(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024147766
(43)【公開日】2024-10-16
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/34 20120101AFI20241008BHJP
【FI】
G06Q50/34
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024117907
(22)【出願日】2024-07-23
(62)【分割の表示】P 2021551138の分割
【原出願日】2020-06-15
(31)【優先権主張番号】P 2019178520
(32)【優先日】2019-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】500033117
【氏名又は名称】株式会社MIXI
(72)【発明者】
【氏名】池田 武史
(72)【発明者】
【氏名】照内 大丈
(57)【要約】 (修正有)
【課題】投票の経験が少ないユーザであっても容易に投票を行える情報処理装置を提供する。
【解決手段】サーバ及び複数の端末が通信ネットワークを介して互いに通信可能に接続されている投票システムにおいて、投票対象への投票に関する処理を実行する情報処理装置であるサーバ10は、1以上の第1プレイヤから、投票対象及び投票方式の指定を受け付ける第1受付部102と、第1プレイヤを特定する情報と当該第1プレイヤから受け付けた投票対象及び投票方式とを対応付けた予想情報、を1以上含む動画のデータを第2プレイヤが利用する他の情報処理装置である端末に送信する送信部101と、他の情報処理装置から、動画に含まれる1以上の予想情報のうち、第2プレイヤにより選択された予想情報を受け付ける第2受付部103と、選択された予想情報に対応する投票対象及び投票方式に基づいて、第2プレイヤの投票を行う投票処理部104と、を有する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
投票対象への投票に関する処理を実行する情報処理装置であって、
1以上の第1プレイヤから、投票対象及び投票方式の指定を受け付ける第1受付部と、
前記第1プレイヤを特定する情報と当該第1プレイヤから受け付けた投票対象及び投票方式とを対応付けた予想情報、を1以上含む動画のデータを第2プレイヤが利用する他の情報処理装置に送信する送信部と、
前記他の情報処理装置から、前記動画に含まれる1以上の予想情報のうち、前記第2プレイヤにより選択された予想情報を受け付ける第2受付部と、
前記選択された予想情報に対応する投票対象及び投票方式に基づいて、前記第2プレイヤの投票を行う投票処理部と、
を有する、情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、2019年9月30日に出願された日本特許出願番号2019-178520号に基づくもので、ここにその記載内容を援用する。
【技術分野】
【0002】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0003】
例えば、競馬や競輪、競艇等の投票が行われる各種の競技においては、投票者からの投票を受け付ける投票装置が用いられる。投票者は、投票に必要な投票事項を投票用紙に記載し、投票装置に入力することにより投票を行うことができる。例えば、競馬の場合、レースが行われるレース場や単勝、複勝といった投票方式、投票する馬等の事項を投票用紙に記載し、投票装置に入力することにより、投票を行うことができる。例えば、特許文献1には、マークカードを用いた投票券の購入を促進することが可能な技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【0005】
しかしながら、上述の競技に採用されている投票の方法は複雑であり、初心者のユーザにとっては敷居が高い。例えば、競馬、競輪、競艇等の場合、投票方式や投票対象となる馬又は競技者を多くの投票パターンの中から選択しなければならないため複雑である。このことは、投票をしたことがないユーザや投票の経験が少ないユーザを遠ざける一因になっていると考えられる。
そこで、本発明は、投票の経験が少ないユーザであっても容易に投票を行うことができる技術を提供することを目的とする。
【0006】
本発明の一態様に係る情報処理装置は、投票対象への投票に関する処理を実行する情報処理装置であって、1以上の第1プレイヤから、投票対象及び投票方式の指定を受け付ける第1受付部と、前記第1プレイヤを特定する情報と当該第1プレイヤから受け付けた投票対象及び投票方式とを対応付けた予想情報、を1以上含む動画のデータを第2プレイヤが利用する他の情報処理装置に送信する送信部と、前記他の情報処理装置から、前記動画に含まれる1以上の予想情報のうち、前記第2プレイヤにより選択された予想情報を受け付ける第2受付部と、前記選択された予想情報に対応する投票対象及び投票方式に基づいて、前記第2プレイヤの投票を行う投票処理部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、投票の経験が少ないユーザであっても容易に投票を行うことができる技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】第1実施形態に係る投票システムのシステム構成の一例を示す図である。
【
図2】第1実施形態に係るサーバのハードウェア構成例を示す図である。
【
図3】第1実施形態に係るサーバの機能ブロック構成例を示す図である。
【
図4】第1実施形態に係るユーザ管理DB及び予想者管理DBの一例を示す。
【
図5】第1実施形態に係る投票システムが行う処理手順の一例を示すシーケンス図 である。
【
図6】第1実施形態に係る画面表示例を示す図である。
【
図7】第2実施形態に係る投票システムが行う処理手順の一例を示すシーケンス図 である。
【
図8】第2実施形態に係る画面表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
【0010】
<<第1実施形態>>
<システム構成>
図1は、第1実施形態に係る投票システム1のシステム構成の一例を示す図である。
図1に示す投票システム1は、サーバ10(コンピュータ)と、1以上の端末20(コンピュータ)とを備える。サーバ10及び端末20は、インターネットやイントラネット、無線LAN、移動通信等の通信ネットワークNを介して互いに通信可能に接続されている。サーバ10及び端末20は、情報処理装置と称されてもよい。
【0011】
サーバ10は、1又は複数の物理的なサーバ等から構成されていてもよいし、ハイパーバイザー(hypervisor)上で動作する仮想的なサーバを用いて構成されていてもよいし、クラウドサーバを用いて構成されていてもよい。端末20は、ユーザが利用する端末であり、ユーザは、端末20を操作することで投票対象に投票を行うことができる。端末20は、例えば、携帯電話(スマートフォンを含む)、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等である。
【0012】
サーバ10は、例えば、競輪、競馬、競艇、オートレースのように投票行為が行われる各種競技において、予想者(Tipster)が予想及び投票する投票対象、投票方式及び所定価値の管理、ユーザが予想及び投票する投票対象、投票方式及び所定価値の管理、ユーザ及び予想者が保持する所定価値の管理、競技(レース)の結果に応じた払い戻し量(払戻金)等の管理などの各種処理を実行する。
【0013】
予想者は、予想者はどのような人物であってもよいが、例えば、複数の人物から構成されるグループであってもよいし、1人であってもよい。また、芸能人等の有名人であってもよいし、無名の一般人であってもよい。また、予想者は、必ずしも実在する人物に限定されず、コンピュータシミュレーションにより作り出された仮想的な人物であってもよい。
【0014】
投票対象とは、競技に出場する出場者(選手や動物を含む)である。例えば、1番から5番までの出場者が競う競技の場合、1番から5番までの出場者の各々が投票対象になる。
【0015】
投票方式とは、投票対象に対して所定価値を投票する(賭ける)方法である。例えば単勝とは、1着になる投票対象を予想して所定価値を投票する方法であり、複勝とは、1着から3着までに入る投票対象を予想して所定価値を投票する方法である。2連単とは、1着及び2着の投票対象を着順どおりに予想して所定価値を投票する方法であり、2連複とは、1着及び2着に入る2つの投票対象(着順は問わない)を予想して所定価値を投票する方法である。3連単とは、1着、2着及び3着の投票対象を着順どおりに予想して所定価値を投票する方法であり、3連複とは、1着~3着に入る3つの投票対象(着順は問わない)を予想して所定価値を投票する方法である。第1実施形態に係る投票方式には、これらの方法以外の投票方式も含まれる。
【0016】
第1実施形態では、投票方式及び投票対象を指定することで一意に定まる、所定価値を投票可能な対象を「投票券」と呼ぶ。投票券は、紙媒体で発行されるものでもよく、また、投票システム1内で管理されるデータであってもよい。投票券の一例として、1着1番、2着5番の2連単の投票券や、5番、7番及び8番の3連複の投票券が挙げられる。第1実施形態で、「ユーザ又は予想者が投票券を購入すること」とは、「ユーザ又は予想者が、選択した投票方式及び投票対象に対して所定価値を投票すること」と同義である。
【0017】
所定価値とは、投票対象に投票可能な価値であり、例えば、金銭でもよいし、ポイントであってもよい。ポイントは、投票することに加えて、所定のサービス又はゲームで利用可能であってもよい。また、ポイントは、例えば所定のサービス又はゲームをプレイするユーザが、所定のサービスやゲーム内にて無償で受け取ることが可能なポイント(無償ポイント)であってもよいし、所定のサービスやゲーム内で金銭の支払と引き換えに(課金することで)受け取ることが可能なポイント(有償ポイント)であってもよい。所定価値は、単に「価値」と称されてもよい。
【0018】
競技の結果、投票券が的中した場合、ユーザ及び予想者は所定価値の払い戻しを受けることができる。例えば3倍の投票券が的中した場合、ユーザ及び予想者は投票した所定価値の3倍の量の所定価値の払い戻しを受けることができる。
【0019】
第1実施形態では、ユーザは、予想者が競技結果を予想している様子や、予想者が自身の予想を説明している様子等をリアルタイムで撮影した動画(映像、配信動画)を端末20の画面で見ることができ、予想者と一緒になって競技を楽しむという体験をすることができる。また、端末20の画面には、予想者が予想した投票券を示す画像が動画内又は動画に重ねて表示される。ユーザは、当該画像をタッチ等することで、予想者が予想する投票券と同一の投票券を購入することができる。
【0020】
以下の説明では、予想者が予想する投票券と同一の投票券をユーザが購入することを、ユーザが予想者に「相乗りする」と表現する。また、第1実施形態において「予想」には、投票券を購入するためにどの投票対象が上位に入るのかを予想することと、投票券の購入は行わずに予想のみを行うこととの両方の意味を含む。
【0021】
<ハードウェア構成>
図2は、第1実施形態に係るサーバ10のハードウェア構成例を示す図である。サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphical processing unit)等のプロセッサ11、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)及び/又はSSD(Solid State
Drive)等の記憶装置12、有線又は無線通信を行う通信IF(Interface)13、入力操作を受け付ける入力デバイス14、及び情報の出力を行う出力デバイス15を有する。入力デバイス14は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス及び/又はマイク等である。出力デバイス15は、例えば、ディスプレイ及び/又はスピーカ等である。
【0022】
<機能ブロック構成>
図3は、第1実施形態に係るサーバ10の機能ブロック構成例を示す図である。サーバ10は、記憶部100と、表示制御部101と、第1受付部102と、第2受付部103と、投票処理部104とを含む。記憶部100は、サーバ10が備える記憶装置12を用いて実現することができる。また、表示制御部101と、第1受付部102と、第2受付部103と、投票処理部104とは、サーバ10のプロセッサ11が、記憶装置12に記憶されたプログラムを実行することにより実現することができる。また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体(Non-transitory computer readable medium)であってもよい。非一時的な記憶媒体は特に限定されないが、例えば、USBメモリ又はCD-ROM等の記憶媒体であってもよい。
【0023】
記憶部100は、ユーザに関する各種情報を管理するユーザ管理DB100aと、予想者に関する各種情報を管理する予想者管理DB100bと、予想者等を撮影した動画を格納する動画管理DB100cとを記憶する。
【0024】
図4に、第1実施形態に係るユーザ管理DB100a及び予想者管理DB100bの一例を示す。ユーザ管理DB100aの「ユーザID」には、サーバ10内でユーザを一意に識別するための識別子が格納される。「ニックネーム」には、ユーザ登録時にユーザが入力したニックネームが格納される。「所持価値」は、ユーザが所持する所定価値の量が格納される。「投票履歴」には、ユーザが投票した投票券及び投票した(賭けた)所定価値がレース毎に格納される。
【0025】
予想者管理DB100bの「予想者ID」には、サーバ10内で予想者(予想者のグループを含む)を一意に識別するための識別子が格納される。「ニックネーム」には、予想者のニックネームが格納される。「所持価値」は、予想者が所持する所定価値の量が格納される。「予想」には、今後行われる競技について、予想者が予想した投票券と、投票する予定又は投票済みの所定価値とが格納される。なお、今後行われる競技には、直近又は当日に行われる競技に限定されず、翌日に行われる競技など、将来行われる競技に対する予想も含まれる。
図4の例では第5競技について、チームA~Cが予想した投票方式及び投票対象の内容と投票する所定価値の量が格納されている。「予想受付時刻」には、予想者から、投票券の予想を受け付けた時刻を示す情報が格納される。「投票履歴」には、既に終了した競技について、予想者が投票した投票券及び当該投票券の購入に用いた所定価値が競技毎に格納される。
【0026】
動画管理DB100cには、予想者が競技結果を予想している様子や、予想者が自身の予想を説明している様子等を撮影した動画の動画データが格納される。撮影された動画はサーバ10から端末20にリアルタイムに送信される。また、サーバ10は、ユーザが過去に遡って動画の視聴を希望する場合に対応できるようにするために、当該動画を動画管理DBにも格納しておく。
【0027】
表示制御部101(送信部)は、予想者が競技結果の予想をしている様子、予想者が自身の予想を説明している様子等を撮影した動画、予想者が予想した投票券を示す画像、ユーザから投票する所定価値の入力を受け付ける画面等を端末20のディスプレイに表示させるために必要な各種の処理を行う。表示制御部101は、端末20が備えるWebブラウザからのアクセスに応じて、又は、端末20にインストールされた専用のアプリケーションからのアクセスに応じて、各種の画面を表示するためのデータを端末20に送信する。
【0028】
また、表示制御部101は、1以上の予想者を特定する情報(予想者の名称や識別子等)と当該予想者から受け付けた投票券(投票対象及び投票方式)とを対応づけた予想情報を1以上含む動画のデータを、ユーザ(第2プレイヤ)が利用する端末20(他の情報処理装置)に送信する。
【0029】
また、表示制御部101は、ユーザから、所定の指示を受けた場合に、少なくとも予想者から投票券の予想を受け付けた時刻を含むタイミングから開始される動画のデータを、動画管理DBから取得して当該ユーザが利用する端末20に送信するようにしてもよい。
【0030】
第1受付部102は、1以上の予想者(第1プレイヤ)から、予想者が予想した投票対象及び投票方式の指定を受け付ける。
【0031】
予想情報は、予想者の名称又は識別子と、予想者が予想した投票券とを示す文字であってもよい。若しくは、予想情報は、予想者の名称又は識別子と、予想者が予想した投票券とが記載された画像(例えばフリップボードを示す画像)であってもよい。動画は、どのような動画でもよいが、例えば、各予想者が競技結果について予想をしている様子を映した動画や、各予想者が、司会者の指示で一斉に予想情報を提示した後、自身がした予想について解説をする動画等が考えられる。また、動画は、1以上の予想者のそれぞれに対応する予想情報を、当該動画において予想者ごとに割り当てられる所定領域に表示するものであってもよい。
【0032】
第2受付部103は、端末20から、動画に含まれる1以上の予想情報のうち、ユーザにより選択された予想情報を受け付ける。また、第2受付部103は、端末20からユーザにより選択された予想情報を受け付ける際に、更に、所定価値の指定を受け付けるようにしてもよい。また、第2受付部103は、予想情報に、複数の投票券が含まれる場合、端末20から、どの投票券に所定価値を投票するかについての指定を受け付けるようにしてもよい。
【0033】
投票処理部104は、ユーザにより選択された予想情報に対応する投票券に基づいて、ユーザの投票を処理する。また、投票処理部104は、ユーザにより選択された予想情報に対応する投票券(投票対象及び投票方式)に対して、指定された所定価値を投票するようにしてもよい。また、予想情報に、複数の投票券が含まれる場合、投票処理部104は、予想情報に含まれる複数の投票券のうち、ユーザにより指定された投票券に対して、指定された所定価値を投票するようにしてもよい。
【0034】
<処理手順>
図5は、第1実施形態に係る投票システム1が行う処理手順の一例を示すシーケンス図である。
図6は、端末20に表示される画面例を示す図である。
図5及び
図6を用いて、サーバ10及び端末20が行う処理手順を具体的に説明する。なお、
図5において、ユーザが利用する端末を端末20aとし、予想者が利用する端末を端末20bと記載する。予想者の人数は問わないが、
図5の例では、複数の予想者が存在するものとする。また、
図5及び
図6の例では、動画データに表示される予想情報は、予想者の名称と、予想者が予想した投票券と、投票する所定価値の量とが記載されたフリップボードを示す画像であるものとする。また、端末20aに表示される動画は、撮影スタジオ内で、複数の予想者が、司会者の指示の下で、どの投票券が的中するのかを予想するとともに、なぜその投票券が的中すると予想したのかを解説する様子を撮影した動画であるものとする。また、各予想者は、動画の撮影中に、予想の内容(予想した投票券と投票する所定価値の量)を端末20bに入力することで、予想の内容をサーバ10に伝えることとする。
【0035】
ステップS101で、各端末20bは、各予想者が入力した予想の内容を示す予想データをサーバ10に送信する。予想データには、予想者の予想者ID、予想者が予想した投票券(投票方式及び投票対象)、予想者が投票する所定価値が含まれる。サーバ10の第1受付部102は、各端末20bから、予想者が予想した投票券と投票する所定価値とを受け付けて、予想者管理DB100bにおける各予想者の「予想」フィールドに格納する。また、各予想者が予想した投票券と投票する所定価値とを受け付けた時刻を、各予想者の「予想受付時刻」フィールドに格納する。
【0036】
ステップS102で、ユーザが利用する端末20aは、投票画面の送信を要求するメッセージをサーバ10に送信する。当該メッセージは、例えば、端末20aにて、Webブラウザ又は専用のアプリケーションが起動されたタイミングで送信される。なお、ステップS102の処理手順は、ステップS101の処理手順よりも前に行われてもよい。
【0037】
ステップS103で、サーバ10の表示制御部101は、動画データを端末20aに送信する。動画データは、例えば撮影スタジオに設置されたビデオカメラで撮影されてサーバ10に送信された動画データを想定しているが、これに限定されるものではない。例えば、いずれかの予想者が利用する端末20bが備えるカメラで撮影され、端末20bからサーバ10に送信された動画データであってもよい。なお、記憶部100は、撮影された動画データを、動画管理DB100cに、タイムスタンプと共に蓄積する。
【0038】
ステップS104で、端末20aは、サーバ10から受信した動画データをディスプレイに表示する。端末20aのディスプレイには、動画とともに各予想者に対応するフリップボードが表示され、ユーザは、フリップボードを見ることで、どの予想者がどの投票券に投票するのかを認識することができる。また、ユーザは、ディスプレイ上に表示される複数のフリップボードの中から、フリップボードを1つ選択することで、相乗りしたい予想者を選択することができる。
【0039】
図6の画面D10は、動画を表示する画面の一例である。画面D10に含まれる表示エリアM10には、司会者や予想者が映っている動画が表示される。また、動画データには、複数のフリップボードF10~F12が、所定方向(例えば横方向)に並べて表示される。また、各々のフリップボードには、予想者のニックネームと、予想者が的中すると予想した投票券と、投票する金銭の額(所定価値の量)とが表示される。
【0040】
ここで、フリップボードは、動画の一部であってもよい。例えば、予想者が、司会者の「では全員の予想を見てみましょう」等の掛け声と共に、予想を記載したフリップボードを一斉にカメラに向かって提示する様子を映した動画が、端末20aに表示されることとしてもよい。この場合、表示制御部101は、各予想者のフリップボードが端末20aの画面に表示される位置を示す情報を、動画データと共に、若しくは予め端末20aに送信しておく。端末20aは、ユーザがディスプレイをタッチした位置と、サーバ10から受信した、各予想者のフリップボードが表示される位置を示す情報とを突合することで、ユーザがどの予想者のフリップボードを選択したのかを認識することができる。
【0041】
また、フリップボードは、動画の上に重畳表示されることとしてもよい。この場合、サーバ10から端末20aに、各予想者を識別する識別子(予想者ID)と各予想者が予想した投票券と投票する金銭の額(所定価値の量)を含む予想データを送信する。また、端末20aは、サーバ10から受信した当該予想データを用いて、各予想者のフリップボードの画像(フリップボードF10~F12)を生成し、生成した画像を動画の上に重畳表示させる。また、サーバ10は、フリップボードの画像を動画の上に重畳表示するタイミングを指示する指示情報を端末20aに送信するようにしてもよい。また、端末20aは、当該指示情報で指示されるタイミングで、フリップボードの画像を動画に重畳表示するようにしてもよい。当該タイミングは、例えば司会者の「では全員の予想を見てみましょう」等の掛け声などがあったタイミングであってもよい。サーバ10の管理者等は、司会者の音声を聞きながら、指示情報を端末20aに送信することをサーバ10に指示するようにしてもよい。また、サーバ10から端末20aに送信される予想データには、表示エリアM10に各予想者のフリップボードの画像を表示する位置を示す位置情報が含まれており、端末20は、表示エリアM10において、当該位置情報で指示される位置にフリップボードの画像を重畳表示するようにしてもよい。端末20aは、ユーザがディスプレイをタッチした位置と、サーバ10から受信した当該位置情報とを突合することで、ユーザがどの予想者のフリップボードを選択したのかを認識することができる。
図5に戻り説明を続ける。
【0042】
ステップS105で、ユーザがフリップボードを選択した場合、端末20aは、ユーザが選択したフリップボードを示す情報を(例えばフリップボードに対応する予想者の予想者ID)を、サーバ10に送信する。サーバ10の第2受付部103は、ユーザが選択したフリップボードを示す情報を受け付ける。
【0043】
ステップS106で、サーバ10の表示制御部101は、予想者管理DB100bにアクセスし、ユーザが選択したフリップボードに対応する予想者の「予想」フィールドから、当該予想者が予想する投票券及び投票する所定価値の量を取得する。また、表示制御部101は、ユーザから、所定価値を投票する投票券及び投票する所定価値の指定を受け付ける投票受付画面を表示させるためのデータを含むメッセージを端末20aに送信する。
【0044】
ステップS107で、端末20aは、ユーザから、所定価値を投票する投票券及び投票する所定価値の指定を受け付ける。
図6の画面D11は、投票受付画面の一例である。画面D11には、画面D10で選択されたフリップボードに対応する予想者が投票する投票券と投票する所定価値が並べて表示される。画面D11には、投票券ごとに、投票する所定価値を入力する入力エリアP10~P12が表示されている。入力エリアP10~P12に、投票する所定価値が入力されて投票実行ボタンB11が押下されると、端末20aは、
図5のステップS108の処理手順を実行する。なお、所定価値の欄に「0」が入力されると、当該所定価値の欄に対応する投票券には投票が行われないこととしてもよい。
【0045】
ここで、ユーザは、実際に投票を行う前に、予想者がどのような理由で投票対象を予想したのかを再度確認したいケースが想定される。この場合、ユーザは、画面D11のボタンB10を押下することで、予想者が予想を行った時点の動画を再度視聴することができる。
【0046】
ボタンB10が押下されると、端末20aは、予想者の予想者IDを含む動画要求メッセージをサーバ10に送信する。サーバ10の表示制御部101は、当該メッセージを受け付けると、予想者管理DB100bにアクセスし、受け付けた予想者IDに対応する「予想受付時刻」フィールドに格納されている時刻を取得する。続いて、サーバ10の表示制御部101は、取得した時刻を含むタイミングから開始される動画データを動画管理DB100cから読み出して、端末20aに送信する。取得した時刻を含むタイミングは、例えば、取得した時刻と同じタイミングでもよいし、取得した時刻から所定時間前のタイミングでもよい。端末20aは、受信した動画データをディスプレイに表示する。
図5に戻り説明を続ける。
【0047】
ステップS108で、端末20aは、画面D11に入力された、所定価値を投票する投票券と、各投票券に投票する所定価値とを含む購入指示メッセージをサーバ10に送信する。サーバ10の第2受付部103は、ユーザが投票する投票券の指定と、投票する所定価値との指定とを受け付ける。
【0048】
ステップS109で、サーバ10の投票処理部106は、端末20aから通知された投票券に対して指定された所定価値を投票する処理(つまり投票券を購入する処理)を行う。当該処理は、投票処理部106が、競技を運営する団体の他の情報処理装置に所定価値の投票を依頼することで実行されることとしてもよい。
【0049】
<<第2実施形態>>
続いて、第2実施形態について説明する。第1実施形態では、ユーザは、端末20aの画面に表示される各予想者のフリップボードの中から一つのフリップボードを選択し、フリップボードに表示される投票券に対して所定価値を投票することとした。一方、第2実施形態では、ユーザは、端末20aの画面に表示される予想者ごとの動画の中から一つの動画を選択し、選択した動画に対応する予想者が予想した投票券に対して所定価値を投票する。その他、第2実施形態において特に言及しない点は第1実施形態と同一でよい。
【0050】
<機能ブロック構成>
図3を用いて、第2実施形態に係るサーバ10の機能ブロック構成を説明する。
第2受付部103(受付部)は、ユーザが利用する端末20の画面に表示される、予想者ごとの動画(1以上の配信動画)のうち一つの動画(配信動画)の指定を、ユーザ(プレイヤ)から受け付ける。
【0051】
表示制御部101は、ユーザにより指定された動画と、当該動画に関連付けられた投票券(投票対象及び投票方式)を含む予想情報とを、ユーザが利用する端末20(情報処理装置)のディスプレイ(表示部)に表示させる。
【0052】
また、表示制御部101は、ユーザにより指定された動画を表示する動画表示領域と、予想情報に含まれる投票券に基づく投票の入力を行うための第1入力領域と、を含む画面を、ユーザが利用する端末20の表示部に表示させるようにしてもよい。当該第1入力領域は、投票券ごとに投票する所定価値(投票額)を設定するための投票額設定領域を含んでいてもよい。
【0053】
また、表示制御部101は、所定の操作入力を受け付けた場合に、動画表示領域にユーザにより指定された配信動画とは異なる動画を表示するとともに、予想情報に含まれる投票券以外の投票の入力を行うための第2入力領域を表示させるようにしてもよい。
【0054】
投票処理部104は、動画に関連づけられた予想情報に含まれる投票券に基づいて、ユーザの投票を行う。また、投票処理部104は、第1入力領域に入力された情報に基づいて、ユーザの投票を行うようにしてもよい。
【0055】
<処理手順>
図7は、第2実施形態に係る投票システム1が行う処理手順の一例を示すシーケンス図である。
図8は、端末20に表示される画面例を示す図である。
図7及び
図8を用いて、サーバ10及び端末20が行う処理手順を具体的に説明する。なお、
図7において、ユーザが利用する端末を端末20aとし、予想者が利用する端末を端末20bと記載する。予想者の人数は問わないが、
図7の例では、複数の予想者が存在するものとする。
【0056】
ステップS201で、各端末20bは、各予想者が入力した予想の内容を示す予想データをサーバ10に送信する。予想データには、予想者の予想者ID、予想者が予想した投票券(投票方式及び投票対象)、予想者が投票する所定価値が含まれる。サーバ10の第1受付部102は、各端末20bから、予想者が予想した投票券と投票する所定価値とを受け付けて、予想者管理DB100bにおける各予想者の「予想」フィールドに格納する。また、各予想者が予想した投票券と投票する所定価値とを受け付けた時刻を、各予想者の「予想受付時刻」フィールドに格納する。なお、ステップS201の処理手順は省略されてもよい。この場合、各予想者は、予め何らかの方法(例えばメールや電話等)で、サーバ10を運営する管理者等に対して、予め予想した投票券を通知しておくこととしてもよい。また、当該管理者等は、各予想者から通知された投票券を、予想者管理DB100bに格納することとしてもよい。
【0057】
ステップS202の処理手順は、
図5のステップS102と同一であるため説明は省略する。
【0058】
ステップS203で、サーバ10の表示制御部101は、予想者一覧画面を端末20aに送信する。予想者一覧画面には、例えば撮影スタジオに設置されたビデオカメラや、予想者が利用する端末20bが備えるカメラで撮影されてサーバ10に送信された、予想者が予想をしている様子を撮影した動画が、予想者ごとに並べて表示される。なお、記憶部100は、撮影された動画データを、動画管理DB100cに、タイムスタンプと共に蓄積する。
【0059】
ステップS204で、端末20aは、サーバ10から受信した予想者一覧画面をディスプレイに表示する。端末20aのディスプレイには、予想者の動画が一覧表示され、ユーザは、各予想者の動画を見ることで、どの予想者に相乗りするのかを選択する。
【0060】
図8の画面D20は、予想者一覧画面の一例である。画面D20に含まれる動画表示領域M20、M21及びM22には、それぞれ、予想者が競技結果の予想をしている様子を示す動画が表示される。また、動画表示領域M20、M21及びM22には、動画に加えて、予想者の名称と、相乗りしているユーザの数と、予想者のコメントとが表示される。ここで、動画表示領域M20、M21及びM22には、それぞれ異なる動画配信者の動画が表示される。
【0061】
ステップS205で、端末20aは、ユーザが選択(指定)した動画を示す情報(例えば、動画のIDや、動画に対応する予想者の予想者ID等)を、サーバ10に送信する。サーバ10の第2受付部103は、ユーザが選択した動画を示す情報を受け付ける。
【0062】
ステップS206で、サーバ10の表示制御部101は、予想者管理DB100bにアクセスし、ユーザが選択した動画に対応する予想者の「予想」フィールドから、当該予想者が予想する投票券、若しくは、投票券及び投票する所定価値の量を取得する。また、表示制御部101は、ユーザから、所定価値を投票する投票券及び投票する所定価値の入力を受け付ける投票受付画面を表示させるためのデータを含むメッセージを端末20aに送信する。投票受付画面には、ユーザが選択した動画と、当該動画に関連付けられた投票券
(つまり予想者が予想した投票券)を含む予想情報とが表示される。
【0063】
ステップS207で、端末20aは、投票受付画面にて、ユーザから、所定価値を投票する投票券及び投票する所定価値の指定を受け付ける。
図8の画面D30は、投票受付画面の一例である。画面D30には、ユーザにより選択(指定)された動画を表示する動画表示領域M30と、動画に対応する予想情報に含まれる投票券に基づく投票の入力を行うための第1入力領域T30と、を含む。また、第1入力領域T30は、投票券ごとに投票する所定価値を指定する(投票券ごとの投票額を設定する)ための投票額設定領域(B31~B33)を含む。なお、投票額設定領域(B31~B33)には、予想者が投票する所定価値が予め表示されており、ユーザは、所定価値を任意に変更できることとしてもよい。
【0064】
画面D30は、画面D20において動画表示領域M22が選択された場合に表示される画面例を示している。第1入力領域T30に表示されている3つの投票券(2=3、5-3-2、2=5=3)は、動画表示領域M22に映し出されている予想者が予想した投票券である。第1入力領域T30には、投票券ごとにオッズも表示されるようにしてもよい。動画表示領域M30には、画面D20の動画表示領域M22に表示されていた動画が引き続き表示される。投票額設定領域(B31~B33)に、投票する所定価値が入力されて投票実行ボタンB34が押下されると、端末20aは、
図7のステップS208の処理手順を実行する。なお、所定価値の欄に「0」が入力されると、当該所定価値の欄に対応する投票券には投票が行われないこととしてもよい。このように、ユーザは画面D30における動画表示領域M22で再生される予想者の動画を閲覧しながら、予想者の予想する投票券の中から選択した投票券に対して投票が可能となる。また、投票額設定領域に設定される所定価値には、通貨、有償のポイント、無償のポイント等の複数の価値のうち1以上を選択して設定可能としてよい。
【0065】
画面D30にて、ボタンB35が押下されると(つまり、サーバ10の第2受付部103が所定の入力操作を受け付けると)、画面D40に遷移する。画面D40には、動画表示領域M40と、ユーザが自分で予想した投票券の入力(予想情報に含まれる投票対象及び投票方式以外の投票の入力)を行うことができる第2入力領域(領域K40及び領域K41)が表示される。動画表示領域M40には、画面D30の動画表示領域M30に表示されていた予想者の動画とは異なる動画(例えば選手が競技の準備をしている様子など)が表示される。このように、サーバ10の表示制御部101は、動画表示領域に表示される動画の内容を、ユーザから投票情報を受け付けるための入力領域の表示内容に応じて変更する。
【0066】
第2入力領域のうち領域K40は、投票方式を入力する領域であり、領域K41は、投票対象を入力する領域である。例えば、1着1番、2着4番及び3着5番の3連単を入力する場合、領域K40で「3連単」を指定し、領域K41で、1着、2着及び3着の選手として、それぞれ1番、4番及び5番を指定する。ボタンB40が押下されると、画面D30に戻る。画面D30の第1入力領域T30には、画面D40で指定された投票券と、当該追加された投票券に投票する投票額設定領域とが追加表示される。
【0067】
ステップS208で、端末20aは、画面D30に入力された、所定価値を投票する投票券と、各投票券に投票する所定価値とを含む購入指示メッセージをサーバ10に送信する。サーバ10の第2受付部103は、ユーザが投票する投票券の指定と、投票する所定価値との指定とを受け付ける。
【0068】
ステップS209で、サーバ10の投票処理部106は、端末20aから通知された投票券に対して指定された所定価値を投票する処理(つまり投票券を購入する処理)を行う。当該処理は、投票処理部106が、競技を運営する団体の他の情報処理装置に所定価値の投票を依頼することで実行されることとしてもよい。
【0069】
<まとめ>
以上説明した実施形態によれば、ユーザは、端末20の画面に表示されるフリップボードを選択し、フリップボードに表示される投票券に対して所定価値を投票することができる。これにより、投票の経験が少ないユーザであっても容易に投票を行うことができる技術を提供することが可能になる。
【0070】
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態で説明したフローチャート、シーケンス、実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
【0071】
<付記>
[付記1]
投票対象への投票に関する処理を実行する情報処理装置であって、
1以上の第1プレイヤから、投票対象及び投票方式の指定を受け付ける第1受付部と、
前記第1プレイヤを特定する情報と当該第1プレイヤから受け付けた投票対象及び投票方式とを対応付けた予想情報、を1以上含む動画のデータを第2プレイヤが利用する他の情報処理装置に送信する送信部と、
前記他の情報処理装置から、前記動画に含まれる1以上の予想情報のうち、前記第2プレイヤにより選択された予想情報を受け付ける第2受付部と、
前記選択された予想情報に対応する投票対象及び投票方式に基づいて、前記第2プレイヤの投票を行う投票処理部と、
を有する、情報処理装置。
【0072】
付記1によれは、投票の経験が少ないユーザであっても容易に投票を行うことができる技術を提供することができる。
【0073】
[付記2]
前記動画は、前記1以上の第1プレイヤのそれぞれに対応する予想情報を、前記動画において前記第1プレイヤごとに割り当てられる所定領域に表示する、
付記1に記載の情報処理装置。
【0074】
付記2によれは、動画内において、予想情報を予想者ごとに区別して表示することが可能になる。
【0075】
[付記3]
前記第2受付部は、前記選択された予想情報を受け付ける際に、所定価値の指定を受け付け、
前記投票処理部は、前記選択された予想情報に対応する投票対象及び投票方式に対応付けて前記指定された所定価値を投票する、
付記1又は2に記載の情報処理装置。
【0076】
付記3によれは、ユーザは、予想者が予想した投票券を選択し、選択した投票券に所定価値を投票することができるため、容易に投票を行うことが可能になる。
【0077】
[付記4]
前記第1プレイヤから投票対象及び投票方式を受け付けた時刻を示す情報を記憶する、記憶部、を更に有し、
前記送信部は、前記第2プレイヤから、所定の指示を受けた場合に、少なくとも前記時刻を含むタイミングから開始される前記動画のデータを前記他の情報処理装置に送信する、
付記1~3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【0078】
付記4によれは、ユーザは、予想者が予想を行った時点の動画を再度確認することが可能になる。
【0079】
[付記5]
投票対象への投票に関する処理を実行する情報処理装置が行う情報処理方法であって、
1以上の第1プレイヤから、投票対象及び投票方式の指定を受け付けるステップと、
前記第1プレイヤを特定する情報と当該第1プレイヤから受け付けた投票対象及び投票方式とを対応付けた予想情報、を1以上含む動画のデータを第2プレイヤが利用する他の情報処理装置に送信するステップと、
前記他の情報処理装置から、前記動画に含まれる1以上の予想情報のうち、前記第2プレイヤにより選択された予想情報を受け付けるステップと、
前記選択された予想情報に対応する投票対象及び投票方式に基づいて、前記第2プレイヤの投票を行うステップと、
を含む、情報処理方法。
【0080】
付記5によれは、投票の経験が少ないユーザであっても容易に投票を行うことができる技術を提供することができる。
【0081】
[付記6]
投票対象への投票に関する処理を実行するコンピュータに、
1以上の第1プレイヤから、投票対象及び投票方式の指定を受け付けるステップと、
前記第1プレイヤを特定する情報と当該第1プレイヤから受け付けた投票対象及び投票方式とを対応付けた予想情報、を1以上含む動画のデータを第2プレイヤが利用する他の情報処理装置に送信するステップと、
前記他の情報処理装置から、前記動画に含まれる1以上の予想情報のうち、前記第2プレイヤにより選択された予想情報を受け付けるステップと、
前記選択された予想情報に対応する投票対象及び投票方式に基づいて、前記第2プレイヤの投票を行うステップと、
を実行させるためのプログラム。
【0082】
付記6によれは、投票の経験が少ないユーザであっても容易に投票を行うことができる技術を提供することができる。
【0083】
[付記7]
投票対象への投票に関する処理を実行する情報処理装置であって、
1以上の配信動画のうち配信動画の指定をプレイヤから受け付ける受付部と、
前記指定された配信動画と、当該配信動画に関連付けられた投票対象及び投票方式を含む予想情報とを、前記プレイヤの情報処理装置の表示部に表示させる表示制御部と、
前記予想情報に含まれる投票対象及び投票方式に基づいて、前記プレイヤの投票を行う投票処理部と、
を有する、情報処理装置。
【0084】
付記7によれば、表示している配信動画に関連付けられた予想情報に基づいて、投票の経験が少ないユーザであっても容易に投票を行うことができる。
【0085】
[付記8]
前記表示制御部は、前記指定された配信動画を表示する動画表示領域と、前記予想情報に含まれる投票対象及び投票方式に基づく投票の入力を行うための第1入力領域と、を含む画面を前記表示部に表示させ、
前記第1入力領域は、投票対象及び投票方式ごとの投票額を設定するための投票額設定領域を含み、
前記投票処理部は、前記第1入力領域に入力された情報に基づいて、前記プレイヤの投票を行う、
付記7に記載の情報処理装置。
【0086】
付記8によれば、ユーザは、予想者が予想した投票対象及び投票方式を選択し、選択した投票券に所定価値を投票することができるため、容易に投票を行うことが可能になる。
【0087】
[付記9]
前記表示制御部は、所定の操作入力を受け付けた場合に、前記動画表示領域に前記指定された配信動画とは異なる動画を表示するとともに、前記予想情報に含まれる投票対象及び投票方式以外の投票の入力を行うための第2入力領域を表示させる、
付記8に記載の情報処理装置。
【0088】
付記9によれば、ユーザは、予想者の予想とは異なる投票対象及び投票方式に投票を行うことが可能になる。
【0089】
[付記10]
投票対象への投票に関する情報処理方法であって、であって、
コンピュータが、1以上の配信動画のうち配信動画の指定をプレイヤから受け付けるステップと、
コンピュータが、前記指定された配信動画と、当該配信動画に関連付けられた投票対象及び投票方式を含む予想情報とを、前記プレイヤの情報処理装置の表示部に表示させるステップと、
コンピュータが、前記予想情報に含まれる投票対象及び投票方式に基づいて、前記プレイヤの投票を行うステップと、
を含む、情報処理方法。
【0090】
付記10によれば、表示している配信動画に関連付けられた予想情報に基づいて、投票の経験が少ないユーザであっても容易に投票を行うことができる。
【0091】
[付記11]
投票対象への投票に関する処理を実行するコンピュータに、
1以上の配信動画のうち配信動画の指定をプレイヤから受け付けるステップと、
前記指定された配信動画と、当該配信動画に関連付けられた投票対象及び投票方式を含む予想情報とを、前記プレイヤの情報処理装置の表示部に表示させるステップと、
前記予想情報に含まれる投票対象及び投票方式に基づいて、前記プレイヤの投票を行うステップと、
を実行させるためのプログラム。
【0092】
付記11によれば、表示している配信動画に関連付けられた予想情報に基づいて、投票の経験が少ないユーザであっても容易に投票を行うことができる。
【手続補正書】
【提出日】2024-08-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを有し、前記プロセッサは、
競技の結果を予想する複数のチームのそれぞれから受け付けた、投票対象及び投票方式を含む予想情報を表示する複数のフリップボードと、動画を表示する表示領域と、を含む第1画面をユーザが利用する端末に表示させ、
前記第1画面において前記ユーザにより選択されたフリップボードに対応する予想情報に基づいて、前記ユーザが投票を行うための第2画面を前記端末に表示させる、
情報処理装置。
【請求項2】
プロセッサが、競技の結果を予想する複数のチームのそれぞれから受け付けた、投票対象及び投票方式を含む予想情報を表示する複数のフリップボードと、動画を表示する表示領域と、を含む第1画面をユーザが利用する端末に表示させ、
プロセッサが、前記第1画面において前記ユーザにより選択されたフリップボードに対応する予想情報に基づいて、前記ユーザが投票を行うための第2画面を前記端末に表示させる、
情報処理方法。
【請求項3】
競技の結果を予想する複数のチームのそれぞれから受け付けた、投票対象及び投票方式を含む予想情報を表示する複数のフリップボードと、動画を表示する表示領域と、を含む第1画面をユーザが利用する端末に表示させ、
前記第1画面において前記ユーザにより選択されたフリップボードに対応する予想情報に基づいて、前記ユーザが投票を行うための第2画面を前記端末に表示させる、
処理をプロセッサに実行させるプログラム。
【請求項4】
サーバと端末とを備え、
前記サーバは、
競技の結果を予想する複数のチームのそれぞれから受け付けた、投票対象及び投票方式を含む予想情報を表示する複数のフリップボードと、動画を表示する表示領域と、を含む第1画面をユーザが利用する前記端末に表示させ、
前記第1画面において前記ユーザにより選択されたフリップボードに対応する予想情報に基づいて、前記ユーザが投票を行うための第2画面を前記端末に表示させる、
システム。