(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024014850
(43)【公開日】2024-02-01
(54)【発明の名称】自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システムおよび方法
(51)【国際特許分類】
G08G 1/09 20060101AFI20240125BHJP
G08G 1/16 20060101ALI20240125BHJP
G16Y 10/40 20200101ALI20240125BHJP
G16Y 20/20 20200101ALI20240125BHJP
G16Y 40/10 20200101ALI20240125BHJP
【FI】
G08G1/09 F
G08G1/16 D
G16Y10/40
G16Y20/20
G16Y40/10
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023119188
(22)【出願日】2023-07-21
(31)【優先権主張番号】10-2022-0091160
(32)【優先日】2022-07-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】522427811
【氏名又は名称】財団法人 知能型自動車部品振興院
【氏名又は名称原語表記】KIAPI(Korea Intelligent Automotive Parts Promotion Institute)
(74)【代理人】
【識別番号】110003801
【氏名又は名称】KEY弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】ハン ゾンホ
(72)【発明者】
【氏名】キム セヨン
(72)【発明者】
【氏名】カン ソンウン
(72)【発明者】
【氏名】ユン ユンキ
(72)【発明者】
【氏名】キム ボンソプ
(72)【発明者】
【氏名】ユン キョンス
【テーマコード(参考)】
5H181
【Fターム(参考)】
5H181AA01
5H181BB04
5H181BB20
5H181CC03
5H181CC04
5H181CC11
5H181CC12
5H181CC14
5H181FF04
5H181FF13
5H181FF27
5H181FF32
5H181JJ02
5H181LL04
5H181LL09
5H181LL15
(57)【要約】
【課題】自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システムおよび方法が開示される。
【解決手段】周辺の自動車の情報に基づいて、衝突可能状況であるか否かを判断する自律走行車100と、特定の区域の道路に設置され、自律走行車100から衝突可能通知メッセージを受信すると、信号現示を変更する信号装置200と、特定の区域の道路の周辺に設置され、自律走行車100および信号装置200とデータを送受信する路辺装置300と、路辺装置300とデータを送受信する統合管制サーバ400とを含む自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システムが提供される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
周辺の自動車の情報に基づいて、衝突可能状況であるか否かを判断する自律走行車(100)と、
特定の区域の道路に設置され、前記自律走行車(100)から衝突可能通知メッセージを受信すると、信号現示を変更する信号装置(200)と、
前記特定の区域の道路の周辺に設置され、前記自律走行車(100)および前記信号装置(200)と、データを送受信する路辺装置(300)と、
前記路辺装置(300)とデータを送受信する統合管制サーバ(400)とを含む、自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システム。
【請求項2】
前記信号装置(200)は、
前記自律走行車(100)から前記衝突可能通知メッセージを受信すると、前記信号現示を変更し、前記自律走行車(100)に変更された信号現示情報を送信する、請求項1に記載の自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システム。
【請求項3】
前記信号装置(200)は、
前記路辺装置(300)に変更された前記信号現示情報を送信し、
前記路辺装置(300)は、
前記統合管制サーバ(400)に変更された前記信号現示情報を送信する、請求項2に記載の自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システム。
【請求項4】
自律走行車(100)と、
特定の区域の道路に設置されて、周辺の自動車の衝突可能状況を感知する突発感知装置(500)と、
前記特定の区域の道路に設置され、前記突発感知装置(500)から衝突可能情報を受信すると、信号現示を変更する信号装置(200)と、
前記特定の区域の道路の周辺に設置され、前記突発感知装置(500)、前記自律走行車(100)および前記信号装置(200)のうち少なくとも一つとデータを送受信する路辺装置(300)と、
前記路辺装置(300)とデータを送受信する統合管制サーバ(400)とを含む、自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システム。
【請求項5】
前記信号装置(200)は、
前記突発感知装置(500)から前記衝突可能情報を受信すると、前記信号現示を変更し、前記自律走行車(100)および前記統合管制サーバ(400)のうち少なくとも一つに変更された信号現示情報を送信する、請求項4に記載の自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システム。
【請求項6】
前記信号装置(200)は、
前記路辺装置(300)により変更された前記信号現示情報を前記統合管制サーバ(400)に送信する、請求項5に記載の自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システム。
【請求項7】
自律走行車(100)と、
特定の区域の道路状況をリアルタイムで収集する突発感知装置(500)と、
前記特定の区域の道路に設置されて、信号現示を変更する信号装置(200)と、
前記特定の区域の道路の周辺に設置され、前記突発感知装置(500)、前記自律走行車(100)および前記信号装置(200)のうち少なくとも一つとデータを送受信する路辺装置(300)と、
前記路辺装置(300)により、リアルタイムで前記特定の区域の道路の情報を収集して衝突可能状況を感知し、前記信号装置(200)および前記自律走行車(100)のうち少なくとも一つに衝突可能情報を送信する統合管制サーバ(400)とを含む、自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システム。
【請求項8】
前記信号装置(200)は、
前記統合管制サーバ(400)から前記衝突可能情報を受信すると、前記信号現示を変更、前記自律走行車(100)および前記統合管制サーバ(400)のうち少なくとも一つに変更された信号現示情報を送信する、請求項7に記載の自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システム。
【請求項9】
前記自律走行車(100)は、
前記統合管制サーバ(400)の前記衝突可能情報を受信すると、車線変更、加速、減速または停止することを特徴とする、請求項7に記載の自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システム。
【請求項10】
前記特定の区域の道路の周辺に設置され、前記統合管制サーバ(400)から前記衝突可能情報を受信して、警告メッセージを出力する表示装置をさらに含む、請求項7に記載の自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システム。
【請求項11】
自律走行車(100)が、周辺の自動車の情報に基づいて、衝突可能状況であるか否かを判断するステップと、
前記自律走行車(100)が前記衝突可能状況であると判断した時に、前記自律走行車(100)が、信号装置(200)に衝突可能通知メッセージを送信するステップと、
前記信号装置(200)が、前記自律走行車(100)から前記衝突可能通知メッセージを受信すると、信号現示を変更し、前記自律走行車(100)に変更された信号現示情報を送信するステップと、
前記信号装置(200)が、路辺装置(300)に変更された前記信号現示情報を送信するステップと、
前記路辺装置(300)が、統合管制サーバ(400)に変更された前記信号現示情報を送信するステップと、
前記統合管制サーバ(400)が、他の区域の信号装置(200)に信号現示を修正するように制御するステップとを含む、自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御方法。
【請求項12】
特定の区域の道路で、ライダセンサ、レーダセンサおよび映像感知器のうち少なくとも一つを備えた突発感知装置(500)で周辺の自動車の衝突可能状況を感知するステップと、
前記突発感知装置(500)で前記衝突可能状況を感知し、信号装置(200)に衝突可能情報を送信するステップと、
前記信号装置(200)が、自律走行車(100)から衝突可能通知メッセージを受信すると、信号現示を変更し、前記自律走行車(100)に変更された信号現示情報を送信するステップと、
前記信号装置(200)が、路辺装置(300)に変更された前記信号現示情報を送信するステップと、
前記路辺装置(300)が、統合管制サーバ(400)に変更された前記信号現示情報を送信するステップと、
前記統合管制サーバ(400)が、他の区域の信号装置(200)に信号現示を修正するように制御するステップとを含む、自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御方法。
【請求項13】
統合管制サーバ(400)で特定の区域の道路で感知された情報をリアルタイムで収集するステップと、
前記統合管制サーバ(400)でリアルタイムで収集された情報により周辺の自動車の衝突可能の可否を感知するステップと、
前記統合管制サーバ(400)で収集された情報により周辺の自動車の衝突可能状況を感知すると、当該区域の信号装置(200)、自律走行車(100)および表示装置のうち少なくとも一つに衝突可能情報を送信するステップと、
前記信号装置(200)、前記自律走行車(100)および前記表示装置のうち少なくとも一つが、前記統合管制サーバ(400)の前記衝突可能状況の情報を受信し、衝突回避過程を実施するステップと、
前記統合管制サーバ(400)で他の区域の信号装置(200)および表示装置のうち少なくとも一つに信号現示および交通情報を出力するステップとを含み、
前記衝突回避過程を実施するステップにおいて、
前記信号装置(200)は、前記信号現示を修正し、
前記自律走行車(100)は、車線変更、加速または減速のいずれか一つとして設定された自動車回避動作で運行し、
前記表示装置は、周辺の自動車に衝突可能通知メッセージを出力することを特徴とする、自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
自律走行車は、人間の運転なしに自動で走行することができる自動車である。無人自動車は、周りの環境を認識し目的地を指定するだけで自律的に走行する。
【0003】
すでに実用化している無人自動車としては、イスラエル軍で運用されている予め設定された経路を見回る無人自動車と、海外の鉱山や建設現場などで運用されているダンプトラックなどの無人運行システムなどがある。
【0004】
また、最近、一般乗用車として、自律走行車が発売されており、その便宜性により需要が爆発的に増えることが予想される。
【0005】
したがって、一般道路に自律走行車が流入するに伴い、新たな道路交通体系およびシステムの変化が必要である。
【0006】
しかし、従来、自律走行車と一般自動車が混在した道路、特に、交差路において、非定型突発状況または災害が発生した時に、直ちに対処可能な回避技術がなかった。
【0007】
そのため、自律走行車と一般自動車が混在された道路において、非定型突発状況または災害が発生した時に、直ちに対処することができる技術が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決しようとする技術的課題は、自律走行車および一般自動車が混在した道路において、非定型突発状況または災害が発生した時に、直ちに対処することができる、自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システムおよび方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一実施形態によると、自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システムが提供される。自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システムは、周辺の自動車の情報に基づいて、衝突可能状況であるか否かを判断する自律走行車と、特定の区域の道路に設置され、自律走行車から衝突可能通知メッセージを受信すると、信号現示を変更する信号装置と、特定の区域の道路の周辺に設置され、自律走行車および信号装置とデータを送受信する路辺装置と、路辺装置とデータを送受信する統合管制サーバとを含む。
【0010】
信号装置は、自律走行車から衝突可能通知メッセージを受信すると、信号現示を変更し、自律走行車に変更された信号現示情報を送信することができる。
【0011】
信号装置は、路辺装置に変更された信号現示情報を送信し、路辺装置は、統合管制サーバに変更された信号現示情報を送信することができる。
【0012】
一実施形態によると、自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御方法が提供される。自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御方法は、自律走行車が、周辺の自動車の情報に基づいて、衝突可能状況であるか否かを判断するステップと、自律走行車が衝突可能状況であると判断した時に、自律走行車が、信号装置に衝突可能通知メッセージを送信するステップと、信号装置が、自律走行車から衝突可能通知メッセージを受信すると、信号現示を変更し、自律走行車に変更された信号現示情報を送信するステップとを含む。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、自律走行車と一般自動車が混在した道路において非定型突発状況または災害が発生した時に直ちに対処することができる。
【0014】
また、本発明は、周辺の自動車の情報に基づいて、自律走行車が衝突可能状況であると判断した時に、信号装置の信号現示変更により、衝突を回避することができる。
【0015】
また、本発明は、他の区域の路辺装置に、変更された信号現示情報を送信することで、他の区域で交通混雑が生じることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明による自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システムの代表ブロック図である。
【
図2】一実施形態による自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システムを説明するための図である。
【
図3】一実施形態による自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システムのブロック図である。
【
図4】一実施形態による自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御方法のフローチャートである。
【
図5】他の実施形態を説明するための例示図である。
【
図9】さらに他の実施形態のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態について、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施するように詳細に説明する。しかし、本発明は、様々な相違する形態に実現されることができ、ここで説明する実施形態に限定されない。また、図面において、本発明を明確に説明するために、説明と関係のない部分は省略し、明細書の全体にわたり、類似する部分に対しては類似する図面符号を付けた。
【0018】
明細書の全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とした時に、これは、特別に反対の意味の記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。
【0019】
本発明の実施形態で用いられる用語は、本発明での機能を考慮しながらできるだけ現在広く用いられている一般的な用語を選択しているが、これは、当分野に勤める技術者の意図または判例、新たな技術の出現などによって変わり得る。また、特定の場合には、出願人が任意に選定した用語もあり、この場合、該当する実施形態の説明部分で詳細にその意味を記載する。したがって、本実施形態で用いられる用語は、単純な用語の名称ではなく、その用語が有する意味と本実施形態の全般にわたる内容に基づいて定義される必要がある。
【0020】
本発明の実施形態において、第1、第2などのように序数を含む用語は、様々な構成要素を説明するために用いられることができるが、構成要素は、用語によって限定されない。用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的にのみ用いられる。例えば、本発明の権利範囲から逸脱することなく第1構成要素は第2構成要素と称することができ、同様に、第2構成要素も第1構成要素と称することができる。および/またはという用語は、複数の関連する記載された項目の組み合わせまたは複数の関連する記載された項目のいずれかの項目を含む。
【0021】
また、本発明の実施形態において、単数の表現は、文脈上明白に異なる意味を有していない限り、複数の表現を含む。
【0022】
また、本発明の実施形態において、「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載の特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定するものであって、一つまたはそれ以上の異なる特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加可能性を予め排除しないことを理解すべきである。
【0023】
また、本発明の実施形態において、「モジュール」あるいは「部」は、少なくとも一つの機能や動作を行い、ハードウェアまたはソフトウェアにより実現されるか、ハードウェアとソフトウェアの結合により実現されることができる。また、複数の「モジュール」あるいは複数の「部」は、特定のハードウェアで実現される必要がある「モジュール」あるいは「部」以外には、少なくとも一つのモジュールとして一体化されて少なくとも一つのプロセッサとして実現されることができる。
【0024】
図1は、一実施形態による自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システムのブロック図であり、
図2は、一実施形態による自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システムを説明するための図である。
【0025】
図1および
図2を参照すると、一実施形態による自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システムは、自律走行車100、信号装置200、路辺装置300、統合管制サーバ400および突発感知装置500を含む。
【0026】
自律走行車100は、一実施形態として、各種のセンサの情報に基づいて、運転者の助けなしに自ら道路を走行する自動車であることができる(例:ego自動車)。
【0027】
自律走行車100は、一実施形態として、周辺の自動車21とデータを送受信することができ、信号装置200とデータを送受信することができ(I2V)、路辺装置300とデータを送受信することができる(V2I)。周辺の自動車21は、一実施形態として、通信モジュールを含む一般自動車または自律走行車100であることができる。
【0028】
自律走行車100は、一実施形態として、無線通信を用いて、周辺の自動車21、信号装置200、路辺装置300とデータを送受信する通信モジュールを含むことができる。
【0029】
自律走行車100は、一実施形態として、各種のセンサ(例:ライダ、レーダ、超音波センサ、GPS、イメージセンサなど)を介して、周辺の自動車の情報(例:速度、相対距離など)を算出することができる。
【0030】
自律走行車100は、一実施形態として、予め貯蔵された人工知能アルゴリズムを用いて、周辺の自動車の情報に基づいて、衝突可能状況であるか否かを判断することができる。
【0031】
予め貯蔵された人工知能アルゴリズムは、一実施形態として、マシンラーニング(Machine Learning)学習アルゴリズム、または、ディープラーニング(Deep Learning)学習アルゴリズムであることができる。
【0032】
信号装置200は、一実施形態として、特定の区域の道路に設置されることができ、互いに異なる色(例:赤色、オレンジ色、緑色)の表示灯を含むことができる。
【0033】
信号装置200は、一実施形態として、自律走行車100とデータを送受信することができ(I2V)、路辺装置300とデータを送受信することができる(I2I)。
【0034】
信号装置200は、一実施形態として、無線通信を用いて、自律走行車100、路辺装置300とデータを送受信する通信モジュールを含むことができる。
【0035】
信号装置200は、一実施形態として、自律走行車100から衝突可能通知メッセージを受信すると、信号現示を変更することができる(例:赤色表示灯を緑色表示灯に変更するか、オレンジ色表示灯の点灯時間を変更することができる)。一実施形態として、信号装置200は、自律走行車100が停止線に近付く時点に自律走行車100から衝突可能通知メッセージを受信すると、信号装置200は、信号現示をオレンジ色表示灯から緑色表示灯に変更するか、またはオレンジ色表示灯の点灯時間を長く維持することができる。
【0036】
信号装置200は、一実施形態として、自律走行車100に、変更された信号現示情報を送信することができる。自律走行車100は、一実施形態として、変更された信号現示情報に基づいて、走行速度および走行方向を設定することができる。例えば、自律走行車100は、交差路に進入する時点に信号装置200がオレンジ色表示灯を点灯しており、周辺の自動車の情報に基づいて、衝突可能状況であると判断した時に、信号装置200の信号現示の変更により、停止することなく走行することで、衝突を回避することができる。
【0037】
信号装置200は、一実施形態として、路辺装置300に変更された信号現示情報を送信することができる。
【0038】
また、信号装置200は、他の実施形態として、統合管制サーバ400の衝突警告メッセージを出力する表示装置をさらに含むことができる。
【0039】
路辺装置300は、一実施形態として、特定の区域の道路の周辺(または交差路、道路作業区間など)に設置されることができ、移動するすべての自動車とデータを送受信する路辺基地局(Road Side Unit、RSU)であることができる。
【0040】
路辺装置300は、一実施形態として、無線通信を用いて、自律走行車100、信号装置200、統合管制サーバ400とデータを送受信する通信モジュールを含むことができる。
【0041】
路辺装置300は、一実施形態として、統合管制サーバ400に信号装置200から受信した変更された信号現示情報を送信することができる。
【0042】
突発感知装置500は、映像監視者、レーダ、ライダセンサのうち少なくとも一つとし、道路内の自律走行車100と周辺の自動車との衝突を予測し、信号装置200および/または統合管制サーバ400に送信することができる。
【0043】
統合管制サーバ400は、路辺装置300から変更された信号現示情報を受信すると、他の区域の路辺装置300に送信することができる。これにより、他の区域で交通混雑が生じることを防止することができる。
【0044】
統合管制サーバ400は、一実施形態として、無線通信を用いて、路辺装置300とデータを送受信する通信モジュールを含むことができる。
【0045】
また、統合管制サーバ400は、他の実施形態として、突発感知装置500により周辺の自動車と自律走行車100との衝突可能性を予測し、表示装置に警告文を出力することができる。
【0046】
また、統合管制サーバ400は、他の実施形態において、周辺の自動車と自律走行車100との衝突可能性を予測し、自律走行車100に情報を送信することができる。
【0047】
また、統合管制サーバ400は、他の実施形態として、周辺の自動車と自律走行車100との衝突可能性を予測して信号装置200を制御し、信号現示情報を調節することができる。
【0048】
本発明は、上記のような構成により、自律走行車100の観点と、インフラの観点と、統合管制サーバ400の観点から、それぞれ、自律走行車100の衝突可能性を予測して回避できるように、自律走行車100を制御および情報を提供する様々な実施形態を含むことができる。
【0049】
このうち、自律走行車100の観点で衝突を回避することができる一実施形態については、
図3と
図4を参照して説明する。
【0050】
図3は、一実施形態による自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システムのブロック図である。
【0051】
図3を参照すると、一実施形態による自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システムは、自律走行車100、第1信号装置210、第1路辺装置310、第2信号装置220、第2路辺装置320、統合管制サーバ400を含むことができる。
【0052】
自律走行車100は、一実施形態として、各種センサの情報に基づいて、道路を自律走行する自動車であることができる。
【0053】
第1信号装置210は、一実施形態として、一区域(例:第1交差路)の道路に設置され、交通信号を表示することができる。
【0054】
第1路辺装置310は、一実施形態として、一区域(例:第1交差路)の道路の周辺に設置され、自律走行車100、第1信号装置210、統合管制サーバ400とデータを送受信することができる。
【0055】
第2信号装置220は、一実施形態として、他の区域(例:第2交差路)の道路に設置され、交通信号を表示することができる。
【0056】
第2路辺装置320は、一実施形態として、他の区域(例:第2交差路)の道路の周辺に設置され、第2信号装置220および統合管制サーバ400とデータを送受信することができる。
【0057】
統合管制サーバ400は、一実施形態として、第1路辺装置310とデータを送受信することができる。
【0058】
自律走行車100は、一実施形態として、周辺の自動車の情報に基づいて、衝突可能状況であるか否かを判断し、衝突可能状況であると判断すると、第1信号装置210に衝突可能通知メッセージを送信することができる。
【0059】
第1信号装置210は、一実施形態として、自律走行車100から衝突可能通知メッセージを受信すると、信号現示を変更し、自律走行車100に変更された信号現示情報を送信することができる。
【0060】
第1信号装置210は、一実施形態として、第1路辺装置310に変更された信号現示情報を送信することができる。
【0061】
第1路辺装置310は、一実施形態として、統合管制サーバ400に変更された信号現示情報を送信することができる。
【0062】
統合管制サーバ400は、一実施形態として、第2路辺装置320に変更された信号現示情報を送信することができる。
【0063】
第2路辺装置320は、一実施形態として、第2信号装置220に変更された信号現示情報を送信することができる。
【0064】
第2信号装置220は、一実施形態として、変更された信号現示情報に基づいて、信号現示を変更することができる。これにより、他の区域で交通混雑が生じることを防止することができる。
【0065】
図4は、一実施形態による自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御方法のフローチャートである。
【0066】
図4を参照すると、一実施形態による自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御方法は、自律走行車100が周辺の自動車の情報に基づいて、衝突可能状況であるか否かを判断するステップ(S110)と、自律走行車100が衝突可能状況であると判断した時に、自律走行車100が信号装置200に衝突可能通知メッセージを送信するステップ(S120)と、信号装置200が自律走行車100から衝突可能通知メッセージを受信すると、信号現示を変更し、自律走行車100に変更された信号現示情報を送信するステップ(S130)と、信号装置200が路辺装置300に変更された信号現示情報を送信するステップ(S140)と、路辺装置300が統合管制サーバ400に変更された信号現示情報を送信するステップ(S150)とを含むことができる。
【0067】
ステップS110~ステップS150は、上述の自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システムの動作内容と同一であるため、詳細な説明は省略する。
【0068】
また、本発明はインフラ観点で自律走行車100の回避を制御する他の実施形態を含み、これは、
図5~
図7を参照して説明する。
【0069】
図5は、他の実施形態による自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システムを説明するための例示であり、
図6は、他の実施形態による自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御システムを図示したブロック図である。
【0070】
図5および
図6を参照すると、本発明の他の実施形態は、自律走行車100、第1信号装置210、第1路辺装置310、第2信号装置220、第2路辺装置320、突発感知装置500および統合管制サーバ400を含むことができる。
【0071】
このうち、突発感知装置500は、映像感知器、レーダセンサおよびライダセンサのうち少なくとも一つを含み、道路内の自動車を感知する。突発感知装置500は、路辺装置300により、自律走行車100、信号装置200および統合管制サーバ400に情報を送信する。
【0072】
例えば、突発感知装置500は、道路をリアルタイムで感知して一方向から自律走行車100が近付く時に、周辺の自動車が自律走行車100の後から近付く時に、速度や相対距離といった周辺の自動車の情報を感知して衝突可能性を予測し、第1信号装置210および/または自律走行車100に衝突可能性が高い自動車の情報(例えば、方向と速度)を送信する。
【0073】
自律走行車100は、一実施形態として、各種のセンサの情報に基づいて、道路を自律走行する自動車であり、路辺装置300により、突発感知装置500の衝突可能情報にしたがって回避制御を行う。
【0074】
ここで、自律走行車の回避制御は、状況に応じて選択的に適用されることができる。例えば、交差路で後方自動車との衝突可能状況である時には、車線変更や加速、右折または左折、前方自動車との衝突可能状況である時には、減速または停止、急加速として状況に応じて選択的に行われることができる。
【0075】
第1信号装置210は、例えば、道路に設置され、交通信号を表示することができる。例えば、交差路で第1信号装置210は、突発感知装置500から情報を受信すると、対象の自律走行車100が通過するように、オレンジ色の信号灯を長く維持するように信号現示情報を調整する。
【0076】
第1路辺装置310は、道路の周辺に設置され、自律走行車100、第1信号装置210、突発感知装置500、統合管制サーバ400と、データを送受信することができる。すなわち、第1路辺装置310は、突発感知装置500の情報を第1信号装置210および/または自律走行車100に送信し、第1信号装置210の信号現示調整情報を統合管制サーバ400に送信する。
【0077】
第2信号装置220は、他の区域(例:第2交差路)の道路に設置され、交通信号を表示することができる。
【0078】
第2路辺装置320は、他の区域(例:第2交差路)の道路の周辺に設置され、第2信号装置220および統合管制サーバ400とデータを送受信することができる。
【0079】
統合管制サーバ400は、第1路辺装置310および第2路辺装置320とデータを送受信することができる。例えば、統合管制サーバ400は、第1信号装置210の信号現示情報にしたがって他の区域に設置された第2信号装置220を制御して、信号現示を調節する。
【0080】
すなわち、統合管制サーバ400は、第1信号装置210の信号現示調整による交通混雑を防止するために、他の区域に設置された第2信号装置220の信号現示を調整することができる。
【0081】
上記のような他の実施形態の構成は、インフラに属する突発感知装置500から自律走行車100と周辺の自動車との衝突可能性の可否を判断できるようにするインフラの観点からの回避技術を提案しており、上述の一実施形態と結合するか、単独で適用することができる。
【0082】
なお、本発明は、上記の構成により達成される自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御方法の他の実施形態を含み、これについては、
図7を参照して説明する。
【0083】
図7は、他の実施形態による自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御方法のフローチャートである。
【0084】
図7を参照すると、本発明の自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御方法の他の実施形態は、突発感知装置500で衝突可能性の可否を判断するS210ステップと、突発感知装置500で衝突状況が予測されると、路辺装置300を介して信号装置200および/または自律走行車100に情報を送信するS220ステップと、信号装置200で信号現示を調整および/または自律走行車100が回避制御するS230ステップと、統合管制サーバ400に信号現示情報を送信するS240ステップと、統合管制サーバ400で他の区域の信号装置200の信号現示を制御するS250ステップとを含む。
【0085】
S210ステップは突発感知装置500で周辺の自動車と自律走行車100の衝突可否を予測するステップである。例えば、突発感知装置500は、交差路で自律走行車100が自動車が近付く時に、周辺の自動車の車線と方向および/または速度を感知して、自律走行車100との衝突可能性を予測する。
【0086】
S220ステップは、突発感知装置500で自律走行車100と周辺の自動車との衝突可能性があると判断し、第1信号装置210および/または自律走行車100に情報を送信するステップである。
【0087】
例えば、突発感知装置500は、交差路で自律走行車100が進入前の状態で、後方から近付く周辺の自動車の速度と方向を感知する。ここで、第1信号装置210の信号は、青色信号からオレンジ色信号に変わる直前である。
【0088】
したがって、突発感知装置500は、自律走行車100が信号にしたがって停止する場合に、後方自動車と衝突可能があると判断すると、第1路辺装置310を介して第1信号装置210に衝突可能性の情報を送信する。
【0089】
もしくは、突発感知装置500は、自律走行車に衝突可能情報を送信する。
【0090】
S230ステップは、第1信号装置210が信号現示を調節するステップである。第1信号装置210は、突発感知装置500から衝突可能の情報を受信すると、信号灯の信号を調節(例えば、黄色信号の維持、赤色信号から青色信号に変更)して、自律走行車が停車することなくそのまま通過できるように、信号現示を調節する。
【0091】
ここで、自律走行車は、突発感知装置500から信号を受信すると、車線を変更して、後方から接近する自動車を回避するようにする。
【0092】
このような自律走行車は、車線変更や第1信号装置210の信号現示調節は、同時に行われるか、個別に行われることができる。
【0093】
S240ステップは、突発感知装置500および/または第1信号装置210が、統合管制サーバ400に情報を送信するステップである。例えば、第1信号装置210は、信号現示を調節し、関連情報を第1路辺装置310を介して統合管制サーバ400に送信する。
【0094】
S250ステップは、統合管制サーバ400が第2信号装置220に信号現示命令を送信するステップである。第2信号装置220は、第1信号装置210が位置した交差路以降の次の交差路に設置され、第1信号装置210の信号現示変更にしたがって信号現示を変更する。
【0095】
また、本発明は、統合管制サーバ400の観点からの自律走行車の回避制御が可能である。これについては、
図8および
図9を参照して説明する。
【0096】
【0097】
図8を参照すると、本発明のさらに他の実施形態は、自律走行車100、第1信号装置210、第1路辺装置310、第2信号装置220、第2路辺装置320、突発感知装置500および統合管制サーバ400を含むことができる。
【0098】
ここで、第1信号装置210は、統合管制サーバ400の情報を出力する第1表示装置230を含む。
【0099】
また、第2信号装置220は、統合管制サーバ400の情報を出力する第2表示装置240をさらに含む。
【0100】
突発感知装置500、ライダセンサ、レーダセンサ、映像感知器のうち少なくとも一つによりリアルタイムで情報を収集し、統合管制サーバ400に送信する。
【0101】
統合管制サーバ400は、突発感知装置500からリアルタイム情報を収集して自律走行車100の衝突可能性を算出し、衝突可能性があると、第1表示装置230を制御して、自律走行車100および周辺の自動車に衝突可能情報を告知し、第2表示装置240に第1信号装置210の交通情報をリアルタイムで出力する。
【0102】
このために、さらに他の実施形態では、第1信号装置210と第2信号装置220に、統合管制サーバ400の情報を出力する第1表示装置230と第2表示装置240をさらに含む。
【0103】
また、統合管制サーバ400は、衝突可能性があると、第1信号装置210および自律走行車100に当該情報を送信して、上述の実施形態で自律走行自動車の車線変更、第1信号装置210の信号現示を変更できるようにする。
【0104】
すなわち、本発明のさらに他の実施形態は、統合管制サーバ400がリアルタイムで情報を収集して自律走行車100の衝突可能性を感知し、第1表示装置230を介して衝突可能情報を出力するか、自律走行車100および/または第1信号装置210に関連情報を送信して、自律走行車100の衝突を予め防止することを特徴とする。
【0105】
本発明は、さらに他の実施形態による自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御方法をさらに含む。これについては、
図9を参照して説明する。
【0106】
図9は、さらに他の実施形態による自律走行車が混在した道路において交差路事故の減少のための信号制御方法のフローチャートである。
【0107】
図9を参照すると、本発明のさらに他の実施形態は、統合管制サーバ400でリアルタイムで情報を収集するS310ステップと、統合管制サーバ400で自律走行車100の衝突可能の可否を判断するS320ステップと、統合管制サーバ400で情報を送信するS330ステップと、統合管制サーバ400の信号にしたがって信号装置200と表示装置および/または自律走行車100のうち少なくとも一つが回避制御するS340ステップと、統合管制サーバ400で交通混雑を防止するための他の地域の信号装置200を制御するS350ステップとを含む。
【0108】
S310ステップは、統合管制サーバ400がリアルタイムで情報を収集するステップである。映像感知器、ライダセンサ、レーダセンサのうち少なくとも一つを含む突発感知装置500は、道路内の自動車の位置と速度、方向などの情報を感知して、第1路辺装置310を介して統合管制サーバ400に情報を送信する。
【0109】
また、第1信号装置210は信号変更および/または維持のような信号現示情報を第1路辺装置310を介してリアルタイムで統合管制サーバ400に送信する。
【0110】
したがって統合管制サーバ400は、突発感知装置500および第1信号装置210からリアルタイムで情報を収集することができる。
【0111】
S320ステップは、統合管制サーバ400がリアルタイムで収集された情報を分析して、自律走行車100の衝突可能性を感知するステップである。統合管制サーバ400は、突発感知装置500および/または第1信号装置210からリアルタイムで収集された情報を介して、自律走行車100と、周辺の自動車との衝突可能の可否を感知する。
【0112】
S330ステップは、統合管制サーバ400が自律自動車の衝突可能を感知すると、信号装置200、自律走行車100および/または表示装置を制御して、衝突可能情報を送信するステップである。ここで、統合管制サーバ400は、自律走行車100に衝突可能性があることを通知し、状況に応じて設定された条件で、自律走行車100の回避制御(例えば、車線変更、減速、加速、停止)を誘導する。
【0113】
また、統合管制サーバ400は、第1信号装置210に衝突可能情報を送信して、信号現示を変更するようにする。
【0114】
また、統合管制サーバ400は、第1表示装置230により、周辺の自動車に衝突可能性を警告することができる。
【0115】
統合管制サーバ400から自律走行車100と、第1信号装置210と第1表示装置230への情報送信は、一括して行われるか、選択的に行われることができる。
【0116】
S340ステップは、第1信号装置210が、統合管制サーバ400の信号を受信して、信号現示を調節(修正)するステップである。
【0117】
または、S340ステップは、自律走行車100で第1路辺装置310により統合管制サーバ400の信号を受信して、周辺の自動車の回避制御(例えば、車線変更または加速)を実施するステップである。
【0118】
もしくは、S340ステップは、第1表示装置230が、統合管制サーバ400の信号を受信して、自律走行車100および/または周辺の自動車に衝突を警告するメッセージを出力するステップである。
【0119】
すなわち、S340ステップは、統合管制サーバ400の信号を受信した、自律走行車100、第1信号装置210および第1表示装置230のうち少なくとも一つが衝突を回避するための回避制御を行うステップである。
【0120】
S350ステップは、統合管制サーバ400で現場と連結される他の地域の交通混雑を防止するために連結された次の交差路に設置された第2信号装置220と、第2表示装置240のうち少なくとも一つにより交通信号を修正するか、メッセージを出力するステップである。
【0121】
このように本発明は、自律走行車の観点、インフラの観点および統合管制サーバの観点から、自律走行車が混在した交差路で衝突を防止するための技術を提案している。
【0122】
また、本発明は自律走行車、インフラおよび統合管制サーバ400の観点のうち少なくとも一つを混合して現実状況に適用する際に困難がなく、これにより、交差路のように混雑した道路状況が蔓延している地域で衝突事故を確実に予め防止することができる。
【0123】
以上、本発明の実施形態について詳細に説明しているが、本発明の権利範囲は、これに限定されず、以下の請求の範囲で定義している本発明の基本概念を用いた当業者の様々な変形および改良形態も本発明の権利範囲に属する。
【0124】
本実施形態に関連する技術分野において通常の知識を有する者は、上記の記載の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態に実現され得ることを理解することができる。そのため、開示方法は、限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮すべきである。本発明の範囲は、上述の説明ではなく、特許請求の範囲に示されており、それと同等な範囲内にあるすべての相違点は、本発明に含まれたものと解釈すべきである。
【符号の説明】
【0125】
100 自律走行車
200 信号装置
300 路辺装置
400 統合管制サーバ
500 突発感知装置