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特開2024-146352情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024146352
(43)【公開日】2024-10-15
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20241004BHJP
   G06Q 30/0207 20230101ALI20241004BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q30/0207 328
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023059195
(22)【出願日】2023-03-31
(71)【出願人】
【識別番号】519110124
【氏名又は名称】PayPay株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】門田 なぎさ
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L030BB07
5L049BB07
5L049CC17
5L050CC17
(57)【要約】
【課題】電子決済サービスにおけるユーザビリティの向上を図ること。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、所定のコード情報を用いた電子決済により、取引対象の代金を決済するための決済手段をサービス利用者に提供する電子決済サービスに関する各種処理を行う情報処理装置であって、第1提供部と、第2提供部とを有する。第1提供部は、電子決済サービスを導入する店舗の位置が示されている地図上に、店舗から発行される販促情報、及び電子決済を利用する際にサービス利用者に付与される利益情報に対応する複数のコンテンツが配置された第1店舗情報をサービス利用者に提供する。第2提供部は、第1店舗情報に配置される複数のコンテンツの中から少なくともいずれかが選択された場合、選択されたコンテンツに対応する店舗に関する第2店舗情報を取得し、取得した第2店舗情報をサービス利用者に提供する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のコード情報を用いた電子決済により、取引対象の代金を決済するための決済手段をサービス利用者に提供する電子決済サービスに関する各種処理を行う情報処理装置であって、
前記電子決済サービスを導入する店舗の位置が示されている地図上に、前記店舗から発行される販促情報、及び前記電子決済を利用する際に前記サービス利用者に付与される利益情報に対応する複数のコンテンツが配置された第1店舗情報を前記サービス利用者に提供する第1提供部と、
前記第1店舗情報に配置される前記複数のコンテンツの中から少なくともいずれかが選択された場合、選択された前記コンテンツに対応する店舗に関する第2店舗情報を取得し、取得した前記第2店舗情報を前記サービス利用者に提供する第2提供部と
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記第1提供部は、
前記サービス利用者の現在地から所定の距離範囲内にある近隣店舗の位置が示される地図上に、前記複数のコンテンツを配置した前記第1店舗情報を前記サービス利用者に提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第1提供部は、
前記近隣店舗の中からチラシを発行している前記店舗を指定するための第1コンテンツを前記地図上に配置した前記第1店舗情報を前記サービス利用者に提供する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第1提供部は、
前記近隣店舗の中から前記電子決済を利用する際に前記サービス利用者に付与されるクーポンを配布している前記店舗を指定するための第2コンテンツを前記地図上に配置した前記第1店舗情報を前記サービス利用者に提供する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第1提供部は、
前記近隣店舗の中から前記電子決済を利用する際に前記サービス利用者に付与されるスタンプを配布している前記店舗を指定するための第3コンテンツを前記地図上に配置した前記第1店舗情報を前記サービス利用者に提供する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第1提供部は、
前記近隣店舗の中から混雑状況が所定の状況にある前記店舗を指定するための第4コンテンツを前記地図上に配置した前記第1店舗情報を前記サービス利用者に提供し、
前記第2提供部は、
前記近隣店舗において直近の所定期間に前記電子決済が行われた回数に基づいて、各店舗の混雑状況を推定し、推定した混雑状況に応じて、前記第4コンテンツに対応する店舗に関する第2店舗情報を取得し、取得した前記第2店舗情報を前記サービス利用者に提供する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第1提供部は、
前記近隣店舗の属性に基づいて、前記第1店舗情報において前記地図上に示される前記近隣店舗の位置を示す画像の表示態様を変更する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項8】
所定のコード情報を用いた電子決済により、取引対象の代金を決済するための決済手段をサービス利用者に提供する電子決済サービスに関する各種処理を行うコンピュータが実行する情報処理方法であって、
前記電子決済サービスを導入する店舗の位置が示されている地図上に、前記店舗から発行される販促情報、及び前記電子決済を利用する際に前記サービス利用者に付与される利益情報に対応する複数のコンテンツが配置された第1店舗情報を前記サービス利用者に提供する第1提供工程と、
前記第1店舗情報に配置される前記複数のコンテンツの中から少なくともいずれかが選択された場合、選択された前記コンテンツに対応する店舗に関する第2店舗情報を取得し、取得した前記第2店舗情報を前記サービス利用者に提供する第2提供工程と
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項9】
所定のコード情報を用いた電子決済により、取引対象の代金を決済するための決済手段をサービス利用者に提供する電子決済サービスに関する各種処理を行うコンピュータに、
前記電子決済サービスを導入する店舗の位置が示されている地図上に、前記店舗から発行される販促情報、及び前記電子決済を利用する際に前記サービス利用者に付与される利益情報に対応する複数のコンテンツが配置された第1店舗情報を前記サービス利用者に提供する第1提供手順と、
前記第1店舗情報に配置される前記複数のコンテンツの中から少なくともいずれかが選択された場合、選択された前記コンテンツに対応する店舗に関する第2店舗情報を取得し、取得した前記第2店舗情報を前記サービス利用者に提供する第2提供手順と
を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、主に企業と個人との間の商取引におけるキャッシュレス決済手段が広く消費者に認知されているが、特に、その利便性から、ユーザ個人が所有するスマートフォンなどのユーザ端末を用いてオンラインで行われる電子決済サービスが広く消費者の間に浸透している。そして、電子決済サービスに関連した種々の技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2005-537591号公報
【特許文献2】特開2020-13575号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の従来技術では、電子決済サービスにおけるユーザビリティの向上を図る上で改善の余地がある。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、電子決済サービスにおけるユーザビリティの向上を図ることができる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る情報処理装置は、所定のコード情報を用いた電子決済により、取引対象の代金を決済するための決済手段をサービス利用者に提供する電子決済サービスに関する各種処理を行う情報処理装置であって、第1提供部と、第2提供部とを有する。第1提供部は、電子決済サービスを導入する店舗の位置が示されている地図上に、店舗から発行される販促情報、及び電子決済を利用する際にサービス利用者に付与される利益情報に対応する複数のコンテンツが配置された第1店舗情報をサービス利用者に提供する。第2提供部は、第1店舗情報に配置される複数のコンテンツの中から少なくともいずれかが選択された場合、選択されたコンテンツに対応する店舗に関する第2店舗情報を取得し、取得した第2店舗情報をサービス利用者に提供する。
を有する
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、電子決済サービスにおけるユーザビリティの向上を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る情報処理の概要を説明するための図である。
図2図2は、実施形態に係る利用者端末における画面遷移の他の例を説明するための図である。
図3図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る店舗情報記憶部に記憶される店舗情報の一例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係る情報処理装置の処理手順例を示すフローチャートである。
図6図6は、実施形態または変形例に係る情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に本願に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
〔1.実施形態〕
(1-1.システム構成)
以下、実施形態に係る情報処理について具体的に説明する。まず、実施形態に係る情報処理の説明に先駆けて、図1を参照しつつ、情報処理システムSYSの構成の一例について説明する。
【0011】
図1に示すように、実施形態に係る情報処理システムSYSは、利用者端末10および情報処理装置100を含んで構成される。利用者端末10および情報処理装置100は、有線または無線により、ネットワークN(たとえば、図3参照)に接続される。利用者端末10および情報処理装置100は、ネットワークNを介して、他の装置との間で相互に通信できる。ネットワークNは、たとえば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。
【0012】
図1に示す利用者端末10は、電子決済サービスの利用者であるサービス利用者UXにより使用される情報処理端末である。利用者端末10は、たとえば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)などにより実現される。また、利用者端末10は、情報処理装置100によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、図1では、利用者端末10がスマートフォンである場合が例示されている。
【0013】
また、利用者端末10には、電子決済サービスによるコード決済を実現するための利用者用のアプリケーションプログラム(以下、適宜「決済アプリ」と称する。)がインストールされる。利用者端末10は決済アプリを通じた所定の情報処理を実現する制御情報を情報処理装置100から受け取った場合には、制御情報に従って情報処理を実現する。ここで、制御情報は、たとえばJavaScript(登録商標)などのスクリプト言語や、CSS(Cascading Style Sheets)などのスタイルシート言語、Java(登録商標)などのプログラミング言語や、HTML(HyperText Markup Language)などのマークアップ言語などにより記述される。なお、情報処理装置100から配信される所定のアプリケーションそのものを制御情報とみなしてもよい。
【0014】
図1に示す情報処理装置100は、電子決済サービスを利用するサービス利用者(たとえば、図1に示す利用者UXなど)に提供する資金移動業者により運営および管理される情報処理装置である。たとえば、電子決済サービスは、後述するように、所定のコード情報を用いた電子決済により、取引対象の代金を決済するための決済手段をサービス利用者に提供するサービス(コード決済による電子マネーのやり取りを制御する所定の取引手段を提供するサービスともいえる。)である。
【0015】
また、情報処理装置100は、典型的には、サーバ装置により実現されるが、メインフレームやワークステーションなどにより実現されてもよい。また、情報処理装置100がサーバ装置で構成される場合、単独のサーバ装置により実現されてもよいし、複数のサーバ装置及び複数のストレージ装置が協働して動作するクラウドシステムなどにより実現されてもよい。
【0016】
また、情報処理装置100は、利用者端末10で動作する決済アプリと連動して、たとえば、専用のオンラインシステムを通じて提供する電子決済サービスに関する処理を実行する。たとえば、情報処理装置100は、電子決済サービスの利用希望者に対して決済アプリを配布し、決済アプリにおける所定の手続の完了を条件に、電子決済サービスを提供する。また、情報処理装置100は、決済アプリ専用のインターフェイス(たとえば、決済サプリの機能により利用者端末10に表示される各種操作画面)を介して、決済アプリからの取引要求を受け付けた場合は、その取引要求に従って、口座間における電子マネーの送金処理などを含む情報処理を実行する。決済アプリは、決済先、決済元、及び決済額などの情報を含む取引情報を情報処理装置100に送信する。なお、取引情報には、上述の各情報の他、取引を個別に特定するための取引コードや、取引が行われた日時を特定するための日時情報(すなわち、タイムスタンプ)などの情報が含まれていてもよい。
【0017】
また、情報処理装置100は、後述するように、実施形態に係る情報処理として、電子決済サービスを導入する店舗の位置を示す地図上に、店舗から発行される販促情報、及び電子決済を利用する際に店舗から利用者に付与される利益情報に対応する複数のコンテンツが配置された第1店舗情報をサービス利用者UXに提供し、第1店舗情報に配置される複数のコンテンツの中から少なくともいずれかが選択された場合、選択されたコンテンツに対応する店舗に関する第2店舗情報を取得し、取得した第2店舗情報をサービス利用者UXに提供する処理を実行する。
【0018】
(1-2.利用者端末10を用いた決済について)
ここで、利用者端末10を用いたコード決済(電子決済)の一例について説明する。以下の説明では、たとえば、所定の店舗に配置された2次元コード(QRコード(登録商標))であって、所定の店舗を識別する店舗識別情報を示す2次元コードを用いて、所定の店舗から取引対象の提供を受けるサービス利用者UXが利用者端末10を用いた決済を行う例について説明する。なお、以下に説明するコード決済の一例は、任意の利用者が任意の利用者端末10を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、店舗識別情報を示す2次元コードは、QRコードのみならず、バーコードや所定のマーク、番号などであってもよい。また、2次元コードは、紙などの媒体に印字された印刷物により物理的に構成される例に限られず、任意の端末に表示される画像情報により構成されていてもよい。
【0019】
たとえば、サービス利用者UXが所定の店舗にて各種の商品やサービスといった取引対象の購入や利用に伴う決済を行う場合、サービス利用者UXは、利用者端末10に予めインストールされた決済アプリを起動する。そして、サービス利用者UXは、決済アプリを介して、所定の店舗に設置された2次元コードを撮影する。このような場合、利用者端末10は、取引対象の価格を入力するための画面を表示し、サービス利用者UXあるいは所定の店舗の店員から決済金額の入力を受け付ける。そして、利用者端末10は、サービス利用者UXを識別する利用者識別情報と、店舗識別情報(もしくは、店舗識別情報が示す情報、すなわち、所定の店舗を示す情報(たとえば、店舗ID))と、決済額とを含む取引情報を情報処理装置100へと送信する。
【0020】
情報処理装置100は、利用者端末10から取引情報を受け付けると、利用者識別情報が示すサービス利用者UXの口座から、店舗識別情報が示す所定の店舗の口座へと、決済額に相当する分の電子マネーを移行させる。このとき、情報処理装置100は、決済額に相当する分の電子マネーから所定の店舗に課金する所定の手数料を差し引いてから、所定の店舗の口座へ移行させてもよい。そして、情報処理装置100は、取引が完了した旨の通知を利用者端末10へと送信する。このような場合、利用者端末10は、取引が完了した旨の画面や所定の音声を出力することで、電子マネーによる取引が完了した旨をサービス利用者UXに通知する。あるいは、情報処理装置100は、利用者識別情報が示すサービス利用者UXの口座から決済額に相当する分の電子マネーを引き出して所定の店舗の売り上げ情報として管理し、所定のタイミングで売上に相当する額の現金を所定の店舗が保有する銀行口座に振り込んでもよい。この場合、情報処理装置100は、サービス利用者UXの口座から決済額に相当する分の電子マネーを引き出したタイミングで、電子マネーによる取引が完了した旨をサービス利用者UXに通知してもよい。
【0021】
なお、利用者端末10を用いた決済は、上述した処理に限定されるものではない。たとえば、利用者端末10を用いた決済は、所定の店舗に設置された端末装置(以下、「店舗端末」と称する。)を用いたものであってもよい。具体的には、まず、利用者端末10は、サービス利用者UXを識別するための利用者識別情報を示すコード情報を画面上に表示させる。このような場合、店舗端末は、利用者端末10に表示されたコード情報から利用者識別情報を読み取り、読み取った利用者識別情報(もしくは、利用者識別情報が示す情報、すなわち、サービス利用者UXを示す情報(たとえば、利用者ID))と、決済額と、所定の店舗を識別する情報とを含む取引情報を情報処理装置100へと送信する。
【0022】
情報処理装置100は、店舗端末から取引情報を受け付けると、利用者識別情報が示すサービス利用者UXの口座から、所定の店舗の口座へと、決済額に相当する分の電子マネーを移行させる。そして、情報処理装置100は、店舗端末あるいは利用者端末10に対し、取引が完了した旨の通知を送信する。店舗端末あるいは利用者端末10は、取引が完了した旨の画面や所定の音声を出力することで、電子マネーによる取引が完了した旨をサービス利用者UXに通知する。また、情報処理装置100は、利用者識別情報が示すサービス利用者UXの口座から決済額に相当する分の電子マネーを引き出して所定の店舗の売り上げ情報として管理し、所定のタイミングで売上に相当する額の現金を所定の店舗が保有する銀行口座に振り込んでもよい。この場合、情報処理装置100は、サービス利用者UXの口座から決済額に相当する分の電子マネーを引き出したタイミングで、電子マネーによる取引が完了した旨を店員あるいはサービス利用者UXに通知してもよい。
【0023】
また、利用者端末10を用いた決済は、サービス利用者UXが予め電子マネーをチャージした口座から所定の店舗の口座へと電子マネーを移行させる処理のみならず、たとえば、サービス利用者UXが予め登録したクレジットカードを用いた決済であってもよい。このような場合、たとえば、利用者端末10は、所定の店舗の口座に対して決済金額が示す額の電子マネーを移行させるとともに、サービス利用者UXのクレジットカードの運用会社に対し、決済金額が示す額を請求してもよい。
【0024】
また、利用者端末10を用いた決済は、サービス利用者UXの口座から所定の店舗の口座へと電子マネーを移行させる処理のみならず、たとえば、サービス利用者UXの口座から他のユーザの口座へと電子マネーを移行させる決済(すなわち、ユーザ間での送金)であってもよい。たとえば、送金元のサービス利用者UXが利用する利用者端末10は、送金先のユーザを識別する利用者識別情報(例えば、送金先の利用者が利用する端末装置に表示される利用者識別情報)を読み取り、サービス利用者UXから送金金額の入力を受け付け、読み取った識別情報と、送金金額と、サービス利用者UXを識別する利用者識別情報とを示す情報を情報処理装置100へと送信する。このような場合、情報処理装置100は、サービス利用者UXの口座から、送金先のユーザの口座へと、送金金額が示す額の電子マネーを移行させ、利用者端末10または送金先のユーザが利用する端末装置に対し、送金が完了した旨の画面や所定の音声を出力させることで、送金が行われた旨を通知してもよい。
【0025】
なお、利用者端末10を用いた送金は、上述した処理に限定されるものではない。たとえば、利用者端末10を用いた送金は、送金先のユーザの電話番号や、送金先のユーザを示す情報(たとえば、利用者ID)を利用者端末10に入力することにより行われてもよい。具体的な例を挙げると、利用者端末10は、送金先のユーザの電話番号または利用者IDと、送金金額との入力をサービス利用者UXから受け付け、入力された電話番号または利用者IDと、送金金額と、サービス利用者UXを識別する利用者識別情報とを情報処理装置100へと送信する。そして、情報処理装置100は、サービス利用者UXの口座から、送信された電話番号または利用者IDに紐づけられたユーザの口座へと、送金金額が示す額の電子マネーを移行させる。
【0026】
ここで、送金先のユーザの電話番号や利用者IDは、当該ユーザに関する情報と紐付けて決済アプリに予め登録されていてもよい。この場合、利用者端末10は、決済アプリに登録されたユーザ(送金先)の指定と、当該ユーザへの送金金額の入力とをサービス利用者UXから受け付け、指定されたユーザに紐付けられた電話番号または利用者IDと、送金金額と、サービス利用者UXを識別する利用者識別情報とを情報処理装置100へと送信する。
【0027】
また、たとえば、利用者端末10を用いた送金は、送金金額を受け取るためのリンク情報を送金先のユーザに提供することにより行われてもよい。具体的な例を挙げると、利用者端末10は、サービス利用者UXから送金金額の入力を受け付けて送金金額を受け取るためのリンク情報を生成し、リンク情報を含む電子メールを送信したり、リンク情報を含む投稿情報をSNS(Social Networking Service)に投稿したりすることで、送金先のユーザが利用する端末装置にリンク情報を提供する。そして、送金先のユーザがリンク情報を選択して受け取り操作を行った場合、情報処理装置100は、サービス利用者UXの口座から、送金先のユーザの口座へと、送金金額が示す額の電子マネーを移行させる。
【0028】
なお、上述した決済手段や決済サービスは、商品の購入や役務の提供に対する対価の提供(債務の精算)のためのものに限定されるものではない。例えば、上述したように、決済手段や決済サービスは、複数のユーザが有する口座間の送金に関する機能を有していてもよい。すなわち、上述した決済手段や決済サービスは、ユーザや店舗等、電子マネーの所有者と紐づく任意の所有者の口座間における電子マネーの送受信を制御するサービスであればよい。すなわち、実施形態に係る決済手段や決済サービスは、電子マネーのやり取りを実現するための各種制御(電子マネーを介した各種の口座間送金制御のみならず、電子マネー口座と銀行口座間のやり取りに関する制御や、分割、ボーナス払いに伴う処理といった各種債権処理、その他電子マネーを含む財産のやり取りに関する各種制御)を実行する取引手段や取引サービスであれば、任意の態様で提供されるものであってもよい。また、このような取引手段や取引サービスが実現する各種の制御には、決済に関する制御と送金に関する制御の両方が含まれていてもよく、いずれか一方のみが含まれていてもよい。すなわち、「取引」とは、電子マネーに関する「決済」のみならず、電子マネーの「送金」やその他各種の処理をも含む概念である。すなわち、情報処理装置100は、任意の所有者間における電子マネーのやり取りを制御する取引手段を実現する情報処理装置であってもよい。
【0029】
(1-3.実施形態に係る情報処理)
以下、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の概要について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の概要を説明するための図である。なお、以下の説明において、サービス利用者UXと利用者端末10とを同一視できる場合がある。すなわち、サービス利用者UXを利用者端末10と読み替えることができる。
【0030】
図1に示す情報処理の前提として、サービス利用者UXは、利用者端末10を操作して決済アプリを起動する。そして、サービス利用者UXは、決済アプリに設けられている「近くのお店」を検索する機能を利用して、電子決済サービスを導入する近隣の加盟店である近隣店舗検索を行う。たとえば、近隣の加盟店とは、サービス利用者UXの現在地から所定の距離範囲内に位置する加盟店に該当する。
【0031】
近隣店舗の検索要求の受付に応じて、情報処理装置100は、電子決済サービスを導入する店舗の位置を示す地図上に、店舗から発行される販促情報、及び電子決済を利用する際にサービス利用者UXに付与される利益情報に対応する複数のコンテンツが配置された第1店舗情報をサービス利用者UXに提供する。たとえば、情報処理装置100は、サービス利用者UXの現在地から所定の距離範囲内にある近隣店舗の位置が示される地図上に、複数のコンテンツを配置した第1店舗情報をサービス利用者UXに提供してもよい。なお、決済アプリの動作中、決済アプリの機能によりサービス利用者UXの位置を特定するための位置情報が情報処理装置100にアップロードされる。
【0032】
また、情報処理装置100は、チラシを発行している店舗を指定するための第1コンテンツを地図上に配置した第1店舗情報をサービス利用者に提供してもよい。また、情報処理装置100は、電子決済を利用する際にサービス利用者に付与されるクーポンを配布している店舗を指定するための第2コンテンツを地図上に配置した第1店舗情報をサービス利用者に提供してもよい。また、情報処理装置100は、電子決済を利用する際にサービス利用者に付与されるスタンプを配布している店舗を指定するための第3コンテンツを地図上に配置した第1店舗情報をサービス利用者に提供してもよい。
【0033】
情報処理装置100から第1店舗情報を取得したサービス利用者UXは、第1店舗情報に表示される近隣店舗の中から、店舗を絞り込むための所望のカテゴリを選択する。利用者端末10は、サービス利用者UXにより選択されたカテゴリに示す選択カテゴリ情報を情報処理装置100に送信する(ステップS11)。
【0034】
一方、情報処理装置100は、利用者端末10から選択カテゴリ情報を受信すると、選択カテゴリに対応する対応店舗情報(「第2店舗情報」の一例)を取得する(ステップS12)。
【0035】
また、情報処理装置100は、取得した対応店舗情報を利用者端末10に送信することにより、サービス利用者UXに提供する(ステップS13)。
【0036】
以下、情報処理(その1)の実行に伴って、利用者端末10に表示される決済アプリの画面遷移例について説明する。
【0037】
図1に示すように、利用者端末10は、サービス利用者UXによる操作に従って、決済アプリのトップ画面を表示する(表示例W1-1)。また、利用者端末10は、近隣店舗を検索するためにトップ画面に設けられているボタンB1に対するサービス利用者UXの操作を検出すると、近隣店舗情報の表示要求を情報処理装置100に送信する。そして、利用者端末10は、情報処理装置100から受信した第1店舗情報を第1アプリ画面J1に表示する(表示例W1-2)。図1によれば、サービス利用者UXの現在地を示す画像UPと、近隣店舗の各々を示す複数の画像TPとが地図上に配置された第1店舗情報が利用者端末10に表示される例が示されている。また、図1では、画像TPに対して、該当の位置に存在する店舗の数に対応する数字が記されている例を示しているが、この例には特に限定される必要はなく、数字は記されていなくてもよいし、該当の店舗に対応する他の情報が数字や文字、その他の方法で記されていてもよい。たとえば、情報処理装置100は、特定の条件を満たしている店舗に対応する画像TPの表示態様を他の店舗に対応する画像TPとは区別できるように表示態様を変更してもよい。たとえば、情報処理装置100は、広告を出している店舗に対応する画像TPを他の画像とは異なる表示色や図形などで強調表示してもよい。また、情報処理装置100は、画像TPごとに、画像TPに対応する位置に存在する店舗においてサービス利用者が電子決済サービスを利用して行った決済の平均決済額を算出し、算出した平均決済額の大きさに応じて、店舗に対応する画像TPの表示色や図形などを変更して強調表示してもよい。
【0038】
また、第1店舗情報を表示する第1アプリ画面J1には、チラシを発行している店舗を指定するための第1コンテンツであるボタンB2や、電子決済を利用する際にサービス利用者に付与されるクーポンを配布している店舗を指定するための第2コンテンツであるボタンB3や、電子決済を利用する際にサービス利用者に付与されるスタンプを配布している店舗を指定するための第3コンテンツであるボタンB4などが設けられている。ボタンB2、ボタンB3、及びボタンB4は、それぞれ、近隣店舗の中から、サービス利用者UXが所望の店舗を絞り込むための絞り込み条件の指定に用いられる。なお、サービス利用者に付与されるクーポンを配布している店舗を指定するための第2コンテンツであるボタンB3は、クーポンの種別ごとに設けられていてもよい。たとえば、クーポンの種別には、再来店の際に利用可能な再来店クーポンや、所定の時間帯限定で利用可能な時間帯く-本や、特定の商品の決済にのみ利用可能な商品別クーポンなどが想定される。また、クーポンは、チラシが閲覧できるクーポンであってもよい。
【0039】
また、利用者端末10は、第1アプリ画面J1において、たとえば、ボタンB3に対する操作を検出すると(表示例W1-3)、選択カテゴリを示す選択カテゴリ情報としてボタンB3に対応付けられているクーポンを示す情報を情報処理装置100に送信する。そして、利用者端末10は、情報処理装置100から受信した対応店舗情報を第2アプリ画面J2に表示する(表示例W1-4)。
【0040】
以下、図2を用いて、実施形態に係る情報処理の実行に伴って、利用者端末10に表示される決済アプリの画面遷移の他の例について説明する。たとえば、第1店舗応報において、地図上に配置されている近隣店舗の各々を示す複数の画像TPが、サービス利用者UXにより選択された選択カテゴリに対応する画像TPに変更されてもよい。図2は、実施形態に係る情報処理の概要の他の例を説明するための図である。なお、図2に示す画面遷移例では、図1に示す画面遷移例と一部重複する部分については省略して示している。
【0041】
すなわち、利用者端末10は、第1アプリ画面J1において、たとえば、ボタンB3に対する操作を検出すると(表示例W2-1)、選択カテゴリを示す選択カテゴリ情報としてボタンB3に対応付けられているクーポンを示す情報を情報処理装置100に送信する。そして、利用者端末10は、情報処理装置100から対応店舗情報を受信すると、対応店舗情報に基づいて、地図上に対応店舗を示す画像TPのみを配置した第1店舗情報を第1アプリ画面J1に表示させる(表示例W2-2)。たとえば、情報処理装置100は、対応店舗情報として、地図上に配置された近隣店舗の各々を示す複数の画像TPのうち、対応店舗に対応する画像TPを特定するための特定情報を利用者端末10に送信できる。利用者端末10は、対応店舗情報に含まれる特定情報により、近隣店舗の各々を示す複数の画像TPの中から、対応店舗を示す画像TPを特定できる。
【0042】
また、利用者端末10は、地図上に配置された対応店舗を示す画像TPに対するサービス利用者UXの操作を検出すると(表示例W2-3)、情報処理装置100から受信した対応店舗情報を第2アプリ画面J2に表示する(表示例W2-4)。このようにすることで、情報処理装置100は、サービス利用者UXに対して、選択カテゴリに対応する店舗との位置関係を直感的に把握させることができる。
【0043】
また、情報処理装置100は、近隣店舗の中から、混雑状況が所定の状況にある店舗を指定するための第4コンテンツを地図上に配置した第1店舗情報をサービス利用者に提供してもよい。混雑状況が所定の状況にある店舗として、「空席あり」や「待ち時間なし」など、対応店舗から円滑に取引対象の提供を受けることができる店舗が想定される。この場合、情報処理装置100は、近隣店舗において直近の所定期間に電子決済が行われた回数に基づいて、近隣店舗に含まれる各店舗の混雑状況を推定し、推定した混雑状況に応じて、第4コンテンツに対応する店舗に関する第2店舗情報を取得してもよい。
【0044】
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100によれば、近隣店舗の中から、サービス利用者UXが選択したユーザメリットに結び付く店舗に関する店舗情報を提供する。これにより、情報処理装置100は、電子決済サービスにおけるユーザビリティの向上を図ることができる。
【0045】
〔2.装置構成〕
以下、図3を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
【0046】
(通信部110について)
通信部110は、たとえば、NIC(Network Interface Card)などによって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末10などの他の装置との間で情報の送受信を行う。
【0047】
(記憶部120について)
記憶部120は、たとえば、RAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスクや光ディスクなどの記憶装置によって実現される。図4に示すように、記憶部120は、店舗情報記憶部121を有する。なお、記憶部120は、以下に説明する情報以外にも、地図情報など、実施形態に係る情報処理に必要となる情報を記憶してもよい。
【0048】
(店舗情報記憶部121について)
店舗情報記憶部121は、電子決済サービスを導入する加盟店である各店舗に関する店舗情報を記憶する。図4は、実施形態に係る店舗情報記憶部121に記憶される店舗情報の一例を示す図である。
【0049】
図4に示すように、店舗情報記憶部121が記憶する店舗情報は、「店舗ID」の項目や、「位置情報」の項目や、「チラシ情報」の項目や、「クーポン情報」の項目や、「スタンプ情報」の項目などといった複数の項目を有している。店舗情報が有するこれらの項目は、相互に対応付けられている。
【0050】
「店舗ID」の項目には、電子決済サービスにおいて各店舗を一意に特定するために各サービス利用者に対して個別に割り振られる固有の識別情報である店舗IDが記憶される。
【0051】
「位置情報」の項目には、店舗の所在地を示す情報が記憶される。店舗の所在地を示す情報は、店舗の所在地を特定できる情報であればよく、住所や緯度経度などの任意の情報が想定される。
【0052】
「チラシ情報」の項目には、店舗から発行されたチラシに関する情報が記憶される。「クーポン情報」の項目には、電子決済を利用する際に店舗からサービス利用者に付与されるクーポンに関する情報が記憶される。「スタンプ情報」の項目には、電子決済を利用する際に店舗からサービス利用者に付与されるスタンプに関する情報が記憶される。
【0053】
(制御部130について)
制御部130は、コントローラ(controller)であり、たとえば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などによって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、たとえば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により実現され得る。
【0054】
図3に示すように、制御部130は、第1提供部131と、第2提供部132とを有し、これらの各部により、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130には、情報処理装置100が実行する各種処理の拡張などに応じて、図3に示す各部とは異なる新たな機能部が導入されてもよい。
【0055】
(第1提供部131について)
第1提供部131は、電子決済サービスを導入する店舗の位置が示されている地図上に、店舗から発行される販促情報、及び電子決済を利用する際にサービス利用者に付与される利益情報に対応する複数のコンテンツが配置された第1店舗情報をサービス利用者に提供する。
【0056】
たとえば、第1提供部131は、サービス利用者の現在地から所定の距離範囲内にある近隣店舗の位置が示される地図上に、複数のコンテンツを配置した第1店舗情報をサービス利用者に提供してもよい。たとえば、第1提供部131は、サービス利用者から近隣店舗情報の表示要求が取得されたと判定した場合、サービス利用者の位置情報および店舗情報に含まれている位置情報に基づいて、サービス利用者の現在地から所定の距離範囲内にある店舗を近隣店舗として特定してもよい。
【0057】
また、たとえば、第1提供部131は、近隣店舗の中からチラシを発行している店舗を指定するための第1コンテンツを地図上に配置した第1店舗情報をサービス利用者に提供してもよい。
【0058】
また、たとえば、第1提供部131は、近隣店舗の中から電子決済を利用する際にサービス利用者に付与されるクーポンを配布している店舗を指定するための第2コンテンツを地図上に配置した第1店舗情報をサービス利用者に提供してもよい。
【0059】
また、たとえば、第1提供部131は、近隣店舗の中から電子決済を利用する際にサービス利用者に付与されるスタンプを配布している店舗を指定するための第3コンテンツを地図上に配置した第1店舗情報をサービス利用者に提供してもよい。
【0060】
また、たとえば、第1提供部131は、近隣店舗の中から混雑状況が所定の状況にある店舗を指定するための第4コンテンツを地図上に配置した第1店舗情報をサービス利用者に提供してもよい。
【0061】
(第2提供部132について)
第2提供部132は、第1店舗情報に配置される複数のコンテンツの中から少なくともいずれかが選択された場合、選択されたコンテンツに対応する店舗に関する第2店舗情報を取得し、取得した第2店舗情報をサービス利用者に提供する。
【0062】
また、第2提供部132は、近隣店舗において直近の所定期間に電子決済が行われた回数に基づいて、各店舗の混雑状況を推定し、推定した混雑状況に応じて、近隣店舗の中から混雑状況が所定の状況にある店舗を指定するための第4コンテンツに対応する店舗に関する第2店舗情報を取得してもよい。
【0063】
〔3.処理手順例〕
以下、図5を用いて、実施形態に係る情報処理装置100により情報処理の処理手順の一例を説明する。図5は、実施形態に係る情報処理装置100により実行される情報処理手順例を示すフローチャートである。なお、図5に示す処理手順は、情報処理装置100が有する制御部130により実行される。制御部130は、情報処理装置100の稼働中、図5に示す処理手順を繰り返し実行する。
【0064】
図5に示すように、第1提供部131は、利用者端末10から送信された近隣店舗情報の表示要求が取得されたか否かを判定する(ステップS101)。
【0065】
第1提供部131は、近隣店舗情報の表示要求が取得されたと判定した場合(ステップS101;Yes)、サービス利用者の位置情報および店舗情報に含まれている位置情報に基づいて、サービス利用者の現在地から所定の距離範囲内にある近隣店舗を特定する(ステップS102)。
【0066】
また、第1提供部133は、特定した近隣店舗の位置が示されている地図上に、店舗から発行される販促情報、及び電子決済を利用する際にサービス利用者に付与される利益情報に対応する複数のコンテンツが配置された第1店舗情報を利用者端末10に送信する(ステップS103)。
【0067】
また、第2提供部132は、利用者端末10から送信された選択コンテンツ情報が取得されたか否かを判定する(ステップS104)。
【0068】
第2提供部132は、選択コンテンツ情報が取得されたと判定した場合(ステップS104;Yes)、選択コンテンツに対応する対応店舗情報を取得する(ステップS105)。
【0069】
また、第2提供部132は、取得した対応店舗情報を利用者端末10に送信して(ステップS106)、図5に示す処理手順を終了する。
【0070】
上記ステップS104において、第2提供部132は、選択コンテンツ情報が取得されていないと判定した場合(ステップS104;No)、図7に示す処理手順を終了する。たとえば、第2提供部132は、選択コンテンツ情報が取得される前に、利用者端末10において決済アプリが終了した場合、図5に示す処理手順を終了してもよい。
【0071】
上記ステップS101において、第1提供部131は、近隣店舗情報の表示要求が取得されていないと判定した場合(ステップS101;No)、図5に示す処理手順を終了する。
【0072】
〔4.変形例〕
(4-1.地図上に配置する店舗の位置を示す画像の表示態様について)
上述の実施形態において、情報処理装置100(たとえば、第1提供部131)は、近隣店舗の属性に基づいて、第1店舗情報において地図上に示される近隣店舗の位置を示す画像の表示態様を変更してもよい。たとえば、第1提供部131は、他の店舗と比較して特異な属性を有している店舗を示す画像を、他の店舗よりも視認性が高くなるように強調表示してもよい。第1提供部131は、予め規定される判定条件に従って、近隣店舗の含まれる店舗の中から特異な属性を有している店舗を選出してもよい。特異な属性を有する店舗には、広告を配信している店舗や、地域限定のキャンペーンを実施中の店舗や、他の店舗よりもサービス利用者に対して大きな利益還元を行っている店舗などが想定される。これにより、情報処理装置100は、近隣店舗の中から、サービス利用者UXにとって有益な店舗と位置関係を一見して把握させることができる。
【0073】
(4-2.システム構成について)
上述の実施形態では、情報処理システムSYSに含まれる情報処理装置100が、電子決済サービスに関する処理を行うとともに、実施形態に係る情報処理を行う例を説明した。しかし、実施形態に係る情報処理システムSYSの構成は、このような例には特に限定される必要はなく、電子決済サービスに関する処理を行うサーバ装置と、実施形態に係る情報処理を行うサーバ装置とが、それぞれ物理的に異なる個別のサーバであってもよく、又は、それぞれのサーバ装置が異なるシステムに属するサーバ装置であってもよい。この場合、それぞれのサーバ装置が相互に連携して、それぞれの処理に必要な情報をやり取り可能な状態で通信可能に接続される。
【0074】
また、上述の実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0075】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0076】
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0077】
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、所定のコード情報を用いた電子決済により、取引対象の代金を決済するための決済手段をサービス利用者に提供する電子決済サービスに関する各種処理を行う情報処理装置であって、第1提供部131と、第2提供部132とを有する。第1提供部131は、電子決済サービスを導入する店舗の位置が示されている地図上に、店舗から発行される販促情報、及び電子決済を利用する際にサービス利用者に付与される利益情報に対応する複数のコンテンツが配置された第1店舗情報をサービス利用者に提供する。第2提供部132は、第1店舗情報に配置される複数のコンテンツの中から少なくともいずれかが選択された場合、選択されたコンテンツに対応する店舗に関する第2店舗情報を取得し、取得した第2店舗情報をサービス利用者に提供する。
【0078】
また、第1提供部131は、サービス利用者の現在地から所定の距離範囲内にある近隣店舗の位置が示される地図上に、複数のコンテンツを配置した第1店舗情報をサービス利用者に提供してもよい。
【0079】
また、第1提供部131は、近隣店舗の中からチラシを発行している店舗を指定するための第1コンテンツを地図上に配置した第1店舗情報をサービス利用者に提供してもよい。
【0080】
また、第1提供部131は、近隣店舗の中から電子決済を利用する際にサービス利用者に付与されるクーポンを配布している店舗を指定するための第2コンテンツを地図上に配置した第1店舗情報をサービス利用者に提供してもよい。
【0081】
また、第1提供部131は、近隣店舗の中から電子決済を利用する際にサービス利用者に付与されるスタンプを配布している店舗を指定するための第3コンテンツを地図上に配置した第1店舗情報をサービス利用者に提供してもよい。
【0082】
また、第1提供部131は、近隣店舗の中から混雑状況が所定の状況にある店舗を指定するための第4コンテンツを地図上に配置した第1店舗情報をサービス利用者に提供してもよい。また、第2提供部132は、近隣店舗において直近の所定期間に電子決済が行われた回数に基づいて、各店舗の混雑状況を推定し、推定した混雑状況に応じて、第4コンテンツに対応する店舗に関する第2店舗情報を取得し、取得した第2店舗情報をサービス利用者に提供するてもよい。
【0083】
また、第1提供部131は、近隣店舗の属性に基づいて、第1店舗情報において地図上に示される近隣店舗の位置を示す画像の表示態様を変更してもよい。
【0084】
このように、実施形態に係る情報処理装置100によれば、近隣店舗の中から、サービス利用者UXが選択したユーザメリットに結び付く店舗に関する店舗情報を提供する。これにより、情報処理装置100は、電子決済サービスにおけるユーザビリティの向上を図ることができる。
【0085】
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態または変形例に係る第2サーバ20、及び第3サーバ30は、たとえば、図15に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図15は、実施形態または変形例に係る第2サーバ20および第3サーバ30の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【0086】
コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0087】
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0088】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0089】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
【0090】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0091】
たとえば、コンピュータ1000が実施形態または変形例に係る第2サーバ20として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部230の機能を実現する。すなわち、CPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラム(たとえば、情報処理プログラム)との協働により、実施形態または変形例に係る第2サーバ20による処理を実現する。また、HDD1400には、第2サーバ20の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0092】
また、たとえば、コンピュータ1000が実施形態または変形例に係る第3サーバ30として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部330の機能を実現する。すなわち、CPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラム(たとえば、情報処理プログラム)との協働により、実施形態または変形例に係る第3サーバ30による処理を実現する。また、HDD1400には、第3サーバ30の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0093】
〔7.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0094】
また、上述した情報処理装置100は、機能によっては外部のプラットフォームなどをAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
【0095】
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、制御部は、制御手段や制御回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0096】
SYS 情報処理システム
10 利用者端末
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 店舗情報記憶部
130 制御部
131 第1提供部
132 第2提供部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2024-06-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のコード情報を用いた電子決済により、取引対象の代金を決済するための決済手段をサービス利用者に提供する電子決済サービスに関する各種処理を行う情報処理装置であって、
前記電子決済サービスを利用するために前記サービス利用者に提供されるアプリケーションプログラムに搭載される地図表示機能によって、前記電子決済サービスを導入する店舗の位置が示されている地図上に、前記電子決済を利用する際に前記サービス利用者に付与されるクーポンを配布している前記店舗を前記サービス利用者が指定するための第1コンテンツ、及び前記電子決済を利用する際に前記サービス利用者に付与されるスタンプを配布している前記店舗を前記サービス利用者が指定するための第2コンテンツが配置された第1店舗情報を前記サービス利用者に提供する第1提供部と、
前記第1店舗情報に配置される前記第1コンテンツ、及び前記第2コンテンツの中から、前記第1コンテンツが選択された場合、前記クーポンを配布している前記店舗に関する第1店舗情報を取得し、前記第2コンテンツが選択された場合、前記スタンプを配布している前記店舗に関する第2店舗情報を取得し、取得した前記第2店舗情報を前記サービス利用者に提供する第2提供部と
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記第1提供部は、
前記サービス利用者の現在地から所定の距離範囲内にある近隣店舗の位置が示される地図上に、前記第1コンテンツおよび前記第2コンテンツを配置した前記第1店舗情報を前記サービス利用者に提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第1提供部は、
前記近隣店舗の中から前記クーポンを配布している前記店舗を指定するための前記コンテンツを前記地図上に配置した前記第1店舗情報を前記サービス利用者に提供する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第1提供部は、
前記近隣店舗の中から前記スタンプを配布している前記店舗を指定するための前記コンテンツを前記地図上に配置した前記第1店舗情報を前記サービス利用者に提供する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
所定のコード情報を用いた電子決済により、取引対象の代金を決済するための決済手段をサービス利用者に提供する電子決済サービスに関する各種処理を行う情報処理装置であって、
前記電子決済サービスを導入する店舗の位置が示されている地図上に、前記店舗から発行される販促情報、及び前記電子決済を利用する際に前記サービス利用者に付与される利益情報に対応する複数のコンテンツが配置された第1店舗情報を前記サービス利用者に提供する第1提供部と、
前記第1店舗情報に配置される前記複数のコンテンツの中から少なくともいずれかが選択された場合、選択された前記コンテンツに対応する店舗に関する第2店舗情報を取得し、取得した前記第2店舗情報を前記サービス利用者に提供する第2提供部と
を有し、
前記第1提供部は、
前記サービス利用者の現在地から所定の距離範囲内にある近隣店舗の位置が示される地図上に、前記複数のコンテンツを配置した前記第1店舗情報を前記サービス利用者に提供し、
前記近隣店舗の中から混雑状況が所定の状況にある前記店舗を指定するための第コンテンツを前記地図上に配置した前記第1店舗情報を前記サービス利用者に提供し、
前記第2提供部は、
前記近隣店舗において直近の所定期間に前記電子決済が行われた回数に基づいて、各店舗の混雑状況を推定し、推定した混雑状況に応じて、前記第コンテンツに対応する店舗に関する第2店舗情報を取得し、取得した前記第2店舗情報を前記サービス利用者に提供する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項6】
前記第1提供部は、
前記近隣店舗の属性に基づいて、前記第1店舗情報において前記地図上に示される前記近隣店舗の位置を示す画像の表示態様を変更する
ことを特徴とする請求項2、又は5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第1提供部は、
予め規定される判定条件に従って、前記近隣店舗に含まれる店舗の中から、他の前記店舗と比較して特異な属性を有している前記店舗を選出し、選出した前記店舗の位置を示す画像を強調表示する
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
所定のコード情報を用いた電子決済により、取引対象の代金を決済するための決済手段をサービス利用者に提供する電子決済サービスに関する各種処理を行うコンピュータが実行する情報処理方法であって、
前記電子決済サービスを利用するために前記サービス利用者に提供されるアプリケーションプログラムに搭載される地図表示機能によって、前記電子決済サービスを導入する店舗の位置が示されている地図上に、前記電子決済を利用する際に前記サービス利用者に付与されるクーポンを配布している前記店舗を前記サービス利用者が指定するための第1コンテンツ、及び前記電子決済を利用する際に前記サービス利用者に付与されるスタンプを配布している前記店舗を前記サービス利用者が指定するための第2コンテンツが配置された第1店舗情報を前記サービス利用者に提供する第1提供工程と、
前記第1店舗情報に配置される前記第1コンテンツ、及び前記第2コンテンツの中から、前記第1コンテンツが選択された場合、前記クーポンを配布している前記店舗に関する第1店舗情報を取得し、前記第2コンテンツが選択された場合、前記スタンプを配布している前記店舗に関する第2店舗情報を取得し、取得した前記第2店舗情報を前記サービス利用者に提供する第2提供工程と
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項9】
前所定のコード情報を用いた電子決済により、取引対象の代金を決済するための決済手段をサービス利用者に提供する電子決済サービスに関する各種処理を行うコンピュータに、
前記電子決済サービスを利用するために前記サービス利用者に提供されるアプリケーションプログラムに搭載される地図表示機能によって、前記電子決済サービスを導入する店舗の位置が示されている地図上に、前記電子決済を利用する際に前記サービス利用者に付与されるクーポンを配布している前記店舗を前記サービス利用者が指定するための第1コンテンツ、及び前記電子決済を利用する際に前記サービス利用者に付与されるスタンプを配布している前記店舗を前記サービス利用者が指定するための第2コンテンツが配置された第1店舗情報を前記サービス利用者に提供する第1提供手順と、
前記第1店舗情報に配置される前記第1コンテンツ、及び前記第2コンテンツの中から、前記第1コンテンツが選択された場合、前記クーポンを配布している前記店舗に関する第1店舗情報を取得し、前記第2コンテンツが選択された場合、前記スタンプを配布している前記店舗に関する第2店舗情報を取得し、取得した前記第2店舗情報を前記サービス利用者に提供する第2提供手順と
を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。