(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024148119
(43)【公開日】2024-10-17
(54)【発明の名称】トラクタに連結する長いも収穫機
(51)【国際特許分類】
A01D 25/00 20060101AFI20241009BHJP
【FI】
A01D25/00
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023069659
(22)【出願日】2023-04-04
(71)【出願人】
【識別番号】596016937
【氏名又は名称】株式会社苫米地技研工業
(74)【代理人】
【識別番号】100078776
【弁理士】
【氏名又は名称】安形 雄三
(74)【代理人】
【識別番号】100121887
【弁理士】
【氏名又は名称】菅野 好章
(72)【発明者】
【氏名】苫米地 力
【テーマコード(参考)】
2B072
【Fターム(参考)】
2B072AA06
2B072BA03
2B072BA21
2B072CA12
(57)【要約】 (修正有)
【課題】大型のトラクタによる高速な長いも収穫作業において、長いもを抱持した栽培土ブロックを後方に移動浮上する際に、栽培土ブロックを圧壊して長芋の表面に擦り傷をつける場合がある。
【解決手段】トラクタの後部にトップリンクと左右のロアリンクから構成する3点リンクによって連結する装着フレームと、その装着フレームには機枠体を連結し、この機枠体の下部には刃体と掘り取り板と振動板とからなる掘り取り刃体を左右一対の支持バーによって連結するとともに、前記した支持バーは進行方向に向けて前後縦長断面のフラットバーにより形成され、左右一対に配置されるとともに左右の支持バーが前後方向にその略縦長幅分を位相させて取り付けてなり、掘り取り刃体が長いもを掘り取る際に、前後に位相させた左右の支持バーの内壁面は栽培土ブロック側面の粘土質の付着力による背圧を減少させて、長いもの擦り傷を軽減する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トラクタの後部にトップリンクと左右のロアリンクとからなる3点リンク装置によって連結する装着フレームと、その装着フレームには機枠体を連結し、この機枠体の下部には刃体と掘り取り板と振動板とからなる掘り取り刃体を左右一対の支持バーによって連結するとともに、
前記した支持バーは進行方向に向けて前後縦長断面のフラットバーにより形成され、左右の支持バーが前後方向にその略縦長幅分を位相させて取り付けてなり、
前記した掘り取り刃体が長いもを掘り取る際に、前後に位相させた左右の支持バーの内壁面は、互いに付着力を分散させて長いもの挟持力による擦り傷を軽減させたことを特徴としたトラクタに連結する長いも収穫機
【請求項2】
前記一対の支持バーの刃部は掘り取り刃体の中心から外方に向けた片刃状に形成して支持バーの厚さ分の切削土は外方に押し流される構成としたことを特徴とした請求項1記載のトラクタに連結する長いも収穫機
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トラクタの後部に連結して、掘り取り刃体を生育した長いもの下端部へ鋤きこみ、長いもの周囲の栽培土とともにブロック状に抱持して、後方に向けて浮上させる高速な長いも収穫機に関するもので、特に長いもが後方に向けて浮上する際に発生する掘り取り部を支承する縦長断面の支持バーの前後位相配置により擦り傷を軽減する構成に係る。
【背景技術】
【0002】
長いもの収穫装置は、従来から種々提案されている。生育した長いもは地下に向けて1メートル前後の深さに成長し、成長した長いもの収穫作業時に長いもは折れやすく且つ外周面の肌は擦り傷が付きやすい特性がある。また掘り取り刃体を生育した長いもの下端部へ鋤きこみ、長いもの周囲の栽培土とともにブロック状に抱持して、後方に向けて浮上させながら、長いもを掘り取ろうとした収穫機としては同一出願による特開2006-25601公報が提案されている。
前記公報は『トラクタの後部に連結され、長いもの両側部の栽培土をトラクタの前進に従って掘り起こす一対の鋤部材と、前記1対の鋤部材の中央下部に回動自在に連結され、前部が刃部を形成し後部が上方に傾斜して配設された掘取り刃体とを有する長いも堀取り装置において、前記掘取り刃体と鋤部材との連結が1対の連結バーによって支持されものであり、前記連結バーの一端が前記鋤部材の下端に固着され、かつ、前記連結バーの他端が前記掘取り刃体の裏面に設けられた支軸に回動自在に装着されるとともに、前記連結バーが前記掘り取り刃体の裏面に完全に隠れるように配設されることを特徴とする長いも堀取り装置』の構成が開示される。その効果は、トラクタが長いも掘取り装置を牽引する際に受ける掘削土からの背圧抵抗(比抵抗)が軽減されるので、比較的小さなトラクタでも高速牽引が可能となるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述した第1引例は、近年普及している大型の100~150クラスの大馬力トラクタによる大規模高速作業に適するものである。しかし、成長した長いもの底部に鋤き込まれた掘り取り刃体は前記長いもを抱持した栽培土ブロックを後方に摺動する際に、特に粘土質土壌の場合は、断面縦長(フラットバー)の鋤部材の内側平面部(
図12の滑動面51)に付着力が発生し、なおトラクタが走行すれば栽培土ブロックは一対の向かい合う支持バーの挟持圧により圧縮されて、遂に崩れて長芋の表面に擦り傷をつけ、または折損する場合があり、農家に経済的損失を与えていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明はトラクタの後部にトップリンクと左右のロアリンクとからなる3点リンク装置によって連結する装着フレームと、その装着フレームには機枠体を連結し、この機枠体の下部には刃体と掘り取り板と振動板とからなる掘り取り刃体を左右一対の支持バーによって連結するとともに、
前記した支持バーは進行方向に向けて前後縦長断面のフラットバーにより形成され、左右の支持バーが前後方向にその略縦長幅分を位相させて取り付けてなり、
前記した掘り取り刃体が長いもを掘り取る際に、前後に位相させた左右の支持バーの内壁面は、互いに付着力を分散させて長いもの挟持圧による擦り傷を軽減させたことを特徴としたトラクタに連結する長いも収穫機であり、
また、前記一対の支持バーの刃部は掘り取り刃体の中心から外方に向けた片刃状に形成して支持バーの厚さ分の切削土は外方に押し流されることを特徴とした構成である。
【発明の効果】
【0006】
以上のように支持バーは縦長断面のフラットバーにより形成され、左右一対に配置されるとともに左右の支持バーが前後方向にその略縦長幅分を位相させているので、前記の位相させた左右の支持バーの内壁面は栽培土ブロックの側面が滑動する際に付着による挟持力は相互に分散されて、長いもの擦り傷を軽減するものである。刃部は掘り取り刃体の外方に向けた外刃であり支持バーの刃の厚さ分の掘削土を外方に排出されるので、浮上する栽培土ブロック内の長芋には負荷を与えないので高速作業が可能となり、圃場作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図9】は従来の掘り取り時の栽培土ブロック形成の説明図
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の実施形態は、本発明はトラクタの後部にトップリンクと左右のロアリンクとからなる3点リンク装置によって連結する装着フレームと、その装着フレームには機枠体を連結し、この機枠体の下部には刃体と掘り取り板と振動板とからなる掘り取り刃体を左右一対の支持バーによって連結するとともに、前記した支持バーは進行方向に向けて前後縦長断面のフラットバーにより形成され、左右の支持バーが前後方向にその略縦長幅分を位相させて取り付けてなり、前記した掘り取り刃体が長いもを掘り取る際に、前後に位相させた左右の支持バーの内壁面は、互いに付着力を分散させて長いもの挟持圧による擦り傷を軽減させたことを特徴としたトラクタに連結する長いも収穫機であり、
また、前記一対の支持バーの刃部は掘り取り刃体の中心から外方に向けた片刃状に形成して支持バーの厚さ分の切削土は外方に押し流されることを特徴とした構成である。
【実施例0009】
図1において、1は乗用4輪トラクタの後部を示す。このトラクタの後部に3点リンク2によって掘り取り部23を支承する機枠体3の前部を連結してなる。12は装着フレームを示し、中央頂部にトップブラケット4を設けて、機枠体3の前方両側に固着した支軸6を支点として前後方向に回動可能に支持される。7はトップリンク支持ユニットで4のトップブラケットを支承する。トップブラケット4の前方にはトラクタに対して公知のトップリンク46が連結されている。トップリンクには往復シリンダを用いて作業部の昇降や姿勢の調整が可能である。8は断面縦長のフラットバーで形成した左支持バーを示して機枠体3の下方に垂下している。8-1は右支持バーを示し、左支持バー8に対して平行状にしかも前方に断面縦長さの幅分だけ位相させて配置してなる。右支持バー8―1と左支持バー8の下端部には後方に向けて傾斜した掘り取り刃体9が設置されて固着されて掘り取り部23が構成される。掘り取り部23の掘り取り刃体9は、その先端には刃体10を設け、その中間部には平面上の掘り取り板9-1を設け、さらにその後半部には振動板11を設けて第2油圧モーター22によって上下振動される。
掘り取り板9は必要によって駆動型コンベヤ、あるいは自転型無端コンベヤを載置しても本発明の趣旨は変わらない。19はクリーナを示し、掘り取り刃体9が後方にせり上げた栽培土ブロックの上面部を左右に排除して長いもの首を突出させるものである。クリーナ19は第1モーター18によって進行方向に直行して左右に揺動する。
24はリフトシリンダで支軸6を支点として、その伸縮によって装着枠12に対して機枠体3に支持された掘り取り刃体9の姿勢を昇降するものである。
図4のごとく特に地中内の掘り取り部23を地上に持ち上げて、その地上高を確保するためのものである。
44はトラクタに装備された油圧アームを示し、25のロアリンクを上下に昇降するものである。45は機枠体3の後方に設けたリフトステイを示し、装着フレーム12の頂部に24のリフトシリンダを介して連結される。掘り取り刃体9を形成する刃体10と振動板11の間に樹脂材の掘り取り板9-1が設けられて、それらの表面が同一面に形成される。従って土中の長いもを収穫する際はまず、刃体10が長いもの下側に挿入されて進行し、栽培土ブロックを形成しながら浮上を始める。この時、位相された左右の断面縦長の支持バー8及び8-1は栽培土ブロックの挟持圧を分散させて長いもを上昇させる。さらに振動板11の振動によって浮上してきた栽培土ブロックが解されて、浮上した長いもの首は突出され作業者が把持する。
図2はトラクタに装着し、本発明の一部を省略した平面図であり、46はトップリンクで25はロアリンクを示し三点リンクを構成し、トップリンク46は装着フレーム12のトップブラケット7に連結されて、ロアリンク25は機枠体3の前方両側に連結される。5はトラクタの後部に設けているPTO出力軸を示し、油圧ポンプ18を直接に駆動するもので、17のホースを設けて掘り取り部側の油圧モーターに伝動される。油圧ポンプ18は第1モーター18と第2モーター22を駆動する。第1モーター18は19のクリーナを左右に揺動する手段に連結される。第2の油圧モーター22は掘り取り体9の後半部の振動板11を振動させる。20は横軸-1、47は横軸―2を示し前記の機枠体3に横設される。21はパイプ軸で横設した横軸-1、横軸―2に対して摺動可能に構成されている。8は左支持バーを示し、8-1は右支持バーを示して、左支持バーの前方に位相して取り付けられて掘り取り刃体9を支承する。本実施例における左右の支持バーはフラットバー22×150mmの特殊鋼材で設定され、平面視で進行方向に縦長状に設置されるとともに前後に位相して配置されている。
【0010】
図3は長いもを掘削進行する正面図を示す。掘り取り刃体9の両側部には一対の縦長断面の支持バー8、8-1の下端部が固着されている。左右の支持バー8、8-1の基部は21のパイプ軸に固着される。パイプ軸21は20の横軸―1を摺動可能に形成される。掘り取り刃体9は先端に刃体10が設けられ、次いで掘り取り板が上方に向けて傾斜され、さらに後端には振動板11が連結される。15はスライドシリンダを示し、一端は機枠体3の側部に固着され、他方はパイプ軸21に連結され、このパイプ軸21の下部に掘り取り部23を設けて所望に応じて左右にスライドする。7はトップリンク支持ユニットを示しシェアボールト32を介して装着フレームの頂部に配置される。シェアボールト32は垂直方向に1本配置される。31は長いもを示し、掘り取り刃体9の推進と、左右の支持バー8、8-1の掘削によってブロック状の栽培土と共に上昇する状態である。掘り取り刃体9は、スライドシリンダ15の伸縮により横軸―1を摺動して長いもの中心位置に合わせる。
図4は掘り取り掘削部の昇降説明図である。トラクタ後部の3点リンク2によって機枠体3と掘り取り部23全体が上下に昇降し、24のリフトシリンダの伸縮によって装着フレーム12にたいして掘り取り部23がさらに回動しながら上昇して掘り取り刃体9が地上に抜けて一定の地上高を有する。この時、トラクタの機種やメーカーによって地上高が足りない場合はトップリンク支持ユニット7のトップリンクt取り付け点も設けたトップブラケット4をさらに後方に回動させてトップリンク46の支点を後方に移動させると良い。また掘り取り部23を機枠体3に対して支持バー8,8-1を介して油圧シリンダによって垂直方向に上昇させて地上高をとってもよい。
図5はトップリンク支持ユニット7の作用説明図で、
図6はトップリンク支持ユニット7の斜視図であり、合わせて構成を説明すると、43は台座ボックスで側面の断面がL字状で装着フレーム12の頂部に溶着されて、基軸39によって支持ケース42を回動自在に支承する。6はトップブラケットで42の支持ケースに対して横ピン40によって回動自在に支承される。41はストッパピンで支持ケース42に対して摺動自在に取り付けられて、トップブラケット6が前後に移動するときは抜いて、前後の位置が決まった時に挿入するとストッパになる。32は台座ボックス43の底板と支持ケース42の底板49とを固着したシェアボールトを示す。シェアボールト32は装着フレーム12頂部に垂直方向に1本配置し、その破断強度は機体枠の破損寸前に切断するように設定されている。43はあたり面―1でトップブラケット6が前面に倒された時の位置固定面である。
図5の48はあたり面―2でトップブラケット6が後方に倒された時の位置固定面である。シェアボールト32は予め、掘り取り掘削部23及びリフトシリンダ24に、岩石などの衝撃力が発生したとき、機体枠の横軸の破損強度に対する強度よりも幾分弱く設定する。
図7はクリーナ19の駆動説明図を示す。前記した第1油圧モーター18の出力軸に取り付けた駆動スプロケット29は適宜減速された従動スプロケット34を回転する。クリーナ19の掻き棒38は支点軸37のボス軸36に回転自在に支持される。38の掻き棒は従動スプロケット34に繋いだ連結ロッド35によって左右に搖動されて、掘り取り時に浮上する栽培土の表面を左右に掃いて長いもの首を突出させる。
図8振動板11の駆動説明図を示したもので、11は振動板の後面である。22は第2油圧モーターを示し、前記した油圧ポンプ18より伝導される17のホースによって連結される。前記した第2油圧モーターは27のステイに固着されて、偏心軸26の回転により連結棒28を介して振動板11を上下に振動させる。クリーナ19と振動板11はトラクタ側に装備された油圧ポンプ18からホースを介して伝動されている。
図9は従来の掘り取り説明図である。一対の対称に配置した8の断面縦長の支持バーに支承された掘り取り刃体9は先端の刃体10と、中間部の掘り取り板9-1と後半部の振動板11とからなる。トラクタの進行によって長いもとともに栽培土ブロック52が滑動し浮上する状態図である。従来のものは、粘土土壌では左右対称の縦長断面の支持バーの内側平面部に付着力が発生し、さらに進むと長芋の表面に擦り傷が発生することがあった。
図10は本発明の従来の支持バーによる掘り取り刃体の連結状態の示す平面図である。10は刃体で、9-1は掘り取り板を示し、11は振動板を示している。8は左右一対の支持バーを対称に配置した構成である。従ってこの従来のものでは、粘土質の土壌に於いては縦長断面の支持バーの内側面に付着し、長いも抱持挟圧して、なおトラクタが推進する場合は背圧が発生して擦り傷が発生する場合があった。
図11は本発明を実施した掘り取り刃体の平面図て、8は左支持バーを示し、8-1は右支持バーを示す。右支持バーは断面縦長の幅分を前方に位相して取り付けられている。前記した支持バーは進行方向に向けて前後縦長断面のフラットバーにより形成され、左右一対に配置されるとともに左右の支持バーが前後方向にその縦長幅分を位相させて取り付けているので、長いもの周囲の栽培土とともにブロック状に保持して、浮上させながら進行するときは、前記の位相させた左右の支持バーの内壁面は栽培土ブロックの側面が付着による挟持圧力は相互に交わされて、長いもの擦り傷を軽減するものである。49の刃部は支持バー8,8-1に設けられて掘り取り刃体の外方に向けた外刃である。この外刃は支持バーの刃の厚さ分の掘削土を外方に排出するので、刃厚分の掘削土は掘り取り刃体の内部には背圧の負荷を与えない。
図12は本発明を実施した要部の説明斜視図である。機枠体3の下方に左支持バー8と右支持バー8-1を垂下してなる。8は左支持バーを示し、8-1は右支持バーを示す。本実施例における左右の支持バーはフラットバー22×150mmの特殊鋼材で設定され、平面視で進行方向に縦長状に設置されるとともに、右支持バーは断面縦長の幅分を前方に位相して取り付けられ、下端は連結材50によって掘り取り刃体9に固着される。49の外刃は掘り取り刃体の中心から外方に向けた片刃状として設けられて支持バーの厚さ分の切削土は外方に押し流される。51は左右支持バー8、8-1の栽培土ブロックの側面が滑動する内側平面部である。本実施例に於いては左支持バー8とは縦長さ分について位相されて取り付けられて相互の滑動面51が発生する付着抱持力が分散される。左支持バー8に対する右支持バー8-1の前後の位相(ずれ込み)は90%に設定した。即ち右支持バー8-1の刃体の部分は左支持バー8-1に対して15ミリ程度の重なり状態で実施しても良好だった。
【0008】
本発明によるトラクタに連結する長いもの掘り取り装置は、従来の機枠体3の下方に垂下した一対の支持バーを互いに前後に位相して断面縦長の略幅分を前方にずらして取り付けられることにより長いもの折損や擦り傷を減少させて、安定した高速の収穫作業を可能にしたものであり、本発明の長いも掘り取り機はプロ農家の圃場において効率的である。