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特開2024-14674ブロックオブジェクトの設計図を出力する方法
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  • 特開-ブロックオブジェクトの設計図を出力する方法 図1
  • 特開-ブロックオブジェクトの設計図を出力する方法 図2
  • 特開-ブロックオブジェクトの設計図を出力する方法 図3
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  • 特開-ブロックオブジェクトの設計図を出力する方法 図10
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024014674
(43)【公開日】2024-02-01
(54)【発明の名称】ブロックオブジェクトの設計図を出力する方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 30/10 20200101AFI20240125BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20240125BHJP
   A63H 33/08 20060101ALI20240125BHJP
   G06F 111/02 20200101ALN20240125BHJP
   G06F 111/04 20200101ALN20240125BHJP
   G06F 111/20 20200101ALN20240125BHJP
【FI】
G06F30/10 100
G06Q50/10
A63H33/08 Z
G06F111:02
G06F111:04
G06F111:20
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022206087
(22)【出願日】2022-12-22
(62)【分割の表示】P 2022116786の分割
【原出願日】2022-07-21
(71)【出願人】
【識別番号】522020232
【氏名又は名称】株式会社G-ant
(74)【代理人】
【識別番号】100138221
【弁理士】
【氏名又は名称】影山 剛士
(72)【発明者】
【氏名】平川 彰悟
【テーマコード(参考)】
2C150
5B146
5L049
【Fターム(参考)】
2C150AA13
2C150BA22
2C150EH09
5B146AA07
5B146BA01
5B146DE06
5B146DE14
5B146DJ14
5B146DL01
5B146EC08
5L049CC18
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ユーザがブロックパーツを使ってブロックオブジェクトを組み立てやすくする方法を提供する。
【解決手段】ユーザ端末とネットワークを介して接続されるサーバ端末の処理部によって実行される、組み立て可能な、複数種のブロックパーツで構成されるブロックオブジェクトの設計図を出力する方法であって、サーバ端末の処理部が、ユーザ端末から、ブロックオブジェクトに関する情報を取得し、ブロックオブジェクトの設計図情報に基づいて、サーバ端末の記憶部に格納されたブロックパーツ情報に含まれる基本ブロックパーツのみによって組み立て可能かを決定し、特殊ブロックパーツがあると判定した場合、特殊ブロックパーツの形状、色、個数等に関する情報を生成し、特殊ブロックパーツを購入するための情報を表示させる。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末とネットワークを介して接続されるサーバ端末の処理部によって実行される、組み立て可能な、複数種のブロックパーツで構成されるブロックオブジェクトの設計図を出力する方法であって、
前記サーバ端末の処理部は、
前記ユーザ端末から、ブロックオブジェクトに関する情報を取得し、
前記ブロックオブジェクトの設計図情報に基づいて、前記サーバ端末の記憶部に格納されたブロックパーツ情報に含まれる基本ブロックパーツのみによって組み立て可能かを決定する、方法。
【請求項2】
前記ブロックパーツ情報に含まれる基本ブロックパーツ以外のブロックパーツを、特殊ブロックパーツとして情報を表示させる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記設計図情報における、ブロックパーツの配置領域に関する情報に基づいて、前記基本ブロックパーツのみによって組み立て可能かを決定する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
さらに、前記特殊ブロックパーツを購入する処理を実行する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記特殊ブロックパーツの色に関する情報を前記記憶部に格納する、請求項1に記載の方法。


























【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブロックオブジェクトの設計図を出力する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザが、レゴブリックのようなブロックパーツを使って動物、建物、乗り物等のブロックオブジェクトモデルを組み立てる玩具が普及している。
【0003】
例えば、特許文献1において、ブロックオブジェクトを構成するブロックパーツの設計を効率化させる方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許5665872号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に開示されている技術によって、ブロックパーツの設計の効率化及び可視化を実現することは可能なものの、ユーザ視点に立って、ブロックオブジェクトを組み立てるイメージを可視化する方法を実現する方法は開示されていない。
【0006】
そこで、本発明は、ユーザがブロックパーツを使ってブロックオブジェクトを組み立てやすくする方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様における、ユーザ端末とネットワークを介して接続されるサーバ端末の処理部によって実行される、組み立て可能な、複数種のブロックパーツで構成されるブロックオブジェクトの設計図を出力する方法であって、前記サーバ端末の処理部は、前記ユーザ端末から、ブロックパーツに関する情報を取得し、前記ブロックパーツに関する情報に基づいて、組み立て可能なブロックオブジェクトを決定し、前記ブロックオブジェクトの設計図情報及び前記ブロックパーツに関する情報を表示させ、前記ブロックオブジェクトの設計図情報を更新し、前記更新された設計図情報に基づいてブロックパーツに関する情報を更新し、前記更新されたブロックパーツに関する情報を表示させる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザがブロックパーツを使ってブロックオブジェクトを組み立てやすくする方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の第一実施形態に係る、ブロックオブジェクトを推奨する方法を提供するシステムを示すブロック構成図である。
図2図1のサーバ端末100を示す機能ブロック構成図である。
図3図1のユーザ端末200を示す機能ブロック構成図である。
図4】サーバ100に格納されるオブジェクトモデル情報の一例を示す図である。
図5】サーバ100に格納されるブロックパーツ情報の一例を示す図である。
図6】本発明の第一実施形態に係る、ブロックオブジェクトの設計図を出力する方法の詳細を示すフローチャートの一例である。
図7】本発明の第一実施形態に係る、ユーザ端末に表示される、ブロックオブジェクトの一例である。
図8】本発明の第一実施形態に係る、基本ブロックパーツの一例を説明する図である。
図9】本発明の第一実施形態に係る、特殊ブロックパーツの一例を説明する図である。
図10】本発明の第一実施形態に係る、特殊ブロックパーツの判定の一例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本発明の必須の構成要素であるとは限らない。
【0011】
<構成>
図1は、本発明の第一実施形態に係る、ブロックオブジェクトを推奨する方法を提供するシステムを示すブロック構成図である。本システム1は、ユーザ端末200またはセンサ装置300から取得したブロックパーツの座標情報に基づいて、ブロックオブジェクトの設計図情報を生成するサーバ端末100と、ブロックオブジェクトを組み立てる各ユーザに関連付けられた、ユーザ端末200A、200Bとで構成される。以下、説明の便宜のため、ユーザ端末200A、200Bを総称して、ユーザ端末200として説明する。
【0012】
ここで、複数のブロックパーツで構成されるブロックオブジェクトの例として、本実施形態において、動物オブジェクトを例として説明するが、他に、人、ロボット、乗り物及び建物等が挙げられ、一つの例に限定されない。
【0013】
サーバ端末100とユーザ端末200は各々、ネットワークNWを介して接続される。ネットワークNWは、インターネット、イントラネット、無線LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等により構成される。
【0014】
サーバ端末100は、例えば、ワークステーションやパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、或いはクラウド・コンピューティングによって論理的に実現されてもよい。本実施形態においては、説明の便宜上サーバ端末として1台を例示しているが、これに限定されず、複数台であってもよい。
【0015】
ユーザ端末200は、例えば、パーソナルコンピュータやタブレット端末等の情報処理装置であるが、スマートフォンや携帯電話、PDA等により構成しても良い。
【0016】
本実施形態では、システム1は、サーバ端末100及びユーザ端末200を有し、ユーザがユーザ端末200を利用して、サーバ端末100に対する操作を行う構成として説明するが、サーバ端末100がスタンドアローンで構成され、サーバ端末自身に、各ユーザが直接操作を行う機能を備えても良い。
【0017】
図2は、図1のサーバ端末100の機能ブロック構成図である。サーバ端末100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを備える。
【0018】
通信部110は、ネットワークNWを介してユーザ端末200と通信を行うための通信インターフェースであり、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の通信規約により通信が行われる。
【0019】
記憶部120は、各種制御処理や制御部130内の各機能を実行するためのプログラム、入力データ等を記憶するものであり、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成される。また、記憶部120は、オブジェクトモデルに関連する情報等を格納する、オブジェクトモデル情報格納部121、及びオブジェクトモデルを基に生成されたブロックパーツ情報等を格納する、ブロックパーツ情報格納部122を有する。なお、各種データを格納したデータベース(図示せず)が記憶部120またはサーバ端末100外に構築されていてもよい。
【0020】
制御部130は、記憶部120に記憶されているプログラムを実行することにより、サーバ端末100の全体の動作を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等から構成される。制御部130の機能として、ユーザ端末200からの指示等の情報を受け付ける情報受付部131、オブジェクトモデルに関連する各種情報を参照し、処理する、オブジェクトモデル情報処理部132、ブロックパーツに関連する各種情報を参照し、処理するブロックパーツ情報処理部133、及び、ブロックオブジェクトに関連する設計図情報をユーザ端末に出力させるよう送信する処理を行う出力処理部134を有する。この情報受付部131、オブジェクトモデル情報処理部132、ブロックパーツ情報処理部133、及び出力処理部134は、記憶部120に記憶されているプログラムにより起動されてコンピュータ(電子計算機)であるサーバ端末100により実行される。
【0021】
情報受付部131は、サーバ端末100が提供し、ユーザ端末200において、ウェブブラウザまたはアプリケーションを介して表示される画面等のユーザインターフェースを介して、ユーザが、(テキストを入力したり、アイコンを押下する等して)所定の要求を行ったとき、ユーザ端末200から情報を受け付け、または、センサ装置300で生成された、ブロックパーツの座標情報を、ユーザ端末200及び通信部110を介して受付ける。
【0022】
オブジェクトモデル処理部132は、オブジェクトモデルに関連する情報をオブジェクトモデル情報格納部121に格納したり、格納されたオブジェクトモデル情報を参照する処理を行う。
【0023】
ブロックパーツ情報処理部133は、ブロックパーツに関連する情報をブロックパーツ情報格納部122に格納したり、格納されたブロックパーツ情報を参照する処理を行う。
【0024】
出力処理部134は、ユーザ端末200にブロックオブジェクトに関連する設計図情報等を表示させるため、ユーザ端末200に対し必要な情報を送信する処理を行う。この際、出力処理部134は、記憶部120に格納された画像及びテキストデータを素材として、所定のレイアウト規則に基づいて、各種画像及びテキストをユーザインターフェースの所定の領域に配置することで、ユーザ端末200のインターフェースに表示されるために必要な画面情報を生成することができる。この画面情報生成処理は、GPU(Graphics Processing Unit)によって実行することもできる。
【0025】
図3は、図1のユーザ端末200を示す機能ブロック構成図である。ユーザ端末200は、通信部210と、表示操作部220と、記憶部230と、制御部240とを備える。
【0026】
通信部210は、ネットワークNWを介してサーバ端末100と通信を行うための通信インターフェースであり、例えばTCP/IP等の通信規約により通信が行われる。また、通信部210は、近距離無線通信等を介してセンサ装置300と通信を行うための通信インターフェースを備えることもできる。
【0027】
表示操作部220は、ユーザが指示を入力し、制御部240からの入力データに応じてテキスト、画像等を表示するために用いられるユーザインターフェースであり、ユーザ端末200がパーソナルコンピュータで構成されている場合はディスプレイとキーボードやマウスにより構成され、ユーザ端末200がスマートフォンまたはタブレット端末で構成されている場合はタッチパネル等から構成される。この表示操作部220は、記憶部230に記憶されている制御プログラムにより起動されてコンピュータ(電子計算機)であるユーザ端末200により実行される。
【0028】
記憶部230は、各種制御処理や制御部240内の各機能を実行するためのプログラム、入力データ等を記憶するものであり、RAMやROM等から構成される。また、記憶部230は、サーバ端末100との通信内容を一時的に記憶している。
【0029】
制御部240は、記憶部230に記憶されているプログラムを実行することにより、ユーザ端末200の全体の動作を制御するものであり、CPUやGPU等から構成される。
【0030】
なお、サーバ端末100に表示操作部の機能を備える構成としても良く、この場合、ユーザ端末200を備えない構成としても良い。
【0031】
図4は、サーバ100に格納されるオブジェクトモデル情報の一例を示す図である。
【0032】
図4に示すオブジェクトモデル情報1000は、サーバ端末100に関連するサービス運営者またはユーザ端末200に関連するユーザが生成したオブジェクトモデルに関連する情報等を格納する。図4において、説明の便宜上、一オブジェクトモデル(オブジェクトID「10001」で識別されるユーザ)の例を示すが、複数のオブジェクトモデルの情報を格納することができる。オブジェクトモデルに関連する各種データとして、オブジェクトモデルの3Dモデルデータ、オブジェクトモデルの断面データ、また、オブジェクトモデルを組み立てるために必要な、一または複数種のブロックパーツ及び個数に関連するデータ、断面の層(レイヤー)毎に配置されるブロックパーツに関連する設計図情報等の情報を含むことができる。ここで、3Dモデルデータは、2Dモデルデータを所定の処理により3Dモデルに変換されたものとして格納することもできる。
【0033】
図5は、サーバ100に格納されるブロックパーツ情報の一例を示す図である。
【0034】
図5に示すブロックパーツ情報2000は、ブロックパーツの形状、サイズ、色及び重さに関連する情報等を格納する。図5において、説明の便宜上、一ブロックパーツ(ID「20001」で識別されるブロックパーツ)の例を示すが、複数のブロックパーツに関連する情報を格納することができる。ブロックパーツに関連する各種データとして、例えば、ブロックオブジェクトを組み立てる部品に相当するブロックパーツに関連する(ブロックパーツの形状、サイズ、色、各々のブロックパーツの個数等からなる)データを含むことができる。ここで、複数種のブロックパーツの各々は固有の色と関連づけられることができるが、これに限らない。
【0035】
図6は、本発明の第一実施形態に係る、ブロックオブジェクトの設計図の出力方法を示すフローチャートの一例である。
【0036】
事前の処理として、ユーザは、ユーザ端末200のウェブブラウザまたは(アプリケーションをインストールする場合は)アプリケーション等を利用してサーバ端末100にアクセスする。ウェブサイトまたはアプリケーション等を介してユーザインターフェース上に所定の画面が表示される。ユーザは、事前に、後述する基本ブロックパーツを手元に所有しており、基本ブロックパーツに関する情報が、サーバ端末100の記憶部120のブロックパーツ情報格納部122に格納されている。
【0037】
そして、ステップS101の処理として、サーバ端末100の制御部130の情報受付部131は、ユーザ端末200から、ネットワーク及び通信部110を介して、ユーザがこれから組み立てたい、とする、ブロックオブジェクトに関する情報を受信する。ここで、ユーザは、ユーザ端末200上で表示されるユーザーインターフェース画面において、複数のブロックオブジェクトの中から、所望のブロックオブジェクトを選択することができる。本例においては、ユーザは、図7に示すような、カエルのブロックオブジェクトを組み立てたい、と考え、ユーザ端末200上で表示されるユーザーインターフェース画面において、カエルのブロックオブジェクトを組み立てたい旨入力操作を行うと、サーバ端末100は、カエルに対応するブロックオブジェクトに関する情報を受信する。
【0038】
続いて、ステップS102の処理として、サーバ端末100の制御部130のオブジェクトモデル情報処理部132及びブロックパーツ情報処理部133は、受信されたブロックオブジェクトモデルに関する情報に基づいて、各々、記憶部120のオブジェクトモデル情報格納部121及びブロックパーツ情報格納部122を参照し、ユーザが選択したブロックオブジェクトに関する設計図情報及びブロックパーツに関する情報を参照する。ここで、本例において、オブジェクトモデル情報処理部132は、オブジェクトモデル情報1000の、カエルに対応するオブジェクトモデルに関する設計図データを参照し、ブロックパーツ情報処理部133は、ブロックパーツ情報2000の基本ブロックパーツに関するデータを参照する。例えば、図10は、カエルのオブジェクトモデルの設計図データの例である。設計図データは、各層において、オブジェクトモデルを構成するために必要なブロックパーツの配置領域を、座標情報とともに、色別に示すものである。
【0039】
続いて、ステップS103の処理として、サーバ端末100の制御部130のブロックパーツ情報処理部133は、特殊ブロックパーツの有無を判定する。ここで、まず、前ステップS102において、オブジェクトモデル情報処理部132は、オブジェクトモデルを構成するブロックパーツを、設計図データ及びブロックパーツデータを基に決定する。例えば、図9(a)において、カエルのブロックオブジェクトを構成するブロックパーツのうち、赤い枠で囲まれたブロックパーツに着目したときに、図9(b)に示すように、設計図データの、ブロックオブジェクトの各層の座標において、1層目の「1」で記されたブロックパーツが配置される領域に対して、2層目の「1」で記されたブロックパーツが配置される領域が重複するところ、重複箇所がブロックパーツ1単位分(座標でいう、「1x1」で定義される単位)となっているため、構造上、1層目において逆凸型のブロックパーツ無しでは2層目のブロックパーツと結合できない構成となっていることが判定される。続いて、ブロックパーツ情報処理部132は、図8に示すような、複数のブロックオブジェクトの組み立てに適用可能な基本ブロックパーツに関する情報を参照し、各基本ブロックパーツの形状を参照したうえで、逆凸型のブロックパーツが無いことを決定する。このように、基本ブロックパーツに関する情報に含まれないブロックパーツ(本例においては、逆凸型のブロックパーツ)は、ユーザが通常所有しない特殊ブロックパーツであると判定される。または、特殊ブロックパーツデータとして、予め基本ブロックパーツデータとは別に情報として格納しておき、ブロックパーツ情報処理部132は、特殊ブロックパーツデータを参照することで、特殊ブロックパーツを判定することもできる。
【0040】
続いて、ステップS104の処理として、サーバ端末100の制御部130の出力処理部134は、前ステップで判定された特殊ブロックパーツに関する情報を、ユーザ端末200に表示させるため、ブロックパーツの形状、色、個数等に関する情報を生成し、出力処理を行う。本例においては、ユーザ端末200上に、逆凸型のブロックパーツに関する情報が表示される。
【0041】
続いて、ステップS105の処理として、サーバ端末100の制御部130の出力処理部134は、必要に応じて、ユーザ端末200に対し、特殊ブロックパーツを購入するための情報を表示させ、ユーザの購入要求に応じて、特殊ブロックパーツの購入処理を実行することもできる。ユーザが特殊ブロックパーツ(本例においては、逆凸型のブロックパーツ)を購入すると、ブロックパーツ情報処理部133は、対応するブロックパーツに関する情報を、ブロックパーツ情報格納部122にブロックパーツ情報2000として格納することができる。
【0042】
以上のように、本実施形態によれば、ユーザが、ブロックオブジェクトを組み立てるときに、所有していないブロックパーツであって、ブロックオブジェクトの組み立てに必要な、特殊ブロックパーツの有無を自動的に判定することができ、ユーザは、容易にブロックオブジェクトを組み立てることができる。
【0043】
以上、発明に係る実施形態について説明したが、これらはその他の様々な形態で実施することが可能であり、種々の省略、置換および変更を行なって実施することが出来る。これらの実施形態および変形例ならびに省略、置換および変更を行なったものは、特許請求の範囲の技術的範囲とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0044】
1 システム 100 サーバ端末、110 通信部、120 記憶部、130 制御部、200 ユーザ端末、NW ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10