IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社知財事業研究所の特許一覧

特開2024-146643仮想空間コミュニケーションシステム
<>
  • 特開-仮想空間コミュニケーションシステム 図1
  • 特開-仮想空間コミュニケーションシステム 図2
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024146643
(43)【公開日】2024-10-15
(54)【発明の名称】仮想空間コミュニケーションシステム
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/224 20220101AFI20241004BHJP
   H04L 67/131 20220101ALI20241004BHJP
【FI】
H04L51/224
H04L67/131
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023059670
(22)【出願日】2023-03-31
(71)【出願人】
【識別番号】520321535
【氏名又は名称】株式会社知財事業研究所
(74)【代理人】
【識別番号】100170449
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 英彦
(72)【発明者】
【氏名】大賀 信幸
(57)【要約】      (修正有)
【課題】情報の緊急度に応じて携帯型電子情報通信機器を使用するユーザへの通知方法を変更することができるコミュニケーションシステム及び受信端末を提供する。
【解決手段】コミュニケーションシステムSは、情報を送信する送信端末と、前記送信端末から送信された情報を受信し、情報を受信したことをユーザに通知する受信端末とを備え、前記送信端末は、情報の緊急度を設定可能であり、前記受信端末は、情報の前記緊急度に応じてユーザへの通知手段を変更可能である。また、受信端末は、情報を送信する送信端末から送信された情報を受信し、情報を受信したことをユーザに通知する受信端末であって、前記受信端末は、前記送信端末により設定された情報の緊急度に応じてユーザへの通知手段を変更可能である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
仮想空間においてコミュニケーションを構築するコミュニケーションシステムであって、
コミュニケーションを要求する情報を送信する送信端末と、
前記送信端末から送信された情報を受信し、構築するコミュニケーションを同期的とするか、非同期的とするか選択する受信端末とを備え、
前記送信端末は、情報の緊急度を設定可能であり、
前記受信端末は、情報の前記緊急度に応じてユーザへの通知手段を変更可能である、コミュニケーションシステム。
【請求項2】
情報を送信する送信端末から送信された情報を受信し、情報を受信したことをユーザに通知する受信端末であって、
前記受信端末は、前記送信端末により設定された情報の緊急度に応じてユーザへの通知手段を変更可能である、受信端末。
【請求項3】
前記受信端末は、スマートフォンであり、
前記スマートフォン内で動作するメッセンジャーアプリにおいて、前記緊急度をメッセージの枠の色により表示する、請求項2に記載の受信端末。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報の緊急度に応じて通知手段を変更するコミュニケーションシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
仮想空間内での見本市や模擬店は、インターネット上でビジネスを展開する新しい形態である。これらの仮想環境では、コミュニケーション方法が重要であり、同期的コミュニケーションまたは非同期的コミュニケーションがあった。しかし、これらのコミュニケーション方法にはそれぞれの利点と欠点があり、効率的な利用には適切な選択が求められる。
【0003】
例えば、コミュニケーションには、携帯型電子情報通信機器同士で行う場合や、情報処理装置と行う場合がある。例えば、特許文献1に記載の情報処理装置は、第1のユーザからのメッセージに応じて第2のユーザが行う行動を推定する、といったコミュニケーションが記載されている。
【0004】
また、特許文献2に記載の災害ネットワークシステムは、被災地の建物などの状況詳細に把握し被災者の救助に役立つ情報を携帯型電子情報通信機器で得る、といったコミュニケーションが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2023-027696号公報
【特許文献2】特開2020-194203号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来のコミュニケーション方法においては、情報の緊急度に応じて携帯型電子情報通信機器を使用するユーザへの通知方法を変更するものはなかった。
【0007】
(1)本発明に係るコミュニケーションシステムは、情報を送信する送信端末と、前記送信端末から送信された情報を受信し、情報を受信したことをユーザに通知する受信端末とを備え、前記送信端末は、情報の緊急度を設定可能であり、前記受信端末は、情報の前記緊急度に応じてユーザへの通知手段を変更可能である。
【0008】
(2)本発明に係る受信端末は、情報を送信する送信端末から送信された情報を受信し、情報を受信したことをユーザに通知する受信端末であって、前記受信端末は、前記送信端末により設定された情報の緊急度に応じてユーザへの通知手段を変更可能である。
【0009】
(3)前記した受信端末は、前記受信端末は、スマートフォンであり、前記スマートフォン内で動作するメッセンジャーアプリにおいて、前記緊急度をメッセージの枠の色により表示する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、情報の緊急度に応じて携帯型電子情報通信機器を使用するユーザへの通知方法を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施形態に係るコミュニケーションシステムの構成を示す図である。
図2】本発明の実施形態に係る受信装置のメッセンジャーアプリ動作時の画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態に係るコミュニケーションシステムについて、図面を参照しつつ説明する。
【0013】
図1に示すように、コミュニケーションシステムは、サーバ1と、インターネットのようなネットワーク2を介してサーバ1に接続する端末3とを備える。
【0014】
サーバ1は、従来よく知られるように、ハードウェア、オペレーティングシステム、アプリケーションソフトウェア、ネットワーク2インターフェース等を備える。サーバ1は、ユーザーからの要求に応じて、アプリケーションソフトウェアを実行し、データを保存し、ネットワーク2上で通信を行う。
【0015】
端末3は、いわゆる情報処理装置であり、従来よく知られるように中央処理装置(CPU)を含む処理装置、主記憶装置を含む記憶装置(メモリ)、入力装置、出力装置、バス等を備える。情報処理装置は、これらの要素が共同して情報処理を行う。
【0016】
本実施形態に係る1つの端末3は、いわゆるスマートフォンのような送信装置または受信装置として機能する情報処理装置である。
【0017】
本実施形態において、送信装置として機能する端末3および受信装置として機能する端末3は、いわゆるメッセンジャーアプリと称されるようなメッセージのやり取りを行うことができる。
【0018】
例えば、図2に示す端末3は、受信装置および送信装置として機能しており、メッセージm1を受信した後、メッセージm2を送信し、メッセージm3,m4を受信する。
【0019】
送信端末3は、メッセージに緊急度を設定することができる。受信端末3は、送信されたメッセージの緊急度に応じて通知方法を変更する設定ができる。これにより、受信端末3は、緊急度が高いメッセージを受信した場合は、通知の方法を変更して端末3のユーザに通知する。
【0020】
例えば、図2において、メッセージm1は緊急度が高くなっており、メッセージ内に「緊急」の文言が入るとともに、メッセージの枠の色が変更される。なお、メッセージm3およびメッセージm4は緊急度が高く設定されていないため、メッセージ内に「緊急」の文言が入ることはなく、メッセージの枠の色も変更されない。
【0021】
端末3のユーザは、通知の方法に応じてメッセージの緊急度を知ることができ、必要に応じて返答の時期を調整できる。
【0022】
本実施形態において緊急度に応じた通知の方法としてメッセージの文言とメッセージ枠の色を変更する形態について説明した。しかし、緊急度の応じた通知の方法は、他の方法であってもよい。例えば、スマートフォンのバイブレーションや通知音を変更してもよい。
【0023】
以上、本実施形態に係る道路および舗装工法について説明した。ただし、道路および舗装工法は上記の実施形態に限定されず、発明の目的を達成する範囲で他の構成とすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0024】
本発明は、道路の舗装に利用することができる。
【符号の説明】
【0025】
1 サーバ
2 ネットワーク
3 端末
m1~4 メッセージ

図1
図2