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▶ 早野 民生の特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024147450
(43)【公開日】2024-10-16
(54)【発明の名称】子供転落防止窓等ロックシステム
(51)【国際特許分類】
   E05C 17/60 20060101AFI20241008BHJP
【FI】
E05C17/60 B
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023060478
(22)【出願日】2023-04-03
(71)【出願人】
【識別番号】301064389
【氏名又は名称】早野 民生
(72)【発明者】
【氏名】早野 民生
(57)【要約】
【課題】半開きの窓等において、これを確実にロックすることを可能とする。
【解決手段】内側の戸の召合せ框の、外側の戸の上框又は下框に対応する箇所に、ラッチ又はこれと同様に突起を出し入れできる器具を、その突起を上框又は下框に向かわせて取り付け、この突起に対応する上框又は下框の任意の個所に、その突起を出仕入れできる穴を設ける。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アルミサッシ等の引き違い戸において、内側の戸の召合せ框の、外側の戸の上框又は下框に対応する箇所に、ラッチ又はこれと同様に突起を出し入れできる器具(以下、「ラッチ等」という。)を、その突起を上框又は下框に向かわせて取り付け、この突起に対応する上框又は下框の任意の個所に、その突起を出仕入れできる穴を設けたシステム。
【請求項2】
請求項1の穴を、ラッチ等の突起を差し込み、戸の開き具合を固定したとき、その開き具合が、少しの風だけが出入りする、子猫等の小動物しか出入りできない、大人は出入りできない等の箇所に設け、その穴の付近に、風、子猫、泥棒等の文字又は絵を付けたシール、又は、それらの絵を上框又は下框に描く作業。
【請求項3】
請求項1のシステムを、内側の戸と外側の戸を入れ替えて設置したシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半開きの窓等において、幼児が勝手に開けて外に出て転落する事例や、泥棒等の侵入の防止に関するものである。
【背景技術】
【0002】
巷には、半開きの窓等の補助錠として、「窓ロック」等の製品が多数あるが、これらの器具には「絶対的な防犯器具ではございません」などの記載がされているように、確実には固定できない。
【0003】
この改善策として、内側の戸と外側の戸の間に器具を取り付ける事例があるが、そのためには内側の戸と外側の戸の間の隙間をかなり開けなければならず、すきま風に悩まされる危険性がある。
【0004】
又、これらは、開けることは容易にはできないが、閉めることは防止できない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009-114799
【0006】
【特許文献2】特開2004-232345
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
半開きの窓等において、これを確実にロックできないため、幼児が勝手に開けて外に出て転落する事例や、泥棒等が侵入したとの記事が度々見受けられる。
【0008】
又、ベランダで洗濯物を干している時など、幼児によって鍵を締められ、ベランダに締め出さたとの話も時々耳にする。
【0009】
本発明は、これら不測の事態を確実に防止することを可能とする点にある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
内側の戸と外側の戸を連結固定すればよい。
【0011】
そのためには、内側の戸と外側の戸のそれぞれにラッチ等と穴を設けて、双方の戸を連結固定できるようにする。
【発明の効果】
【0012】
本発明により、半開き窓等は、その状態で確実に固定される。
【0013】
穴の位置を自由にとることで、戸の開き具合を自由に、かつ確実に固定することができる。
【0014】
本発明を上框に対して設置した場合は、幼児の手が届きにくくなるため、勝手に開けて外に出て転落する事態の防止効果がより大きい。
【0015】
ラッチにカギをつけて固定できるストロングラッチ等を使用した場合は、ガラスの一部を破壊してクレセント錠を外す位では人の出入りは不可能となり、泥棒除けにも大いに役立つ。
【0016】
網戸等を通した心地よい風を安心して楽しめる。
【0017】
内側の戸と外側の戸が確実にロックされるため、ベランダで洗濯物を干している時など、幼児によって鍵を締められ、ベランダに締め出される事態も防げる。
【発明を実施するための形態】
【0018】
内側の戸の召合せ框の、外側の戸の上框又は下框に対応する箇所に、ラッチ又はこれと同様に突起を出し入れできる器具(以下、「ラッチ等」という。)を、その突起を上框又は下框に向かわせて取り付け、この突起に対応する上框又は下框の任意の個所に、その突起を出仕入れできる穴を設ける。
【0019】
ラッチ等として蝶番を使用する場合、蝶番の穴に該当する側にボルト等の突起を付けることにより、これを使用することができる。
【0020】
穴2つがある蝶番の穴に、一つはボルト、もう一つは蝶ボルトを付け、受け手の穴もこれに対応して2つ開け、蝶ボルトに対応する穴に埋め込みナットを取り付けることにより、通常は単なるボルトを使用し、より厳重さが要求されるときは蝶ボルトで締め付けることにより、より便利さが増す。