯端末30は、作業員が使用する端末である。携帯端末30は、作業員が持ち運ぶことができる端末である。携帯端末30は、サーバ10からの制御に従って種々の情報を表示する。また、携帯端末30は、入力された操作を示す信号をサーバ10に送信する。携帯端末30については、後に詳述する。
【0017】
たとえば、サーバ10、固定端末20及び携帯端末30は、監視対象装置を含む所定のプラント内に形成される。
【0018】
次に、サーバ10について説明する。
図2は、サーバ10の構成例を示す。
図2が示すように、サーバ10は、プロセッサ11、ROM12、RAM13、NVM14、操作部15、表示部16、外部通信部17及び内部通信部18などを備える。
【0019】
プロセッサ11と、ROM12、RAM13、NVM14、操作部15、表示部16、外部通信部17及び内部通信部18と、は、データバスなどを介して互いに接続する。
なお、サーバ10は、
図2が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、サーバ10から特定の構成が除外されたりしてもよい。
【0020】
プロセッサ11は、サーバ10全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサ11は、内部キャッシュ及び各種のインターフェースなどを備えてもよい。プロセッサ11は、内部メモリ、ROM12又はNVM14が予め記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
【0021】
なお、プロセッサ11がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであってもよい。この場合、プロセッサ11は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
【0022】
ROM12は、制御プログラム及び制御データなどが予め記憶された不揮発性のメモリである。ROM12に記憶される制御プログラム及び制御データは、サーバ10の仕様に応じて予め組み込まれる。
【0023】
RAM13は、揮発性のメモリである。RAM13は、プロセッサ11の処理中のデータなどを一時的に格納する。RAM13は、プロセッサ11からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納する。また、RAM13は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
【0024】
NVM14は、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。たとえば、NVM14は、たとえば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)又はフラッシュメモリなどから構成される。NVM14は、サーバ10の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション及び種々のデータなどを格納する。
【0025】
操作部15は、オペレータから種々の操作の入力を受け付ける。操作部15は、入力された操作を示す信号をプロセッサ11へ送信する。たとえば、操作部15は、マウス、キーボード又はタッチパネルなどから構成される。
【0026】
表示部16は、プロセッサ11からの画像データを表示する。たとえば、表示部16は、液晶モニタから構成される。なお、操作部15がタッチパネルから構成される場合、表示部16は、操作部15としてのタッチパネルと一体的に形成されるものであってもよい。
【0027】
外部通信部17(第1のインターフェース)は、警報システム2などとデータを送受信するためのインターフェースである。外部通信部17は、ネットワークなどを介して警報システム2に接続する。たとえば、外部通信部17は、有線又は無線のLAN(Local Area Network)接続をサポートする。
【0028】
内部通信部18(第2のインターフェース)は、固定端末20及び携帯端末30などとデータを送受信するためのインターフェースである。内部通信部18は、ネットワークなどを介して固定端末20及び携帯端末30に接続する。たとえば、内部通信部18は、有線又は無線のLAN接続をサポートする。
なお、外部通信部17及び内部通信部18は、一体的に構成されるものであってもよい。
たとえば、サーバ10は、デスクトップPCなどである。
【0029】
次に、固定端末20について説明する。固定端末20a及び20bは、同様の構成であるため固定端末20として説明する。
【0030】
図3は、固定端末20の構成例を示す。
図3が示すように、固定端末20は、プロセッサ21、ROM22、RAM23、NVM24、操作部25、表示部26及び通信部27などを備える。
【0031】
プロセッサ21と、ROM22、RAM23、NVM24、操作部25、表示部26及び通信部27と、は、データバスなどを介して互いに接続する。
なお、固定端末20は、
図3が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、固定端末20から特定の構成が除外されたりしてもよい。
【0032】
プロセッサ21は、固定端末20全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサ21は、内部キャッシュ及び各種のインターフェースなどを備えてもよい。プロセッサ21は、内部メモリ、ROM22又はNVM24が予め記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
【0033】
なお、プロセッサ21がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであってもよい。この場合、プロセッサ21は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
【0034】
ROM22は、制御プログラム及び制御データなどが予め記憶された不揮発性のメモリである。ROM22に記憶される制御プログラム及び制御データは、固定端末20の仕様に応じて予め組み込まれる。
【0035】
RAM23は、揮発性のメモリである。RAM23は、プロセッサ21の処理中のデータなどを一時的に格納する。RAM23は、プロセッサ21からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納する。また、RAM23は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
【0036】
NVM24は、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。たとえば、NVM24は、たとえば、HDD、SSD又はフラッシュメモリなどから構成される。NVM24は、固定端末20の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション及び種々のデータなどを格納する。
【0037】
操作部25は、オペレータから種々の操作の入力を受け付ける。操作部25は、入力された操作を示す信号をプロセッサ21へ送信する。たとえば、操作部25は、マウス、キーボード又はタッチパネルなどから構成される。
【0038】
表示部26は、プロセッサ21からの画像データを表示する。たとえば、表示部26は、液晶モニタから構成される。なお、操作部25がタッチパネルから構成される場合、表示部26は、操作部25としてのタッチパネルと一体的に形成されるものであってもよい。
【0039】
通信部27(第3のインターフェース)は、サーバ10などとデータを送受信するためのインターフェースである。通信部27は、ネットワークなどを介してサーバ10に接続する。たとえば、通信部27は、有線又は無線のLAN接続をサポートする。
たとえば、固定端末20は、デスクトップPCなどである。
【0040】
プロセッサ21は、サーバ10からの制御に従って、種々の情報を表示部26に表示する。また、プロセッサ21は、通信部27を通じて、操作部25に入力された操作を示す信号をサーバ10に送信する。
【0041】
次に、携帯端末30について説明する。
図4は、携帯端末30の構成例を示す。
図4が示すように、携帯端末30は、プロセッサ31、ROM32、RAM33、NVM34、操作部35、表示部36、通信部37及び位置センサ38などを備える。
【0042】
プロセッサ31と、ROM32、RAM33、NVM34、操作部35、表示部36、通信部37及び位置センサ38と、は、データバスなどを介して互いに接続する。
なお、携帯端末30は、
図4が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、携帯端末30から特定の構成が除外されたりしてもよい。
【0043】
プロセッサ31は、携帯端末30全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサ31は、内部キャッシュ及び各種のインターフェースなどを備えてもよい。プロセッサ31は、内部メモリ、ROM32又はNVM34が予め記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
【0044】
なお、プロセッサ31がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであってもよい。この場合、プロセッサ31は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
【0045】
ROM32は、制御プログラム及び制御データなどが予め記憶された不揮発性のメモリである。ROM32に記憶される制御プログラム及び制御データは、携帯端末30の仕様に応じて予め組み込まれる。
【0046】
RAM33は、揮発性のメモリである。RAM33は、プロセッサ31の処理中のデータなどを一時的に格納する。RAM33は、プロセッサ31からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納する。また、RAM33は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
【0047】
NVM34は、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。たとえば、NVM34は、たとえば、HDD、SSD又はフラッシュメモリなどから構成される。NVM34は、携帯端末30の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション及び種々のデータなどを格納する。
【0048】
操作部35は、オペレータから種々の操作の入力を受け付ける。操作部35は、入力された操作を示す信号をプロセッサ31へ送信する。たとえば、操作部35は、マウス、キーボード又はタッチパネルなどから構成される。
【0049】
表示部36は、プロセッサ31からの画像データを表示する。たとえば、表示部36は、液晶モニタから構成される。なお、操作部35がタッチパネルから構成される場合、表示部36は、操作部35としてのタッチパネルと一体的に形成されるものであってもよい。
【0050】
通信部37(第3のインターフェース)は、サーバ10などとデータを送受信するためのインターフェースである。通信部37は、ネットワークなどを介してサーバ10に接続する。たとえば、通信部37は、有線又は無線のLAN接続をサポートする。
【0051】
位置センサ38は、携帯端末30の位置を検知するセンサである。たとえば、位置センサ39は、GPS(Global Positioning System)をサポートする。位置センサ39は、携帯端末30の位置を示す信号をプロセッサ21に送信する。
たとえば、携帯端末30は、ノートPC、タブレットPC、スマートフォン又はウエアラブル端末などである。
【0052】
プロセッサ31は、サーバ10からの制御に従って、種々の情報を表示部36に表示する。また、プロセッサ31は、通信部37を通じて、操作部35に入力された操作を示す信号をサーバ10に送信する。
【0053】
また、プロセッサ31は、サーバ10からの制御に従って、通信部37を通じて、携帯端末30の位置を示す位置情報をサーバ10に送信する。
【0054】
次に、サーバ10が実現する機能について説明する。サーバ10が実現する機能は、プロセッサ11が内部メモリ、ROM12又はNVM14などに格納されるプログラムを実行することで実現される。
【0055】
まず、プロセッサ11は、予報及び警報を受信していない場合、通常モードで動作する機能を有する。
【0056】
プロセッサ11は、通常モードにおいて、通常の業務を行うための画面を固定端末20及び携帯端末30に表示する。
【0057】
図5は、プロセッサ11が通常モード時において固定端末20及び携帯端末30に表示する表示画面40の例を示す。
図5が示すように、表示画面40は、メニューバー41及びウインドウ42を表示する。
【0058】
表示画面40は、メニューバー41として、メニューバー41a及び41bを表示する。
【0059】
メニューバー41aは、表示画面40の上部に横方向に延びるバーである。また、メニューバー41bは、表示画面40の左端に縦方向に延びるバーである。
【0060】
メニューバー41は、所定の操作の入力を受け付けるアイコン又は所定の情報を示すアイコンなどを表示する。
【0061】
ウインドウ42は、監視対象装置に関する情報を表示する。ここでは、表示画面40は、ウインドウ42a乃至42cを表示する。ウインドウ42a乃至42cは、互いに重なって表示されるものであってもよい。
【0062】
ウインドウ42aは、監視対象装置としての監視対象Aに関する情報を表示する。
ウインドウ42bは、監視対象装置としての監視対象Bに関する情報を表示する。
ウインドウ42cは、監視対象装置としての監視対象Cに関する情報を表示する。
【0063】
図6は、ウインドウ42の例を示す。ここでは、
図6は、ウインドウ42aの例を示す。
図6が示すように、ウインドウ42aは、装置シンボル421a、設定変更可能シンボル422a及び設定変更パネル423aなどを表示する。
【0064】
装置シンボル421aは、監視対象Aを摸した模式図である。
設定変更可能シンボル422aは、監視対象Aを構成する要素の中で設定を変更することが可能な要素を示す。設定変更可能シンボル422aは、装置シンボル421aに重ねて表示される。
【0065】
設定変更パネル423aは、設定変更可能シンボル422aが示す要素の設定を変更するためのパネルである。設定変更パネル423aは、設定を入力するためのアイコンから構成される。設定変更パネル423aは、装置シンボル421aに重ねて表示される。
【0066】
ウインドウ42b及び42cは、ウインドウ42aと同様の構成である。
なお、表示画面40及びウインドウ42の構成は、特定の構成に限定されるものではない。
【0067】
プロセッサ11は、表示画面40を固定端末20又は携帯端末30に表示することで、監視対象装置に関する情報を作業員に提示する。また、プロセッサ11は、表示画面40を通じて、監視対象装置に関する操作(たとえば、設定の入力など)を受け付けて、監視対象装置を制御する。
【0068】
また、プロセッサ11は、予報を受信した場合、注意モードで動作する機能を有する。
前述の通り、警報システム2は、速報として予報をサーバ10に送信する。
プロセッサ11は、外部通信部17を通じて、速報をサーバ10から受信する。速報をサーバ10から受信すると、プロセッサ11は、プロセッサ11は、各作業員の位置を示す位置情報を取得する。
【0069】
たとえば、NVM14は、各固定端末20の位置を予め格納する。プロセッサ11は、NVM14を参照して、固定端末20を使用している作業員の位置として、固定端末20の位置を取得する。
【0070】
また、プロセッサ11は、携帯端末30を使用している作業員の位置として携帯端末30の位置を示す位置情報を携帯端末30から取得する。
【0071】
各作業員の位置を示す位置情報を取得すると、プロセッサ11は、固定端末20及び携帯端末30に入力された利用者情報を取得する。利用者情報は、作業員を識別する情報である。たとえば、利用者情報は、固定端末20又は携帯端末30にログインするための情報である。
【0072】
利用者情報を取得すると、プロセッサ11は、速報が予報であるかを判定する。ここでは、プロセッサ11は、速報が予報であると判定する。速報が予報であると判定すると、プロセッサ11は、通常モードから注意モードに移行する。
【0073】
プロセッサ11は、注意モードにおいて、予報発生時における業務を行うための画面を固定端末20及び携帯端末30に表示する。
【0074】
プロセッサ11は、利用者情報に基づいて、各作業員が管理者であるか否かを判定する。ここでは、管理者は、サーバ10又は監視システム1において所定の権限を有する作業員である。プロセッサ11は、作業員が管理者であるか否かに応じて表示画面を変更する。
【0075】
まず、プロセッサ11が管理者でない作業員(非管理者)の固定端末20又は携帯端末30に表示する表示画面について説明する。
【0076】
図7は、プロセッサ11が非管理者の固定端末20又は携帯端末30に表示する表示画面50の例を示す。
図7が示すように、表示画面50は、メニューバー41、ウインドウ52及びウインドウ59などを備える。
【0077】
メニューバー41は、前述の通りである。
【0078】
ウインドウ52は、ウインドウ42と同様に、監視対象装置に関する情報を表示する。ここでは、表示画面50は、ウインドウ52a乃至52cを表示する。ウインドウ52a乃至52cは、互いに重なって表示されるものであってもよい。
【0079】
ウインドウ52aは、監視対象装置としての監視対象Aに関する情報を表示する。
ウインドウ52bは、監視対象装置としての監視対象Bに関する情報を表示する。
ウインドウ52cは、監視対象装置としての監視対象Cに関する情報を表示する。
ウインドウ52については、後に詳述する。
【0080】
ウインドウ59は、受信された予報に関する情報を表示する。
ウインドウ59は、アイコン53乃至58を表示する。
【0081】
アイコン53は、受信された予報が示す予測震度を表示する。
アイコン54は、受信された予報が示す主要動到着時刻を表示する。
アイコン55は、現在時刻から主要動到着時刻までの猶予時間を表示する。
【0082】
アイコン56は、作業員が行う安全確認に関する指示(安全指示)を表示する。たとえば、プロセッサ11は、利用者情報に基づいて作業員ごとの安全指示を設定し、アイコン56に表示する。
【0083】
アイコン57は、作業員が避難する避難経路を表示する。たとえば、プロセッサ11は、作業員の位置に基づいて避難経路を設定し、アイコン57に表示する。
【0084】
アイコン58は、ウインドウ59を縮小にする操作を入力するためのアイコンである。プロセッサ11は、アイコン58へのタップを検出すると、ウインドウ59を縮小する。
【0085】
図8は、プロセッサ11がウインドウ59を縮小した表示画面50’の例を示す。
図8が示すように、表示画面50’は、メニューバー41、ウインドウ52、アイコン53’、55’及び58’などを備える。
アイコン53’、55’及び58’は、表示画面50’の右上に表示される。
【0086】
アイコン53’は、受信された予報が示す予測震度を表示する。
アイコン55’は、現在時刻から主要動到着時刻までの猶予時間を表示する。
アイコン58’は、ウインドウ59を拡大にする操作を入力するためのアイコンである。プロセッサ11は、アイコン58’へのタップを検出すると、ウインドウ59を拡大する。即ち、プロセッサ11は、
図7の表示画面50を表示する。
【0087】
次に、ウインドウ52について説明する。
図9は、ウインドウ52の例を示す。ここでは、
図9は、ウインドウ52aの例を示す。
図9が示すように、ウインドウ52aは、装置シンボル421a、設定変更可能シンボル422a及び設定変更パネル523aなどを表示する。
【0088】
装置シンボル421a及び設定変更可能シンボル422aは、前述の通りである。
【0089】
設定変更パネル523aは、設定変更可能シンボル422aの設定を変更するためのパネルである。設定変更パネル423aは、設定を入力するためのアイコンから構成される。設定変更パネル423aは、装置シンボル421aに重ねて表示される。
【0090】
設定変更パネル523aは、設定変更パネル423aを所定の比率で拡大したパネルである。即ち、プロセッサ11は、注意モードを設定すると、設定変更パネル423aを拡大して設定変更パネル523aを表示する。なお、設定変更パネル523aのレイアウトは、設定変更パネル423aのそれと異なるものであってもよい。
【0091】
ウインドウ52b及び52cは、ウインドウ52aと同様の構成である。
なお、表示画面50及び50’の構成は、特定の構成に限定されるものではない。
【0092】
次に、プロセッサ11が管理者の固定端末20又は携帯端末30に表示する表示画面について説明する。
【0093】
図10は、プロセッサ11が管理者の固定端末20又は携帯端末30に表示する表示画面60の例を示す。
図10が示すように、表示画面60は、メニューバー41、ウインドウ52及びウインドウ61などを備える。
【0094】
メニューバー41及びウインドウ52は、前述の通りである。
【0095】
ウインドウ61は、受信された予報に関する情報を表示する。
ウインドウ61は、アイコン53乃至57、62及び63を表示する。
【0096】
アイコン53乃至57は、前述の通りである。
【0097】
アイコン62は、注意モードを解除する操作(解除操作)を入力するためのアイコンである。プロセッサ11は、アイコン62へのタップを検出すると、注意モードから通常モードに移行する。即ち、プロセッサ11は、設定変更パネル523aを元の大きさに戻して設定変更パネル423aを表示し、ウインドウ59及び61を削除する。
【0098】
アイコン63は、ウインドウ61を縮小にする操作を入力するためのアイコンである。プロセッサ11は、アイコン63へのタップを検出すると、ウインドウ61を縮小する。
なお、表示画面60の構成は、特定の構成に限定されるものではない。
【0099】
また、プロセッサ11は、外部通信部17を通じてキャンセル報を警報システム2から受信した場合、注意モードから通常モードに移行する。即ち、プロセッサ11は、設定変更パネル523aを元の大きさに戻して設定変更パネル423aを表示し、ウインドウ59及び61を削除する。
【0100】
また、プロセッサ11は、警報を受信した場合、警戒モードで動作する機能を有する。
【0101】
前述の通り、警報システム2は、速報として警報をサーバ10に送信する。
プロセッサ11は、外部通信部17を通じて、速報をサーバ10から受信する。速報をサーバ10から受信すると、プロセッサ11は、プロセッサ11は、各作業員の位置を示す位置情報を取得する。
【0102】
各作業員の位置を示す位置情報を取得すると、プロセッサ11は、固定端末20及び携帯端末30に入力された利用者情報を取得する。
【0103】
利用者情報を取得すると、プロセッサ11は、速報が予報であるかを判定する。ここでは、プロセッサ11は、速報が予報でないと判定する。速報が予報でないと判定すると、プロセッサ11は、速報が警報であるかを判定する。ここでは、プロセッサ11は、速報が警報であると判定する。速報が警報であると判定すると、プロセッサ11は、通常モードから警戒モードに移行する。プロセッサ11は、警戒モードにおいて、スピーカから警報音を出力する。
【0104】
また、プロセッサ11は、警戒モードにおいて、警報発生時における業務を行うための画面を固定端末20及び携帯端末30に表示する。
【0105】
プロセッサ11は、利用者情報に基づいて、各作業員が管理者であるか否かを判定する。プロセッサ11は、作業員が管理者であるか否かに応じて表示画面を変更する。
【0106】
まず、プロセッサ11が非管理者の固定端末20又は携帯端末30に表示する表示画面について説明する。
【0107】
図11は、プロセッサ11が非管理者の固定端末20又は携帯端末30に表示する表示画面50の例を示す。
図11が示すように、表示画面70は、メニューバー41、ウインドウ52及びウインドウ71などを備える。また、表示画面70の背景色は、通常モードの表示画面40のそれと異なる。ここでは、表示画面70の背景色は、表示画面40のそれに対して反転する。
【0108】
メニューバー41及びウインドウ52は、前述の通りである。
【0109】
ウインドウ71は、受信された警報に関する情報を表示する。
ウインドウ71は、アイコン72乃至78を表示する。
【0110】
アイコン72は、警報音を出力していることを示す。
【0111】
アイコン73は、受信された警報が示す予測震度を表示する。
アイコン74は、受信された警報が示す主要動到着時刻を表示する。
アイコン75は、現在時刻から主要動到着時刻までの猶予時間を表示する。
【0112】
アイコン76は、作業員が行う安全確認に関する指示(安全指示)を表示する。たとえば、プロセッサ11は、利用者情報に基づいて作業員ごとの安全指示を設定し、アイコン76に表示する。
【0113】
アイコン77は、作業員が避難する避難経路を表示する。たとえば、プロセッサ11は、作業員の位置に基づいて避難経路を設定し、アイコン77に表示する。
【0114】
アイコン78は、ウインドウ71を縮小にする操作を入力するためのアイコンである。プロセッサ11は、アイコン78へのタップを検出すると、ウインドウ71を縮小する。
【0115】
次に、プロセッサ11が管理者の固定端末20又は携帯端末30に表示する表示画面について説明する。
【0116】
図12は、プロセッサ11が管理者の固定端末20又は携帯端末30に表示する表示画面80の例を示す。
図12が示すように、表示画面80は、メニューバー41、ウインドウ52及びウインドウ81などを備える。また、表示画面80の背景色は、表示画面70と同様に通常モードの表示画面40のそれと異なる。ここでは、表示画面80の背景色は、表示画面40のそれに対して反転する。
【0117】
メニューバー41及びウインドウ52は、前述の通りである。
【0118】
ウインドウ81は、受信された警報に関する情報を表示する。
ウインドウ81は、アイコン72乃至77、82及び83を表示する。
【0119】
アイコン72乃至77は、前述の通りである。
【0120】
アイコン82は、警戒モードを解除する操作(解除操作)を入力するためのアイコンである。プロセッサ11は、アイコン82へのタップを検出すると、警戒モードから通常モードに移行する。即ち、プロセッサ11は、設定変更パネル523aを元の大きさに戻して設定変更パネル423aを表示し、ウインドウ71及び81を削除する。
【0121】
アイコン83は、ウインドウ81を縮小にする操作を入力するためのアイコンである。プロセッサ11は、アイコン83へのタップを検出すると、ウインドウ81を縮小する。
【0122】
次に、サーバ10の動作例について説明する。
図13は、サーバ10の動作例について説明するためのフローチャートである。
【0123】
まず、サーバ10のプロセッサ11は、通常モードで動作する(S11)。通常モードで動作すると、プロセッサ11は、外部通信部17を通じて速報を警報システム2から受信したかを判定する(S12)。
【0124】
速報を警報システム2から受信したと判定すると(S12、YES)、プロセッサ11は、各作業員の位置情報及び利用者情報を取得する(S13)。位置情報及び利用者情報を受信すると、プロセッサ11は、速報が予報であるかを判定する(S14)。
【0125】
速報が予報であると判定すると(S14、YES)、プロセッサ11は、注意モードで動作する(S15)。注意モードで動作すると、プロセッサ11は、固定端末20又は携帯端末30を通じて解除操作を入力したかを判定する(S16)。
【0126】
解除操作を入力していないと判定すると(S16、NO)、プロセッサ11は、外部通信部17を通じて速報を警報システム2から受信したかを判定する(S17)。速報を警報システム2から受信していないと判定すると(S17、NO)、プロセッサ11は、S15に戻る。
【0127】
速報を警報システム2から受信したと判定すると(S12、YES)、プロセッサ11は、速報が警報であるかを判定する(S18)。速報が警報でないと判定すると(S18)、プロセッサ11は、速報がキャンセル報であるかを判定する(S19)。
【0128】
速報がキャンセル報でないと判定すると(S19、NO)、プロセッサ11は、S15に戻る。
【0129】
また、速報が予報でないと判定すると(S14、NO)、プロセッサ11は、速報が警報であるかを判定する(S20)。
【0130】
速報が警報であると判定した場合(S18、YES)、又は、速報が警報であると判定した場合(S20、YES)、プロセッサ11は、警戒モードで動作する(S21)。
【0131】
警戒モードで動作すると、プロセッサ11は、固定端末20又は携帯端末30を通じて解除操作を入力したかを判定する(S22)。解除操作を入力していないと判定すると(S22、NO)、プロセッサ11は、S21に戻る。
【0132】
解除操作を入力したと判定した場合(S16、YES)、速報がキャンセル報であると判定した場合(S19、YES)、速報が警報でない(速報がキャンセル報である)と判定した場合(S20、NO)、又は、解除操作を入力したと判定した場合(S22、YES)、プロセッサ11は、S11に戻る。
【0133】
なお、プロセッサ11は、警戒モードで動作している間においてキャンセル報を受信した場合、通常モードに移行してもよい。
【0134】
また、警報システム2は、地震以外の災害に関する速報をサーバ10に送信するものであってもよい。警報システム2が速報を送信する災害は、特定の構成に限定されるものではない。
【0135】
以上のように構成された監視システムは、災害に関する速報を受信する。監視システムは、速報に応じて、作業員が行う行為及び作業員の避難経路などを作業員に提示する。また、監視システムは、監視対象装置の設定変更パネルを拡大表示する。その結果、監視システムは、災害時において、作業員に適切な対応を示すことができる。
【0136】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0137】
1…監視システム、2…警報システム、10…サーバ、11…プロセッサ、12…ROM、13…RAM、14…NVM、15…操作部、16…表示部、17…外部通信部、18…内部通信部、20…固定端末、20a…固定端末、20b…固定端末、21…プロセッサ、22…ROM、23…RAM、24…NVM、25…操作部、26…表示部、27…通信部、30…携帯端末、31…プロセッサ、32…ROM、33…RAM、34…NVM、35…操作部、36…表示部、37…通信部、38…位置センサ、39…位置センサ、40…表示画面、41…メニューバー、41a…メニューバー、41b…メニューバー、42…ウインドウ、42a…ウインドウ、42b…ウインドウ、42c…ウインドウ、50…表示画面、50’…表示画面、52…ウインドウ、52a…ウインドウ、52b…ウインドウ、52c…ウインドウ、53…アイコン、53’…アイコン、54…アイコン、55…アイコン、55’…アイコン、56…アイコン、57…アイコン、58…アイコン、58’…アイコン、59…ウインドウ、60…表示画面、61…ウインドウ、62…アイコン、63…アイコン、70…表示画面、71…ウインドウ、72…アイコン、73…アイコン、74…アイコン、75…アイコン、76…アイコン、77…アイコン、78…アイコン、80…表示画面、81…ウインドウ、82…アイコン、83…アイコン、421a…装置シンボル、422a…設定変更可能シンボル、423a…設定変更パネル、523a…設定変更パネル。