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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024014655
(43)【公開日】2024-02-01
(54)【発明の名称】後方カメラ付き帽子
(51)【国際特許分類】
   A42B 1/245 20210101AFI20240125BHJP
   A42B 1/0182 20210101ALI20240125BHJP
   A42B 1/24 20210101ALI20240125BHJP
【FI】
A42B1/245 Z
A42B1/0182 Z
A42B1/24 N
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022149316
(22)【出願日】2022-09-20
(31)【優先権主張番号】10-2022-0090196
(32)【優先日】2022-07-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】522371961
【氏名又は名称】チョ、ソン ジェ
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】チョ、ソン ジェ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】使用者の後方の遠距離または近距離の状況をディスプレイ部から容易に視覚的にモニタリングして認識するようにした後方カメラ付き帽子を提供すること。
【解決手段】頭が入る挿入本体11とつば12で構成された帽子10において、挿入本体11の上部中央に垂直に上下に引張及び収縮される上下引張収縮手段と、上下引張収縮手段の上部に設置されたカメラ部30と、前後方引張収縮手段40の前方の下部に、上部がヒンジhで連結して設置された垂直支持バー50と、垂直支持バー50に設置されたディスプレイ部60と、カメラ部30及び前記ディスプレイ部60と連携して前記挿入本体11の内側に設置された制御部70と、制御部70と連携して設置されたバッテリー80と、で構成され、カメラ部30から、撮像された撮像動画をディスプレイ部60に送信してモニタリングするようにすることを特徴とする。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
頭が入る挿入本体(11)と、前記挿入本体(11)の前方に設置されたつば(12)と、で構成された帽子(10)において、前記挿入本体(11)の上部中央において垂直に上下に引張及び収縮される上下引張収縮手段(20)と、前記上下引張収縮手段(20)の上部に設置されたカメラ部(30)と、前記つば(12)の上部において前後方に引張及び収縮される前後方引張収縮手段(40)と、前記前後方引張収縮手段(40)の前方の下部に、上部がヒンジ(h)で連結して設置された垂直支持バー(50)と、前記垂直支持バー(50)に設置されたディスプレイ部(60)と、前記カメラ部(30)及び前記ディスプレイ部(60)と連携して前記挿入本体(11)の内側に設置された制御部(70)と、前記制御部(70)と連携して設置されたバッテリー(80)と、で構成され、前記カメラ部(30)から、撮像された撮像動画を前記ディスプレイ部(60)に送信してモニタリングするようにする
ことを特徴とする後方カメラ付き帽子。
【請求項2】
前記帽子の挿入本体の天ボタンには、上下移動する上下引張収縮手段(20)を備え、後方と左右側方が広く見られるようにする
請求項1に記載の後方カメラ付き帽子。
【請求項3】
前記上下引張収縮手段(20)は、前記挿入本体(11)の上部中央に設置された上部支え部(22)と、前記上部支え部(22)の上部に垂直に立設された第1垂直支持バー(23)と、前記第1垂直支持バー(23)の内部に形成された空間部(a)から下部が出入りする第2垂直支持バー(24)と、前記第2垂直支持バー(24)の内部に形成された空間部(a)から下部が出入りする第3垂直支持バー(25)と、前記第3垂直支持バー(25)の上部に設置された前記カメラ部(30)と、で構成される
請求項1に記載の後方カメラ付き帽子。
【請求項4】
前記前後方引張収縮手段(40)は、第1水平支持バー(41)と、前記第1水平支持バー(41)の内部に形成された空間部(a)から後方が出入りする前記第2水平支持バー(42)と、前記第2水平支持バー(42)の内部に形成された空間部(a)から後方が出入りする第3水平支持バー(43)と、前記つば(12)の上部に固定設置された固定板(44)と、で構成され、前記固定板(44)の上部面に互いに離隔して設置された支持部(c)を有し、前記両支持部(c)間に前記第1水平支持バー(43)の後方が位置を決めてから、ヒンジ(h)が、前記両支持部(c)及び前記第1水平支持バー(41)の後方を貫通して設置され、前記第1水平支持バー(43)の前方に複数個で設置された前方支持部(d)を有し、前記両前方支持部(d)間に前記垂直支持バー(50)の上部が挿入されてから、ヒンジ(h)が、前記両前方支持部(d)及び前記垂直支持バー(50)の上部を貫通して設置される
請求項1に記載の後方カメラ付き帽子。
【請求項5】
前記バッテリー(80)は、前記挿入本体(11)の外側縁に多数個で設置された太陽電池板部(90)と連携して構成される
請求項1に記載の後方カメラ付き帽子。
【請求項6】
前記帽子に音声または音を発生する音発生器を備える
請求項1に記載の後方カメラ付き帽子。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、後方カメラ付き帽子に係り、さらに詳しくは、帽子の挿入本体上において高さが自由に調節されるカメラ部で撮像された後方状況の動画を、帽子のつばの前方において長さが前後方に自由に調節されるディスプレイ部に送信して、帽子をかぶった使用者の視力の良し悪しによらず、使用者の後方の遠距離または近距離の状況をディスプレイ部を見て、歩行時、首等を後ろに向けることなく、前方を注視しながら後方の状況を認識することができる新規な後方カメラ付き帽子に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、帽子は、キャップを有しており、日光を遮るか、または雨を防ぐのに効果的であるので、運動時または外出時に着用する。
【0003】
一方、速足や後ろ向きで歩く、すなわち後方歩行は、心臓に負担をかけなく、ジョギングよりもさらに効果的な運動であって、特に女性や年寄りに良い運動である。このように、後ろ向きで歩く後方歩行は、普段は使わない筋肉を使い、かかとをたくさん刺激するので、下半身の鍛錬と血液の循環に良いと言われる。
【0004】
また、徒歩で移動しながら歩く人は、前方を注視しながら歩くので、後方の状況がわからなくなる。
【0005】
このように、後方に危ない状況が発生しても、何らの対策を講じることができず、過失事故の危険性が常に存在するようになり、歩行中、後方の状況を認識するためには、歩きながら首を後ろに回して後方をしばしば観察しなければならないが、歩行しながら後方を正確に観察することは、あまり容易でない。
【0006】
したがって、後方を認識できない場合、後方の危ない状況に対応せず、歩行による過失事故が発生するという問題点がある。したがって、前方をみながら、歩行時、首や体を向けることなく、前方を注視しながら、後方はもとより、左右側方の状況を認識することができる安全装置を普及するための発明が切望されることが実情である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のような問題点を解決するために、本発明は、挿入本体とつばとで構成された帽子を備え、挿入本体の上部においてカメラ部を有する上下引張収縮手段が上下に引張及び収縮されて、カメラ部の高さが上下に自由に調節され、つばの前方においてディスプレイ部を有する前後方引張収縮手段が前後方に引張及び収縮されて、ディスプレイ部の長さが前後方に自由に調節されるようになり、帽子の挿入本体上において高さが自由に調節されるカメラ部で撮像された後方状況の動画を、帽子のつばの前方において長さが前後方に自由に調節されるディスプレイ部に送信して、帽子をかぶった使用者の視力の良し悪しによらず、使用者の後方の遠距離または近距離の状況をディスプレイ部から容易に視覚的に見て、歩行時、首や体を後ろに向けることなく、前方を注視しながら後方の状況を認識することができる新規な帽子を提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような目的を達成するために、本発明は、頭が入る挿入本体11と、前記挿入本体11の前方に設置されたつば12と、で構成された帽子10において、前記挿入本体11の上部中央において垂直に上下に引張及び収縮される上下引張収縮手段20と、前記上下引張収縮手段20の上部に設置されたカメラ部30と、前記つば12の上部において前後方に引張及び収縮される前後方引張収縮手段40と、前記前後方引張収縮手段40の前方の下部に、上部がヒンジhで連結して設置された垂直支持バー50と、前記垂直支持バー50に設置されたディスプレイ部60と、前記カメラ部30及び前記ディスプレイ部60と連携して前記挿入本体11の内側に設置された制御部70と、前記制御部70と連携して設置されたバッテリー80と、で構成され、前記カメラ部30から、撮像された撮像動画を前記ディスプレイ部60に送信してモニタリングするようにすることを特徴とする。
【0009】
また、前記帽子の挿入本体の天ボタンには、上下移動する上下引張収縮手段20を備え、後方と左右側方が広く見られるようにすることを特徴とする。
【0010】
また、前記上下引張収縮手段20は、前記挿入本体11の上部中央に設置された上部支え部22と、前記上部支え部22の上部に垂直に立設された第1垂直支持バー23と、前記第1垂直支持バー23の内部に形成された空間部aから下部が出入りする第2垂直支持バー24と、前記第2垂直支持バー24の内部に形成された空間部aから下部が出入りする第3垂直支持バー25と、前記第3垂直支持バー25の上部に設置された前記カメラ部30と、で構成されることを特徴とする。
【0011】
また、前記前後方引張収縮手段40は、第1水平支持バー41と、前記第1水平支持バー41の内部に形成された空間部aから後方が出入りする前記第2水平支持バー42と、前記第2水平支持バー42の内部に形成された空間部aから後方が出入りする第3水平支持バー43と、前記つば12の上部に固定設置された固定板44と、で構成され、前記固定板44の上部面に互いに離隔して設置された支持部cを有し、前記両支持部c間に前記第1水平支持バー43の後方が位置を決めてから、ヒンジhが、前記両支持部c及び前記第1水平支持バー41の後方を貫通して設置され、前記第1水平支持バー43の前方に複数個で設置された前方支持部dを有し、前記両前方支持部d間に前記垂直支持バー50の上部が挿入されてから、ヒンジhが、前記両前方支持部d及び前記垂直支持バー50の上部を貫通して設置されることを特徴とする。
【0012】
また、前記バッテリー80は、前記挿入本体11の外側縁に多数個で設置された太陽電池板部90と連携して構成されることを特徴とする。
【0013】
また、音声または音を発生する音発生器を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、挿入本体とつばとで構成された帽子を備え、挿入本体の上部においてカメラ部を有する上下引張収縮手段が上下に引張及び収縮されて、カメラ部の高さが上下に自由に調節され、つばの前方においてディスプレイ部を有する前後方引張収縮手段が前後方に引張及び収縮されて、ディスプレイ部の長さが前後方に自由に調節されるようになり、帽子の挿入本体上において高さが自由に調節されるカメラ部で撮像された後方状況の動画を、帽子のつばの前方において長さが前後方に自由に調節されるディスプレイ部に送信して、帽子をかぶった使用者の視力の良し悪しによらず、使用者の後方の遠距離または近距離の状況をディスプレイ部から容易に視覚的に見て、歩行時、首や体を後ろに向けることなく、前方を注視しながら、後方はもとより、左右側方の状況を認識することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明による後方カメラ付き帽子を示す斜視図である。
図2】上下引張収縮手段及び前後方引張収縮手段の作用図である。
図3】本発明による後方カメラ付き帽子を示す側面図である。
図4図3における上下引張収縮手段及び前後方引張収縮手段の作用図である。
図5a】本発明による前後方引張収縮手段及び垂直支持バーの作用図である。
図5b】本発明による前後方引張収縮手段及び垂直支持バーの作用図である。
図6a】本発明による前後方引張収縮手段及び垂直支持バーの作用図である。
図6b】本発明による前後方引張収縮手段及び垂直支持バーの作用図である。
図7】本発明による上下引張収縮手段を示す概略図である。
図8】本発明による前後方引張収縮手段を示す概略図である。
図9】本発明による前後方引張収縮手段が折り畳まれた様子を示す作用図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明を充分に理解するために、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
【0017】
本発明の実施形態は、様々な形態に変形されてもよく、本発明の範囲が後述される実施形態に限定されない。本実施形態は、当業界における平均的な知識を有する者に、本発明をさらに完全に説明するために提供されるものである。
【0018】
したがって、図面における要素の形状等は、さらに明確な説明を強調するために、誇張して表現されてもよい。各図面において、同一の部材については、同一の参照符号を付して示す場合がある。
【0019】
図1は、本発明による後方カメラ付き帽子を示す斜視図であり、図2は、上下引張収縮手段及び前後方引張収縮手段の作用図であり、図3は、本発明による後方カメラ付き帽子を示す側面図であり、図4は、図3における上下引張収縮手段及び前後方引張収縮手段の作用図であり、図5は、本発明による前後方引張収縮手段及び垂直支持バーの作用図であり、図6は、本発明による前後方引張収縮手段及び垂直支持バーの作用図であり、図7は、本発明による上下引張収縮手段を示す概略図であり、図8は、本発明による前後方引張収縮手段を示す概略図であり、図9は、本発明による前後方引張収縮手段が折り畳まれた様子を示す作用図である。
【0020】
以下、図1乃至図9を参照して、本発明による後方カメラ付き帽子について詳細に説明する。
【0021】
本発明による後方カメラ付き帽子は、帽子10と、上下引張収縮手段20と、カメラ部30と、前後方引張収縮手段40と、垂直支持バー50と、ディスプレイ部60と、制御部70と、バッテリー80と、で構成される。
【0022】
帽子10は、使用者の頭の外側縁が挿入されるように、内側空間部11aを形成した挿入本体11で構成される。
【0023】
このような前記挿入本体11の前方に、使用者の顔面部を照らす日光を遮断するために、つば12が備えられる。
【0024】
したがって、前記挿入本体11の外側縁は、前記使用者の頭を照らす日光を遮断し、使用者の顔面部は、前記つば12により、日光を遮断するように構成される。
【0025】
帽子の挿入本体の天ボタンには、上下に移動する上下引張収縮手段20を備え、垂直に上部に引張されるか、下部に収縮されるアンテナ方式の前記上下引張収縮手段20を上下に引張または収縮して使うことにより、前記上下引張収縮手段20に設置されたレンズの高さが調節されて、死角をなくし、後方もとより、左右側方の広い範囲の状況を認識することができるようになる。
【0026】
上下引張収縮手段20は、前記挿入本体11の上部中央において、垂直に上下に引張及び収縮されて構成される。
【0027】
すなわち、前記上下引張収縮手段20は、垂直に上部に引張されるか、下部に収縮されるアンテナ方式で構成される。
【0028】
このような前記上下引張収縮手段20は、前記挿入本体11の上部中央に設置された上部支え部22で構成される。
【0029】
また、上部支え部22の上部に垂直に立設された第1垂直支持バー23で構成される。
【0030】
このような前記第1垂直支持バー23の内部に形成された空間部aから下部が出入りする第2垂直支持バー24で構成される。
【0031】
併せて、前記第2垂直支持バー24の内部に形成された空間部aから下部が出入りする第3垂直支持バー25で構成される。
【0032】
このような前記第3垂直支持バー25の上部に設置された前記カメラ部30で構成される。
【0033】
このように構成されることは、前記上下引張収縮手段20を前記挿入本体11の上部において、上方に長さを垂直に引張させて、前記上下引張収縮手段20の第3垂直支持バー25の上部に設置された前記カメラ部30で、使用者の後方の遠距離状況を撮像した動画を、前記カメラ部30と連携された制御部70を介して、ディスプレイ部60に送信して、前記挿入本体11をかぶった使用者が、使用者の後方の遠距離状況を容易に視覚的に認識し、前記上下引張収縮手段20を前記挿入本体11の上部において、下方に長さを垂直で収縮させて、前記上下引張収縮手段20の第3垂直支持バー25の上部に設置された前記カメラ部30で、使用者の後方の近距離状況を撮像した動画を、前記カメラ部30と連携された制御部70を介して、ディスプレイ部60に送信して、前記挿入本体11をかぶった使用者が、使用者の後方の近距離状況を容易に視覚的に認識するようにするためである。
【0034】
カメラ部30は、前記上下引張収縮手段20の上部に設置されて構成される。
【0035】
すなわち、前記カメラ部30は、前記上下引張収縮手段20の前記第3垂直支持バー25の上部に設置され、前記カメラ部30は、前記第3垂直支持バー25の上部において、前後左右に自由に回動するように構成される。
【0036】
前後方引張収縮手段40は、前記つば12の上部において、前後方に引張及び収縮されるように構成される。
【0037】
このような前記前後方引張収縮手段40は、前後方に長さが自由に引張または収縮される公知のアンテナ方式で構成される。
【0038】
一方、前記前後方引張収縮手段40は、第1水平支持バー41で構成される。このような前記第1水平支持バー41の内部に形成された空間部aから後方が出入りする前記第2水平支持バー42で構成される。
【0039】
また、第2水平支持バー42の内部に形成された空間部aから後方が出入りする第3水平支持バー43で構成される。
【0040】
また、前記つば12の上部に固定設置された固定板44で構成される。
【0041】
このような前記固定板44の上部面に、互いに離隔して設置された支持部cが設けられる。
【0042】
また、前記両支持部c間に、前記第1水平支持バー43の後方が位置を決めてから、ヒンジhが前記両支持部c及び前記第1水平支持バー41の後方を貫通して設置されて構成される。
【0043】
併せて、前記第3水平支持バー43の前方に、複数個で設置された前方支持部dが設けられる。
【0044】
このような前記前方支持部d間に前記垂直支持バー50の上部が挿入されてから、ヒンジhが、前記両前方支持部d及び前記垂直支持バー50の上部を貫通して設置されて構成される。
【0045】
このように構成されることは、前記つば12の前方において、使用者の顔面部から前後方に長さが自由に調節される前記前後方引張収縮手段40に備えられたディスプレイ部60に送信される後方状況を、使用者の視力が悪くても、視覚的に把握しやすくするためである。
【0046】
垂直支持バー50は、前記前後方引張収縮手段40の前方の下部に、上部が、ヒンジhで連結設置されて構成される。
【0047】
一方、前記第3水平支持バー43の前方に、複数個で設置された前方支持部dが設けられる。
【0048】
このような前記前方支持部d間に前記垂直支持バー50の上部が挿入されてから、ヒンジhが、前記両前方支持部dと前記垂直支持バー50の上部を貫通して設置されて構成される。
【0049】
したがって、前記垂直支持バー50は、前記第3水平支持バー43の前方において、上下に回動しやすく構成される。
【0050】
一方、前記垂直支持バー50の後方の下部に回動具51が設けられる。
【0051】
また、ディスプレイ部60の前方に前方支え台eが設けられる。
【0052】
このような前記前方支え台eの前方に回動案内部53が設置され、前記回動案内部53の前方に回動案内溝52が形成される。
【0053】
前記回動案内溝52の内側縁には、前記回動具51の後方外側縁が挿入され、前記回動案内溝52の内側縁において360度回転自在に設置される。
【0054】
したがって、前記ディスプレイ部60の前方に設置された前記回動案内部53は、前記垂直支持バー50の後方に設置された前記回動具51によって、前記つば12の下部において360度回転自在になり、使用者が、所望の方向に自由に調節しやすく、使用者が前記ディスプレイ部60を視覚的に認識しやすくなる。
【0055】
前記ディスプレイ部60は、前記垂直支持バー50に設置される。
【0056】
このような前記ディスプレイ部60は、前記カメラ部30で撮像された動画を、制御部30と連携されてディスプレイするようになる。
【0057】
帽子の着用者がディスプレイされた映像をみないときは、前記ディスプレイ部60を折り畳んで、つば12の下部の近くに位置させて使うことができる。
【0058】
制御部70は、前記カメラ部30及び前記ディスプレイ部60と連携されて、前記挿入本体11の内側に設置される。
【0059】
前記制御部70には、前記カメラ部30及び前記ディスプレイ部60に対して、バッテリー80の電源をオンまたはオフすることができるスイッチ71が設置される。
【0060】
バッテリー80は、前記制御部70と連携して設置される。
【0061】
また、バッテリー80は、公知の充電するバッテリーを使ってもよく、前記挿入本体11の外側縁に多数個で設置された太陽電池板部90と連携して構成されてもよい。
【0062】
このような前記太陽電池板部90は、太陽エネルギーを電気エネルギーに変換して、前記バッテリー80に伝達するように構成される。
【0063】
一方、本発明は、前記カメラ部30から、撮像された撮像動画を前記ディスプレイ部60に送信させてモニタリングするように構成される。
【0064】
上述した本発明は、前記挿入本体11と前記つば12とで構成された前記帽子10を備え、前記挿入本体11の上部において、前記カメラ部30を有する前記上下引張収縮手段20が上下に引張及び収縮されて、前記カメラ部30の高さが上下に自由に調節され、前記つば12の前方において、前記ディスプレイ部60を有する前記前後方引張収縮手段40が前後方に引張及び収縮されて、前記ディスプレイ部60の長さが前後方に自由に調節されるようにし、前記帽子10の前記挿入本体11上において高さが自由に調節される前記カメラ部30で撮像された後方状況の動画を、前記帽子10の前記つば12の前方において長さが前後方に自由に調節される前記ディスプレイ部60に送信して、前記帽子10をかぶった使用者の視力の良し悪しによらず、使用者の後方の遠距離または近距離の状況をディスプレイ部から容易に視覚的にモニタリングして認識するためのものである。
【0065】
また、音声または音を発生するスピーカー等の音発生器91を備える。
【0066】
前記音発生器91は、帽子10の着用者の後方の遠距離または近距離の状況において、危険要素があって緊急な場合は、音声またはサイレン音等の多様なシグナルをスピーカー91から発して、ディスプレイ部を無意識的に見なく、視覚的に認識することができない場合も、聴覚的に認識して、後方の緊急状況に迅速に対応するようになる。
【0067】
上述した本発明による実施形態は、例示に過ぎず、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、これに基づき、様々な変形及び均等な他の実施形態が可能である。このため、本発明は、上記した詳細な説明において述べられた形態のみに限定されるものでない。
【0068】
したがって、本発明の真正な技術的保護範囲は、添付の特許請求の範囲の技術的思想によって定められる。また、本発明は、添付された請求範囲によって定められる本発明の精神とその範囲内にある全ての変形物と均等物及び代替物を含む。
【符号の説明】
【0069】
10 帽子
11 挿入本体
12 つば
20 上下引張収縮手段
22 上部支え部
23 第1垂直支持バー
24 第2垂直支持バー
25 第3垂直支持バー
20 カメラ部
40 前後方引張収縮手段
41 第1水平支持バー
42 第2水平支持バー
43 第3水平支持バー
44 固定板
50 垂直支持バー
60 ディスプレイ部
70 制御部
80 バッテリー
90 太陽電池板部

図1
図2
図3
図4
図5a
図5b
図6a
図6b
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2023-10-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
頭が入る挿入本体(11)と、前記挿入本体(11)の前方に設置されたつば(12)と、で構成された帽子(10)において、前記挿入本体(11)の上部中央において垂直に上下に引張及び収縮される上下引張収縮手段(20)と、前記上下引張収縮手段(20)の上部に設置されたカメラ部(30)と、前記つば(12)の上部において前後方に引張及び収縮される前後方引張収縮手段(40)と、前記前後方引張収縮手段(40)の前方の下部に、上部がヒンジ(h)で連結して設置された垂直支持バー(50)と、前記垂直支持バー(50)に設置されたディスプレイ部(60)と、前記カメラ部(30)及び前記ディスプレイ部(60)と連携して前記挿入本体(11)の内側に設置された制御部(70)と、前記制御部(70)と連携して設置されたバッテリー(80)と、で構成され、前記カメラ部(30)から、撮像された撮像動画を前記ディスプレイ部(60)に送信してモニタリングするようにし、
前記帽子の挿入本体の天ボタンには、上下移動する上下引張収縮手段(20)を備え、後方と左右側方が広く見られるようにし、
前記上下引張収縮手段(20)は、前記挿入本体(11)の上部中央に設置された上部支え部(22)と、前記上部支え部(22)の上部に垂直に立設された第1垂直支持バー(23)と、前記第1垂直支持バー(23)の内部に形成された空間部(a)から下部が出入りする第2垂直支持バー(24)と、前記第2垂直支持バー(24)の内部に形成された空間部(a)から下部が出入りする第3垂直支持バー(25)と、前記第3垂直支持バー(25)の上部に設置された前記カメラ部(30)とを備える
ことを特徴とする後方カメラ付き帽子。
【請求項2】
前記前後方引張収縮手段(40)は、第1水平支持バー(41)と、前記第1水平支持バー(41)の内部に形成された空間部(a)から後方が出入りする2水平支持バー(42)と、前記第2水平支持バー(42)の内部に形成された空間部(a)から後方が出入りする第3水平支持バー(43)と、前記つば(12)の上部に固定設置された固定板(44)と、で構成され、前記固定板(44)の上部面に互いに離隔して設置された支持部(c)を有し、前記両支持部(c)間に前記第1水平支持バー(43)の後方が位置を決めてから、ヒンジ(h)が、前記両支持部(c)及び前記第1水平支持バー(41)の後方を貫通して設置され、前記第1水平支持バー(43)の前方に複数個で設置された前方支持部(d)を有し、前記両前方支持部(d)間に前記垂直支持バー(50)の上部が挿入されてから、ヒンジ(h)が、前記両前方支持部(d)及び前記垂直支持バー(50)の上部を貫通して設置される
請求項1に記載の後方カメラ付き帽子。
【請求項3】
前記バッテリー(80)は、前記挿入本体(11)の外側縁に多数個で設置された太陽電池板部(90)と連携して構成される
請求項1に記載の後方カメラ付き帽子。
【請求項4】
前記帽子に音声または音を発生する音発生器を備える
請求項1に記載の後方カメラ付き帽子。