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特開2024-148176プログラム、端末、実物品提供管理装置、及び実物品提供方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024148176
(43)【公開日】2024-10-17
(54)【発明の名称】プログラム、端末、実物品提供管理装置、及び実物品提供方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20241009BHJP
   G06Q 30/0601 20230101ALN20241009BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q30/0601
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024110899
(22)【出願日】2024-07-10
(62)【分割の表示】P 2023084940の分割
【原出願日】2020-06-18
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】000135748
【氏名又は名称】株式会社バンダイ
(74)【代理人】
【識別番号】100201341
【弁理士】
【氏名又は名称】畠山 順一
(72)【発明者】
【氏名】近藤 創
(72)【発明者】
【氏名】五十嵐 達志
(72)【発明者】
【氏名】皆川 健一
(72)【発明者】
【氏名】小林 祐樹
(57)【要約】
【課題】ユーザにとっての利便性を向上させた物品の提供を行う。
【解決手段】実物品提供管理装置は、代価の支払い毎に、実物品に対応する物品画像を、ユーザの端末に提示可能な提示制御手段と、物品画像が端末において表示されたことを条件として、表示された物品画像に対応する実物品を購入可能に制御し、ユーザに提供する提供手続を可能にする提供手続制御手段と、を備える。提供手続制御手段は、購入した実物品の配送方法をユーザの端末に選択可能に提示し、ユーザが選択した配送方法によって、購入した実物品をユーザに配送可能に制御する。提示する配送方法は、実物品を単品で配送する配送方法と、実物品の複数をまとめて配送する配送方法と、を含む。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
実物品提供管理装置と通信可能に接続される端末のプログラムであって、
前記プログラムは、前記端末を、
代価の支払い毎に、実物品に対応する物品画像を、表示可能な表示制御手段、
前記物品画像を表示し、表示された物品画像に対応する実物品をユーザに提供する提供手続を可能にする提供手続制御手段、
として機能させ、
前記提供手続制御手段は、表示された物品画像に対応する実物品の配送方法を前記ユーザに選択可能とし、前記ユーザが選択した配送方法によって、前記実物品を、ユーザに配送する手続きを実行可能であり、
前記配送方法は、前記実物品を単品で配送する配送方法と、前記実物品の複数をまとめて配送する配送方法と、を含む、
プログラム。
【請求項2】
前記表示制御手段は、代価の支払い毎に、前記実物品に対応する物品画像と、前記実物品を収容する容器に対応する容器画像とを、表示可能であり、
前記提供手続制御手段は、前記容器画像の表示後において、前記物品画像を表示し、表示された物品画像に対応する実物品をユーザに提供する提供手続を可能にし、
前記配送方法は、前記容器を含む実物品を単品で配送する配送方法と、前記容器を含む実物品の複数をまとめて配送する配送方法と、を含む、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
端末と通信可能に接続される実物品提供管理装置のプログラムであって、
前記プログラムは、実物品提供管理装置を、
代価の支払い毎に、実物品に対応する物品画像を、ユーザの端末に提示可能な提示制御手段、
前記物品画像が前記端末において表示されたことを条件として、表示された物品画像に対応する実物品を購入可能に制御し、前記ユーザに提供する提供手続を可能にする提供手続制御手段
として機能させ、
前記提供手続制御手段は、購入した実物品の配送方法を前記ユーザの端末に選択可能に提示し、前記ユーザが選択した配送方法によって、購入した実物品をユーザに配送可能に制御し、
提示する配送方法は、前記実物品を単品で配送する配送方法と、前記実物品の複数をまとめて配送する配送方法と、を含む、
プログラム。
【請求項4】
前記提示制御手段は、代価の支払い毎に、実物品に対応する物品画像と、前記実物品を仮想的に収容して実物品を隠蔽する容器に対応する容器画像とを、ユーザの端末に提示可能であり、
前記提供手続制御手段は、前記物品画像と前記容器画像とが前記端末において表示されたことを条件として、表示された物品画像に対応する実物品を購入可能に制御し、前記ユーザに提供する提供手続を可能にし、
前記配送方法は、前記容器を含む実物品を単品で配送する配送方法と、前記容器を含む実物品の複数をまとめて配送する配送方法と、を含む、
請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
実物品提供管理装置と通信可能に接続される端末であって、
代価の支払い毎に、実物品に対応する物品画像を、表示可能な表示制御手段と、
前記物品画像を表示し、表示された物品画像に対応する実物品をユーザに提供する提供手続を可能にする提供手続制御手段と、
を備え、
前記提供手続制御手段は、表示された物品画像に対応する実物品の配送方法を前記ユーザに選択可能とし、前記ユーザが選択した配送方法によって、前記実物品を、ユーザに配送する手続きを実行可能であり、
前記配送方法は、前記実物品を単品で配送する配送方法と、前記実物品の複数をまとめて配送する配送方法と、を含む、
端末。
【請求項6】
端末と通信可能に接続される実物品提供管理装置であって、
代価の支払い毎に、実物品に対応する物品画像を、ユーザの端末に提示可能な提示制御手段と、
前記物品画像が前記端末において表示されたことを条件として、表示された物品画像に対応する実物品を購入可能に制御し、前記ユーザに提供する提供手続を可能にする提供手続制御手段と、
を備え、
前記提供手続制御手段は、購入した実物品の配送方法を前記ユーザの端末に選択可能に提示し、前記ユーザが選択した配送方法によって、購入した実物品をユーザに配送可能に制御し、
提示する配送方法は、前記実物品を単品で配送する配送方法と、前記実物品の複数をまとめて配送する配送方法と、を含む、
実物品提供管理装置。
【請求項7】
前記提示制御手段は、代価の支払い毎に、実物品に対応する物品画像と、前記実物品を仮想的に収容して実物品を隠蔽する容器に対応する容器画像とを、ユーザの端末に提示可能であり、
前記提供手続制御手段は、前記物品画像と前記容器画像とが前記端末において表示されたことを条件として、表示された物品画像に対応する実物品を購入可能に制御し、前記ユーザに提供する提供手続を可能にし、
前記配送方法は、前記容器を含む実物品を単品で配送する配送方法と、前記容器を含む実物品の複数をまとめて配送する配送方法と、を含む、
請求項6に記載の実物品提供管理装置。
【請求項8】
前記提示制御手段は、
ユーザに提供する実物品を抽選し、
前記抽選の抽選結果に応じて異なる物品画像を端末に提示する
請求項6又は請求項7に記載の実物品提供管理装置。
【請求項9】
端末と通信可能に接続される実物品提供管理装置の実物品提供方法であって、
代価の支払い毎に、実物品に対応する物品画像を、ユーザの端末に提示し、
前記物品画像が前記端末において表示されたことを条件として、表示された物品画像に対応する実物品を購入可能に制御し、
ユーザが購入した実物品の配送方法を前記ユーザの端末に選択可能に提示し、前記ユーザが選択した配送方法によって、購入した実物品をユーザに配送可能に制御し、
提示する配送方法は、前記実物品を単品で配送する配送方法と、前記実物品の複数をまとめて配送する配送方法と、を含む、
実物品提供方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はプログラム、端末、実物品提供管理装置、及び実物品提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、装置本体内に収納されたカプセルトイの物品を、ハンドルなどを操作して取得する物品提供装置がある(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004-334911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、インターネットの普及により、ECサイトなどにより商品をネット上で購入できることが多くなった。
そこで、本発明は、ユーザにとっての利便性を向上させたプログラム、端末、実物品提供管理装置、及び実物品提供方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、実物品提供管理装置と通信可能に接続される端末のプログラムであって、前記プログラムは、前記端末を、実物品に対応する物品画像と、前記実物品を仮想的に収容して実物品を隠蔽する容器に対応する容器画像とを、表示可能な表示制御手段と、前記物品画像と前記容器画像とが表示されたことを条件として、表示された物品画像に対応する実物品を、ユーザに提供する提供手続を可能にする提供手続制御手段として機能させるプログラムである。
【0006】
本発明の一態様は、端末と通信可能に接続される実物品提供管理装置であって、実物品に対応する物品画像と、前記実物品を仮想的に収容して実物品を隠蔽する容器に対応する容器画像とを、ユーザの端末に提示可能な提示制御手段と、前記物品画像と前記容器画像とが前記端末において表示されたことを条件として、表示された物品画像に対応する実物品を、前記ユーザに提供する提供手続を可能にする提供手続制御手段とを備える実物品提供管理装置である。
【0007】
本発明の一態様は、実物品提供管理装置と通信可能に接続される端末であって、実物品に対応する物品画像と、前記実物品を仮想的に収容して実物品を隠蔽する容器に対応する容器画像とを、表示可能な表示制御手段と、前記物品画像と前記容器画像とが表示されたことを条件として、表示された物品画像に対応する実物品を、ユーザに提供する提供手続を可能にする提供手続制御手段とを備える端末である。
【0008】
本発明の一態様は、端末と通信可能に接続される実物品提供管理装置の実物品提供方法であって、実物品に対応する物品画像と、前記実物品を仮想的に収容して実物品を隠蔽する容器に対応する容器画像とを、ユーザの端末に提示し、前記物品画像と前記容器画像とが前記端末において表示されたことを条件として、表示された物品画像に対応する実物品を、前記ユーザに提供する提供手続を行う実物品提供方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ユーザにとっての利便性を向上させた物品の提供をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は本実施の形態における物品提供システムの概略図である。
図2図2は端末2の一例であるタブレット型コンピュータの装置構成例を示す図である。
図3図3は物品3の一例としてカプセルトイを示した図である。
図4図4は物品提供管理サーバ1の機能構成例を示すブロック図である。
図5図5はユーザ情報データD1の一例を示す図である。
図6図6は在庫状況情報データD2の一例を示す図である。
図7図7は端末1の機能構成例を示すブロック図である。
図8図8は本実施の形態の物品提供システムのシーケンス図である。
図9図9は端末2に表示される画面の一例を示した図である。
図10図10は端末2に表示される画面の一例を示した図である。
図11図11は端末2に表示される画面の一例を示した図である。
図12図12は端末2に表示される購入結果画面の一例を示す図である。
図13図13は端末2に表示される配送依頼画面の一例を示す図である。
図14図14は本発明の実施の形態の変形例1を説明するための図である。
図15図15は本発明の実施の形態の変形例1の他の例を説明するための図である。
図16図16は本発明の実施の形態の変形例2を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
<本発明の実施の形態>
本発明の実施の形態を説明する。
[全体構成]
本実施の形態における物品提供システムを説明する。
【0012】
図1は本実施の形態における物品提供システムの概略図である。図1中、1は物品提供管理サーバ、2はユーザの端末であり、3は物品であり、4は物品管理倉庫である。
【0013】
物品提供管理サーバ1と、ユーザの端末2と、物品管理倉庫4とは、通信回線Nに接続可能で、相互に通信可能である。通信回線Nは、データ通信が可能な通信路を意味する。すなわち、通信回線Nは、直接接続のための専用線(専用ケーブル)やイーサネット(登録商標)等によるLANの他、電話通信網やケーブル網、インターネット等の通信網を含み、通信方法については有線/無線を問わない。
【0014】
物品提供管理サーバ1は、単数又は複数のサーバ装置や記憶装置等を含んで構成されたサーバシステムである。物品提供管理サーバ1は、ユーザに物品3を提供するための各種サービスの実施、物品管理倉庫4における物品の在庫状況等の取得、ユーザへの物品の配送手続等を行う。
【0015】
端末2は、例えば、パソコン、タブレット型コンピュータ、スマートフォンや、携帯電話機等である。図2は端末2の一例であるタブレット型コンピュータの装置構成例を示す図である。図2に示すように、端末2は、ディスプレイ21と、ディスプレイ21と一体構成されるタッチ操作パネル22と、内蔵されたスピーカ23とを備える。また、端末2には、図示されていない制御基板、内蔵バッテリー、電源ボタン、音量調節ボタン等が設けられている。
【0016】
制御基板には、CPUやGPU、DSP等の各種マイクロプロセッサ、ASIC、VRAMやRAM、ROM等の各種ICメモリ、基地局と無線通信するための無線通信モジュール等が搭載されている。また、制御基板には、タッチ操作パネル22のドライバ回路といった、いわゆるI/F回路(インターフェース回路)等が搭載されている。これら制御基板に搭載されている各要素は、それぞれがバス回路等を介して電気的に接続され、データの読み書きや信号の送受信が可能に接続されている。
【0017】
物品3はユーザに提供する物品である。本実施の形態では、物品は、ユーザが金銭的な代価を支払うことにより、ユーザに提供される商品である。図3は物品3の一例としてカプセルトイを示した図である。物品(商品)3はカプセルトイ5であり、玩具6と、玩具6を包装する包装体であるカプセル7とからなる。但し、玩具6とカプセル7とが一体となってひとつの商品(物品3)となる形態を排除するものではない。また、包装体として、カプセルに限定するものではなく、包装体は、例えば、包装紙、パッケージなどでも良い。また、物品(商品)3はひとつの種類の物品(商品)だけとは限らず、複数の種類の物品(商品)が存在しても良いい。更に、物品(商品)3には複数のシリーズ(種別)があり、各シリーズには、複数種類の物品(商品)が存在するようにしても良い。また、複数種類の物品(商品)がある場合、各物品(商品)に、レアリティを設定するようにしても良い。
【0018】
物品管理倉庫4は、物品3が保管管理される倉庫である。物品管理倉庫4では、物品3の在庫状況が管理され、物品3の在庫状況情報が物品提供管理サーバ1に報告される。また、物品提供管理サーバ1から配送指示を受け、物品3をユーザの自宅などに配送する手続を行う。
【0019】
[機能構成]
各装置の構成を説明する。
まず、物品提供管理サーバ1の構成について説明する。図4は物品提供管理サーバ1の機能構成例を示すブロック図である。
物品提供管理サーバ1は、図4に示すように、処理部10と、通信部11と、記憶部12とを備える。
【0020】
処理部10は、記憶部12に格納されるプログラムやデータに基づいて、物品提供管理サーバ1の動作を統括的に制御する。処理部10の機能は、例えば、CPUやGPU等のマイクロプロセッサ、ASIC、ICメモリ等の電子部品によって実現できる。この処理部10は、主な機能部として、物品提示部110と、提供手続処理部120とを備える。
【0021】
物品提示部110は、ユーザへの物品の提示処理を統括的に行う部であって、ユーザ情報管理部111と、在庫状況管理部112と、物品提示制御部113と、モード管理部114と、抽選処理制御部115と、演出処理部116との機能を備える。
【0022】
ユーザ情報管理部111は、ユーザ情報データD1を用いて、ユーザの情報を管理する。管理する情報は、ユーザのサービス内の識別情報(ユーザID)及びパスワード、ユーザの氏名及び住所などの個人情報、ユーザの物品(商品)3の購入履歴情報などである。購入履歴情報は、ユーザが購入した物品(商品)3の物品識別情報、その物品(商品)3の購入数、購入日、ユーザが現在まで購入した物品の代金(代価)の累積金額などの情報である。図5はユーザ情報データD1の一例を示す図である。図5の例では、ユーザ情報データD1は、ユーザのユーザIDと、ユーザの個人情報と、ユーザの購入履歴情報とが関連付けられたテーブルである。
【0023】
在庫状況管理部112は、在庫状況情報データD2を用いて、物品(商品)3の在庫状況を管理する。在庫状況情報データD2は、物品(商品)3の種類の管理も兼ねている。
【0024】
物品(商品)3はひとつの種類の物品(商品)だけとは限らず、複数の種類の物品(商品)がある。更に、物品(商品)3には複数のシリーズ(種別)があり、各シリーズには、複数種類の物品(商品)が属している。また、複数種類の物品(商品)がある場合、各物品(商品)には、レアリティが設定されている。本実施の形態では、複数のシリーズが存在し、各シリーズには、複数の種類の物品(商品)が存在し、物品(商品)の種類毎に物品識別情報(物品ID)とレアリティとが設定されている例を説明する。
【0025】
在庫状況情報データD2は、シリーズ毎に物品(商品)の情報及び在庫状況が記録されるテーブルを持つ。図6は在庫状況情報データD2の一例を示す図である。図6の在庫状況情報データD2では、複数のシリーズ(AAAシリーズ、BBBシリーズ、…)のテーブルが用意され、各シリーズのテーブルには、そのシリーズに属する各物品(商品)の物品IDと、その物品(商品)の代価(代金)と、その物品(商品)のレアリティと、その物品(商品)の画像データと、在庫状況(数量)とが関連付けられて記憶されている。
在庫状況管理部112は、新しい物品(商品)が追加される毎に、また、その物品(商品)の在庫状況が変化する毎に、在庫状況情報データD2を更新する。
【0026】
物品提示制御部113は、物品(商品)3を端末2に提示する動作を、他の部と連携して統括的に行う。
【0027】
モード管理部114は、物品(商品)3の提供の方法を管理する。本実施の形態では、ユーザがひとつの物品(商品)3を購入する場合の第1モードと、複数(例えば、10個)の物品(商品)3を一度に購入する場合の第2モードとがある。第2モードは複数の物品を提供することから、第2モードを選択する方が第1モードを選択するよりも、その代価は高く設定されている。モード管理部114は、第1モードと第2モードのいずれかを、ユーザが選択できるように、端末2を制御するものである。
【0028】
抽選処理制御部115は、複数の物品(商品)3の中から、ユーザに提供する物品(商品)3を決定する抽選を行う。抽選の方法は、様々な方法があるが、以下の方法が考えられる。
【0029】
(1)ユーザが選択したシリーズに属する複数の物品(商品)3から無作為に抽出する方法である。この場合、シリーズに属する各物品(商品)3には等しい抽出確率が与えられる。
【0030】
(2)物品(商品)3に付されているレアリティに応じて抽出する確率を変更する方法である。例えば、シリーズに属する物品(商品)3が10種類(物品ID1から物品ID10)あるとする。このうち、物品ID1から物品ID7はレアリティが1、物品ID8及び物品ID9はレアリティが2、物品ID10はレアリティが3であるとする(値が大きい程、レアリティが高い)。ここで、レアリティが高いほど、ユーザに提供し難くするためには、レアリティが高い物品の抽出確率を下げれば良い。例えば、レアリティが1の物品ID1から物品ID7の抽出確率を12/100、レアリティが2の物品ID8及び物品ID9の抽出確率を7/100、レアリティが3の物品ID10の抽出確率を2/100とすれば、レアリティが高い程、その物品(商品)3は選択され難くなる。
【0031】
(3)ユーザが過去に購入して取得した物品の種類を抽選に反映させる方法である。本サービスでは、物品提供管理サーバ1のユーザ情報管理部111が、各ユーザの購入履歴情報を管理しており、ユーザが現在までに取得した物品(商品)3の種類がわかる。そこで、抽出確率に、ユーザの購入履歴情報を反映させる方法がある。例えば、今回提供する物品(商品)3が過去に取得して既に保有している物品(商品)3とは重複しないように、抽選する方法がある。例えば、ユーザが選択したシリーズに属する物品(商品)3のうち、既に保有している物品(商品)3を除いた物品(商品)3から抽選を行って、提供する物品(商品)3を選択する方法が考えられる。
【0032】
(4)現在の物品(商品)3の在庫状況を抽選に反映させることもできる。例えば、在庫が少ない物品(商品)3の抽出確率を小さくし、在庫が多い物品(商品)3の抽出確率を大きくする方法が考えられる。例えば、元の抽出確率に対して、在庫数を反映した値を重みづける方法がある。
【0033】
更に、抽選処理制御部115は、第2モードが選択された場合、同時に提供される物品(商品)3の種類が重複する重複率の調整も行う。例えば、重複率を0にする場合は、1個の物品(商品)3の抽選を行う毎に前回抽選により選択された物品(商品)3を除いた他の種類の物品(商品)3の中から抽選を行う。具体的に説明すると、シリーズに属する物品(商品)3が10種類(物品ID1から物品ID10)あり、第2モードが選択され、同時に10個の物品(商品)3を提供する場合において、抽選により、最初に物品ID3が選択された場合、次の抽選は、物品ID3を除く、物品ID1、物品ID2及び物品ID4-10の物品(商品)3を抽選の対象とするのである。これにより、一度に多数の物品(商品)3を提供する場合であっても、同一の物品(商品)3が重複することなく、提供することができる。
【0034】
また、ユーザの過去の購入履歴を参照して、重複率を調整しても良い。例えば、今回提供する物品(商品)3が過去に取得して既に保有している物品(商品)3とは重複しないようにする。この場合、ユーザが選択したシリーズに属する物品(商品)3のうち、既に保有している物品(商品)3を除いた物品(商品)3を抽選対象とする。更に、現在の物品(商品)3の在庫状況を考慮しても良い。
但し、重複率の調整の方法はこれに限られない。また、かならずしも、提供する全ての物品の種類が重複することなく調整する必要もなく、一部の種類の物品の重複を許容しても良い。
【0035】
演出処理部116は、物品提供装置の画像に対するユーザの操作時、包装体の開封時(包装体に隠蔽された物品(商品)3が視認できる状態になるとき)等に、物品(商品)3のレアリティに応じた演出を行う。演出は、静止画、動画、音、色の変化などが考えられる。
【0036】
提供手続処理部120は、物品(商品)3の購入完了後の提供手続を行う。具体的には、ユーザに提供する物品(商品)3が確定すると、その物品(商品)3の配送先及び配送時期の手続を行う。配送先の住所は、ユーザ情報データD1に登録されている住所を選定する。配送時期については、今回の購入した物品(商品)3のみの配送とするとか、今月中に購入した物品(商品)3をまとめて配送するかを選択することができる。これは、配送料の節約にもつながる。尚、配送する物品(商品)3は、かならずしも、カプセルのような容器に包装されている必要はなく、カプセルに収容されているように演出上行っている場合は、実物品となる商品だけ配送するようにしても良い。尚、まとめて配送する期間は1月毎でなくても良く、適時定めることができる。
通信部11は、通信回線Nと接続して通信を実現する。
【0037】
記憶部12には、システムプログラムと、機能プログラムとが格納される。システムプログラムは、物品提供管理サーバ1のコンピュータとしての基本機能を実現するためのプログラムである。機能プログラムは、処理部10を、物品提示部110(ユーザ情報管理部111、在庫状況管理部112、物品提示制御部113、モード管理部114、抽選処理制御部115及び演出処理部116)と、提供手続処理部120として機能させるためのプログラムである。また、記憶部12には、ユーザ情報データD1及び在庫状況情報データD2も格納される。
【0038】
次に、端末2の構成について説明する。図7は端末1の機能構成例を示すブロック図である。
図7に示すように、端末2は、操作入力部30と、処理部31と、画像表示部32と、音出力部33と、通信部34と、記憶部35とを備える。
【0039】
操作入力部30は、ユーザの各種操作を入力するためのものであり、操作入力に応じた操作入力信号を処理部31に出力する。操作入力部30の機能は、例えば、タッチ操作パッド、ホームボタン、ボタンスイッチや、ジョイスティック、トラックボールといった直接ユーザが指で操作する素子はもちろん、加速度センサや角速度センサ、傾斜センサ、地磁気センサといった、運動や姿勢を検知する素子等によっても実現できる。図2では、タッチ操作パネル22がこれに該当する。
【0040】
処理部31は、記憶部35に格納されるプログラムやデータ、操作入力部30からの操作入力信号等に基づいて端末2の動作を統括的に制御する。処理部31の機能は、例えば、CPUやGPU等のマイクロプロセッサ、ASIC、ICメモリ等の電子部品によって実現できる。この処理部31は、主な機能部として、演算部40と、画像生成部41と、音生成部42と、通信制御部43とを備える。
【0041】
演算部40は、本実施形態の物品(商品)3の購入を行うための種々の処理を実行し、画像生成部41と、音生成部42と、通信制御部43とに出力する。演算部40は、表示制御部50と、提供手続処理部51とを含む。
【0042】
表示制御部50は、物品提供管理サーバ1から提供される情報と、ユーザの操作情報とを用いて、物品(商品)3の商品画像及びカプセル画像の表示及び演出、物品(商品)3の購入手続などを行う。
【0043】
提供手続処理部51は、物品(商品)3の購入完了後の提供手続を行う。具体的には、物品提供管理サーバ1の提供手続処理部120との間で、物品(商品)3の配送先及び配送時期の手続を行う。
【0044】
画像生成部41は、演算部40の処理結果に基づいて1フレーム時間(例えば1/60秒)で1枚の画像を生成し、生成した画像信号を画像表示部32に出力する。画像生成部41の機能は、例えば、GPUやデジタルシグナルプロセッサ(DSP)等のプロセッサ、ビデオ信号IC、ビデオコーデック等のプログラム、フレームバッファ等の描画フレーム用ICメモリ、テクスチャデータの展開用に使用されるICメモリ等によって実現できる。
【0045】
音生成部42は、演算部40の処理結果に基づいて効果音、各種操作音等の音信号を生成し、音出力部33に出力する。音生成部42の機能は、例えば、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)や音声合成IC等のプロセッサ、音声ファイルを再生可能なオーディオコーデック等によって実現できる。
【0046】
通信制御部43は、端末管理サーバ2とのデータ通信のための通信接続及びデータ処理を行う。
【0047】
画像表示部32は、画像生成部41から入力される画像信号に基づいて画面を表示する。画像表示部32の機能は、例えば、フラットパネルディスプレイ、ブラウン管(CRT)、プロジェクター、ヘッドマウントディスプレイといった表示装置によって実現できる。図2では、画像表示部32は、ディスプレイ21に該当する。
【0048】
音出力部33は、音生成部42から入力される音信号に基づいて効果音等を音出力するためのものである。図2では、音出力部33は、スピーカ23に該当する。
【0049】
通信部34は、通信回線Nと接続して通信を実現する。通信部34の機能は、例えば、無線通信機、モデム、TA(ターミナルアダプタ)、有線用の通信ケーブルのジャックや制御回路等によって実現できる。
【0050】
記憶部35には、端末2を動作させ、端末2が備える種々の機能を実現するためのプログラムや、このプログラムの実行中に使用されるデータ等が予め記憶され、或いは処理の都度一時的に記憶される。記憶部35は、例えばRAMやROM、フラッシュメモリ等のICメモリ、ハードディスク等の磁気ディスク、CD-ROMやDVD等の光学ディスク等によって実現できる。具体的には、記憶部35には、システムプログラムと、端末2を物品(商品)3の購入処理を制御する制御プログラムとが格納される。システムプログラムは、端末2のコンピュータとしての基本機能を実現するためのプログラムである。制御プログラムは、処理部31の演算部40として機能させるためのプログラムである。
【0051】
[動作の説明]
本実施の形態の物品提供システムの動作を説明する。図8は本実施の形態の物品提供システムのシーケンス図である。以下の例では、物品(商品)3がカプセルトイである場合を説明する。
【0052】
まず、物品提供管理サーバ1の在庫状況管理部111は、物品管理倉庫4から在庫状況の報告(Step2)を受け、在庫状況更新処理を行う(Step1)。在庫状況更新処理(Step1)は、在庫状況情報データベースD2を最新の情報に更新することにより行われる。尚、在庫状況更新処理は、定期的又は在庫に変化が起こった時のタイミングで行われる。
【0053】
ユーザは会員登録を行う(Step3)。会員登録は、ユーザの氏名、住所、クレジットカード番号の決算処理方法及びパスワードなどを登録する(Step3)。物品提供管理サーバ1のユーザ情報管理部111は会員登録処理を行う(Step4)。会員処理登録は、ユーザのユーザIDを発行し、ユーザの氏名、住所、クレジットカード番号等の決算処理方法及びパスワードを、ユーザ情報データD1に登録する。
【0054】
ユーザがカプセルトイを購入する場合、ユーザは端末2を用いて、カプセルトイの販売ページのトップページにアクセスする(Step5)。図9の(a)は端末2に表示されるトップページの一例を示した図である。
【0055】
物品提供管理サーバ1の物品提示制御部113は、端末2から要求を受けて、トップページを端末2に送信する(Step6)。
【0056】
トップページを受信した端末2の表示制御部50は、トップページを表示し、購入形態選択処理を行う(Step7)。一方、物品提供管理サーバ1の物品提示制御部113は、購入画面処理を行う(Step8)。購入形態選択処理(Step7)及び購入画面処理(Step8)は、以下の通りである。
【0057】
ユーザは、端末2に表示されたトップページの中から、ユーザが希望するカプセルトイのシリーズを選択する。選択は、シリーズ名が記載されたボタンをタッチすることにより行われる。希望するカプセルトイのシリーズを選択すると、物品提供管理サーバ1のモード管理部114は、各シリーズの販売画面に遷移させ、端末2の表示制御部50は各シリーズの販売画面を表示する。図9の(b)は端末2に表示される販売画面の一例を示した図である。
【0058】
ユーザは、販売画面において、カプセルトイを1個購入するのか、10個購入するかを選択する(Step9)。購入個数の選択は、個数が記載されたボタンをタッチすることにより行われる。ここでは、ユーザがカプセルトイの10個の購入を選択したものとする。
【0059】
購入ボタンが選択されると、物品提供管理サーバ1のモード管理部114は、ログイン画面に遷移させ、端末2の表示制御部50は、ログイン画面を表示する(Step10)。図9の(c)は端末2に表示されるログイン画面の一例を示した図である。ユーザは、予め登録してあるログインID及びパスワードを入力する。物品提供管理サーバ1のユーザ情報管理部111により、ログインID及びパスワードが照合されると、物品提供管理サーバ1のモード管理部114は、購入確認画面に遷移させ、端末2の表示制御部50は購入確認画面を表示する。図9の(d)は端末2に表示される購入確認画面の一例を示した図である。
【0060】
ユーザは、カプセルトイを購入する場合は確認ボタン(GO)を選択する(Step11)。
確認ボタン(GO)が選択されると、物品提供管理サーバ1の抽選処理制御部115は、ユーザに提供するカプセルトイの抽選処理を行う(Step12)。ここでの抽選は、上述したように、販売履歴や在庫状況を加味して行われる。また、カプセルトイを複数個購入するモードの場合は、重複率も加味して、ユーザに提供するカプセルトイの選定が行われる。
【0061】
ユーザに提供するカプセルトイの選定(抽選)が終了すると、物品提供管理サーバ1の演出処理部116は、カプセルトイの提示に際して演出処理を行う(Step13)。
【0062】
一方、ユーザの端末2の表示制御部50は、購入物品表示処理を行う(Step14)。購入物品表示処理は、以下の通りである。
【0063】
ユーザの端末2の表示制御部50は、端末2の画面に、カプセルトイ提供装置の画像を表示する。図10の(a)は端末2の画面に表示されるカプセルトイ提供装置の画像の一例である。
【0064】
ユーザがカプセルトイ提供装置の画像のハンドル部分をタッチすると(図10の(b))、ハンドルが回転し始める。このとき、抽選結果により選定されたカプセルトイ(物品(商品)3)のレアリティに応じて演出がされる。例えば、レアリティが1の場合は通常のハンドル回転画像であり、レアリティが2の場合はハンドル回転画像に加えて金色の星が光り、レアリティが3の場合はハンドル回転画像に加えて虹色の星が光るような演出画像が追加される。複数のカプセルトイを提供する場合は、その中で最も高いレアリティに合わせて演出を行う。
【0065】
演出画像が終了すると、購入数のカプセルトイの画像が表示される。図11の(a)は端末2の画面に10個のカプセルトイが表示された図である。ユーザが1個のカプセルトイをタッチすることにより、そのカプセルトイに仮想的に収容されている商品を確認することができる(図11の(b))。ユーザが1個のカプセルトイをタッチすると、カプセルの開封画像が表示される。このとき、カプセルに収容されている商品のレアリティに応じて演出がされる。例えば、レアリティが1の場合は通常の開封画像であり、レアリティが2の場合は「レア」の文字が表示され、レアリティが3の場合は「超レア」の文字が表示される(図11の(c))。そして、カプセルが開封されて、収容されていた商品の商品画像が表示される(図11(d))。このような処理が、購入したカプセルトイの個数分行われる。尚、複数物品の場合、一度に全ての物品の開封処理を行っても良い。そして、カプセルトイの全ての開封が終了すると、カプセルトイの購入結果画面を、端末2に表示する。図12は端末2に表示される購入結果画面の一例を示す図である。
【0066】
次に、端末2の提供手続処理部51は配送依頼処理を行う(Step15)。提供手続処理部51は、端末2に配送依頼画面を表示する。図13は端末2に表示される配送依頼画面の一例を示す図である。
【0067】
端末2の提供手続処理部51は、カプセルトイの配送先の住所を決定する画面を表示する(図13の(a))。ユーザは、ユーザ登録されている住所を配送先とする場合は、確定のボタンを選択し、配送先住所を確定させる。変更する必要がある場合は変更手続きを行う。
【0068】
次に、端末2の提供手続処理部51は、配送方法を選択する画面を表示する(図13の(b))。配送方法の選択では、今回購入した分を直ぐに配送する配送方法と、購入日の属する月末までに購入したカプセルトイをまとめて配送する配送方法とが、選択可能である。これは、カプセルトイを1個だけ購入した場合は、1個の配送だけで高額な配送料が発生してしまうのを避け、将来再度購入予定があるならば、それらをまとめて配送することにより、配送料の削減を図れるからである。尚、まとめる期間は、1月単位に限られず、その他の期間でも良い。ユーザの配送方法を選択が終了すると、端末2の提供手続処理部51は、配送内容の確認画面を表示し(図13の(c))、確定ボタンが選択されると、配送依頼処理が終了する。
【0069】
物品提供管理サーバ1の提供手続処理部120は、端末2から配送依頼を受けると、配送手続処理を行う(Step16)。配送手続処理は、今回購入した分を配送する依頼を受けた場合は、配送依頼を受けたユーザの氏名、配送先の住所、配送するカプセルを識別する物品IDを、物品管理倉庫4に送信する。一方、まとめて月末配送の場合は、ユーザ情報データD1の購入履歴に、今回購入した物品IDを登録し、未発送がわかるように未発送のフラグを立てる。そして、月末になった場合、未発送の物品IDをまとめて物品管理倉庫4に送信する。
【0070】
また、物品提供管理サーバ1の物品提示制御部113は、ユーザが今回の購入した物品の物品ID、及び、ユーザが現在まで物品を購入した代金(代価)の累積金額を、ユーザ情報データD1の購入履歴情報に登録して更新する。
【0071】
物品管理倉庫4では、発送依頼を受注し、物品IDのカプセルトイを配送先の住所に配送する手続きを行う(Step17)。
最後に、購入したカプセルトイは、届け先の住所に配送され、ユーザはそれを受け取る(Step18)。
【0072】
上述した実施の形態において、今回の購入したカプセルトイ(物品)の提示後、すなわち、演出処理(Step13)及び購入物品表示処理(Step14)後に、更に、ユーザに特典を与える特典処理を行っても良い。例えば、物品提供管理サーバ1の物品提示制御部113は、ユーザ情報データD1の購入履歴情報の代価の支払いの累積金額を参照し、累積金額に応じて、カプセルトイ(物品)を特典として追加で提供するようにしても良い。この場合、特典として提供されるカプセルトイ(物品)は、今回、購入したカプセルトイ(物品)と共に配送依頼処理(Step15)が行われる。また、累積金額に応じて、今まで提供したカプセルトイの商品画像(カプセルトイに収容されていた商品の画像)を特典として提供しても良い。この場合、特典として提供される商品画像は、物品提供管理サーバ1の物品提示制御部113が、端末2に送信し、端末2が受信して保存できるようにする。
【0073】
本実施の形態は、ネットワークを介して、店舗などに設置される物品提供装置と同様に、物品をユーザに提供することができる。特に、ユーザは、物品提供装置のハンドル等に接触することなく、実物品を取得することができので、感染症予防に効果的である。
また、現物の物品提供装置とは異なり、提供する物品のレアリティに応じて演出がされるので、ユーザは実物品を取得するまでの間も、演出を楽しむことができる。
更に、現物の物品提供装置とは異なり、ユーザの購入履歴や物品の在庫状況により、提供する物品の種類を調整することができるので、ユーザ間の不公平を是正できる。
【0074】
尚、物品提供管理サーバ1がASP(Application Service Provider:アプリケーションサービスプロバイダ)機能を有し、端末2を、Webベースで動作を行わせるようにすれば、特別のアプリケーションを端末2にインストールすることなく、上述した実施の形態と同様な構成を実現することもできる。
【0075】
<本発明の実施の形態の変形例1>
本発明の実施の形態の変形例1を説明する。
【0076】
上述の実施の形態では、物品提供管理サーバ1がネットワーク上に置かれた例を説明したが、物品提供管理サーバ1を、店舗などに設置される物品提供装置に含めることもできる。図14は本発明の実施の形態の変形例1を説明するための図である。
【0077】
図14に示すように、物品提供管理サーバ1は、物品提供装置100に仮装した形態をしており、店舗などに設置される。物品提供装置100に仮装した物品提供管理サーバ1は、Wifiや、Bluetoothなどの近距離無線通信を介して、端末2と接続可能である。
【0078】
端末2から物品提供装置100に仮装した物品提供管理サーバ1への接続は、例えば、トップページのアドレスが記載されたQRコード(登録商標)などの二次元バーコードを物品提供装置100に表示し、それを端末2が読み取ることにより、実行可能である。
端末2と物品提供装置100に仮装した物品提供管理サーバ1と接続が可能となった後は、上述した実施の形態と同様である。
【0079】
実施の形態の変形例1は、物品提供装置100に仮装した物品提供管理サーバ1をイベント会場等の限られた場所に設置することにより、物品3(カプセルトイ)の取得機会を制限することができるので、物品のレア感が高まるという効果を奏する。
【0080】
更に、物品提供装置100を仮装的なものにするのではなく、実際に物品を提供することができる実物品提供装置101とすることも可能である。図15は本発明の実施の形態の変形例1の他の例を説明するための図である。
【0081】
実物品提供装置101であっても、物品3(カプセルトイ)を提供するためのハンドル操作などは、上述した実施の形態の動作と同様に端末2上で行われる。一方、実物品3(カプセルトイ)の提供については、提供手続処理部120が実物品3(カプセルトイ)を排出する機能を行う。実物品提供装置101に収容された実物品3(カプセルトイ)が無くなった場合は、提供手続処理部120が、上述した実施の形態と同様に、配送手続きを行うことも可能である。
【0082】
<本発明の実施の形態の変形例2>
本発明の実施の形態の変形例2を説明する。図16は本発明の実施の形態の変形例2を説明するための図である。
【0083】
実施の形態の変形例2では、変形例1のように、物品提供装置100や、実物品提供装置101を設置せず、物品提供装置100の仮想的な仮想設置位置の位置情報を物品提供管理サーバ1に登録しておく。そして、仮想設置位置にはマーカ200を設置しておく。尚、マーカ200を新たに設置することなく、既に存在するラウンドマーク(建造物など)をマーカ200とすることも可能である。
【0084】
端末2を所持しているユーザは、仮想設置位置に到着し、トップページにアクセスする。この際、端末2はGPS等の機能により取得した位置情報を送信する。物品提供管理サーバ1は、受信した端末2の位置情報と登録されている仮想設置位置の位置情報とを照合し、一致しているならばトップページのアクセスを許可する。その後の動作は、上述した実施の形態と同様である。
本発明の実施の形態の変形例2は、実際に物品提供装置を設置する必要がないので、サービス提供者の負担を軽減できる。また、物品を取得できる位置を探すような楽しみを、ユーザに与えることもできる。
【0085】
以上、好ましい実施の形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形し実施することが出来る。
また、上記の実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されるが、以下には限られない。
【0086】
[付記1]
実物品提供管理装置と通信可能に接続される端末のプログラムであって、
前記プログラムは、前記端末を、
実物品に対応する物品画像と、前記実物品を仮想的に収容して実物品を隠蔽する容器に対応する容器画像とを、表示可能な表示制御手段と、
前記物品画像と前記容器画像とが表示されたことを条件として、表示された物品画像に対応する実物品を、ユーザに提供する提供手続を可能にする提供手続制御手段と
して機能させるプログラム。
【0087】
[付記2]
前記表示制御手段は、物品提供装置の物品提供装置画像を表示し、前記物品提供装置画像に対するユーザの所定の操作を条件として、前記容器画像を表示する
付記1に記載のプログラム。
【0088】
[付記3]
前記表示制御手段は、表示された容器画像に対するユーザの所定の操作を条件として、前記物品画像を表示する
付記2に記載のプログラム。
【0089】
[付記4]
前記容器画像はカプセル画像であり、前記物品画像がカプセルに収容された商品である
付記1から付記3のいずれかに記載のプログラム。
【0090】
[付記5]
前記表示制御手段は、複数の種別のうち、何れか1つを選択可能に制御し、前記種別毎に複数の前記物品画像が対応付けられて表示されるように制御する
付記1から付記4のいずれかに記載のプログラム。
【0091】
[付記6]
前記表示制御手段は、ユーザに提供する実物品の抽選の抽選結果に応じて異なる物品画像を表示する
付記1から付記5のいずれかに記載のプログラム。
【0092】
[付記7]
前記抽選は、前記ユーザへの実物品の提供履歴情報、及び、前記実物品の在庫状況情報の少なくとも何れかの情報を加味される
付記6に記載のプログラム。
【0093】
[付記8]
前記各実物品にはレアリティが設定され、
前記抽選は、レアリティの高さに応じて、前記実物品の提供確率が高くなるように制御される
付記6又は付記7に記載のプログラム。
【0094】
[付記9]
前記各実物品にはレアリティが設定され、
前記表示制御手段は、前記実物品のレアリティの高さに応じて、表示する容器画像に対する演出を付与する
付記1から付記8のいずれかに記載のプログラム。
【0095】
[付記10]
前記各実物品にはレアリティが設定され、
前記表示制御手段は、前記実物品のレアリティの高さに応じて、前記容器画像の開封動画の表示の際に演出を付与する
付記1から付記9のいずれかに記載のプログラム。
【0096】
[付記11]
前記表示制御手段は、
前記物品画像及び前記容器画像の表示を各々1つとする第1のモードと、
前記物品画像及び前記容器画像の表示を各々複数とする第2のモードと、
のいずれかを、ユーザが選択可能に制御する
付記1から付記10のいずれかに記載のプログラム。
【0097】
[付記12]
前記表示制御手段は、前記第2のモードが選択された場合、複数の容器画像を一度に表示可能に制御する
付記11に記載のプログラム。
【0098】
[付記13]
前記提供手続制御手段は、
前記第1のモードが選択された場合には、ひとつの実物品の提供手続を可能にし、
前記第2のモードが選択された場合には、複数の実物品の提供手続を可能にする
付記11又は付記12に記載のプログラム。
【0099】
[付記14]
前記表示制御手段は、代価の支払いを条件として、何れかのモードを選択可能に制御させる
付記11から付記13のいずれかに記載のプログラム。
【0100】
[付記15]
前記第1のモードの選択は第1の代価の支払いを条件とし、
前記第2のモードの選択は第2の代価の支払いを条件とし、
前記第2の代価は、前記第1の代価よりも高額である
付記14に記載のプログラム。
【0101】
[付記16]
前記表示制御手段は、
前記第2のモードが選択された場合、表示する複数の物品画像の重複率を制御する
付記11から付記15のいずれかに記載のプログラム。
【0102】
[付記17]
前記重複率は、前記ユーザへの実物品の提供履歴情報、及び、前記実物品の在庫状況情報の少なくとも何れかの情報に基づき、低下させるように制御される
付記16に記載のプログラム。
【0103】
[付記18]
前記提供手続制御手段は、前記ユーザの代価の支払いの累積額に応じて、前記実物品を提供する第1の特典、又は、前記物品画像を提供する第2の特典を、提供する
付記1から付記17のいずれかに記載のプログラム。
【0104】
[付記19]
前記提供手続制御手段は、前記実物品の提供時期を選択可能に制御する
付記1から付記18のいずれかに記載のプログラム。
【0105】
[付記20]
前記提供手続は、前記ユーザに対する配送手続きである
付記1から付記19のいずれかに記載のプログラム。
【0106】
[付記21]
端末と通信可能に接続される実物品提供管理装置であって、
実物品に対応する物品画像と、前記実物品を仮想的に収容して実物品を隠蔽する容器に対応する容器画像とを、ユーザの端末に提示可能な提示制御手段と、
前記物品画像と前記容器画像とが前記端末において表示されたことを条件として、表示された物品画像に対応する実物品を、前記ユーザに提供する提供手続を可能にする提供手続制御手段と
を備える実物品提供管理装置。
【0107】
[付記22]
前記提示制御手段は、物品提供装置の物品提供装置画像を端末に提示し、前記端末に提示された物品提供装置画像に対するユーザの所定の操作を条件として、前記容器画像を前記端末に表示させる
付記21に記載の実物品提供管理装置。
【0108】
[付記23]
前記提示制御手段は、前記端末に表示された容器画像に対するユーザの所定の操作を条件として、前記物品画像を前記端末に表示させる
付記22に記載の実物品提供管理装置。
【0109】
[付記24]
前記容器画像はカプセル画像であり、前記物品画像がカプセルに収容された商品である
付記21から付記23のいずれかに記載の実物品提供管理装置。
【0110】
[付記25]
前記提示制御手段は、複数の種別のうち、何れか1つを、端末において選択可能に制御し、前記種別毎に複数の前記物品画像が対応付けられて表示されるように制御する
付記21から付記24のいずれかに記載の実物品提供管理装置。
【0111】
[付記26]
前記提示制御手段は、
ユーザに提供する実物品を抽選し、
前記抽選の抽選結果に応じて異なる物品画像を端末に提示する
付記21から付記25のいずれかに記載の実物品提供管理装置。
【0112】
[付記27]
前記抽選は、前記ユーザへの実物品の提供履歴情報、及び、前記実物品の在庫状況情報の少なくとも何れかの情報を加味される
付記26に記載の実物品提供管理装置。
【0113】
[付記28]
前記各実物品にはレアリティが設定され、
前記抽選は、レアリティの高さに応じて、前記実物品の提供確率が高くなるように制御される
付記26又は付記27に記載の実物品提供管理装置。
【0114】
[付記29]
前記各実物品にはレアリティが設定され、
前記提示制御手段は、前記実物品のレアリティの高さに応じて、端末に表示されている容器画像に演出を付与する
付記21から付記28のいずれかに記載の実物品提供管理装置。
【0115】
[付記30]
前記各実物品にはレアリティが設定され、
前記提示制御手段は、前記実物品のレアリティの高さに応じて、端末に表示されている容器画像の開封動画を表示する際に演出を付与する
付記21から付記29のいずれかに記載の実物品提供管理装置。
【0116】
[付記31]
前記提示制御手段は、
端末における、前記物品画像及び前記容器画像の表示を各々1つとする第1のモードと、
前記端末における、前記物品画像及び前記容器画像の表示を各々複数とする第2のモードと、
のいずれかを、ユーザが選択可能に制御する
付記21から付記30のいずれかに記載の実物品提供管理装置。
【0117】
[付記32]
前記提示制御手段は、前記第2のモードが選択された場合、複数の容器画像を一度に、端末に表示可能に制御する
付記31に記載の実物品提供管理装置。
【0118】
[付記33]
前記提供手続制御手段は、
前記第1のモードが選択された場合には、ひとつの実物品の提供手続を可能にし、
前記第2のモードが選択された場合には、複数の実物品の提供手続を可能にする
付記31又は付記32に記載の実物品提供管理装置。
【0119】
[付記34]
前記提示制御手段は、代価の支払いを条件として、何れかのモードを選択可能に制御させる
付記31から付記33のいずれかに記載の実物品提供管理装置。
【0120】
[付記35]
前記第1のモードの選択は第1の代価の支払いを条件とし、
前記第2のモードの選択は第2の代価の支払いを条件とし、
前記第2の代価は、前記第1の代価よりも高額である
付記34に記載の実物品提供管理装置。
【0121】
[付記36]
前記提示制御手段は、
前記第2のモードが選択された場合、端末に表示する複数の物品画像の重複率を制御する
付記31から付記35のいずれかに記載の実物品提供管理装置。
【0122】
[付記37]
前記重複率は、前記ユーザへの実物品の提供履歴情報、及び、前記実物品の在庫状況情報の少なくとも何れかの情報に基づき、低下させるように制御される
付記36に記載の実物品提供管理装置。
【0123】
[付記38]
前記提供手続制御手段は、前記ユーザの代価の支払いの累積額に応じて、前記実物品を提供する第1の特典、又は、前記物品画像を提供する第2の特典を、提供する
付記31から付記37のいずれかに記載の実物品提供管理装置。
【0124】
[付記39]
前記提供手続制御手段は、前記実物品のユーザへの提供時期を選択可能に制御する
付記21から付記38のいずれかに記載の実物品提供管理装置。
【0125】
[付記40]
前記提供手続は、前記ユーザに対する配送手続きである
付記21から付記39のいずれかに記載の実物品提供管理装置。
【0126】
[付記41]
実物品提供管理装置と通信可能に接続される端末であって、
実物品に対応する物品画像と、前記実物品を仮想的に収容して実物品を隠蔽する容器に対応する容器画像とを、表示可能な表示制御手段と、
前記物品画像と前記容器画像とが表示されたことを条件として、表示された物品画像に対応する実物品を、ユーザに提供する提供手続を可能にする提供手続制御手段と
を備える端末。
【0127】
[付記42]
端末と通信可能に接続される実物品提供管理装置の実物品提供方法であって、
実物品に対応する物品画像と、前記実物品を仮想的に収容して実物品を隠蔽する容器に対応する容器画像とを、ユーザの端末に提示し、
前記物品画像と前記容器画像とが前記端末において表示されたことを条件として、表示された物品画像に対応する実物品を、前記ユーザに提供する提供手続を行う
実物品提供方法。
【0128】
[付記43]
前記実物品提供管理装置は、
物品提供装置の物品提供装置画像を端末に提示し、
前記端末に提示された物品提供装置画像に対し、ユーザが所定の操作したことを条件として、前記容器画像を前記端末に表示させる
付記42に記載の実物品提供方法。
【0129】
[付記44]
前記実物品提供管理装置は、前記端末に表示された容器画像に対し、ユーザが所定の操作したことを条件として、前記物品画像を前記端末に表示させる
付記43に記載の実物品提供方法。
【0130】
[付記45]
前記容器画像はカプセル画像であり、前記物品画像がカプセルに収容された商品である
付記42から付記44のいずれかに記載の実物品提供方法。
【0131】
[付記46]
前記実物品提供管理装置は、複数の種別のうち、何れか1つを、端末において選択可能に制御し、前記種別毎に複数の前記物品画像が対応付けられて表示されるように制御する
付記42から付記45のいずれかに記載の実物品提供方法。
【0132】
[付記47]
前記実物品提供管理装置は、
ユーザに提供する実物品を抽選し、
前記抽選の抽選結果に応じて異なる物品画像を端末に提示する
付記42から付記46のいずれかに記載の実物品提供方法。
【0133】
[付記48]
前記抽選は、前記ユーザへの実物品の提供履歴情報、及び、前記実物品の在庫状況情報の少なくとも何れかの情報を加味する
付記47に記載の実物品提供方法。
【0134】
[付記49]
前記各実物品にはレアリティが設定され、
前記抽選は、レアリティの高さに応じて、前記実物品の提供確率が高くなるように制御される
付記47又は付記48に記載の実物品提供方法。
【0135】
[付記50]
前記各実物品にはレアリティが設定され、
前記実物品提供管理装置は、前記実物品のレアリティの高さに応じて、端末に表示されている容器画像に演出を付与する
付記42から付記49のいずれかに記載の実物品提供方法。
【0136】
[付記51]
前記各実物品にはレアリティが設定され、
前記実物品提供管理装置は、前記実物品のレアリティの高さに応じて、端末に表示されている容器画像の開封動画を表示する際に演出を付与する
付記42から付記50のいずれかに記載の実物品提供管理方法。
【0137】
[付記52]
前記実物品提供管理装置は、
端末における、前記物品画像及び前記容器画像の表示を各々1つとする第1のモードと、
前記端末における、前記物品画像及び前記容器画像の表示を各々複数とする第2のモードと、
のいずれかを、ユーザが選択可能に制御する
付記42から付記51のいずれかに記載の実物品提供方法。
【0138】
[付記53]
前記実物品提供管理装置は、前記第2のモードが選択された場合、複数の容器画像を一度に、端末に表示可能に制御する
付記52に記載の実物品提供方法。
【0139】
[付記54]
前記実物品提供管理装置は、
前記第1のモードが選択された場合には、ひとつの実物品の提供手続を可能にし、
前記第2のモードが選択された場合には、複数の実物品の提供手続を可能にする
付記52又は付記53に記載の実物品提供方法。
【0140】
[付記55]
前記実物品提供管理装置は、代価の支払いを条件として、何れかのモードを選択可能に制御させる
付記52から付記54のいずれかに記載の実物品提供方法。
【0141】
[付記56]
前記第1のモードの選択は第1の代価の支払いを条件とし、
前記第2のモードの選択は第2の代価の支払いを条件とし、
前記第2の代価は、前記第1の代価よりも高額である
付記55に記載の実物品提供方法。
【0142】
[付記57]
前記実物品提供管理装置は、前記第2のモードが選択された場合、端末に表示する複数の物品画像の重複率を制御する
付記52から付記56のいずれかに記載の実物品提供方法。
【0143】
[付記58]
前記重複率は、前記ユーザへの実物品の提供履歴情報、及び、前記実物品の在庫状況情報の少なくとも何れかの情報に基づき、低下させるように制御される
付記57に記載の実物品提供方法。
【0144】
[付記59]
前記実物品提供管理装置は、前記ユーザの代価の支払いの累積額に応じて、前記実物品を提供する第1の特典、又は、前記物品画像を提供する第2の特典を、提供する
付記42から付記58のいずれかに記載の実物品提供方法。
【0145】
[付記60]
前記実物品提供管理装置は、前記実物品のユーザへの提供時期を選択可能に制御する
付記42から付記59のいずれかに記載の実物品提供方法。
【0146】
[付記61]
前記提供手続は、前記ユーザに対する配送手続きである
付記42から付記60のいずれかに記載の実物品提供方法。
【符号の説明】
【0147】
1 物品提供管理サーバ
2 端末
3 物品
4 物品管理倉庫
5 カプセルトイ
6 玩具
7 カプセル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図9
図10
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図16