(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024148122
(43)【公開日】2024-10-17
(54)【発明の名称】ビデオゲーム処理プログラム、及びビデオゲーム処理システム
(51)【国際特許分類】
A63F 13/53 20140101AFI20241008BHJP
A63F 13/45 20140101ALI20241008BHJP
A63F 13/85 20140101ALI20241008BHJP
【FI】
A63F13/53
A63F13/45
A63F13/85
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023086282
(22)【出願日】2023-05-25
(31)【優先権主張番号】P 2023060445
(32)【優先日】2023-04-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り [刊行物1] 令和4年11月4日掲載、掲載アドレス https://www.famitsu.com/news/202211/04281509.html [刊行物2] 令和5年2月28日掲載、掲載アドレス https://www.4gamer.net/games/529/G052958/20230208103/ [刊行物3] 令和5年2月28日掲載、掲載アドレス https://news.denfaminicogamer.jp/interview/230228w [刊行物4] 令和5年4月13日掲載、掲載アドレス https://www.youtube.com/watch?v=AQknTwp0DCY&t=981s [刊行物5] 令和5年4月13日掲載、掲載アドレス https://www.youtube.com/watch?v=yUxIv7YYXVQ [刊行物6] 令和5年4月14日掲載、掲載アドレス https://www.youtube.com/watch?v=bAjpV0ii6bs&t=1862s [刊行物7] 令和5年4月14日掲載、掲載アドレス https://www.4gamer.net/games/529/G052958/20230414001/ [刊行物8] 令和5年4月14日掲載、掲載アドレス https://gamewith.jp/ps5/game/article/show/6407/27206 [刊行物9] 令和5年4月14日掲載、掲載アドレス https://ascii.jp/elem/000/004/132/4132899/ [刊行物10] 令和5年4月14日掲載、掲載アドレス https://akiba-souken.com/article/61448/ [刊行物11] 令和5年4月14日掲載、掲載アドレス https://gamestalk.net/post-185494/ [刊行物12] 令和5年4月14日掲載、掲載アドレス https://www.famitsu.com/news/202304/14299502.html
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り [刊行物13] 令和5年4月14日掲載、掲載アドレス https://news.denfaminicogamer.jp/news/230414z [刊行物14] 令和5年4月14日掲載、掲載アドレス https://dengekionline.com/articles/181585/ [刊行物15] 令和5年4月14日掲載、掲載アドレス https://news.mynavi.jp/article/20230414-2653639/ [刊行物16] 令和5年4月14日掲載、掲載アドレス https://jp.ign.com/final-fantasy-xvi/67241/feature/xvi-7 [刊行物17] 令和5年4月14日掲載、掲載アドレス https://blog.ja.playstation.com/2023/04/14/20230414-ff16/ [刊行物18] 令和5年4月24日掲載、掲載アドレス https://twitter.com/FF16_JP/status/1650439445168963587?s=20 [刊行物19] 令和5年5月22日掲載、掲載アドレス https://www.4gamer.net/games/529/G052958/20230522024/index_3.html
(71)【出願人】
【識別番号】308033283
【氏名又は名称】株式会社スクウェア・エニックス
(74)【代理人】
【識別番号】100188662
【弁理士】
【氏名又は名称】浅見 浩二
(74)【代理人】
【識別番号】100177895
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 一範
(72)【発明者】
【氏名】前廣 和豊
(72)【発明者】
【氏名】青野 百花
(57)【要約】
【課題】プレイヤのビデオゲームへの没入感を損なうことなく情報を提供可能にする。
【解決手段】ビデオゲームに登場する用語のうち、当該ビデオゲームの進行に応じて被検索条件を満たした用語を特定し、プレイヤ操作に基づいて検索用情報を決定し、検索用情報に基づいて、被検索条件を満たした用語の中から所定数の用語を選択し、選択された所定数の用語を表示する。また、所定数に区分された状態のうち用語が何れの状態にあるか判定し、用語の状態に対応する態様で当該用語を表示する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビデオゲームの進行を制御する機能をサーバに実現させるためのビデオゲーム処理プログラムであって、
前記サーバに、
前記ビデオゲームに登場する用語のうち、当該ビデオゲームの進行に応じて被検索条件を満たした用語を特定する特定機能と、
プレイヤ操作に基づいて検索用情報を決定する決定機能と、
前記検索用情報に基づいて、前記被検索条件を満たした用語の中から所定数の用語を選択する選択機能と、
選択された前記所定数の用語を表示する表示機能とを
実現させるためのビデオゲーム処理プログラム。
【請求項2】
前記サーバに、所定数に区分された状態のうち前記用語が何れの状態にあるか判定する判定機能を実現させ、
前記表示機能は、前記用語の状態に対応する態様で当該用語を表示する機能を
実現させるための請求項1記載のビデオゲーム処理プログラム。
【請求項3】
前記サーバに、前記用語または当該用語に対応する対象を前記ビデオゲームのプレイを通じてプレイヤが視認しているか否かに基づいて当該用語の状態を区分する区分機能を
実現させるための請求項2記載のビデオゲーム処理プログラム。
【請求項4】
前記表示機能は、前記選択された用語と、当該用語に対応付けされたリンクとを含む画像を表示し、前記プレイヤにより当該リンクが選択された場合、当該リンクに対応する画像であって、少なくとも当該リンクとは異なる他のリンクを含む画像を表示する機能を
実現させるための請求項1または請求項2記載のビデオゲーム処理プログラム。
【請求項5】
通信ネットワークと、サーバと、プレイヤ端末とを備え、ビデオゲームの進行を制御する処理を行うためのビデオゲーム処理システムであって、
前記ビデオゲームに登場する用語のうち、当該ビデオゲームの進行に応じて被検索条件を満たした用語を特定する特定手段と、
プレイヤ操作に基づいて検索用情報を決定する決定手段と、
前記検索用情報に基づいて、前記被検索条件を満たした用語の中から所定数の用語を選択する選択手段と、
選択された前記所定数の用語を表示する表示手段と
を含むビデオゲーム処理システム。
【請求項6】
ビデオゲームの進行を制御する機能をプレイヤ端末に実現させるためのビデオゲーム処理プログラムであって、
前記プレイヤ端末に、
前記ビデオゲームに登場する用語のうち、当該ビデオゲームの進行に応じて被検索条件を満たした用語を特定する特定機能と、
プレイヤ操作に基づいて検索用情報を決定する決定機能と、
前記検索用情報に基づいて、前記被検索条件を満たした用語の中から所定数の用語を選択する選択機能と、
選択された前記所定数の用語を表示する表示機能とを
実現させるためのビデオゲーム処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態の少なくとも1つは、ビデオゲームの進行を制御する機能を実現させるためのビデオゲーム処理プログラム、及びビデオゲーム処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、情報検索のためのシステムが種々提案されている。
【0003】
このようなシステムには、例えば、現在の情報検索要求に応じたステート情報を元に、情報検索要求に対する情報が登録されているデータベースから該当する情報を検索するものがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来のシステムは、定められた情報群から情報を検索するものがほとんどであり、ビデオゲームをプレイするユーザ(すなわち、プレイヤ)の要望に応えるといった観点が十分に検討されているとは言えなかった。そのため、例えばビデオゲームに登場する用語と説明文とがまとめられた用語集が用意されていても、プレイヤにとって情報が探し辛い場合、プレイヤはゲーム内で情報を知ろうとせず、攻略サイトなどゲーム外の情報源から知識を得ようとしてゲームプレイを中断してしまい、結果的にゲームへの関心が低減してしまう場合があった。
【0006】
本発明の少なくとも1つの実施形態の目的は、プレイヤのビデオゲームへの没入感を損なうことなく情報を提供可能にすることが可能なビデオゲーム処理プログラム及びビデオゲーム処理システムを実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
非限定的な観点によると、本発明の一実施形態に係るビデオゲーム処理プログラムは、ビデオゲームの進行を制御する機能をサーバに実現させるためのビデオゲーム処理プログラムであって、前記サーバに、前記ビデオゲームに登場する用語のうち、当該ビデオゲームの進行に応じて被検索条件を満たした用語を特定する特定機能と、プレイヤ操作に基づいて検索用情報を決定する決定機能と、前記検索用情報に基づいて、前記被検索条件を満たした用語の中から所定数の用語を選択する選択機能と、選択された前記所定数の用語を表示する表示機能とを実現させるためのものである。
【0008】
非限定的な観点によると、本発明の一実施形態に係るビデオゲーム処理システムは、通信ネットワークと、サーバと、プレイヤ端末とを備え、ビデオゲームの進行を制御する処理を行うためのビデオゲーム処理システムであって、前記ビデオゲームに登場する用語のうち、当該ビデオゲームの進行に応じて被検索条件を満たした用語を特定する特定手段と、プレイヤ操作に基づいて検索用情報を決定する決定手段と、前記検索用情報に基づいて、前記被検索条件を満たした用語の中から所定数の用語を選択する選択手段と、選択された前記所定数の用語を表示する表示手段とを含むことを特徴とする。
【0009】
非限定的な観点によると、本発明の一実施形態に係るビデオゲーム処理プログラムは、ビデオゲームの進行を制御する機能をプレイヤ端末に実現させるためのビデオゲーム処理プログラムであって、前記プレイヤ端末に、前記ビデオゲームに登場する用語のうち、当該ビデオゲームの進行に応じて被検索条件を満たした用語を特定する特定機能と、プレイヤ操作に基づいて検索用情報を決定する決定機能と、前記検索用情報に基づいて、前記被検索条件を満たした用語の中から所定数の用語を選択する選択機能と、選択された前記所定数の用語を表示する表示機能とを実現させるためのものである。
【発明の効果】
【0010】
本願の各実施形態により1または2以上の不足が解決される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の実施形態の少なくとも一つに対応するビデオゲーム処理システムの構成の例を示すブロック図である。
【
図2】本発明の実施形態の少なくとも一つに対応するサーバの構成を示すブロック図である。
【
図3】本発明の実施形態の少なくとも一つに対応するゲーム処理の例を示すフローチャートである。
【
図4】本発明の実施形態の少なくとも一つに対応するゲーム処理におけるサーバ側の動作の例を示すフローチャートである。
【
図5】本発明の実施形態の少なくとも一つに対応するゲーム処理における端末側の動作の例を示すフローチャートである。
【
図6】本発明の実施形態の少なくとも一つに対応するサーバの構成を示すブロック図である。
【
図7】本発明の実施形態の少なくとも一つに対応するゲーム処理の例を示すフローチャートである。
【
図8】本発明の実施形態の少なくとも一つに対応するサーバの構成を示すブロック図である。
【
図9】本発明の実施形態の少なくとも一つに対応するゲーム処理の例を示すフローチャートである。
【
図10】本発明の実施形態の少なくとも一つに対応する情報の格納状態の例について説明するための説明図である。
【
図11】本発明の実施形態の少なくとも一つに対応するゲーム画面の例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態の例について図面を参照して説明する。なお、以下で説明する各実施形態の例における各種構成要素は、矛盾等が生じない範囲で適宜組み合わせ可能である。また、ある実施形態の例として説明した内容については、他の実施形態においてその説明を省略している場合がある。また、各実施形態の特徴部分に関係しない動作や処理については、その内容を省略している場合がある。さらに、以下で説明する各種フローを構成する各種処理の順序は、処理内容に矛盾等が生じない範囲で順不同である。
【0013】
[第1の実施形態]
図1は、本発明の一実施の形態におけるビデオゲーム処理システム100の構成の例を示すブロック図である。
図1に示すように、ビデオゲーム処理システム100は、ビデオゲーム処理サーバ10(サーバ10)と、ビデオゲーム処理システム100のプレイヤ(プレイヤ)が使用するプレイヤ端末(プレイヤ端末)20,201~20N(Nは任意の整数)とを含む。なお、ビデオゲーム処理システム100の構成はこれに限定されず、単一のプレイヤ端末を複数のプレイヤが使用する構成としてもよいし、複数のサーバを備える構成としてもよい。
【0014】
サーバ10と複数のプレイヤ端末20,201~20Nは、それぞれインターネットなどの通信ネットワーク30に接続されている。なお、図示しないが、複数のプレイヤ端末20,201~20Nは、通信業者によって管理される基地局と無線通信回線によるデータ通信を行うことによって、通信ネットワーク30と接続する。
【0015】
ビデオゲーム処理システム100は、サーバ10と複数のプレイヤ端末20,201~20Nとを備えることにより、プレイヤの操作に応じて各種処理を実行するための各種機能を実現する。
【0016】
サーバ10は、ビデオゲーム処理システム100の管理者によって管理され、複数のプレイヤ端末20,201~20Nに対して各種処理に関する情報を提供するための各種機能を有する。本例において、サーバ10は、WWWサーバなどの情報処理装置によって構成され、各種情報を格納する記憶媒体を備える。サーバ10の構成は、制御部や通信部などコンピュータとして各種処理を行うための一般的な構成を備えていれば特に限定されない。以下、サーバ10のハードウェア構成の例について簡単に説明する。
【0017】
図1に示すように、サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)101と、メモリ102と、記憶装置103とを少なくとも備える。
【0018】
CPU101は、各種の演算および制御を行う中央処理装置である。また、サーバ10がGPU(Graphics Processing Unit)を備える場合には、各種の演算および制御の一部をGPUによって行うようにしてもよい。サーバ10は、適宜メモリ102に読み出したデータを用いてビデオゲームの制御に必要な各種の情報処理をCPU101にて実行し、得られた処理結果を必要に応じて記憶装置103に記憶させる。
【0019】
記憶装置103は、各種情報を格納する記憶媒体としての機能を有する。記憶装置103の構成は特に限定されないが、複数のプレイヤ端末20,201~20Nそれぞれにかかる処理負荷を軽減させるといった観点から、ビデオゲームの制御に必要な各種情報を全て記憶可能な構成であることが好ましい。このような例には、HDDやSSDがある。ただし、各種情報を記憶する記憶部は、サーバ10がアクセス可能な状態で記憶領域を備えていればよく、例えば専用の記憶領域をサーバ10の外部に有する構成とされていてもよい。
【0020】
図2は、ビデオゲーム処理サーバ10の構成の例であるビデオゲーム処理サーバ10A(サーバ10A)の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、サーバ10Aは、特定部11と、決定部12と、選択部13と、表示部14とを少なくとも備える。
【0021】
特定部11は、ビデオゲームに登場する用語のうち、当該ビデオゲームの進行に応じて被検索条件を満たした用語を特定する機能を有する。
【0022】
ここで、ビデオゲームに登場する用語と被検索条件との関係は特に限定されないが、プレイヤがビデオゲームをプレイしていくなかで用語を把握したと推定される条件が、当該用語の被検索条件として対応付けられていることが好ましい。用語と被検索条件の例には、用語を含むセリフがキャラクタにより発言されたことがある。
【0023】
また、ビデオゲームの進行に応じて被検索条件を持たした用語を特定するための構成は特に限定されず、ゲーム進行に応じて常時判定する構成としてもよいし、特定の場面でまとめて判定する構成としてもよい。なお、ビデオゲームの進行とは、ビデオゲームで発生し得る種々の進行の様子を意味する。ビデオゲームの進行の例には、シナリオ進行、動画再生、プレイヤ位置やキャラクタ位置の変化がある。なお、本例におけるビデオゲームの進行には、イベントシーンを振り返れるUI(動画再生メニュー)」などでプレイヤが動画再生を選択したことも含まれるものとする。すなわち、ビデオゲームの進行として特定される情報には、プレイヤ操作に応じて再生された動画を特定する情報が含まれる。
【0024】
決定部12は、プレイヤ操作に基づいて検索用情報を決定する機能を有する。
【0025】
ここで、検索用情報とは、用語を検索するために用いられる情報を意味する。検索用情報の構成は特に限定されないが、用語との関係をプレイヤが認識し得る内容であること好ましい。検索用情報の例には、用語を示す文字列や、用語が属するカテゴリがある。
【0026】
また、プレイヤ操作に基づいて検索用情報を決定するための構成は特に限定されず、プレイヤにより入力された文字列を検索用情報として決定する構成としてもよいし、ゲーム画面に表示されたカテゴリをプレイヤが選択した場合に当該カテゴリを検索用情報として決定する構成としても良い。
【0027】
選択部13は、検索用情報に基づいて、被検索条件を満たした用語の中から所定数の用語を選択する機能を有する。
【0028】
ここで、所定数の用語を選択するための構成は特に限定されず、検索用条件を用いる用語検索により検索された複数の用語を所定数(例えば、表示上限数としての5つ。)を選択する構成としてもよいし、検索された用語から所定規則に従って1つの用語を選択する構成としてもよい。
【0029】
表示部14は、選択部13により選択された所定数の用語を表示する機能を有する。
【0030】
ここで、所定数の用語を表示するための構成は、用語をプレイヤが認識し得る構成であれば特に限定されない。用語を表示するための構成の例には、用語を表す画像を含むゲーム画面を表示する構成や、用語と用語の説明文とを含むゲーム画面を表示する構成がある。
【0031】
複数のプレイヤ端末20,201~20Nは、それぞれ、プレイヤによって管理され、例えば携帯電話端末やPDA(Personal Digital Assistants)、携帯型ゲーム装置や所謂ウェアラブルデバイスなどのネットワーク配信型のゲームを行うことが可能な通信端末によって構成される。なお、ビデオゲーム処理システム100が含み得るプレイヤ端末の構成は上述した例に限定されず、プレイヤがビデオゲームの内容を認識し得る構成であればよい。プレイヤ端末の構成の他の例には、各種通信端末を組み合わせたものやパーソナルコンピュータ、据置型ゲーム装置がある。
【0032】
また、複数のプレイヤ端末20,201~20Nは、それぞれ、通信ネットワーク30に接続し、サーバ10との通信を行うことにより各種処理を実行するためのハードウェア(例えば、座標に応じたブラウザ画面やゲーム画面を表示する表示装置など)及びソフトウェアを備える。なお、複数のプレイヤ端末20,201~20Nそれぞれは、サーバ10を介さずに互いに直接通信を行うこともできる構成とされていてもよい。
【0033】
次に、本例のビデオゲーム処理システム100(システム100)の動作について説明する。
【0034】
図3は、システム100が実行するゲーム処理の例を示すフローチャートである。本例におけるゲーム処理では、プレイヤ端末20(端末20)のプレイヤの操作に応じてビデオゲームの進行を制御すること関連する処理が行われる。以下、サーバ10Aと端末20とが、ゲーム処理を実行する場合を例にして説明する。
【0035】
ゲーム処理は、例えばプレイヤによる操作入力をシステム100Zが受け付けたことを契機に開始される。
【0036】
サーバ10Aは、ゲーム処理において、先ず、被検索条件を満たした用語を特定する(ステップS11)。本例においてサーバ10Aは、被検索条件が設定された用語のうち、ビデオゲームの進行に応じて出力された用語を、被検索条件を満たした用語として特定する。
【0037】
サーバ10Aは、用語を特定すると、検索用情報を決定する(ステップS12)。本例においてサーバ10Aは、プレイヤにより入力された文字列を検索用情報として決定する。
【0038】
サーバ10Aは、検索用情報を決定すると、用語を選択する(ステップS13)。本例においてサーバ10Aは、プレイヤにより入力された文字列が対応付けされた用語の中から、優先規則に従って所定数の用語を選択する。
【0039】
サーバ10Aは、用語を選択すると、用語を表示する(ステップS14)。本例においてサーバ10Aは、選択された所定数の用語をプレイヤ端末20に出力させるための出力情報を生成し、生成した出力情報をプレイヤ端末20に送信する。
【0040】
端末20は、サーバ10Aから受信した出力情報に基づいて、用語を表示する(ステップS15)。端末20は、用語を表示した後、プレイヤから受け付けた操作情報をサーバ10Aに送信することで、サーバ10Aによるビデオゲームを進行させる。
【0041】
図4は、ゲーム処理におけるサーバ10A側の動作の例を示すフローチャートである。ここでは、システム100におけるサーバ10Aの動作について改めて説明する。
【0042】
サーバ10Aは、ゲーム処理において、先ず、被検索条件を満たした用語を特定し(ステップS101)、検索用情報を決定し(ステップS102)、用語を選択し(ステップS103)、用語を表示する(ステップS104)。
【0043】
図5は、端末20がゲーム処理を実行する場合の端末20側の動作の例を示すフローチャートである。以下、端末20が、単体でゲーム処理を実行する場合を例にして説明する。なお、端末20の構成については、サーバ10から各種情報を受信することを除きサーバ10の構成と同様の機能を備えるものであるため、重複説明を避ける観点から記載を省略する。
【0044】
端末20は、ゲーム処理において、先ず、被検索条件を満たした用語を特定し(ステップS201)、検索用情報を決定し(ステップS202)、用語を選択し(ステップS203)、用語を表示する(ステップS204)。本例において端末20は、サーバ10Aと通信することで、各ステップで用いる情報を取得する。なお、端末20が、自身が備える記憶部を参照して各ステップで用いる情報を特定する構成としてもよい。
【0045】
以上に説明したように、第1の実施形態の一側面として、ビデオゲームの進行を制御するサーバ10Aが、特定部11と、決定部12と、選択部13と、表示部14とを備える構成としているので、ビデオゲームに登場する用語のうち、当該ビデオゲームの進行に応じて被検索条件を満たした用語を特定し、プレイヤ操作に基づいて検索用情報を決定し、検索用情報に基づいて、被検索条件を満たした用語の中から所定数の用語を選択し、選択した所定数の用語を表示し、プレイヤのビデオゲームへの没入感を損なうことなく情報を提供可能にすることができる。
【0046】
すなわち、ビデオゲームの進行に応じて検索対象が変化するので、プレイヤにとってゲーム内で用語を調べやすくなり、かつ変化するコンテンツとしても楽しみやすくなるため、ビデオゲーム外の情報からプレイヤが用語を検索する場合と比べ、プレイヤのビデオゲームへの没入感が損なわれることを防止できるようになる。
【0047】
[第2の実施形態]
図6は、ビデオゲーム処理サーバ10の例であるビデオゲーム処理サーバ10Z(サーバ10Z)の構成を示すブロック図である。本例において、サーバ10Bは、特定部11と、決定部12と、選択部13と、表示部14Bと、判定部15Bとを少なくとも備える。
【0048】
判定部15Bは、所定数に区分された状態のうち用語が何れの状態にあるか判定する機能を有する。
【0049】
ここで、用語の状態を区分するための構成は特に限定されないが、その状態をプレイヤが把握し得ることが好ましい。このような構成の例には、用語または用語に対応する対象(例えば、キャラクタ名を示す用語、または用語が示すキャラクタの画像)がゲーム画面に表示された場合に、ビデオゲームのプレイを通じてプレイヤが視認したと判定し、当該用語の状態を「知らない状態」から「知っている状態」に区分する構成がある。また、区分される状態の種類は特に限定されないが、視認しただけの状態と、プレイヤが経験した状態とが含まれることが好ましい。このような状態の例には、ビデオゲームのプレイを通じてプレイヤが知らない状態(例えば、プレイ中に表示されていない用語。)と、プレイヤが聞いたことがあるが未経験の状態(例えば、プレイ中に表示された用語。)と、プレイヤが経験済みの状態(例えば、プレイヤが使用したアイテムや到達したエリアを示す用語)との3区分がある。
【0050】
表示部14Bは、用語の状態に対応する態様で当該用語を表示する機能を有する。
【0051】
ここで、用語の状態に対応する態様は特に限定されないが、プレイヤが用語を表すものであることを認識し得る態様であることが好ましい。このような態様の例には、ビデオゲームのプレイを通じてプレイヤが知らない状態に対応する態様として用語が存在することだけ表す黒塗りの態様と、プレイヤが聞いたことがあるが未経験の状態に対応する文字列を表す態様と、プレイヤが経験済みの状態に対応する文字列および画像により構成される態様とがある。なお、用語に対応する経験をプレイヤが済ませているか否かを判定するための構成は特に限定されないが、プレイヤが判定結果を認識し得る構成であることが好ましい。このような構成の例には、用語に対応する対象をプレイヤが視認したことを基準に経験の有無を判定する構成がある。この場合、例えば特定の人物Xを意味する用語1について、カットシーンやイベントなどで人物Xの見た目が出てきている場合、用語1をプレイヤが経験済みであると判定する。
【0052】
また、各態様で用語を表示するための構成は特に限定されず、複数の用語を表す複数の画像をそれぞれ対応する表示態様で一覧表示する構成としてもよいし、各表示態様に分けて表示する構成としてもよい。
【0053】
図7は、本発明の実施形態の少なくとも一つに対応するゲーム処理の例を示すフローチャートである。以下、サーバ10Bと、端末20の動作を例にして説明する。なお、サーバ10Bと端末20それぞれの動作を示すフローチャートについては、重複説明を避ける観点から記載を省略する。
【0054】
ゲーム処理は、例えばサーバ10Bが、用語の被選択条件が満たされたか否かを判定する状況になったと判定したことを契機に開始される。
【0055】
サーバ10Bは、ゲーム処理において用語を選択すると、用語の状態を判定する(ステップS2-11)。本例においてサーバ10Bは、3つに区分された状態のうち用語が何れの状態にあるか判定する。
【0056】
サーバ10Bは、用語の状態を判定すると、用語を表示する(ステップS2-12)。本例においてサーバ10Bは、用語の状態に対応する態様で当該用語に対応する画像を含むゲーム画面が端末20に表示されるよう、出力情報を端末20に送信する。
【0057】
以上に説明したように、第2の実施形態の一側面として、第1の実施形態の一側面として、ビデオゲームの進行を制御するサーバ10Aが、特定部11と、決定部12と、選択部13と、表示部14Bと、判定部15Bとを備える構成としているので、所定数に区分された状態のうち用語が何れの状態にあるか判定し、用語の状態に対応する態様で当該用語を表示し、ネタばれ対応として、情報に「知らない情報」、「聞いたことがあるけど未経験の情報」、「経験済みの情報」の3段階の区分を設けることができるようになり、プレイヤのビデオゲームへの没入感を損なうことを防止できる。
【0058】
[第3の実施形態]
図8は、ビデオゲーム処理サーバ10の例であるビデオゲーム処理サーバ10Z(サーバ10Z)の構成を示すブロック図である。本例において、サーバ10Zは、特定部11Zと、決定部12Zと、選択部13Zと、表示部14Zとを少なくとも備える。
【0059】
特定部11Zは、ビデオゲームに登場する用語のうち、当該ビデオゲームの進行に応じて被検索条件を満たした用語を特定する機能を有する。
【0060】
ここで、ビデオゲームの進行とは、ビデオゲームで発生し得る種々の進行の様子を意味する。本例において特定部11Zは、プレイヤがビデオゲームを進行させることで登場した用語を、被選択条件を満たした用語として特定する。
【0061】
決定部12Zは、プレイヤ操作に基づいて検索用情報を決定する機能を有する。
【0062】
ここで、検索用情報とは、用語を検索するために用いられる情報を意味する。本例において決定部12Zは、プレイヤが入力した文字列や、プレイヤが選択したカテゴリを、検索用情報に決定する。なお、プレイヤによる文字列の入力を受け付けるための構成は特に限定されず、キーボード操作に応じた文字列入力(1文字を含む)を受け付ける構成としてもよいし、用語の頭文字が選択可能に表示されたゲーム画面に対する操作を介して入力を受け付ける構成としてもよい。
【0063】
選択部13Zは、検索用情報に基づいて、被検索条件を満たした用語の中から所定数の用語を選択する機能を有する。
【0064】
ここで、所定数の用語を選択するための構成は特に限定されないが、プレイヤにとって有用と思われる用語が優先的に選択される構成であることが好ましい。このような構成の一例として、検索キーとして入力された文字列を含む用語を検索するタグ検索を実現可能な構成がある。なお、用語を選択するための構成はタグ検索に限定されず、例えばプレイヤのゲーム進行度に基づく選択や、用語名による選択など種々の構成が想定される。本例において選択部13Zは、プレイヤが文字列を入力した場合、説明文に当該文字列を含む用語を所定数だけ選択する。すなわち、本例では、プレイヤより入力された文字列をタグ検索した場合の結果として所定数の用語を選択する。ここで、タグ検索とは、用語に検索用のタグデータを設定しておき、用語検索の際にはタグデータを参照する検索を意味する。用語の検索方法にタグ検索を用いることで、言語によって差異が出ることや意図しない項目が選択表示されることを避けることができる。
【0065】
表示部14Zは、選択部13Zにより選択された所定数の用語を表示する機能を有する。
【0066】
ここで、所定数の用語を表示するための構成は、用語をプレイヤが認識し得る構成であれば特に限定されない。本例において表示部14Zは、選択された用語に対応する画像を選択可能に表示し、プレイヤが画像を選択した場合、用語の詳細画面を表示する。なお、選択可能に表示するとは、表示対象をプレイヤが選択したことをシステムとして受け付けることが可能な態様で表示する程度のことを意味するものであり、表示形式は、文字列検索時の「項目名羅列」形式でもよいし、項目名と詳細を併せて表示する形式でもよい。
【0067】
図9は、本発明の実施形態の少なくとも一つに対応するゲーム処理の例を示すフローチャートである。本例におけるゲーム処理では、プレイヤの操作に応じてビデオゲームの進行を制御することに関連する処理が行われる。以下、サーバ10Zを含むビデオゲーム処理システム100Zが行う各処理について説明する。なお、各処理の順序は、処理内容に矛盾等が生じない範囲で順不同である。
【0068】
ゲーム処理は、例えばプレイヤによる操作入力をシステム100Zが受け付けたことを契機に開始される。
【0069】
システム100Zは、ゲーム処理において、先ず、被検索条件を満たした用語を特定する(ステップS301)。本例においてシステム100Zは、被検索条件が設定された用語のうち、ビデオゲームの進行に応じて出力された用語を、被検索条件を満たした用語として特定する。
【0070】
システム100Zは、用語を特定すると、検索用情報を決定する(ステップS302)。本例においてシステム100Zは、プレイヤにより入力された文字列またはプレイヤにより選択されたカテゴリを検索用情報として決定する。
【0071】
システム100Zは、検索用情報を決定すると、用語を選択する(ステップS303)。本例においてシステム100Zは、プレイヤにより入力された文字列を説明文に含む用語またはプレイヤにより選択されたカテゴリに属する用語を所定数だけ選択する。
【0072】
システム100Zは、用語を選択すると、用語を表示する(ステップS304)。本例においてシステム100Zは、用語に対応する画像を選択可能に表示する。
【0073】
以下、本例において用語の検索に関する構成について、より詳細に記載する。
【0074】
本例においてシステム100Zは、ゲーム内で「調べやすく」かつ「コンテンツとしても楽しい」ことを目指したUIを表示する機能を有する。当該機能により、用語の収集と、用語の確認(あるいは調査)をプレイヤに体験させることができる。そして、ビデオゲームとして提供する仮想世界の知識レベルを向上させ、ゲームを進めると「知識」が増え、分からないことや知りたいことをゲーム体験としてプレイヤに提供できるようになる。また、本例においてシステム100Zは、楽しく自然に読めて、さらに知りたい時用に「関連項目」への導線もプレイヤに提供する。
【0075】
また、本例においてシステム100Zは、被検索条件を満たした用語を登録しておく記憶領域(以下「用語集」という。)を有する。被検索条件には、プレイヤがメインストーリを進行させること、クエストをクリアすること、特定のNPCと会話すること、敵の討伐を行うことで満たされるものが含まれる。すなわち、プレイヤがビデオゲームを進行させるほど、用語集には用語(あるいは、用語に対応する項目)が登録される。
【0076】
図10は、用語に関する情報(以下「用語関連情報」という。)の例について説明するための説明図である。本例において用語関連情報は、用語と、区分と、カテゴリと、詳細とが対応付けされている。なお、被検索条件は、各用語に対応付けされていても良いし、複数の用語に1つの被検索条件(例えば、ゲームで登場したこと)が対応付けされた構成としてもよい。また、ユーザに関する情報(例えば、プレイヤのレベル)が対応付けされた構成としてもよい。
【0077】
ここで、区分は、用語の状態を区分するためのものである。区分の構成は特に限定されないが、用語の状態をプレイヤが把握し得ることが好ましい。状態の例には、ビデオゲームのプレイを通じてプレイヤが知らない状態(例えば、プレイ中に表示されていない用語。)と、プレイヤが聞いたことがあるが未経験の状態(例えば、プレイ中に表示された用語。)と、プレイヤが経験済みの状態(例えば、プレイヤが使用したアイテムや到達したエリアを示す用語)との3区分がある。
【0078】
また、カテゴリは、少なくとも1つの用語が属する分類を意味する。また、詳細とは、用語に関する情報を意味する。詳細の内容は特に限定されないが、本例においては、用語の説明文や、用語についての詳細画面、詳細画面に含まれる他の情報へのリンクを含む。
【0079】
本例において用語集は、変化していく辞典の役割を担う。項目が登録されることに応じてプレイヤには経験値が加算され、プレイヤの経験値が貯まるとレベルアップし、特別な知識(項目)がプレイヤに付与される。これにより、プレイヤは集めた知識(項目)の検索や一覧表示での確認が容易となり、項目を集めるごとに知識レベルが増加するため、仮にビデオゲームが提供する世界観に興味がなくても、コンプリートしたくなる欲求からビデオゲームのプレイを楽しむことができるようになる。なお、項目登録により更新される情報は経験値に限定されないが、プレイヤに関する情報であることが好ましい。プレイヤに関する情報の例には、用語集を管理する役割を担うキャラクタのパラメータ更新など、プレイヤがアクセスし得る対象に関する情報も含まれる。また、プレイヤに付与されるものは知識に限定されないが、項目追加に関連するものであることが好ましい。このような特典の例には、ゲーム内で使用できるアイテムや、段階的に価値が上昇する称号がある。
【0080】
図11は、ゲーム画面の例について説明するための説明図である。ここでは、トップページとして、ゲーム開始時点の見た目の例について説明する。
図11に示すゲーム画面は、最近登場したキーワードを表示する推奨用語領域111と、カテゴリごとの進捗を表示するカテゴリ領域112と、検索窓113と、経験値ゲージなどの遊び要素を表示する要素領域114とを備える。
【0081】
ここで、推奨用語領域111は、今一番見てほしいという項目をおすすめする機能を担う。本例では、サーバ側でデータを設定しており、ゲーム進行に応じて細かく表示項目が変わる。なお、推奨する用語の選択方法は特に限定されないが、ゲーム進行と連動していることをプレイヤが認識し得る方法であることが好ましい。このような構成の例には、被検索条件が満たされた日時が今に近い用語を優先して選択する構成がある。このような構成とすることで、ゲーム最終段階での推奨用語領域111には、ゲームの最終段階にふさわしい、物語の根幹にかかわる内容がラインナップされる。なお、他の例として、手付けで適切な用語を優先してデータ登録させる構成がある。すなわち、おおよその場合は「被検索条件を満たした日時が今に近いもの」を優先して選択し、重要用語が再登場した場合、当該重要語の被検索条件が満たされた日時が他の用語と比べて古くても優先して選択する構成がある。また、ベースとなる用語を指定しておいて、その項目内容が任意条件に応じて項目に更新がかかった際はここに表示される最新ページの更新も行う構成としてもよい。すなわち、例えば、シーケンスAの期間に、用語「クリスタル」の詳細を示す1ページ目を表示対象として登録していた場合に、普通のプレイヤは1ページ目が表示されるが、クエストをクリアして2ページ目が開放されているプレイヤには2ページ目が表示される構成としてもよい。またさらに、プレイヤが所定条件を満たす場合(例えば、ビデオゲームをクリアした後、2度目のプレイとしてストーリーを進めている場合)、2周目の進捗に応じて、用語集の登録状況ではなく、あくまで「2周目の物語状況」に応じた項目が表示される構成としてもよい。
【0082】
また、カテゴリ領域112は、所定数のカテゴリそれぞれに対応する用語の収集状況(すなわち、被検索条件を満たした用語の数)をプレイヤに提示する機能を担う。本例では、プレイヤが検索できる用語あるいは用語に対応する項目が集まるほど進捗ゲージが増えていく。なお、カテゴリの数や表示数は特に限定されず、ゲーム状況に応じて優先的に表示されるカテゴリが変更する構成としてもよい。カテゴリの例には、キャラクタに関する「登場人物」や「召喚獣と魔物」、仮想空間に関する「地理と情勢」や「世界と事象」がある。なお、カテゴリ領域112に表示されるカテゴリ対応画像が、プレイヤ操作に応じて変更する構成としてもよい。また、プレイヤがカテゴリに対応する画像を選択すると、選択されたカテゴリに属する用語または用語に対応する画像が表示される。この画面でも、ゲーム進行に応じて表示概要が変化していくこととなる。すなわち、各カテゴリ内のページも、ゲーム序盤は空欄が多く、ゲームが進行するほど画像や項目が増えていき、コンプリート状態では全ての画像や項目が表示されることとなる。
【0083】
検索窓113は、プレイヤによる検索用文字列の入力を受け付ける機能を担う。検索用文字列を受け付けるための構成は特に限定されず、任意の文字列の入力を受け付ける構成としてもよいし、ゲーム状況や別領域の表示状況に基づいて関連ワードを選択可能に表示する構成としてもよい。
【0084】
要素領域114は、プレイヤによる用語の収集状況を表す機能を担う。本例では、用語の収集により増加する用語集の項目が集まるほど増加する「経験値ゲージ」を表示する。経験値ゲージの構成は特に限定されないが、MAXの状態が「知識が全て集まった状態」を示す構成となることが好ましい。本例では、プレイヤが物語を進めることで、経験値がたまり、「知識レベル」のレベルアップが起こると、特別な知識が追加される。なお、経験値がたまる時機は特に限定されず、用語の被検索条件が満たされたときでも良いし、特定のキャラクタや場所にプレイヤがアクセスしたときでもよい。例えば特定のキャラクタにアクセスしたときに経験値がたまる構成とする場合、前回アクセスしてから新たにアクセスするまでの間にプレイヤが集めた情報(知識・項目数)が経験値として換算される構成としてもよい。さらに、経験値に応じて知識レベルが上がると、特別な知識(とっておきのキーワード)が得られる様子が動画として表示される構成としてもよい。このような構成とすることで、ゲーム内用語集というよりも、コンテンツとして楽しみながら用語集を遊べる体験をプレイヤに提供できるようになる。
【0085】
また、本例では、検索窓を利用した検索のほか、タグ検索と、50音検索とを備える。タグ検索は、検索したい項目についての認識が曖昧なプレイヤからの要望に応える機能を担う。すなわち、例えば「生活」について知りたい場合、タグを選択すると「生活」に関連する項目のみが絞り込まれる。また、用語集内の大量のコンテンツについて、ある程度のまとまりを持って興味を持って閲覧してもらうために、上位概念のタグに関連する下位概念のタグ(以下「関連タグ」という。)が設けられる構成としてもよい。また、関連タグの構成は特に限定されず、1つのタグに複数の関連タグが設けられる構成としてもよいし、1つの関連タグに複数のタグが対応付けされる構成としてもよい。
【0086】
50音検索(あるいは、名前検索)は、プレイヤが名称を知っている項目について、さらに詳しく知るための機能を担う。本例において50音検索は、Unicodeと登録したよみがなデータを使って項目を用語名順に検索する機能を有する。また、多言語についても、「画数」や「アルファベット順」等により全言語別の言語検索が可能な構成としてもよい。
【0087】
また、本例において用語集として用語の詳細をプレイヤに提示する画面(以下「詳細画面」という。)には、関連リンクが設けられていることが好ましい。ここで、関連リンクとは、表示された項目と関連する項目をプレイヤに提示するための仕組みである。関連リンクは、プレイヤ操作に応じて表示中の用語とは異なる用語の詳細をプレイヤに提示する構成であれば特に限定されないが、関連する用語をプレイヤが認識し得る構成であることが好ましい。また、例えば関連用語を表す文字列を選択可能に表示し、プレイヤが当該文字列を選択した場合にリンク先に遷移するUIとし、かつ遷移先の詳細画面にも関連リンクが設けられている構成とすることで、複数の用語の関連を把握しやすくなるため、プレイヤの知識欲に応えることができるようになる。本例では、小口UIを用いることで、雑誌をパラパラとめくる感覚でプレイヤに用語集を提供する。このような構成とすることで、項目選択をするために項目一覧画面に戻らなくても、ひとつ項目を選んだ後は、詳細画面を開いたまま、ページ切り替えをしながら、関連リンクを飛び続けることで、いつまでも無限に項目を閲覧できる体験をプレイヤに提供できるようになる。なお、本例の小口UIは10件まで重なって表示され、直近のリンク遷移履歴10件までは保存されており、戻ることができる。すなわち、従来のゲームUIでは、一つ項目を選んでいくと、「これ以上先に進めない」という状況になることが多い。例えば用語集が設けられたゲームUIでは、用語集メニューから1つのカテゴリを選ぶと、このカテゴリ内の項目から1つの用語を選び、この用語の詳細を見ることができる。しかし、別の項目が見たくなった場合には表示中の項目を閉じ、選択したカテゴリ内の項目から別項目を探す必要がある。さらに、このカテゴリ内の項目に見たい項目がなかった場合、用語集メニューに戻ってカテゴリを選ぶ必要がある。すなわち従来のゲームUIでは、UI上でプレイヤが選択を行うことで、メニューの階層が深くなっていくのが通例だった。一方本例では、プレイヤは最下層であるはずの「詳細画面」を開いたまま、複数の項目にアクセスすることができる。すなわち、詳細画面に関連リンクを設ける構成とすることで、プレイヤが、同一階層内で、項目やカテゴリを横断していくことができるようになる。なお、本例では、この項目同士の関連付けは、プレイヤのゲーム進行に応じて、項目登録とは別にフラグ管理される。
【0088】
また、本例の用語集は、ネタバレ防止機能を担う。従来、プレイヤがスマホなどで人名などを検索する場合、プレイヤが意図せずネタバレを踏んでしまう可能性があった。一方、用語集ではフラグ管理により、プレイヤが知らない情報は、項目登録されず、見たことがないものは画像がマスクされる。なお、画像のマスク方法は、プレイヤへのネタバレを防止できる態様であれば特に限定されない。本例では、未登録の場合、用語と画像の両方がマスクされ、用語としては出てきている場合、画像だけがマスクされ(用語は表示)、見た目も知った状態(最終状態)の場合、マスクされない。また、本例では詳細画面(関連ワード)のネタバレ対応として、タグ・関連リンクについてもネタバレ対応がされている。すなわち、例えば「項目Aが特定のタグBと関連があり、別項目Bと関連がある」と物語上で明らかになっていない時は、タグやリンクがひも付かない。タグも同様で、既に項目にはデータとして文字列Eに対応するタグEを紐づけていたとしても、実際に「E」という名前が出てくるまではタグとして登場しないように制御される。逆に、物語進行によってタグ付けされなくなるケースもある。すなわち、例えば特定のキャラクタについて、文字列Xという名称のページまでは文字列Yのタグが付くが、物語を進めて新しく文字列Zが更新追加されたときに、文字列Yのタグが外される構成としてもよい。
【0089】
なお、本例の用語集では、webのようなUIを採用することでPCやスマホに負けない検索性を高いままに「プレイヤのゲーム状況に応じて検索結果やリンクを制御する」ことが可能である。そして、ネタバレというプレイヤの楽しみを奪ってしまうことを避けるための機構を複数用意している。これらは「プレイヤの進行状況」というデータが得られる、ゲームならではの効果である。また、ゲームの世界観を伝えるためのデータ管理としてタグ検索や関連ワードの機能を備えるだけでなく、例えばアクションゲームのアビリティ画面で、今プレイヤが詳細を確認しているアビリティと、組み合わせて使うことができる入手済みの別のアビリティへのUI遷移を用意する構成としてもよい。また、カードゲームで、手持ちのデッキを踏まえて、現在閲覧しているカードと一緒にデッキに組み合わせることがおすすめの、良い別のカードを関連リンクとして登録する構成としてもよい。これらのゲームジャンルでも、webで情報を収集しながらデッキを組んだりコンボを考えたりという場合に比べ、ゲーム内で「知りたい情報にアクセス」しやすい状況が作れることで、スマホやPCでの検索機会を低減させ、ネタバレ防止やコンテンツへの没入感向上が可能となる。
【0090】
また、本例の用語集は、読み返し機能を担う。すなわち、システムが推奨する用語やカテゴリをプレイヤに提供するだけでなく、所定のデータベースを参照してプレイヤが任意で読み返せる仕組みとして用語集が利用できる。なお、例えば所定用語の説明文をプレイヤに表示する条件として、所定の用語が所定のデータベースに登録されていることを採用する構成としてもよい。また、用語集とは別のUIとして、ビデオゲームの進行に応じて表示された用語や用語に関する情報が登録され、プレイヤ操作に応じて検索可能となる読み返し機能を設ける構成としてもよい。
【0091】
以上に説明したように、第3の実施形態の一側面として、ビデオゲームの進行を制御するサーバ10Zが、特定部11Zと、決定部12Zと、選択部13Zと、表示部14Zとを備える構成としているので、ビデオゲームに登場する用語のうち、当該ビデオゲームの進行に応じて被検索条件を満たした用語を特定し、プレイヤ操作に基づいて検索用情報を決定し、検索用情報に基づいて、被検索条件を満たした用語の中から所定数の用語を選択し、選択した所定数の用語を表示し、プレイヤのビデオゲームへの没入感を損なうことなく情報を提供可能にすることができる。
【0092】
すなわち、ビデオゲームの進行に応じて検索対象が変化するので、プレイヤにとってゲーム内で用語を調べやすくなり、かつ変化するコンテンツとしても楽しみやすくなるため、ビデオゲーム外の情報からプレイヤが用語を検索する場合と比べ、プレイヤのビデオゲームへの没入感が損なわれることを防止できるようになる。
【0093】
また、上述した第3の実施形態の例では、検索用情報として用語に対応付けされたタグを用いるため、検索用の文字列だけを用いるよりも検索に要するプレイヤの負担を軽減させることができるようになる。
【0094】
また、上述した第3の実施形態の例では、検索用情報としてよみがなを用いるため、プレイヤに入力された文字列と一致する用語を検索する場合と比べて検索に要するプレイヤの負担を軽減させることができるようになる。
【0095】
また、上述した第3の実施形態の例では、特定した用語を所定の記憶領域に登録する構成としているので、コンテンツの進行に応じて用語集の内容が充実していく体験をプレイヤに提供できるようになる。
【0096】
また、上述した第3の実施形態の例では、選択された用語と、当該用語に対応付けされたリンクとを含む画像を表示し、プレイヤにより当該リンクが選択された場合、当該リンクに対応する画像であって、少なくとも当該リンクとは異なる他のリンクを含む画像を表示する構成としているので、1つの用語(あるいは、用語を説明する詳細画面)をプレイヤが選択した後は、関連リンクを飛び続けるというように、いわゆるネットサーフィンをゲーム内でプレイヤに体験させることができるようになる。
【0097】
また、上述した第3の実施形態の例では、用語と、カテゴリと、詳細画面と、他の詳細画面を示すリンクとが対応付けされた詳細情報を参照し、用語が選択された場合にカテゴリを表示し、カテゴリが選択された場合に詳細画面を表示し、かつ他の情報へのリンクが選択された場合に当該リンクが示す他の詳細画面を表示し、ビデオゲームの進行に基づいて、リンクが示す他の詳細画面を変更する構成としているので、プレイヤは最下層であるはずの「詳細画面」を開いたまま、複数の項目にアクセスすることができるようになる。すなわち、同一階層内で、項目やカテゴリを横断していく体験をプレイヤに提供できるようになる。
【0098】
また、上述した第3の実施形態の例では、用語の特定状況に基づいてプレイヤに関する情報を更新し、プレイヤに関する情報に基づいて当該プレイヤに特典を付与する構成としているので、用語集の追加具合に応じて経験値が貯まり、知識レベルを上げることについてプレイヤの興味を惹くことができるようになる。
【0099】
また、上述した第3の実施形態の例では所定数に区分された状態のうち用語が何れの状態にあるか判定し、用語の状態に対応する態様で当該用語を表示し、ネタばれ対応として、情報に「知らない情報」、「聞いたことがあるけど未経験の情報」、「経験済みの情報」の3段階の区分を設けることができるようになり、プレイヤのビデオゲームへの没入感を損なうことを防止できるようになる。
【0100】
また、上述した第3の実施形態の例では、被検索条件を満たす用語のうち所定の選択規則に従って抽出された用語を選択可能に表示する構成としているので、被検索条件が満たされた用語が1画面で表示するには多すぎると思われる場合も、プレイヤにとって有用と思われる用語を優先して表示できるようになる。
【0101】
以上に説明したように、本願の各実施形態により1または2以上の不足が解決される。なお、夫々の実施形態による効果は、非限定的な効果または効果の一例である。
【0102】
なお、上述した各実施形態では、複数のプレイヤ端末20,201~20Nとサーバ10は、自己が備える記憶装置に記憶されている各種制御プログラム(例えば、ビデオゲーム処理プログラム)に従って、上述した各種の処理を実行する。
【0103】
また、システム100の構成は上述した各実施形態の例として説明した構成に限定されず、例えばプレイヤ端末が実行する処理として説明した処理の一部または全部をサーバ10が実行する構成としてもよいし、サーバ10が実行する処理として説明した処理の一部または全部を複数のプレイヤ端末20,201~20Nの何れか(例えば、プレイヤ端末20)が実行する構成としてもよい。例えば、サーバ10が実行する処理として説明した処理の全部をプレイヤ端末20が実行する構成とした場合、サーバ10は不要となりプレイヤ端末20単体で上述した各種の処理が実行される態様となる。また、サーバ10が備える記憶部の一部または全部を複数のプレイヤ端末20,201~20Nの何れかが備える構成としてもよい。すなわち、システム100におけるプレイヤ端末20とサーバ10のどちらか一方が備える機能の一部または全部を、他の一方が備える構成とされていてもよい。
【0104】
また、プログラムが、上述した各実施形態の例として説明した機能の一部または全部を、通信ネットワークを含まない装置単体に実現させる構成としてもよい。また、上述した各実施形態の例として説明した機能の一部または全部が適用されるものはビデオゲームに限られない。すなわち、メタバースや動画、その他のコンテンツに適用することも可能である。さらに、ネットワークが分散処理台帳技術を用いたネットワークであってもよく、NFTを用いるコンテンツであってもよい。
【0105】
[付記]
上述した実施形態の説明は、少なくとも下記発明を、当該発明の属する分野における通常の知識を有する者がその実施をすることができるように記載した。
[1]
ビデオゲームの進行を制御する機能をサーバに実現させるためのビデオゲーム処理プログラムであって、
前記サーバに、
前記ビデオゲームに登場する用語のうち、当該ビデオゲームの進行に応じて被検索条件を満たした用語を特定する特定機能と、
プレイヤ操作に基づいて検索用情報を決定する決定機能と、
前記検索用情報に基づいて、前記被検索条件を満たした用語の中から所定数の用語を選択する選択機能と、
選択された前記所定数の用語を表示する表示機能とを
実現させるためのビデオゲーム処理プログラム。
[2]
前記選択機能は、前記検索用情報として前記用語に対応付けされたタグを用いる機能を
実現させるための[1]記載のビデオゲーム処理プログラム。
[3]
前記検索機能は、前記検索用情報としてよみがなを用いる機能を
実現させるための[1] または[2]記載のビデオゲーム処理プログラム。
[4]
前記特定機能は、特定した前記用語を所定の記憶領域に登録する機能を
実現させるための[1]から[3]のうち何れかに記載のビデオゲーム処理プログラム。
[4-1]
前記選択機能は、前記被検索条件を満たした用語の中から、前記ビデオゲームの進行に対応する用語を選択する機能を実現させ、
前記表示機能は、前記ビデオゲームの進行に対応する用語として選択された用語を推奨用語領域に表示する機能を
実現させるための[1]から[4]のうち何れかに記載のビデオゲーム処理プログラム。
[5]
前記表示機能は、前記選択された用語と、当該用語に対応付けされたリンクとを含む画像を表示し、前記プレイヤにより当該リンクが選択された場合、当該リンクに対応する画像であって、少なくとも当該リンクとは異なる他のリンクを含む画像を表示する機能を
実現させるための[1] から[4]のうち何れかに記載のビデオゲーム処理プログラム。
[5-1]
前記表示機能は、用語と、カテゴリと、詳細画面と、他の詳細画面を示すリンクとが対応付けされた詳細情報を参照し、前記用語が選択された場合に前記カテゴリを表示し、前記カテゴリが選択された場合に前記詳細画面を表示し、かつ他の情報へのリンクが選択された場合に当該リンクが示す他の詳細画面を表示する機能を実現させ、
前記サーバに、前記ビデオゲームの進行に基づいて、前記リンクが示す他の詳細画面を変更する変更機能を
実現させるための[5]記載のビデオゲーム処理プログラム。
[6]
前記サーバに、
前記特定機能による前記用語の特定状況に基づいて前記プレイヤに関する情報を更新する更新機能と、
前記プレイヤに関する情報に基づいて当該プレイヤに特典を付与する付与機能とを
実現させるための[1] から[5]のうち何れかに記載のビデオゲーム処理プログラム。
[7]
前記サーバに、所定数に区分された状態のうち前記用語が何れの状態にあるか判定する判定機能を実現させ、
前記表示機能は、前記用語の状態に対応する態様で当該用語を表示する機能を
実現させるための[1] から[6]のうち何れかに記載のビデオゲーム処理プログラム。
[8]
前記表示機能は、前記被検索条件を満たす用語のうち所定の選択規則に従って抽出された用語を選択可能に表示する機能を
実現させるための[1] から[7]のうち何れかに記載のビデオゲーム処理プログラム。
[9]
[1]から[8]のうち何れかに記載のビデオゲーム処理プログラムが前記サーバに実現させる機能のうち少なくとも1つの機能を、当該サーバと通信可能なユーザ端末に実現させるビデオゲーム処理プログラム。
[10]
通信ネットワークと、サーバと、プレイヤ端末とを備え、ビデオゲームの進行を制御する処理を行うためのビデオゲーム処理システムであって、
前記ビデオゲームに登場する用語のうち、当該ビデオゲームの進行に応じて被検索条件を満たした用語を特定する特定手段と、
プレイヤ操作に基づいて検索用情報を決定する決定手段と、
前記検索用情報に基づいて、前記被検索条件を満たした用語の中から所定数の用語を選択する選択手段と、
選択された前記所定数の用語を表示する表示手段と
を含むビデオゲーム処理システム。
[11]
前記サーバが、前記特定手段と、前記決定手段と、前記選択手段とを含み、
前記プレイヤ端末が、前記表示手段を含む
[10]記載のビデオゲーム処理システム。
[12]
ビデオゲームの進行を制御する機能をプレイヤ端末に実現させるためのビデオゲーム処理プログラムであって、
前記プレイヤ端末に、
前記ビデオゲームに登場する用語のうち、当該ビデオゲームの進行に応じて被検索条件を満たした用語を特定する特定機能と、
プレイヤ操作に基づいて検索用情報を決定する決定機能と、
前記検索用情報に基づいて、前記被検索条件を満たした用語の中から所定数の用語を選択する選択機能と、
選択された前記所定数の用語を表示する表示機能とを
実現させるためのビデオゲーム処理プログラム。
[13]
ビデオゲームの進行を制御するビデオゲーム処理方法であって、
前記ビデオゲームに登場する用語のうち、当該ビデオゲームの進行に応じて被検索条件を満たした用語を特定する特定処理と、
プレイヤ操作に基づいて検索用情報を決定する決定処理と、
前記検索用情報に基づいて、前記被検索条件を満たした用語の中から所定数の用語を選択する選択処理と、
選択された前記所定数の用語を表示する表示処理とを
含むことを特徴とするビデオゲーム処理方法。
[14]
通信ネットワークと、サーバと、プレイヤ端末とを備えるビデオゲーム処理システムが、ビデオゲームの進行を制御するデオゲーム処理方法であって、
前記ビデオゲームに登場する用語のうち、当該ビデオゲームの進行に応じて被検索条件を満たした用語を特定する特定処理と、
プレイヤ操作に基づいて検索用情報を決定する決定処理と、
前記検索用情報に基づいて、前記被検索条件を満たした用語の中から所定数の用語を選択する選択処理と、
選択された前記所定数の用語を表示する表示処理とを
含むことを特徴とするビデオゲーム処理方法。
【産業上の利用可能性】
【0106】
本発明の実施形態の一つによれば、プレイヤのビデオゲームへの没入感を損なうことなく情報を提供可能にするのに有用である。
【符号の説明】
【0107】
10 ビデオゲーム処理サーバ
11、11Z 特定部
12、12Z 決定部
13、13Z 選択部
14、14B、14Z 表示部
15B 判定部
20,201~20N プレイヤ端末
30 通信ネットワーク
100 ビデオゲーム処理システム