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特開2024-147205プローブおよび電気的接続装置の製造方法
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  • 特開-プローブおよび電気的接続装置の製造方法 図1
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  • 特開-プローブおよび電気的接続装置の製造方法 図8
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024147205
(43)【公開日】2024-10-16
(54)【発明の名称】プローブおよび電気的接続装置の製造方法
(51)【国際特許分類】
   G01R 1/067 20060101AFI20241008BHJP
   G01R 31/26 20200101ALI20241008BHJP
   H01L 21/66 20060101ALI20241008BHJP
【FI】
G01R1/067 C
G01R31/26 J
H01L21/66 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023060072
(22)【出願日】2023-04-03
(71)【出願人】
【識別番号】000153018
【氏名又は名称】株式会社日本マイクロニクス
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100070024
【弁理士】
【氏名又は名称】松永 宣行
(72)【発明者】
【氏名】竹谷 敏永
(72)【発明者】
【氏名】岸 康貴
【テーマコード(参考)】
2G003
2G011
4M106
【Fターム(参考)】
2G003AG03
2G003AG12
2G011AA02
2G011AA15
2G011AB01
2G011AB07
2G011AB08
2G011AC14
4M106AA01
4M106BA01
4M106BA14
4M106DD09
4M106DD13
(57)【要約】
【課題】検査対象物に接触させる接触部の位置を揃えて回路基板に取り付けることができるプローブを提供する。
【解決手段】プローブは、自由端の先端の接触部が第1方向に突出するカンチレバー構造のアーム部と、アーム部と接続する支持部と、支持部と接続する接合部と、テンション発生部を備える。テンション発生部は、支持部に接続する第1端部、および、第1方向について第1端部よりも接触部に近い位置にあって支持部から離隔した第2端部を含む。テンション発生部は、第1方向に沿って第2端部の位置が変化するように弾性的に変形自在である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
検査対象物の検査に使用するプローブであって、
固定端と自由端を有し、前記自由端の先端の接触部が第1方向に突出するカンチレバー構造のアーム部と、
前記固定端で前記アーム部と接続する支持部と、
前記支持部が前記固定端と接続する領域から離隔した領域で前記支持部と接続する接合部と、
前記支持部に接続する第1端部、および、前記第1方向について前記第1端部よりも前記接触部に近い位置にあって前記支持部から離隔した第2端部を含み、前記第1方向に沿って前記第2端部の位置が変化するように弾性的に変形自在なテンション発生部と
を備えるプローブ。
【請求項2】
前記テンション発生部が、前記第1方向に膨らむ円弧状である、請求項1に記載のプローブ。
【請求項3】
前記テンション発生部の前記第2端部が平面状である、請求項1に記載のプローブ。
【請求項4】
前記テンション発生部の前記第2端部が球形状である、請求項1に記載のプローブ。
【請求項5】
ガイド板を貫通する貫通孔に挿入された状態において前記接合部が前記ガイド板から露出する形状を有し、
前記貫通孔が形成された前記ガイド板の主面に前記第2端部が接触し、前記テンション発生部から前記主面に押圧が加わるように、前記テンション発生部の形状が設定されている、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプローブ。
【請求項6】
検査対象物の検査に使用される電気的接続装置の製造方法であって、
請求項1に記載のプローブを準備し、
第1主面から前記第1主面の反対方向を向く第2主面まで貫通する貫通孔が形成されたガイド板を準備し、
前記ガイド板の前記貫通孔にプローブを挿入し、
前記接合部が前記ガイド板の外側に露出し、且つ、前記ガイド板に前記第2端部が接触した状態で、前記ガイド板によって前記プローブを保持し、
前記ガイド板により保持された前記プローブの前記接合部を回路基板に接合する
を備える、電気的接続装置の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検査対象物の検査に使用されるプローブおよび電気的接続装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
集積回路などの検査対象物の検査に、検査対象物に接触させるプローブを有する電気的接続装置が用いられている。電気的接続装置を用いた検査では、プローブの一方の端部を接触部として検査対象物の電極端子に接触させる。プローブの他方の端部は、電気的接続装置の回路基板に配置された配線パターンと電気的に接続される。配線パターンは、テスタなどの検査装置と電気的に接続されている。検査対象物の検査では、プローブを介して検査対象物と検査装置との間で電気信号を送受信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010-197257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電気的接続装置は、プローブがインターポーザ基板などの回路基板に取り付けられた構成である。検査対象物の検査を正確に行うために、検査対象物とそれぞれ接触する複数のプローブの接触部の位置を高精度に揃えて、プローブが回路基板に接合されている必要がある。しかしながら、回路基板に反り又は歪みが生じていると、プローブ同士の接触部の位置にバラツキが生じる。
【0005】
本発明は、検査対象物に接触させる接触部の位置を揃えて回路基板に取り付けることができるプローブを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るプローブは、自由端の先端の接触部が第1方向に突出するカンチレバー構造のアーム部と、アーム部と接続する支持部と、支持部と接続する接合部と、テンション発生部を備える。テンション発生部は、支持部に接続する第1端部、および、第1方向について第1端部よりも接触部に近い位置にあって支持部から離隔した第2端部を含む。テンション発生部は、第1方向に沿って第2端部の位置が変化するように弾性的に変形自在である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、検査対象物に接触させる接触部の位置を揃えて回路基板に取り付けることができるプローブを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係るプローブの構成を示す模式的な正面図である。
図2図2は、実施形態に係るプローブの構成を示す模式的な側面図である。
図3図3は、実施形態に係るプローブをガイド板に格納した状態を示す模式図である。
図4図4は、ガイド板に保持されたプローブを回路基板に接合する方法を説明するためのフローチャートである。
図5図5は、ガイド板に保持されたプローブを回路基板に接合する方法を説明するための模式図である(その1)。
図6図6は、ガイド板に保持されたプローブを回路基板に接合する方法を説明するための模式図である(その2)。
図7図7は、実施形態に係るプローブのテンション発生部の第2端部の形状の例を示す模式図である。
図8図8は、実施形態に係るプローブのテンション発生部の第2端部の形状の他の例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各部の厚みの比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。以下に示す実施形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の実施形態は、構成部品の材質、形状、構造、配置などを下記のものに特定するものでない。
【0010】
図1および図2に示す実施形態に係るプローブ10は、検査対象物の電気的特性の検査に使用される。プローブ10は、固定端101と自由端102を有するカンチレバー構造のアーム部11と、固定端101でアーム部11と接続する支持部12と、固定端101と接続する領域から離隔した領域で支持部12と接続する接合部13を備える。第1方向D1に沿って、接合部13、支持部12、アーム部11がこの順に接続されている。アーム部11の自由端102の先端の接触部113が、第1方向D1に突出する。接触部113は、検査対象物に接触する部分である。
【0011】
上記のように、接合部13から見て接触部113が位置している方向が第1方向D1である。図1に示すように、アーム部11の自由端102から見て固定端101が位置する第1方向D1に垂直な方向を第2方向D2とし、第1方向D1と第2方向D2により定義される平面に垂直な方向を第3方向D3とする。図1において、第1方向D1は紙面の上下方向であり、第2方向D2は紙面の左右方向であり、第3方向D3は紙面の奥行方向である。第3方向D3に沿って見た図面を正面図、第2方向D2に沿って見た図面を側面図とする。
【0012】
プローブ10は、支持部12に接続し、支持部12から第2方向D2に沿って延伸する第1テンション発生部14Aと第2テンション発生部14Bを更に含む。第1テンション発生部14Aは、アーム部11の固定端101から自由端102に向かう方向に延伸する。第2テンション発生部14Bは、アーム部11の自由端102から固定端101に向かう方向に延伸する。以下において、第1テンション発生部14Aと第2テンション発生部14Bのそれぞれを限定しない場合は、テンション発生部14と表記する。
【0013】
テンション発生部14は、本体部140と、本体部140の一方の端部である第1端部141と、本体部140の他方の端部である第2端部142を含む。第1端部141が支持部12に接続し、第2端部142は支持部12から離隔した位置にある自由端である。
【0014】
テンション発生部14の第2端部142は、第1方向D1について第1端部141よりも接触部113に近い位置にある。すなわち、図1に示すように、第1端部141と同一平面レベルであり第1方向D1に垂直な仮想面300を仮定したとき、第2端部142は、仮想面300よりも第1方向D1の側に位置している。例えば、第2端部142は、アーム部11と支持部12との境界と同一平面レベルに位置してもよいし、アーム部11と支持部12との境界よりも接触部113に近く位置してもよい。
【0015】
テンション発生部14の本体部140は、第1方向D1に沿って第2端部142の位置が変化するように弾性的に変形自在な柔軟性を有する。例えば、テンション発生部14は、第1方向D1に沿った長さ(以下、「厚さ」)よりも第3方向D3に沿った長さ(以下、「幅」)が長い板形状であってもよい。検査対象物の電気的特性の検査などに使用されるプローブ10は導電性材料であり、第1方向D1に沿って変形するようにテンション発生部14の厚さが設定されている。テンション発生部14の幅は、支持部12の幅と同程度であってもよい。
【0016】
図1に示すテンション発生部14は、第3方向D3から見て湾曲形状である。すなわち、テンション発生部14は、第1方向D1に膨らむ円弧状であってもよい。或いは、テンション発生部14は、第3方向D3から見て直線状であってもよいし、直線と曲線を組み合わせた形状であってもよい。言い換えると、第1方向D1に沿って弾性的に変形可能であれば、テンション発生部14の形状は任意に選択可能である。
【0017】
アーム部11の構造は、接触部113が第1方向D1に突出していれば、任意に設定可能である。図1に示したプローブ10のアーム部11は、固定端101と自由端102の間で相互に離間して第1方向D1に沿って並列に配列された第1アーム111と第2アーム112を含む。第1アーム111の端部と第2アーム112の端部は、固定端101と自由端102のそれぞれにおいて連結する。第1アーム111は接触部113に近い側に位置し、第2アーム112は接触部113から遠く支持部12に近い側に位置する。
【0018】
プローブ10は、インターポーザ基板などの回路基板に取り付けられて電気的接続装置の一部を構成する。電気的接続装置を用いた検査対象物の検査では、プローブ10の接触部113を検査対象物の電極端子に接触させる。電気的接続装置において、プローブ10の接合部13は、回路基板に配置された配線パターンと電気的に接続されている。回路基板の配線パターンは、テスタなどの検査装置と電気的に接続されている。このため、電気的接続装置を用いた検査では、プローブ10および回路基板を介して検査対象物と検査装置との間で電気信号を送受信することができる。電気信号が伝搬するプローブ10には、金属などの導電性の高い材料が使用される。
【0019】
プローブ10は、図3に示すようにガイド板20に保持された状態で、回路基板に接合される。プローブ10は、第1主面201から第1主面201の反対方向を向く第2主面202までガイド板20を貫通する貫通孔200に挿入された状態で、ガイド板20に保持される。プローブ10は、ガイド板20に保持された状態において接合部13がガイド板20から露出する形状を有する。すなわち、ガイド板20を貫通する貫通孔200の内部にアーム部11が挿入された状態で、ガイド板20の外側に接合部13が露出する。このとき、貫通孔200が形成されたガイド板20の第1主面201にテンション発生部14の第2端部142が接触する。第2端部142が第1主面201に接触した状態で、テンション発生部14から第1主面201に押圧が加わるように、テンション発生部14の形状が設定される。
【0020】
以下に、図4を参照して、プローブ10を回路基板に取り付けて電気的接続装置を製造する製造方法の例を以下に説明する。
【0021】
まず、例えば図3に示すような、貫通孔200を有するガイド板20を準備する。そして、図4のステップS10において、ガイド板20にプローブ10を格納する。すなわち、図3に示したようにプローブ10をガイド板20の貫通孔200に挿入する。プローブ10は、ガイド板20の外側に接合部13が露出し、且つガイド板20にテンション発生部14の第2端部142が接触するように、ガイド板20に保持される。例えば、ガイド板20によりプローブ10が側面から挟持される。プローブ10がガイド板20に保持された状態で、テンション発生部14の第2端部142が第1主面201に当接する。
【0022】
ガイド板20に保持されたプローブ10を回路基板に接合して電気的接続装置を製造する場合には、プローブ10がガイド板20に正常に保持されている必要がある。「正常に保持されている」とは、プローブ10が貫通孔200に所定の位置までまっすぐに挿入されていることをいう。このため、プローブ10をガイド板20に格納した後、図4のステップS20において、ガイド板20にプローブ10が正常に保持されているかを検査する。プローブ10がガイド板20に正常に保持されている場合は、処理はステップS30に進む。一方、プローブ10がガイド板20に正常に保持されていない場合は、処理はステップS25に進み、プローブ10が貫通孔200に所定の位置までまっすぐに挿入されているようにプローブ10の位置および姿勢を修正する。
【0023】
ステップS30において、ガイド板20に保持されたプローブ10が、回路基板に接合される。このとき、第1方向D1に沿ってプローブ10を回路基板30に接近させて、プローブ10の接合部13を回路基板30に接触させる。回路基板30に反り又は歪みが生じている場合は、ガイド板20に保持されたプローブ10の接合部13と回路基板30との距離が、回路基板30におけるプローブ10の位置によって異なる。このため、プローブ10毎にテンション発生部14がガイド板20に加える押力が異なり、例えばテンション発生部14の変形する大きさがプローブ10毎に異なる。
【0024】
プローブ10と回路基板30の接合方法には、任意の方法を選択可能である。例えば、図5に示すように、回路基板30の所定の接合領域に半田などの導電性の接合材31を塗布して、プローブ10の接合部13を回路基板30と接合材31により接合する。プローブ10は、回路基板30の図示を省略する配線パターンと電気的に接続される。接合材31に半田を用いる場合、プローブ10と回路基板30を接合するリフロー半田付けの後、ゆっくりと冷却するエージングにより半田内部の残留応力を解消してもよい。
【0025】
プローブ10を回路基板30に接合した後、図4のステップS40において、図6に示すようにガイド板20をプローブ10から取り外す。
【0026】
その後、ステップS50において、回路基板30にプローブ10が正常に接合されていることを検査する。例えば、カメラ撮影などにより回路基板30の所定の接合領域にプローブ10がまっすぐに接合されているかなどを検査する。回路基板30に接合されたプローブ10に不具合がある場合には、処理はステップS55に進み、プローブ10の接合状態を修正する。その後、処理はステップS50に戻る。
【0027】
ステップS50においてプローブ10と回路基板30の接合に問題がない場合には、処理を終了する。以上により、プローブ10を回路基板30に接合する工程が完了する。
【0028】
複数のプローブ10を回路基板30に接合した電気的接続装置を用いて検査対象物の検査を正確に行うために、プローブ10同士の接触部113の位置が高精度に揃っている必要がある。しかしながら、回路基板30に反りや歪みが生じていると、プローブの接触部113の位置にバラツキが生じるおそれがある。
【0029】
これに対し、プローブ10を回路基板30に接合する場合には、接合部13が回路基板30に接触した状態において、第1方向D1に沿って弾性的に変形自在なテンション発生部14が、ガイド板20の第1主面201に押圧が加わるように接触する。このため、ガイド板20に保持されたプローブ10を第1方向D1に沿って回路基板30に近づけて接合部13を回路基板30に接触させた際に、回路基板30に生じている反り及び歪みはテンション発生部14の変形によって吸収される。その結果、それぞれの接触部113の位置を高精度に揃えて、複数のプローブ10を回路基板30に接合することができる。
【0030】
テンション発生部14の第2端部142の形状は任意に設定可能であるが、例えば第1主面201の表面を滑らかに移動できるように第2端部142の形状を設定してもよい。例えば、図7に示すように、第2端部142が平面状であってもよい。或いは、図8に示すように、第2端部142が球形状であってもよい。
【0031】
以上に説明したように、実施形態に係るプローブ10では、弾性的に変形自在なテンション発生部14がガイド板20に接触する。このため、実施形態に係るプローブ10によれば、回路基板30に反りや歪みが生じている場合にも、接触部113の位置を揃えて複数のプローブ10を回路基板30に取り付けることができる。テンション発生部14の柔軟性は、回路基板30の反りおよび歪みの大きさを吸収できる範囲に設定される。
【0032】
(その他の実施形態)
上記のように本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0033】
例えば、上記では支持部12からテンション発生部14が第2方向D2に延伸する場合を例示的に説明した。しかし、テンション発生部14が第2方向D2と交差する方向に延伸してもよい。隣接する他のプローブ10の位置などに応じて、テンション発生部14の延伸する方向を設定することができる。
【0034】
また、上記ではテンション発生部14が板形状である場合を例示的に説明したが、第1方向D1に沿って弾性的に変形自在な形状であれば、テンション発生部14の形状を任意に選択することができる。例えば、本体部140の延伸方向に沿った断面が円形状であってもよいし、矩形状などの多角形状であってもよい。
【0035】
このように、本発明は上記では記載していない様々な実施形態などを含むことはもちろんである。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
【符号の説明】
【0036】
10…プローブ
11…アーム部
12…支持部
13…接合部
14A…第1テンション発生部
14B…第2テンション発生部
20…ガイド板
30…回路基板
31…接合材
101…固定端
102…自由端
113…接触部
200…貫通孔
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8