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特開2024-147394プログラム作成支援システム、プログラム作成支援方法及び作成支援用プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024147394
(43)【公開日】2024-10-16
(54)【発明の名称】プログラム作成支援システム、プログラム作成支援方法及び作成支援用プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 8/30 20180101AFI20241008BHJP
【FI】
G06F8/30
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023060367
(22)【出願日】2023-04-03
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002527
【氏名又は名称】弁理士法人北斗特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】本間 直樹
【テーマコード(参考)】
5B376
【Fターム(参考)】
5B376BC08
5B376BC14
5B376BC43
(57)【要約】
【課題】プログラムを作成する際の作業性を向上させる。
【解決手段】プログラム作成支援システム1は、記憶部12と、入力部13と、検索部111と、出力部112と、を備える。記憶部12は、複数のプログラムの各々と、複数のプログラムのうち対応するプログラムの関連情報と、を対応付けて記憶している。入力部13は、関連情報を検索するためのキーワードを含む入力情報の入力を受け付ける。検索部111は、入力部13が受け付けた入力情報に基づいて関連情報を検索する。出力部112は、複数のプログラムのうち検索部111が検索した関連情報に対応するプログラムを出力する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のプログラムの各々と、前記複数のプログラムのうち対応するプログラムの用途に関する用途情報、及び前記対応するプログラムの機能に関する機能情報の少なくとも一方を含む関連情報と、を対応付けて記憶している記憶部と、
前記関連情報を検索するためのキーワードを含む入力情報の入力を受け付ける入力部と、
前記入力部が受け付けた前記入力情報に基づいて前記関連情報を検索する検索部と、
前記複数のプログラムのうち前記検索部が検索した前記関連情報に対応するプログラムを出力する出力部と、を備える、
プログラム作成支援システム。
【請求項2】
複数のプログラムの各々と、前記複数のプログラムのうち対応するプログラムが使用される装置の構造に関する構造情報、及び前記装置の種類に関する種類情報の少なくとも一方を含むパターン情報と、を対応付けて記憶している記憶部と、
前記パターン情報を含む入力情報の入力を受け付ける入力部と、
前記複数のプログラムのうち前記入力部が受け付けた前記入力情報に対応するプログラムを出力する出力部と、を備える、
プログラム作成支援システム。
【請求項3】
前記複数のプログラムは、改変可能である、
請求項1又は2に記載のプログラム作成支援システム。
【請求項4】
前記記憶部は、前記複数のプログラムの各々に対応付けて、前記複数のプログラムの各々を自動更新するか否かの情報を含む更新情報を記憶しており、
前記複数のプログラムのうち自動更新が必要である旨の前記更新情報が対応付けられているプログラムが改変された場合に、改変された前記プログラムを前記記憶部に記憶させるように促し情報を表示する表示部を更に備える、
請求項1又は2に記載のプログラム作成支援システム。
【請求項5】
前記表示部は、前記プログラムの改変を終了する際に、前記促し情報を表示する、
請求項4に記載のプログラム作成支援システム。
【請求項6】
前記記憶部は、前記複数のプログラムのうち対応するプログラムが含まれるプロジェクトのプロジェクト名を前記対応するプログラムに対応付けて記憶しており、
前記表示部は、前記入力部が受け付けた前記入力情報に対応する前記プロジェクト名を含む前記プロジェクトを表示する、
請求項4に記載のプログラム作成支援システム。
【請求項7】
複数のプログラムの各々と、前記複数のプログラムのうち対応するプログラムの用途に関する用途情報、及び前記対応するプログラムの機能に関する機能情報の少なくとも一方を含む関連情報と、を対応付けて記憶している記憶部と、
前記関連情報を検索するためのキーワードを含む入力情報の入力を受け付ける入力部と、
前記入力部が受け付けた前記入力情報に基づいて前記関連情報を検索する検索部と、を備え、
前記記憶部は、新たに作成された新規プログラムに関連する前記入力情報を前記入力部が受け付けると、前記検索部が検索した前記関連情報と前記新規プログラムとを対応付けて記憶する、
プログラム作成支援システム。
【請求項8】
前記記憶部は、前記関連情報及び前記新規プログラムの少なくとも一方に関するコメントを、前記関連情報及び前記新規プログラムに対応付けて記憶する、
請求項7に記載のプログラム作成支援システム。
【請求項9】
複数の前記新規プログラムを表示する表示部と、
前記表示部に表示させた前記複数の新規プログラムのうち前記記憶部に記憶させる新規プログラムをユーザに選択させる選択部と、を更に備える、
請求項7又は8に記載のプログラム作成支援システム。
【請求項10】
前記新規プログラムを作成する際に、前記記憶部に記憶されている前記複数のプログラムのうち前記検索部が検索した前記関連情報に対応するプログラムを前記記憶部から読み出して出力する出力部を更に備え、
前記記憶部は、前記対応するプログラムを改変させた後の前記新規プログラムを自動更新するか否かの情報を含む更新情報を前記新規プログラムに対応付けて記憶する、
請求項7又は8に記載のプログラム作成支援システム。
【請求項11】
複数のプログラムの各々と、前記複数のプログラムのうち対応するプログラムの用途に関する用途情報、及び前記対応するプログラムの機能に関する機能情報の少なくとも一方を含む関連情報と、を対応付けて記憶している記憶部を備えるプログラム作成支援システムに用いられるプログラム作成支援方法であって、
前記関連情報を検索するためのキーワードを含む入力情報の入力を受け付ける入力ステップと、
前記入力ステップで受け付けた前記入力情報に基づいて前記関連情報を検索する検索ステップと、
前記複数のプログラムのうち前記検索ステップで検索された前記関連情報に対応するプログラムを出力する出力ステップと、を有する、
プログラム作成支援方法。
【請求項12】
複数のプログラムの各々と、前記複数のプログラムのうち対応するプログラムが使用される装置の構造に関する構造情報、及び前記装置の種類に関する種類情報の少なくとも一方を含むパターン情報と、を対応付けて記憶している記憶部を備えるプログラム作成支援システムに用いられるプログラム作成支援方法であって、
前記パターン情報を含む入力情報の入力を受け付ける入力ステップと、
前記複数のプログラムのうち前記入力ステップで受け付けた前記入力情報に対応するプログラムを出力する出力ステップと、を有する、
プログラム作成支援方法。
【請求項13】
複数のプログラムの各々と、前記複数のプログラムのうち対応するプログラムの用途に関する用途情報、及び前記対応するプログラムの機能に関する機能情報の少なくとも一方を含む関連情報と、を対応付けて記憶している記憶部を備えるプログラム作成支援システムに用いられるプログラム作成支援方法であって、
前記関連情報を検索するためのキーワードを含む入力情報の入力を受け付ける入力ステップと、
前記入力ステップで受け付けた前記入力情報に基づいて前記関連情報を検索する検索ステップと、
新たに作成された新規プログラムに関連する前記入力情報を前記入力ステップで受け付けると、前記検索ステップで検索された前記関連情報と前記新規プログラムとを対応付けて前記記憶部に記憶させる記憶ステップと、を有する、
プログラム作成支援方法。
【請求項14】
請求項11~13のいずれか1項に記載のプログラム作成支援方法を、1以上のプロセッサに実行させるための
作成支援用プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般にプログラム作成支援システム、プログラム作成支援方法及び作成支援用プログラムに関し、より詳細には、プログラムの作成を支援するプログラム作成支援システム、プログラム作成支援方法及び作成支援用プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、プログラマブルコントローラのプログラムの作成を支援するプログラム作成支援装置が記載されている。
【0003】
このプログラム作成支援装置では、プログラマブルコントローラで用いられるプログラムにレファレンスパラメータを組み込むことにより共通化してライブラリに登録する。また、このプログラム作成支援装置では、プログラム作成の際、使用者の指示に基づき該当するプログラムをライブラリから検索抽出し、当該プログラムのレファレンスパラメータを特定し、レファレンスパラメータが特定されたプログラムを挿入する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11-39010号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のプログラム作成支援装置(プログラム作成支援システム)では、ライブラリに登録されたプログラムをそのまま流用する構成であり、流用後の改変ができないため、作業性が低下する場合があった。
【0006】
本開示の目的は、プログラムを作成する際の作業性を向上させることが可能なプログラム作成支援システム、プログラム作成支援方法及び作成支援用プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係るプログラム作成支援システムは、記憶部と、入力部と、検索部と、出力部と、を備える。前記記憶部は、複数のプログラムの各々と、前記複数のプログラムのうち対応するプログラムの用途に関する用途情報、及び前記対応するプログラムの機能に関する機能情報の少なくとも一方を含む関連情報と、を対応付けて記憶している。前記入力部は、前記関連情報を検索するためのキーワードを含む入力情報の入力を受け付ける。前記検索部は、前記入力部が受け付けた前記入力情報に基づいて前記関連情報を検索する。前記出力部は、前記複数のプログラムのうち前記検索部が検索した前記関連情報に対応するプログラムを出力する。
【0008】
本開示の別の一態様に係るプログラム作成支援システムは、記憶部と、入力部と、出力部と、を備える。前記記憶部は、複数のプログラムの各々と、前記複数のプログラムのうち対応するプログラムが使用される装置の構造に関する構造情報、及び前記装置の種類に関する種類情報の少なくとも一方を含むパターン情報と、を対応付けて記憶している。前記入力部は、前記パターン情報を含む入力情報の入力を受け付ける。前記出力部は、前記複数のプログラムのうち前記入力部が受け付けた前記入力情報に対応するプログラムを出力する。
【0009】
本開示の別の一態様に係るプログラム作成支援システムは、記憶部と、入力部と、検索部と、を備える。前記記憶部は、複数のプログラムの各々と、前記複数のプログラムのうち対応するプログラムの用途に関する用途情報、及び前記対応するプログラムの機能に関する機能情報の少なくとも一方を含む関連情報と、を対応付けて記憶している。前記入力部は、前記関連情報を検索するためのキーワードを含む入力情報の入力を受け付ける。前記検索部は、前記入力部が受け付けた前記入力情報に基づいて前記関連情報を検索する。前記記憶部は、新たに作成された新規プログラムに関連する前記入力情報を前記入力部が受け付けると、前記検索部が検索した前記関連情報と前記新規プログラムとを対応付けて記憶する。
【0010】
本開示の一態様に係るプログラム作成支援方法は、記憶部を備えるプログラム作成支援システムに用いられるプログラム作成支援方法である。前記記憶部は、複数のプログラムの各々と、前記複数のプログラムのうち対応するプログラムの用途に関する用途情報、及び前記対応するプログラムの機能に関する機能情報の少なくとも一方を含む関連情報と、を対応付けて記憶している。前記プログラム作成支援方法は、入力ステップと、検索ステップと、出力ステップと、を有する。前記入力ステップでは、前記関連情報を検索するためのキーワードを含む入力情報の入力を受け付ける。前記検索ステップでは、前記入力ステップで受け付けた前記入力情報に基づいて前記関連情報を検索する。前記出力ステップでは、前記複数のプログラムのうち前記検索ステップで検索された前記関連情報に対応するプログラムを出力する。
【0011】
本開示の別の一態様に係るプログラム作成支援方法は、記憶部を備えるプログラム作成支援システムに用いられるプログラム作成支援方法である。前記記憶部は、複数のプログラムの各々と、前記複数のプログラムのうち対応するプログラムが使用される装置の構造に関する構造情報、及び前記装置の種類に関する種類情報の少なくとも一方を含むパターン情報と、を対応付けて記憶している。前記プログラム作成支援方法は、入力ステップと、出力ステップと、を有する。前記入力ステップでは、前記パターン情報を含む入力情報の入力を受け付ける。前記出力ステップでは、前記複数のプログラムのうち前記入力ステップで受け付けた前記入力情報に対応するプログラムを出力する。
【0012】
本開示の別の一態様に係るプログラム作成支援方法は、記憶部を備えるプログラム作成支援システムに用いられるプログラム作成支援方法である。前記記憶部は、複数のプログラムの各々と、前記複数のプログラムのうち対応するプログラムの用途に関する用途情報、及び前記対応するプログラムの機能に関する機能情報の少なくとも一方を含む関連情報と、を対応付けて記憶している。前記プログラム作成支援方法は、入力ステップと、検索ステップと、記憶ステップと、を有する。前記入力ステップでは、前記関連情報を検索するためのキーワードを含む入力情報の入力を受け付ける。前記検索ステップでは、前記入力ステップで受け付けた前記入力情報に基づいて前記関連情報を検索する。前記記憶ステップでは、新たに作成された新規プログラムに関連する前記入力情報を前記入力ステップで受け付けると、前記検索ステップで検索された前記関連情報と前記新規プログラムとを対応付けて前記記憶部に記憶させる。
【0013】
本開示の一態様に係る作成支援用プログラムは、上記いずれかのプログラム作成支援方法を、1以上のプロセッサに実行させるための作成支援用プログラムである。
【発明の効果】
【0014】
本開示の一態様に係るプログラム作成支援システム、プログラム作成支援方法及び作成支援用プログラムによれば、プログラムを作成する際の作業性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1図1は、実施形態に係るプログラム作成支援システムのブロック図である。
図2図2は、同上のプログラム作成支援システムの記憶部のイメージ図である。
図3図3は、同上のプログラム作成支援システムによるプログラムの手動登録時に表示部に表示される第1画面の模式図である。
図4図4は、同上のプログラム作成支援システムによるプログラムの手動登録時に表示部に表示される第2画面の模式図である。
図5図5は、同上のプログラム作成支援システムによるプログラムの検索及び抽出時に表示部に表示される第1画面の模式図である。
図6図6は、同上のプログラム作成支援システムによるプログラムの検索及び抽出時に表示部に表示される第2画面の模式図である。
図7図7は、同上のプログラム作成支援システムによるプログラムの検索及び抽出時に表示部に表示される第3画面の模式図である。
図8図8は、同上のプログラム作成支援システムによるプログラムの検索及び抽出時に表示部に表示される第4画面の模式図である。
図9図9は、同上のプログラム作成支援システムによるプログラムの検索及び抽出時に表示部に表示される第5画面の模式図である。
図10図10は、同上のプログラム作成支援システムによるプログラムの自動参照時に表示部に表示される第1画面の模式図である。
図11図11は、同上のプログラム作成支援システムによるプログラムの自動参照時に表示部に表示される第2画面の模式図である。
図12図12は、同上のプログラム作成支援システムによるプログラムの自動登録時に表示部に表示される第1画面の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、実施形態に係るプログラム作成支援システム、プログラム作成支援方法及び作成支援用プログラムについて、図面を参照して説明する。下記の実施形態において説明する各図は模式的な図であり、各構成要素の大きさや厚さのそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。また、下記の実施形態で説明する構成は本開示の一例にすぎない。本開示は、下記の実施形態に限定されず、本開示の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
【0017】
(実施形態)
(1)概要
まず、実施形態に係るプログラム作成支援システム1の概要について、図1を参照して説明する。
【0018】
実施形態に係るプログラム作成支援システム1は、例えば、モーションコントローラ2で使用されるプログラムを作成するための装置(プログラム作成支援装置)である。モーションコントローラ2は、制御対象3の動きを制御するためのコントローラである。制御対象3は、例えば、サーボモータによって駆動されるロボットアームである。
【0019】
実施形態に係るプログラム作成支援システム1は、図1に示すように、記憶部12と、入力部13と、検索部111と、出力部112と、を備える。記憶部12は、複数のプログラムの各々と、関連情報B2(図4参照)とを対応付けて記憶している。関連情報B2は、複数のプログラムのうち対応するプログラムの用途に関する用途情報、及び複数のプログラムのうち対応するプログラムの機能に関する機能情報の少なくとも一方を含む。入力部13は、関連情報B2を検索するためのキーワードB1(図4参照)を含む入力情報の入力を受け付ける。検索部111は、入力部13が受け付けた入力情報に基づいて関連情報B2を検索する。出力部112は、複数のプログラムのうち検索部111が検索した関連情報B2に対応するプログラムを出力する。
【0020】
実施形態に係るプログラム作成支援システム1では、プログラムの用途に関する用途情報、及びプログラムの機能に関する機能情報の少なくとも一方を含む関連情報B2に対応するプログラムが出力部112から出力される。これにより、新たにプログラムを作成する場合であっても上記プログラムを流用することが可能であり、その結果、プログラムを作成する際の作業性を向上させることが可能となる。
【0021】
(2)詳細
次に、実施形態に係るプログラム作成支援システム1の構成要素について、図1を参照して説明する。
【0022】
(2.1)プログラム作成支援システム
実施形態に係るプログラム作成支援システム1は、上述したように、モーションコントローラ2で使用されるプログラムの作成を支援するための装置であって、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、又はスマートフォンである。以下では、プログラム作成支援システム1がパーソナルコンピュータである場合を例に説明する。
【0023】
実施形態に係るプログラム作成支援システム1は、例えば、コンピュータシステムを含む。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、プログラム作成支援システム1としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
【0024】
実施形態に係るプログラム作成支援システム1は、図1に示すように、制御部11と、記憶部12と、入力部13と、表示部14と、通信部15と、を備える。
【0025】
(2.1.1)制御部11
制御部11は、プログラム作成支援システム1の各部を制御する。制御部11は、図1に示すように、記憶部12、入力部13、表示部14及び通信部15の各々とソフト的に接続されている。制御部11は、後述のプロジェクト121(図2参照)を記憶部12に記憶させる。制御部11は、入力部13が受け付けた後述の入力情報を入力部13から取得する。制御部11は、後述の各画面141~149(図3図12参照)を表示部14に表示させる。制御部11は、モーションコントローラ2の通信部24との間で通信部15に通信を行わせる。
【0026】
制御部11は、図1に示すように、検索部111と、出力部112と、改変部113と、を含む。
【0027】
検索部111は、入力部13が受け付けた入力情報に基づいて関連情報B2(図4参照)を検索する。入力情報は、関連情報B2を検索するためのキーワードB1(図4参照)を含む。図4の例では、キーワードB1は、「通信」及び「保存」である。関連情報B2は、用途情報及び機能情報の少なくとも一方を含む。実施形態では、関連情報B2は、用途情報及び機能情報の両方を含む。用途情報は、複数のプログラムのうち対応するプログラムの用途に関する情報であって、例えば、「外部保存」を含む(図4参照)。機能情報は、複数のプログラムのうち対応するプログラムの機能に関する情報であって、例えば、「A通信」、「B通信」及び「C通信」を含む(図4参照)。ここで、「外部保存」とは、例えば、SDカードのような外部記録媒体へ保存することを意味する。
【0028】
出力部112は、複数のプログラムのうち検索部111が検索した関連情報B2に対応するプログラムを出力する。より詳細には、出力部112は、関連情報B2に対応するプログラムを記憶部12から読み出し、読み出したプログラムを表示部14に出力する。後述するように、各プログラムは、キーワードA5(図2参照)とともに各プロジェクト121に含まれている。キーワードA5は、図4に示すように、登録用のキーワードB3であって、関連情報B2に含まれている。また、出力部112は、新規プログラムを作成する際に、記憶部12に記憶されている複数のプログラムのうち検索部111が検索した関連情報B2に対応するプログラムを記憶部12から読み出して出力する。ここでいう「新規プログラム」は、一から作成したプログラムだけでなく、記憶部12から読み出したプログラムの少なくとも一部を改変したプログラムを含む。
【0029】
改変部113は、プログラムを改変する。より詳細には、改変部113は、記憶部12から読み出されたプログラムの少なくとも一部を改変可能である。具体的には、改変部113は、後述の入力部13を介して入力されるユーザからの操作に応じてプログラムの少なくとも一部を改変する。改変部113で改変された改変後のプラグラムは、記憶部12に記憶可能である。すなわち、実施形態に係るプログラム作成支援システム1では、複数のプログラムは、改変可能である。
【0030】
(2.1.2)記憶部
記憶部12は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の半導体メモリを含む。なお、記憶部12は、半導体メモリに限らず、ハードディスクドライブ等であってもよい。
【0031】
記憶部12は、例えば、図2に示すように、複数(図示例では4つ)のプロジェクト121を記憶する。複数のプロジェクト121の各々は、モーションコントローラ2に書き込まれるデータである。図2の例では、各プロジェクト121は、プロジェクト名A1と、プロジェクト情報A2と、登録日時A3と、登録データ情報A4と、キーワードA5と、新規プロジェクト分類A6と、コメントA7と、を含む。
【0032】
プロジェクト名A1は、プロジェクト121の名称に関する情報である。プロジェクト情報A2は、プロジェクト121に含まれているプログラムの情報である。登録日時A3は、プロジェクト121が記憶部12に記憶(登録)された日時の情報である。登録データ情報A4は、上述のプログラムの情報に加えて、プログラムで用いられるパラメータ情報、モーションコントローラ2の設定情報、デバイスの設定情報、及び更新情報B8,B10(図8及び図10参照)を含む。
【0033】
モーションコントローラ2の設定情報は、例えば、モーションコントローラ2の識別情報(例えば、IPアドレス)の設定に関する情報、及び制御対象3との通信の設定に関する情報を含む。デバイスの設定情報は、例えば、外部機器(例えば、プログラム作成支援システム1)との通信の設定に関する情報、及び増設機器(例えば、他のモーションコントローラ2)のパラメータ情報を含む。更新情報B8は、プロジェクト121に含まれている複数のプログラムの各々を自動更新するか否かの情報を含む。更新情報B10は、新たに作成された新規プログラムが改変された場合に、改変された新規プログラムを自動更新するか否かの情報を含む。
【0034】
キーワードA5は、プログラムの関連情報B2のうち記憶部12に記憶されている登録キーワードB3(図4参照)である。新規プロジェクト分類A6は、プロジェクト121に含まれているプログラムが使用される装置のパターン情報を含む。パターン情報は、上記装置の構造に関する構造情報、及び上記装置の種類に関する種類情報の少なくとも一方を含む。実施形態では、パターン情報は、例えば、「3軸加工機」、「5軸加工機」等の種類情報を含む。コメントA7は、関連情報B2及び新規プログラムの少なくとも一方に関連するコメントである。
【0035】
このように、記憶部12は、複数のプログラムの各々と、関連情報B2(キーワードA5)と、を対応付けて記憶している。また、記憶部12は、複数のプログラムの各々と、新規プロジェクト分類A6(パターン情報)と、を対応付けて記憶している。また、記憶部12は、コメントA7を、関連情報B2(キーワードA5)及び新規プログラムに対応付けて記憶している。また、記憶部12は、複数のプログラムのうち対応するプログラムが含まれるプロジェクト121のプロジェクト名A1を、上記対応するプログラムに対応付けて記憶している。また、記憶部12は、複数のプログラムの各々に対応付けて、複数のプログラムの各々を自動更新するか否かの情報を含む更新情報B8を記憶している。また、記憶部12は、新規プログラムの作成時に自動参照するための情報として、新規プロジェクト分類A6で登録されたプログラム情報を対応付けて記憶している。また、記憶部12は、新規プログラムに関連する入力情報を入力部13が受け付けると、検索部111が検索した関連情報と新規プログラムとを対応付けて表示部14に表示させる。
【0036】
(2.1.3)入力部
入力部13は、関連情報B2を検索するためのキーワードB1を含む入力情報の入力を受け付ける。また、入力部13は、新規プロジェクト分類B5で選択されたパターン情報を含む入力情報の入力を受け付ける。実施形態では、プログラム作成支援システム1がパーソナルコンピュータであることから、入力部13は、例えば、ポインティングデバイス及びキーボードを含む。ポインティングデバイスは、例えば、マウスである。入力部13は、ユーザがキーボード及びマウスを用いて所定操作を行うことにより、上記入力情報の入力を受け付ける。
【0037】
また、入力部13は、図1に示すように、選択部131を含む。選択部131は、表示部14に表示させた複数の新規プログラムのうち記憶部12に記憶させる新規プログラムをユーザに選択させる。より詳細には、ユーザは、図3に示すように、表示部14に表示されている複数の新規プログラムの中から、記憶部12に記憶させたい新規プログラム(図3のハッチングが付されている部分)を選択することにより、記憶部12に記憶される新規プログラムが選択される。
【0038】
(2.1.4)表示部
実施形態では、プログラム作成支援システム1がパーソナルコンピュータであることから、表示部14は、例えば、液晶ディスプレイである。なお、表示部14は、液晶ディスプレイに限らず、例えば、タッチパネルディスプレイであってもよい。この場合、入力部13と表示部14とが兼用される。
【0039】
表示部14は、図3及び図4に示すように、手動登録における第1,第2画面141,142を表示する。また、表示部14は、図5図9に示すように、検索及び抽出における第3~第7画面143~147を表示する。また、表示部14は、図10及び図11に示すように、自動参照における第8画面148,148Aを表示する。また、表示部14は、図12に示すように、自動登録における第9画面149を表示する。
【0040】
このように、表示部14は、複数のプログラムのうち自動更新が必要である旨の更新情報B8が対応付けられているプログラムが改変された場合に、改変されたプログラムを記憶部12に記憶させるように促し情報(第9画面149)を表示する。特に、実施形態では、表示部14は、プログラムの改変を終了する際に、上記促し情報を表示する。また、表示部14は、入力部13が受け付けた入力情報に対応するプロジェクト名A1を含むプロジェクト121を表示する(図9参照)。
【0041】
(2.1.5)通信部
通信部15は、後述のモーションコントローラ2の通信部24との間で通信を行う通信インターフェースを含む。通信部15は、通信部24との間で通信を行うことにより、モーションコントローラ2に対してプロジェクト121(図2参照)を送信する。また、通信部15は、通信部24との間で通信を行うことにより、例えば、モーションコントローラ2から書込情報を受信する。書込情報は、モーションコントローラ2へのプロジェクト121の書き込みが成功したか否かを表す情報である。
【0042】
(2.2)モーションコントローラ
モーションコントローラ2は、例えば、コンピュータシステムを含む。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、モーションコントローラ2としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
【0043】
モーションコントローラ2は、図1に示すように、制御部21と、記憶部22と、入出力部23と、通信部24と、を備える。
【0044】
(2.2.1)制御部
制御部21は、モーションコントローラ2の各部を制御する。制御部21は、図1に示すように、記憶部22、入出力部23及び通信部24の各々に電気的に接続されている。制御部21は、プログラム作成支援システム1から受信したプロジェクト121(図2参照)を記憶部22に記憶させる。制御部21は、入出力部23との間で情報の入出力を行う。制御部21は、プログラム作成支援システム1の通信部15との間で通信部24に通信を行わせる。
【0045】
(2.2.2)記憶部
記憶部22は、例えば、ROM、RAM、又はEEPROM等の半導体メモリを含む。なお、記憶部22は、半導体メモリに限らず、ハードディスクドライブ等であってもよい。
【0046】
記憶部22は、例えば、プログラム作成支援システム1から受信したプロジェクト121を記憶する。また、記憶部22は、例えば、モーションコントローラ2に割り当てられた識別情報(例えば、IPアドレス)を記憶する。また、記憶部22は、例えば、制御対象3から取得した制御対象3の状態情報を記憶する。状態情報は、制御対象3の状態に関する情報であって、制御対象3に取り付けられた各種センサから取得される情報である。
【0047】
(2.2.3)入出力部
入出力部23は、制御対象3との間に設けられたインターフェースである。入出力部23は、制御部21からの制御信号を制御対象3に出力する。制御対象3は、モーションコントローラ2からの制御信号に従って動作する。また、入出力部23は、制御対象3の状態情報を制御対象3から取得する。
【0048】
(2.2.4)通信部
通信部24は、プログラム作成支援システム1の通信部15との間で通信を行う通信インターフェースを含む。通信部24は、通信部15との間で通信を行うことにより、プログラム作成支援システム1からプロジェクト121(図2参照)を受信する。また、通信部24は、通信部15との間で通信を行うことにより、プログラム作成支援システム1に対して書込情報を送信する。なお、通信部15と通信部24との間で送受信される情報は、プロジェクト121及び書込情報以外の情報が含まれていてもよい。
【0049】
(3)動作
次に、実施形態に係るプログラム作成支援システム1の動作について、図面を参照して説明する。実施形態に係るプログラム作成支援システム1によれば、後述の手動登録、検索及び抽出、自動参照、並びに自動登録が可能である。以下、順番に説明する。
【0050】
(3.1)手動登録
まず、新たに作成された複数の新規プログラムの中から選択された流用可能な新規プログラムを含むプロジェクト121を手動登録する場合の手順について、図3及び図4を参照して説明する。
【0051】
まず、プログラム作成支援システム1の表示部14は、図3に示すように、第1画面141を表示する。第1画面141は、新たに作成された複数の新規プログラムを含む。第1画面141が表示部14に表示されている状態で、ユーザは、流用可能なプログラム(図3のハッチングが付されている部分)を選択する。図3の例では、ユーザは、「プログラム104」及び「プログラム109」を選択している。これにより、登録データ情報A4として、「プログラム104」及び「プログラム109」が選択される。
【0052】
次に、表示部14は、図4に示すように、第2画面142を表示する。第2画面142は、関連情報B2を検索するための検索画面である。第2画面142において、ユーザがキーワードB1(図示例では、「通信」、「保存」)を入力した後、所定操作を行うと、入力部13が入力情報(キーワードB1)の入力を受け付けるとともに、検索部111が入力情報に基づいて関連情報B2を検索する。そして、表示部14は、検索部111の検索結果である関連情報B2を表示する。ここで、関連情報B2は、過去に登録されているキーワードA5のうち入力情報(キーワードB1)に関連するキーワードA5を含む。図4の例では、関連情報B2は、「A通信」、「B通信」、「C通信」及び「外部保存」を含む。
【0053】
次に、ユーザは、表示部14に表示されている関連情報B2の中から、キーワードA5として登録したいキーワードB3を選択する。図4の例では、ユーザは、キーワードB3として、「A通信」及び「外部保存」を選択している。また、ユーザは、詳細コメントB4を入力する。図4の例では、ユーザは、詳細コメントB4として、「プロジェクトA社向け」、「A通信を改良」、「外部保存機能もA通信変更に伴い改良」を入力している。また、ユーザは、選択情報B5を選択する。選択情報B5は、新規プロジェクト分類A6(図2参照)に関する情報である。図4の例では、ユーザは、選択情報B5として、「装置パターンA」を選択している。
【0054】
最後に、ユーザが入力部13に対して所定操作を行うと、記憶部12は、第1画面141において選択された2つの新規プログラムと関連情報B2とを対応付けて記憶(登録)する。
【0055】
実施形態では、ユーザが入力した入力情報(キーワードB1)を入力部13が受け付けるステップが入力ステップである。また、実施形態では、入力ステップで受け付けた上記入力情報(キーワードB1)に基づいて検索部111が関連情報B2を検索するステップが検索ステップである。また、実施形態では、記憶部12が、第1画面141において選択された2つの新規プログラムと関連情報B2とを対応付けて記憶するステップが記憶ステップである。
【0056】
すなわち、実施形態に係るプログラム作成支援方法は、記憶部12を備えるプログラム作成支援システム1に用いられるプログラム作成支援方法である。記憶部12は、複数のプログラムの各々と、複数のプログラムのうち対応するプログラムの用途に関する用途情報、及び対応するプログラムの機能に関する機能情報の少なくとも一方を含む関連情報B2と、を対応付けて記憶している。プログラム作成支援方法は、入力ステップと、検索ステップと、記憶ステップと、を有する。入力ステップでは、関連情報B2を検索するためのキーワードB1を含む入力情報の入力を受け付ける。検索ステップでは、入力ステップで受け付けた上記入力情報に基づいて関連情報B2を検索する。記憶ステップでは、新たに作成された新規プログラムに関連する上記入力情報を入力ステップで受け付けると、検索ステップで検索された関連情報B2と新規プログラムとを対応付けて記憶部12に記憶させる。
【0057】
実施形態に係るプログラム作成支援方法では、検索ステップで検索された関連情報B2を、新たに作成された新規プログラムに対応付けて記憶部12に記憶させている。このため、新たにプログラムを作成する際に、記憶部12に記憶されている新規プログラムを流用することが可能であり、その結果、プログラムを作成する際の作業性を向上させることが可能となる。
【0058】
(3.2)検索及び抽出
次に、記憶部12に記憶されている複数のプログラムの中から、流用可能なプログラムを検索、抽出する手順について、図5図9を参照して説明する。
【0059】
まず、プログラム作成支援システム1の表示部14は、図5に示すように、第3画面143を表示する。第3画面143は、プログラムを検索するための検索画面である。第3画面143において、ユーザがキーワードB1(図示例では、「通信」、「保存」)を入力した後、所定操作を行うと、入力部13が入力情報(キーワードB1)の入力を受け付けるとともに、検索部111が入力情報に基づいて関連情報B2を検索する。そして、表示部14は、図6に示すように、検索部111の検索結果である関連情報B2を含む第4画面144を表示する。
【0060】
次に、ユーザは、表示部14に表示されている関連情報B2の中から、抽出したいプログラムに関連するキーワードB3(図示例では、「A通信」、「外部保存」)を入力した後、所定操作を行う。その結果、出力部112は、キーワードB3に対応するプログラムを含むプロジェクト121を記憶部12から読み出す。表示部14は、検索結果B6として、記憶部12から読み出されたプロジェクト121を表示する。図6の例では、検索結果B6として、6つのプロジェクト121が表示部14に表示されている。
【0061】
次に、ユーザが、検索結果B6に含まれている2つのプロジェクト121(図示例では、「プロジェクト2」、「プロジェクト123」)を選択すると、表示部14は、図7に示すように、第5画面145を表示する。第5画面145では、選択した2つのプロジェクト121に含まれているプログラムが表示される。
【0062】
さらに、ユーザは、抽出したいプログラム(図7のハッチングが付されている部分)を選択した後、所定操作を行う。その結果、表示部14は、図8に示すように、第6画面146を表示する。第6画面146は、抽出情報B7と、更新情報B8と、を含む。抽出情報B7は、上記各処理によって抽出されたプログラムの情報である。更新情報B8は、抽出したプログラムを自動更新するか否かを表す情報である。図8の例では、更新情報B8にチェックが付けられているため、抽出したプログラムが改変された場合に自動更新される。
【0063】
最後に、表示部14に第6画面146が表示されている状態で、ユーザが所定操作を行うと、表示部14は、図9に示すように、第7画面147を表示する。第7画面147では、抽出されたプログラムを含むプロジェクト121が表示されている。また、記憶部12は、当該2つのプログラムを含むプロジェクト121を記憶する。
【0064】
実施形態では、ユーザが入力した入力情報(キーワードB1)を入力部13が受け付けるステップが入力ステップである。また、実施形態では、入力ステップで受け付けた上記入力情報(キーワードB1)に基づいて検索部111が関連情報B2を検索するステップが検索ステップである。また、実施形態では、出力部112がキーワードB3に関連するプログラムを読み出すステップが出力ステップである。
【0065】
すなわち、実施形態に係るプログラム作成支援方法は、記憶部12を備えるプログラム作成支援システム1に用いられるプログラム作成支援方法である。記憶部12は、複数のプログラムの各々と、複数のプログラムのうち対応するプログラムの用途に関する用途情報、及び対応するプログラムの機能に関する機能情報の少なくとも一方を含む関連情報B2と、を対応付けて記憶している。プログラム作成支援方法は、入力ステップと、検索ステップと、出力ステップと、を有する。入力ステップでは、関連情報B2を検索するためのキーワードB1を含む入力情報の入力を受け付ける。検索ステップでは、入力ステップで受け付けた入力情報に基づいて関連情報B2を検索する。出力ステップでは、複数のプログラムのうち検索ステップで検索された関連情報B2に対応するプログラムを出力する。
【0066】
実施形態に係るプログラム作成支援方法では、出力ステップにおいて、プログラムの用途に関する用途情報、及びプログラムの機能に関する機能情報の少なくとも一方を含む関連情報B2に対応するプログラムが出力される。これにより、新たにプログラムを作成する場合であっても、上記プログラムを流用することが可能であり、その結果、プログラムを作成する際の作業性を向上させることが可能となる。
【0067】
(3.3)自動参照
次に、プロジェクト121を新規に作成する際に流用可能なプログラムを自動参照する手順について、図10及び図11を参照して説明する。
【0068】
まず、プログラム作成支援システム1の表示部14は、図10に示すように、第8画面148を表示する。第8画面148は、プロジェクト名B9と、参照情報B10と、選択情報B5と、自動参照データB11と、を含む。プロジェクト名B9は、新たに作成するプロジェクト121の名称である。参照情報B10は、選択情報B5に関連するプロジェクト121を自動参照するか否かを表す情報である。図10の例では、参照情報B10にチェックが付いているため、記憶部12に記憶されている複数のプロジェクト121のうち、選択情報B5に関連するプロジェクト121を自動参照する。選択情報B5は、新規プロジェクト分類A6(図2参照)に関する情報であって、図10の例では、装置パターンに関する情報である。自動参照データB11は、選択情報B5に基づいて自動参照されたプロジェクト121の一覧である。
【0069】
図10の例では、表示部14は、プロジェクト名「プロジェクトYYY」に関し、装置パターンBで使用されるプロジェクト121を自動参照し、その結果を自動参照データB11として表示している。自動参照データB11に含まれているプロジェクト121の名称を選択すると、プロジェクト121に含まれているプログラムが表示される(図10参照)。
【0070】
第8画面148において、ユーザが流用可能なプログラム(図10でハッチングが付されている部分)を選択した後に所定操作を行うと、選択されたプログラムを含むプロジェクト121が生成され、記憶部12に記憶される。
【0071】
図11は、プログラム作成支援システム1の表示部14に表示される、自動参照における別の第8画面148Aの模式図である。図11の例では、入力部13は、選択情報B5として選択された装置パターンBの入力を受け付ける。その結果、表示部14は、自動参照データB11として、2つのプロジェクト121(図示例では、「プロジェクト11」、「プロジェクト21」)を表示する。
【0072】
一方のプロジェクト121である「プロジェクト11」は、モータの制御用プログラム、及びモータの設定情報を含む。また、他方のプロジェクト121である「プロジェクト21」は、画面通信用のプログラム、及び画面通信用データの生成プログラムを含む。第8画面148Aにおいて、ユーザが流用可能なプログラム(図11でハッチングが付されている部分)を選択した後に所定操作を行うと、選択されたプログラム、及び選択された設定情報を含むプロジェクト121が生成され、記憶部12に記憶される。
【0073】
実施形態では、入力部13が装置パターン(図10では、「装置パターンB」)の入力を受け付けるステップが入力ステップである。また、実施形態では、選択情報B5に対応するプロジェクト121を記憶部12から読み出すステップが出力ステップである。
【0074】
すなわち、実施形態に係るプログラム作成支援方法は、記憶部12を備えるプログラム作成支援システム1に用いられるプログラム作成支援方法である。記憶部12は、複数のプログラムの各々と、複数のプログラムのうち対応するプログラムが使用される装置の構造に関する構造情報、及び上記装置の種類に関する種類情報の少なくとも一方を含むパターン情報と、を対応付けて記憶している。プログラム作成支援方法は、入力ステップと、出力ステップと、を有する。入力ステップでは、パターン情報を含む入力情報の入力を受け付ける。出力ステップでは、複数のプログラムのうち入力ステップで受け付けた入力情報に対応するプログラムを出力する。
【0075】
実施形態に係るプログラム作成支援方法では、出力ステップにおいて、装置の構造に関する構造情報、及び装置の種類に関する種類情報の少なくとも一方を含む入力情報に対応するプログラムが出力される。これにより、新たにプログラムを作成する際に上記プログラムを流用することが可能であり、その結果、プログラムを作成する際の作業性を向上させることが可能となる。
【0076】
(3.4)自動登録
次に、記憶部12から読み出されたプログラムを改変した場合に、改変したプログラムを自動登録(アップデート)する手順について、図12を参照して説明する。
【0077】
記憶部12から読み出されたプログラムを改変した後、当該プログラムの改変を終了する際に、プログラム作成支援システム1の表示部14は、図12に示すように、第9画面149を表示する。実施形態では、第9画面149は、改変したプログラムを記憶部12に記憶させるように促す促し情報である。すなわち、実施形態に係るプログラム作成支援システム1では、表示部14は、プログラムの改変を終了する際に、促し情報(第9画面149)を表示する。
【0078】
改変したプログラムを自動登録する場合、ユーザは、改変したプログラムに対応する登録用のキーワードB3、及び詳細コメントB4を入力した後に所定操作を行うと、改変したプログラム、キーワードA5(図2参照)及びコメントA7(図2参照)を含むプロジェクト121が作成され、記憶部12に記憶(登録)される。これにより、改変したプログラムの登録忘れを低減することが可能となる。
【0079】
(4)効果
実施形態に係るプログラム作成支援システム1では、プログラムの用途に関する用途情報、及びプログラムの機能に関する機能情報の少なくとも一方を含む関連情報B2に対応するプログラムが出力部112から出力される。これにより、新たにプログラムを作成する場合であっても、上記プログラムを流用することが可能であり、その結果、プログラムを作成する際の作業性を向上させることが可能となる。
【0080】
また、実施形態に係るプログラム作成支援システム1では、装置の構造に関する構造情報、及び装置の種類に関する種類情報の少なくとも一方を含む入力情報に対応するプログラムが出力部112から出力される。これにより、新たにプログラムを作成する際に上記プログラムを流用することが可能であり、その結果、プログラムを作成する際の作業性を向上させることが可能となる。
【0081】
また、実施形態に係るプログラム作成支援システム1では、改変部113によってプログラムを改変することが可能となる。
【0082】
また、実施形態に係るプログラム作成支援システム1では、表示部14は、記憶部12から読み出されたプログラムが改変された場合に、改変されたプログラムを記憶部12に記憶させるように促し情報(第9画面149)を表示する。特に、実施形態に係るプログラム作成支援システム1では、表示部14は、プログラムの改変を終了する際に、促し情報を表示させている。これにより、改変されたプログラムの登録忘れを低減することが可能となる。
【0083】
また、実施形態に係るプログラム作成支援システム1では、表示部14は、入力部13が受け付けた入力情報に対応するプロジェクト名A1を含むプロジェクト121を表示部14に表示させることが可能となる。
【0084】
また、実施形態に係るプログラム作成支援システム1では、検索部111が検索した関連情報B2を、新たに作成された新規プログラムに対応付けて記憶部12に記憶させることが可能となる。
【0085】
また、実施形態に係るプログラム作成支援システム1では、関連情報B2及び新規プログラムの少なくとも一方に関するコメントA7を、関連情報B2及び新規プログラムに対応付けて記憶部12に記憶させることが可能となる。
【0086】
また、実施形態に係るプログラム作成支援システム1では、表示部14に表示させた複数の新規プログラムの中から、記憶部12に記憶させる新規プログラムをユーザに選択させることが可能となる。
【0087】
また、実施形態に係るプログラム作成支援システム1では、更新情報B8をプログラムに対応付けて記憶部12に記憶させているので、プログラムが改変された場合に更新情報B8に基づいて、改変されたプログラムを自動更新させることが可能となる。
【0088】
(5)変形例
上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つにすぎない。上述の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、上述の実施形態に係るプログラム作成支援方法と同様の機能は、プログラム作成支援システム1、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。また、一態様に係る作成支援用プログラムは、上述のプログラム作成支援方法を、1以上のプロセッサに実行させるためのプログラムである。この作成支援用プログラムによれば、プログラムを作成する際の作業性を向上させることが可能となる。
【0089】
以下、上述の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
【0090】
プログラム作成支援システム1における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることはプログラム作成支援システム1に必須の構成ではなく、プログラム作成支援システム1の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、プログラム作成支援システム1の少なくとも一部の機能、例えば、制御部11の一部の機能がクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
【0091】
プログラム作成支援システム1において、関連情報B2を検索するための検索ワードとして、コメントA7に含まれている用語を使用してもよい。
【0092】
プログラム作成支援システム1において、関連情報B2は、用途情報のみを含んでいてもよいし、機能情報のみを含んでいてもよい。すなわち、関連情報B2は、用途情報及び機能情報の少なくとも一方を含んでいればよい。
【0093】
プログラム作成支援システム1において、パターン情報は、構造情報を含んでいてもよいし、構造情報及び種類情報の両方を含んでいてもよい。すなわち、パターン情報は、構造情報及び種類情報の少なくとも一方を含んでいればよい。
【0094】
(態様)
本明細書には、以下の態様が開示されている。
【0095】
第1の態様に係るプログラム作成支援システム(1)は、記憶部(12)と、入力部(13)と、検索部(111)と、出力部(112)と、を備える。記憶部(12)は、複数のプログラムの各々と、関連情報(B2)と、を対応付けて記憶する。関連情報(B2)は、用途情報、及び機能情報の少なくとも一方を含む。用途情報は、複数のプログラムのうち対応するプログラムの用途に関する情報である。機能情報は、上記対応するプログラムの機能に関する情報である。入力部(13)は、関連情報(B2)を検索するためのキーワード(B1)を含む入力情報の入力を受け付ける。検索部(111)は、入力部(13)が受け付けた入力情報に基づいて関連情報(B2)を検索する。出力部(112)は、複数のプログラムのうち検索部(111)が検索した関連情報(B2)に対応するプログラムを出力する。
【0096】
この態様では、プログラムの用途に関する用途情報、及びプログラムの機能に関する機能情報の少なくとも一方を含む関連情報(B2)に対応するプログラムが出力部(112)から出力される。これにより、新たにプログラムを作成する場合であっても、上記プログラムを流用することが可能であり、その結果、プログラムを作成する際の作業性を向上させることが可能となる。
【0097】
第2の態様に係るプログラム作成支援システム(1)は、記憶部(12)と、入力部(13)と、出力部(112)と、を備える。記憶部(12)は、複数のプログラムの各々と、パターン情報と、を対応付けて記憶している。パターン情報は、構造情報、及び種類情報の少なくとも一方を含む。構造情報は、複数のプログラムのうち対応するプログラムが使用される装置の構造に関する情報である。種類情報は、上記装置の種類に関する情報である。入力部(13)は、パターン情報を含む入力情報の入力を受け付ける。出力部(112)は、複数のプログラムのうち入力部(13)が受け付けた入力情報に対応するプログラムを出力する。
【0098】
この態様では、装置の構造に関する構造情報、及び装置の種類に関する種類情報の少なくとも一方を含む入力情報に対応するプログラムが出力部(112)から出力される。これにより、新たにプログラムを作成する際に上記プログラムを流用することが可能であり、その結果、プログラムを作成する際の作業性を向上させることが可能となる。
【0099】
第3の態様に係るプログラム作成支援システム(1)では、第1又は第2の態様において、複数のプログラムは、改変可能である。
【0100】
この態様によれば、プログラムを改変することが可能となる。
【0101】
第4の態様に係るプログラム作成支援システム(1)では、第1~第3の態様のいずれか1つにおいて、記憶部(12)は、複数のプログラムの各々に対応付けて、複数のプログラムの各々を自動更新するか否かの情報を含む更新情報(B8)を記憶している。プログラム作成支援システム(1)は、表示部(14)を更に備える。表示部(14)は、複数のプログラムのうち自動更新が必要である旨の更新情報(B8)が対応付けられているプログラムが改変された場合に、改変されたプログラムを記憶部(12)に記憶させるように促し情報(第9画面149)を表示する。
【0102】
この態様によれば、改変されたプログラムの登録忘れを低減することが可能となる。
【0103】
第5の態様に係るプログラム作成支援システム(1)では、第4の態様において、表示部(14)は、プログラムの改変を終了する際に、促し情報を表示する。
【0104】
この態様によれば、改変されたプログラムの登録忘れを低減することが可能となる。
【0105】
第6の態様に係るプログラム作成支援システム(1)では、第4又は第5の態様において、記憶部(12)は、複数のプログラムのうち対応するプログラムが含まれるプロジェクト(121)のプロジェクト名(A1)を対応するプログラムに対応付けて記憶している。表示部(14)は、入力部(13)が受け付けた入力情報に対応するプロジェクト名(A1)を含むプロジェクト(121)を表示する。
【0106】
この態様によれば、入力部(13)が受け付けた入力情報に対応するプロジェクト名(A1)を含むプロジェクト(121)を表示部(14)に表示させることが可能となる。
【0107】
第7の態様に係るプログラム作成支援システム(1)は、記憶部(12)と、入力部(13)と、検索部(111)と、を備える。記憶部(12)は、複数のプログラムの各々と、関連情報(B2)と、を対応付けて記憶している。関連情報(B2)は、用途情報、及び機能情報の少なくとも一方を含む。用途情報は、複数のプログラムのうち対応するプログラムの用途に関する情報である。機能情報は、上記対応するプログラムの機能に関する情報である。入力部(13)は、関連情報(B2)を検索するためのキーワード(B1)を含む入力情報の入力を受け付ける。検索部(111)は、入力部(13)が受け付けた入力情報に基づいて関連情報(B2)を検索する。記憶部(12)は、検索部(111)が検索した関連情報(B2)を、新たに作成された新規プログラムに対応付けて記憶する。
【0108】
この態様では、検索部(111)が検索した関連情報(B2)を、新たに作成された新規プログラムに対応付けて記憶部(12)に記憶させている。このため、新たにプログラムを作成する際に、記憶部(12)に記憶されている新規プログラムを流用することが可能であり、その結果、プログラムを作成する際の作業性を向上させることが可能となる。
【0109】
第8の態様に係るプログラム作成支援システム(1)では、第7の態様において、記憶部(12)は、関連情報(B2)及び新規プログラムの少なくとも一方に関するコメント(A7)を、関連情報(B2)及び新規プログラムに対応付けて記憶する。
【0110】
この態様によれば、関連情報(B2)及び新規プログラムに対応付けてコメント(A7)を記憶部(12)に記憶させることが可能となる。
【0111】
第9の態様に係るプログラム作成支援システム(1)は、第7又は第8の態様において、表示部(14)と、選択部(131)と、を更に備える。表示部(14)は、複数の新規プログラムを表示する。選択部(131)は、表示部(14)に表示させた複数の新規プログラムのうち記憶部(12)に記憶させる新規プログラムをユーザに選択させる。
【0112】
この態様によれば、複数の新規プログラムの中から、記憶部(12)に記憶させる新規プログラムを選択することが可能となる。
【0113】
第10の態様に係るプログラム作成支援システム(1)は、第7~第9の態様のいずれか1つにおいて、出力部(112)を更に備える。出力部(112)は、新規プログラムを作成する際に、記憶部(12)に記憶されている複数のプログラムのうち検索部(111)が検索した関連情報(B2)に対応するプログラムを記憶部(12)から読み出して出力する。記憶部(12)は、対応するプログラムが改変された後の新規プログラムを自動更新するか否かの情報を含む更新情報(B10)を新規プログラムに対応付けて記憶する。
【0114】
この態様によれば、新たに作成された新規プログラムが改変された場合に、当該新規プログラムを自動更新するか否かを設定することが可能となる。また、この態様によれば、新規プログラムを作成する際に、記憶部(12)に記憶されているプログラムを流用することができるので、開発効率を向上させることができる。
【0115】
第11の態様に係るプログラム作成支援方法は、記憶部(12)を備えるプログラム作成支援システム(1)に用いられるプログラム作成支援方法である。記憶部(12)は、複数のプログラムの各々と、複数のプログラムのうち対応するプログラムの用途に関する用途情報、及び対応するプログラムの機能に関する機能情報の少なくとも一方を含む関連情報(B2)と、を対応付けて記憶している。プログラム作成支援方法は、入力ステップと、検索ステップと、出力ステップと、を有する。入力ステップでは、関連情報(B2)を検索するためのキーワード(B1)を含む入力情報の入力を受け付ける。検索ステップでは、入力ステップで受け付けた入力情報に基づいて関連情報(B2)を検索する。出力ステップでは、複数のプログラムのうち検索ステップで検索された関連情報(B2)に対応するプログラムを出力する。
【0116】
この態様では、出力ステップにおいて、プログラムの用途に関する用途情報、及びプログラムの機能に関する機能情報の少なくとも一方を含む関連情報(B2)に対応するプログラムが出力される。これにより、新たにプログラムを作成する場合であっても、上記プログラムを流用することが可能であり、その結果、プログラムを作成する際の作業性を向上させることが可能となる。
【0117】
第12の態様に係るプログラム作成支援方法は、記憶部(12)を備えるプログラム作成支援システム(1)に用いられるプログラム作成支援方法である。記憶部(12)は、複数のプログラムの各々と、複数のプログラムのうち対応するプログラムが使用される装置の構造に関する構造情報、及び上記装置の種類に関する種類情報の少なくとも一方を含むパターン情報と、を対応付けて記憶している。プログラム作成支援方法は、入力ステップと、出力ステップと、を有する。入力ステップでは、パターン情報を含む入力情報の入力を受け付ける。出力ステップでは、複数のプログラムのうち入力ステップで受け付けた入力情報に対応するプログラムを出力する。
【0118】
この態様では、出力ステップにおいて、装置の構造に関する構造情報、及び装置の種類に関する種類情報の少なくとも一方を含む入力情報に対応するプログラムが出力される。これにより、新たにプログラムを作成する際に上記プログラムを流用することが可能であり、その結果、プログラムを作成する際の作業性を向上させることが可能となる。
【0119】
第13の態様に係るプログラム作成支援方法は、記憶部(12)を備えるプログラム作成支援システム(1)に用いられるプログラム作成支援方法である。記憶部(12)は、複数のプログラムの各々と、複数のプログラムのうち対応するプログラムの用途に関する用途情報、及び対応するプログラムの機能に関する機能情報の少なくとも一方を含む関連情報(B2)と、を対応付けて記憶している。プログラム作成支援方法は、入力ステップと、検索ステップと、記憶ステップと、を有する。入力ステップでは、関連情報(B2)を検索するためのキーワード(B1)を含む入力情報の入力を受け付ける。検索ステップでは、入力ステップで受け付けた入力情報に基づいて関連情報(B2)を検索する。記憶ステップでは、新たに作成された新規プログラムに関連する入力情報を入力ステップで受け付けると、検索ステップで検索された関連情報(B2)と新規プログラムとを対応付けて記憶部(12)に記憶させる。
【0120】
この態様では、新たに作成された新規プログラムと関連情報(B2)とを対応付けて記憶部(12)に記憶させている。これにより、新たにプログラムを作成する際に上記プログラムを流用することが可能であり、その結果、プログラムを作成する際の作業性を向上させることが可能となる。
【0121】
第14の態様に係る作成支援用プログラムは、第11~第13の態様のいずれか1つに係るプログラム作成支援方法を、1以上のプロセッサに実行させるための作成支援用プログラムである。
【0122】
この態様によれば、プログラムを作成する際の作業性を向上させることが可能となる。
【0123】
第2~第10の態様に係る構成については、プログラム作成支援システム(1)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
【符号の説明】
【0124】
1 プログラム作成支援システム
12 記憶部
13 入力部
14 表示部
111 検索部
112 出力部
121 プロジェクト
131 選択部
A1 プロジェクト名
A7 コメント
B1 キーワード
B2 関連情報
B8,B10 更新情報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12