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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024147167
(43)【公開日】2024-10-16
(54)【発明の名称】磁気治療具。
(51)【国際特許分類】
   A61H 39/00 20060101AFI20241008BHJP
   A61N 2/08 20060101ALI20241008BHJP
【FI】
A61H39/00 L
A61N2/08 Z
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023060006
(22)【出願日】2023-04-03
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-06-15
(71)【出願人】
【識別番号】521197368
【氏名又は名称】オーリーオーン株式会社
(72)【発明者】
【氏名】大藤則子
【テーマコード(参考)】
4C101
4C106
【Fターム(参考)】
4C101BA08
4C101BB12
4C101BB14
4C101BC01
4C101BC02
4C101BD02
4C101BD22
4C101EB12
4C106BB02
4C106BB12
4C106CC01
4C106EE04
(57)【要約】      (修正有)
【課題】歯と耳介の関係が非常に密接であるため、耳介のツボを中心とした歯を含めた顔面部位の疾病全体の治療具を提供する。
【解決手段】耳介の下部に位置する耳垂に取り付けられる磁気治療具であって、該磁気治療具は前記耳垂の上部の表裏を覆う耳垂覆い部と、前記耳垂の上部の耳珠の顔面側の表面とその裏面とに耳珠被せ部とを備え、前記耳垂覆い部と前記耳珠被せ部の少なくともいずれか一方が耳介の背面に位置する耳際ラインに保持された耳際支持部に結合されており、前記耳垂覆い部と前記耳珠被せ部にはその所定位置に磁石及び磁気を有する磁性体が設けられると共に、前記耳際ライン部の耳際支持部に磁石及び磁気を有する金属線が設けられていることを特徴とする磁気治療具。
【選択図】図21
【特許請求の範囲】
【請求項1】
耳介の下部に位置する耳垂に取り付けられる磁気治療具であって、該磁気治療具は前記耳垂の上部の表裏を覆う耳垂覆い部と、前記耳垂の上部の耳珠の顔面側の表面とその裏面とに耳珠被せ部とを備え、前記耳垂覆い部と前記耳珠被せ部の少なくともいずれか一方が耳介の背面に位置する耳際ラインに保持された耳際支持部に結合されており、前記耳垂覆い部と前記耳珠被せ部にはその所定位置に磁石及び磁気を有する磁性体が設けられると共に、前記耳際ライン部の耳際支持部に磁石及び磁気を有する金属線が設けられていることを特徴とする磁気治療具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
顔面部の疾病のなかで、歯から影響を受けているものは、非常に多く、特に、顎関節及び、歯は、骨から構成されていますので、骨格の変形から外観にも影響しています。歯に着眼する理由は、顔面において歯は骨部を有した身体唯一の体表に現れた骨の部位であることからで、 歯は顔面部の単なる一つの部位ではなく、東洋医学の概念では、歯は骨に属し水の意味をもち、五体の色体表では五行の中で大きな役割をもっている。歯痛は、歯そのものに着眼されることが多いが、臓器にかかわり、体全体からも影響を受け、また逆に体全体に影響を与える。抜歯から起こる様々な体の影響を考えずに、単に抜歯することは、激痛から逃れる手段で、また単なる歯の消滅現象でだけでは済まされない。専門医にかかりながらも増々症状が悪化してしまったり、アレルギーや麻酔薬、抗生物質の副作用や、施術者の技術不足によって治療効果を上げることができない場合、またそれは自己免疫力がないことにも影響していることも含めて、自己体験や他者からこういった抜歯についての後悔話しをよく耳にするのでこの治療具の作成に至った。歯痛から逃れるために簡単に抜歯することを選ぶのではなく再生させるために長期間かかっても 自己治療を希望する方のための治療補助治療具である。もちろん専門家にとられても治療補助具として併用していただきたいと願い治療具を考案したものである。
【0002】
治療具を作るためには耳介のツボを理解する必要があります。耳介の治療として中国式とフランス式の二種類があるが、現代医学として解りやすいフランスのP.ノジエ博士は、耳の診断法として、橈骨動脈の脈拍にみられる血管の信号を手で感じ取れる方法の「耳・心臓反射」(A.C.R)によって耳ツボと体を関連づけることから始まる。
【0003】
耳介を使った治療法は、全身治療法に繋がっているから、耳つぼの本質を見極めなければならない。耳ツボの捉え方は、前述のしたように中国式とフランス式の二種類あるが、幾分取穴が違っている。本願ではどちらも共通している穴と、自身も臨床で常用する穴を中心に取穴していて、その取穴方法は、疾病や症状、病理によって、課題が異なり幾通りもの取穴方法がある。
【0004】
本願では、耳介の治療具を主体としている理由は、歯の支配は骨であり、骨は腎の分野であり、腎は、五行の色体表の五管では耳である。耳介という狭い部分において、即効的に、持続的に有効性を高めることで、歯と耳介の関係が非常に密接であるため、耳介のツボを中心とした歯を含めた顔面部位の疾病全体の治療具の考案に至った。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特願2022-107637
【特許文献2】特表2003-524511
【特許文献3】特開2005-160703
【非特許文献1】中国伝統医学耳穴診断法 陳志強著 株式会社たにぐち書店
【非特許文献2】経血マップ/イラストで学ぶ十四経穴 奇穴、耳穴、頭鍼 王暁明他著書 医歯薬出版
【非特許文献2】霊枢
【非特許文献3】p.ノジエの耳介医学概論 谷口書店
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
歯を起源とする疾病の顔面部に与える影響と前記歯痛及び顔面の痛疼痛緩和と歯槽骨や歯槽膜及び歯茎部修復のためには、東洋医学では耳介の穴の分布図を明確にすることが必要で、課題である。
【0007】
基本的に顔面の正経絡穴と耳介穴の関係性を繋げることが課題となりますが、[図1]を参考にして耳介下部の耳垂のつぼの分布を説明すると、珠間切痕と輪垂水切痕を結ぶ線を耳垂上線R、といい、耳垂上線引の上部の対珠Sと該耳垂上線の下部によって区別され、下部は、更に細分化されるが、耳垂のツボ配分を解剖学的に現すと耳垂上線が、頭蓋において頭蓋底にあたり、対珠ニ、は頭蓋腔中にある中枢と区別され対珠ニ、下の耳垂ロ、が頭部前面の顔面骨に相当すると考察する。「図1参照。」
【0008】
耳垂下部の細分化された部分の穴でを解剖学的に当てはめることを基本として理解することが大切で、一方、耳介イ、は、外胚葉由来であり、体部位投影ポイントであり、器官のポイント穴とされることがおおいが、背面耳介の耳垂部は腎Jの部分であり、五臓の色体表では、五主は、骨であり、五げきでは、耳垂に穴名に歯や顎があるため、本願では耳垂ロ、は大きくは骨部としてみて 歯を起源とする疾病の顔面部に与える影響とその疼痛緩和と歯槽骨及び歯茎部修復を考える。「図15」参照。
【0009】
耳垂は、九区に分けられているがその配分のツボの位置は、バラバラに存在しているのではなく規律があることがわかる。九区それぞれには、1個ないし数個のツボ名がつけられているが、それらは、前述したように頭蓋骨の顔面骨上に存在する骨名であったり 骨孔 骨穴であり、耳垂のツボは顔面の器官ではなく骨を中心とした穴名である為、骨を中心とした配置図が必要になりますが、現在のところそういった深層筋肉や骨部の前記配置図の書籍は見当たりません。
【0010】
頭蓋骨の部分、と正経絡12のツボの流注の関連性については、詳しく霊枢からの経脈流注を読みとることで、具体的な骨との関連性について明確にされ、前記正経絡12のツボの流注と前記骨との関連性との図解図1」参照。図をつくることによって課題とされる経絡の深層筋肉や骨の関連性を説明していく。まずここでは 概略のみにしていく。
【0011】
本願で注目する九区の内のツボ1顎 、2舌、 3歯 、4内耳 、5面頬、 6眼、7垂前、8扁桃、ツボの臨床例による効能や骨の関連性から読み解いてみる。「図1」参照で耳垂の区分け図からの分布。「図1」参考。
【0012】
Aの区分の顎穴(1)は、下顎骨K、及び顎関節をさす。顎関節は、頭部で下顎骨と側頭骨と下顎と唯一の可動結合の関節である。つまり、下顎骨を中心に指し、下顎を 構成する、下歯の収まる歯槽骨も含まれる。顎は、歯肉炎を含む歯痛、顎関節症機能 失調症、下顎関節炎、三叉神経痛などに用いられる。「図1」参照ですがフランス式では、顎関節を中心にして左右に分かれています。
【0013】
Bの区分の舌穴(2)は、舌と言った器官ばかりでなく、舌骨W、も含む。舌は、大きな筋肉の塊であり、舌骨と呼ばれる宙に浮いた状態の骨を基盤にして働いているが、側頭骨の茎状突起と舌骨との間にある頭蓋では唯一の靭帯結合の可動結合である。下顎骨と深く関係し、開口や、嚥下に関与し、胸からの筋肉、喉の肉、顎のほか頭蓋骨、肩甲骨からの筋肉とつながっていて、お互い引っ張り合って、舌骨は、重要骨であり、舌炎症ばかりでなく脳と精神に密接に関係していると判断。「図1」参照。
【0014】
Cの区分の歯穴(3)は、上顎M、の上歯を中心にした歯全体をさします。五行の色体表にはありませんが、歯は、腎の余とみなし、齦は、胃の絡となすと簡明不問診断法にあります。本願的には絡とは、肉の部分であり、肝とも理解しています。又歯槽膜は上皮であり、肺の部とも読み取れます。歯一つにおいて五行区分が、存在していると考えます。効果は歯痛、歯肉炎、のほかに、低血圧の特効穴や、糖尿病の治療穴になります。
【0015】
この部分の区分けは中国式とフランス式では幾分解釈が違って顎穴と歯穴が分けられていますが、歯穴は下顎骨に接するとフランス式では解釈されているようです。
【0016】
Dの区分の内耳穴(4)は、側頭骨にある耳孔にあたり、耳の一般障害に通じAの顎の真下に位置していますので顎関節の影響を受けやすくなります。耳管は、副鼻腔とつながり口内にもつながっています。内耳穴と歯は、つながっていることになります。顔面上では珠上切痕の前方、耳珠の外耳穴に通じも歯痛や歯痛
に伴う頭痛の適応症にもなります。「図1」参照
【0017】
Dの区分とEの区分の境の面頬穴(5)は、頭蓋骨上顎部の骨全体をさし上顎の歯や、鼻骨、に位置しているため、多くの顔面筋肉深層筋肉や表層筋があり、顔面部の血液循環を改善させる基本の重要穴となり、歯頚部の腫れは、顔面部を腫れさせて、歯に関していえば上歯中心に支配して腫、痛み、痙攣、早老に対して取穴されています。顔面部の表情も歯と大きな関係があります。
【0018】
Eの区分の眼穴(6)は、顔面部の眼窩骨を指し、いわゆる眼球が入っている眼全体であり、眼窩のまわりには、沢山のツボが網羅されており、目の全体的な障害に効果がありますが、眼球そのもののツボは耳垂上部の珠間前と珠間後の2穴になり脳神経の支配を受けています。ここで言う(6)の眼は、顔面部の骨部の眼球を主にさして骨部、筋肉などの部位から影響を受ける形になります。例えば、歯痛、耳痛などからくる痛みによっても眼に大きく影響される場合も含みます。「図1」参照。
【0019】
Fの区分の垂前(7)は、骨でははっきりした部位の指定は出ていませんが、顔面部の孔などから大脳皮質につながり、対珠の裏側に位置する皮質穴と大きく関係しています。垂前は、別名神経衰弱点とも呼ばれて脳神経にかかわり大脳皮質の興奮と抑制を調節することで、顔面部の全体の部位、顎関節、歯、目、耳などの失調症に有効とされています。「図1」参照。
【0020】
前述した耳垂部のツボからくる障害に対して刺激を与える磁気治療器を考案することが、目的であるため、耳垂と耳垂背面部を合わせた、耳垂断面を耳介裏表の両サイドから磁気刺激させます。耳介背面での支配部位は 耳背心S、耳背肝V、耳背脾U、耳背肺T、耳背腎J、で分野が区分けされています。「図15」参照で、耳垂部は耳背部では腎Jの支配域になります。
【0021】
耳垂背面も大きく5つの部位に仕分けされています。又、耳際ラインにもツボが存在していますので、耳垂、耳垂背面、耳際ラインP、とあわせ、正経絡12経絡の特効穴も同時刺激することで、速攻治療効果を出すことが可能な磁気治療具になりうるといった基本的な考えの技術分野になっています。「図15」参照。
【0022】
番外編として、耳介以外の正経絡との組み合わせることで、治療において、相乗効果をあげ、特に、四総穴の四つの内の二つ 頭頸部の証の列缺穴、顔面部の証の合谷穴(面口穴)が、手首に位置していることにより、耳介と手首穴の連動を有効にすることが可能になっている。
【0023】
一方、虫歯は別として、歯肉炎、歯槽膿漏などの歯肉の炎症については、前述してきた方法では、効果がありません。本格的な臓器病として扱う必要があります。
【0024】
歯茎部や歯槽骨の炎症は、細菌による感染症で、それに対抗するためには、抗菌について自己免疫が必要になりますが、その刺激の部位は個人差があり、免疫機能のある耳珠にある所定穴を併用します。
【0025】
歯肉に関しては、東洋医学では肝経を整えればよく、比較的楽に回復できますが、その養生は、様々なですが、耳介の穴を使うこともできますが、重度になりますと全身的な捉え方の治療が必要です。
【0026】
骨組織は不動のものではなく、生きている限り成長していますし、歯槽骨も然りです。骨部の成長は、各人の新陳代謝によりますが非常な時間を要するため 骨再生にかかる期間の痛みとかむことが出来ない不自由が重なり、困難さがあり、歯槽骨再生は、不可能といわれていますが、一朝一夕に治癒することはできず、命のある限り、養生によって必ず再生できるといった信念で取り組まなければなりません。
【0027】
即効的な治療を望む場合、抜歯により終了で一巻の終わり。しかし、体において抜歯のみならず体の衰えは、経絡図を読み取ることで全身の随所に影響します。痛みの軽減のためにブラッシングのほか東洋医学的養生と、痛み緩和療法を取り組む必要があり、耳介治療は、難しい取穴はいらず、磁気治療具を装着するだけで初期のものは手軽に疼痛緩和ができます。
【0028】
歯槽骨は、顔面部の顔面骨とつながっており、顔面部の副鼻腔を通して炎症を引きおこしますので、それらの炎症を同時に治療する必要がありますが、また自己免疫を高めることは、治療具のみならず食養生が大切です。
【0029】
歯槽骨についている歯槽膜は、歯を吊り下げているためクッション性があり、治療効果の状況を把握できます。抜歯や、歯肉を傷つけない限り歯槽膜は、東洋医学の厥陰肝経を補うことで比較的早く回復し、原因を特定させ どういった経絡で疾病に至ったかを見極めなくてはなりません。表の経絡をみて次に、骨部にいたる深層筋肉、骨組織を経由している経絡図を把握しなければいけません。「図3」から「図14」までを参照。
【0030】
歯が抜ける寸前であるような自己体験を経て、同時に糖尿病がありますが、上記に関してセルフケアーによって回復した体験から磁気治療具を考案しました。歯槽膿漏は、根治治療ではなく、体のバランスが崩れれば何度も起こり得、歯のどの部分が痛むとか顔のどの部分が痛むとかを参考にして原因を見出しどのツボを治療していくことが大切で、その後の予後がきまります。また、経絡流注を見ると どの歯が体のどの部位に影響するかを知り どの臓器に影響を与えるかが解り、また逆にどの臓器病から歯に影響しているのか解ることからも、歯は全身病であることを認識できます。
【0031】
耳の耳垂部の分布ツボマップについて前述したが、耳垂背面も腎の部分にあたり、五行の色体表では五主で、骨に相当します。そのため経穴を骨を中心とした経絡の流注を作成してみました。と言うのは、正経絡12経絡の顔面部の流注図は、体表面をターゲットにしたものであり、体表の下には、表層筋肉、深層筋肉があり、更にその下には骨格、臓器がありますが、耳垂部分のツボの解剖図は、骨部につけられた部位名が中心となっているのて、そのことから 解決されるべきは陰経絡の流注であり、課題として、東洋医学的概念の陰経絡流注を基に 体表図よりも骨を中心とした経絡図が必要になります。
【0032】
下記の図で骨を中心にしているので、下顎骨K、舌骨W、頬骨M、歯Xを書き入れています。特に経絡の支脈をつなぎ合わせることで下顎K、と上顎M、歯の経脈分布がわかり、一般的には、体表面を対象とした経穴人形が中心ですが、これらの流注は、霊枢の経脈から骨における経絡を読み取ります。
【0033】
歯は、体表に出ている唯一の骨の部位であります。歯は各人の骨の状態を判断する場と言えるでしょう。歯を中心に見ると 歯は、単独に位置しているのではなく、顎の歯槽骨に固定されています。顎は、上下の顎によって関節が成り立っています。顎関節に障害を持つと顔面全体が崩れてきます。歯のみならず、口、耳、目、鼻全てに影響します。つまり、顔面骨および器官は、連動しています。そのつながりを経絡の流注より説明していきます。
【0034】
骨中心の経絡図は、体表の経穴図とは、幾分違っていていますので陰陽併せてみなくてはなりません。それは、陰があって、陽に影響しているからです。
太陰肺経と陽明大腸経で五行では、金に存し、体表面からみた経絡図と太陰肺経
と陽明大腸経の骨格面から見た歯を含む頭蓋骨の経絡図を見比べ、
陽明胃経と太陰脾経で五行では、土に存し、体表面からみた経絡図と陽明胃経と太陰脾経の骨格面から見た歯を含む頭蓋骨経絡図を見比べ、
少陰心経と太陽小腸経で五行では、火に存し、体表面からみた経絡図と少陰心経と太陽小腸経の骨格面から見た歯を含む頭蓋骨経絡図を見比べ、
太陽膀胱径と少陰腎経で五行では、水に存し、体表面からみた経絡図と太陽膀胱径と少陰腎経の骨格面から見た歯を含む頭蓋骨経絡図を見比べ、
厥陰心包経と少陽三焦経で五行では、土に存し、体表面からみた経絡図と厥陰心
包経と見比べます。
少陽三焦経で骨格面からみた歯を含む頭蓋骨経絡図を見比べ、
少陽胆経と厥陰肝経で五行では、木に存し、体表面からみた経絡図と少陽胆経と厥陰肝経で骨格面からみた歯を含む頭蓋骨の経絡図を見比べます。
尚、この場合、歯の本数は親不知を抜いた場合の27本としています。「図3~14」参照。
【0035】
前記の骨及び歯から見た経脈図はで、オリジナルで今まで表現されていないため幾分解釈に誤差が生じる部分があるかもしれません。現在、顎関節と歯を中心として、歯の五行の支配域がネットを通して根拠に明確性がかける歯の経絡支配図ばかりが横行して役に立ちません。それが臨床経験からでたものなのか、易占なのか歯の分布支配域が、適当に当てはめられているのではないかと思い、治療において辻褄が全く合わないため原因を追求するためには 情報を根本から見直す必要があります。
【課題を解決するための手段】
【0036】
前述してきたのは、疾病の根底を突き止めることが大切であり、顎関節と歯を陰陽五行の流注より関連づけてまとめてみます。痛む歯の部位と顔面部への影響、臓器からの影響、そして臓器へ与える影響を、経絡流注から読み取ることができ、具体的に歯や歯茎のどの部分が痛むかによってどの流注に問題があるのかを知ることができます。親知らず抜歯を前提として歯を上下に仕分けし、上歯をXとし、下歯をYとして、前歯から両左右に番号をふり、上の1~7(左右)、下の1~7(左右)と番号付けしています。歯の表側を表、歯の内側を裏として表しています裏表は、歯齦の齦の部分で、歯茎を指します。一般的に口の表側を陽、口の裏側を陰として解説します。
【0037】
具体的に陽経絡は、表面や、歯肉表を通り顔面部においては、皮膚面真皮、顔面骨上側を通り陰経絡は、骨内及び、顔面筋肉の奥、骨裏を通ります。顔面部の皮膚面、筋肉部を垂直圧して経絡が、どの歯から影響を受けているのかを診断することで、歯のどの部位がどの程度悪いか判断します。
【0038】
太陰肺経と陽明大腸経は金の流注より大腸経は、上の歯X、表1~7、上の歯の反対側1~2 下の歯Y、表3~7。上唇から歯茎上部、鼻横までが対象になります。肺経は、直接影響せず。「図3.4」参照。
【0039】
陽明胃経と太陰脾経は土の流注より胃経は、上の歯X、表6.7、下の歯表1~ 7 目の下、頬からこめかみにかけて痛みます。脾経は、終点は、舌下W、に散り ますので下歯Yの奥を中心に、歯や、舌、喉など口内奥深いところに影響します。腎経と同じ。「図5.6」参照。
【0040】
少陰心経と太陽小腸経の火の流注より小腸経は、上の歯X、表3~7、下の歯Y、表4~7鼻横、頬、目の下、副鼻腔、耳にかけていたみや、腫れがあります。 心経は、舌本にて上の口内、歯裏1~3、下の歯裏1から3頬裏から眼窩にかけて放散痛があります。蓄膿症の症状あり。「図7.8」参照。
【0041】
太陽膀胱径と少陰腎経の水の流注より膀胱径は、歯や顎とは関わらないが目、額脳内に通じ目の奥に痛みや目の上の前頭篩洞に痛み、頭痛や後頚部のこりで 歯や歯茎、下顎骨、喉奥に反射痛があり影響される。「図9.10」参照。
【0042】
腎経は、終点は、舌下W、に散りますので下歯Y、の奥を中心に、歯や、舌、喉など全体に影響します。脾経と同じで、骨部などの体奥深い痛みがあります。歯や歯槽骨に疾病が及んでいる可能性あり。
【0043】
厥陰心包経と少陽三焦経の火の流注より三焦経は、上の奥歯表6~7、下の歯表6~7 目の下、横、耳、頬、から後頚部のこりにより歯に反射痛がある。心包経は、影響せず。「図11.12」参照。
【0044】
少陽胆経と厥陰肝経の木の流注より胆経は、肝経は唇の大きさで、主に表の歯茎部分及び歯茎全体 歯は、上下の歯X、表裏の5.9.7 体表では、目の横、耳の側頭から耳後ろ周り、頬にかけて痛みがあるが、陰経絡の肝経は、口唇の内側から、頬筋肉の裏側、眼窩の裏側をめぐって、額の裏側から頭頂までの鈍い痛みあり。「図13.14」参照。
【0045】
前記の結果を分析して、各論の分析は多岐にわたりますので、個人的にしなければなりません。その中で 歯槽膿漏や歯肉炎の場合は、歯茎は、主に歯茎の外側を中心に肝経の影響を受けていて歯肉は、肝経を養うことで修復できます。また、歯槽骨は、肝経、脾、腎を養うことで、ゆっくり再生します。また、顎関節にぶら下がっている歯は、歯槽膜につまれており、歯槽膜は、皮膚の変形であるため、大腸経の金の影響を受けることで、金の養生も加えることが必要で再生も可能です。結果として、具体的な症状から、また具体的な歯の痛む部分から、原因を突き止め治療方法が構築出来ます。
【0046】
歯痛は、前記の症状を踏まえて、虫歯によるものなのか、歯茎からくるものなのか、内臓などから二次的な疾病からくるものかを知ることが大切で、臓器病の場合は、歯痛と併せて治療が必要であり、歯を治療することで逆に臓器病の治療に繋げます。また、歯は、精神状態に大きく関係していて、五行の色体表では、五志によれば、怒ったり、喜びすぎたり、思い悩んだり、悲しみすぎたり、驚いたり、恐れたりで、歯に影響します。また食事の味による五味の影響でも歯に影響を受けます。
【0047】
近年、鍼灸療法図鑑ガイアブックスより、トリガーポイントについて痛みの投射領域が記載されている。P178~ これより痛みの投射により、どの歯が、経絡状でどの経絡に反映するかは、骨部では、前記した経絡上の歯に相当しています。歯以外では、前胸部では、缺盆、頭内部、頸椎、胸椎に反射痛に広がりますので、併せて緊張をほぐすことで治療効果を上げることができます。それらのトリガーポイントは殆ど経絡流注と同じくしています。
【0048】
歯は、顔面部の痛みに影響するため、歯の健康が、大きく美と関連して、耳垂ロ、は、コンパクトながら、それらのツボを全て網羅しているので、中でも耳垂調節で ある程度歯の治療ができ、また歯を中心とし その他口内の疾病の補助的治療具となりえることになります。特に、歯肉や、歯槽骨など治療期間が長くかかるものに関しては、長時間かかるため、耳に絶えず装着できなければなりません。口を構成する顎関節穴と歯穴や舌穴は耳垂のツボにおいては、最も適していて、それらのツボが耳垂に集中しているためと、またそして歯の関連の内耳や目も、耳垂上に位置する対珠と深く関わり大脳にダイレクトに影響与えるため、耳介の耳垂と免疫機能が集約された耳珠の狭い範囲内に位置するツボでの治療具を構成させることが可能になります。
【0049】
顔面部の部位が耳垂の耳ツボが、影響与える効果について前述してきたが、簡単に抜歯をするのではなく、抜歯することは、臓器にも影響し、生命活動をも縮めます。この磁気治療具は 再生を課題にした場合、歯科にかかる事前療法として、歯痛を止める方法や、一時的にでも幾分痛みを緩和させた状態で歯の治療法をゆっくり考え、自分で長期に及ぶセルフ磁気治療具になります。
【0050】
耳垂の穴の各論として 特に、歯痛の治療は内耳穴4、の取穴にあたり、老化による難聴や聴力低下、耳鳴りなどの総合的な耳障害があげられる。「図1」参照。
【0051】
耳垂の 眼穴6、は、対珠の珠間後穴、珠間切痕の前方、耳珠の下縁の珠間前穴の3穴セットの目の穴か、耳垂の垂前穴7、の4穴セットを選んで目の治療効果を上げることができる。「図1」参照
【0052】
余談ですが、顔面部の穴は、顔面部を整える代表穴として面頬穴5、があり、面頬穴は、四総穴として顔面部の疾患として合谷があります。顔面部は、手のツボと合わせると非常に効きます。番外編ですが、合谷穴は、殆どの歯痛を止めます。耳垂と併せて併用する治療具が有効になります。耳介磁気治療具がすべてで
はありません。以後、有効である手のツボの磁気治療具を提案します。
【0053】
耳垂部分は、歯で言えば腎の場であり、骨も再生機能があり、歯茎は肝の場であり、歯槽膜や、歯肉上皮は肺の金の場であり、神経、血管は火脈であり、全ては五行を中心とした東洋医学的概念では、五行で構成していて再生が可能であり 結論としては 器質的な疾患でない限り、特に糖尿病と深く関連して 再生機能、免疫機能において治癒力をひき出す磁気治療器作りが課題となります。
【0054】
前記の免疫機能を高めるためて、耳垂部の上部にある耳珠全体を機能アップさせ、口内に発生する細菌を抗菌機能を高め、継続的な治療をしなければ歯周病を繰り返すことになります。歯周病に悩まされる人には、抗菌機能があまり働いていません。口内炎では抗菌機能は、小腸経を高めるか耳珠Q、裏にある咽喉穴
13、内鼻穴14、耳珠ホ、表にある外耳穴9、外鼻穴10、副腎穴11、聴会穴12、の免疫機能を刺激します。「図1」、「図16」参照。
【0055】
また、小腸経と腎経は、強力に抗菌、抗アレルギー機能を強化させます。これらの穴は、体全体に影響を与えるため、歯周病にとっては、外せません。
【発明を実施するための形態】
【0056】
課題を解決するための因果関係を前述してきましたが、それに対する形態は、耳介イ、の下部に位置する耳垂ロ、の表側と耳垂の裏側とを覆う円筒状の磁気を配したカバー部ハー1、と、前記耳介の前記耳垂上部の対珠ニ、の表裏を顔面側と裏面とに磁気を配したカバー部ハー2、で挟み被せて装着する磁気治療具であって、該上記の二つの磁気治療具は耳介イ、に固定するために耳介と頭皮の接点である耳介際のラインPに沿った磁気を配する支持部ハー3、に接続しているが、該支保持部は上耳根15、から、耳迷根穴16、下耳根17、に接続されていて、該支持部には、磁気を併せ持つ金属線が入っており、頭内及び顔面の耳介穴から全身の関連穴に磁気誘導させることを目的にし、頭内及び顔面の耳介穴から全身の関連穴に磁気誘導させることを目的にした磁気治療具になります。「図20」参照。
【0057】
前述した耳介内の所定穴に小さな磁石Zを貼り付けても治療は可能ですが、これらの穴群の、ツボのながれをまとめることで耳介に一度に 簡単に装着できる磁気治療具が有効です。
【0058】
耳垂のツボを対象とする治療器を作るためには、対象穴の耳垂内のツボの位置を正確に捉える必要があります。ツボの区分は、「図 1」を参照にして耳垂上線R、から下部を耳垂ロ、とし、耳垂下部が耳垂上線により、縦横均一の長さがあるものとして縦横9部位に当分します。「図1 」を参照してC区の歯穴3、B区の舌穴2、A区の顎穴1、F区の垂前穴7、E区の目穴6、D区とE区の中間の面頬穴5、D区の内耳穴4、に磁石を貼ります 。
【0059】
耳垂上線Rより上部の珠間前穴、珠間後穴が耳垂正面では、治療器の対象部位となります。耳珠部の免疫機能については、既に取得した特許にて詳しく説明しており、体質改善を同時進行させるためには、特に細菌感染を伴う、歯槽膿漏には耳珠の磁気治療具は欠かせません。
【0060】
耳垂背面は、「図15 」を参照に5区に仕分けされるが、主に耳背の腎J、の部位を使うが、場合によって、肺T 、脾U、肝V、の部位も対象に入れます。「図15」参照。耳介の表と背面を表裏から同時刺激することで、効果があります。
【0061】
耳背部では耳介と頭部の際のラインを耳介際上に位置する穴も耳際ラインP、のツボは、下耳根穴17、耳迷根穴16、上耳根穴15、対象になります。特に、耳迷穴は、耳介の正面では、肝穴の裏側にあたり、胃潰瘍や肝疾患にも効きます。上耳根穴は筋肉萎縮に効き歯茎部の委縮、下耳根穴は、肝腎を養い大脳皮質にも働きます。「図20」参照。
【0062】
前述した部位の耳垂の正面と耳背部とを表裏を挟んだ治療器に磁気を入れることで、表裏からの磁気誘導を促した磁気治療器にさせ、耳介内部に刺激を与え活性化を促します。
【0063】
かねてから開発してきた耳介背面の耳際ラインP、の磁気治療具であって、耳介に該磁気治療具を支持し固定を兼ねる構成になります。
【0064】
突発的に起こる虫歯などの歯痛 に対して 所定穴のみに磁気刺激したい場合、該所定穴の皮膚面に接する耳介の表裏に磁石を張り付けて上下より磁気を加えるイヤリングや、磁石のつぶを貼り付けその上から押圧することで、強力に効かせる方法もあります。 また、虫歯菌の成長を抑えて痛みを緩和させます。
【0065】
しかし、前述してきた耳につける磁気治療具が万能というわけではありません。歯肉炎に移行した歯の治療は、全身の経絡治療をせねばならないことも多い。専門的には木虚証、水虚証の本治療が必要になります
【0066】
課題により前述したとおり 磁気治療具の形態がつくられ、磁気治療具は、大きく分けて3つの部分にわけられますが、その第一は、耳介の下部に位置する耳垂の表側と耳垂の裏側とを覆う円筒状の磁気を配したカバーで、耳垂覆い部ハー1とし、耳垂の表側と耳垂の裏側は、腎経を保護する役割があり、骨の再生や、免疫作用を併せ持っていますものです。
【0067】
二つ目は、耳介イ、の前記耳垂上部の耳珠ホ、の表裏を顔面側と裏面とに磁気を配して挟み被せて装着するカバーで耳珠被せ部ハー2、とし、該カバー部は、人体の抗菌機能があり、口内ばかりでなく、体の免疫機能を高め恒常性を保つ役割がありますが、特に耳珠ホ、下部の内側の内鼻穴14、は、副鼻腔に対して働きますので、花粉症などの免疫効果が期待でき、副鼻腔を健全に保つことで、顔のパーツを引き締めて美顔にも作用しますし、歯の細菌は副鼻腔に影響しますので、病的には蓄膿症にもダイレクトに効かせられます。
【0068】
前記の二つのカバー部の磁気治療具を耳介に固定するための支持部が必要であり、耳介と頭皮の接点である耳介際のラインPに沿わせた磁気を有した該支持部、を耳際支持部ハー3、とし、前記耳垂覆い部ハー1、と前記耳珠被せ部ハー2、を耳際支持部ハー3、を磁気治療具の三点を基本とします。尚、前記支持部は上部を上耳根穴15、にして磁気を持つ金属線へ、が入っており、頭内及び顔面の耳介穴から全身の関連穴に磁気誘導させることを目的にした磁気治療具になります。
【実施例0069】
珠間切痕と輪垂水切痕を結ぶ線の耳垂上線Rを取り、耳垂上線引の上部の対珠ホと該耳垂上線の下部によって区別されるが 耳垂上線Rの下部を、更に細分化し、耳垂上線Rと耳垂下縁とを水平に横に3分割し、上部3分の2のラインを耳介正面と耳介正面の真裏に当たる耳介背面とを覆う円筒状柔軟な素材の磁気物の耳垂覆い部ハー1、は、耳際ラインPで一部接し、耳介に固定され、耳際ライン部P、の耳際支持部ハー3、の上部で耳際上端部に係止される耳際係止部ト、とを併せた顔面部の疾患及び歯痛のための一般的な磁気治療具。「図1」「図17」「図20」参照。
【0070】
前記の耳垂正面の覆い部ハー1、の所定穴に磁石Z及び磁気物を挿入することもでき、「図 1」を参考に舌穴2は、喉の奥の痛みと舌の奥深に舌苔のあるもの伴い五行経絡流注では、腎経や脾経の舌骨を含んで内蔵から来る長期的な臓器病もあるとみられる。舌の症状別の詳細は、柳谷素霊著書の簡明不問診断法にあるが、舌が歯に影響することがわかる。顎穴1、は、下顎骨を中心とした歯痛や、歯肉炎、歯槽膿漏、五行経絡流注では、土経、胃経上の炎症が中心になっている。
【0071】
以上3穴が歯痛に関する主要所定穴であるが、実施例1では、耳垂中央ラインのFの垂前穴7、Eの目穴5、EとD間面頬穴5、Dの内耳穴6、も合わせて治療具に入れる。それにより、顔面部の痛み目の痛み、内耳の痛み、頭痛が軽減できる。
【0072】
耳背部である、耳垂裏と、耳垂表面を垂直方向に両面から磁気刺激し、歯に対して相乗効果を可能にし、また、歯肉炎が中心の場合は歯茎部が筋肉の肝と歯の腎の作用を受けることになり、重度になると、顔面骨も変形し、耳背と耳垂を覆う耳垂カバー部ハー1、の磁気治療具となります。
【0073】
前記の耳垂カバー部ハー1、磁気治療具は耳介イ、との固定を兼ねた耳介際ラインPにおいて、接する部分で連結し、耳迷根穴16、は、耳介正面部は、肝穴になっていているため、歯肉炎の根本的治療が、望め、下耳根穴17、は、歯痛の顔面痛を和らげます。
【0074】
この磁気治療具は、歯や、顎関節に関する激痛や症状に対して効果的ですが、内耳や目の治療具として効能があり、顔面部の疾患の補助的な磁気治療具になります。
【実施例0075】
前記耳垂ロ、覆い部ハー1、の他に更に耳珠ホ、被せ部ハー2、をつけます。耳珠被せ部ハー2、は、耳前に位置して副腎穴、をはじめ内鼻穴10、外鼻穴11、咽喉穴など抗菌、抗アレルギー、免疫機能があり、炎症がある場合など膿を伴う炎症 歯肉炎、歯槽膿漏の場合は、治療手段として必須です。
耳珠ホ、をすっぽり覆うキャップ状の耳珠被せ部ハー2、は耳珠の大きさに併せて作る必要があり、この部分は、非常に小さく狭いので、前記耳珠覆い部は、磁石Z、を入れることが難しい為磁気を配したシリコンや、ラバーゴムで製作しることが有効で、磁石を入れる場合は、小さな磁石が適応します。「図18」参照。
【0076】
耳垂覆い部ハー1の耳背部は、腎J、以外のほか場合によっては多少の変化があります。肝、や脾、肺の影響を受けていると判断された場合は、耳垂覆い部ハー1の位置の耳背部の上線が、耳垂上部まで上がることがあります。
【0077】
耳垂覆い部ハー1、の他に更に耳珠被せ部ハー2、とを連結するとともに耳際ラインの耳際支持部ハー3を繋ぎます。「図20」参照。歯槽膿漏の磁気治療具になりますが、セルフケアの場合も長期の磁気治療具の使用が必要で、特に歯槽膿漏の場合、基礎疾患がある場合も多く、歯や歯茎の丁寧なブラッシング及び、顔面皮膚面からの顎関節や歯茎のパッティングマッサージ、その他の食養、臓器病の治療が必要になります。ブラッシングの場合は、腎の五味は塩でもありますから塩を使うのも良いでしょう。
【0078】
左耳に磁気治療具をつけた時の外観になります。「図21」参照。一般的に前記磁気治療具は、痛みの同側治療でもよく、片方の耳に付ければ良い。
【図面の簡単な説明】
【0079】
図1】耳介の部位と耳垂の区分けと関連穴
図2】頭蓋骨の大まかな部位と歯
図3】太陰肺経と陽明大腸経は金の流注で体表から見た場合
図4】太陰肺経と陽明大腸経は金の流注で骨から見た場合
図5】陽明胃経と太陰脾経は土の流注で体表から見た場合
図6】陽明胃経と太陰脾経は土の流注で骨から見た場合
図7】少陰心経と太陽小腸経の火の流注より体表から見た場合
図8】少陰心経と太陽小腸経の火の流注より骨から見た場合
図9】太陽膀胱径と少陰腎経の水の流注より体表から見た場合
図10】太陽膀胱径と少陰腎経の水の流注より骨から見た場合
図11】厥陰心包経と少陽三焦経の火の流注より体表から見た場合
図12】厥陰心包経と少陽三焦経の火の流注より骨から見た場合
図13】少陽胆経と厥陰肝経の木の流注より体表から見た場合
図14】少陽胆経と厥陰肝経の木の流注より骨から見た場合
図15】耳介の裏側の五行の支配配置図
図16】耳珠の表側と裏側の部分の穴と耳垂部分の穴
図17】耳垂部分の耳垂覆い部の磁気治療具
図18】耳珠部分の耳珠被せ部の磁気治療具
図19】耳垂部分と耳珠部分を繋いだ耳際支持部の磁気治療具
図20】耳垂部分と耳珠部分を耳介際の磁気支持部で繋いだ磁気治療具で、耳介裏から見たもの実施例2
図21】耳垂部分と耳珠部分を耳介際の磁気保支部で繋いだ磁気治療具で、耳介に装着して顔面側からみたもの実施例2
【符号の説明】
【0080】
耳介 イ
耳垂 ロ
耳珠 ホ
対珠 二
M 上顎骨
K 下顎骨
X 上の歯
Y 下の歯
W 舌骨
R 耳垂上線
P 耳介際
J 腎の支配域
U 脾の支配域
V 肝の支配域
S 心の支配域
T 肺の支配域
Z 磁石
ハー1 耳垂覆い部
ハー2 耳珠被せ部
ハー3 耳際支持部
へ 金属線
1 顎穴
2 舌穴
3 歯穴
4 内耳穴
5 面頬穴
6 眼穴
7 垂前穴
8 扁桃腺穴
9 外耳穴
10 内鼻穴
11 副腎穴
13 咽喉穴
14 内鼻穴
15 上耳根穴
16 耳迷根穴
17 下耳根穴
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21