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▶ 山本 修二の特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024148266
(43)【公開日】2024-10-18
(54)【発明の名称】直蒔き水稲栽培法とその補助機器
(51)【国際特許分類】
   A01C 7/08 20060101AFI20241010BHJP
【FI】
A01C7/08 310J
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023061260
(22)【出願日】2023-04-05
(71)【出願人】
【識別番号】720008818
【氏名又は名称】山本 修二
(72)【発明者】
【氏名】山本 修二
【テーマコード(参考)】
2B054
【Fターム(参考)】
2B054AA15
2B054BA01
2B054BB01
2B054CA10
(57)【要約】      (修正有)
【課題】水稲栽培方法に関するものであり、特に直蒔き水稲栽培法において、効率的かつ環境に配慮した栽培が可能な技術を提供する。
【解決手段】本発明の水稲栽培方法では、ドローン等により圃場一面に種籾を蒔く。発芽後に、格子状に水田を撹拌し、慣行栽培と同様に栽培が可能となる。撹拌幅は25cm以上35cm以下であり、撹拌するラインは平行で、その間隔は3cm以上7cm以下である。これにより、労力を削減し、環境負荷を軽減しながら、効率的な水稲栽培が実現される。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水稲栽培方法であって、ドローン等により圃場一面に種籾を蒔く工程と、発芽後に、格子
状に水田を撹拌する工程、を含むことを特徴とする水稲栽培方法及び攪拌する機器。
【請求項2】
請求項1に記載の水稲栽培方法であって、撹拌幅が特定の範囲であることを特徴とする水
稲栽培方法及び攪拌する機器。
【請求項3】
請求項2に記載の水稲栽培方法であって、撹拌幅が25cm以上35cm以下であることを特徴と
する水稲栽培方法及び攪拌する機器。
【請求項4】
請求項1に記載の水稲栽培方法であって、撹拌するラインが特定の条件であることを特徴
とする水稲栽培方法及び攪拌する機器。
【請求項5】
請求項4に記載の水稲栽培方法であって、撹拌するラインがほぼ平行であり、その間隔が
3cm以上7cm以下であることを特徴とする水稲栽培方法及び攪拌する機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水稲栽培に関するものであり、特にドローン等を用いた直蒔き水稲栽培法に
関する。
【背景技術】
【0002】
従来の水稲栽培方法では、苗を育ててから水田に移植する手間があり、作業効率が低く
、労力がかかることが課題であった。そこで、直蒔き水稲栽培法が開発されたが、慣行栽
培と同等の栽培成果を得ることが難しかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】JP2016104565A
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
直蒔き水稲栽培法は、慣行栽培と同等の栽培成果を得ることが難しい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の目的は、慣行栽培と同等の栽培成果を得られる直蒔き水稲栽培法を提供するこ
とである。本発明の直蒔き水稲栽培法は、以下の要素を含む。
(1) ドローン等により圃場一面に種籾を蒔く工程
(2) 発芽後、格子状に水田を撹拌する工程、この撹拌幅が25cm以上35cm以下であること
(3) 撹拌するラインが平行し、その間隔が3cm以上7cm以下であること
本発明により、慣行栽培と同等の栽培成果が得られる直蒔き水稲栽培法が提供される。
【発明の効果】
【0006】
本発明により、作業効率の向上や労力の削減が可能となる直蒔き水稲栽培法が提供され、
慣行栽培と同等の栽培成果が得られる
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態について説明する。
ドローン等による種籾の蒔き
ドローン等を用いて、圃場一面に種籾を蒔く。これにより、作業効率が向上し、労力の
削減が可能となる。
発芽後の水田の撹拌
発芽後、格子状に水田を撹拌する。この際、撹拌幅は25cm以上35cm以下であり、撹拌す
るラインが平行で、その間隔が3cm以上7cm以下である。これにより、慣行栽培と同等の栽
培成果が得られる。