(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024014643
(43)【公開日】2024-02-01
(54)【発明の名称】強点灯、弱点灯、点滅、SOSモールス信号点滅切替LEDライト付杖
(51)【国際特許分類】
A45B 3/04 20060101AFI20240125BHJP
【FI】
A45B3/04 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022126680
(22)【出願日】2022-07-21
(71)【出願人】
【識別番号】516175227
【氏名又は名称】中平 和憲
(72)【発明者】
【氏名】中平 和憲
【テーマコード(参考)】
3B104
【Fターム(参考)】
3B104AA02
3B104BB01
3B104BC03
(57)【要約】
【課題】 この発明は、杖を必要とするものが、夜間特に降雨時では杖に転倒があるだけでは、車の運転者からは認知されにくく安全に問題がある。
また山で遭難した場合、東部に付けているライトの場合、点灯は数時間で電池が切れ、外部から遭難者を発見することはむつかしい。
これら2つの危険を取り除くようにした。4つのパターン切替え可能なLEDライト付杖に関するものである。
【解決手段】 杖の取手下部の主軸外側に、強点灯、弱点灯、点滅、SOSモールス信号点滅を持つLEDライトを設けた杖。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
杖の取手下部の主軸外側に、強点灯、弱点灯、点滅、SOSモールス信号点滅を持つLEDライトを設けた杖。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、杖を必用とする者が、夜間特に降雨時では杖に点灯があるだけでは、車の運転者からは認知されにくく安全に問題がある。
また山で遭難した場合、頭部に付けているライトの場合、点灯は数時間で電池が切れ、外部から遭難者を発見することはむつかしい。
これら2つの危険を取り除くようにした。4つのパターン切替可能なLEDライト付杖に関するものである。
【背景技術】
【0002】
杖は老人および身体に障害を持っている人の身体を支え、歩行を補助するために使用されている。夜間特に降雨時にあっては、歩行者の足元はおぼつかない。又、歩行時に街頭が少ない道等を通る際、車の運転手から認知されにくく、健常者に比べさらに問題があった。
【0003】
これまでに杖の取手付近の主軸の部分の中に、内臓電源によって駆動する照明を有する杖。(特許文献1)
杖の下部付近にLEDの照明器具を内蔵させて前方を照らすことのできる杖(特許文献2)などが提起されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実登3206545号
【特許文献2】特開2019-037718号
【発明に概要】
【発明が解決しょうとする課題】
【0005】
これは、次のような欠点があった。
【0006】
特許文献1に記載のものは、杖の主軸の中に内臓電源によって照らしているが、点滅はなく点灯のみしかなく、障害者は健常者と違って歩く速度が遅く、万が一の危険な場合も機敏な行動が取れない。夜間車両に乗っている運転者からは、点灯のみでは止まっているようにしか見えない。ましてや、夜間の降雨時ではさらに安全に問題がある。
【0007】
特許文献2に記載のものは、杖の下部付近にLEDの照明器具を杖の主軸の中に内臓させて前方を照らす杖であるが、LEDライトを使用し、明るさは強くなっているが、これも点灯のみであり点灯は点滅に比べ照らす時間は極端に短い。
【0008】
上記2点はどれも素晴らしいが、難点は点滅がなく点灯しかないという点でLED点灯の場合、点灯時間は点滅に比べ照らす時間は極端に短く、夜間杖を頻繁に使用する人は中の電池を何度も入れ替えしなければならない。
【0009】
山で使用する杖は、点灯、点滅の設備がある杖はない。
本発明は、以上のような欠点を無くすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
杖の取手下部の主軸外側に、強点灯、弱点灯、点滅、SOSモールス信号点滅を持つLEDライトを設けた杖。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、以上の構成からなるLEDライトの杖である。
本発明により、LEDライト本体が杖の主軸と一体となっているので、杖をついて夜間歩行にも安心して歩くことができ、車が多い危険な場所に於いては、LEDライトを点滅させることにより、車の運転者は点灯以上に光が点滅しているため、人が歩いていることがはっきりと分かり、危険を察知することが可能である。よって、いくら明るい点灯であっても、車から光を見れば、点滅の方が断然はっきりと分かり、事故につながる可能性は低くなる。夜間、降雨時になれば、なるほど比べようがないくらい点灯より点滅の方が車の運転者からは人がいることがはっきり分かる。
【0012】
杖は老人、障害者が使用する以外にも登山用の杖があり、この杖は、上記と同じく取手下部の外側にLEDライト本体を取り付け、点灯は、強点灯、弱点灯、点滅は普通の点滅、もう一つはSOSモールス信号機能を持つ点滅である。
登山に使用する杖は、夜間にあっては頭部のライトで照明は可能であるが、山で遭難した場合、頭部に付けているライトは数時間で電池が切れ、どうすることもできない場合、このLEDライトには4つの切替パターンが付いており、特にSOSモールス信号の点滅は、LEDライト本体の中には単4電池、1、5V1本で20時間近く点滅するため、このSOSモールス信号を点滅させれば、捜索をしている人は、行方不明者が山の中、川の付近どこにいても、空からも、地上からもはっきりSOSの光が見え確認できる。登山用の杖は、日ごろ点灯を主体として使用せず、万が一のための命を守る杖として、SOSモールス信号のための杖として使用すると効果が大である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0014】
図1、
図2、
図3において示すものは、本発明の強点灯、弱点灯、点滅、SOSモールス信号点滅切替可能なLEDライト付杖の実施態様である。
【0015】
図1は、杖(2)の取手下部に2つの穴(10)を開け、強点灯、弱点灯、点滅、SOSモールス信号点滅切替可能な小型のLEDライト本体を本体についている2か所の取付穴(5)に、ネジとちょうナットで取り付ける状態の図である。
【0016】
【0017】
図3は、LEDライトの回路図である。LEDライトの回路はU1のYN6033で昇圧し、その出力をU2の28196を使って、スイッチングすることでKEDの点滅とPWMによる調光を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】 本発明のLEDライト本体を杖に取り付ける図である。
【符号の説明】
【0019】
1 老人、障害者用杖
2 登山用杖
3 取手
4 LEDライト本体
5 LEDライト本体の取付穴
6 ネジ
7 ちょうナット
8 主軸
9 先ゴム
10 杖の穴
11 LEDライト主要部
12 LEDライト斜視図
13 スイッチ
14 配線主要部
15 電池入れケース
16 電池のフタ
17 主要部押さえ板
18 上部ケース
19 透明カバー
20 LEDライトの配線回路図
21 抵抗器