(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024146673
(43)【公開日】2024-10-15
(54)【発明の名称】資材投入/回収装置
(51)【国際特許分類】
B65G 1/00 20060101AFI20241004BHJP
【FI】
B65G1/00 539
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023093187
(22)【出願日】2023-06-06
(31)【優先権主張番号】202320717684.1
(32)【優先日】2023-03-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】522138696
【氏名又は名称】河南富▲馳▼科技有限公司
(71)【出願人】
【識別番号】516114396
【氏名又は名称】鴻富錦精密電子(鄭州)有限公司
(71)【出願人】
【識別番号】510283557
【氏名又は名称】富泰華工業(深▲セン▼)有限公司
(71)【出願人】
【識別番号】523196910
【氏名又は名称】太原富馳科技有限公司
(71)【出願人】
【識別番号】500080546
【氏名又は名称】鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】HON HAI PRECISION INDUSTRY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】66,Chung Shan Road,Tu-Cheng New Taipei,236(TW)
(74)【代理人】
【識別番号】110002848
【氏名又は名称】弁理士法人NIP&SBPJ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】王 勇
(72)【発明者】
【氏名】鄭 智元
(72)【発明者】
【氏名】張 軍輝
(72)【発明者】
【氏名】賈 勃
(72)【発明者】
【氏名】王 東亜
(72)【発明者】
【氏名】楊 佳楽
(72)【発明者】
【氏名】胡 明輝
【テーマコード(参考)】
3F022
【Fターム(参考)】
3F022EE01
3F022EE05
3F022FF01
3F022JJ17
3F022KK11
3F022LL19
3F022MM11
(57)【要約】 (修正有)
【課題】作業効率の向上と人力コストの低減に有利な資材投入/回収装置を提供する。
【解決手段】資材投入/回収装置は資材貯蔵モジュール、突合せモジュール、資材移動モジュール及びコントローラで構成され、資材貯蔵モジュールは第1搬送台と第2搬送台や第3搬送台を含み、突合せモジュールは、資材を載置するための載置台を含み、資材移動モジュールは、互いに連接する駆動アセンブリと挟持アセンブリを含む。コントローラは、第1搬送台が第2搬送台と第3搬送台との間でカゴを搬送するように制御し、且つ駆動アセンブリを制御して、挟持アセンブリが前記第2搬送台と載置台との間で資材を搬送するように駆動する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
資材投入/回収装置であって、
第1搬送台、第2搬送台及び第3搬送台を含む資材貯蔵モジュールと、
資材を載置するための載置台を含む突合せモジュールと、
駆動アセンブリと挟持アセンブリとを含む資材移動モジュールと、
前記第1搬送台、駆動アセンブリ及び挟持アセンブリと電気的に接続されるコントローラと、を備え、
前記第1搬送台は、前記第2搬送台と前記第3搬送台とドッキングするために使用され、前記第2搬送台は、資材が収容されたカゴを積載するために使用され、前記第3搬送台は、空のカゴを積載するために使用され、
前記駆動アセンブリは、前記挟持アセンブリに接続され、且つ前記挟持アセンブリが前記第1搬送台と前記載置台との間で移動するように駆動し、前記挟持アセンブリは、前記資材を挟持するために用いられ、
前記コントローラは、前記第1搬送台が前記第2搬送台と前記第3搬送台との間で前記カゴを搬送するように制御し、且つ前記駆動アセンブリによって前記挟持アセンブリが前記第2搬送台と前記搬送台との間で前記資材を搬送するように駆動することを特徴とする資材投入/回収装置。
【請求項2】
第1方向に沿って、前記第2搬送台と前記第3搬送台はいずれも前記第1搬送台の一方側に位置し、
第2方向に沿って、前記第2搬送台と前記第3搬送台は間隔を空けて設けられ、
前記挟持アセンブリは前記第2搬送台と前記第3搬送台との間に位置し、
第3方向に沿って、前記載置台は前記第1搬送台の一方側に位置し、前記載置台の前記第1搬送台から離れる側は、前記資材を積載するために使用され、
前記第1方向は、前記第2方向と前記第3方向とに対してそれぞれ垂直であることを特徴とする請求項1に記載の資材投入/回収装置。
【請求項3】
前記第2搬送台及び前記第3搬送台は、いずれも前記第1方向に沿って延設されていることを特徴とする請求項2に記載の資材投入/回収装置。
【請求項4】
前記駆動アセンブリは、前記コントローラに電気的に接続された第2駆動部品、第3駆動部品及び第4駆動部品を含み、
前記第2駆動部品は、前記第3駆動部品に接続され、且つ前記第3駆動部品を駆動して前記第1方向に沿って往復運動させ、
前記第3駆動部品は、前記第4駆動部品に接続され、且つ前記第4駆動部品を駆動して前記第2方向に沿って往復運動させ、
前記第4駆動部品は、前記挟持アセンブリに接続され、且つ前記挟持アセンブリを駆動して前記第3方向に沿って往復運動させることを特徴とする請求項2に記載の資材投入/回収装置。
【請求項5】
前記挟持アセンブリは、第5駆動部品と挟持部品とを含み、
前記第5駆動部品は、前記第4駆動部品に接続され、且つ前記コントローラと電気的に接続され、
さらに、前記第5駆動部品は、前記挟持部品と接続されて、前記挟持部品を駆動して回転させ、前記挟持部品は、前記資材を挟持するために使用されることを特徴とする請求項4に記載の資材投入/回収装置。
【請求項6】
前記資材貯蔵モジュールは、前記コントローラに接続された第1駆動部品と検出器とをさらに含み、
前記コントローラは、前記第1駆動部品によって、前記第1搬送台を前記第2搬送台と前記第3搬送台とドッキングさせるように制御し、
前記検出器は、前記第1搬送台に取り付けられて、前記第1搬送台の移動経路での位置を検出するために用いられ、且つ検出した信号を前記コントローラに出力することを特徴とする請求項1に記載の資材投入/回収装置。
【請求項7】
前記第1搬送台は、搬送ベース、第1側板、第2側板及び押動子を含み、
前記搬送ベースは、前記第1駆動部品に接続され、且つ前記第2搬送台と前記第3搬送台とドッキングすることに用いられ、
前記第1側板と前記第2側板とは、前記搬送ベースに接続され、
前記押動子は、前記第1側板に取り付けられ、且つ前記コントローラと電気的に接続し、
前記コントローラは、前記押動子によって、前記搬送ベースの前記カゴをプッシュして前記第2側板に接触するまで移動させるように制御することを特徴とする請求項6に記載の資材投入/回収装置。
【請求項8】
前記突合せモジュールは、前記第1方向に沿って延びる2つのコンベヤベルトをさらに含み、
前記第1方向に垂直な第2方向に沿って、一方の前記コンベヤベルトは前記載置台の一方側に位置し、他方の前記コンベヤベルトは前記載置台の他方側に位置することを特徴とする請求項1に記載の資材投入/回収装置。
【請求項9】
前記突合せモジュールは、突き上げアセンブリをさらに含み、
前記第3方向に沿って、前記載置台の一方側は前記資材を積載するために使用され、前記載置台の他方側は前記突き上げアセンブリに接続され、
前記突き上げアセンブリは、前記第3方向に沿って前記載置台を押動し、
前記第3方向は、前記第1方向と前記第2方向とに対してそれぞれ垂直であることを特徴とする請求項8に記載の資材投入/回収装置。
【請求項10】
前記資材投入/回収装置は、ラックをさらに備え、前記第1搬送台、前記第2搬送台、前記第3搬送台、前記載置台、前記駆動アセンブリ及び前記コントローラは、いずれも前記ラックに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の資材投入/回収装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、資材輸送技術分野に関し、特に資材投入/回収装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ストックトレイなどの資材を待つ必要がある組立ラインには、ストックトレイを組立ラインに投入したり、組立ラインからストックトレイを受け取ったりするために、幾つかのステーションを設ける必要がある。さらに、幾つかのプロセスでは、資材をしばらく保管してから、それを組立ラインに投入する必要がある。これにより、資材の投入と回収の流れが複雑になる。現時点では、資材を手動で投入したり、回収したり、一時保存を行うプロセスは、手動作業の負荷が高く、作業効率が低く、人力コストが高いという欠点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
この点に鑑みて、本願は、作業効率の向上と人力コストの低減に有利な資材投入/回収装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願の実施形態による資材投入/回収装置は、資材貯蔵モジュール、突合せモジュール、資材移動モジュール及びコントローラを含む。資材貯蔵モジュールは、第1搬送台、第2搬送台及び第3搬送台を含む。第1搬送台は、第2搬送台及び第3搬送台とドッキングするために使用される。第2搬送台は、資材が収納されたカゴを積載するために使用される。第3搬送台は、空のカゴを積載するために使用される。突合せモジュールは、資材を載置するための載置台を含む。資材移動モジュールは、駆動アセンブリと挟持アセンブリを含む。駆動アセンブリは、挟持アセンブリに接続され、且つ挟持アセンブリを駆動して第1搬送台と載置台との間で移動させるために使用される。挟持アセンブリは、資材を挟持するために使用される。コントローラは、第1搬送台、駆動アセンブリ及び挟持アセンブリと電気的に接続されて、第1搬送台が第2搬送台と第3搬送台との間でカゴを搬送するように制御し、且つ駆動アセンブリによって挟持アセンブリが第2搬送台と載置台との間で資材を搬送するように駆動する。
【0005】
上記実施形態では、資材貯蔵モジュールは、資材を載置するカゴを貯蔵し、資材を一時的に貯蔵する役割を果たす。挟持アセンブリは、カゴ内の資材を載置台まで挟持して置くことができる。載置台は、外部機構とドッキングして、資材の投入を実現するとともに、外部機構とドッキングして資材を受け取ることもできる。挟持アセンブリは、載置台が受け取った資材を資材貯蔵モジュールにおけるカゴ内に挟持して置き、資材の回収を実現する。このように、本願発明は、資材の自動投入、自動回収及び一時保存の機能を実現し、さらに作業効率を向上させ、人力コストを削減する。
【0006】
幾つかの実施形態では、第1方向に沿って、前記第2搬送台と前記第3搬送台はいずれも前記第1搬送台の一方側に位置し、第2方向に沿って、前記第2搬送台と前記第3搬送台は間隔を空けて設けられ、前記挟持アセンブリは前記第2搬送台と前記第3搬送台との間に位置し、第3方向に沿って、前記載置台は前記第1搬送台の一方側に位置し、前記載置台の前記第1搬送台から離れる側は、前記資材を積載するために使用され、前記第1方向は、前記第2方向と前記第3方向とに対してそれぞれ垂直である。
【0007】
上記実施形態において、前記第1搬送台、前記第2搬送台及び前記第3搬送台の配置方式は、カゴ間の搬送距離を短縮するのに有利であり、挟持アセンブリと載置台の配置方式は、ワークの利用率を向上させるのに有利であり、且つ載置台と第1搬送台のカゴとの間の資材搬送距離を短縮し、これによって、資材投入/回収装置の作業効率と構造のコンパクト性を向上させるのに有利である。
【0008】
幾つかの実施形態では、前記第2搬送台及び前記第3搬送台は、いずれも前記第1方向に沿って延設されている
【0009】
上記実施形態では、前記第2搬送台と前記第3搬送台はいずれも第1方向に沿って延設されているので、資材投入/回収装置の構造のコンパクト性を向上させ、さらに資材投入/回収装置の占有スペースを低減するのに有利である。
【0010】
幾つかの実施形態では、前記駆動アセンブリは、前記コントローラに電気的に接続された第2駆動部品、第3駆動部品及び第4駆動部品を含み、
前記第2駆動部品は、前記第3駆動部品に接続され、且つ前記第3駆動部品を駆動して前記第1方向に沿って往復運動させ、
前記第3駆動部品は、前記第4駆動部品に接続され、且つ前記第4駆動部品を駆動して前記第2方向に沿って往復運動させ、
前記第4駆動部品は、前記挟持アセンブリに接続され、且つ前記挟持アセンブリを駆動して前記第3方向に沿って往復運動させる。
【0011】
上記実施形態では、前記第2駆動部品、前記第3駆動部品及び前記第4駆動部品は、挟持アセンブリを動かして、それに前記第1搬送台のカゴと前記載置台との間で資材の輸送を完成させるのに有利である。
【0012】
幾つかの実施形態では、前記挟持アセンブリは、第5駆動部品と挟持部品とを含み、
前記第5駆動部品は、前記第4駆動部品に接続され、且つ前記コントローラと電気的に接続され、
さらに、前記第5駆動部品は、前記挟持部品と接続され、且つ前記挟持部品を駆動して回転させ、前記挟持部品は、前記資材を挟持するために使用される。
【0013】
上記実施形態では、前記第5駆動部品が前記挟持部品を駆動して回転させることにより、資材の反転を完了することができる。これは、人手の節約、作業効率の向上及び作業精度の向上に有利である。
【0014】
幾つかの実施形態では、前記資材貯蔵モジュールは、前記コントローラに接続された第1駆動部品と検出器とをさらに含み、
前記コントローラは、前記第1駆動部品によって、前記第1搬送台を前記第2搬送台と前記第3搬送台とドッキングさせるように制御し、
前記検出器は、前記第1搬送台に取り付けられて、前記第1搬送台の移動経路での位置を検出するために用いられ、且つ検出した信号を前記コントローラに出力する。
【0015】
上記実施形態では、前記検出器は、前記第1搬送台が前記第2搬送台または前記第3搬送台とドッキングしているか否かを検出でき、これにより、コントローラは、前記第1搬送台に前記第2搬送台または前記第3搬送台にカゴをタイムリーに輸送させることができるとともに、前記第2搬送台または前記第3搬送台からカゴを前記第1搬送台にタイムリーに輸送するように制御することもできる。
【0016】
幾つかの実施形態では、前記第1搬送台は、搬送ベース、第1側板、第2側板及び押動子を含み、
前記搬送ベースは、前記第1駆動部品に接続され、且つ前記第2搬送台と前記第3搬送台とドッキングすることに用いられ、
前記第1側板と前記第2側板とは、前記搬送ベースに接続され、
前記押動子は、前記第1側板に取り付けられ、且つ前記コントローラと電気的に接続し、
前記コントローラは、前記押動子によって、前記搬送ベースのカゴをプッシュして前記第2側板に接触するまで移動させるように制御する。
【0017】
上記実施形態では、第1搬送台の搬送ベースにカゴが載置されているときに、コントローラは、押動子を制御して、前記搬送ベースのカゴをプッシュして前記第2側板に接触するまで移動させる。これは、カゴを固定し、カゴを挟持アセンブリに挟持される正確な位置、または第2搬送台と第3搬送台とドッキングする正確な位置に置くのに有利である。
【0018】
幾つかの実施形態では、前記突合せモジュールは、前記第1方向に沿って延びる2つのコンベヤベルトをさらに含み、
前記第1方向に垂直な第2方向に沿って、一方の前記コンベヤベルトは前記載置台の一方側に位置し、他方の前記コンベヤベルトは前記載置台の他方側に位置する。
【0019】
上記実施形態では、2つのコンベヤベルトは、資材の投入動作を補助できる、または資材を移動モジュールが容易にクランプできる位置まで移動することに有利である。
【0020】
幾つかの実施形態では、前記突合せモジュールは、突き上げアセンブリをさらに含み、
前記第3方向に沿って、前記載置台の一方側は前記資材を積載するために使用され、前記載置台の他方側は前記突き上げアセンブリに接続され、
前記突き上げアセンブリは、前記第3方向に沿って前記載置台を押動し、
前記第3方向は、前記第1方向と前記第2方向とに対してそれぞれ垂直である。
【0021】
上記実施形態では、前記突き上げアセンブリが第3方向に沿って載置台を押動することは、載置台の位置または角度を調整することを容易にし、これにより、外部機構とのドッキングをより便利にすることができる。
【0022】
幾つかの実施形態では、前記資材投入/回収装置は、ラックをさらに備え、前記第1搬送台、前記第2搬送台、前記第3搬送台、前記載置台、前記駆動アセンブリ及び前記コントローラは、いずれも前記ラックに取り付けられている。
【0023】
上記実施形態では、前記ラックは、前記第1搬送台、前記第2搬送台、前記第3搬送台、前記載置台、前記駆動アセンブリ及び前記コントローラを集積化して1つの装置に統合することで、資材投入/回収装置の構造的コンパクト性をさらに向上させ、資材投入/回収装置のコストを低減した。
【0024】
本願に係る資材投入/回収装置は、資材貯蔵モジュール、突合せモジュール、資材移動モジュール及びコントローラを含む。資材貯蔵モジュールは、資材を収納するカゴを貯蔵し、資材を一時的に貯蔵する役割を果たす。挟持アセンブリは、カゴ内の資材を載置台まで挟持することができる。載置台は、外部機構とドッキングして、資材の投入を実現するとともに、外部機構とドッキングして資材を受け取ることもできる。挟持アセンブリは、載置台が受け取った資材を資材貯蔵モジュールにおけるカゴ内に挟持して置き、資材の回収を実現する。このように、本願発明は、資材の自動投入、自動回収及び一時保存の機能を実現し、さらに作業効率を向上させ、人力コストを削減した。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】本願の一実施形態によって提供される資材投入/回収装置とカゴや資材の概略図である。
【
図2】本願の一実施形態によって提供される第1搬送台、第1駆動部品、及び検出器の概略構成図である。
【
図3】本願の一実施形態によって提供される突合せモジュールの概略構成図である。
【
図4】本願の一実施形態によって提供される資材移動モジュールの概略構成図である。
【
図5】本願の一実施形態によって提供されるラックを含む資材投入/回収装置の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本願の実施形態における技術的態様を、図面を参照しながら詳細に説明する。説明された実施形態は、本願の一部の実施形態にすぎず、すべての実施形態ではないことは明らかである。説明すべきところ、1つの部品が他の部品に「接続される」と称される場合、それは直接に他の部品に接続されてもよいし、同時に中間媒体が存在してもよい。また、1つの部品が他の部品に「設けられる」と称される場合、それは直接に他の部品に設けられてもよいし、同時に中間媒体が存在してもよい。本文で使用される用語「トップ」、「ボトム」、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、及びこれらに類似する表現は、発明の技術的態様を理解させるだけに使用される。
【0027】
用語「垂直」は、2つの部品間の理想的な状態を記述するために使用される。実際に製造または使用されている状態では、2つの部品の間にほぼ垂直な状態が存在してもよい。例えば、数値記述に関連して、垂直とは、2つの直線の間の角度範囲が90°±10°であることを指すか、または2つの平面がなす角度の範囲が90°±10°であることを指すか、または直線と平面との間の角度範囲が90°±10°であることを指す。「垂直」と記述された2つの部品は、絶対的な直線、平面でなくてもよく、ほぼ直線または平面を呈し、即ち、マクロ的には全体の延在方向が直線または平面であれば、部品を「直線」または「平面」とみなすことができる。特に断らない限り、本明細書で使用される用語「複数」とは、2つ以上を意味する。
【0028】
特に定義がない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語及び科学用語は、本願の技術分野に属する技術者が一般に理解するものと同じ意味である。本願の明細書において使用される用語は、具体的な実施形態を説明するためだけのものであり、本願を限定することを目的とするものではない。
【0029】
本願は、資材投入/回収装置を開示している。資材投入/回収装置は、資材貯蔵モジュール、突合せモジュール、資材移動モジュール及びコントローラを含む。資材貯蔵モジュールは、第1搬送台、第2搬送台及び第3搬送台を含む。第1搬送台は、第2搬送台及び第3搬送台とドッキングするために使用される。第2搬送台は、資材が収納されたカゴを積載するために使用される。第3搬送台は、空のカゴを積載するために使用される。突合せモジュールは、資材を載置するための載置台を含む。資材移動モジュールは、駆動アセンブリと挟持アセンブリを含む。駆動アセンブリは、挟持アセンブリに接続され、且つ挟持アセンブリを第1搬送台と載置台との間で移動させるために使用される。挟持アセンブリは、資材を挟持するために使用される。コントローラは、第1搬送台、駆動アセンブリ及び挟持アセンブリと電気的に接続されて、第1搬送台が第2搬送台と第3搬送台との間でカゴを搬送するように制御し、且つ駆動アセンブリによって挟持アセンブリが第2搬送台と載置台との間で資材を搬送するように駆動する。
【0030】
上述の資材貯蔵モジュールは、資材を収納するカゴを貯蔵し、資材を一時的に貯蔵する役割を果たす。挟持アセンブリは、カゴ内の資材を載置台まで挟持することができる。載置台は、外部機構とドッキングして、資材の投入を実現するとともに、外部機構とドッキングして資材を受け取ることもできる。挟持アセンブリは、載置台が受け取った資材を資材貯蔵モジュールにおけるカゴ内に挟持して置き、資材の回収を実現する。このように、本願発明は、資材の自動投入、自動回収及び一時保存の機能を実現し、さらに作業効率を向上させ、人力コストを削減する。
【0031】
以下、添付図面を用いて、本願の幾つかの実施形態について説明する。矛盾しない場合には、以下の実施例及び実施例の特徴を互いに組み合わせることができる。
図1に示すように、本願発明の実施形態による資材投入/回収装置100は、資材貯蔵モジュール10、突合せモジュール20、資材移動モジュール30及びコントローラ(図示せず)を含む。資材貯蔵モジュール10は、カゴ200を載置するために使用される。カゴ200は、資材300を載置するために使用される。突合せモジュール20は、載置台21を含む。載置台21は、資材300を積載し、且つ外部とドッキングするために使用される。資材移動モジュール30は、資材貯蔵モジュール10のカゴ200と突合せモジュール20との間で資材300を搬送するための挟持アセンブリ32を含む。コントローラは、突合せモジュール20と電気的に接続されて、挟持アセンブリ32が資材300を輸送するように制御する。
【0032】
図1を参照すると、資材貯蔵モジュール10は、第1搬送台11、第2搬送台12及び第3搬送台13を含む。第1搬送台11は、第2搬送台12及び第3搬送台13とドッキングするために使用される。第2搬送台12は、資材300が収納されたカゴ200を積載するために使用される。第3搬送台13は、空のカゴ200を積載するために使用される。第2搬送台12及び第3搬送台13は、カゴ200を一時保存する役割を果たす。
【0033】
幾つかの実施形態では、資材投入/回収装置100が資材300を投入する必要がある場合、第1搬送台11は、第2搬送台12からの資材300が格納されたカゴ200を受け取り、挟持アセンブリ32は、第1搬送台11におけるカゴ200内の資材300を載置台21に移動して、資材のフィードを行う。第1搬送台11におけるカゴ200内の資材300が完全に移動された後に、第1搬送台11は空のカゴ200を第3搬送台13まで移動する。資材投入/回収装置100が資材300を回収する必要がある場合、第1搬送台11は第3搬送台13からの空のカゴ200を受け取り、載置台21は資材300を受け取り、挟持アセンブリ32は載置台21の資材300を第1搬送台11における空のカゴ200へ移動し、第1搬送台11は空のカゴ200に資材300がいっぱいに並べられた後に、カゴ200を第2搬送台12まで搬送する。
【0034】
幾つかの実施形態では、資材投入/回収装置100が資材300を投入する必要がある場合、資材300が格納されたカゴ200を輸送カート(Automated Guided Vehicle,AGV)を介して第2搬送台12まで搬送し、輸送カートを介して第3搬送台13における空のカゴ200を持ち去ることができる。資材投入/回収装置100が資材300を回収する必要がある場合、輸送カートを介して空のカゴ200を第3搬送台13まで搬送し、且つ第2搬送台12における資材300が格納されたカゴ200を輸送カートを介して持ち去ることができる。
【0035】
幾つかの実施形態では、
図1に示すように、第2搬送台12と第3搬送台13はいずれも第1搬送台11の片側に位置し、且つ第2方向Yに沿って間隔置きに配置される。挟持アセンブリ32は、第2搬送台12と第3搬送台13との間に位置する。第3方向Zに沿って、載置台21は第1搬送台11の一方側に位置する。載置台21の第1搬送台11から離れる側は、資材300を積載するために使用される。第1方向Xは、第2方向Yと第3方向Zとに対してそれぞれ垂直である。第1搬送台11、第2搬送台12及び第3搬送台13の配置方式は、カゴ200間の転送距離を短縮するのに有利である。挟持アセンブリ32と載置台21の配置方式は、ワークの利用率を向上させ、且つ載置台21と第1搬送台11のカゴ200との間の資材300の転送距離を短縮するのに有利であり、これにより、資材投入/回収装置100の作業効率と構造のコンパクト性を向上させるのに有利である。幾つかの実施形態では、
図1に示すように、第2搬送台12及び第3搬送台13はいずれも第1方向Xに沿って延設されているので、資材投入/回収装置100の構造のコンパクト性をさらに向上させ、資材投入/回収装置100の占有スペースを低減するのに有利である。
【0036】
幾つかの実施形態では、第1搬送台11、第2搬送台12及び第3搬送台13は、いずれもコントローラと電気的に接続されている。これにより、コントローラは、第1搬送台11、第2搬送台12及び第3搬送台13の間でカゴ200を搬送するタイミング及び順序を制御することが容易になる。
【0037】
幾つかの実施形態では、第1搬送台11、第2搬送台12及び第3搬送台13は、モータ、ギアやベルトからなる搬送構造であってもよい。
【0038】
幾つかの実施形態では、
図1及び
図2に示すように、資材貯蔵モジュール10は、コントローラに接続された第1の駆動部品14及び検出器15も含む。コントローラは、第1駆動部品14を制御して、第1駆動部品14によって第1搬送台11が第2搬送台12と第3搬送台13とドッキングするように駆動する。検出器15は、第1搬送台11に取り付けられて、第1搬送台11の移動経路での位置を検出する。また、検出器15は、検出した信号をコントローラに出力する。
【0039】
第1搬送台11が第2搬送台12のカゴ200を受け取る必要がある、またはカゴ200を第2搬送台12に搬送する必要がある場合には、第1駆動部品14は、第1搬送台11を駆動して、それを第2搬送台12に突き合わせるまで移動させる。第1搬送台11が第3搬送台13のカゴ200を受け取る必要がある、またはカゴ200を第3搬送台13に搬送する必要がある場合には、第1駆動部品14は、第1搬送台11を駆動して、それを第3搬送台12に突き合わせるまで移動させる。検出器15は、第1搬送台11が第2搬送台12または第3搬送台13とドッキングしているか否かを検出することができる。これにより、コントローラによって、第1搬送台11からカゴ200を第2搬送台12または第3搬送台13に搬送するようにタイムリーに制御できるとともに、第2搬送台12または第3搬送台13からカゴ20を第1搬送台11まで搬送するようにタイムリーに制御することもでる。
【0040】
幾つかの実施形態では、検出器15は、第1搬送台11が載置台21とアライメントするように移動したか否かを検出することもでき、挟持アセンブリ32が第1搬送台11のカゴ200と載置台21との間で資材300を搬送するのを容易にする。
【0041】
幾つかの実施形態では、検出器15は、光電センサや圧力センサであってもよく、数が1つまたは複数であってもよい。幾つかの実施形態では、
図1に示すように、第1駆動部品14は、第1搬送台11が第2搬送台12と第3搬送台13と突き合わせることができるように、第1搬送台11を第2方向Yに沿って往復運動させる。
【0042】
幾つかの実施形態では、
図2に示すように、第1搬送台11は、搬送ベース111、第1側板112、第2側板113及び押動子114を含む。搬送ベース111は、第1駆動部品14に接続され、且つ第2搬送台12と第3搬送台13とドッキングして、カゴ200を積載して輸送することに用いられる。第1側板112と第2側板113とは、搬送ベース111と連接している。押動子114は、第1側板12に取り付けられ、且つ前記コントローラと電気的に接続している。第1搬送台11の搬送ベース111にカゴ200が置かれた時に、前記コントローラは、押動子14によって、搬送ベース111のカゴ200をプッシュして、カゴ200を第2側板113に接触するまで移動させるように制御する。これは、カゴ200を固定し、カゴ200を挟持アセンブリ32に挟持される正確な位置、または第2搬送台と第3搬送台とドッキングする正確な位置に置くのに有利である。
【0043】
幾つかの実施形態では、資材300は、表面と裏面を区別するトレイであり、且つ第3方向Zに沿ってカゴ200内に積層して配置されており、資材移動モジュール30で資材300を取り去るのを容易にさせている。
【0044】
幾つかの実施形態では、
図1及び
図3に示すように、突合せモジュール20は、第1方向Xに沿って延び且つ載置台21の両側にそれぞれ位置する2つの搬送ベルト22をさらに含む。挟持アセンブリ32は、資材300をクランプして載置台21に載置した後、第1方向Xに沿って、載置台21の両側に位置する搬送ベルト22が資材300と接触し、且つ資材300を搬送して投入動作を完了する。2つの搬送ベルト22は、載置台21が外部とドッキングした後、一部の資材300を載置台21上に移動する。2つの搬送ベルト22は、資材300を動かして、それを資材移動モジュール30が容易にクランプできる位置に移動させることができる。
【0045】
幾つかの実施形態では、
図3に示すように、突合せモジュール20は、突き上げアセンブリ23をさらに含む。載置台21の一方側は資材300を積載することに用いられ、載置台21の他方側は突き上げアセンブリ23と連接している。突き上げアセンブリ23は、第3方向Zに沿って載置台21を押動する。これにより、載置台21の位置または角度の調整が容易になり、外部機構とのドッキングがより容易になる。
【0046】
また、突き上げアセンブリ23が第3方向Zに沿って載置台21を押動することは、載置台21の全体が第3方向Zにおいて移動すると理解してもよいし、載置台21の一方側が第3方向Zに沿って移動し、載置台21の前記一方側の反対側が第3方向Zと相反する方向に沿って移動することで、載置台21の角度調整を実現すると理解してもよい。
【0047】
幾つかの実施形態では、突き上げアセンブリ23は、第3方向Zに沿って載置台21を押動して移動させることを容易にするために、電動プッシュロッドまたはシリンダなどの部材を含んでもよい。
【0048】
幾つかの実施形態では、
図3に示すように、突合せモジュール20は、載置台21に連接された横方向移動アセンブリ24をさらに含む。横方向移動アセンブリ24は、載置台21に位置を調節させ、外部機構とのドッキングをより容易にするために、載置台21を動かして第2方向Yに沿って往復運動させることができる。
【0049】
図4に示すように、資材移動モジュール30は、駆動アセンブリ31をさらに含む。駆動アセンブリ31は、挟持アセンブリ32に接続され、且つ挟持アセンブリ32が第1搬送台11と載置台21との間で移動するように駆動する。挟持アセンブリ32は、資材300をクランプすることに用いられる。
【0050】
幾つかの実施形態では、
図4に示すように、駆動アセンブリ31は、コントローラと電気的に接続された第2駆動部品311、第3駆動部品312、及び第4駆動部品313を含む。第2駆動部品311は、第3駆動部品312に接続され、且つ第3駆動部品312を駆動して第1方向Xに沿って往復運動させる。第3駆動部品312は、第4駆動部品313に接続され、且つ第4駆動部品313を駆動して第2方向Yに沿って往復運動させる。第4駆動部品313は、挟持アセンブリ32に接続され、且つ挟持アセンブリ32を駆動して第3方向Zに沿って往復運動させる。第2駆動部品311、第3駆動部品312及び第4駆動部品313は、第1搬送台11のカゴ200と載置台21との間に資材300の搬送を完了するように挟持アセンブリ32を駆動するのに有利である。
【0051】
幾つかの実施形態では、
図4に示すように、挟持アセンブリ32は、第5駆動部品321と挟持部品322とを含む。第5駆動部品321は、第4駆動部品313に接続され、且つコントローラと電気的に接続すると共に、挟持部品322と接続して、挟持部品322を駆動して回動させる。挟持部品322は、資材300をクランプするために用いられる。
【0052】
資材300が表裏を区別するトレイである場合には、資材を投入する時にトレイを180°反転してから投入する必要がある。手動で完了すれば、人力負荷とエラー率はさらに向上することになる。第5駆動部品321を設けて挟持部品322を駆動して回動させることで、資材300の反転を完了することができ、人力の節約、作業効率の向上及び作業精度の向上に有利である。
【0053】
幾つかの実施形態では、
図4に示すように、挟持部品322は、資材をクランプするためのシリンダとして構成され、且つコントローラと電気的に接続されている。コントローラは、第1搬送台11、駆動アセンブリ31及び挟持アセンブリ32と電気的に接続している。また、コントローラは、第1搬送台11が第2搬送台12と第3搬送台13との間でカゴ200を搬送するように制御すると共に、駆動アセンブリ31を介して挟持アセンブリ32が第2搬送台12と載置台21との間で資材300を搬送するように駆動する。
【0054】
幾つかの実施形態では、コントローラは、汎用中央プロセッサ(CPU)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、マイクロプロセッサ(Micro Controller Unit,MCU)、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array,FPGA)回路、その他の任意のタイプの集積回路(Integrated Circuit,IC)、ステートマシン、ARMに基づくプロセッサ及びその類似物であってもよい。
【0055】
幾つかの実施形態では、
図5に示すように、資材投入/回収装置100は、ラック40をさらに含む。第1搬送台11、第2搬送台12、第3搬送台13、載置台21、駆動アセンブリ31及びコントローラは、何れもラック40に取り付けられている。ラック40は、第1搬送台11、第2搬送台12、第3搬送台13、載置台21、駆動アセンブリ31及びコントローラを集積するように設置し、資材投入/回収装置100の構造コンパクト性をさらに向上させている。これにより、資材投入/回収装置100のコストは低減される。
【0056】
本願発明に係る資材投入/回収装置100の実行プロセスは、次の通りである。
【0057】
資材投入/回収装置100が資材を投入する必要がある場合には、輸送カートを介して資材300が収納されたカゴ200を第2搬送台12に輸送し、コントローラは第1搬送台11を制御して第2搬送台12からのカゴ200を受け取り、且つ当該カゴ200を載置台21とアライメントするように移動させる。また、コントローラは、駆動アセンブリ31を介して挟持アセンブリ32が第3方向Zに沿って第1搬送台11のカゴ200まで移動して資材300をクランプするように駆動し、その後、駆動アセンブリ31を介して挟持アセンブリ32が第3方向Zに沿って載置台21まで移動して、資材300を載置台21に置くように駆動する。また、コントローラは、突き上げアセンブリ23が載置台21を突き上げて、載置台21を外部機構とドッキングさせるように制御する。2つのコンベヤベルト22は、資材300を動かして移動させて、資材の投入を仕上げる。さらに、第1搬送台11における資材300が1つずつ取り出された後に、コントローラは第1搬送台11を制御して、第1搬送台11を介して空のカゴ200を第3搬送台13まで移送し、且つ第3搬送台13にカゴ200を満たした後に、輸送カートを介して空のカゴ200を搬出することができる。
【0058】
資材投入/回収装置100が資材300を回収する必要がある場合には、輸送カートを介して空のカゴ200を第3搬送台13まで輸送し、コントローラは、第1搬送台11が第3搬送台13からのカゴ200を受け取り且つ載置台21とアライメントするように移動するように制御する。また、コントローラは、突き上げアセンブリ23が載置台21を突き上げて、載置台21を外部機構とドッキングさせるように制御する。資材300がプッシュされて載置台21まで移動した後、2つのコンベヤベルト22は資材300を動かしてクランプされる位置まで移動させる。また、コントローラは、駆動アセンブリ31を介して挟持アセンブリ32が第3方向Zに沿って載置台21まで移動して、資材300をクランプするように駆動する。最後に、コントローラは、駆動アセンブリ31を介して挟持アセンブリ32が資材300を第1搬送台11におけるカゴ200まで輸送するように駆動する。カゴ200に資材300が満たされた後、第1搬送台11はカゴ200を第2搬送台12まで移送する。
【0059】
以上のように、資材貯蔵モジュール10は、資材300が収納されたカゴ200を貯蔵し、一時的に資材300を貯蔵する役割を果たす。挟持アセンブリ32は、カゴ200内の資材300を載置台21まで挟持して置くことができる。載置台21は、外部機構とドッキングして、資材の投入を実現することができる。なお、載置台21は、外部機構とドッキングして、資材300を受け取ることもできる。この場合、挟持アセンブリ32は、載置台21で受け取った資材300を資材貯蔵モジュール10におけるカゴ200内に挟持して、資材300の回収を実現する。このように、本願発明は、資材300の自動投入、自動回収及び一時保存機能を実現し、さらに作業効率を高め、人力コストを削減する目的を達成した。
【0060】
また、本技術分野の一般の技術者は、上記の実施形態が本願を説明するためのものであり、本願を限定するためのものではなく、本願の実質的な精神範囲内であれば、上記の実施形態に対する適切な変更及び改善は、何れも本開示の範囲内に落ちることを認識すべきである。
【符号の説明】
【0061】
100 資材投入/回収装置
10 資材貯蔵モジュール
11 第1搬送台
111 搬送ベース
112 第1側板
113 第2側板
114 押動子
12 第2搬送台
13 第3搬送台
14 第1駆動部品
15 検出器
20 突合せモジュール
21 載置台
22 コンベヤベルト
23 突き上げアセンブリ
24 横方向移動アセンブリ
30 資材移動モジュール
31 駆動アセンブリ
311 第2駆動部品
312 第3駆動部品
313 第4駆動部品
32 挟持アセンブリ
321 第5駆動部品
322 挟持部品
40 ラック
200 カゴ
300 資材
X 第1方向
Y 第2方向
Z 第3方向