(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024149380
(43)【公開日】2024-10-18
(54)【発明の名称】代行診療管理システム、代行診療管理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G16H 40/00 20180101AFI20241010BHJP
G16H 10/00 20180101ALI20241010BHJP
【FI】
G16H40/00
G16H10/00
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024005717
(22)【出願日】2024-01-17
(62)【分割の表示】P 2023062594の分割
【原出願日】2023-04-07
(71)【出願人】
【識別番号】519065330
【氏名又は名称】株式会社スクリエ
(74)【代理人】
【識別番号】100177220
【弁理士】
【氏名又は名称】小木 智彦
(72)【発明者】
【氏名】岡本 孝博
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA02
(57)【要約】 (修正有)
【課題】患者がかかりつけ医療施設の予約を取れない場合に、他の医療施設を受診する際における患者の心理的負担の軽減を図る代行診療管理システムを提供する。
【解決手段】代行診療を行う代行診療施設と、代行診療を行う代行診療施設が参加している代行診療コミュニティに加盟している加盟医療施設と、を管理する代行診療管理システム1であって、前記施設を管理し、患者が診療歴のある加盟医療施設の予約をとれるか否かを判定し、とれないと判定した場合、加盟医療施設が加盟する代行診療コミュニティに参加する代行診療施設から、加盟医療施設の代わりに代行診療を行う代行診療施設を特定し、特定した代行診療施設のWebコンテンツに患者を誘導し、誘導した代行診療施設のWebコンテンツを経由して患者の代行診療の予約状況を確認し、代行診療の結果を示す代行診療情報を取得し、取得した代行診療情報を診療歴のある加盟医療施設に提供する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
代行診療を行う代行診療施設と、当該代行診療施設が参加している代行診療コミュニティに加盟している加盟医療施設と、を管理する代行診療管理システムであって、
前記加盟医療施設と、前記代行診療施設と、を管理する管理部と、
患者が診療歴のある前記加盟医療施設の予約をとれるか否かを判定する判定部と、
前記判定部が前記診療歴のある加盟医療施設の予約を前記患者が取れないと判定した場合、当該加盟医療施設が加盟する前記代行診療コミュニティに参加する代行診療施設から、当該加盟医療施設の代わりに代行診療を行う代行診療施設を特定する特定部と、
特定した前記代行診療施設のWebコンテンツに、前記患者を誘導する誘導部と、
前記誘導した代行診療施設のWebコンテンツを経由して、前記患者の代行診療の予約状況を確認する確認部と、
代行診療の結果を示す代行診療情報を取得する代行診療情報取得部と、
取得した前記代行診療情報を、前記診療歴のある加盟医療施設に提供する代行診療情報提供部と、
を備える代行診療管理システム。
【請求項2】
前記誘導部は、外部のWebコンテンツに、前記患者を誘導し、
前記確認部は、前記外部のWebコンテンツを経由して、前記患者の代行診療の予約状況を確認する、
請求項1に記載の代行診療管理システム。
【請求項3】
前記誘導部は、前記診療歴のある加盟医療施設が休診日ではない場合、前記患者を誘導しない、
請求項1に記載の代行診療管理システム。
【請求項4】
前記患者が代行診療の予約を行った前記代行診療施設に、前記診療歴のある加盟医療施設が行っている当該患者の治療経過を示す治療経過情報を提供する治療経過情報提供部、
を更に備える請求項1に記載の代行診療管理システム。
【請求項5】
前記代行診療情報を提供した前記診療歴のある加盟医療施設に、提供料を課金する提供料課金部、
を更に備える請求項1に記載の代行診療管理システム。
【請求項6】
前記患者が予約をしようとした前記加盟医療施設に診療歴が無い場合のみ、当該患者に、前記加盟医療施設を紹介する紹介部、
を更に備える請求項1に記載の代行診療管理システム。
【請求項7】
紹介した前記加盟医療施設に、紹介料を課金する紹介料課金部、
を更に備える請求項6に記載の代行診療管理システム。
【請求項8】
前記患者の口腔内を撮影した口腔内画像を取得する画像取得部と、
前記患者に対する処置内容を示す処置内容情報を取得する処置内容情報取得部と、
取得した前記口腔内画像と、前記処置内容情報とを紐付ける紐付部と、
紐付けた前記口腔内画像及び前記処置内容情報を、紹介した前記加盟医療施設に提供する画像処置内容提供部と、
を更に備える請求項6に記載の代行診療管理システム。
【請求項9】
代行診療を行う代行診療施設と、当該代行診療施設が参加している代行診療コミュニティに加盟している加盟医療施設と、を管理するコンピュータが実行する代行診療管理方法であって、
前記加盟医療施設と、前記代行診療施設と、を管理するステップと、
患者が診療歴のある前記加盟医療施設の予約を患者がとれるか否かを判定するステップと、
前記判定するステップが前記診療歴のある加盟医療施設の予約を患者が取れないと判定した場合、当該加盟医療施設が加盟する前記代行診療コミュニティに参加する代行診療施設から、当該加盟医療施設の代わりに代行診療を行う代行診療施設を特定するステップと、
特定した前記代行診療施設のWebコンテンツに、前記患者を誘導するステップと、
誘導した前記代行診療施設のWebコンテンツを経由して、前記患者の代行診療の予約状況を確認するステップと、
代行診療の結果を示す代行診療情報を取得すると、
取得した前記代行診療情報を、前記診療歴のある加盟医療施設に提供するステップと、
を備える代行診療管理方法。
【請求項10】
代行診療を行う代行診療施設と、当該代行診療施設が参加している代行診療コミュニティに加盟している加盟医療施設と、を管理するコンピュータに、
前記加盟医療施設と、前記代行診療施設と、を管理するステップと、
患者が診療歴のある前記加盟医療施設の予約を患者がとれるか否かを判定するステップと、
前記判定するステップが前記診療歴のある加盟医療施設の予約を患者が取れないと判定した場合、当該加盟医療施設が加盟する前記代行診療コミュニティに参加する代行診療施設から、当該加盟医療施設の代わりに代行診療を行う代行診療施設を特定するステップと、
特定した前記代行診療施設のWebコンテンツに、前記患者を誘導するステップと、
誘導した前記代行診療施設のWebコンテンツを経由して、前記患者の代行診療の予約状況を確認するステップ、
代行診療の結果を示す代行診療情報を取得する、
取得した前記代行診療情報を、前記診療歴のある加盟医療施設に提供するステップ、
を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療施設の受診時における患者の心理的負担の軽減に有効な技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、患者が医療施設を受診する際の様々な負担(時間的負担、身体的負担、心理的負担等)を軽減する技術が注目されている。
例えば、特許文献1では、オンライン診療の予約受付が可能な医療施設において、オンライン診療又は対面診療の何れかで診療を受けるかどうかを示す診察方式を受け付け、患者の状況に応じて柔軟に予約を受け付ける技術が提供されている。
他には、特許文献2では、患者の優先予約を受け付けることにより、優先予約した患者に待ち時間の負担を軽減させるとともに、急患等の受け入れも可能とし、医療施設側も受入患者数を向上させ、受入患者数をコントロールする技術が提供されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2022-159846号公報
【特許文献2】特開2020-197764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、患者が医療施設を受診する際、普段受診しているかかりつけ医療施設を受診しようとする。そのため、患者は、このかかりつけ医療施設が休診日や予約が満杯等の理由により予約を取れなかった場合、かかりつけ医療施設以外の他の医療施設で受診しなければならなくなる。この場合、患者は、かかりつけ医療施設に対して引け目を感じてしまう等の心理的負担を感じてしまうという問題があった。
そこで、患者がかかりつけ医療施設の予約を取れず、他の医療施設を受診しようとする際の心理的負担の軽減を図る技術が求められている。
しかしながら、特許文献1及び2に記載の技術では、患者がかかりつけ医療施設の予約を取れず、他の医療施設を受診しようとする際の心理的負担の軽減を図ることができなかった。
そこで、本発明者は、かかりつけ医療施設の予約を取れない場合、患者を、他の医療施設のWebコンテンツに誘導するとともに、他の医療施設における診療の結果を、かかりつけ医療施設に提供する仕組みに着目した。
【0005】
本発明は、患者がかかりつけ医療施設の予約を取れない場合、この患者を、他の医療施設のWebコンテンツに誘導するとともに、他の医療施設における診療の結果を、かかりつけ医療施設に提供することにより、患者がかかりつけ医療施設の予約を取れない場合に、他の医療施設を受診する際における患者の心理的負担の軽減を図ることを可能とする代行診療管理システム、代行診療管理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、代行診療を行う代行診療施設と、当該代行診療施設が参加している代行診療コミュニティに加盟している加盟医療施設と、を管理する代行診療管理システムであって、
前記加盟医療施設と、前記代行診療施設と、を管理する管理部と、
患者が診療歴のある前記加盟医療施設の予約をとれるか否かを判定する判定部と、
前記判定部が前記診療歴のある加盟医療施設の予約を前記患者が取れないと判定した場合、当該加盟医療施設が加盟する前記代行診療コミュニティに参加する代行診療施設から、当該加盟医療施設の代わりに代行診療を行う代行診療施設を特定する特定部と、
特定した前記代行診療施設のWebコンテンツに、前記患者を誘導する誘導部と、
前記誘導した代行診療施設のWebコンテンツを経由して、前記患者の代行診療の予約状況を確認する確認部と、
代行診療の結果を示す代行診療情報を取得する代行診療情報取得部と、
取得した前記代行診療情報を、前記診療歴のある加盟医療施設に提供する代行診療情報提供部と、
を備える代行診療管理システムを提供する。
【0007】
本発明によれば、患者が診療歴のある加盟医療施設(かかりつけ医療施設)の予約を取れない場合、患者を、他の医療施設(代行診療施設)のWebコンテンツに誘導するとともに、他の医療施設における診療の結果を、診療歴のある加盟医療施設(かかりつけ医療施設)に提供する。
この結果、患者が診療歴のある加盟医療施設(かかりつけ医療施設)の予約を取れない場合に、他の医療施設を受診する際における患者の心理的負担の軽減を図ることが可能となる。
【0008】
本発明は、システムのカテゴリであるが、方法及びプログラムであっても同様の作用、効果を奏する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、患者がかかりつけ医療施設の予約を取れない場合に、他の医療施設を受診する際における患者の心理的負担の軽減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】代行診療管理システム1の概要を説明する図である。
【
図2】代行診療管理システム1の機能構成を示す図である。
【
図3】コンピュータ10が実行する管理処理のフローチャートを示す図である。
【
図4】コンピュータ10が管理する加盟医療施設2及び代行診療施設3を説明する図であり、(4a)は、加盟医療施設データベース、(4b)は、代行診療施設データベースを示す図である。
【
図5】コンピュータ10が実行する誘導処理のフローチャートを示す図である。
【
図6】コンピュータ10が誘導する代行診療施設3のWebコンテンツの例を模式的に示す図である。
【
図7】コンピュータ10が実行する治療経過情報提供処理のフローチャートを示す図である。
【
図8】コンピュータ10が実行する代行診療情報提供処理のフローチャートを示す図である。
【
図9】コンピュータ10が実行する紹介処理のフローチャートを示す図である。
【
図10】コンピュータ10が紹介する加盟医療施設2のWebコンテンツの例を模式的に示す図である。
【
図11】コンピュータ10が実行する画像処置内容提供処理のフローチャートを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。以降の図においては、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
【0012】
[代行診療管理システム1の概要]
図1は、代行診療管理システム1の概要を説明するための模式図である。
図1に基づいて、代行診療管理システム1の構成物について説明する。
代行診療管理システム1は、少なくとも、サーバ機能を有するコンピュータ10からなる代行診療を行う代行診療施設3が参加している代行診療コミュニティに加盟している加盟医療施設2を管理するシステムである。
本実施形態において、代行診療管理システム1は、コンピュータ10に加え、加盟医療施設2が管理する医療施設端末5、代行診療施設3が管理する診療施設端末6、患者4が管理する患者端末7を備える。
本明細書において、加盟医療施設2が、患者4が普段受診している医療施設(患者4のかかりつけ医療施設)であり、代行診療施設3が、患者4が普段受診しない医療施設(患者4のかかりつけではない医療施設)である。また、本明細書において、代行診療は、加盟医療施設2の代わりに、代行診療施設3が、患者4の診療を行うものである。
コンピュータ10は、サーバ機能を有し、例えば、1台のコンピュータで実現されても良いし、クラウドコンピュータのように、複数のコンピュータで実現されても良い。
本明細書におけるクラウドコンピュータとは、ある特定の機能を果たす際に、任意のコンピュータをスケーラブルに用いるものや、あるシステムを実現するために複数の機能モジュールを含み、その機能を自由に組み合わせて用いるものの何れであっても良い。
医療施設端末5は、加盟医療施設2が管理する端末装置であり、例えば、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ等の情報端末や、サーバ機能を有するコンピュータである。医療施設端末5の数は、加盟医療施設2の数に応じた数であれば良く、特に限定されるものではなく、適宜設計可能である。
診療施設端末6は、代行診療施設3が管理する端末装置であり、例えば、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ等の情報端末や、サーバ機能を有するコンピュータである。診療施設端末6の数は、代行診療施設3の数に応じた数であれば良く、特に限定されるものではなく、適宜設計可能である。
患者端末7は、患者4が管理する端末装置であり、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ等の情報端末である。患者端末7の数は、患者4の数に応じた数であれば良く、特に限定されるものではなく、適宜設計可能である。
なお、代行診療管理システム1は、上述したコンピュータ10、医療施設端末5、診療施設端末6及び患者端末7に加え、その他の端末や装置類等が含まれていても良く、その数、種類及び機能については、特に限定されるものではなく、適宜設計可能である。
【0013】
代行診療管理システム1が、代行診療を行う代行診療施設3が参加している代行診療コミュニティに加盟している加盟医療施設2を管理する際の処理ステップの概要について説明する。
【0014】
コンピュータ10は、加盟医療施設2を管理する(ステップS1)。
コンピュータ10は、加盟医療施設2に関する加盟医療施設情報を、医療施設端末5から取得する。コンピュータ10は、取得した加盟医療施設情報に基づいた加盟医療施設データベースを作成し、加盟医療施設2を管理する。
また、コンピュータ10は、代行診療施設3に関する代行診療施設情報を、診療施設端末6から取得する。コンピュータ10は、取得した代行診療施設情報に基づいた代行診療施設データベースを作成し、代行診療施設3を管理する。
【0015】
コンピュータ10は、患者4が、管理している加盟医療施設2の予約を取れない場合、この加盟医療施設2の代わりに代行診療を行う代行診療施設3のWebコンテンツに、患者4を誘導する(ステップS2)。
コンピュータ10は、患者4が、管理している加盟医療施設2の予約を取れない場合(休診日、予約満杯日等)、この加盟医療施設2の代わりに代行診療を行う代行診療施設3を特定する。コンピュータ10は、この加盟医療施設2が加盟する代行診療コミュニティに参加している代行診療施設3の内、所定の条件を満たす代行診療施設3を特定する。
コンピュータ10は、特定した代行診療施設3における代行診療施設情報に基づいて、この代行診療施設3のWebコンテンツ(オンライン予約等)に、患者4を誘導する。コンピュータ10は、Webコンテンツを、患者端末7に送信する。患者端末7は、このWebコンテンツを受信し、自身の表示部に表示する。患者4は、患者端末7が表示するWebコンテンツを閲覧し、代行診療施設3の診療の予約を行う。
【0016】
コンピュータ10は、誘導した代行診療施設3のWebコンテンツを経由して、患者4の代行診療の予約状況を確認する(ステップS3)。
コンピュータ10は、誘導した代行診療施設3のWebコンテンツにアクセスし、Webコンテンツにおける残人数の増減等に基づいて、患者4の代行診療の予約の有無を確認する。
【0017】
コンピュータ10は、代行診療の結果を示す代行診療情報を取得する(ステップS4)。
コンピュータ10は、代行診療の結果を示す代行診療情報を、診療施設端末6から取得する。
【0018】
コンピュータ10は、取得した代行診療情報を、加盟医療施設2に提供する(ステップS5)。
コンピュータ10は、取得した代行診療情報を、医療施設端末5に送信し、代行診療情報を、加盟医療施設2に提供する。
【0019】
以上が、代行診療管理システム1の概要である。
本代行診療管理システム1によれば、患者がかかりつけ医療施設の予約を取れない場合に、他の医療施設を受診する際における患者の心理的負担の軽減を図ることが可能となる。
【0020】
[装置構成]
図2は、代行診療管理システム1の構成を示すブロック図である。
図2に基づいて、代行診療管理システム1の装置構成について説明する。
代行診療管理システム1は、代行診療を行う代行診療施設3が参加している代行診療コミュニティに加盟している加盟医療施設2を管理するシステムであり、少なくともコンピュータ10により構成される。本実施形態において、代行診療管理システム1は、コンピュータ10に加え、加盟医療施設2が管理する医療施設端末5、代行診療施設3が管理する診療施設端末6及び患者4が管理する患者端末7により構成される。
代行診療管理システム1は、コンピュータ10が、公衆回線網等のネットワーク8を介して、医療施設端末5、診療施設端末6及び患者端末7と、データ通信可能に接続されたシステムである。
なお、代行診療管理システム1において、医療施設端末5、診療施設端末6及び患者端末7の数は、適宜設計可能であり、特に限定されるものではない。また、代行診療管理システム1は、コンピュータ10、医療施設端末5、診療施設端末6及び患者端末7に加え、その他の端末や装置類等を含んでいても良く、その他の端末や装置類等の数、種類及び機能については、適宜設計可能である。
【0021】
コンピュータ10は、サーバ機能を有し、例えば、1台のコンピュータで実現されても良いし、クラウドコンピュータのように、複数のコンピュータで実現されても良い。
コンピュータ10は、制御部として、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、通信部として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイス、患者4が、管理している加盟医療施設2の予約を取れない場合、この加盟医療施設2の代わりに代行診療を行う代行診療施設3のWebコンテンツに、患者4を誘導する誘導部11、誘導した代行診療施設3のWebコンテンツを経由して、患者4の代行診療の予約状況を確認する確認部12、代行診療の結果を示す代行診療情報を取得する代行診療情報取得部13、取得した代行診療情報を、加盟医療施設2に提供する代行診療情報提供部14等を備える。
コンピュータ10は、記憶部として、ハードディスクや半導体メモリ、記録媒体、メモリカード等によるデータのストレージ部等を備える。
コンピュータ10は、処理部として、各種処理を実行する各種デバイス、加盟医療施設2を管理する管理部15等を備える。
【0022】
コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部と協働して、医療施設情報取得モジュール、診療施設情報取得モジュール、患者情報取得モジュール、誘導モジュール、確認モジュール、治療経過情報取得モジュール、治療経過情報提供モジュール、代行診療情報取得モジュール、代行診療情報提供モジュール、提供料課金モジュール、紹介モジュール、紹介料課金モジュール、画像取得モジュール、処置内容情報取得モジュール、画像処置内容提供モジュールを実現する。
また、コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、記憶部と協働して、確認結果記憶モジュールを実現する。
また、コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、処理部と協働して、管理モジュール、診療歴判定モジュール、予約判定モジュール、休診日判定モジュール、代行診療施設特定モジュール、加盟医療施設特定モジュール、紐付モジュールを実現する。
【0023】
医療施設端末5は、加盟医療施設2が管理する端末装置であり、例えば、上述した情報端末や、コンピュータである。医療施設端末5は、端末制御部として、CPU、GPU、RAM、ROM等を備え、通信部として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイス等を備え、入出力部として、各種情報の入出力等を実行する各種デバイス等を備える。
【0024】
診療施設端末6は、代行診療施設3が管理する端末装置であり、例えば、上述した情報端末や、コンピュータである。診療施設端末6は、端末制御部として、CPU、GPU、RAM、ROM等を備え、通信部として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイス等を備え、入出力部として、各種情報の入出力等を実行する各種デバイス等を備える。
【0025】
患者端末7は、患者4が管理する端末装置であり、例えば、上述した情報端末である。患者端末7は、端末制御部として、CPU、GPU、RAM、ROM等を備え、通信部として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイス等を備え、入出力部として、各種情報の入出力等を実行する各種デバイス等を備える。
【0026】
以下、代行診療管理システム1が実行する各処理について、上述した各モジュールが実行する処理と併せて説明する。
本明細書において、各モジュールは、その処理内容を、自身が有する機能として実行するものであっても良いし、所定のアプリケーションを介して実行するものであっても良い。
【0027】
図3に基づいて、コンピュータ10が実行する管理処理について説明する。同図は、コンピュータ10が実行する管理処理のフローチャートを示す図である。本管理処理は、加盟医療施設2を管理する管理処理(ステップS1)の詳細である。
【0028】
医療施設情報取得モジュールは、代行診療コミュニティに加盟している加盟医療施設2に関する加盟医療施設情報を取得する(ステップS10)。
代行診療コミュニティは、代行診療を行う診療施設である代行診療施設3が参加するコミュニティである。代行診療コミュニティは、所定の条件(所在地、診療科、専門、病床数等)に基づいて分類されており、分類毎に、一又は複数の代行診療施設3が参加している。
加盟医療施設2は、患者4が診療を受けようとする医療施設(病院、医院、クリニック、診療所等)である。この加盟医療施設2は、患者4のかかりつけ医療施設である。加盟医療施設2は、一又は複数の代行診療コミュニティに加盟している。加盟医療施設情報は、加盟医療施設2に関する情報と、加盟している代行診療コミュニティに関する情報とからなる。加盟医療施設2に関する情報は、例えば、名称、診療科、電話番号、メールアドレス、所在地、診療日、アクセス方法、所属医師名、Webコンテンツ(Webサイト、SNS(Social networking service)、メッセージアプリのリンク等)、医療施設端末5の識別子(ID、MACアドレス、IPアドレス等)である。代行診療コミュニティに関する情報は、例えば、加盟している代行診療コミュニティの名称、分類である。
医療施設情報取得モジュールは、加盟医療施設情報を、医療施設端末5から取得する。
医療施設端末5は、コンピュータ10からの要求等に基づいて、加盟医療施設2の加盟医療施設情報を、コンピュータ10に送信する。
医療施設情報取得モジュールは、この加盟医療施設情報を受信することにより、代行診療コミュニティに加盟している加盟医療施設2に関する加盟医療施設情報を取得する。
なお、医療施設情報取得モジュールは、加盟医療施設情報を、外部システムや、外部データベース(以下、データベースを単に「DB」とも称す)から取得しても良い。また、医療施設情報取得モジュールが、加盟医療施設情報を取得する方法は、上述した例に限定されるものではなく、適宜設計可能である。
【0029】
診療施設情報取得モジュールは、代行診療コミュニティに参加している代行診療施設3に関する代行診療施設情報を取得する(ステップS11)。
代行診療施設3は、患者4が、加盟医療施設2の予約を取れない場合(例えば、休診日、予約満杯日等)に、加盟医療施設2の代行として、患者4を代行診療する診療施設(病院、医院、クリニック、診療所等)である。代行診療施設3は、一又は複数の代行診療コミュニティに参加している。代行診療施設情報は、代行診療施設3に関する情報と、参加している代行診療コミュニティに関する情報とからなる。代行診療施設3に関する情報は、例えば、名称、診療科、電話番号、メールアドレス、所在地、診療日、アクセス方法、所属医師名、Webコンテンツ(Webサイト、SNS、メッセージアプリのリンク等)、診療施設端末6の識別子(ID、MACアドレス、IPアドレス等)である。代行診療コミュニティに関する情報は、例えば、参加している代行診療コミュニティの名称、分類である。
診療施設情報取得モジュールは、代行診療施設情報を、診療施設端末6から取得する。
診療施設端末6は、コンピュータ10からの要求等に基づいて、代行診療施設3の代行診療施設情報を、コンピュータ10に送信する。
診療施設情報取得モジュールは、この代行診療施設情報を受信することにより、代行診療コミュニティに参加している代行診療施設3に関する代行診療施設情報を取得する。
なお、診療施設情報取得モジュールは、診療施設情報を、外部システムや、外部DBから取得しても良い。また、診療施設情報取得モジュールが、代行診療施設情報を取得する方法は、上述した例に限定されるものではなく、適宜設計可能である。
【0030】
管理モジュールは、加盟医療施設2及び代行診療施設3を管理する(ステップS12)。
管理モジュールは、取得した加盟医療施設情報及び代行診療施設情報に基づいたDB等を作成し、加盟医療施設2及び代行診療施設3を管理する。例えば、管理モジュールは、加盟医療施設2毎に、加盟医療施設情報の各情報をまとめた加盟医療施設DB(
図4a参照)を作成し、加盟医療施設を管理する。また、管理モジュールは、代行診療施設3毎に、代行診療施設情報の各情報をまとめた代行診療施設DB(
図4b参照)を作成し、代行診療施設3を管理する。
【0031】
図4に基づいて、管理モジュールが管理する加盟医療施設2及び代行診療施設3について説明する。
図4aは、管理モジュールが作成する加盟医療施設DBの例を模式的に示す図である。
図4aにおいて、加盟医療施設DB20が示されている。
図4bは、管理モジュールが作成する代行診療施設DBの例を模試的に示す図である。
図4bにおいて、代行診療施設DB30が示されている。
加盟医療施設DB20は、加盟医療施設2毎に、加盟医療施設情報の各情報をまとめたものである。加盟医療施設DB20は、加盟医療施設2の名称に、加盟している代行診療コミュニティ、診療科、所在地、医師名、Webコンテンツ等が紐付けられたものを示している。加盟医療施設DBは、加盟医療施設2毎に作成されるものであっても良いし、全ての加盟医療施設2をひとまとめにして作成されるものであっても良い。
代行診療施設DBは、代行診療施設3毎に、代行診療施設情報の各情報をまとめたものである。代行診療施設DB30は、代行診療施設3の名称に、参加している代行診療コミュニティ、診療科、所在地、医師名、Webコンテンツ等が紐付けられたものを示している。代行診療施設DBは、代行診療施設3毎に作成されるものであっても良いし、全ての代行診療施設3をひとまとめにして作成されるものであっても良い。
【0032】
以上が、管理処理である。
代行診療管理システム1は、新たな加盟医療施設情報又は代行診療施設情報を取得した場合、取得した新たな加盟医療施設情報又は代行診療施設情報に基づいた各DBを作成すれば良い。また、管理中の加盟医療施設2の加盟医療施設情報又は代行診療施設3の代行診療施設情報の一部又は全部が変更されたものを取得した場合、新たに各DBを作成し、管理中の加盟医療施設2又は代行診療施設3を削除しても良いし、管理中の加盟医療施設2又は代行診療施設3の各情報を変更に合わせて更新しても良い。
【0033】
[コンピュータ10が実行する誘導処理]
図5に基づいて、コンピュータ10が実行する誘導処理について説明する。同図は、コンピュータ10が実行する誘導処理のフローチャートを示す図である。本誘導処理は、患者4が、管理している加盟医療施設2の予約を取れない場合、この加盟医療施設2の代わりに代行診療を行う代行診療施設3のWebコンテンツに、患者4を誘導する誘導処理(ステップS2)、誘導した代行診療施設3のWebコンテンツを経由して、患者4の代行診療の予約状況を確認する確認処理(ステップS3)の詳細である。本誘導処理は、管理処理により管理する加盟医療施設2及び代行診療施設3を用いる処理である。
【0034】
患者情報取得モジュールは、患者4に関する患者情報を取得する(ステップS20)。
患者情報は、例えば、氏名、年齢、性別、住所、既往歴、診療歴、アレルギーである。
患者端末7が、加盟医療施設2が提供する所定のWebコンテンツ(オンライン予約等)にアクセスした際、加盟医療施設2は、この患者端末7を管理する患者4の患者情報を、コンピュータ10に送信する。加盟医療施設2は、所定のWebコンテンツに患者端末7がアクセスする際に必要なID、パスワード等により、この患者端末7を管理する患者4を特定し、特定した患者4の患者情報を、コンピュータ10に送信する。
患者情報取得モジュールは、この患者情報を受信することにより、患者4に関する患者情報を取得する。
なお、患者情報取得モジュールは、患者情報を取得できなかった場合(加盟医療施設2が、この患者4の患者情報を有していない場合等)、後述ステップS21の処理において、この患者4の診療歴が無いものとしてその処理を実行すれば良い。
【0035】
診療歴判定モジュールは、患者4が、管理している加盟医療施設2の診療歴が有るか否かを判定する(ステップS21)。
本処理における診療歴とは、定期的(月に一回等)又は不定期な診療を意味するものである。この診療歴は、管理している加盟医療施設2が、患者4のかかりつけ医療施設であるか否かを判定するためのものである。
診療歴判定モジュールは、患者情報における診療歴等に基づいて、この処理を実行する。
診療歴判定モジュールが、患者4が、管理している加盟医療施設2の診療歴が無いと判
定した場合(ステップS21 NO)、すなわち、管理している加盟医療施設2が、患者4のかかりつけ医療施設ではないと判定した場合、後述する紹介処理を実行する。
この結果、コンピュータ10は、患者4が、管理している加盟医療施設2の診療歴が無い場合のみ、この患者4に対して、後述する紹介処理を実行する。
【0036】
一方、診療歴判定モジュールが、患者4が、管理している加盟医療施設2の診療歴が有ると判定した場合(ステップS21 YES)、すなわち、管理している加盟医療施設2が、患者4のかかりつけ医療施設であると判定した場合、予約判定モジュールは、患者4が予約を取れるかどうかを判定する(ステップS22)。
予約判定モジュールは、患者4が所望する加盟医療施設2の予約が取れる状況であるか否かを判定し、この処理を実行する。予約が取れる状況とは、例えば、患者4が所望した日時が、加盟医療施設2が休診日か否か、予約満杯日(既に予約で満杯)であるか否かに基づくものである。
予約判定モジュールが、患者4が予約を取れると判定した場合(ステップS22 YES)、コンピュータ10は、後述する処理を実行せず、本誘導処理を終了する。
なお、コンピュータ10は、この判定を行った場合、取得した患者情報を破棄しても良いし、患者情報に基づいた患者情報DB等の管理用情報を作成しても良い。
【0037】
一方、予約判定モジュールが、患者4が予約を取れないと判定した場合(ステップS22 NO)、すなわち、予約判定モジュールが、何らかの理由(休診日である、又は、予約満杯日である等)により、予約を取れないと判定した場合、休診日判定モジュールは、加盟医療施設2が、休診日であるか否かを判定する(ステップS23)。
休診日判定モジュールは、管理する加盟医療施設2の休診日に基づいて、患者4の予約が、休診日であるか否かを判定する。
休診日判定モジュールが、加盟医療施設2が、休診日ではないと判定した場合(ステップS23 NO)、コンピュータ10は、後述する処理を実行せず、本処理を終了する。
この結果、コンピュータ10は、加盟医療施設2が休診日ではない場合、後述するステップS25の処理による患者4の代行診療施設のWebコンテンツに対する誘導を行わないことになる。
なお、コンピュータ10は、この判定を行った場合、取得した患者情報を破棄しても良いし、患者情報に基づいた患者情報DB等の管理用情報を作成しても良い。
【0038】
一方、休診日判定モジュールが、加盟医療施設2が、休診日であると判定した場合(ステップS23 YES)、代行診療施設特定モジュールは、取得した患者情報に基づいて、加盟医療施設2の代わりに代行診療を行う代行診療施設3を特定する(ステップS24)。
代行診療施設特定モジュールは、この加盟医療施設2の加盟医療施設情報に基づいて、この加盟医療施設2が加盟する代行診療施設コミュニティを特定する。代行診療施設特定モジュールは、特定した代行診療コミュニティに基づいて、この代行診療コミュニティに参加している代行診療施設3を特定する。代行診療施設特定モジュールは、特定した代行診療施設3の内、所定の条件(加盟医療施設2と同じ診療科、加盟医療施設2の所定の範囲内(所定の距離内等))を満たす一又は複数の代行診療施設3を特定する。代行診療施設特定モジュールは、特定した代行診療施設3における代行診療施設情報を併せて特定する。
【0039】
誘導モジュールは、加盟医療施設2の代わりに代行診療を行う代行診療施設3のWebコンテンツに、患者4を誘導する(ステップS25)。
誘導モジュールは、特定した代行診療施設3の代行診療施設情報におけるWebコンテンツを、患者端末7に送信する(
図6参照)。このとき、誘導モジュールは、Webコンテンツに加え、代行診療施設3の誘導メッセージ(代行診療施設3の名称、所在地、医師や施設からの一言、医師や施設の画像等)を併せて送信しても良い。
患者端末7は、Webコンテンツを受信し、自身の表示部に表示する。患者端末7は、自身が表示するWebコンテンツへの入力を受け付け、患者4が所望する代行診療施設3の診療の予約を行う。例えば、患者4は、このWebコンテンツにアクセスし、自身が所望する日時の診療の予約を行う。ここで、予約する際、IDやパスワード等の登録が必要である場合、患者端末7による登録が行われても良いし、予め、誘導モジュールが、患者情報等に基づいたIDやパスワードを一時的に生成し、患者4の登録が不要な状態にしておいても良い。誘導モジュールが、IDやパスワードを生成した場合、後述するステップS26の処理により、予約が確認できた際、又は、予約した診療日が経過した際、誘導モジュールは、生成したIDやパスワードを破棄しても良い。
なお、誘導モジュールは、代行診療施設3のWebコンテンツ以外に、予め設定された外部のWebコンテンツに、患者4を誘導する構成も可能である。この場合、誘導モジュールは、この外部のWebコンテンツに加え、代行診療施設3の誘導メッセージ(代行診療施設3の名称、所在地、医師や施設からの一言、医師や施設の画像等)を併せて送信しても良い。
【0040】
図6に基づいて、代行診療施設3のWebコンテンツに、患者4を誘導する例について説明する。同図は、誘導モジュールが誘導する代行診療施設3のWebコンテンツの例を模式的に示す図である。同図において、誘導モジュールが、代行診療施設3のWebコンテンツを誘導した際に、患者端末7が表示する誘導画面40が示されている。
誘導画面40は、誘導モジュールが、代行診療施設3のWebコンテンツ及び誘導メッセージを誘導した際における患者端末7が表示する画面である。誘導画面40において、Webコンテンツ41が示されている。誘導画面40は、このWebコンテンツ41に加えて、代行診療施設3に誘導する理由等のメッセージ42を含んでいる。このWebコンテンツ41は、代行診療施設3のオンライン予約用URL(Uniform Resource Locator)と、誘導メッセージ(代行診療施設3の名称、所在地等)とを含むものである。
患者4は、この誘導画面40に表示されたWebコンテンツ41(オンライン予約用URL)にアクセスし、代行診療施設3の診療の予約を行う。
【0041】
図5に戻り、誘導処理の続きを説明する。
確認モジュールは、誘導した代行診療施設3のWebコンテンツを経由して、患者4の代行診療の予約状況を確認する(ステップS26)。
確認モジュールは、誘導した代行診療施設3のWebコンテンツにアクセスし、患者4の代行診療の予約状況を確認する。例えば、確認モジュールは、予約状況として、残人数が減少していた場合、患者4が、この代行診療施設3を予約したことを確認する。一方、確認モジュールは、予約状況として、残人数が変動していない場合、患者4が、この代行診療施設3を予約していないことを確認する。
確認モジュールは、複数の代行診療施設3のWebコンテンツを誘導した場合、各代行診療施設3のWebコンテンツを経由して、各代行診療施設3の残人数を確認し、患者4が、どの代行診療施設3を予約したかを確認する。
なお、確認モジュールは、誘導モジュールが、外部のWebコンテンツに、患者4を誘導した場合、この外部のWebコンテンツを経由して、患者4の代行診療の予約状況を確認する。
また、確認モジュールが、患者4の代行診療の予約状況を確認する方法は、上述した例に限定されるものではなく、適宜設計可能である。
【0042】
確認結果記憶モジュールは、確認結果を記憶する(ステップS27)。
確認結果記憶モジュールは、患者4の識別子(氏名、ID、管理番号等)と、この患者4の患者情報と、この患者4が予約をしたと確認した代行診療施設3の代行診療施設情報とを紐付けて記憶する。
【0043】
以上が、誘導処理である。
【0044】
[コンピュータ10が実行する治療経過情報提供処理]
図7に基づいて、コンピュータ10が実行する治療経過情報提供処理について説明する。同図は、コンピュータ10が実行する治療経過情報提供処理のフローチャートを示す図である。本治療経過情報提供処理は、誘導処理により、患者4が代行診療施設3の予約を行ってから、患者4が実際に代行診療施設3で診療を受けるまでの間に行われる処理である。
【0045】
治療経過情報取得モジュールは、加盟医療施設2が行っている患者4の治療経過を示す治療経過情報を取得する(ステップS30)。
治療経過は、例えば、この患者4の過去の診療結果、処置内容、処方薬である。
治療経過情報取得モジュールは、治療経過情報を、医療施設端末5から取得する。
医療施設端末5は、コンピュータ10からの要求等に基づいて、この患者4の治療経過を示す治療経過情報を、コンピュータ10に送信する。
治療経過情報取得モジュールは、この治療経過情報を受信することにより、加盟医療施設2が行っている患者4の治療経過を示す治療経過情報を取得する。
なお、治療経過情報取得モジュールは、治療経過情報を、外部システムや、外部DBから取得しても良い。また、治療経過情報取得モジュールが、治療経過情報を取得する方法は、上述した例に限定されるものではなく、適宜設計可能である。
【0046】
治療経過情報提供モジュールは、患者4が代行診療の予約を行った代行診療施設3に、加盟医療施設2が行っているこの患者4の治療経過を示す治療経過情報を提供する(ステップS31)。
治療経過情報提供モジュールは、患者4が代行診療の予約を行った代行診療施設3が管理する診療施設端末6に、患者4の治療経過情報を送信する。
診療施設端末6は、この治療経過情報を受信する。診療施設端末6は、受信した治療経過情報を自身の表示部に表示する。
治療経過情報提供モジュールは、この患者4の治療経過情報を、診療施設端末6に送信することにより、患者4が代行診療の予約を行った代行診療施設3に、加盟医療施設2が行っているこの患者4の治療経過を示す治療経過情報を提供する。
代行診療施設3の医師は、提供された治療経過情報を活用し、患者4の代行診療を行う。
【0047】
以上が、治療経過情報提供処理である。
【0048】
[コンピュータ10が実行する代行診療情報提供処理]
図8に基づいて、コンピュータ10が実行する代行診療情報提供処理について説明する。同図は、コンピュータ10が実行する代行診療情報提供処理のフローチャートを示す図である。本代行診療情報提供処理は、代行診療の結果を示す代行診療情報を取得する代行診療情報取得処理(ステップS4)、取得した代行診療情報を、加盟医療施設2に提供する代行診療情報提供処理(ステップS5)の詳細である。本代行診療情報提供処理は、患者4が実際に代行診療施設3で診療を受けた後に行われる処理である。
【0049】
代行診療情報取得モジュールは、代行診療の結果を示す代行診療情報を取得する(ステップS40)。
代行診療の結果は、例えば、代行診療が行われた患者の患者情報、診療結果、処置内容及び処方薬である。
代行診療情報取得モジュールは、代行診療情報を、診療施設端末6から取得する。
診療施設端末6は、患者4の代行診療の終了後、この患者4の代行診療の結果を示す代行診療情報を、コンピュータ10に送信する。
代行診療情報取得モジュールは、この代行診療情報を受信することにより、代行診療の結果を示す代行診療情報を取得する。
なお、代行診療情報取得モジュールは、代行診療情報を、外部システムや、外部DBから取得しても良い。また、代行診療情報取得モジュールが、代行診療情報を取得する方法は、上述した例に限定されるものではなく、適宜設計可能である。
【0050】
代行診療情報提供モジュールは、取得した代行診療情報を、加盟医療施設2に提供する(ステップS41)。
代行診療情報提供モジュールは、取得した代行診療情報を、管理している加盟医療施設2の内、代行診療を予約した患者4が代行診療施設3への誘導前に予約しようとした加盟医療施設2が管理する医療施設端末5に送信する。
医療施設端末5は、この代行診療情報を受信する。医療施設端末5は、受信した代行診療情報を記憶する。加盟医療施設2の医師は、次回以降、患者4が加盟医療施設2を受診した際、提供された代行診療情報を活用し、患者4の診療を行う。
【0051】
提供料課金モジュールは、代行診療情報を提供した加盟医療施設2に、提供料を課金する(ステップS42)。
提供料課金モジュールは、代行診療情報を提供した加盟医療施設2に対して、所定の形式(口座振替、カード決済等)により、提供料を課金する。
提供料課金モジュールが、加盟医療施設2に対して、提供料を課金する方法は、特に限定されるものではなく、一般的な形式により、予め設定された金額を徴収すれば良い。
【0052】
以上が、代行診療情報提供処理である。
【0053】
[コンピュータ10が実行する紹介処理]
図9に基づいて、コンピュータ10が実行する紹介処理について説明する。同図は、コンピュータ10が実行する紹介処理のフローチャートを示す図である。本紹介処理は、患者4が、かかりつけ医療施設が無い場合(誘導処理において、管理している加盟医療施設2の診療歴が無い場合)における処理である。
【0054】
加盟医療施設特定モジュールは、取得した患者情報に基づいて、診療を行う加盟医療施設2を特定する(ステップS50)。
加盟医療施設特定モジュールは、管理している加盟医療施設2の加盟医療施設情報及び患者4が予約しようとした加盟医療施設2が提供する所定のWebコンテンツ(オンライン予約等)にアクセスした際のアクセス先URLに基づいて、診療を行う加盟医療施設2を特定する。加盟医療施設特定モジュールは、管理している加盟医療施設2の内、所定の条件(アクセス先の加盟医療施設2と同じ診療科、アクセス先の加盟医療施設2の所定の範囲内(所定の距離内等))を満たす一又は複数の加盟医療施設2を特定する。加盟医療施設特定モジュールは、特定した加盟医療施設2における加盟医療施設情報を併せて特定する。
【0055】
紹介モジュールは、患者4に、加盟医療施設2を紹介する(ステップS51)。
紹介モジュールは、特定した加盟医療施設2の加盟医療施設情報におけるWebコンテンツを、患者端末7に送信する。(
図10参照)。このとき、紹介モジュールは、Webコンテンツに加え、加盟医療施設2の紹介メッセージ(加盟医療施設2の名称、所在地、医師や施設からの一言、医師や施設の画像等)を併せて送信しても良い。
患者端末7は、Webコンテンツを受信し、自身の表示部に表示する。患者端末7は、自身が表示するWebコンテンツへの入力を受け付け、患者4が所望する加盟医療施設2の診療の予約を行う。例えば、患者4はこのWebコンテンツにアクセスし、自身が所望する日時の診療の予約を行う。ここで、予約する際、IDやパスワード等の登録が必要である場合、患者端末7による登録が行われても良いし、予め、紹介モジュールが、患者情報等に基づいたIDやパスワードを一時的に生成し、患者4の登録が不要な状態にしておいても良い。紹介モジュールが、IDやパスワードを生成した場合、予約が確認できた際、又は、予約した診療日が経過した際に、生成したIDやパスワードを破棄しても良い。
なお、紹介モジュールは、加盟医療施設2のWebコンテンツ以外に、予め設定された外部のWebコンテンツを、患者4に紹介する構成も可能である。この場合、紹介モジュールは、この外部のWebコンテンツに加え、加盟医療施設2の紹介メッセージ(加盟医療施設2の名称、所在地、医師や施設からの一言、医師や施設の画像等)を併せて送信しても良い。
【0056】
図10に基づいて、加盟医療施設2のWebコンテンツを、患者4に紹介する例について説明する。同図は、紹介モジュールが紹介する加盟医療施設2のWebコンテンツの例を模式的に示す図である。同図において、紹介モジュールが、加盟医療施設2のWebコンテンツを紹介した際に、患者端末7が表示する紹介画面50が示されている。
紹介画面50は、紹介モジュールが、加盟医療施設2のWebコンテンツ及び紹介メッセージを紹介した際における患者端末7が表示する画面である。紹介画面50において、Webコンテンツ51が示されている。紹介画面50は、このWebコンテンツ51に加えて、加盟医療施設2を紹介する理由等のメッセージ52を含んでいる。このWebコンテンツ51は、加盟医療施設2のオンライン予約用URLと、紹介メッセージ(加盟医療施設2の名称、所在地等)とを含むものである。
患者4は、この紹介画面50に表示されたWebコンテンツ51(オンライン予約用URL)にアクセスし、加盟医療施設2の診療の予約を行う。
【0057】
図9に戻り、紹介処理の続きを説明する。
確認モジュールは、紹介した加盟医療施設2のWebコンテンツを経由して、患者4の診療の予約状況を確認する(ステップS52)。
確認モジュールは、紹介した加盟医療施設2のWebコンテンツにアクセスし、患者4の診療の予約状況を確認する。例えば、確認モジュールは、予約状況として、残人数が減少していた場合、患者4が、この加盟医療施設2を予約したことを確認する。一方、確認モジュールは、予約状況として、残人数が変動していない場合、患者4が、この加盟医療施設2を予約していないことを確認する。
確認モジュールは、複数の加盟医療施設2のWebコンテンツを紹介した場合、各加盟医療施設2のWebコンテンツを経由して、各加盟医療施設2の残人数を確認し、患者4が、どの加盟医療施設2を予約したかを確認する。
なお、確認モジュールは、紹介モジュールが、外部のWebコンテンツを、患者4に紹介した場合、この外部のWebコンテンツを経由して、患者4の診療の予約状況を確認する。
また、確認モジュールが、患者4の診療の予約状況を確認する方法は、上述した例に限定されるものではなく、適宜設計可能である。
【0058】
紹介料課金モジュールは、紹介した加盟医療施設2に、紹介料を課金する(ステップS53)。
紹介料課金モジュールは、患者4が診療を予約したことを確認した加盟医療施設2に対して、所定の形式(口座振替、カード決済等)により、紹介料を課金する。
紹介料課金モジュールが、加盟医療施設2に対して、紹介料を課金する方法は、特に限定されるものではなく、一般的な形式により、予め設定された金額を徴収すれば良い。
【0059】
なお、コンピュータ10は、ステップS52の処理において、患者4が加盟医療施設2の診療を予約していなかった場合、後述するステップS53の処理を実行せず、本紹介処理を終了しても良いし、この場合であっても、紹介した加盟医療施設2に、紹介料を課金しても良い。すなわち、紹介料課金モジュールは、予約を確認した加盟医療施設2に、紹介料を課金するものであっても良いし、予約の有無に関わらず、紹介した加盟医療施設2に、紹介料を課金するものであっても良い。
【0060】
以上が、紹介処理である。
【0061】
[コンピュータ10が実行する画像処置内容提供処理]
図11に基づいて、コンピュータ10が実行する画像処置内容提供処理について説明する。同図は、コンピュータ10が実行する画像処置内容提供処理のフローチャートを示す図である。本画像処置内容提供処理は、紹介処理により患者4に紹介した加盟医療施設2に関する処理である。
【0062】
画像取得モジュールは、患者4の口腔内を撮影した口腔内画像を取得する(ステップS60)。
画像取得モジュールは、口腔内画像を、患者端末7から取得する。
患者端末7は、自身が有する撮影装置を用いて、患者4の口腔内を撮影する。患者端末7は、例えば、所定の開口具等を用いて、ミラー等に投影された患者4の口腔内を撮影する。
患者端末7は、患者4の口腔内を撮影した口腔内画像及び患者4の識別子(氏名等)を、口腔内画像情報として、コンピュータ10に送信する。
画像取得モジュールは、この口腔内画像情報を受信することにより、患者4の口腔内を撮影した口腔内画像を取得する。
なお、画像取得モジュールが取得する口腔内画像は、診療前又は診療後の何れか又は双方の口腔内が撮影されたものであれば良い。
【0063】
処置内容情報取得モジュールは、患者4に対する処置内容を示す処置内容情報を取得する(ステップS61)。
処置内容情報取得モジュールは、処置内容情報を、患者4に紹介し、実際の診療を行った加盟医療施設2が管理する医療施設端末5から取得する。
処置内容情報取得モジュールは、患者4の診療の終了後、この患者4に対して行った処置内容を示す処置内容情報を、コンピュータ10に送信する。
処置内容情報取得モジュールは、この処置内容情報を受信することにより、患者4に対する処置内容を示す処置内容情報を取得する
なお、処置内容情報取得モジュールは、処置内容情報を、外部システムや、外部DBから取得しても良い。また、処置内容情報取得モジュールが、処置内容情報を取得する方法は、上述した例に限定されるものではなく、適宜設計可能である。
【0064】
紐付モジュールは、取得した口腔内画像と、処置内容情報とを紐付ける(ステップS62)。
紐付モジュールは、取得した患者4の口腔内画像と、この患者4に対して加盟医療施設2が行った処置内容とを紐付ける。紐付モジュールは、更に、取得した患者4の患者情報や、加盟医療施設2の加盟医療施設情報を併せて紐付けても良い。
【0065】
画像処置内容提供モジュールは、紐付けた口腔内画像及び処置内容情報を、紹介した加盟医療施設2に提供する(ステップS63)。
画像処置内容提供モジュールは、紐付けた口腔内画像及び処置内容情報を、紹介した加盟医療施設2が管理する医療施設端末5に送信する。
医療施設端末5は、この紐付けた口腔内画像及び処置内容情報を受信する。医療施設端末5は、受信した紐付けた口腔内画像及び処置内容情報を記憶する。加盟医療施設2の医師は、次回以降、患者4が加盟医療施設2を受信した際、提供された口腔内画像及び処置内容を活用し、患者4の診療を行う。
【0066】
以上が、画像処置内容提供処理である。
【0067】
上述した各処理は、別個の処理として記載しているが、コンピュータ10は、上述した各処理の一部又は全部を組み合わせて実行する構成も可能である。また、コンピュータ10は、各処理において、説明したタイミング以外のタイミングであっても、その処理を実行する構成も可能である。
【0068】
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU、情報処理装置、各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、コンピュータからネットワーク経由で提供される(SaaS:ソフトウェア・アズ・ア・サービス)形態やクラウドサービスで提供されて良い。また、プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供されて良い。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記録装置又は外部記録装置に転送し記録して実行する。また、そのプログラムを、記録装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記録装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしても良い。
【0069】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
【0070】
本実施形態に開示される第1の態様は、代行診療を行う代行診療施設と、当該代行診療施設が参加している代行診療コミュニティに加盟している加盟医療施設と、を管理する代行診療管理システムであって、
前記加盟医療施設と、前記代行診療施設と、を管理する管理部15と、
患者が診療歴のある前記加盟医療施設の予約を患者がとれるか否かを判定する判定部(診療歴判定モジュール、予約判定モジュール、および休診日判定モジュール)と、
前記判定部が前記診療歴のある加盟医療施設の予約を前記患者が取れないと判定した場合、当該加盟医療施設が加盟する前記代行診療コミュニティに参加する代行診療施設から、当該加盟医療施設の代わりに代行診療を行う代行診療施設を特定する特定部と、
特定した前記代行診療施設のWebコンテンツに、前記患者を誘導する誘導部11と、
前記誘導した代行診療施設のWebコンテンツを経由して、前記患者の代行診療の予約状況を確認する確認部12と、
代行診療の結果を示す代行診療情報を取得する代行診療情報取得部13と、
取得した前記代行診療情報を、前記診療歴のある加盟医療施設に提供する代行診療情報提供部14と、
を備える代行診療管理システム。
【0071】
本実施形態に開示される第2の態様は、前記誘導部11が、外部のWebコンテンツに、前記患者を誘導し、
前記確認部12が、前記外部のWebコンテンツを経由して、前記患者の代行診療の予約状況を確認する、
第1の態様に記載の代行診療管理システムを提供する。
【0072】
本実施形態に開示される第3の態様は、前記誘導部11が、前記診療歴のある加盟医療施設が休診日ではない場合、前記患者を誘導しない、
第1の態様に記載の代行診療管理システムを提供する。
【0073】
本実施形態に開示される第4の態様は、前記患者が代行診療の予約を行った前記代行診療施設に、前記診療歴のある加盟医療施設が行っている当該患者の治療経過を示す治療経過情報を提供する治療経過情報提供部、
を更に備える第1の態様に記載の代行診療管理システムを提供する。
【0074】
本実施形態に開示される第5の態様は、前記代行診療情報を提供した前記診療歴のある加盟医療施設に、提供料を課金する提供料課金部、
を更に備える第1の態様に記載の代行診療管理システムを提供する。
【0075】
本実施形態に開示される第6の態様は、前記患者が予約をしようとした前記加盟医療施設に診療歴が無い場合のみ、当該患者に、前記加盟医療施設を紹介する紹介部、
を更に備える第1の態様に記載の代行診療管理システムを提供する。
【0076】
本実施形態に開示される第7の態様は、紹介した前記加盟医療施設に、紹介料を課金する紹介料課金部、
を更に備える第6の態様に記載の代行診療管理システムを提供する。
【0077】
本実施形態に開示される第8の態様は、前記患者の口腔内を撮影した口腔内画像を取得する画像取得部と、
前記患者に対する処置内容を示す処置内容情報を取得する処置内容情報取得部と、
取得した前記口腔内画像と、前記処置内容情報とを紐付ける紐付部と、
紐付けた前記口腔内画像及び前記処置内容情報を、紹介した前記加盟医療施設に提供する画像処置内容提供部と、
第6の態様に記載の代行診療管理システムを提供する。
【符号の説明】
【0078】
1 代行診療管理システム
2 加盟医療施設
3 代行診療施設
4 患者
5 医療施設端末
6 診療施設端末
7 患者端末
8 ネットワーク
10 コンピュータ
11 誘導部
12 確認部
13 代行診療情報取得部
14 代行診療情報提供部
15 管理部
20 加盟医療施設DB
30 代行診療施設DB
40 誘導画面
41 Webコンテンツ
42 メッセージ
50 紹介画面
51 Webコンテンツ
52 メッセージ