(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024146637
(43)【公開日】2024-10-15
(54)【発明の名称】下着
(51)【国際特許分類】
A41C 1/02 20060101AFI20241004BHJP
A41D 13/00 20060101ALI20241004BHJP
A41D 13/05 20060101ALI20241004BHJP
A41C 1/00 20060101ALI20241004BHJP
A41C 3/00 20060101ALI20241004BHJP
【FI】
A41C1/02 B
A41D13/00 102
A41D13/05 125
A41D13/05 143
A41D13/05 118
A41D13/05 136
A41C1/00 E
A41C3/00 A
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023059662
(22)【出願日】2023-03-31
(71)【出願人】
【識別番号】318005221
【氏名又は名称】石本 且義
(74)【代理人】
【識別番号】100180127
【弁理士】
【氏名又は名称】堤 裕一朗
(72)【発明者】
【氏名】石本 且義
【テーマコード(参考)】
3B131
3B211
【Fターム(参考)】
3B131AA04
3B131AA06
3B131AA11
3B131AA22
3B131BA11
3B131BA21
3B131BA33
3B131BA41
3B211AA01
3B211AA05
3B211AB01
3B211AB11
3B211AC17
(57)【要約】
【課題】身体の上半身と下半身の骨格を整え、筋肉の正常な範囲での動きをサポートするための下着を提供する。
【解決手段】トップスとスパッツとからなり、前記トップスには弾性伸縮部1ないし弾性伸縮部7を設け、前記スパッツには弾性伸縮部8ないし弾性伸縮部24を設け、前記弾性伸縮部1は脇から大胸筋の下縁に沿って正面中央に向かい正中手前で正面下方に真っ直ぐに向かって下端まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部2は腋窩から広背筋の筋腹の境に沿って上後腸骨棘へと向かい、上後腸骨棘から背面下方に真っ直ぐに向かって下端まで左右二本形成され、その他の前記弾性伸縮部3ないし前記弾性伸縮部24を各部位に形成したことを特徴とする下着を提供し、本下着を装着し、各弾性伸縮部の各標的部位において圧力を加えることで、身体の上半身と下半身の骨格を整え、筋肉の正常な範囲での動きをサポートすることができる。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トップスとスパッツとからなり、前記トップスには弾性伸縮部1と弾性伸縮部2と弾性伸縮部3と弾性伸縮部4と弾性伸縮部5と弾性伸縮部6と弾性伸縮部7とを設け、前記弾性伸縮部1は脇から大胸筋の下縁に沿って正面中央に向かい正中手前で正面下方に真っ直ぐに向かって下端まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部2は腋窩から広背筋の筋腹の境に沿って上後腸骨棘へと向かい、上後腸骨棘から背面下方に真っ直ぐに向かって下端まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部3は左右の肩甲棘に沿って横一直線のベルト状に形成され、前記弾性伸縮部4は両脇から肩甲骨の外縁に沿って下角へと向かい、左右の下角を横一直線に結ぶベルト状に形成され、前記弾性伸縮部5は前記弾性伸縮部3の真ん中から前記弾性伸縮部4の真ん中まで背面中央を真っ直ぐにベルト状に形成され、前記弾性伸縮部6は前記弾性伸縮部4の真ん中から左右に0.5~2cm離れた所から下方に真っ直ぐに向かって下端まで前記弾性伸縮部2と交わらないようにベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部7は左右の下角から120度の角度で側面下方を通って正面下方へと向かい前記弾性伸縮部1と交わらないようにベルト状に形成され、さらにその下側に一定の間隔でそれと平行に前記弾性伸縮部1と交わらないようにベルト状に複数本が左右に形成されたことを特徴とし、前記スパッツには弾性伸縮部8と弾性伸縮部9と弾性伸縮部10と弾性伸縮部11と弾性伸縮部12と弾性伸縮部13と弾性伸縮部14と弾性伸縮部15と弾性伸縮部16と弾性伸縮部17と弾性伸縮部18と弾性伸縮部19と弾性伸縮部20と弾性伸縮部21と弾性伸縮部22と弾性伸縮部23と弾性伸縮部24とを設け、前記弾性伸縮部8は膝下の脛骨粗面直下中央から膝の内側へ向かい、鵞足を通って膝窩中央へ向かい、大腿筋膜張筋下部まで螺旋状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部9は大腿骨内側上顆から脛骨粗面中央を通って大腿骨外側上顆までV字型に左右二本形成され、前記弾性伸縮部10は、大腿骨の大転子から臀溝に沿って大腿上部の内側を通って恥骨の外側へ向かい、大転子と上前腸骨棘との間を複数本に分けて扇状に広がりながら通過して腸骨稜と上後腸骨棘の手前まで左右二組形成され、前記弾性伸縮部11は背面上端の仙骨の上側から左右両側に二本、幅を狭めながら仙骨上の両側を下降して股下まで左右二本が交わらないように形成され、前記弾性伸縮部12は前記弾性伸縮部11の股下から臀部の下半部を複数本に分けて扇状に広がって前記弾性伸縮部10の手前まで前記弾性伸縮部10と交わらないように左右二組形成され、前記弾性伸縮部13は前記弾性伸縮部11の左右二本、各々の股下から正面前方へ向かい左右同じ側の恥骨を通って扇状に広がりながら上方へ向かい上前腸骨棘を通過して正面上端まで左右二本が交わらないように形成され、前記弾性伸縮部14は足首中央から脛骨の外側に沿って前記弾性伸縮部8まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部15は外踝から腓骨を通って上方へ向かい、腓骨の前縁の上部から腓腹筋の頭まで扇状に広がって大腿筋膜張筋まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部16は内踝の上側から脛骨の内側縁を通って上方へ向かい、腓腹筋の内側の頭に向かって扇状に広がってハムストリングスの内側へ繋がり扇状に広がって大腿の上部まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部17は鵞足から脛骨内側上顆後面を通って縫工筋に沿って上方へ向かい、大腿の前方へ回り込んで大転子まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部18は踵から内踝の上側へ向かい脛骨の内側縁まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部19は踵から外踝の上側へ向かい腓骨の外側縁まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部20は外踝から踵骨の後面上部を通って踵の内側下部へ向かい、足裏へ回り込んで踵の外側下部を通って外踝まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部21は足裏の第1指間腔から踵の中心までベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部22は足裏の第4指間腔から踵の中心までベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部23は内踝から足の甲を通って立方骨までベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部24は外踝から足の甲を通って舟状骨までベルト状に左右二本形成されたことを特徴とする下着
【請求項2】
トップスとスパッツとスポブラとからなり、前記トップスには弾性伸縮部1と弾性伸縮部2と弾性伸縮部5と弾性伸縮部6と弾性伸縮部7とを設け、前記弾性伸縮部1は大胸筋の下縁、腹直筋上であって、胸の下部正面中央から左右に1~2cm離れた所から正面下方に真っ直ぐに向かって下端まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部2は腋窩から広背筋の筋腹の境に沿って上後腸骨棘へと向かい、上後腸骨棘から背面下方に真っ直ぐに向かって下端まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部5は第二胸椎から第七胸椎まで背面中央を真っ直ぐにベルト状に形成され、前記弾性伸縮部6は第七胸椎から左右に0.5~2cm離れた所から下方に真っ直ぐに向かって下端まで前記弾性伸縮部2と交わらないようにベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部7は左右の下角から120度の角度で側面下方を通って正面下方へと向かい前記弾性伸縮部1と交わらないようにベルト状に形成され、さらにその下側に一定の間隔でそれと平行に前記弾性伸縮部1と交わらないようにベルト状に複数本が左右に形成されたことを特徴とし、前記スパッツには弾性伸縮部8と弾性伸縮部9と弾性伸縮部10と弾性伸縮部11と弾性伸縮部12と弾性伸縮部13と弾性伸縮部14と弾性伸縮部15と弾性伸縮部16と弾性伸縮部17と弾性伸縮部18と弾性伸縮部19と弾性伸縮部20と弾性伸縮部21と弾性伸縮部22と弾性伸縮部23と弾性伸縮部24とを設け、前記弾性伸縮部8は膝下の脛骨粗面直下中央から膝の内側へ向かい、鵞足を通って膝窩中央へ向かい、大腿筋膜張筋下部まで螺旋状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部9は大腿骨内側上顆から脛骨粗面中央を通って大腿骨外側上顆までV字型に左右二本形成され、前記弾性伸縮部10は、大腿骨の大転子から臀溝に沿って大腿上部の内側を通って恥骨の外側へ向かい、大転子と上前腸骨棘との間を複数本に分けて扇状に広がりながら通過して腸骨稜と上後腸骨棘の手前まで左右二組形成され、前記弾性伸縮部11は背面上端の仙骨の上側から左右両側に二本、幅を狭めながら仙骨上の両側を下降して股下まで左右二本が交わらないように形成され、前記弾性伸縮部12は前記弾性伸縮部11の股下から臀部の下半部を複数本に分けて扇状に広がって前記弾性伸縮部10の手前まで前記弾性伸縮部10と交わらないように左右二組形成され、前記弾性伸縮部13は前記弾性伸縮部11の左右二本、各々の股下から正面前方へ向かい左右同じ側の恥骨を通って扇状に広がりながら上方へ向かい上前腸骨棘を通過して正面上端まで左右二本が交わらないように形成され、前記弾性伸縮部14は足首中央から脛骨の外側に沿って前記弾性伸縮部8まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部15は外踝から腓骨を通って上方へ向かい、腓骨の前縁の上部から腓腹筋の頭まで扇状に広がって大腿筋膜張筋まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部16は内踝の上側から脛骨の内側縁を通って上方へ向かい、腓腹筋の内側の頭に向かって扇状に広がってハムストリングスの内側へ繋がり扇状に広がって大腿の上部まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部17は鵞足から脛骨内側上顆後面を通って縫工筋に沿って上方へ向かい、大腿の前方へ回り込んで大転子まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部18は踵から内踝の上側へ向かい脛骨の内側縁まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部19は踵から外踝の上側へ向かい腓骨の外側縁まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部20は外踝から踵骨の後面上部を通って踵の内側下部へ向かい、足裏へ回り込んで踵の外側下部を通って外踝まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部21は足裏の第1指間腔から踵の中心までベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部22は足裏の第4指間腔から踵の中心までベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部23は内踝から足の甲を通って立方骨までベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部24は外踝から足の甲を通って舟状骨までベルト状に左右二本形成されたことを特徴とし、前記スポブラはインナーとアウターとからなり、前記インナーは左右のフルカップをそれぞれ谷間側と脇側の二方向から肩の内側へ向かって二本のベルト状の肩ストラップ1で吊り上げ、前記肩ストラップ1は前記フルカップ上方で一本に繋がって首横から背中へ回って前記アウターの左右同じ側の脇ベルト2の中央寄りに縫製されたことを特徴とし、前記アウターは左右の肩先から背中へ回って左右同じ側の前記脇ベルト2の脇寄りに連結されたベルト状の肩ストラップ2で吊り上げ、前記フルカップのバージスラインで前記インナーと縫製され、バージスラインの脇側の、バストトップと同じくらいの高さから、バストトップの下方を通って胸の中心下方へ向かい、左右反対側の前記フルカップのバージスラインの下側を通って脇下方に設けたフック部品と連結するベルト1が左右二本形成され、前記ベルト1二本は胸の中心下方で交差するが縫製されず、前記フック部品の上側から背中へ向かって左右反対側の前記フック部品に引っ掛ける前記脇ベルト2が左右二本形成されたことを特徴とする下着
【請求項3】
弾性伸縮部1と弾性伸縮部2と弾性伸縮部3と弾性伸縮部4と弾性伸縮部5と弾性伸縮部6と弾性伸縮部7とを設け、前記弾性伸縮部1は脇から大胸筋の下縁に沿って正面中央に向かい正中手前で正面下方に真っ直ぐに向かって下端まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部2は腋窩から広背筋の筋腹の境に沿って上後腸骨棘へと向かい、上後腸骨棘から背面下方に真っ直ぐに向かって下端まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部3は左右の肩甲棘に沿って横一直線のベルト状に形成され、前記弾性伸縮部4は両脇から肩甲骨の外縁に沿って下角へと向かい、左右の下角を横一直線に結ぶベルト状に形成され、前記弾性伸縮部5は前記弾性伸縮部3の真ん中から前記弾性伸縮部4の真ん中まで背面中央を真っ直ぐにベルト状に形成され、前記弾性伸縮部6は前記弾性伸縮部4の真ん中から左右に0.5~2cm離れた所から下方に真っ直ぐに向かって下端まで前記弾性伸縮部2と交わらないようにベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部7は左右の下角から120度の角度で側面下方を通って正面下方へと向かい前記弾性伸縮部1と交わらないようにベルト状に形成され、さらにその下側に一定の間隔でそれと平行に前記弾性伸縮部1と交わらないようにベルト状に複数本が左右に形成されたことを特徴とするトップス
【請求項4】
弾性伸縮部8と弾性伸縮部9と弾性伸縮部10と弾性伸縮部11と弾性伸縮部12と弾性伸縮部13と弾性伸縮部14と弾性伸縮部15と弾性伸縮部16と弾性伸縮部17と弾性伸縮部18と弾性伸縮部19と弾性伸縮部20と弾性伸縮部21と弾性伸縮部22と弾性伸縮部23と弾性伸縮部24とを設け、前記弾性伸縮部8は膝下の脛骨粗面直下中央から膝の内側へ向かい、鵞足を通って膝窩中央へ向かい、大腿筋膜張筋下部まで螺旋状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部9は大腿骨内側上顆から脛骨粗面中央を通って大腿骨外側上顆までV字型に左右二本形成され、前記弾性伸縮部10は、大腿骨の大転子から臀溝に沿って大腿上部の内側を通って恥骨の外側へ向かい、大転子と上前腸骨棘との間を複数本に分けて扇状に広がりながら通過して腸骨稜と上後腸骨棘の手前まで左右二組形成され、前記弾性伸縮部11は背面上端の仙骨の上側から左右両側に二本、幅を狭めながら仙骨上の両側を下降して股下まで左右二本が交わらないように形成され、前記弾性伸縮部12は前記弾性伸縮部11の股下から臀部の下半部を複数本に分けて扇状に広がって前記弾性伸縮部10の手前まで前記弾性伸縮部10と交わらないように左右二組形成され、前記弾性伸縮部13は前記弾性伸縮部11の左右二本、各々の股下から正面前方へ向かい左右同じ側の恥骨を通って扇状に広がりながら上方へ向かい上前腸骨棘を通過して正面上端まで左右二本が交わらないように形成され、前記弾性伸縮部14は足首中央から脛骨の外側に沿って前記弾性伸縮部8まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部15は外踝から腓骨を通って上方へ向かい、腓骨の前縁の上部から腓腹筋の頭まで扇状に広がって大腿筋膜張筋まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部16は内踝の上側から脛骨の内側縁を通って上方へ向かい、腓腹筋の内側の頭に向かって扇状に広がってハムストリングスの内側へ繋がり扇状に広がって大腿の上部まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部17は鵞足から脛骨内側上顆後面を通って縫工筋に沿って上方へ向かい、大腿の前方へ回り込んで大転子まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部18は踵から内踝の上側へ向かい脛骨の内側縁まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部19は踵から外踝の上側へ向かい腓骨の外側縁まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部20は外踝から踵骨の後面上部を通って踵の内側下部へ向かい、足裏へ回り込んで踵の外側下部を通って外踝まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部21は足裏の第1指間腔から踵の中心までベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部22は足裏の第4指間腔から踵の中心までベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部23は内踝から足の甲を通って立方骨までベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部24は外踝から足の甲を通って舟状骨までベルト状に左右二本形成されたことを特徴とするスパッツ
【請求項5】
弾性伸縮部8と弾性伸縮部10と弾性伸縮部11と弾性伸縮部12と弾性伸縮部13と弾性伸縮部14と弾性伸縮部15と弾性伸縮部16と弾性伸縮部17と弾性伸縮部18と弾性伸縮部19と弾性伸縮部20と弾性伸縮部21と弾性伸縮部22とを設け、前記弾性伸縮部8は膝下の脛骨粗面直下中央から膝の内側へ向かい、鵞足を通って膝窩中央へ向かい、大腿筋膜張筋下部まで螺旋状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部10は、大腿骨の大転子から臀溝に沿って大腿上部の内側を通って恥骨の外側へ向かい、大転子と上前腸骨棘との間を複数本に分けて扇状に広がりながら通過して腸骨稜と上後腸骨棘の手前まで左右二組形成され、前記弾性伸縮部11は背面上端の仙骨の上側から左右両側に二本、幅を狭めながら仙骨上の両側を下降して股下まで左右二本が交わらないように形成され、前記弾性伸縮部12は前記弾性伸縮部11の股下から臀部の下半部を複数本に分けて扇状に広がって前記弾性伸縮部10の手前まで前記弾性伸縮部10と交わらないように左右二組形成され、前記弾性伸縮部13は前記弾性伸縮部11の左右二本、各々の股下から正面前方へ向かい左右同じ側の恥骨を通って扇状に広がりながら上方へ向かい上前腸骨棘を通過して正面上端まで左右二本が交わらないように形成され、前記弾性伸縮部14は足首中央から脛骨の外側に沿って前記弾性伸縮部8まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部15は外踝から腓骨を通って上方へ向かい、腓骨の前縁の上部から腓腹筋の頭まで扇状に広がって大腿筋膜張筋まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部16は内踝の上側から脛骨の内側縁を通って上方へ向かい、腓腹筋の内側の頭に向かって扇状に広がってハムストリングスの内側へ繋がり扇状に広がって大腿の上部まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部17は鵞足から脛骨内側上顆後面を通って縫工筋に沿って上方へ向かい、大腿の前方へ回り込んで大転子まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部18は踵から内踝の上側へ向かい脛骨の内側縁まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部19は踵から外踝の上側へ向かい腓骨の外側縁まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部20は外踝から踵骨の後面上部を通って踵の内側下部へ向かい、足裏へ回り込んで踵の外側下部を通って外踝まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部21は足裏の第1指間腔から踵の中心までベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部22は足裏の第4指間腔から踵の中心までベルト状に左右二本形成されたことを特徴とするスパッツ
【請求項6】
弾性伸縮部8と弾性伸縮部10と弾性伸縮部11と弾性伸縮部12と弾性伸縮部13と弾性伸縮部15と弾性伸縮部16と弾性伸縮部18と弾性伸縮部19と弾性伸縮部20と弾性伸縮部21と弾性伸縮部22とを設け、前記弾性伸縮部8は膝下の脛骨粗面直下中央から膝の内側へ向かい、鵞足を通って膝窩中央へ向かい、大腿筋膜張筋下部まで螺旋状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部10は、大腿骨の大転子から臀溝に沿って大腿上部の内側を通って恥骨の外側へ向かい、大転子と上前腸骨棘との間を複数本に分けて扇状に広がりながら通過して腸骨稜と上後腸骨棘の手前まで左右二組形成され、前記弾性伸縮部11は背面上端の仙骨の上側から左右両側に二本、幅を狭めながら仙骨上の両側を下降して股下まで左右二本が交わらないように形成され、前記弾性伸縮部12は前記弾性伸縮部11の股下から臀部の下半部を複数本に分けて扇状に広がって前記弾性伸縮部10の手前まで前記弾性伸縮部10と交わらないように左右二組形成され、前記弾性伸縮部13は前記弾性伸縮部11の左右二本、各々の股下から正面前方へ向かい左右同じ側の恥骨を通って扇状に広がりながら上方へ向かい上前腸骨棘を通過して正面上端まで左右二本が交わらないように形成され、前記弾性伸縮部15は外踝から腓骨を通って上方へ向かい、腓骨の前縁の上部から腓腹筋の頭まで扇状に広がって大腿筋膜張筋まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部16は内踝の上側から脛骨の内側縁を通って上方へ向かい、腓腹筋の内側の頭に向かって扇状に広がってハムストリングスの内側へ繋がり扇状に広がって大腿の上部まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部18は踵から内踝の上側へ向かい脛骨の内側縁まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部19は踵から外踝の上側へ向かい腓骨の外側縁まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部20は外踝から踵骨の後面上部を通って踵の内側下部へ向かい、足裏へ回り込んで踵の外側下部を通って外踝まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部21は足裏の第1指間腔から踵の中心までベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部22は足裏の第4指間腔から踵の中心までベルト状に左右二本形成されたことを特徴とするスパッツ
【請求項7】
弾性伸縮部10と弾性伸縮部11と弾性伸縮部12と弾性伸縮部13とを設け、前記弾性伸縮部10は、大腿骨の大転子から臀溝に沿って大腿上部の内側を通って恥骨の外側へ向かい、大転子と上前腸骨棘との間を複数本に分けて扇状に広がりながら通過して腸骨稜と上後腸骨棘の手前まで左右二組形成され、前記弾性伸縮部11は背面上端の仙骨の上側から左右両側に二本、幅を狭めながら仙骨上の両側を下降して股下まで左右二本が交わらないように形成され、前記弾性伸縮部12は前記弾性伸縮部11の股下から臀部の下半部を複数本に分けて扇状に広がって前記弾性伸縮部10の手前まで前記弾性伸縮部10と交わらないように左右二組形成され、前記弾性伸縮部13は前記弾性伸縮部11の左右二本、各々の股下から正面前方へ向かい左右同じ側の恥骨を通って扇状に広がりながら上方へ向かい上前腸骨棘を通過して正面上端まで左右二本が交わらないように形成されたことを特徴とするパンツ
【請求項8】
トップスとスポブラとからなり、前記トップスには弾性伸縮部1と弾性伸縮部2と弾性伸縮部5と弾性伸縮部6と弾性伸縮部7とを設け、前記弾性伸縮部1は大胸筋の下縁、腹直筋上であって、胸の下部正面中央から左右に1~2cm離れた所から正面下方に真っ直ぐに向かって下端まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部2は腋窩から広背筋の筋腹の境に沿って上後腸骨棘へと向かい、上後腸骨棘から背面下方に真っ直ぐに向かって下端まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部5は第二胸椎から第七胸椎まで背面中央を真っ直ぐにベルト状に形成され、前記弾性伸縮部6は第七胸椎から左右に0.5~2cm離れた所から下方に真っ直ぐに向かって下端まで前記弾性伸縮部2と交わらないようにベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部7は左右の下角から120度の角度で側面下方を通って正面下方へと向かい前記弾性伸縮部1と交わらないようにベルト状に形成され、さらにその下側に一定の間隔でそれと平行に前記弾性伸縮部1と交わらないようにベルト状に複数本が左右に形成されたことを特徴とし、前記スポブラはインナーとアウターとからなり、前記インナーは左右のフルカップをそれぞれ谷間側と脇側の二方向から肩の内側へ向かって二本のベルト状の肩ストラップ1で吊り上げ、前記肩ストラップ1は前記フルカップ上方で一本に繋がって首横から背中へ回って前記アウターの左右同じ側の脇ベルト2の中央寄りに縫製されたことを特徴とし、前記アウターは左右の肩先から背中へ回って左右同じ側の前記脇ベルト2の脇寄りに連結されたベルト状の肩ストラップ2で吊り上げ、前記フルカップのバージスラインで前記インナーと縫製され、バージスラインの脇側の、バストトップと同じくらいの高さから、バストトップの下方を通って胸の中心下方へ向かい、左右反対側の前記フルカップのバージスラインの下側を通って脇下方に設けたフック部品と連結するベルト1が左右二本形成され、前記ベルト1二本は胸の中心下方で交差するが縫製されず、前記フック部品の上側から背中へ向かって左右反対側の前記フック部品に引っ掛ける前記脇ベルト2が左右二本形成されたことを特徴とする下着
【請求項9】
インナーとアウターとからなり、前記インナーは左右のフルカップをそれぞれ谷間側と脇側の二方向から肩の内側へ向かって二本のベルト状の肩ストラップ1で吊り上げ、前記肩ストラップ1は前記フルカップ上方で一本に繋がって首横から背中へ回って前記アウターの左右同じ側の脇ベルト2の中央寄りに縫製されたことを特徴とし、前記アウターは左右の肩先から背中へ回って左右同じ側の前記脇ベルト2の脇寄りに連結されたベルト状の肩ストラップ2で吊り上げ、前記フルカップのバージスラインで前記インナーと縫製され、バージスラインの脇側の、バストトップと同じくらいの高さから、バストトップの下方を通って胸の中心下方へ向かい、左右反対側の前記フルカップのバージスラインの下側を通って脇下方に設けたフック部品と連結するベルト1が左右二本形成され、前記ベルト1二本は胸の中心下方で交差するが縫製されず、前記フック部品の上側から背中へ向かって左右反対側の前記フック部品に引っ掛ける前記脇ベルト2が左右二本形成されたことを特徴とするスポブラ
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、身体の骨格を整え、筋肉の動きをサポートするための下着に関するものである。
【背景技術】
【0002】
人の身体の骨格は、背骨と骨盤を軸とし、上半身と下半身をバランス良く支えて健康的な生命活動を維持している。しかしながら、悪い姿勢を続けたり、筋肉の使い方が偏っていたりすると骨格が歪み、筋肉の凝りや痛みを起こしたり、内臓の不調を招いたりする等、健康に悪影響を及ぼすことがある。そこで、骨格の歪みを矯正して骨格を整えるための矯正具や下着として、骨盤矯正具(特開2020-174742)や矯正用下着(特開2011-99191)等が提案されている。また、筋肉の動きは骨格の位置をバランス良く保つ上で重要な役割を果たす。筋肉が正常に働くよう筋肉疲労を軽減し、筋肉の動きをサポートするため、スポーツ用下着(特表2017-536487)等が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-174742号公報
【特許文献2】特開2011-99191号公報
【特許文献3】特表2017-536487号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
人の身体の骨格をきちんと保つためには、上半身と下半身の骨格を整えて、筋肉が正常な範囲でスムーズに動くように矯正すれば良い。しかしながら、上記特許文献1の骨盤矯正具や上記特許文献2の矯正用下着では、骨盤の位置を整えたり、腹直筋、脊柱起立筋をサポートしたりすることはできるものの、上半身全体の骨格を整えて体幹捻転運動などの筋肉運動をサポートするためには十分ではない。また、上記特許文献3の下着では、筋肉組織の振動を抑えることにより、筋肉の疲労回復を早めることが可能ではあるが、骨格を整えて、筋肉の正常な範囲での動きをサポートするためには十分ではない。そこで、本発明は、身体の上半身と下半身の骨格を整え、筋肉の正常な範囲での動きをサポートするための下着を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係る下着は、トップスとスパッツとからなり、前記トップスには弾性伸縮部1と弾性伸縮部2と弾性伸縮部3と弾性伸縮部4と弾性伸縮部5と弾性伸縮部6と弾性伸縮部7とを設け、前記弾性伸縮部1は脇から大胸筋の下縁に沿って正面中央に向かい正中手前で正面下方に真っ直ぐに向かって下端まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部2は腋窩から広背筋の筋腹の境に沿って上後腸骨棘へと向かい、上後腸骨棘から背面下方に真っ直ぐに向かって下端まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部3は左右の肩甲棘に沿って横一直線のベルト状に形成され、前記弾性伸縮部4は両脇から肩甲骨の外縁に沿って下角へと向かい、左右の下角を横一直線に結ぶベルト状に形成され、前記弾性伸縮部5は前記弾性伸縮部3の真ん中から前記弾性伸縮部4の真ん中まで背面中央を真っ直ぐにベルト状に形成され、前記弾性伸縮部6は前記弾性伸縮部4の真ん中から左右に0.5~2cm離れた所から下方に真っ直ぐに向かって下端まで前記弾性伸縮部2と交わらないようにベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部7は左右の下角から120度の角度で側面下方を通って正面下方へと向かい前記弾性伸縮部1と交わらないようにベルト状に形成され、さらにその下側に一定の間隔でそれと平行に前記弾性伸縮部1と交わらないようにベルト状に複数本が左右に形成されたことを特徴とし、前記スパッツには弾性伸縮部8と弾性伸縮部9と弾性伸縮部10と弾性伸縮部11と弾性伸縮部12と弾性伸縮部13と弾性伸縮部14と弾性伸縮部15と弾性伸縮部16と弾性伸縮部17と弾性伸縮部18と弾性伸縮部19と弾性伸縮部20と弾性伸縮部21と弾性伸縮部22と弾性伸縮部23と弾性伸縮部24とを設け、前記弾性伸縮部8は膝下の脛骨粗面直下中央から膝の内側へ向かい、鵞足を通って膝窩中央へ向かい、大腿筋膜張筋下部まで螺旋状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部9は大腿骨内側上顆から脛骨粗面中央を通って大腿骨外側上顆までV字型に左右二本形成され、前記弾性伸縮部10は、大腿骨の大転子から臀溝に沿って大腿上部の内側を通って恥骨の外側へ向かい、大転子と上前腸骨棘との間を複数本に分けて扇状に広がりながら通過して腸骨稜と上後腸骨棘の手前まで左右二組形成され、前記弾性伸縮部11は背面上端の仙骨の上側から左右両側に二本、幅を狭めながら仙骨上の両側を下降して股下まで左右二本が交わらないように形成され、前記弾性伸縮部12は前記弾性伸縮部11の股下から臀部の下半部を複数本に分けて扇状に広がって前記弾性伸縮部10の手前まで前記弾性伸縮部10と交わらないように左右二組形成され、前記弾性伸縮部13は前記弾性伸縮部11の左右二本、各々の股下から正面前方へ向かい左右同じ側の恥骨を通って扇状に広がりながら上方へ向かい上前腸骨棘を通過して正面上端まで左右二本が交わらないように形成され、前記弾性伸縮部14は足首中央から脛骨の外側に沿って前記弾性伸縮部8まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部15は外踝から腓骨を通って上方へ向かい、腓骨の前縁の上部から腓腹筋の頭まで扇状に広がって大腿筋膜張筋まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部16は内踝の上側から脛骨の内側縁を通って上方へ向かい、腓腹筋の内側の頭に向かって扇状に広がってハムストリングスの内側へ繋がり扇状に広がって大腿の上部まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部17は鵞足から脛骨内側上顆後面を通って縫工筋に沿って上方へ向かい、大腿の前方へ回り込んで大転子まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部18は踵から内踝の上側へ向かい脛骨の内側縁まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部19は踵から外踝の上側へ向かい腓骨の外側縁まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部20は外踝から踵骨の後面上部を通って踵の内側下部へ向かい、足裏へ回り込んで踵の外側下部を通って外踝まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部21は足裏の第1指間腔から踵の中心までベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部22は足裏の第4指間腔から踵の中心までベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部23は内踝から足の甲を通って立方骨までベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部24は外踝から足の甲を通って舟状骨までベルト状に左右二本形成されたことを特徴とする。トップスとは、上半身の下着のことであり、スパッツとは、下半身の下着のことである。弾性伸縮部とは、その他の部分に比べて、その向かう方向に圧力が強くかかるように製造した部分のことであるが、前記弾性伸縮部1ないし前記弾性伸縮部7により上半身の骨格を整えて体幹捻転運動などの筋肉の運動を助け、前記弾性伸縮部8ないし前記弾性伸縮部24により下半身の骨格を整えて、足の筋肉の運動をサポートすることができる。
【0006】
請求項2に記載の発明に係る下着は、トップスとスパッツとスポブラとからなり、前記トップスには弾性伸縮部1と弾性伸縮部2と弾性伸縮部5と弾性伸縮部6と弾性伸縮部7とを設け、前記弾性伸縮部1は大胸筋の下縁、腹直筋上であって、胸の下部正面中央から左右に1~2cm離れた所から正面下方に真っ直ぐに向かって下端まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部2は腋窩から広背筋の筋腹の境に沿って上後腸骨棘へと向かい、上後腸骨棘から背面下方に真っ直ぐに向かって下端まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部5は第二胸椎から第七胸椎まで背面中央を真っ直ぐにベルト状に形成され、前記弾性伸縮部6は第七胸椎から左右に0.5~2cm離れた所から下方に真っ直ぐに向かって下端まで前記弾性伸縮部2と交わらないようにベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部7は左右の下角から120度の角度で側面下方を通って正面下方へと向かい前記弾性伸縮部1と交わらないようにベルト状に形成され、さらにその下側に一定の間隔でそれと平行に前記弾性伸縮部1と交わらないようにベルト状に複数本が左右に形成されたことを特徴とし、前記スパッツには弾性伸縮部8と弾性伸縮部9と弾性伸縮部10と弾性伸縮部11と弾性伸縮部12と弾性伸縮部13と弾性伸縮部14と弾性伸縮部15と弾性伸縮部16と弾性伸縮部17と弾性伸縮部18と弾性伸縮部19と弾性伸縮部20と弾性伸縮部21と弾性伸縮部22と弾性伸縮部23と弾性伸縮部24とを設け、前記弾性伸縮部8は膝下の脛骨粗面直下中央から膝の内側へ向かい、鵞足を通って膝窩中央へ向かい、大腿筋膜張筋下部まで螺旋状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部9は大腿骨内側上顆から脛骨粗面中央を通って大腿骨外側上顆までV字型に左右二本形成され、前記弾性伸縮部10は、大腿骨の大転子から臀溝に沿って大腿上部の内側を通って恥骨の外側へ向かい、大転子と上前腸骨棘との間を複数本に分けて扇状に広がりながら通過して腸骨稜と上後腸骨棘の手前まで左右二組形成され、前記弾性伸縮部11は背面上端の仙骨の上側から左右両側に二本、幅を狭めながら仙骨上の両側を下降して股下まで左右二本が交わらないように形成され、前記弾性伸縮部12は前記弾性伸縮部11の股下から臀部の下半部を複数本に分けて扇状に広がって前記弾性伸縮部10の手前まで前記弾性伸縮部10と交わらないように左右二組形成され、前記弾性伸縮部13は前記弾性伸縮部11の左右二本、各々の股下から正面前方へ向かい左右同じ側の恥骨を通って扇状に広がりながら上方へ向かい上前腸骨棘を通過して正面上端まで左右二本が交わらないように形成され、前記弾性伸縮部14は足首中央から脛骨の外側に沿って前記弾性伸縮部8まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部15は外踝から腓骨を通って上方へ向かい、腓骨の前縁の上部から腓腹筋の頭まで扇状に広がって大腿筋膜張筋まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部16は内踝の上側から脛骨の内側縁を通って上方へ向かい、腓腹筋の内側の頭に向かって扇状に広がってハムストリングスの内側へ繋がり扇状に広がって大腿の上部まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部17は鵞足から脛骨内側上顆後面を通って縫工筋に沿って上方へ向かい、大腿の前方へ回り込んで大転子まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部18は踵から内踝の上側へ向かい脛骨の内側縁まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部19は踵から外踝の上側へ向かい腓骨の外側縁まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部20は外踝から踵骨の後面上部を通って踵の内側下部へ向かい、足裏へ回り込んで踵の外側下部を通って外踝まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部21は足裏の第1指間腔から踵の中心までベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部22は足裏の第4指間腔から踵の中心までベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部23は内踝から足の甲を通って立方骨までベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部24は外踝から足の甲を通って舟状骨までベルト状に左右二本形成されたことを特徴とし、前記スポブラはインナーとアウターとからなり、前記インナーは左右のフルカップをそれぞれ谷間側と脇側の二方向から肩の内側へ向かって二本のベルト状の肩ストラップ1で吊り上げ、前記肩ストラップ1は前記フルカップ上方で一本に繋がって首横から背中へ回って前記アウターの左右同じ側の脇ベルト2の中央寄りに縫製されたことを特徴とし、前記アウターは左右の肩先から背中へ回って左右同じ側の前記脇ベルト2の脇寄りに連結されたベルト状の肩ストラップ2で吊り上げ、前記フルカップのバージスラインで前記インナーと縫製され、バージスラインの脇側の、バストトップと同じくらいの高さから、バストトップの下方を通って胸の中心下方へ向かい、左右反対側の前記フルカップのバージスラインの下側を通って脇下方に設けたフック部品と連結するベルト1が左右二本形成され、前記ベルト1二本は胸の中心下方で交差するが縫製されず、前記フック部品の上側から背中へ向かって左右反対側の前記フック部品に引っ掛ける前記脇ベルト2が左右二本形成されたことを特徴とする。スポブラとは、女性が運動するときに快適に過ごせるように工夫されたスポーツ用のブラジャーのことである。前記弾性伸縮部1と前記弾性伸縮部2と前記弾性伸縮部5ないし前記弾性伸縮部7と前記脇ベルト2と前記ベルト1により上半身の骨格を整えて体幹捻転運動などの筋肉の運動を助け、前記弾性伸縮部8ないし前記弾性伸縮部24により下半身の骨格を整えて、足の筋肉の運動をサポートすることができる。
【0007】
請求項3に記載の発明に係る下着は、弾性伸縮部1と弾性伸縮部2と弾性伸縮部3と弾性伸縮部4と弾性伸縮部5と弾性伸縮部6と弾性伸縮部7とを設け、前記弾性伸縮部1は脇から大胸筋の下縁に沿って正面中央に向かい正中手前で正面下方に真っ直ぐに向かって下端まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部2は腋窩から広背筋の筋腹の境に沿って上後腸骨棘へと向かい、上後腸骨棘から背面下方に真っ直ぐに向かって下端まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部3は左右の肩甲棘に沿って横一直線のベルト状に形成され、前記弾性伸縮部4は両脇から肩甲骨の外縁に沿って下角へと向かい、左右の下角を横一直線に結ぶベルト状に形成され、前記弾性伸縮部5は前記弾性伸縮部3の真ん中から前記弾性伸縮部4の真ん中まで背面中央を真っ直ぐにベルト状に形成され、前記弾性伸縮部6は前記弾性伸縮部4の真ん中から左右に0.5~2cm離れた所から下方に真っ直ぐに向かって下端まで前記弾性伸縮部2と交わらないようにベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部7は左右の下角から120度の角度で側面下方を通って正面下方へと向かい前記弾性伸縮部1と交わらないようにベルト状に形成され、さらにその下側に一定の間隔でそれと平行に前記弾性伸縮部1と交わらないようにベルト状に複数本が左右に形成されたことを特徴とするトップスである。前記弾性伸縮部1ないし前記弾性伸縮部7により上半身の骨格を整えて体幹捻転運動などの筋肉の運動をサポートすることができる。
【0008】
請求項4に記載の発明に係る下着は、弾性伸縮部8と弾性伸縮部9と弾性伸縮部10と弾性伸縮部11と弾性伸縮部12と弾性伸縮部13と弾性伸縮部14と弾性伸縮部15と弾性伸縮部16と弾性伸縮部17と弾性伸縮部18と弾性伸縮部19と弾性伸縮部20と弾性伸縮部21と弾性伸縮部22と弾性伸縮部23と弾性伸縮部24とを設け、前記弾性伸縮部8は膝下の脛骨粗面直下中央から膝の内側へ向かい、鵞足を通って膝窩中央へ向かい、大腿筋膜張筋下部まで螺旋状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部9は大腿骨内側上顆から脛骨粗面中央を通って大腿骨外側上顆までV字型に左右二本形成され、前記弾性伸縮部10は、大腿骨の大転子から臀溝に沿って大腿上部の内側を通って恥骨の外側へ向かい、大転子と上前腸骨棘との間を複数本に分けて扇状に広がりながら通過して腸骨稜と上後腸骨棘の手前まで左右二組形成され、前記弾性伸縮部11は背面上端の仙骨の上側から左右両側に二本、幅を狭めながら仙骨上の両側を下降して股下まで左右二本が交わらないように形成され、前記弾性伸縮部12は前記弾性伸縮部11の股下から臀部の下半部を複数本に分けて扇状に広がって前記弾性伸縮部10の手前まで前記弾性伸縮部10と交わらないように左右二組形成され、前記弾性伸縮部13は前記弾性伸縮部11の左右二本、各々の股下から正面前方へ向かい左右同じ側の恥骨を通って扇状に広がりながら上方へ向かい上前腸骨棘を通過して正面上端まで左右二本が交わらないように形成され、前記弾性伸縮部14は足首中央から脛骨の外側に沿って前記弾性伸縮部8まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部15は外踝から腓骨を通って上方へ向かい、腓骨の前縁の上部から腓腹筋の頭まで扇状に広がって大腿筋膜張筋まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部16は内踝の上側から脛骨の内側縁を通って上方へ向かい、腓腹筋の内側の頭に向かって扇状に広がってハムストリングスの内側へ繋がり扇状に広がって大腿の上部まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部17は鵞足から脛骨内側上顆後面を通って縫工筋に沿って上方へ向かい、大腿の前方へ回り込んで大転子まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部18は踵から内踝の上側へ向かい脛骨の内側縁まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部19は踵から外踝の上側へ向かい腓骨の外側縁まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部20は外踝から踵骨の後面上部を通って踵の内側下部へ向かい、足裏へ回り込んで踵の外側下部を通って外踝まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部21は足裏の第1指間腔から踵の中心までベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部22は足裏の第4指間腔から踵の中心までベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部23は内踝から足の甲を通って立方骨までベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部24は外踝から足の甲を通って舟状骨までベルト状に左右二本形成されたことを特徴とするスパッツである。前記弾性伸縮部8ないし前記弾性伸縮部24により下半身の骨格を整えて、足の筋肉の運動をサポートすることができる。
【0009】
請求項5に記載の発明に係る下着は、弾性伸縮部8と弾性伸縮部10と弾性伸縮部11と弾性伸縮部12と弾性伸縮部13と弾性伸縮部14と弾性伸縮部15と弾性伸縮部16と弾性伸縮部17と弾性伸縮部18と弾性伸縮部19と弾性伸縮部20と弾性伸縮部21と弾性伸縮部22とを設け、前記弾性伸縮部8は膝下の脛骨粗面直下中央から膝の内側へ向かい、鵞足を通って膝窩中央へ向かい、大腿筋膜張筋下部まで螺旋状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部10は、大腿骨の大転子から臀溝に沿って大腿上部の内側を通って恥骨の外側へ向かい、大転子と上前腸骨棘との間を複数本に分けて扇状に広がりながら通過して腸骨稜と上後腸骨棘の手前まで左右二組形成され、前記弾性伸縮部11は背面上端の仙骨の上側から左右両側に二本、幅を狭めながら仙骨上の両側を下降して股下まで左右二本が交わらないように形成され、前記弾性伸縮部12は前記弾性伸縮部11の股下から臀部の下半部を複数本に分けて扇状に広がって前記弾性伸縮部10の手前まで前記弾性伸縮部10と交わらないように左右二組形成され、前記弾性伸縮部13は前記弾性伸縮部11の左右二本、各々の股下から正面前方へ向かい左右同じ側の恥骨を通って扇状に広がりながら上方へ向かい上前腸骨棘を通過して正面上端まで左右二本が交わらないように形成され、前記弾性伸縮部14は足首中央から脛骨の外側に沿って前記弾性伸縮部8まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部15は外踝から腓骨を通って上方へ向かい、腓骨の前縁の上部から腓腹筋の頭まで扇状に広がって大腿筋膜張筋まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部16は内踝の上側から脛骨の内側縁を通って上方へ向かい、腓腹筋の内側の頭に向かって扇状に広がってハムストリングスの内側へ繋がり扇状に広がって大腿の上部まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部17は鵞足から脛骨内側上顆後面を通って縫工筋に沿って上方へ向かい、大腿の前方へ回り込んで大転子まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部18は踵から内踝の上側へ向かい脛骨の内側縁まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部19は踵から外踝の上側へ向かい腓骨の外側縁まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部20は外踝から踵骨の後面上部を通って踵の内側下部へ向かい、足裏へ回り込んで踵の外側下部を通って外踝まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部21は足裏の第1指間腔から踵の中心までベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部22は足裏の第4指間腔から踵の中心までベルト状に左右二本形成されたことを特徴とするスパッツである。前記弾性伸縮部8と前記弾性伸縮部10ないし前記弾性伸縮部22により下半身の骨格を整えて、足の筋肉の運動をサポートすることができる。
【0010】
請求項6に記載の発明に係る下着は、弾性伸縮部8と弾性伸縮部10と弾性伸縮部11と弾性伸縮部12と弾性伸縮部13と弾性伸縮部15と弾性伸縮部16と弾性伸縮部18と弾性伸縮部19と弾性伸縮部20と弾性伸縮部21と弾性伸縮部22とを設け、前記弾性伸縮部8は膝下の脛骨粗面直下中央から膝の内側へ向かい、鵞足を通って膝窩中央へ向かい、大腿筋膜張筋下部まで螺旋状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部10は、大腿骨の大転子から臀溝に沿って大腿上部の内側を通って恥骨の外側へ向かい、大転子と上前腸骨棘との間を複数本に分けて扇状に広がりながら通過して腸骨稜と上後腸骨棘の手前まで左右二組形成され、前記弾性伸縮部11は背面上端の仙骨の上側から左右両側に二本、幅を狭めながら仙骨上の両側を下降して股下まで左右二本が交わらないように形成され、前記弾性伸縮部12は前記弾性伸縮部11の股下から臀部の下半部を複数本に分けて扇状に広がって前記弾性伸縮部10の手前まで前記弾性伸縮部10と交わらないように左右二組形成され、前記弾性伸縮部13は前記弾性伸縮部11の左右二本、各々の股下から正面前方へ向かい左右同じ側の恥骨を通って扇状に広がりながら上方へ向かい上前腸骨棘を通過して正面上端まで左右二本が交わらないように形成され、前記弾性伸縮部15は外踝から腓骨を通って上方へ向かい、腓骨の前縁の上部から腓腹筋の頭まで扇状に広がって大腿筋膜張筋まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部16は内踝の上側から脛骨の内側縁を通って上方へ向かい、腓腹筋の内側の頭に向かって扇状に広がってハムストリングスの内側へ繋がり扇状に広がって大腿の上部まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部18は踵から内踝の上側へ向かい脛骨の内側縁まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部19は踵から外踝の上側へ向かい腓骨の外側縁まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部20は外踝から踵骨の後面上部を通って踵の内側下部へ向かい、足裏へ回り込んで踵の外側下部を通って外踝まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部21は足裏の第1指間腔から踵の中心までベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部22は足裏の第4指間腔から踵の中心までベルト状に左右二本形成されたことを特徴とするスパッツである。前記弾性伸縮部8と前記弾性伸縮部10ないし前記弾性伸縮部13と前記弾性伸縮部15と前記弾性伸縮部16と前記弾性伸縮部18ないし前記弾性伸縮部22により下半身の骨格を整えて、足の筋肉の運動をサポートすることができる。
【0011】
請求項7に記載の発明に係る下着は、弾性伸縮部10と弾性伸縮部11と弾性伸縮部12と弾性伸縮部13とを設け、前記弾性伸縮部10は、大腿骨の大転子から臀溝に沿って大腿上部の内側を通って恥骨の外側へ向かい、大転子と上前腸骨棘との間を複数本に分けて扇状に広がりながら通過して腸骨稜と上後腸骨棘の手前まで左右二組形成され、前記弾性伸縮部11は背面上端の仙骨の上側から左右両側に二本、幅を狭めながら仙骨上の両側を下降して股下まで左右二本が交わらないように形成され、前記弾性伸縮部12は前記弾性伸縮部11の股下から臀部の下半部を複数本に分けて扇状に広がって前記弾性伸縮部10の手前まで前記弾性伸縮部10と交わらないように左右二組形成され、前記弾性伸縮部13は前記弾性伸縮部11の左右二本、各々の股下から正面前方へ向かい左右同じ側の恥骨を通って扇状に広がりながら上方へ向かい上前腸骨棘を通過して正面上端まで左右二本が交わらないように形成されたことを特徴とするパンツである。パンツとは、下半身の丈の短い下着のことである。前記弾性伸縮部10ないし前記弾性伸縮部13により骨盤と大腿部の骨格を整えて、大腿部の筋肉の運動をサポートすることができる。
【0012】
請求項8に記載の発明に係る下着は、トップスとスポブラとからなり、前記トップスには弾性伸縮部1と弾性伸縮部2と弾性伸縮部5と弾性伸縮部6と弾性伸縮部7とを設け、前記弾性伸縮部1は大胸筋の下縁、腹直筋上であって、胸の下部正面中央から左右に1~2cm離れた所から正面下方に真っ直ぐに向かって下端まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部2は腋窩から広背筋の筋腹の境に沿って上後腸骨棘へと向かい、上後腸骨棘から背面下方に真っ直ぐに向かって下端まで左右二本形成され、前記弾性伸縮部5は第二胸椎から第七胸椎まで背面中央を真っ直ぐにベルト状に形成され、前記弾性伸縮部6は第七胸椎から左右に0.5~2cm離れた所から下方に真っ直ぐに向かって下端まで前記弾性伸縮部2と交わらないようにベルト状に左右二本形成され、前記弾性伸縮部7は左右の下角から120度の角度で側面下方を通って正面下方へと向かい前記弾性伸縮部1と交わらないようにベルト状に形成され、さらにその下側に一定の間隔でそれと平行に前記弾性伸縮部1と交わらないようにベルト状に複数本が左右に形成されたことを特徴とし、前記スポブラはインナーとアウターとからなり、前記インナーは左右のフルカップをそれぞれ谷間側と脇側の二方向から肩の内側へ向かって二本のベルト状の肩ストラップ1で吊り上げ、前記肩ストラップ1は前記フルカップ上方で一本に繋がって首横から背中へ回って前記アウターの左右同じ側の脇ベルト2の中央寄りに縫製されたことを特徴とし、前記アウターは左右の肩先から背中へ回って左右同じ側の前記脇ベルト2の脇寄りに連結されたベルト状の肩ストラップ2で吊り上げ、前記フルカップのバージスラインで前記インナーと縫製され、バージスラインの脇側の、バストトップと同じくらいの高さから、バストトップの下方を通って胸の中心下方へ向かい、左右反対側の前記フルカップのバージスラインの下側を通って脇下方に設けたフック部品と連結するベルト1が左右二本形成され、前記ベルト1二本は胸の中心下方で交差するが縫製されず、前記フック部品の上側から背中へ向かって左右反対側の前記フック部品に引っ掛ける前記脇ベルト2が左右二本形成されたことを特徴とする下着である。前記弾性伸縮部1と前記弾性伸縮部2と前記弾性伸縮部5ないし前記弾性伸縮部7と前記脇ベルト2と前記ベルト1により上半身の骨格を整えて体幹捻転運動などの筋肉の運動をサポートすることができる。
【0013】
請求項9に記載の発明に係る下着は、インナーとアウターとからなり、前記インナーは左右のフルカップをそれぞれ谷間側と脇側の二方向から肩の内側へ向かって二本のベルト状の肩ストラップ1で吊り上げ、前記肩ストラップ1は前記フルカップ上方で一本に繋がって首横から背中へ回って前記アウターの左右同じ側の脇ベルト2の中央寄りに縫製されたことを特徴とし、前記アウターは左右の肩先から背中へ回って左右同じ側の前記脇ベルト2の脇寄りに連結されたベルト状の肩ストラップ2で吊り上げ、前記フルカップのバージスラインで前記インナーと縫製され、バージスラインの脇側の、バストトップと同じくらいの高さから、バストトップの下方を通って胸の中心下方へ向かい、左右反対側の前記フルカップのバージスラインの下側を通って脇下方に設けたフック部品と連結するベルト1が左右二本形成され、前記ベルト1二本は胸の中心下方で交差するが縫製されず、前記フック部品の上側から背中へ向かって左右反対側の前記フック部品に引っ掛ける前記脇ベルト2が左右二本形成されたことを特徴とするスポブラである。前記脇ベルト2により肩甲骨を外転させて胸を開いて上体を起こして上半身の骨格を整えて大胸筋の動きをサポートし、前記ベルト1により上半身の左右の腕の上下運動や回転運動における大胸筋などの筋肉の動きをスムーズにすることができる。
【発明の効果】
【0014】
前記トップスの前記弾性伸縮部1により大胸筋や腹直筋の動きをサポートし、前記弾性伸縮部2と前記弾性伸縮部5と前記弾性伸縮部6により背骨と最長筋を支えて広背筋の動きをサポートし、前記弾性伸縮部3により肩甲骨を外転させて胸が開いて上体が起き、前記弾性伸縮部4により肩甲骨を外転させ下角同士が正中に寄ることで胸が開いて上体が起き、前記弾性伸縮部7により外腹斜筋の動きを助け、体幹捻転運動をサポートし、腹の横などに溜まっている脂肪をなめらかにすることで、上半身の骨格を整えて筋肉の運動をサポートすることができる。身体に密着させ、身体の形状や大きさによって各弾性伸縮部の位置や大きさ等を最適化して前記トップスを形成することにより、上半身にバランス良く圧力がかかって効果をより高めることができる。また、前記スパッツの前記弾性伸縮部8により大腿部を外旋位、下腿部を内旋位に保持することで、膝関節を正常な位置に保って膝にまつわる怪我を防止し、前記弾性伸縮部9により膝蓋骨の左右のゆがみや動揺を防いで膝蓋骨底の腱をサポートし、前記弾性伸縮部10により股関節の外旋位を保持することで骨盤を正常な位置に保って、ヒップラインをきれいに整え、前記弾性伸縮部11ないし前記弾性伸縮部13により仙骨と恥骨を近づけ、骨盤の関節が全て近づくことで骨盤全体が引き締まり、骨盤を正常な位置に保って、皮下脂肪をなめらかにして下腹ラインとヒップラインをきれいに整え、前記弾性伸縮部14により前脛骨筋の動きをサポートし、前記弾性伸縮部15により大腿筋膜張筋と腓骨筋と下腿三頭筋の動きをサポートし、前記弾性伸縮部16によりハムストリングスの内側と下腿三頭筋の動きをサポートし、前記弾性伸縮部17により縫工筋の動きをサポートし、前記弾性伸縮部18と前記弾性伸縮部19により下腿三頭筋の動きやアキレス腱をサポートして怪我を防止し、前記弾性伸縮部20により踵骨の内反を防止し、踵骨を正常な位置に保つことで足の縦アーチを整え、前記弾性伸縮部21と前記弾性伸縮部22により足底筋の動きをサポートしてアキレス腱と動きを連動させて足関節部での内外側の平行バランスを保ち、前記弾性伸縮部23と前記弾性伸縮部24により足首屈曲時の距骨の前方偏移を防止して足関節の動きを整えることで、下半身の骨格を整えて筋肉の運動をサポートすることができる。身体に密着させ、身体の形状や大きさによって各弾性伸縮部の位置や大きさ等を最適化して前記スパッツを形成することにより、バランス良く圧力がかかって効果をより高めることができる。前記トップスと前記スパッツを組み合わせて、上半身と下半身のバランスを整えるように着圧やサイズ等を最適化して下着を形成することで、効果を最大限に高めることができる。また、前記スポブラの前記脇ベルト2により肩甲骨を外転させて胸を開いて上体を起こして上半身の骨格を整えて大胸筋の動きをサポートし、前記ベルト1により上半身の左右の腕の上下運動や回転運動における大胸筋などの筋肉の動きをスムーズにして、上半身の骨格を整えて筋肉の運動をサポートすることができる。身体の形状や大きさによって各ベルトの位置や長さを最適化して前記スポブラを形成することによって、効果をより高めることができる。前記トップスと前記スパッツと前記スポブラを組み合わせて、上半身と下半身のバランスを整えるように着圧やサイズ等を最適化して下着を形成することで、効果を最大限に高めることができる。また、前記パンツの前記弾性伸縮部10により股関節の外旋位を保持することで骨盤を正常な位置に保って、ヒップラインをきれいに整え、前記弾性伸縮部11ないし前記弾性伸縮部13により仙骨と恥骨を近づけ、骨盤の関節が全て近づくことで骨盤全体が引き締まり、骨盤を正常な位置に保って、皮下脂肪をなめらかにして下腹ラインとヒップラインをきれいに整えることで、骨盤と大腿部の骨格を整えて、大腿部の筋肉の運動をサポートすることができる。身体に密着させ、身体の形状や大きさによって各弾性伸縮部の位置や大きさ等を最適化して前記パンツを形成することにより、バランス良く圧力がかかって効果をより高めることができる。前記トップスと前記パンツを組み合わせて、上半身と下半身のバランスを整えるように着圧やサイズ等を最適化して下着を形成することで、効果を最大限に高めることができる。よって、本発明を身体に装着することで、身体の上半身と下半身の骨格を整え、筋肉の正常な範囲での動きをサポートすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図5】実施例1のスパッツを装着した際の足の外側から見た側面図
【
図6】実施例1のスパッツを装着した際の足の内側から見た側面図
【
図7】実施例1のスパッツを装着した際の足甲部を示した図面
【
図8】実施例1のスパッツを装着した際の足底部を示した図面
【
図18】実施例3のスパッツを装着した際の足の外側から見た側面図
【
図19】実施例3のスパッツを装着した際の足の内側から見た側面図
【
図22】実施例4のスパッツを装着した際の足の外側から見た側面図
【
図23】実施例4のスパッツを装着した際の足の内側から見た側面図
【
図26】実施例5のパンツを装着した際の足の外側から見た側面図
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1と
図2はそれぞれ、本発明の実施例1のトップスの正面図と背面図を示したものである。
図3ないし
図8は、本発明の実施例1のスパッツを装着した際の下半身を各々の方向から示した図面である。本発明は、弾性伸縮部と、その他の部分との、二つの部分からなる下着である。1から24までの符号で示した弾性伸縮部は、多段階着圧コントロールファブリックやリブ編み等によって各弾性伸縮部の向かう方向に伸び縮みするように形成し、その他の部分よりも、生地を引っ張った時に、より張力が強くなるように形成する。弾性伸縮部以外の部分については、下着に用いられている一般的な形成方法や編み方で良い。弾性伸縮部同士が重なる部分、例えば、
図2において弾性伸縮部2と弾性伸縮部7とが交わる部分や弾性伸縮部3と弾性伸縮部5とが重なる部分、弾性伸縮部4と弾性伸縮部5とが重なる部分等においては、それぞれの弾性伸縮部の向かう方向の伸縮性をできるだけ失わないように、形成方法や編み方を工夫して形成する。弾性伸縮部は、ナイロンやポリウレタン、ポリエステル、トリアセテート、ウール等の弾力性や伸縮性が大きい繊維を用いて形成し、その他の部分は、一般的に下着に使用されている繊維で良い。弾性伸縮部の位置や大きさは、標的部位にバランスよく圧力をかけることを考えると、装着する人の身体の大きさや形状によって最適な値に変えるのが理想的である。その場合は、一着一着オーダーメイド方式で生産する必要があるが、大量生産をする場合は、身体のサイズ、例えば、一般的なSサイズ、Mサイズ、Lサイズ、LLサイズの4つのサイズに合わせて、弾性伸縮部の位置や大きさの値を調整して形成するのが良い。トップスは袖があっても良く、ネックラインの形状はVネックでなくても良い。スパッツは足の指先まで覆うものであっても良い。スパッツに、特許第6758347号の靴下の各弾性伸縮部を追加しても良い。また、
図11ないし
図14は、本発明の実施例2のスポブラを各々の方向から示した図面である。本発明のスポブラは、インナーとアウターとからなるものであり、生地はどちらもスポブラに一般的に用いられている生地で良い。スポブラのベルトやストラップの位置や長さは、大胸筋等の筋肉のスムーズな動きを考えると、装着する人の胸部の大きさや形状によって最適な値に変えるのが理想的である。その場合は、一着一着オーダーメイド方式で生産する必要があるが、大量生産をする場合は、胸部のサイズ、例えば、一般的なSサイズ、Mサイズ、Lサイズ、LLサイズの4つのサイズに合わせて、それらの位置や長さの値を調整して形成するのが良い。
図15は、本発明の実施例2のトップスとスポブラを組み合わせた下着の正面図である。左右両側の肩先の部分でトップスとスポブラのアウターを縫い合わせても良い。
図24ないし
図26は、本発明の実施例5のパンツを各々の方向から示した図面である。何らかの事情によりスパッツを装着できない場合でも、本発明のパンツを用いれば骨盤や大腿部を整えることが可能となる。以下、5つの実施例について、より詳細に説明する。
【実施例0017】
図1ないし
図8の図面は、本発明を実施するための最良の形態である実施例1を示したものである。1ないし24の符号で示した弾性伸縮部は、リブ編みによって弾性伸縮部の向かう方向に伸び縮みするように形成し、1ないし7の符号で示した弾性伸縮部はトップス、8ないし24までの符号で示した弾性伸縮部はスパッツに形成したものである。1の符号で示した弾性伸縮部の幅は脇から正中に向かうまで30mm、正中手前から下端まで40mmで左右二本の間を30mm空けて形成した。2の符号で示した弾性伸縮部の幅は30mm、3ないし6の符号で示した弾性伸縮部の幅は40mmで形成し、6の符号で示した弾性伸縮部の左右二本の間は20mm空けて形成した。7の符号で示した弾性伸縮部の幅は20mmで、左右に十一本ずつ、各々20mmの間隔を空けて形成した。8の符号で示した弾性伸縮部の幅は40mm、9の符号で示した弾性伸縮部の幅は30mmで形成し、10の符号で示した弾性伸縮部は大転子から80mm幅で臀溝に沿って少しずつ細くなるように形成して大腿上部の内側で60mm幅となって恥骨の外側へ向かい、大転子と上前腸骨棘との間を四本に分けて各35mmの幅で扇状に広げて形成した。11の符号で示した弾性伸縮部は左右二本の間を30mm空けて背面上端から50mm幅で幅を狭めながら仙骨上の両側を下降して股下で10mm幅になるように形成した。12の符号で示した弾性伸縮部は臀部の下半部を六本に分けて各10mmの幅で扇状に広げて形成した。13の符号で示した弾性伸縮部は股下から10mm幅で幅を広げながら上方へ向かい正面上端で80mm幅として左右二本の間を70mm空けて形成した。14の符号で示した弾性伸縮部は足首中央から30mm幅で少しずつ幅を広げながら上に向かい、8の符号で示した弾性伸縮部と交わる地点で35mm幅となるように形成した。15の符号で示した弾性伸縮部は外踝から30mm幅で幅を広げながら上に向かい腓腹筋の頭で70mm幅、大腿筋膜張筋上部で170mm幅となるように形成した。16の符号で示した弾性伸縮部は内踝の上側から20mm幅で上に向かい膝付近で50mm幅、大腿中央部で70mm幅、大腿付け根付近で100mm幅となるように形成した。17の符号で示した弾性伸縮部の幅は40mm、18と19の符号で示した弾性伸縮部の幅は各20mm、20の符号で示した弾性伸縮部の幅は30mm、21と22の符号で示した弾性伸縮部の幅は各10mm、23と24の符号で示した弾性伸縮部の幅は各35mmで形成した。実施例1においては男性Mサイズの身体を想定して形成したが、身体の体型や大きさ等に合わせて、各弾性伸縮部の幅は±20mm程度の範囲で変え、各弾性伸縮部の位置や大きさ等を最適な値に調整することが望ましい。各弾性伸縮部の幅が狭すぎる場合には十分な張力が得られず、また、幅が広すぎる場合は張力が強すぎるため、あまり好ましくない。7と10と12の符号で示した弾性伸縮部の本数についても同様に、身体の体型や大きさ等に合わせて変えることが望ましい。繊維はナイロン繊維としているが、綿混やポリエステルその他の伸縮性が大きい繊維を用いても良い。繊維の太さは16デニールのものを使用しているが、身体の大きさによって、より太く、あるいは、より細くしても良い。繊維が細すぎる、例えば、10デニールよりも細い場合は十分な張力が得られず、また、あまりにも太すぎる、例えば、30デニールよりも太い場合は張力が強すぎるため、あまり好ましくない。トップスは、袖なし、Vネックで形成しているが、袖ありでも、丸首でもU首でも良い。スパッツは、足の指先が無いものとして形成しているが、足の指先を覆うものであっても良い。