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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024147202
(43)【公開日】2024-10-16
(54)【発明の名称】パレット
(51)【国際特許分類】
   B65D 19/24 20060101AFI20241008BHJP
【FI】
B65D19/24 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023060066
(22)【出願日】2023-04-03
(71)【出願人】
【識別番号】591006944
【氏名又は名称】三甲株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100111095
【弁理士】
【氏名又は名称】川口 光男
(72)【発明者】
【氏名】高橋 侑也
(72)【発明者】
【氏名】廣野 晴保
【テーマコード(参考)】
3E063
【Fターム(参考)】
3E063AA03
3E063BA05
3E063CA01
3E063CA05
3E063EE03
3E063GG10
(57)【要約】
【課題】強度の低下を抑制しつつ軽量化を図ることのできるパレットを提供する。
【解決手段】パレット1の中間柱部3のうち中央柱部4を挟んで相対配置される一対の第1中間柱部3aは、第1中間柱部3aの外周面を構成する外周壁部11と、物品を載置可能な載置面8の一部を構成し、水平方向において特定方向に延在する表側桟12と、設置面に接地する接地面9の一部を構成し、表側桟12と同じ特定方向に延在する裏側桟13と、特定方向に対して水平に交差する方向に延在するとともに、上下方向に延在し、表側桟12、及び、裏側桟13と連結される対象接続壁21とを備え、表側桟12と裏側桟13とが、互いに上下方向において重ならないように、水平方向に位置をずらして形成される。また、対象接続壁21には、パレット1の高さ方向における中間位置において貫通孔22が設けられている。
【選択図】 図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の柱部と、前記複数の柱部の上端部間を連結する上デッキ部と、前記複数の柱部の下端部間を連結する下デッキ部とを備え、前記複数の柱部の間にフォークを備える運搬手段のフォークを挿入可能とするフォーク挿入部が形成され、平面視略矩形状をなす樹脂製のパレットにおいて、
物品を載置可能な載置面の一部を構成し、水平方向において所定方向に延在する表側桟と、
前記パレットを設置面に設置した場合に接地する接地面の一部を構成し、前記表側桟と同じ前記所定方向に延在する裏側桟とを備え、
前記表側桟と前記裏側桟とが、互いに上下方向において重ならないように、水平方向に位置をずらして形成され、
前記柱部は、
当該柱部の外周面を構成する外周壁部と、
水平方向において前記所定方向に対して交差する方向に延在するとともに、上下方向に延在し、前記表側桟、及び、前記裏側桟と連結される接続壁とを備え、
前記複数の柱部のうち少なくとも1つの柱部に関し、前記接続壁として、前記パレットの高さ方向における中間位置において貫通孔が設けられた対象接続壁を備えていることを特徴とするパレット。
【請求項2】
前記表側桟は、上面が前記載置面の一部を構成する表側水平板状部と、前記表側水平板状部の両側縁部からそれぞれ下方に突出する表側側縁部とを備え、
前記裏側桟は、下面が前記接地面の一部を構成する裏側水平板状部と、前記裏側水平板状部の両側縁部からそれぞれ上方に突出する裏側側縁部とを備え、
前記貫通孔は、前記所定方向に対して水平に直交する方向において、所定の前記表側桟の前記一対の表側側縁部の外側面の間の範囲、又は、所定の前記裏側桟の前記一対の裏側側縁部の外側面の間の範囲に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のパレット。
【請求項3】
複数の前記表側桟の間、及び、複数の前記裏側桟の間のうち少なくとも一方を含む範囲において、前記対象接続壁から前記表側桟及び前記裏側桟が連結されている側とは反対側に突出し、水平方向に延在する水平面部が設けられ、
前記水平面部は、前記載置面又は前記接地面の一部を構成し、
前記所定方向に対して水平に直交する方向において、前記水平面部が設けられた前記表側桟の間、及び、前記裏側桟の間のうち少なくとも一方を含む範囲に前記貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のパレット。
【請求項4】
前記対象接続壁のうち、前記貫通孔から前記水平面部が設けられている前記載置面又は前記接地面までの範囲にかけて、前記表側桟及び前記裏側桟が連結されている側の面において凹部が設けられ、
前記対象接続壁のうち前記凹部が設けられた部位の反対面側には凸部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のパレット。
【請求項5】
前記柱部は、前記外周壁部の内側において前記柱部の内側の空間を区画するようにして内壁部を備え、
前記内壁部により前記対象接続壁が構成され、
前記上デッキ部、及び、前記下デッキ部には、前記外周壁部を介して前記表側桟、及び、前記裏側桟と連続して延在する連結桟が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のパレット。
【請求項6】
前記上デッキ部、及び、前記下デッキ部には、前記外周壁部を介して前記対象接続壁と連続して延在する連結リブが設けられていることを特徴とする請求項5に記載のパレット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品の運搬等に使用されるパレットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、物品の運搬等に使用されるパレットは、複数の柱部と、当該複数の柱部の上端部間、及び、下端部間を連結する上デッキ部、及び、下デッキ部とを備え、柱部間においてフォークリフト等のフォークを挿入可能なフォーク挿入部を有している。また、パレットの全体を一体的に形成するべく、柱部に対応して、パレットの上面(載置面)の一部を構成する部位である表側桟と、パレットの下面(接地面)の一部を構成する部位である裏側桟とを、互いに上下方向において重ならないように、水平方向に位置をずらして形成するといった技術がある(例えば、特許文献1等参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実公平4-30096号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、柱部において、表側桟と、裏側桟との間を連結するようにして壁部を設けることにより、柱部、ひいては、パレットの強度が高められる一方で、パレット自体の重量が増えてしまうことが懸念される。
【0005】
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、強度の低下を抑制しつつ軽量化を図ることのできるパレットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
【0007】
手段1.複数の柱部と、前記複数の柱部の上端部間を連結する上デッキ部と、前記複数の柱部の下端部間を連結する下デッキ部とを備え、前記複数の柱部の間にフォークを備える運搬手段のフォークを挿入可能とするフォーク挿入部が形成され、平面視略矩形状をなす樹脂製のパレットにおいて、
物品を載置可能な載置面の一部を構成し、水平方向において所定方向に延在する表側桟と、
前記パレットを設置面に設置した場合に接地する接地面の一部を構成し、前記表側桟と同じ前記所定方向に延在する裏側桟とを備え、
前記表側桟と前記裏側桟とが、互いに上下方向において重ならないように、水平方向に位置をずらして形成され、
前記柱部は、
当該柱部の外周面を構成する外周壁部と、
水平方向において前記所定方向に対して交差する方向に延在するとともに、上下方向に延在し、前記表側桟、及び、前記裏側桟と連結される接続壁とを備え、
前記複数の柱部のうち少なくとも1つの柱部に関し、前記接続壁として、前記パレットの高さ方向における中間位置において貫通孔が設けられた対象接続壁を備えていることを特徴とするパレット。
【0008】
手段1によれば、表側桟及び裏側桟と、水平方向において表側桟及び裏側桟の延在方向に対して交差する方向に延在し、表側桟及び裏側桟と連結される(表側桟と裏側桟との間を連結する)接続壁とを設けることにより、柱部の強度を高めることができる。さらに、対象接続壁においてパレットの高さ方向における中間位置に(表側桟及び裏側桟との連結部位を避けて)貫通孔を設けることにより、接続壁を設けることによる柱部(特に、表側桟及び裏側桟)の強度向上の作用効果を確保しつつ、パレットの軽量化を図ることができる。
【0009】
手段2.前記表側桟は、上面が前記載置面の一部を構成する表側水平板状部と、前記表側水平板状部の両側縁部からそれぞれ下方に突出する表側側縁部とを備え、
前記裏側桟は、下面が前記接地面の一部を構成する裏側水平板状部と、前記裏側水平板状部の両側縁部からそれぞれ上方に突出する裏側側縁部とを備え、
前記貫通孔は、前記所定方向に対して水平に直交する方向において、所定の前記表側桟の前記一対の表側側縁部の外側面の間の範囲、又は、所定の前記裏側桟の前記一対の裏側側縁部の外側面の間の範囲に設けられていることを特徴とする手段1に記載のパレット。
【0010】
手段2によれば、前記所定方向に対して水平に直交する方向において貫通孔が表側桟と裏側桟との境界部分を跨がないように構成されている。このため、対象接続壁において、表側桟と裏側桟との間を略鉛直方向に延在して連結する部位を確保することができ、柱部、ひいては、パレットの耐荷重をより確実に大きくすることができる。
【0011】
手段3.複数の前記表側桟の間、及び、複数の前記裏側桟の間のうち少なくとも一方を含む範囲において、前記対象接続壁から前記表側桟及び前記裏側桟が連結されている側とは反対側に突出し、水平方向に延在する水平面部が設けられ、
前記水平面部は、前記載置面又は前記接地面の一部を構成し、
前記所定方向に対して水平に直交する方向において、前記水平面部が設けられた前記表側桟の間、及び、前記裏側桟の間のうち少なくとも一方を含む範囲に前記貫通孔が設けられていることを特徴とする手段1又は2に記載のパレット。
【0012】
手段3によれば、水平面部を設けることにより、対象接続壁のうち、複数の表側桟の間、又は、複数の裏側桟の間(表側桟及び裏側桟と直接連結されていない部位)であって、貫通孔が設けられた部位の強度を高めることができる。従って、強度が低くなり易い部位の強度を効果的に高めることができ、載置面、又は、接地面の強度の向上を図ることができる。
【0013】
手段4.前記対象接続壁のうち、前記貫通孔から前記水平面部が設けられている前記載置面又は前記接地面までの範囲にかけて、前記表側桟及び前記裏側桟が連結されている側の面において凹部が設けられ、
前記対象接続壁のうち前記凹部が設けられた部位の反対面側には凸部が設けられていることを特徴とする手段3に記載のパレット。
【0014】
手段4によれば、凹部が設けられていることにより、貫通孔の内周縁部がアンダーカット形状となることを回避することができ、金型構造の複雑化、及び、高コスト化を抑制することができる。また、対象接続壁のうち凹部が設けられた部位には凸部が設けられていることから、当該部位の強度低下を防止することができる。
【0015】
手段5.前記柱部は、前記外周壁部の内側において前記柱部の内側の空間を区画するようにして内壁部を備え、
前記内壁部により前記対象接続壁が構成され、
前記上デッキ部、及び、前記下デッキ部には、前記外周壁部を介して前記表側桟、及び、前記裏側桟と連続して延在する連結桟が設けられていることを特徴とする手段1又は2に記載のパレット。
【0016】
手段5によれば、対象接続壁が内壁部により構成されるため、例えば、外周壁部を対象接続壁として貫通孔を設ける場合に比べ、柱部の強度低下が抑制される上、フォークが貫通孔に引っ掛かる等のフォークとの干渉を回避することができる。また、連結桟が設けられることにより、上デッキ部、及び、下デッキ部と、柱部とがより一層協働して応力を受けられるようになり、軽量化を図りつつ効果的に強度の向上を図ることができる。
【0017】
手段6.前記上デッキ部、及び、前記下デッキ部には、前記外周壁部を介して前記対象接続壁と連続して延在する連結リブが設けられていることを特徴とする手段5に記載のパレット。
【0018】
手段6によれば、上デッキ部、及び、下デッキ部と、柱部とがより一層協働して応力を受けられるようになり、軽量化を図りつつ効果的に強度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】パレットの上面側を示す斜視図である。
図2】パレットの下面側を示す斜視図である。
図3】パレットの部分拡大平面図である。
図4】パレットの部分拡大下面図である。
図5】パレットの一部断面を含む部分拡大斜視図である。
図6】第1中間柱部の周辺部をパレットの上面側から視認した場合の一部断面を含む部分拡大斜視図である。
図7】第1中間柱部の周辺部をパレットの下面側から視認した場合の一部断面を含む部分拡大斜視図である。
図8】第1中間柱部等を示す部分拡大断面図(図6のA-A線断面図)である。
図9】第1中間柱部等をパレットの上面側から視認した場合の一部断面を含む部分拡大斜視図である。
図10】第1中間柱部等をパレットの下面側から視認した場合の一部断面を含む部分拡大斜視図である。
図11】第1中間柱部等をパレットの上面側から視認した場合の一部断面を含む部分拡大斜視図である。
図12】第1中間柱部等をパレットの上面側から視認した場合の一部断面(図11のB-B線断面等)を含む部分拡大斜視図である。
図13】第1中間柱部の周辺部をパレットの上面側から視認した場合の一部断面を含む部分拡大斜視図である。
図14】第1中間柱部の周辺部をパレットの下面側から視認した場合の一部断面を含む部分拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1図2に示すように、パレット1は、平面視略矩形状をなしている。また、パレット1は、パレット1の4隅に設けられる4本の隅柱部2と、パレット1の各側辺部に沿って並ぶ一対の隅柱部2の中間部位に設けられる中間柱部3と、パレット1の中央部に設けられる中央柱部4と、隅柱部2、中間柱部3、及び、中央柱部4の上端部間を連結する上デッキ部5と、隅柱部2、中間柱部3、及び、中央柱部4の下端部間を連結する下デッキ部6とを備えている。各柱部2、3、4の間には、運搬手段としてのフォークリフトやハンドリフト等のフォークを挿入可能なフォーク挿入部7が形成されている。本実施形態のパレット1は、パレット1の外周面を構成する4つの側面からフォークを挿入可能な4方差しタイプのパレットとなっている。また、パレット1は、ポリプロピレンによってその全体が一体的に形成(一体成形)されている。さらに、本実施形態では、隅柱部2、中間柱部3、中央柱部4、及び、上デッキ部5の上面によって物品を載置可能な「載置面8(図1等参照)」が構成され、隅柱部2、中間柱部3、中央柱部4、及び、下デッキ部6の下面によって、パレット1が設置される床面等の設置面に接地する「接地面9(図2等参照)」が構成されている。加えて、図2に示すように、下デッキ部6には、フォーク挿入部7が交差する部位に対応して、フォーク挿入部7を下方に開口させ、ハンドリフトのキャスターを接地可能とする下開口部10が設けられている。尚、上デッキ部5、及び、下デッキ部6は、基本的には、上下に貫通する複数の開口部を具備するようにして格子状に構成されている。
【0021】
また、図1図4等に示すように、隅柱部2、中間柱部3、及び、中央柱部4は、それぞれの外周面を構成する上下方向に延びる略四角筒状の外周壁部11と、載置面8の一部を構成し、水平方向において所定方向に延在する表側桟12(図1図3参照)と、接地面9の一部を構成し、表側桟12と同じ前記所定方向に延在する裏側桟13(図2図4参照)とを備えている。図9等に示すように、表側桟12は、上面が載置面8の一部を構成する表側水平板状部12aと、表側水平板状部12aの両側縁部からそれぞれ下方に突出する表側側縁部12bとを備えている。図10等に示すように、裏側桟13は、下面が接地面9の一部を構成する裏側水平板状部13aと、裏側水平板状部13aの両側縁部からそれぞれ上方に突出する裏側側縁部13bとを備えている。本実施形態では、上記のように、柱部2、3、4を含め、パレット1の全体を一体的に形成するべく、図8等に示すように、表側桟12と裏側桟13とが、互いに上下方向において重ならないように、水平方向に位置をずらして形成されている。さらに、上型及び下型により成形される柱部2、3、4の内側の各部位は、それぞれの型抜き方向に向けて若干広がるようにして鉛直方向に対して若干(例えば、1度程度)傾斜している。例えば、各表側桟12の一対の表側側縁部12bは、下方に向けて互いに離間する側に傾斜し、各裏側桟13の一対の裏側側縁部13bは、上方に向けて互いに離間する側に傾斜している。
【0022】
また、図1図2等に示すように、柱部2、3、4は、外周壁部11の内側において柱部2、3、4の内側の空間を区画するようにして、柱部2、3、4の上端部から下端部にかけて連続する(つまり、上縁部及び下縁部が載置面8及び接地面9の一部を構成する)内壁部14を備えている。図5図9図13等に示すように、中間柱部3の内壁部14に関しては、パレット1の(載置面8の)側辺部のうち当該中間柱部3が一部を構成している側辺部の延在方向に沿って(平板状に)延在し、両端部がそれぞれ外周壁部11に連結されている。さらに、図1等に示すように、隅柱部2の内壁部14に関しては、パレット1の中央部側に凹となるようにして水平断面L字状に延在し、両端部がそれぞれ外周壁部11に連結されている。加えて、図1図2に示すように、中央柱部4の外周壁部11は、各中間柱部3と対向するメイン壁部11aと、外周壁部11の各コーナー部に対応してメイン壁部11aの側縁部間を連結し、各隅柱部2側を向くコーナー壁部11bとを備えている。中央柱部4の内壁部14に関しては、外周壁部11から離間するとともに、外周壁部11の各壁部11a、11bとそれぞれ平行する面を具備するようにして水平断面8角形をなす中央内壁部14aと、中央内壁部14aのうちコーナー壁部11bに対向する各部位の横幅方向中央部と、コーナー壁部11bの両側縁部との間を連結する水平断面略Y字状をなす連結内壁部14bとを備えている。尚、表側水平板状部12a、及び、裏側水平板状部13aには、表側側縁部12bとの境界部位、裏側側縁部13bとの境界部位、外周壁部11との連接部位、及び、内壁部14との連接部位から離間する位置において上下に貫通する孔部が設けられている。
【0023】
さて、図1図2等に示すように、本実施形態では、4つの中間柱部3のうち、中央柱部4を挟んで相対配置される一対の中間柱部3(以下、「第1中間柱部3a」と称する)に関し、表側桟12、及び、裏側桟13は、パレット1の(載置面8)の側辺部のうち当該第1中間柱部3aにより一部が構成されている側辺部に対して水平に直交する方向(以下、「特定方向」と称する)に延在している。さらに、図5図7図13図14に示すように、第1中間柱部3aの表側桟12、及び、裏側桟13のうち、パレット1の内周側の端部は、それぞれ外周壁部11に連結され、パレット1の外周側の端部は、それぞれ内壁部14に連結されている。以下、第1中間柱部3aの内壁部14を「対象接続壁21」とも称する。尚、図9図14に示すように、対象接続壁21は、前記特定方向に対して水平に直交する方向に延在するとともに、第1中間柱部3aの上端部(載置面8)から下端部(接地面9)にかけて略鉛直方向に延在している。さらに、本実施形態では、第1中間柱部3aに関し、外周壁部11のうち中央柱部4と対向する部位、及び、内壁部14により、第1中間柱部3aの「接続壁」が構成され、そのうち内壁部14が「対象接続壁」に相当する。
【0024】
また、図8図9等に示すように、第1中間柱部3aの対象接続壁21には、パレット1の高さ方向における中間位置において(対象接続壁21の上縁部から下方に離間するとともに、対象接続壁21の下縁部から上方に離間するようにして)貫通孔22が設けられている。より具体的に、図6図8に示すように、第1中間柱部3aには、互いに距離を隔てて3列の表側桟12が設けられ、前記特定方向に対して水平に直交する方向において、表側桟12の間となる範囲にそれぞれ裏側桟13が設けられている。尚、3列の表側桟12のうち両側方の表側桟12は、表側水平板状部12aの一方の側縁部が第1中間柱部3aの外周壁部11に連接しており、外周壁部11が当該表側桟12の一方の表側側縁部12bを兼ねるような構成となっている。また、図8に示すように、貫通孔22は、前記特定方向に対して水平に直交する方向において、各裏側桟13の一対の裏側側縁部13bの外側面の間(特に、本実施形態では、一対の裏側側縁部13bの内側面の間)の範囲に設けられている。加えて、各貫通孔22の横幅は、裏側桟13の一対の裏側側縁部13bの外側面の間の距離の半分の長さよりも広く構成され、各貫通孔22の上下幅は、対象接続壁21の上下幅の半分の長さよりも広く構成されている。
【0025】
さらに、図6図11図12等に示すように、3列の表側桟12の間を含む範囲において、対象接続壁21の上縁部から表側桟12及び裏側桟13が連結されている側とは反対側に突出し、水平方向に延在する水平面部23が設けられている。水平面部23は、載置面8の一部を構成している。本実施形態では、第1中間柱部3aに関し、前記特定方向に対して水平に直交する方向において、表側桟12の間となる範囲に裏側桟13が設けられ、各裏側桟13の一対の裏側側縁部13bの間となる範囲に貫通孔22が設けられることから、換言すれば、前記特定方向に対して水平に直交する方向において、各水平面部23が設けられた表側桟12の間の範囲に貫通孔22が設けられていることとなる。
【0026】
加えて、図5図9図13等に示すように、対象接続壁21は、貫通孔22から水平面部23が設けられている載置面8までの範囲にかけて、表側桟12及び裏側桟13が連結されている側とは反対側に対象接続壁21の(一般部の)厚み程度で膨出した形状とされている。これにより、対象接続壁21のうち、貫通孔22から載置面8までの範囲にかけて、表側桟12及び裏側桟13が連結されている側の面において凹部24が設けられている。さらに、図11図13に示すように、対象接続壁21のうち凹部24が設けられた部位の反対面側には凸部25が設けられている。
【0027】
また、図5図7等に示すように、上デッキ部5、及び、下デッキ部6のうち、第1中間柱部3aと、中央柱部4との間を連結する部位には、外周壁部11を介して表側桟12、及び、裏側桟13のそれぞれと連続して延在する連結桟26が設けられている。図5に示すように、当該連結桟26は、上面又は下面が載置面8又は接地面9の一部を構成し、外周壁部11を介して、表側水平板状部12a、及び、裏側水平板状部13aと連続するようにして延在する連結水平板状部26aと、外周壁部11を介して、表側側縁部12b、及び、裏側側縁部13bと連続するようにして延在する連結側縁部26bとを備えている。尚、連結水平板状部26aには、連結側縁部26bとの境界部位、及び、外周壁部11との連接部位から離間する位置において上下に貫通する孔部が設けられている。また、連結側縁部26bの上下幅は、表側側縁部12b及び裏側側縁部13bの上下幅よりも長く構成されている。さらに、図5図10図13図14等に示すように、上デッキ部5、及び、下デッキ部6のうち、第1中間柱部3aと、隅柱部2との間を連結する部位には、外周壁部11を介して対象接続壁21(内壁部14)と連続して延在する連結リブ27が設けられている。
【0028】
尚、図2図4に示すように、中央柱部4に関し、裏側桟13は、中央柱部4の外周壁部11の各メイン壁部11aと、中央内壁部14aのうちコーナー壁部11bに対向する各部位との間を、前記メイン壁部11aの横幅方向に対して水平に直交する方向に延在するようにして連結している。また、中央柱部4の裏側桟13は、当該裏側桟13同士が下面視略L字状となるように直角に交わるようにして連結され、裏側桟13のうち一方の裏側側縁部13bを連結内壁部14bが兼ねる構成となっている。さらに、中央内壁部14aのうちコーナー壁部11bに対向する各部位(中央柱部4の内壁部14のうち裏側桟13と連結された部位の上方位置)には、裏側桟13の延在方向に対して水平に直交する方向において、当該裏側桟13の一対の裏側側縁部13bの内側面間の範囲、かつ、パレット1の高さ方向の中間位置において貫通孔22が設けられている。加えて、図1に示すように、中央柱部4には、少なくとも表側桟12の間を含む範囲(本実施形態では、中央内壁部14aの上縁部の全周)において、中央内壁部14aの上縁部から表側桟12及び裏側桟13が連結されている側とは反対側(中央内壁部14aの内周側)に突出し、水平方向に延在する水平面部23が設けられている。尚、図1図3に示すように、中央柱部4の表側桟12は、外周壁部11の各メイン壁部11aの横幅方向中央部と、中央内壁部14aのうちメイン壁部11aと平行するようにして対向する部位との間をそれぞれ連結するようにして設けられている。このため、中央柱部4における貫通孔22と表側桟12との相対的な位置関係としては、中央柱部4の所定の表側桟12の延在方向に対して水平に直交する方向において、前記所定の表側桟12と、当該所定の表側桟12に対し、中央柱部4の外周壁部11(中央内壁部14a)の周方向において隣り合う表側桟12との間の範囲に貫通孔22が設けられていることとなる。さらに、中央内壁部14aには、貫通孔22から水平面部23が設けられている載置面8までの範囲にかけて、表側桟12及び裏側桟13が連結されている側の面に凹部24が設けられている。また、図4に示すように、中央内壁部14aのうち凹部24が設けられた部位の反対面側には凸部25が設けられている。尚、本実施形態では、中央柱部4に関し、外周壁部11、及び、内壁部14(中央内壁部14a及び連結内壁部14b)により、中央柱部4における「接続壁」が構成され、そのうち、内壁部14が「対象接続壁」に相当する。
【0029】
また、図1図2に示すように、上デッキ部5、及び、下デッキ部6のうち、中央柱部4と、第1中間柱部3aとの間を連結する部位、中央柱部4と、第1中間柱部3a以外の中間柱部3との間を連結する部位には、中央柱部4の外周壁部11を介して中央柱部4の表側桟12、及び、裏側桟13とそれぞれ連続して延在する連結桟31と、中央柱部4の外周壁部11を介して内壁部14(連結内壁部14b)と連続して延在する連結リブ32とが設けられている。
【0030】
尚、第1中間柱部3a以外の中間柱部3に関しては、外周壁部11を構成する壁部により「接続壁」が構成され、隅柱部2に関しては、外周壁部11のうち第1中間柱部3aと対向する壁部、及び、水平断面略L字状の内壁部14により「接続壁」が構成されているが、本実施形態では、これらの接続壁には、貫通孔は形成されていない。
【0031】
以上詳述したように、本実施形態によれば、第1中間柱部3aにおいて、表側桟12及び裏側桟13と、水平方向において表側桟12及び裏側桟13の延在方向である特定方向に対して直交する方向に延在し、表側桟12及び裏側桟13と連結される(表側桟12と裏側桟13との間を連結する)対象接続壁21とを設けることにより、第1中間柱部3aの強度を高めることができる。さらに、対象接続壁21においてパレット1の高さ方向における中間位置に(表側桟12及び裏側桟13との連結部位を避けて)貫通孔22を設けることにより、対象接続壁21を設けることによる第1中間柱部3a(特に、表側桟12及び裏側桟13)の強度向上の作用効果を確保しつつ、パレット1の軽量化を図ることができる。
【0032】
尚、中央柱部4に関しても、表側桟12及び裏側桟13と、水平方向において表側桟12及び裏側桟13の延在方向に対して直交、又は、斜めに交差する方向に延在し、表側桟12及び裏側桟13と連結される内壁部14(中央内壁部14a及び連結内壁部14b)とを設けることにより、中央柱部4の強度を高めることができる。さらに、中央内壁部14aにおいてパレット1の高さ方向における中間位置に貫通孔22を設けることにより、内壁部14を設けることによる中央柱部4の強度向上の作用効果を確保しつつ、パレット1の軽量化を図ることができる。
【0033】
また、第1中間柱部3aに関し、貫通孔22は、特定方向に対して水平に直交する方向において、各裏側桟13の一対の裏側側縁部13bの間の範囲に設けられている。つまり、特定方向に対して水平に直交する方向において貫通孔22が表側桟12と裏側桟13との境界部分を跨がないように構成されている。このため、対象接続壁21において、表側桟12と裏側桟13との間を略鉛直方向に延在して連結する部位を確保することができ、第1中間柱部3a、ひいては、パレット1の耐荷重をより確実に大きくすることができる。
【0034】
尚、中央柱部4に関しても、貫通孔22は、所定の表側桟12及び所定の裏側桟13の延在方向に対して水平に直交する方向において、前記所定の表側桟12と所定の裏側桟13との境界部分を跨がないように構成されている。これにより、内壁部14(中央内壁部14a)において、表側桟12と裏側桟13との間を略鉛直方向に延在して連結する部位を確保することができ、中央柱部4の耐荷重をより確実に大きくすることができる。
【0035】
さらに、第1中間柱部3aに関し、表側桟12の間を含む範囲において、対象接続壁21の上縁部から表側桟12及び裏側桟13が連結されている側とは反対側に突出し、水平方向に延在する水平面部23が設けられ、水平面部23は、載置面8の一部を構成している。また、貫通孔22は、特定方向に対して水平に直交する方向において、水平面部23が設けられた表側桟12の間の範囲に設けられていることとなる。このように水平面部23を設けることにより、対象接続壁21のうち、複数の表側桟12の間(表側桟12及び裏側桟13と直接連結されていない部位)であって、貫通孔22が設けられた部位の強度を高めることができる。従って、強度が低くなり易い部位の強度を効果的に高めることができ、載置面8の強度の向上を図ることができる。
【0036】
加えて、対象接続壁21のうち、貫通孔22から水平面部23が設けられている載置面8までの範囲にかけて、表側桟12及び裏側桟13が連結されている側の面において凹部24が設けられ、対象接続壁21のうち凹部24が設けられた部位の反対面側には凸部25が設けられている。凹部24が設けられていることにより、貫通孔22の内周縁部がアンダーカット形状となることを回避することができ、金型構造の複雑化、及び、高コスト化を抑制することができる。また、対象接続壁21のうち凹部24が設けられた部位には凸部25が設けられていることから、当該部位の強度低下を防止することができる。
【0037】
また、対象接続壁21が内壁部14により構成されるため、例えば、外周壁部11を対象接続壁として貫通孔を設ける場合に比べ、第1中間柱部3a(及び、中央柱部4)の強度低下が抑制される上、フォークが貫通孔に引っ掛かる等のフォークとの干渉を回避することができる。さらに、上デッキ部5、及び、下デッキ部6には、第1中間柱部3a(及び、中央柱部4)の外周壁部11を介して表側桟12、及び、裏側桟13と連続して延在する連結桟26(連結桟31)が設けられている。これにより、上デッキ部5、及び、下デッキ部6と、第1中間柱部3a(及び、中央柱部4)とがより一層協働して応力を受けられるようになり、軽量化を図りつつ、効果的に強度の向上を図る(特に、上デッキ部5及び下デッキ部6と、第1中間柱部3a及び中央柱部4との連接部位の変形等を抑止する)ことができる。
【0038】
加えて、上デッキ部5、及び、下デッキ部6には、第1中間柱部3a(及び、中央柱部4)の外周壁部11を介して対象接続壁21(連結内壁部14b)と連続して延在する連結リブ27(連結リブ32)が設けられている。これにより、上デッキ部5、及び、下デッキ部6と、第1中間柱部3a(及び、中央柱部4)とがより一層協働して応力を受けられるようになり、軽量化を図りつつ効果的に強度の向上を図ることができる。
【0039】
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
【0040】
(a)上記実施形態では、隅柱部2、中間柱部3、及び、中央柱部4のうち、第1中間柱部3a、及び、中央柱部4において、表側桟12及び裏側桟13の延在方向に対して水平に交差する方向に延在するとともに表側桟12及び裏側桟13と連結され、貫通孔22が設けられた対象接続壁(第1中間柱部3aでは対象接続壁21、中央柱部4では中央内壁部14a及び連結内壁部14b)を備える構成とされているが、少なくとも1つの柱部2、3、4において対象接続壁が設けられていればよく、例えば、中央柱部4だけ、或いは、第1中間柱部3aだけに適用してもよいし、全ての柱部2、3、4に適用してもよい。また、上記実施形態では、外周壁部11の内側に設けられる内壁部14が対象接続壁として構成されているが、当該構成に代えて、又は、加えて、外周壁部11のうち、表側桟12、及び、裏側桟13の延在方向に対して水平に交差する方向に延在して、当該表側桟12、及び、裏側桟13と連結される部位を「対象接続壁」として構成し、当該対象接続壁に貫通孔を設けることとしてもよい。但し、柱部2、3、4の強度の確保、及び、フォークとの干渉抑制の点を鑑みると、対象接続壁は、外周壁部11ではなく、内壁部14により構成されることが望ましい。
【0041】
尚、表側桟12及び裏側桟13としては、少なくとも一方の端部が外周壁部11と連結されるとともに、断面略コ字状、又は、自身の延在方向に沿って外周壁部11と連接して断面略L字状をなすこととしてもよい。また、対象接続壁(対象接続壁21)を構成する内壁部14としては、(両方の)側縁部が外周壁部11と連結され、上下方向における少なくとも一部は、当該内壁部14の一側縁部から他側縁部にかけて連続して延在し、水平方向における少なくとも一部は、当該内壁部14の上縁部から下縁部にかけて連続して延在することとしてもよい。
【0042】
(b)上記実施形態において、表側桟12及び裏側桟13の配置、延在方向、及び、数等は特に限定されるものではなく、適宜変更可能である。例えば、隅柱部2において、パレット1の載置面8の側辺部に対して傾斜する方向に(パレット1のコーナー部から中央柱部4に向けて)延在するようにして表側桟12及び裏側桟13を設けることとしてもよい。さらに、上記実施形態では、第1中間柱部3aにおいて、表側桟12及び裏側桟13の延在方向(特定方向)に対して水平に直交する方向において、対象接続壁21のうち、各裏側桟13の一対の裏側側縁部13bの間(裏側水平板状部13aの両側縁部間としてもよい)の範囲(互いに隣り合う表側桟12同士の間の範囲)に貫通孔22が設けられているが、各表側桟12の一対の表側側縁部12bの間(表側水平板状部12aの両側縁部間としてもよい)の範囲(互いに隣り合う裏側桟13同士の間の範囲)に貫通孔22を設けるように構成してもよい。当該構成を採用する場合、水平面部は、裏側桟13の間を含む範囲において、対象接続壁21の下縁部から表側桟12及び裏側桟13が連結されている側とは反対側に突出し、貫通孔から対象接続壁21の下縁部(接地面9)までの範囲にかけて表側桟12及び裏側桟13が連結されている側の面に凹部(その反対面側に凸部)が設けられることとしてもよい。尚、表側桟12及び裏側桟13の配置等によっては、特定方向に対して水平に直交する方向において、対象接続壁21のうち、裏側桟13の一対の裏側側縁部13bの間の範囲と、表側桟12の一対の表側側縁部12bの間の範囲とにそれぞれ貫通孔22を設けることも可能である。
【0043】
また、上記実施形態では、「表側桟」及び「裏側桟」が、柱部2、3、4の表側桟12及び裏側桟13により構成されているが、上デッキ部5及び下デッキ部6の連結桟26(連結桟31)を「表側桟」及び「裏側桟」とすることとしてもよい。当該構成を採用する場合には、柱部2、3、4の外周壁部11のうち連結桟26(連結桟31)と連結される部位(フォーク挿入部7の側面の一部を画定する部位、別の柱部2、3、4と対向する部位)を「接続壁」とし、当該接続壁のうち貫通孔が形成されたものを「対象接続壁」とし、表側桟12及び裏側桟13を「連結桟」とすることとしてもよい。
【0044】
加えて、上記実施形態において、水平面部23を省略したり、凸部25を省略したり、凹部24を省略したりすることも可能である。尚、凹部24を省略する代わりに、対象接続壁21を傾斜させることも考えられるが、耐荷重を確保するべく、対象接続壁21は略鉛直方向に延在させることが望ましい。尚、実施例等に記載の「直交」、及び、「水平」等とは、厳密に「直交」、及び、「水平」等であることを特定するものではなく、「略直交」、及び、「略水平」等とも言える構成を含む趣旨であって、「直交」、及び、「水平」等とすることにより奏される機能や効果を達成可能な範囲で近似する構成を含むものである。
【0045】
(c)上記実施形態では、パレット1はポリプロピレンにより構成されているが、ポリエチレン、PET、ポリアミド等その他の(合成)樹脂材料により構成されることとしてもよい。さらに、上記実施形態では、パレット1の外周面を構成する4つの側面からフォークを挿入可能な4方差しタイプのパレットとなっているが、2つの側面からフォークを挿入可能な2方差しタイプのパレットに適応することも可能である。加えて、例えば、下デッキ部6が省略されたパレットに具体化することも可能である。
【符号の説明】
【0046】
1…パレット、2…隅柱部、3…中間柱部、3a…第1中間柱部、4…中央柱部、5…上デッキ部、6…下デッキ部、7…フォーク挿入部、8…載置面、9…接地面、11…外周壁部、12…表側桟、12a…表側水平板状部、12b…表側側縁部、13…裏側桟、13a…裏側水平板状部、13b…裏側側縁部、14…内壁部、21…対象接続壁、22…貫通孔、23…水平面部、24…凹部、25…凸部、26…連結桟、27…連結リブ、31…連結桟、32…連結リブ。
図1
図2
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