(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024147891
(43)【公開日】2024-10-17
(54)【発明の名称】蓄電池接続装置、及び蓄電システム
(51)【国際特許分類】
H01M 50/507 20210101AFI20241009BHJP
H01M 50/503 20210101ALI20241009BHJP
H01M 50/51 20210101ALI20241009BHJP
【FI】
H01M50/507
H01M50/503
H01M50/51
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023060606
(22)【出願日】2023-04-04
(71)【出願人】
【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100145908
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 信雄
(74)【代理人】
【識別番号】100136711
【弁理士】
【氏名又は名称】益頭 正一
(72)【発明者】
【氏名】大野 ちひろ
【テーマコード(参考)】
5H043
【Fターム(参考)】
5H043AA19
5H043BA19
5H043FA04
5H043FA22
5H043FA40
5H043HA06F
5H043JA02F
5H043JA26F
(57)【要約】
【課題】正極端子と負極端子との間の距離が異なる複数種類の蓄電池を接続する蓄電池接続装置において、蓄電池間を電気的に接続するバスバの部品共通化を進める。
【解決手段】蓄電池接続装置100は、正極端子Pと負極端子Nとの間の距離が異なる複数種類の蓄電池モジュールM1~M10を直列接続する蓄電池接続装置100であって、隣り合う蓄電池モジュールM1~M10を導電させる電力線を備え、電力線は、一方の蓄電池モジュールM1~M10の正極端子Pと他方の蓄電池モジュールM1~M10の負極端子Nとに電気的に接続されるメインバスバ102と、メインバスバ102と電気的に接続され、正極端子P及び負極端子Nの一方と電気的且つ機械的に接続されるサブバスバ105,106とを備え、サブバスバ105,106と正極端子P又は負極端子Nとの機械的接続位置が、正極端子Pと負極端子Nとの間の距離に応じて調整可能である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
正極端子と負極端子との間の距離が異なる複数種類の蓄電池を直列接続する蓄電池接続装置であって、
隣り合う前記蓄電池を導電させる導電路を備え、
前記導電路は、
一方の前記蓄電池の前記正極端子と他方の前記蓄電池の前記負極端子とに電気的に接続される第1バスバと、
前記第1バスバと電気的に接続され、前記正極端子及び前記負極端子の一方と電気的且つ機械的に接続される第2バスバと
を備え、
前記第2バスバと前記正極端子及び前記負極端子の一方との機械的接続位置が、前記正極端子と前記負極端子との間の距離に応じて調整可能である蓄電池接続装置。
【請求項2】
前記導電路は、
前記第1バスバと電気的に接続され、前記正極端子及び前記負極端子の他方と電気的且つ機械的に接続される第3バスバ
を備え、
前記第3バスバと前記正極端子及び前記負極端子の他方との機械的接続位置が、前記正極端子と前記負極端子との間の距離に応じて調整可能である
請求項1に記載の蓄電池接続装置。
【請求項3】
前記第2バスバは、前記正極端子と前記負極端子とを結ぶ直線に沿って延びる長孔、又は前記正極端子と前記負極端子とを結ぶ直線に沿って並ぶ複数の孔を備え、前記長孔又は前記孔を通して前記正極端子及び前記負極端子の一方に接続される請求項1又は2に記載の蓄電池接続装置。
【請求項4】
前記第3バスバは、前記正極端子と前記負極端子とを結ぶ直線に沿って延びる長孔、又は前記正極端子と前記負極端子とを結ぶ直線に沿って並ぶ複数の孔を備え、前記長孔又は前記孔を通して前記正極端子及び前記負極端子の他方に接続される請求項2に記載の蓄電池接続装置。
【請求項5】
前記導電路は、
前記正極端子又は前記負極端子と前記第1バスバとを電気的に接続し又は遮断する第1スイッチと、
隣り合う前記第1バスバを電気的に接続するバイパス路と、
前記バイパス路に設けられ、隣り合う前記第1バスバを電気的に接続し又は遮断する第2スイッチと
を備える請求項1又は2に記載の蓄電池接続装置。
【請求項6】
前記導電路が設けられるプレートを備え、
前記プレートは、前記正極端子及び前記負極端子と前記導電路との機械的接続を行うための開口が形成されている請求項1又は2に記載の蓄電池接続装置。
【請求項7】
正極端子と負極端子との間の距離が異なる複数種類の蓄電池と、
複数種類の前記蓄電池を直列接続する蓄電池接続装置と
を備える蓄電システムであって、
前記蓄電池接続装置は、
隣り合う前記蓄電池を導電させる導電路を備え、
前記導電路は、
一方の前記蓄電池の前記正極端子と他方の前記蓄電池の前記負極端子とに電気的に接続される第1バスバと、
前記第1バスバと電気的に接続され、前記正極端子及び前記負極端子の一方と電気的且つ機械的に接続される第2バスバと
を備え、
前記第2バスバと前記正極端子及び前記負極端子の一方との機械的接続位置が、前記正極端子と前記負極端子との間の距離に応じて調整可能である蓄電システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電池接続装置、及び蓄電システムに関する。
【背景技術】
【0002】
複数の蓄電池モジュールが接続された蓄電システムとして、制御基板を収容した外装部材が蓄電池モジュールの上に重ねられ、蓄電池モジュール間を電気的に接続するバスバが外装部材の上に設けられたものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014-203754号公報
【特許文献2】特開2017-123339号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の蓄電システムでは、正極端子と負極端子との間の距離が異なる複数種類の蓄電池モジュールを接続する場合、正極端子と負極端子との間の距離の相違に合わせて長さが異なる複数種類のバスバを要する。
【0005】
本発明は上記事情に鑑み、正極端子と負極端子との間の距離が異なる複数種類の蓄電池を接続する蓄電池接続装置、及び蓄電システムにおいて、蓄電池間を電気的に接続するバスバの部品共通化を進めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の蓄電池接続装置は、正極端子と負極端子との間の距離が異なる複数種類の蓄電池を直列接続する蓄電池接続装置であって、隣り合う前記蓄電池を導電させる導電路を備え、前記導電路は、一方の前記蓄電池の前記正極端子と他方の前記蓄電池の前記負極端子とに電気的に接続される第1バスバと、前記第1バスバと電気的に接続され、前記正極端子及び前記負極端子の一方と電気的且つ機械的に接続される第2バスバとを備え、前記第2バスバと前記正極端子及び前記負極端子の一方との機械的接続位置が、前記正極端子と前記負極端子との間の距離に応じて調整可能である。
【0007】
本発明の蓄電システムは、正極端子と負極端子との間の距離が異なる複数種類の蓄電池と、複数種類の前記蓄電池を直列接続する蓄電池接続装置とを備える蓄電システムであって、前記蓄電池接続装置は、隣り合う前記蓄電池を導電させる導電路を備え、前記導電路は、一方の前記蓄電池の前記正極端子と他方の前記蓄電池の前記負極端子とに電気的に接続される第1バスバと、前記第1バスバと電気的に接続され、前記正極端子及び前記負極端子の一方と電気的且つ機械的に接続される第2バスバとを備え、前記第2バスバと前記正極端子及び前記負極端子の一方との機械的接続位置が、前記正極端子と前記負極端子との間の距離に応じて調整可能である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、正極端子と負極端子との間の距離が異なる複数種類の蓄電池を接続する蓄電池接続装置、及び蓄電システムにおいて、蓄電池間を電気的に接続するバスバの部品共通化を進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態に係る蓄電池接続装置を備える蓄電システムを示す斜視図である。
【
図2】
図2は、
図1に示す蓄電システムの回路構成を示す回路図である。
【
図3】
図3は、
図1に示す蓄電システムの一部を拡大して示す斜視図である。
【
図4】
図4は、
図1に示すスイッチユニットを示す平面図である。
【
図5】
図5は、
図1に示すメインバスバとサブバスバとを示す平面図である。
【
図6】
図6は、
図1に示す蓄電池モジュールとサブバスバとの接続構造を示す断面図である。
【
図7】
図7は、
図5に示すサブバスバの変形例を示す平面図である。
【
図8】
図8は、
図6に示す蓄電池モジュールとサブバスバとの接続構造の変形例を示す断面図である。
【
図9】
図9は、本発明の他の実施形態に係る蓄電池接続装置を備える蓄電システムの一部を拡大して示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は、以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において実施形態を適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾点が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用される。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態に係る蓄電池接続装置100を備える蓄電システム1を示す斜視図である。この図に示すように、蓄電システム1は、蓄電池ストリング10と、蓄電池接続装置100とを備える。
【0012】
蓄電池ストリング10は、直列に接続されたn個(nは2以上の整数であり、本実施形態では10)の蓄電池モジュールM1~M10を備える定置用又は車載用の電源である。特に限定するわけではないが、本実施形態の蓄電池モジュールM1~M10は、中古の蓄電池を再生したものであり、各蓄電池モジュールM1~M10の劣化度に差がある。蓄電池モジュールM1~M10は、例えば、リチウムイオンバッテリ、リチウムイオンキャパシタ等の二次電池であり、電力変換器130を通じて外部系統(図示省略)から電力を供給されて充電され、充電された電力を電力変換器130を通じて放電して外部系統に電力を供給する。
【0013】
外部系統は、負荷や発電機等を含む。蓄電システム1が定置用の場合には、事業所の設備や家庭の家電等が負荷となり、太陽光発電システム等が発電機となる。他方で、蓄電システム1が車載用の場合には、駆動用モータ、エアコン、各種車載電装品等が負荷となる。なお、駆動用モータは負荷になり発電機にもなる。
【0014】
なお、蓄電池ストリング10は、直列に接続された複数の蓄電池モジュールM1~M10に代えて、直列に接続された複数の蓄電池セル又は蓄電池パックを備えてもよい。また、後述するように、蓄電システム1は、各蓄電池モジュールM1~M10をバイパスさせるスイッチユニットSU1~SU10を備えるが、各蓄電池セル又は各蓄電池パックをバイパスさせるスイッチユニットSU1~SU10を備えてもよい。
【0015】
蓄電池モジュールM1~M10は、正極端子Pと負極端子Nとを備える。ここで、蓄電池モジュールM1~M10の正極端子Pと負極端子Nとの間の距離(以下、端子間距離)は、同一ではない。例えば、図示するように、蓄電池モジュールM1,M10の端子間距離は、蓄電池モジュールM2~M9の端子間距離よりも短く、また、蓄電池モジュールM2~M4,M7~M9の端子間距離は、蓄電池モジュールM5,M6の端子間距離よりも短い。即ち、蓄電池ストリング10は、端子間距離が相違する複数種類(図示する例では3種類)の蓄電池モジュールM1~M10を備える。
【0016】
蓄電池接続装置100は、ベースプレート101と、複数のスイッチユニットSU1~SU10と、メインバスバ102,103,104と、サブバスバ105,106とを備える。また、蓄電池接続装置100は、電流センサ107と、電力変換器130と、サービスプラグ140と、BMS(Battery Management System)150とを備える。さらに、蓄電池接続装置100は、通信用及び電力供給用のワイヤーハーネスユニット160を備える。
【0017】
他方で、蓄電池接続装置100は、直線的に並べられたn個(nは2以上の整数であり、本実施形態では6)の接続ユニットCU1~CU6を備える。先頭の接続ユニットCU1には、電力変換器130と電流センサ107とが設けられている。この接続ユニットCU1に続いて、接続ユニットCU2~CU6が、順番に並べられている。接続ユニットCU2と最後尾の接続ユニットCU6との間に配された接続ユニットCU3~CU5の構成は共通である。また、接続ユニットCU2,CU6の構成は、接続ユニットCU3~CU5とは異なる。さらに、接続ユニットCU2,CU6の構成は、相互に相違する。但し、接続ユニットCU2~CU6は、構造が共通化されたユニットを備えている。接続ユニットCU2は、構造が共通化されたユニットに対して、BMS150等を実装することにより作製される。また、接続ユニットCU6は、構造が共通化されたユニットに対して、サービスプラグ140やメインバスバ103,104等を実装することにより作製される。
【0018】
蓄電池モジュールM1~M5は、先頭から最後尾にかけて一列に直線的に並べられ、蓄電池モジュールM6~M10は、最後尾から先頭にかけて一列に直線的に並べられている。蓄電池モジュールM1~M5の列と蓄電池モジュールM6~M10の列とは相互に平行に配されており、蓄電池接続装置100は、蓄電池モジュールM1~M10の上に重ねて配されている。
【0019】
接続ユニットCU2は、蓄電池モジュールM1と蓄電池モジュールM10との上に重ねて配されており、一対のスイッチユニットSU1,SU10を備えている。接続ユニットCU3は、蓄電池モジュールM2と蓄電池モジュールM9との上に重ねて配されており、一対のスイッチユニットSU2,SU9を備える。接続ユニットCU4は、蓄電池モジュールM3と蓄電池モジュールM8との上に重ねて配されており、一対のスイッチユニットSU3,SU8を備える。接続ユニットCU5は、蓄電池モジュールM4と蓄電池モジュールM7との上に重ねて配されており、一対のスイッチユニットSU4,SU7を備える。接続ユニットCU6は、蓄電池モジュールM5と蓄電池モジュールM6との上に重ねて配されており、一対のスイッチユニットSU5,SU6を備える。
【0020】
蓄電池モジュールM1~M10は、蓄電池モジュールM1~M10の接続方向にM1,M2,…M10と順番に並べられている。同様に、スイッチユニットSU1~SU10は、蓄電池モジュールM1~M10の接続方向にSU1,SU2,…SU10と順番に並べられている。
【0021】
スイッチユニットSU1~SU10は、サブバスバ105を介して蓄電池モジュールM1~M10の正極端子Pに接続され、サブバスバ106を介して蓄電池モジュールM1~M10の負極端子Nに接続されている。スイッチユニットSU1~SU10の構成は共通である。なお、スイッチユニットSU1~SU10の構成の詳細、及びスイッチユニットSU1~SU10と蓄電池モジュールM1~M10との接続構造の詳細については後述する。
【0022】
電力変換器130は、例えば双方向のDC/DCコンバータであり、放電時の一次側の正極端子131と、放電時の一次側の負極端子132と、放電時の二次側の正極端子(図示省略)と、放電時の二次側の負極端子(図示省略)とを備える。一対のメインバスバ102が、接続ユニットCU1と接続ユニットCU2とに跨がるように配されている。正極端子131は、電流センサ107と一方のメインバスバ102とを介して、接続ユニットCU2のスイッチユニットSU1に接続されている。また、負極端子132は、他方のメインバスバ102を介して、接続ユニットCU2のスイッチユニットSU10に接続されている。
【0023】
一対のメインバスバ102が、接続ユニットCU2と接続ユニットCU3とに跨がるように配されている。接続ユニットCU2のスイッチユニットSU1は、一方のメインバスバ102を介して接続ユニットCU3のスイッチユニットSU2に接続されている。また、接続ユニットCU3のスイッチユニットSU9は、他方のメインバスバ102を介して接続ユニットCU2のスイッチユニットSU10に接続されている。
【0024】
同様に、一対のメインバスバ102が、接続ユニットCU3と接続ユニットCU4とに跨がるように配されている。接続ユニットCU3のスイッチユニットSU2は、一方のメインバスバ102を介して接続ユニットCU4のスイッチユニットSU3に接続されている。また、接続ユニットCU4のスイッチユニットSU8は、他方のメインバスバ102を介して接続ユニットCU3のスイッチユニットSU9に接続されている。
【0025】
同様に、一対のメインバスバ102が、接続ユニットCU4と接続ユニットCU5とに跨がるように配されている。接続ユニットCU4のスイッチユニットSU3は、一方のメインバスバ102を介して接続ユニットCU5のスイッチユニットSU4に接続されている。また、接続ユニットCU5のスイッチユニットSU7は、他方のメインバスバ102を介して接続ユニットCU4のスイッチユニットSU8に接続されている。
【0026】
同様に、一対のメインバスバ102が、接続ユニットCU5と接続ユニットCU6とに跨がるように配されている。接続ユニットCU5のスイッチユニットSU4は、一方のメインバスバ102を介して接続ユニットCU6のスイッチユニットSU5に接続されている。また、接続ユニットCU6のスイッチユニットSU6は、他方のメインバスバ102を介して接続ユニットCU5のスイッチユニットSU7に接続されている。
【0027】
一対のメインバスバ103と一対のメインバスバ104とが、接続ユニットCU6の上に配されている。接続ユニットCU6のスイッチユニットSU5は、一方のメインバスバ103と一方のメインバスバ104とを介して、サービスプラグ140に接続されている。また、サービスプラグ140は、他方のメインバスバ104と他方のメインバスバ103とを介して、接続ユニットCU6のスイッチユニットSU6に接続されている。
【0028】
ここで、隣り合うスイッチユニットSU1~SU10がメインバスバ102により機械的に結合されることにより、複数の接続ユニットCU2~CU6が一体化され、複数枚のプレート110(
図3参照)が一体化されたベースプレート101が構成されている。
【0029】
図2は、
図1に示す蓄電システム1の回路構成を示す回路図である。この図に示すように、蓄電システム1は、各蓄電池モジュールM1~M10毎に設けられたn個(nは2以上の整数であり、本実施形態では10)のスイッチユニットSU1~SU10を備える。スイッチユニットSU1~SU10は、それぞれ、バイパス線BLと、スイッチS1,S2とを備える。バイパス線BLは、各蓄電池モジュールM1~M10をバイパスする電力線である。スイッチS1は、バイパス線BLに設けられている。このスイッチS1は、例えば半導体スイッチや機械式スイッチやリレー等である。スイッチS2は、各蓄電池モジュールM1~M10の正極とバイパス線BLの一端との間においてメインの電力線PLに設けられている。このスイッチS2は、例えば半導体スイッチや機械式スイッチやリレー等である。
【0030】
全てのスイッチユニットSU1~SU10においてスイッチS1がOFFになりスイッチS2がONになった場合に、全ての蓄電池モジュールM1~M10が電力変換器130及び不図示の外部系統に直列接続される。他方で、何れかのスイッチユニットSU1~SU10においてスイッチS2がOFFになり、スイッチS1がONになった場合に、当該スイッチユニットSU1~SU10に対応する蓄電池モジュールM1~M10がバイパスされる。
【0031】
スイッチユニットSU1~SU10には、BMS150(
図1参照)が接続されている。BMS150は、各蓄電池モジュールM1~M10の監視及び制御、各スイッチユニットSU1~SU10のスイッチS1,S2のON/OFFの制御等を実行する。
【0032】
ここで、スイッチS2の一端は、接続端子108に電気的に接続され、この接続端子108は、サブバスバ105に電気的且つ機械的に接続され、このサブバスバ105は、蓄電池モジュールM1~M10の正極端子Pに電気的且つ機械的に接続されている。また、スイッチS1の一端は、接続端子109に電気的に接続され、この接続端子109は、サブバスバ106に電気的且つ機械的に接続され、このサブバスバ106は、蓄電池モジュールM1~M10の負極端子Nに電気的且つ機械的に接続されている。
【0033】
また、蓄電池モジュールM1~M10の接続方向に隣り合うスイッチユニットSU1~SU10は、メインバスバ102により電気的且つ機械的に接続されている。なお、上述したように、蓄電池モジュールM5と蓄電池モジュールM6とは、メインバスバ103,104,サービスプラグ140を介して電気的に接続されている。
【0034】
ここで、上述したように、蓄電池モジュールM1~M10の端子間距離は同一ではない。そのため、正極端子Pとサブバスバ105との機械的接続位置は、蓄電池モジュールM1~M10の端子間距離に応じて、蓄電池モジュールM1~M10毎に相違する。また、負極端子Nとサブバスバ106との機械的接続位置は、蓄電池モジュールM1~M10の端子間距離に応じて、蓄電池モジュールM1~M10毎に相違する。
【0035】
図3は、
図1に示す蓄電システム1の一部を拡大して示す斜視図である。この図に示すように、サブバスバ105,106は、プレート110に設けられている。プレート110には、各蓄電池モジュールM1~M10の正極端子P又は負極端子Nが挿通される4個の長孔110H(
図6参照)が形成されている。長孔110Hは、各蓄電池モジュールM1~M10の正極端子Pと負極端子Nとを結ぶ直線に沿って延びている。長孔110Hには、金属カラー113(
図6参照)が嵌め込まれている。この金属カラー113の上にサブバスバ105,106が設けられている。
【0036】
サブバスバ105,106は、各蓄電池モジュールM1~M10の正極端子Pと負極端子Nとを結ぶ直線に沿って延びる長尺の導電性の板材である。ここで、サブバスバ105,106には、各蓄電池モジュールM1~M10の正極端子Pと負極端子Nとを結ぶ直線に沿って延びる長孔105H,106H(
図5参照)が形成されている。サブバスバ105の長孔105Hには、正極端子Pが挿通され、サブバスバ106の長孔106Hには、負極端子Nが挿通されている。
【0037】
正極端子P及び負極端子Nは、雄ネジである。正極端子Pは、サブバスバ105の長孔105Hを通してプレート110上に突出しており、正極端子PとナットNT(
図6参照)との締結により、サブバスバ105と正極端子Pとが電気的且つ機械的に接続されている。また、負極端子Nは、サブバスバ106の長孔106Hを通してプレート110上に突出しており、負極端子NとナットNT(
図6参照)との締結により、サブバスバ106と負極端子Nとが電気的且つ機械的に接続されている。
【0038】
ここで、上述したように、蓄電池モジュールM1~M10の端子間距離は同一ではない。そのため、正極端子Pと接続端子108との間の距離、及び負極端子Nと接続端子109との間の距離が、蓄電池モジュールM1~M10毎に相違する。例えば、図示するように、端子間距離が他の蓄電池モジュールM1~M4,M7~M10よりも長い蓄電池モジュールM5,M6においては、正極端子Pと接続端子108との間の距離、及び負極端子Nと接続端子109との間の距離が、他の蓄電池モジュールM1~M4,M7~M10よりも長くなる。
【0039】
ここで、接続端子108とサブバスバ105との締結による機械的接続位置は、サブバスバ105の長手方向一端部に設定されており、正極端子Pとサブバスバ105との締結による機械的接続位置は、サブバスバ105の長手方向他端側に設定されている。端子間距離が最も長い蓄電池モジュールM5,M6においては、正極端子Pとサブバスバ105との機械的接続位置は、サブバスバ105の長手方向他端部に設定されている。それに対して、相対的に端子間距離が短い蓄電池モジュールM1~M4,M7~M10においては、正極端子Pとサブバスバ105との機械的接続位置は、蓄電池モジュールM5,M6と比べてサブバスバ105の長手方向の中央寄りに設定されている。
【0040】
同様に、接続端子109とサブバスバ106との締結による機械的接続位置は、サブバスバ106の長手方向一端部に設定されており、負極端子Nとサブバスバ106との締結による機械的接続位置は、サブバスバ106の長手方向他端側に設定されている。端子間距離が最も長い蓄電池モジュールM5,M6においては、負極端子Nとサブバスバ106との機械的接続位置は、サブバスバ106の長手方向他端部に設定されている。それに対して、相対的に端子間距離が短い蓄電池モジュールM1~M4,M7~M10においては、負極端子Nとサブバスバ106との機械的接続位置は、蓄電池モジュールM5,M6と比べてサブバスバ106の長手方向の中央寄りに設定されている。
【0041】
図4は、
図1に示すスイッチユニットSU1~SU10を示す平面図である。この図に示すように、スイッチユニットSU1~SU10は、接続端子108,109,111,112を備える。
【0042】
接続端子108は、スイッチS2の一端に電力線PLを介して接続されている。また、接続端子109は、スイッチS1の一端に電力線PL及びバイパス線BLを介して接続され、接続端子112に電力線PLを介して接続されている。また、接続端子111は、スイッチS1の他端に電力線PL及びバイパス線BLを介して接続され、スイッチS2の他端に電力線PLを介して接続されている。さらに、接続端子112は、スイッチS1の一端に電力線PL及びバイパス線BLを介して接続されている。
【0043】
接続端子108は、サブバスバ105(
図1参照)の長手方向一端部と締結により電気的且つ機械的に接続される。また、接続端子109は、サブバスバ106(
図1参照)の長手方向一端部と締結により電気的且つ機械的に接続される。
【0044】
接続端子111は、メインバスバ102(
図1参照)と締結により電気的且つ機械的に接続される。また、接続端子112は、他のメインバスバ102と締結により電気的且つ機械的に接続される。
【0045】
図5は、
図1に示すメインバスバ102とサブバスバ105,106とを示す平面図である。この図に示すように、メインバスバ102の長手方向両端部には、丸孔102Hが形成されている。一方の丸孔102Hは、メインバスバ102と接続端子111(
図4参照)とを締結するネジ(ボルト)が挿通される孔であり、他方の丸孔102Hは、メインバスバ102と接続端子112(
図4参照)とを締結するネジが挿通される孔である。
【0046】
それに対して、サブバスバ105には、サブバスバ105の長手方向一端部から他端部まで延びる長孔105Hが形成されている。この長孔105Hには、接続端子108(
図4参照)と正極端子P(
図3参照)とを締結するネジ(本実施形態では正極端子P自体)と正極端子Pとが挿通される。また、サブバスバ106には、サブバスバ106の長手方向一端部から他端部まで延びる長孔106Hが形成されている。この長孔106Hには、接続端子109(
図4参照)と負極端子N(
図3参照)とを締結するネジ(本実施形態では負極端子N自体)と負極端子Nとが挿通される。
【0047】
図6は、
図1に示す蓄電池モジュールM5とサブバスバ105,106との接続構造を示す断面図である。この図には、蓄電池モジュールM5の正極端子Pと負極端子Nとの中心軸を通る断面が示されている。
【0048】
上述したように、プレート110には、一対の長孔110Hが形成されており、それぞれに金属カラー113が嵌め込まれている。金属カラー113は、長孔110Hに対して嵌合する環状の部材であり、プレート110の長孔110Hの周囲を補強している。なお、一対の金属カラー113は、絶縁性のプレート110により相互に絶縁されている。
【0049】
サブバスバ105,106の長孔105H,106Hの形状及び寸法は、金属カラー113の開口の形状及び寸法と同一である。正極端子Pは、金属カラー113の開口とサブバスバ105の長孔105HとワッシャWとに挿通されている。正極端子Pは、サブバスバ105の長手方向他端側において、ナットNTによりサブバスバ105と締結されている。また、負極端子Nは、金属カラー113の開口とサブバスバ106の長孔106HとワッシャWとに挿通されている。負極端子Nは、サブバスバ106の長手方向他端側において、ナットNTによりサブバスバ106と締結されている。なお、サブバスバ105とサブバスバ106とは、絶縁性のプレート110により相互に絶縁されている。
【0050】
接続端子108の先端部は、サブバスバ105の長手方向一端部に重ねられている。接続端子108の丸孔108H(
図4参照)とサブバスバ105の長孔105Hとには、ボルトBが挿通されている。接続端子108の先端部とサブバスバ105の長手方向一端部とは、ボルトB及びナットNTにより締結されている。
【0051】
接続端子109の先端部は、サブバスバ106の長手方向一端部に重ねられている。接続端子109の丸孔109H(
図4参照)とサブバスバ106の長孔106Hとには、ボルトBが挿通されている。接続端子109の先端部とサブバスバ106の長手方向一端部とは、ボルトB及びナットNTにより締結されている。
【0052】
以上説明したように、本実施形態に係る蓄電池接続装置100は、端子間距離が異なる複数種類の蓄電池モジュールM1~M10を直列接続する。この蓄電池接続装置100は、隣り合う蓄電池モジュールM1~M10を導電させる電力線PLを備え、この電力線PLは、メインバスバ102と、サブバスバ105とを備える。メインバスバ102は、隣り合う蓄電池モジュールM1~M10の一方の正極端子Pと隣り合う蓄電池モジュールM1~M10の他方の負極端子Nとに電気的に接続される。他方で、サブバスバ105は、メインバスバ102と電気的に接続され、隣り合う蓄電池モジュールM1~M10の一方の正極端子Pと電気的且つ機械的に接続される。
【0053】
ここで、サブバスバ105と正極端子Pとの機械的接続位置が、蓄電池モジュールM1~M10の端子間距離に応じて調整可能に構成されている。これにより、端子間距離が異なる複数種類の蓄電池モジュールM1~M10の直列接続を、メインバスバ102の長さの調整ではなく、サブバスバ105と正極端子Pとの機械的接続位置の調整により実現することが可能になる。従って、端子間距離が異なる複数種類の蓄電池モジュールM1~M10を直列接続する蓄電池接続装置100において、蓄電池モジュールM1~M10間を接続するメインバスバ102の部品共通化を進めることができる。
【0054】
また、本実施形態に係る蓄電池接続装置100では、サブバスバ106が、メインバスバ102と電気的に接続され、隣り合う蓄電池モジュールM1~M10の他方の負極端子Nと電気的且つ機械的に接続される。
【0055】
ここで、サブバスバ106と負極端子Nとの機械的接続位置が、蓄電池モジュールM1~M10の端子間距離に応じて調整可能に構成されている。これにより、端子間距離が異なる複数種類の蓄電池モジュールM1~M10の直列接続を、メインバスバ102の長さの調整ではなく、サブバスバ105と正極端子Pとの機械的接続位置の調整、及びサブバスバ106と負極端子Nとの機械的接続位置の調整により実現することが可能になる。従って、サブバスバ105と正極端子Pとの機械的接続位置の調整のみの場合に比して、蓄電池モジュールM1~M10の端子間距離の相違に幅広く対応することが可能になる。
【0056】
また、サブバスバ105は、正極端子Pと負極端子Nとを結ぶ直線に沿って延びる長孔105Hを備え、長孔105Hを通して正極端子Pに接続される。これによって、サブバスバ105と正極端子Pとの機械的接続位置を、長孔105Hの長手方向に調整することが可能になる。
【0057】
また、サブバスバ106は、正極端子Pと負極端子Nとを結ぶ直線に沿って延びる長孔106Hを備え、長孔106Hを通して負極端子Nに接続される。これによって、サブバスバ106と負極端子Nとの機械的接続位置を、長孔106Hの長手方向に調整することが可能になる。
【0058】
また、本実施形態に係る蓄電池接続装置100は、正極端子Pとメインバスバ102とを電気的に接続し又は遮断するスイッチS2を備える。また、蓄電池接続装置100は、隣り合うメインバスバ102を電気的に接続するバイパス線BLと、バイパス線BLに設けられ隣り合うメインバスバ102を電気的に接続し又は遮断するスイッチS1とを備える。これにより、スイッチS1をOFF、スイッチS2をONにすることで、対応する蓄電池モジュールM1~M10を接続状態にすることが可能になる。他方で、スイッチS1をON、スイッチS2をOFFにすることで、対応する蓄電池モジュールM1~M10をバイパス状態にすることが可能になる。
【0059】
また、本実施形態に係る蓄電池接続装置100は、メインバスバ102やサブバスバ105,106等が設けられるプレート110を備える。このプレート110は、正極端子Pとサブバスバ105との機械的接続を行うための長孔110H、及び負極端子Nとサブバスバ106との機械的接続を行うための長孔110Hが形成されている。これによって、端子間距離が異なる複数種類の蓄電池モジュールM1~M10を、ワイヤーハーネスを用いることなく直列接続することが可能になる。
【0060】
図7は、
図5に示すサブバスバ105の変形例を示す平面図である。なお、
図5に示すサブバスバ106の構成も同様に変形してもよい。
【0061】
第1の変形例であるサブバスバ105Aは、複数(例えば図示するように2個)の長孔105H’が形成されている。各長孔105H’は、サブバスバ105Aの長手方向に延びている。また、複数の長孔105H’は、サブバスバ105Aの長手方向に並べて配されている。一方の長孔105H’には、正極端子P(
図6参照)が挿通され、他方の長孔105H’には、接続端子108(
図6参照)を締結するためのボルトB(
図6参照)が挿通される。
【0062】
第2の変形例であるサブバスバ105Bは、複数(3個以上であり、例えば、図示するように7個等)の孔105H”が形成されている。複数の孔105H”は、サブバスバ105Bの長手方向に並べて配されている。何れか一つの孔105H”には、正極端子Pが挿通され、その他の何れか一つの孔105H”には、接続端子108を締結するためのボルトBが挿通される。
【0063】
図8は、
図6に示す蓄電池モジュールM5とサブバスバ105,106との接続構造の変形例を示す断面図である。この図には、蓄電池モジュールM5の正極端子Pと負極端子Nとの中心軸を通る断面が示されている。なお、他の蓄電池モジュールM1~M4,M6~M10とサブバスバ105,106との接続構造についても同様に変形してもよい。また、上述の実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、上述の実施形態についての説明を援用する。
【0064】
本変形例の蓄電池モジュールM5の正極端子P及び負極端子Nは、雌ネジである。正極端子P及び負極端子Nの上端面は、それぞれ金属カラー113の下面に当接している。なお、正極端子P及び負極端子Nは、金属カラー113の開口に挿入されてもよい。
【0065】
ボルトBは、ワッシャWとサブバスバ105の長孔105Hと金属カラー113の開口とに挿通され、正極端子Pに螺合している。正極端子Pは、サブバスバ105の長手方向他端側において、ボルトBによりサブバスバ105と締結されている。また、ボルトBは、ワッシャWとサブバスバ106の長孔106Hと金属カラー113の開口とに挿通され、負極端子Nに螺合している。負極端子Nは、サブバスバ106の長手方向他端側において、ボルトBによりサブバスバ106と締結されている。
【0066】
図9は、本発明の他の実施形態に係る蓄電池接続装置100Aを備える蓄電システム1Aの一部を拡大して示す斜視図である。なお、上述の実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、上述の実施形態についての説明を援用する。
【0067】
図9に示すように、本実施形態の蓄電池接続装置100Aは、ベースプレート101Aを備える。ベースプレート101Aは、1枚の長尺の絶縁性プレートにより構成されている。このベースプレート101Aの上に、メインバスバ102,103,104、サブバスバ105,106、スイッチユニットSU1~SU10等が設けられている。
【0068】
以上、上述の実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、適宜公知や周知の技術を組み合わせてもよい。
【0069】
例えば、上述の実施形態では、正極端子Pとサブバスバ105との機械的接続位置のみならず負極端子Nとサブバスバ106との機械的接続位置をも調整可能とした。しかしながら、正極端子Pとバスバとの機械的接続位置と負極端子Nとバスバとの機械的接続位置との少なくとも一方を調整可能とすればよい。
【0070】
また、上述の実施形態では、バイパス線BL、スイッチS1,S2を設けたが、これらを備えることは必須ではない。例えば、蓄電池モジュールM1~M10の劣化の状態が均一である場合には、バイパス線BL、スイッチS1,S2を設けないことも可能である。
【0071】
また、上述の実施形態では、スイッチS2を、接続端子108とメインバスバ102との間に、正極端子Pとメインバスバ102とを電気的に接続/遮断するように設けた。しかしながら、スイッチS2を、接続端子109と後続のメインバスバ102との間に、負極端子Nと後続のメインバスバ102とを電気的に接続/遮断するように設けてもよい。
【0072】
さらに、上述の実施形態では、蓄電池モジュールM1~M5の列と蓄電池モジュールM6~M10の列とが平行に並べられ、これらが、ベースプレート101,101Aの直下に収められている。また、ベースプレート101,101Aの幅方向両端において、蓄電池モジュールM1~M10と蓄電池接続装置100,100Aとの接続が行われている。しかしながら、蓄電池モジュールM1~M10を一列に並べ、ベースプレート101,101Aの幅方向一端において、蓄電池モジュールM1~M10と蓄電池接続装置100,100Aとの接続を行うようにしてもよい。この場合、蓄電池モジュールM1~M10が、ベースプレート101,101Aの直下に収まることは必須ではなく、蓄電池モジュールM1~M10は、ベースプレート101,101Aの直下からベースプレート101,101Aの幅方向他端側にはみ出してもよい。
【符号の説明】
【0073】
1 :蓄電システム
1A :蓄電システム
100 :蓄電池接続装置
100A :蓄電池接続装置
101 :ベースプレート(プレート)
101A :ベースプレート(プレート)
102 :メインバスバ(第1バスバ)
105 :サブバスバ(第2バスバ)
105H :長孔
105H’ :長孔
105H” :孔
106 :サブバスバ(第3バスバ)
106H :長孔
110 :プレート
110H :長孔(開口)
BL :バイパス線(バイパス路)
M1~M10 :蓄電池モジュール(蓄電池)
N :負極端子
P :正極端子
PL :電力線(導電路)
S1 :スイッチ(第2スイッチ)
S2 :スイッチ(第1スイッチ)